JP2010175096A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置面積の削減及び結露水の滴下を防止できる加熱調理器を提供する。
【解決手段】加熱室11に給気口38を介して外気を供給する給気経路34、60と、加熱室11内の気体を排気する排気経路40とを備え、給気経路34、60から外気を加熱室11に供給してマイクロ波による調理を行うとともに蒸気発生装置1から供給される蒸気による調理を行う加熱調理器10において、加熱室11の側面及び底面にそれぞれ沿って配される側面部61及び底面部62を有して断面L字状に形成される給気ダクト60と、底面部62に配される給気ファン37とを有し、外気が流入する開口部62aが底面部62の底面62bに設けられるとともに側面部61に給気口38が設けられ、給気ファン37は下面の吸込口37cと上面の排気口37dとを開口するハウジング37bを有し、排気口37dが側面部61に面する方向に底面部62の底面を傾斜した。
【選択図】図3

Description

本発明は、加熱室に蒸気及びマイクロ波を供給して調理を行う加熱調理器に関する。
従来の加熱調理器は特許文献1に開示されている。この加熱調理器は前面が扉により開閉して調理物を収納する加熱室を備えている。加熱室内には加熱ヒータが設けられる。加熱室の一側方には給気ファンを有する給気経路が設けられ、給気経路内にマイクロ波を供給するマグネトロンが配される。加熱室の他側方には加熱室に蒸気を供給する蒸気発生装置が配される。
給気ファンはマグネトロンの後方に配され、加熱室の一方の側壁には給気ファンの駆動によって給気経路を介して加熱室内に外気を供給する給気口が開口する。加熱室の他方の側壁には加熱室内の気体を排気する排気口が開口する。
マイクロ波による調理を行う際には給気ファン及びマグネトロンが駆動され、給気口から加熱室内に外気が供給されて排気口から排気される。調理物から発生した蒸気を含む排気の湿度を検知して調理の終了時期が判別される。これにより、マイクロ波加熱によって調理物の調理が行われる。
蒸気による調理を行う際には蒸気発生装置によって加熱室内に蒸気若しくは微小水滴が供給される。加熱室内の蒸気または微小水滴は加熱ヒータによって更に加熱され、過熱蒸気によって調理物の調理が行われる。
特開平6−94241号公報(第3頁、第3図)
しかしながら、上記従来の加熱調理器によると、加熱室の側方に給気ファンを配した給気経路が設けられるため、加熱調理器の設置面積が大きくなる問題があった。また、蒸気による調理時に給気口から蒸気の一部が流出するため、給気経路内で結露した結露水が滴下する。このため、加熱調理器の設置面が浸水する問題があった。また、加熱調理器の下部には一般に電装部品が配され、滴下した結露水による電装部品を損傷する問題もあった。
上記特許文献1には給気口及び排気口にそれぞれ給気ダンパ及び排気ダンパを設けた構成が開示される。これにより、給気口からの蒸気の流出を防止して結露水の滴下を防止することができる。しかしながら、給気口及び排気口にそれぞれ給気ダンパ及び排気ダンパを設けると加熱調理器のコストが大きくなる問題がある。また、加熱室内が蒸気で充満された際に内圧が上昇して扉が開き、蒸気が噴出して加熱調理器の安全性が低くなる問題もある。
本発明は、設置面積を削減できる加熱調理器を提供することを目的とする。また本発明は、給気経路からの結露水の滴下を防止できる加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の蒸気発生装置は、調理物を収納する加熱室と、前記加熱室の前面開口部を開閉する扉と、前記加熱室にマイクロ波を供給するマグネトロンと、前記加熱室に給気口を介して外気を供給する給気経路と、前記加熱室内の気体を排気する排気経路と、前記加熱室に蒸気を供給する蒸気発生装置とを備え、前記給気経路から外気を前記加熱室に供給してマイクロ波による調理を行うとともに前記蒸気発生装置から供給される蒸気による調理を行う加熱調理器において、前記給気経路は、前記加熱室の側面及び底面にそれぞれ沿って配される側面部及び底面部を有して断面L字状に形成される給気ダクトと、前記底面部に配される給気ファンとを有し、外気が流入する開口部が前記底面部の底面に設けられるとともに前記側面部に前記給気口が設けられ、前記給気ファンは前記開口部に面した吸込口と前記加熱室の底面に面した排気口とを開口するハウジングを有し、前記排気口が前記側面部に面する方向に前記底面部の底面を傾斜して前記ハウジングを設置したことを特徴としている。
