JP2010177299A - 半導体パッケージ本体、半導体装置用パッケージ及び半導体装置並びにマイクロフォンパッケージ - Google Patents

半導体パッケージ本体、半導体装置用パッケージ及び半導体装置並びにマイクロフォンパッケージ Download PDF

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Abstract

【課題】プリモールドタイプのパッケージにあって小型化を損なうことなく底板部の強度向上を図り、実装の信頼性を高める。
【解決手段】箱形のモールド樹脂体6の底板部52の上面及び下面に、各端子部の内部接続面41〜43及び外部接続面がそれぞれ露出されるとともに、導通フレーム部25が周壁部53の上端面に露出されてなり、底板部52の上面に、半導体チップ搭載領域X,Yと各端子部の内部接続面41〜43との間を区画する立ち上げ壁54〜56が半導体チップ搭載領域X,Yの表面よりも突出して形成され、立ち上げ壁54〜56を介して半導体チップ搭載領域X,Yとは反対側に、内部接続面42,43を避けた位置で立ち上げ壁54,55と周壁部53との間を連絡する厚肉樹脂部58,59が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リードフレームの少なくとも一部をモールド樹脂体に埋設してなるパッケージ本体に半導体チップを収納して蓋体により覆ってなる半導体装置に係り、その半導体装置に用いられるパッケージ本体、蓋体を備える半導体装置用パッケージ及び半導体装置並びに該半導体装置を用いたマイクロフォンパッケージに関する。
シリコンマイクや圧力センサ等の半導体装置は、中空のパッケージの中にマイクロフォンチップ等の半導体チップが収納されている。
特許文献1に記載の半導体装置は、フラットの基板の上にマイクロフォンチップ等の半導体チップが搭載され、その上からキャップ状に絞り加工された蓋体が被せられ、その下端が基板の表面に固定されている。この場合、蓋体は金属等の導電性材料によって形成され、その下端が基板上の導体に導電性接着剤によって固定されており、蓋体と基板上の導体とによって半導体チップの電磁シールドがなされるようになっている。
一方、この種の半導体装置として、リードフレームに樹脂をモールドして一体化したプリモールドタイプのパッケージを用いることにより、リードフレームとともにパッケージ本体を複数個一括して製作することができ、材料コストの低減、生産性の向上を図ることができると考えられる。
特許文献2から4に記載の半導体装置は、このようなプリモールドタイプのパッケージを用いたものであり、半導体チップに接続されるリードフレームの一部がモールド樹脂に埋設状態とされるとともに、この半導体チップの周りを囲むように周壁部がモールド樹脂に一体に形成され、その周壁部の上に蓋体が固定されている。
米国特許第6781231号明細書 特開2000−353759号公報 特開2005−5353号公報 特開2005−26425号公報
ところで、このようなプリモールドタイプのパッケージにおいて、半導体チップの周りを囲む周壁部に対して、半導体チップの下方に配置される底板部が薄肉になり易い。特に、特許文献3記載のように、電磁シールドのため、半導体チップの下方にリードフレームの一部が平板状に配置される場合、樹脂モールドする際に、この平板部が樹脂圧によって移動しないように金型によって押さえておく必要があり、この金型で押さえた部分には樹脂がモールドされないことになる。このため、底板部の強度が不足する傾向にあり、基板への実装時に歪み等が生じて、実装が不十分になるおそれがある。この場合、底板部全体を厚肉にしたり、広くしたりするのでは、小型化を損なう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、プリモールドタイプのパッケージにあって小型化を損なうことなく底板部の強度向上を図り、実装の信頼性を高めることを目的とする。
本発明の半導体パッケージ本体は、半導体チップが搭載される底板部及び該底板部の周縁部から立設した周壁部を備える箱形のモールド樹脂体と、該モールド樹脂体の底板部内に少なくとも一部が埋設されたステージ部、該ステージ部と間隔をあけて半導体チップ搭載領域の周りに配置される複数の端子部及び前記ステージ部に連結状態の導通フレーム部を有するリードフレームとが備えられ、各端子部の内部接続面及び外部接続面が前記底板部の上面及び下面にそれぞれ露出されるとともに、前記導通フレーム部が前記周壁部の上端面に露出されてなり、前記内部接続面に接続状態で前記半導体チップが搭載され蓋体によって覆われる半導体パッケージ本体であって、前記底板部の上面に、前記半導体チップ搭載領域と各端子部の内部接続面との間を区画する立ち上げ壁が前記半導体チップ搭載領域の表面よりも突出して形成され、該立ち上げ壁を介して前記半導体チップ搭載領域とは反対側に、前記内部接続面を避けた位置で前記立ち上げ壁と前記周壁部との間を連絡する厚肉樹脂部が形成されていることを特徴とする。
この半導体パッケージ本体においては、モールド樹脂体の底板部に、立ち上げ壁及び厚肉樹脂部が形成されたことにより、半導体チップ搭載領域及び各端子部の内部接続面の間の樹脂部分が厚肉に形成されることになり、その厚肉の部分で底板部が補強され、歪み等の発生を防止することができる。この場合、半導体チップ搭載領域及び各端子部の内部接続面以外の部分で厚肉に形成されるのであるから、パッケージ本体としての小型化を損なうことはない。
本発明の半導体パッケージ本体において、前記厚肉樹脂部内に、前記ステージ部と前記導通フレーム部との間を連結する支持アーム部が埋設されているとよい。
厚肉樹脂部に支持アーム部が埋設されることにより、さらに強度を向上させることができるとともに、ステージ部と支持アーム部との間、及び導通フレーム部と支持アーム部との間の各屈曲部の角度が緩やかになり、リードフレームの成形も容易になる。
