JP2010174531A - 建築用シャッター装置 - Google Patents

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真司 吉野
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Abstract

【課題】施錠装置が設けられた建築用シャッター装置において、操作性の改善が図れるように構成する。
【解決手段】シャッターカーテン1の下端部の座板6に、シャッターカーテン1の全閉姿勢への変姿でシャッターカーテンを施錠状態とし、解錠レバー11の上動操作で解錠するラッチ錠Rを設けるとともに、前記解錠レバー11に操作紐12の一端部12aを連結し、該操作紐12の上動操作でラッチ錠Rの解錠操作とシャッターカーテン1の開放操作とが行えるよう構成するにあたり、前記操作紐12の他端部12bを、シャッターケース2を構成する下側板2aに連結する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅の窓部等に配される建築用シャッター装置の技術分野に関するものである。
一般に、建築用シャッター装置のなかには、例えば住宅の窓部に設けられるもののように、開口部の左右両側にガイドレールを配し、該ガイドレールに案内される状態でシャッターカーテンが開閉作動するよう構成したものがある。このようなものにおいて、シャッターカーテンを手動により開閉操作するものでは、シャッターカーテンを躯体に施錠する施錠装置の解錠レバーに遠隔操作部としての操作紐を連結し、シャッターカーテンが全閉姿勢となって施錠装置が施錠されている状態では、前記操作紐を上動させることにより、施錠装置を解錠するとともに、シャッターカーテンを開放作動させ、シャッターカーテンが全開姿勢となっている状態では、操作紐を下動させることにより、シャッターカーテンを閉鎖作動させることができるように構成したものが提唱されており、このようにすることで、シャッター装置の操作性の改善が図れるようにしている。
特開2001−73610号公報
しかしながら、前記従来のものは、操作者が背伸びしたり、屈んだりするようなことなく、シャッターカーテンの開閉作動を操作性よく行うために、操作紐の遊端状の下端部に磁石を連結し、シャッターカーテンが全開姿勢となっている状態では、磁石配設部を施錠装置よりも下方の開口部に垂下させることで、磁石配設部を操作者にとって操作しやすい高さに位置させる一方、シャッターカーテンが全閉姿勢となっている状態では、操作紐を解錠レバーよりも上方に引き上げて磁石配設部をシャッターカーテンの室内側面に磁着することで、磁石配設部を操作者にとって操作しやすい高さに位置させるようにしている。このため、シャッターカーテンを開放する過程では、操作紐がシャッターカーテンとともに巻取りドラムに巻込まれないように配慮しなければならず、閉鎖する過程では、操作紐を解錠レバーの上方に引き上げてシャッターカーテンに磁着させる操作をしなければならず、単に操作紐の引き上げ(上動)、引き下げ(下動)操作をすることに加えて、操作紐の姿勢を前記状態となるように操作しなければならず、その分、操作性が損なわれるという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、躯体開口部を開閉するシャッターカーテンの下端部に、シャッターカーテンの全閉姿勢への変姿でシャッターカーテンを施錠状態とし、解錠部材の解錠操作で解錠する施錠装置を設けるとともに、前記解錠部材に紐状の操作具の一端部を連結し、該操作具の上動操作で施錠装置の解錠とシャッターカーテンの開放とが行えるよう構成するにあたり、前記操作具の他端部を、躯体側部材に連結したことを特徴とする建築用シャッター装置である。
請求項2の発明は、操作具の他端部は、開口部上方の躯体側部材に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の建築用シャッター装置である。
請求項3の発明は、躯体側部材は、全開姿勢のシャッターカーテンを収納するシャッターケースであることを特徴とする請求項1または2に記載の建築用シャッター装置である。
