JP2010178076A - コンテンツ出力装置およびコンテンツ提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】任意にユーザに対応したコンテンツを提供することを課題とする。
【解決手段】車載装置20は、自装置を一意に識別する車載装置IDをセンターに送信し、センター10から複数のユーザ情報を受信した場合に、コンテンツの提供を依頼するユーザを特定したユーザIDをセンター10に通知する。また、センター10は、車載装置IDに対応付けて、ユーザ情報を記憶し、車載装置20から車載装置IDを受け付けた場合に、当該車載装置IDに対応付けて記憶されるユーザ情報を車載装置20に送信し、ユーザIDを車載装置20から受信した場合に、当該ユーザIDに対応するコンテンツを車載装置20に提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークを介して接続されるセンターからコンテンツを受信するコンテンツ出力装置およびコンテンツ提供システムに関する。
従来より、車両に搭載される車載装置がセンターに対して情報配信依頼を送信し、センターが依頼された情報や車載装置に対応した情報などを車載装置に送信する車載システムが利用されている。
具体的には、センターは、車載装置を一意に識別するIDに対応付けて、車載装置のユーザ情報(例えば、氏名、年齢、性別、住所、趣味)などを記憶している。このような環境において、車載装置は、車両のACC(エンジン)がONにされると、IDをセンターに送信する。すると、センターでは、受信したIDに対応するユーザ情報を取得し、取得したユーザ情報に対応するコンテンツ(例えば、音楽やニュースなど)を車載装置に提供する。
また、例えば、車載装置は、カーナビゲーションなどで目的地などが設定されると、設定された目的地をセンターに送信し、センターは、受信した目的地の天気・交通情報などを車載装置に送信する。このようにすることで、車載装置は、ドライバーに必要な情報、ドライバーに有益な情報をセンターから取得してドライバーに通知することができる。
特開2007−019738号公報 特開2004−251710号公報
しかしながら、上記した従来の技術は、センターに登録された固定ユーザに対応したコンテンツ情報しか提供することができないという課題があった。具体的には、車載装置に対応付けてセンターに登録されているユーザ以外の人が運転する場合、登録されているユーザに対応したコンテンツしか提供されず、車載装置に対応付けて登録されているユーザ以外にはサービスを提供できない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、任意にユーザに対応したコンテンツを提供することが可能であるコンテンツ出力装置およびコンテンツ提供システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ネットワークを介して接続されるセンターからコンテンツを受信するコンテンツ出力装置であって、前記コンテンツ出力装置を一意に識別する装置識別子をセンターに送信する識別子送信手段と、前記識別子送信手段によって送信された装置識別子に基づいて、前記コンテンツ出力装置を利用するユーザに関するユーザ情報を前記センターから複数受信した場合に、ユーザを特定し、当該ユーザ特定情報をセンターに通知するユーザ特定手段と、前記ユーザ特定手段により特定されたユーザに対応したコンテンツを前記センターから受信するコンテンツ受信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、コンテンツを提供するセンターと、前記センターから提供されたコンテンツを出力するコンテンツ出力装置とを有するコンテンツ提供システムであって、前記コンテンツ出力装置は、当該コンテンツ出力装置を利用するユーザに関するユーザ情報を記憶するユーザプロファイル記憶手段と、当該コンテンツ出力装置を一意に識別する装置識別子をセンターに送信する識別子送信手段と、前記センターから複数のユーザ情報を受信した場合に、ユーザを特定し、当該ユーザ特定情報をセンターに通知するユーザ特定手段と、前記センターは、前記装置識別子に対応付けて、前記ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、前記コンテンツ出力装置から装置識別子を受け付けた場合に、当該装置識別子に対応付けて記憶されるユーザ情報を前記ユーザ情報記憶手段から特定して、前記コンテンツ出力装置に送信するユーザ情報送信手段と、前記ユーザ特定情報をコンテンツ出力装置から受信した場合に、当該ユーザ特定情報に対応するコンテンツを前記コンテンツ出力装置に提供するコンテンツ提供手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、任意にユーザに対応したコンテンツを提供することが可能であるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る車載システムの全体構成を示すシステム構成図である。 図2は、実施例1に係る車載システムの構成を示すブロック図である。 図3は、ユーザ情報DBに記憶される情報の例を示す図である。 図4は、コンテンツDBに記憶される情報の例を示す図である。 図5は、ユーザプロファイルDBに記憶される情報の例を示す図である。 図6−1は、ユーザ登録/編集画面の例を示す図である。 図6−2は、新規登録画面の例を示す図である。 図6−3は、ユーザ編集画面の例を示す図である。 図6−4は、ユーザ編集画面の例を示す図である。 図7は、実施例1に係る車載システムにおけるコンテンツ提供処理の流れを示すシーケンス図である。 図8は、車載装置とセンターとを用いた別の車載システムの例を示す図である。 図9は、実施例2に係る車載システムにおけるユーザ情報同期処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、ユーザ情報の整合および反映条件を示す図である。 図11は、ユーザ情報反映ルールの例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るコンテンツ出力装置およびコンテンツ提供システムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本実施例に係るコンテンツ出力装置およびコンテンツ提供システムの概要、コンテンツ出力装置およびコンテンツ提供システムの構成および処理の流れを順に説明し、最後に本実施例に対する種々の変形例を説明する。