この構成によると、マイクロ波による調理時にマグネトロン及び給気ファンが駆動される。給気経路には加熱調理器の外部から取り込まれた外気が流通する。給気ダクトの底面部に設けた開口部から給気ダクト内に流入した外気は側面部を流通して給気口から加熱室内に供給される。加熱室内に供給された外気は排気口を介して排気される。排気口の排気には調理物から発生した蒸気が含まれ、排気の湿度を検知して調理の終了時期を判別して調理が終了する。
蒸気による調理時には給気ファンが停止され、蒸気発生装置が駆動される。加熱室内には蒸気発生装置により蒸気が供給され、調理物が蒸気により加熱調理される。加熱室内に供給された蒸気は排気口及び給気口から流出する。給気口を介して加熱室から給気ダクト内に流出した蒸気は側面部を流通する間に結露して側面部の底部に流下する。側面部の底部に流下した結露水は底面部の底面が傾斜するため開口部からの漏水が防止される。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記扉の下方に配されて前記扉の結露水を回収する着脱自在の露受け部と、前記側面部の下端から前方に突出して前記給気ダクト内の結露水を前記露受け部に導く排水通路とを備えたことを特徴としている。
この構成によると、蒸気による調理時に扉に接した蒸気が結露して発生する結露水は調理終了時に開かれた扉を流下し、露受け部に回収される。給気口を介して加熱室から給気ダクト内に流出した蒸気は側面部を流通する間に結露し、結露水が側面部の底部に流下する。側面部の底部の結露水は側面部の下端に設けた排水通路を流通して露受け部に回収される。露受け部は加熱調理器から取り外され、回収された結露水が廃棄される。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記底面部の天面の周部に凹設して結露水を集水する集水溝と、前記集水溝に開口して結露水を前記底面部内に滴下させる孔部とを備えたことを特徴としている。この構成によると、給気ダクトと加熱室の側壁との間に侵入した蒸気による結露水は加熱室の側壁の外面を伝って給気ダクトの底面部の天面に流下する。底面部の天面に流下した結露水は集水溝により集水され、孔部から底面部内に滴下される。底面部内に滴下された結露水は排水通路を介して露受け部に回収される。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記ハウジングが前記側面部内に延設され、前記排気口の周囲であって前記排気口の中心よりも前記側面部に近い側の直上に前記孔部が配されることを特徴としている。この構成によると、集水溝で集水された結露水は孔部からハウジング上に滴下し、ハウジング上を流下して排水通路に導かれる。この時、孔部が排気口の中心よりも側面部に近い側に配されるため、結露水のハウジング内への侵入が防止される。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記給気経路内に電装部品が配されることを特徴としている。この構成によると、開口部から給気ダクト内に流入する外気によって電装部品が冷却されるとともに電装部品への結露水の滴下が防止される。
本発明によると、給気経路が加熱室の側面及び底面に沿う断面L字状の給気ダクトを有し、給気ダクトの底面部に給気ファンが配されるので、加熱室の側方の給気経路を狭く形成することができる。従って、狭い設置面積で加熱調理器を設置することができ、加熱調理器の利便性を向上することができる。また、給気経路内に給気ダクトが設けられるため給気口から流出する蒸気が側面部で結露し、給気経路からの結露水の滴下を低減することができる。加えて、給気ファンの排気口が側面部に面する方向に底面部の底面を傾斜したので、底面部から側面部に外気を導く際の送風効率を向上できるとともに、側面部で結露した結露水が底面部の開口部から漏水することを防止できる。
