JP5297754B2 - カラーフィルタ用赤色着色組成物及びこれを用いたカラーフィルタ - Google Patents
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Description
従来、カラーフィルタを構成する赤色フィルタセグメントには、アントラキノン系顔料であるC.I.Pigment Red 177が用いられてきた。この顔料は、機械的な処理によって容易に微細化することができ、さらに微細化された顔料は比較的容易に分散することができるため、コントラストを高めるためには有用である(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、分光特性上、明度向上には限界がある。
しかしながら、ジケトピロロピロール系赤色顔料は、機械的な処理による微細化は容易であるが、凝集力が強いため、微細化度合いが進むに伴い、フィルタセグメント作製工程における通常100〜280℃の熱硬化処理において、あるいは200℃以上に曝されるITO成膜工程において、塗膜表面に結晶析出が生じるといった問題がある。これは、コントラスト低下の原因となる場合があり、また周囲のフィルタセグメントへ飛散して色を汚す場合もある。
すなわち、本発明は、樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体、ジケトピロロピロール系赤色顔料、下記一般式(1)で示されるジケトピロロピロール系色素誘導体、及び下記一般式(2)で示されるチアジンインジゴ系色素誘導体を含有することを特徴とするカラーフィルタ用赤色着色組成物に関する。
本発明のカラーフィルタ用赤色着色組成物において、前記ジケトピロロピロール系色素誘導体、及びチアジンインジゴ系色素誘導体の含有量は、合計して顔料の重量の15重量%〜40重量%であることが好ましい。
また、前記ジケトピロロピロール系色素誘導体の含有量は、顔料の重量の2重量%〜10重量%であることが好ましい。
さらに、本発明は、前記カラーフィルタ用赤色着色組成物から形成される赤色フィルタセグメントを具備することを特徴とするカラーフィルタに関する。
まず、本発明のカラーフィルタ用赤色着色組成物の各種構成成分について説明する。
〔顔料〕
本発明のカラーフィルタ用赤色着色組成物は、ジケトピロロピロール系赤色顔料を含有する。代表的なものとして、C.I.Pigment Red 254、255、264、272などが挙げられる。中でも、C.I.Pigment Red 254は、三波長冷陰極管バックライトの赤色輝線との組合せにおいて、テレビ放送規格の一つであるEBU規格に準拠した赤の色度を再現した場合、最も透明性が高くなるため好適である。
本発明のカラーフィルタ用赤色着色組成物には、ジケトピロロピロール系赤色顔料だけでなく、色調整や補色目的で他の赤色顔料や橙色顔料、黄色顔料を併用することができる。
黄色顔料としては、C.I. Pigment Yellow 1、2、3、4、5、6、10、12、13、14、15、16、17、18、24、31、32、34、35、35:1、36、36:1、37、37:1、40、42、43、53、55、60、61、62、63、65、73、74、77、81、83、93、94、95、97、98、100、101、104、106、108、109、110、113、114、115、116、117、118、119、120、123、126、127、128、129、138、139、147、150、151、152、153、154、155、156、161、162、164、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、179、180、181、182、185、187、188、193、194、198、199、213、214等が挙げられる。
橙色顔料としては、C.I. Pigment Orange 36、43、51、55、59、61、71、73等が挙げられる。
また、本発明のカラーフィルタ用赤色着色組成物には、調色のため、耐熱性を低下させない範囲内で染料を含有させることができる。染料は、顔料の全重量を基準(100重量%)として、0.1〜10重量%の量で用いることができる。
以下に、それぞれの方法について説明するが、本発明の赤色着色組成物に含まれる顔料の微細化処理は、上記方法のいずれを用いてもよい。
上記磨砕法についてさらに具体的には、顔料と水溶性の無機塩の混合物に湿潤剤として少量の水溶性有機溶剤を加え、ニーダー等で強く練り込んだ後、この混合物を水中に投入し、ハイスピードミキサー等で攪拌しスラリー状とする。次に、このスラリーを濾過、水洗して乾燥することにより、所望の一次粒子径および粒子形状の顔料を得ることができる。
