JP2010174791A - 排気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】炭化水素吸着材、排気ガスの熱交換部および三元触媒を備えた排気浄化装置において、炭化水素吸着材から離脱する炭化水素が未活性化状態の三元触媒によって浄化されることなく大気中に排出されてしまうことを抑制する。
【解決手段】炭化水素を吸着する炭化水素吸着材123と、排気ガスと熱媒体との間で熱交換を行う熱交換部122と、が設けられた第1排気通路120と、三元触媒125が設けられて第1排気通路120の下流側に連通された第2排気通路121と、上流側から流入する排気ガスを第1排気通路120又は第1排気通路120をバイパスした第2排気通路121に案内するバイパス流路切替部130と、を備え、炭化水素吸着材123、熱交換部122および三元触媒125は同心状に配設されている。炭化水素吸着材123の内側と三元触媒125の外側との間に熱交換部122が設けられている。
【選択図】図2
【解決手段】炭化水素を吸着する炭化水素吸着材123と、排気ガスと熱媒体との間で熱交換を行う熱交換部122と、が設けられた第1排気通路120と、三元触媒125が設けられて第1排気通路120の下流側に連通された第2排気通路121と、上流側から流入する排気ガスを第1排気通路120又は第1排気通路120をバイパスした第2排気通路121に案内するバイパス流路切替部130と、を備え、炭化水素吸着材123、熱交換部122および三元触媒125は同心状に配設されている。炭化水素吸着材123の内側と三元触媒125の外側との間に熱交換部122が設けられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、内燃機関が排出する排気ガスを浄化する排気浄化装置に関する。特に、炭化水素吸着材と、その下流側に配置可能に設けられた触媒と、排気熱との熱交換を行う熱交換部と、を備えた排気浄化装置に関する。
内燃機関が排出する排気ガスを浄化する排気浄化装置においては、三元触媒によって排気ガス中の窒素酸化物、一酸化炭素および炭化水素の浄化を行っている。しかし、三元触媒の低温時には、炭化水素の浄化能力が不十分である。
そこで、炭化水素を一時的に吸着する炭化水素吸着材を更に備えた排気浄化装置が提案されている(例えば特許文献1,2を参照。)。
特許文献1に開示されている排気浄化装置は、内燃機関が排出する排気ガスの排出経路中に設けられており、炭化水素吸着材、排気熱回収部、三元触媒、バイパス流路切替弁等を備えている。
バイパス流路切替弁の閉状態においては、排気ガスは、炭化水素吸着材、排気熱回収部、三元触媒の順に通過する。
一般的には、排気浄化装置の上流の内燃機関の近傍にも、三元触媒コンバータ(以下「上流側三元触媒」ともいう。)が設けられている。内燃機関の始動直後で上流側三元触媒の低温時には、上流側三元触媒による排気ガス中の炭化水素の浄化が不十分となる。このため、炭化水素を含んだ排気ガスが上流側三元触媒の下流側に設置されている排気浄化装置内に流入するものの、流入した排気ガス中の炭化水素は、排気浄化装置内に設けられた炭化水素吸着材に一時的に吸着される。
その後、炭化水素吸着材の温度が炭化水素の離脱温度(例えば60〜70℃)に達すると、炭化水素吸着材に吸着された炭化水素の離脱が始まる。離脱した炭化水素は、その下流側に設けられた三元触媒(以下「下流側三元触媒」ともいう。)を通過する。このとき、下流側三元触媒が活性化温度(例えば350℃)に達していれば、この下流側三元触媒によって炭化水素が浄化され、大気中に排出される炭化水素の量が大幅に抑制される。
一方、バイパス流路切替弁の開状態においては、内燃機関側から排気浄化装置内に流入する排気ガスは、炭化水素吸着材および排気熱回収部をバイパスして、直接下流側三元触媒を流れ、マフラを通じて大気中に排出される。
このバイパス流路切替弁は、通常、内燃機関の運転開始時に閉状態とされ、内燃機関の冷却水の暖機完了時に開放される。排気浄化装置内では、バイパス流路切換弁が開放されると、排気ガスは炭化水素吸着材をバイパスして流れるが、暖機完了時には、上流側三元触媒が活性化しているため、排気ガス中の炭化水素はある程度浄化されている。
ところが、従来の上記排気浄化装置では、下流側三元触媒が活性化温度以上になる前に、炭化水素吸着材の温度が離脱温度に達してしまう場合がある。この場合、炭化水素吸着材から離脱した炭化水素が下流側三元触媒において浄化されることなく、大気中に排出されてしまうという問題が発生する。