また、側面部の下端から前方に突出して給気ダクト内の結露水を露受け部に導く排水通路を設けたので、開口部からの漏水をより確実に防止することができる。
本発明の実施形態の加熱調理器の内部を示す右側面図 本発明の実施形態の加熱調理器の内部を示す正面図 本発明の実施形態の加熱調理器の給気ダクトを示す斜視図 本発明の実施形態の加熱調理器の給気ダクトの縦断面を示す斜視図 本発明の実施形態の加熱調理器の給気ダクトを示す正面図 図5のA矢視図 図5のB矢視図 本発明の実施形態の加熱調理器の給気ダクトを示す上面図 本発明の実施形態の加熱調理器の給気ダクトを示す背面図 本発明の実施形態の加熱調理器の加熱室の一部を示す斜視図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2は一実施形態の加熱調理器の内部を示す右側面図及び正面図である。加熱調理器10は本体筐体22内に調理物を収納する略直方体の加熱室11を有している。本体筐体22と加熱室11との間の前面は化粧板50(図10参照)により塞がれている。
加熱室11の側壁及び天井壁は遮熱板23により覆われて遮熱され、前面は扉11bにより開閉される。扉11bの下方には着脱自在の露受け部52が設けられている。露受け部52は扉11bを開いた際に扉11bの背面を流下する結露水を回収して貯水する。
加熱室11の天面には加熱室11の室内温度を検知する温度センサ11cが設けられる。温度センサ11cの検知温度に基づいて後述する循環ヒータ15が制御される。加熱室11の両側壁には支持部17bが突設され、載置網17aを載置したトレイ17が支持部17b上に設置される。調理物Wは載置網17a上に載置される。
加熱室11の下方には本体筐体22との間に外気流入ダクト34が形成される。外気流入ダクト34は本体筐体22の底面に外気吸込口34aが開口する。外気流入ダクト34には電装部33及びマグネトロン30が配される。外気流入ダクト34の左側方には加熱室11の左側面及び底面に沿って給気ダクト60が配される。給気ダクト60は給気ファン37を内装し、加熱室11の左側の側壁11dの前部に給気口38を開口する。外気流入ダクト34及び給気ダクト60によって加熱室11内に外気を供給する給気経路が形成される。
図3、図4は給気ダクト60の斜視図及び縦断面を示す斜視図である。図5は給気ダクト60の正面図を示しており、図6、図7は図5のA矢視図及びB矢視図である。また、図8、図9は給気ダクト60の上面図及び背面図を示している。給気ダクト60は板金加工により形成され、加熱室11の左側面に沿って配される側面部61と底面に沿って配される底面部62とを有している。
側面部61は加熱室11の下方まで延設され、底面部62は側面部61の下部から水平方向に突出する。これにより、給気ダクト60は断面L字状に形成される。側面部61の周部にはネジ孔61bが設けられる。ネジ孔61bに挿通されたネジ(不図示)を加熱室11の側壁11dに螺合して給気ダクト60が加熱室11の側壁11dに取り付けられる。側面部61の上部には開口部61aが設けられる。開口部61aが加熱室11の側壁11dに設けた複数の小孔に対向して給気口38(図10参照)が形成される。
底面部62の底面62bには開口部62aが形成され、給気ファン37が取り付けられる。図7、図8に示すように、給気ファン37はリード線37eにより電源供給して回転する羽根車37aが直方体のハウジング37bにより覆われる。ハウジング37bの下面には開口部62aに面して吸込口37cが開口し、上面には排気口37dが開口する。
給気ファン37の駆動によって外気吸込口34a(図1参照)を介して外気流入ダクト34に外気が流入する。これにより、電装部33及びマグネトロン30が冷却される。外気流入ダクト34を流通する外気は開口部62a及び吸込口37cを介して給気ダクト60内に流入し、排気口37dの排気が給気ダクト60を流通して給気口38から加熱室11に供給される。
この時、底面部62の底面62bは給気ファン37の排気口37dが側面部61に面する方向に傾斜する傾斜面に形成される。このため、底面部62から側面部61に流通する外気の通風抵抗を低減することができる。
