JP2003322056A - 内燃機関のピストン−クランク機構におけるピン連結構造 - Google Patents

内燃機関のピストン−クランク機構におけるピン連結構造

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JP2003322056A
JP2003322056A JP2002130264A JP2002130264A JP2003322056A JP 2003322056 A JP2003322056 A JP 2003322056A JP 2002130264 A JP2002130264 A JP 2002130264A JP 2002130264 A JP2002130264 A JP 2002130264A JP 2003322056 A JP2003322056 A JP 2003322056A
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pin
piston
link
internal combustion
combustion engine
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Yoshiaki Tanaka
儀明 田中
Masatsugu Imazu
昌嗣 今津
Kenji Ushijima
研史 牛嶋
Katsuya Mogi
克也 茂木
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピン軸受孔内周面に係止溝を設けずにフルフ
ロート形式のピン連結構造を実現し、第1連結ピン12
との接触面を大きくして面圧を低下させる。 【解決手段】 複リンク式ピストン−クランク機構を構
成するロアリンク13とアッパリンク11とが第1連結
ピン12によって揺動可能に連結される。第1連結ピン
12は単純な円筒面を有し、アッパリンク11の第3ピ
ン軸受孔27およびロアリンク13の第1,第2ピン軸
受孔24,25に、それぞれ回転可能に嵌合する。第1
連結ピン12の両端に、フランジ部材31がネジの螺合
によって取り付けられており、これによって第1連結ピ
ン12が抜け止めされる。ロアリンク13の厚さとほぼ
等しい長さの第1連結ピン12を利用できるので、ロア
リンク13との接触面積が大となり、面圧が低下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レシプロ式内燃
機関におけるピストン−クランク機構のようなリンク機
構に用いられるピン連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、内燃機関のピストンとコネクテ
ィングロッドとは、連結ピンつまりピストンピンを介し
て互いに揺動可能となるように連結されているので、一
種のリンク機構とみなすことができるが、このピストン
の連結構造においては、一般に、単純な円筒状をなすピ
ストンピンが用いられており、ピストン側のピンボス部
とコネクティングロッド小端部のピンボス部とに亘って
該ピストンピンが挿通されて、両者が互いに揺動可能に
連結されている。
【0003】ここで、ピストンピンと各ピンボス部との
関係としては、ピストンピンをコネクティングロッド小
端部に圧入等で固定し、ピストン側のピンボス部に対し
回転可能としたセミフロート式の構成(例えば特開平1
1−336896号公報)、あるいは、ピストンピン
を、コネクティングロッド側およびピストン側のピンボ
ス部の双方に対し回転可能としたフルフロート式の構成
(例えば実公平4−26671号公報)、などが従来か
ら知られているが、内燃機関の高速高負荷域での運転の
ような厳しい条件下での潤滑性能を確保するために、フ
ルフロート式の構成が比較的多く採用される傾向にあ
る。
【0004】このフルフロート式のピン連結構造におい
ては、一般に、ピストンピンの両端部が嵌合するピスト
ン側のピンボス部におけるピン軸受孔内周面に、それぞ
れ環状の係止溝を凹設し、ピストンピンを挿入した後、
スナップリングを各々の係止溝に取り付けることによっ
て、ピストンピンの軸方向への脱落を阻止する構成とな
っている。
