JP2010185328A - 内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構 - Google Patents

内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2010185328A
JP2010185328A JP2009029273A JP2009029273A JP2010185328A JP 2010185328 A JP2010185328 A JP 2010185328A JP 2009029273 A JP2009029273 A JP 2009029273A JP 2009029273 A JP2009029273 A JP 2009029273A JP 2010185328 A JP2010185328 A JP 2010185328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
oil passage
link
pin boss
lower link
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009029273A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5251576B2 (ja
Inventor
Makoto Kobayashi
誠 小林
Hideaki Mizuno
秀昭 水野
Koji Tanabe
孝司 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2009029273A priority Critical patent/JP5251576B2/ja
Publication of JP2010185328A publication Critical patent/JP2010185328A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5251576B2 publication Critical patent/JP5251576B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】アッパリンク(コントロールリンク)とロアリンクとのピン軸受部分の潤滑不良を抑制・防止する。
【解決手段】クランクピン3に回転可能に取り付けられるロアリンク4に、アッパリンク5とコントロールリンク10とをそれぞれアッパピン6,コントロールピン11を介して連結する。ロアリンク4に、アッパリンク5のピンボス部5Aの外周面に面するピンボス対向面4Cとクランクピン軸受面とを貫通するロアリンク油路22を形成する。所定のクランク角でのリンク配置のときに、クランクピン油路21とロアリンク油路22とが連通し、クランクピン油路21へ供給される所定圧の潤滑油が、ロアリンク油路22より噴出され、その一部がピンボス部5Aの内周面と外周面とを貫通するピンボス油路23へ供給される。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構に関し、特に、アッパリンクやコントロールリンクとロアリンクとを回転可能に連結する連結ピンのピン軸受部分の潤滑に関する。
レシプロ式内燃機関のピストンピンとクランクピンとの間を複リンク式ピストンクランク機構で連結した従来技術として、本出願人が先に提案した特許文献1等が公知となっている。これは、ピストンのピストンピンに連結されるアッパリンクと、このアッパリンクとクランクシャフトのクランクピンとを連結するロアリンクと、一端が機関本体側に揺動可能に支持され、かつ他端が上記ロアリンクに連結されるコントロールリンクと、を備えている。上記アッパリンクと上記ロアリンクとは、アッパピンを介して互いに回転可能に連結され、上記コントロールリンクと上記ロアリンクとは、コントロールピンを介して互いに回転可能に連結されている。
このような複リンク式のピストンクランク機構におけるロアリンクは、ピストンが受けた燃焼圧力(燃焼ガス力)をアッパリンクを介してアッパピンより受け取り、コントロールピンを支点とする一種の”てこ”のような動作でクランクピンに力を伝達する。
特開2004−124776号公報
上記のようなロアリンクには、ピストンが受けた大きな最大燃焼ガス力が、ピストンピン、アッパリンク、アッパピンを介して、アッパピン軸受部から入力される。それと同時に、この荷重とつりあうように、クランクピン軸受部やコントロールピン軸受部にも荷重が発生する。従って、各々の軸受部の面圧は、一般的な単リンク式のレシプロエンジンに比べて厳しいものとなり、摩耗や焼き付きを防ぐために、十分な潤滑状態を維持することが求められる。
ここで、クランクピンの軸受部分の潤滑については、クランクシャフトの内部に形成された油路を利用して、オイルポンプにより加圧された所定圧の潤滑油を供給することができ、油圧を利用した強制的な潤滑を比較的容易に行うことができる。
しかしながら、機関運転中にはクランクシャフトの回転に応じてロアリンクがクランクピンとともにクランクシャフトの周りを公転しつつ、このクランクピンに対して回転方向に変位することから、このロアリンクに連結ピンを介して連結するアッパリンクやコントロールリンクのピン軸受部分には、油圧を利用して潤滑油を強制的に供給することが構造的に難しい。そのため、上記従来の構成では、内燃機関内に飛散する潤滑油によってアッパピンの軸受部分やコントロールピンの軸受部分を潤滑する、いわゆる自然給油・雰囲気潤滑となっており、この場合、給油量が不確実であり、十分な潤滑状態を得ることが難しい。
