JP2010177816A - 表示システム、表示装置及び画像送信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】動画像の画質を向上させつつ、特に、文字を含む静止画像の画質劣化を防止することができる表示システム、表示装置及び画像送信装置を提供する。
【解決手段】CEC線42を介して種類信号を受信していない場合、第2制御部21は、HDMI線41を介して受信した映像信号にTV画像データが含まれていると判定し、スイッチ部28を画像処理部24側へ接続させる。この場合、TV画像データに対して輪郭強調処理が施されてから、表示部20にTV画像が表示される。一方、種類信号を受信した場合、第2制御部21は、受信した映像信号にEPGデータが含まれていると判定し、スイッチ部28を信号処理部22側へ接続する。この場合、EPGデータに対して無用な輪郭強調処理が施されることなく、表示部20にEPGが表示される。表示されたEPGは、輪郭部分が強調されすぎることによる画質の劣化が防止されている。
【選択図】図3
【解決手段】CEC線42を介して種類信号を受信していない場合、第2制御部21は、HDMI線41を介して受信した映像信号にTV画像データが含まれていると判定し、スイッチ部28を画像処理部24側へ接続させる。この場合、TV画像データに対して輪郭強調処理が施されてから、表示部20にTV画像が表示される。一方、種類信号を受信した場合、第2制御部21は、受信した映像信号にEPGデータが含まれていると判定し、スイッチ部28を信号処理部22側へ接続する。この場合、EPGデータに対して無用な輪郭強調処理が施されることなく、表示部20にEPGが表示される。表示されたEPGは、輪郭部分が強調されすぎることによる画質の劣化が防止されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、画像送信装置が送信した動画像データ又は静止画像データに基づいて、表示装置が動画像又は静止画像を表示する表示システム、並びにこの表示システムを構成する表示装置及び画像送信装置に関する。
近年、液晶表示パネルを用いた表示部を備える表示装置は、薄型化が進んでいる。
表示装置を薄型化するために、表示装置と、表示装置とは別体の画像送信装置とが互いに通信することによって画像を表示する表示システムが提案されている。
表示装置を薄型化するために、表示装置と、表示装置とは別体の画像送信装置とが互いに通信することによって画像を表示する表示システムが提案されている。
画像送信装置は、外部からTV放送信号を受信するチューナ部、受信したTV放送信号から画像データを生成するデータ生成部、及び、生成した画像データに対して多種多様な画像処理を施す画像処理部等を備えており、画像データを表示装置へ送信する。
表示装置は、表示部及び必要最小限の画像処理部等を備えており、受信した画像データに画像処理を施してから、画像処理された画像データに基づく画像を表示部で表示する。
表示装置側で実行される画像処理としては、例えば、画像に含まれる輪郭部分が強調されるように画像データを補正する輪郭強調補正処理が挙げられる。
表示装置は、表示部及び必要最小限の画像処理部等を備えており、受信した画像データに画像処理を施してから、画像処理された画像データに基づく画像を表示部で表示する。
表示装置側で実行される画像処理としては、例えば、画像に含まれる輪郭部分が強調されるように画像データを補正する輪郭強調補正処理が挙げられる。
ところで、一般のテレビ番組のような動画像を表示する場合には輪郭強調補正処理を実行し、文字を含む静止画像(例えば番組表)を表示する場合には輪郭強調補正処理を実行しないテレビジョン受像機が提案されている(特許文献1参照)。
このようなテレビジョン受像機は、表示すべき画像が文字を含む静止画像であるか否かを、テレビジョン受像機自身が文字多重放送信号を受信したか否かに基づいて判定する。
このようなテレビジョン受像機は、表示すべき画像が文字を含む静止画像であるか否かを、テレビジョン受像機自身が文字多重放送信号を受信したか否かに基づいて判定する。
特許文献1に記載されているように、文字を含む静止画像の静止画像データに対して輪郭強調補正処理を施した場合、表示された静止画像に含まれる文字の輪郭部分が強調され過ぎて、文字が多重に見えるような画質の劣化が生じる虞がある。
従来の表示システムを構成する表示装置は、文字を含む静止画像の画質劣化を防止することができない。何故ならば、このような表示装置は、画像送信装置が送信した画像データを受動的に得るものであるため、受信した画像データが文字を含む静止画像の静止画像データであるか否かを判定することができず、受信した画像データ全てに対して、輪郭強調補正処理を施すからである。
従来の表示システムを構成する表示装置は、文字を含む静止画像の画質劣化を防止することができない。何故ならば、このような表示装置は、画像送信装置が送信した画像データを受動的に得るものであるため、受信した画像データが文字を含む静止画像の静止画像データであるか否かを判定することができず、受信した画像データ全てに対して、輪郭強調補正処理を施すからである。
仮に、受信した画像データ全てに対して、輪郭強調補正処理を施さない場合、文字を含む静止画像の画質劣化を防止することはできるが、文字を含まない静止画像、及び動画像の画質が劣化するという不都合が生じる。
以上のような問題を解決するために、表示装置側で、受信した画像データに基づいて画像の種類を判別し、判別結果が、文字を含む静止画像であることを示している場合は、画像データに対して輪郭強調補正処理を施さないようにする構成が考えられる。
以上のような問題を解決するために、表示装置側で、受信した画像データに基づいて画像の種類を判別し、判別結果が、文字を含む静止画像であることを示している場合は、画像データに対して輪郭強調補正処理を施さないようにする構成が考えられる。
しかしながら、画像データに基づいて画像の種類を判別する処理は煩雑である。このため、表示装置が備える演算部の負荷が大幅に増大し、画像表示処理の実行に支障を来す虞がある。仮に、画像の種類を判別する回路を新たに追加したとすれば、演算部の負荷は軽減されるものの、部品点数が増加する分、コストが上昇し、また、表示装置の薄型化が困難になる。
また、表示装置側で画像データに対して施すべき画像処理は、画像データの圧縮率に応じて変更することが望ましい。しかしながら、表示装置側では、受信した画像データの圧縮率を判別することができない。従って、従来の表示装置は、受信した画像データの圧縮率の多寡とは無関係に、一律に同様の画像処理を施す。このため、画質の十分な向上が望めないという問題がある。
特許文献1に記載されたテレビジョン装置は、文字を含む静止画像の画質が劣化する不都合を解消している。しかしながら、特許文献1に記載のテレビジョン装置は、画像送信装置とは無関係に単体で使用されるものである。このため、特許文献1には、表示システムを構成する表示装置がこのような不都合を解消する技術事項については言及されていない。また、特許文献1には、テレビジョン装置が備えるチューナ部が受信したTV放送信号についてのみ言及されており、DVD又はハードディスク等から読み出された静止画像データをテレビジョン装置が受信した場合については言及されていない。更に、特許文献1には、圧縮率に応じた画像処理については言及されていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、画像送信装置が、画像データの種類が静止画像データであることを示す種類情報と画像データとを送信し、種類情報及び画像データを受信した表示装置が、受信した画像データに対して所定の画像処理を施さずに、この画像データに基づく静止画像を表示する構成とすることにより、表示装置の負荷を大幅に増大させることなく、また、画像の種類を判別する回路のような新たな部品を表示装置に追加することなく、動画像の画質を維持しつつ静止画像の画質劣化を防止することができる表示システム、表示装置及び画像送信装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、画像送信装置が、画像データの圧縮率を示す圧縮率情報と画像データとを送信し、圧縮率情報及び画像データを受信した表示装置が、受信した画像データに対して圧縮率に応じた画像処理を施してから、この画像データに基づく画像を表示する構成とすることにより、表示装置の負荷を大幅に増大させることなく、また、圧縮率を判別する回路のような新たな部品を表示装置に追加することなく、圧縮率の多寡に関わらず画像の画質を向上させることができる表示システム、表示装置及び画像送信装置を提供することにある。
本発明に係る表示システムは、与えられた画像データに基づいて、画像を表示する表示部を有する表示装置と、該表示装置へ画像データを送信する画像送信装置とを備える表示システムにおいて、前記画像送信装置は、前記表示装置へ送信する画像データの種類が静止画像データであることを示す種類情報を、前記画像データに関連付けて前記表示装置へ送信する種類送信手段を備え、前記表示装置は、画像データを受信した場合に、受信した画像データに関連付けて、種類情報を受信したか否かを判定する種類受信判定手段と、該種類受信判定手段が否と判定した場合に、受信した画像データに対して、所定の画像処理を施してから前記表示部に与える画像処理手段と、前記種類受信判定手段が受信したと判定した場合に、前記画像処理手段による画像データの処理が実行されないようにして、受信した画像データを前記表示部に与える画像出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る表示システムは、前記種類送信手段は、前記表示装置へ送信する画像データの種類が、文字を含む静止画像の静止画像データである場合に、種類情報を送信するようにしてあり、前記画像処理手段が施す画像処理には、画像データに基づいて、画像に含まれる輪郭部分を強調補正する輪郭強調補正処理が含まれるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示システムは、前記画像送信装置は、該画像送信装置を識別する識別情報を前記表示装置へ送信する識別送信手段を更に備え、前記表示装置は、識別情報を記憶する記憶手段と、識別情報を受信した場合に、受信した識別情報が、前記記憶手段に記憶してある識別情報と一致するか否かを判定する一致判定手段とを更に備え、前記画像出力手段は、前記一致判定手段が一致すると判定し、且つ、前記種類受信判定手段が受信したと判定した場合に、前記画像処理手段による画像データの処理が実行されないようにして、受信した画像データを前記表示部に与えるようにしてあり、前記画像処理手段は、前記一致判定手段が否と判定した場合は、前記種類受信判定手段の判定結果に関わらず、受信した画像データに対して、前記画像処理を施してから前記表示部に与えるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、与えられた画像データに基づいて、画像を表示する表示部を有する表示装置において、画像データを受信した場合に、受信した画像データに関連付けて、画像データの種類が静止画像データであることを示す種類情報を受信したか否かを判定する種類受信判定手段と、該種類受信判定手段が否と判定した場合に、受信した画像データに対して、所定の画像処理を施してから前記表示部に与える画像処理手段と、前記種類受信判定手段が受信したと判定した場合に、前記画像処理手段による画像データの処理が実行されないようにして、受信した画像データを前記表示部に与える画像出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像送信装置は、与えられた画像データに基づいて画像を表示する表示部を有し、画像データを受信した場合に、受信した画像データに関連付けて、画像データの種類が文字を含む静止画像の静止画像データであることを示す種類情報を受信したか否かを判定し、前記種類情報を受信していないと判定した場合に、受信した画像データに対して、画像に含まれる輪郭部分を強調補正する輪郭強調補正処理を含む所定の画像処理を施してから前記表示部に与え、前記種類情報を受信したと判定した場合に、前記所定の画像処理を施してから前記表示部に与える処理が実行されないようにして、受信した画像データを前記表示部に与える表示装置へ画像データを送信する画像送信装置であって、前記表示装置へ送信する画像データの種類が、文字を含む静止画像の静止画像データであることを示す種類情報を、前記画像データに関連付けて前記表示装置へ送信する種類送信手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る表示システムは、入力された画像データに基づいて、画像を表示する表示部を有する表示装置と、該表示装置へ画像データを送信する画像送信装置とを備える表示システムにおいて、前記画像送信装置は、前記表示装置へ送信する画像データに係る圧縮率を示す圧縮率情報を、前記画像データに関連付けて前記表示装置へ送信する情報送信手段を備え、前記表示装置は、受信した画像データに対して、互いに異なる圧縮率に対応した画像処理を施してから前記表示部へ出力する複数種類の圧縮率対応処理手段と、画像データを受信した場合に、受信した画像データに関連付けて、圧縮率情報を受信したか否かを判定する圧縮受信判定手段と、該圧縮受信判定手段が受信したと判定した場合に、受信した画像データに関連付けられている圧縮率情報が示す圧縮率に対応した圧縮率対応処理手段による画像処理及び前記表示部への出力を実行させる画像処理制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る表示システムは、前記画像送信装置は、該画像送信装置を識別する識別情報を前記表示装置へ送信する識別送信手段を更に備え、前記表示装置は、識別情報を記憶する記憶手段と、識別情報を受信した場合に、受信した識別情報が、前記記憶手段に記憶してある識別情報と一致するか否かを判定する一致判定手段とを更に備え、前記画像処理制御手段は、前記一致判定手段が一致すると判定し、且つ、前記圧縮受信判定手段が受信したと判定した場合に、受信した画像データに関連付けられている圧縮率情報が示す圧縮率に対応した圧縮率対応処理手段による画像処理及び前記表示部への出力を実行させるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、入力された画像データに基づいて、画像を表示する表示部を有する表示装置において、受信した画像データに対して、互いに異なる圧縮率に対応した画像処理を施してから前記表示部へ出力する複数種類の圧縮率対応処理手段と、画像データを受信した場合に、受信した画像データに関連付けて、画像データに係る圧縮率を示す圧縮率情報を受信したか否かを判定する圧縮受信判定手段と、該圧縮受信判定手段が受信したと判定した場合に、受信した画像データに関連付けられている圧縮率情報が示す圧縮率に対応した圧縮率対応処理手段による画像処理及び前記表示部への出力を実行させる画像処理制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像送信装置は、入力された画像データに基づいて画像を表示する表示部を有し、画像データを受信した場合に、受信した画像データに関連付けて、画像データに係る圧縮率を示す圧縮率情報を受信したか否かを判定し、前記圧縮率情報を受信したと判定した場合に、受信した画像データに対して、前記圧縮率情報が示す圧縮率に対応した画像処理を施してから前記表示部へ出力する表示装置へ画像データを送信する画像送信装置であって、前記表示装置へ送信する画像データに係る圧縮率を示す圧縮率情報を、前記画像データに関連付けて前記表示装置へ送信する情報送信手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、表示システムが表示装置と画像送信装置とを用いてなり、画像送信装置は種類送信手段を備え、表示装置は、表示部の他に、種類受信判定手段、画像処理手段、及び画像出力手段を備える。
