JP2010173824A - エレベータ運転システム - Google Patents

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賢利 飛田
Yoshihiro Tokunaga
吉宏 徳永
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真典 岩田
Takatoshi Nemoto
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Abstract

【課題】乗客の閉じ込め事故を低減化させるための十分な非常時運転機能を持つエレベータ運転システムを提供すること。
【解決手段】かごの外方に固定設置されるガイドレール曲がり・歪み検出器6a〜6dで検出され、曲がり・歪み検出処理装置7により検出処理されたガイドレールの曲がり・歪み程度に応じて、制御盤11における運転判断装置9がエレベータ制御装置10へ動作制御を指示し、非常時運転機能として、地震発生により緊急停止状態にあるかごを停止した位置から一番近い最寄階へ移動運転できないとき、ガイドレールの曲がり・歪みを検出しながらかごをこの一番近い最寄階への進行方向とは反対の方向の階へと移動指示し、その反対方向への移動の際にガイドレールの曲がり・歪みを検出しながら運転する。
【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータの管制運転として、地震発生時に昇降運転中のかごを緊急停止させる機能を有するエレベータ運転システムに係り、詳しくはかごの緊急停止による乗客の閉じ込め事故を低減化させるための十分な非常時運転機能を持たせたエレベータ運転システムに関する。
一般的なエレベータ運転システムは、昇降路内にかご及びつり合いおもり、並びにガイドレールを設置している。通常、かごの本体外側の所定箇所には、ガイドシューが固定設置されるように取り付けられ、かごの昇降運転時にガイドシューがガイドレールに添って昇降する構造となっている。それ故、ガイドレールに曲がりや歪み等の変形があると、ガイドシューがガイドレールから外れてしまう危険があるばかりでなく、かごの昇降運転状態が安定しなくなって大変危険になるため、ガイドレールの変形はあってはならないものとされている。
ところが、地震発生時には、しばしばガイドレールの曲がりや歪み等の変形が起こり得る。このため、こうした非常時の安全対策も技術的に検討されており、具体策が提案されている。例えば、エレベータの管制運転として、歪み検出器によりガイドレールの捩れや歪みを検出しながら昇降運転し、異常が検出された場合には、かごの走行運転を停止(この場合には外部からの復旧救助作業が完了されるまでの間、待機状態となる)したり、或いは緊急停止状態にあるかごを停止した位置から一番近い階の最寄階へ着床運転させる非常時運転機能を持たせたエレベータの安全装置(例えば、特許文献1を参照)が提案されている。
特開昭62−280177号公報
上述した特許文献1に係るエレベータの安全装置は、非常時運転機能として、緊急停止状態にあるかごを停止した位置から一番近い階の最寄階へ着床運転させるものであるが、このときに歪み検出器による検出結果で異常が検出されると走行運転が停止状態となり、外部からの救出を待たなければならず、乗客への閉じ込め事故に至ってしまう。
即ち、地震発生時にガイドレールがどの部分でどのように変形しているかは、実際に歪み検出を行わなければ判らないものであるが、上記特許文献1の非常時運転機能によれば、かごを停止した位置から同じ方向への最寄階へ着床運転させるだけであるので、仮に反対方向の階へのガイドレールの変形が少なくて移動運転が可能な場合でも非常時運転を実行できないため、乗客の閉じ込め事故を低減化させる上で不十分であった。
本発明の目的は、このような課題を解決すべくなされたもので、地震によるエレベータのかごの停止後に最寄階に移動する際、ガイドレールの曲がりや歪みにより停止位置に一番近い最寄階まで到達することができなかった場合に、逆方向にガイドレールの曲がりや歪みを検出しながら移動することで、乗客の閉じ込め事故を低減化させるための十分な非常時運転機能を持つエレベータ運転システムを提供することにある。