本発明は、内燃機関の複リンク式のピストンクランク機構におけるアッパリンクやコントロールリンクとロアリンクとを回転可能に連結する連結ピンのピン軸受部分の潤滑に関する。この複リンク式ピストンクランク機構は、ピストンにピストンピンを介して一端が連結されたアッパリンクと、このアッパリンクの他端に第1の連結ピンを介して連結され、かつクランクシャフトのクランクピンに回転可能に取り付けられたロアリンクと、一端が機関本体側に揺動可能に支持され、かつ他端が上記ロアリンクに第2の連結ピンを介して連結されたコントロールリンクと、を備えている。
また、油路構成として、上記クランクピンに形成され、一端がクランクピンの外周面に開口するクランクピン油路と、上記第1の連結ピンと第2の連結ピンの少なくとも一方が回転可能に嵌合するアッパリンク又はコントロールリンクのピンボス部に形成され、このピンボス部の内周面と外周面とを貫通するピンボス油路と、上記ロアリンクに形成され、上記ピンボス部の外周面に面するピンボス対向面とクランクピン軸受面とを貫通するロアリンク油路と、を有している。
そして、上記クランクピン油路とロアリンク油路とが連通する所定のクランク角のときに、上記ロアリンク油路からピンボス油路へ潤滑油が噴出され、その一部がピンボス油路へ供給されるように設定されている。構造的には、所定のリンク配置のときに、上記クランクピン油路とロアリンク油路とが連通するとともに、上記ロアリンク油路の油路延長線上に上記ピンボス油路が位置することを特徴としている。
これにより、上記クランクピン油路とロアリンク油路とが連通する所定のクランク角でのリンク配置では、クランクピン油路へ供給される所定圧の潤滑油が、ロアリンク油路より噴出され、その一部がピンボス油路を通して連結ピンとそのピンボス部とのピン軸受部分へ強制的に供給される。
本発明によれば、ロアリンクとアッパリンクやコントロールリンクとの連結ピンによるピン軸受部分へ潤滑油を強制的に供給し、このピン軸受部分の潤滑油量の不足を抑制又は解消し、良好な潤滑状態を実現することができる。
本発明の一実施例に係る内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構における、クランクピン油路とロアリンク油路とが連通するピストン上死点近傍の第1のクランク角でのリンク配置を示す断面対応図。 図1のロアリンク油路の油路延長線に沿う断面対応図。 図1の複リンク式ピストンクランク機構における、クランクピン油路とロアリンク油路とが連通するピストン下死点近傍の第2のクランク角でのリンク配置を示す断面対応図。 ピンボス油路の第2の例を適用したアッパリンクを示す断面図。 ピンボス油路の第3の例を適用したアッパリンクを示す断面図(A)及び側面図(B)。 図1のアッパリンクのピンボス部を示す拡大斜視図。 (A)がロアリンクからアッパピンに作用する荷重を示す断面対応図、(B)がこの荷重によるアッパピンの変形を誇張して示す断面対応図。 アッパリンク側とコントロールリンク側の双方のロアリンク油路をロアリンクに設けた例を示す断面対応図。
以下、この発明の好ましい実施例を図面に基づいて説明する。図1は、複リンク式ピストンクランク機構を可変圧縮比機構として構成した構成例を示す構成説明図である。この機構は、ロアリンク4とアッパリンク5とコントロールリンク10とを主体とした複リンク式ピストンクランク機構を備えている。クランクシャフト1は、複数のジャーナル部2とクランクピン3とを備えており、シリンダブロック9の主軸受に、ジャーナル部2が回転自在に支持されている。上記クランクピン3は、ジャーナル部2から所定量偏心しており、ここにロアリンク4が回転可能に取り付けられてる。
上記ロアリンク4は、例えばクランクピン3に後から組み付け可能なようにクランクピン3を挟んでボルト等により締結される2部材に分割可能に構成されている。アッパリンク5は、下端側のアッパ側ピンボス部5Aが第1の連結ピンとしてのアッパピン6によりロアリンク4の第1ロア側ピンボス部4Aに回動可能に連結され、上端側がピストンピン7によりピストン8に回動可能に連結されている。上記ピストン8は、燃焼圧力を受け、シリンダブロック9のシリンダ9A内を往復動する。
ロアリンク4の運動を拘束するコントロールリンク10は、上端側のコントロール側ピンボス部10Aが第2の連結ピンとしてのコントロールピン11によりロアリンク4の第2ロア側ピンボス部4Bに回動可能に連結され、下端側が制御軸12を介して機関本体の一部となるシリンダブロック9の下部に回動可能に連結されている。詳しくは、制御軸12は、回転可能に機関本体に支持されているとともに、その回転中心から偏心している偏心カム部12Aを有し、この偏心カム部12Aに上記コントロールリンク10下端部が回転可能に嵌合している。上記制御軸12は、図示せぬエンジンコントロールユニットからの制御信号に基づいて作動する図示せぬ圧縮比制御アクチュエータによって回動位置が制御される。
このような複リンク式ピストンクランク機構を用いた可変圧縮比機構においては、上記制御軸12が圧縮比制御アクチュエータによって回動されると、偏心カム部12Aの中心位置、特に、機関本体に対する相対位置が変化する。これにより、コントロールリンク10の下端の揺動支持位置が変化する。そして、上記コントロールリンク10の揺動支持位置が変化すると、ピストン8の行程が変化し、ピストン上死点(TDC)におけるピストン8の位置が高くなったり低くなったりする。これにより、機関圧縮比を変えることが可能となる。つまり、上記の偏心カム部12Aを備える制御軸12,圧縮比制御アクチュエータ及びエンジンコントロールユニット等が、機関圧縮比を可変とする可変圧縮比手段を構成している。