本明細書中では、動画像と静止画像とを区別しない場合は、単に画像といい、動画像データと静止画像データとを区別しない場合は、単に画像データという。
本明細書中では、動画像と静止画像とを区別しない場合は、単に画像といい、動画像データと静止画像データとを区別しない場合は、単に画像データという。
画像送信装置は、表示装置へ画像データを送信する。画像送信装置の種類送信手段は、表示装置へ送信する画像データの種類が静止画像データであることを示す種類情報を、表示装置へ送信する画像データに関連付けて表示装置へ送信する。
種類送信手段による種類情報の送信は、表示装置へ送信する画像データの種類が静止画像データである場合に実行される。表示装置へ送信する画像データの種類が動画像データである場合、種類送信手段による種類情報の送信を実行する必要はない。
種類送信手段による種類情報の送信は、表示装置へ送信する画像データの種類が静止画像データである場合に実行される。表示装置へ送信する画像データの種類が動画像データである場合、種類送信手段による種類情報の送信を実行する必要はない。
表示装置は、画像送信装置が送信した画像データを受信する。
一般的な表示装置は、受信した画像データに対して、ソフトウェア的又はハードウェア的に所定の画像処理を施すよう構成されている。ただし、この画像処理は、動画像データに対して実行された場合に、表示される動画像の画質が向上するものである。仮に、この画像処理が静止画像データに対して実行された場合は、表示される静止画像の画質が劣化する虞がある。
一般的な表示装置は、受信した画像データに対して、ソフトウェア的又はハードウェア的に所定の画像処理を施すよう構成されている。ただし、この画像処理は、動画像データに対して実行された場合に、表示される動画像の画質が向上するものである。仮に、この画像処理が静止画像データに対して実行された場合は、表示される静止画像の画質が劣化する虞がある。
そこで、表示装置の種類受信判定手段は、画像データを受信した場合に、受信した画像データに関連付けて、種類情報を受信したか否かを判定する。
種類情報を受信した場合、受信した画像データは静止画像データであるということがわかる。一方、種類情報を受信していない場合、受信した画像データは動画像データであるということがわかる。
種類情報を受信した場合、受信した画像データは静止画像データであるということがわかる。一方、種類情報を受信していない場合、受信した画像データは動画像データであるということがわかる。
従って、表示装置の画像処理手段は、種類受信判定手段が否と判定した場合に、受信した画像データ(即ち動画像データ)に対して、所定の画像処理を施してから表示部に与える。
表示部は、与えられた動画像データに基づいて、動画像を表示する。つまり、動画像の画質を向上させる画像処理が施された動画像データに基づいて、画質が向上された動画像が表示部に表示される。
表示部は、与えられた動画像データに基づいて、動画像を表示する。つまり、動画像の画質を向上させる画像処理が施された動画像データに基づいて、画質が向上された動画像が表示部に表示される。
一方、表示装置の画像出力手段は、種類受信判定手段が受信したと判定した場合に、受信した画像データ(即ち静止画像データ)を表示部に与える。このとき、画像処理手段による画像データの処理は実行されない。つまり、受信した画像データに対して所定の画像処理を施してから表示部に与えることが禁止される。
表示部は、与えられた静止画像データに基づいて、静止画像を表示する。つまり、静止画像の画質を劣化させる画像処理が施されていない静止画像データに基づいて、画質が劣化していない静止画像が表示部に表示される。
表示部は、与えられた静止画像データに基づいて、静止画像を表示する。つまり、静止画像の画質を劣化させる画像処理が施されていない静止画像データに基づいて、画質が劣化していない静止画像が表示部に表示される。
本発明にあっては、表示装置が備える画像処理手段が実行する画像処理には、画像データに基づいて、画像に含まれる輪郭部分を強調補正する輪郭強調補正処理が含まれている。
このような輪郭強調補正処理が、動画像データ、又は文字を含まない静止画像の静止画像データに対して実行された場合、表示される動画像又は静止画像の画質を向上させることができる。しかしながら、このような輪郭強調補正処理が、文字を含む静止画像の静止画像データに対して実行された場合、表示される静止画像の画質が劣化する虞がある。
このような輪郭強調補正処理が、動画像データ、又は文字を含まない静止画像の静止画像データに対して実行された場合、表示される動画像又は静止画像の画質を向上させることができる。しかしながら、このような輪郭強調補正処理が、文字を含む静止画像の静止画像データに対して実行された場合、表示される静止画像の画質が劣化する虞がある。
そこで、画像送信装置の種類送信手段は、表示装置へ送信する画像データの種類が文字を含む静止画像の静止画像データであることを示す種類情報を、表示装置へ送信する画像データに関連付けて表示装置へ送信する。
種類送信手段による種類情報の送信は、表示装置へ送信する画像データの種類が文字を含む静止画像の静止画像データである場合に実行される。表示装置へ送信する画像データの種類が動画像データである場合、又は、文字を含まない静止画像の静止画像データである場合には、種類送信手段による種類情報の送信を実行する必要はない。
種類送信手段による種類情報の送信は、表示装置へ送信する画像データの種類が文字を含む静止画像の静止画像データである場合に実行される。表示装置へ送信する画像データの種類が動画像データである場合、又は、文字を含まない静止画像の静止画像データである場合には、種類送信手段による種類情報の送信を実行する必要はない。
表示装置の種類受信判定手段は、画像データを受信した場合に、受信した画像データに関連付けて、種類情報を受信したか否かを判定する。
種類情報を受信した場合、受信した画像データは文字を含む静止画像の静止画像データであるということがわかる。一方、種類情報を受信していない場合、受信した画像データは動画像データであるか、又は文字を含まない静止画像の静止画像データであるということがわかる。
従って、表示装置の画像処理手段は、種類受信判定手段が否と判定した場合に、受信した画像データ(即ち動画像データ、又は文字を含まない静止画像の静止画像データ)に対して、所定の画像処理を施してから表示部に与える。
種類情報を受信した場合、受信した画像データは文字を含む静止画像の静止画像データであるということがわかる。一方、種類情報を受信していない場合、受信した画像データは動画像データであるか、又は文字を含まない静止画像の静止画像データであるということがわかる。
従って、表示装置の画像処理手段は、種類受信判定手段が否と判定した場合に、受信した画像データ(即ち動画像データ、又は文字を含まない静止画像の静止画像データ)に対して、所定の画像処理を施してから表示部に与える。
表示部は、与えられた動画像データ又は静止画像データに基づいて、動画像又は文字を含まない静止画像を表示する。つまり、動画像又は文字を含まない静止画像の画質を向上させる画像処理が施された動画像データ又は静止画像データに基づいて、画質が向上された動画像又は静止画像が表示部に表示される。
一方、表示装置の画像出力手段は、種類受信判定手段が受信したと判定した場合に、受信した画像データ(即ち文字を含む静止画像の静止画像データ)を表示部に与える。このとき、画像処理手段による画像処理は実行されない。
表示部は、与えられた静止画像データに基づいて、文字を含む静止画像を表示する。つまり、文字を含む静止画像の画質を劣化させる画像処理が施されていない静止画像データに基づいて、画質が劣化していない静止画像が表示部に表示される。
表示部は、与えられた静止画像データに基づいて、文字を含む静止画像を表示する。つまり、文字を含む静止画像の画質を劣化させる画像処理が施されていない静止画像データに基づいて、画質が劣化していない静止画像が表示部に表示される。
本発明にあっては、画像送信装置が識別送信手段を更に備え、表示装置が記憶手段及び一致判定手段を更に備える。
表示システムは、互いにメーカが異なる画像送信装置及び表示装置を用いて構成されることもある。これは、必ずしも同一メーカの画像送信装置及び表示装置を購入しなくてよいという点でユーザの利便性が向上されている。しかしながら、例えば表示システムにトラブルが生じた場合に、何れのメーカへ修理に出せばよいのかユーザには判断し難いというような不都合も生じ得る。また、メーカ側には、ユーザを囲い込むことができないという不都合が生じる。
以上のことから、各メーカでは、他社製品との差別化を図るために、自社製品同士で構成された表示システムでのみ効果を発揮する独自の機能を画像送信装置及び/又は表示装置に搭載することがある。
以上のことから、各メーカでは、他社製品との差別化を図るために、自社製品同士で構成された表示システムでのみ効果を発揮する独自の機能を画像送信装置及び/又は表示装置に搭載することがある。
このために、画像送信装置の識別送信手段は、識別情報を表示装置へ送信する。この識別情報は、画像送信装置を、少なくとも他社の画像送信装置と識別する情報であればよい。
一方、表示装置の記憶手段には、識別情報が記憶されている。この識別情報は、自社の画像送信装置の識別情報である。
一方、表示装置の記憶手段には、識別情報が記憶されている。この識別情報は、自社の画像送信装置の識別情報である。
その上で、表示装置の一致判定手段は、識別情報を受信した場合に、受信した識別情報が、記憶手段に記憶してある識別情報と一致するか否かを判定する。
一致する場合は、表示装置と通信している画像送信装置が自社の画像送信装置である(即ち、表示システムが自社製品同士で構成された表示システムである)ことがわかる。一致しない場合は、表示装置と通信している画像送信装置が他社の画像送信装置である(即ち、表示システムが他社製品を含む表示システムである)ことがわかる。
一致する場合は、表示装置と通信している画像送信装置が自社の画像送信装置である(即ち、表示システムが自社製品同士で構成された表示システムである)ことがわかる。一致しない場合は、表示装置と通信している画像送信装置が他社の画像送信装置である(即ち、表示システムが他社製品を含む表示システムである)ことがわかる。
表示装置の画像処理手段は、一致判定手段の判定結果に関わらず、種類受信判定手段が否と判定したときに、受信した画像データに対して、所定の画像処理を施してから表示部に与える。このため、自社製品同士で構成された表示システムであっても、他社製品を含む表示システムであっても、動画像(又は文字を含まない静止画像)の画質を向上させる画像処理が施された動画像データ(又は文字を含まない静止画像の静止画像データ)に基づいて、画質が向上された動画像(又は静止画像)が表示部に表示される。
一方、一致判定手段が一致すると判定した場合に、種類受信判定手段が受信したと判定したとき、表示装置の画像出力手段は、受信した画像データを表示部に与える。このとき、画像処理手段による画像データの処理は実行されない。つまり、自社製品同士で構成された表示システムでは、静止画像(又は文字を含む静止画像)の画質を劣化させる画像処理が施されていない静止画像データ(又は文字を含む静止画像の静止画像データ)に基づいて、画質が劣化していない静止画像が表示部に表示される。
ところが、一致判定手段が否と判定した場合に、種類受信判定手段が受信したと判定したとき、表示装置の画像処理手段は、受信した画像データに対して、所定の画像処理を施してから表示部に与える。このため、他社製品を含む表示システムでは、静止画像(又は文字を含む静止画像)の画質を劣化させる画像処理が施された静止画像データ(又は文字を含む静止画像の静止画像データ)に基づいて、画質が劣化している静止画像が表示部に表示される。
以上のことから、自社製品同士で構成された表示システムの、他社製品を含む表示システムに対する優位性として、表示される静止画像(又は文字を含む静止画像)が高い画質を有するという点を主張することができる。
以上のことから、自社製品同士で構成された表示システムの、他社製品を含む表示システムに対する優位性として、表示される静止画像(又は文字を含む静止画像)が高い画質を有するという点を主張することができる。
本発明にあっては、表示システムが表示装置と画像送信装置とを用いてなり、画像送信装置は情報送信手段を備え、表示装置は、表示部の他に、複数種類の圧縮率対応処理手段、圧縮受信判定手段、及び画像処理制御手段を備える。
画像送信装置は、表示装置へ画像データを送信する。画像送信装置の情報送信手段は、表示装置へ送信する画像データに係る圧縮率を示す圧縮率情報を、表示装置へ送信する画像データに関連付けて表示装置へ送信する。
情報送信手段による圧縮率情報の送信は、表示装置へ送信する画像データに係る圧縮率に応じて実行される。表示装置へ送信される画像データは、圧縮された状態であっても、伸張された状態であってもよいが、圧縮率情報が示す圧縮率は、画像データの現在の圧縮率、又は、伸張される前の圧縮率である。
情報送信手段による圧縮率情報の送信は、表示装置へ送信する画像データに係る圧縮率に応じて実行される。表示装置へ送信される画像データは、圧縮された状態であっても、伸張された状態であってもよいが、圧縮率情報が示す圧縮率は、画像データの現在の圧縮率、又は、伸張される前の圧縮率である。
表示装置は、画像送信装置が送信した画像データを受信する。
一般的な表示装置は、受信した画像データに対して、ソフトウェア的又はハードウェア的に所定の画像処理を施すよう構成されている。仮に、異なる圧縮率の画像データに対して同一の画像処理が実行された場合、一の圧縮率に係る画像データは画質が向上されたとしても、他の圧縮率に係る画像データに基づく画像については、画質を十分に向上させることができないか、又は画質が劣化する虞がある。
一般的な表示装置は、受信した画像データに対して、ソフトウェア的又はハードウェア的に所定の画像処理を施すよう構成されている。仮に、異なる圧縮率の画像データに対して同一の画像処理が実行された場合、一の圧縮率に係る画像データは画質が向上されたとしても、他の圧縮率に係る画像データに基づく画像については、画質を十分に向上させることができないか、又は画質が劣化する虞がある。
そこで、表示装置の圧縮受信判定手段は、画像データを受信した場合に、受信した画像データに関連付けて、圧縮率情報を受信したか否かを判定する。
圧縮率情報を受信した場合、受信した画像データに係る圧縮率がわかる。
表示装置の各圧縮率対応処理手段は、受信した画像データに対して、圧縮率に対応した画像処理を施してから表示部へ出力する。複数種類の圧縮率対応処理手段夫々に対応している圧縮率は、互いに異なる。
圧縮率情報を受信した場合、受信した画像データに係る圧縮率がわかる。
表示装置の各圧縮率対応処理手段は、受信した画像データに対して、圧縮率に対応した画像処理を施してから表示部へ出力する。複数種類の圧縮率対応処理手段夫々に対応している圧縮率は、互いに異なる。
従って、表示装置の画像処理制御手段は、圧縮受信判定手段が受信したと判定した場合に、受信した画像データに関連付けられている圧縮率情報が示す圧縮率に対応した圧縮率対応処理手段による画像処理と、画像処理が施された画像データの表示部への出力(以下、画像出力という)とを実行させる。
この場合、画像処理及び画像出力を実行する圧縮率対応処理手段以外の圧縮率対応処理手段は、画像処理及び画像出力の両方を実行しない構成でもよく、画像処理は実行するが、画像出力は実行しない構成でもよい。
この場合、画像処理及び画像出力を実行する圧縮率対応処理手段以外の圧縮率対応処理手段は、画像処理及び画像出力の両方を実行しない構成でもよく、画像処理は実行するが、画像出力は実行しない構成でもよい。
表示部は、入力された画像データに基づいて、画像を表示する。つまり、画像データ自身に係る圧縮率に応じた画像処理が施された画像データに基づいて、画質が向上された画像が表示部に表示される。
