JP2010178936A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】集塵袋に塵埃が大量に堆積して集塵袋を交換する場合に、集塵袋が格子状体に引掛り集塵室から容易に引き出すことができない。また、格子状体と仕切り壁の間に集塵フィルターを設けているので集塵フィルターのメンテナンスをする場合に、格子状体を取り外す必要があり使い勝手を悪化させている。さらに、吸引風路に備えた格子リブを傾斜させているため、吸引効率が悪く吸引力を低下させていた。
【解決手段】下本体には集塵室と電動送風機を連通する開口部を設け、集塵袋と電動送風機の間で、かつ集塵室内に集塵袋側から着脱可能なフィルターを保持したフィルター枠部材を設け、そのフィルター枠部材をフィルター枠部材に設けた凸部と下本体に設けた開口部とで係止すると共に、集塵室に対してフィルター枠部材を上下に摺動自在に設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、集塵袋形式の電気掃除機に関するものである。
集塵袋に塵埃が堆積しても吸引力を持続させる構造の電気掃除機は、例えば、特開2003−88483号公報(特許文献1)に記載されている。
特許文献1に示される電気掃除機は、掃除機本体の集塵室側に電動送風機への塵埃の流入を防止する集塵フィルターを有する吸気格子状体を備え、吸気格子状体に対して吸引風が略水平方向からも流入可能な構成とし集塵袋に塵埃が堆積しても吸引力を持続させている。また、吸気格子状体の枠体外周よりも外側に格子リブを延設させることで仕切り壁との空間が溝となり吸引風の流れが生じて同様の効果を得ている。
特開2003−88483号公報
しかしながら特許文献1に記載の発明では、集塵袋に塵埃が堆積しても吸引力を持続させることは可能であるが、集塵袋に塵埃が大量に堆積して集塵袋を交換する場合に、集塵袋が格子状体に引掛り集塵室から容易に引き出すことができない。また、格子状体と仕切り壁の間に集塵フィルターを設けているので集塵フィルターのメンテナンスをする場合に、格子状体を取り外す必要があり使い勝手を悪化させている。さらに、吸引風路に備えた格子リブを傾斜させているため、吸引効率が悪く吸引力を低下させていた。
本発明の目的は、塵埃を集塵した集塵袋の取り出しが容易にでき、吸引効率が良好で吸引力を高くすることが可能で、かつ集塵袋に塵埃が堆積しても吸引力を持続させることができる電気掃除機を提供することにある。
本発明は、電動送風機と集塵室とを有する掃除機本体と、前記集塵室に着脱自在に設けられる集塵袋とを備えた電気掃除機において、前記集塵室を上本体と回動可能な開閉蓋と下本体とで構成し、前記下本体には集塵室と前記電動送風機を連通する開口部を設け、前記下本体の前記集塵袋と前記電動送風機との間で、かつ前記集塵室内に前記集塵袋側から着脱可能なフィルターを保持したフィルター枠部材を設け、前記フィルター枠部材に設けた凸部を前記下本体に設けた開口部で係止すると共に、前記集塵室に対して前記フィルター枠部材を上下に摺動自在に設けた。これにより、塵埃を集塵した集塵袋の取り出しが容易にできる。
また、好ましくは、前記フィルター枠部材が摺動し上部に位置した状態で、前記開閉蓋を開放状態から回動した時に前記フィルター枠部材が前記開閉蓋によって押され下方へ摺動し、前記開閉蓋を閉めた状態では前記フィルター枠部材上部を開閉蓋で押さえた。これにより、電動送風機に塵埃が吸引されることを防止できる。
また、好ましくは、前記フィルター枠部材の開閉蓋側に上方風路を設けるとともに、前記開閉蓋にリブを設け前記集塵袋と前記開閉蓋外郭との間で下方風路を構成すると共に前記下方風路と前記上方風路の位置を対向させた。これにより、集塵袋に塵埃が堆積しても吸引力を持続させることができる。
また、前記電動送風機前の開口部に格子状の第1のリブを設け、前記フィルター枠部材にも格子状の第2のリブを設け、前記第1および第2のリブの格子形状を一致させると共に前記第2のリブの本数を前記第1のリブの本数よりも少なくした。これにより、吸引効率が良好で吸引力を高くすることができる。
また、本発明は、空気を吸い込み可能な電動送風機と、前記電動送風機の空気の吸い込み口側に設けられた集塵室と、前記集塵室に着脱自在な集塵体(例えば、集塵袋,集塵ケース)と、前記集塵室の前記電動送風機側壁面に設けられた部材(例えば、フィルター枠部材)とを備えた電気掃除機において、前記部材は、前記集塵体の前記集塵室からの取り出し方向に摺動自在に、前記集塵室の前記電動送風機側壁面によって支持され、前記部材は、単一部材で(単一構造物として)構成した。これにより、塵埃を集塵した集塵体の取り出しが容易にでき、吸引効率が良好で吸引力を高くすることが可能で、かつ集塵体に塵埃が堆積しても吸引力を持続させることができるだけでなく、部材の製造および部材の取り付けを簡素化できる。