本発明は、かかる問題に鑑みて創案されたものであり、炭化水素吸着材と、排気ガスの熱交換部と、これらの下流側に設けられた炭化水素浄化可能な触媒と、を備えた排気浄化装置において、炭化水素吸着材から離脱した炭化水素が未活性化状態の触媒によって浄化されることなく大気中に排出されてしまうことを抑制する排気浄化装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための手段として、本発明の排気浄化装置は、以下のように構成されている。すなわち、本発明の排気浄化装置は、炭化水素を吸着する炭化水素吸着材と、排気ガスと熱媒体との間で熱交換を行う熱交換部と、が設けられた第1排気通路と、炭化水素を浄化可能な触媒が設けられ、前記第1排気通路の下流側に連通された第2排気通路と、上流側から流入する排気ガスを前記第1排気通路又は前記第1排気通路をバイパスした前記第2排気通路に案内するバイパス流路切替部と、を備え、且つ、前記炭化水素吸着材、前記熱交換部および前記触媒を同心状に配設したものを前提としている。そして、前記炭化水素吸着材の内側と前記触媒の外側との間に前記熱交換部が設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成を備える排気浄化装置によれば、触媒の外側と、炭化水素吸着材の内側との間に熱交換部が設けられているため、触媒が高温になっても、触媒の遠心側への熱影響による炭化水素吸着材の温度上昇を抑制することができる。したがって、触媒が活性化温度に到達するまで、炭化水素吸着材における炭化水素の離脱開始を遅らせることが容易に実現可能となる。この結果、炭化水素吸着材から離脱した炭化水素が未活性化状態の触媒によって浄化されることなく大気中に排出されてしまうことが抑制される。
また、本発明の排気浄化装置は、以下のように構成されていてもよい。すなわち、本発明の排気浄化装置は、炭化水素を吸着する炭化水素吸着材と、排気ガスと熱媒体との間で熱交換を行う熱交換部と、が設けられた第1排気通路と、炭化水素を浄化可能な触媒が設けられて前記第1排気通路の下流側に連通された第2排気通路と、上流側から流入する排気ガスを前記第1排気通路又は前記第1排気通路をバイパスした前記第2排気通路に案内するバイパス流路切替部と、を備え、且つ、前記炭化水素吸着材、前記熱交換部および前記触媒を同心状に配設したものを前提としている。そして、前記熱交換部は、前記炭化水素吸着材の上流側に設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成を備える排気浄化装置によれば、炭化水素吸着材は熱交換部の下流側に設けられていることから、熱交換部での熱交換によって比較的低温となった排気ガスが炭化水素吸着材を通過することとなる。これにより、炭化水素吸着材が炭化水素の離脱開始温度まで昇温するのに多くの時間を要するようになり、触媒が活性化温度に到達するまで、炭化水素吸着材における炭化水素の離脱開始を遅らせることが容易に実現可能となる。この結果、炭化水素吸着材から離脱した炭化水素が未活性化状態の触媒によって浄化されることなく大気中に排出されてしまうことが抑制される。
また、本発明の排気浄化装置は、上記何れかの構成を備える排気浄化装置において、ループ式ヒートパイプを備えており、前記熱交換部には、ループ式ヒートパイプの熱供給側パイプが接続されているものであってよい。
かかる構成を備える排気浄化装置によれば、ループ式ヒートパイプは、熱輸送量が大きく、また、伝熱効率にも優れているので、炭化水素吸着材の温度上昇を抑制でき、触媒が活性化して炭化水素を浄化できるようになるまで、炭化水素の離脱開始を遅らせることが容易に実現可能となる。
また、本発明の排気浄化装置は、上記何れかの構成を備える排気浄化装置において、前記炭化水素吸着材の温度情報を検出する炭化水素吸着材温度検出部と、前記バイパス流路切替部を駆動するアクチュエータと、前記温度検出部が検出する温度情報に基づいて前記アクチュエータを駆動して前記バイパス流路切替部の切替制御を行う制御部と、を更に備え、前記制御部は、前記炭化水素吸着材の温度情報が設定値以上のとき、上流側から流入する排気ガスを第1排気通路をバイパスして第2排気通路に案内するように、前記バイパス流路切替部を切替える、ことを特徴とするものであってもよい。
かかる構成を備える排気浄化装置によれば、炭化水素吸着材の温度が炭化水素離脱温度に達するまでの間、流入する排気ガスは、第1排気通路を通過し、その排気ガス中の炭化水素は炭化水素吸着材に吸着される。そして、炭化水素吸着材の温度が炭化水素離脱温度以上になると、導入される排気ガスは、第1排気通路をバイパスして、直接に第2排気通路内に流入するようになる。万一このバイパス流路切替弁の作動時に、触媒が活性化温度に到達していなくても、熱交換部を迂回した比較的高温の排気ガスが触媒を直接通過することとなるため、触媒を迅速に活性化温度に到達させることができる。
また、本発明の排気浄化装置は、上記排気浄化装置において、前記熱交換部を流れる熱媒体の温度情報を検出する熱媒体温度検出部と、前記触媒の温度情報を検出する触媒温度検出部と、を更に備え、前記制御部は、前記炭化水素吸着材温度検出部のほか、前記熱媒体温度検出部および前記触媒温度検出部が検出する温度情報に基づいて前記アクチュエータを駆動して前記バイパス流路切替部の切替制御を行うものであり、前記制御部は、前記炭化水素吸着材の温度情報が設定値以上のとき、上流側から流入する排気ガスを第1排気通路をバイパスして第2排気通路に案内するように、前記バイパス流路切替部を切替え、その後、前記熱媒体の温度情報が設定値未満であって前記触媒の温度情報が設定値以上であるときに、上流側から流入する排気ガスを第1排気通路に案内するように、前記バイパス流路切替部を切替える、ものであってもよい。