本発明のエレベータ運転システムは、上述した課題を解決するため、エレベータの管制運転として、地震発生時に昇降運転中のかごを緊急停止させる機能を有するエレベータ運転システムにおいて、管制運転の非常時運転機能として、緊急停止状態にあるかごを停止した位置から一番近い最寄階へ移動運転するとき、前記かごを案内するガイドレールの曲がり・歪みを検出した結果が許容範囲外で進行不可と判断された場合には、前記かごをその進行方向とは反対の方向の階へと移動運転すると共に、前記ガイドレールの曲がり・歪みを検出した結果に応じて運転制御することを特徴とするものである。
本発明のエレベータ運転システムによれば、緊急停止状態にあるかごを停止した位置から一番近い最寄階へ移動する場合、ガイドレールの曲がり・歪みを検出した結果、移動運転できないとき、ガイドレールの曲がり・歪みを検出しながら、かごを一番近い階の方向とは反対の方向の階へと移動運転するようにして、その反対方向の最寄階へと移動することができる。このため、乗客の閉じ込め事故を低減化させること(乗客の救出率を高める)ことができ、十分な非常時運転機能を持つものとなる。
本発明の実施形態に係るエレベータ運転システムのエレベータ機構の要部を一部破断して示した側面図である。 本実施形態に関するエレベータ機構に備えられるガイドレール曲がり・歪み検出器の細部構成をガイドレールの延在方向に垂直な端面方向で破断して示した上面図である。 本発明の実施形態に係るエレベータ運転システムの非常時運転機能を含む管制運転機能を担う基本構成を示したブロック図である。 本実施形態に係るエレベータ運転システムに備えられる制御盤による非常時運転機能の動作処理を示したフローチャートである。
本発明の実施形態に係るエレベータ運転システムについて、図1〜図4を参照しながら以下説明する。図1は本発明の実施形態に係るエレベータ運転システムのエレベータ機構の要部を示しており、図2は本実施形態に関するエレベータ機構に備えられるガイドレール曲がり・歪み検出器6の細部構成を示しており、図3は本実施形態に係るエレベータ運転システムの非常時運転機能を含む管制運転機能を担う基本構成を示したブロック図である。
図面において、1は昇降路、2,2a,2bはガイドレール、3はロープ、4はかご、5a,5b,5c,5dはガイドシュー、6,6a,6b,6c,6dはガイドレール曲がり・歪み検出器、7は曲がり・歪み検出処理装置、8a,8b,8cは接触型変位センサ、9は運転判断装置、10はエレベータ制御装置、11は制御盤、をそれぞれ表す。
図1を参照すると、本発明の実施形態に係るエレベータ運転システムのエレベータ機構は、昇降路1内に一対のガイドレール2a,2bが水平面に対して垂直、且つ互いに平行となるように立設され、ガイドレール2a,2bの相互間にロープ3で吊持されたかご4が配置されている。また、かご4の外側の上面には曲がり・歪み検出処理装置7が固定されるように装備され、かご4の外側の上下左右の所定箇所には、本体をガイドレール2a、2bに沿って移動させるためのガイドシュー5a〜5dがそれぞれ固定設置されている。
さらに、かご4の外側のガイドシュー5a〜5dに対する昇降の進行方向に対する外側には、ガイドレール2a,2bの曲がり・歪み量を検出するためのガイドレール曲がり・歪み検出器6a〜6dがそれぞれかご4に固定設置されている。
本実施形態に関するエレベータ機構では、かご4がガイドシュー5a,5cとガイドシュー5b,5dとを介してガイドレール2a,2bに沿って昇降し、かご4に設置されたガイドシュー5a,5bの上部側にガイドレール曲がり・歪み検出センサ6a,6bがそれぞれ取り付けられると共に、ガイドシュー5c,5dの下部側にガイドレール曲がり・歪み検出器6c,6dが取り付けられている。すなわち、かご4の進行方向の曲がり・歪みを事前に検出するためにその進行方向側に検出器6a〜6dが設置されている。なお、ガイドレール曲がり・歪み検出器6a〜6dは、それぞれ曲がり・歪み検出処理装置7に電気的に配線接続されている。