本発明によれば、塵埃を集塵した集塵袋の取り出しが容易にでき、吸引効率が良好で吸引力を高くすることが可能で、かつ集塵袋に塵埃が堆積しても吸引力を持続させることができる。
本発明の実施の形態の一例に係る掃除機本体の外観図である(集塵室から集塵袋,フィルターを取り外した状態)。 本発明の実施の形態の一例に係る電気掃除機の全体外観図である。 本発明の実施の形態の一例に係る掃除機本体の外観図である。 本発明の実施の形態の一例に係る掃除機本体の断面図である(集塵袋が膨らんだ状態)。 本発明の実施の形態の一例に係る掃除機本体の外観図である。 本発明の実施の形態の一例に係る掃除機本体の外観図である。 本発明の実施の形態の一例に係る掃除機本体の外観図である。 本発明の実施の形態の一例に係る掃除機本体の断面図である。 本発明の実施の形態の一例に係る掃除機本体一部の外観図である。 本発明の実施の形態の一例に係る掃除機本体の断面図である。 本発明の実施の形態の一例に係る掃除機本体の外観図である。 図10のP部拡大図である。 本発明の実施の形態の一例に係る掃除機本体の外観図である。 図13のA−A断面図である。 フィルター枠部材の外観図である。
本発明は、電動送風機と集塵室とを有する掃除機本体と、集塵室に着脱自在に設けられる集塵袋とを備えた電気掃除機において、集塵室を上本体と回動可能な開閉蓋と下本体とで構成し、下本体には集塵室と電動送風機を連通する開口部を設け、下本体の集塵袋と電動送風機との間で、かつ集塵室内に集塵袋側から着脱可能なフィルターを保持したフィルター枠部材を設け、フィルター枠部材に設けた凸部を下本体に設けた開口部で係止すると共に、集塵室に対してフィルター枠部材を上下に摺動自在に設けた。これにより、塵埃を集塵した集塵袋の取り出しが容易にできる。
また、本発明は、空気を吸い込み可能な電動送風機と、電動送風機の空気の吸込口側に設けられた集塵室と、集塵室に着脱自在な集塵体と、集塵室の電動送風機側壁面に設けられた部材とを備えた電気掃除機において、部材は、集塵体の集塵室からの取り出し方向に摺動自在に、集塵室の電動送風機側壁面によって支持され、部材は、単一部材で構成した。これにより、塵埃を集塵した集塵体の取り出しが容易にでき、吸引効率が良好で吸引力を高くすることが可能で、かつ集塵体に塵埃が堆積しても吸引力を持続させることができるだけでなく、枠部材の製造および開口部を形成する部材への取り付けを簡素化できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施の形態の一例を添付の図面に基づいて説明する。
図2は本発明の実施の形態の一例に係る電気掃除機の全体外観図である。201は、被清掃面にある塵埃を含んだ空気を吸い込む吸口、202は吸口に連通し空気が通る延長管、203は延長管に連通し空気が通る可撓性のホース、204はホースに連通し塵埃を捕集する掃除機本体である。そして、吸口201から吸引された塵埃は延長管202,ホース203を通り掃除機本体204に集塵される。
図3は本発明の実施の形態の一例に係る掃除機本体の外観図である。掃除機本体を、掃除機の使用状態で、横置きにした状態である。掃除機本体のホース接続口(吸込口)404がある側を前側とし、開閉蓋303がある側を上側とする。よって、下方向とは、重力作用方向である。
掃除機本体204は上本体301と下本体302で構成し、その内部に空気を吸い込み可能な電動送風機(図示せず)を備えている。上本体301に対して、電動送風機側上部に回動可能な開閉蓋303を設けており、下本体302の電動送風機に対して区画された部分(空間)と開閉蓋303で集塵室304を構成している。集塵室304は、掃除機本体204の前側で電動送風機よりも前方に配置され、また、電動送風機よりも空気の流れに沿って上流側(電動送風機の吸込口の上流側)に配置される。開閉蓋303が閉じられた状態では、開閉蓋303が集塵室304の上側を気密にするのが好ましい。集塵室304には上下方向に着脱自在な集塵袋305を備える。集塵袋305の吸込口の外枠が、集塵室304内のホース接続口404の出口端の両脇に設けられたスライドリブ(図示せず)に、下方向へ挿入されることにより、集塵袋305が集塵室304内に支持される。電動送風機と集塵袋305の間で、かつ集塵室内には電動送風機への塵埃吸引防止用のフィルターを備えたフィルター枠部材306を設けている。このフィルターとフィルター枠部材306とでフィルター部を形成する。このフィルターの目は、集塵袋305の目よりも粗いが、集塵室内に残った塵埃が電動送風機へ吸い込まれるのを防止することができる。ただし、フィルター枠部材306は、流路を確保できればよく、フィルターが設けられることまでは必須ではない。