なお、本実施例では、コンテンツ出力装置を車載装置に適用した車載システムを例にして説明するが、これに限定されるものではなく、コンテンツ出力装置をWebTVなどに適用するなど、コンテンツ出力装置を様々な装置に適用した各種システム(例えば、WebTVに適用した家庭内LAN、Webで講義を行う講義システムなど)に用いることができる。また、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[車載システムの概要]
最初に、図1を用いて、実施例1に係る車載システムの概要を説明する。図1は、実施例1に係る車載システムの全体構成を示すシステム構成図である。図1に示すように、この車載システムは、車両に搭載された車載システムと、各種コンテンツを提供するサービス提供装置などのサーバを有するセンターとを有して構成される。なお、ここでは、1台のセンターと、1台の車載装置を図示した例を示しているが、これに限定されるものではない。
かかる車載装置は、自装置を一意に識別する車載装置IDを記憶し、車両に搭載される車載オーディオ装置などの他の装置と連携接続される装置である。例えば、車載装置は、センターなどの外部から受信したTV、カーナビゲーション装置から入力されるカーナビ情報、DVDなどの記憶媒体から取得した映画などの各種コンテンツ(画像データおよび音声データ)を車両内に提供する装置である。
また、センターは、車載装置のユーザを記憶し、ユーザに対応したコンテンツを提供するサーバなどである。具体的には、センターは、『無線通信で接続される車載装置を一意に識別する「車載装置ID」、車載装置のユーザを識別する「ユーザID」、ユーザIDに対応するユーザの情報を示す「ユーザ情報」』を対応付けて記憶する「ユーザ情報DB」と、音楽や映画などネットワークを介して提供する「コンテンツ」を記憶する「コンテンツDB」を有する。
例えば、「ユーザ情報DB」には、「車載装置ID、ユーザID、ユーザ情報」として「S01、U001、情報A(氏名、電話番号、性別、趣味など)」や「S01、U002、情報B」などが記憶され、「コンテンツDB」には、コンテンツとして「コンテンツA」と「コンテンツB」とが記憶される。
このような状態において、車載装置は、ACC(エンジン)がONされると車載装置IDをセンターに送信する(図1の(1)参照)。具体的に例を挙げると、車載装置は、ドライバーなどによりACCのスイッチなどがONにされると、自装置内で記憶する車載装置ID(S01)を無線通信により、センターに送信する。
そして、センターでは、車載装置IDに対応したユーザ情報を車載装置に送信する(図1の(2)参照)。具体的に例を挙げると、センターは、車載装置が受信した車載装置ID(S01)に対応するユーザ情報(U001/情報A、U002/情報B)をユーザ情報DBから取得し、取得したユーザ情報(U001/情報A、U002/情報B)を車載装置ID=S01の車載装置に送信する。
続いて、車載装置は、センターからユーザ情報を受信すると、受信したユーザ情報のうち特定されたユーザ情報をセンターに送信する(図1の(3)参照)。具体的に例を挙げると、車載装置は、センターから受信したユーザ情報(U001/情報A、U002/情報B)などをディスプレイやタッチパネルなどの表示部に表示し、ユーザからの選択を受け付ける。そして、車載装置は、ユーザに選択されたことで、コンテンツを提供して欲しいと特定されたユーザ情報(U002)をセンターに送信する。
なお、ユーザ特定手法は、これに限定されるものではなく、例えば、車載装置が車両内に存在する携帯電話と無線通信を行って電話番号を取得し、取得した電話番号(例えば、位置解析や方向解析などから運転席から取得したと特定された電話番号など)に一致するユーザ情報を自動的に選択するようにしてもよい。また、図2に示すように、車載装置20は、特定されたユーザに対応したシステム設定、例えば、高年齢であれば、ディスプレイ29の表示文字を大きくしたり、スピーカー30の出力音声を大きくしたりするなどを行う。
その後、センターは、受信したユーザ情報に対応するコンテンツを車載装置に提供する(図1の(4)参照)。具体的に例を挙げると、センターは、受信したユーザID(U002)に対応するユーザ情報Bをユーザ情報DBから特定する。続いて、センターは、特定したユーザ情報B(例えば、趣味が音楽)に対応するコンテンツB(例えば、今月のヒットチャート)をコンテンツDBから特定し、特定したコンテンツBを車載装置に提供する。
このように、実施例1に係る車載システムでは、車両を良く使うユーザ以外のユーザの情報も登録しておき、どのユーザ情報を用いるかをユーザに選択させることができる結果、任意にユーザに対応したコンテンツを提供することが可能である。
[車載システムの構成]
次に、図2を用いて、図1に示した車載システムの構成を説明する。図2は、実施例1に係る車載システムの構成を示すブロック図である。図2に示すように、この車載システムは、センター10と車載装置20とを有するので、ここでは、それぞれの構成について具体的に説明する。
(センター10の構成)
図2に示すように、センター10は、無線通信部11と、ユーザ情報DB12と、コンテンツDB13と、制御部15とを有するサーバ装置である。