かかる構成を備える排気浄化装置によれば、熱媒体が所定温度に達していない場合に、バイパス流路切替部が切替わり、導入される排気ガスは、再び第1排気通路内に流れ込むようになり、第1排気通路に設けられた熱交換部における熱交換効率が向上されて迅速に熱媒体を昇温させることができる。つまり、熱媒体がエンジン冷却水であると仮定すれば、迅速にエンジンの暖機完了状態とすることができる。
また、本発明の排気浄化装置は、前記炭化水素吸着材の温度情報を検出する炭化水素吸着材温度検出部と、前記ループ式ヒートパイプの受熱側パイプを流れる熱媒体の温度情報を検出する熱媒体温度検出部と、前記触媒の温度情報を検出する触媒温度検出部と、前記バイパス流路切替部を駆動するアクチュエータと、前記温度検出部が検出する温度情報、前記熱媒体温度検出部および前記触媒温度検出部が検出する温度情報に基づいて前記アクチュエータを駆動して前記バイパス流路切替部の切替制御を行う制御部と、を更に備え、前記制御部は、前記炭化水素吸着材の温度情報が設定値以上のとき、上流側から流入する排気ガスを第1排気通路をバイパスして第2排気通路に案内するように、前記バイパス流路切替部を切替え、その後、前記熱媒体の温度情報が設定値未満であって前記触媒の温度情報が設定値以上であるときに、上流側から流入する排気ガスを第1排気通路に案内するように、前記バイパス流路切替部を切替えるものであってもよい。
かかる構成を備える排気浄化装置によっても既述作用効果が奏される。
また、上記何れかの排気浄化装置における触媒は、好ましくは三元触媒である。
本発明の排気浄化装置によれば、炭化水素吸着材から離脱した炭化水素が未活性化状態の触媒によって浄化されることなく大気中に排出されてしまうことを容易に抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、単に上流、下流の語を用いるときは、エンジン側を上流とし、排気ガスの大気開放側を下流とする。
[第1の実施形態]
図1に、第1の実施形態に係る排気浄化装置100が設置されたエンジンの排気系等の構成を示す。エンジン200の排気系には、上流側から順に3元触媒コンバータ(スタコン)201、排気浄化装置100の本体部110、マフラ202が設けられている。
図1に、第1の実施形態に係る排気浄化装置100が設置されたエンジンの排気系等の構成を示す。エンジン200の排気系には、上流側から順に3元触媒コンバータ(スタコン)201、排気浄化装置100の本体部110、マフラ202が設けられている。
エンジン200と3元触媒コンバータ201は排気管205によって、3元触媒コンバータ201と排気浄化装置100の本体部110は排気管206によって、排気浄化装置100の本体部110とマフラ202は、排気管207によって、それぞれ接続されている。
図2に示すように、排気浄化装置100は、本体部110、バイパス流路切替部130、アクチュエータ140、ECU(電子制御ユニット)150等を備えている。
本体部110は、主に、内筒部111、中筒部112および外筒部113が同心状に配設された3重筒構造からなり、後述する管材からなる連通部114を更に備えている。
内筒部111は、上流端111aが排気ガスの導入口112aより下流側に後退しており、下流端111bは排気管207(図1参照)の上流端部に接続されている。
中筒部112は、上流端が排気ガスの導入口112aとなっており、この導入口112aは排気管206(図1参照)の下流端部に接続されている。中筒部112の下流側端112bは、内筒部111と外筒部113との間の空間に開口している。
外筒部113は、上流端113aが中筒部112の上流側外周面に隙間無く密着固定されており、下流端113bは、内筒部111の下流端111b近傍の外周面に隙間無く密着固定されている。
バイパス流路切替部130は、主に、内筒部111の上流側部分と、内筒部111の上流側部分に内筒部111内の流路を開閉するよう設けられたバイパス流路切替弁131とで構成されている。
バイパス流路切替弁131が閉状態にあるとき、導入口112aから流入する排気ガスは、内筒部111と中筒部112との間の排気通路115と、中筒部112の下流端112bと外筒部113と間の排気反転通路116と、中筒部112と外筒部113との間の排気通路117と、連通部114内の排気通路114aと、からなる第1排気通路120内を通過する。すなわち、導入口112aから流入する排気ガスは、第1排気通路120を通じて内筒部111内の排気通路121(以下「第2排気通路121」ともいう。)に流れ込む。
一方、バイパス流路切替弁131が開状態にあるとき、導入口112aから流入する排気ガスは、上記第1排気通路120をバイパスして第2排気通路121を通過する。
