JP2010179974A - シート断裁装置及び後処理装置、画像形成装置並びに画像形成システム - Google Patents

シート断裁装置及び後処理装置、画像形成装置並びに画像形成システム Download PDF

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Misao Kobayashi
美佐夫 小林
Yuichi Ichise
祐一 市瀬
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Abstract

【課題】スタックトレイに搬出するシート(束)の端縁を断裁する装置を小型でコンパクトに構成し、同時に低コスト化が可能であるシート断裁装置及びこれを備えた後処理装置を提供する。
【解決手段】プレス手段とカッタ手段とスタックトレイの駆動機構を、その一部若しくは全部を共通化することによって装置の小型・コンパクト化が可能することを特徴としている。このため、排紙経路に設定された切断位置の上方にプレス部材及び/又はカッタ部材を配置し、排紙経路の切断位置にシートを位置決め案内するガイド部材をスタックトレイと一体的に構成して、トレイ昇降手段の作動でガイド部材上のシートを押圧保持又は断裁するように構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタなどの画像形成装置から搬出されたシートの端縁を断裁揃えするシート断裁装置及びこれを備えた後処理装置に係わり、シートの折合せ端縁などを断裁する断裁機構の改良に関する。
一般に、1枚或いは複数枚に重ね合わせたシートを順次スタックトレイに収容するシート収容装置は複写機などの画像形成装置に広く採用されている。このスタックトレイに収容する際に例えばシートを部揃え集積して所定の折り目位置で折り合わせる後処理装置にあっては重ね合わせたシートの端縁(1方縁或いは3方縁)を断裁揃えする断裁装置を備えた後処理装置も広く知られている。
例えば特許文献1には画像形成装置から搬出されたシートを部揃え集積して冊子状に折り合わせる(マガジン折り)後処理装置が開示されている。同文献にはマガジン折りした冊子状シートの端縁(小口端)を断裁揃えするトリマーユニットが折りユニットスタックトレイの間に配置されている。同様に特許文献2には画像形成装置からのシートを冊子状に折り合わせてトリマーユニットで断裁する装置が開示されている。
上記特許文献1及び特許文献2のように例えば折り合わせたシート束の端縁をトリミングカットするトリマー機構は、特許文献2に開示されているように平板状の平刃カッタでシートを断裁するか、或いはディスク状の円板カッタで断裁している。前者の平刃カッタ機構でシートを断裁する場合にはシートを載置するテーブルと平刃カッタを相対的に上下動する駆動機構でシートを切断している。また、後者の円板状カッタの場合にはカッタ刃の回転と同時にこのカッタ刃をシートの端縁に沿って移動する駆動機構でシートを切断している。
このカッタ機構と同時に切断位置にシートを位置決め保持するプレス手段が設けられ、その機構は加圧部材をシートの載置テーブルに対して上下動する構造が一般的に採用されている。このため油圧装置などの加圧部材を上下動するエレベータ機構を必要としている。従ってシート端縁を断裁揃えするトリマー機構は大型化と同時に装置を堅牢に構成しなければならないことが知られている。
一方、画像形成装置として給紙ユニット、その上に画像形成ユニット、その上に排紙ユニット、更にその上に画像読取ユニットを積層状に配置するレイアウト構成の画像形成装置が例えば特許文献3などで広く知られている。このようなレイアウト装置では排紙ユニット(排紙スタッカなど)は画像読取ユニットと画像形成ユニットのスペースに割り当てられている。これは排紙ユニットが装置外方に突出しないようにレイアウトすることによって装置の設置面積を省スペース化するためである。逆に排紙ユニットの上下方向スペースは小型コパクトに設定されている。
特開2007−091434号公報 特開2005−335881号公報 特開2005−119849号公報