無線通信部11は、車載装置20や他のセンターとの間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。具体的には、無線通信部11は、後述する車載装置IDやユーザIDなどを車載装置20から受信したり、後述するユーザ情報やコンテンツを車載装置20に提供したりする。
ユーザ情報DB12は、車載装置と当該車載装置を使用するユーザとを対応付けて記憶する。具体的に例を挙げると、ユーザ情報DB12は、図3に示すように、「車載装置ID、ユーザID、ユーザ名、電話番号、生年月日、性別、趣味、コンテンツ提供履歴」として「S01、U001、特許太郎、090−xxx−xxxx、1940/1/15、男、ゴルフ・カラオケ、ゴルフ中継TV、カラオケ」や「S01、U002、特許花子、070−yyy−yyyy、1945/5/13、女、料理・音楽、料理番組TV、ヒットチャート」などを記憶する。なお、図3は、ユーザ情報DBに記憶される情報の例を示す図であり、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
ここで記憶される「車載装置ID」とは、無線通信で接続される車載装置を一意に識別する識別子(固有情報)であり、「ユーザID」とは、車載装置のユーザを識別する識別子であり、「ユーザ名」とは、ユーザIDにより特定されるユーザの名前である。また、「電話番号」とは、ユーザIDにより特定されるユーザが使用する電話番号であり、「生年月日」とは、ユーザIDにより特定されるユーザの生年月日であり、「性別」とは、ユーザIDにより特定されるユーザの性別である。また、「趣味」とは、ユーザIDにより特定されるユーザの嗜好情報であり、「コンテンツ履歴」とは、ユーザIDにより特定されるユーザに対して以前に提供したコンテンツを示す情報である。
コンテンツDB13は、車載装置20に提供するコンテンツを記憶する。具体的に例を挙げれば、コンテンツDB13は、図4に示すように、「コンテンツID、コンテンツ内容、ソース」として「C001、音楽提供、DB」、「C002、ニュース、http://news」や「C003、料理番組、TV」などを記憶する。なお、図4は、コンテンツDBに記憶される情報の例を示す図であり、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
ここで記憶される「コンテンツID」とは、コンテンツを一意に識別する識別子であり、「コンテンツ内容」とは、コンテンツIDにより特定されるコンテンツの内容であり、「ソース」とは、コンテンツIDにより特定されるコンテンツの提供元を示す情報である。
制御部15は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有するとともに、データ処理部15aと、ユーザ特定部15bと、コンテンツ提供部15cとを有し、これらによって種々の処理を実行する。
データ処理部15aは、ユーザ情報DB12やコンテンツDB13などの編集や新規登録などのデータ処理などセンター10で実施されるデータ処理を実行する。具体的には、データ処理部15aは、後述する車載装置20で記憶されるユーザ情報と、センター10のユーザ情報DB12との整合性を保つように、車載装置20で記憶されるユーザ情報にあわせてユーザ情報DB12を更新したりする。
ユーザ特定部15bは、車載装置20のユーザを特定する。具体的には、ユーザ特定部15bは、無線通信部11を介して車載装置20から車載装置IDを受信した場合には、受信した車載装置IDに対応するユーザIDやユーザ情報をユーザ情報DB12から特定して車載装置20に送信する。また、ユーザ特定部15bは、無線通信部11を介して車載装置20からユーザIDを受信した場合には、受信したユーザIDに対応するユーザ情報(例えば、趣味などの嗜好情報)をユーザ情報DB12から特定して、後述するコンテンツ提供部15cに出力する。
上記した例で具体的に説明すると、ユーザ特定部15bは、無線通信部11を介して車載装置20から「車載装置ID=S01」を受信した場合には、受信した車載装置ID「S01」に対応するユーザ情報「U001〜U003」をユーザ情報DB12から特定して車載装置20に送信する。なお、ユーザ特定部15bは、車載装置ID「S01」に対応する「U001〜U003」のレコードをすべて車載装置20に送信してもよく、車載装置ID「S01」に対応する「U001〜U003」のレコードそれぞれの一部のみを車載装置20に送信してもよい。
また、ユーザ特定部15bは、無線通信部11を介して車載装置20から「ユーザID=U002」を受信した場合には、受信したユーザID「U002」に対応する趣味「料理、音楽」をユーザ情報DB12から特定して、後述するコンテンツ提供部15cに出力する。
コンテンツ提供部15cは、ユーザ特定部15bにより特定されたユーザに対応するコンテンツを提供する。具体的には、コンテンツ提供部15cは、ユーザ特定部15bから入力されたユーザIDに対応付けて記憶される「趣味」をユーザ情報DB12から特定し、特定した「趣味」に対応するコンテンツをコンテンツDB13から特定する。そして、コンテンツ提供部15cは、特定したコンテンツをソースから取得して車載装置20に提供する。
例えば、コンテンツ提供部15cは、特定したコンテンツのソースが「DB」の場合には、自装置内のメモリや他のセンターなどのデータベースからコンテンツを取得して提供し、コンテンツのソースが「URL」で記述されている場合には、当該URLにより提供されるWebページを提供し、コンテンツのソースが「TV」である場合には、当該コンテンツ(番組など)をTV電波で受信して提供する。