【0005】また本出願人は、先に、レシプロ式内燃機
関の可変圧縮比機構として、複リンク式ピストン−クラ
ンク機構を用い、そのリンク構成の一部を動かすことに
よりピストン上死点位置を変化させるようにした機構を
種々提案している(例えば特開2002−21592号
公報)が、この種の可変圧縮比機構を構成する複リンク
式のピストン−クランク機構においては、やはりリンク
同士を連結ピンで揺動可能に連結する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のフルフロート式のピン連結構造では、ピン
ボス部の軸方向の両端部にそれぞれ係止溝を加工する領
域を設けなければならないとともに、この係止溝よりも
外側の領域は軸受孔として寄与しないので、ピンボス部
の全長(例えばピストン側の一対のピンボス部の両端間
の距離)に比較して、連結ピン(例えばピストンピン)
の長さを短くせざるを得ない。そのため、連結ピン両端
部におけるピンボス部との接触面積が少なくなり、それ
だけ面圧が高くなって、応力条件が厳しくなる、という
問題がある。
【0007】特に、連結ピン両端部を支持する一対のピ
ンボス部を備える側のリンク部材の軸方向の厚さ、ひい
てはピンボス部の全長が、種々の条件からある寸法以下
に制限されてしまう場合には、上記のようにピンボス部
の両端部に連結ピンと接触しない領域が必要であると、
連結ピンの長さを十分に確保することが困難となること
があり、好ましくない。
【0008】また逆に、面圧等の点で必要な接触面積に
比較すると、ピンボス部が軸方向に過度に長いものとな
り、そのリンク部材、例えばピストンの軽量化を阻害す
る要因となる。
【0009】そこで、この発明は、ピンボス部の長さの
ほぼ全体を連結ピンとの接触面として有効利用すること
が可能なフルフロート式のピン連結構造を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、請求項1の
ように、第1,第2ピンボス部が二股状に対向して配置
され、各ピンボス部に第1,第2ピン軸受孔がそれぞれ
形成された第1リンク部材と、上記の第1,第2ピンボ
ス部の間に配置される第3ピンボス部を有し、該第3ピ
ンボス部に第3ピン軸受孔が貫通形成された第2リンク
部材と、これらの第1,第2リンク部材を互いに揺動可
能に連結する連結ピンと、を備えてなる内燃機関のピス
トン−クランク機構におけるピン連結構造において、上
記連結ピンは、第1ピン軸受孔および第2ピン軸受孔に
回転可能に嵌合するとともに第3ピン軸受孔に回転可能
に嵌合しており、上記連結ピンの両端に、上記第1,第
2ピン軸受孔の径よりも大径なフランジ部材がそれぞれ
取り付けられて、このフランジ部材によって連結ピンが
軸方向に抜け止めされていることを特徴としている。
【0011】つまり、上記連結ピンは、第1,第2リン
ク部材の双方に対し回転可能なフルフロート形式となっ
ており、かつ両端のフランジ部材が第1,第2ピンボス
部の外側面に当接することによって軸方向の移動が規制
される。ここで、少なくとも一方のフランジ部材は、連
結ピンを各ピンボス部に挿通した後に取り付けられる。
【0012】なお、連結ピンは、例えば請求項7のよう
に、外周面が径変化のない単純な円筒面をなすように構
成できるが、これに限らず、段付形状の連結ピンを用い
て、各ピン軸受孔の径が異なるように構成することも可
能である。
【0013】このように本発明では、軸方向の移動を規
制するフランジ部材が、連結ピンの両端に位置し、第
1,第2ピン軸受孔の軸方向外側にあるので、ピン軸受
孔内周面にスナップリング用係止溝を加工する場合に比
べて、ピン軸受孔の全長を連結ピンとの接触面として利
用することができる。
【0014】より具体的な請求項3の発明では、上記連
結ピンの端部に雌ネジ部が設けられているとともに、上
記フランジ部材に雄ネジ部が形成されており、両者の螺
合によってフランジ部材が連結ピンに固定されている。
【0015】また請求項4の発明では、上記連結ピン
は、軸方向に沿った貫通孔を有する中空状をなし、上記
貫通孔に固定ピンが挿通されているとともに、上記フラ
ンジ部材は、上記固定ピンが貫通する開口部を有し、こ
