JP2010174999A - 継手の構造 - Google Patents

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哲郎 横井
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Abstract

【課題】チューブ内を高圧流体が流れる場合であっても簡便かつ確実に封止することができる継手の構造を提供する。
【解決手段】流体の流路を形成するチューブと、チューブを継ぎ合わせる流体の流路を有し、外周側面に段差面が形成されたインナー部材と、インナー部材を嵌挿する嵌合孔を有する継手本体とを備え、嵌合孔は段差面と係合する係合面を有する。チューブは流路方向に対し所定角度傾斜したテーパ状の接合端面を有し、インナー部材は接合端面と係合する接合受面を有し、継手本体は、接合端面を接合受面に押圧するように締付け力を付与する螺刻が施され、螺刻と歯合するボルト部材を備え、ボルト部材はチューブに取り付けられたフランジと係合する嵌合部を有する。
【選択図】 図9

Description

本発明は継手の構造に関し、さらに詳細には高圧の流体を移送するチューブを接合する継手の構造に関する。
従来、化学合成や生化学分析の分野において、水や二酸化炭素を超臨界状態として利用するマイクロリアクタと呼ばれる反応装置が開発されている。特に、水を利用するマイクロリアクタでは、水の臨界点(374℃,22.1MPa)に耐え得る継手の構造が必須である。
このような高温高圧に耐え得る継手として、継手本体にテーパ状である受面を設け、フロントフェルールとフロントフェルールを拡開するバックフェルールを挟んでナット部材を継手本体に螺合する構造が知られているが、高圧流体に利用すると、特に内径が小さい金属管の場合にあっては、フロントフェルールがチューブから脱落するおそれがあるという欠点があった。
この脱落防止のため、第1及び第2の係合リブを設けて、フレアナット螺合時におけるフロントフェルールとバックフェルール相互の食い込み力を確実に維持する継手の構造が提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、このような構造では、精密に加工されたフロントフェルールとバックフェルールと第1及び第2の係合リブが必要であるため、構造が複雑になり製造コストも増加するという欠点があった。
上記欠点を解決すべく、より簡単な構造の継手も開発されている(特許文献2参照)。しかしながら、なお精密に加工されたアダプタ部材などが必要であり、さらに異径のチューブを接続するにはインナーが必要になるなど構造が複雑であり製造コストも高くなるという問題がある。
特開2003−74768号公報(段落[0087]、[図6]) 特開2008−128255号公報(段落[0035]、[図5])
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、チューブ内を高圧流体が流れる場合であっても簡便かつ確実に封止することができる継手の構造を提供することを課題とする。
本発明に係る継手の構造は、流体の流路を形成するチューブと、チューブを継ぎ合わせる流体の流路を有し、外周側面に段差面が形成されたインナー部材と、インナー部材を嵌挿する嵌合孔を有する継手本体とを備え、嵌合孔は段差面と係合する係合面を有することを特徴とする。
本発明に係る継手の構造によれば、チューブを継ぎ合わせる流体の流路を有するインナー部材の外周側面に段差面が形成され、該段差面が継手本体の嵌合孔にある係合面に係合するので、継手本体にインナー部材を嵌挿し、チューブを押圧することによって、簡便かつ確実に封止することができる。
本発明の第1の実施形態に係る継手の構造を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るインナー部材を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る継手の構造を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半割フランジの取り付けを示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る半割フランジの正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半割フランジの断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る押しフランジの正面図である。 