第1排気通路120には、内筒部111と中筒部112との間に排熱回収器として機能する熱交換部122が設けられている。すなわち、冷却水循環流路203を形成する導入管203aによって本体部110内に導入されるエンジン冷却水は、熱交換部122において昇温された後、同じく冷却水循環流路203を形成する導出管203bによって本体部110外へ導出される。エンジン冷却水を媒体として回収された排気熱によって、エンジン200始動直後における冷却水の昇温が迅速に行われる。なお、回収された排気熱は同じ循環流路203上のヒータコアH(図1参照)にも供される。
また、第1排気通路120の中筒部112と外筒部113との間には、炭化水素吸着材123およびこの炭化水素吸着材123の温度を検出する炭化水素吸着材温度センサ124が設けられている。
第2排気通路121には、三元触媒125およびこの三元触媒125の温度を検出する三元触媒温度センサ126が設けられている。
また、図1に示すように、冷却水循環流路203上にエンジン冷却水温を検出する冷却水温センサ127が設けられている。
上記各温度センサ124,126,127の検出信号はECU150に出力される。なお、炭化水素吸着材温度センサ124、三元触媒温度センサ126にはシース型熱伝対等を採用することができる。
以上の排気浄化装置100によれば、三元触媒125の外側と、炭化水素吸着材123の内側との間にエンジン冷却水(熱媒体)が流れる熱交換部122が設けられているため、三元触媒125が活性化温度未満の高温(例えば300℃位)になっても、三元触媒125の熱影響による炭化水素吸着材123の温度上昇を抑制することができる。したがって、三元触媒125が活性化温度に到達するまで、炭化水素吸着材123における炭化水素の離脱開始を遅らせることが容易に実現可能となる。
また、排気浄化装置100によれば、炭化水素吸着材123は熱交換部122の下流側に設けられていることから、熱交換部122での熱交換によって比較的低温となった排気ガスが炭化水素吸着材123を通過することとなる。これにより、炭化水素吸着材123が炭化水素の離脱開始温度まで昇温するのに多くの時間を要するようになる。この結果、三元触媒125が活性化温度に到達するまで、炭化水素吸着材123における炭化水素の離脱開始を遅らせることが容易に実現可能となる。
つぎに、以上のように構成された排気浄化装置100のバイパス流路切替弁131の切替動作について図3に示すフローチャートに基づいて以下に説明する。
ステップST1において、エンジン200が始動されると、ECU200は、直ちに、ステップST2において、アクチュエータ140を介してバイパス流路切替弁131を閉状態とする。これにより、導入口112aから流入する排気ガスは第1排気通路120に案内され、第1排気通路120を通過した排気ガスが第2排気通路121内を通過するようになる。すなわち、導入口112aから流入する排気ガスは、まず、第1排気通路120に設けられた熱交換部122において熱交換を行い、その後、熱交換部122の下流側に配置されている炭化水素吸着材123を通過する。3元触媒コンバータ201(図1参照)が所定の活性化温度に達するまでの間、導入口112aから導入される排気ガスには炭化水素が多量に含まるが、この炭化水素は、上記炭化水素吸着材123に吸着される。
炭化水素吸着材123を通過した排気ガスは、連通部114内を通過して第2排気通路121に設けられた三元触媒125を通過する。エンジン200の始動直後では、三元触媒125の温度がまだ活性化温度に達していないものの、排気ガス中の窒素酸化物および一酸化炭素の浄化は行われる。
ステップST3において、ECU150は、炭化水素吸着材温度センサ124からの検出信号(温度情報)に基づいて、炭化水素吸着材123の温度が炭化水素の脱離開始温度に相当する設定温度(設定値)以上となっているか否かを判定する。炭化水素吸着材123の温度が上記設定温度に達していると判定した場合は、処理を次ステップに進める。一方、炭化水素吸着材123の温度が上記設定温度に達していないと判定した場合は、繰返しこの判定処理を行う。
ステップST4において、ECU150は、アクチュエータ140を介してバイパス流路切替弁131を開状態に切替える。これにより、第2排気通路121に、熱交換部122を迂回した比較的高温の排気ガスが流れ込むため、第2排気通路121内の三元触媒125は急速に昇温される。バイパス流路切替弁131が開状態にあるときは、導入口112aから流入する排気ガスの大部分は、直接第2排気通路121内に流れ込むが、流入した排気ガスの一部は、第1排気通路120内に流れ込む。このため、炭化水素吸着材123から離脱した炭化水素は、連通部114を通じて第1排気通路120内に流入し、三元触媒125を通過する。このとき、三元触媒125が活性化温度に到達していれば、炭化水素吸着材123から離脱した炭化水素は三元触媒125によって浄化され、大気中に排出される炭化水素は大幅に抑制される。
