JP2010183366A - 温度補償型発振回路 - Google Patents

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Masayuki Ishikawa
匡亨 石川
Atsushi Kiyohara
厚 清原
Sohiro Yamamoto
壮洋 山本
Norihito Matsukawa
典仁 松川
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Abstract

【課題】温度補償型発振回路を提供する。
【解決手段】圧電振動子14と、電圧制御型の第1可変回路16、及び前記圧電振動子14の発振周波数の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧制御型の第2可変容量回路24、が接続された発振回路12と、前記第1可変容量回路16に前記第1可変容量回路16の容量を制御する電圧を出力して前記発振周波数を所定の値に調整するAFC回路48と、前記第2可変容量回路24に1次の温度特性を有する温度補償電圧を出力する温度補償回路40と、を有し、前記発振回路12には、電圧制御型の第3可変容量回路32が接続され、前記第3可変容量回路32には、温度センサー38からの出力と前記AFC回路48の出力とを掛け合わせることにより前記第3可変容量回路32に1次の温度特性を有する電圧を出力する温度特性補正回路54が接続されてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧電振動子の発振周波数を所定の値に調整しつつ発振周波数の温度補償を行う温度補償型発振器に関する。
近年、水晶振動子等の圧電振動子に対して、発振回路、温度補償回路等を付加した圧電発振器では周波数安定度は勿論のこと、小型化、低価格化等が厳しく要求されている。圧電発振器の出力周波数は種々の要因で変化するが、比較的周波数の安定度の高い水晶発振器においても、周囲温度、電源電圧及び出力負荷等の条件変化による周波数変動があり、これらに対応する手段は種々のものが提案されている。例えば温度変化に関しては水晶発振器に温度補償回路を付加し、この温度補償水晶発振器(以下、TCXOと記す)の発振ループに負荷容量を変化させて、水晶振動子固有の温度―周波数特性変動を相殺するように前記負荷容量を温度変化に対して制御するものがあり、大きく分けて直接温度補償方式、間接温度補償方式及びデジタル型補償方式の3つの補償方法がある。
特に間接温度補償方式としてMOSバラクタを用いて温度補償を構成しているものがあり、このMOS型バラクタにはいくつかの構造が存在する(特許文献1参照)。図8は従来のMOS型バラクタを用いた温度補償回路の一例を示す図である。これは、低温補償用MOS型バラクタML243と固定容量素子242との直列回路と、高温補償用MOS型バラクタMH246とを接続した並列回路を用い、MOS型バラクタの両端には一方に基準電圧Vref、他方に制御電圧VL、VHが抵抗244、241、245を介して印加されている。このような構成とすることで、水晶振動子の3次の温度特性を補償するために、温度に対する3次の容量変化を得ている。またこのようなMOS型バラクタを用いた構成の間接温度補償方式においては、補償電圧VL、VHがリニアに変化させることが可能な点が大きな特徴となっている。
一方で図9に示すように、コルピッツ発振回路Os1と、上記のようなMOS型バラクタを用いた温度補償回路Co1と、ユーザ側の操作で所定の発振周波数で発振させるための外部制御回路Vcを組み合わせた構成が開示されている(特許文献2参照)。このような構成においては、例えば、基準温度において外部制御回路のVafcの値を温度補償回路中の基準電圧(Vref)の値とすることで、基準周波数で発振できるように回路全体の負荷容量が調整されている。
特開2005−167510号公報 特開2004−343733号公報
しかし、上記構成においてVafcの値をVrefの値より下げると外部制御回路中のMOSバラクタMAの容量が低下するため、発振周波数が高くなるとともに回路全体の負荷容量が低下して温度補償回路の温度補償が効きすぎた状態となる。一方、Vafcの値をVrefの値よりも上げるとMOSバラクタMAの容量が増加するため、発振周波数が低くなるとともに、回路全体の負荷容量が増加するため、温度補償回路の温度補償が不足する状態となる。
そこで本発明は上記問題点に着目し、周波数を所定の値に調整しつつ温度補償を有効に行う温度補償型発振回路を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]圧電振動子と、電圧制御型の第1可変回路、及び前記圧電振動子の発振周波数の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧制御型の第2可変容量回路、が接続された発振回路と、前記第1可変容量回路に前記第1可変容量回路の容量を制御する電圧を出力して前記発振周波数を所定の値に調整するAFC回路と、前記第2可変容量回路に1次の温度特性を有する温度補償電圧を出力する温度補償回路と、を有する温度補償型発振回路であって、前記発振回路には、電圧制御型の第3可変容量回路が接続され、前記第3可変容量回路には、温度センサーからの出力と前記AFC回路の出力とを掛け合わせることにより前記第3可変容量回路に1次の温度特性を有する電圧を出力する温度特性補正回路が接続されたことを特徴とする温度補償型発振回路。
AFC回路の出力を変えて第1可変容量回路の容量が変化すると、回路全体の負荷容量が変化するため温度補償回路に接続された第2可変容量回路の発振回路に対する温度補償の感度が変化する。このとき温度補償電圧は温度に対して1次関数的に変化するものであるので、結果的に温度補償のズレは1次関数的なものとなる。よって上記構成とすることにより、この1次関数的なズレをAFC回路の出力に応じて変化する第3可変容量回路に印加される電圧により補正することができるので、発振周波数を任意に制御した場合においても温度補償を有効に行うことができる。
[適用例2]前記第1容量可変回路は、第1MOS容量素子のアノード端子に固定容量素子の一方端子を接続した直列回路と第2MOS容量素子とを前記第2MOS容量素子のアノード端子が前記第1MOS容量素子のゲート端子と接続するように並列接続した並列回路であって、前記第1MOS容量素子のゲート端子と前記第2MOS容量端子のアノード端子との接続点に電圧値が一定の基準電圧が供給されたものであり、前記温度補償電圧は、前記温度補償回路から出力され、温度に対して負の1次係数を有する低温温度補償電圧、及び温度に対して正の1次係数を有する高温温度補償電圧であり、前記低温温度補償電圧は、前記第1MOS容量素子のアノード端子に印加され、前記高温温度補償電圧は前記第2MOS容量素子のゲート端子に印加されることを特徴とする適用例1に記載の温度補償型発振回路。