本発明の第2の実施形態に係るフランジの取り付け状態を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る継手の構造を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る継手の構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明するが、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る継手の構造10を示す。
本実施形態に係る継手の構造10は、2つのチューブ1とそれらを継ぎ合わせるインナー部材7とインナー部材7を収容する継手本体3とで構成され、いずれも金属からなる。
本実施形態の継手本体3は、ステンレスSUS316からなり、インナー部材7を嵌挿する嵌合孔3aを有する。嵌合孔3aには係合面3bが形成され、インナー部材7を嵌挿するとインナー部材7の段差面7bと係合する。継手本体3の材料としてニッケル合金であるインコネル625(商品名)も使用できる。
本実施形態のチューブ1は、流体の流路1aを形成し、インナー部材7と継ぎ合わさる端面(本明細書において「内端面」ということがある。)には、流路1a方向に対し所定角度傾斜した円錐テーパ状の接合端面1bに形成されている。接合端面1bから一定の長さの位置にアーク溶接によってフランジ15が取り付けられている。フランジ15の材質は、ステンレスSUS316であるが、ニッケル合金であるインコネル625(商品名)も使用できる。フランジ15のチューブへの取り付けは、アーク溶接の他、高温高圧に耐え得る金属ろう付けなどによることもできる。
継手本体3は、チューブ1の接合端面1bを接合受面7cに押圧するように締付け力を付与する螺刻3cが施され、該螺刻3cと歯合する螺刻9cを有するボルト部材9を備える。ボルト部材9は、中心軸方向にチューブ1を挿入する円柱形状の貫通孔9bを有する。
チューブ1に取り付けられたフランジ15をインナー部材7の方向に押す力を与えるために、ボルト部材9には押力部9aが形成されている。本実施形態では、継手本体3に形成された螺刻3cと該螺刻3cと歯合する螺刻9cを有するボルト部材9の構成とするが、フランジ15をインナー部材7の方向に押す力を与える構造であれば、螺刻に限られない。
図2は、インナー部材7を示す。インナー部材7は、外径の異なる2つの円柱が中心軸を共通にして結合した形状であり、外周側面に段差面7bが形成されている。その中心軸方向には、流体の流路7aを有し、該流路7aには、チューブ1の内端面の形成された接合端面1bと係合する接合受面7cが形成されている。
本実施形態に係る継手の構造10において、インナー部材7の流路7a、チューブ1の内径はいずれも1.2mmである。インナー部材7とチューブ1の材質は、ニッケル合金のインコネル625(商品名)である。インナー部材7とチューブ1とが同じ材質であると、チューブ1の接合端面1bがインナー部材7の接合受面7cに強く押圧されると、接合部での封止が向上するというメリットがある。
本実施形態に係る継手の構造10は、上記のような構造を有するので、継手本体3の嵌合孔3aにインナー部材7を嵌挿すると、インナー部材7の外周側面に形成された段差面7bが嵌合孔3aに形成された係合面3bと係合する。
次に、ボルト部材9の貫通孔9bにチューブ1を通し、嵌合孔3aに形成された係合面3bにインナー部材7の段差面7bを押し付ける方向に、チューブ1(図1の右側のチューブ1)を、その接合端面1bがインナー部材7の接合受面7cと係合するように取り付ける。
そして、ボルト部材9を螺入するとボルト部材9がチューブ1に形成されたフランジ15を押圧するので、フランジ15に溶接されているチューブ1の接合端面1bがインナー部材7の接合受面7cに押圧し、封止できる。
本実施形態の継手の構造10では、インナー部材7の外周側面に形成された段差面7bが、継手本体3の嵌合孔3aに形成された係合面3bと係合する構造であり、チューブ1の接合端面1bがインナー部材7の接合受面7cに強く押圧できるので、チューブ1内の流体を簡単かつ確実に封止することができる。また、インナー部材7とチューブ1がニッケル合金のインコネル625(商品名)であるので、チューブ1内を流れる物質によらず、長時間に亘って強い密封性が得られる。例えば、亜臨界又は超臨界状態の水に反応基質を加えた混合流体について、圧力22.1MPa以上(水の亜臨界状態)あるいは温度374℃以上かつ圧力22.1MPa以上(水の臨界状態)の条件下で使用できる。