図2にも示すように、ロアリンク4の第1ロア側ピンボス部4Aは、アッパ側ピンボス部5Aを挟み込むように二股状に構成されており、アッパピン6は、アッパ側ピンボス部5Aを回転可能に嵌合・挿通し、両端で二股状の第1ロア側ピンボス部4Aに圧入により固定される。従って、ロアリンク4の二股状の第1ロア側ピンボス部4Aの間に設けられるピンボス対向面4Cが、アッパ側ピンボス部5Aの外周面に対面する形となる。
同様に、ロアリンク4の第2ロア側ピンボス部4Bは、コントロール側ピンボス部10Aを挟み込むように二股状に構成されており、コントロールピン11は、コントロール側ピンボス部10Aを回転可能に嵌合・挿通し、両端で二股状の第2ロア側ピンボス部4Bに圧入により固定される。従って、ロアリンク4の二股状の第2ロア側ピンボス部4Bの間に設けられるピンボス対向面4Dが、コントロール側ピンボス部10Aの外周面に対面する形となる。
クランクピン3にはクランクピン油路21が形成されている。クランクピン油路21は、径方向に直線状に延在して、その両端がクランクピン3の外周面に開口している。このクランクピン油路21には、クランクシャフト1の軸方向に延びる軸方向油路20を経由して、図外のオイルポンプにより加圧された所定圧の潤滑油が供給されている。アッパリンク5のアッパ側ピンボス部5Aには、内周にはめ込まれた軸受スリーブ13を含めて、その内周面と外周面とを貫通するアッパ側ピンボス油路23が形成されている。そして、ロアリンク4にはロアリンク油路22が形成されている。図1及び図2に示すように、このロアリンク油路22は、クランクピン3の軸受部分にはめ込まれた軸受メタル14を含めて、上記のピンボス対向面4Cとクランクピン軸受面、つまり軸受メタル14の内周面とを貫通している。
次に、本発明の特徴的な構成について、図示実施例を参照して列記する。但し、本発明は図示実施例の構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変形・変更を含むものである。例えばここでは主としてロアリンクとアッパリンクとのピン連結部位に本発明を適用した例について説明しているが、ロアリンクとコントロールリンクとのピン連結部位にも同様に適用することもできる。また、図1ではクランクピン油路21がクランクシャフト1の中心を通って直径方向に貫通するものとなっているが、このように貫通したものに限られず、例えば軸方向油路20とクランクピン外周面とを結ぶ半分の長さのものであっても良い。
[1]図1は、ピストン8に最大燃焼ガス圧F0が作用するピストン圧縮上死点近傍の所定の第1のクランク角でのリンク配置を示している。同図に示すように、この第1のクランク角でのリンク配置においては、クランクピン油路21とロアリンク油路22とが連通し、かつ、ロアリンク油路22から噴出・スプラッシュされた潤滑油の多くがピンボス油路23に供給されるように設定されている。構造的には、ロアリンク油路22の通路中心線に沿う油路延長線22A上に、ピンボス油路23が位置している。つまり、ピンボス部5Aの外周面に開口するピンボス油路23の開口部が、直線状をなす油路延長線22Aと交差しており、かつ、このピンボス油路23が油路延長線22Aに沿って直線状に延在している。つまり、ロアリンク油路22とピンボス油路23とが所定の間隙を隔てて一直線上に配置されている。
このような構成により、所定のクランク角でのリンク配置、つまり最大燃焼ガス圧F0が作用するピストン上死点近傍でのリンク配置においては、クランクピン油路21とロアリンク油路22とが連通状態にあるために、オイルポンプよりシリンダブロック側のメインギャラリ及び軸方向油路20を経てクランクピン油路21に供給される所定圧の潤滑油が、このクランクピン油路21からロアリンク油路22へと流れ込み、ピンボス対向面4Cに開口する開口部より噴出・スプラッシュされる。ここで、上述したようにロアリンク油路22の油路延長線22A上にピンボス油路23が位置しているために、ロアリンク油路22のピンボス対向面4Cに開口する開口部より飛散した潤滑油は、その多くがピンボス油路23へと入り込み、このピンボス油路23を通してアッパピン6の軸受部分へ強制的に供給される。
このように、クランクピン油路21へ供給される油圧を利用し、ロアリンク油路22及びピンボス油路23を介してアッパピン6のピン軸受部分に潤滑油を強制的に供給することができ、上述した内燃機関内の雰囲気中の潤滑油に依存する自然給油方法に比して、アッパピン(連結ピン)6とピンボス部5Aとのピン軸受部分へ潤滑油を安定して確実に供給することができる。従って、このピン軸受部分の潤滑油の不足を抑制・解消し、良好な潤滑状態を維持することができる。
なお、上記実施例ではピンボス油路23をロアリンク油路22の油路延長線22A上に配置しているが、潤滑油の流れ応答遅れなどを考慮して、ピンボス油路23を油路延長線22Aの近傍に配置するようにしても良い。
[2]図1に示すように、圧縮上死点付近ではピストン8に最大燃焼ガス圧F0が作用し、この最大燃焼ガス圧F0に起因して、ロアリンク4には、アッパピン6から下向きのアッパピン荷重F1,クランクピン3から上向きのクランクピン荷重F2,コントロールピン11から下向きのコントロールピン荷重F3が作用する。なお、ここでの『上下』はピストン上死点側を『上』、ピストン下死点側を『下』としたものである。そして、クランクピン油路21は、クランクピン3から作用する最大のクランクピン荷重F2の方向に対してほぼ垂直となるように配置されている。ここでの『ほぼ垂直』とは、厳密に90°のみに限らず、90°に近い範囲(例えば±5°の範囲)を含むものである。つまり、最大の上向きのクランクピン荷重F2が作用する圧縮上死点付近のクランク角におけるリンク配置のときに、径方向に直線状に延在するクランクピン油路21が概ねスラスト−反スラスト方向に沿い、かつ、クランクピン油路21とロアリンク油路22とが連通するように設定されている。