また、本発明の半導体パッケージ本体において、前記立ち上げ壁は、前記周壁部において対向する両内面間を連結するように形成されているとよい。
立ち上げ壁が周壁部の内側で底板部の上を縦断するように形成されるので、底板部の骨格として機能し、底板部の強度をより高めることができる。
さらに、本発明の半導体パッケージ本体において、前記周壁部の内側に、前記半導体チップ搭載領域及び前記内部接続面を避けて前記底板部の上面より突出する棚部が一体に形成されているとよい。
棚部によってさらに底板部に厚肉部分が形成され、さらなる強度向上を図ることができる。
そして、本発明の半導体装置用パッケージは、前記半導体パッケージ本体と、該半導体パッケージ本体の前記周壁部に囲まれた空間を覆った状態で該周壁部の上端面に固着される蓋体とを備え、該蓋体が導電性材料から形成されていることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置は、前記半導体装置用パッケージにおける前記半導体パッケージ本体の底板部の上に半導体チップが搭載され、該半導体チップが前記内部接続面に接続されていることを特徴とする。
リードフレームの導通フレーム部と蓋体とを電気的接続状態として、これらリードフレームと蓋体とにより半導体チップを囲った状態とすることができ、内部の半導体チップを有効に電磁シールドすることができる。
さらに、本発明のマイクロフォンパッケージは、前記半導体装置を用いて構成したマイクロフォンパッケージであって、前記半導体チップがマイクロフォンチップであり、前記蓋体又は前記パッケージ本体のいずれかに、前記内部空間に連通する音響孔が形成されていることを特徴とする。
このマイクロフォンパッケージは、底板部の立ち上げ壁及び厚肉樹脂部により内部空間の容積が小さく形成されていることから、音質が向上する。
本発明によれば、モールド樹脂体の底板部が立ち上げ壁及び厚肉樹脂部によって補強されるので、実装時の歪み等の発生を防止することができ、しかも、これら立ち上げ壁及び厚肉樹脂部は半導体チップの搭載領域及び内部接続面からずれた位置に設けられることから、半導体装置としての小型化を損なうことがなく、小型化に伴う強度不足を解消して、実装の信頼性を向上させることができる。
本発明の一実施形態における半導体パッケージ本体を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるリードフレーム連続成形体を展開して示す平面図である。 図2における展開したリードフレーム連続成形体の裏面図である。 1個のリードフレームを示す平面図である。 図4のリードフレームの裏面図である。 図4のA−A線に沿う断面図である。 図4のリードフレームにモールド樹脂を一体成形した状態を示す平面図である。 図7の縦断面を示しており、(a)が8A−8A線、(b)が8B−8B線、(c)が8C−8C線に沿う縦断面図である。 図7の縦断面を示しており、(a)が9A−9A線、(b)が9B−9B線、(c)が9C−9C線に沿う縦断面図である。 蓋体連続成形体を示す平面図である。 図2のリードフレーム連続成形体を曲げ加工するためのプレス金型を示す縦断面図であり、右半分が連結フレーム部の折り曲げ部、左半分が補助アーム部の折り曲げ部を示している。 図2のリードフレーム連続成形体を射出成形金型内に配置した状態を示す縦断面図であり、右半分が図7の8B−8B線に沿う断面に相当し、左半分が図7の8C−8C線に沿う断面に相当する。 半導体装置の縦断面図であり、図15のB−B線に沿う断面に相当する。 図14とは異なる方向の半導体装置の縦断面図であり、図15のC−C線に沿う断面に相当する。 図13における半導体装置の蓋体を取り外した状態のパッケージ本体を示す平面図である。 図15のパッケージ本体の裏面図である。 本発明の他の実施形態における半導体パッケージ本体を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態におけるリードフレーム連続成形体を展開して示す平面図である。
以下、本発明に係る半導体装置の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1から図16は一実施形態を示している。この一実施形態における半導体装置について説明しておくと、この半導体装置1は、表面実装型のマイクロフォンパッケージであり、図13及び図14に全体の断面を示したように、半導体チップとしてマイクロフォンチップ2と制御回路チップ3との二つのチップが収納されている。また、そのパッケージ4は、リードフレーム5に箱型のモールド樹脂体6を一体成形してなるパッケージ本体7と、このパッケージ本体7の上方を閉塞する蓋体8とを備える構成とされている。図15は、蓋体8を省略して、両半導体チップ2,3を収納した状態のパッケージ本体7の平面を示しており、図16は、その裏面(下面)を示している。
リードフレーム5は、銅材等の導電性材料からなる帯状の金属板を加工することにより、複数個が並べられた状態で形成され、後述のように加工され、半導体装置として組み立てられた後に図13等に示すように個々に分離されるものである。
図2は外枠部11の中にリードフレーム5を一定のピッチで並べて形成したリードフレーム連続成形体12の展開状態(平フレーム部材と称することがある)を示しており、図3は、その裏面を示している。この展開状態のリードフレーム連続成形体についても、後述の折り曲げ加工後のリードフレーム連続成形体についても、各部の構成要素等には同一符号を付している。また、この明細書中では、1個単位のものをリードフレームと称しており、以下では図2の上下方向を縦方向、左右方向を横方向ともいうものとする。また、図2中、符号13は、後述するように蓋体8を取り付ける際に金型のガイドピンを挿入するためのガイド孔を示しており、図示例では、外枠部11の上下方向の両端部に一定のピッチで並んで配置されている(図には一方の端部におけるガイド孔のみ示している)。