図4は本発明の実施の形態の一例に係る掃除機本体の断面図である。
電動送風機401と集塵袋305の間の集塵室304内に、フィルター403を保持したフィルター枠部材306を備える。フィルター403は集塵袋305側から使用者によって着脱可能に保持している。掃除機を運転すると電動送風機401が吸引力を発生し、集塵室304と連通した開口部402から空気を吸い込む。集塵袋305はホース接続口404から流入した含塵空気によって図示のように膨張する。集塵袋305は膨張した際の大きさが集塵室304の大きさよりもやや大きく作られており、集塵袋305が膨張すると集塵室内部の上下左右の壁に張りついていき、塵埃が多量になると空気の流れを阻害してしまう。集塵袋305が膨張していない状態(取り付け当初)では、集塵袋305の吸込口に対向する集塵袋305の面(底面)がフィルター枠部材306から離れており、集塵袋305が膨張した状態では、集塵袋305の吸込口に対向する集塵袋305の面(底面)がフィルター枠部材306に当接されることになる。本発明の実施の形態では、開閉蓋303の内側に集塵袋305が張り付かないように前後方向に延びるリブ状の流路確保部材405を設けて、開閉蓋303と集塵袋305の間に空間(流路)406を保ち掃除機の吸引力が低下するのを防止している。さらに、フィルター枠部材306によって集塵袋305が膨張した場合にも集塵袋305と開口部402の間の空間を保ち吸引力が低下するのを防止している。
次に本発明の主要部になる、フィルター枠部材306について、図1および図5,図6,図7,図8を参照し説明する。図1は開閉蓋303を開いた状態で、集塵袋305,フィルター403がない場合を表している。フィルター枠部材306は上下方向に(集塵袋305の集塵室304からの取り出し方向に)摺動可能にしており、図1は摺動可能範囲の上端に位置した状態である。通常、フィルター枠部材306は摺動可能範囲の下端に位置しているが、使用者が上方へ引き出して電動送風機(図示せず)前のフィルター403を取り外すことが容易にできる。開口部402は、その入口端が略円形状であり、掃除機本体204の前方から見て、中央(ホース接続口404)からやや左側に配置される。フィルター枠部材306は、略長方形状であり、開口部402を覆うように形成され、掃除機本体204の前方から見て、中央(ホース接続口404)からやや左側に配置される。フィルター枠部材306の下端は、フィルター枠部材306の収納時に集塵室304に当接されてもよいし、されていなくてもよい。フィルター枠部材306を、右側まで設けていないのは、空間(流路)を確保するためである。この結果、集塵袋305が膨張した場合に、集塵袋305の底面の左側のみがフィルター枠部材306に当接することになる。
図5は塵埃を吸引した集塵袋305を引き出した状態を表している。このように使用者が集塵袋305を交換するときに上方向に引き出すと、通常はフィルター枠部材306が上下方向に摺動しないため、フィルター枠部材306が集塵袋305に引っ掛かって引き出しを阻害する。しかし本発明では、フィルター枠部材306が上方向に摺動するので集塵袋305と一緒に引き出されて容易に集塵袋305を引き出すことができ、容易に集塵袋305を交換できる。尚、集塵袋305を引き出した状態では、フィルター枠部材306の上端が、開閉蓋303の内面に形成された支骨やリブに当たる。
図6は集塵袋305を引き出した状態の側面図であり、フィルター枠部材306と集塵袋305が一緒に上方に引き出されていることがわかる。
その後、図7に示すように集塵袋305を簡単に取り外すことができるので集塵袋305の交換が非常に簡単である。そして、集塵袋305が取り外された直後に、フィルター枠部材306は自重により、下方向へ(重力作用方向へ)下端まで戻ってもよいし、静止摩擦力によりフィルター枠部材306が上端または上部に溜まっていてもよい。
図8は、集塵袋305を引き出した状態の横断面図である。特に集塵袋305は引き出し始める最初の引掛りが取り外しにくさの原因であるため図8に示すようにフィルター枠部材306の上方向への摺動によって集塵袋305の略半分が集塵室304から出ているので片手で簡単に集塵袋305を取り外せる。フィルター枠部材306の摺動範囲は、フィルター枠部材306の上下方向の長さの半分程度であり、あるいは、膨張した集塵袋305の底面の上下方向の長さの半分程度である。
