JP2010180289A - 微細化ジケトピロロピロール顔料、その製造方法、およびそれを用いた着色組成物およびカラーフィルタ - Google Patents

微細化ジケトピロロピロール顔料、その製造方法、およびそれを用いた着色組成物およびカラーフィルタ Download PDF

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Abstract

【課題】微細かつ耐熱性を有したジケトピロロピロール顔料、高コントラストで流動性に優れる着色組成物、およびこれを用いた高コントラストかつ耐熱性を有したカラーフィルタの提供。
【解決手段】ジケトピロロピロール顔料、水溶性無機塩、水溶性有機溶剤、およびN−置換マレイミド、好ましくはシクロヘキシルマレイミドを機械的に混練した後、水溶性無機塩と水溶性有機溶剤とを除去してなる微細化ジケトピロロピロール顔料、該微細化ジケトピロロピロール顔料と、樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体とを含有する着色組成物、および基板上に、前記着色組成物から形成されるフィルタセグメントを具備するカラーフィルタ。
【選択図】なし

Description

本発明は、カラー液晶表示装置、及びカラー撮像管素子等を構成するカラーフィルタの製造に使用される微細化ジケトピロロピロール顔料、その製造方法、およびそれを用いた着色組成物、並びに、この着色組成物を用いて形成されるカラーフィルタに関するものである。
液晶表示装置は、2枚の偏光板に挟まれた液晶層が、1枚目の偏光板を通過した光の偏光度合いを制御して、2枚目の偏光板を通過する光量をコントロールすることにより表示を行う表示装置であり、ツイストネマチック(TN)型液晶を用いるタイプが主流となっている。液晶表示装置は、2枚の偏光板の間にカラーフィルタを設けることによりカラー表示が可能となり、近年、テレビやパソコンモニタ等に用いられるようになったことから、カラーフィルタに対して高コントラスト化、高明度化の要求が高まっている。
カラーフィルタは、ガラス等の透明な基板の表面に2種以上の異なる色相の微細な帯(ストライプ)状のフィルタセグメントを平行又は交差して配置したもの、あるいは微細なフィルタセグメントを縦横一定の配列で配置したものからなっている。フィルタセグメントは、数ミクロン〜数100ミクロンと微細であり、しかも色相毎に所定の配列で整然と配置されている。
一般的に、カラー液晶表示装置では、カラーフィルタの上に液晶を駆動させるための透明電極が蒸着あるいはスパッタリングにより形成され、さらにその上に液晶を一定方向に配向させるための配向膜が形成されている。これらの透明電極及び配向膜の性能を充分に得るには、その形成を一般に200℃以上、好ましくは230℃以上の高温で行う必要がある。このため、現在、カラーフィルタの製造方法としては、耐光性、耐熱性に優れる顔料を着色剤とする顔料分散法と呼ばれる方法が主流となっている。
フィルタセグメントは顔料分散体に光重合開始剤やエチレン性不飽和単量体を配合したカラーレジストの塗液を用いて形成されるが、カラーフィルタの高輝度化、高コントラスト化を実現させるためには、まず、フィルタセグメント中に含まれる顔料の微細化処理を行い、この微細化顔料を樹脂などを含有する顔料担体中へ安定に分散させた分散体を作製する必要がある。
しかし、顔料の凝集が強く、これを分散しきれない場合には、顔料の微細化工程を経ることで逆にカラーフィルタの輝度、コントラスト比を低下させてしまう。また、分散体の安定性が低いと経時で顔料粒子の凝集が進行し、着色組成物の粘度上昇、流動性不良を引き起こし、フィルタセグメント形成の際、塗液をガラス基板上にスピンコートする場合などにスピンコート性不良、レベリング不良などにより、膜厚の均一な塗膜を得ることができず好ましくない。
このような微細化顔料を用いた分散体の安定化のために、顔料誘導体や樹脂型分散剤を用いた分散処方最適化が行われ、顔料誘導体や樹脂型分散剤あるいはバインダー樹脂の改良も行われてきた。しかし、最近の高品質な微細化顔料の性能を完全に発揮させるには不十分な部分がある。
また、微細化顔料の分散体を作製でき、高コントラストなフィルタセグメントが形成できた場合でも、このフィルタセグメントは、前記のようにカラーフィルタ上への透明電極および配向膜の形成過程で230℃以上の高温にさらされ、顔料の分散系が崩れてコントラスト比が低下するという現象が起きるものがある。
特に微細化ジケトピロロピロール顔料は、>NHとC=Oを対照に含む構造となっているために、水素結合により結晶成長し易い性質を持ち、230℃以上の高温にさらされることでカラーフィルタパターン上に結晶析出し、コントラストを低下させ、カラーフィルタ上の異物となってしまうことがある。
一方、耐熱性および耐光性に優れ、明度が高く、さらにNMPに対する耐性が良好な赤色カラーフィルタを与えるカラーフィルタ用顔料として、特開2001−220520号公報には、ジケトピロロピロール系顔料、色素誘導体、水溶性無機塩、および水溶性無機塩を実質的に溶解しない水溶性有機溶剤を含む混合物を混練した後、水溶性無機塩と水溶性有機溶剤を除去してなることを特徴とするカラーフィルタ用顔料が開示されている。
しかしながら、高コントラストなカラーフィルタを得るために、該方法で微細化したジケトピロロピロール顔料を用いると、230℃以上の高温にさらされることでカラーフィルタ上にジケトピロロピロール顔料の結晶が析出し、コントラストを低下させてしまう。
特開2001−220520号公報
カラーフィルタの高コントラスト化要求に伴って、顔料の微細化が進行し、難分散化や耐熱性低下が生じており、より高コントラストな顔料分散体を得ること、カラーフィルタの形成工程でコントラスト比を一定に保つこと(ポストベイクや透明電極および配向膜の形成工程で高温にさらされてもコントラスト比が低下しないこと)が難しくなってきている。特に微細化ジケトピロロピロール顔料は、>NHとC=Oを対照に含む構造となっているために、水素結合により結晶成長し易い性質を持ち、230℃以上の高温にさらされることでカラーフィルタパターン上に結晶析出し、コントラストを低下させ、カラーフィルタ上の異物となる。
本発明の目的は、微細かつ耐熱性を有したジケトピロロピロール顔料を提供すること、および高コントラストで流動性に優れる着色組成物を提供すること、並びにこれを用いて高コントラストかつ耐熱性を有したカラーフィルタを提供することである。