の開口部を貫通した固定ピンの端部に係止部材を取り付
けることで、上記フランジ部材が連結ピンの両端に保持
されている。
【0016】上記係止部材は、例えば請求項5のよう
に、上記固定ピンの端部の係止溝に係合したスナップリ
ングとして構成される。つまり、フランジ部材の開口部
を貫通して突出した固定ピンの端部にスナップリングを
取り付けることで、フランジ部材の軸方向の移動が規制
され、連結ピンの端部に保持される。そして、このフラ
ンジ部材によって、連結ピンの軸受孔内からの脱落が阻
止される。
【0017】また、請求項6の発明では、上記係止部材
は、上記固定ピンの端部の係止溝に内周縁が係合した金
属薄板からなるキャップとして構成される。このキャッ
プは、例えば凸状に膨らんだ円盤状をなし、その開口部
が内周側にフック状に湾曲している。そして、固定ピン
の端部を覆うように取り付けられ、上記開口部の内周縁
が固定ピンの端部の係止溝に係合して固定される。この
キャップは、バネ性を有する金属薄板から形成すること
が望ましい。
【0018】本発明は、前述したピストンとコネクティ
ングロッドとの連結構造を含むピストン−クランク機構
の連結構造に適用が可能である。特に、本発明のピン連
結構造は、請求項2のように、一端がピストンにピスト
ンピンを介して連結されるアッパリンクと、このアッパ
リンクの他端が第1連結ピンを介して連結されるととも
に、クランクシャフトのクランクピンに回転可能に取り
付けられるロアリンクと、このロアリンクに第2連結ピ
ンを介して一端が連結されるとともに、他端が内燃機関
本体に対して揺動可能に支持されるコントロールリンク
と、このコントロールリンク他端の内燃機関本体に対す
る揺動支持位置を変位させる支持位置可変手段と、を備
えてなる内燃機関の可変圧縮比機構において、上記ロア
リンクと上記アッパリンクとの間もしくは上記ロアリン
クと上記コントロールリンクとの間の連結構造として用
いることができる。すなわち、上記ロアリンクが第1リ
ンク部材となり、上記アッパリンクもしくは上記コント
ロールリンクが第2リンク部材となる。このような複リ
ンク式のピストン−クランク機構においては、上記のロ
アリンクのクランクシャフト軸方向の寸法が、隣接する
カウンタウエイト等によって、例えばピストンの直径よ
りも小さく制限される。本発明のピン連結構造では、こ
の制限されたロアリンクの寸法の中で、連結ピンの長さ
を最大限に確保することが可能である。
【0019】また、請求項8のように、上記第1,第2
ピンボス部に、上記第1,第2ピン軸受孔に至る油孔を
設けることができ、潤滑油の圧送による強制潤滑方式、
あるいはクランクケース内の油飛沫を捕捉する自然給油
方式による潤滑が可能である。本発明においては、第
1,第2ピンボス部の外側面にフランジ部材が位置し、
軸方向外側への潤滑油の流出が規制されるので、油孔か
ら供給された潤滑油は、主に中央の第3ピン軸受孔側へ
流れようとし、各部が確実に潤滑される。
【0020】
【発明の効果】この発明に係る内燃機関のピストン−ク
ランク機構におけるピン連結構造によれば、ピン軸受孔
内周面の係止溝を廃止したフルフロート式のピン連結構
造を提供することができ、ピンボス部の全長と実質的に
等しい長さの連結ピンを利用することが可能となる。従
って、ピンボス部と連結ピンとの間の接触面積を大きく
確保でき、面圧低下の上で有利になるとともに、ピンボ
ス部の大きさを最小限にして軽量化を図ることができ
る。
【0021】また請求項8のように第1,第2ピンボス
部の油孔を通して潤滑油を供給した際に、第1,第2ピ
ンボス部の外側に位置するフランジ部材によって軸方向
外側への潤滑油の流出が規制され、潤滑油が主に中央の
第3ピン軸受孔側へ流れようとするため、各部を確実に
潤滑することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明に係るピン連結構造が適用
されるピストン−クランク機構の一例として、複リンク
式のピストン−クランク機構を利用した内燃機関の可変
圧縮比機構を示している。
【0024】図示するように、シリンダブロック5に形
成されたシリンダ6内に、ピストン1が摺動可能に配設
されており、このピストン1に、アッパリンク11の一
