JP2010175882A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤への摩擦等の負荷を低減させ、画像性能を良好に保つ画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像器100は、撹拌されたトナーと磁性キャリアからなる磁性現像剤を搬送ローラ70により汲み上げ、汲み上げた磁性現像剤を搬送ローラ70から磁気ローラ60に供給し、さらに、磁気ローラ60上に担持された磁気ブラシからトナーを現像ローラ50に供給し、該トナーにより静電潜像を現像する。画像形成装置1は、この現像器100と、該トナーにより形成されるトナー画像を保持する感光体10と、この感光体10に形成されたトナー画像の濃度を検知する濃度センサ90と、この濃度センサ90により検知された濃度が、適正濃度であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、搬送ローラ70の回転数を制御する制御部30とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
従来から、電子写真方式を用いた画像形成装置では、感光体上に静電潜像が形成され、この静電潜像は現像器によって現像されてトナー画像となる。感光体上のトナー画像は用紙に転写され、転写されたトナー画像は定着器によって用紙上に溶融定着される。
このような画像形成装置に用いられる現像器には、例えば特許文献1に示すように、磁性キャリアとトナーを有する2成分現像剤が撹拌・循環されトナーが帯電し、この現像剤が磁気ローラ上に搬送される。そして、磁気ローラ上で磁気ブラシが形成され、この磁気ブラシは規制ブレードによって層厚を規制される。所定層厚になった磁気ブラシは、磁気ローラと現像ローラの対向する位置において、磁気ローラにかかるバイアスによって、現像ローラにトナー層が形成される。そして、現像ローラ上のトナー層が感光体に供給されることによって感光体上の静電潜像を現像している。
上記先行技術では、磁気ローラ上の磁気ブラシを所定の層厚にするために、規制ブレードが磁気ローラ表面と僅かな隙間を形成して、磁気ローラの軸方向に沿って取り付けられている。規制ブレードが現像剤の層厚を規制するときに、磁気ローラの回転にともなって、余分の現像剤は規制ブレードの磁気ローラ回転方向下流側に滞留する。滞留した現像剤は規制ブレードに衝突し、また現像剤間でも互いに衝突することになる。さらに磁気ブラシが規制ブレードの隙間を通過するときに、磁気ブラシが規制ブレードに摩擦される。これらの現像剤間の衝突や、現像剤と規制ブレードとの摩擦によって、現像剤が発熱する。この熱が蓄積されて、現像剤の流動性が低下すると、現像剤が磁気ローラ等の現像容器内に固着してしまうおそれがあり、また、現像剤の搬送性能が低下し、形成される画像性能を低下させるおそれがある。特に、高速で画像形成する場合には、規制ブレードによる現像剤の発熱・蓄熱が顕著になるという問題点があった。
特開2005−274924号公報(段落[0018]〜[0024]、図1)
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、現像剤への摩擦等の負荷を低減させ、画像性能を良好に保つ画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、撹拌された磁性現像剤を搬送ローラにより汲み上げ、汲み上げた磁性現像剤を前記搬送ローラから現像剤担持体に供給し、前記現像剤担持体上のトナーにより静電潜像を現像する現像器と、該トナーにより形成されるトナー画像を保持する画像保持体と、前記画像保持体に形成されたトナー画像の濃度を検知する検知部材と、前記検知部材により検知された濃度が、適正濃度であるか否かを判定し、該判定結果に基づいて、前記搬送ローラの回転数を制御する制御部とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、画像保持体に形成されたトナー画像の濃度を検知部材により検知し、この検知した濃度が適正濃度であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、搬送ローラの回転数が制御される。搬送ローラの回転数に応じて、搬送ローラから現像剤担持体に供給される現在剤量、即ち現像剤担持体上の現像剤層厚が変わる。そして現像剤担持体上のトナーにより静電潜像が現像される。
また、請求項2に記載の発明では、前記画像保持体は、静電潜像を形成され、該静電潜像からトナー画像に現像される感光体であることを特徴としている。この構成によれば、感光体に形成されたトナー画像の濃度を検知部材により検知し、この検知した濃度が適正濃度であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、搬送ローラの回転数が制御される。搬送ローラの回転数に応じて、搬送ローラから現像剤担持体に供給される現在剤量、即ち現像剤担持体上の現像剤層厚が変わる。そして現像剤担持体上のトナーにより感光体上の静電潜像が現像される。
