JP2010173780A - 給紙装置およびそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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JP2010173780A JP2009017709A JP2009017709A JP2010173780A JP 2010173780 A JP2010173780 A JP 2010173780A JP 2009017709 A JP2009017709 A JP 2009017709A JP 2009017709 A JP2009017709 A JP 2009017709A JP 2010173780 A JP2010173780 A JP 2010173780A
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彰伸 中幡
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Abstract

【課題】ユニットを引き出す際にロックが解除したことを認識することができて操作感覚を向上させるユニット引出し装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】エッジガイド100をスライドさせ用紙サイズに合わせてロックし、前記エッジガイド100の用紙ガイド面により用紙の周縁端部に付勢圧をかけて用紙をガイドする用紙ガイド機構を備え、前記ガイド面に上部よりも下部の付勢圧が弱くなる弾性部102aを有している。この弾性部102aにより、エッジガイドと用紙の隙間に起因するスキューなどの発生を防止し、さらに、用紙が少なくなっても、不送したり、少なくなった用紙束がガイドの付勢圧によってたわみを生じ、適正なガイド効果が得られずスキューするなどの不具合を防止する。
【選択図】図6

Description

本発明は、複写機やプリンタ或いはファクシミリ等の画像形成装置での給紙トレイなど
からの記録用紙の給紙に関連し、特に記録用紙のサイズに応じて用紙の周縁部をガイドす
る給紙装置およびそれを用いた画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ或いはファクシミリ等の画像形成装置においては、原稿や記録紙等の
用紙を積載する給紙トレイなどを備えており、この給紙トレイに積載された用紙を所定の
タイミングにて画像形成装置内の画像形成プロセス部へと一枚ずつ給紙して、それぞれの
用紙に画像を形成する。
上記のような給紙トレイには、積載された用紙の側端部を揃え、かつトレイから画像形
成プロセス部へと用紙が正しい姿勢で供給されるように、積載された用紙の周縁部をガイ
ドするガイド装置が備えられている。画像形成装置で用いられる用紙には、例えばB5サ
イズのものやA4サイズのもの、或いはA3サイズなどの様々なサイズがあり、給紙装置
ではこれらの各種サイズに合わせることができるようにするために、用紙周縁部をガイド
するガイド部を可動とする構成のものがよく用いられる。そして、給紙装置における上記
のようなガイド部を正しい位置でロックするための機構が種々提案されている。
例えば、特許文献1(特許第3693651号)には、各種用紙サイズに応じてサイド
ガイドや後端ガイドをスライド移動させて用紙サイズに合わせるユニバーサル給紙装置に
おいて、ガイドのずれを防止するためのロック機構としてガイドの取り付け台にスライド
方向に一定ピッチで配設されたラッチ形状部と、スライド移動するガイドに設けられ操作
により可動するラッチ形状部とが噛み合うことでガイド位置がロックまたはロック解除さ
れる機構が開示されている。
特許文献2(特開2000−191146号公報)には、用紙を積載する底板と、用紙
のサイドを位置決めする一対のサイドフェンスとを設け、サイドフェンスの少なくとも一
方にその弾性により用紙のサイドを押して寄せ位置決めするサイド寄せ部材を有する給紙
トレイを備えた給紙装置において、サイド寄せ部材の用紙加圧面を起毛面としたことを特
徴とする給紙装置が開示されている。
また、特許文献3(特開2002−338063号公報)には、用紙の給送方向に直交
する方向の位置を規制するサイドフェンスを備え、所定位置に用紙を供給する給紙装置に
おいて、用紙の給送方向に直交する方向のガイドを行う平面が形成されたガイド部材と、
前記ガイド部材を用紙の幅方向に押し付ける弾性部材とを前記サイドフェンスに着脱自在
に設けたことを特徴とする給紙装置が開示されている。
特許第3693651号公報 特開2000−191146号公報 特開2002−338063号公報
しかしながら、特許文献1記載のものは、サイドガイドのガタによるガイドのスキュー