図9は集塵袋を交換した後の状態(フィルター403は図示せず)を表しており、フィルター枠部材306が摺動し上部に位置した状態で、開閉蓋303を開放状態から閉塞状態へ回動した時には、図10に示すようにフィルター枠部材306は開閉蓋303の内面の支骨またはリブなどによって押されて下方へ摺動し、その結果開閉蓋303の回転動作に連動して下端位置へ導かれるので、使用者がフィルター枠部材306を下方へ下げる必要がないことから使い勝手が良い。
また、図4に示すように、開閉蓋303を閉めた状態ではフィルター枠部材306上部を開閉蓋で押さえている。これにより、フィルター403の位置を確実にセットできるので、電動送風機へ塵埃が吸引されることを防止できる。
図11は、開閉蓋303を途中まで閉めた状態である。開閉蓋303の内側には流路確保部材405を設けており、集塵袋305が膨らんで開閉蓋303の内面に張り付くのを防止して、空間406を確保し、電動送風機への風の流れる流路を確保している。また、開閉蓋303の内側で流路確保部材405の後端には、開閉蓋303を閉じた形態で上下方向に延びる複数のリブ1101を設けている。これにより、集塵袋305が膨らんでも集塵袋305が開閉蓋303に張り付かないように、下方風路1102(空間)を構成している。さらに、図9に示すように、フィルター枠部材306の上端には、前述の複数のリブ1101に形成される下方風路1102の開口と対向した位置に、上下方向に開口する上方風路901が開けてある。これにより、開閉蓋303の内側を通った空気はスムーズに電動送風機へ導かれる。
次にフィルター枠部材306の詳細な取り付け状態を図12から図15を用いて説明する。図12は図10のP部拡大図である。フィルター枠部材306は全体を格子状としており空気の流れる時の抵抗をできるだけ小さくして吸引力を高めている。集塵袋305側にはフィルター403を設けており、電動送風機側への塵埃進入を防止している。フィルター枠部材306は前述の格子の一部(上下方向のほぼ中間部分)を電動送風機側に突出した凸部1201としている。下本体302の開口部402にも格子状(上下左右に延びる)のリブ1202があり、凸部1201がリブ1202に係止することでフィルター枠部材306が下本体302からの抜け止めとなっている。
電気掃除機の組み立て時には、図14に示す下本体のL字状部分1401にフィルター枠部材306を下方向へ挿入するだけで、凸部の上端が直角であるのに対して凸部の下端が湾曲部1203(次第に小さくなるテーパ状)になっているので、凸部の湾曲部1203がリブ1202を乗り越えて簡単にフィルター枠部材306を下本体302にセットできる。また部品点数もフィルター枠部材306と下本体302だけで上記摺動機構を構成できるので生産性に優れ、コストを抑えた電気掃除機を提供できる。L字状部分1401は、集塵室304の電気掃除機側壁面でかつ開口部402の両脇に形成され、上下方向(フィルター枠部材306の摺動方向)に延び、その上下方向断面が略L字状である。L字状部分1401と集塵室304の電気掃除機側壁面との間で、フィルター枠部材306の左右方向両側を、上下方向に摺動自在に保持している。
図13はフィルター枠部材306を集塵室304側から見た図(フィルター403は図示せず)である。フィルター枠部材306の格子部1301は下本体302の開口部402に設けた格子状のリブ1202と、前後方向で完全に一致しているので空気の流れる時の抵抗をできるだけ小さくして吸引力を高めている。また、図14からわかるようにフィルター枠部材306の格子部1301の本数は開口部402に設けた格子状のリブ1202の本数よりも少なくするのが好ましい。これにより、更に空気の流れる時の抵抗を小さくして吸引力を一際高めることができる。
以上述べたように、塵埃を集塵した集塵袋の取り出しが容易にでき、吸引効率が良好で吸引力を高くすることが可能で、かつ集塵袋に塵埃が堆積しても吸引力を持続させることができる使い勝手の良い電気掃除機を提供することができる。