また、請求項3に記載の発明では、前記画像保持体は、感光体のトナー画像を転写する中間転写体であることを特徴としている。この構成によれば、中間転写体に転写されたトナー画像の濃度を検知部材により検知し、この検知した濃度が適正濃度であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、搬送ローラの回転数が制御される。搬送ローラの回転数に応じて、搬送ローラから現像剤担持体に供給される現在剤量、即ち現像剤担持体上の現像剤層厚が変わる。そして現像剤担持体上のトナーにより感光体上の静電潜像が現像される。
また、請求項4に記載の発明では、撹拌された磁性現像剤を搬送ローラにより汲み上げ、汲み上げた磁性現像剤を前記搬送ローラから現像剤担持体に供給し、前記現像剤担持体上のトナーにより静電潜像を現像する現像器と、前記現像器内の温度を検知する温度センサと、前記温度センサの検知結果に基づいて、前記搬送ローラの回転数を制御する制御部とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、現像器内の温度を温度センサにより検知し、この検知した結果に基づいて、搬送ローラの回転数が制御される。搬送ローラの回転数に応じて、搬送ローラから現像剤担持体に供給される現在剤量、即ち現像剤担持体上の現像剤層厚が変わる。そして現像剤担持体上のトナーにより静電潜像が現像される。
また、請求項5に記載の発明では、撹拌された磁性現像剤を搬送ローラにより汲み上げ、汲み上げた磁性現像剤を前記搬送ローラから現像剤担持体に供給し、前記現像剤担持体上のトナーにより静電潜像を現像する現像器と、前記現像器内の湿度を検知する湿度センサと、前記湿度センサの検知結果に基づいて、前記搬送ローラの回転数を制御する制御部とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、現像器内の湿度を湿度センサにより検知し、この検知した結果に基づいて、搬送ローラの回転数が制御される。搬送ローラの回転数に応じて、搬送ローラから現像剤担持体に供給される現在剤量、即ち現像剤担持体上の現像剤層厚が変わる。そして現像剤担持体上のトナーにより静電潜像が現像される。
請求項1に記載の発明によれば、画像保持体に形成されたトナー画像の濃度を検知部材により検知し、この検知した濃度が適正濃度であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、搬送ローラの回転数が制御される。搬送ローラの回転数に応じて、搬送ローラから現像剤担持体に供給される現在剤量、即ち現像剤担持体上の現像剤層厚が変わる。そして現像剤担持体上のトナーにより静電潜像が現像される。これによって、規制ブレードを設けることなく、現像剤担持体上の現像剤層厚を規制することができて、現像剤への摩擦や規制ブレードによる物理的なストレス等の負荷が低減される。従って、発熱・蓄熱による現像剤の劣化やトナーからの外添剤の剥がれ・埋没が抑えられ、画像性能を良好に保つことができる。また、現像器を構成する部材が少なくなり、安価な画像形成装置を提供することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、感光体に形成されたトナー画像の濃度を検知部材により検知し、この検知した濃度が適正濃度であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、搬送ローラの回転数が制御される。搬送ローラの回転数に応じて、搬送ローラから現像剤担持体に供給される現在剤量、即ち現像剤担持体上の現像剤層厚が変わる。そして現像剤担持体上のトナーにより感光体上の静電潜像が現像される。これによって、規制ブレードを設けることなく、現像剤担持体上の現像剤層厚を規制することができて、現像剤への摩擦等の負荷が低減される。従って、発熱・蓄熱による現像剤の劣化が抑えられ、画像性能を良好に保つことができる。また、現像器を構成する部材が少なくなり、安価な画像形成装置を提供することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、中間転写体に転写されたトナー画像の濃度を検知部材により検知し、この検知した濃度が適正濃度であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、搬送ローラの回転数が制御される。搬送ローラの回転数に応じて、搬送ローラから現像剤担持体に供給される現在剤量、即ち現像剤担持体上の現像剤層厚が変わる。そして現像剤担持体上のトナーにより感光体上の静電潜像が現像される。これによって、規制ブレードを設けることなく、現像剤担持体上の現像剤層厚を規制することができて、現像剤への摩擦等の負荷が低減される。従って、発熱・蓄熱による現像剤の劣化が抑えられ、画像性能を良好に保つことができる。また、現像器を構成する部材が少なくなり、安価な画像形成装置を提供することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、現像器内の温度を温度センサにより検知し、この検知した結果に基づいて、搬送ローラの回転数が制御される。搬送ローラの回転数に応じて、搬送ローラから現像剤担持体に供給される現在剤量、即ち現像剤担持体上の現像剤層厚が変わる。