ところで、圧縮率情報を受信していない場合、受信した画像データに係る圧縮率は、表示装置側ではわからない。この場合、受信した画像データに係る圧縮率に関係なく、同一の圧縮率対応処理手段による画像処理及び画像出力が実行されてもよく、圧縮率対応処理手段による画像処理及び画像出力を実行せずに、受信した画像データが直接的に表示部へ出力されてもよい。この場合、表示される画像の画質を十分に向上させることができないか、又は画質が劣化する虞がある。
ところで、圧縮率情報を受信していない場合、受信した画像データに係る圧縮率は、表示装置側ではわからない。この場合、受信した画像データに係る圧縮率に関係なく、同一の圧縮率対応処理手段による画像処理及び画像出力が実行されてもよく、圧縮率対応処理手段による画像処理及び画像出力を実行せずに、受信した画像データが直接的に表示部へ出力されてもよい。この場合、表示される画像の画質を十分に向上させることができないか、又は画質が劣化する虞がある。
本発明にあっては、画像送信装置が識別送信手段を更に備え、表示装置が記憶手段及び一致判定手段を更に備える。
表示システムは、互いにメーカが異なる画像送信装置及び表示装置を用いて構成されることもある。これは、必ずしも同一メーカの画像送信装置及び表示装置を購入しなくてよいという点でユーザの利便性が向上されている。しかしながら、例えば表示システムにトラブルが生じた場合に、何れのメーカへ修理に出せばよいのかユーザには判断し難いというような不都合も生じ得る。また、メーカ側には、ユーザを囲い込むことができないという不都合が生じる。
以上のことから、各メーカでは、他社製品との差別化を図るために、自社製品同士で構成された表示システムでのみ効果を発揮する独自の機能を画像送信装置及び/又は表示装置に搭載することがある。
以上のことから、各メーカでは、他社製品との差別化を図るために、自社製品同士で構成された表示システムでのみ効果を発揮する独自の機能を画像送信装置及び/又は表示装置に搭載することがある。
このために、画像送信装置の識別送信手段は、識別情報を表示装置へ送信する。この識別情報は、画像送信装置を、少なくとも他社の画像送信装置と識別する情報であればよい。
一方、表示装置の記憶手段には、識別情報が記憶されている。この識別情報は、自社の画像送信装置の識別情報である。
一方、表示装置の記憶手段には、識別情報が記憶されている。この識別情報は、自社の画像送信装置の識別情報である。
その上で、表示装置の一致判定手段は、識別情報を受信した場合に、受信した識別情報が、記憶手段に記憶してある識別情報と一致するか否かを判定する。
一致する場合は、表示装置と通信している画像送信装置が自社の画像送信装置である(即ち、表示システムが自社製品同士で構成された表示システムである)ことがわかる。一致しない場合は、表示装置と通信している画像送信装置が他社の画像送信装置である(即ち、表示システムが他社製品を含む表示システムである)ことがわかる。
一致する場合は、表示装置と通信している画像送信装置が自社の画像送信装置である(即ち、表示システムが自社製品同士で構成された表示システムである)ことがわかる。一致しない場合は、表示装置と通信している画像送信装置が他社の画像送信装置である(即ち、表示システムが他社製品を含む表示システムである)ことがわかる。
表示装置の画像処理制御手段は、一致判定手段が一致すると判定し、且つ、圧縮受信判定手段が受信したと判定した場合に、受信した画像データに関連付けられている圧縮率情報が示す圧縮率に対応した圧縮率対応処理手段による画像処理と、画像処理が施された画像データの表示部への出力とを実行させる。
表示部は、入力された画像データに基づいて、画像を表示する。つまり、自社製品同士で構成された表示システムでは、画像データ自身に係る圧縮率に応じた画像処理が施された画像データに基づいて、画質が向上された画像が表示部に表示される。
表示部は、入力された画像データに基づいて、画像を表示する。つまり、自社製品同士で構成された表示システムでは、画像データ自身に係る圧縮率に応じた画像処理が施された画像データに基づいて、画質が向上された画像が表示部に表示される。
ところで、一致判定手段が否と判定した場合は、受信した画像データに係る圧縮率に関係なく、同一の圧縮率対応処理手段による画像処理及び画像出力が実行されてもよく、圧縮率対応処理手段による画像処理及び画像出力を実行せずに、受信した画像データが直接的に表示部へ出力されてもよい。つまり、他社製品を含む表示システムでは、表示される画像の画質を十分に向上させることができないか、又は画質が劣化する虞がある。
以上のことから、自社製品同士で構成された表示システムの、他社製品を含む表示システムに対する優位性として、表示される画像が高い画質を有するという点を主張することができる。
以上のことから、自社製品同士で構成された表示システムの、他社製品を含む表示システムに対する優位性として、表示される画像が高い画質を有するという点を主張することができる。
本発明の表示システム、表示装置及び画像送信装置による場合、表示装置が種類情報を受信したか受信していないかに応じて、受信した画像データに対して画像処理を実行しないか実行するかが判定される。このため、表示すべき画像が動画像であれば、画像処理によって画質を向上させることができ、表示すべき画像が静止画像であれば、画像処理によって画質が劣化することを防止することができる。
種類情報を受信したか否かの判定処理は簡易であるため、表示装置が備える演算部の負荷が大幅に増大することはない。従って、このような判定処理を実行することによって、画像表示処理の実行に支障を来すことはない。
更に、このような判定処理を実行するための回路を新たに追加する必要もないため、部品点数が変化しない分、コストの上昇を抑えることができ、また、表示装置を容易に薄型化することができる。
更に、このような判定処理を実行するための回路を新たに追加する必要もないため、部品点数が変化しない分、コストの上昇を抑えることができ、また、表示装置を容易に薄型化することができる。
更にまた、表示装置側では、受信した画像データがTV放送信号に基づくものであってもDVD又はハードディスク等から読み出されたものであっても無関係に同様の処理を実行することができるため、表示装置の構成が複雑化することが抑制される。
本発明の表示システム、表示装置及び画像送信装置による場合、表示装置が受信した圧縮率情報が示す圧縮率に応じて、受信した画像データに対して最適な画像処理を施すことができる。このため、画像処理によって画質が向上された画像を表示部に表示させることができる。
受信した圧縮率情報が示す圧縮率に応じて、画像処理及び画像出力を実行する手段を切り替える切替処理は簡易であるため、表示装置が備える演算部の負荷が大幅に増大することはない。従って、このような切替処理を実行することによって、画像表示処理の実行に支障を来すことはない。
また、表示装置側では、受信した画像データがTV放送信号に基づくものであってもDVD又はハードディスク等から読み出されたものであっても無関係に同様の処理を実行することができるため、表示装置の構成が複雑化することが抑制される。
また、表示装置側では、受信した画像データがTV放送信号に基づくものであってもDVD又はハードディスク等から読み出されたものであっても無関係に同様の処理を実行することができるため、表示装置の構成が複雑化することが抑制される。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示システム7の概要を示す模式図である。
まず、本実施の形態の表示システム7のハードウェア構成を説明する。
図に示す表示システム7は、画像送信装置1、表示装置2、リモートコントローラ(リモコン)3、及び通信線4を含む。
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示システム7の概要を示す模式図である。
まず、本実施の形態の表示システム7のハードウェア構成を説明する。
図に示す表示システム7は、画像送信装置1、表示装置2、リモートコントローラ(リモコン)3、及び通信線4を含む。
画像送信装置1は、屋内の壁5に突設されたラック51上に載置されている。画像送信装置1はチューナであり、地上デジタル放送、デジタル衛星放送、又はアナログ放送に係るTV放送信号を受信する。画像送信装置1は、受信したTV放送信号に適宜の信号処理を施して映像信号を生成し、生成した映像信号を、表示装置2へ送信する。
以下では、デジタル放送に係るTV放送信号を画像送信装置1が受信する場合を例示する。また、映像信号に、動画像データ及び静止画像データの何れか一方と、音声データとが含まれている場合を例示する。
以下では、デジタル放送に係るTV放送信号を画像送信装置1が受信する場合を例示する。また、映像信号に、動画像データ及び静止画像データの何れか一方と、音声データとが含まれている場合を例示する。
本実施の形態では、動画像データとして、TV番組の動画像の動画像データを例示し、静止画像データとして、EPG(Electronic Program Guide)を含む番組表の静止画像の静止画像データを例示する。番組表の静止画像には、TV番組のタイトル及び放映時間等を表わす文字が含まれる。なお、文字を含む静止画像は、EPGに限定されず、例えば表示システム7の機能又はコマンド等の一覧表であるメニュー画面、天気予報、ニュース速報、又は交通情報等の静止画像であってもよい。
以下では、TV番組の動画像をTV画像といい、TV画像の動画像データをTV画像データという。また、番組表の静止画像をEPGといい、EPGを示す静止画像データをEPGデータという。更に、TV画像とEPGとを区別しない場合は、単に画像といい、TV画像データとEPGデータとを区別しない場合は、単に画像データという。
TV画像データは連続的に放送されるが、EPGデータは所定のタイミングで(例えば1時間に1回)TV画像データと同時的に放送される。このため、TV放送信号には、TV画像データ及びEPGデータの両方が含まれているTV放送信号と、EPGデータが含まれていないTV放送信号とがある。
なお、画像送信装置1は、TV画像データ及びEPGデータに限らず、動画像データ及び静止画像データを夫々表示装置2へ送信する装置であればよい。このため、画像送信装置1はチューナに限定されず、例えばIPネットワークを介して外部のサーバコンピュータから配信される映像信号を受信する受信装置であってもよく、内蔵のハードディスクに対して映像信号を記録及び再生するレコーダであってもよい。又は、画像送信装置1は、DVD又はブルーレイ規格に基づくブルーレイディスク等の可搬型記録媒体に対して映像信号を記録及び再生するレコーダであってもよい。
また、画像送信装置1は、壁5に突設されたラック51上に載置される構成に限定されず、例えば床に設置されたラック上に載置される構成でもよく、壁5の凹部に埋設される構成でもよい。
表示装置2は壁掛け型の液晶ディスプレイであり、ボルト又は釘等を用いて、壁5に取り付けられている。表示装置2は、液晶表示パネルを用いてなる表示部20を備え、表示部20の表示画面が、表示装置2の筐体200の正面中央部に配されている。
なお、表示装置2は、液晶ディスプレイに限定されず、有機ELディスプレイ、又はプラズマディスプレイ等であってもよい。
また、表示装置2は、壁掛け型に限定されず、例えば壁寄せ型でもよく、表示部20の表示画面を露出させて壁5の凹部に埋設されるタイプでもよい。
なお、表示装置2は、液晶ディスプレイに限定されず、有機ELディスプレイ、又はプラズマディスプレイ等であってもよい。
また、表示装置2は、壁掛け型に限定されず、例えば壁寄せ型でもよく、表示部20の表示画面を露出させて壁5の凹部に埋設されるタイプでもよい。
画像送信装置1と表示装置2とは、通信線4を用いて接続されている。通信線4は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface:登録商標)規格に基づくHDMIケーブルであり、通信線4を介して、映像信号及び各種制御信号が送受信される。
なお、通信線4は、HDMIケーブルに限定されず、他の規格に基づくケーブルであってもよい。
また、画像送信装置1と表示装置2とが無線で接続される構成でもよい。この場合、例えば60GHz帯のミリ波を利用した無線通信によって、映像信号及び各種制御信号が送受信される。
なお、通信線4は、HDMIケーブルに限定されず、他の規格に基づくケーブルであってもよい。
また、画像送信装置1と表示装置2とが無線で接続される構成でもよい。この場合、例えば60GHz帯のミリ波を利用した無線通信によって、映像信号及び各種制御信号が送受信される。
リモコン3は、画像送信装置1及び表示装置2を遠隔操作するための装置であり、筐体の一面に、チューナ電源キー331、TV電源キー332、及びEPG切替キー333を含む各種の操作キーが設けられている。
なお、画像送信装置1及び表示装置2に対して個別のリモコンが用いられる構成でもよい。
なお、画像送信装置1及び表示装置2に対して個別のリモコンが用いられる構成でもよい。
次に、画像送信装置1、表示装置2、及びリモコン3夫々のハードウェア構成を更に詳細に説明する。
図2及び図3は、画像送信装置1及び表示装置2の要部構成を示すブロック図である。
図2及び図3に示すように、通信線4は、HDMI線41及びCEC線42を備えている。映像信号はHDMI線41を介して送受信され、各種制御信号はCEC線42を介して送受信される。
図2及び図3は、画像送信装置1及び表示装置2の要部構成を示すブロック図である。
図2及び図3に示すように、通信線4は、HDMI線41及びCEC線42を備えている。映像信号はHDMI線41を介して送受信され、各種制御信号はCEC線42を介して送受信される。
図2に示すように、画像送信装置1は、第1制御部11、信号処理部12、操作部13、記憶部15、受信部16、放送受信部190、及びHDMI信号送信部192等を備え、これらがバス111及び各種信号線等を用いて相互に接続されてなる。
記憶部15は、ROM、RAM、EEPROM及びハードディスク等を用いてなり、制御プログラム1P及び制御プログラム1Pを実行するために必要なデータ等が記憶されている。制御プログラム1Pは、画像送信装置1の製造時に記憶部15のROMにインストールされてもよく、工場出荷後に、記憶部15のEEPROMにダウンロードされてもよい。
また、記憶部15の例えばROMには、識別情報が記憶してある。記憶部15に記憶される識別情報には、画像送信装置1を他社製の画像送信装置1と識別するための情報(例えば自社名)が含まれている。このような識別情報は、製造時に記憶部15に書き込まれる。
また、記憶部15の例えばROMには、識別情報が記憶してある。記憶部15に記憶される識別情報には、画像送信装置1を他社製の画像送信装置1と識別するための情報(例えば自社名)が含まれている。このような識別情報は、製造時に記憶部15に書き込まれる。
更に、記憶部15の例えばハードディスクには、信号処理部12が記憶部15へ出力した映像信号が上書き記憶される。ただし、この映像信号は、EPGデータを含む映像信号である。記憶部15に記憶された映像信号は、ユーザがEPGの表示を所望する場合に記憶部15から読み出されて、信号処理部12へ出力される。
なお、TV画像データを含む映像信号も記憶部15に記憶される場合には、例えば、EPGデータを含む映像信号のみを記憶するための専用の記憶領域を設定しておくことによって、EPGデータ含む映像信号とTV画像データを含む映像信号とが混在する不都合を解消することができる。
なお、TV画像データを含む映像信号も記憶部15に記憶される場合には、例えば、EPGデータを含む映像信号のみを記憶するための専用の記憶領域を設定しておくことによって、EPGデータ含む映像信号とTV画像データを含む映像信号とが混在する不都合を解消することができる。
第1制御部11は、マイクロプロセッサ及びキャッシュメモリ等を用いてなる。第1制御部11は、画像送信装置1の制御中枢であり、記憶部15のRAMを作業領域として用い、記憶部15のROM又はEEPROMに記憶された制御プログラム1P及びデータに従って装置各部を制御し、本実施の形態に係る種々のソフトウェア的機能を実行する。