クランクピン軸受部分のなかで、仮に最大のクランクピン荷重F2が作用する上側の部位α2の近傍にクランクピン油路21とこれに連通するロアリンク油路22が位置していると、ロアリンク油路22を通して潤滑油が排出されるために、荷重作用部位α2の近傍に適切な油膜を確保することが難しい。これに対し、最大のクランクピン荷重F2が作用するクランク角でのリンク配置において、上述したようにクランクピン油路21を最大のクランクピン荷重F2に対してほぼ垂直に配置することで、クランクピン油路21とロアリンク油路22との連通部分が荷重作用部位α2から遠ざけられ、荷重作用部位α2の油膜の発達を妨げることがなく、良好な潤滑状態を維持することができる。
[3]上記第1のクランク角でのリンク配置では、最大の筒内圧F0によるアッパピン荷重F1の反作用として、アッパリンク5のピンボス部5Aには最大のピンボス荷重F1’が作用する。このピンボス荷重F1’が作用する方向に対し、ピンボス油路23は、90°以上離れた位置に配置されている。つまり、直線状のピンボス油路23とピンボス荷重F1’とのなす角度を90°以上としている。これによって、ピンボス油路23は最大のピンボス荷重F1’が作用する部位α1から90°以上離れた位置となり、上記[2]の場合と同様、荷重作用部位α1の油膜の発達を妨げることがなく、潤滑不良を抑制・解消することができる。
[4]図3はピストン下死点近傍の第2のクランク角でのリンク配置を示している。クランクシャフト1の1回転中、ロアリンク油路22がクランクピン3を径方向に貫通するクランクピン油路21の両側の開口部と連通するため、両者21,22が連通するクランク角は2つあり、具体的には、図1に示すピストン上死点近傍の第1のクランク角の他に、図3に示すピストン下死点近傍の第2のクランク角が存在する。従って、上述したピンボス油路の形成箇所の候補として、図1に示す第1のクランク角に応じた第1のピンボス油路23の箇所と、図3に示す第2のクランク角に応じた第2のピンボス油路23Aの箇所と、が存在する。
ピンボス油路の第1の例として、クランクピン油路21とロアリンク油路22とが連通する2つのクランク角のうち、最大のピンボス荷重F1’が作用する部位α1から遠くなる第1のクランク角(図1参照)に対応した一箇所のみにピンボス油路23を形成する。
この場合、二箇所にピンボス部を設ける場合に比してピンボス部5Aの強度・剛性が向上し、かつ、二箇所のうちで最大のピンボス荷重F1’が作用する部位α1から遠い側にピンボス油路23を設けたことで、上記[3]と同様、潤滑不良を抑制・回避することができる。
[5]ピンボス油路の第2の例として、図4に示すように、クランクピン油路21とロアリンク油路22とが連通する2つのクランク角のそれぞれに対応した二箇所に第1のピンボス油路23及び第2のピンボス油路23Aを形成する。
この場合、上記第1の例に比して、ピンボス部5Aの強度・剛性は低下するものの、クランクシャフト1の1回転中、2つのクランク角のリンク配置で、ロアリンク油路22から噴出した潤滑油を、それぞれのピンボス油路23,23Aを経由してアッパピン軸受部分に強制的に供給することができ、ピン軸受部分への潤滑油の供給量を更に増加し、潤滑油量の不足を更に確実に抑制・回避することができる。
[6]ピンボス油路の第3の例として、図5に示すように、ピンボス油路23Bが、クランクピン油路21とロアリンク油路22とが連通する2つのクランク角の双方に対応した周方向に長い1つの楕円形状をなしている。つまり、いずれのクランク角のリンク配置においても、ロアリンク油路22の油路延長線22A上にピンボス油路23Bが配置され、ロアリンク油路22よりスプラッシュされる潤滑油の多くがピンボス油路23Bへ供給されるように、このピンボス油路23Bが周方向に長い長孔となっている。
このようにピンボス油路23Bを、クランクピン油路21とロアリンク油路22とが連通する2つのクランク角の双方に対応した一つの大きな油路とすることで、上記第2の例と同様、クランクシャフト1の1回転中、2つのクランク角のリンク配置で、アッパピン軸受部分に潤滑油を強制的に供給することができることに加え、ロアリンク油路22からスプラッシュされた潤滑油の受け口が大きくなることから、アッパピン軸受部分より確実に潤滑油を供給することができる。
[7]図2及び図6に示すように、ピンボス部5Aの外周面には、ピンボス油路23の開口部へ向けて窪んだ油溜め部24が凹設されている。この油溜め部24は、ピンボス部5Aの軸方向に一定幅を有し、かつ、アッパリンク5のロッド部5Bからピンボス部5Aのピンボス油路23へ向けて徐々に深くなるように、その底面が円弧状に湾曲している。
この構成によれば、ロアリンク油路22から噴出された潤滑油の多くを油溜め部24で受け止めてピンボス油路23へと導くとともに、図6の矢印で示すように、機関運転中にシリンダブロック内に飛散する潤滑油やアッパリンク5のロッド部5Bを伝って流れ落ちる潤滑油を油溜め部24で受け止めてピンボス油路23へと導くことができ、アッパピン軸受部分へ供給される潤滑油量を更に増加することができる。
