JP2010184656A - ステアリングコラム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性に優れ、固定状態を容易に解除できるステアリングコラム装置を提供する。
【解決手段】操作レバー5の回動に応じて、カム式ロータリークランプ機構10のカム部10a、10bの高い面と低い面同士がそれぞれ当接するようになるので、ボルト11の軸力が失われ、ブラケット2の側板2a、2aとコラム本体1との間に働く摩擦力が減少する。よって、例えばコラム本体1に対して大きな負荷が付与され、互いに噛合するギヤ歯9,7間に高い面圧が付与されている場合でも、ブラケット2の側板2a、2aとコラム本体1との間に働く摩擦力が減少することにより、ギヤ歯9、7同士の相対変位が可能となり、面圧が低下することで、ばね部材の付勢力により駆動部材6に追従してチルト用ギヤ部材9が、解除位置へと変位するようになっている。
【選択図】図6

Description

本発明は、ステアリングシャフトを、位置調整可能に支持するステアリングコラム装置に関する。
ステアリングコラム装置は、車両の重要安全保安部品であり、衝突時に乗員の安全を確保するために衝突時におけるその挙動を、どのように制御するかが非常に重要である。通常は、ステアリングコラム装置自体に衝撃エネルギー吸収機構を設けるともに、ステアリングホイール内に収納したエアーバッグの支持部材としても重要な役割を担っている。
一方、運転者の運転姿勢を最適にするために、一般的なステアリングコラム装置は、運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイールの傾斜角度を調整でき、ステアリングホイールの軸線方向位置を調整できるようになっている。従って、ステアリングコラム装置には、コラム本体(即ちステアリングホイール)の位置や姿勢の調整が容易でなければならず、且つ衝突時には所定の位置や姿勢を確保しなければならないという相反する機能が必要になる。このような相反する機能を両立させるべく、従来のステアリングコラム装置では、種々の工夫がなされているが、ユーザーの操作性に対する要求の高まりなどにより、更なる向上が求められている。
ここで、特許文献1においては、チルトレバーの締め付けにより、チルトブラケットの側板がステアリングコラムを保持すると共に、チルトレバーと連動するロックレバーの係合歯が、コラムの係合歯と噛合することによって、ステアリングコラムの位置をロックできるステアリングコラム装置が開示されている。
特開2004−268841号公報
ところで、特許文献1のステアリングコラム装置において、ステアリングコラムの固定は、チルトレバーの固定方向への操作に応じて、テレスコブラケットとチルトブラケットの側板とを挟圧することにより発生する摩擦を用いて行われている。又、固定された状態で、チルトレバーと連動するロックレバーの係合歯が、コラムの係合歯と噛合することでロックが行われている。このとき、不慮の荷重がステアリングホイールに作用すると、その荷重に、テレスコブラケットとチルトブラケットの側板との間の摩擦力が抗することができず、チルトブラケットに対してテレスコブラケットがわずかに下方に移動する場合がある。かかる場合、ロックレバーの係合歯とコラムの係合歯とは噛合した状態であるために、チルトブラケットに対してテレスコブラケットが大きく移動することはないが、ステアリングコラムを介して体重が付与されたことにより、係合歯には更に高い面圧が付与されることとなる。
ここで、ステアリングコラムに付与された体重が消失した後も、ステアリングコラムは、その自重と、テレスコブラケットとチルトブラケットの側板との間の摩擦力によりその位置に留まる。すると、ロックレバーの係合歯とコラムの係合歯とは、強い面圧で噛合した状態が維持されることとなるために、かかる状態でチルトレバーを解除方向に操作した場合、噛合した係合歯同士が摩擦で離れず、ロック状態を解除するために大きな力を必要とする恐れがある。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、操作性に優れ、固定状態を容易に解除できるステアリングコラム装置を提供することを目的とする。
本発明のステアリングコラム装置は、ステアリング位置調整用の操作レバーを固定方向に回動させることで、車体に固定されたブラケットと、ステアリングシャフトを保持するコラムとの間に押圧力を発生させ、また前記操作レバーを解除方向に回動することで、前記ブラケットと前記コラムとの間の前記押圧力を減少させる固定装置と、