各リードフレーム5は、図4及び図5に1個のリードフレームを示したように、マイクロフォンチップ2及び制御回路チップ3の下方に配置される平板状のステージ部21と、該ステージ部21の周囲に配置された例えば電源用、出力用、ゲイン用の3個の端子部22〜24とが相互に間隔をあけて配置され、そのステージ部21の一方の端部(図4及び図5の下側の端部)の外側に、直線状の導通フレーム部25及びその両端に連続する屈曲フレーム部26が、一対の支持アーム部27及び一対の連結フレーム部28を介してステージ部21に接続状態に設けられている。この場合、両連結フレーム部28は各屈曲フレーム部26の一端部とステージ部21の両側部との間を連結するように配置され、両支持アーム部27は、ステージ部21と導通フレーム部25の両端部とを相互に連結するように配置されている。このような配置により、これら導通フレーム部25、屈曲フレーム部26、ステージ部21、各端子部22〜24が全体として横長の矩形状をなすように配置されている。
ステージ部21は、矩形状の両端部のうち、一方の端部(図4及び図5の下側の端部)が2箇所、他方の端部(同図の上側の端部)が1箇所それぞれ矩形状に切り欠かれた形状とされ、これら切欠部29内に各端子部22〜24が配置されている。
各端子部22〜24は、ステージ部21の各切欠部29よりも小さい矩形状に形成されることにより、該切欠部29内に、ステージ部21との間に一定の間隔をあけて配置されている。
また、3個の端子部22〜24のうち、ステージ部21の一方の端部(図4及び図5の下側の端部)に配置されている2個の端子部23,24は、切欠部29の外側に配置されている各屈曲フレーム部26に補助アーム部30を介して接続され、他の1個の端子部22は、隣接するリードフレーム5における屈曲フレーム部26に補助アーム部30を介して接続されている。
導通フレーム部25は、ステージ部21の一方の端部における二つの切欠部29の間の部分の辺に沿って配置され、その両端部に配設された両支持アーム部27によってステージ部21に連結されている。この場合、両支持アーム部27は、その外側縁はそれぞれ切欠部29に臨ませられており、内側に向けた側縁とステージ部21との間にはスリット部31が形成されている。また、導通フレーム部25に連続して形成されている両屈曲フレーム部26は、各切欠部29に対向して配置され、導通フレーム部25から外方に屈曲状態に張り出すように形成されている。そして、これら屈曲フレーム部26の各端部に、それぞれ連結フレーム部28が一体に形成され、各連結フレーム部28は、各切欠部29を迂回しステージ部21との間で切欠部29を囲むように延び、その先端部がステージ部21の両側部のほぼ中央位置に接続されている。また、隣接するリードフレーム5においては、両端の連結フレーム部28の長さ方向の途中位置どうしが図示例では2本の短尺のブリッジ部32によって連結状態とされている。
このように導通フレーム部25の両端に屈曲フレーム部26が連続し、これら屈曲フレーム部26から延びる両連結フレーム部28が隣接状態の両リードフレーム5間で相互に連結状態とされていることにより、図2に示すように、各リードフレーム5の一端部側に配置される導通フレーム部25、屈曲フレーム部26、連結フレーム部28が一列に連なった状態とされ、その両端が外枠部11に接続されている。そして、これら連結状態の導通フレーム部25、屈曲フレーム部26、連結フレーム部28により、各リードフレーム5の一端部側を列に沿って連結状態として外枠部11に支持する支持フレーム部33が構成される。具体的には、この支持フレーム部33には、その片側に、各リードフレーム5のステージ部21が連結フレーム部28及び支持アーム部27を介して接続されるとともに、このリードフレーム5に属する2個の端子部23,24が補助アーム部30を介して接続され、反対側に、隣接する他の列のリードフレーム5に属する1個の端子部22がそれぞれ補助アーム部30を介して接続されている。
この場合、この2個の端子部23,24は、いずれも屈曲フレーム部26の内側にそれぞれ支持され、他の1個(端子部22)は屈曲フレーム部26の外側に接続されている。したがって、二つの屈曲フレーム部26のうちの一つには、その両側に、自身のリードフレーム5に属する端子部23と他の列のリードフレーム5に属する端子部22とが1個ずつ接続されることになる。
なお、図2及び図4にハッチングした領域は、リードフレーム5の表面側で局部的にハーフエッチングした領域を示しており、屈曲フレーム部26に接続されている補助アーム部30における屈曲フレーム部26への接続部付近、及び図4においてステージ部21を介して縦方向に対峙している両端子部22,23の先端部がそれぞれ板厚の半分程度にハーフエッチングされることにより、他の表面よりも低い凹状部34,35とされている。
一方、このリードフレーム連続成形体12の裏面は、図3及び図5にハッチングでハーフエッチング領域を示したように、ステージ部21の大部分がハーフエッチングされている。すなわち、3個の端子部22〜24に対応するステージ部21の隅部が矩形状に残された状態で、他の部分が板厚の半分程度までハーフエッチングされた凹状部36とされ、その残された隅部が3個の端子部22〜24とほぼ同じ形状の矩形状とされ、これら端子部22〜24及びステージ部21の隅部の表面が外部接続面37〜40とされ、これら4個の外部接続面37〜40がリードフレーム5全体の四隅付近に配置されるようになっている。なお、各端子部22〜24の表面(凹状部35を有する両端子部22,23においてはその凹状部35を除く表面)及び支持フレーム部33に沿って並んでいる二つの端子部23,24の間(両支持アーム部27の間)に配置されるステージ部21の端部表面が、マイクロフォンチップ2又は制御回路チップ3に接続される内部接続面41〜44とされている。