仮に、三元触媒125が活性化温度に到達していないとしても、三元触媒125は、熱交換部122を迂回した比較的高温の排気ガスに曝されるため、急速に活性化温度まで昇温して、直ちに、炭化水素の浄化が開始される。
ステップST5において、ECU150は、冷却水温センサ127からの検出信号(温度情報)に基づいて、エンジン冷却水の温度が所定の暖機完了温度以上(設定値以上)であるか否かを判定する。エンジン冷却水の温度が上記暖機完了温度以上であると判定した場合は、バイパス流路切替弁131の開状態を保持したまま(ステップST6)、この一連のルーチンを抜ける。一方、ステップST5において、エンジン冷却水の温度が上記暖機完了温度未満であると判定した場合は、ステップST7に処理を進める。
ステップST7において、ECU150は、三元触媒温度センサ126からの検出信号(温度情報)に基づいて、三元触媒125の温度が活性化温度に相当する設定温度以上(設定値以上)になっているか否かを判定する。三元触媒125の温度が上記設定温度に達している場合は、処理を次ステップST8に進める。一方、三元触媒125の温度が上記設定温度に達していない場合は、処理をステップST5に戻す。
ステップST8において、ECU150は、アクチュエータ140を介してバイパス流路切替弁131を閉状態に切替える。これにより、第1排気通路120の熱交換部122に直接排気ガスが流れ込み、熱交換部122における熱交換効率が向上し、エンジン冷却水は急速に昇温され、迅速に暖機完了とすることができる。ECU150は、ステップST8において、バイパス流路切替弁131を閉状態に切替えた後、処理をステップST5に戻し、エンジン冷却水の温度が上記設定温度以上であると判定するまで、ステップST5、ST7、ST8の処理を繰り返す。
以上の説明から明らかなように、上記排気浄化装置100によれば、エンジン200の始動後、炭化水素吸着材123の温度が炭化水素離脱温度に達するまでの間、導入口112aから流入する排気ガスは、第1排気通路120を通過し、その排気ガス中の炭化水素は炭化水素吸着材123に吸着される。そして、炭化水素吸着材123の温度が炭化水素離脱温度以上になると、バイパス流路切替弁131が切替わって、導入口112aから導入される排気ガスは、第1排気通路120をバイパスして、直接に第2排気通路121内に流入するようになる。仮にこのバイパス流路切替弁131の作動時に、三元触媒125が活性化温度に到達していなくても、熱交換部122を回避した比較的高温の排気ガスが三元触媒125を直接通過することとなるため、三元触媒125は迅速に活性化温度に到達する。一方、このバイパス流路切替弁131の切替え時に、三元触媒125が活性化温度に到達していれば、炭化水素吸着材123から離脱した炭化水素は、第2排気通路121内に流れ込んで、三元触媒125によって浄化される。
また、上記排気浄化装置100によれば、エンジン冷却水温度が暖機完了温度に達していない場合は、バイパス流路切替弁131が切替わり、導入口112aから導入される排気ガスは、再び第1排気通路120内に流れ込むようになり、第1排気通路120に設けられた熱交換部122における熱交換効率が向上されて迅速に暖機完了状態とすることができる。
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施の形態について図4に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態において説明した構成と同様のものについては、同符号を付して説明を省略し、以下では主に第1の実施の形態との相違点について説明する。
以下、本発明の第2の実施の形態について図4に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態において説明した構成と同様のものについては、同符号を付して説明を省略し、以下では主に第1の実施の形態との相違点について説明する。
第2の実施の形態に係る排気浄化装置も第1の実施の形態に係る排気浄化装置100と同様に図1に示したようなエンジン200の排気系に設けられるものである。但し、図1は第1の実施形態を示している。
図4に示すように、第2の実施の形態に係る排気浄化装置300は、本体部310、バイパス流路切替部130、アクチュエータ140、ECU150等を備えている。
本体部310は、主に、内筒部311、中筒部312および外筒部313が同心状に配設された3重筒構造からなる。
内筒部311は、その上流端311aが排気ガスの導入口313aおよび中筒部312の上流端312aより下流側に後退しており、内筒部311の下流端311bは排気管207の上流端部に接続されている。
中筒部312は、その上流端312aが、排気管206の下流端部に接続された導入口313aより下流側に後退しており、中筒部の下流端312bは内筒部311と外筒部313との間の空間に開口している。
外筒部313は、上端部が導入口313aとなっており、この導入口313aは、排気管206の下流端部に接続されている。外筒部313の下流端313bは、内筒部311の下流端311b近傍の外周面に隙間無く密着固定されている。