上記した例で具体的に説明すると、コンテンツ提供部15cは、ユーザ特定部15bから入力されたユーザID「U002」に対応付けて記憶される「趣味=料理・音楽」をユーザ情報DB12から特定し、特定した「趣味=料理・音楽」に対応するコンテンツ「C001またはC003」をコンテンツDB13から特定する。そして、コンテンツ提供部15cは、特定したコンテンツ「C003」をソース「TV」から取得して車載装置20に提供する。このように、二つ以上のコンテンツが特定された場合には、コンテンツIDが若いコンテンツを提供したり、コンテンツ提供履歴から提供回数の多いコンテンツを提供したり、どのコンテンツを提供するかを車載装置20に送信してユーザに選択させたりすることもできる。
(車載装置20の構成)
次に、車載装置20の構成について説明する。図2に示すように、車載装置20は、無線通信部21と、ACC22と、近距離通信部23と、ラジオ受信部24と、TV受信部25と、GPS送受信部26と、ディスク再生部27と、メモリーカード再生部28と、ディスプレイ29と、スピーカー30と、操作部31と、各種センサ32と、記憶部35と、制御部40とを有する。
無線通信部21は、センター10や他の車載装置との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。具体的には、無線通信部21は、センター10に対して車載装置IDを送信したり、ユーザIDを送信したりし、また、センター10からユーザ情報やコンテンツを受信したりする。
ACC22は、車両のエンジン駆動機であり、エンジンがONになると電力が車載装置20に提供され、エンジンがOFFになると、電力の供給が停止する。
近距離通信部23は、ブルートゥース(登録商標)、Wi−Fi(ワイファイ:登録商標)、ZigBee(ジグビー:登録商標)などの近距離無線通信を用いて、車両内の携帯端末との通信リンクを確立するとともに、確立した通信リンクを用いて通信処理を行う。ここで、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)とは、2.4GHzの周波数帯を用いて半径数10m程度の無線通信を行う近距離無線通信規格であり、近年では、携帯電話やパーソナルコンピュータなどの電子機器に広く適用されている。
ラジオ受信部24は、各ラジオ局に無線通信で接続され、FM、AMなどを受信して、受信したラジオコンテンツを後述する制御部40に出力する。TV受信部25は、各TV局に無線通信で接続され、アナログ放送、デジタル放送、ケーブルテレビなどを各TV局から受信して、受信したTVコンテンツを後述する制御部40に出力する。
GPS送受信部26は、Global Positioning System(GPS)人工衛星と通信して特定した自車両の位置を制御部40や図示しないカーナビゲーションに出力する装置であり、ディスク再生部27は、CD−ROM、MD、DVDなどの記憶媒体を受け付けて、当該記憶媒体に書き込まれているコンテンツを読み出して、後述する制御部40に出力する。
メモリーカード再生部28は、メモリーカードを受け付けて、メモリーカードに書き込まれているコンテンツなどを読み出して、後述する制御部40に出力する。ディスプレイ29は、制御部40により入力されたコンテンツの画像データに基づいて、ユーザすなわち自車両乗員に対して表示による通知を行なうタッチパネルや液晶ディスプレイである。
スピーカー30は、制御部40により入力されたコンテンツの音声データに基づいて、ユーザすなわち自車両乗員に対して音声を出力する。操作部31は、ディスプレイ29やマウスと協働してポインティングディバイス機能を実現する装置であり、また、図示しないカーナビゲーション、当該車載装置20、当該車載装置20と連携接続される車載オーディオ装置など他の車載装置を操作するリモコンなどである。
各種センサ32は、例えば、車両の速度を検出する車速センサ、車両の加速度を検出する加速度センサ、ブレーキの状態を検出するブレーキセンサ、タイヤの方向を検出するステアリングセンサなど車両に搭載されるセンサであり、得られた情報を制御部40に出力する。
記憶部35は、制御部40による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するとともに、キャッシュDB35aと、ユーザプロファイルDB35bとを有し、車載装置20に割り当てられた車載装置ID(例えば、S01)を記憶する。キャッシュDB35aは、過去にセンター10から提供されて、車両内に表示出力したコンテンツを記憶するキャッシュメモリである。
ユーザプロファイルDB35bは、車両に乗車するユーザ、すなわち、車載装置20を使用するユーザ情報を記憶する。これらユーザ情報は、車載装置20にユーザが直接入力してもよいし、ユーザが所有する携帯端末から転送する等して取得してもよい。具体的には、ユーザプロファイルDB35bは、図5に示すように、「ユーザID、ユーザ名、電話番号、生年月日、性別、趣味」として「U001、特許太郎、090−xxx−xxxx、1940/1/15、男、ゴルフ・カラオケ」、「U002、特許花子、070−yyy−yyyy、1945/5/13、女、料理・音楽」、「U003、特許次郎、−、2000/2/2、男、アニメ」などを記憶する。なお、図5は、ユーザプロファイルDBに記憶される情報の例を示す図であり、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
ここで記憶される「ユーザID」とは、ユーザを一意に識別する識別子であり、「ユーザ名」とは、ユーザIDにより特定されるユーザの氏名であり、「電話番号」とは、ユーザIDにより特定されるユーザが利用する携帯電話などの電話番号である。また、「生年月日」とは、ユーザIDにより特定されるユーザの生年月日であり、「性別」とは、ユーザIDにより特定されるユーザの性別であり、「趣味」とは、ユーザIDにより特定されるユーザの嗜好情報である。
制御部40は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラム、カーナビゲーションなどのナビゲーション処理および所要データを格納するための内部メモリを有するとともに、ユーザ情報登録/編集部41と、車載装置ID送信部42と、ユーザ情報表示部43と、通信応答部44と、コンテンツ処理部45とを有し、これらによって種々の処理を実行する。