上述のようにスタックトレイに搬出するシートを1枚或いは複数枚重ね合わせた状態で断裁揃えする場合に従来はシートを押圧するプレス機構とシートを切断するカッタ機構をそれぞれ独立した駆動機構で構成している。このためプレス機構は加圧部材を上下動可能に支持するフレーム支持部材と、駆動モータなどの加圧部材を上下動する駆動機構をそれぞれに設けている。更に装置構成によってはスタックトレイをシート積載量に応じて昇降する駆動機構を備えている。
このように従来の装置はスタックトレイの上流側にプレス手段の駆動機構とカッタ手段の駆動機構と、スタックトレイの昇降手段の駆動機構をそれぞれ個別に装備しているため装置の大型化と高コスト化を招いている。特に前述の特許文献3に開示されているような構成の画像形成装置にあっては、排紙部の限られたスペースにスタックトレイと搬出するシートの端縁を断裁するトリミング機構を内蔵することが必要となる。従って従来のシート断裁機構では特許文献3に開示されている装置にトリミング機構を内蔵することは不可能とされている。
本発明は、スタックトレイに搬出するシート(単シート又は束シート)の端縁を断裁する装置を小型でコンパクトに構成し、同時に低コスト化が可能であるシート断裁装置及びこれを備えた後処理装置の提供をその課題としている。
本発明は上記課題を解決するため、プレス手段とカッタ手段とスタックトレイの駆動機構を、その一部若しくは全部を共通化することによって装置の小型・コンパクト化が可能することを特徴としている。このため、排紙経路に設定された切断位置の上方にプレス部材及び/又はカッタ部材を配置し、排紙経路の切断位置にシートを位置決め案内するガイド部材をスタックトレイと一体的に構成して、トレイ昇降手段の作動でガイド部材上のシートを押圧保持又は断裁するように構成することを特徴としている。
更に具体的な構成について説明すると、シートを積載収納するスタックトレイと、このスタックトレイを上下昇降するトレイ昇降手段と、このトレイ昇降手段を制御する制御手段とを備える。そしてスタックトレイにシートを案内する排紙経路の切断位置にシートを載置支持するガイド部材をスタックトレイの昇降方向に上下動可能に配置する。そこで前記断裁手段を前記ガイド部材にシートを押圧保持するプレス部材と切断位置でシートを切断する断裁刃とで構成し、このプレス部材と断裁刃の少なくとも一方を、前記ガイド部材の上部に配置する。この上部に配置されたプレス部材又は断裁刃に対して接近離反するように前記ガイド部材を前記トレイ昇降手段に連結し、このトレイ昇降手段で前記ガイド部材を上昇させてシートを押圧保持又は断裁するように構成する。
本発明は、排紙経路の切断位置にシートを載置支持するガイド部材をスタックトレイの昇降方向に上下動可能に配置し、このガイド部材をトレイ昇降手段で上昇させて上部に配置したプレス部材又は断裁刃でシートを押圧保持又は断裁するようにしたものであるから以下の効果を奏する。
スタックトレイに搬出するシートの端縁を断裁揃えする際に、シート断裁手段を簡単な構造で小型・コンパクトに構成することが出来る。つまり排紙経路の切断位置に配置されるプレス手段と断裁手段は、この位置にシートを案内して支持するガイド部材の上下動でシートの押圧保持及び/又は断裁を実行することとなる。これによってプレス手段の場合にはプレス動作する駆動機構を設ける必要がなく、同様に断裁手段の場合には断裁動作する駆動機構を設ける必要がない。
更に、本発明はガイド部材の上方にプレス手段と断裁手段を配置してガイド部材の上下動でシートの押圧保持と断裁を同時に実行するように構成する。これと共にガイド部材とスタックトレイを一体的に構成することによってトレイ昇降手段でスタックトレイの昇降とシートの断裁処理をそれぞれ実行することが出来る。
本発明に係わる画像形成システムの全体構成図。 図1の装置に於ける後処理ユニットの構成説明図。 図2の装置の動作状態説明図であり、(a)はシート束の中綴じ状態を示し、(b)はシート束の中折り開始状態図である。 図2の装置の動作状態説明図であり、(a)は折り処理後シート束を排出する状態を示し、(b)は小口部の切断処理の説明図。 シート束の切断工程の説明図であり、(a)はトレイにシート束が排出された状態を示し、(b)はシート束を切断位置にスイッチバックした状態図。 シート束の切断工程の説明図であり、(a)はシート束を切断した状態を示し、(b)はシート束を排出する状態図。 図2と異なる形状の切断刃の構成図。