請求項4の発明は、操作具は、長さ調整自在に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の建築用シャッター装置である。
請求項1の発明とすることにより、単に操作具を把持して上動、下動させる操作を行うだけで、施錠装置の解錠とシャッターカーテンの開放、閉鎖ができるとともに、操作具を自動的につぎの操作がしやすい状態にすることができて、操作性の向上を図れる。
請求項2の発明とすることにより、シャッターカーテンの開放時に操作具が邪魔になり難い。
請求項3の発明とすることにより、設置現場における作業を簡略化することができる。
請求項4の発明とすることにより、操作具の長さを使用状態に応じて適宜調整できる。
シャッターカーテンの全閉姿勢におけるシャッター装置の屋内側からの正面図である。 シャッター装置の断面図である。 図3(A)、(B)はラッチ錠を説明する正面図、断面図である。 シャッターカーテンの全開姿勢におけるシャッター装置の屋内側からの正面図である。 図5(A)、(B)はそれぞれ第二の実施の形態のシャッターカーテンの全閉姿勢におけるシャッター装置の屋内側からの正面図、シャッターカーテンの全開姿勢におけるシャッター装置の屋内側からの正面図である。 図6(A)、(B)はそれぞれ第三の実施の形態のシャッターカーテンの全閉姿勢におけるシャッター装置の屋内側からの正面図、シャッターカーテンの全開姿勢におけるシャッター装置の屋内側からの正面図である。 図7(A)、(B)はそれぞれ第四の実施の形態のシャッターカーテンの全閉姿勢におけるシャッター装置の屋内側からの正面図、シャッターカーテンの全開姿勢におけるシャッター装置の屋内側からの正面図である。 図8(A)、(B)はそれぞれ第五の実施の形態のシャッターカーテンの全閉姿勢におけるシャッター装置の屋内側からの正面図、シャッターカーテンの全開姿勢におけるシャッター装置の屋内側からの正面図である。
以下、本発明の第一の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1はバランス式(手動式)の建築用シャッター装置を構成するシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、左右方向に長いスラット1aの複数枚を上下方向に連結して構成されており、上端部が躯体開口部の上方に配されたシャッターケース2に内装される巻取りドラム3に連結されている。前記巻取りドラム3は、固定軸3aと、該固定軸3aに対し所定間隔を存して回動自在に外嵌する複数のホイール3bと、これらホイール3bを軸方向に連結して各ホイール3bが一体回転するように配されるステー3cとを備えて構成されている。さらに巻取りドラム3には、一端が固定軸3aに固定され、他端がホイール3bに固定されるバランス弾機4が設けられており、該バランス弾機4は、巻取りドラム3に連結されたシャッターカーテン1が巻出されることに伴い、該巻出されたシャッターカーテン1の自重とバランスされる荷重に略相当する付勢力が蓄勢されるように設定されている。また、躯体開口部の左右両側部には、躯体側部材となるガイドレール5が一体的に設けられており、シャッターカーテン1の左右両側縁部を移動案内するように設定されている。
そして、シャッターカーテン1は、下方へ引き下げる閉鎖操作がなされることにより、巻取りドラム3から巻出されて開口部を閉鎖する全閉姿勢となるとともに、前述したように、バランス弾機4を蓄勢するように構成されている。一方、シャッターカーテン1は、上方へ引き上げる開放操作がなされることにより、バランス弾機の付勢力を受ける状態で上動して巻取りドラム3に巻取られ、開口部を開放する全開姿勢となるように構成されており、これらの構成は何れも従来通りである。
前記シャッターカーテン1の最下端には、該シャッターカーテン1を構成する座板6が連結されているが、前記座板6は、上下方向を向く垂直面で構成されるスラット片部6aと、該スラット片部6aの下方から屋内側に延出する水切り片部6bと、スラット片部6aの上縁部に形成されるインターロック片部6cとを備えて構成されており、該インターロック片部6cを介して上側のスラット1aに連結されている。前記スラット片部6a屋内側面には、水切り片部6bの上方に位置して上下一対の突片6dが屋内側に向けて突出形成されており、これら突片6dにより左右方向に貫通する蟻溝状の凹部6eが長手方向全長にわたって形成されている。
