JP2010182255A - 自動取引装置及びその保守方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ATM10のセンサ汚れ状況の判断を保守員に任せているため、清掃が必要なセンサの清掃ができないことがあった。
【解決手段】ATM10は、保守員が第1の保守作業を終了したとき、保守目標時間と第1の保守作業に要する作業時間との差分を求めて保守可能な残時間を算出する残時間算出手段31aと、清掃対象箇所における汚れの度合いを検出してその検出結果を収集する収集手段31bと、清掃対象箇所ごとに検出結果から設定された個別清掃時間84と、検出結果が許容時間により分類された複数の清掃レベル92とに基づき、清掃レベル92ごとに個別清掃時間84を合算して清掃時間94を求める清掃時間算出手段31cと、残時間、清掃レベル92及び清掃時間94を提示して清掃レベル92の選択を促す選択手段31dとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、金融機関の店舗、コンビニエンスストア等に設置され、利用者の操作により取引を行う現金自動預け払い機(以下「ATM」という。)等の自動取引装置及びその保守方法に関するものである。
従来、装置故障時にユーザから連絡を受けて行う非定期保守又は定期保守において、故障した箇所の修理等の所定の保守作業を保守目標時間内に実施し終わったとき、未だ、保守作業が可能な時間があれば、保守員は、装置内の清掃対象箇所ごとの各センサ汚れ情報を確認して、汚れた箇所があれば清掃作業をしている。
特許文献1には、点検作業又は交換作業後に実施する確認項目を、予めATMに記憶しておき、保守員の操作で確認項目を表示し、その確認項目をATMが実施する事例が記載されている。
特開2006−99159
しかしながら、従来のATM及びその保守方法では、センサ汚れ状況の判断を保守員に任せているため、保守員のスキル(技能)により、本来、清掃が必要な個所の清掃ができないことがある。このため、次の定期保守までの間に装置異常の発生を防ぐことができないという課題があった。
本発明の自動取引装置は、利用者の操作によって取引を行う自動取引装置であって、第1の保守作業の終了スイッチがオン状態になると、保守目標時間と前記第1の保守作業に要する作業時間との差分を求めて保守可能な残時間を算出する残時間算出手段と、清掃対象箇所における汚れの度合いを検出してその検出結果を収集する収集手段と、前記清掃対象箇所ごとに前記検出結果から設定された個別清掃時間と、前記検出結果が許容時間により分類された複数の清掃レベルとに基づき、前記清掃レベルごとに前記個別清掃時間を合算して清掃時間を求める清掃時間算出手段と、前記残時間、前記清掃レベル及び前記清掃時間を保守員に提示して前記清掃レベルの選択を促す選択手段とを有することを特徴とする。
本発明の自動取引装置の保守方法は、利用者の操作によって取引を行う自動取引装置の保守方法であって、第1の保守作業の終了スイッチがオン状態になると、保守目標時間と前記第1の保守作業に要する作業時間との差分を求めて保守可能な残時間を算出する残時間算出処理と、清掃対象箇所における汚れの度合いをセンサにより検出して、その検出結果を収集する収集処理と、前記清掃対象箇所ごとに前記検出結果から設定された個別清掃時間と前記検出結果が許容時間により分類された複数の清掃レベルとに基づき、前記清掃レベルごとに前記個別清掃時間を合算して清掃時間を求める清掃時間算出処理と、前記残時間、前記清掃レベル及び前記清掃時間を表示部に表示し、保守員に対して前記清掃レベルの選択を促す選択処理とを有することを特徴とする。
本発明の自動取引装置及びその保守方法によれば、保守員が第1の保守作業を完了したとき、保守目標時間と第1の保守作業の作業時間との差分を求めて保守可能な残時間を算出し、その残時間と汚れの度合いごとに分類された清掃レベル及びその必要清掃時間とを表示して、保守員に選択を促すようにしたので、清掃が必須な個所の清掃が漏れることを防止できる。このため、次の定期保守までの間の装置異常の発生を防ぐことができる。