ユーザ情報登録/編集部41は、ユーザプロファイルDB35bに新たに情報を登録したり、既に登録されている情報を編集したりする。具体的に例を挙げると、ユーザ情報登録/編集部41は、ユーザプロファイルDB35bを更新する指示がされると、図6−1に示すような「新規登録」か「編集」かを選択させる画面をディスプレイ29に出力する。そして、ユーザ情報登録/編集部41は、「新規登録」が選択されると、図6−2に示すような「ユーザ名」、「電話番号」、「生年月日」、「性別」、「趣味」の入力を受け付ける新規登録画面を出力し、各情報が入力されると、新たなユーザIDに対応付けてユーザプロファイルDB35bに格納する。
一方、ユーザ情報登録/編集部41は、「編集」が選択されると、図6−3に示すような、編集する「ユーザ名」を入力させるユーザ編集画面をディスプレイ29に出力する。そして、「ユーザ編集画面」において「ユーザ名」が入力されて「編集」ボタンがクリックされたユーザ情報登録/編集部41は、図6−4に示すような、どの情報を編集するのかを問い合わせる「ユーザ編集画面」をディスプレイ29に出力する。その後、ユーザ情報登録/編集部41は、図6−4の画面で編集する情報がクリックされて、新たな情報が入力されると、当該新たに入力された情報でユーザプロファイルDB35bを更新する。
なお、図6−1は、ユーザ登録/編集画面の例を示す図であり、図6−2は、新規登録画面の例を示す図であり、図6−3と図6−4は、ユーザ編集画面の例を示す図である。
図2に戻り、車載装置ID送信部42は、センター10に車載装置IDを送信する。具体的には、車載装置ID送信部42は、ACCがONになったことがACC22から通知されて電力が供給されると、記憶部35に記憶される車載装置ID(S01)をセンター10に送信する。
ユーザ情報表示部43は、センター10から受信したユーザ情報をディスプレイ29に表示出力する。具体的には、ユーザ情報表示部43は、車載装置ID送信部42により車載装置ID(S01)がセンター10に送信されて、センター10から受信した車載装置20のユーザ情報(U001〜U003)をディスプレイ29に表示出力する。
なお、ユーザ情報表示部43は、センター10から受信した情報全て(例えば、「U001〜U003」のレコードをすべて)をディスプレイ29に表示出力してもよく、センター10から受信した情報の一部(例えば、「U001〜U003」のレコードのうち、ユーザ名称と趣味のみなど)をディスプレイ29に表示出力してもよい。
通信応答部44は、コンテンツ提供を依頼するユーザを特定した情報をセンター10に送信する。具体的には、通信応答部44は、ユーザ情報表示部43によりディスプレイ29に表示出力されたユーザ情報のうち、操作部31などを介してユーザに選択されたユーザ情報に対応するユーザIDを、センター10から受信したユーザ情報やユーザプロファイルDB35bから特定してセンター10に送信する。例えば、通信応答部44は、ユーザ情報表示部43によりディスプレイ29に表示出力されたユーザ情報「U001〜U003」のうち、操作部31などを介してユーザに選択されたユーザID「U002」をセンター10に送信する。
コンテンツ処理部45は、センター10から受信したコンテンツを車両内に提供する。具体的には、コンテンツ処理部45は、センター10から受信したコンテンツの画像データをディスプレイ29に表示し、センター10から受信したコンテンツの音声データをスピーカー30から出力する。また、コンテンツ処理部45は、センター10からURLなどを受信した場合には、当該URLにアクセスしてWebページを取得し、取得したWebページをディスプレイ29に表示出力する。
また、コンテンツ処理部45は、センター10からTVのチャンネル情報などを受信した場合には、TV受信部25を用いて当該チャンネルのTV番組を取得し、取得したTV番組をディスプレイ29およびスピーカー30に出力する。また、コンテンツ処理部45は、センター10からラジオの周波数などを受信した場合には、ラジオ受信部24を用いて当該周波数のラジオ放送を取得し、取得したラジオ放送をスピーカー30に出力する。
[車載システムによる処理]
次に、図7を用いて、車載システムによる処理を説明する。図7は、実施例1に係る車載システムにおけるコンテンツ提供処理の流れを示すシーケンス図である。
図7に示すように、車載システムの車載装置20は、ACCがONされると(ステップS101)、車載装置IDを記憶部35から取得して、センター10に送信する(ステップS102)。
車載装置IDを受信したセンター10は、受信した車載装置IDに基づいて、通信を行った車載装置をユーザ情報DB12から特定するとともに(ステップS103)、特定された車載装置に対応付けてユーザ情報DB12に記憶されるユーザ情報を車載装置20に送信する(ステップS104)。
ユーザ情報を受信した車載装置20は、受信したユーザ情報をディスプレイ29に表示出力して(ステップS105)、表示出力したユーザ情報から、コンテンツを要求するユーザの特定をユーザから受け付けると、特定されたユーザのユーザIDをセンター10に送信する(ステップS106)。
また、ステップS106においてユーザが特定されると、車載装置20は、特定されたユーザに対応したシステム設定、例えば、高年齢であれば、ディスプレイ29の表示文字を大きくしたり、スピーカー30の出力音声を大きくしたりするなどを行う。
そして、センター10は、車載装置20から受信したユーザIDに対応する「趣味」をユーザ情報DB12から特定し(ステップS107)、特定した「趣味」に対応するコンテンツをコンテンツDB13から取得して車載装置20に提供する(ステップS108)。
こうして、車載装置20は、センター10から受信したコンテンツの画像データをディスプレイ29に表示し、センター10から受信したコンテンツの音声データをスピーカー30から出力する(ステップS109)。