そして、座板6には施錠装置としてのラッチ錠Rが設けられており、シャッターカーテン1が全閉姿勢になることに伴い、左右のガイドレール5の下端部にそれぞれ設けられたラッチ受け7に自動的に係止して、全閉姿勢のシャッターカーテン1の開放を規制する施錠状態とするように構成されている。
前記ラッチ錠Rを構成する錠ユニット8は、本実施の形態では、座板6の左右方向一方(図1において左側)に偏寄し、屋内側に突出する凹部6eの開口を塞ぐようにして設けられている。そして、錠ユニット8に、左右のガイドレール5の各ラッチ受け7にそれぞれ係脱自在に係止する左右一対のラッチバー9、10の基端部が連結されているが、これらラッチバー9、10は、それぞれ座板6の凹部6eに嵌入し、該凹部6eにガイドされる状態で進退自在となるように構成されている。
さらに、錠ユニット8には、前記一対のラッチバー9、10をそれぞれ左右方向外方に進出するよう付勢する付勢弾機9a、10aと、ラッチバー9、10に連繋する解錠レバー(本発明の解錠部材に相当する)11とが設けられている。前記解錠レバー11は、付勢弾機9a、10aの付勢力に抗して上動操作することにより、上方位置に変位してラッチバー9、10を左右方向内方に向けて退避させるように構成されている。このように、ラッチ錠Rは、解錠レバー11の上動操作が解錠操作となってラッチバー9、10を左右方向内方に退避させるが、解錠レバー11の上動操作を解除した場合では、前記付勢弾機9a、10aの付勢力を受けて解錠レバー11が下方位置に変位するとともに、ラッチバー9、10が左右方向外方に向けて進出する自然状態に復帰するように構成されている。さらに、錠ユニット8には、解錠レバー11の上方変位と下方変位とを規制する規制部8a、8bとがそれぞれ設けられており、解錠レバー11が上方位置を越えて上方変位すること、下方位置を越えて下方変位することが規制されるように構成されている。
そして、シャッターカーテン1が閉鎖操作され、シャッターカーテン1が閉鎖作動している状態において、ラッチ錠Rの錠ユニット8は、一対のラッチバー9、10が左右方向外方に進出する自然状態となっている。前記状態からシャッターカーテン1が全閉姿勢に閉鎖作動する過程において、左右のラッチバー9、10は、ガイドレール5のラッチ受け7に当接し、この状態からさらに閉鎖作動することにより、ラッチバー9、10がラッチ受け7に押圧される状態で付勢弾機の付勢力に抗して左右方向内方に退避しつつ下動し、ラッチバー9、10がラッチ受け7の下方に至る(乗り越える、)ことに伴い、ラッチバー9、10がラッチ受け7の下方で左右方向外方に向けて進出して、ラッチバー9、10がラッチ受け7に係止してシャッターカーテン1の開放を規制するように構成されている。これによって、ラッチ錠Rは、シャッターカーテン1の全閉姿勢への変姿に伴い、自動的にシャッターカーテン1を施錠状態とするように構成されている。
これに対し、シャッターカーテン1を開放操作する場合では、錠ユニット8の解錠レバー11を上動操作(解錠操作)して上方位置に変位せしめ、ラッチバー9、10を付勢力に抗して左右方向内方に向けて退避させ、ラッチバー9、10とラッチ受け7との係止を解除するべくラッチ錠Rの解錠操作をしながら、シャッターカーテン1を開放操作することにより、シャッターカーテン1が開放するように構成されている。