図1は本発明の実施例1における図2のATM10の機能ブロック図である。 図2は本発明の実施例1におけるATMを示す外観図である。 図3は保守ユーティリティを説明するための構成図である。 図4は本発明の実施例1における図1のATM10の保守方法を示すフローチャートである。 図5は図4の保守画面を示す図である。 図6は図4の保守ユーティリティメニュー画面を示す図である。 図7は図4の個別清掃時間テーブルを示す説明図である。 図8は図4の清掃レベルテーブルを示す説明図である。 図9は図4の予防保守の内容を表示する予防保守メニュー画面である。 図10は図4の清掃を行う内容を表示する清掃内容指示画面である。 図11は図4の清掃後の動作を確認する内容を表示する清掃後の動作確認画面である。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図2は本発明の実施例1における自動取引装置(例えば、ATM)を示す外観図である。
本実施例1のATM10は、銀行の店舗、コンビニエンスストア等に設置され、利用者自身の操作により、現金の預け入れ、現金の引き出し、振り込み、残高照会、通帳記入等の取引を行うためのものである。
ATM10には、操作のためのガイダンスを表示し各種取引のための入力を行う前面操作パネル11が設けられている。その奥方向には、入出金取引等、現金を扱う取引で使用する紙幣入出金口12と硬貨入出金口13が設けられている。その上方には、通帳取扱口14及びキャッシュカード(以下単に「カード」という。)取扱口15が設けられている。
ATM10の前面下部には、前面扉キー16が設けられており、保守点検時に開閉される。ATM10の後面部の金庫扉17には、後面操作パネル18及び、ID(識別符号)登録キー19が設けられている。後面操作パネル18は、ATM10の管理者又は保守員用の入力操作パネルであり、前面操作パネル11とほぼ同様の構成となっている。ID登録キー19は、後面操作パネル18を用いて、例えば、ATM10への現金の補充又は、保守員によるATM10の保守を行う際の操作者を識別するためのキーであり、これを右に回すことによりIDが読み取られ、後面操作パネル18が有効になる。ID登録キー19は、セキュリティのランク付けがされており、そのランクごとに業務内容が制限されている。
図1は本発明の実施例1における図2のATM10の機能ブロック図である。
ATM10は、中央処理装置及び主記憶装置(以下「MEM」という。)からなる制御部31を有している。
制御部31は、プログラム制御によりATM10全体を制御するものであり、保守目標時間と第1の保守作業の作業時間との差分を求めて保守可能な残時間を算出する残時間算出手段31aと、ATM10内の清掃対象箇所の汚れの度合いを表すデータを収集する収集手段31bと、清掃対象箇所ごとに汚れの度合いを表すデータから個別清掃時間を確定し、汚れの度合いを表すデータを許容時間により複数の清掃レベルに区分し、清掃レベルごとに前記個別清掃時間を合算して清掃時間を求める清掃時間算出手段31cと、前記残時間、前記清掃レベル及び前記清掃時間をATM10の後面操作パネル18に表示して保守員に清掃レベルの選択を促す選択手段31dと、第2の保守作業(例えば、清掃作業)の実行に当たり、保守員に対し作業内容を提示し又は作業内容を実行する保守作業手段31eとを有している。
制御部31には、ハードディスク等の不揮発性の補助記憶装置(以下「HDD」という。)32、及びホストコンピュータとの通信を制御する通信制御部33が接続されている。
制御部31により制御される前面操作パネル11は、文字や図形等で構成される操作画面を表示する液晶表示装置による画面表示部(以下LCD画面表示部)34と、LCD画面表示部34上に設けられた情報入力のためのタッチパネル入力部35とを有している。
更に、制御部31により制御される近接センサ36、通帳記帳機37、カーリーダライタ38、紙幣入出金機39、硬貨入出金機40、レシートプリンタ41、ジャーナルプリンタ42、及び筐体コントローラ43が設けられている。
近接センサ36は、ATM10への人の接近を検知するセンサである。通帳記帳機37は、通帳の記帳処理を行うものである。カードリーダライタ38は、カードの内容の読み取り書き込みを行うものである。紙幣入出金機39は、紙幣の真贋を鑑別し、計数し、入出金処理を行うものである。硬貨入出金機40は、硬貨の真贋を鑑別し、計数し、入出金処理を行うものである。