[第2の実施形態]
図3は、本発明の第2の実施形態に係る継手の構造20を示す。
本実施形態に係る継手の構造20では、チューブ21は2層構造であり、フランジ25がチューブ21に着脱可能に取り付けられる。その他の構造は、第1の実施形態に係る継手の構造10と同じである。本実施形態において、第1の実施形態と同一部材については同一の符号を付し、その重複する説明は省略することがある。
チューブ21は、内壁に耐食材料であるチタン合金がライニングされた2層構造である。インナー部材7も耐食材料であるチタン合金からなる。耐食材料としては、チタン、タンタル、白金もしくは金又はそれら合金を使用することができる。
チューブ21の外側層の材質は、ステンレスSUS316である。ニッケル合金であるインコネル625(商品名)も使用できる。
本実施形態の継手の構造20は、インナー部材7がチタン合金からなり、チューブ2の内壁にもチタン合金がライニングされているので、チューブ2内を流れる物質によらず、長時間に亘って強い密封性が得られる。例えば、亜臨界又は超臨界状態の水に反応基質を加えた混合流体について、圧力22.1MPa以上(水の亜臨界状態)あるいは温度374℃以上かつ圧力22.1MPa以上(水の臨界状態)の条件下で使用できる。
図4は、本実施形態に係る半割フランジ25b,25bの取り付けを示す。
本実施形態では、図4に示すように、チューブ21の内端面から所定位置の外周に溝21dが形成されている。ボルト部材9の貫通孔9bに該チューブ21を挿入後、2つの半割フランジ25b,25bをチューブ21を挟むようにして両側から溝21dにはめ込み、押しフランジ25aで嵌合して取り付ける。
上記のようにして取り付けられたフランジ25とボルト部材9の押力部9bとの間に、パッキン27を挿入し、ボルト部材9で締め付けるとき押力部9bの回転力が直接フランジ25に伝わらないようにしている。このことにより、ボルト部材9で締め付けるときフランジ25やチューブ21を回転させる力を小さくすることができる。
図5は、本実施形態に係る半割フランジ25bの正面図を、図6は、その断面図を示す。図7は、本実施形態に係る押しフランジ25aの断面図を示す。図5〜図7から判るように、2つの半割フランジ25bを正面から見たとき円形状になるように合わせると、押しフランジ25aと勘合するように構成されている。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るフランジ25をチューブ21に取り付けた状態を示す。
本実施形態の継手の構造20では、チューブ21にフランジ25が着脱可能に取り付けられるので、溶接などの煩雑で高い技術を必要とする作業を省くことができる。
[第3実施形態]
図9は、本発明の第3の実施形態に係る継手の構造30を示す。
本実施形態の継手の構造30では、異径のチューブ21,31を接続するストレート継手の構造であり、第2の実施形態に係る継手の構造20と同様に、チューブ21,31は2層構造であり、フランジ25がチューブ21に着脱可能に取り付けられる。以下の本実施形態において、第1又は第2の実施形態と同一部材については同一の符号を付し、その重複する説明は省略することがある。
本実施形態の継手本体33は、高温高強度材料であるステンレスSUS316からなり、インナー部材37を嵌挿する嵌合孔33aを有する。嵌合孔33aには係合面3bが形成され、インナー部材37を嵌挿すると段差面7bと係合する。継手本体33の材料としてニッケル合金であるインコネル625(商品名)も使用できる。
本実施形態のチューブ31は、チューブ21よりも小径であり、流体の流路31aを形成する。インナー部材37と継ぎ合わさる内端面は、流路31a方向に対し所定角度傾斜した円錐テーパ状の接合端面31bに形成されている。チューブ31の内径は0.5mmであり、接合端面31bから所定位置にフランジ35がチューブ31に着脱可能に取り付けられている。
チューブ21,31は、ステンレスSUS316からなり、その内壁に耐食材料であるチタン合金がライニングされた2層構造である。ステンレスSUS316に替えてニッケル合金であるインコネル625(商品名)も使用できる。
フランジ35の構成は、フランジ25と同じである。材質も、フランジ25同様、ステンレスSUS316である。チューブ21は、第2の実施形態のチューブ21と同じである。
