JP2010181293A - プローブカード - Google Patents

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Abstract

【課題】 半田付けなどによって配線基板上に固着されるコンタクトプローブが倒れて先端部の位置にずれが生じるのを抑制することができるプローブカードを提供する。
【解決手段】 複数のコンタクトプローブ35と、コンタクトプローブ35の一端が一方の主面上に固着されるサブ基板34と、コンタクトプローブ35の一端を挟んでサブ基板34の一方の主面上に配設され、コンタクトプローブ35よりも背の低い複数のプローブ位置規制ブロック36,37と、サブ基板34の他方の主面に対向して配置され、サブ基板34を支持するメイン基板32により構成される。コンタクトプローブ35は、導電性を有し、プローブ位置規制ブロックが、コンタクトプローブ35の主側面に対向して配置される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、プローブカードに係り、さらに詳しくは、検査対象物の電気的特性を検査するのに用いられるプローブカードの改良に関する。
半導体装置の製造工程には、半導体ウェハ上に形成された多数の電子回路の電気的特性を検査する検査工程がある。この電気的特性の検査は、検査対象とする回路チップにテスト信号を入力させてその応答を検出するテスター装置を用いて行われる。通常、テスター装置から出力されたテスト信号は、プローブカードを介して半導体ウェハ上の各回路チップに伝達される。プローブカードは、回路チップの微小な端子電極に接触させてテスター装置からのテスト信号を当該回路チップに伝達する多数のコンタクトプローブと、これらのコンタクトプローブが配設された配線基板とからなり、コンタクトプローブ側の主面を半導体ウェハに対向させた状態で用いられる。
近年、電子機器の小型化及び多機能化の要求により、電子回路の端子は、多ピン及び狭ピッチとなっており、コンタクトプローブの配列が狭ピッチ化される傾向にある。このため、従来のプローブカードでは、プローブカードの製造時に、コンタクトプローブが倒れて先端部の位置がずれてしまうという問題があった。特に、コンタクトプローブが半田付けによって配線基板上の電極パッドに固着されるプローブカードでは、半田を加熱してコンタクトプローブを電極パッドに固着させる際に、コンタクトプローブが倒れ易いという問題があった。
また、半導体ウェハ上の複数の回路の電気的特性を一括して検査することができるプローブカードでは、コンタクトプローブ間の間隔が狭いので、配線基板上の電極パッドとの取り付けなどに不具合の生じたコンタクトプローブを取り外してリペアするのが容易ではないという問題もあった。
特開2002−164104号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、配線基板上に配設されるコンタクトプローブの位置決め精度を向上させたプローブカードを提供することを目的としている。特に、半田付けなどによって配線基板上に固着されるコンタクトプローブが倒れて先端部の位置にずれが生じるのを抑制することができるプローブカードを提供することを目的としている。また、本発明の他の目的は、不具合の生じたコンタクトプローブを容易に取り外すことができるプローブカードを提供することにある。
第1の本発明によるプローブカードは、コンタクトプローブの一端が一方の主面上に固着されるサブ基板と、上記コンタクトプローブの上記一端を挟んで上記サブ基板の上記一方の主面上に配設され、上記コンタクトプローブよりも背の低い2以上のプローブ位置規制ブロックと、上記サブ基板の他方の主面に対向して配置され、上記サブ基板を支持するメイン基板とを備えて構成される。
この様な構成によれば、コンタクトプローブの位置決めを行うプローブ位置規制ブロックをサブ基板上にコンタクトプローブの一端を挟んで配設したので、半田付けなどによってコンタクトプローブをサブ基板上に固着する際に、コンタクトプローブが倒れて先端部の位置にずれが生じるのを抑制することができる。また、サブ基板上にプローブ位置規制ブロックを配設することによってコンタクトプローブを倒れにくくするので、基板に貫通孔を設けてコンタクトプローブを支持させるものに比べて、基板の背面からコンタクトプローブの一部が突出することなく、コンタクトプローブを配設することができる。
第2の本発明によるプローブカードは、上記構成に加え、上記プローブ位置規制ブロックが、上記コンタクトプローブの主側面に対向して配置されているように構成される。この様な構成によれば、コンタクトプローブの主側面に対向してプローブ位置規制ブロックが配置されるので、厚さ方向の幅の狭いコンタクトプローブが倒れて先端部の位置にずれが生じるのを効果的に防止することができる。また、コンタクトプローブの一端の厚さ方向の位置がプローブ位置規制ブロックによって規制されるので、コンタクトプローブの先端部の厚さ方向の位置を適切に位置決めすることができる。