レシートプリンタ41は、取引明細票としてのレシートを発行する機能を有する。このレシートは、入金、引き出し、残高照会、振込等の利用者の行った取引に関する情報が印刷される紙片であり、例えば、口座番号、取引種別、取引金額等が印刷される。
ジャーナルプリンタ42は、レシートプリンタ41とほぼ同様の内容が印刷され、取引の事実を証拠として記録する機能を有している。金庫扉17には、後面操作パネル18及びID登録キー19が設けられており、ID登録キー19を右に回すことにより後面操作パネル18に保守用の画面が表示される。
筐体コントローラ43は、ATM10のランプ制御、各種スイッチ制御、前面扉、後面扉の開閉制御及び、電源制御を行う機能を有している。
図3は保守ユーティリティを説明するための構成図で、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
保守ユーティリティ52は、ATM10の保守を行うためのユーティリティプログラムで、ATM10のオペレーティングシステム51の下で稼働する処理プログラムの1つである。ドライバ部53は、保守ユーティリティ52と通帳記帳機37、カードリーダライタ38等の機構部との間にあってこれらを制御する機能を有している。
なお、図示しないが、ATM10の機構部のカード、紙幣、帳票等の媒体搬送路には、センサが配置されている。センサは、搬送路を挟んで発光部と受光部から構成されている。発光部は受光部に対して常時光を照射しており、搬送路に媒体が搬送され、発光部と受光部の間を通過する際に受光部に照射される光量が低くなったとき、センサが遮られたと判断される。各センサは、制御部31に接続されており、センサの出力レベル(=センサレベル)を制御部31で読み取る構成になっている。
(実施例1の保守方法)
本実施例1におけるATM10の保守方法では、以下のステップS1〜S10に従って処理が行われる。
[ステップS1]
図4は本発明の実施例1における図1のATM10の保守方法を示すフローチャートである。図5は図4の保守画面を示す図である。更に、図6は図4の保守ユーティリティメニュー画面を示す図である。
ATM10を起動し、金庫扉17を開いてID登録キー19を右に回し、図5の保守画面の保守ボタン61を押下すると第1の保守作業が開始される。
[ステップS2]
保守ユーティリティ52は、制御部31の図示しないリアルタイムクロック(以下「RTC」という。)から現在時刻を読み出し、保守開始時刻としてHDD32に書き込み記憶する。
[ステップS3]
保守ユーティリティ52は、図6の保守ユーティリティメニュー画面を表示し、保守員により保守項目ボタン62a〜62eのいずれかのボタンが押下されると該当の保守項目を実行する。
[ステップS4]
第1の保守作業が終了すると、保守員は、第1の保守作業の終了スイッチ(例えば、終了ボタン)63を押下する。
[ステップS5]
ATM10の残時間算出手段31aは、制御部31のRTCから現在時刻を読み出して、その現在時刻とステップS2でHDD32に記憶した保守開始時刻との差分をとり第1の保守作業の作業時間を求め、MEM又はHDD32に記憶する。
[ステップS6]
残時間算出手段31aは、予め、HDD32に記憶してある保守目標時間と第1の保守作業の作業時間との差分を求めて清掃作業が可能な残時間を算出する。例えば、作業時間は10分で、保守目標時間が30分とすると清掃作業が可能な残時間は、20分となる(残時間算出処理)。
[ステップS7]
図7は図4の個別清掃時間テーブルを示す説明図である。
収集手段31bは、図7に示す個別清掃時間テーブル80をHDD32からMEMに読み出す。続いて、収集手段31bは、紙幣入出金機39、硬貨入出金機40等のATM10内のユニット81ごとの清掃対象箇所に設置されている各清掃対象センサ82の汚れの度合いを表すデータ(例えば、センサレベル)83を読み出し、個別清掃時間テーブル80内のセンサレベル83に書き込む。
センサレベル83は、センサ自身の汚れ、劣化、異常等により低下するが、そのセンサが配置されている通帳記帳機37、カードリーダライタ38、紙幣入出金機39、硬貨入手金機40、レシートプリンタ41、ジャーナルプリンタ42及び筐体コントローラ43等の機構部の汚れ、異常等によっても低下する。
機構部の汚れの例としては、例えば、レシートプリンタ41のカットナイフ部周辺のレシートの切屑による汚れ等がある(収集処理)。
[ステップS8]