本法の代表例としては、酸性溶剤に顔料を溶解させた溶液を他の溶媒中に注入し、再析出させて微細粒子を得るアシッドペースティング法がある。工業的にはコストの観点から硫酸溶液を水に注入する方法が一般的である。硫酸濃度は特に限定されないが、95〜100重量%が好ましい。顔料に対する硫酸の使用量は特に限定されないが、少ないと溶液粘度が高くハンドリングが悪くなり、逆に多すぎると顔料の処理効率が低下するため、顔料に対して3〜10重量倍の硫酸を用いることが好ましい。なお、顔料は完全溶解している必要はない。溶解時の温度は0〜50℃が好ましく、これ以下では硫酸が凍結する恐れがあり、かつ溶解度も低くなる。高温すぎると副反応が起こりやすくなる。注入される水の温度は1〜60℃が好ましく、この温度以上で注入を始めると硫酸の溶解熱で沸騰して作業が危険である。これ以下の温度では凍結してしまう。注入にかける時間は顔料100gに対して0.1〜30分が好ましい。時間が長くなるほど一次粒子径は大きくなる傾向がある。
特殊な析出法としてロイコ法がある。フラバントロン系、ペリノン系、ペリレン系、インダントロン系等の建染染料系顔料は、アルカリ性ハイドロサルファイトで還元すると、キノン基がハイドロキノンのナトリウム塩(ロイコ化合物)になり水溶性になる。この水溶液に適当な酸化剤を加えて酸化することにより、水に不溶性の一次粒子径の小さな顔料を析出させることができる。
さらに、顔料の一次粒子径および粒子形状を制御する手段として、顔料を高速のサンドミル等で長時間分散すること(顔料を乾式粉砕する、いわゆるドライミリング法)により、顔料の一次粒子径を小さくすると同時に分散することも可能である。
本発明のカラーフィルタ用赤色着色組成物は、下記一般式(1)で示されるジケトピロロピロール系色素誘導体及び下記一般式(2)で示されるチアジンインジゴ系色素誘導体を含有する。ジケトピロロピロール系色素誘導体は、ジケトピロロピロール系赤色顔料と同一の化学構造を有するため、ジケトピロロピロール系赤色顔料表面への吸着力が強く、分散安定化や高温処理による結晶析出の抑制効果を有する。また、チアジンインジゴ系色素誘導体はジケトピロロピロール系顔料と類似構造であり、更に水素結合が可能な官能基(=O、=NH)も有する。したがって、前記ジケトピロロピロール系色素誘導体と同様なジケトピロロピロール系赤色顔料への効果が発揮される。更には、色相がジケトピロロピロール系色素誘導体よりも黄味となるため、配合量の増加に伴うジケトピロロピロール系赤色顔料の透明性低下への影響は、ジケトピロロピロール系色素誘導体よりも少ないため、高い明度を維持するためには有効となる。
式(2)において、R11及びR12は、それぞれ独立に、−(E)q−基以外の置換基を有していてもよい、芳香族または脂肪族炭素環または複素環を形成するために必要な基を表す。R11を含む環及びR12を含む環が有しうる置換基には、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、カルボンアミド、アルキル、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、チオアルキル、フェノキシ、フェニルアミノ、フェニルチオ、アシル、アシルオキシ、アシルアミンアリール基が含まれる。R11を含む環及びR12を含む環は、−(E)q−基以外の置換基を有していてもよい芳香族炭素環であることが好ましく、−(E)q−基以外の置換基を有していてもよいベンゼン環であることが好ましい。
式(1)及び式(2)において、Eは、独立に、下記一般式(3)または下記一般式(4)で表される塩基性の置換基である。pは、1〜4、好ましくは1または2の整数を表し、qは、1〜6、好ましくは1〜4、さらに好ましくは1または2の整数を表す。
本発明のカラーフィルタ用赤色着色組成物に含まれる顔料担体は、顔料を分散させるものであり、樹脂、その前駆体またはそれらの混合物により構成される。樹脂は、可視光領域の400〜700nmの全波長領域において透過率が80%以上、好ましくは95%以上の透明樹脂である。樹脂には、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、および活性エネルギー線硬化性樹脂が含まれ、その前駆体には、活性エネルギー線照射により硬化して樹脂を生成するモノマーもしくはオリゴマー(活性エネルギー線硬化性単量体)が含まれ、これらを単独または2種以上混合して用いることができる。