さらに、前記ラッチ錠Rは、解錠レバー11に本発明の操作具に相当する操作紐12の一端部12aが連結されている。前記操作紐12は、樹脂製ロープ、紐体、帯状体、ワイヤ等、長尺状で、かつ、可撓性のある材料で構成することができ、本実施の形態では、樹脂製ロープが用いられている。そして、操作紐12の他端部12b側部位は、開口部上方に位置する躯体側部材であって、本実施の形態では、シャッターケース2の構成部材である屋内側の下側板2aに連結されている。さらに、本実施の形態において、操作紐他端部12b側と下側板2aとの連結部位は、図1、2に示すように、解錠レバー11の操作紐12連結部の直上位置に対し、左右方向については僅かに右側に偏寄し、屋内外方向については僅かに屋内側に偏寄する部位に設定されており、下側板2aには、前記部位に位置して、左右に隣接する二つの第一、第二貫通孔2b、2cが開設されている。そして、操作紐12は、解錠レバー11から引き出された他端部12bを下方から左側の第一貫通孔2bに貫通して上方に引き出し、該引き出された他端部12bを上方から第二貫通孔2cに貫通して下方に引き出し、該引き出された他端部12bが、調整具12cを用いて操作紐12の他端部12b側部位に連結されている。これによって、操作紐12は、解錠レバー12とシャッターケース2の下側板2aとの間を、長さ調整自在な状態で連結するように構成されている。尚、施錠装置の配設部位、操作紐12の下側板2aへの連結部位は、前記部位に限定されないことは勿論であり、施錠装置の取付け位置や、シャッター装置配設部の設置環境に対応して適宜変更することができる。
ここで、本実施の形態のシャッター装置は、シャッターケース2にシャッターカーテン1を組込んだ状態として工場出荷するようにしている。このため、操作紐12を、解錠レバー11とシャッターケース2の構造部材である下側板2aとに連結する場合では、工場出荷する段階で予め操作紐12をこれらの間に連結しておくことができ、このようにすることにより、設置現場での操作紐12の取付け作業が不要になり、その分、設置現場での作業を簡略化できる。因みに、工場出荷段階で、操作紐を連結できる構成としては、操作紐他端部の連結部位がシャッターケースの構造部材であれば何れの箇所であってもよく、左右のブラケット、ブラケット同士を連結するアングル材(骨材)等、適宜部材の適宜箇所とすることができる。
尚、操作紐12の長さは、図1に示すように、シャッターカーテン1を全閉姿勢としたとき、解錠レバー11と下側板2aとの間に僅かに弛みをもつ状態で連結する長さに調整されており、下方位置に位置する解錠レバー11に負荷を掛けることがないように設けることが好ましい。尚、操作紐12の長さの調整は調整具12cの押圧ピン12dを押した状態で長さを調整し、押圧ピン12dの押し操作を解除することで、前記調整した長さを維持できるように構成されており、該調整具12cは汎用のものであり、詳しい説明は省略する。そして、シャッターカーテン1の全閉姿勢において、カーテン面の屋内側に位置する操作紐12は、下側板2a側ほど僅かに右方向に偏寄し、かつ、下側板2a側ほど僅かに屋内側に偏寄する傾斜姿勢となって設けられている。
このように構成されたシャッター装置において、前記状態で全閉姿勢となったシャッターカーテン1を開放操作する場合では、操作紐12の何れかの箇所であって、解錠レバー11(ラッチ錠R)よりも上方で、操作者が把持しやすい部位を自由に選択して把持し、上方に向けて引き上げる上動操作をすることにより、操作紐12からの上動力がまず解錠レバー11に作用して、解錠レバー11を下方位置から上方位置に変位させてラッチ錠Rを解錠する。続いて、操作紐12の上動力が上方位置にある解錠レバー11を介してシャッターカーテン1の座板6に作用して、ラッチ錠Rを解錠したままシャッターカーテン1を開放作動する。これによって、操作者は、屈む等の無理な姿勢をすることなく操作紐12を操作することでシャッターカーテン1を開放作動させることができるように構成されている。さらに、この場合に、操作紐12は、座板6の上動に伴い解錠レバー11に連結される一端部12a側部位が上動して中間部が折返し状(湾曲状)に垂れ下がることになるが、操作紐12は、解錠レバー11との連結位置と下側板2aとの連結位置とが屋内外方向に位置ズレしており、下側板2aとの連結位置ほど屋内側に偏寄するように連結されているので、座板6の上動に伴い垂れ下がってくる垂れ下がり部を、座板6から離れる方向である屋内側に誘導することができて、操作紐12の垂れ下がり部が座板6に干渉することがなくなり、垂れ下がり部がシャッターカーテン1とともに巻上がるのを確実に防止できるように配慮されている。