第3の本発明によるプローブカードは、上記構成に加え、上記コンタクトプローブが固着される電極パッドを備え、上記電極パッドが、上記プローブ位置規制ブロック間の領域から外側に延伸させた位置に端子部を有するように構成される。この様な構成によれば、コンタクトプローブが固着される電極パッドが、プローブ位置規制ブロック間の領域から外側に延伸させた位置に端子部を有するので、端子部にスルーホールなどを容易に配設することができるので、コンタクトプローブの配列ピッチを狭小化した場合であっても、電極パッドと導電層とを容易に接続することができる。
第4の本発明によるプローブカードは、上記構成に加え、上記サブ基板及び上記メイン基板間に配置され、2以上のサブ基板とメイン基板とを接続するシート状の配線基板を備えて構成される。この様な構成によれば、シート状の配線基板をメイン基板から取り外すことによって配線基板上の複数のサブ基板を一括して取り外すことができるので、不具合の生じたコンタクトプローブを容易に取り外すことができる。従って、半導体ウェハ上の回路チップに対応して形成された複数のサブ基板を取り外してプローブカードをリペアする際の作業効率を向上させることができる。
第5の本発明によるプローブカードは、導電性を有するコンタクトプローブの一端が一主面上に固着される配線基板と、上記配線基板の上記一主面に固着され、上記コンタクトプローブを収容して当該コンタクトプローブの位置決めを行う2以上の貫通孔が形成されたプローブ位置規制板とを備えて構成される。
この様な構成によれば、導電性を有するコンタクトプローブの一端が固着される配線基板にコンタクトプローブの位置決めを行う複数の貫通孔が形成されたプローブ位置規制板を固着したので、半田付けなどによってコンタクトプローブを配線基板上に固着する際に、コンタクトプローブが倒れて先端部の位置にずれが生じるのを抑制することができる。また、配線基板上にプローブ位置規制板を設けることによってコンタクトプローブを倒れにくくするので、基板に貫通孔を設けてコンタクトプローブを支持させるものに比べて、基板の背面からコンタクトプローブの一部が突出することなく、コンタクトプローブを配設することができる。
本発明によるプローブカードによれば、コンタクトプローブの位置決めを行うプローブ位置規制ブロックをサブ基板上にコンタクトプローブを挟んで配設したので、半田付けなどによってコンタクトプローブをサブ基板上に固着する際に、コンタクトプローブが倒れて先端部の位置にずれが生じるのを抑制することができる。従って、配線基板上に配設されるコンタクトプローブの位置決め精度を向上させることができる。また、サブ基板上にプローブ位置規制ブロックを配設することによってコンタクトプローブを倒れにくくするので、基板に貫通孔を設けてコンタクトプローブを支持させるものに比べて、基板の背面からコンタクトプローブの一部が突出することなく、コンタクトプローブを配設することができる。
また、シート状の配線基板をメイン基板から取り外すことによって配線基板上の複数のサブ基板を一括して取り外すことができるので、不具合の生じたコンタクトプローブを容易に取り外すことができる。従って、半導体ウェハ上の回路チップに対応して形成された複数のサブ基板を取り外してプローブカードをリペアする際の作業効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態1によるプローブカードを含む検査システム100の概略構成の一例を示したシステム図である。 図1の検査システム100におけるプローブカード30の構成例を示した図である。 図2のプローブカード30の要部における構成例を示した斜視図であり、プローブ位置規制ブロック36,37が配列されたサブ基板34が示されている。 図2のプローブカード30におけるサブ基板34の構成例を示した平面図である。 図2のプローブカード30におけるサブ基板34の構成例を示した断面図であり、図4のC−C線による切断面が示されている。 図2のブローブカード30の他の構成例を示した平面図であり、プローブ位置規制ブロック52,53が配設されたサブ基板50が示されている。 本発明の実施の形態2によるプローブカードの要部における構成例を示した斜視図であり、配線基板60に固着されたプローブ位置規制板61が示されている。 プローブ位置規制板61の貫通孔62を介してコンタクトプローブ63が固着された配線基板60の構成例を示した平面図である。 図8の配線基板60の構成例を示した断面図であり、E−E線による切断面が示されている。 図7のプローブ位置規制板61の製造工程の一例を模式的に示した説明図であり、金型71,72を用いて樹脂板73に貫通孔を形成する様子が示されている。
実施の形態1.