操作部13は、画像送信装置1の筐体前面に設けられた操作ボタンを備えており、ユーザによって操作された操作ボタンに対応する操作信号を第1制御部11へ出力する。
受信部16は、リモコン3が送信した操作信号を受信する。受信部16が受信した操作信号は、第1制御部11へ出力される。操作信号が入力された第1制御部11は、入力された操作信号に応じた各種処理を実行する。
受信部16は、リモコン3が送信した操作信号を受信する。受信部16が受信した操作信号は、第1制御部11へ出力される。操作信号が入力された第1制御部11は、入力された操作信号に応じた各種処理を実行する。
放送受信部190はチューナ部を備え、MPEG2又はMPEG4等のプロトコルに従って放送されるデータストリームとしてのTV放送信号を受信する。
また、放送受信部190は、受信したTV放送信号に対して復調処理及び復号処理等の各種信号処理を施すことによって映像信号を生成し、生成した映像信号を、信号処理部12へ出力する。ただし、TV放送信号に、TV画像データ及びEPGデータの両方が含まれている場合、放送受信部190は、TV画像データを含む映像信号と、EPGデータを含む映像信号とを分離して信号処理部12へ出力する。
また、放送受信部190は、受信したTV放送信号に対して復調処理及び復号処理等の各種信号処理を施すことによって映像信号を生成し、生成した映像信号を、信号処理部12へ出力する。ただし、TV放送信号に、TV画像データ及びEPGデータの両方が含まれている場合、放送受信部190は、TV画像データを含む映像信号と、EPGデータを含む映像信号とを分離して信号処理部12へ出力する。
ところで、TV画像データ及びEPGデータの両方が含まれているTV放送信号と、EPGデータが含まれていないTV放送信号とを判別する構成は、どのようなものであってもよい。例えば、放送受信部190が受信したTV放送信号が文字多重放送信号であるか否かを判定する構成が考えられる。
或いは、画像データのヘッダ又はプロパティ等を参照するか、又は、画像データを解析する等して、映像信号に含まれる画像データの種類を判別する構成が考えられる。ただし、どのような構成であれ、画像データの種類を判別する構成は、後述する種類情報を受信したか否かを判定する構成に比べれば、複雑である。
或いは、画像データのヘッダ又はプロパティ等を参照するか、又は、画像データを解析する等して、映像信号に含まれる画像データの種類を判別する構成が考えられる。ただし、どのような構成であれ、画像データの種類を判別する構成は、後述する種類情報を受信したか否かを判定する構成に比べれば、複雑である。
信号処理部12は、放送受信部190から入力された映像信号に含まれる画像データに対して画像処理を施す。このために、信号処理部12は、画像データのRGB各色を補正する補正回路、及び、画像データのフォーマットを、表示装置2の表示部20で表示することが可能な画素数に変換するスケーラ等を内部に含む。
信号処理部12にて画像処理が行なわれた映像信号の内、TV画像データを含む映像信号は、HDMI信号送信部192へ出力される。一方、EPGデータを含む映像信号は、記憶部15へ出力される。
信号処理部12は、記憶部15から読み出された映像信号が入力された場合に、入力された映像信号をHDMI信号送信部192へ出力する。
信号処理部12にて画像処理が行なわれた映像信号の内、TV画像データを含む映像信号は、HDMI信号送信部192へ出力される。一方、EPGデータを含む映像信号は、記憶部15へ出力される。
信号処理部12は、記憶部15から読み出された映像信号が入力された場合に、入力された映像信号をHDMI信号送信部192へ出力する。
HDMI信号送信部192は、信号処理部12から入力された映像信号を、表示装置2のHDMI信号受信部291へ、HDMI線41を介して送信する。
図3に示すように、表示装置2は、表示部20、第2制御部21、信号処理部22、操作部23、画像処理部24、記憶部25、受信部26、スイッチ部28、HDMI信号受信部291、及びスピーカ292を備え、これらがバス211及び各種信号線等を用いて相互に接続されてなる。
記憶部25は、ROM、RAM、EEPROM及びハードディスク等を用いてなり、制御プログラム2P及び制御プログラム2Pを実行するために必要なデータ等が記憶されている。制御プログラム2Pには、本発明のコンピュータプログラムが含まれている。この制御プログラム2Pは、表示装置2の製造時に記憶部25のROMにインストールされてもよく、工場出荷後に、記憶部25のEEPROMにダウンロードされてもよい。
また、記憶部25の例えばEEPROMには、識別情報が記憶してある。つまり、記憶部25は、識別情報を記憶する記憶手段として機能する。このために、記憶部25には、例えば製造時に、自社製の画像送信装置1の識別情報が書き込まれる。
なお、記憶部25に、自社製の複数種類の画像送信装置1,1,…夫々の識別情報のリストが記憶される構成でもよい。また、製造時には記憶されていなかった識別情報が、後日、追加されてもよい。
なお、記憶部25に、自社製の複数種類の画像送信装置1,1,…夫々の識別情報のリストが記憶される構成でもよい。また、製造時には記憶されていなかった識別情報が、後日、追加されてもよい。
第2制御部21は、マイクロプロセッサ及びキャッシュメモリ等を用いてなる。第2制御部21は、表示装置2の制御中枢であり、記憶部25のRAMを作業領域として用い、記憶部25のROM又はEEPROMに記憶された制御プログラム2P及びデータに従って装置各部を制御し、本実施の形態に係る種々のソフトウェア的機能を実行する。
表示部20は、入力された画像データに基づく画像を表示する。
操作部23は、表示装置2の筐体200の側面部に設けられた操作ボタンを備えており、ユーザによって操作された操作ボタンに対応する操作信号を第2制御部21へ出力する。操作信号が入力された第2制御部21は、入力された操作信号に応じた各種処理を実行する。
受信部26は、リモコン3が送信した操作信号を受信する。受信部26が受信した操作信号は、第2制御部21へ出力される。
受信部26は、リモコン3が送信した操作信号を受信する。受信部26が受信した操作信号は、第2制御部21へ出力される。
HDMI信号受信部291は、HDMI線41を介して映像信号を受信し、受信した映像信号を、信号処理部22へ出力する。
信号処理部22は、入力された映像信号を、画像データと音声データとに分離する。次いで、信号処理部22は、分離後の画像データを画像処理部24及びスイッチ部28夫々へ出力し、分離後の音声データをスピーカ292へ出力する。
スピーカ292は、入力された音声データに応じた音声を出力する。
信号処理部22は、入力された映像信号を、画像データと音声データとに分離する。次いで、信号処理部22は、分離後の画像データを画像処理部24及びスイッチ部28夫々へ出力し、分離後の音声データをスピーカ292へ出力する。
スピーカ292は、入力された音声データに応じた音声を出力する。
スイッチ部28は、第2制御部21に制御されて、1個の出力端子が、2個の入力端子の何れか一つに接続される。2個の入力端子の一方は、信号処理部22に接続されており、他方は、画像処理部24に接続されている。また、出力端子は表示部20に接続されている。
このため、スイッチ部28が画像処理部24側に切り替えられている場合、信号処理部22から出力された画像データは、画像処理部24を経てから表示部20に与えられる。一方、スイッチ部28が信号処理部22側に切り替えられている場合、信号処理部22から出力された画像データは、画像処理部24を経ず、直接的に表示部20に与えられる。
このため、スイッチ部28が画像処理部24側に切り替えられている場合、信号処理部22から出力された画像データは、画像処理部24を経てから表示部20に与えられる。一方、スイッチ部28が信号処理部22側に切り替えられている場合、信号処理部22から出力された画像データは、画像処理部24を経ず、直接的に表示部20に与えられる。
画像処理部24には、入力された画像データを、画像に含まれる輪郭部分が強調されるように補正する輪郭強調補正処理を施す輪郭補正回路が含まれている。
従って、スイッチ部28が信号処理部22側に切り替えられている場合に表示部20に与えられる画像データは、輪郭強調補正処理が施されていない画像データであり、スイッチ部28が画像処理部24側に切り替えられている場合に表示部20に与えられる画像データは、輪郭強調補正処理が施された画像データである。
従って、スイッチ部28が信号処理部22側に切り替えられている場合に表示部20に与えられる画像データは、輪郭強調補正処理が施されていない画像データであり、スイッチ部28が画像処理部24側に切り替えられている場合に表示部20に与えられる画像データは、輪郭強調補正処理が施された画像データである。
なお、画像処理部24には、輪郭補正回路以外の画像処理回路が含まれていてもよい。輪郭補正回路以外の画像処理回路とは、例えば、画像データのフレームレートを変更することによって、画像を高画質化するFRC(Frame Rate Control)回路、表示中の画像の揺れ又はぶれを軽減するためのTBC(Time Based Corrector)回路、又は画像データに含まれるノイズを除去するためのDNR(Digital Noise Reduction)回路等である。
画像送信装置1の第1制御部11と表示装置2の第2制御部21とは、通信線4のCEC線42を介して接続されており、HDMI規格に基づいて、各種制御信号の送受信を行なう。
例えば、画像送信装置1がオフ状態又はスタンバイ状態からオン状態に移行した場合、画像送信装置1の第1制御部11は、記憶部15に記憶してある識別情報を含む制御信号(以下、単に識別情報という)を、HDMI線41を介して表示装置2のHDMI信号受信部291へ送信する。なお、識別情報は、例えば映像信号が送受信される都度、送受信されてもよい。
例えば、画像送信装置1がオフ状態又はスタンバイ状態からオン状態に移行した場合、画像送信装置1の第1制御部11は、記憶部15に記憶してある識別情報を含む制御信号(以下、単に識別情報という)を、HDMI線41を介して表示装置2のHDMI信号受信部291へ送信する。なお、識別情報は、例えば映像信号が送受信される都度、送受信されてもよい。
また、画像送信装置1の記憶部15から読み出された映像信号(即ち、EPGデータを含む映像信号)をHDMI信号送信部192からHDMI線41を介して表示装置2のHDMI信号受信部291へ送信する場合に、画像送信装置1の第1制御部11は、表示装置2へ送信する画像データの種類が静止画像データ(具体的にはEPGデータ)であることを示す種類情報を含む制御信号(以下、単に種類情報という)を、CEC線42を介して表示装置2の第2制御部21へ送信する。
このとき送信される種類情報は、送信される映像信号に含まれるEPGデータに関連付けられている。種類情報とEPGデータとを関連付けるためには、例えば、EPGデータを含む映像信号の送信開始に先駆けて種類情報を送信し、TV画像データを含む映像信号の送信前には種類情報を送信しなければよい。
制御信号を受信した第1制御部11は、受信した制御信号に応じた各種の処理を実行する。同様に、制御信号を受信した第2制御部21は、受信した制御信号に応じた各種処理を実行する。
制御信号を受信した第1制御部11は、受信した制御信号に応じた各種の処理を実行する。同様に、制御信号を受信した第2制御部21は、受信した制御信号に応じた各種処理を実行する。
リモコン3のチューナ電源キー331、TV電源キー332、及びEPG切替キー333等の操作キーが操作された場合、操作された操作キーに対応する操作信号が、画像送信装置1又は表示装置2へ送信される。
チューナ電源キー331は、画像送信装置1がスタンバイ状態にある場合に、画像送信装置1をオンするためのものである。また、チューナ電源キー331は、画像送信装置1がオン状態にある場合に、画像送信装置1をスタンバイ状態にするためのものである。
TV電源キー332は、表示装置2がスタンバイ状態にある場合に、表示装置2をオンするためのものである。また、TV電源キー332は、表示装置2がオン状態にある場合に、表示装置2をスタンバイ状態にするためのものである。
チューナ電源キー331は、画像送信装置1がスタンバイ状態にある場合に、画像送信装置1をオンするためのものである。また、チューナ電源キー331は、画像送信装置1がオン状態にある場合に、画像送信装置1をスタンバイ状態にするためのものである。
TV電源キー332は、表示装置2がスタンバイ状態にある場合に、表示装置2をオンするためのものである。また、TV電源キー332は、表示装置2がオン状態にある場合に、表示装置2をスタンバイ状態にするためのものである。
EPG切替キー333は、表示装置2がオン状態にあり、且つ、表示部20にTV画像が表示されている場合に、表示部20にEPGを表示させるためのものである。また、EPG切替キー333は、表示装置2がオン状態にあり、且つ、表示部20にEPGが表示されている場合に、表示部20にTV画像を表示させるためのものである。
チューナ電源キー331が操作された場合は、操作信号として、チューナ電源信号が送信され、TV電源キー332が操作された場合は、操作信号として、TV電源信号が送信され、EPG切替キー333が操作された場合は、操作信号として、EPG切替信号が送信される。
なお、チューナ電源信号、TV電源信号、及びEPG切替信号夫々を出力する操作ボタンが、画像送信装置1の操作部13又は表示装置2の操作部23に設けられていてもよい。
視聴すべきTV画像を選択するための構成については説明を省略する。
なお、チューナ電源信号、TV電源信号、及びEPG切替信号夫々を出力する操作ボタンが、画像送信装置1の操作部13又は表示装置2の操作部23に設けられていてもよい。
視聴すべきTV画像を選択するための構成については説明を省略する。
ここで、本実施の形態の表示システム7の特徴について詳述する。
表示装置2では、表示部20に与えられるTV画像データに対しては輪郭強調補正処理が施される。一方、表示部20に与えられるEPGデータに対しては輪郭強調補正処理の実行が回避される。
この結果、表示部20に表示されるTV画像の画質が向上され、且つ、表示部20に表示されるEPGの画質の劣化が防止される。
仮に、動画像であるTV画像に対して輪郭強調補正処理を施さなかった場合、TV画像に含まれる輪郭部分がぼやけて見えるような画質の劣化が生じる虞がある。また、仮に、文字を含む静止画像であるEPGデータに対して輪郭強調補正処理が施された場合、EPGに含まれる文字の輪郭部分が強調され過ぎて、文字が多重に見えるような画質の劣化が生じる虞がある。
表示装置2では、表示部20に与えられるTV画像データに対しては輪郭強調補正処理が施される。一方、表示部20に与えられるEPGデータに対しては輪郭強調補正処理の実行が回避される。
この結果、表示部20に表示されるTV画像の画質が向上され、且つ、表示部20に表示されるEPGの画質の劣化が防止される。
仮に、動画像であるTV画像に対して輪郭強調補正処理を施さなかった場合、TV画像に含まれる輪郭部分がぼやけて見えるような画質の劣化が生じる虞がある。また、仮に、文字を含む静止画像であるEPGデータに対して輪郭強調補正処理が施された場合、EPGに含まれる文字の輪郭部分が強調され過ぎて、文字が多重に見えるような画質の劣化が生じる虞がある。
表示部20に与えられるTV画像データに対して輪郭強調補正処理を施すために、画像送信装置1から受信した映像信号に含まれている画像データがTV画像データである場合は、スイッチ部28が画像処理部24側に切り替えられる。この結果、TV画像データは、輪郭強調補正処理が施されてから、表示部20へ出力され、表示部20は、輪郭強調補正処理が施されたTV画像を表示する。