そして現像剤担持体上のトナーにより静電潜像が現像される。これによって、規制ブレードを設けることなく、現像剤担持体上の現像剤層厚を規制することができて、現像剤への摩擦等の負荷が低減される。従って、発熱・蓄熱による現像剤の劣化が抑えられ、画像性能を良好に保つことができる。また、現像器を構成する部材が少なくなり、安価な画像形成装置を提供することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、現像器内の湿度を湿度センサにより検知し、この検知した結果に基づいて、搬送ローラの回転数が制御される。搬送ローラの回転数に応じて、搬送ローラから現像剤担持体に供給される現在剤量、即ち現像剤担持体上の現像剤層厚が変わる。そして現像剤担持体上のトナーにより静電潜像が現像される。これによって、規制ブレードを設けることなく、現像剤担持体上の現像剤層厚を規制することができて、現像剤への摩擦等の負荷が低減される。従って、発熱・蓄熱による現像剤の劣化が抑えられ、画像性能を良好に保つことができる。また、現像器を構成する部材が少なくなり、安価な画像形成装置を提供することができる。
は、本発明の第1実施形態である画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 は、本発明の第1実施形態である画像形成装置に用いられる現像器の構成を示す断面図である。 は、本発明の第1実施形態である画像形成装置に用いられる濃度センサの構成を示す概略構成図である。 は、本発明の第1実施形態である画像形成装置の構成を示すブロック図である。 は、本発明の第1実施形態である画像形成装置の要部を機能的に示すブロック図である。 は、本発明の第2実施形態である画像形成装置の要部を機能的に示すブロック図である。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の内部構成の概略を示す断面図である。画像形成装置1はタンデム型のカラープリンタであり、回転自在である感光体10a〜10dは、感光層を形成する感光材料として、アモルファスシリコン感光体が用いられ、ブラック(B)、イエロー(Y)、シアン(C)及びマゼンタ(M)の各色に対応させて配設される。感光層は有機感光体(OPC感光体)でもよい。各感光体10a〜10dの周囲に、現像器100a〜100d、帯電器40a〜40d及び光学露光器(図略)が配設される。現像器100a〜100dは現像ローラとトナー収容部とを有し、感光体10a〜10dにトナーを供給する。帯電器40a〜40dは感光体10a〜10d表面を一様に帯電させる。パーソナルコンピュータ等から画像入力部(図略)に入力された原稿画像データに基づいて、光学露光器から各感光体10a〜10d上にレーザビームが照射される。照射されたレーザ光により、各感光体10a〜10d表面には静電潜像が形成され、この静電潜像が各現像器100a〜100dにより現像される。
中間転写ベルト5は、駆動ローラ25、従動ローラ27及びテンションローラ9に張架されている。この中間転写ベルト5に接触するように各感光体10a〜10dが中間転写ベルト5の搬送方向(図1の矢印方向)に沿って上流側から隣り合うように配列されている。各1次転写ローラ26a〜26dは、中間転写ベルト5を挟んで各感光体10a〜10dと対向して中間転写ベルト5に圧接し、1次転写ニップ部を形成する。この各1次転写ニップ部において、中間転写ベルト5の回転とともに所定のタイミングで各感光体10a〜10dのトナー画像が中間転写ベルト5に順次転写される。これにより、中間転写ベルト5表面にはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のトナー画像が重ね合わされ、カラートナー画像が形成される。
2次転写ローラ7は、中間転写ベルト5を挟んで駆動ローラ25と対向して中間転写ベルト5に圧接し、2次転写ニップ部を形成する。用紙搬送部では、給紙カセット6に積載された用紙が1枚ずつ繰り出され、用紙搬送ローラ対22が用紙を2次転写ニップ部に搬送する。この2次転写ニップ部において、バイアス電位(トナーの帯電極性と逆極性)が印加された2次転写ローラ7によって、中間転写ベルト5上に形成されたトナー画像が用紙に2次転写され、転写された用紙は定着器8に搬送される。
定着器8は、加熱ローラと、加熱ローラに圧接して配設された加圧ローラ等とを備え、トナー画像が転写された用紙を加熱及び加圧することにより定着処理を行う。定着された用紙は、排出ローラ対(図略)によって装置本体外に排出される。
また、上記のように構成された画像形成装置1では、感光体10a〜10d上に形成されるトナー画像の濃度補正を行うことができるように、感光体10a〜10dの回転方向で、現像器100a〜100dの下流側、且つ転写ローラ26a〜26dの上流側に、感光体10a〜10d上に形成した基準パッチ画像のトナー量を測定する濃度センサ90a〜90dが配設されている。
上述の画像形成装置1に用いられる現像器100a〜100dについて説明する。図2は、現像器100a〜100dの構成を示す断面図である。なお、以下の説明では、図1の感光体10aと相対する現像器100aの構成及び動作について説明するが、現像器100b〜100dの構成及び動作については現像器100aと同様であり、説明を省略し、また各色の現像器及び感光体を示すa〜dの符号を省略する。