本発明の微細化ジケトピロロピロール顔料は、ジケトピロロピロール顔料、水溶性無機塩、水溶性有機溶剤、およびN−置換マレイミドを機械的に混練した後、水溶性無機塩と水溶性有機溶剤とを除去してなることを特徴とする。
本発明の微細化ジケトピロロピロール顔料において、前記N−置換マレイミドの添加量はジケトピロロピロール顔料100重量部に対して1〜50重量部であることが好ましく、前記N−置換マレイミドはシクロヘキシルマレイミドであることが好ましい。
また、本発明の微細化ジケトピロロピロール顔料の製造方法は、ジケトピロロピロール顔料、水溶性無機塩、水溶性有機溶剤、およびN−置換マレイミドを機械的に混練した後、水溶性無機塩と水溶性有機溶剤とを除去することを特徴とする。
また、本発明の着色組成物は、本発明の微細化ジケトピロロピロール顔料と、樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体とを含有することを特徴とする。
また、本発明のカラーフィルタは、基板上に、本発明の着色組成物から形成されるフィルタセグメントを具備することを特徴とする。
本発明の微細化ジケトピロロピロール顔料は、顔料微細化過程においてN−置換マレイミドを加えることにより、耐熱性が付与されている。また、この顔料を用いることにより耐熱性に優れ、高コントラストな着色組成物が得られる。また、この着色組成物を用いることで高コントラストなカラーフィルタを形成することができる。
まず、本発明の微細化ジケトピロロピロール顔料について説明する。
本発明の微細化ジケトピロロピロール顔料は、ジケトピロロピロール顔料、水溶性無機塩、水溶性有機溶剤、およびN−置換マレイミドを含む混練組成物を機械的に混練した後、水溶性無機塩と水溶性有機溶剤とを除去することにより得られる。
微細化ジケトピロロピロール顔料は、>NHとC=Oを対照に含む構造となっているために、水素結合により結晶成長し易い性質を持ち、230℃以上の高温にさらされることでカラーフィルタ上に結晶析出し、カラーフィルタ上の異物となってコントラストを低下させる。しかし、N−置換マレイミドを混練組成物に添加することにより、ジケトピロロピロール顔料の>NHとC=OとN−置換マレイミドのマレイミド骨格間に水素結合が働くため、ジケトピロロピロール顔料同士での>NHとC=Oの水素結合を抑制することができ、230℃以上の高温化においても結晶析出を抑制する。
ジケトピロロピロール顔料は、下記式(I)で表される構造の赤〜橙色の顔料である。下記式(I)で表されるジケトピロロピロール顔料の具体例をカラーインデックスナンバーで示すと、C.I.Pigment Red 254、255、264、272およびC.I.Pigment Orange 71、73、81が挙げられる。
Figure 2010180289
X, Y:それぞれ独立に、CN、C(CH33、CH3、Cl、C65、またはHを表す。
混練組成物に含まれる水溶性無機塩は、破砕助剤として働くものであり、混練時に無機塩の硬度の高さを利用してジケトピロロピロール顔料を破砕し、ジケトピロロピロール顔料の一次粒子が微細化される。水に溶解するものであれば特に限定されるものではないが、例えば、食塩(塩化ナトリウム)、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、塩化亜鉛、塩化カルシウム、塩化マグネシウムまたはこれらの混合物等を挙げることができ、価格面から塩化ナトリウムを用いることが好ましい。
混練組成物中の水溶性無機塩の量は、特に限定されるものではないが、ジケトピロロピロール顔料の重量に対し1〜30重量倍の範囲が好ましく、5〜20重量倍の範囲であることがより好ましく、目的とする粒度に応じて選択できる。1重量倍未満では微細化及び整粒が進み難く、30重量倍より大きい場合は混練物中のジケトピロロピロール顔料の処理量が少なくなるため、生産性が低下して工業的に不利となる。
水溶性無機塩の粒子径は、特に限定されるものではないが、体積基準のメディアン粒子径(D50)で1〜50μmであることが好ましい。D50が50μmより大きい場合には、ジケトピロロピロール系顔料を微細にするための処理時間が長くなり、D50が1μm未満の水溶性無機塩を得るためには、特殊な粉砕機を使用して多大なエネルギーが必要となる。また、水溶性無機塩の粒子径は、乾式仕様のレーザー回折式粒度分布測定機を用いて求めることが可能である。
混練組成物に含まれる水溶性有機溶剤は、ジケトピロロピロール顔料、N−置換マレイミドおよび水溶性無機塩が均一な塊状となるように加えるもので、水と自由に混和するもの、または自由に混ざらないが工業的に水洗による除去が可能な程度の溶解度を有するものが望ましい。また、混練時に混練組成物の温度が上昇し、水溶性有機溶剤が蒸発し易い状態になるため、安全性の点から高沸点溶剤が好ましい。
具体的に水溶性有機溶剤としては、2−(メトキシメトキシ)エタノール、2−ブトキシエタノール、2−(イソペンチルオキシ)エタノール、2−(ヘキシルオキシ)エタノール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、液体ポリエチレングリコール、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、低分子量ポリプロピレングリコール、アニリン、ピリジン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、イソブタノール、n−ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、アセトン、メチルエチルケトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン等を挙げることができる。また、必要に応じて2種類以上の溶剤を混合して使用してもよい。
混練組成物中の水溶性有機溶剤の量は、特に限定されるものではないが、混練組成物の全量を100重量%として組成物中に3〜40重量%であることが望ましく、水溶性無機塩の量と混練組成物の硬さに応じて選択できる。水溶性有機溶剤が不足する場合には混練組成物がまとまらず、エネルギーが与えられないため微細化することが難しい、もしくは混練組成物がかたくなり過ぎることにより、安定した運転状態を保持することが難しい。また、過剰に投入した場合には混練組成物が軟らかくなり過ぎるため、所望の微細化度や整粒度を得ることが難しい。