そして、このリードフレーム連続成形体12は、図6に示すように、連結フレーム部28及び支持アーム部27、補助アーム部30が、その両端部で折り曲げ変形されており、導通フレーム部25及び屈曲フレーム部26は外枠部11と同一平面上に配置されるが、連結フレーム部28及び支持アーム部27、補助アーム部30は、それぞれ先端に向けて下り勾配に傾斜して配置され、これらの先端に接続状態のステージ部21と各端子部22〜24とは、導通フレーム部25及び屈曲フレーム部26よりも低い位置で同一平面上に配置される。
このように加工されたリードフレーム連続成形体12に対して、図2及び図3の鎖線で示すようにモールド樹脂体6を相互に連結状態とした一体構造のモールド樹脂成形体50が形成される。
このモールド樹脂成形体50にマイクロフォンチップ2及び制御回路チップ3が搭載され、その上に蓋体8が固定されて、個々に分割されることにより、各リードフレーム5にモールド樹脂体6を一体化したパッケージ本体7と蓋体8とによりマイクロフォンチップ2及び制御回路チップ3を収納した半導体装置1が構成される。本発明では、このリードフレーム連続成形体12にモールド樹脂成形体50が一体に形成された状態のものをパッケージ本体連続成形体51と称しており、複数のパッケージ本体7が相互に連結状態に形成される。
その1個ずつに分割したパッケージ本体7について構造を図7〜図9により説明すると、このパッケージ本体7のモールド樹脂体6は、マイクロフォンチップ2と制御回路チップ3とを並べることができる長さの矩形板状に形成された底板部52と、この底板部52の周縁部から立設した周壁部53とを備える構成とされている。
この底板部52は、その裏面では、リードフレーム5における各端子部22〜24及びステージ部21の各外部接続面37〜40を露出させた状態で、これら端子部22〜24及びステージ部21の残りの部分を埋設している(図16参照)。また、この底板部52の表面側には、各端子部22〜24の内部接続面41〜43の一部がそれぞれ露出されているとともに、ステージ部21の上面がモールド樹脂により覆われてなるマイクロフォン搭載領域Xと、ステージ部21の一部が露出した制御回路チップ搭載領域Yとが横方向(図7の左右方向)に並んで形成されている。
そして、これら内部接続面41〜43、マイクロフォンチップ搭載領域X、制御回路チップ搭載領域Yを区画するようにモールド樹脂により立ち上げ壁54〜56が形成されている。この場合、マイクロフォンチップ搭載領域Xを囲む立ち上げ壁54は、周壁部53の交差する二辺との間で矩形状にマイクロフォンチップ搭載領域Xを囲むように平面視L字状に形成されている。また、制御回路チップ搭載領域Yを囲む部分には、L字状の立ち上げ壁54の屈曲部分から該L字状の立ち上げ壁54の一方の直線部分を延長するように周壁部53まで連続する直線状の立ち上げ壁55と、その反対側の隅部に配置されている端子部22の内部接続面41と制御回路チップ搭載領域Yとの間を区画する立ち上げ壁56と、この立ち上げ壁56からマイクロフォンチップ搭載領域Xとの境界位置までの間の周壁部53の一部を内側に張り出させるように一体に形成された棚部57とが設けられている。各立ち上げ壁54〜56は、それぞれのチップ搭載領域X,Yに配置されるマイクロフォンチップ2及び制御回路チップ3の高さよりは低いが、後述するダイボンド材の塗布厚さよりも大きく、マイクロフォンチップ2及び制御回路チップ3の下方からダイボンド材がはみ出しても乗り越えられない程度の高さに設定される。この場合、マイクロフォンチップ搭載領域Xを囲む立ち上げ壁54は、マイクロフォンチップ搭載領域Xの底面がモールド樹脂に覆われているため、その肉厚の分、制御回路チップ搭載領域Yの両側に配置されている立ち上げ壁55,56よりも高く形成されている。
また、マイクロフォンチップ搭載領域Xを囲むL字状の立ち上げ壁54の一方の直線部分と、これを延長するように連続して制御回路チップ搭載領域Yの側方に配置される直線状の立ち上げ壁55とは、周壁部53の対向する二辺の間を直線状に連結するように形成されている。そして、これら立ち上げ壁54,55と周壁部53とにより囲まれた空間に、その隅部における両端子部23,24の内部接続面42,43と、これら端子部23,24の間に配置されるステージ部21の内部接続面44とがそれぞれ露出しており、これら内部接続面42,43,44の間を区画するように厚肉樹脂部58,59が立ち上げ壁54,55と周壁部53との間を連結して形成されている。これら厚肉樹脂部58,59は、その上面は、周壁部53の上端面から立ち上げ壁54,55の上面までを連絡するように周壁部53から立ち上げ壁54,55に向けて下り勾配に傾斜して形成されている。
そして、この底板部52の上に、マイクロフォンチップ2と制御回路チップ3とがダイボンド材60,61によってそれぞれ固定され、底板部52に露出状態とされている端子部22〜24及びステージ部21の各内部接続面41〜44にボンディングワイヤ62によって接続されている(図13及び図14参照)。マイクロフォンチップ2は、音響等の圧力変動に応じて振動するダイヤフラム電極と固定電極とが対向配置され、ダイヤフラム電極の振動に伴う静電容量変化を検出するものである。また、制御回路チップ3は、マイクロフォンチップ2への電源の供給回路、マイクロフォンチップ2からの出力信号の増幅器等を備える構成とされている。この場合、マイクロフォンチップ2を固定するダイボンド材60は絶縁性樹脂によって構成されるが、制御回路チップ3を固定するダイボンド材61は導電性樹脂によって構成される。
一方、周壁部53は、全体としては角筒状に形成され、リードフレーム5のステージ部21を埋設している底板部52の周縁部から上方に向けて立設されている。そして、周壁部53の中に、両端部で折り曲げられて傾斜した状態の連結フレーム部28及び各端子部22〜24の補助アーム部30がそれぞれ埋設されており、導通フレーム部25の表面が周壁部53の上端面に露出している。また、この導通フレーム部25とステージ部21との間を連結している2本の支持アーム部27が、両厚肉樹脂部58,59の中に埋設されている。