現像器100は、現像剤担持体としての現像ローラ50及び磁気ローラ60と、搬送ローラ70と、撹拌部材81及びハウジング80等により構成されている。
ハウジング80は、現像器100の外郭を構成し、その内部に磁性キャリアとトナーからなる現像剤を貯留し、また撹拌部材81と搬送ローラ70と磁気ローラ60及び現像ローラ50を回転可能に保持している。ハウジング80には、現像ローラ50を感光体10に向けて露出させる開口80aが形成されている。
現像ローラ50は、感光体10に対向し、一定の隙間を設けて感光体10の左方に配される。また、現像ローラ50は、感光体10に接近した対向位置において、感光体10にトナーを供給する現像領域Dを形成している。磁気ローラ60は、一定の隙間を設けて現像ローラ50に対向し、現像ローラ50の左上方に配される。また、磁気ローラ60は、現像ローラ50に接近した対向位置において、現像ローラ50にトナーを供給するトナー供給領域Tを形成している。搬送ローラ70は、一定の間隔を設けて磁気ローラ60に対向し、磁気ローラ60の左方に配される。また、搬送ローラ70は、磁気ローラ60との対向位置において、磁気ローラ60に現像剤を供給する現像剤供給領域Gを形成している。撹拌部材81は搬送ローラ70の下方に配される。
撹拌部材81は、第1ミキサー81aと第2ミキサー81bの2本で構成される。第2ミキサー81bが搬送ローラ70の下方に設けられ、第1ミキサー81aが第2ミキサー81bの左方に隣接して設けられる。第1及び第2ミキサー81a、81bは磁性キャリアとトナーからなる現像剤を撹拌して現像剤中のトナーを所定のレベルに帯電させる。これによりトナーは磁性キャリアに保持される。また、第1ミキサー81aと第2ミキサー81bを仕切る仕切り壁80bの長手方向(図2の紙面奥行き方向)の両端部分には、穴(図略)が設けられ、第1ミキサー81aが回転すると、帯電した現像剤が仕切り壁80bに設けた一方の穴から第2ミキサー81bに搬送され、現像剤が第1及び第2ミキサー81a、81bとを循環する。
搬送ローラ70は、搬送スリーブ71と磁極部材72を備え、撹拌部材81から汲み上げた現像剤を磁気ローラ60に供給するものである。
磁極部材72は、断面扇形に形成された外周部の極性の異なる複数の磁石が交互に配設され、ハウジング80に回転不能に支持される。
搬送スリーブ71は、非磁性の金属材料で円筒状に形成され、磁極部材72を所定の隙間を設けて内包する。また、搬送スリーブ71は、ハウジング80に回転可能に支持され、モータとギヤからなる駆動機構73により、図2の反時計回り方向に回転させられる。
磁気ローラ60は磁気スリーブ61と磁極部材62を備える。磁極部材62は、断面扇形に形成された外周部の極性の異なる複数の磁石が交互に配設され、ハウジング80に回転不能に支持される。磁気スリーブ61は、非磁性の金属材料で円筒状に形成され、磁極部材62を所定の隙間を設けて内包する。磁気スリーブ61は、ハウジング80に回転可能に支持され、図示しないモータとギヤからなる駆動機構により、図2の時計回り方向に回転させられ、また直流電圧63aに交流電圧63bを重畳した磁気バイアス63を印加される。
現像ローラ50は、現像スリーブ51と磁極部材52を備える。磁極部材52は、磁気ローラ60の磁極部材62の対向する磁極に対向するともに異極をなす磁石を有し、ハウジング80に回転不能に支持される。現像スリーブ51は、非磁性の金属材料で円筒状に形成され、磁極部材52を所定の隙間を設けて内包する。現像スリーブ51は、ハウジング80に回転可能に支持され、図示しないモータとギヤからなる駆動機構により、図2の時計回り方向に回転させられ、また直流電圧53aに交流電圧53bを重畳した現像バイアス53を印加される。
上記構成の現像器100において、搬送ローラ70は、磁極部材72によって第2ミキサー81bから搬送スリーブ71へ現像剤を汲み上げ、搬送スリーブ71表面に現像剤を担持する。搬送スリーブ71は、駆動機構73により反時計方向に回転させられ、担持した現像剤を磁気ローラ60側に搬送する。
搬送スリーブ71が回転すると、現像剤供給領域Gにおいて、搬送スリーブ71表面に担持された現像剤が磁気スリーブ61表面に供給される。磁気ローラ60に供給された現像剤は、磁極部材62の磁力によって、磁気スリーブ61表面に磁気ブラシを形成して担持される。ここで、駆動機構73によって搬送スリーブ71の回転数を大きくすると、磁気スリーブ61表面に形成される磁気ブラシの層厚が大きくなり、逆に、搬送スリーブ71の回転数を小さくすると、磁気スリーブ61表面の磁気ブラシの層厚が小さくなる。
そして、磁気ローラ60において、磁気ブラシは、磁極部材62によって磁気スリーブ61表面に担持された状態で搬送される。トナー供給領域Tで磁気ブラシが現像ローラ50の現像スリーブ51に接触し、現像及び磁気バイアス53、63がそれぞれ現像スリーブ51と磁気スリーブ61とに印加されると、磁気ブラシのトナーが現像スリーブ51に供給される。尚、磁気スリーブ61は、現像スリーブ51と同方向に回転するので、トナー供給領域Tにおいて、現像スリーブ51に対して反対方向に回転駆動されることにより、現像スリーブ51にトナーのみを供給しやすくなる。