<検査システム>
図1は、本発明の実施の形態1によるプローブカード30を含む検査システム100の概略構成の一例を示したシステム図である。この検査システム100は、半導体ウェハA上に形成された電子回路の電気的特性を検査するためのシステムであり、テスターヘッド11を有するテスター装置10と、インターフェースリング20と、多数のコンタクトプローブが配設されたプローブカード30と、プローブ装置40により構成される。
テスター装置10は、半導体ウェハA上の電子回路の電気的諸特性を測定する検査装置であり、プローブ装置40の上部に配置されるテスターヘッド11がケーブルで接続されている。
プローブ装置40は、回路チップのボンディングパッドにコンタクトプローブの先端部を接触させる装置であり、筐体内には、半導体ウェハAを水平に保持するチャック42と、チャック42を昇降させる可動ステージ41が配置されている。
プローブカード30は、コンタクトプローブが形成されている面を下にして水平に保持され、インターフェースリング20を介してテスターヘッド11が接続されている。可動ステージ41を上昇させることによって半導体ウェハA上の回路チップにプローブカード30のコンタクトプローブを接触させ、当該コンタクトプローブを介してテスト用の電気信号をテスターヘッド11及び回路チップ間で入出力させることができる。
<プローブカード>
図2(a)及び(b)は、図1の検査システム100におけるプローブカード30の構成例を示した図である。図2(a)には、プローブカード30を下側から見た様子が示され、図2(b)には、水平方向から見た様子が示されている。プローブカード30は、半導体ウェハA上の回路チップと、テスター装置10との電気的接続を中継する電子機器である。
ここでいう回路チップとは、半導体装置の製造工程において、電気的特性の検査後にダイシングによって分離される半導体ウェハA上の回路領域のことであり、例えば、互いに独立した電子回路を構成している。
このプローブカード30は、プローブ基板31a、メイン基板32及びフィルム基板33と、下面に複数のコンタクトプローブ35が配設されたサブ基板34によって構成される。
プローブ基板31aは、プローブ装置40に着脱可能に取り付けられる円形形状のPCB(プリント回路基板)であり、テスター装置10との間で信号の入出力を行うための多数の外部端子31bが周縁部に設けられている。
サブ基板34は、下面上の各コンタクトプローブ35と、上面側のフィルム基板33とを接続する配線が形成された配線基板であり、例えば、回路チップの端子電極の配置に合わせて各コンタクトプローブ35が整列配置される。コンタクトプローブ35は、回路チップの微小な端子電極に接触させるプローブ(探針)であり、コンタクトプローブ35の先端部を当接させることによって、回路チップとテスター装置10とを導通させることができる。
フィルム基板33は、サブ基板34及びメイン基板32間に配置され、複数のサブ基板34とメイン基板32とを接続するシート状の配線基板である。この例では、4つのサブ基板34が互いに距離をおいてフィルム基板33上に固着されている。
このため、フィルム基板33をメイン基板32から取り外すことによってフィルム基板33上の複数のサブ基板34を一括して取り外すことができるので、不具合の生じたコンタクトプローブ35を容易に取り外すことができる。従って、半導体ウェハA上の回路チップに対応して形成された複数のサブ基板34を取り外してプローブカード30をリペアする際の作業効率を向上させることができる。
メイン基板32は、サブ基板34の上面に対向して配置され、サブ基板34及びフィルム基板33を支持する配線基板であり、プローブ基板31aの中央部に配置されている。プローブ基板31aには、メイン基板32及び外部端子31bを接続する配線が形成されている。
<サブ基板>