尚、操作紐12を上動する操作を停止することにより、解錠レバー11は自動的に下方位置に復帰して自然状態となる。
そして、シャッターカーテン1がバランス弾機4の付勢力を受けて全開姿勢となるべく開放するに従い、操作紐12の垂れ下がり部が次第に長くなり、シャッターカーテン1が全開姿勢に変姿すると、図3に示すように、座板6よりも下方で、シャッターカーテン1の前の操作者が操作しやすい位置にまでU字状に折返された状態で開口部に垂下するように構成されている。このように、シャッターカーテン1の全開姿勢で、操作紐12は開口部に垂れ下がるが、このものでは、操作紐12は解錠レバー11とシャッターケース2の下側板2aとに連結されていて、従来のもののように、操作紐の一方の端部が遊端状になることはない。しかも、前述したように、座板6の上動に伴い開口部に垂れ下がる操作紐12の垂れ下がり部が屋内側に誘導されるように構成されている。これによって、操作者は、単に操作紐12を上動操作するだけで、垂れ下がり部を自然に開口部に垂下させる状態とすることができ、操作紐12がシャッターカーテン1とともに巻取りドラム3に巻込まれないようにするための特別な操作をする必要がないものでありながら、操作紐12がつぎの閉鎖操作をしやすい姿勢、つまり、シャッターカーテン1が全開姿勢となることで自動的に操作紐12が座板6の下方に位置する状態となって、操作性よくシャッターカーテン1を開放することができるように構成されている。ここで、シャッターカーテン1の全開姿勢で開口部に垂下する垂れ下がり部は、左右方向近接した状態で垂下していて邪魔になり難い状態となっている。しかも、単に操作紐12の中間部が垂れ下がるようにすることで、従来の遊端状の端部に磁石が設けられるもののように、該磁石配設部が風に煽られて窓ガラスに当たって騒音を発生するような不具合を解消することができるという利点もある。
因みに、このものでは、操作紐12の他端部12bに調整具12cが設けられているが、該調整具12cは軽量、かつ、小型の樹脂製であること、開口部の高位に設けられていること等の理由から、窓ガラスとの当接に基づく騒音問題が発生するようなことはない。
一方、前記シャッターカーテン1の全開姿勢において、シャッターカーテン1を閉鎖する場合では、操作紐12の一端部12a側の垂れ下がり部であって、座板6側(解錠レバー11)に連結される側(調整具12cが設けられていない側)の把持しやすい部位、即ち、座板6(解錠レバー11)の下方に垂れ下がる部位を下方に向けて引き下ろす下動操作することになるが、この場合に、操作者は、背伸びする等の無理な姿勢をすることなく操作紐12の垂れ下がり部を把持して下動操作すればよく、操作性が向上するように構成されている。そのうえ、操作紐12は、解錠レバー11との連結位置と下側板2aとの連結位置とが僅かに左右方向、屋内外方向に位置ズレして互いに離れているので、容易に解錠レバー11に連結される一端部12a側部位を見分けて把持することができる。そして、操作紐12の一端部12a側を下動操作することにより、下動力が下方位置の解錠レバー11を介してシャッターカーテン1に作用し、これによって、シャッターカーテン1を閉鎖作動させるように構成されている。そして、シャッターカーテン1が全閉姿勢となった状態では、操作紐12は、解錠レバー11と下側板2aとの間を僅かに弛みをもって連結される前記状態に自動的に戻ることになり、従来のもののように、遊端状の磁石配設部をシャッターカーテンの屋内側面に磁着させるような操作が一切不要でありながら、操作紐12がつぎの開放操作をしやすい姿勢、つまり、シャッターカーテン1の全閉姿勢になることで自動的に操作紐12が解錠レバー11よりも上方に位置する状態となって、操作性よくシャッターカーテン1を閉鎖することができるように構成されている。