清掃時間算出手段31cは、図示しない、ユニット、センサレベル及び基準清掃時間の対応表を参照して図7に示す個別清掃時間テーブル80のユニット81及びセンサレベル83ごとに個別清掃時間84を書き込む。基準清掃時間とは、作業内容ごとに定められた標準作業時間である。
例えば、ユニット81の紙幣入出金機39のセンサレベル83が“14”の欄には、個別清掃時間84=“60秒”が書き込まれる。同様にセンサレベル83“5”には、個別清掃時間84=“90秒”が、“8”には“30秒”が書き込まれる。筐体コントローラ43の清掃センサレベル83が“13”の欄には、個別清掃時間84=“30秒”が、“12”には“40”が書き込まれる。
図8は図4の清掃レベルテーブルを示す説明図である。
図8に示すように、清掃レベルテーブル90には、予めセンサの汚れの度合いの高い順に、清掃レベル92がA、B、Cのように区分されてその定義と共に、HDD32に記憶されている。清掃時間算出手段31cは、この清掃レベルテーブル90をHDD32からMEMに読み出す。
清掃時間算出手段31cは、個別時間テーブル80及び清掃レベルテーブル90を参照して清掃レベル92ごとの清掃時間94を算出して清掃レベルテーブル90に書き込む。
例えば、清掃レベル92=Aについていえば、まず、センサレベル91が“15”のものを、個別時間テーブルセンサレベル83をサーチして、それらの個別清掃時間84を合算してセンサレベル91=“15”の清掃時間94を算出する。同様にセンサレベル91が“14”、“13”の清掃時間94が算出され、最後に、これらを合計して清掃レベル92=Aの清掃時間94が10分と算出される。
同様に、清掃レベル92=Bの清掃時間94が20分、清掃レベル92=Cの清掃時間94が30分と算出される。算出結果は、清掃レベルテーブル90の清掃時間94にそれぞれ格納される。
清掃時間94の算出に当たっては、保守員の保守スキルのレベルを参酌して求めることもできる。予め、ユニット、センサレベル及び保守スキルのレベルごとに基準清掃時間の図示しない、対応表をHDD32に記憶しておき、ID登録キー19で保守員とその保守レベルが識別できるので、清掃時間94の算出時に、この対応表の基準清掃時間を参照して個別清掃時間84とすることもできる。保守スキルの低いレベルの基準清掃時間は、保守スキルの高いレベルより大きな値の基準清掃時間が設定されている(清掃時間算出処理)。
[ステップS9]
図9は図4の予防保守の内容を表示する予防保守メニュー画面である。
選択手段31dは、後面操作パネル18に、保守可能な残時間を表す保守残時間64を表示し、清掃レベル選択エリア65a〜65cに、清掃レベルテーブル90を参照して、清掃レベル92/清掃レベル定義93/清掃時間94を表示する。図9の例では、保守残時間64が20分であることが表示され、清掃レベル選択エリア65a〜65cに、次に示すように3種の清掃レベル92、清掃レベル定義93及びその清掃時間94が表示される(ステップS9)。
清掃レベルA(1W以内にアラーム)・・・清掃時間10分
清掃レベルB(3月以内にアラーム)・・・清掃時間20分
清掃レベルC(6月以内にアラーム)・・・清掃時間30分
保守残時間64が20分なので、清掃可能な清掃レベル92は、AとBであるので、清掃レベルA及び清掃レベルBの表示の色を変える等の手段で有効であることを表示してもよい。保守員は、保守残時間64と清掃レベル65a〜65cの清掃時間94を確認して表示されている清掃レベル65a〜65cから実行しようとする清掃レベル92を選択する。例えば、定期保守が3日後に予定されている場合は、清掃レベルA及び清掃レベルBの選択が可能である。しかし、定期保守が2週間後である場合は、清掃レベルAを選択しないと清掃レベルAに属するセンサはアラームになる。この場合は、保守員は清掃レベルAを選択することになる。
図9に示すケースで、例えば、保守残時間64が8分だったとすると、8分以内に清掃作業が完了する清掃レベルが存在しないことになる。このときは、図9の予防保守画面を表示しない方法がある。逆に、このような場合であっても予防保守画面を表示し、保守時間を延長して緊急の清掃を実施する方法もある(選択処理)。
[ステップS10]
図10は図4の清掃を行う内容を表示する清掃内容指示画面である。