側面部61の前面の下端には隙間61c(図5参照)が形成される。側面部61の底面61d(図6参照)は前方が下方に傾斜する傾斜面から成り、前方に延びる排水通路65を形成する。給気口38から流出する蒸気によって側面部61で結露する結露水は排水通路65によって隙間61cを介して給気ダクト60の外部に導かれる。
排水通路65は図10に示すように化粧板50に設けた孔部50aから前方に突出し、露受け部52(図1参照)に結露水を導くようになっている。この時、底面部62の底面62bが傾斜するため、側面部61の底面61dに流下した結露水の開口部62a(図4参照)からの漏水を防止することができる。
底面部62の天面62cの周部にはコ字型の集水溝63が形成される。集水溝63の底面は側面部61側が下がるように傾斜し、側面部61側の前後端には底面部62の天面62cを貫通する孔部64が形成される。加熱室の側壁11dの外面と給気ダクト60との間に侵入する蒸気による結露水は側壁11dを伝って底面部62の天面62cに流下する。天面62cに流下した結露水は集水溝63に流入し、集水溝63を流れて孔部64から底面部62内に滴下される。
給気ファン37のハウジング37bは側面部61に延設されて給気ファン37が底面部62と側面部61に跨って配され、省スペース化が図られる。この時、孔部64は排気口37dの周囲であって排気口37dの中心よりも側面部61に近い側の直上に設けられる。これにより、底面部62の底面62bの傾斜によってハウジング37bの上面が傾斜するため、孔部64から滴下される結露水の給気ファン37内への侵入を防止することができる。
図1、図2において、電装部33は加熱調理器10の各部を駆動する駆動回路やこれを制御する制御部等の電装部品を有し、多数の発熱素子が実装されている。マグネトロン30は導波管31を介して加熱室11内にマイクロ波を供給する。導波管31内にはアンテナモータ32aにより回転するアンテナ32が配され、マイクロ波が均一に加熱室11に供給される。
加熱室11の右側の側壁11aの後部には排気口41を介して排気ダクト40が導出される。排気ダクト40は加熱室11の後方に延びて形成され、開放端40aが本体筐体22の天面に開口する。また、排気ダクト40には排気口41の排気の湿度を検知する湿度センサ42が設けられる。
加熱室11の側壁11aの上部には吐出口8を介して加熱室11に蒸気を供給する蒸気発生装置1が取り付けられる。蒸気発生装置1の側方には着脱自在の給水タンク20が配される。給水タンク20の後方には蒸気発生装置1の給水口3に接続される給水ポンプ21が配される。
蒸気発生装置1は蒸気発生ヒータ4を有し、加熱室11の側壁11aの上部に配置される。給水タンク20は本体筐体22の下部に配置される。これにより、給水タンク20から蒸気発生装置1に自重によって水が流入することを防止する。給水ポンプ21はチューブポンプから成り、チューブ21aにより送水を行う。給水タンク20は継手(不図示)を介して給水ポンプ21に接続される。給水ポンプ21の駆動によって給水タンク20から蒸気発生装置1内に給水される。
加熱室11の背後には循環ダクト12が設けられる。循環ダクト12は加熱室11の背壁の中央部に吸気口14を有し、加熱室11の背壁の周部に複数の噴出口13を有している。循環ダクト12内には循環ファン16及び循環ヒータ15が設けられる。循環ファン16はファンモータ16aにより回転駆動される。循環ファン16により加熱室11内の蒸気を吸気口14から循環ダクト12内に吸い込み、噴出口13から吹き出す。循環ヒータ15は循環ファン16の周囲に配された環状のシーズヒータから成り、循環ダクト12を流通する蒸気を所定温度に維持する。
上記構成の加熱調理器10において、マイクロ波による調理を開始すると、マグネトロン30、アンテナモータ32a及び給気ファン37が駆動される。マグネトロン30によって導波管31を介して加熱室11内にマイクロ波が供給され、調理物Wがマイクロ波加熱される。