上記構成により、回路全体の負荷容量は基準温度を中心として温度に対して3次関数的な温度特性を有する。そして、センター値において発振回路を基準周波数で発振させるAFC回路の出力を変えて第1可変容量回路の容量が変化させると、回路全体の負荷容量が変化するため温度補償回路に接続された第2可変容量回路の発振回路に対する温度補償の度合いが変化する。このとき高温温度補償電圧、及び低温温度補償電圧は温度に対して1次関数的に変化するものであるので、結果的に温度補償のズレは1次関数的なものとなり、そのズレはAFC回路の出力がセンター値から離れるほど顕著となる。よって上記構成とすることにより、この1次関数的なズレをAFC回路の出力に応じて適切に補正することができるので、発振周波数を任意に制御した場合においても温度補償を有効に行うことができる。
[適用例3]前記AFC回路は、入力電圧を反転増幅する第1増幅回路と、前記第1増幅回路の後段に接続され、前記第1増幅回路の出力を反転増幅して前記第2可変容量回路の容量を制御する電圧を出力する第2増幅回路を有し、前記温度特性補正回路は、温度センサーからの出力を反転増幅する第3増幅回路と、前記第3増幅回路の後段に接続され、前記第3増幅回路の出力を反転増幅して前記第3可変容量回路の容量を制御する電圧を出力する第4増幅回路と、前記第3増幅回路の反転増幅側と並列に接続され、前記第1増幅回路の出力をゲートとして前記第3増幅回路の増幅比を調整する調整回路と、を有することを特徴とする適用例1または2に記載の温度補償型発振回路。
第2可変容量回路は、その容量の温度特性により圧電振動子の発振周波数の温度特性を相殺する役割を果たす。しかし、圧電振動子の発振周波数の温度特性の正の1次係数が大きく、入力電圧がセンター値であっても圧電振動子の1次係数に対して第2可変容量回路の温度補償が不足する場合がある。
そこで本適用例は、温度特性補正回路の出力の温度特性を負の1次係数(負の傾き)とし、第3可変容量回路の容量の温度特性に正の傾き(正の1次係数)を与えている。これにより、入力電圧がセンター値において、第2可変容量回路の温度補償が不足する状態を第3可変容量回路が補う態様で、圧電振動子の温度特性を相殺することができる。
本適用例において、入力電圧を変化させる、すなわちAFC回路の出力を変化させると第2可変容量回路の温度補償に対する感度が変化する。このとき、圧電振動子の発振周波数の温度特性の1次係数の成分に対して第2可変容量回路の温度補償が効き過ぎる、または温度補償が不足する状態が発生することになる。
しかし、温度特性補正回路の出力の負の1次係数(傾き)の大きさ(ゲイン)をAFC回路の出力に応じて可変可能となるので、温度特性補正回路の出力が印加される第3可変容量回路による温度補償の補正を、AFC回路の出力が印加される第1可変容量素子の容量変化に対応して行うことができ、発振周波数を変化させた場合でも温度補償を効果的に行うことができる。
[適用例4]前記AFC回路は、入力電圧を反転増幅する第1増幅回路と、前記第1増幅回路の後段に接続され、前記第1増幅回路の出力を反転増幅して前記第2可変容量回路の容量を制御する電圧を出力する第2増幅回路を有し、前記温度特性補正回路は、温度センサーからの出力を反転増幅して前記第3可変容量回路の容量を制御する電圧を出力する第3増幅回路と、前記第3増幅回路の反転増幅側と並列に接続され前記第2増幅回路の出力をゲートとして前記第3増幅回路の増幅比を調整する第2調整回路を有することを特徴とする適用例1または2に記載の温度補償型発振回路。
第2可変容量回路は、その容量の温度特性により圧電振動子の温度特性を相殺する役割を果たす。しかし、圧電振動子の発振周波数の温度特性の正の1次係数が小さく、入力電圧がセンター値であっても圧電振動子の1次係数に対して第2可変容量回路の温度補償が効き過ぎる場合がある。さらに、圧電振動子の発振周波数の温度特性の1次係数が負である場合、第2可変容量回路は圧電振動子の1次係数の成分を増大させる方向に作用させることになる。
そこで本適用例は、温度特性補正回路の出力の温度特性を正の1次係数(正の傾き)とし、第3可変容量回路の容量の温度特性に負の傾き(負の1次係数)を与えている。これにより、圧電振動子の1次係数が正の場合は、入力電圧がセンター値であるときの第2可変容量回路の温度補償の効き過ぎを是正する態様で、圧電振動子の温度特性を相殺することができる。一方、逆に圧電振動子の1次係数が負の場合は、圧電振動子の温度特性の1次係数の成分と第2可変容量回路の温度特性の1次係数の成分を相殺することができる。
そして本適用例において、上述同様にAFC回路の出力を変化させると第2可変容量回路の温度補償に対する感度が変化するため、第2可変容量回路が圧電振動子の1次係数の成分に対して温度補償が効き過ぎる、または温度補償が不足する状態が発生することになる。
しかし、温度特性補正回路の出力の正の1次係数(傾き)の大きさ(ゲイン)をAFC回路の出力に応じて可変可能となるので、温度特性補正回路の出力が印加される第3可変容量回路による温度補償の補正を、AFC回路の出力が印加される第1可変容量素子の容量変化に対応して行うことができ、発振周波数を変化させた場合でも温度補償を効果的に行うことができる。
[適用例5]前記温度補償型発振回路は、最上位ビットを前記圧電振動子の発振周波数の温度特性の1次係数の正負、下位ビットを前記1次係数の大きさに対応させたバイナリデータを格納した記憶回路を有するとともに、前記AFC回路は、入力電圧を反転増幅する第1増幅回路と、前記第1増幅回路の後段に接続され、前記第1増幅回路の出力を反転増幅して前記第1可変容量回路の容量を制御する電圧を出力する第2増幅回路と、前記第1増幅回路の出力側、及び前記第2増幅回路の出力側にそれぞれ接続された複数の第1入力端子と、前記温度特性補正回路側に接続された第1出力端子と、を有し、入力される前記最上位ビットによって前記複数の第1入力端子のうちの1つを選択して前記第1出力端子に接続する第1マルチプレクサと、を有し、前記温度特性補正回路は、温度センサーから入力される電圧を反転増幅する第3増幅回路と、前記第3増幅回路の後段に接続され、前記第3増幅回路の出力を反転増幅する第4増幅回路と、前記第4増幅回路の後段に接続され、前記第4増幅回路の出力を反転増幅して前記第3可変容量回路の容量を制御する電圧を出力する第5増幅回路と、前記第3増幅回路の反転増幅側に並列に接続され、前記下位ビットをデコードした出力をゲートとして前記第3増幅回路の増幅率を調整する第3調整回路と、前記第4増幅回路の反転増幅側に並列に接続され、前記第1マルチプレクサの出力をゲートとして前記第4増幅回路の増幅率を調整する第4調整回路と、前記第4増幅回路の出力側、及び前記第5増幅回路の出力側にそれぞれ接続された複数の第2入力端子と、前記第3可変容量回路に接続された第2出力端子と、を有し、入力される最上位ビットによって前記複数の第2入力端子のうちの1つを選択して前記第2出力端子に接続する第2マルチプレクサと、を有するとともに、前記第1マルチプレクサが前記第1増幅回路の出力側に接続した第1入力端子と第1出力端子とを接続したとき、前記第2マルチプレクサが前記第4増幅回路の出力側と接続した第2入力端子と第2出力端子とを接続し、前記第1マルチプレクサが第2増幅回路の出力側に接続した第1入力端子と第1出力端子とを接続したとき、前記第2マルチプレクサが前記第5増幅回路の出力側に接続した第2入力端子と第2出力端子とを接続することを特徴とする適用例1または2に記載の温度補償型発振回路。