図2を参照すると、ガイドレール曲がり・歪み検出器6の基本構造は、かご4に固定設置される水平面視の断面形状が略反転E字型の本体部分と、この本体部分の所定箇所(腕部先端部分の三箇所)に装着されて水平面視の断面形状が略凸型のガイドレール2(ガイドレール2bの基本構造)の三方向の表面(凸形状の先端突出部分における三つの面)にそれぞれ接触されると共に、ガイドレール2の変形により発生する表面の変位量を検出する接触型変位センサ8a,8b,8cと、を備えて成る。なお、ガイドレール曲がり・歪み検出器6a,6cとガイドレール2aとは、それぞれガイドレール曲がり・歪み検出器6b,6dとガイドレール2bとの基本構造に対して左右対称な構造となる。
図3を参照すると、本実施形態に係るエレベータ運転システムの非常時運転機能を含む管制運転機能を担う基本構成は、ガイドレール曲がり・歪み検出器6a〜6dと、これらの検出器6a〜6dに接続された曲がり・歪み検出処理装置7と、この曲がり・歪み検出処理装置7に接続された運転判断装置9及びそれに接続されたエレベータ制御装置10から成る制御盤11と、を備えて構成される。すなわち、本発明の実施形態に係るエレベータ運転システムは、図3に示す各構成要素を備えており、後述する図4に示す動作機能を奏するものである。
ここで、曲がり・歪み検出処理装置7は、各ガイドレール曲がり・歪み検出器6a〜6dの各接触型変位センサ8a,8b,8cで検出された変位量の結果を、許容範囲を示す所定の閾値(据付時の初期値からの最大許容変位量を示す)と比較することにより、ガイドレール2a,2bの曲がり・歪み程度を得るための検出処理を行う。なお、ここでの曲がり・歪みの検出とは、一般にガイドレール2a,2bの材質は鋼鉄等の剛性の高い材質であり、物性としてのヤング率等が広く知られているため、変形の度合いを単純に変位量として計測することを曲がり検出とし、その曲がり検出の度合いの程度に対して材質の剛性の成否を歪みとの関係で物性的に判断するための情報処理(演算処理)を要する検出を歪み検出とみなしている。
運転判断装置9は、曲がり・歪み検出処理装置7からのガイドレール2a,2bの曲がり・歪みの程度に応じてエレベータ(かご4)の運転方法を選択するもので、具体的にはガイドレール2a,2bに対するガイドシュー5a〜5dの装着状態、かご4の移動運転の方向、及び運転制御の指示を判断する。
エレベータ制御装置10は、運転判断装置9の指示判断に従って、管制運転として、通常運転時のかご4の昇降運転動作及び停止、かご4の扉の開閉動作を制御する他、同様に管制運転に含まれる非常時運転機能として、運転判断装置9の指示判断に従って地震発生時の緊急停止状態にあるかご4に対する非常時運転動作についても制御を行う。
具体的に云えば、運転判断装置9は、管制運転の非常時運転機能として、緊急停止状態にあるかご4を停止した位置から一番近い階へ移動運転指示するとき、ガイドレール2a,2bの曲がり・歪みを検出した結果(曲がり・歪み程度)が許容範囲(据付時の初期値からの最大許容範囲)外で進行不可と判断された場合には、かご4をその進行方向(昇降の何れか一方の走行状態を示す)とは反対の方向の階へと移動運転指示すると共に、ガイドレール2a,2bの曲がり・歪みを検出した結果(曲がり・歪み程度)に応じて運転制御指示する。そして、エレベータ制御装置10は、こうした場合の運転判断装置9からの移動運転指示、運転制御指示に従ってかご4に対する動作制御を行う。
図4は、本実施形態に関する制御盤11による非常時運転機能の動作処理を示したフローチャートである。ここでは、前提条件として、制御盤11の運転判断装置9には、据付時のガイドレール2a,2bの曲がり・歪みを検出した結果の初期データが設定されており、ガイドレール2a,2bの曲がり・歪み程度がかご4に対する定常の昇降動作を運転制御できる状態にあり、その途中で地震発生した場合を想定する。
ここで、制御盤11における運転判断装置9は、据付時の曲がり・歪みの初期データを取得し格納しておく。通常の運転時には、ガイドレール2a,2bの曲がり・歪み程度が許容範囲以内で進行可能と判断するため、エレベータ制御装置10へ通常の昇降動作を運転制御する指示を送出することにより、定常運転(ステップS1)が行われる。
この後、地震発生時に運転判断装置9は、別設の地震発生検知装置からの出力によって、エレベータ制御装置10へ地震発生によるかご4の緊急停止の指示を送出することにより、地震によるかご停止(ステップS2)が行われる。