混練組成物に含まれるN−置換マレイミドは、ジケトピロロピロール顔料同士での>NHとC=Oの水素結合を抑制するために加えるものである。N−置換マレイミドとしては、シクロヘキシルマレイミド、フェニルマレイミド、メチルマレイミド、エチルマレイミド、1,2−ビスマレイミドエタン1,6−ビスマレイミドヘキサン、3−マレイミドプロピオン酸、6,7−メチレンジオキシ−4−メチル−3−マレイミドクマリン、4,4'−ビスマレイミドジフェニルメタン、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン、N,N’−1,3−フェニレンジマレイミド、N,N’−1,4−フェニレンジマレイミド、N−(1−ピレニル)マレイミド、N−(2,4,6−トリクロロフェニル)マレイミド、N−(4−アミノフェニル)マレイミド、N−(4−ニトロフェニル)マレイミド、N−ベンジルマレイミド、N−ブロモメチル−2,3−ジクロロマレイミド、N−スクシンイミジル−3−マレイミドベンゾエート、N−スクシンイミジル−3−マレイミドプロピオナート、N−スクシンイミジル−4−マレイミドブチラート、N−スクシンイミジル−6−マレイミドヘキサノアート、N−[4−(2−ベンゾイミダゾリル)フェニル]マレイミド、9−マレイミドアクリジン等が挙げられる。耐熱性等の点からシクロヘキシルマレイミド、メチルマレイミド、エチルマレイミド、1,2−ビスマレイミドエタンが好ましく、特にシクロヘキシルマレイミドが好ましい。
N−置換マレイミドの添加量は、ジケトピロロピロール顔料100重量部に対して1〜50重量部であることが好ましく、より好ましくは10〜35重量部である。N−置換マレイミドの添加量が1重量部未満では、結晶成長を抑制する効果が低いため、得られる微細ジケトピロロピロール顔料の耐熱性が低くなる傾向がある。また、50重量部を超えると、得られる微細ジケトピロロピロール顔料における顔料濃度が低いため、形成されるカラーフィルタに十分な色相およびコントラストを提供することが困難となる。
混練混合物を機械的に混練する装置としては、ニーダー、プラネタリーミキサー、トリミックス(井上製作所社製)、2本ロール、3本ロール、多軸ロール、エクストルーダー、KRCニーダー(栗本鐵工所社製)、ミラクルKCK(浅田鉄工社製)等が挙げられるが、特に限定されるものではなく、混練物に効率よく機械的剪断力が与えられるものであれば、バッチ式および連続式に関わらず使用できる。
混練混合物を機械的に混練するときの温度は、特に限定されるものではないが、20〜60℃で処理することが好ましく、30〜50℃で処理することがより好ましい。60℃を超えた場合には、ジケトピロロピロール顔料粒子を砕いて微細化する速度と比較してジケトピロロピロール顔料の結晶成長速度が大きくなるため微細化速度が低下し、到達する微細化度が低下する。また、20℃より低い場合には混練時に発生する熱エネルギーの除去が困難となり、与える機械エネルギーを低減する、混練混合物の処理量を低減する、もしくは混練混合物の粘度を低減する等の所作、もしくはこれらの所作の組み合わせが必要となり、生産性が低下する。
混練後のジケトピロロピロール顔料は、常法により処理される。すなわち、混練組成物を水または鉱酸水溶液で処理し、濾過、水洗により水溶性無機塩および水溶性有機液体を除去し、微細ジケトピロロピロール系顔料を単離する。微細ジケトピロロピロール顔料は、このまま湿潤状態で使用することも、乾燥・粉砕により粉末状態で使用することも可能である。必要に応じて顔料誘導体、分散剤、界面活性剤もしくはその他の添加剤等を混練時に加えても良い。
顔料誘導体を添加する場合の添加量は、顔料の合計100重量部を基準に対して、好ましくは1〜40重量部、さらに好ましくは1〜25重量部である。
顔料誘導体は、有機色素に塩基性または酸性の置換基を導入した化合物である。有機色素には、一般に色素とは呼ばれていない淡黄色の芳香族多環化合物、例えばナフタレン、アントラキノン、アクリドン等も含まれる。顔料誘導体としては、特開昭63−305173号公報、特公昭57−15620号公報、特公昭59−40172号公報、特公昭63−17102号公報、特公平5−9469号公報、特開平9−176511公報等に記載されているものを使用でき、これらは単独でまたは2種類以上を混合して用いることができる。
得られる微細化ジケトピロロピロール顔料の平均一次粒子径は、40nm以下であることが好ましく、より好ましくは30nm以下であり、更に好ましくは20nm以下である。また、平均一次粒子径は5nm以上であることが好ましい。顔料の平均一次粒子径が上限値より大きい場合には、着色膜の透明性等が低下する。また、下限値より小さい場合は、顔料分散が難しくなり、着色組成物としての安定性を保ち、流動性を確保することが困難になる。
なお、本発明における平均一次粒子径とは、透過型電子顕微鏡(TEM)で撮影した微細ジケトピロロピロール顔料の像を画像処理することなどにより、得られた粒子の画像の総面積を求め、その総面積を粒子個数で除して、一個当りの平均面積を算出し、その面積に相当する円の直径を算出した値である。
続いて、本発明における着色組成物について説明する。
本発明における着色組成物は、前記微細化ジケトピロロピロール顔料と、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体とを含有する。
本発明の着色組成物には、カラーフィルタ用赤色フィルタセグメントに適用するために、前記微細化ジケトピロロピロール顔料とともに、赤色、橙色または黄色の有機または無機の顔料を1種または2種以上混合して用いることができるが、発色性、耐熱性の高い有機顔料を用いることが特に好ましい。
以下に、微細化ジケトピロロピロール顔料と併用することのできる顔料の具体例を、カラーインデックス番号で示す。
赤色顔料としては、例えばC.I.Pigment Red 7、14、41、48:1、48:2、48:3、48:4、81:1、81:2、81:3、81:4、146、168、177、178、179、184、185、187、200、202、208、210、246、270、279等を用いることができ、この中でも高輝度化、高コントラスト化の観点からC.I.Pigment Red 177 が好ましい。