なお、モールド樹脂成形体50としては、導通フレーム25に連続する屈曲フレーム部26の表面も周壁部53の外側で露出しているが、後述するようにダイシング加工によって切断され、除去される。
このように構成したパッケージ本体7に被せられる蓋体8も、リードフレーム5と同様に、銅材等の導電性金属材料からなる帯状金属板を加工することにより、複数個並べられた状態で形成され、後述するようにパッケージ本体7に組み合わせた後に、個々に分離されるものである。図10に蓋体8を一定のピッチで並べて形成した連続成形体65を示している。この連続成形体65では、各蓋体8は、外枠部66との間又は隣接する蓋体8相互の間が接続フレーム部67により接続され、リードフレーム5と同じピッチで縦横に並べられる。また、図2等のリードフレーム連続成形体12の場合と同様に、ガイドピンが挿入されるガイド孔13が外枠部66の両側部にリードフレーム連続成形体12と同じピッチで配列されている。
個々の蓋体8は、パッケージ本体7の周壁部53の上端面を覆う矩形の平板状に形成されており、そのほぼ中央位置に音響孔68が貫通状態に形成されている。そして、この蓋体8をパッケージ本体7に重ねると、その周縁部がパッケージ本体7の周壁部53の上端面に当接して、パッケージ本体7の底板部52と蓋体8とが対向し、これらパッケージ本体7の底板部52、周壁部53及び蓋体8により囲まれた内部空間69が半導体チップ収納空間とされ、その内部空間69が蓋体8の音響孔68によって外部に連通させた状態とされる構成である。
この場合、これらパッケージ本体7と蓋体8とは、パッケージ本体7の周壁部53の上端面に蓋体8の下面が導電性接着剤70によって固着されるようになっており、パッケージ本体7の周壁部53の上端面に露出しているリードフレーム5の導通フレーム部25が導電性接着剤70を介して蓋体8と電気的接続状態とされる。したがって、これらパッケージ本体7に蓋体8を固着してなるパッケージ4は、蓋体8からリードフレーム5のステージ部21の間が電気的接続状態となって内部空間69内のマイクロフォンチップ2及び制御回路チップ3を囲った状態とするのである。
次に、このように構成される半導体装置1の製造方法について説明する。
まず、リードフレーム連続成形体12となる帯状金属板の必要な箇所にマスキングをしてエッチング処理することにより、図2に示す表面側のハッチング領域及び図3に示す裏面側のハッチング領域をそれぞれ板厚の半分程度までハーフエッチングする。そして、エッチング加工によって外形を成形し、外枠部11の内側に展開した状態の各リードフレーム5を縦横に配置した平フレーム部材を形成する。この状態では、図2及び図3に示すように、外枠部11の内側に、導通フレーム部25、屈曲フレーム部26、連結フレーム部28が連続した支持フレーム部33が横一列状態に形成され、この支持フレーム部33により支持された状態に展開状態の各リードフレーム5が形成される。また、このエッチング加工時に外枠部11のガイド孔13も成形しておく。
この後、連結フレーム部28及び支持アーム部27、各端子部22〜24の補助アーム部30をそれぞれプレスによって曲げ変形させることにより、支持フレーム部33に対してステージ部21及び端子部22〜24を押し下げた状態とする。このプレス加工は図11に示すようなプレス金型を使用して行われる。この図11には、右半分に連結フレーム部28の折り曲げ部、左半分に補助アーム部30の折り曲げ部を示している。すなわち、上型71と下型72に、それぞれ傾斜面71a,71b,72a,72bを形成しておき、これら傾斜面によって連結フレーム部28又は補助アーム部30を挟みながら両端部を折り曲げる。この場合、連結フレーム部28や補助アーム部30が金型表面で円滑に変形できるように、上型71の曲げ部に対応する部分に若干の突出部73が形成され、これら突出部73の間の傾斜面71a,72aの中間部分では連結フレーム部28や補助アーム部30と上型71との間に隙間ができるように形成されている。支持アーム部27の場合も、同様に上型71と下型72とにより挟みながら折り曲げる。
これら連結フレーム部28及び支持アーム部27、補助アーム部30のプレス加工は曲げ加工であり、これらの先端位置が、平面状に展開されている状態から曲げ変形後には基端部方向にそれぞれスライドするので、連結フレーム部28及び支持アーム部27の先端のステージ部21及び補助アーム部30の先端の端子部22〜24は、金型面上でスライドできるように支持される。
このようにしてエッチング加工及びプレス加工により外形の成形、曲げ加工等が施された状態が図4及び図5に示す状態であり、この状態で各リードフレーム5が一定のピッチで縦横に並べられた状態に形成される。
次いで、このように成形したリードフレーム5の連続成形体12を射出成形金型内に配置し、各リードフレーム5を埋設するように樹脂を射出成形してモールド樹脂体6を成形する。
図12はプレス成形した後の1個のリードフレーム5を射出成形金型内に配置した状態を示しており、上型81と下型82との間にモールド樹脂が注入されるキャビティ83が形成されている。この図12には、右半分に支持フレーム部27の折り曲げ部、左半分に補助アーム部30の折り曲げ部を示している。この場合、前述したように、連続成形体12における隣接する各リードフレーム5の全体を連結した状態にモールド樹脂成形体50(図2及び図3参照)が成形されるようになっており、射出成形金型は、その上型81と下型82とによりリードフレーム連続成形体12の外枠部11を隙間なく挟持し、その内側の各リードフレーム5全体を一括して覆うように広いキャビティ83が形成される。