を防止する為、ラック&ピニオンを平行に配設しているが、ラッチの一定間隔ピッチによ
って生じる用紙とガイドの隙間は解決されず、スキュー(用紙の斜行)などの発生を防止
することができない、という問題あった。
また、特許文献2及び特許文献3に記載のものは、サイドガイドの内側にサイド寄せ部
材や弾性部材などの幅寄せ部材をつけたものであるが、このような幅寄せ部材は具体的に
は、起毛面を有する材料であったり、発砲ポリウレタンだったりするので、ガイドの位置
精度が低く、かつ、用紙の保持力が弱くなってしまい、スキューなどの問題が発生し、印
刷精度が低下する、という問題があった。
また、用紙に対してガイドを一定圧で付勢してガイドと用紙の間に生じる隙間に起因す
る不具合を解消する場合においても、用紙が少なくなってくると、ガイドの両サイドから
の付勢圧が用紙の給紙に対して負荷となり不送したり、少なくなった用紙束がガイドの付
勢圧によってたわみを生じ、適正なガイド効果が得られずスキューするなどの不具合が生
じる。
上記のような問題に対処するために、本発明に係る給紙装置およびそれを用いた画像形
成装置は、エッジガイドをスライドさせ用紙サイズに合わせてロックし、前記エッジガイ
ドの用紙ガイド面により用紙の周縁端部に付勢圧をかけて用紙をガイドする用紙ガイド機
構を備え、前記用紙ガイド面に上部より下部の付勢圧が弱くなる弾性部を有していること
を特徴とする。
さらに、前記弾性部は、ガイドする用紙幅にわたって用紙の周縁端部を逃がす凹部が前
記エッジガイドに設けられ前記凹部が弾性部材で覆われていることを特徴とし、前記弾性
部材は、上部が固定端であり、下部が自由端であり、前記弾性部材は、板状部材であるこ
とを特徴とし、前記弾性部は、前記用紙ガイド面の一部であることを特徴とする。
また、前記用紙ガイド機構は、前記エッジガイドと、底板に前記エッジガイド移動方向
にわたって設けられる底板側ロック歯部と、前記エッジガイドに設けられるロック部材収
容凹部と、該ロック部材収容凹部に取り付けられ前記底板側ロック歯部と係合するロック
爪を有するロック部材とを有すると共に、前記ロック部材は、スライド用凸部及び回動用
凸部を有し、エッジガイドは、前記ロック部材の前記スライド用凸部を受け入れて前記ロ
ック部材を前記エッジガイドの移動方向にスライド移動可能に保持するスライド用収容部
と、前記ロック部材の前記回動用凸部を受け入れて前記ロック部材を前記エッジガイドに
対して回動移動可能に保持する回動用収容部とを有することを特徴とする。
前記ロック部材は、操作用凹部を有し、前記ロック部材の前記スライド用凸部及び前記
回動用凸部と、前記エッジガイドの前記スライド用収容部及び前記回動用収容部とは、前
記操作用凹部の押圧によって前記ロック部材のロック爪と前記底板側ロック歯部との係合
を離間させ、前記操作用凹部の押圧解除によって前記ロック部材を前記エッジガイドに対
して回動移動させた後、前記ロック部材を前記エッジガイドの移動方向にスライド移動さ
せる配置関係としたことを特徴とする。
本発明によれば、最終紙付近の数枚〜数十枚分の高さ分は弾性部により用紙への押圧を
逃がすと共に、より弱い付勢圧で用紙をガイドすることができる。したがって、ガイドの
付勢圧が強すぎて用紙の給紙に対して負荷となり不送したり、少なくなった用紙束がガイ
ドの付勢圧によってたわみを生じ、適正なガイド効果が得られずスキューするなどの不具
合を解消することができる。
また、本発明に係る用紙ガイド機構によれば、ロック歯のピッチに影響することなく、
エッジガイドを用紙サイズに応じて隙間なく位置きめロックすることが可能となり、これ
まで問題であったガイドと用紙の隙間に起因するスキュー(用紙の斜行)を解消すること
ができる。また、比較的少ない部品点数で構成することが可能であり、スキュー対策をロ
ーコストかつ省スペースで実現することができ、ロック爪が回転移動する軌跡が相手のロ
ック歯に蹴りこむ長さによって発生するガタも解消できる。
また、位置きめされたエッジガイドを用紙と沿わせることが可能となるため、サイドガ
イドの内側に幅寄せ部材をつけたもの(特開2000−191146号公報、特開200
2−338063号公報)などと異なり、ガイドの位置精度、保持力が高く、印字精度(
スキューなど)の高い用紙ガイドが可能となる。
本発明の実施形態に係る給紙装置を正面側からみた斜視図である。 本発明の実施形態に係る給紙装置を裏面側からみた斜視図である。 本発明の実施形態に係る給紙装置のロック部材を抜き出して示す図である。 本発明の実施形態に係る給紙装置のロック動作を示す図(略断面図)である。 本発明の実施形態に係る給紙装置のロック動作を示す図(部品等の斜視図)である。 本発明の実施形態に係る給紙装置における第1ガイドラック部の下端部構造の実施形態を示す図である。 用紙減少時のガイド状態の変化を説明する図である。 本発明の実施形態に係る給紙装置における第1ガイドラック部の下端部構造の他の実施形態を示す図である。 用紙減少時の各実施形態におけるガイド状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る給紙装置を用いた画像形成装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施形態に係る