橙色顔料としては、C.I.Pigment Orange 43等を用いることができる。
黄色顔料としては、C.I.Pigment Yellow 1、2、3、4、5、6、10、12、13、14、15、16、17、18、24、31、32、34、35、35:1、36、36:1、37、37:1、40、42、43、53、55、60、61、62、63、65、73、74、77、81、83、93、94、95、97、98、100、101、104、106、108、109、110、113、114、115、116、117、118、119、120、123、126、127、128、129、138、139、147、150、151、152、153、154、155、156、161、162、164、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、179、180、181、182、185、187、188、193、194、198、199、213、214等の黄色顔料を用いることができ、この中でも高輝度化、高コントラスト化の観点からC.I.Pigment Yellow 138、139、150、185が好ましい。
本発明の着色組成物には、顔料以外の着色剤を併用することもできる。顔料以外の着色剤としては、染料、天然色素等を挙げることができる。
微細化ジケトピロロピロール顔料と併用する顔料は、微細化して用いることもできる。併用される顔料を微細化する手段としては、顔料を機械的に粉砕する方法(磨砕法と呼ぶ)、良溶媒に溶解したものを貧溶媒に投入して所望の微細化顔料を析出させる方法(析出法と呼ぶ)、および合成時に所望の微細化顔料を製造する方法(合成析出法と呼ぶ)等がある。使用する顔料の合成法や化学的性質等により、個々の顔料について適当な方法を選択して行うことができる。
本発明の着色組成物に用いる顔料担体は、樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる。
樹脂としては、400〜700nmの全波長領域において透過率が好ましくは80%以上、より好ましくは95%以上の樹脂を用いることができる。樹脂には、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、活性エネルギー線硬化性樹脂などがあり、これらを単独で、または2種以上混合して用いることができる。樹脂の含有量は、顔料(微細化ジケトピロロピロール顔料と他の顔料を併用する場合は、その合計)100重量部に対して、好ましくは30〜700重量部、さらに好ましくは60〜450重量部である。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ブチラール樹脂、スチレンーマレイン酸共重合体、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、アルキッド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ゴム系樹脂、環化ゴム系樹脂、セルロース類、ポリエチレン(HDPE、LDPE)、ポリブタジエン、ポリイミド樹脂等が挙げられる。
また、熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フマル酸樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
また、活性エネルギー線硬化性樹脂としては、水酸基、カルボキシル基、アミノ基等の反応性の置換基を有する線状高分子に、イソシアネート基、アルデヒド基、エポキシ基等の反応性置換基を有する(メタ)アクリル化合物やケイヒ酸を反応させて、(メタ)アクリロイル基、スチリル基等の光架橋性基を該線状高分子に導入した樹脂が用いられる。また、スチレン−無水マレイン酸共重合物やα−オレフィン−無水マレイン酸共重合物等の酸無水物を含む線状高分子をヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリル化合物によりハーフエステル化したものも用いられる。
樹脂の前駆体とは、活性エネルギー線照射により硬化して樹脂を生成するもので、モノマー、オリゴマーがある。モノマー、オリゴマーとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、β−カルボキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、1, 6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、エステルアクリレート、メチロール化メラミンの(メタ)アクリル酸エステル、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタンアクリレート等の各種アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸、スチレン、酢酸ビニル、ヒドロキシエチルビニルエーテル、エチレングリコールジビニルエーテル、ペンタエリスリトールトリビニルエーテル、(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ビニルホルムアミド、アクリロニトリル等が挙げられ、これらを単独でまたは2種類以上混合して用いることができる。
樹脂の前駆体の含有量は、顔料(微細化ジケトピロロピロール顔料と他の顔料を併用する場合は、その合計)100重量部に対して、好ましくは10〜300重量部、さらに好ましくは10〜200重量部である。
顔料は、着色組成物中(顔料、顔料担体、必要に応じて添加される光重合開始剤や有機溶剤など、すべての成分を含む着色組成物)に0.5〜10重量%の割合で含有されることが好ましい。また、顔料は、最終的にフィルタセグメント中に好ましくは10〜60重量%、より好ましくは20〜50重量%の割合で含有され、その残部は、樹脂、その前駆体またはそれらの混合物から実質的になる。
着色組成物には、顔料の凝集を防ぎ、顔料を微細に分散した状態を維持し、高輝度、および高コントラスト比で色純度の高いカラーフィルタを製造するため、顔料誘導体を添加することが好ましい。顔料誘導体は、顔料(微細化ジケトピロロピロール顔料と他の顔料を併用する場合は、その合計)100重量部に対して、好ましくは0.001〜40重量部、さらに好ましくは1〜20重量部の量で用いることができる。