上記構成により、入力電圧がセンター値において第2可変容量回路の圧電振動子の発振周波数の温度特性の1次係数に対する温度補償が不足する場合、または温度補償が過剰となる場合の回路構成を、記憶回路に格納されたバイナリデータの最上位ビットによって選択可能となるととともに、入力電圧がセンター値と同じ場合において、圧電振動子の温度特性の1次係数の成分を相殺するようにバイナリデータの下位ビットによって温度特性補正回路の出力のゲインを調整することができる。したがって、圧電振動子の温度特性に対応して記憶回路に格納されたバイナリデータの値を変更することによって回路構成を変更しつつゲインを調整できるので、一つの回路で様々な特性を有する圧電振動子に対応させ、作業効率、及びコストを削減することができる。
第1実施形態に係る温度補償型発振回路の模式図である。 MOS容量素子のC−V特性と、負荷容量との関係を示す図である。 第1実施形態に係る温度補償型発振回路の温度補償の状態を示す図である。 第2実施形態に係る温度補償型発振回路の模式図である。 第2実施形態に係る温度補償型発振回路の温度補償の状態を示す図である。 第3実施形態に係る温度補償型発振回路の模式図である。 第3実施形態に係る温度補償型発振回路の部分詳細図である。 従来技術に係るMOS容量素子を用いた温度補償回路の回路図である。 従来技術に係る周波数制御が可能な温度補償型発振回路の回路図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
第1実施形態に係る温度補償型発振回路10を図1に示す。温度補償型発振回路10は、発振回路12(圧電振動子14、第1可変容量回路16、第2可変容量回路22、第3可変容量回路32)、温度補償回路40(高温温度補償回路42、低温温度補償回路44)、基準電圧発生回路46、AFC回路48、温度特性補正回路54を有する。
発振回路12は、圧電振動子14を発振源とする例えばコルビッツ型の発振回路であり、さらに第1可変容量回路16、第2可変容量回路24、第3可変容量回路32が接続されている。
圧電振動子14は、水晶を用いたATカット振動子(厚みすべり振動子)を用いている。圧電振動子14の発振周波数の温度依存性は全体的に3次関数的な形状を有しているが1次関数的な成分も有している。1次関数的な成分にフィッティングされる1次係数は水晶振動子のカット角により正負、及びその絶対値が変動するが第1実施形態においては、正の値を有するものとする。従って発振回路12全体の負荷容量は、圧電振動子14の温度特性を打ち消すために正の1次係数の成分を有する必要がある。
第1可変容量回路16は、MOS容量素子18(バラクタダイオード)のアノード端子18bと固定容量素子20の一端20aとを直列に接続したものであり、MOS容量素子18のゲート端子18aは基準電圧発生回路48に接続され、固定容量素子20の一端20aの反対側の他端20bが圧電振動子14の一端14aに接続されている。またMOS容量素子18と固定容量素子20との間は分岐され、分岐先は、一端が接地された固定容量素子22に接続されている。
第2可変容量回路24は、第1MOS容量素子26のアノード端子26bに固定容量素子28の一端28aを接続した直列回路と第2MOS容量素子30とを前記第2MOS容量素子30のアノード端子30bが前記第1MOS容量素子26のゲート端子26aと接続するように並列接続した並列回路であって、第1MOS容量素子26のゲート端子26aと第2MOS容量素子30のアノード端子30bとの接続点は基準電圧発生回路46の出力(VREF)に接続され、固定容量素子28の一端28aと反対側の他端28bと第2MOS容量素子30のゲート端子30aとの接続点は圧電振動子14の一端14aの反対側の他端14b、及び高温温度補償回路42の出力(V)に接続されている。また第1MOS容量素子26と固定容量素子28との間は低温温度補償回路44の出力(V)に接続されている。
図2はMOS容量素子(バラクタダイオード)のC−V特性を示し、図2(b)は図2(a)の特性を有するMOS容量素子を使用したときの負荷容量と温度との関係(補償容量カーブ)を示す図である。MOS容量素子のC−V特性は、立ち上がり領域、線形領域、飽和領域に分類され、第1可変容量回路16、及び第3可変容量回路32においては主に線形領域を用いている。一方、第2可変容量回路24においては、第1MOS容量素子26の飽和領域、第2MOS容量素子30の立ち上がり領域を用いている。図2(b)において、低温領域の曲線は第1MOS容量素子26の飽和領域により生成され、高温領域の曲線は第2MOS容量素子28の立ち上がり領域により生成される。その結果、第2可変容量回路24において、圧電振動子14の発振周波数を温度補償するための3次関数的な容量カーブの特性を得ることができる。
第2可変容量回路24は、その容量の温度特性により圧電振動子14の発振周波数の温度特性を相殺する役割を果たす。図2(b)に示すように、第2可変容量回路24の容量の温度特性は全体的に3次関数的な曲線、すなわち3次係数を有しているが、基準温度を中心として右肩上がりの1次関数の成分、すなわち正の1次係数を有しているため、これを用いて圧電振動子14の3次係数のみならず1次係数に対しても温度補償を行うことができる。
しかし、可変容量回路24の温度特性の3次関数の成分と1次関数の成分とを独立に調整することは困難であるため、可変容量回路24は圧電振動子14の温度特性の3次関数の成分を補償すると圧電振動子の1次関数の成分を補償しきれない場合が発生する。
第2可変容量回路24は、その容量の温度特性により圧電振動子14の発振周波数の温度特性を相殺する役割を果たす。しかし、圧電振動子14の発振周波数の温度特性の正の1次係数が大きく、入力電圧(V)がセンター値であっても圧電振動子14の1次係数に対して第2可変容量回路24の温度補償が不足する場合がある。
そこで第1実施形態に係る温度補償型発振回路10は、後述の温度特性補正回路54の出力(V)の温度特性を負の1次係数(負の傾き)とし、後述の第3可変容量回路32の容量の温度特性に正の傾き(正の1次係数)を与えている。これにより、入力電圧(V)がセンター値において、第2可変容量回路24の温度補償が不足する状態を第3可変容量回路32が補う態様で、圧電振動子14の温度特性を相殺することができる。
第3可変容量回路32は、MOS容量素子34のアノード端子34bと固定容量素子36の一端36aとを直列に接続したものであり、MOS容量素子34のゲート端子34aは基準電圧発生回路46の出力(VREF)に接続され、固定容量素子36の一端36aの反対側の他端36bは圧電振動子14の他端14bに接続されている。これにより、圧電振動子14を含む閉回路を考えると、第1可変容量回路16と第3可変容量回路32は並列となり、第2可変容量回路24は、第1可変容量回路16及び第3可変容量回路32に対して直列となる。