本実施形態のインナー部材37は、インナー部材7同様、外径の異なる2つの円柱が中心軸を共通にして結合した形状であり、外周側面に段差面7bが形成されている。その中心軸方向には、流体の流路37aを有し、該流路37aの一方には、チューブ21の内端面の形成された接合端面21bと係合する接合受面7cが形成され、他方にはチューブ31の内端面の形成された接合端面31bと係合する接合受面37cが形成されている。
インナー部材37には、流路37aを介して異径のチューブ21,31の通路21a,31aが繋がるように、チューブ21の内端面の形成された接合端面21bと係合する接合受面7cと、チューブ31の内端面の形成された接合端面31bと係合する接合受面37cが形成されている。インナー部材37は耐食材料であるチタン合金からなる。
継手本体33には、チューブ21,31の接合端面21b,31bを接合受面7c,37cに押圧するように締付け力を付与する螺刻3c,33cが施され、該螺刻3c,33cと歯合する螺刻9c,39cを有するボルト部材9,39を備える。ボルト部材9,39は、中心軸方向にチューブ21,31を挿入する貫通孔9b,39bを有する。
さらに、チューブ21,31に取り付けられたフランジ25,35をインナー部材7,37の方向に押す力を与えるために、ボルト部材9,39には押力部9a,39aが形成されている。
本実施形態に係る継手の構造30では、継手本体33の嵌合孔3aにインナー部材37が嵌挿し、インナー部材37の外周側面に形成された段差面7bが嵌合孔3aに形成された係合面3bと係合し、次いで、ボルト部材39の貫通孔9bに通したチューブ21にフランジ25が取り付けられた後、嵌合孔3aに形成された係合面3bにインナー部材37を押し付ける方向にチューブ21の接合端面21bが接合受面7cに係合し、ボルト部材9が螺入すると押圧部9bがフランジ25を押圧するので、チューブ21の接合端面21cがインナー部材37の接合受面7cを強く押圧して、チューブ21が継手本体33に封止して取り付けられる。
次に、チューブ31についても同様な手順で継手本体33に封止して取り付けられる。
本実施形態の継手の構造30は、インナー部材37の外周側面に形成された段差面7bが継手本体33の嵌合孔3aに形成された係合面3bと係合し、大径のチューブ21をインナー部材37に強く押圧して継手本体33に接合し、次いで、小径のチューブ31についても同様に接合できる構造であるので、異径のチューブ21,31であっても、流体を簡単かつ確実に封止して継ぎ合わせることができる。
[第4実施形態]
図10は、本発明の第4の実施形態に係る継手の構造40を示す。
本実施形態に係る継手の構造40は、3つの同径のチューブ21を接続する継手の構造40である。本実施形態において、第2又は第3の実施形態と同一部材については同一の符号を付し、その重複する説明は省略することがある。
本実施形態の継手本体43は、3つのチューブ21を継ぎ合わせることができるようにT字形状をしており、インナー部材47を嵌挿する嵌合孔3aを有し、嵌合孔3aには係合面3bが形成される。材質はステンレスSUS316であるが、ニッケル合金であるインコネル625(商品名)も使用できる。
継手本体43は、チューブ21の接合端面21cを接合受面7cに押圧するように締付け力を付与する螺刻3cを有し、該螺刻3cと歯合する螺刻9cを有するボルト部材9を備える。ボルト部材9の構成は、第2の実施形態にて説明したとおりである。
チューブ21は、その内端面に流路21a方向に所定角度傾斜した円錐テーパ状の接合端面21bが形成され、該接合端面21bから所定位置にフランジ25を取り付ける溝21dが形成される。チューブ21及びフランジ25の構成は、第2の実施形態にて説明したとおりである。
チューブ21は、ステンレスSUS316からなり、その内壁に耐食材料であるチタン合金がライニングされた2層構造である。
本実施形態の継手の構造40では、インナー部材47は、中心軸方向とそれに垂直な方向にチューブ21の内径とほぼ同径の流路47aを有し、該流路47aの出入り口部にはチューブ21の接合端面21bと係合する円錐テーパ状の接合受面7cが3つ形成される。インナー部材47は、インナー部材7,37と同様、外径の異なる2つの円柱が中心軸を共通にして結合した形状であり、外周側面に段差面7bが形成される。
インナー部材47は耐食材料であるチタン合金からなる。耐食材料としては、チタン、タンタル、白金もしくは金又はそれら合金を使用することができる。インナー部材47をステンレスSUS316とし、その内壁に耐食材料であるチタン合金がライニングされた2層構造とすることもできる。