端がピストンピン2を介して揺動可能に連結されてい
る。このアッパリンク11の他端は、第1連結ピン12
を介してロアリンク13の一端部に回転可能に連結され
ている。このロアリンク13は、その中央部においてク
ランクシャフト3のクランクピン4に揺動可能に取り付
けられている。なお、ピストン1は、その上方に画成さ
れる燃焼室から燃焼圧力を受ける。また、クランクシャ
フト3は、クランク軸受ブラケット7によってシリンダ
ブロック5に回転可能に支持されている。
【0025】上記ロアリンク13の他端部には、コント
ロールリンク15の一端が第2連結ピン14を介して回
転可能に連結されている。このコントロールリンク15
の他端は、内燃機関本体の一部に揺動可能に支持されて
おり、かつ、圧縮比の変更のために、その揺動支点16
が、支持位置可変手段により内燃機関本体に対して変位
可能となっている。具体的には、支持位置可変手段とし
て、クランクシャフト3と平行に延びた制御軸18と、
この制御軸18に偏心して設けられた円形の偏心カム1
9と、を有しており、この偏心カム19の外周面に上記
コントロールリンク15の他端が回転可能に嵌合してい
る。上記制御軸18は、上記のクランク軸受ブラケット
7と制御軸受ブラケット8との間に回転可能に支持され
ている。
【0026】従って、圧縮比の変更のために、図外のア
クチュエータにより制御軸18を回転駆動すると、コン
トロールリンク15の揺動支点16となる偏心カム19
の中心位置が機関本体に対して移動する。これにより、
コントロールリンク15によるロアリンク13の運動拘
束条件が変化して、クランク角に対するピストン1の行
程位置が変化し、ひいては機関圧縮比が変更されること
になる。
【0027】図2は、上記の第1連結ピン12によるロ
アリンク13とアッパリンク11とのピン連結構造を示
している。この例では、ロアリンク13が第1リンク部
材に相当し、アッパリンク11が第2リンク部材に相当
する。ここで、第1リンク部材に相当するロアリンク1
3は、クランクシャフト3のカウンタウエイト17等と
の干渉を避けるために、そのクランクシャフト3軸方向
の寸法が比較的小さく制限されている。
【0028】ロアリンク13の一端部には、中央部にア
ッパリンク嵌合溝21が生じるように、第1ピンボス部
22と第2ピンボス部23とが二股状に対向して形成さ
れている。これらの第1,第2ピンボス部22,23
は、それぞれ略一定の肉厚を有し、かつ互いに平行に延
びている。そして、円筒面をなす第1,第2ピン軸受孔
24,25が、第1,第2ピンボス部22,23にそれ
ぞれ貫通形成されている。この2つのピン軸受孔24,
25は、同軸上に位置し、特に本実施例では、互いに同
じ径に形成されている。なお、ロアリンク13の厚さ
(クランクシャフト3軸方向の寸法)の範囲内で両ピン
ボス部22,23の両端間の全長を最大限に確保するよ
うに、各ピンボス部22,23は、それぞれロアリンク
13の外側面に沿って形成されている。
【0029】一方、アッパリンク11の端部は、上記ア
ッパリンク嵌合溝21内にごく僅かな隙間をもって嵌合
可能な軸方向寸法を有する第3ピンボス部26として構
成されており、この第3ピンボス部26に、円筒面をな
す第3ピン軸受孔27が貫通形成されている。この第3
ピン軸受孔27の径は、ロアリンク13側の第1,第2
ピン軸受孔24,25の径と等しい。
【0030】上記ロアリンク13と上記アッパリンク1
1とを連結する第1連結ピン12は、図3にも示すよう
に、外周面が径変化のない単純な円筒面をなす円筒状に
形成され、その両端に、それぞれフランジ部材31が固
定されている。この第1連結ピン12の径は、第1,第
2ピン軸受孔24,25および第3ピン軸受孔27の径
に実質的に等しく、第1連結ピン12は、これらのピン
軸受孔24,24,27に対し回転可能に嵌合する。ま
た上記フランジ部材31は、これらのピン軸受孔24,
24,27の径よりも大きな外径を有する円環状のフラ
ンジ部32と、このフランジ部32の中心部に、軸方向
に突出して形成された小径部33と、を有し、上記小径
部33の外周面に雄ネジ部33aが形成されている。そ
して、第1連結ピン12の両端面には、取付孔34が設