現像バイアス53を印加された現像スリーブ51が図2の時計回り方向に回転すると、現像領域Dにおいて、現像バイアス電位と感光体10の露光部位の電位との電位差により、現像スリーブ51表面に担持されたトナーが感光体10に飛翔する。飛翔したトナーが感光体10上の露光部位に付着し、静電潜像が現像される。
現像後に、感光体10の静電潜像の現像に供されなかった未現像トナーは、現像スリーブ51の時計回り方向の回転によって、現像領域Dからトナー供給領域Tまで搬送され、磁気スリーブ61表面の磁気ブラシに接触すると、磁気ブラシによって現像スリーブ51表面から掻き取られて、磁気ローラ60側に回収される。
次に、図3に基づいて濃度センサの構成について説明する。図3は本発明の画像形成装置に用いられる濃度センサの構成を示す概略構成図である。なお、図3においては、ブラック色のトナー画像が形成される感光体10aに対向するように配設された濃度センサ90aについてのみ図示し、これについて説明するが、これは他の感光体10b〜10dに対して配設される濃度センサ90b〜90dについても構成は同様であり、説明を省略し、また各色の濃度センサ及び感光体を示すa〜dの符号を省略する。
図3に示すように、濃度センサ90には、感光体10の表面に対して所定量傾いた角度で配置されたLED等の発光素子91が備えられており、この発光素子91から感光体10表面へと測定光を照射している。また、この発光素子91から射出される測定光の光量を所定量に調整するために、第1偏光ビームスプリッタBS1と測定光量モニタ用受光素子92が備えられている。
第1偏光ビームスプリッタBS1は、発光素子91と感光体10との間に配置されており、発光素子91から射出される測定光をP偏光の測定光P1とS偏光の測定光S1とに分離し、P偏光の測定光P1についてはそのまま感光体10に入射させ、S偏光の測定光S1についてはモニタ用受光素子92に入射させる。そして、このS偏光の測定光S1の光量をモニタし、発光素子91をフィードバック制御することにより、測定光量が一定に保たれるよう構成されている。
更に、濃度センサ90には、感光体10表面または感光体10上のトナーtから反射した反射光を受光する第1及び第2受光素子93、94が備えられており、これら第1及び第2受光素子93、94と感光体10との間には、第2偏光ビームスプリッタBS2が配置されている。この第2偏光ビームスプリッタBS2は、反射光をP偏光の反射光P2と、S偏光の反射光S2とに分離し、反射光P2を第1受光素子93に入射させ、反射光S2を第2受光素子94に入射させる。
第1及び第2受光素子93、94は、受光した反射光(P2、S2)を光電変換して第1及び第2の出力信号を出力し、これらの第1及び第2の出力信号は、A/D変換された後、受光出力信号として制御部30(図4参照)に与えられる。
図4は本発明の画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。図5は、画像形成装置の要部を機能的に示すブロック図である。
図4に示すように、画像形成装置1は、制御部30と、操作パネル31と、記憶部32と、画像形成部45と、定着器8と、濃度センサ90と、駆動制御回路35及び現像電圧制御回路36等から構成されている。
操作パネル31は、複数の操作キーからなる操作部と、設定条件や装置の状態等を表示する表示部(いずれも図示せず)から構成されており、ユーザが印刷条件の設定を行う他、例えば画像形成装置1がファクシミリ機能を有する場合は、記憶部32にファクシミリ送信先を登録し、さらに登録された送信先の読み出しや書き換えを行う等の種々の設定にも使用される。
記憶部32は、RAM41、及びROM42を備えており、RAM41及びROM42は、制御部30の処理プログラムや処理内容等を記憶する。また、RAM41(或いはROM42)には、濃度センサ90の測定出力値(受光出力信号)と感光体10上のトナー付着量との関係がトナー付着量データ32a(図5参照)として予め記憶されており、また感光体10上の適正なトナー付着量を示すトナー基準データ32b(図5参照)が予め記憶されており、さらに、トナー付着量データに応じた搬送ローラ70の回転数の補正量データ32c(図5参照)も予め記憶されている。
駆動制御回路35は、制御部30からの出力信号により感光体10、帯電器40等の駆動機構とともに、搬送ローラ70の駆動機構73(図2参照)を駆動回転させるものであり、現像電圧制御回路36は、制御部30からの出力信号により、現像ローラ50、磁気ローラ60にバイアスを印加するものである。
制御部30は、設定されたプログラムに従って画像形成部45、定着器8や濃度センサ90を全般的に制御する。更に制御部30は、濃度センサ90から受光出力信号を受信し、受光出力信号に基づいて、記憶部32に記憶されたトナー付着量データから対応するトナー付着量を決定して、トナー基準データと比較して、さらに、その比較値から搬送ローラ70の回転数の補正を行う機能を有している。
ここで、以上のように構成された画像形成装置1では、所定の印刷枚数毎に磁気ローラ60上の磁気ブラシの層厚を調整するために、濃度センサ90を用いて感光体10上のトナー付着量を検知し、その検知結果に基づいて、搬送ローラ70の回転数が制御される。