図3は、図2のプローブカード30の要部における構成例を示した斜視図であり、プローブ位置規制ブロック36,37が配列されたサブ基板34が示されている。このサブ基板34は、耐熱性を有する部材、例えば、耐熱樹脂又はセラミックからなり、コンタクトプローブ35の先端部を位置決めするための複数のプローブ位置規制ブロック36,37と、コンタクトプローブ35が固着される電極パッド38が配設されている。
プローブ位置規制ブロック36,37は、コンタクトプローブ35の一端を挟んでサブ基板34の一方の主面、すなわち、下面上に配設され、コンタクトプローブ35よりも背の低い直方体形状のブロックである。このプローブ位置規制ブロック36,37は、コンタクトプローブ35の他端、すなわち、先端部の位置決めを行う構造体となっている。
ここでは、サブ基板34上に配設されるコンタクトプローブ35が、導電層を積層することによって形成された積層構造を有し、積層方向、すなわち、導電層の厚さ方向に配列されるものとする。
プローブ位置規制ブロック36,37は、上記厚さ方向に配列され、プローブ位置規制ブロック36,37間に1つのコンタクトプローブ35が配置される。つまり、各コンタクトプローブ35は、その一端部がプローブ位置規制ブロック36又は37と当接することによって導電層の厚さ方向への移動が規制され、他端部、すなわち、先端部の当該厚さ方向の位置が適切に位置決めされる。
この例では、プローブ位置規制ブロック37を挟む各コンタクトプローブ35の先端部が、互いに隣り合うように配置されている。
電極パッド38は、プローブ位置規制ブロック36,37間に配設されている。この電極パッド38は、プローブ位置規制ブロック36間の領域から外側に延伸させた位置に端子部38aを有し、当該端子部38aには、例えば、電極パッド38と導電層を電気的に接続するスルーホールが形成されている。つまり、プローブ位置規制ブロック間の領域から外側に延伸させて配設された電極パッド38の端子部38aにスルーホールを配設するので、コンタクトプローブ35の配列ピッチを狭小化した場合であっても、電極パッド38と基板の導電層とを容易に接続することができる。
この例では、1つのサブ基板34上に複数のコンタクトプローブ35からなる2つの配列が形成されている。プローブ位置規制ブロック36は、各配列の先頭又は末尾のコンタクトプローブ35に共通のブロックであり、プローブ位置規制ブロック37は、コンタクトプローブ35の配列ごとに設けられたブロックとなっている。
この様なサブ基板34、プローブ位置規制ブロック36及び37は、例えば、金型を用いて一体成型される。また、電極パッド38及びスルーホールは、例えば、一体成型後にサブ基板34上に形成した導電層をパターニングすることによって形成される。
図4は、図2のプローブカード30におけるサブ基板34の構成例を示した平面図である。サブ基板34は、コンタクトプローブ35が導電層の厚さ方向、この図では、上下方向に所定の配列ピッチで配設されたプローブ取付台となっている。ここでは、各コンタクトプローブ35の先端部が、直線上に位置するように配置されている。
プローブ位置規制ブロック36,37は、コンタクトプローブ35の一端を挟んで配設され、当該コンタクトプローブ35の他端の位置決めを行うプローブホルダーとなっている。このプローブ位置規制ブロック36,37は、コンタクトプローブ35の導電層の厚さ方向に配列され、コンタクトプローブ35の主側面に対向して配置されている。コンタクトプローブ35の主側面とは、導電層の厚さ方向に交差する側面のことである。
電極パッド38は、プローブ位置規制ブロック36,37間の領域から外側へ延伸させて配設され、外側に延伸させた位置に形成された端子部38aには、スルーホールが配設されている。この例では、サブ基板34の周縁部側の端部を延伸させて端子部38aが形成されている。
プローブ位置規制ブロック36,37の配列ピッチB3は、コンタクトプローブ35の幅(厚さ)B1の2倍よりも小さくなっている。具体的には、例えば、コンタクトプローブ35が幅B1=40μm、左右方向の長さが1mm程度である場合、配列ピッチB3=70μm程度となっている。