顔料誘導体は、有機色素に塩基性または酸性の置換基を導入した化合物である。有機色素には、一般に色素とは呼ばれていない淡黄色の芳香族多環化合物、例えばナフタレン、アントラキノン、アクリドン等も含まれる。顔料誘導体としては、特開昭63−305173号公報、特公昭57−15620号公報、特公昭59−40172号公報、特公昭63−17102号公報、特公平5−9469号公報、特開平9−176511公報等に記載されているものを使用でき、これらは単独でまたは2種類以上を混合して用いることができる。
また、本発明の着色組成物には、適宜、樹脂型分散剤、界面活性剤等の分散助剤を用いることができる。分散助剤は、顔料分散性に優れ、分散後の顔料の再凝集を防止する効果が大きい。分散助剤は、顔料(微細化ジケトピロロピロール顔料と他の顔料を併用する場合は、その合計)100重量部に対して、好ましくは0.1〜40重量部、より好ましくは0.1〜30重量部の量で用いることができる。
樹脂型分散剤は、酸性基または塩基性基をアンカーとして顔料の表面に吸着し、ポリマーの反発効果が有効に作用して分散安定性保持を発現することから、酸性基または塩基性基を有するポリマーであることが好ましい。酸性基としては、吸着特性に優れる点でスルホン基が好ましく、塩基性基としては、吸着特性に優れる点でアミノ基が好ましい。また、酸性基を有する顔料誘導体と塩基性基を有する樹脂型分散剤との併用、または塩基性基を有する顔料誘導体と酸性基を有する樹脂型分散剤との併用は、透明樹脂との相性が良いため好ましい。
酸性基または塩基性基を有する樹脂型分散剤としては、酸性基または塩基性基を有する幹ポリマー部に枝ポリマー部がグラフト結合した構造の櫛型ポリマーが、枝ポリマー部の優れた立体反発効果から有機溶剤可溶性をより有するため好ましい。さらに、幹ポリマー1分子に2分子以上の枝ポリマーがグラフト結合した分子構造を有する櫛型ポリマーが上記理由からより好ましい。
市販の樹脂型分散剤としては、ビックケミー社製のDisperbyk−101、103、107、108、110、111、116、130、140、154、161、162、163、164、165、166、170、171、174、180、181、182、183、184、185、190、2000、2001、またはAnti−Terra−U、203、204、またはBYK−P104、P104S、220S、またはLactimon、Lactimon−WSまたはBykumen等、日本ルーブリゾール社製のSOLSPERSE−3000、9000、13240、13650、13940、17000、18000、20000、21000、24000、26000、27000、28000、31845、32000、32500、32600、34750、36600、38500、41000、41090、53095等、エフカケミカルズ社製のEFKA−46、47、48、452、LP4008、4009、LP4010、LP4050、LP4055、400、401、402、403、450、451、453、4540、4550、LP4560、120、150、1501、1502、1503等が挙げられる。
界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のアルカリ塩、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ステアリン酸モノエタノールアミン、ステアリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のモノエタノールアミンなどのアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリエチレングリコールモノラウレートなどのノニオン性界面活性剤;アルキル4級アンモニウム塩やそれらのエチレンオキサイド付加物などのカオチン性界面活性剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインなどのアルキルベタイン、アルキルイミダゾリンなどの両性界面活性剤が挙げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
また、本発明の着色組成物には、顔料を十分に顔料担体中に分散させ、ガラス基板等の基板上に本発明の着色組成物を乾燥膜厚が0.2〜5μmとなるように塗布してフィルタセグメントを形成することを容易にするために、有機溶剤を添加することが好ましい。有機溶剤は、顔料(微細化ジケトピロロピロール顔料と他の顔料を併用する場合は、その合計)100重量部に対して、好ましくは800〜4000重量部、より好ましくは1000〜2500重量部の量で用いることができる。
有機溶剤としては、例えばシクロヘキサノン、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、エチルベンゼン、エチレングリコールジエチルエーテル、キシレン、エチルセロソルブ、メチル−n−アミルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、トルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブチルケトン、石油系溶剤等が挙げられ、これらを単独でもしくは混合して用いる。
本発明の着色組成物は、微細化ジケトピロロピロール顔料、樹脂、更に上記任意の成分を含む混合物を2本ロールミルにより練肉してシート状物とする工程を複数回行った後、粉砕することで得るチップを有機溶剤に撹拌溶解させ、ビーズミル等のメディア分散機で分散することにより得られることができる。また、本発明の着色組成物は、上記混合物を直接ビーズミル等のメディア分散機で有機溶剤に分散することにより得ることもできる。
本発明の着色組成物を紫外線等の光照射により硬化するときには、顔料担体として樹脂の前駆体を用い、さらに光重合開始剤等が添加される。光重合開始剤は、着色材100重量部に対して、好ましくは5〜200重量部、より好ましくは10〜150重量部の量で用いることができる。