また、この射出成形金型内にリードフレーム5を配置して型締めした状態においては、ステージ部21及び各端子部22〜24の4個の外部接続面37〜40が下型82のキャビティ面に接触し、ステージ部21の表面側の各内部接続面41〜44、ステージ部21の露出部分、及び支持フレーム部33における導通フレーム部25及び屈曲フレーム部26の上面がそれぞれ上型81のキャビティ面に接触した状態とされる。この場合、ステージ部21及び各端子部22〜24の外部接続面37〜40及び内部接続面41〜44の両面に金型81,82が接触することにより、これらステージ部21及び端子部22〜24が両金型81,82の間で挟持された状態に保持され、また、これらステージ部21及び端子部22〜24の外部接続面37〜40と、導通フレーム部25及び屈曲フレーム部26の上面とが金型に押圧接触するように、連結フレーム部28及び支持アーム部27、補助アーム部30がわずかに撓ませられた状態に配置される。
このようにして各リードフレーム5を射出成形金型内に配置して樹脂をモールドすると、周壁部53の部分を連続状態としたモールド樹脂成形体50が各リードフレーム5に一体に成形された状態となる。その後、モールド樹脂成形体50の各底板部52の上にマイクロフォンチップ2及び制御回路チップ3をダイボンド材60,61により固着し、底板部52の隅部に露出している端子部22〜24及びステージ部21の各内部接続面41〜44にボンディングワイヤ62によって接続状態とする。
一方、蓋体8についても、帯状金属板をエッチング加工して外形を成形することにより、図10に示すように、外枠部66の中で接続フレーム部67により相互に接続状態とされた蓋体8の連続成形体65を形成しておく。また、このときのエッチング加工によって外枠部66のガイド孔13も成形される。このガイド孔13はリードフレーム5のガイド孔13と同じ位置に、同じピッチで形成される。
このようにしてリードフレーム5にモールド樹脂成形体50を一体化させたパッケージ本体連続成形体51及び蓋体連続成形体65をそれぞれ製作した後、各蓋体8の周縁部をモールド樹脂成形体50の周壁部53の上端面に導電性接着剤70を介して固着する。このとき、蓋体連続成形体65及びリードフレーム連続成形体12の各外枠部11,66のガイド孔13にピンを挿入した状態とすることにより、両者が位置合わせされる。この状態では、各リードフレーム5は、隣接するリードフレーム5に支持フレーム部33によって列毎に連結状態とされているとともに、これらを一括してモールド樹脂成形体50が覆っていることにより、パッケージ本体7としては複数個が縦横に連なった状態となっており、蓋体8もリードフレーム5と同様に接続フレーム部67によりリードフレーム5と同じピッチで複数個が連結状態とされている。また、パッケージ本体連続成形体51の屈曲フレーム部26の上に蓋体連続成形体65の接続フレーム部67が重なった状態とされ、蓋体連続成形体65の左右の接続フレーム部67は、パッケージ本体連続成形体51の連結フレーム部28におけるブリッジ部32の真上の位置でパッケージ本体連続成形体51に重ねられる。
次に、これらリードフレーム連続成形体12、モールド樹脂成形体50、及び蓋体連続成形体65をダイシング加工によって同時に切断しながら個々の半導体装置1に切り離す。
このダイシング加工は、蓋体連続成形体51における接続フレーム部67の位置を縦横に切断することになり、リードフレーム5においては、図2に符号Dで切断ラインを示したように、その列に沿う方向においては、横一列に配置される支持フレーム部33における導通フレーム部25のわずかに外側位置から屈曲フレーム部26の幅の部分を列に沿って切断することになる。この切断により、導通フレーム部25の両端から両屈曲フレーム部26がそれぞれ分離されるとともに、これら屈曲フレーム部26に接続されていた補助アーム部30の基端部が切り離され、この補助アーム部30に接続状態の各端子部22〜24が導通フレーム部25から分離して独立状態となる。
この場合、補助アーム部30における屈曲フレーム部26への接続部付近の表面がハーフエッチングされて凹状部34とされているから、その凹状部34に樹脂が充填されており、この接続部に接近した位置でダイシング加工したとしても、図1に示すように、補助アーム部30の切断エッジは周壁部53の上端面に露出することはなく、確実にモールド樹脂体6内に埋設した状態とすることができる。
この凹状部34がない場合には、屈曲フレーム部26の内側の補助アーム部30の折り曲げ部を切断することになり、その切断位置が屈曲フレーム部26に接近するほど、補助アーム部30の切断エッジがモールド樹脂体6の周壁部53の上端面に露出し易く、わずかな寸法誤差でバリ状に露出するおそれがある。これを避けるには、屈曲フレーム部26を導通フレーム部25からさらに離間させることにより補助アーム部30を長くして、その補助アーム部30の途中位置を切断すればよいが、その分、スペースに無駄が生じ、材料ロスが増えることになる。この実施形態のリードフレーム5においては、凹状部34を形成したことにより、例えば図8(c)に矢印でダイシング位置(切断位置)を示したように、屈曲部フレーム26に接近した位置で補助アーム部30を切断することが可能になり、材料の無駄を少なくすることができる。
一方、リードフレーム5の列に直交する方向のダイシング加工においては、隣接するリードフレーム5で連結状態となっている両連結フレーム部28の間のブリッジ部32の部分を連結フレーム部28の対向間隔よりわずかに大きい幅で切断され、これら連結フレーム部28相互が分離されて、個々のパッケージ4に形成される。
そして、この列方向及びその直交方向に沿う両ダイシング加工により、パッケージ4の周壁部53の外縁が形成され、平面視矩形状のパッケージ4を得ることができる。