つまり、プローブ位置規制ブロック36,37間の間隔は、40μm以上42μm以下、プローブ位置規制ブロック37の幅B2は、28μm以上30μm以下となっている。
プローブ位置規制ブロック36及びサブ基板34には、例えば、木ネジ39を貫通させるネジ孔が形成されており、サブ基板34は、木ネジ39を用いてフィルム基板33上に固着される。
図5は、図2のプローブカード30におけるサブ基板34の構成例を示した断面図であり、図4のC−C線による切断面が示されている。コンタクトプローブ35は、検査対象物と接触させるコンタクト部35bと、コンタクト部35bを弾性的に支持する支持部35aによって構成され、導電層を積層することによって形成されている。
各コンタクトプローブ35は、支持部35aをサブ基板34に配設された電極パッド38に半田付けすることによって固着される。電極パッド38の端子部38aには、サブ基板34を貫通し、電極パッド38と導電層とを電気的に接続するスルーホール38bが形成されている。
コンタクトプローブ35は、例えば、基板面から先端部までの高さが3mm程度であり、プローブ位置規制ブロック37は、左右方向の長さB5=1mm、高さB6=1mm程度となっている。
コンタクトプローブ35の取り付けは、例えば、サブ基板34の全体を予備加熱し、電極パッド38上に半田ペーストを塗布する。そして、支持部35aの端面を電極パッド38に当接させた状態でレーザー光などを用いて局所的に加熱し、半田を溶融させれば、コンタクトプローブ35を電極パッド38上に固着させることができる。
本実施の形態によれば、コンタクトプローブ35のコンタクト部35bの位置決めを行うプローブ位置規制ブロック36,37をサブ基板34上にコンタクトプローブ35の支持部35aを挟んで配設したので、半田付けなどによってコンタクトプローブ35をサブ基板34上に固着する際に、コンタクトプローブ35が倒れて先端部の位置にずれが生じるのを防止することができる。
例えば、コンタクトプローブ35の取り付け時に、コンタクトプローブが倒れて隣のコンタクトプローブと接触するのを防ぐことができる。また、コンタクトプローブ35の先端部を検査対象物に接触させ、当該検査対象物の電気的特性を検査している際に、コンタクトプローブが倒れて隣のコンタクトプローブに接触して配線がショートするのを防ぐことができる。
また、サブ基板34上にプローブ位置規制ブロック36,37を配設することによってコンタクトプローブ35を倒れにくくするので、基板に貫通孔を設けてコンタクトプローブを支持させるものに比べて、基板の背面からコンタクトプローブの一部が突出することなく、コンタクトプローブを配設することができる。
さらに、コンタクトプローブ35の導電層の厚さ方向に交差する側面に対向してプローブ位置規制ブロック36,37が配置されるので、厚さ方向の幅B1の狭いコンタクトプローブ35が倒れるのを効果的に防止することができる。また、コンタクトプローブ35の支持部35aの厚さ方向の位置がプローブ位置規制ブロック36,37によって規制されるので、コンタクトプローブ35の先端部の厚さ方向の位置を適切に位置決めすることができる。
なお、本実施の形態では、プローブ位置規制ブロック37を挟むコンタクトプローブ35の先端部が互いに隣り合うように配置される場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、向きの異なるコンタクトプローブを交互に配置するようなものであっても良い。
図6は、図2のブローブカード30の他の構成例を示した平面図であり、プローブ位置規制ブロック52,53が配設されたサブ基板50が示されている。サブ基板50には、コンタクトプローブ51の先端部を位置決めするための複数のプローブ位置規制ブロック52,53と、コンタクトプローブ51が固着される電極パッド54が配設されている。