光重合開始剤としては、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン等のアセトフェノン系光重合開始剤、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系光重合開始剤、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド等のベンゾフェノン系光重合開始剤、チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサンソン等のチオキサンソン系光重合開始剤、2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペロニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリアジン、2,4−トリクロロメチル(4’−メトキシスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系光重合開始剤、ボレート系光重合開始剤、カルバゾール系光重合開始剤、イミダゾール系光重合開始剤等が用いられる。
これらの光重合開始剤は、単独であるいは2種以上混合して用いるが、増感剤として、α−アシロキシエステル、アシルフォスフィンオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート、ベンジル−9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、エチルアンスラキノン、4,4’−ジエチルイソフタロフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノン等の化合物を併用することもできる。増感剤は、光重合開始剤100重量部に対して、好ましくは0.1〜60重量部の量で用いることができる。
本発明の着色組成物には、経時粘度を安定化させるために貯蔵安定剤を含有させることができる。貯蔵安定剤は、顔料(微細化ジケトピロロピロール顔料と他の顔料を併用する場合は、その合計)100重量部に対して、好ましくは0.1〜10重量部の量で用いることができる。
貯蔵安定剤としては、例えばベンジルトリメチルクロライド、ジエチルヒドロキシアミンなどの4級アンモニウムクロライド、乳酸、シュウ酸などの有機酸およびそのメチルエーテル、t−ブチルピロカテコール、テトラエチルホスフィン、テトラフェニルフォスフィンなどの有機ホスフィン、亜リン酸塩等が挙げられる。
本発明の着色組成物は、遠心分離、焼結フィルタ、メンブレンフィルタ等の手段にて、5μm以上の粗大粒子、好ましくは1μm以上の粗大粒子、さらに好ましくは0.5μm以上の粗大粒子および混入した塵の除去を行うことが好ましい。
次に、本発明のカラーフィルタについて説明する。
本発明のカラーフィルタは、本発明の着色組成物から形成されるフィルタセグメントを具備するカラーフィルタである。カラーフィルタは、赤色、緑色、青色から選ばれるフィルタセグメントを具備するものであり、その中の赤色フィルタセグメントが、本発明の着色組成物を用いて形成される。
本発明のカラーフィルタにおける緑色、青色のフィルタセグメントは、緑色着色組成物、青色着色組成物を用いて形成される。緑色着色組成物および青色着色組成物は、本発明の着色組成物と同様に、顔料と、樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体と、必要に応じて有機溶剤、光重合開始剤等を含有する組成物である。
緑色フィルタセグメントを形成するための緑色着色組成物には、緑色顔料として、例えばC.I. Pigment Green 7、10、36、37、58等を用いることができる。緑色着色組成物には黄色顔料を併用することができる。
緑色着色組成物に添加する黄色顔料としては、例えばC.I. Pigment Yellow 1、2、3、4、5、6、10、12、13、14、15、16、17、18、20、24、31、32、34、35、35:1、36、36:1、37、37:1、40、42、43、53、55、60、61、62、63、65、73、74、77、81、83、86、93、94、95、97、98、100、101、104、106、108、109、110、113、114、115、116、117、118、119、120、123、125、126、127、128、129、137、138、139、147、148、150、151、152、153、154、155、156、161、162、164、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、179、180、181、182、185、187、188、193、194、199等を用いることができる。なかでも、C.I. Pigment Yellow138、139、150、185が好ましい。
青色フィルタセグメントを形成するための青色着色組成物には、青色顔料として、例えばC.I. Pigment Blue 15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、22、60、64等を用いることができる。青色着色組成物には、C.I. Pigment Violet 1、19、23、27、29、30、32、37、40、42、50等の紫色顔料を併用することができる。
本発明のカラーフィルタは、フォトリソグラフィー法により、溶剤現像型あるいはアルカリ現像型着色レジストの形態で調整した本発明の着色組成物を用いて基板上に赤色のフィルタセグメントを形成し、さらに溶剤現像型あるいはアルカリ現像型着色レジストの形態で調整した緑色または青色着色組成物を用いて緑色フィルタセグメントおよび青色フィルタセグメントを形成することにより製造することができる。
溶剤現像型あるいはアルカリ現像型着色レジストは、溶剤可溶性またはアルカリ可溶性の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂または活性エネルギー線硬化性樹脂と、モノマーを含む顔料担体中に顔料を分散させたものである。
基板としては、可視光に対して透過率の高いガラス板や、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂板が用いられる。