例えば、清掃レベルAが選択されると、保守作業手段31eは、清掃レベルAに属する清掃対象センサ82を順次サーチして、清掃の手順を図10の清掃内容指示画面のように後面操作パネル18に表示する。保守員は、この画面のナビゲーションに基づいて、カットナイフ部周辺のレシート切屑をピンセットで除去し、ウエスで汚れを拭き取る。次に、ローラ外周面及びベルト外周面を、アルコールを塗布したウエスで拭き取り、カット位置センサを梵天又は綿棒で清掃する。清掃作業の途中でセンサの配置を確認するため、画面上の「センサ配置図」ボタンを押して、センサ配置画面を表示することができる。画面に表示されていた一連の清掃作業が終了すると「次へ」ボタンを押下して次の清掃作業の手順の表示を行う。
図11は、図4の清掃後の動作を確認する内容を表示する清掃後の動作確認画面である。
保守作業手段31eによってナビゲートされた一連の清掃が終了すると、図11に示す清掃後の動作確認画面が表示され、清掃後に確認すべき事項が表示さる。保守員が、図示しない開始ボタンを押下するとATM10により自動的に確認動作が実行される。
例えば、図11はCRP清掃、レシート部の動作確認中の例である。イニシャル状態を経てレシートマークセンサの調整が行われ、レシートがローディングされる。続いて、明細票(=レシート)にオールレターが印字され排出される。実行中の動作項目は、色を変えて表示されており、保守ユーティリティ52により各ユニットの確認動作が実行されていく。
レシート部のその他の確認動作としては、明細票オールレター印字(取込)、明細票調整、ジャーナルセンサ調整、発色チェック、ジャーナルマークセンサ調整、ジャーナル印字等がある。
レシート部の清掃が完了すると、次のユニット81の清掃内容表示画面が表示され、前記と同様に順次確認動作が実行されていく。このようにして、通帳記帳機37、カードリーダライタ38、紙幣入出金機39、硬貨入出金機40、レシートプリンタ41、ジャーナルプリンタ42及び筐体コントローラ43の動作確認が実行される。各機構部の動作確認に当たっては、保守ユーティリティ52の制御により、ドライバ部53を介して各ユニットに動作指示が与えられることで動作確認が行われる。
すべてのユニット81の確認項目の確認が実行されると図示しない、結果表示が後面操作パネル18に表示される。保守員は、これを確認して正常終了可能か否かを判断する。正常に終了することができる場合は、第2の保守作業の終了スイッチ(例えば、終了ボタン)63を押下してATM10の清掃作業を終了する。清掃対象箇所に汚れが残存している旨の表示がある場合は、当該個所の清掃を再度実行する。
正常終了時には、清掃実施日時、清掃実施ユニットごとの清掃項目、清掃項目ごとに要した時間等を記憶手段(例えば、保守ユーティリティ)52で取り込みHDD32に記憶する。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、保守員が第1の作業を完了したとき、保守目標時間と第1の保守作業の作業時間との差分を求めて保守可能な残時間を算出し、その残時間と汚れの度合いごとに清掃レベル92を例えばA〜Cに分類し、その清掃レベル92ごとにアラームとなるまでの許容時間及び必要となる清掃時間94を表示して、保守員に選択を促すようにしたので、清掃が必須な個所の清掃が漏れることを防止できる。このため、次の定期保守までの間の装置異常の発生を防ぐことができる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の、(a)〜(d)のようなものがある。
(a) 自動取引装置は、金融機関の店舗、コンビニエンスストア等に設置されるATM10のみに限定されない。顧客による操作で取引を行う装置で、現金を扱うものであれば、広く適用ができる。例えば、駅などに設置される券売機、空港などに設置される航空券発行機、スーパーマーケットに設置されるセルフレジ、市役所等に設置される証明書発行機等が考えられる。
(b) 実施例1では、ID登録キー19により保守員の識別を行うことで説明したが、ID登録キー19の他、ID番号の入力、IDカードパスによる方法であってもよい。
(c) 保守員の保守スキルは、保守員のIDカードに記憶するようにしてもよい。
(d) 実施例1では、選択手段31dを後面操作パネル18に保守残時間64、清掃レベル92、清掃レベル定義93及び清掃時間94を表示することで説明したが、音声による報知でもよい。
10 ATM