所定の印刷枚数になると、制御部30は、一様に帯電した感光体表面に、基準パッチ画像データに基づいて、静電潜像を形成させる。次いで、制御部30は現像電圧制御回路36に制御信号を出力し、現像電圧制御回路36によって現像ローラ50及び磁気ローラ60にバイアスが印加され、静電潜像が現像される。現像を行った後、濃度センサ90によって感光体10上の基準パッチ画像の濃度測定が行われ、測定結果を示す受光出力信号が制御部30に与えられる。
図5に示すように、濃度センサ90から受光出力信号が制御部30に入力されると、制御部30は、トナー付着量変換部30aにおいて、受光出力信号に基づいて、記憶部32に記憶されたトナー付着量データ32aから対応するトナー付着量を決定する。
次に、濃度判定部30bでは、記憶部32からトナー基準データ32bを入力し、受光出力信号に基づくトナー付着量が、トナー基準データ32bの範囲に有るか否かを判定する。このトナー付着量がトナー基準データ32bの範囲に入っていないならば、濃度判定部30bは、トナー基準データ32bからのズレ分を算出して、このズレ算出値信号をローラ回転数変換部30cに出力する。トナー付着量がトナー基準データ32bの範囲に入っているならば、適正濃度を示す信号がローラ回転数変換部30cに出力される。
ローラ回転数変換部30cでは、ズレ算出値信号に基づいて、記憶部32に記憶された回転数補正量データ32cから対応する搬送ローラ70の補正回転数を決定する。制御部30は、ローラ回転数変換部30cにおける補正回転数を駆動制御回路35に出力する。
駆動制御回路35は、次回以降の画像形成において、現回転数にこの補正回転数を補正して、搬送ローラ70を回転させる。適正濃度を示す信号がローラ回転数変換部30cに入力されると、補正回転数が駆動制御回路35に出力されることはなく、駆動制御回路35は、次回以降の画像形成においても、現回転数で搬送ローラ70を回転させる。これによって、搬送ローラ70の回転数が大きくなると、磁気スリーブ61表面に形成される磁気ブラシの層厚が大きくなり、逆に、搬送ローラ70の回転数が小さくなると、磁気スリーブ61表面の磁気ブラシの層厚が小さくなり、磁気スリーブ61表面の磁気ブラシが常に適切な層厚になる。
上記第1実施形態によれば、現像器100は、撹拌されたトナーと磁性キャリアからなる磁性現像剤を搬送ローラ70により汲み上げ、汲み上げた磁性現像剤を搬送ローラ70から磁気ローラ60に供給し、さらに、磁気ローラ60上に担持された磁気ブラシからトナーを現像ローラ50に供給し、該トナーにより静電潜像を現像する。画像形成装置1は、この現像器100と、該トナーにより形成されるトナー画像を保持する感光体10と、この感光体10に形成されたトナー画像の濃度を検知する濃度センサ90と、この濃度センサ90により検知された濃度が、適正濃度であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、搬送ローラ70の回転数を制御する制御部30とを備える。
この構成によると、感光体10に形成されたトナー画像の濃度を濃度センサ90により検知し、この検知した濃度が適正濃度であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、搬送ローラ70の回転数が制御される。搬送ローラ70の回転数に応じて、搬送ローラ70から磁気ローラ60に供給される現在剤量、即ち磁気ローラ60上の現像剤(磁気ブラシ)層厚が変わる。そして現像ローラ50から供給されるトナーにより静電潜像が現像される。これによって、規制ブレードを設けることなく、磁気ローラ60上の現像剤層厚を規制することができて、現像剤への摩擦や規制ブレードによる物理的なストレス等の負荷が低減される。従って、発熱・蓄熱による現像剤の劣化やトナーからの外添剤の剥がれ・埋没が抑えられ、画像性能を良好に保つことができる。また、現像器を構成する部材が少なくなり、安価な画像形成装置を提供することができる。
尚、上記第1実施形態では、濃度センサ90が感光体10a〜10dに対向するように配設される構成を示したが、本発明はこれに限らず、濃度センサ90が中間転写ベルト5の走行方向で感光体10dの下流側に配設され、中間転写ベルト5の表面上に形成された基準パッチのトナー画像の濃度を検知する構成にしてもよい。この場合も上記同様の効果を奏することができる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態である画像形成装置の要部を機能的に示すブロック図である。第1実施形態と異なる、検知部材と制御部の構成作用について主に説明し、以降、第1実施形態と同じ部分の説明を省略する。
検知部材としての温度センサ290が現像器100の内部に配設され、磁気ローラ60近傍の温度を測定する。測定した温度は制御部230に与えられる。
記憶部232には、RAM、及びROMを備えており、温度センサ290の測定温度(温度信号)と、磁気ローラ60上の磁気ブラシの層厚との関係が現像剤付着量データ232aとして予め記憶されており、また適正な磁気ブラシ層厚を示す現像剤基準データ232bが予め記憶されており、さらに、磁気ブラシの層厚に応じた搬送ローラ70の回転数の補正量データ232cも予め記憶されている。