図15にフィルター枠部材306の外観図を示す。フィルター枠部材306は、フィルター枠部材306は、略長方形状の外郭と、上下方向に延びる複数の支骨と、左右方向に延びる複数の支骨と、上下方向に延びる複数の支骨のうちの2つに支骨に形成された凸部1201と、外郭に設けられてフィルターを保持するためのリブ1501とを有する。上下方向に延びる複数の支骨の上下端および左右方向に延びる複数の支骨の左右端は、外郭によって支持され、上下方向に延びる複数の支骨と左右方向に延びる複数の支骨とは互いにその接触点で支持し合っている。フィルター枠部材306は、単一部材(単一の構造物)で構成している。フィルター枠部材306は、プラスチックで構成されるのが好ましく、型成形されるのが好ましい。凸部1201は、フィルター枠部材306の上下方向の中間よりもやや下側に形成するのが好ましい。上下方向に延びる複数の支骨と左右方向に延びる複数の支骨とで格子を形成している。外郭の上部には、上下方向に開口する上方風路901を形成してある。上方風路901は、上下方向に延びる複数の支骨と左右方向に延びる複数の支骨よりも前側に形成し、フィルターよりも前側に形成するのが好ましい。
尚、以上の実施の形態では、フィルター枠部材306が上下方向に摺動する機構としたが、フィルター枠部材306の上部を支点として、フィルター枠部材306が回動し、フィルター枠部材306の下部が集塵室304側へ回動する機構であってもよい。また、以上の実施の形態では、フィルター枠部材306を集塵室304の電動送風機401側壁面に形成したが、集塵室304の側壁面の一方または両方に形成してもよい。
201 吸口
202 延長管
203 ホース
204 掃除機本体
301 上本体
302 下本体
303 開閉蓋
304 集塵室
305 集塵袋
306 フィルター枠部材
401 電動送風機
402 開口部
403 フィルター
404 ホース接続口
405 流路確保部材
406 空間
901 上方風路
1101 開閉蓋のリブ
1102 下方風路
1201 凸部
1202 下本体のリブ(格子)
1203 湾曲部
1301 フィルター枠部材の格子
1401 L字状部分
1501 リブ

Claims (7)

  1. 電動送風機と集塵室とを有する掃除機本体と、前記集塵室に着脱自在に設けられる集塵袋とを備えた電気掃除機において、
    前記集塵室を上本体と回動可能な開閉蓋と下本体とで構成し、
    前記下本体には集塵室と前記電動送風機を連通する開口部を設け、前記下本体の前記集塵袋と前記電動送風機との間で、かつ前記集塵室内に前記集塵袋側から着脱可能なフィルターを保持したフィルター枠部材を設け、前記フィルター枠部材に設けた凸部を前記下本体に設けた開口部で係止すると共に、前記集塵室に対して前記フィルター枠部材を上下に摺動自在に設けたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 請求項1において、
    前記フィルター枠部材が摺動し上部に位置した状態で、前記開閉蓋を開放状態から回動した時に前記フィルター枠部材が前記開閉蓋によって押され下方へ摺動し、前記開閉蓋を閉めた状態では前記フィルター枠部材上部を開閉蓋で押さえたことを特徴とする電気掃除機。
  3. 請求項2において、
    前記フィルター枠部材の開閉蓋側に上方風路を設けるとともに、前記開閉蓋にリブを設け前記集塵袋と前記開閉蓋外郭との間で下方風路を構成すると共に前記下方風路と前記上方風路の位置を対向させたことを特徴とする電気掃除機。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかにおいて、
    前記電動送風機前の開口部に格子状の第1のリブを設け、
    前記フィルター枠部材にも格子状の第2のリブを設け、
    前記第1および第2のリブの格子形状を一致させると共に前記第2のリブの本数を前記第1のリブの本数よりも少なくしたことを特徴とする電気掃除機。
  5. 空気を吸い込み可能な電動送風機と、前記電動送風機の空気の吸い込み口側に設けられた集塵室と、前記集塵室に着脱自在な集塵体と、前記集塵室の前記電動送風機側壁面に設けられた部材とを備えた電気掃除機において、
    前記部材は、前記集塵体の前記集塵室からの取り出し方向に摺動自在に、前記集塵室の前記電動送風機側壁面によって支持され、
    前記部材は、単一部材で構成されることを特徴とする電気掃除機。
  6. 請求項5において、
    前記部材によって、膨張した集塵体と前記集塵室の前記電動送風機側壁面との間に空間または流路が形成されることを特徴とする電気掃除機。
  7. 請求項5または請求項6において、
    前記部材は、前記集塵室と前記電動送風機とを連通する開口部を覆うように前記集塵室の前記電動送風機側壁面に配置されることを特徴とする電気掃除機。
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