JP2010174999A - 継手の構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】流体の流路を形成するチューブと、チューブを継ぎ合わせる流体の流路を有し、外周側面に段差面が形成されたインナー部材と、インナー部材を嵌挿する嵌合孔を有する継手本体とを備え、嵌合孔は段差面と係合する係合面を有する。チューブは流路方向に対し所定角度傾斜したテーパ状の接合端面を有し、インナー部材は接合端面と係合する接合受面を有し、継手本体は、接合端面を接合受面に押圧するように締付け力を付与する螺刻が施され、螺刻と歯合するボルト部材を備え、ボルト部材はチューブに取り付けられたフランジと係合する嵌合部を有する。
【選択図】 図9
Description
図1は、本発明の第1の実施形態に係る継手の構造10を示す。
本実施形態に係る継手の構造10は、2つのチューブ1とそれらを継ぎ合わせるインナー部材7とインナー部材7を収容する継手本体3とで構成され、いずれも金属からなる。
本実施形態のチューブ1は、流体の流路1aを形成し、インナー部材7と継ぎ合わさる端面(本明細書において「内端面」ということがある。)には、流路1a方向に対し所定角度傾斜した円錐テーパ状の接合端面1bに形成されている。接合端面1bから一定の長さの位置にアーク溶接によってフランジ15が取り付けられている。フランジ15の材質は、ステンレスSUS316であるが、ニッケル合金であるインコネル625(商品名)も使用できる。フランジ15のチューブへの取り付けは、アーク溶接の他、高温高圧に耐え得る金属ろう付けなどによることもできる。
チューブ1に取り付けられたフランジ15をインナー部材7の方向に押す力を与えるために、ボルト部材9には押力部9aが形成されている。本実施形態では、継手本体3に形成された螺刻3cと該螺刻3cと歯合する螺刻9cを有するボルト部材9の構成とするが、フランジ15をインナー部材7の方向に押す力を与える構造であれば、螺刻に限られない。
次に、ボルト部材9の貫通孔9bにチューブ1を通し、嵌合孔3aに形成された係合面3bにインナー部材7の段差面7bを押し付ける方向に、チューブ1(図1の右側のチューブ1)を、その接合端面1bがインナー部材7の接合受面7cと係合するように取り付ける。
そして、ボルト部材9を螺入するとボルト部材9がチューブ1に形成されたフランジ15を押圧するので、フランジ15に溶接されているチューブ1の接合端面1bがインナー部材7の接合受面7cに押圧し、封止できる。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る継手の構造20を示す。
本実施形態に係る継手の構造20では、チューブ21は2層構造であり、フランジ25がチューブ21に着脱可能に取り付けられる。その他の構造は、第1の実施形態に係る継手の構造10と同じである。本実施形態において、第1の実施形態と同一部材については同一の符号を付し、その重複する説明は省略することがある。
チューブ21の外側層の材質は、ステンレスSUS316である。ニッケル合金であるインコネル625(商品名)も使用できる。
本実施形態では、図4に示すように、チューブ21の内端面から所定位置の外周に溝21dが形成されている。ボルト部材9の貫通孔9bに該チューブ21を挿入後、2つの半割フランジ25b,25bをチューブ21を挟むようにして両側から溝21dにはめ込み、押しフランジ25aで嵌合して取り付ける。
上記のようにして取り付けられたフランジ25とボルト部材9の押力部9bとの間に、パッキン27を挿入し、ボルト部材9で締め付けるとき押力部9bの回転力が直接フランジ25に伝わらないようにしている。このことにより、ボルト部材9で締め付けるときフランジ25やチューブ21を回転させる力を小さくすることができる。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るフランジ25をチューブ21に取り付けた状態を示す。
本実施形態の継手の構造20では、チューブ21にフランジ25が着脱可能に取り付けられるので、溶接などの煩雑で高い技術を必要とする作業を省くことができる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る継手の構造30を示す。