このようにして製造した半導体装置1は、その裏面に各端子部22〜24及びステージ部21の外部接続面37〜40が露出された、表面実装型の半導体装置であり、これら外部接続面37〜40を基板にはんだ付けすることにより実装される。この場合、半導体装置1は、図13及び図14に示すように、底板部52内に埋設されているステージ部21がマイクロフォンチップ2及び制御回路チップ3の下方に配置され、このステージ部21の内部接続面44にマイクロフォンチップ2が接続され、ステージ部21に連結フレーム部28を介して一体の導通フレーム部25が周壁部53の上端面で導電性接着剤70を介して蓋体8に接続され、その蓋体8がマイクロフォンチップ2及び制御回路チップ3の上方を覆った状態としている。したがって、マイクロフォンチップ2及び制御回路チップ3は、その周囲をステージ部21及び蓋体8によって囲まれた状態となり、このステージ部21の外部接続面40が基板を介して接地状態とされることにより、マイクロフォンチップ2及び制御回路チップ3を外部磁界からシールドすることができる。
この半導体装置1において、周壁部53の上端面に露出される導通フレーム部25とステージ部21とを連結状態としている連結フレーム部28は、折り曲げ形成されるため、連結フレーム部28を折り曲げる前の展開した状態では、導通フレーム部25とステージ部21との縦方向の距離は連結フレーム部28の展開長さに相当する寸法に広げられた状態となっており、連結フレーム部28を折り曲げ形成することにより、ステージ部21は平面的には導通フレーム部25に接近することになる。この半導体装置1では、その導通フレーム部25がパッケージ本体7の一端部にのみ設けられ、他方の端部には形成されていないため、この他方の端部においては、そのような展開長さを見込んでおく必要がなく、その分、ステージ部21を隣接する列の支持フレーム33の近くまで広く形成しておくことが可能であり、この広いステージ部21によりシールド効果を高めることができるとともに、リードフレーム連続成形体12全体のサイズに比べて大きいパッケージサイズとすることができる。
また、隣接するリードフレーム5間で連結フレーム部28どうしを連結状態としたことにより、リードフレーム5の横方向ピッチを小さくすることができ、導通フレーム部25を片側に配置したことにより大きいパッケージサイズとすることができることと相俟って、より材料の使用効率をより高めることができる。
また、前述したように補助アーム部30における屈曲フレーム部26への接続部付近に凹状部34を形成して、ダイシング加工位置を補助アーム部30に接近して配置し、さらに、連結フレーム部28を隣接するリードフレーム5で連結状態としてピッチを小さくしたことからも、材料の使用効率を高くすることができる。
したがって、この半導体装置1は、リードフレーム連続成形体12全体の面積に無駄が少なく、材料の使用効率が高いため、コストの低減を図ることができる。
また、この半導体装置1の底板部52は、マイクロフォンチップ2、制御回路チップ3、各端子部22〜24及びステージ部21の内部接続面41〜44の間の樹脂部分が、立ち上げ壁54〜56、厚肉樹脂部58,59及び棚部57によって厚肉に形成されており、その厚肉の部分で底板部52が補強され、しかも、厚肉樹脂部58,59内には支持アーム部27が埋設されていることから、十分な強度を有し、実装時に歪み等が生じることがない。
さらに、この半導体装置1はマイクロフォンパッケージとして構成しており、厚肉樹脂部58,59及び棚部57により、マイクロフォンチップ2及び制御回路チップ3の外側に形成される内部空間69の容積が小さくなっているため、マイクロフォンとしての音質も向上する。
図17は、本発明の他の実施形態の半導体パッケージ本体、図18はそのリードフレーム連続成形体を展開した状態(平フレーム部材)を示している。この実施形態においても、前述の一実施形態と共通要素には同一符号を付して説明を省略する。
前述の一実施形態においては、リードフレーム連続成形体に樹脂をモールドして組み立てた後の切断ラインDが、図2に示すように所定の幅(屈曲部26を除去し得る幅)で形成されていたが、この実施形態の場合は、図18に示すように1本の線状の切断ラインDとされている。
すなわち、図18のリードフレーム連続成形体81において、支持フレーム33に接続されている隣の列のリードフレーム82に属する端子部22の補助アーム部83が、クランク状に屈曲形成され、屈曲部26を迂回して導通フレーム部25の長さ方向の途中位置に接続されている。この補助アーム部83と導通フレーム部25との接続部の表面にもハーフエッチングによる凹状部34が形成され、この補助アーム部83の凹状部34と、自身のリードフレーム82に属する二つの端子部23,24の補助アーム部30の接続部(屈曲部26の内側への接続部)における凹状部34とが、リードフレーム82の列に沿う一本の直線上に配置されている。そして、この直線上に切断ラインDが設けられている。
また、列に直交する方向の切断ラインDも、連結アーム部28の間のブリッジ部32の中央を通る一本の直線上に形成されている。
したがって、この実施形態においては、リードフレーム連続成形体81に樹脂をモールドして組み立てた後、その列に沿う方向及び列と直交する方向のいずれにも、一本の直線上に形成される切断ラインDに沿って切断することにより、個々の半導体装置に分離することができ、前述の一実施形態の場合のように切断ラインの幅の調整作業等は不要になる。
そして、切断分離された個々の半導体装置のパッケージ本体84においては、図17に示すように、その一端部の上端面に導通フレーム部25が露出するとともに、他端部の上端面には、隣の列に属していた屈曲部26が残されて露出することになる。また、図17に破線で示すように、クランク状の補助アーム部83が棚部57の付近に埋設された状態となり、棚部57とは反対側の厚肉樹脂部58に支持アーム部27が埋設されていることと相俟って、さらに強度を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、蓋体を平板状に形成したが、若干の絞り加工を施すようにしてもよい。