叙述の如く構成された本形態において、一本の操作紐12の操作により、ラッチ錠Rの解錠とともにシャッターカーテン1の開放、閉鎖をすることができるよう、操作紐12の一端部12aが解錠レバー11に連結されているが、このものでは、操作紐12の他端部12b側部位が躯体側部材であるシャッターケース2の下側板2aに連結されていて、遊端状になることはない。この結果、操作者が操作紐12を離したとしても、従来のもののように、遊端状の磁石配設部が自由に動いてしまうことがなく、シャッターカーテン1の開閉操作をする毎に、操作紐12が巻込まれないための操作や、シャッターカーテンに磁着させる操作をする必要がない。これによって、操作者は、無理な姿勢をすることなく、単に操作紐12を把持して上動、下動させる操作をするだけで、ラッチ錠Rの解錠とシャッターカーテン1の開放、閉鎖の操作ができるとともに、操作紐12を自動的につぎの操作をしやすい状態にすることができて、操作の簡略化が図れて、操作性の向上を図ることができる。
このように、本発明が実施されたものにあっては、操作紐12に遊端部ができないようにしたものであるが、このものでは、操作紐12の他端部12b側が開口部の上方に設けられているので、シャッターカーテン1の全開状態でU字状に折返されて、操作紐12が上方から垂れ下がる状態となり、該垂れ下がり部が邪魔になり難いという利点がある。
また、操作紐12の他端部12b側は、シャッターケース2を構成する下側板2aに連結する構成としたので、工場において予め操作紐12を解錠レバー11と下側板2aとに連結した状態とすることができ、その分設置現場における作業を少なくすることができる。
さらには、操作紐12は、調整具12cを介して解錠レバー11と下側板2aとの間に連結したので、使用状態に応じて適宜調整することができるうえ、操作紐12の汎用性を高めることも可能となる。
尚、本発明は前期実施の形態に限定されないことは勿論であって、施錠装置としては、前記ラッチ錠に限定されることはなく、解錠装置を解錠する解錠部材が、シャッターカーテンの開放方向の変位で解錠操作されるものであれば、どのような解錠装置であっても採用することができる。
続いて、以下に他の実施例を説明するが、これら他の実施例において、前記第一の実施の形態と同様のシャッター装置、同様のラッチ錠Rが設けられており、これらの説明は同様の符号を付すことで省略する。
図5に示す第二の実施の形態では、操作紐13は、前記第一の実施の形態と同様にシャッターケース2にの連結状態となっており、シャッターカーテン1の全開姿勢において、シャッターカーテン1を閉鎖操作するべく把持される一端部13a側の、操作者にとって操作しやすい部位に、目印を兼用する握り部14が設けられている。これによって、前記第一の実施の形態と同様の効果を得られるうえに、閉鎖操作する際に、U字状に垂れ下がる二本のうちの一方の操作紐12を選択する場合に、操作者が操作すべき操作紐13の選択を迅速、かつ、確実に行うことができて、さらなる操作性の改善を図れる。因みに、シャッターカーテン1を開放操作する場合も、握り部14を把持することで操作性よく開放することができる。
尚、操作紐13は、握り部14と下側板2aに連結される部位との間を伸縮自在なコードにしてもよく、さらには握り部14に巻取り部を設けて、シャッターカーテン1の全開姿勢で握り部14より下方に操作紐13が垂下しないような構成とすることも可能である。
ここで、住宅の窓部にシャッター装置を設ける場合、シャッター装置の屋内側に引き違い式のサッシ窓が設けられることが一般である。前記サッシ窓の外側に本発明が実施されたシャッター装置を設ける場合では、一方の窓体を開放した状態でシャッターカーテンの開閉操作を行うことになる。このため、施錠装置は、一方の窓体を開放した状態で操作しやすい位置、即ち、左右方向中央部より僅かに一方側に設けることが好ましい。そして、このようなものにおいて、シャッターケースの構成部材、例えば、下側板に操作紐の他端部を連結する場合に、該連結位置を、他方の窓体(閉鎖状態の窓体)側とすることにより、全開姿勢のシャッターカーテンを閉鎖操作するために把持する側の操作紐のみがサッシ窓の開口部に位置することになって、操作性の改善を図れる。
また、操作紐の他端部は、躯体に固定される躯体側部材に連結されていればよく、躯体側部材としては、シャッターケース、ガイドレール等のシャッター装置の構成部材や、開口部に設けられるサッシ窓のサッシ枠や壁材等の躯体自体とすることが可能である。さらに、操作紐他端部の連結位置は、前記各実施の形態のように、開口部の上方に限定されることはなく、シャッターカーテンの全閉状態において、施錠装置よりも上方であって、操作者が把持する箇所が操作しやすい位置となるような連結位置であることが好ましい。