フォトリソグラフィー法による各色フィルタセグメントの形成は、下記の方法で行う。すなわち、光照射により硬化する溶剤現像型あるいはアルカリ現像型の着色レジストとして調製した各色着色組成物を、基板上に、スプレーコートやスピンコート、スリットコート、ロールコート等の塗布方法により、乾燥膜厚が0.2〜5μmとなるように塗布する。必要により乾燥された膜には、この膜と接触あるいは非接触状態で設けられた所定のパターンを有するマスクを通して紫外線露光を行う。その後、溶剤またはアルカリ現像液に浸漬するか、もしくはスプレーなどにより現像液を噴霧して未硬化部を除去し所望のパターンを形成したのち、同様の操作を他色について繰り返してカラーフィルタを製造することができる。さらに、着色レジストの重合を促進するため、必要に応じて加熱を施すこともできる。
現像に際しては、アルカリ現像液として炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム等の水溶液が使用され、ジメチルベンジルアミン、トリエタノールアミン等の有機アルカリを用いることもできる。また、現像液には、消泡剤や界面活性剤を添加することもできる。
なお、紫外線露光感度を上げるために、上記着色レジストを塗布乾燥後、水溶性あるいはアルカリ可溶性樹脂、例えばポリビニルアルコールや水溶性アクリル樹脂等を塗布乾燥し酸素による重合阻害を防止する膜を形成した後、紫外線露光を行うこともできる。
以下に、実施例により、本発明をさらに詳細に説明するが、以下の実施例は本発明の権利範囲を何ら制限するものではない。なお、実施例における「部」および「%」は、「重量部」および「重量%」をそれぞれ表す。
(顔料の平均一次粒子径の測定法)
まず、透過型電子顕微鏡(日本電子社製)を用いて、顔料の一次粒子を撮影した画像を得た。さらに、画像解析型粒度分布測定ソフト(マウンテック社製)を用いて、得られた粒子の画像の総面積を求め、その総面積を粒子個数で除して、一個当りの平均面積を算出し、その面積に相当する円の直径を算出し、平均一次粒子径とした。
(塗膜基板のコントラスト比の測定方法)
塗膜基板の両側に偏光板を重ね、片側から冷陰極蛍光ランプ(Cold Cathode Fluorescent Lamp-CCFL)を光源として光を照射し、反対側から、偏光板が平行時の透過光の輝度(Lp)と直交時の透過光の輝度(Lc)を測定し、その比Lp/Lcをコントラスト比として算出した。透過光の輝度は、色彩輝度計(トプコン社製「BM−5A」)を用い、2°視野の条件で測定した。また、偏光板としては偏光板(日東電工社製「NPF−G1220DUN」)を用いた。なお、測定に際しては、不要光を遮断するために、測定部分に1cm角の孔を開けた黒色のマスクを当てた。
(塗膜耐熱性の評価方法)
金属顕微鏡(OLYMPUS社製「MX51」)にて塗膜を500倍に拡大して観察し、塗膜400μm×400μm内に析出した結晶数を測定した。得られた結晶数から次のような4段階で評価を行った。結晶数が0個:◎、1〜10個:○、10〜100個:△、100個以上:×。
(分散時に使用するアクリル樹脂溶液の製造例)
反応容器にシクロヘキサノン800部を入れ、容器に窒素ガスを注入しながら100℃に加熱し、同温度で、スチレン60.0部、メタクリル酸60.0部、メタクリル酸メチル65.0部、メタクリル酸ブチル65.0部、およびアゾビスブチロニトリル10.0部記の混合物を1時間かけて滴下し、重合を行った。
滴下後さらに100℃にて3時間反応させた後、アゾビスイソブチロニトリル2.0部をシクロヘキサノン50部で溶解したものを添加し、さらに1時間反応を続け、重量平均分子量が約40,000(GPCによる測定)のアクリル樹脂溶液を得た。
室温まで冷却した後、樹脂溶液の一部をサンプリングして180℃、20分加熱乾燥して不揮発分を測定し、測定結果に基づき、不揮発分が20%となるように得られた樹脂溶液にシクロヘキサノンを添加してアクリル樹脂溶液を調製した。
(実施例1〜30および比較例1〜8)
下記組成の混練物をトリミックスに投入して、回転数を公転で19rpm、自転で57rpm、処理温度40℃で8時間混練した。ジケトピロロピロール顔料(A)、N−置換マレイミド(B)、それぞれの配合量(X)、(Y)、およびジケトピロロピロール顔料誘導体の配合量(Z)を表1に示した。
得られた混練物を70℃の1%硫酸溶液30000部に取り出し、1時間保温撹拌後、濾過、水洗、乾燥、粉砕し、微細化ジケトピロロピロール顔料を得た。
ジケトピロロピロール顔料(A) (X)部
N−置換マレイミドまたは合成樹脂(B) (Y)部
ジケトピロロピロール顔料誘導体(構造は(II)式で示す) (Z)部
塩化ナトリウム 4500部
ジエチレングリコール 765部
ついで、得られた微細ジケトピロロピロール顔料を含む下記組成の混合物を均一に撹拌した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、ビーズミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、赤色顔料分散体を作製した。
微細化ジケトピロロピロール顔料 13.0部
ジケトピロロピロール顔料誘導体(構造は(II)式で示す) 2.0部
アクリル樹脂溶液 35.0部
シクロヘキサノン 50.0部
Figure 2010180289
また、下記組成の混合物を均一に撹拌した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、ビーズミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、黄色顔料分散体を作製した。
モノアゾ系顔料(C.I. Pigment Yellow 150) 15.0部
(ランクセス社製「E4GN−GT」)
分散剤(日本ルーブリゾール社「ソルスパーズ20000」) 2.0部
アクリル樹脂溶液 33.0部
シクロヘキサノン 50.0部
さらに、得られた顔料分散体を含む下記組成の混合物を均一になるように撹拌混合した後、1μmのフィルタで濾過して、感光性を有する着色組成物を作製した。アクリル樹脂溶液には、先に合成したものを使用した。
赤色顔料分散体 35.0部
黄色顔料分散体 10.0部
アクリル樹脂溶液 15.0部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 9.0部
光重合開始剤(チバ・ジャパン社製「イルガキュア907」(※1))2.0部