[実施例1による効果]
このように、実施例1によれば、車両を良く使うユーザ以外のユーザの情報も登録しておき、どのユーザ情報を用いるかをユーザに選択させることができる結果、任意にユーザに対応した情報を提供することが可能である。また、実施例1によれば、ユーザにあわせたサービスを車載装置20とセンター10との両方から提供することができる。
また、図8に示すように、センターと車載装置との通信を、乗員個々の携帯端末を介して行うことにより、センター側でユーザを特定し、特定したユーザに対応するコンテンツを提供する手法も考えられる。ところが、この手法の場合、車載装置側に無線通信インタフェース(ユニット)を増幅させる必要があったり、携帯端末との通信からユーザを特定する複雑な機能をセンター側に組み込む必要があったりする。つまり、図8の手法では、既存の車載装置およびセンターを用いることができないため、車載装置やセンター構築コストが増加し、一般的な普及も見込めない。
これに比べて、実施例1に係る車載システムでは、車載装置側に無線通信インタフェース(ユニット)を増幅させる必要もなく、車載装置とセンターとは既存のインタフェースを用い、車載装置に接続された携帯電話の情報をセンターに反映させるので、車載装置とセンター間で各携帯電話固有のインタフェースを増設する必要がない。また、携帯端末との通信からユーザを特定する複雑な機能をセンター側に組み込む必要もない。また、運転時の情報取得は、車載装置で実行し、運転時以外(歩行時、電車に乗っているなど)の時の情報取得は、携帯電話で実行するという切り分けにおいて、シームレスに車載装置と携帯電話の個人に適応した情報をリアルタイムに整合させることで、よりユーザにとって使い易いシステム提供ができる。
したがって、実施例1に係る車載システムでは、既存のシステムを踏襲することができる結果、車載装置やセンター構築コストが増加を防止することができ、一般的な普及が期待できる。なお、図8は、車載装置とセンターとを用いた別の車載システムの例を示す図である。
次に、図9〜図11を用いて、車載装置20とセンター10との間で、記憶されるユーザ情報が異ならないように、ユーザ情報を同期(整合)させる例について説明する。
まず、図9を用いて、実施例2に係る車載システムにおけるユーザ情報同期処理の流れを説明する。図9は、実施例2に係る車載システムにおけるユーザ情報同期処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示すように、車載システムの車載装置20は、ACCがONされて車載装置IDをセンター10に送信し、センター10からユーザ情報を受信すると(ステップS201肯定)、センター10から受信したユーザ情報と、自装置のユーザプロファイルDB35bに記憶されるユーザ情報と両方において、「電話番号」が未設定のユーザ情報が存在するか否かを判定する(ステップS202)。なお、ユーザプロファイルDB35bのユーザ情報は、携帯端末から取得することもできる。
そして、車載装置20は、センター10から受信したユーザ情報と、自装置に記憶されるユーザ情報と両方において、「電話番号」が未設定のユーザ情報が存在しない場合(ステップS202否定)、センター10から受信したユーザ情報それぞれと、自装置のユーザプロファイルDB35bに記憶されるユーザ情報それぞれとの間で、「電話番号」が一致するか否かを判定する(ステップS203)。
続いて、車載装置20は、センター10から受信したユーザ情報それぞれと、自装置のユーザプロファイルDB35bに記憶されるユーザ情報それぞれとの間で、「電話番号」が一致しない場合(ステップS203否定)、受信したユーザ情報それぞれと、自装置内で記憶されるユーザ情報それぞれとの間で、「生年月日」が一致するか否かを判定する(ステップS204)。
そして、車載装置20は、受信したユーザ情報それぞれと、自装置内で記憶されるユーザ情報それぞれとの間で、「生年月日」が一致する場合(ステップS204肯定)、受信したユーザ情報それぞれと、自装置内で記憶されるユーザ情報それぞれとの間で、「性別」が一致するか否かを判定する(ステップS205)。
そして、車載装置20は、受信したユーザ情報それぞれと、自装置内で記憶されるユーザ情報それぞれとの間で、「性別」が一致する場合(ステップS205肯定)、自装置のユーザプロファイルDB35bで「電話番号」が未設定であるか否かを判定し(ステップS206)、未設定である場合には(ステップS206肯定)、センター10から受信したユーザ情報に含まれる「電話番号」を自装置のユーザプロファイルDB35bに格納する(ステップS207)。
一方、ステップS204において、受信したユーザ情報それぞれと、自装置内で記憶されるユーザ情報それぞれとの間で、「生年月日」が一致しない場合(ステップS204否定)、車載装置20は、自装置のユーザプロファイルDB35bで「生年月日」が未設定であり(ステップS208肯定)、かつ、自装置のユーザプロファイルDB35bで「性別」が設定済みである場合(ステップS209否定)、ユーザを特定することができないため処理を終了する。
なお、車載装置20は、自装置のユーザプロファイルDB35bで「生年月日」が未設定でない、つまり、設定済みである場合(ステップS208否定)、ステップS205の処理を実行する。
また、ステップS205において、受信したユーザ情報それぞれと、自装置内で記憶されるユーザ情報それぞれとの間で、「性別」が一致しない場合(ステップS205否定)、車載装置20は、ステップS209の処理を実行する。つまり、車載装置20は、自装置のユーザプロファイルDB35bで「性別」が設定済みである場合(ステップS209否定)、ユーザを特定することができないため処理を終了し、自装置のユーザプロファイルDB35bで「性別」が未設定である場合(ステップS209肯定)、ステップS206の処理を実行する。