温度センサー38は、例えば、ダイオードに順方向電流を流し、温度によって変化する電圧降下の量を、温度補償回路40(高温温度補償回路42、低温温度補償回路44)、及び温度特性補正回路54に出力するもので、電圧降下の値は温度上昇とともに1次関数的に減少する。
高温温度補償回路42は、例えば、温度センサー38からの出力を増幅して、正の1次の温度特性を有する正の1次電圧(V)を出力する回路である。よって温度が低いほど低い値となり、温度が高いほど高い値となり、その変化は直線的なものとなる。
低温温度補償回路44は、例えば、温度センサー38からの出力を増幅して、負の1次の温度特性を有する負の1次電圧(V)を出力する回路である。よって温度が低いほど高い値となり、温度が高いほど低い値となり、その変化は直線的なものとなる。
基準電圧発生回路46は、常時一定の電圧(VREF)を出力する回路であって、基準温度下でAFC回路48に入力される電圧がセンター値(基準電圧と同じ値でも良い。)となっている場合において、発振回路12の発振周波数が基準周波数で発振するように調整されているものとする。
AFC回路48は、発振回路12の発振周波数を所定の値に調整する電圧制御型の第1可変容量回路16に接続され、第1可変容量回路16の容量を制御する電圧(VAFC)を出力するものである。AFC回路48は入力電圧(V)を反転増幅する第1増幅回路50、第1増幅回路50の後段に接続され第1増幅回路50の出力を反転増幅して第1可変容量回路16の容量を制御する電圧(VAFC)を出力する第2増幅回路52を有する。第1増幅回路50の出力側(VAFC2)は、後述の温度特性補正回路の調整回路に接続されている。第1増幅回路50及び第2増幅回路52は参照電圧(Ref.)が印加され、参照電圧を中心として入力された電圧信号を反転増幅している。なお、入力電圧(V)の感度調整のため第1増幅回路50の反転増幅側に可変抵抗VR50aが介装されている。そして、基準温度において、入力電圧(V)がセンター値(例えばVDD/2)となったとき、AFC回路48からの出力(VAFC)によって、発振回路が基準周波数で発振できるように、第1増幅回路50、第2増幅回路52を構成する抵抗、参照電圧等の調整がなされているものとする。このようにAFC回路48は入力電圧(V)を反転増幅する増幅回路により2段階で増幅されるため、入力電圧(V)と第2増幅回路の出力、すなわち第1可変容量回路の容量を制御する電圧(VAFC)とは比例関係にある。
温度特性補正回路54は、第3可変容量回路32に接続され、AFC回路の出力(VAFC)が接続された第1可変容量回路16の容量変化に対応して第3可変容量回路32の容量を制御する電圧(V)を出力する回路である。温度特性補正回路54は、温度センサー38からの出力を反転増幅する第3増幅回路56、第3増幅回路56の後段に接続され第3増幅回路56の出力を反転増幅して第3可変容量回路32の容量を制御する電圧(VAFC)を出力する第4増幅回路58と、第3増幅回路56の反転増幅側に並列に接続され、AFC回路48からの出力(VAFC2)をゲートとして第3増幅回路56の増幅比を調整する調整回路60と、を有する。第3増幅回路56及び第4増幅回路58には参照電圧(Ref.)が接続され、入力された電圧を参照電圧を中心として反転増幅することができる。上述のように温度センサー38からの出力は温度に対して負の傾き(負の1次係数)を有し、温度特性補正回路54において温度センサー38からの出力は第3増幅回路56及び第4増幅回路58により2度反転増幅されるので、その出力(V)は温度変化に対して負の傾き(負の1次係数)を有する。
調整回路60はN型のMOSトランジスタ62によって構成され、ゲート端子62aがAFC回路48の第1増幅回路50の出力側(VAFC2)と接続され、ドレイン端子62bが第3増幅回路56を構成する抵抗R1とR2の間、ソース端子62cは抵抗R2の後段に接続される。よってゲート端子62aの電圧(VAFC2)が低くなると調整回路60のドレイン端子62b、ソース端子62cとの電位差が増加するため、第3増幅回路56の反転増幅側に調整回路60を並列に接続した第3増幅回路56の増幅率が高くなり、逆にゲート端子62aの電圧が高くなると、調整回路60の電位差が減少するため、第3増幅回路56の増幅率が減少する。またAFC回路48の第1増幅回路50から出力される電圧(VAFC2)は入力電圧(V)を反転増幅したものであるため、入力電圧(V)が低いほど高くなり、入力電圧(V)が高くなるほど低くなる。
したがって、温度特性補正回路54の出力(V)は温度特性において負の1次係数を有し、その傾き(ゲイン)は、入力電圧(V)が大きくなるほど増加するため、第3可変容量回路32の容量の変化量(補正量)は増加し、逆に入力電圧(V)が小さくなるほど出力(V)の傾き(ゲイン)が減少するので、第3可変容量回路32の容量の変化量(補正量)は減少する。なお、入力電圧(V)がセンター値であるときにおいても、温度特性補正回路54は負の1次係数を有しているが、このとき発振回路12の温度特性の1次係数の成分が0となる、すなわち基準温度領域において温度特性がフラットとなるように、第3増幅回路56、及び第4増幅回路58の抵抗の抵抗値、及び参照電圧(Ref.)の値が調整されているものとする。
上記構成による第1実施形態に係る温度補償型発振回路10の動作を述べる。図3に温度補償の様子を示す。上述のように、基準温度(25℃)において、入力電圧(V)がセンター値(例えばVDD/2)である場合は、発振回路12は基準周波数で発振するとともに、高温温度補償回路42の出力V、及び低温温度補償回路44の出力Vが温度に対して1次関数的に変化することによって基準温度を挟む所定の温度領域、さらには低温領域と高温領域の温度補償が行われた温度特性を有するものとする。
そして入力電圧(V)をセンター値より増加させると、AFC回路48の出力(VAFC)が増加し、第1可変容量回路16の容量が低下するため、負荷容量が減少して発振回路12の発振周波数は高くなる。このとき第1可変容量回路16に直列に接続された第2可変容量回路24の感度が減少する。よって負荷容量の圧電振動子14に対する温度補償が補償不足の状態となり(図3(a)参照)、発振回路12の温度特性において基準温度を中心として右肩上がりの傾きをもつ曲線Aが現れることになる。しかし、入力電圧(V)をセンター値より増加させると温度変化に対して負の傾き(負の1次係数)を有する温度特性補正回路54の出力(V)の傾き(ゲイン)が増加することにより、基準温度を中心に矢印A´の方向に回転させるように温度特性の補正が行われる。これらの傾向は入力電圧(V)がセンター値から離れるほど顕著となる。よって、第2可変容量回路24の負荷容量に対する感度減少分を、第1可変容量回路16と並列に接続された第3可変容量回路32の容量の変化量(補正量)の増加分で補うことになり、曲線Aを基準温度を中心に矢印A´の方向に回転させて、曲線Cに示すような良好な温度特性を得ることができる。