バイパス流路切替部130は、主に、中筒部312の上流側部分と、中筒部312の上流側部分に中筒部312内の流路を開閉するよう設けられたバイパス流路切替弁131とで構成されている。
バイパス流路切替弁131が閉状態にあるとき、導入口313aから流入する排気ガスは、中筒部312と外筒部313との間の排気通路315と、中筒部312の下流端312bと外筒部313と間の排気反転通路316と、内筒部311と中筒部312との間の排気通路317と、からなる第1排気通路320内を通過する。すなわち、導入口313aから流入する排気ガスは、第1排気通路320を通じて内筒部311内の排気通路321(以下「第2排気通路321」ともいう。)に流れ込む。一方、バイパス流路切替弁131が開状態にあるとき、導入口313aから流入する排気ガスは、上記第1排気通路320をバイパスして第2排気通路321を通過する。
第1排気通路320における、内筒部311と中筒部312との間には、既述の熱交換部122が設けられている。また、第1排気通路320における、中筒部312と外筒部313の間には、既述の炭化水素吸着材123および炭化水素吸着材温度センサ124が設けられている。
また、第2排気通路321においては、既述の三元触媒125および三元触媒温度センサ126が設けられている。
なお、エンジン冷却水温を検出する冷却水温センサ127もエンジン冷却水経路上に設けられている。
上記各温度センサ124,126,127の検出信号はECU150に出力されるようになっている。
以上の排気浄化装置300によれば、三元触媒125と、炭化水素吸着材123との間にエンジン冷却水(熱媒体)が流れる熱交換部122が設けられている。このため、三元触媒125が活性化温度未満の高温(例えば300℃位)になっても、三元触媒125の熱影響による炭化水素吸着材123の温度上昇を抑制できる。したがって、三元触媒125が活性化温度に到達するまで、炭化水素吸着材123における炭化水素の離脱開始を遅らせることが容易に実現可能となる。
以上のように構成された排気浄化装置300のバイパス流路切替弁131も、図3に基づき第1の実施の形態で説明した切替動作を実行する。詳細な動作の説明は、第1の実施形態と同様であるので省略する。
[第3の実施形態]
以下、本発明の第3の実施の形態について図5に基づいて説明する。なお、第2の実施の形態において説明した構成と同様のものについては、同符号を付して説明を省略し、以下では主に第2の実施の形態との相違点について説明する。
以下、本発明の第3の実施の形態について図5に基づいて説明する。なお、第2の実施の形態において説明した構成と同様のものについては、同符号を付して説明を省略し、以下では主に第2の実施の形態との相違点について説明する。
第3の実施の形態に係る排気浄化装置も第1および第2の実施の形態に係る排気浄化装置100と同様に図1に示したようなエンジン200の排気系に設けられるものである。但し、図1は第1の実施形態を示している。
図5に示すように、第3の実施の形態に係る排気浄化装置400は、本体部310、バイパス流路切替部130、アクチュエータ140、ECU150等を備えている。
第1排気通路320における中筒部312と外筒部313の間には、既述の熱交換部122が設けられており、この熱交換部122の下流側(第1排気通路320内を流れる排気ガスの下流側)に、既述の炭化水素吸着材123および炭化水素吸着材温度センサ124が設けられている。一方、第1排気通路320における内筒部311と中筒部312との間には、熱交換部122も炭化水素吸着材123も設けられていない。
以上の排気浄化装置400によれば、炭化水素吸着材123は熱交換部122の下流側(第1排気通路320内を流れる排気ガスの下流側)に設けられていることから、熱交換部122での熱交換によって熱エネルギーを奪われた比較的低温の排気ガスが炭化水素吸着材123を通過することとなる。これにより、炭化水素吸着材123が炭化水素の離脱開始温度まで昇温するの遅らせることができる。この結果、三元触媒125が活性化温度に到達するまで、炭化水素吸着材123における炭化水素の離脱開始を遅らせることが容易に実現可能となる。
以上のように構成された排気浄化装置400のバイパス流路切替弁131も、図3に基づき第1の実施の形態で説明した切替動作を実行する。詳細な動作の説明は、第1の実施形態と同様であるので省略する。
[第4の実施形態]
以下、本発明の第4の実施の形態について図6に基づいて説明する。第4の実施の形態に係る排気浄化装置は、既述の実施形態に係る排気浄化装置おいて、ループ式ヒートパイプを備えたものである。
以下、本発明の第4の実施の形態について図6に基づいて説明する。第4の実施の形態に係る排気浄化装置は、既述の実施形態に係る排気浄化装置おいて、ループ式ヒートパイプを備えたものである。