また、上記実施形態では半導体装置としてマイクロフォンパッケージに適用した例を示したが、マイクロフォン以外にも、圧力センサ、加速度センサ、磁気センサ、流量センサ、風圧センサ、超音波センサ等にも適用することが可能である。この場合、上記実施形態のマイクロフォンにおいては、音響孔のような内部空間と外部とを連通させる連通孔が必要であったが、センサの種類によっては連通孔が不要になる場合や、流量センサのように二つの連通孔が必要になる場合がある。
また、マイクロフォンパッケージに適用する場合でも、各パッケージとも同じ仕様にして一つずつ分割したが、例えば隣接する4個のパッケージ本体について、内部に収納するマイクロフォンチップの感度を異なるものとし、これら4個を連結状態として一つのユニットとして分割形成することにより、指向性を有するマイクロフォンとすることもできる。
さらに、音響孔等の貫通孔を形成する場合、実施形態では蓋体に形成したが、パッケージ本体の底板部に形成するようにしてもよく、その場合、モールド樹脂によって貫通孔の周囲を囲むように筒状に壁を設けることにより、ダイボンド材が貫通孔に流れ込まないようにするとよい。
また、リードフレームの外形の成形をエッチング加工によって行うようにしているが、プレスによって打ち抜き成形してもよい。
また、前記ステージ部及び各端子部の外部接続面は、各実施形態では4端子の構成とし、例えば電源用、出力用、ゲイン用、接地用にそれぞれ供されるようにしたが、少なくとも電源用、出力用、接地用の接続面があればよい。その場合、接地用の接続面を2個設けるようにしてもよい。また、内部に収納される半導体チップによっては端子数が実施形態のものより増えることもある。半導体チップの数も必ずしも2個に限らない。
さらに、パッケージ本体連続成形体に蓋体連続成形体を導電性接着剤を介して固着する場合、パッケージ本体連続成形体の周壁部を上方に向け、その上端面に導電性接着剤を塗布して蓋体連続成形体を重ねる方法としてもよいし、逆に、蓋体連続成形体を裏返し状態で配置し、各蓋体の周縁部に導電性接着剤を塗布して、その上に裏返し状態のパッケージ本体連続成形体を重ねる方法としてもよい。後者の場合、導電性接着剤が周壁部から底板部に垂れることを確実に防止できる。
1…半導体装置、2…マイクロフォンチップ(半導体チップ)、3…制御回路チップ(半導体チップ)、4…パッケージ、5…リードフレーム、6…モールド樹脂体、7…パッケージ本体、8…蓋体、11…外枠部、12…リードフレーム連続成形体、13…ガイド孔、21…ステージ部、22〜24…端子部、25…屈曲フレーム部、26…導通フレーム部、28…連結フレーム部、30…補助アーム部、32…ブリッジ部、33…支持フレーム部、34〜36…凹状部、37〜40…外部接続面、41〜44…内部接続面、50…モールド樹脂成形体、51…パッケージ本体連続成形体、52…底板部、53…周壁部、54〜56…立ち上げ壁、57…棚部、58,59…厚肉樹脂部、60,61…ダイボンド材、62…ボンディングワイヤ、65…蓋体連続成形体、66…外枠部、67…接続フレーム部、68…音響孔、69…内部空間、70…導電性接着剤、81…リードフレーム連続成形体、82…リードフレーム、83…補助アーム部、84…パッケージ本体

Claims (7)

  1. 半導体チップが搭載される底板部及び該底板部の周縁部から立設した周壁部を備える箱形のモールド樹脂体と、該モールド樹脂体の底板部内に少なくとも一部が埋設されたステージ部、該ステージ部と間隔をあけて半導体チップ搭載領域の周りに配置される複数の端子部及び前記ステージ部に連結状態の導通フレーム部を有するリードフレームとが備えられ、各端子部の内部接続面及び外部接続面が前記底板部の上面及び下面にそれぞれ露出されるとともに、前記導通フレーム部が前記周壁部の上端面に露出されてなり、前記内部接続面に接続状態で前記半導体チップが搭載され蓋体によって覆われる半導体パッケージ本体であって、
    前記底板部の上面に、前記半導体チップ搭載領域と各端子部の内部接続面との間を区画する立ち上げ壁が前記半導体チップ搭載領域の表面よりも突出して形成され、該立ち上げ壁を介して前記半導体チップ搭載領域とは反対側に、前記内部接続面を避けた位置で前記立ち上げ壁と前記周壁部との間を連絡する厚肉樹脂部が形成されていることを特徴とする半導体パッケージ本体。
  2. 前記厚肉樹脂部内に、前記ステージ部と前記導通フレーム部との間を連結する支持アーム部が埋設されていることを特徴とする請求項1記載の半導体パッケージ本体。
  3. 前記立ち上げ壁は、前記周壁部において対向する両内面間を連結するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体パッケージ本体。
  4. 前記周壁部の内側に、前記半導体チップ搭載領域及び前記内部接続面を避けて前記底板部の上面より突出する棚部が一体に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体パッケージ本体。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体パッケージ本体と、該半導体パッケージ本体の前記周壁部に囲まれた空間を覆った状態で該周壁部の上端面に固着される蓋体とを備え、該蓋体が導電性材料から形成されていることを特徴とする半導体装置用パッケージ。
  6. 請求項5記載の半導体装置用パッケージにおける前記半導体パッケージ本体の底板部の上に半導体チップが搭載され、該半導体チップが前記内部接続面に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項6記載の半導体装置を用いて構成したマイクロフォンパッケージであって、
    前記半導体チップがマイクロフォンチップであり、前記蓋体又は前記パッケージ本体のいずれかに、前記内部空間に連通する音響孔が形成されていることを特徴とするマイクロフォンパッケージ。
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