以下、図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図1に示すように本発明は画像形成装置Aと、この画像形成装置Aの排紙部4に内蔵された後処理装置Bとで構成されている。後処理装置Bにはシート断裁装置(ユニット)Cが内蔵されている。以下各装置について説明する。
[画像形成装置の構成]
図1に示すように画像形成装置Aはケーシング1内に給紙部2と、印字部3と、排紙部4と画像読取部5が、この順に上方に配置されている。給紙部2にはシートサイズに応じた複数のカセット8が準備され、制御部から指示されたサイズのシートが給紙経路6に繰り出される。この給紙経路6にはレジストローラ7が設けられ、シートを先端揃えした後所定のタイミングで上方に配置されている印字部3に給送する。尚印字部3として静電印刷方式を図示したが、これはインクジェット印刷機構、オフセット印刷機構、など種々の画像形成機構が採用可能である。
印字部3には静電ドラム10が設けられ、この静電ドラム10の周囲には印字ヘッド9、現像器11、転写チャージャ12などが配置されている。そして印字ヘッド9は例えばレーザ発光器などで構成され、静電ドラム10上に静電潜像を形成し、この潜像に現像器11でトナーインクを付着し、転写チャージャ12でシートに印刷する。この印刷シートは定着器13で定着され排紙パス17に搬出される。排紙部4には排紙パス17と、この排紙パス17に配置された排紙ローラ15と上記ケーシング1に形成した排紙口14が設けられている。
画像読取部5はスキャナユニットで構成され、上記排紙部4の上方に配置され、プラテン23に載置セットされた原稿シートの画像を光学的に読み取る用に構成されている。このためプラテン23に沿って原稿画像をスキャンするキャリッジ21と、このキャリッジ21に搭載された光源(ランプ)と、この光源からの反射光を光電変換する光学読取手段(例えばCCDディバイス)22とから構成されている。また図示のものは原稿シートを自動的にプラテンに給送する原稿送り装置25がプラテン23上に装備してある。
[後処理装置]
後処理装置Bについて説明する。図1に示すように画像形成装置Aの排紙部4には後処理装置Bがユニット(以下「後処理ユニット」という)して内蔵されている。この後処理ユニットBはユニットフレーム26を装置フレーム1fに一体的に組み込んで構成されている。このユニットフレーム26にはスタックトレイ30と、処理トレイ40と排紙経路50が設けられている。スタックトレイ30は画像形成されたシートを積載収納するトレイで構成されている。このスタックトレイ30は後述するトレイ昇降手段27で積載方向(図2上下方向)に高さ位置調整可能に構成されている。
[処理トレイの構成]
処理トレイ40は排紙口14からのシートに後処理を施してスタックトレイ30に搬出する。このため処理トレイ40はスタックトレイ30の上流側で画像形成装置Aの排紙口14に連接する位置に配置されている。図示の処理トレイ40は排紙口14から搬出されたシートを束状に部揃え集積して綴じ合わせ、その後このシート束を中央から折り合わせるマガジン綴じ処理(製本処理)を施すように構成されている。このため処理トレイ40には排紙口14からのシートをトレイ上に搬入する搬入ローラ手段41と、所定の綴じ位置にシートを位置決めするオフセット手段44と、シートを綴じ合わせるステイプル綴じ手段42が設けられている。
搬入ローラ手段41は、処理トレイ40の上方に上下動可能に配置され図示しない駆動モータに連結されている。図2に示す搬入ローラ手段41は排紙ベルト41vで構成され、この排紙ベルト41vはユニットフレーム26に揺動可能に支持された揺動アーム41aに軸支持されている。そしてユニットフレーム26には図示しない駆動モータが設けられ排紙ベルト41vを回転駆動する。また揺動アーム41aは基端部(図2上端部)をユニットフレーム26に揺動可能に軸支持され、図示しない角度調整モータで昇降するように構成されている。従って排紙ベルト41vは処理トレイ40上の最上シートと接する作動位置とシート上方に待機した待機位置との間で上下動することとなる。このように処理トレイ40上にシート搬送用のベルト(ローラであっても良い)を設けたのは図示レイアウト構成では処理トレイ40は略々水平姿勢であるため排紙口14からシートを確実に処理トレイ内に搬入するためである。