逆に、入力電圧(V)をセンター値より減少させると、AFC回路48の出力(VAFC)が減少し、第1可変容量回路16の容量が増加するため、負荷容量が増加して発振回路の発振周波数は低くなる。このとき第1可変容量回路16に直列に接続された第2可変容量回路24は負荷容量に対する感度が増加する。このとき温度補償は過補償の状態となり、図3(b)に示すように発振回路12の温度特性において基準温度を中心として右肩下がりの傾きをもつ曲線Bが現れることになる。しかし、入力電圧(V)をセンター値より減少させると温度変化に対して負の傾きを有する温度特性補正回路54の出力(V)の傾き(ゲイン)が減少することによって、基準温度を中心に矢印B´の方向に回転させるように温度特性の補正が行われる。これらの傾向は入力電圧(V)がセンター値から離れるほど顕著となる。よって、第2可変容量回路24の感度増加分を、第1可変容量回路16と並列に接続された第3可変容量回路32の容量の変化量(補正量)の減少した分で差し引くこととなり、曲線Bを基準温度を中心に矢印B´の方向に回転させて、曲線Cに示すような良好な温度特性を得ることができる。したがって、温度補償型発振回路10は、発振回路12の発振周波数をAFC回路48において所定の値に調整しつつ、基準温度を中心にして良好な温度特性を得ることができる。
よって、第1実施形態においては、入力電圧(V)を変化させる、すなわちAFC回路48の出力を変化させると第2可変容量回路24の温度補償に対する感度が変化するため、第2可変容量回路24の圧電振動子14の発振周波数の温度特性の1次係数の成分に対して温度補償が効き過ぎる、または温度補償が不足する状態が発生することになる。
しかし、温度特性補正回路54の出力の負の1次係数(傾き)の大きさ(ゲイン)をAFC回路48の出力に応じて可変可能となるので、第3可変容量回路32による温度補償の補正をAFC回路48の出力が印加される第1可変容量素子16の容量変化に対応して行うことができ、発振周波数を変化させた場合でも温度補償を効果的に行うことができる。
第2実施形態に係る温度補償型発振回路70を図4に示す。上述同様に第2可変容量回路24は、その容量の温度特性により圧電振動子72の温度特性を相殺する役割を果たす。しかし、圧電振動子72の発振周波数の温度特性の正の1次係数が小さく、入力電圧(V)がセンター値であっても圧電振動子72の1次係数に対して第2可変容量回路24の温度補償が効き過ぎる場合がある。さらに、圧電振動子74の発振周波数の温度特性の1次係数が負である場合、第2可変容量回路24は圧電振動子72の1次係数の成分を増大させる方向に作用させることになる。
そこで第2実施形態に係る温度補償型発振回路70は、後述の温度特性補正回路74の出力(V)の温度特性を正の1次係数(正の傾き)とし、第3可変容量回路32の容量の温度特性に負の傾き(負の1次係数)を与えている。これにより、圧電振動子72の1次係数が正の場合は、入力電圧(V)がセンター値であるときの第2可変容量回路24の温度補償の効き過ぎを是正する態様で、圧電振動子72の温度特性を相殺することができる。一方、逆に圧電振動子の1次係数が負の場合は、圧電振動子72の温度特性の1次係数の成分と第2可変容量回路24の温度特性の1次係数の成分を相殺することができる。
温度特性補正回路74は、温度センサー38からの出力を反転増幅して第3可変容量回路32の容量を制御する電圧(V)を出力する第3増幅回路76と、第3増幅回路76の反転増幅側と並列に接続され、AFC回路48の出力(VAFC2)をゲートとして第3増幅回路76の増幅率を調整する第2調整回路78と、を有する。上述のように、温度センサー38からの出力は温度変化に対して負の傾き(負の1次係数)を有するため、温度特性補正回路74から出力される電圧(V)は、温度変化に対して正の傾き(正の1次係数)を持つことになる。したがってVが印加される第3可変容量回路32の容量の温度特性は負の傾き(負の1次係数)を有することになる。
第2調整回路78は、調整回路60と同様にN型のMOSトランジスタ80によって構成されるが、調整回路60とは異なり、第2調整回路78のゲート端子80aはAFC回路48を構成する第2増幅回路52の出力側に接続されている。すなわちAFC回路48の温度特性補正回路への出力(VAFCと)と第1可変容量回路16への出力(VAFC2)と同じとなる。よって入力電圧(V)が増加すると、第2調整回路78のドレイン端子80bとソース端子80cとの間の電位差が減少するため、温度特性補正回路74を構成する第3増幅回路76の増幅率は減少し、入力電圧(V)が減少すると、第2調整回路78に掛かる電位差が増加するため、第3増幅回路76の増幅率は増加する。
第2実施形態における温度補償の様子を図5に示す。入力電圧(V)をセンター値より増加させると第2可変容量回路24は第1実施形態で述べたように補償不足となる(図5(a)参照)。そして圧電振動子72の1次係数が正の場合は第2可変容量回路24の圧電振動子72の1次係数に対する温度補償が不足し、逆に圧電振動子72の1次係数が負の場合は、第2可変容量回路24が第3可変容量回路32に対して温度補償が不足する形となる。よって、いずれの場合においても発振回路12の温度特性において基準温度を中心に正の1次係数の成分を有する右肩上がりの曲線Aが現れることになる。一方、正の1次係数を有する出力(V)は、その温度特性の傾き(ゲイン)が減少する(基準温度を中心に矢印A´の方向に回転させた)ため、温度変化に対して負の傾きを有する第3可変容量回路32の容量の変化量(補正量)は減少する。よって第2可変容量回路24の補償不足の状態を、第3可変容量回路32によって補正することができ、曲線Aを基準温度を中心に矢印A´の方向に回転させて、曲線Cに示すような良好な温度特性を得ることができる。
一方、入力電圧(V)をセンター値より減少させると、第2可変容量回路24は第1実施形態で述べたように過補償(図5(b)参照)となる。そして圧電振動子72の1次係数が正の場合は、第2可変容量回路24の圧電振動子72の1次係数に対して過補償となり、逆に圧電振動子72の1次係数が負の場合は、第2可変容量回路24が第3可変容量回路32に対して過補償な形となる。よって、いずれの場合においても発振回路12の温度特性において基準温度を中心に負の1次係数の成分を有する右肩下がりの曲線Bが表れることになる。一方、正の1次係数を有する出力Vは、その温度特性の傾き(ゲイン)が増加するため、温度変化に対して負の傾きを有する第3可変容量回路32の容量の変化量(補正量)は増加する。よって第2可変容量回路24による過補償の状態を、第3可変容量回路32によって補正することができ、曲線Bを基準温度を中心に矢印B´の方向に回転させて、曲線Cに示すような基準温度領域においてフラットな温度特性を得ることができる。
よって第2実施形態において、AFC回路48の出力を変化させると第2可変容量回路24の温度補償に対する感度が変化するため、第2可変容量回路24の圧電振動子72の発振周波数の温度特性の1次係数の成分に対して温度補償が効き過ぎる、または温度補償が不足する状態が発生することになる。
しかし、温度特性補正回路74の出力の正の1次係数(傾き)の大きさ(ゲイン)をAFC回路48の出力に応じて可変可能となるので、第3可変容量回路32による温度補償の補正をAFC回路48の出力が印加される第1可変容量素子16の容量変化に対応して行うことができ、発振周波数を変化させた場合でも温度補償を効果的に行うことができる。
第3実施形態に係る温度補償型発振回路90を図6、図7に示す。図6は全体図、図7は部分詳細図である。第3実施形態に係る温度補償型発振回路90は、第1実施形態の場合と第2実施形態の場合の両方に対応できる回路構成を有している。
記憶回路94は、バイナリデータが格納された不揮発性の回路であり、温度補償型発振回路90を起動すると、その最上位ビットをAFC回路94及び温度特性補正回路104に出力し、下位ビットを温度特性補正回路104に出力するように構成されている。バイナリデータは温度補償型発振回路90に組み込まれる圧電振動子92の温度特性の1次係数に対応して書き込まれる数値である。バイナリデータの最上位ビットは1次係数の正負に対応している。ここでは、入力電圧がセンター値のもとで、圧電振動子92の温度特性の1次係数に対して第2可変容量回路24の温度補償が不足する場合(第1実施形態の場合)は最上位ビットを1、逆に効き過ぎ若しくは圧電振動子92の1次係数が負となる場合(第2実施形態の場合)には最上位ビットを0とする信号となっている。バイナリデータの下位ビットは温度特性補正回路の出力(V)の1次係数の大きさに対応した数値であり、圧電振動子92の温度特性の1次係数が大きくなるほど、それに対応して下位ビットの数値も大きくなるように設計しても良いし、その逆でもよい。
図7(a)に示すように、AFC回路96は、入力電圧を反転増幅する第1増幅回路98と、前記第1増幅回路98の後段に接続され、前記第1増幅回路98の出力を反転増幅して第1可変容量回路24の容量を制御する電圧(VAFC)を出力する第2増幅回路100と、前記第1増幅回路98の出力側、及び前記第2増幅回路100の出力側にそれぞれ接続された複数の第1入力端子102aと、温度特性補正回路104側に接続された第1出力端子102b(VAFC2)と、を有し、入力される最上位ビットによって前記複数の第1入力端子102aのうちの1つを選択して前記第1出力端子102bに接続する第1マルチプレクサ102と、を有する。上述同様に入力電圧(V)を大きくするほど出力(VAFC)も大きくなる。
第1マルチプレクサ102は、0の最上位ビットが入力されると第2増幅回路100の出力側と接続された第1入力端子102aと第1出力端子102b(VAFC2)とを接続する切り替え制御(SW1が導通)を行い、1の最上位ビットが入力されると第1増幅回路98の出力(VAFC)側と接続された第1入力端子102aと第1出力端子102b(VAFC2)とを接続する切り替え制御(SW2が導通)を行う。よって第1出力端子98からの出力(VAFC2)は、最上位ビットが1の場合は、入力電圧(V)を大きくするほど出力(VAFC2)は小さくなる。一方、最上位ビットが0の場合は、VAFCとVAFC2は一致するため、入力電圧(V)を大きくするほど出力(VAFC2)は大きくなる。
図7(b)に示すように、温度特性補正回路104は、温度センサー38から入力される電圧を反転増幅する第3増幅回路106と、前記第3増幅回路106の後段に接続され、前記第3増幅回路106の出力を反転増幅する第4増幅回路108と、前記第4増幅回路108の後段に接続され、前記第4増幅回路108の出力を反転増幅して第3可変容量回路32の容量を制御する電圧(V)を出力する第5増幅回路110と、第3増幅回路106の反転増幅側に並列に接続され、バイナリデータの下位ビットをデコードした出力をゲートとして第3増幅回路106の増幅率を調整する第3調整回路112と、第4増幅回路108の反転増幅側に並列に接続され、第1マルチプレクサ102の出力(VAFC2)をゲートとして第4増幅回路108の増幅率を調整する第4調整回路114と、第4増幅回路114の出力側、及び第5増幅回路110の出力側にそれぞれ接続された複数の第2入力端子116aと、第3可変容量回路32に接続された第2出力端子116bと、を有し、入力されるバイナリデータの最上位ビットによって複数の第2入力端子116aのうちの1つを選択して第2出力端子116bに接続する第2マルチプレクサ116と、を有する。
温度センサー38からの出力の温度特性は負の傾き(負の1次係数)を有するため、第3増幅回路106の出力の温度特性は正の傾きを有し、第4増幅回路108の出力(V)の温度特性は負の傾きを有し、第5増幅回路110の出力(V)の温度特性は正の傾きを有する。
第3調整回路112は、記録回路94に格納されたバイナリデータの下位ビットをデコードして所定の電圧を出力するデコーダ(不図示)と、デコーダからの出力をゲートとして第3増幅回路112の増幅比を調整するN型のMOSトランジスタ(不図示)から構成される。バイナリデータの最上位ビット、下位ビット及び下位ビットに対応してデコードされた電圧は、入力電圧(V)がセンター値である場合、温度補償型発振回路90の温度特性が基準温度を中心とした所定の温度範囲においてフラットな特性を有するように調整することが可能であり、接続される圧電振動子92の温度係数の1次係数の成分の大きさに対応して調整することができる。
第4調整回路114は、調整回路60、及び第2調整回路78と同様の構成を有し、AFC回路の出力(VAFC2)の値を増加(減少)させると第3増幅回路106の増幅率を減少(増加)させる。
第2マルチプレクサ116は、0の最上位ビットが入力されると第5増幅回路110の出力側と接続された第2入力端子116aと第2出力端子116b(VAFC2)とを接続する切り替え制御(SW1が導通)を行い、1の最上位ビットが入力されると第4増幅回路114の出力(VAFC)側と接続された第1入力端子116aと第1出力端子116b(VAFC2)とを接続する切り替え制御(SW2が導通)を行う。よって、第1マルチプレクサ102が第1増幅回路98の出力側に接続した第1入力端子102aと第1出力端子102bとを接続したとき、第2マルチプレクサ116が第4増幅回路108の出力側と接続した第2入力端子116aと第2出力端子116bとを接続し、第1マルチプレクサ102が第2増幅回路100の出力側に接続した第1入力端子102aと第1出力端子102bとを接続したとき、第2マルチプレクサ116が第5増幅回路110の出力側に接続した第2入力端子116aと第2出力端子116bとを接続することになる。