前記操作レバーの操作に応じて駆動される第1のギヤ歯と、前記ブラケット又は前記車体に備えられた第2のギヤ歯とを有し、前記操作レバーを前記固定方向に回動させたときに、前記第1のギヤ歯は前記第2のギヤ歯に噛合し、前記操作レバーを前記解除方向に回動させたときに、前記第1のギヤ歯は前記第2のギヤ歯から離脱するようになっているロック装置と、からなり、
前記操作レバーを前記解除方向に回動させたとき、前記ブラケットと前記コラムとの間の前記押圧力が所定値以下に減少した後で、前記第1のギヤ歯は前記第2のギヤ歯より離脱することを特徴とする。
本発明によれば、前記操作レバーを前記解除方向に回動させたとき、前記ブラケットと前記コラムとの間の前記押圧力が所定値以下に減少した後で、前記第1のギヤ歯は前記第2のギヤ歯より離脱するので、例えば前記コラムの重力方向に強い力が付与されることによって、前記第1のギヤ歯と前記第2のギヤ歯とが強い面圧をもって噛合した場合にも、まず前記ブラケットと前記コラムとの間の前記押圧力を所定値まで減少させることによって、前記ブラケットに対する前記コラムの相対移動を可能とするようになっている。前記コラムが前記ブラケットに対して相対移動可能となれば、前記第1のギヤ歯と前記第2のギヤ歯とは、面圧が低くなるように相対変位することが出来、これにより少ない力でも、前記第1のギヤ歯を前記第2のギヤ歯より離脱させることができる。
前記操作レバーに連動して駆動され、前記ブラケットを前記コラムに対して第1の押圧力で押圧する固定状態と、前記第1の押圧力よりも低い第2の押圧力で押圧する解除状態のいずれかを取り得るようになっているカム機構を有すると好ましい。
前記第1のギヤ歯は、前記操作レバーに対して相対回動可能となっており、弾性部材により、前記操作レバーに対して前記解除方向に付勢されていると好ましい。
前記第1のギヤ歯は、前記操作レバーに対して所定角度以上の相対回動が制限されていると好ましい。
以下、本発明の実施の形態に係るチルト ・テレスコピック式のステアリング装置 を図面を参照しつつ説明する。図1〜4は、本実施の形態に係るステアリングコラム装置の斜視図であり、図1は固定状態を示し、図2は解除状態を示し、図3は固定解除中だがロック継続状態を示し、図4は操作レバーを分解した状態を示す。図5、6は、図1の構成をV-V線で切断して矢印方向に見た図であり、図5は固定状態を示し、図6は解除状態を示す。図7は、チルト用ギヤ部材と駆動部材とを軸線方向に見た図である。図8〜11は、チルト用ギヤベースとチルト用ギヤ部材と駆動部材との関係を示す斜視図であり、図8は固定状態を示し、図9は解除状態を示し、図10は固定解除中だがロック継続状態を示し、図11は駆動部材にチルト用ギヤ部材が追いついた状態を示す。尚、図8〜11において、理解しやすいように駆動部材は単体で描かれているが、実際は操作レバーと一体である。
図1,2において、筒状のコラム本体1は、ブラケット2を介して不図示の車体に取り付けられるようになっている。コラム本体1内には、不図示のステアリングホイールと操舵機構とを連結するステアリングシャフト4が挿通され、ベアリング3により回転自在に支持されている。
ブラケット2の片側の側板2aには、ボックス状のチルト用ギヤベース7が固定されている。チルト用ギヤベース7は、コラム本体1におけるチルト方向(ここでは上下方向)の調整幅に対応した高さを有している。コラム本体1には、テレスコピックスライド用の長穴1aが成形されている。
L字状の操作レバー5は、下端に把持部5aを有し、上端に駆動部材6を一体的に形成している。後述するように、駆動部材6に連動するようにして、チルト用ギヤ部材9が取り付けられている。尚、チルト用ギヤベース7と同様にテレスコ用ギヤベースを設け、チルト用ギヤ部材と同様にテレスコ用ギヤ部材を設けても良い。操作レバー5の開口5bとボルト11の頭部とは、セレーションなどを介して一体的に回転できるように連結されている。
図5,6において、ブラケット2は、コラム本体1を両側から挟むようにして一対の側板2a、2aを有している。側板2a、2aには、それぞれチルト方向の長孔2b、2bが形成されている。コラム本体1の側壁には、長孔2b、2bに対応する位置に、テレスコ方向(ここでは紙面垂直方向)の長孔1a、1aが形成されている。