[オフセット手段の構成]
オフセット手段44は、処理トレイ内に搬入されたシートを所定の処理位置に位置決めするためである。このため排紙方向先端(図2右端)にストッパ片44Sが排紙方向に位置調節可能に設けられている。図示のストッパ片44Sはトレイ底部に形成したガイド溝に嵌合支持され、ラック44rとピニオン44pを介してストッパモータMSに連結され、このストッパモータMSの回転制御によってストッパ位置を調整する。従って画像形成装置Aからのシートサイズ情報に基づいてストッパ片44Sをホームポジションから所定量移動することによって処理トレイ上に集積されたシートを位置決めすることが可能となる。
[綴じ手段の構成]
ステイプル綴じ手段42は上記処理トレイ40上に部揃え集積され上記オフセット手段44で綴じ位置に位置決めされたシート(束)を綴じ合わせる。このためステイプル綴じ手段42はカートリッジに収容されたシート状針(ブランク)をヘッド部材に繰り出し、上下動するヘッド部材で直線状針をコの字に成形し、その後この針をシート束に刺入するヘッドメンバと、これとシート束を介して対向するアンビルメンバで構成されている。アンビルメンバはシート束に刺入された針先端を折り曲げるアンビル部材を備えている。図示のステイプル綴じ手段42は装置フレーム1fにシート幅方向に位置移動可能に取付けられ図示しないオフセットモータで処理トレイ上のシートの幅方向数カ所をステイプル綴じするように構成されている。
[シート折り手段の構成]
シート折り手段46は処理トレイ40に集積されたシート束を折り合わせる。このためシート折り手段46は折りロール46rと折りブレード46bを備えている。折りロール46rは一対のローラ対で構成され、処理トレイ40の上方に配置されている。折りブレード46bはシート束を介して折りロール46rと対向するように処理トレイ40の底部に配置されている。図示の折りブレード46bは処理トレイ底部に上下動自在に取付けられ、ラック−ピニオン46cを介して折りモータMOに連結されている。
上述の処理トレイ40は、排紙口14からシートを集積する際にはステイプル綴じ手段42、折りロール46rなどから下方に降下した位置に位置決めさている。そして綴じ処理或いは折り処理を施す際にはこれらの後処理手段に接近した位置に処理トレイ40は昇降自在に構成されている。この処理トレイ40はスタックトレイ30と共にユニットフレーム26に取付けられ、このユニットフレーム26は昇降機構を介して上下動するように装置フレーム1fに取り付けられている。この昇降機構については後述する。
[排紙経路の構成]
上記処理トレイ40とスタックトレイ30との間には排紙経路50が配置されている。この排紙経路50は処理トレイ40の上方に配置され前述の折りロール46rからのシート束を後述するスタックトレイ30に搬送する。このため排紙経路50は、経路を構成するペーパガイド51a、51bと、フィードローラ52と排紙ローラ53と、シート束排紙口53xを備えている。ペーパガイド51a、51bは通常のシートを下流側に向けて案内する板状材で構成されている。同様にフィードローラ52は通常のシートを搬送するローラ対で構成されている。
[トレイ昇降手段の構成]
スタックトレイ30と前述の処理トレイ40はユニットフレーム26に取付けられ、このユニットフレーム26は画像形成装置Aの装置フレーム1fにシート積載方向(図2上下方向)に上下動可能に取り付けられている。図2に示すようにユニットフレーム26にはスタックトレイ30と処理トレイ40がそれぞれ一体的に固定され、このユニットフレーム26が装置フレーム1fに上下位置移動可能に取り付けられている。このため装置フレーム1fにガイドレール1gが設けられ、このガイドレール1gにユニットフレーム26が遊動コロ27rで嵌合支持されている。