顔料担体は、着色組成物中の顔料の合計100重量部に対して、30〜700重量部、好ましくは60〜450重量部の量で用いることができる。また、樹脂とその前駆体との混合物を顔料担体として用いる場合には、樹脂は、着色組成物中の顔料の合計100重量部に対して、20〜400重量部、好ましくは50〜250重量部の量で用いることができる。また、樹脂の前駆体は、着色組成物中の顔料の合計100重量部に対して、10〜300重量部、好ましくは10〜200重量部の量で用いることができる。
活性エネルギー線硬化性樹脂としては、水酸基、カルボキシル基、アミノ基などの反応性の置換基を有する線状高分子にイソシアネート基、アルデヒド基、エポキシ基等の反応性置換基を有する(メタ)アクリル化合物やケイヒ酸を反応させて、(メタ)アクリロイル基、スチリル基等の光架橋性基を該線状高分子に導入した樹脂が用いられる。また、スチレン−無水マレイン酸共重合物やα−オレフィン−無水マレイン酸共重合物などの酸無水物を含む線状高分子をヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートなどの水酸基を有する(メタ)アクリル化合物によりハーフエステル化したものも用いられる。
光重合開始剤としては、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オンなどのアセトフェノン系化合物、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタールなどのベンゾイン系光重合開始剤、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系光重合開始剤、チオキサントン、2−クロルチオキサントン、2−メチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントンなどのチオキサントン系光重合開始剤、2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペロニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリアジン、2,4−トリクロロメチル(4’−メトキシスチリル)−6−トリアジンなどのトリアジン系光重合開始剤、1,2−オクタンジオン,1−〔4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)〕、O−(アセチル)−N−(1−フェニル−2−オキソ−2−(4’−メトキシ−ナフチル)エチリデン)ヒドロキシルアミンなどのオキシムエステル系光重合開始剤、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイドなどのホスフィン系光重合開始剤、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、エチルアントラキノンなどのキノン系光重合開始剤、ボレート系光重合開始剤、カルバゾール系光重合開始剤、イミダゾール系光重合開始剤、チタノセン系光重合開始剤などが用いられる。これらの光重合開始剤は1種または2種以上混合して用いることができる。光重合開始剤は、着色組成物中の顔料の合計100重量部に対して、5〜200重量部、好ましくは10〜150重量部の量で用いることができる。
本発明のカラーフィルタ用赤色着色組成物には、顔料を十分に顔料担体中に分散させ、ガラス基板上に乾燥膜厚が0.2〜5μmとなるように塗布するために溶剤を用いることができる。溶剤としては、例えば1,2,3−トリクロロプロパン、1,3−ブタンジオール、1,3-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコールジアセテート、1,4−ジオキサン、2−ヘプタノン、2−メチル−1,3−プロパンジオール、3,5,5-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-オン、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メチル−1,3−ブタンジオール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート、3-メトキシブタノール、3−メトキシブチルアセテート、4−ヘプタノン、m−キシレン、m−ジエチルベンゼン、m−ジクロロベンゼン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、n−ブチルアルコール、n−ブチルベンゼン、n−プロピルアセテート、N−メチルピロリドン、o−キシレン、o−クロロトルエン、o−ジエチルベンゼン、o−ジクロロベンゼン、p−クロロトルエン、p−ジエチルベンゼン、sec−ブチルベンゼン、tert−ブチルベンゼン、γ―ブチロラクトン、イソブチルアルコール、イソホロン、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノターシャリーブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジイソブチルケトン、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、シクロヘキサノール、シクロヘキサノールアセテート、シクロヘキサノン、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ダイアセトンアルコール、トリアセチン、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールジアセテート、プロピレングリコールフェニルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、ベンジルアルコール、メチルイソブチルケトン、メチルシクロヘキサノール、酢酸n−アミル、酢酸n−ブチル、酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、二塩基酸エステル等が挙げられ、これらを単独または混合して用いる。溶剤は、着色組成物中の顔料の合計100重量部に対して、800〜4000重量部、好ましくは1000〜2500重量部の量で用いることができる。
樹脂型顔料分散剤は、顔料に吸着する性質を有する顔料親和性部位と、顔料担体と相溶性のある部位とを有し、顔料に吸着して顔料の顔料担体への分散を安定化する働きをするものである。樹脂型顔料分散剤として具体的には、ポリウレタン、ポリアクリレートなどのポリカルボン酸エステル、不飽和ポリアミド、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸(部分)アミン塩、ポリカルボン酸アンモニウム塩、ポリカルボン酸アルキルアミン塩、ポリシロキサン、長鎖ポリアミノアマイドリン酸塩、水酸基含有ポリカルボン酸エステルや、これらの変性物、ポリ(低級アルキレンイミン)と遊離のカルボキシル基を有するポリエステルとの反応により形成されたアミドやその塩などの油性分散剤;(メタ)アクリル酸−スチレン共重合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどの水溶性樹脂や水溶性高分子化合物、ポリエステル系、変性ポリアクリレート系、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加化合物、燐酸エステル系等が用いられる。これらは、単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
レベリング剤としては、ポリアルキレンオキサイド単位を有するジメチルポリシロキサンが好ましく使用できる。ポリアルキレンオキサイド単位としては、ポリエチレンオキサイド単位、ポリプロピレンオキサイド単位があり、ジメチルポリシロキサンは、ポリエチレンオキサイド単位とポリプロピレンオキサイド単位とを共に有していてもよい。また、ポリアルキレンオキサイド単位のジメチルポリシロキサンとの結合形態は、ポリアルキレンオキサイド単位がジメチルポリシロキサンの繰り返し単位中に結合したペンダント型、ジメチルポリシロキサンの末端に結合した末端変性型、ジメチルポリシロキサンと交互に繰り返し結合した直鎖状のブロックコポリマー型のいずれであっても良い。
レベリング剤には、アニオン性、カチオン性、ノニオン性、または両性の界面活性剤を補助的に加えることも可能である。界面活性剤は、2種以上混合して使用しても構わない。レベリング剤に補助的に加えるアニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のアルカリ塩、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ステアリン酸モノエタノールアミン、ステアリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のモノエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルなどが挙げられる。レベリング剤に補助的に加えるカオチン性界面活性剤としては、アルキル4級アンモニウム塩やそれらのエチレンオキサイド付加物が挙げられる。レベリング剤に補助的に加えるノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリエチレングリコールモノラウレートなどの;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインなどのアルキルベタイン、アルキルイミダゾリンなどの両性界面活性剤、また、フッ素系やシリコーン系の界面活性剤が挙げられる。