けられているとともに、この取付孔34の内周面に、上
記雄ネジ部33aと螺合する雌ネジ部34aが形成され
ている。
【0031】従って、上記フランジ部材31は、第1連
結ピン12を各ピン軸受孔24,24,27に挿入した
上で、雄ネジ部33aを上記雌ネジ部34aにねじ込む
ことによって取り付けられている。また、この実施例で
は、各フランジ部材31がロアリンク13の外側面から
突出しないように、ロアリンク13の外側面に、上記フ
ランジ部32の径に対応した円形の凹部35が設けられ
ている。なお、ネジの螺合による本実施例では、第1連
結ピン12に固定されたフランジ部材31がロアリンク
13に対し円滑に回転しうる必要があるので、一対のフ
ランジ部32の間の軸方向の間隔つまり第1連結ピン1
2の軸方向長さは、一対の凹部35の底面同士の間隔よ
りも僅かに大きく与えられている。換言すれば、取付状
態において、凹部35底面とフランジ部32との間に軸
方向に僅かな隙間が生じるように構成されている。この
隙間の大きさは、第1連結ピン12の軸方向長さと一対
の凹部35の底面間の間隔との2つの部材の寸法のみに
依存するので、精度管理が容易である。
【0032】なお、予め一方のフランジ部材31を第1
連結ピン12に固定しておき、ロアリンク13とアッパ
リンク11とを組み合わせた後、最後に他方のフランジ
部材31をねじ込むような組立手順も可能である。
【0033】また、上記第1,第2ピンボス部22,2
3には、第1,第2ピン軸受孔24,25の半径方向に
沿って油孔36がそれぞれ貫通形成されている。この油
孔36は、図4に示すように、一端が第1,第2ピン軸
受孔24,25に開口するとともに、他端がロアリンク
13のクランクピン軸受孔37に開口しており、クラン
クシャフト3内部に形成された図示せぬ潤滑油通路から
加圧された潤滑油が導入されるようになっている。つま
り、この実施例では、強制潤滑方式でもって第1連結ピ
ン12との接触面が潤滑される。
【0034】このようなピン連結構造によれば、ロアリ
ンク13側の第1,第2ピン軸受孔24,25およびア
ッパリンク11側の第3ピン軸受孔27の双方に対し第
1連結ピン12が回転可能なフルフロート形式となる。
そして、図2から明らかなように、第1連結ピン12が
軸方向に移動しようとしても、フランジ部32が凹部3
5底面に当接し、その移動が規制される。従って、第1
連結ピン12は、ロアリンク13およびアッパリンク1
1の双方に対し、微少量だけ軸方向に移動可能であるも
のの、軸方向に脱落することはない。なお、このように
フルフロート形式として、ロアリンク13とアッパリン
ク11との双方に対し、周方向ならびに軸方向のいずれ
についても可動であることにより、局部的な摩耗や焼き
付きが抑制される。そして、この連結構造では、フルフ
ロート形式でありながら、ロアリンク13の厚さ(クラ
ンクシャフト3軸方向の寸法)とほぼ等しい長さの第1
連結ピン12を用いることができ、従来のようなスナッ
プリングを用いないことから、ロアリンク13の第1,
第2ピン軸受孔24,25の全体を第1連結ピン12と
の接触面(摺動面)として有効利用することができる。
従って、ロアリンク13の限られた厚さの中で、各部の
面圧を低く抑制することが容易となる。また逆に、ロア
リンク13側の第1,第2ピンボス部22,23に無駄
な領域がなく、ロアリンク13の重量を最小限とするこ
とができる。
【0035】また、上記油孔36を通して供給された潤
滑油は、第1連結ピン12と第1,第2ピン軸受孔2
4,25との間の接触面を潤滑した後、軸方向に拡がろ
うとするが、軸方向の両端が上記フランジ部32によっ
て塞がれた状態となるため、凹部35から外部へ流出す
る潤滑油の割合は少なく、潤滑油は、主に、アッパリン
ク11側へ流れ、第3ピン軸受孔27と第1連結ピン1
2との間を潤滑する。つまり、比較的少量の潤滑油の供
給によって、第3ピン軸受孔27を含め各部を良好に潤
滑することができる。
【0036】潤滑方式としては、上記実施例のような強
制潤滑方式ではなく、クランクケース内に飛散する油飛
沫を利用した自然給油方式も可能である。図5および図
6は、この自然給油方式の例を示しており、第1,第2