以上の構成により、第3実施形態に係る温度補償型発振回路90は、最上位ビットが0の場合、すなわち、入力電圧がセンター値であって、圧電振動子92の温度特性の1次係数に対して第2可変容量回路の温度補償が効き過ぎる場合、若しくは圧電振動子92の1次係数が負の場合(第2実施形態の場合)は、温度特性補正回路104からの出力(V)の温度特性は第2マルチプレクサ116がSW1を選択するため正の温度特性を有することになる。この状態で入力電圧(V)をセンター値より増加させると出力(VAFC2)は増加し、温度特性補正回路104からの出力(V)の温度に対する傾き(ゲイン)は減少する。このとき第2可変容量回路24は上述のように補償不足の状態となっているので、この補償不足を温度特性補正回路104の出力(V)により補うことができる。
一方、入力電圧(V)をセンター値より減少させると出力(VAFC2)は減少し、温度特性補正回路104からの出力(V)の温度に対する傾き(ゲイン)は増加するため、第3可変容量回路32の容量の補正量が増加する。このとき第2可変容量回路24は上述のように過補償の状態となっているので、この過補償の状態を温度特性補正回路104の出力(V)により補うことができる。
また最上位ビットが1の場合、すなわち、入力電圧がセンター値であって、圧電振動子92の温度特性の1次係数に対して第2可変容量回路の温度補償が不足する場合(第1実施形態の場合)は、温度特性補正回路104からの出力(V)の温度特性は負の1次係数を有することになる。この状態で入力電圧(V)をセンター値より増加させると出力(VAFC2)は減少し、温度特性補正回路104からの出力(V)の温度に対する傾き(ゲイン)は増加するため、第3可変容量回路32の容量の補正量が増加する。このとき第2可変容量回路24は上述のように補償不足の状態となっているので、この補償不足の状態を温度特性補正回路104の出力(V)により補うことができる。
一方、入力電圧(V)をセンター値より減少させると出力(VAFC2)は増加し、温度特性補正回路104からの出力(V)の温度に対する傾き(ゲイン)は減少するため、第3可変容量回路32の容量の補正量が減少する。このとき第2可変容量回路24は上述のように過補償の状態となっているので、この過補償の状態を温度特性補正回路104の出力(V)により補うことができる。このように第3実施形態においては、第1実施形態の場合と第2実施形態の場合のどちらにも適用することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る温度補償型発振回路10、70、90は、AFC回路48、96の出力(VAFC)を変えて第1可変容量回路16の容量が変化すると、回路全体の負荷容量が変化するため温度補償回路40に接続された第2可変容量回路24の発振回路12に対する温度補償の度合いが変化する。このとき温度補償電圧は温度に対して1次関数的に変化するものであるので、結果的に温度補償のズレは1次関数的なものとなる。よって上記構成とすることにより、この1次関数的なズレをAFC回路48、96の出力(VAFC2)に応じて変化する第3可変容量回路32に印加される電圧(V)により補正することができるので、発振周波数を任意に制御した場合においても温度補償を有効に行うことができる。
また、回路全体の負荷容量は基準温度を中心として温度に対して3次関数的な温度特性を有する。そして、センター値において発振回路12を基準周波数で発振させるAFC回路48、96の出力を変えて第1可変容量回路16の容量が変化させると、回路全体の負荷容量が変化するため温度補償回路40に接続された第2可変容量回路24の発振回路に対する温度補償の度合いが変化する。このとき高温温度補償電圧42(V)、及び低温温度補償電圧44(V)は温度に対して1次関数的に変化するものであるので、結果的に温度補償のズレは1次関数的なものとなり、そのズレはAFC回路48、96の出力がセンター値から離れるほど顕著となる。よって上記構成とすることにより、この1次関数的なズレをAFC回路48、96の出力(VAFC2)に応じて適切に補正することができるので、発振周波数を任意に制御した場合においても温度補償を有効に行うことができる。
そして、入力電圧(V)がセンター値において、圧電振動子の1次係数が正であって、第2可変容量回路24が圧電振動子の1次係数に対して温度補償不足となる大きさ以上の値となる場合は第1実施形態が適用される。逆に圧電振動子の1次係数が正であっても第2可変容量回路24が圧電振動子の1次係数に対して過補償となる大きさ以下の値となる場合、または圧電振動子の1次係数が負の値となる場合には第2実施形態が適用される。
第1実施形態及び第2実施形態において、AFC回路48の出力を変化させると第2可変容量回路24の温度補償に対する感度が変化するため、第2可変容量回路24の圧電振動子14の発振周波数の温度特性の1次係数の成分に対して温度補償が効き過ぎる、または温度補償が不足する状態が発生することになる。
しかし、第1実施形態においては、温度特性補正回路54の出力(V)の負の1次係数(傾き)の大きさ(ゲイン)をAFC回路48の出力に応じて可変可能となり、一方、第2実施形態においては、温度特性補正回路74の出力(V)の正の1次係数(傾き)の大きさ(ゲイン)をAFC回路48の出力に応じて可変可能となる。よって、第1実施形態及び第2実施形態は、それぞれ温度特性補正回路54の出力(V)が印加される第3可変容量回路32による温度補償の補正を、AFC回路46の出力(VAFC)が印加される第1可変容量素子16の容量変化に対応して行うことができ、発振周波数を変化させた場合でも温度補償を効果的に行うことができる。
第3実施形態に示すように、第1実施形態の場合の回路構成、または第2実施形態の場合の回路構成を、記憶回路94に格納されたバイナリデータの最上位ビットによって選択可能となるととともに、入力電圧(V)がセンター値と同じ場合において、圧電振動子92の温度特性の1次係数の成分等を相殺するようにバイナリデータの下位ビットによって温度特性補正回路104の出力(V)のゲインを調整することができる。したがって、圧電振動子92の温度特性に対応して記憶回路94に格納されたバイナリデータの値を変更することによって回路構成を変更しつつゲインを調整できるので、一つの回路で様々な特性を有する圧電振動子に対応させ、作業効率、及びコストを削減することができる。
いずれの実施形態においても、第1可変容量回路16と第3可変容量回路32は並列となり、第2可変容量回路24は、第1可変容量回路16及び第3可変容量回路32に対して直列とした構成であるが、これ以外の接続方法でもよく、接続方法に応じて温度変化に対して直線的に変化する(1次の温度係数を有する)温度特性補正回路の温度特性の正負、及びゲインを制御すればよい。