一方、表示部20に与えられるEPGデータに対する輪郭強調補正処理の実行を回避するために、画像送信装置1から受信した映像信号に含まれている画像データがEPGデータである場合は、スイッチ部28が信号処理部22側に切り替えられる。この結果、EPGデータは、輪郭強調補正処理が施されることなく、表示部20へ出力され、表示部20は、輪郭強調補正処理が施されていないEPGを表示する。
このように、本実施の形態では、輪郭強調補正処理の実行を、信号処理部22から表示部20への画像処理部24を介したデータ出力というかたちで実現し、輪郭強調補正処理の実行回避を、信号処理部22から表示部20への画像処理部24を迂回したデータ出力というかたちで実現している。
なお、本実施の形態ではスイッチ部28を画像処理部24の後段に設けてあるため、輪郭強調補正処理を実行回避する場合も画像処理部24へ画像データが入力されるが、このような構成に限定されるものではない。例えば、スイッチ部28を画像処理部24の前段に設けて、輪郭強調補正処理を実行回避する場合は画像処理部24へ画像データを入力しない構成でもよい。
なお、本実施の形態ではスイッチ部28を画像処理部24の後段に設けてあるため、輪郭強調補正処理を実行回避する場合も画像処理部24へ画像データが入力されるが、このような構成に限定されるものではない。例えば、スイッチ部28を画像処理部24の前段に設けて、輪郭強調補正処理を実行回避する場合は画像処理部24へ画像データを入力しない構成でもよい。
或いは、スイッチ部28を設けずに、画像処理部24に備えられている輪郭補正回路の作動をオンする/オフするというかたちで、輪郭強調補正処理の実行/実行回避を実現してもよい。
また、輪郭強調補正処理を含む各種の画像処理をソフトウェア的に実行する構成でもよい。この場合は、画像処理のメインルーチンから、輪郭強調補正処理を実行するサブルーチンを呼び出す/呼び出さないというかたちで、輪郭強調補正処理の実行/実行回避を実現すればよい。
また、輪郭強調補正処理を含む各種の画像処理をソフトウェア的に実行する構成でもよい。この場合は、画像処理のメインルーチンから、輪郭強調補正処理を実行するサブルーチンを呼び出す/呼び出さないというかたちで、輪郭強調補正処理の実行/実行回避を実現すればよい。
ところで、画像送信装置1から受信した映像信号に含まれている画像データの種類を、表示装置2側で判別することはない。画像データの種類を判別する煩雑な処理の代わりに、表示装置2側では、画像送信装置1から受信した映像信号に関連付けて、種類情報を受信したか否かを判定する簡易な処理が実行される。
種類情報を受信した場合は、スイッチ部28が信号処理部22側に切り替えられる。一方、種類情報を受信していない場合は、スイッチ部28が画像処理部24側に切り替えられる。
種類情報を受信した場合は、スイッチ部28が信号処理部22側に切り替えられる。一方、種類情報を受信していない場合は、スイッチ部28が画像処理部24側に切り替えられる。
本実施の形態では、輪郭強調補正処理を実行すべき対象として、動画像であるTV画像を例示し、輪郭強調補正処理の実行を回避すべき対象として、文字を含む静止画像であるEPGを例示しているが、文字を含まない静止画像は、輪郭強調補正処理を実行すべき対象であってもよく、輪郭強調補正処理の実行を回避すべき対象であってもよい。又は、文字を含まない静止画像の内、文字ではないが、文字に似た輪郭部分を有する静止画像(例えば線画を含む静止画像)については、文字を含む静止画像と同様に、輪郭強調補正処理の実行を回避すべき対象とするが、それ以外は、動画像と同様に、輪郭強調補正処理を実行すべき対象としてもよい。
以上のように、画像データに対して輪郭強調補正処理を実行すべきか、輪郭強調補正処理の実行を回避すべきかの判断は、画像送信装置1側で行なわれる。例えば、文字を含まない静止画像について、輪郭強調補正処理の実行を回避すべきと判断した場合、画像送信装置1は、文字を含まない静止画像の静止画像データに関連付けて、種類情報を送信すればよい。逆に、文字を含まない静止画像について、輪郭強調補正処理を実行すべきと判断した場合、画像送信装置1は、種類情報を送信しなければよい。
表示装置2側では、画像データの種類が直接的に判別されることはなく、種類情報を受信したか否かに応じて輪郭強調補正処理を実行するか、又は輪郭強調補正処理の実行を回避する。この結果、表示装置2の回路構成が簡単になるため、表示装置2の薄型化に寄与する。また、表示装置2の処理手順が簡易になるため、表示装置2における演算処理の負荷が軽減される。
しかも、表示装置2側では、受信した映像信号に含まれる画像データが、TV放送信号に由来する画像データであれ、DVD又はハードディスク等から読み出された画像データであれ、区別することなく同様の処理手順で取り扱うことができる。
しかも、表示装置2側では、受信した映像信号に含まれる画像データが、TV放送信号に由来する画像データであれ、DVD又はハードディスク等から読み出された画像データであれ、区別することなく同様の処理手順で取り扱うことができる。
画像データの種類に応じて実行/実行回避を選択すべき画像処理は、輪郭強調補正処理に限定されず、FRC処理、TBC処理及び/又はDNR処理等であってもよい。
更にまた、複数種類の画像処理が実行可能な構成にしておき、画像データの種類と、この画像処理に対して実行を回避すべき画像処理の種類との組み合わせが設定されていてもよい。例えば、動画像データに対しては複数種類の画像処理を全て実行し、静止画像データに対しては、複数種類の画像処理の内、一部を実行して残部の実行を回避する構成でもよい。
更にまた、複数種類の画像処理が実行可能な構成にしておき、画像データの種類と、この画像処理に対して実行を回避すべき画像処理の種類との組み合わせが設定されていてもよい。例えば、動画像データに対しては複数種類の画像処理を全て実行し、静止画像データに対しては、複数種類の画像処理の内、一部を実行して残部の実行を回避する構成でもよい。
ところで、画像データの種類に応じて輪郭強調補正処理を実行するか実行回避するかを選択する機能(以下、種類対応処理機能という)は、表示システム7が、自社製の画像送信装置1及び表示装置2で構成されている場合にのみ動作する。
他社製の画像送信装置1は、種類情報を送信するようには構成されていない可能性がある。この場合、表示装置2は種類情報を全く受信しないため、画像データの種類とは無関係に、画像送信装置1から受信した画像データに対して輪郭強調補正処理が施される。つまり、種類対応処理機能は動作しない。
他社製の画像送信装置1は、種類情報を送信するようには構成されていない可能性がある。この場合、表示装置2は種類情報を全く受信しないため、画像データの種類とは無関係に、画像送信装置1から受信した画像データに対して輪郭強調補正処理が施される。つまり、種類対応処理機能は動作しない。
ただし、他社製の画像送信装置1であっても、種類情報と同一波形の制御信号を送信するように構成されている可能性がある。表示装置2側では、受信した制御信号が、種類情報であるのか、種類情報と同一波形の制御信号であるのかを判別することはできない。このため、以下では種類情報と同一波形の制御信号も種類情報という。
他社製の画像送信装置1から種類情報を受信した場合に、表示装置2が誤って種類対応処理機能を動作させてしまう不都合を解消するために、表示装置2では、装置フラグFが用いられる。“1”がセットされている装置フラグFは、表示装置2自身に接続されている画像送信装置1が自社製であることを示す。また、“0”がセットされている装置フラグFは、表示装置2自身に接続されている画像送信装置1が他社製であることを示す。
画像送信装置1から受信した識別情報が自社製の画像送信装置1の識別情報であると判定された場合、装置フラグFに“1”がセットされる。識別情報が他社製の画像送信装置1の識別情報であると判定された場合には、装置フラグFは“0”にリセットされる。
表示装置2は、装置フラグFに“1”がセットされている場合は種類対応処理機能が動作し、装置フラグFに“0”がセットされている場合は種類対応処理機能が動作しないように構成されている。この結果、表示システム7が自社製の画像送信装置1及び表示装置2で構成されている場合にのみ、種類対応処理機能が動作する。
なお、他社製であっても、例えば自社と提携している他社の製品であれば、種類対応処理機能が動作するようにしてもよい。
なお、他社製であっても、例えば自社と提携している他社の製品であれば、種類対応処理機能が動作するようにしてもよい。
図4は、表示装置2と画像送信装置1との間で実行される識別情報送受信処理の手順を示すフローチャートである。
ここで、画像送信装置1はスタンバイ状態であり、表示装置2はスタンバイ状態又はオン状態であるものとする。
ここで、画像送信装置1はスタンバイ状態であり、表示装置2はスタンバイ状態又はオン状態であるものとする。
画像の視聴を所望するユーザは、スタンバイ状態にある画像送信装置1に向けて、チューナ電源キー331を操作する。
スタンバイ状態である画像送信装置1の第1制御部11は、受信部16を介してチューナ電源信号を受信したか否かを判定し(S11)、受信していない場合は(S11でNO)、S11の処理を繰り返し実行する。
スタンバイ状態でチューナ電源信号を受信した場合(S11でYES)、第1制御部11は、画像送信装置1の各部をオン状態にする(S12)。
オン状態になった画像送信装置1の第1制御部11は、CEC線42を介して、記憶部15に記憶されている識別情報を送信する(S13)。S13における第1制御部11は、識別送信手段として機能する。
スタンバイ状態である画像送信装置1の第1制御部11は、受信部16を介してチューナ電源信号を受信したか否かを判定し(S11)、受信していない場合は(S11でNO)、S11の処理を繰り返し実行する。
スタンバイ状態でチューナ電源信号を受信した場合(S11でYES)、第1制御部11は、画像送信装置1の各部をオン状態にする(S12)。
オン状態になった画像送信装置1の第1制御部11は、CEC線42を介して、記憶部15に記憶されている識別情報を送信する(S13)。S13における第1制御部11は、識別送信手段として機能する。
画像の視聴終了を所望するユーザは、オン状態にある画像送信装置1に向けて、チューナ電源キー331を操作する。
オン状態である画像送信装置1の第1制御部11は、受信部16を介してチューナ電源信号を受信したか否かを判定し(S14)、受信していない場合は(S14でNO)、S14の処理を繰り返し実行する。
オン状態である画像送信装置1の第1制御部11は、受信部16を介してチューナ電源信号を受信したか否かを判定し(S14)、受信していない場合は(S14でNO)、S14の処理を繰り返し実行する。
オン状態でチューナ電源信号を受信した場合(S14でYES)、第1制御部11は、画像送信装置1の各部をスタンバイ状態にして(S15)、処理をS11へ戻す。
ただし、画像送信装置1の第1制御部11は、オフ状態からオン状態に移行した場合にも、S12移行の処理を実行する。
ただし、画像送信装置1の第1制御部11は、オフ状態からオン状態に移行した場合にも、S12移行の処理を実行する。
一方、オン状態又はスタンバイ状態である表示装置2の第2制御部21は、CEC線42を介して識別情報を受信したか否かを判定し(S21)、受信していない場合は(S21でNO)、S21の処理を繰り返し実行する。
識別情報を受信した場合(S21でYES)、第2制御部21は、記憶部25に記憶してある識別情報を参照し(S22)、記憶部25に記憶してある識別情報と、S21で受信した識別情報とが一致するか否かを判定する(S23)。S23における第2制御部21は、一致判定手段として機能する。
なお、S23では、比較すべき識別情報同士が全部一致するか否かを判定してもよく、比較すべき識別情報同士の対応する一部分(例えば社名を示す部分)が一致するか否かを判定してもよい。
識別情報を受信した場合(S21でYES)、第2制御部21は、記憶部25に記憶してある識別情報を参照し(S22)、記憶部25に記憶してある識別情報と、S21で受信した識別情報とが一致するか否かを判定する(S23)。S23における第2制御部21は、一致判定手段として機能する。
なお、S23では、比較すべき識別情報同士が全部一致するか否かを判定してもよく、比較すべき識別情報同士の対応する一部分(例えば社名を示す部分)が一致するか否かを判定してもよい。
識別情報が一致する場合(S23でYES)、第2制御部21は、装置フラグFに“1”をセットする(S24)。
識別情報が一致しない場合(S23でNO)、第2制御部21は、装置フラグFを“0”にリセットする(S25)。
S24又はS25の処理終了後、第2制御部21は、処理をS21へ戻す。
なお、装置フラグFに“1”がセットされた場合であっても、画像送信装置1がオフ状態又はスタンバイ状態になった場合、及び、画像送信装置1と表示装置2との接続が解除された場合等に、装置フラグFは“0”にリセットされることが望ましい。
識別情報が一致しない場合(S23でNO)、第2制御部21は、装置フラグFを“0”にリセットする(S25)。
S24又はS25の処理終了後、第2制御部21は、処理をS21へ戻す。
なお、装置フラグFに“1”がセットされた場合であっても、画像送信装置1がオフ状態又はスタンバイ状態になった場合、及び、画像送信装置1と表示装置2との接続が解除された場合等に、装置フラグFは“0”にリセットされることが望ましい。
図5は、表示装置2と画像送信装置1との間で実行される画像送受信処理の手順を示すフローチャートであり、図6は、表示装置2で実行される画像表示処理の手順を示すフローチャートである。図5に示すS43、S44、S46及びS47の各処理は、図6に示す画像表示処理の一部であり、図6に示すS43、S44、S46及びS47の各処理に等しい。
まず、図5に示す画像送受信処理を説明する。ここで、画像送信装置1及び表示装置2は、夫々オン状態であるものとする。
オン状態にある表示装置2の第2制御部21は、制御信号であるTV画像要求信号を、CEC線42を介して画像送信装置1へ送信し(S43)、次いで、後述する表示制御処理を行なうサブルーチン(図7参照)を呼び出し、実行する(S44)。
オン状態にある表示装置2の第2制御部21は、制御信号であるTV画像要求信号を、CEC線42を介して画像送信装置1へ送信し(S43)、次いで、後述する表示制御処理を行なうサブルーチン(図7参照)を呼び出し、実行する(S44)。
オン状態にある画像送信装置1の第1制御部11は、CEC線42を介してTV画像要求信号を受信したか否かを判定し(S31)、受信していない場合は(S31でNO)、S31の処理を繰り返し実行する。
TV画像要求信号を受信した場合(S31でYES)、第1制御部11は、放送受信部190を制御してTV放送信号を受信し(S32)、受信したTV放送信号に係る映像信号の内、TV画像データを含む映像信号をHDMI信号送信部192から表示装置2へ送信させる(S33)。
TV放送信号は連続的に受信されるため、TV画像データを含む映像信号の送信は、後述するS35の処理で映像信号の送信が停止されるまで、継続される。
TV画像要求信号を受信した場合(S31でYES)、第1制御部11は、放送受信部190を制御してTV放送信号を受信し(S32)、受信したTV放送信号に係る映像信号の内、TV画像データを含む映像信号をHDMI信号送信部192から表示装置2へ送信させる(S33)。
TV放送信号は連続的に受信されるため、TV画像データを含む映像信号の送信は、後述するS35の処理で映像信号の送信が停止されるまで、継続される。
ここで、第1制御部11は、図示はしないが、放送受信部190が受信したTV放送信号に係る映像信号の内、EPGデータを含む映像信号を、記憶部15に記憶させる。
なお、スタンバイ状態にある画像送信装置1の第1制御部11が、TV画像要求信号を受信した場合、図4に示すS12及びS13の処理を実行してから、S32移行の処理を実行すればよい。
なお、スタンバイ状態にある画像送信装置1の第1制御部11が、TV画像要求信号を受信した場合、図4に示すS12及びS13の処理を実行してから、S32移行の処理を実行すればよい。