すなわち、図6に示すように、第4の実施の形態に係る排気浄化装置500のループ式ヒートパイプ160は、熱供給側パイプ163と、エンジン冷却水の循環流路204の一部204a(受熱側パイプ204a)と、熱供給側パイプ163とエンジン冷却水の循環流路204の一部204a(受熱側パイプ204a)とを熱交換可能に近接支持する凝集部162と、を備えている。
熱供給側パイプ163は、その両端部が熱交換部122の高温側(排気ガス流れの上流側)と低温側(排気ガス流れの下流側)にそれぞれ接続され、その中間部が凝集部162内に配置されている。
熱交換部122および熱供給側パイプ163内には、作動液たる水等の媒体が大気圧より減圧して封入されている。なお、上記作動液たる媒体には、水のほかに、アルコール、フロロカーボン、フロン等を用いてもよい。
熱交換部122内の媒体が排気熱によって気化すると、熱交換部122の高温側の熱供給側パイプ163aを通じて気化した媒体が凝集部162側に移動し、凝集部162において、上記循環流路204a内のエンジン冷却水と熱交換をして凝集する。そして、凝集した媒体は、熱交換部122の低温側の熱供給側パイプ163bを通じて熱交換部122内に戻る。
熱交換部122内の媒体の気化温度は、炭化水素吸着材123における炭化水素の離脱温度より低く設定されていることが望ましい。エンジン200の運転開始後において、炭化水素吸着材123が炭化水素の離脱開始温度に達するのをできるだけ遅くするためである。
ループ式ヒートパイプ160は、熱輸送量が大きく、また、伝熱効率にも優れているので、本実施形態に係る排気浄化装置500によれば、炭化水素吸着材123の温度上昇を抑制でき、三元触媒125が活性化して炭化水素を浄化できるようになるまで、炭化水素の離脱開始を遅らせることが容易に実現可能となる。
なお、図6においては、第1の実施の形態に係る排気浄化装置100にループ式ヒートパイプ160を備え付けたものを示しているが、勿論、第2および第3の実施の形態に係る排気浄化装置300,400にループ式ヒートパイプ160を備え付けたものとしてもよい。
本発明は、炭化水素吸着材と、その下流側に配置可能に設けられた三元触媒と、排気熱との熱交換を行う熱交換部と、を備えた排気浄化装置に適用可能である。
100,300,400,500 排気浄化装置
120,320 第1排気通路
121,321 第2排気通路
122 熱交換部
123 炭化水素吸着材
124 炭化水素吸着材温度センサ(炭化水素吸着材温度検出部)
125 三元触媒
126 三元触媒温度センサ(触媒温度検出部)
127 冷却水温センサ(熱媒体温度検出部)
130 バイパス流路切替部
140 アクチュエータ
150 ECU(制御部)
160 ループ式ヒートパイプ
163 ループ式ヒートパイプの熱供給側パイプ
204a ループ式ヒートパイプの受熱側パイプ
120,320 第1排気通路
121,321 第2排気通路
122 熱交換部
123 炭化水素吸着材
124 炭化水素吸着材温度センサ(炭化水素吸着材温度検出部)
125 三元触媒
126 三元触媒温度センサ(触媒温度検出部)
127 冷却水温センサ(熱媒体温度検出部)
130 バイパス流路切替部
140 アクチュエータ
150 ECU(制御部)
160 ループ式ヒートパイプ
163 ループ式ヒートパイプの熱供給側パイプ
204a ループ式ヒートパイプの受熱側パイプ
Claims (7)
- 炭化水素を吸着する炭化水素吸着材と、排気ガスと熱媒体との間で熱交換を行う熱交換部と、が設けられた第1排気通路と、
炭化水素を浄化可能な触媒が設けられ、前記第1排気通路の下流側に連通された第2排気通路と、
上流側から流入する排気ガスを前記第1排気通路又は前記第1排気通路をバイパスした前記第2排気通路に案内するバイパス流路切替部と、
を備え、
前記炭化水素吸着材、前記熱交換部および前記触媒を同心状に配設した排気浄化装置であって、
前記炭化水素吸着材の内側と前記触媒の外側との間に前記熱交換部が設けられている、
ことを特徴とする排気浄化装置。 - 炭化水素を吸着する炭化水素吸着材と、排気ガスと熱媒体との間で熱交換を行う熱交換部と、が設けられた第1排気通路と、
炭化水素を浄化可能な触媒が設けられて前記第1排気通路の下流側に連通された第2排気通路と、
上流側から流入する排気ガスを前記第1排気通路又は前記第1排気通路をバイパスした前記第2排気通路に案内するバイパス流路切替部と、
を備え、
前記炭化水素吸着材、前記熱交換部および前記触媒を同心状に配設した排気浄化装置であって、
前記熱交換部は、前記炭化水素吸着材の上流側に設けられている、
ことを特徴とする排気浄化装置。 - 請求項1又は2に記載の排気浄化装置において、
ループ式ヒートパイプを備えており、
前記熱交換部には、ループ式ヒートパイプの熱供給側パイプが接続されている、
ことを特徴とする排気浄化装置。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載の排気浄化装置において、
前記炭化水素吸着材の温度情報を検出する炭化水素吸着材温度検出部と、
前記バイパス流路切替部を駆動するアクチュエータと、