10………温度補償型発振回路、12………発振回路、14………圧電振動子、16………第1可変容量回路、18………MOS容量素子、20………固定容量素子、22………固定容量素子、24………第2可変容量素子、26………第1MOS容量素子、28………固定容量素子、30………第2MOS容量素子、32………第3可変容量素子、34………MOS容量素子、36………固定容量素子、38………温度センサー、40………温度補償回路、42………高温温度補償回路、44………低温温度補償回路、46………基準電圧発生回路、48………AFC回路、50………第1増幅回路、52………第2増幅回路、54………温度特性補正回路、56………第3増幅回路、58………第4増幅回路、60………調整回路、62………MOSトランジスタ、70………温度補償型発振回路、72………圧電振動子、74………温度特性補正回路、76………第3増幅回路、78………第2調整回路、80………MOSトランジスタ、90………温度補償型発振回路、92………圧電振動子、94………記憶回路、96………AFC回路、98………第1増幅回路、100………第2増幅回路、102………第1マルチプレクサ、104………温度特性補正回路、106………第3増幅回路、108………第4増幅回路、110………第5増幅回路、112………第3調整回路、114………第4調整回路、116………第2マルチプレクサ、241………抵抗、242………固定容量素子、243………MOS型バラクタ、244………抵抗、245………抵抗、246………MOS型バラクタ。

Claims (5)

  1. 圧電振動子と、電圧制御型の第1可変回路、及び前記圧電振動子の発振周波数の温度特性を相殺する温度特性を有する電圧制御型の第2可変容量回路、が接続された発振回路と、前記第1可変容量回路に前記第1可変容量回路の容量を制御する電圧を出力して前記発振周波数を所定の値に調整するAFC回路と、前記第2可変容量回路に1次の温度特性を有する温度補償電圧を出力する温度補償回路と、を有する温度補償型発振回路であって、
    前記発振回路には、電圧制御型の第3可変容量回路が接続され、
    前記第3可変容量回路には、温度センサーからの出力と前記AFC回路の出力とを掛け合わせることにより前記第3可変容量回路に1次の温度特性を有する電圧を出力する温度特性補正回路が接続されたことを特徴とする温度補償型発振回路。
  2. 前記第2容量可変回路は、第1MOS容量素子のアノード端子に固定容量素子の一方端子を接続した直列回路と第2MOS容量素子とを前記第2MOS容量素子のアノード端子が前記第1MOS容量素子のゲート端子と接続するように並列接続した並列回路であって、前記第1MOS容量素子のゲート端子と前記第2MOS容量端子のアノード端子との接続点に電圧値が一定の基準電圧が供給されたものであり、
    前記温度補償電圧は、前記温度補償回路から出力され、温度に対して負の1次係数を有する低温温度補償電圧、及び温度に対して正の1次係数を有する高温温度補償電圧であり、
    前記低温温度補償電圧は、前記第1MOS容量素子のアノード端子に印加され、前記高温温度補償電圧は前記第2MOS容量素子のゲート端子に印加されることを特徴とする請求項1に記載の温度補償型発振回路。
  3. 前記AFC回路は、入力電圧を反転増幅する第1増幅回路と、前記第1増幅回路の後段に接続され、前記第1増幅回路の出力を反転増幅して前記第2可変容量回路の容量を制御する電圧を出力する第2増幅回路を有し、
    前記温度特性補正回路は、温度センサーからの出力を反転増幅する第3増幅回路と、前記第3増幅回路の後段に接続され、前記第3増幅回路の出力を反転増幅して前記第3可変容量回路の容量を制御する電圧を出力する第4増幅回路と、前記第3増幅回路の反転増幅側と並列に接続され、前記第1増幅回路の出力をゲートとして前記第3増幅回路の増幅比を調整する調整回路と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の温度補償型発振回路。
  4. 前記AFC回路は、入力電圧を反転増幅する第1増幅回路と、前記第1増幅回路の後段に接続され、前記第1増幅回路の出力を反転増幅して前記第2可変容量回路の容量を制御する電圧を出力する第2増幅回路を有し、
    前記温度特性補正回路は、温度センサーからの出力を反転増幅して前記第3可変容量回路の容量を制御する電圧を出力する第3増幅回路と、前記第3増幅回路の反転増幅側と並列に接続され前記第2増幅回路の出力をゲートとして前記第3増幅回路の増幅比を調整する第2調整回路を有することを特徴とする請求項1または2に記載の温度補償型発振回路。
  5. 前記温度補償型発振回路は、最上位ビットを前記圧電振動子の発振周波数の温度特性の1次係数の正負、下位ビットを前記1次係数の大きさに対応させたバイナリデータを格納した記憶回路を有するとともに、
    前記AFC回路は、
    入力電圧を反転増幅する第1増幅回路と、前記第1増幅回路の後段に接続され、前記第1増幅回路の出力を反転増幅して前記第1可変容量回路の容量を制御する電圧を出力する第2増幅回路と、前記第1増幅回路の出力側、及び前記第2増幅回路の出力側にそれぞれ接続された複数の第1入力端子と、前記温度特性補正回路側に接続された第1出力端子と、を有し、入力される前記最上位ビットによって前記複数の第1入力端子のうちの1つを選択して第1出力端子に接続する第1マルチプレクサと、を有し、
    前記温度特性補正回路は、
    温度センサーから入力される電圧を反転増幅する第3増幅回路と、前記第3増幅回路の後段に接続され、前記第3増幅回路の出力を反転増幅する第4増幅回路と、前記第4増幅回路の後段に接続され、前記第4増幅回路の出力を反転増幅して前記第3可変容量回路の容量を制御する電圧を出力する第5増幅回路と、前記第3増幅回路の反転増幅側に並列に接続され、前記下位ビットをデコードした出力をゲートとして前記第3増幅回路の増幅率を調整する第3調整回路と、前記第4増幅回路の反転増幅側に並列に接続され、前記第1マルチプレクサの出力をゲートとして前記第4増幅回路の増幅率を調整する第4調整回路と、前記第4増幅回路の出力側、及び前記第5増幅回路の出力側にそれぞれ接続された複数の第2入力端子と、前記第3可変容量回路に接続された第2出力端子と、を有し、入力される最上位ビットによって前記複数の第2入力端子のうちの1つを選択して前記第2出力端子に接続する第2マルチプレクサと、を有するとともに、
    前記第1マルチプレクサが前記第1増幅回路の出力側に接続した第1入力端子と第1出力端子とを接続したとき、前記第2マルチプレクサが前記第4増幅回路の出力側と接続した第2入力端子と第2出力端子とを接続し、前記第1マルチプレクサが第2増幅回路の出力側に接続した第1入力端子と第1出力端子とを接続したとき、前記第2マルチプレクサが前記第5増幅回路の出力側に接続した第2入力端子と第2出力端子とを接続することを特徴とする請求項1または2に記載の温度補償型発振回路。
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JP2017175607A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 旭化成エレクトロニクス株式会社 発振制御装置および発振装置

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