オン状態にある表示装置2の第2制御部21は、制御信号であるEPG要求信号を、CEC線42を介して画像送信装置1へ送信し(S46)、次いで、表示制御処理を行なうサブルーチン(図7参照)を呼び出し、実行する(S47)。
S33の処理実行後、画像送信装置1の第1制御部11は、CEC線42を介してEPG要求信号を受信したか否かを判定し(S34)、受信していない場合は(S34でNO)、S34の処理を繰り返し実行する。
EPG要求信号を受信した場合(S34でYES)、第1制御部11は、HDMI信号送信部192からの映像信号の送信を停止させ(S35)、CEC線42を介して種類情報を表示装置2へ送信する(S36)。S35で送信が停止される映像信号は、TV画像データを含む映像信号である。S36における第1制御部11は、種類送信手段として機能する。
EPG要求信号を受信した場合(S34でYES)、第1制御部11は、HDMI信号送信部192からの映像信号の送信を停止させ(S35)、CEC線42を介して種類情報を表示装置2へ送信する(S36)。S35で送信が停止される映像信号は、TV画像データを含む映像信号である。S36における第1制御部11は、種類送信手段として機能する。
次いで、第1制御部11は、EPGデータを含む映像信号を記憶部15から読み出し(S37)、読み出した映像信号をHDMI信号送信部192から表示装置2へ送信させる(S38)。
S38の処理で映像信号を出力し終えた後は、次にS33の処理が実行されるか、又は次にS38の処理が実行されるまで、画像送信装置1から表示装置2へ映像信号が送信されることはない。
S38の処理実行後、第1制御部11は、処理をS31へ戻す。
S38の処理で映像信号を出力し終えた後は、次にS33の処理が実行されるか、又は次にS38の処理が実行されるまで、画像送信装置1から表示装置2へ映像信号が送信されることはない。
S38の処理実行後、第1制御部11は、処理をS31へ戻す。
次に、図6に示す画像表示処理を説明する。ここで、表示装置2は、スタンバイ状態であるものとする。
画像の視聴を所望するユーザは、スタンバイ状態にある表示装置2に向けて、TV電源キー332を操作する。
画像の視聴を所望するユーザは、スタンバイ状態にある表示装置2に向けて、TV電源キー332を操作する。
スタンバイ状態である表示装置2の第2制御部21は、受信部26を介してTV電源信号を受信したか否かを判定し(S41)、受信していない場合は(S41でNO)、S41の処理を繰り返し実行する。
スタンバイ状態でTV電源信号を受信した場合(S41でYES)、第2制御部21は、表示装置2の各部をオン状態にする(S42)。
オン状態になった表示装置2の第2制御部21は、CEC線42を介して、TV画像要求信号を画像送信装置1へ送信し(S43)、次いで、表示制御処理を行なうサブルーチン(図7参照)を呼び出し、実行する(S44)。S44の処理が実行された結果、表示部20にはTV画像が表示される。
スタンバイ状態でTV電源信号を受信した場合(S41でYES)、第2制御部21は、表示装置2の各部をオン状態にする(S42)。
オン状態になった表示装置2の第2制御部21は、CEC線42を介して、TV画像要求信号を画像送信装置1へ送信し(S43)、次いで、表示制御処理を行なうサブルーチン(図7参照)を呼び出し、実行する(S44)。S44の処理が実行された結果、表示部20にはTV画像が表示される。
TV画像を視聴している場合に、EPGの視聴を所望するユーザは、TV画像を表示している表示装置2に向けて、EPG切替キー333を操作する。
TV画像を表示している表示装置2の第2制御部21は、受信部26を介してEPG切替信号を受信したか否かを判定し(S45)、受信した場合は(S45でYES)、CEC線42を介して、EPG要求信号を画像送信装置1へ送信し(S46)、次いで、表示制御処理を行なうサブルーチン(図7参照)を呼び出し、実行する(S47)。S47の処理が実行された結果、表示部20にはEPGが表示される。
EPGを視聴している場合に、TV画像の視聴を所望するユーザは、EPGを表示している表示装置2に向けて、EPG切替キー333を操作する。
EPGを表示している表示装置2の第2制御部21は、受信部26を介してEPG切替信号を受信したか否かを判定し(S48)、受信した場合は(S48でYES)、S43及びS44の処理を実行する。この結果、表示部20にはTV画像が表示される。
TV画像を表示している表示装置2の第2制御部21がEPG切替信号を受信していない場合(S45でNO)、又は、EPGを表示している表示装置2の第2制御部21がEPG切替信号を受信していない場合(S48でNO)、第2制御部21は、処理を後述するS49へ移す。
オン状態である表示装置2の第2制御部21は、受信部26を介してTV電源信号を受信したか否かを判定し(S49)、受信していない場合は(S49でNO)、処理をS45へ移す。
オン状態である表示装置2の第2制御部21は、受信部26を介してTV電源信号を受信したか否かを判定し(S49)、受信していない場合は(S49でNO)、処理をS45へ移す。
オン状態でTV電源信号を受信した場合(S49でYES)、第2制御部21は、表示装置2の各部をスタンバイ状態にして(S50)、処理をS41へ戻す。
スタンバイ状態である表示装置2に向けて、ユーザがEPG切替キー333を操作したとしても、第2制御部21は、受信したEPG切替信号を破棄する。
スタンバイ状態である表示装置2に向けて、ユーザがEPG切替キー333を操作したとしても、第2制御部21は、受信したEPG切替信号を破棄する。
図7は、表示装置2で実行される表示制御処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。
第2制御部21は、スイッチ部28を画像処理部24側に切り替える(S61)。S61の処理が実行されることによって、第2制御部21、画像処理部24、及びスイッチ部28は画像処理手段として機能する。
次いで、第2制御部21は、HDMI信号受信部291が映像信号を受信したか否かを判定し(S62)、まだ受信していない場合は(S62でNO)、S62の処理を繰り返し実行する。
第2制御部21は、スイッチ部28を画像処理部24側に切り替える(S61)。S61の処理が実行されることによって、第2制御部21、画像処理部24、及びスイッチ部28は画像処理手段として機能する。
次いで、第2制御部21は、HDMI信号受信部291が映像信号を受信したか否かを判定し(S62)、まだ受信していない場合は(S62でNO)、S62の処理を繰り返し実行する。
HDMI信号受信部291が映像信号を受信した場合(S62でYES)、第2制御部21は、装置フラグFに“1”がセットされているか否かを判定する(S63)。
装置フラグFに“1”がセットされている場合(S63でYES)、種類対応処理機能が動作する。このため、第2制御部21は、S62で受信した映像信号に関連付けて、種類情報を受信したか否かを判定する(S64)。S64における第2制御部21は、種類受信判定手段として機能する。
装置フラグFに“1”がセットされている場合(S63でYES)、種類対応処理機能が動作する。このため、第2制御部21は、S62で受信した映像信号に関連付けて、種類情報を受信したか否かを判定する(S64)。S64における第2制御部21は、種類受信判定手段として機能する。
種類情報を受信した場合(S64でYES)、第2制御部21は、スイッチ部28を信号処理部22側に切り替える(S65)。S65の処理が実行されることによって、第2制御部21及びスイッチ部28は画像出力手段として機能する。
次いで、第2制御部21は、信号処理部22を制御することによって、表示部20に画像を表示させる(S66)。S65及びS66の処理が実行されることによって表示部20に表示される画像は、輪郭強調補正処理が施されない画像である。
次いで、第2制御部21は、信号処理部22を制御することによって、表示部20に画像を表示させる(S66)。S65及びS66の処理が実行されることによって表示部20に表示される画像は、輪郭強調補正処理が施されない画像である。
装置フラグFに“0”がセットされている場合(S63でNO)、又は、S62で受信した映像信号に関連付けて、種類情報を受信していない場合(S64でNO)、第2制御部21は、S65の処理を実行せずに、S66の処理を実行する。この結果、表示部20に表示される画像は、輪郭強調補正処理が施された画像である。
以上のような表示システム7においては、画像送信装置1及び表示装置2が自社製であっても他社製であっても、表示部20に表示されるTV画像は、輪郭部分が強調されているため、画質が向上する。また、画像送信装置1及び表示装置2が自社製同士である場合、表示部20に表示されるEPGは、輪郭部分が無用に強調されることがないため、画質の劣化が防止される。
実施の形態 2.
図8は、本発明の実施の形態2に係る表示システム7の概要を示す模式図である。また、図9及び図10は、本発明の実施の形態2に係る表示システム7が備える画像送信装置1及び表示装置2の要部構成を示すブロック図である。
本実施の形態の表示システム7は、実施の形態1の表示システム7と大略同様の構成である。このため、以下では、実施の形態1の表示システム7との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
図8は、本発明の実施の形態2に係る表示システム7の概要を示す模式図である。また、図9及び図10は、本発明の実施の形態2に係る表示システム7が備える画像送信装置1及び表示装置2の要部構成を示すブロック図である。
本実施の形態の表示システム7は、実施の形態1の表示システム7と大略同様の構成である。このため、以下では、実施の形態1の表示システム7との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
本実施の形態の画像送信装置1は、実施の形態1の画像送信装置1と同様の機能に加えて、レコーダ機能も有する。このような画像送信装置1は、受信したTV放送信号に適宜の信号処理を施すことによって、TV画像データを含む映像信号を生成し、生成した映像信号を記憶部15の例えばハードディスクに記憶させ(以下、録画という)、録画した映像信号を、表示装置2へ送信する。
表示装置2がオン状態にある場合、表示部20には、TV画像、EPG、又は画像送信装置1に保存された映像信号に係る動画像が表示される。この動画像の内容はTV画像の内容と同一であるが、リアルタイムに視聴されるTV画像と区別するために、以下では、便宜的にビデオ画像といい、ビデオ画像の動画像データをビデオ画像データという。ビデオ画像データを含む映像信号を読み出して、ビデオ画像を表示することを、以下では再生という。更に、TV画像、EPG、及びビデオ画像を区別しない場合は、単に画像といい、TV画像データ、EPGデータ、及びビデオ画像データを区別しない場合は、単に画像データという。
ビデオ画像は動画像である。従って、本実施の形態の表示システム7では、種類対応処理機能を動作させる場合でも、ビデオ画像データを送受信するときに種類情報は送受信されない。
なお、本実施の形態の表示システム7は、実施の形態1で説明した種類対応処理機能を有していなくてもよい。
なお、本実施の形態の表示システム7は、実施の形態1で説明した種類対応処理機能を有していなくてもよい。
リモコン3は、再生キー334、及び停止キー335等の操作キーを更に備えている。
再生キー334は、画像送信装置1及び表示装置2がオン状態にある場合に、表示部20にビデオ画像を表示させるためのものである。以下では、再生すべきビデオ画像の選択についての説明は省略する。
停止キー335は、ビデオ画像の再生を停止させるためのものである。
再生キー334が操作された場合は、操作信号として、再生信号が送信され、停止キー335が操作された場合は、操作信号として、停止信号が送信される。なお、停止信号及び再生信号夫々を出力する操作ボタンが、画像送信装置1の操作部13又は表示装置2の操作部23に設けられていてもよい。
停止キー335は、ビデオ画像の再生を停止させるためのものである。
再生キー334が操作された場合は、操作信号として、再生信号が送信され、停止キー335が操作された場合は、操作信号として、停止信号が送信される。なお、停止信号及び再生信号夫々を出力する操作ボタンが、画像送信装置1の操作部13又は表示装置2の操作部23に設けられていてもよい。
図9に示すように、画像送信装置1は、第1制御部11、信号処理部12、操作部13、圧縮処理部141、伸張処理部142、記憶部15、受信部16、放送受信部190、及びHDMI信号送信部192等を備え、これらがバス111及び各種信号線等を用いて相互に接続されてなる。
記憶部15には、ビデオ画像データを含む映像信号が記憶(即ち録画)される。
ビデオ画像データを含む映像信号は、圧縮されずにそのまま録画される場合と、圧縮処理部141で圧縮されてから録画される場合とがある。
圧縮処理部141は、入力された映像信号に対して、互いに異なる圧縮率で圧縮処理を行なう複数種類(以下では、2種類を例示するが、これに限定されるものではない)の圧縮器14a,14bを備える。
以下では、圧縮率は、圧縮後の情報量を圧縮前の情報量で除算した百分率で表現し、圧縮も伸張もされていない場合は圧縮率100%と表現する。
ビデオ画像データを含む映像信号は、圧縮されずにそのまま録画される場合と、圧縮処理部141で圧縮されてから録画される場合とがある。
圧縮処理部141は、入力された映像信号に対して、互いに異なる圧縮率で圧縮処理を行なう複数種類(以下では、2種類を例示するが、これに限定されるものではない)の圧縮器14a,14bを備える。
以下では、圧縮率は、圧縮後の情報量を圧縮前の情報量で除算した百分率で表現し、圧縮も伸張もされていない場合は圧縮率100%と表現する。
圧縮器14aは、入力された映像信号(延いてはビデオ画像データ)の情報量を1/2に圧縮する。つまり、圧縮器14aから出力される映像信号の圧縮率は50%である。このため、記憶部15には、圧縮しないで録画する場合の2倍の情報量が記憶可能になる。
圧縮器14bは、入力された映像信号の情報量を1/5に圧縮する。つまり、圧縮器14bから出力される映像信号の圧縮率は20%である。このため、記憶部15には、圧縮しないで録画する場合の5倍の情報量が記憶可能になる。
圧縮器14bは、入力された映像信号の情報量を1/5に圧縮する。つまり、圧縮器14bから出力される映像信号の圧縮率は20%である。このため、記憶部15には、圧縮しないで録画する場合の5倍の情報量が記憶可能になる。
以下では、映像信号を圧縮せずに録画する場合をDRモードといい、映像信号を1/2に圧縮してから録画する場合を2倍モードといい、1/5に圧縮してから録画する場合を5倍モードという。DRモード、2倍モード、及び5倍モードは択一的に実行される。
ユーザは、画像送信装置1が録画を開始する前に、リモコン3を操作して、何れのモードを実行すべきかを画像送信装置1に指令する。
ユーザは、画像送信装置1が録画を開始する前に、リモコン3を操作して、何れのモードを実行すべきかを画像送信装置1に指令する。
DRモードが選択された場合、信号処理部12から出力された映像信号は、圧縮処理部141を経ずに直接的に記憶部15に入力される。
2倍モードが選択された場合、信号処理部12から出力された映像信号は、圧縮処理部141に入力されて、圧縮器14aで圧縮されてから記憶部15に入力される。
5倍モードが選択された場合、信号処理部12から出力された映像信号は、圧縮処理部141に入力されて、圧縮器14bで圧縮されてから記憶部15に入力される。
2倍モードが選択された場合、信号処理部12から出力された映像信号は、圧縮処理部141に入力されて、圧縮器14aで圧縮されてから記憶部15に入力される。
5倍モードが選択された場合、信号処理部12から出力された映像信号は、圧縮処理部141に入力されて、圧縮器14bで圧縮されてから記憶部15に入力される。