このようにシート積載方向に上下動可能に支持されたユニットフレーム26にはトレイ昇降手段27が設けられている。このトレイ昇降手段27は装置フレーム1fに固定された上下一対の牽引プーリ27pと、このプーリ間に架け渡した昇降ベルト27vと、牽引プーリの一方(駆動側プーリ)に減速機構を介して連結された昇降モータMLとで構成されている。そしてユニットフレーム26は昇降ベルト27vに固定され、昇降モータMLの回転制御でスタックトレイ30と処理トレイ40の高さ位置を調整するようになっている。スタックトレイ30の高さ位置はシートの積載量に応じて調整し、処理トレイ40の高さ位置は処理手段(綴じ手段或いは折り手段)の待機状態と作動状態で高さ調整する。
[断裁手段の構成]
そこで本発明は前述の排紙経路50のシート束排紙口53xに搬出するシート束(単シートであっても良い;以下同様)の端縁を断裁揃えする断裁手段55を以下のように配置したことを特徴としている。
まず、排紙経路50にはシート束排紙口53xの近傍にシートを断裁処理する切断位置Xが設定される。この切断位置Xにシートを載置支持するガイド部材54が配置されている。このガイド部材54は前述のユニットフレーム26に取付けられ、昇降モータMLでスタックトレイ30と同一方向に上下高さ位置可能に構成されている。
断裁手段55は上記ガイド部材54にシートを押圧保持するプレス部材56pと、切断位置Xでシートを切断する断裁刃57で構成されている。プレス部材(加圧部材)56pはガイド部材54上のシートの切断縁を押圧保持する。このためプレス部材56pはシート(束)を押圧する加圧部材で構成され、これに付勢スプリング56Sが装備されている。また上記断裁刃57はシートを切断線に沿って断裁する。このため断裁刃(後述のギロチン刃57g又は回転刃57d)57で構成されている。上記ガイド部材54に隣接する位置には断裁した紙片屑を収容する紙片屑ボックス59が設けられている。図示60は加圧部材56pに一体に形成した位置決めストッパであり、ローラ58f、58dでスイッチバックさせたシート束の端縁を突当規制する。
本発明は上記プレス部材56pによるシート押圧動作と断裁刃57によるシート切断動作を切断位置Xでシートを載置するガイド部材54の上下動で実行することを特徴としている。このためプレス部材56pと断裁刃57は少なくとも1つがガイド部材54の上方に配置され、上下動するガイド部材54に対して固定(静止)されている。一方ガイド部材54はユニットフレーム26に一体的に取付けられ、前述のトレイ昇降手段27によって上下動するように構成されている。
[断裁刃の第1実施形態]
前述の断裁刃57は平刃形状のギロチン刃57gとディスク形状の回転刃57dのいずれの構成も採用可能である。前者のギロチン刃57gの構成について図2に従って説明する。図2に示すようにガイド部材54の上方にはプレス手段56と共に平板状のギロチン刃57gが装置フレーム1f側に取り付けられている。このギロチン刃57gはフレーム1fに固定されシートの幅(排紙直交方向)サイズより長く設定されている。ギロチン刃57gはプレス部材(加圧部材)56pでカバーされている。
図2に示す加圧部材56pはフレーム1fに形成したガイドロッド56yで上下動可能に支持され付勢スプリング56Sでシート押圧側に付勢されている。この加圧部材56pには従動ローラ58fが取り付けられている。またガイド部材54側には従動ローラ58fに対向する駆動ローラ58dが埋設されている。この駆動ローラ58dには図示しない駆動モータに連結されている。
[断裁刃の第2実施形態]
図7には前述のものと異なる断裁刃57の第2実施形態を示す。前述の平板形状のギロチン刃57gに対して図示の断裁刃57は回転刃57dで構成する。断裁刃57dはディスク形状に形成され、装置フレーム1fに排紙方向と直交する方向に移動可能に支持されている。そしてこの回転刃57dを排紙直交方向に移動する駆動手段(図示せず)が装備されている。プレス部材56p及びガイド部材54は図2のものと同一であるので同一符号を付して説明を省略する。
[作用の説明]