[8]図6に示すように、ピンボス部5Aの軸方向両側には、径方向外方へ張り出した一対のリブ25が設けられ、これら一対のリブ25の間に上記の油溜め部24が設けられている。従って、図7(B)に示すように、ピンボス部5Aはリブ25が設けられる軸方向両側で部分的に厚肉化して局所的に剛性が高くなり、アッパピン6の軸受面となる内周面のうち、軸方向両端のエッジ部分26でアッパピン6と局所的に強く接触する、いわゆるエッジ接触の発生が懸念される。
この問題に対し、ピンボス部5Aを回転可能に挿通するアッパピン6が、このピンボス部5Aの両側に配置されたロアリンク4の二股状のロアリンク側ピンボス部4Aに圧入により固定された、いわゆるプレスフィット構造とすることで、図7(A)に示すように、ロアリンク側ピンボス部4A側からアッパピン6へ作用する荷重F4が軸方向両側で局所的に高くなり、図7(B)に誇張して描くように、アッパピン6の表面プロファイルが軸方向中央部で厚肉化する、いわゆる樽型形状となる。従って、上述したエッジ接触の発生を低減・緩和することができる。また、上記のプレスフィット構成とすることで、ロアリンク4の軸方向幅を低減することができる。
[9]上述したように、複リンク式ピストンクランク機構を可変圧縮比機構として構成した場合、機関圧縮比の設定、つまり制御軸12の回転位置に応じてリンク配置・姿勢が変化する。そこで、燃焼ガス圧F0が最大となる最高出力点に用いる圧縮比の設定、具体的には全開出力時に用いられる低圧縮比の設定のときに、上述した図1や図3に示すリンク配置が得られるように設定されている。すなわち、最高出力点に用いる圧縮比の設定での例えばピストン上死点近傍の第1のクランク角のときに、クランクピン油路21とロアリンク油路22とが連通し、かつ、ロアリンク油路22から噴出した潤滑油がピンボス油路23へ供給されるように、これら油路21〜23の形成位置が設計されている。これによって、燃焼ガス圧F1が最も高く、潤滑条件が最も厳しい最高出力点で用いられる低圧縮比の設定状態のときに、ピンボス油路23を通してピンボス部5Aの軸受部分へ強制的に潤滑油を供給することができ、潤滑不良を効果的に抑制・解消することができる。
[10]図8は、アッパリンク側と同様に、コントロールピン側にも本発明の油路構造を適用した実施例を示している。ロアリンク4には、アッパリンク5のピンボス部5Aの外周面に面するピンボス対向面4Cとクランクピン軸受面とを貫通する第1のロアリンク油路22に加えて、コントロールリンク10のピンボス部10Aの外周面に面するピンボス対向面4Dとクランクピン軸受面とを貫通する第2のロアリンク油路22Bが形成されている。
そして、第1のクランクピン油路21とロアリンク油路22とが連通するクランク角と、第2のロアリンク油路22Bとクランクピン油路21とが連通するクランク角と、が互いに異なるものとなるように、ロアリンク油路22,22Bの形成位置を設定している。また、図示していないが、アッパリンク5のピンボス部5Aに形成されるピンボス油路23と同様、コントロールリンク10のピンボス部10Aにも、第2のロアリンク油路22Bから噴出された潤滑油を受けるピンボス油路が適宜位置に形成されている。
このように、2つのロアリンク油路22,22Bがクランクピン油路21と連通するタイミングを互いに異ならせることで、ロアリンク油路22,22Bが同時にクランクピン油路21と連通する場合に比して、連通時における油圧を高く確保できるために、ロアリンク油路22,22Bからスプラッシュする潤滑油の勢いや油量が増加し、ロアリンク油路22,22Bを通してアッパリンク5のピンボス部5Aやコントロールリンク10のピンボス部10Aへ供給される潤滑油の供給量の低下を抑制することができる。
1…クランクシャフト
3…クランクピン
4…ロアリンク
5…アッパリンク
6…アッパピン(連結ピン)
7…ピストンピン
8…ピストン
10…コントロールリンク
11…コントロールピン(連結ピン)
12…制御軸(可変圧縮比手段)
12A…偏心カム部(可変圧縮比手段)
21…クランクピン油路
22…ロアリンク油路
23…ピンボス油路
24…油溜め部
25…リブ

Claims (11)

  1. ピストンにピストンピンを介して一端が連結されたアッパリンクと、このアッパリンクの他端に第1の連結ピンを介して連結され、かつクランクシャフトのクランクピンに回転可能に取り付けられたロアリンクと、一端が機関本体側に揺動可能に支持され、かつ他端が上記ロアリンクに第2の連結ピンを介して連結されたコントロールリンクと、を備えてなる内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構において、
    上記クランクピンに形成され、一端がクランクピンの外周面に開口し、所定圧の潤滑油が供給されるクランクピン油路と、
    上記第1の連結ピンと第2の連結ピンの少なくとも一方が回転可能に嵌合するアッパリンク又はコントロールリンクのピンボス部に形成され、このピンボス部の内周面と外周面とを貫通するピンボス油路と、
    上記ロアリンクに形成され、上記ピンボス部の外周面に面するピンボス対向面とクランクピン軸受面とを貫通するロアリンク油路と、を有し、
    所定のクランク角のときに、上記クランクピン油路とロアリンク油路とが連通するとともに、上記ロアリンク油路から噴出された潤滑油の一部がピンボス油路へ供給されるように設定されていることを特徴とする内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構。
  2. 上記クランクピン油路が、上記クランクピンからロアリンクに作用する最大のクランクピン荷重の方向に対して略垂直方向に延在していることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構。