ピンボス部22,23に、第1,第2ピン軸受孔24,
25の半径方向に沿って油孔36がそれぞれ貫通形成さ
れているが、この油孔36の先端は、図示するように、
外部(クランクケース内の空間)に開放されている。ま
た、図示例では、さらに第3ピンボス部26にも第3ピ
ン軸受孔27に至る油孔38が貫通形成され、この油孔
38も同様にクランクケース内の空間に開放されてい
る。
【0037】この実施例の構成では、クランクケース内
の油飛沫が油孔36,38内に流入し、各部を潤滑す
る。この場合も、やはり第1連結ピン12両端のフラン
ジ部32によって軸方向外側への無駄な流出が規制され
るので、各部が効果的に潤滑される。
【0038】次に、図7および図8は、第1連結ピン1
2両端のフランジ部材41の取付構造を変更した第2実
施例を示している。この実施例においては、第1連結ピ
ン12の両端面に同心状に保持孔42が凹設されている
とともに、一対の保持孔42の底面の間に亘って、第1
連結ピン12の中心に沿う貫通孔43が形成されてい
る。また、フランジ部材41は、ピン軸受孔24,2
4,27の径よりも大きな外径を有する円環状のフラン
ジ部45と、このフランジ部45の中心部に、軸方向に
突出して形成された円筒状の小径部46と、この小径部
46の先端における底壁部47と、を有し、上記小径部
46が、上記保持孔42内に若干の余裕を持って嵌合し
ている。換言すれば、フランジ部材41は、略一定の肉
厚の板状をなし、その中央部分が一方に突出したいわゆ
るハット型の断面形状を有している。そして、上記底壁
部47の中心部には、上記貫通孔43とほぼ等しい径の
開口部48が設けられている。
【0039】上記貫通孔43には、棒状の固定ピン49
が挿入されている。この固定ピン49は、第1連結ピン
12とほぼ等しい長さを有するものであって、第1連結
ピン12の両端にフランジ部材41を配置すると、この
固定ピン49の端部が上記底壁部47の開口部48を通
して小径部46内の凹部46aに突出した状態となる。
そして、この固定ピン49の端部の係止溝50にスナッ
プリング51が取り付けられ、これによって、フランジ
部材41が固定ピン49に対して軸方向に抜け止めされ
る。上記のスナップリング51は、第1連結ピン12を
挟んで両側に設けられるので、一対のフランジ部材41
は固定ピン49を介して互いに拘束された状態となり、
第1連結ピン12の端部に確実に保持される。なお、上
記スナップリング51は、上記凹部46a内に収容され
ている。また、第1実施例と同じく、ロアリンク13の
外側面に、上記フランジ部45の径に対応した円形の凹
部35が設けられている。
【0040】このような実施例の構成によれば、特に、
フランジ部材41が第1連結ピン12に対し回転可能に
保持される。そのため、フランジ部材41がロアリンク
13に追従して回転することが許容され、第1連結ピン
12によるロアリンク13とアッパリンク11との揺動
が一層円滑なものとなる。
【0041】次に、図9および図10は、第2実施例に
おける固定ピン49を一部変更した第3実施例を示して
いる。この第3実施例においては、固定ピン49の一端
に予め大径に形成した頭部49aが形成されており、反
対側の端部にのみスナップリング51が取り付けられる
ようになっている。上記の頭部49aは、やはりフラン
ジ部材41の凹部46a内に収容され、外部に突出する
ことはない。
【0042】次に、図11および図12は、固定ピン4
9の端部に取り付ける係止部材として、バネ性を有する
金属薄板からなるキャップ61を用いた第4実施例を示
している。このキャップ61は、固定ピン49の端部を
覆うように取り付けられるもので、凸状に膨らんだ円盤
状をなし、かつその開口部が内周側にフック状に湾曲し
ていて、固定ピン49の端部の係止溝62に内周縁63
が係合するようになっている。特に、このキャップ61
は、そのバネ性により、平坦な中央の頂部64を内側に
押圧することで内周縁63が開いた状態に保持され、か
つこの状態から頂部64を逆に外側に押圧すると初期状
態に反転して内周縁63が締まるものとなっている。従
って、その取付に際しては、頂部64を内側に押圧して
開いた状態として、固定ピン49の端部にはめ合わせ、