このサブ基板50では、複数のコンタクトプローブ51からなる2つの配列が形成されている。各配列は、コンタクトプローブ51の導電層の厚さ方向に交差する方向、この図では左右方向の向きを互いに異ならせて配置されたコンタクトプローブ51からなる。そして、コンタクトプローブ51は、左右方向の向きの異なるコンタクトプローブ51の先端部が互いに隣り合うように交互に配置されている。つまり、1つの配列を構成するコンタクトプローブ51は、左右方向の向きの異なるコンタクトプローブによって、いわゆる千鳥配置となるように配設されている。
プローブ位置規制ブロック52は、1つの配列の先頭及び先頭から2列目のコンタクトプローブ51、又は、末尾及び末尾から2列目のコンタクトプローブ51に共通のブロックであり、プローブ位置規制ブロック53は、コンタクトプローブ51の左右方向の向きごとに設けられたブロックとなっている。
この様にコンタクトプローブ51の配列を千鳥配置とすることにより、コンタクトプローブ51の配列ピッチB7が同じであれば、図3及び図4の配列に比べて、プローブ位置規制ブロック53の幅を狭くすることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、コンタクトプローブ35の先端部の位置決めを行う複数のプローブ位置規制ブロック36,37をサブ基板34上に配設する場合の例について説明した。これに対して、本実施の形態では、コンタクトプローブを収容して先端部の位置決めを行う複数の貫通孔が形成されたプローブ位置規制板を配線基板に固着する場合について説明する。
図7は、本発明の実施の形態2によるプローブカードの要部における構成例を示した斜視図であり、プローブ基板31a上の配線基板60に固着されたプローブ位置規制板61が示されている。このプローブ位置規制板61は、耐熱性を有する部材、例えば、耐熱樹脂又はセラミックからなり、コンタクトプローブを収容して当該コンタクトプローブの先端部を位置決めするための複数の貫通孔62が形成されている。
貫通孔62は、断面形状が矩形となっており、コンタクトプローブの支持部を収容することによって、当該コンタクトプローブの先端部の導電層の厚さ方向の位置が位置決めされる。
配線基板60は、導電層の積層構造を有するコンタクトプローブの一端が一主面、すなわち、下面上に固着されるメイン基板であり、プローブ基板31aの中央部に配置される。プローブ位置規制板61は、配線基板60の下面に固着されている。
図8は、プローブ位置規制板61の貫通孔62を介してコンタクトプローブ63が固着された配線基板60の構成例を示した平面図である。配線基板60は、コンタクトプローブ63が導電層の厚さ方向、この図では、上下方向に所定の配列ピッチD3で配設されたプローブ取付台となっている。ここでは、各コンタクトプローブ63の先端部が、直線上に位置するように配置されている。
貫通孔62は、コンタクトプローブ63の一端を収容することにより、当該コンタクトプローブ63の他端の位置決めを行うプローブホルダーとなっている。
この配線基板60では、複数のコンタクトプローブ63からなる2つの配列が形成されている。各配列は、コンタクトプローブ63の導電層の厚さ方向に交差する方向、この図では左右方向の向きを互いに異ならせて配置されたコンタクトプローブ63からなる。そして、コンタクトプローブ63は、左右方向の向きの異なるコンタクトプローブ63の先端部が互いに隣り合うように交互に配置されている。つまり、1つの配列を構成するコンタクトプローブ63は、左右方向の向きの異なるコンタクトプローブによって、いわゆる千鳥配置となるように配設されている。
貫通孔62の上下方向の幅D1は、40μm以上42μm以下、配列ピッチD2は、140μm程度となっている。
図9は、図8の配線基板60の構成例を示した断面図であり、E−E線による切断面が示されている。コンタクトプローブ63は、検査対象物と接触させるコンタクト部と、コンタクト部を弾性的に支持する支持部によって構成され、導電層を積層することによって形成されている。