ボルト11は、図5,6で左方より、操作レバー5の開口5b、駆動部材6の開口6a、チルト用ギヤ部材9の開口9a、チルト用ギヤベース7の長孔7a、左側板2aの長孔2b、コラム本体1の左方の長孔1a、コラム本体1の右方の長孔1a、右側板2aの長孔2b、カム式ロータリークランプ機構10、間座12にこの順序で挿通され、ナット13により固定されている。
カム式ロータリークランプ機構(カム機構)10は、側板2aに対して相対回転を止められるカム部10aと、ボルト11に対して相対回転を止められるカム部10bとからなる。図6に示す解除状態では、カム部10a、10bの高い面と低い面同士がそれぞれ当接している。このとき、ボルト11の軸力は低下しているので、側板2a、2aはコラム本体1に向かって低い第2の押圧力(ゼロを含む)で押圧されている。一方、ボルト11が回転すると、カム部10bがカム部10aに対して回転し、図5に示す固定状態となり、互いに高い面同士が当接するようになるので、ボルト11に軸力が発生する。これにより押圧部材としての側板2a、2aはコラム本体1に向かって、第2の押圧力より高い第1の押圧力で押圧され、間に発生する摩擦力で両者は固定されることとなる。カム式ロータリークランプ機構10は、操作レバー5のストッパ機能を有し、即ち操作レバー5の回動角を(ここでは30度以内に)制限している。操作レバー5と、カム式ロータリークランプ機構10と、ボルト11とで固定装置を構成する。
図7において、略L字状の板材であるチルト用ギヤ部材9の開口9aの内径は、ボルト11の軸径よりも大きくなっているが、開口9a周囲の座繰り部9gに配置された、折り曲げられたワイヤスプリング8が、座繰り部9gの周壁とボルト11の外径との間で突っ張るようにして配置されている。ワイヤスプリング8の弾性変形により、チルト用ギヤ部材9は、開口9aとボルト11との軸線が一致するようにセンタリングされながらも、ボルト11に対して径方向に相対変位可能に配置されている。
図7において、チルト用ギヤ部材9は、略L字状の板材である駆動部材6の表面から浅く一段下がった段部6b内に摺動可能に配置されている。チルト用ギヤ部材9のアーム部9bは、その先端に一列に並んだギヤ歯(第1のギヤ歯)9cを両面に形成している。更に、チルト用ギヤ部材9には、アーム部9bとは異なる位置で突出する突起9dが形成されている。チルト用ギヤ部材9が、駆動部材6に対して、図7で反時計回りに相対回動したときに、アーム部9bに当接することでそれ以上の相対回動を禁止する段部6b上の位置に、制限部材としての第1ピン6cが植設されており、また駆動部材6に対して、図7で時計回り相対回動したときに、突起9dに当接することでそれ以上の相対回動を禁止する段部6b上の位置に、制限部材としての第2ピン6dが植設されている。アーム部9bに形成された係合孔9eに一端を係合させ、第1ピン6cに他端を係合させた弾性部材としてのばね部材14が、アーム部9bを第1ピン6cに向かって、即ち解除方向に付勢している。
図1〜4に示すように、駆動部材6の側面には、へ字状に折れ曲がった板部材6eが固定されている。板部材6eは、駆動部材6が固定位置に回動したときに、チルト用ギヤベース7の側面に形成された山状の凸部を弾性変形しながら乗り上がり、乗り越えたときに弾性変形から復帰するようになっている。これにより、固定状態のロックを支援することができるが、省略しても良い。
図8〜11に示すように、チルト用ギヤベース7は、その上端側の筐体部に、チルト用ギヤ部材9のギヤ歯9cが出入り可能なスリット7bを形成しており、そのスリット7bの内側両側には、ギヤ歯9cに対応したギヤ歯(第2のギヤ歯)7cがチルト調整できる十分な範囲にわたって形成されている。チルト用ギヤベース7の下端側の表面には、矩形状の突起7dが形成され、その内側には、長孔7aが形成されている。矩形状の突起7dは、ブラケット2の側板2aの長孔2bに嵌入しており、これによりチルト用ギヤベース7は、側板2aに対して固定的に取り付けられる。チルト用ギヤベース7と、チルト用ギヤ部材9とでロック装置を構成する。
本実施の形態の動作について説明する。まず、図1、8に示す固定位置においては、ボルト11の軸力によって、ブラケット2の側板2a、2aがコラム本体1に向かって押圧され、それらの間に作用する摩擦力で、ブラケット2に対してコラム本体1が保持されるようになっている。又、チルト用ギヤ部材9のギヤ歯9cは、チルト用ギヤベース7のギヤ歯7cに噛合している。かかる状態から、操作レバー5を図1で時計回りに回動させると、駆動部材6が一体的に回動する。しかしながら、チルト用ギヤ部材9は、駆動部材6に対して相対回動可能であるため、互いに噛合するギヤ歯9c、7c間の摩擦力が高い場合には、図3、10に示すように、その位置に留まる。