次に、キャップ61の外周部を軸方向に押圧すれば、キ
ャップ61が初期状態に反転して、内周縁63が係止溝
62に係合することになる。そのため、その取付が極め
て容易となる。また、この構成では、キャップ61の外
周部分が円錐面となっているので、万一、係止溝62か
ら外れて軸方向の外側へ移動しようとしても、隣接して
回転運動するカウンタウエイト17と干渉した際に、キ
ャップ61が凹部46a内に押し込められる方向に力が
作用し、その脱落が抑制される。
【0043】なお、説明の簡略化のために図1等では上
記ロアリンク13が一つの部材として描かれているが、
通常は、クランクピン4への組付等を考慮して複数個の
部材に分割して構成され、例えばボルト等により一体化
されている。本発明は、第1ピンボス部22と第2ピン
ボス部23とが別部材から構成される場合を含め、分割
の態様に拘わらず適用可能である。
【0044】また、本発明は、上記のロアリンク13と
コントロールリンク15との間の第2連結ピン14によ
る連結構造についても同様に適用することが可能であ
り、また、このほか、種々のリンク機構のピン連結構造
として利用することができる。
【0045】一例として、図13は、一般的な単リンク
式のピストン−クランク機構において、ピストン101
とコネクティングロッド102とを連結するピストンピ
ン103に本発明を適用した第5実施例を示している。
図示するように、ピストン101に第1,第2ピンボス
部105,106が形成され、コネクティングロッド1
02端部に第3ピンボス部107が形成されていて、そ
れぞれのピン軸受孔に、連結ピンとしてのピストンピン
103が回転可能に嵌合している。つまり、フルフロー
ト形式となっている。そして、ピストンピン103の両
端に、フランジ部材104がそれぞれ取り付けられてい
る。このフランジ部材104の取付構造としては、前述
した各実施例の構造を適用することができる。このよう
なピン連結構造によれば、従来のようなスナップリング
を用いないことから、第1,第2ピンボス部105,1
06の全体をピストンピン103との接触面(摺動面)
として有効利用することができ、第1,第2ピンボス部
105,106の小型化ひいてはピストン103の軽量
化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るピン連結構造が用いられた複リ
ンク式ピストン−クランク機構の全体構成を示す内燃機
関要部の断面図。
【図2】そのピン連結構造の第1実施例を示す図1のA
−A線に沿った断面図。
【図3】連結ピンおよびフランジ部材の分解斜視図。
【図4】油孔の構成を示す図2のB−B線に沿った要部
の断面図。
【図5】油孔の異なる実施例を示す図4と同様の断面
図。
【図6】この実施例の要部の側面図。
【図7】固定ピンを用いた第2実施例を示す図2と同様
の断面図。
【図8】この第2実施例の連結ピンおよびフランジ部材
の分解斜視図。
【図9】固定ピンの一端に頭部を設けた第3実施例を示
す図2と同様の断面図。
【図10】この第3実施例の連結ピンおよびフランジ部
材の分解斜視図。
【図11】固定ピンをキャップで固定した第4実施例を
示す図2と同様の断面図。
【図12】この第4実施例の連結ピンおよびフランジ部
材の分解斜視図。
【図13】ピストンピンに適用した第5実施例を示す断
面図。
【符号の説明】
11…アッパリンク 12…第1連結ピン 13…ロアリンク 22…第1ピンボス部 23…第2ピンボス部 24…第1ピン軸受孔 25…第2ピン軸受孔 26…第3ピンボス部 27…第3ピン軸受孔 31…フランジ部材 36…油孔 41…フランジ部材 49…固定ピン 51…スナップリング 61…キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牛嶋 研史 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 茂木 克也 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G092 AA12 DD06 FA49 FA50 3J033 AA04 AB03 AC01 EA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1,第2ピンボス部が二股状に対向し