かご4の停止状態が続くと、かご4内に乗員が閉じ込められることになるため、運転判断装置9は、エレベータ制御装置10へ管制運転の非常時運転機能として、緊急停止状態にあるかご4を停止した位置から一番近い階の最寄階へ移動運転の指示を送出することにより、最寄階へ移動(ステップS3)が行われる。
この移動に際して、各ガイドレール曲がり・歪み検出器6a〜6dの各接触型変位センサ8a,8b,8cはガイドレール2a,2bの変位量を検出し、曲がり・歪み検出処理装置7では各ガイドレール曲がり・歪み検出器6a〜6dからの曲がり・歪みの検出出力である各変位量を据付時の初期変位量と比較して、ガイドレールの曲がり・歪みの程度を検出する。運転判断装置9は曲がり・歪み検出処理装置7からのガイドレール2a,2bの曲がり・歪み程度に応じてエレベータの運転方法を選択する機能を有している。
最寄階への移動時に、進行方向(昇降の何れか一方の走行状態を示す)のガイドレール曲がり検出(ステップS4)が行われる。そこで、運転判断装置9は、曲がり・歪み検出器7からの曲がり・歪み程度の検出出力を入力として、その検出出力が、ガイドレールの曲がり・歪みによる変形が著しく大きく、かご4または釣り合いおもりがレールから外れる危険がある場合に対応するときに、走行停止指令をエレベータ制御装置10に出力してエレベータを停止させるものである。
この際、運転判断装置9は、ガイドレール2a,2b曲がり・歪み程度が許容範囲外として検出されたか否かを判定することにより、第1回目の範囲外検出であるか否かの判定(ステップS5)を行う。この第1回目の範囲外検出であるか否かの判定(ステップS5)の結果、範囲以内であれば最寄階へ移動運転が可能であるので、運転判断装置9はエレベータ制御装置10へ最寄階へ移動運転の指示を送出し続けることにより、最寄階へ到着した後、ドアを開いて待機(ステップS6)が行われる。もし、範囲外であれば運転判断装置9はエレベータ制御装置10へ移動停止の指示を送出し、非常時運転機能におけるかご停止(ステップS7)が行われる。
繰り返し説明すると、地震によるかご停止後に、最寄階への移動運転時において、進行方向のガイドレール2a,2bの変位量(変形)が著しく大きく、かご4、ガイドシュー5a〜5d、つり合いおもり等がガイドレール2a,2bから外れる危険性がある場合、曲がり・歪み検出処理装置7によりそのときの曲がり・歪み程度が検出処理されて運転判断装置9へ伝送されるため、運転判断装置9が移動停止の指示をエレベータ制御装置10に出力するため、かご4は停止される。因みに、ここまでの処理動作の流れは、上記の特許文献1に開示された従来技術のものと同じ機能となっている。
以上の動作処理は、非常時運転機能として、あくまでも地震発生により緊急停止状態になったかご4を停止した位置から一番近い階の最寄階へ移動運転の指示を行った場合だけであり、かご4をそのときの進行方向(昇降の何れか一方の走行状態を示す)とは反対の方向の二番目に近い階へと移動運転しながらガイドレール2a,2bの曲がり・歪みを検出した結果に応じて運転制御する機能は含まれていない。
そこで、本実施形態に関する運転判断装置9は、非常時運転機能として、最初の運転停止(地震によるかご停止)時点で一番近い階の最寄階へのかご4の移動運転時に曲がり・歪み程度が許容範囲外の検出とされたとき、かご4を停止する第1回目のかご停止(ステップS7)の状態のままにしておかず、引き続いてその反対の方向の二番目に近い階への移動運転の指示をエレベータ制御装置10に出力することにより、反対方向の最寄階へ移動(ステップS8)が行われる。
この移動のときも、各ガイドレール曲がり・歪み検出器6a〜6dの各接触型変位センサ8a,8b,8cでガイドレール2a,2bの変位量が検出され、曲がり・歪み検出処理装置7からガイドレール2a、2bの曲がり・歪みを検出処理した結果を示す曲がり・歪み程度が運転判断装置9へ伝送されることにより、反対方向(昇降の何れか他方の走行状態を示す)のガイドレール曲がり検出(ステップS9)が行われる。
続いて、運転判断装置9は、ガイドレール2a,2bの曲がり・歪み程度が許容範囲外で検出されたか否かを判定することにより、第2回目の範囲外検出であるか否かの判定(ステップS10)が行われる。