本実施形態に係る継手の構造40では、継手本体43の嵌合孔3aにインナー部材47を嵌挿すると、インナー部材47の外周側面に形成された段差面7bが嵌合孔3aに形成された係合面3bと係合する。次に、第2の実施形態の場合と同様に、ボルト部材9の貫通孔9bにチューブ21を通し、フランジ25を取り付けた後、インナー部材47の中心線に垂直な方向(図10の上から下方向)にボルト部材9を螺入し、インナー部材47の接合受面7cに接合端面21bを押圧する。次いで、嵌合孔3aに形成された係合面3bにインナー部材47を押し付ける方向(図10の右から左方向)にボルト部材9を螺入してチューブ21(図10の右側のチューブ21)の接合端面21bをインナー部材47の接合受面7cに押圧する。最後に、3つ目のチューブ21(図10の左側のチューブ21)の接合端面21bを、ボルト部材9を螺入し、インナー部材47の接合受面7cに押圧し、封止できる。
本実施形態の継手の構造40は、インナー部材47の外周側面に形成された段差面7bが、継手本体43の嵌合孔3aに形成された係合面3bと係合する構造であり、チューブ21をインナー部材47に強く押圧することができるので、チューブ21内の流体を簡単かつ確実に封止することができる。
本実施形態の継手の構造40は、インナー部材47がチタン合金からなり、チューブ21の内壁にもチタン合金がライニングされているので、チューブ21内を流れる物質によらず、長時間に亘って強く密封性が得られる。例えば、亜臨界又は超臨界状態の水に反応基質を加えた混合流体について、圧力22.1MPa以上(水の亜臨界状態)あるいは温度374℃以上かつ圧力22.1MPa以上(水の臨界状態)の条件下で使用できる。
第4の実施形態における継手の構造40において、チューブ21は3つとも同径であるが、1つだけ異なる場合、あるいは3つとも異なる場合についても、第1〜3の実施形態に基づいて当業者は容易に推考できる。また、3つのチューブ21のいずれについても、着脱可能に取り付けられるフランジが設けられているが、いずれかの1若しくは2又はすべてのチューブ21にフランジを溶接などにより固着することができる。
本発明は、例えば外径が1/8インチ以下の細管を用いるチューブ型マイクロリアクタなどのシステムにおいて使用することが可能である。
1,21,31 チューブ
1a,11a,31a,7a,37a,47a 流路
1b,21b 接合端面
1c,31c,3c,33c,9c,39c 螺刻
3,33,43 継手本体
3a,43a 嵌合孔
3b 係合面
7,37,47 インナー部材
7b 段差面
7c,37c 接合受面
9,39 ボルト部材
9b,39b 押力部
10,20,30,40 継手の構造
15,25,35 フランジ
21d 溝
25a,35a 半割フランジ
25b,35b 押しフランジ
27 パッキン

Claims (5)

  1. 流体の流路を形成するチューブと、
    前記チューブを継ぎ合わせる流体の流路を有し、外周側面に段差面が形成されたインナー部材と、
    前記インナー部材を嵌挿する嵌合孔を有する継手本体とを備え、
    前記嵌合孔は前記段差面と係合する係合面を有することを特徴とする継手の構造。
  2. 前記チューブは、前記流路方向に所定角度傾斜したテーパ状の接合端面を有し、
    前記インナー部材は、前記接合端面と係合する接合受面を有し、
    前記継手本体は、前記接合端面を前記接合受面に押圧するように締付け力を付与する螺刻が施され、該螺刻と歯合するボルト部材を備え、
    前記ボルト部材は、前記チューブに取り付けられたフランジと係合する嵌合部を有することを特徴とする請求項1記載の継手の構造。
  3. 前記フランジは、前記チューブに着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項2記載の継手の構造。
  4. 前記チューブは、内壁に耐食材料がライニングされた2層構造に構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の継手の構造。
  5. 前記インナー部材は、耐食性材料で形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の継手の構造。
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