本実施形態の継手の構造30では、異径のチューブ21,31を接続するストレート継手の構造であり、第2の実施形態に係る継手の構造20と同様に、チューブ21,31は2層構造であり、フランジ25がチューブ21に着脱可能に取り付けられる。以下の本実施形態において、第1又は第2の実施形態と同一部材については同一の符号を付し、その重複する説明は省略することがある。
本実施形態のチューブ31は、チューブ21よりも小径であり、流体の流路31aを形成する。インナー部材37と継ぎ合わさる内端面は、流路31a方向に対し所定角度傾斜した円錐テーパ状の接合端面31bに形成されている。チューブ31の内径は0.5mmであり、接合端面31bから所定位置にフランジ35がチューブ31に着脱可能に取り付けられている。
チューブ21,31は、ステンレスSUS316からなり、その内壁に耐食材料であるチタン合金がライニングされた2層構造である。ステンレスSUS316に替えてニッケル合金であるインコネル625(商品名)も使用できる。
フランジ35の構成は、フランジ25と同じである。材質も、フランジ25同様、ステンレスSUS316である。チューブ21は、第2の実施形態のチューブ21と同じである。
さらに、チューブ21,31に取り付けられたフランジ25,35をインナー部材7,37の方向に押す力を与えるために、ボルト部材9,39には押力部9a,39aが形成されている。
次に、チューブ31についても同様な手順で継手本体33に封止して取り付けられる。
図10は、本発明の第4の実施形態に係る継手の構造40を示す。
本実施形態に係る継手の構造40は、3つの同径のチューブ21を接続する継手の構造40である。本実施形態において、第2又は第3の実施形態と同一部材については同一の符号を付し、その重複する説明は省略することがある。
継手本体43は、チューブ21の接合端面21cを接合受面7cに押圧するように締付け力を付与する螺刻3cを有し、該螺刻3cと歯合する螺刻9cを有するボルト部材9を備える。ボルト部材9の構成は、第2の実施形態にて説明したとおりである。
チューブ21は、ステンレスSUS316からなり、その内壁に耐食材料であるチタン合金がライニングされた2層構造である。
インナー部材47は耐食材料であるチタン合金からなる。耐食材料としては、チタン、タンタル、白金もしくは金又はそれら合金を使用することができる。インナー部材47をステンレスSUS316とし、その内壁に耐食材料であるチタン合金がライニングされた2層構造とすることもできる。
1a,11a,31a,7a,37a,47a 流路
1b,21b 接合端面
1c,31c,3c,33c,9c,39c 螺刻
3,33,43 継手本体
3a,43a 嵌合孔
3b 係合面
7,37,47 インナー部材
7b 段差面
7c,37c 接合受面
9,39 ボルト部材
9b,39b 押力部
10,20,30,40 継手の構造
15,25,35 フランジ
21d 溝
25a,35a 半割フランジ
25b,35b 押しフランジ
27 パッキン
Claims (5)
- 流体の流路を形成するチューブと、
前記チューブを継ぎ合わせる流体の流路を有し、外周側面に段差面が形成されたインナー部材と、
前記インナー部材を嵌挿する嵌合孔を有する継手本体とを備え、
前記嵌合孔は前記段差面と係合する係合面を有することを特徴とする継手の構造。 - 前記チューブは、前記流路方向に所定角度傾斜したテーパ状の接合端面を有し、
前記インナー部材は、前記接合端面と係合する接合受面を有し、
前記継手本体は、前記接合端面を前記接合受面に押圧するように締付け力を付与する螺刻が施され、該螺刻と歯合するボルト部材を備え、
前記ボルト部材は、前記チューブに取り付けられたフランジと係合する嵌合部を有することを特徴とする請求項1記載の継手の構造。 - 前記フランジは、前記チューブに着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項2記載の継手の構造。
- 前記チューブは、内壁に耐食材料がライニングされた2層構造に構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の継手の構造。
- 前記インナー部材は、耐食性材料で形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の継手の構造。
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