  3. 上記ピンボス油路は、上記連結ピンからピンボス部へ作用する最大のピンボス荷重の方向に対して、90°以上離れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構における軸受構造。
  4. 上記クランクピン油路が上記クランクピンを径方向に貫通しており、
    上記ピンボス油路は、上記クランクシャフトの1回転中にクランクピン油路とロアリンク油路とが連通する2つのクランク角のうち、上記連結ピンからピンボス部へ最大のピンボス荷重が作用する位置から遠い一方のクランク角に対応した箇所にのみ形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構における軸受構造。
  5. 上記クランクピン油路が上記クランクピンを径方向に貫通しており、
    上記ピンボス油路は、上記クランクシャフトの1回転中にクランクピン油路とロアリンク油路とが連通する2つのクランク角のそれぞれに対応して二箇所に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構における軸受構造。
  6. 上記クランクピン油路が上記クランクピンを径方向に貫通しており、
    上記ピンボス油路は、上記クランクシャフトの1回転中にクランクピン油路とロアリンク油路とが連通する2つのクランク角の双方に対応した周方向に長い1つの楕円形状をなしていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構における軸受構造。
  7. 上記ピンボス部の外周面に、上記ピンボス油路の開口部へ向けて窪んだ油溜め部が凹設されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構における軸受構造。
  8. 上記ピンボス部の軸方向両側に、径方向外方へ張り出した一対のリブが設けられ、これら一対のリブ間に上記油溜め部が設けられ、
    上記ピンボス部を回転可能に挿通する連結ピンが、このピンボス部の両側に配置されたロアリンクの二股状のロアリンク側ピンボス部に圧入により固定されていることを特徴とする請求項7に記載の内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構。
  9. 上記コントロールリンクの他端の支持位置を変化させることによって、機関圧縮比を可変とする可変圧縮比手段を有し、
    最高出力点に用いる圧縮比の設定における上記所定のクランク角のときに、上記クランクピン油路とロアリンク油路とが連通するとともに、上記ロアリンク油路からピンボス油路へ向けて潤滑油が噴出するように設定されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構。
  10. 上記ロアリンク油路が、上記アッパリンクのピンボス部の外周面に面するピンボス対向面とクランクピン軸受面とを貫通する第1のロアリンク油路と、上記コントロールリンクのピンボス部の外周面に面するピンボス対向面とクランクピン軸受面とを貫通する第2のロアリンク油路と、を含んでおり、
    上記第1のクランクピン油路とロアリンク油路とが連通するクランク角と、上記第2のクランクピン油路とロアリンク油路とが連通するクランク角と、が異なることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構。
  11. ピストンにピストンピンを介して一端が連結されたアッパリンクと、このアッパリンクの他端に第1の連結ピンを介して連結され、かつクランクシャフトのクランクピンに回転可能に取り付けられたロアリンクと、一端が機関本体側に揺動可能に支持され、かつ他端が上記ロアリンクに第2の連結ピンを介して連結されたコントロールリンクと、を備えてなる内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構において、
    上記クランクピンに形成され、一端がクランクピンの外周面に開口するクランクピン油路と、
    上記第1の連結ピンと第2の連結ピンの少なくとも一方が回転可能に嵌合するアッパリンク又はコントロールリンクのピンボス部に形成され、このピンボス部の内周面と外周面とを貫通するピンボス油路と、
    上記ロアリンクに形成され、上記ピンボス部の外周面に面するピンボス対向面とクランクピン軸受面とを貫通するロアリンク油路と、を有し、
    所定のリンク配置のときに、上記クランクピン油路とロアリンク油路とが連通するとともに、上記ロアリンク油路の油路延長線上に上記ピンボス油路が位置することを特徴とする内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構。
JP2009029273A 2009-02-12 2009-02-12 内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構 Active JP5251576B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009029273A JP5251576B2 (ja) 2009-02-12 2009-02-12 内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009029273A JP5251576B2 (ja) 2009-02-12 2009-02-12 内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010185328A true JP2010185328A (ja) 2010-08-26