次に上述の構成におけるシート排出動作を図3及び図4の動作状態説明図に従って説明する。上述の装置には図示しない制御部(例えば制御CPU)が備えられ、画像形成装置Aで画像形成されたシートをスタックトレイ30に次のように収容する。この制御部は排紙口14からのシートを処理トレイ40に集積して部揃えし、このシート束を綴じ合わせて折り処理する。その後この折り合わせたシート束の端縁を断裁してスタックトレイ30に収納する。
[部揃え集積]
画像形成装置Aで画像形成されたシートは排紙口14から処理トレイ40に搬出される。この状態を図2に示すが、制御部に設けられたトレイ昇降手段(不図示)は昇降モータMLを回転制御して排紙口14からシートを処理トレイ40に案内するようにこの処理トレイ40の高さ位置を予め設定された位置(図示しない)に位置移動して、静止させている。そこで画像形成装置Aから画像形成のジョブ終了信号を受けてトレイ昇降手段27は処理トレイ上のシートをステイプル綴じ手段42のヘッド部に接する位置にユニットフレーム26を上昇移動する。そして制御部はステイプル綴じ手段42に指示信号を送り、処理トレイ上に部揃えされたシート束を綴じ合わせる。
[製本処理]
図3(a)に示すように部揃え集積されたシート束をステイプル綴じ手段42で綴じ合わせた後、制御部はストッパ片44Sを移動してシート束の折位置(図示のものはシート中央)が折りブレード46bと一致する位置にシートを移動する。そして図3(b)に示すように折りモータMOを作動させて折りブレード46bをシート上方に移動する。この折りブレード46bの移動と同時に制御部は折りロール46rをシート繰出し方向に回転する。すると処理トレイ40上のシート束は図4(a)に示すように中央を折り合わされて(マガジン折り)排紙経路50に移送される。排紙経路50では排紙ローラ53でスタックトレイ30に向けて給送される。
そこで排紙経路50のシート束排紙口53xにシートが到達すると排紙経路中に配置したセンサ(不図示)でシート束の後端を検知し、シート束後端がシート束排紙口53xに到達する見込み時間で排紙ローラ53の駆動モータを停止する。するとシート束は図4(b)の状態に置かれる。そこで昇降制御手段(不図示)は昇降モータMLを回転駆動してスタックトレイ30及びこれと一体のガイド部材54を図5(a)の状態から同図(b)の状態に所定量上昇させる。このガイド部材54の上昇量はユニットフレーム26に配置した例えばフラグをセンサで検知してガイド部材54のホームポジションを割り出す。そしてこのホームポジションから昇降モータMLの回転量をエンコーダなどで検出する。
このような制御によってガイド部材54(図示形態においてはユニットフレーム26)の位置をホームポジションHpからセット位置Spに上昇移動する。するとガイド部材54上のシート束は加圧部材56pを付勢スプリング56Sに抗して押し上げる。この状態を図5(b)に示すがシート束は、その後端部を加圧部材56pとガイド部材54との間に挟まれる。このときシート束は一対のローラ58f、58dに挟持される。そこで制御手段(不図示)は駆動ローラ58dを図示しない駆動モータで図5(b)矢示方向に回転する。するとシート束の後端はスイッチバック搬送され同図左側に後退する。そしてシート後端が位置決めストッパ60に突き当たるとその位置に停止する。このシート後端が位置決めストッパ60に突き当たる見込み時間の後、駆動ローラ58dの駆動モータを停止する。
次に制御手段は、シート後端を切断位置Xに整合した後、再び昇降モータMLを駆動してガイド部材54をセット位置Spから切断位置Cpに上昇させる。この状態を図6(a)に示すが、ガイド部材54(ユニットフレーム26)を上昇するとガイド部材54上のシート束は徐々に切断刃57で断裁され、断裁紙片は屑ボックス59に収納される。次に制御手段はシート束の切断が終了した後、駆動ローラ58dを図6(b)の矢示方向に回転する。すると後端を断裁揃えされたシート束はスタックトレイ30上の最上紙の上に収容される。この動作の終了後に制御手段はユニットフレーム26をホームポジションに降下させる。
A 画像形成装置
B 後処理装置(後処理ユニット)