ステップS202に戻り、センター10から受信したユーザ情報と、自装置のユーザプロファイルDB35bに記憶されるユーザ情報と両方において、「電話番号」が未設定のユーザ情報が存在する場合(ステップS202肯定)、車載装置20は、受信したユーザ情報それぞれと自装置内で記憶されるユーザ情報それぞれとの間で「生年月日」が一致せず(ステップS210否定)、かつ、自装置のユーザプロファイルDB35bで「生年月日」が未設定である場合(ステップS211肯定)、センター10から受信したユーザ情報に含まれる「生年月日」を自装置のユーザプロファイルDB35bに格納する(ステップS212)。
なお、ステップS210において、受信したユーザ情報それぞれと自装置内で記憶されるユーザ情報それぞれとの間で「生年月日」が一致する場合(ステップS210肯定)や、ステップS211において、自装置のユーザプロファイルDB35bで「生年月日」が設定済みである場合(ステップS211否定)、車載装置20は、ステップS213の処理を実行する。
続いて、受信したユーザ情報それぞれと自装置内で記憶されるユーザ情報それぞれとの間で「性別」が一致せず(ステップS213否定)、かつ、自装置のユーザプロファイルDB35bで「性別」が未設定である場合(ステップS214肯定)、センター10から受信したユーザ情報に含まれる「性別」を自装置のユーザプロファイルDB35bに格納する(ステップS215)。
なお、ステップS213において、受信したユーザ情報それぞれと自装置内で記憶されるユーザ情報それぞれとの間で「性別」が一致する場合(ステップS213肯定)や、ステップS214において、自装置のユーザプロファイルDB35bで「性別」が設定済みである場合(ステップS214否定)、車載装置20は、処理を終了する。
また、ステップS203において、車載装置20は、センター10から受信したユーザ情報それぞれと、自装置のユーザプロファイルDB35bに記憶されるユーザ情報それぞれとの間で、「電話番号」が一致する場合(ステップS203肯定)、ステップS210〜ステップS215の処理を実行する。
また、ステップS201において、車載システムの車載装置20が、ACCがONされて車載装置IDをセンター10に送信した後、センター10からユーザ情報を受信しない場合(ステップS201否定)、ユーザからの入力(指示操作)や携帯端末との通信などにより特定したユーザのユーザIDをセンター10へ通知して、当該処理を終了する(ステップS216)。
次に、図10と図11とを用いて、図9で説明したフローで実施される処理を説明する。車載装置20は、図10に示すように、センター10から受信したユーザ情報の「電話番号」、「生年月日」、「性別」の少なくとも一つの情報が設定されている場合、または、ユーザプロファイルDB35bで記憶するユーザ情報の「電話番号」、「生年月日」、「性別」の少なくとも一つの情報が設定されている場合、ユーザを特定することができる。なお、図10は、ユーザ情報の整合および反映条件を示す図である。
したがって、車載装置20は、特定したユーザに関するユーザ情報をセンター10から受信した情報で更新することができる。具体的には、車載装置20は、図11に示すルールに基づいて、ユーザ情報を反映することができる。図10の上から4行目を例にして説明すると、車載装置20は、センター10から受信したユーザ情報に「電話番号」、「生年月日」、「性別」が設定されており、自装置のユーザプロファイルDB35bでは「電話番号」のみが設定されている場合、両方で設定されている「電話番号」でユーザを特定して、センター10の「生年月日」、「性別」をユーザプロファイルDB35bに新たに格納する。なお、図11は、ユーザ情報反映ルールの例を示す図である。
また、実施例2では、車載装置20側で上記したフロー処理(図9)を実行する例について説明したが、センター10側でも同じ処理を実行することができる。また、実施例2では、車載装置20のユーザ情報をセンター10から受信したユーザ情報で更新する例について説明したが、例えば、双方のユーザ情報に更新日時を格納しておくことで、新しい情報を優先して更新することもできる。
具体的には、車載装置20は、センター10からユーザ情報を受信した場合に、当該受信したユーザ情報よりもユーザプロファイルDB35bに記憶されるユーザ情報の更新日時が古い場合には、受信したユーザ情報でユーザプロファイルDB35bに記憶されるユーザ情報を更新する。また、車載装置20は、当該受信したユーザ情報よりもユーザプロファイルDB35bに記憶されるユーザ情報の更新日時が新しい場合には、ユーザプロファイルDB35bに記憶されるユーザ情報をセンター10に送信する。
このように、実施例2によれば、車載装置20またはセンター10のどちらでユーザ情報を設定/更新しても正しく反映させることができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。また、ユーザ情報の共通項目(上記した例では、電話番号、生年月日、性別)に未設定があれば、自動で反映させることができる。
また、車載装置20は、当該受信したユーザ情報と、ユーザプロファイルDB35bに記憶されるユーザ情報とを比較した結果、ユーザプロファイルDB35bに記憶されるユーザ情報に登録されており、受信したユーザ情報に登録されていない項目内容が存在する場合には、受信したユーザ情報に登録されていない項目内容の登録情報をユーザプロファイルDB35bから取得して、センター10に通知することもできる。
また、車載装置20は、当該受信したユーザ情報と、ユーザプロファイルDB35bに記憶されるユーザ情報とを比較し、受信したユーザ情報とユーザプロファイルDB35bに記憶されるユーザ情報とのいずれか一方に登録されており、他方のユーザ情報には登録されていない項目内容が存在する場合に、受信したユーザ情報とユーザプロファイルDB35bとのいずれか一方に登録されている項目内容を、他方のユーザ情報に追加登録することもできる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