制御部230は、温度センサ290から温度信号を受信し、温度信号に基づいて、記憶部232に記憶された現像剤付着量データから対応する磁気ブラシ層厚を決定する現像剤付着量変換部230aと、現温度に基づく磁気ブラシ層厚と適正な磁気ブラシ層厚と比較する付着量判定部230bと、さらに、その比較値から搬送ローラ70の回転数の補正を行うローラ回転数変換部230cとを有している。
所定の印刷枚数において、温度センサ290から温度信号が制御部230に入力されると、制御部230は、現像剤付着量変換部230aにおいて、温度信号に基づいて、記憶部232に記憶された現像剤付着量データ232aから対応する磁気ブラシの層厚を決定する。
次に、付着量判定部230bでは、記憶部232から現像剤基準データ232bを入力し、温度信号にから変換した磁気ブラシの層厚が、現像剤基準データ232bの範囲に有るか否かを判定する。この磁気ブラシの層厚が現像剤基準データ232bの範囲に入っていないならば、付着量判定部230bは、現像剤基準データ232bからのズレ分を算出して、このズレ算出値信号をローラ回転数変換部230cに出力する。磁気ブラシの層厚が現像剤基準データ232bの範囲に入っているならば、適正付着量を示す信号がローラ回転数変換部230cに出力される。
ローラ回転数変換部230cでは、ズレ算出値信号に基づいて、記憶部232に記憶された回転数補正量データ232cから対応する搬送ローラ70の補正回転数を決定する。制御部230は、ローラ回転数変換部230cにおける補正回転数を駆動制御回路35に出力する。
駆動制御回路35は、次回以降の画像形成において、現回転数にこの補正回転数を補正して、搬送ローラ70を回転させる。これによって、現像器100内の温度が低くなると、搬送ローラ70の回転数を大きくなるように駆動制御して、磁気スリーブ61表面に形成される磁気ブラシの層厚を大きくし、逆に、現像器100内の温度が高くなると、搬送ローラ70の回転数が小さくなるように駆動制御して、磁気スリーブ61表面の磁気ブラシの層厚を小さくし、磁気スリーブ61表面の磁気ブラシが常に適切な層厚になるようにする。
上記第2実施形態によれば、現像器100は、撹拌されたトナーと磁性キャリアからなる磁性現像剤を搬送ローラ70により汲み上げ、汲み上げた磁性現像剤を搬送ローラ70から磁気ローラ60に供給し、さらに、磁気ローラ60上に担持された磁気ブラシからトナーを現像ローラ50に供給し、該トナーにより静電潜像を現像する。画像形成装置1は、この現像器100と、現像器100内の温度を検知する温度センサ290と、この温度センサ290の検知結果に基づいて、搬送ローラ70の回転数を制御する制御部230とを備える。
この構成によると、現像器100内の温度を温度センサ290により検知し、この検知した結果に基づいて、搬送ローラ70の回転数を制御する。搬送ローラ70の回転数に応じて、搬送ローラ70から磁気ローラ60に供給される現在剤量、即ち磁気ローラ60上の現像剤(磁気ブラシ)層厚が変わる。そして現像ローラ50から供給されるトナーにより静電潜像が現像される。これによって、規制ブレードを設けることなく、磁気ローラ60上の現像剤層厚を規制することができて、現像剤への摩擦や規制ブレードによる物理的なストレス等の負荷が低減される。従って、発熱・蓄熱による現像剤の劣化やトナーからの外添剤の剥がれ・埋没が抑えられ、画像性能を良好に保つことができる。また、現像器を構成する部材が少なくなり、安価な画像形成装置を提供することができる。
尚、上記第2実施形態では、検知部材として温度センサを用いる構成を示したが、本発明はこれに限らず、検知部材として、現像器100内の湿度を検知する湿度センサを用いて、湿度センサの検知結果に基づいて、搬送ローラ70の回転数を制御する構成にしてもよい。この場合には、現像器100内の湿度が低くなると、搬送ローラ70の回転数が大きくなるように駆動制御して、磁気スリーブ61表面に形成される磁気ブラシの層厚を大きくし、逆に、現像器100内の湿度が高くなると、搬送ローラ70の回転数が小さくなるように駆動制御して、磁気スリーブ61表面の磁気ブラシの層厚を小さくし、磁気スリーブ61表面の磁気ブラシが常に適切な層厚になるようにする。このようにすると、上記同様の効果を奏することができる。
また、上記第1及び第2実施形態では、現像ローラ50と、磁気ローラ60及び搬送ローラ70を備える現像器100において、現像剤担持体として磁気ローラ60を適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、現像器は搬送ローラ70と現像剤担持体としての現像ローラを備え、現像ローラは、固定された磁極部材と、磁極部材を内包するとともに回転する現像スリーブとを有する。そして搬送ローラ70は、撹拌された磁性現像剤を汲み上げ、汲み上げた磁性現像剤を現像ローラに供給する。現像ローラは、磁極部材の磁力によって、現像スリーブ上に磁気ブラシを形成して担持し、この磁気ブラシを感光体に接触させて現像する構成に適用させてもよい。
以下、本発明の実施形態をさらに具体化した実施例と比較例を示す。尚、本発明はこの実施例のみに限定されるものではない。