1f 装置フレーム
1g ガイドレール
26 ユニットフレーム
27 トレイ昇降手段
27r 遊動コロ
27p 牽引プーリ
27v 昇降ベルト
30 スタックトレイ
40 処理トレイ
41 搬入ローラ手段
41a 揺動アーム
41v 排紙ベルト
42 ステイプル綴じ手段
44 オフセット手段
44S ストッパ片
44r ラック
44p ピニオン
46 シート折り手段
46r 折りロール
46b 折りブレード
46c ラック−ピニオン
50 排紙経路
51a ペーパガイド
51b ペーパガイド
52 フィードローラ
53 シート束排紙口
54 ガイド部材
55 断裁手段
56 プレス部材
56p 加圧部材
56S 付勢スプリング
56y ガイドロッド
57 切断刃
57g ギロチン刃
57d 回転刃
58f 従動ローラ
58d 駆動ローラ
59 紙片屑ボックス
60 位置決めストッパ
MS ストッパモータ
MO 折りモータ
ML 昇降モータ
X 切断位置

Claims (9)

  1. シートを積載収納するスタックトレイと、
    前記スタックトレイにシートを搬出する排紙経路と、
    前記排紙経路に設定された切断位置で搬出されるシートの端縁を断裁する断裁手段と、
    前記スタックトレイを昇降可能に支持する装置フレームと、
    前記スタックトレイを上下昇降するトレイ昇降手段と、
    このトレイ昇降手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記排紙経路には前記切断位置にシートを載置支持するガイド部材が前記スタックトレイの昇降方向に上下動可能に配置され、
    前記断裁手段は、
    前記ガイド部材にシートを押圧保持するプレス部材と、
    前記切断位置でシートを切断する断裁刃と、
    で構成され、
    このプレス部材と断裁刃の少なくとも一方は、前記ガイド部材の上部に配置され、
    この上部に配置されたプレス部材又は断裁刃に対して接近離反するように前記ガイド部材は前記トレイ昇降手段に連結され、
    前記制御手段は前記トレイ昇降手段で前記ガイド部材を上昇させてシートを押圧保持又は断裁するように構成されていることを特徴とするシート断裁装置。
  2. 前記ガイド部材と前記スタックトレイは一体的に構成されると共に、前記装置フレームに昇降可能に支持され、
    前記トレイ昇降手段は、このガイド部材とスタックトレイを一体的に昇降する駆動モータと上下シフト機構で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート断裁装置。
  3. 前記断裁刃は、平刃形状のギロチン刃で構成され、
    このギロチン刃は、前記ガイド部材の上部に配置されると共に、前記トレイ昇降手段による前記ガイド部材の上昇動作でシートを断裁することを特徴とする請求項1に記載のシート断裁装置。
  4. 前記断裁刃は、ディスク形状の回転刃で構成され、
    この回転刃はシートの搬出方向と直交する切断線方向に位置移動可能に前記装置フレームに支持されると共に、この回転刃を切断線方向に位置移動する駆動手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシート断裁装置。
  5. 画像形成手段からのシートを集積する処理トレイと、
    前記処理トレイの下流側に配置され順次搬出されるシート束を積載収納するスタックトレイと、
    前記処理トレイに集積されたシート束を前記スタックトレイに搬出する排紙経路と、
    前記スタックトレイを昇降可能に支持する装置フレームと、
    前記スタックトレイを上下昇降するトレイ昇降手段と、
    このトレイ昇降手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記排紙経路には前記切断位置にシートを載置支持するガイド部材が前記スタックトレイの昇降方向に上下動可能に配置され、
    前記断裁手段は、
    前記ガイド部材にシートを押圧保持するプレス部材と、
    前記切断位置でシートを切断する断裁刃と、