増感剤(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」(※2)) 0.2部
シクロヘキサノン 28.8部
※1:「2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン」
※2:「4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノン」
Figure 2010180289
得られた微細化ジケトピロロピロール顔料について、平均一次粒子径を測定した。また、微細化ジケトピロロピロール顔料を用いて得られた着色組成物を、スピンコーターを用いて、回転数を変えて乾燥膜厚が約2μm前後となるように3点の塗布基板を作製した。塗布後80℃で30分、熱風オーブンで乾燥したのち、この基板を室温に冷却後、超高圧水銀ランプを用い、紫外線を露光した。塗膜基板それぞれの膜厚およびコントラスト比を測定し、3点のデータから膜厚が2μmにおけるコントラスト比を一次相関法で求めた。さらに、乾燥膜厚が約2μmとなるように塗布基板を作成し、コントラスト比測定用塗膜基板と同様に乾燥、露光工程を行った。この塗膜基板をクリーンオーブンにて230℃で60分間ポストベイクし、その後250℃で60分間置き、塗膜耐熱性評価、および耐熱性試験後のコントラスト比を求めた。結果を表2に示す。
Figure 2010180289
表1に示すように、実施例1〜30の顔料は比較例1〜8と比較して粒子径が小さく、より微細化が進んだことがわかる。実施例1〜30の着色組成物は、比較例1〜8と比較して高コントラスト比である。また、実施例1〜30では塗膜表面に結晶析出が抑制され良好な塗膜表面であった。実施例1〜30のようにそれぞれ本特許記載のN−置換マレイミドを添加し顔料を作製することにより、微細でコントラストの高い、耐熱性に優れた、良好な微細ジケトピロロピロール系顔料および着色組成物を作成することができた。
[緑色顔料分散体の調整]
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、アイガーミル(アイガージャパン社製「ミニモデルM−250 MKII」)で2時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し緑色顔料分散体を作製した。
ハロゲン化銅フタロシアニン系顔料(C.I. Pigment Green 36) 11.0部
(東洋インキ製造社製「リオノールグリーン6YK」)
分散剤(日本ルーブリゾール社「ソルスパーズ20000」) 1.0部
アクリル樹脂溶液 40.0部
シクロヘキサノン 48.0部
[青色顔料分散体の調整]
顔料を下記顔料に変更した以外は、緑色顔料分散体と同様にして青色顔料分散体を作製した。
ε型銅フタロシアニン顔料(C.I. Pigment Blue15:6) 11.0部
(BASF社製「ヘリオゲンブルーL−6700F」)
[緑色着色組成物]
さらに、得られた顔料分散体を含む下記組成の混合物を均一になるように撹拌混合した後、1μmのフィルタで濾過して、感光性を有する着色組成物を作製した。アクリル樹脂溶液には、先に合成したものを使用した。
緑色顔料分散体 35.0部
黄色顔料分散体 10.0部
アクリル樹脂溶液 15.0部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 9.0部
光重合開始剤(チバ・ジャパン社製「イルガキュア907」(※1))2.0部
増感剤(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」(※2)) 0.2部
シクロヘキサノン 28.8部
※1:「2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン」
※2:「4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノン」
[青色着色組成物]
緑色顔料分散体および黄色顔料分散体を青色顔料分散体に変更した以外は、緑色着色組成物と同様にして青色着色組成物を作成した。
本発明の微細化ジケトピロロピロール顔料を用いた赤色着色組成物および、緑色、青色着色組成物を、基板上に、スピンコートにより、乾燥膜厚が1.7μmとなるように塗布し、この膜と非接触状態で設けられた所定のパターンを有するマスクを通して紫外線露光を行い、その後、スプレーによりアルカリ現像液を噴霧して未硬化部を除去し所望のパターンを形成したのち230℃にて1時間加熱した。同様の操作をRGB各色について繰り返してカラーフィルタを製造することにより、微細でコントラストの高い、耐熱性に優れた、カラーフィルタを作成することができた。

Claims (6)

  1. ジケトピロロピロール顔料、水溶性無機塩、水溶性有機溶剤、およびN−置換マレイミドを機械的に混練した後、水溶性無機塩と水溶性有機溶剤とを除去してなる微細化ジケトピロロピロール顔料。
  2. 前記N−置換マレイミドの添加量が、ジケトピロロピロール顔料100重量部に対して1〜50重量部であることを特徴とする請求項1記載の微細化ジケトピロロピロール顔料。
  3. 前記N−置換マレイミドが、シクロヘキシルマレイミドであることを特徴とする請求項1または2記載の微細化ジケトピロロピロール顔料。
  4. ジケトピロロピロール顔料、水溶性無機塩、水溶性有機溶剤、およびN−置換マレイミドを機械的に混練した後、水溶性無機塩と水溶性有機溶剤とを除去する微細化ジケトピロロピロール顔料の製造方法。
  5. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の微細化ジケトピロロピロール顔料と、樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体とを含有する着色組成物。
  6. 基板上に、請求項5に記載の着色組成物から形成されるフィルタセグメントを具備することを特徴とするカラーフィルタ。


JP2009023213A 2009-02-04 2009-02-04 微細化ジケトピロロピロール顔料、その製造方法、およびそれを用いた着色組成物およびカラーフィルタ Pending JP2010180289A (ja)

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