実施例では、現像ローラは、外径が20mmであり、回転数が286rpmであり、磁気ローラは、外径が25mmであり、回転数が343rpmである。そして、搬送ローラは、外径が14mmであり、回転数の初期値が190rpmに設定され、この時の磁気ローラ上の現像剤搬送量が30mg/cm2である。現像剤は、平均粒径6.8μmの非磁性トナーと、平均粒径35μmの磁性キャリアを用い、トナー/キャリアの比率(T/C)を12%に設定した。印字率1%の画像データに基づいて、連続印刷で500枚の画像形成を行い、その後1回毎の印刷で100枚の画像形成を行い、このサイクルを繰り返し、総数10万枚の画像形成を行った。この画像形成の期間、30枚毎に濃度センサで感光体上に形成した基準パッチのトナー画像の濃度を検知して、その濃度に基づいて、搬送ローラの回転数を制御した。
比較例では、現像ローラは、外径が20mmであり、回転数が286rpmであり、磁気ローラは、外径が25mmであり、回転数が343rpmである。そして、規制ブレードは、ステンレス鋼(SUS430)で製作され、磁気ローラ表面と隙間0.3mmを設けて配置される。現像剤は、平均粒径6.8μmの非磁性トナーと、平均粒径35μmの磁性キャリアを用い、トナー/キャリアの比率(T/C)を12%に設定した。印字率1%の画像データに基づいて、連続印刷で500枚の画像形成を行い、その後1回毎の印刷で100枚の画像形成を行い、このサイクルを繰り返し、総数10万枚の画像形成を行った。
上記の試験条件において画像形成し、画像濃度を測定した。画像濃度は、ポータブル反射濃度計RD−19(グレタグマクベス社製)を使用して測定した。10万枚の耐久印刷における画像濃度の評価結果を表1に示す。表1に示すように、比較例は、初期の印刷に対して、印刷枚数4万枚以降では画像濃度が低下していた。実施例では、初期の印刷に対して、印刷枚数4万枚以降で画像濃度が低下するが、画像濃度が安定して1.2以上あり、良好な結果が得られた。
Figure 2010175882
本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に利用することができる。
1 画像形成装置
5 中間転写ベルト(画像保持体)
10a〜10d 感光体(画像保持体)
30 制御部
30a トナー付着量変換部
30b 濃度判定部
30c ローラ回転数変換部
32 記憶部
32a トナー付着量データ
32b トナー基準データ
32c 回転数補正量データ
35 駆動制御回路
45 画像形成部
50 現像ローラ
51 現像スリーブ
52 磁極部材
53 現像バイアス
60 磁気ローラ(現像剤担持体)
61 磁気スリーブ
62 磁極部材
63 磁気バイアス
70 搬送ローラ
71 搬送スリーブ
72 磁極部材
73 駆動機構
80 ハウジング
81 撹拌部材
90 濃度センサ(検知部材)
100a〜100d 現像器
230 制御部
230a 現像剤付着量変換部
230b 付着量判定部
230c ローラ回転数変換部
232 記憶部
232a 現像剤付着量データ
232b 現像剤基準データ
232c 回転数補正量データ
290 温度センサ(検知部材)

Claims (5)

  1. 撹拌された磁性現像剤を搬送ローラにより汲み上げ、汲み上げた磁性現像剤を前記搬送ローラから現像剤担持体に供給し、前記現像剤担持体上のトナーにより静電潜像を現像する現像器と、
    該トナーにより形成されるトナー画像を保持する画像保持体と、
    前記画像保持体に形成されたトナー画像の濃度を検知する検知部材と、
    前記検知部材により検知された濃度が、適正濃度であるか否かを判定し、該判定結果に基づいて、前記搬送ローラの回転数を制御する制御部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像保持体は、静電潜像を形成され、該静電潜像からトナー画像に現像される感光体であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像保持体は、感光体のトナー画像を転写する中間転写体であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 撹拌された磁性現像剤を搬送ローラにより汲み上げ、汲み上げた磁性現像剤を前記搬送ローラから現像剤担持体に供給し、前記現像剤担持体上のトナーにより静電潜像を現像する現像器と、
    前記現像器内の温度を検知する温度センサと、
    前記温度センサの検知結果に基づいて、前記搬送ローラの回転数を制御する制御部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 撹拌された磁性現像剤を搬送ローラにより汲み上げ、汲み上げた磁性現像剤を前記搬送ローラから現像剤担持体に供給し、前記現像剤担持体上のトナーにより静電潜像を現像する現像器と、
    前記現像器内の湿度を検知する湿度センサと、
    前記湿度センサの検知結果に基づいて、前記搬送ローラの回転数を制御する制御部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
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