(キャッシュ情報)
例えば、本願が開示する車載装置では、ユーザが特定されると、センター10にユーザIDを送信することなく、キャッシュDB35aに記憶されるキャッシュ情報を用いてコンテンツを提供することもできる。また、車載装置では、ユーザが特定されると、ユーザIDを送信することなく、キャッシュDB35aから特定したコンテンツ情報とをセンター10に送信することで、センター10側でのコンテンツ特定および取得処理を省略することもできる。
(システム構成等)
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図3〜図5、図10、図11)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合(例えば、通信応答部とコンテンツ処理部とを統合するなど)して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(プログラム)
なお、本実施例で説明したコンテンツ提供方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上のように、本発明に係るコンテンツ出力装置およびコンテンツ提供システムは、ネットワークを介して接続されるセンターからコンテンツを受信することに有用であり、特に、任意にユーザに対応したコンテンツを提供することに適する。
10 センター
11 無線通信部
12 ユーザ情報DB
13 コンテンツDB
15 制御部
15a データ処理部
15b ユーザ特定部
15c コンテンツ提供部
20 車載装置
21 無線通信部
22 ACC
23 近距離通信部
24 ラジオ受信部
25 TV受信部
26 GPS送受信部
27 ディスク再生部
28 メモリーカード再生部
29 ディスプレイ
30 スピーカー
31 操作部
32 各種センサ
35 記憶部
35a キャッシュDB
35b ユーザプロファイルDB
40 制御部
41 ユーザ情報登録/編集部
42 車載装置ID送信部
43 ユーザ情報表示部
44 通信応答部
45 コンテンツ処理部

Claims (4)

  1. ネットワークを介して接続されるセンターからコンテンツを受信するコンテンツ出力装置であって、
    前記コンテンツ出力装置を一意に識別する装置識別子をセンターに送信する識別子送信手段と、
    前記識別子送信手段によって送信された装置識別子に基づいて、前記コンテンツ出力装置を利用するユーザに関するユーザ情報を前記センターから複数受信した場合に、ユーザを特定し、当該ユーザ特定情報をセンターに通知するユーザ特定手段と、
    前記ユーザ特定手段により特定されたユーザに対応したコンテンツを前記センターから受信するコンテンツ受信手段と、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ出力装置。
  2. 複数の項目内容を有するユーザ情報を携帯端末から取得して記憶するユーザプロファイル記憶手段と、
    前記センターからユーザ情報を受信した場合に、当該受信したユーザ情報と、前記ユーザプロファイル記憶手段に記憶されるユーザ情報とを比較し、前記受信したユーザ情報と前記ユーザプロファイル記憶手段に記憶されるユーザ情報とのいずれか一方に登録されており、他方のユーザ情報には登録されていない項目内容が存在する場合に、前記受信したユーザ情報と前記ユーザプロファイル記憶手段とのいずれか一方に登録されている項目内容を、他方のユーザ情報に追加登録する情報更新手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ出力装置。
  3. 複数の項目内容と更新日時とを有するユーザ情報を携帯端末から取得して記憶するユーザプロファイル記憶手段と、
    前記センターからユーザ情報を受信した場合に、当該受信したユーザ情報よりも前記ユーザプロファイル記憶手段に記憶されるユーザ情報の更新日時が古い場合には、前記受信したユーザ情報で前記ユーザプロファイル記憶手段に記憶されるユーザ情報を更新し、当該受信したユーザ情報よりも前記ユーザプロファイル記憶手段に記憶されるユーザ情報の更新日時が新しい場合には、前記ユーザプロファイル記憶手段に記憶されるユーザ情報を前記センターに送信する更新通知手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ出力装置。
  4. コンテンツを提供するセンターと、前記センターから提供されたコンテンツを出力するコンテンツ出力装置とを有するコンテンツ提供システムであって、
    前記コンテンツ出力装置は、
    当該コンテンツ出力装置を利用するユーザに関するユーザ情報を記憶するユーザプロファイル記憶手段と、
    当該コンテンツ出力装置を一意に識別する装置識別子をセンターに送信する識別子送信手段と、
    前記センターから複数のユーザ情報を受信した場合に、ユーザを特定し、当該ユーザ特定情報をセンターに通知するユーザ特定手段と、
    前記センターは、
    前記装置識別子に対応付けて、前記ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記コンテンツ出力装置から装置識別子を受け付けた場合に、当該装置識別子に対応付けて記憶されるユーザ情報を前記ユーザ情報記憶手段から特定して、前記コンテンツ出力装置に送信するユーザ情報送信手段と、
    前記ユーザ特定情報をコンテンツ出力装置から受信した場合に、当該ユーザ特定情報に対応するコンテンツを前記コンテンツ出力装置に提供するコンテンツ提供手段と、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ提供システム。
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