本発明の着色組成物は、遠心分離、焼結フィルタ、メンブレンフィルタ等の手段にて、5μm以上の粗大粒子、好ましくは1μm以上の粗大粒子、さらに好ましくは0.5μm以上の粗大粒子および混入した塵の除去を行うことが好ましい。
本発明のカラーフィルタは、透明基板上に、本発明のカラーフィルタ用赤色着色組成物から形成される赤色フィルタセグメントを備えるものである。本発明のカラーフィルタは、通常は、公知の着色組成物を用いて形成される緑色フィルタセグメント、および青色フィルタセグメントをさらに具備する。
透明基板としては、ソーダ石灰ガラス、低アルカリ硼珪酸ガラス、無アルカリアルミノ硼珪酸ガラスなどのガラス板や、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂板が用いられる。また、ガラス板や樹脂板の表面には、液晶パネル化後の液晶駆動のために、酸化インジウム、酸化錫などからなる透明電極が形成されていてもよい。
また、転写法は、剥離性の転写ベースシートあるいは転写胴の表面に、あらかじめフィルタセグメントを形成しておき、このフィルタセグメントを所望の透明基板に転写させる方法である。
カラーフィルタは、シール剤を用いて対向基板と張り合わせ、シール部に設けられた注入口から液晶を注入したのち注入口を封止し、必要に応じて偏光膜や位相差膜を基板の外側に張り合わせることにより、液晶表示パネルが製造される。この液晶表示パネルは、ツイステッド・ネマティック(TN)、スーパー・ツイステッド・ネマティック(STN)、イン・プレーン・スイッチング(IPS)、ヴァーティカリー・アライメント(VA)、オプティカリー・コンベンセンド・ベンド(OCB)などのカラーフィルタを使用してカラー化を行う液晶表示モードに使用することができる。
a)各種測定法
[粘度測定]
赤色着色組成物について、調製した翌日に、E型粘度計(東機産業社製「ELD型粘度計」)を用い、25℃において回転数20rpmという条件で測定した。
[色度およびコントラスト]
赤色着色組成物を、硬化後の色度xが0.65(C光源)となるように、スピンコート法によりガラス基板に塗布し、70℃で20分乾燥後、超高圧水銀ランプを用いて紫外線を露光した。その後、この基板を230℃で1時間熱処理をして、赤色着色膜を得た。この赤色着色膜について、顕微分光光度計(オリンパス光学社製「OSP−SP100」)を用いて、C光源での色度(Y,x,y)を測定した。また、赤色着色膜を形成した基板の両側に偏光板を重ね、偏光板が平行時の輝度(Lp)と直交時の輝度(Lc)との比、Lp/Lcをコントラストとして算出した。輝度は、色彩輝度計(トプコン社製「BM−5A」)を用い、2°視野の条件で測定した。また、コントラストに関しては、後述する耐熱性試験前後の赤色着色膜について測定した。
カラーフィルタ作製工程において、各色フィルタセグメントが形成された後、ITOスパッタリングが行われる。通常、このスパッタリング工程では200℃以上の高温にてアニール処理が行われる。そこで、結晶析出評価の条件としては、上記で得られた赤色着色膜を更に250℃で1時間熱処理をした。そして、光学顕微鏡によって観察し、以下の4段階で評価した。
◎ : 結晶析出は全く認められず、表面状態も良好。
○ : 結晶析出は全く認められないが、表面が若干荒れている。
△ : 結晶析出は若干認められるが、使用可能範囲。
× : 結晶析出が多く、使用不可能。
実施例及び比較例に使用した色素誘導体を表1に示す。なお、これらの色素誘導体は、例えば、特開平3−26767号公報、特公平1−34268、特公平5−72943、特開2007−314785号公報などに記載の方法により製造することができる。