前記温度検出部が検出する温度情報に基づいて前記アクチュエータを駆動して前記バイパス流路切替部の切替制御を行う制御部と、
を更に備え、
前記制御部は、前記炭化水素吸着材の温度情報が設定値以上のとき、上流側から流入する排気ガスを第1排気通路をバイパスして第2排気通路に案内するように、前記バイパス流路切替部を切替える、
ことを特徴とする排気浄化装置。 - 請求項4に記載の排気浄化装置において、
前記熱交換部を流れる熱媒体の温度情報を検出する熱媒体温度検出部と、
前記触媒の温度情報を検出する触媒温度検出部と、
を更に備え、
前記制御部は、前記炭化水素吸着材温度検出部のほか、前記熱媒体温度検出部および前記触媒温度検出部が検出する温度情報に基づいて前記アクチュエータを駆動して前記バイパス流路切替部の切替制御を行うものであり、
前記制御部は、前記炭化水素吸着材の温度情報が設定値以上のとき、上流側から流入する排気ガスを第1排気通路をバイパスして第2排気通路に案内するように、前記バイパス流路切替部を切替え、その後、前記熱媒体の温度情報が設定値未満であって前記触媒の温度情報が設定値以上であるときに、上流側から流入する排気ガスを第1排気通路に案内するように、前記バイパス流路切替部を切替える、
ことを特徴とする排気浄化装置。 - 請求項3に記載の排気浄化装置において、
前記炭化水素吸着材の温度情報を検出する炭化水素吸着材温度検出部と、
前記ループ式ヒートパイプの受熱側パイプを流れる熱媒体の温度情報を検出する熱媒体温度検出部と、
前記触媒の温度情報を検出する触媒温度検出部と、
前記バイパス流路切替部を駆動するアクチュエータと、
前記温度検出部が検出する温度情報、前記熱媒体温度検出部および前記触媒温度検出部が検出する温度情報に基づいて前記アクチュエータを駆動して前記バイパス流路切替部の切替制御を行う制御部と、
を更に備え、
前記制御部は、前記炭化水素吸着材の温度情報が設定値以上のとき、上流側から流入する排気ガスを第1排気通路をバイパスして第2排気通路に案内するように、前記バイパス流路切替部を切替え、その後、前記熱媒体の温度情報が設定値未満であって前記触媒の温度情報が設定値以上であるときに、上流側から流入する排気ガスを第1排気通路に案内するように、前記バイパス流路切替部を切替える、
ことを特徴とする排気浄化装置。 - 請求項1〜6の何れか1項に記載の排気浄化装置において、
前記触媒は三元触媒であることを特徴とする排気浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009019691A JP2010174791A (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 排気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009019691A JP2010174791A (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 排気浄化装置 |
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JP2009019691A Pending JP2010174791A (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 排気浄化装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013068378A (ja) * | 2011-09-25 | 2013-04-18 | Yutaka Giken Co Ltd | 熱交換器 |
CN103949134A (zh) * | 2014-05-21 | 2014-07-30 | 苏州鑫荣健身器材有限公司 | 一种汽车尾气吸收净化装置 |
JP2018150915A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-27 | 株式会社豊田中央研究所 | 排気浄化装置 |
CN109072746A (zh) * | 2016-03-29 | 2018-12-21 | 五十铃自动车株式会社 | 冷却装置 |
CN113266450A (zh) * | 2020-02-14 | 2021-08-17 | 株式会社斯巴鲁 | 废气净化装置 |
GB2608401A (en) * | 2021-06-30 | 2023-01-04 | Daimler Ag | Exhaust heat recovery system for a conventional vehicle as well as hybrid vehicle |
-
2009
- 2009-01-30 JP JP2009019691A patent/JP2010174791A/ja active Pending
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