コンタクトプローブ63は、支持部をプローブ位置規制板61の貫通孔62内に収容し、配線基板60上に配設された電極パッド64に半田付けすることによって固着される。この電極パッド64には、例えば、配線基板60を貫通し、電極パッド64と導電層とを電気的に接続するスルーホールが形成される。
プローブ位置規制板61の厚さD5は、1mm程度であり、貫通孔62の左右方向の長さD4は、1mm程度となっている。
図10は、図7のプローブ位置規制板61の製造工程の一例を模式的に示した説明図であり、金型71,72を用いて樹脂板73に貫通孔を形成する様子が示されている。プローブ位置規制板61の貫通孔62は、凸部を有する金型71と、凹部又は貫通孔を有する金型72とを用いて形成することができる。
具体的には、金型72上に樹脂板73を載置し、そして、金型71の凸部を上から押し付けて樹脂板73を打ち抜けば、貫通孔62を形成することができる。
本実施の形態によれば、導電層の積層構造を有するコンタクトプローブ63の一端が固着される配線基板60にコンタクトプローブ63の他端の導電層の厚さ方向の位置決めを行う複数の貫通孔62が形成されたプローブ位置規制板61を固着したので、半田付けなどによってコンタクトプローブ63を配線基板60上に固着する際に、コンタクトプローブ63が倒れて先端部の位置にずれが生じるのを抑制することができる。また、配線基板60上にプローブ位置規制板61を設けることによってコンタクトプローブ63を倒れにくくするので、基板に貫通孔を設けてコンタクトプローブを支持させるものに比べて、基板の背面からコンタクトプローブの一部が突出することなく、コンタクトプローブを配設することができる。
10 テスター装置
11 テスターヘッド
20 インターフェースリング
30 プローブカード
31a プローブ基板
31b 外部端子
32 メイン基板
33 フィルム基板
34 サブ基板
35 コンタクトプローブ
35a 支持部
35b コンタクト部
36,37 プローブ位置規制ブロック
38 電極パッド
38a 端子部
38b スルーホール
39 木ネジ
40 プローブ装置
41 可動ステージ
42 チャック
50 サブ基板
51 コンタクトプローブ
52,53 プローブ位置規制ブロック
54 電極パッド
60 配線基板
61 プローブ位置規制板
62 貫通孔
63 コンタクトプローブ
64 電極パッド
100 検査システム
A 半導体ウェハ

Claims (5)

  1. コンタクトプローブの一端が一方の主面上に固着されるサブ基板と、
    上記コンタクトプローブの上記一端を挟んで上記サブ基板の上記一方の主面上に配設され、上記コンタクトプローブよりも背の低い2以上のプローブ位置規制ブロックと、
    上記サブ基板の他方の主面に対向して配置され、上記サブ基板を支持するメイン基板とを備えたことを特徴とするプローブカード。
  2. 上記プローブ位置規制ブロックが、上記コンタクトプローブの主側面に対向して配置されていることを特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
  3. 上記コンタクトプローブが固着される電極パッドを備え、
    上記電極パッドは、上記プローブ位置規制ブロック間の領域から外側に延伸させた位置に端子部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のプローブカード。
  4. 上記サブ基板及び上記メイン基板間に配置され、2以上のサブ基板とメイン基板とを接続するシート状の配線基板を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
  5. 導電性を有するコンタクトプローブの一端が一主面上に固着される配線基板と、
    上記配線基板の上記一主面に固着され、上記コンタクトプローブを収容して当該コンタクトプローブの位置決めを行う2以上の貫通孔が形成されたプローブ位置規制板とを備えたことを特徴とするプローブカード。
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