ジケトピロロピロール系赤色顔料(C.I.Pigment Red 254、チバ・ジャパン社製「イルガフォアレッドB-CF」)100部、粉砕した食塩1000部、及びジエチレングリコール120部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、60℃で20時間混練した。この混合物を温水2000部に投入し、約80℃に加熱しながらハイスピードミキサーで約1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗をくりかえして食塩および溶剤を除いた後、80℃で24時間乾燥し、97部の赤色処理顔料を得た。
反応容器にシクロヘキサノン370部を入れ、容器に窒素ガスを注入しながら80℃に加熱して、同温度でメタクリル酸20.0部、メチルメタクリレート10.0部、n−ブチルメタクリレート55.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート15.0部、および2,2’−アゾビスイソブチロニトリル4.0部の混合物を1時間かけて滴下して重合反応を行った。滴下終了後、さらに80℃で3時間反応させた後、アゾビスイソブチロニトリル1.0部をシクロヘキサノン50部に溶解させたものを添加し、さらに80℃で1時間反応を続けて、アクリル樹脂の溶液を得た。アクリル樹脂の重量平均分子量は、約40000であった。室温まで冷却した後、樹脂溶液約2gをサンプリングして180℃、20分加熱乾燥して不揮発分を測定し、測定結果に基づき、先に合成した樹脂溶液に不揮発分が20重量%になるようにシクロヘキサノンを添加してアクリル樹脂溶液を調製した。
表2に示す組成の混合物を均一に撹拌混合し、直径0.5mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミル(アイガージャパン社製「ミニモデルM−250 MKII」)で3時間分散した後、5μmのフィルタで濾過して各種顔料分散体を得た。表2には、各顔料分散体における、顔料に対する色素誘導体の重量%も併記した。
[実施例1]
顔料分散体(RP−1)を用い、以下の配合比率よりなる混合物を均一になるように撹拌混合した後、1.0μmのフィルタで濾過して赤色着色組成物を調製し、得られた赤色着色組成物の粘度を測定した。また、得られた赤色着色組成物をガラス基板に塗布して赤色着色膜を作製し、色度、コントラスト、及び結晶析出(耐熱性)を評価した。結果を表3に示す。
・顔料分散体(RP−1) : 44.8部
・先に調製したアクリル樹脂溶液 : 23.2部
・トリメチロールプロパントリアクリレート : 1.7部
(新中村化学社製「NKエステルATMPT」)
・2-メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モルフォリノプロパン-1-オン
(チバ・ジャパン社製「イルガキュア 907」) : 0.5部
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート : 29.8部
顔料分散体(RP−1)を顔料分散体(RP−2)〜(RP−8)に代えた以外は、実施例1と同様にして、それぞれ実施例2〜8に相当する赤色着色組成物及び赤色着色膜を得た。得られた赤色着色組成物の粘度と、赤色着色膜の色度、コントラスト、及び耐熱性試験についての結果を表3に示す。
[比較例1〜7]
顔料分散体(RP−1)を顔料分散体(RP−9)〜(RP−15)に代えた以外は、実施例1と同様にして、それぞれ比較例1〜7に相当する赤色着色組成物及び赤色着色膜を得た。得られた赤色着色組成物の粘度と、得られた赤色着色膜の色度、コントラスト、及び耐熱性試験についての結果を表3に示す。
Claims (5)
- 樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体、ジケトピロロピロール系赤色顔料、下記一般式(1)で示されるジケトピロロピロール系色素誘導体、及び下記一般式(2)で示されるチアジンインジゴ系色素誘導体を含有することを特徴とするカラーフィルタ用赤色着色組成物。
- さらに、活性エネルギー線硬化性単量体、及び光重合開始剤を含有する請求項1記載のカラーフィルタ用赤色着色組成物。
- 前記ジケトピロロピロール系色素誘導体及びチアジンインジゴ系色素誘導体の含有量が、合計して顔料の重量の15重量%〜40重量%である請求項1または2に記載のカラーフィルタ用赤色着色組成物。
- 前記ジケトピロロピロール系色素誘導体の含有量が、顔料の重量の2重量%〜10重量%である請求項3に記載のカラーフィルタ用赤色着色組成物。
- 請求項1〜4いずれか記載のカラーフィルタ用赤色着色組成物から形成される赤色フィルタセグメントを具備することを特徴とするカラーフィルタ。
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