JP5251576B2 JP5251576B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=42766135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009029273A Active JP5251576B2 (ja) 2009-02-12 2009-02-12 内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5251576B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014040822A (ja) * 2012-08-24 2014-03-06 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構の潤滑構造
JP5971422B2 (ja) * 2013-08-22 2016-08-17 日産自動車株式会社 内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構
JP2016196888A (ja) * 2016-06-27 2016-11-24 日産自動車株式会社 内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構の潤滑構造
WO2017037935A1 (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 日産自動車株式会社 内燃機関のピストンクランク機構におけるアッパピンの潤滑構造および潤滑方法
JP2017198073A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 日産自動車株式会社 複リンク式ピストン−クランク機構の潤滑構造
JP7335195B2 (ja) 2020-04-14 2023-08-29 日産自動車株式会社 内燃機関のロアリンク

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61157121U (ja) * 1985-03-20 1986-09-29
JP2003322056A (ja) * 2002-05-02 2003-11-14 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のピストン−クランク機構におけるピン連結構造
JP2004162895A (ja) * 2002-09-19 2004-06-10 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のリンク機構
JP2007239791A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Nissan Motor Co Ltd 複リンク式エンジンの軸受構造
JP2008064056A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Honda Motor Co Ltd ストローク特性可変エンジン
JP2008208783A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Nissan Motor Co Ltd リンク機構の軸受構造
WO2011007622A1 (ja) * 2009-07-17 2011-01-20 日産自動車株式会社 複リンク式ピストン-クランク機構を備えた内燃機関のクランクシャフト及び内燃機関の複リンク式ピストン-クランク機構

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61157121U (ja) * 1985-03-20 1986-09-29
JP2003322056A (ja) * 2002-05-02 2003-11-14 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のピストン−クランク機構におけるピン連結構造
JP2004162895A (ja) * 2002-09-19 2004-06-10 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のリンク機構
JP2007239791A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Nissan Motor Co Ltd 複リンク式エンジンの軸受構造
JP2008064056A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Honda Motor Co Ltd ストローク特性可変エンジン
JP2008208783A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Nissan Motor Co Ltd リンク機構の軸受構造
WO2011007622A1 (ja) * 2009-07-17 2011-01-20 日産自動車株式会社 複リンク式ピストン-クランク機構を備えた内燃機関のクランクシャフト及び内燃機関の複リンク式ピストン-クランク機構