給気ファン37の駆動により外気流入ダクト34内には外気吸込口34aから外気が流入する。外気流入ダクト34内に流入した外気は電装部33及びマグネトロン30を冷却して外部に排気される。電装部18及びマグネトロン20を冷却して昇温された外気の一部は給気ダクト60に流入する。
給気ダクト60を流通する外気は給気口38から加熱室11に供給される。この時、給気口38が加熱室11の前部に配されるため、給気口38から吹き出される気流が扉11bに沿って流通する。これにより、電装部33やマグネトロン30を冷却して昇温された空気によって扉11bの結露を低減することができる。
給気口38からの給気によって加熱室11内の空気は排気口41から排気され、排気ダクト40を流通して開放端40aから大気に放出される。排気ダクト40を流通する空気は湿度センサ42により湿度が検知される。マイクロ波加熱によって調理物Wから蒸気が発生し、加熱室11内が所定の湿度になると湿度センサ42の検知によって調理の終了時期が判断される。これにより、マイクロ波による調理が終了する。
蒸気による調理を行う際には、貯水された給水タンク20が装着される。そして、調理物Wを載置網17a上に載置し、調理メニューを選択して調理が開始される。調理を開始すると給水ポンプ21が駆動され、続いて蒸気発生ヒータ4が駆動される。給水ポンプ21により給水口3から蒸気発生装置1内に給水される。
蒸気発生装置1に給水された水は底部に溜まり、蒸気発生ヒータ4により蒸発して蒸気が発生する。蒸気発生装置1内で発生した蒸気は吐出口8から加熱室11に供給される。加熱室11内に供給された蒸気によってトレイ17上の調理物Wが調理される。
また、加熱室11内の蒸気は循環ファン16の駆動によって吸気口14を介して循環ダクト12に流入する。循環ダクト12を流通する蒸気は循環ヒータ15によって加熱され、噴出口13から加熱室11内に噴出される。これにより、加熱室11内の蒸気が所定温度に維持され、飽和蒸気または過熱蒸気による調理が行われる。
加熱室11内への蒸気の供給によって給気口38及び排気口41から蒸気が流出する。排気口41の開口面積は給気口38よりも大きく形成され、排気口41から流出する蒸気量が給気口38から流出する蒸気量よりも多くなっている。排気口41から流出する蒸気は排気ダクト40を介して放出され、一部が結露して排気口41を介して加熱室11内に回収される。
給気口38から流出する蒸気は給気ダクト60の側面部61内で結露し、排水通路65を介して露受け部52に回収される。また、給気ダクト60と加熱室11の側壁11dとの間に侵入した蒸気による結露水は孔部64から給気ダクト60内に流入し、排水通路65を介して露受け部52に回収される。
尚、蒸気による調理を行う際にも給気ファン37を駆動して外気流入ダクト34から外気を加熱室11内に導くようにしてもよい。このようにすれば、加熱室内11の蒸気が給気口38から流出することを防ぐことができる。このとき、給気ファン37は蒸気の逆流を防ぐ程度の回転数で駆動すればよく、回転数を通常よりも小さくすることによってエネルギーの節約になるので有効である。
調理が終了すると、扉11bを開くことによって扉11bの背面の結露が流下して露受け部52に回収される。露受け部52に貯水された結露水は露受け部52を取り外して廃棄される。尚、加熱室11の底面の周部には集水溝51(図10参照)が形成される。加熱室11の底面に発生する結露水は集水溝51によって加熱室11の後部に集水され、加熱ヒータ(不図示)の加熱によって蒸発する。
本実施形態によると、外気を加熱室11に供給する給気経路が加熱室11の側面及び底面に沿う断面L字状の給気ダクト60を有し、給気ダクト60の底面部62に給気ファン37が配されるので、加熱室11の側方の給気経路を狭く形成することができる。従って、狭い設置面積で加熱調理器10を設置することができ、加熱調理器10の利便性を向上することができる。また、給気経路内に給気ダクト60が設けられるため給気口38から流出する蒸気が側面部61で結露し、給気経路からの結露水の滴下を低減することができる。
加えて、給気ファン37のハウジング37bの排気口37dが側面部61に面する方向に底面部62の底面62bを傾斜したので、底面部62から側面部61に外気を導く際の送風効率を向上できる。この時、側面部61で結露した結露水が底面部62の開口部62aから漏水することを防止できる。