ここで、操作レバー5の回動に応じて、カム式ロータリークランプ機構10のカム部10a、10bの高い面と低い面同士がそれぞれ当接するようになるので、ボルト11の軸力が失われ、ブラケット2の側板2a、2aとコラム本体1との間に働く摩擦力が減少する。よって、例えばコラム本体1に対して大きな負荷が付与され、互いに噛合するギヤ歯9c、7c間に高い面圧が付与されている場合でも、ギヤ歯9cを残した状態で操作レバー5が先行して回動することにより、ブラケット2の側板2a、2aとコラム本体1との間に働く摩擦力が先に所定値以下に減少するので、ギヤ歯9c、7c同士の相対変位が可能となる。従って、ギヤ歯間の面圧が低下することで、図11に示すように、ばね部材14の付勢力により駆動部材6に追従してチルト用ギヤ部材9が、図2,9に示す解除位置へと変位するようになっている。これにより、コラム本体1を変位させることができ、ボルト11を、ブラケット2の側板2aの長孔2b及びチルト用ギヤベース7の長孔7aの範囲内で上下方向に変位させることで、不図示のステアリングホイールのチルト調整が可能となる。
尚、ギヤ歯9c、7c同士の固着力が、ばね部材14の付勢力より強かった場合には、チルト用ギヤ部材9が駆動部材6に追従できず、ギヤ歯9c、7c同士の連結を解除することができない。しかしながら本実施の形態によれば、かかる場合でも、駆動部材6がチルト用ギヤ部材9に対して所定角度(例えば20度)以上回動したときは、図7に示す第2ピン6dが突起9dに係合することにより、強制的にチルト用ギヤ部材9を駆動部材6に追従させて回動させるようになっている。第2ピン6dが突起9dに係合した時点では、ブラケット2の側板2a、2aとコラム本体1との間に働く摩擦力もかなり減少しているので、強制的にチルト用ギヤ部材9を駆動部材6に追従させても、操作レバーの操作力はそれほど大きくならない。
チルト調整後に、図2において操作レバー5を反時計回りに回動させると、それに応じて、カム式ロータリークランプ機構10のカム部10a、10bの高い面同士がそれぞれ当接するようになるので、ボルト11の軸力が高まることにより、ブラケット2の側板2a、2aとコラム本体1との間に働く摩擦力が増大し、コラム本体1が固定される。また、それと並行して、操作レバー5と一体的に回動する駆動部材6の第1ピン6cが、アーム部9bに当接して、チルト用ギヤ部材9を同方向に回動させる。これにより、チルト用ギヤ部材9のギヤ歯9cが、チルト用ギヤベース7のギヤ歯7cに噛合して、ロック状態が確立されることとなる。
図12は、別な実施の形態にかかるステアリングコラム装置の図1と同様な斜視図である。本実施の形態においては、駆動部材6と操作レバー5とを分離して、ボルト11を介して別な側に連結した点のみが異なる。それ以外の構成は、上述した実施の形態と同様である。
図13は、別な実施の形態にかかるステアリングコラム装置の図2と同様な斜視図である。本実施の形態においては、ブラケット2の側板2aに、チルト用ギヤ部材9のアーム部9bが当接することにより、それ以上、チルト用ギヤベース7から離隔する方向の回動を制限する突起2dを形成した点が異なっている。それ以外の構成は、基本的に上述した実施の形態と同様である。
図14は、別な実施の形態にかかるステアリングコラム装置の要部の分解斜視図である。本実施の形態においては、チルト用ギヤ部材9のアーム部9bには、ボルト(不図示)の軸線を中心とした円弧状の長孔9fが形成されている。組み付けた状態では、駆動部材6に植設された円筒ピン6fが長孔9fに係合しており、駆動部材6に対してチルト用ギヤ部材9は、円筒ピン6fが長孔9fの両端に当接して制限される範囲内でのみ相対回動が可能となっている。すなわち、チルト用ギヤ部材9は、円筒ピン6fが長孔9fの端部に当接した後に、駆動部材6と一体的に回動する。これにより、チルト用ギヤ部材9の回動量は、駆動部材6の回動量よりも小さくなり、チルト用ギヤ部材9と周囲部品との干渉を抑制できると共に、操作レバー5の回動量を比較的大きく確保でき、カム式ロータリークランプ機構10の回動量を確保することで、円滑な操作が可能となる。