映像信号が、DRモード、2倍モード、及び5倍モードの何れのモードで録画されたかを示す情報(以下、録画情報という)は、録画された映像信号に関連付けて、記憶部15に記憶される。録画情報には、圧縮率を示す情報も含まれている。従って、記憶部15に記憶されている録画情報を参照すれば、録画されている映像信号の圧縮率が容易にわかる。
伸張処理部142は、圧縮された映像信号に対して伸張処理を行なう。ただし、2倍モードの映像信号に含まれる画像データはDRモードのものよりも画質が劣化し、5倍モードの映像信号に含まれる画像データは2倍モードのものよりも更に画質が劣化する。
記憶部15から読み出された映像信号は、伸張処理部142を経て信号処理部12に入力される。信号処理部12は、入力された映像信号をHDMI信号送信部192へ出力する。
なお、画像送信装置1が映像信号を録画する構成に限定されず、例えば、既に映像信号及び録画情報が録画されているDVD又はブルーレイディスク等から映像信号を読み取る構成でもよい。
また、DRモード、2倍モード、及び5倍モードに限定されず、3倍モード、又は7倍モード等が実行可能な構成でもよい。
なお、画像送信装置1が映像信号を録画する構成に限定されず、例えば、既に映像信号及び録画情報が録画されているDVD又はブルーレイディスク等から映像信号を読み取る構成でもよい。
また、DRモード、2倍モード、及び5倍モードに限定されず、3倍モード、又は7倍モード等が実行可能な構成でもよい。
図10に示すように、表示装置2は、表示部20、第2制御部21、信号処理部22、操作部23、画像処理部24、記憶部25、受信部26、HDMI信号受信部291、及びスピーカ292を備え、これらがバス211及び各種信号線等を用いて相互に接続されてなる。
画像処理部24は、圧縮率対応処理手段として機能する第1処理部241、第2処理部242、及び第3処理部243を有する。
第1処理部241は、圧縮率100%の映像信号(即ち、TV画像データを含む映像信号及びDRモードで録画された映像信号夫々)に対して、所定の画像処理(例えば輪郭強調補正処理)を施すためのものである。
第1処理部241は、圧縮率100%の映像信号(即ち、TV画像データを含む映像信号及びDRモードで録画された映像信号夫々)に対して、所定の画像処理(例えば輪郭強調補正処理)を施すためのものである。
第2処理部242は、圧縮率が50%の映像信号(即ち、2倍モードで録画された映像信号)に対して、所定の画像処理を施すためのものである。第2処理部242で施される画像処理には、劣化した画質を向上させるための圧縮率50%に適した画質に調整する処理が含まれている。
第3処理部243は、圧縮率が20%の映像信号(即ち、5倍モードで録画された映像信号)に対して、所定の画像処理を施すためのものである。第3処理部243で施される画像処理には、劣化した画質を向上させるための圧縮率20%に適した画質に調整する処理が含まれている。
第3処理部243は、圧縮率が20%の映像信号(即ち、5倍モードで録画された映像信号)に対して、所定の画像処理を施すためのものである。第3処理部243で施される画像処理には、劣化した画質を向上させるための圧縮率20%に適した画質に調整する処理が含まれている。
第1処理部241における画像処理、第2処理部242における画像処理、及び第3処理部243における画像処理を択一的に実行するために、画像処理部24には、スイッチ部24aが設けられている。スイッチ部24aは、信号処理部22に制御されて、1個の入力端子が、3個の出力端子の何れか一つに接続される。
スイッチ部24aの入力端子には、信号処理部22から、画像データが与えられる。
スイッチ部24aの3個の出力端子の一つは、第1処理部241に接続されており、他の一つは、第2処理部242に接続されており、残る一つは、第3処理部243に接続されている。
スイッチ部24aの入力端子には、信号処理部22から、画像データが与えられる。
スイッチ部24aの3個の出力端子の一つは、第1処理部241に接続されており、他の一つは、第2処理部242に接続されており、残る一つは、第3処理部243に接続されている。
画像送信装置1の第1制御部11は、ビデオ画像を再生する場合に、表示装置2へ送信する画像データの圧縮率を示す圧縮率情報を含む制御信号(以下、単に圧縮率情報という)を、CEC線42を介して表示装置2の第2制御部21へ送信する。
このとき送信される圧縮率情報は、送信される映像信号に含まれるビデオ画像データに関連付けられている。
TV画像データ又はEPGデータを含む映像信号を送信する場合は、圧縮率情報は送信されない。
このとき送信される圧縮率情報は、送信される映像信号に含まれるビデオ画像データに関連付けられている。
TV画像データ又はEPGデータを含む映像信号を送信する場合は、圧縮率情報は送信されない。
ここで、本実施の形態の表示システム7の特徴について詳述する。
表示装置2では、ビデオ画像データに対して、ビデオ画像データの圧縮率に対応した画像処理が施される。この結果、表示部20に表示されるビデオ画像の画質が向上される。
仮に、画像処理部24が、第1処理部241しか備えていない場合、テレビ画像及び圧縮率100%のビデオ画像については画質が十分に向上されるが、圧縮率が50%又は20%だったビデオ画像については画質の十分な向上が望めない。
表示装置2では、ビデオ画像データに対して、ビデオ画像データの圧縮率に対応した画像処理が施される。この結果、表示部20に表示されるビデオ画像の画質が向上される。
仮に、画像処理部24が、第1処理部241しか備えていない場合、テレビ画像及び圧縮率100%のビデオ画像については画質が十分に向上されるが、圧縮率が50%又は20%だったビデオ画像については画質の十分な向上が望めない。
圧縮率に対応した画像処理を施すために、画像送信装置1から受信した映像信号に含まれているビデオ画像データの圧縮率が100%である場合は、スイッチ部24aが第1処理部241側に切り替えられて、信号処理部22から画像処理部24の第1処理部241へビデオ画像データが出力される。
一方、画像送信装置1から受信した映像信号に含まれているビデオ画像データの圧縮率が50%(20%)である場合は、スイッチ部24aが第2処理部242側(第3処理部243側)に切り替えられて、信号処理部22から画像処理部24の第2処理部242(第3処理部243)へビデオ画像データが出力される。
ところで、画像送信装置1から受信した映像信号の圧縮率を、表示装置2側で判別することはない。圧縮率を判別する煩雑な処理の代わりに、表示装置2側では、画像送信装置1から受信した映像信号に関連付けて、圧縮率情報を受信したか否かを判定し、受信した圧縮率情報が示す圧縮率を参照する簡易な処理が実行される。この結果、表示装置2の回路構成が簡単になるため、表示装置2の薄型化に寄与する。また、表示装置2の処理手順が簡易になるため、表示装置2における演算処理の負荷が軽減される。
しかも、表示装置2側では、受信した映像信号に含まれる画像データが、TV放送信号に由来する画像データであれ、DVD又はブルーレイディスク等から読み出された画像データであれ、区別することなく同様の処理手順で取り扱うことができる。
圧縮率情報を受信していない場合は、受信した映像信号にはTV画像データ又はEPGデータが含まれているため、スイッチ部24aは第1処理部241側に切り替えられる。
圧縮率情報を受信し、且つ、圧縮率情報が圧縮率100%を示している場合は、受信した映像信号には、圧縮率100%のビデオ画像データが含まれているため、スイッチ部24aは第1処理部241側に切り替えられる。
圧縮率情報を受信し、且つ、圧縮率情報が圧縮率50%(圧縮率20%)を示している場合は、受信した映像信号には、圧縮率が50%(20%)のビデオ画像データが含まれているため、スイッチ部24aは第2処理部242側(第3処理部243側)に切り替えられる。
圧縮率情報を受信し、且つ、圧縮率情報が圧縮率100%を示している場合は、受信した映像信号には、圧縮率100%のビデオ画像データが含まれているため、スイッチ部24aは第1処理部241側に切り替えられる。
圧縮率情報を受信し、且つ、圧縮率情報が圧縮率50%(圧縮率20%)を示している場合は、受信した映像信号には、圧縮率が50%(20%)のビデオ画像データが含まれているため、スイッチ部24aは第2処理部242側(第3処理部243側)に切り替えられる。
このように、本実施の形態では、スイッチ部24aを画像処理部24の入力側に設けている。この結果、圧縮率に対応した画像処理の切り替えは、第1処理部241、第2処理部242及び第3処理部243への画像データの入力の切り替えというかたちで実現される。
このような実施の形態に限定されず、スイッチ部24aを画像処理部24の出力側に設けてもよい。この場合、圧縮率に対応した画像処理の切り替えは、第1処理部241、第2処理部242及び第3処理部243からの画像データの出力の切り替えというかたちで実現される。
このような実施の形態に限定されず、スイッチ部24aを画像処理部24の出力側に設けてもよい。この場合、圧縮率に対応した画像処理の切り替えは、第1処理部241、第2処理部242及び第3処理部243からの画像データの出力の切り替えというかたちで実現される。
なお、第1処理部241、第2処理部242及び第3処理部243夫々の作動をオン/オフするというかたちで、画像処理の切り替えを実現してもよい。また、圧縮率に対応した画像処理をソフトウェア的に実行する構成でもよい。この場合は、圧縮率情報に示された圧縮率に対応した画像処理のサブルーチンを呼び出し、圧縮率情報に示されていない圧縮率に対応した画像処理のサブルーチンは呼び出さないというかたちで、画像処理の切り替えを実現すればよい。
ところで、圧縮率に対応した画像処理を施す機能(以下、圧縮率対応処理機能という)は、表示システム7が、自社製の画像送信装置1及び表示装置2で構成されている場合にのみ動作する。このために、実施の形態1と同様に、識別情報及び装置フラグFが用いられる。更に、実施の形態1の識別情報送受信処理(図4参照)と同様の識別情報送受信処理が表示装置2と画像送信装置1との間で実行される。
また、本実施の形態の表示装置2と画像送信装置1との間でも、実施の形態1の画像送受信処理と同様の画像送受信処理(図5参照)が実行され、また、本実施の形態の表示装置2でも、実施の形態1の画像表示処理と同様の画像表示処理(図6参照)が実行される。ただし、図5に示すS44及びS47では、後述する図12に示す表示制御処理のサブルーチンが呼び出される。
また、本実施の形態の表示装置2と画像送信装置1との間でも、実施の形態1の画像送受信処理と同様の画像送受信処理(図5参照)が実行され、また、本実施の形態の表示装置2でも、実施の形態1の画像表示処理と同様の画像表示処理(図6参照)が実行される。ただし、図5に示すS44及びS47では、後述する図12に示す表示制御処理のサブルーチンが呼び出される。
図11は、表示装置2と画像送信装置1との間で実行されるビデオ画像送受信処理の手順を示すフローチャートである。図12は、表示装置2で実行される表示制御処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。
図12に示すS61〜S66の各処理は、実施の形態1の図7に示すS61〜S66の各処理に対応する。
ビデオ画像の視聴を所望するユーザは、表示装置2の表示部20にTV画像が表示されている場合に、画像送信装置1に向けて、再生キー334を操作する。
図11に示すように、オン状態にある画像送信装置1の第1制御部11は、受信部16を介して再生信号を受信したか否かを判定し(S81)、受信していない場合は(S81でNO)、S81の処理を繰り返し実行する。
図11に示すように、オン状態にある画像送信装置1の第1制御部11は、受信部16を介して再生信号を受信したか否かを判定し(S81)、受信していない場合は(S81でNO)、S81の処理を繰り返し実行する。
オン状態で再生信号を受信した場合(S81でYES)、第1制御部11は、CEC線42を介して画像切替信号を表示装置2へ送信する(S82)。S82で送信される画像切替信号は、TV画像をビデオ画像に切り替えることを表示装置2に報知するためのものである。
オン状態にある表示装置2の第2制御部21は、CEC線42を介して、制御信号である画像切替信号を受信したか否かを判定し(S71)、受信していない場合は(S71でNO)、S71の処理を繰り返し実行する。
画像切替信号を受信した場合(S71でYES)、第2制御部21は、表示制御処理を行なうサブルーチン(図12参照)を呼び出し、実行する(S72)。
S72の処理完了後、第2制御部21は、処理をS71へ戻す。
オン状態にある表示装置2の第2制御部21は、CEC線42を介して、制御信号である画像切替信号を受信したか否かを判定し(S71)、受信していない場合は(S71でNO)、S71の処理を繰り返し実行する。
画像切替信号を受信した場合(S71でYES)、第2制御部21は、表示制御処理を行なうサブルーチン(図12参照)を呼び出し、実行する(S72)。
S72の処理完了後、第2制御部21は、処理をS71へ戻す。
S82の処理終了後、画像送信装置1の第1制御部11は、圧縮率情報を表示装置2へ送信する(S83)。S83の処理で送信される圧縮情報は、後述するS85の処理で送信すべき映像信号に関連付けられて記憶部15に記憶されている録画情報を参照して、第1制御部11が生成したものである。S83における第1制御部11は、情報送信手段として機能する。
次に、第1制御部11は、ビデオ画像データを含む映像信号を記憶部15から読み出し(S84)、読み出した映像信号をHDMI信号送信部192から表示装置2へ送信させる(S85)。
画像送信装置1側でS85の処理を実行し、表示装置2側でS72の処理を実行することによって、ビデオ画像が再生される。
次に、第1制御部11は、ビデオ画像データを含む映像信号を記憶部15から読み出し(S84)、読み出した映像信号をHDMI信号送信部192から表示装置2へ送信させる(S85)。
画像送信装置1側でS85の処理を実行し、表示装置2側でS72の処理を実行することによって、ビデオ画像が再生される。
ビデオ画像の視聴終了を所望するユーザは、表示装置2の表示部20にビデオ画像が表示されている場合に、画像送信装置1に向けて、停止キー335を操作する。
ビデオ画像の再生中に、第1制御部11は、受信部16を介して停止信号を受信したか否かを判定し(S86)、受信していない場合は(S86でNO)、再生すべきビデオ画像に係る映像信号の読み出しが終了したか否かを判定し(S87)、まだ読み出し中である場合は(S87でNO)、処理をS86へ戻す。
ビデオ画像の再生中に、第1制御部11は、受信部16を介して停止信号を受信したか否かを判定し(S86)、受信していない場合は(S86でNO)、再生すべきビデオ画像に係る映像信号の読み出しが終了したか否かを判定し(S87)、まだ読み出し中である場合は(S87でNO)、処理をS86へ戻す。
ビデオ画像の再生中に停止信号を受信した場合(S86でYES)、第1制御部11は、HDMI信号送信部192からの映像信号の送信を停止させる(S88)。
S88の処理完了後、又は、ビデオ画像に係る映像信号の読み出しが終了した場合(S87でYES)、第1制御部11は、CEC線42を介して画像切替信号を表示装置2へ送信してから(S89)、処理をS81へ戻す。S89で送信される画像切替信号は、ビデオ画像をTV画像に切り替えることを表示装置2に報知するためのものであり、表示装置2の表示部20に表示される画像が、ビデオ画像からTV画像に切り替えられる。
最後に、図12に示す表示制御処理を説明する。
第2制御部21は、S61を実行し、また、信号処理部22を制御することによって、スイッチ部24aを第1処理部241側に切り替えさせる(S101)。
S63の処理でNOと判定された場合は、種類対応処理機能及び圧縮率対応処理機能が動作しない。従って、画像データの種類とは無関係に、第1処理部241で画像処理された画像データに基づく画像が表示される。