第2回目の範囲外検出であるか否かの判定(ステップS10)の結果、範囲以内であれば最寄階(最初の地震発生による停止位置を基点にすれば二番目に近い階を示す)へ移動運転が可能であるので、運転判断装置9はエレベータ制御装置10へ最寄階へ移動運転の指示を送出し続けることにより、最寄階へ到着した後、ドアを開いて待機(ステップS6)が行われるが、範囲外であれば運転判断装置9はエレベータ制御装置10へ移動停止の指示を送出し、非常時運転機能における第2回目のかご停止(ステップS11)が行われる。
再度のかご停止(ステップS11)が行われるときは、かご4の昇降何れの方向においてもガイドレール2a,2bの変形が大きいと判断された場合であり、非常時運転機能を働かせ続けること自体が危険であるため、かご4内に乗員が閉じ込め状態になっていても、停止の待機を続けた方が人命救助上において得策となる。
以上に説明した本実施形態に係るエレベータ運転システムによれば、ガイドレール2a,2bの曲がり・歪みを検出した結果、緊急停止状態にあるかご4を停止した位置から一番近い階へ移動運転できないとき、ガイドレール2a,2bの曲がり・歪みを検出しながらかご4をその進行方向とは反対の方向の階へと移動運転するようにして、二番目に近い階のガイドレール2a,2bの変形が少なくて移動運転が可能な場合にその移動運転を実行できるため、乗客の閉じ込め事故を低減化させること(乗客の救出率を高める)ことができる。従って、本実施形態に係るエレベータ運転システムは、十分な非常時運転機能を持つものとなる。
なお、上述した本実施形態に係るエレベータ運転システムにおける各ガイドレール曲がり・歪み検出器6a〜6dの設置数や、それらの単体が3つの接触型変位センサ8a,8b,8cを有する構成は、あくまでも一例であって、それらは変更可能であるため、本発明のエレベータ運転システムは、本実施形態で開示したものに限定されない。
1 昇降路
2,2a,2b ガイドレール
3 ロープ
4 かご
5a,5b,5c,5d ガイドシュー
6,6a,6b,6c,6d ガイドレール曲がり・歪み検出器
7 曲がり・歪み検出処理装置
8a,8b,8c 接触型変位センサ
9 運転判断装置
10 エレベータ制御装置
11 制御盤

Claims (4)

  1. エレベータの管制運転として、地震発生時に昇降運転中のかごを緊急停止させる機能を有するエレベータ運転システムにおいて、
    前記管制運転の非常時運転機能として、前記緊急停止状態にある前記かごを停止した位置から一番近い最寄階へ移動運転するとき、前記かごを案内するガイドレールの曲がり・歪みを検出した結果が許容範囲外で進行不可と判断された場合には、前記かごを当該進行方向とは反対の方向の階へと移動運転すると共に、当該ガイドレールの曲がり・歪みを検出した結果に応じて運転制御する
    ことを特徴とするエレベータ運転システム。
  2. 請求項1記載のエレベータ運転システムにおいて、
    前記かごは、外側の上下左右の所定箇所にそれぞれ固定設置されて前記かごを前記ガイドレールに沿って移動させるためのガイドシューを備えると共に、前記ガイドシューに対する昇降の進行方向に対する外側にそれぞれ固定設置されて前記ガイドレールの曲がり・歪み量を検出するガイドレール曲がり・歪み検出器を備える
    ことを特徴とするエレベータ運転システム。
  3. 請求項2記載のエレベータ運転システムにおいて、
    前記ガイドレール曲がり・歪み検出器は、前記かごに固定設置される本体部分と、前記本体部分の所定箇所に装着されて前記ガイドレールの表面に接触されると共に、前記ガイドレールの変形による表面の変位量を検出する接触型変位センサと、を備えて成る
    ことを特徴とするエレベータ運転システム。
  4. 請求項3記載のエレベータ運転システムにおいて、
    前記接触型変位センサで検出された前記変位量の結果を前記許容範囲を示す所定の閾値と比較することにより、曲がり・歪み程度を得るための検出処理を行うガイドレール曲がり・歪み検出処理装置と、前記曲がり・歪み程度に応じて、前記ガイドレールに対する前記ガイドシューの装着状態、前記移動運転の方向、及び前記運転制御の指示を判断する運転判断装置と、を備えた
    ことを特徴とするエレベータ運転システム。
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