    て配置され、各ピンボス部に第1,第2ピン軸受孔がそ
    れぞれ形成された第1リンク部材と、上記の第1,第2
    ピンボス部の間に配置される第3ピンボス部を有し、該
    第3ピンボス部に第3ピン軸受孔が貫通形成された第2
    リンク部材と、これらの第1,第2リンク部材を互いに
    揺動可能に連結する連結ピンと、を備えてなる内燃機関
    のピストン−クランク機構におけるピン連結構造におい
    て、 上記連結ピンは、第1ピン軸受孔および第2ピン軸受孔
    に回転可能に嵌合するとともに第3ピン軸受孔に回転可
    能に嵌合しており、 上記連結ピンの両端に、上記第1,第2ピン軸受孔の径
    よりも大径なフランジ部材がそれぞれ取り付けられて、
    このフランジ部材によって連結ピンが軸方向に抜け止め
    されていることを特徴とするリンク機構のピン連結構
    造。
  2. 【請求項2】 一端がピストンにピストンピンを介して
    連結されるアッパリンクと、このアッパリンクの他端が
    第1連結ピンを介して連結されるとともに、クランクシ
    ャフトのクランクピンに回転可能に取り付けられるロア
    リンクと、このロアリンクに第2連結ピンを介して一端
    が連結されるとともに、他端が内燃機関本体に対して揺
    動可能に支持されるコントロールリンクと、このコント
    ロールリンク他端の内燃機関本体に対する揺動支持位置
    を変位させる支持位置可変手段と、を備えてなる内燃機
    関の可変圧縮比機構において、 上記ロアリンクと上記アッパリンクもしくは上記コント
    ロールリンクとの間の連結構造として用いられたことを
    特徴とする請求項1に記載の内燃機関のピストン−クラ
    ンク機構におけるピン連結構造。
  3. 【請求項3】 上記連結ピンの端部に雌ネジ部が設けら
    れているとともに、上記フランジ部材に雄ネジ部が形成
    されており、両者の螺合によってフランジ部材が連結ピ
    ンに固定されていることを特徴とする請求項1または2
    に記載の内燃機関のピストン−クランク機構におけるピ
    ン連結構造。
  4. 【請求項4】 上記連結ピンは、軸方向に沿った貫通孔
    を有する中空状をなし、上記貫通孔に固定ピンが挿通さ
    れているとともに、上記フランジ部材は、上記固定ピン
    が貫通する開口部を有し、この開口部を貫通した固定ピ
    ンの端部に係止部材を取り付けることで、上記フランジ
    部材が連結ピンの両端に保持されていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の内燃機関のピストン−クラ
    ンク機構におけるピン連結構造。
  5. 【請求項5】 上記係止部材は、上記固定ピンの端部の
    係止溝に係合したスナップリングであることを特徴とす
    る請求項4に記載の内燃機関のピストン−クランク機構
    におけるピン連結構造。
  6. 【請求項6】 上記係止部材は、上記固定ピンの端部の
    係止溝に内周縁が係合した金属薄板からなるキャップで
    あることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関のピス
    トン−クランク機構におけるピン連結構造。
  7. 【請求項7】 上記連結ピンは、外周面が径変化のない
    単純な円筒面をなしていることを特徴とする請求項1〜
    6のいずれかに記載の内燃機関のピストン−クランク機
    構におけるピン連結構造。
  8. 【請求項8】 上記第1,第2ピンボス部に、上記第
    1,第2ピン軸受孔に至る油孔が設けられていることを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の内燃機関の
    ピストン−クランク機構におけるピン連結構造。
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