また、側面部61の下端から前方に突出して給気ダクト60内の結露水を露受け部52に導く排水通路65を備えたので、給気ダクト60内の結露水を露受け部52に回収して給気経路からの結露水の滴下をより確実に防止することができる。
また、孔部64を有する集水溝63を底面部62の天面62cの周部に凹設したので、加熱室11の側壁11dと給気ダクト60との間に侵入する蒸気による結露水を排水通路65を介して露受け部52に回収することができる。
また、給気ファン37のハウジング37bが側面部61内に延設され、排気口37dの周囲であって排気口37dの中心よりも側面部61に近い側の直上に孔部64が配されるので、省スペース化を図るとともに、孔部64から滴下した結露水の給気ファン37内への侵入を防止し、給気ファン37の損傷を防止することができる。
また、給気経路内に電装部品を有する電装部33が配されるので、給気経路からの結露水の滴下を防止することにより、電装部品の損傷を防止することができる。
本発明によると、加熱室に蒸気及びマイクロ波を供給して調理を行う加熱調理器に利用することができる。
1 蒸気発生装置
3 給水口
4 蒸気発生ヒータ
8 吐出口
10 加熱調理器
11 加熱室
11c 温度センサ
12 循環ダクト
13 噴出口
14 吸気口
15 循環ヒータ
16 循環ファン
20 給水タンク
21 給水ポンプ
22 本体筐体
23 遮熱板
30 マグネトロン
31 導波管
32 アンテナ
33 電装部
34 外気流入ダクト
34a 外気吸込口
37 給気ファン
37b ハウジング
37c 吸込口
37d 排気口
38 給気口
40 排気ダクト
41 排気口
42 湿度センサ
50 化粧板
52 露受け部
60 給気ダクト
61 側面部
61a、62a 開口部
62 底面部
63 集水溝
64 孔部
65 排水通路

Claims (5)

  1. 調理物を収納する加熱室と、前記加熱室の前面開口部を開閉する扉と、前記加熱室にマイクロ波を供給するマグネトロンと、前記加熱室に給気口を介して外気を供給する給気経路と、前記加熱室内の気体を排気する排気経路と、前記加熱室に蒸気を供給する蒸気発生装置とを備え、前記給気経路から外気を前記加熱室に供給してマイクロ波による調理を行うとともに前記蒸気発生装置から供給される蒸気による調理を行う加熱調理器において、前記給気経路は、前記加熱室の側面及び底面にそれぞれ沿って配される側面部及び底面部を有して断面L字状に形成される給気ダクトと、前記底面部に配される給気ファンとを有し、外気が流入する開口部が前記底面部の底面に設けられるとともに前記側面部に前記給気口が設けられ、前記給気ファンは前記開口部に面した吸込口と前記加熱室の底面に面した排気口とを開口するハウジングを有し、前記排気口が前記側面部に面する方向に前記底面部の底面を傾斜して前記ハウジングを設置したことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記扉の下方に配されて前記扉の結露水を回収する着脱自在の露受け部と、前記側面部の下端から前方に突出して前記給気ダクト内の結露水を前記露受け部に導く排水通路とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記底面部の天面の周部に凹設して結露水を集水する集水溝と、前記集水溝に開口して結露水を前記底面部内に滴下させる孔部とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記ハウジングが前記側面部内に延設され、前記排気口の周囲であって前記排気口の中心よりも前記側面部に近い側の直上に前記孔部が配されることを特徴とする請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記給気経路内に電装部品が配されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の加熱調理器。
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