11 前面操作パネル
17 金庫扉
18 後面操作パネル
19 ID登録キー
31 制御部
31a 残時間算出手段
31b 収集手段
31c 清掃時間算出手段
31d 選択手段
31e 保守作業手段
52 保守ユーティリティ
80 個別清掃時間テーブル
81 ユニット
82 清掃対象センサ
83、91 センサレベル
84 個別清掃時間
90 清掃レベルテーブル
92 清掃レベル
93 清掃レベル定義
94 清掃時間

Claims (9)

  1. 利用者の操作によって取引を行う自動取引装置であって、
    第1の保守作業の終了スイッチがオン状態になると、保守目標時間と前記第1の保守作業に要する作業時間との差分を求めて保守可能な残時間を算出する残時間算出手段と、
    清掃対象箇所における汚れの度合いを検出してその検出結果を収集する収集手段と、
    前記清掃対象箇所ごとに前記検出結果から設定された個別清掃時間と、前記検出結果が許容時間により分類された複数の清掃レベルとに基づき、前記清掃レベルごとに前記個別清掃時間を合算して清掃時間を求める清掃時間算出手段と、
    前記残時間、前記清掃レベル及び前記清掃時間を保守員に提示して前記清掃レベルの選択を促す選択手段と、
    を有することを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1の自動取引装置は、更に、
    前記選択手段により選択された前記清掃レベルの第2の保守作業に対する作業内容を提示又は作業内容を実行する保守作業手段と、
    前記第2の保守作業の終了スイッチがオン状態になると、前記第2の保守作業の履歴を記憶する記憶手段と、
    を有することを特徴とする自動取引装置。
  3. 前記残時間が一定時間以上のときは、前記選択手段を動作状態にし、前記残時間が一定時間未満のときは、前記選択手段を非動作状態にすることを特徴とする請求項1又は2記載の自動取引装置。
  4. 前記残時間が前記清掃時間に満たない場合であても、前記選択手段を動作状態にすることを特徴とする請求項1又は2記載の自動取引装置。
  5. 利用者の操作によって取引を行う自動取引装置の保守方法であって、
    第1の保守作業の終了スイッチがオン状態になると、保守目標時間と前記第1の保守作業に要する作業時間との差分を求めて保守可能な残時間を算出する残時間算出処理と、
    清掃対象箇所における汚れの度合いをセンサにより検出して、その検出結果を収集する収集処理と、
    前記清掃対象箇所ごとに前記検出結果から設定された個別清掃時間と、前記検出結果が許容時間により分類された複数の清掃レベルとに基づき、前記清掃レベルごとに前記個別清掃時間を合算して清掃時間を求める清掃時間算出処理と、
    前記残時間、前記清掃レベル及び前記清掃時間を表示部に表示し、保守員に対して前記清掃レベルの選択を促す選択処理と、
    を有することを特徴とする自動取引装置の保守方法。
  6. 前記残時間が一定時間以上のときは、前記選択処理を実行し、前記残時間が一定時間未満のときは、前記選択処理を省略することを特徴とする請求項5記載の自動取引装置の保守方法。
  7. 前記残時間が前記一定時間に満たない場合であても前記選択処理を実行することを特徴とする請求項5記載の自動取引装置の保守方法。
  8. 前記個別清掃時間は、前記保守員の保守スキルのレベルを考慮して設定されることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の自動取引装置の保守方法。
  9. 前記保守スキルのレベルは、保守員IDカードに記憶されて、前記個別清掃時間の設定のときに参照されることを特徴とする請求項8記載の自動取引装置の保守方法。
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US10593142B2 (en) 2017-03-21 2020-03-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Paper sheet processing system and paper sheet processing method

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