S63の処理でYESと判定された場合、種類対応処理機能及び圧縮率対応処理機能が動作する。
第2制御部21は、S61を実行し、また、信号処理部22を制御することによって、スイッチ部24aを第1処理部241側に切り替えさせる(S101)。
S63の処理でNOと判定された場合は、種類対応処理機能及び圧縮率対応処理機能が動作しない。従って、画像データの種類とは無関係に、第1処理部241で画像処理された画像データに基づく画像が表示される。
S63の処理でYESと判定された場合、種類対応処理機能及び圧縮率対応処理機能が動作する。
S64の処理でYESと判定された場合、S62で受信した映像信号はEPGデータを含む映像信号であるため、第2制御部21は、S65以降の処理を実行する。従って、EPGデータは、画像処理部24で処理されずに表示部20に入力される。
S64の処理でNOと判定された場合、第2制御部21は、S62で受信した映像信号に関連付けて、圧縮率情報を受信したか否かを判定する(S102)。S102における第2制御部21は、圧縮受信判定手段として機能する。
S64の処理でNOと判定された場合、第2制御部21は、S62で受信した映像信号に関連付けて、圧縮率情報を受信したか否かを判定する(S102)。S102における第2制御部21は、圧縮受信判定手段として機能する。
圧縮率情報を受信していない場合(S102でNO)、S62で受信した映像信号はTV画像データを含む映像信号であるため、第2制御部21は、S66の処理を実行する。従って、第1処理部241で画像処理されたTV画像データに基づくTV画像が表示される。
圧縮率情報を受信した場合(S102でYES)、第2制御部21は、S102で受信した圧縮率情報が示す圧縮率が100%であるか否かを判定し(S103)、100%でない場合は(S103でNO)、50%であるか否かを判定する(S104)。
圧縮率情報を受信した場合(S102でYES)、第2制御部21は、S102で受信した圧縮率情報が示す圧縮率が100%であるか否かを判定し(S103)、100%でない場合は(S103でNO)、50%であるか否かを判定する(S104)。
S102で受信した圧縮率情報が示す圧縮率が100%である場合(S103でYES)、S62で受信した映像信号は、圧縮率100%のビデオ画像データを含む映像信号であるため、第2制御部21は、S66の処理を実行する。従って、第1処理部241で画像処理されたビデオ画像データに基づくビデオ画像が表示される。
S102で受信した圧縮率情報が示す圧縮率が50%である場合(S104でYES)、S62で受信した映像信号は、圧縮率が50%のビデオ画像データを含む映像信号であるため、第2制御部21は、信号処理部22を制御することによって、スイッチ部24aを第2処理部242側に切り替えさせてから(S105)、S66の処理を実行する。従って、第2処理部242で画像処理されたビデオ画像データに基づくビデオ画像が表示される。
S102で受信した圧縮率情報が示す圧縮率が20%である場合(S104でNO)、S62で受信した映像信号は、圧縮率が20%のビデオ画像データを含む映像信号であるため、第2制御部21は、信号処理部22を制御することによって、スイッチ部24aを第3処理部243側に切り替えさせてから(S106)、S66の処理を実行する。従って、第3処理部243で画像処理されたビデオ画像データに基づくビデオ画像が表示される。
S101,S105、又はS106の処理が実行されることによって、第2制御部21に制御されてスイッチ部24aを切り替える信号処理部22は、画像処理制御手段として機能する。
S101,S105、又はS106の処理が実行されることによって、第2制御部21に制御されてスイッチ部24aを切り替える信号処理部22は、画像処理制御手段として機能する。
実施の形態1,2において、第1制御部11からCEC線42を介して第2制御部21へ送信される制御信号は、識別情報、種類情報及び圧縮率情報に限定されるものではない。例えば、市販のブルーレイディスク又はDVD−ROM等の記録ディスクに記録されている画像データを再生中である場合に、記録ディスク再生モードであることを示す制御信号が送信される。この制御信号を第2制御部21が受信した場合、表示装置2は、受信した画像データにスケーリング処理等を施さずに、ドット・バイ・ドットで画像を表示する。この結果、スケーリング処理等による画質劣化が防止されるため、記録ディスクに記憶されている画像データ本来の高画質な画像が再生される。ただし、装置フラグFが“0”にリセットされている場合は、この制御信号を受信した場合でも、画像データにスケーリング処理等を施してもよい。
以上のような表示システム7においては、画像送信装置1及び表示装置2が自社製同士である場合、表示部20に表示されるビデオ画像は、圧縮率に対応した画像処理が施されているため、画質が十分に向上されている。
なお、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
更に、本発明の効果がある限りにおいて、表示システム7に、実施の形態1,2に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
更に、本発明の効果がある限りにおいて、表示システム7に、実施の形態1,2に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
1 画像送信装置
11 第1制御部
2 表示装置
20 表示部
21 第2制御部
22 信号処理部(画像処理制御手段)
24 画像処理部(画像処理手段)
25 記憶部(記憶手段)
241 第1処理部(圧縮率対応処理手段)
242 第2処理部(圧縮率対応処理手段)
243 第3処理部(圧縮率対応処理手段)
28 スイッチ部(画像処理手段,画像出力手段)
7 表示システム
11 第1制御部
2 表示装置
20 表示部
21 第2制御部
22 信号処理部(画像処理制御手段)
24 画像処理部(画像処理手段)
25 記憶部(記憶手段)
241 第1処理部(圧縮率対応処理手段)
242 第2処理部(圧縮率対応処理手段)
243 第3処理部(圧縮率対応処理手段)
28 スイッチ部(画像処理手段,画像出力手段)
7 表示システム
Claims (9)
- 与えられた画像データに基づいて、画像を表示する表示部を有する表示装置と、
該表示装置へ画像データを送信する画像送信装置と
を備える表示システムにおいて、
前記画像送信装置は、
前記表示装置へ送信する画像データの種類が静止画像データであることを示す種類情報を、前記画像データに関連付けて前記表示装置へ送信する種類送信手段を備え、
前記表示装置は、
画像データを受信した場合に、受信した画像データに関連付けて、種類情報を受信したか否かを判定する種類受信判定手段と、
該種類受信判定手段が否と判定した場合に、受信した画像データに対して、所定の画像処理を施してから前記表示部に与える画像処理手段と、
前記種類受信判定手段が受信したと判定した場合に、前記画像処理手段による画像データの処理が実行されないようにして、受信した画像データを前記表示部に与える画像出力手段と
を備えることを特徴とする表示システム。 - 前記種類送信手段は、前記表示装置へ送信する画像データの種類が、文字を含む静止画像の静止画像データである場合に、種類情報を送信するようにしてあり、
前記画像処理手段が施す画像処理には、画像データに基づいて、画像に含まれる輪郭部分を強調補正する輪郭強調補正処理が含まれるようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の表示システム。 - 前記画像送信装置は、
該画像送信装置を識別する識別情報を前記表示装置へ送信する識別送信手段を更に備え、
前記表示装置は、
識別情報を記憶する記憶手段と、
識別情報を受信した場合に、受信した識別情報が、前記記憶手段に記憶してある識別情報と一致するか否かを判定する一致判定手段と
を更に備え、
前記画像出力手段は、前記一致判定手段が一致すると判定し、且つ、前記種類受信判定手段が受信したと判定した場合に、前記画像処理手段による画像データの処理が実行されないようにして、受信した画像データを前記表示部に与えるようにしてあり、
前記画像処理手段は、前記一致判定手段が否と判定した場合は、前記種類受信判定手段の判定結果に関わらず、受信した画像データに対して、前記画像処理を施してから前記表示部に与えるようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示システム。 - 与えられた画像データに基づいて、画像を表示する表示部を有する表示装置において、
画像データを受信した場合に、受信した画像データに関連付けて、画像データの種類が静止画像データであることを示す種類情報を受信したか否かを判定する種類受信判定手段と、
該種類受信判定手段が否と判定した場合に、受信した画像データに対して、所定の画像処理を施してから前記表示部に与える画像処理手段と、
前記種類受信判定手段が受信したと判定した場合に、前記画像処理手段による画像データの処理が実行されないようにして、受信した画像データを前記表示部に与える画像出力手段と
を備えることを特徴とする表示装置。 - 与えられた画像データに基づいて画像を表示する表示部を有し、
画像データを受信した場合に、受信した画像データに関連付けて、画像データの種類が文字を含む静止画像の静止画像データであることを示す種類情報を受信したか否かを判定し、
前記種類情報を受信していないと判定した場合に、受信した画像データに対して、画像に含まれる輪郭部分を強調補正する輪郭強調補正処理を含む所定の画像処理を施してから前記表示部に与え、
前記種類情報を受信したと判定した場合に、前記所定の画像処理を施してから前記表示部に与える処理が実行されないようにして、受信した画像データを前記表示部に与える表示装置へ画像データを送信する画像送信装置であって、
前記表示装置へ送信する画像データの種類が、文字を含む静止画像の静止画像データであることを示す種類情報を、前記画像データに関連付けて前記表示装置へ送信する種類送信手段を備えることを特徴とする画像送信装置。 - 入力された画像データに基づいて、画像を表示する表示部を有する表示装置と、
該表示装置へ画像データを送信する画像送信装置と
を備える表示システムにおいて、
前記画像送信装置は、
前記表示装置へ送信する画像データに係る圧縮率を示す圧縮率情報を、前記画像データに関連付けて前記表示装置へ送信する情報送信手段を備え、
前記表示装置は、
受信した画像データに対して、互いに異なる圧縮率に対応した画像処理を施してから前記表示部へ出力する複数種類の圧縮率対応処理手段と、
画像データを受信した場合に、受信した画像データに関連付けて、圧縮率情報を受信したか否かを判定する圧縮受信判定手段と、
該圧縮受信判定手段が受信したと判定した場合に、受信した画像データに関連付けられている圧縮率情報が示す圧縮率に対応した圧縮率対応処理手段による画像処理及び前記表示部への出力を実行させる画像処理制御手段と
を備えることを特徴とする表示システム。 - 前記画像送信装置は、
該画像送信装置を識別する識別情報を前記表示装置へ送信する識別送信手段を更に備え、
前記表示装置は、
識別情報を記憶する記憶手段と、
識別情報を受信した場合に、受信した識別情報が、前記記憶手段に記憶してある識別情報と一致するか否かを判定する一致判定手段と
を更に備え、
前記画像処理制御手段は、前記一致判定手段が一致すると判定し、且つ、前記圧縮受信判定手段が受信したと判定した場合に、受信した画像データに関連付けられている圧縮率情報が示す圧縮率に対応した圧縮率対応処理手段による画像処理及び前記表示部への出力を実行させるようにしてあることを特徴とする請求項6に記載の表示システム。 - 入力された画像データに基づいて、画像を表示する表示部を有する表示装置において、
受信した画像データに対して、互いに異なる圧縮率に対応した画像処理を施してから前記表示部へ出力する複数種類の圧縮率対応処理手段と、
画像データを受信した場合に、受信した画像データに関連付けて、画像データに係る圧縮率を示す圧縮率情報を受信したか否かを判定する圧縮受信判定手段と、
該圧縮受信判定手段が受信したと判定した場合に、受信した画像データに関連付けられている圧縮率情報が示す圧縮率に対応した圧縮率対応処理手段による画像処理及び前記表示部への出力を実行させる画像処理制御手段と
を備えることを特徴とする表示装置。 - 入力された画像データに基づいて画像を表示する表示部を有し、
画像データを受信した場合に、受信した画像データに関連付けて、画像データに係る圧縮率を示す圧縮率情報を受信したか否かを判定し、
前記圧縮率情報を受信したと判定した場合に、受信した画像データに対して、前記圧縮率情報が示す圧縮率に対応した画像処理を施してから前記表示部へ出力する表示装置へ画像データを送信する画像送信装置であって、
前記表示装置へ送信する画像データに係る圧縮率を示す圧縮率情報を、前記画像データに関連付けて前記表示装置へ送信する情報送信手段を備えることを特徴とする画像送信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009015915A JP2010177816A (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | 表示システム、表示装置及び画像送信装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009015915A JP2010177816A (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | 表示システム、表示装置及び画像送信装置 |
Publications (1)
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JP2010177816A true JP2010177816A (ja) | 2010-08-12 |
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ID=42708365
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013224984A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-31 | Sharp Corp | 表示装置、送信装置、表示システム、表示装置の制御方法、送信装置の制御方法、制御プログラム、および制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2014131102A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Canon Inc | 画像表示システム |
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JP2001016481A (ja) * | 1999-07-02 | 2001-01-19 | Mitsubishi Electric Corp | 映像信号補正回路 |
WO2008111257A1 (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-18 | Sony Corporation | 通信システム、送信装置、送信方法、受信装置および受信方法 |
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2009
- 2009-01-27 JP JP2009015915A patent/JP2010177816A/ja active Pending
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