つぎに、第三の実施の形態を図6に基づいて説明する。
前記第三の実施の形態の操作紐15は、一端部15aはラッチ錠Rを構成する錠ユニット8の解錠レバー11に連結され、調整具付きの他端部側部位15bは、ガイドレール5を構成するための下地枠16の上方に連結することで遊端部が形成されないように構成されている。そして、この場合でも、操作紐15の他端部側部15bと下地枠16との連結位置が、解錠レバー11との連結位置よりも屋内側に位置ズレしていて、前記第一の実施の形態と同様に、単に操作紐15を上動、下動の操作をするだけでラッチ錠Rの解錠、シャッターカーテン1の開閉ができ、かつ、操作紐15をつぎの開閉操作に備えた姿勢にすることができて操作性の改善を図れる。しかも、このものでは、シャッターカーテン1の全開姿勢で開口部に垂れ下がる操作紐15の端部同士が左右方向に大きく離れることになるので、操作者が閉鎖操作するとき把持するべき操作紐15の端部を認識しやすいという利点もある。
さらに、図7に示す第四の実施の形態では、一端部17aが解錠レバー11に連結される操作紐17の調整具付きの他端部側部位17bは、下地枠16の上下方向中間部に連結されている。そして、この場合では、操作紐17の長さを短くすることができるという利点があるうえ、前記第三の実施の形態と同様に、単に操作紐17を上動、下動の操作をするだけでラッチ錠Rの解錠、シャッターカーテン1の開閉ができ、かつ、操作紐17をつぎの開閉操作に備えた姿勢にすることができて操作性の改善を図れ、しかも、操作者が閉鎖操作するとき把持するべき操作紐17の端部を認識しやすいという利点がある。
また、図8に示す第五の実施の形態では、操作紐18の一端部18aが解錠レバー11に連結され、他端部18bは、シャッターケース2の下側板に設けられた巻取り装置19に連結されている。この場合では、シャッターカーテン1の開放に伴い、操作紐18は、他端部18b側に位置調整に設けたストッパ部18cまで巻取り装置19に巻取られるように構成されている。これによって、調整具を用いることなく操作紐18を好適な長さとすることができるうえ、シャッターカーテン1の全開姿勢で開口部に垂下する操作紐18の垂れ下がり部の長さを所望の長さにすることができる。そして、このようにしたものにおいても、単に操作紐18を上動、下動の操作をするだけでラッチ錠Rの解錠、シャッターカーテン1の開閉ができ、かつ、操作紐18をつぎの開閉操作に備えた姿勢にすることができて操作性の改善を図ることができる。
本発明は、住宅等の建築物の開口部に設けられる建築用開閉装置に利用することができる。
1 シャッターカーテン
2 シャッターケース
2a 下側板
3 巻取りドラム
4 バランス弾機
5 ガイドレール
6 座板
7 ラッチ受け
8 錠ユニット
9 ラッチバー
11 解錠レバー
12 操作紐
12a 一端部
12b 他端部
12c 調整具

Claims (4)

  1. 躯体開口部を開閉するシャッターカーテンの下端部に、シャッターカーテンの全閉姿勢への変姿でシャッターカーテンを施錠状態とし、解錠部材の解錠操作で解錠する施錠装置を設けるとともに、前記解錠部材に紐状の操作具の一端部を連結し、該操作具の上動操作で施錠装置の解錠とシャッターカーテンの開放とが行えるよう構成するにあたり、前記操作具の他端部を、躯体側部材に連結したことを特徴とする建築用シャッター装置。
  2. 操作具の他端部は、開口部上方の躯体側部材に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の建築用シャッター装置。
  3. 躯体側部材は、全開姿勢のシャッターカーテンを収納するシャッターケースであることを特徴とする請求項1または2に記載の建築用シャッター装置。
  4. 操作具は、長さ調整自在に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の建築用シャッター装置。
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