特に、本実施の形態においては、カム式ロータリークランプ機構10が、駆動部材6の回動により駆動されることで、ボルトに軸力を発生させるようになっている。駆動部材6とチルト用ギヤ部材9とは回転方向相対移動が可能である。尚、駆動部材6とチルト用ギヤ部材9との間には、解除状態で、駆動部材6に対してチルト用ギヤベース7から離隔する方向にチルト用ギヤ部材9を付勢するために、弾性体であるばね部材により両者を連結しても良い。
以上、実施の形態を参照して本発明を詳細に説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきでなく、その趣旨を損ねない範囲で適宜変更、改良可能であることはもちろんである。例えば、弾性部材としてのばね部材は、コイルバネ、板ばねなど種々のものを用いることができる。
本実施の形態に係るステアリングコラム装置の斜視図である。 本実施の形態に係るステアリングコラム装置の斜視図である。 本実施の形態に係るステアリングコラム装置の斜視図である。 本実施の形態に係るステアリングコラム装置の斜視図である。 図1の構成をV-V線で切断して矢印方向に見た図である。 図1の構成をV-V線で切断して矢印方向に見た図である。 チルト用ギヤ部材と駆動部材とを軸線方向に見た図である。 チルト用ギヤベースとチルト用ギヤ部材と駆動部材との関係を示す斜視図である。 チルト用ギヤベースとチルト用ギヤ部材と駆動部材との関係を示す斜視図である。 チルト用ギヤベースとチルト用ギヤ部材と駆動部材との関係を示す斜視図である。 チルト用ギヤベースとチルト用ギヤ部材と駆動部材との関係を示す斜視図である。 別な実施の形態にかかるステアリングコラム装置の図1と同様な斜視図である。 別な実施の形態にかかるステアリングコラム装置の図2と同様な斜視図である。 別な実施の形態にかかるステアリングコラム装置の要部の分解斜視図である。
1 コラム本体
1a 長孔
2 ブラケット
2a 側板
2b 長孔
2d 突起
3 ベアリング
4 ステアリングシャフト
5 操作レバー
5a 把持部
5b 開口
6 駆動部材
6a 開口
6b 段部
6c 第1ピン
6d 第2ピン
6e 板部材
6f 円筒ピン
7 チルト用ギアベース
7a 長孔
7b スリット
7c ギヤ歯
7d 突起
8 ワイヤスプリング
9 チルト用ギア部材
9a 開口
9b アーム部
9c ギヤ歯
9d 突起
9e 係合孔
9f 長孔
9g 座繰り部
10 カム式ロータリークランプ機構
10a カム部
10b カム部
11 ボルト
12 間座
13 ナット
14 ばね部材

Claims (4)

  1. ステアリング位置調整用の操作レバーを固定方向に回動させることで、車体に固定されたブラケットと、ステアリングシャフトを保持するコラムとの間に押圧力を発生させ、また前記操作レバーを解除方向に回動することで、前記ブラケットと前記コラムとの間の前記押圧力を減少させる固定装置と、
    前記操作レバーの操作に応じて駆動される第1のギヤ歯と、前記ブラケット又は前記車体に備えられた第2のギヤ歯とを有し、前記操作レバーを前記固定方向に回動させたときに、前記第1のギヤ歯は前記第2のギヤ歯に噛合し、前記操作レバーを前記解除方向に回動させたときに、前記第1のギヤ歯は前記第2のギヤ歯から離脱するようになっているロック装置と、からなり、
    前記操作レバーを前記解除方向に回動させたとき、前記ブラケットと前記コラムとの間の前記押圧力が所定値以下に減少した後で、前記第1のギヤ歯は前記第2のギヤ歯より離脱することを特徴とするステアリングコラム装置。
  2. 前記操作レバーに連動して駆動され、前記ブラケットを前記コラムに対して第1の押圧力で押圧する固定状態と、前記第1の押圧力よりも低い第2の押圧力で押圧する解除状態のいずれかを取り得るようになっているカム機構を有することを特徴とする請求項1に記載のステアリングコラム装置。
  3. 前記第1のギヤ歯は、前記操作レバーに対して相対回動可能となっており、弾性部材により、前記操作レバーに対して前記解除方向に付勢されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のステアリングコラム装置。
  4. 前記第1のギヤ歯は、前記操作レバーに対して所定角度以上の相対回動が制限されていることを特徴とする請求項3に記載のステアリングコラム装置。
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