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014040822A (ja) * 2012-08-24 2014-03-06 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構の潤滑構造
JP5971422B2 (ja) * 2013-08-22 2016-08-17 日産自動車株式会社 内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構
WO2017037935A1 (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 日産自動車株式会社 内燃機関のピストンクランク機構におけるアッパピンの潤滑構造および潤滑方法
JPWO2017037935A1 (ja) * 2015-09-04 2018-02-22 日産自動車株式会社 内燃機関のピストンクランク機構におけるアッパピンの潤滑構造および潤滑方法
US10221734B2 (en) 2015-09-04 2019-03-05 Nissan Motor Co., Ltd. Lubrication structure and lubrication method for upper pin in piston crank mechanism of internal combustion engine
JP2017198073A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 日産自動車株式会社 複リンク式ピストン−クランク機構の潤滑構造
JP2016196888A (ja) * 2016-06-27 2016-11-24 日産自動車株式会社 内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構の潤滑構造
JP7335195B2 (ja) 2020-04-14 2023-08-29 日産自動車株式会社 内燃機関のロアリンク

Also Published As

Publication number Publication date
JP5251576B2 (ja) 2013-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5298911B2 (ja) 内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構
JP5304187B2 (ja) 内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構
JP4730152B2 (ja) 内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク
JP5251576B2 (ja) 内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構
JP6380681B2 (ja) 内燃機関のピストンクランク機構におけるアッパピンの潤滑構造および潤滑方法
JP2008064056A (ja) ストローク特性可変エンジン
JP5971422B2 (ja) 内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構
JP5577913B2 (ja) リンク機構の連結ピン軸受構造
JP6132057B2 (ja) 内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構の潤滑構造
JP6036006B2 (ja) 内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構の潤滑構造
JP6160779B2 (ja) 軸受構造
WO2016157575A1 (ja) 連接棒およびこれを備えたクロスヘッド型エンジン
JP4613607B2 (ja) 内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク
JP4992770B2 (ja) 内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク
JP2008208783A (ja) リンク機構の軸受構造
JP6961514B2 (ja) 内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構
JP5205991B2 (ja) リンク機構の軸受構造
JP7041549B2 (ja) 内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構
JP2010203270A (ja) 複リンク式内燃機関の潤滑装置
JP5321724B2 (ja) リンク機構の軸受構造
JP7338796B2 (ja) 内燃機関のロアリンク
JP5273264B2 (ja) 内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク
JP2010133312A (ja) 複リンク式ピストンクランク機構を備えた内燃機関
JP2021169780A (ja) 内燃機関のロアリンク
JP2016037944A (ja) 内燃機関の複リンク式ピストンクランク機構の軸受構造。

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5251576

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3