    で構成され、
    このプレス部材と断裁刃の少なくとも一方は、前記ガイド部材の上部に配置され、
    この上部に配置されたプレス部材又は断裁刃に対して接近離反するように前記ガイド部材は前記トレイ昇降手段に連結され、
    前記制御手段は前記トレイ昇降手段で前記ガイド部材を上昇させてシートを押圧保持又は断裁するように構成されていることを特徴とする後処理装置。
  6. 前記処理トレイには、集積されたシートを折合わせるシート折り手段が配置されていることを特徴とする請求項5に記載の後処理装置。
  7. 給紙部から送られたシートに所定の画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段からのシートを部揃え集積するシート後処理部と、
    前記シート後処理部からのシート束を収容するスタックトレイと、
    前記シート後処理部からのシート束を前記スタックトレイに移送する排紙経路と、
    前記排紙経路に設定された切断位置で搬出されるシートの端縁を断裁する断裁手段と、
    前記スタックトレイを昇降可能に支持する装置フレームと、
    前記スタックトレイを上下昇降するトレイ昇降手段と、
    このトレイ昇降手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記排紙経路には前記切断位置にシートを載置支持するガイド部材が前記スタックトレイの昇降方向に上下動可能に配置され、
    前記断裁手段は、
    前記ガイド部材にシートを押圧保持するプレス部材と、
    前記切断位置でシートを切断する断裁刃と、
    で構成され、
    このプレス部材と断裁刃の少なくとも一方は、前記ガイド部材の上部に配置され、
    この上部に配置されたプレス部材又は断裁刃に対して接近離反するように前記ガイド部材は前記トレイ昇降手段に連結され、
    前記制御手段は前記トレイ昇降手段で前記ガイド部材を上昇させてシートを押圧保持又は断裁するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記シート後処理部には、部揃え集積したシート束を折合わせるシート折り手段が備えられていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 原稿画像を読取る画像読取部と、
    シート上に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部にシートを供給する給紙部と、
    前記画像形成部からのシートを収納する排紙部と、
    前記給紙部、画像形成部、排紙部、画像読取部をそれぞれこの順に上方に配置する外筐ケーシングと、
    を備え、
    前記排紙部には、
    前記画像形成部からのシートを搬出する排紙経路と、
    前記排紙経路からのシートを収容するスタックトレイと、
    前記排紙経路に設定された切断位置で搬出されるシートの端縁を断裁する断裁手段と、
    前記スタックトレイを昇降可能に支持する装置フレームと、
    前記スタックトレイを上下昇降するトレイ昇降手段と、
    このトレイ昇降手段を制御する制御手段と、
    が設けられた画像形成システムにおいて、
    前記排紙経路には前記切断位置にシートを載置支持するガイド部材が前記スタックトレイの昇降方向に上下動可能に配置され、
    前記断裁手段は、
    前記ガイド部材にシートを押圧保持するプレス部材と、
    前記切断位置でシートを切断する断裁刃と、
    で構成され、
    このプレス部材と断裁刃の少なくとも一方は前記ガイド部材の上部に配置され、
    この上部に配置されたプレス部材又は断裁刃に対して接近離反するように前記ガイド部材は前記トレイ昇降手段に連結され、
    前記制御手段は前記トレイ昇降手段で前記ガイド部材を上昇させてシートを押圧保持又は断裁するように構成されていることを特徴とする画像形成システム。
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