給紙装置を正面側からみた斜視図であり、図2は本発明の実施形態に係る給紙装置を裏面
側からみた斜視図であり、図3は本発明の実施形態に係る給紙装置のロック部材を抜き出
して示す図であり、図4は本発明の実施形態に係る給紙装置のロック/ロック解除動作を
示す図(略断面図)であり、図5は本発明の実施形態に係る給紙装置のロック/ロック解
除動作を示す図(部品等の斜視図)である。図1(B)は、図1(A)の円の中に示され
る構成を拡大したものである。
図1乃至図5において、10は給紙装置、20は底板、31は第1案内溝、32は第1
ラック溝、33は第2案内溝、34は第2ラック溝、41は底板側ロック歯部、61は第
1側壁部、62は第2側壁部、100は第1エッジガイド、101は第1ベース部、10
2は第1ガイド部、105は第1係合片、106は第2係合片、120は第1ラック部、
121は第1ラック歯部、140はロック部材収容凹部、150はロック部材、151は
本体部、152、153は腕部、154、155は切り込み部、156は操作用凹部、1
57はロック爪部、158はロック爪、161は第1弾性片、162は第2弾性片、17
1、172は回動用凸部、173、174はスライド用凸部、181、182は回動用収
容部、183、184はスライド用収容部、190はバネ部材、200は第2エッジガイ
ド、201は第2ベース部、202は第2ガイド部、220は第2ラック部、221は第
2ラック歯部、263は第3弾性片、264は第4弾性片、300はピニオン部材、31
0はピニオン取付部材をそれぞれ示している。
給紙装置10は、給紙トレイ、原稿トレイなどの画像形成装置内の画像形成プロセス部
への給紙を行うものの構成の一部であり、複数枚の用紙を一括して積載しておくことがで
きる底板20を備えている。この底板20に主な構成部品として、第1エッジガイド10
0、第2エッジガイド200、ピニオン部材300が取り付けられて、本発明の給紙装置
10として機能するようになっている。
この底板20は、正面側から裏面側へと抜ける第1案内溝31、第1ラック溝32、第
2案内溝33、第2ラック溝34などの溝部などの構成が合成樹脂材料によって一体的に
形成されている。底板20の裏面側には第1側壁部61及び第2側壁部62や、ピニオン
取付部材310を取り付けるための構造が設けられている。第1エッジガイド100、第
2エッジガイド200、ピニオン部材300なども合成樹脂材料によって一体成型されて
いるものである。
第1エッジガイド100には、底板20の正面側に位置する構成として第1ベース部1
01と、この第1ベース部101から垂直に延在する第1ガイド部102があり、これら
の構成によって用紙の一方の周縁端部をガイドするようになっている。第1ベース部10
1の裏面側には第1係合片105及び第2係合片106が、また、第2ベース部201の
裏面側には第3係合片(不図示)が形成されている。第1係合片105及び第2係合片1
06は、第1ベース部101を底板20に密着させるように保持するため、第1ベース部
101の浮きを防止することができ、ロック歯部同士の食い込み不良などが発生しない。
同様に、第2エッジガイド200には、底板20の正面側に位置する構成として第2ベ
ース部201と、この第2ベース部201から垂直に延在する第2ガイド部202があり
、これらの構成によって用紙のもう一方の周縁端部をガイドするようになっている。
第1エッジガイド100にはユーザーが操作する構成であるロック部材150が設けら
れているのに対して、第2エッジガイド200は、ラック、ピニオンの構成によって第1
エッジガイド100のユーザー操作に連動して移動するようになっているのでユーザー操
作を想定した操作部などは設けられていない。
第1エッジガイド100には、ロック部材150を収容するための空間であるロック部
材収容凹部140が設けられている。このロック部材収容凹部140には、ロック部材1
50が取り付けられると共に、ロック部材150を付勢するバネ部材190が図示するよ
うに設けられている。
図3(A)はロック部材の斜視図であり、図3(B)は正面図であり、図3(C)は側
面図である。ロック部材150は、図3に示すような合成樹脂による一体成型品であり弾
性変形可能に構成されている。図3に示すように、ロック部材150には、本体部151
と、この本体部151の両脇に腕部152、153が形成されている。
本体部151には、ユーザー操作を行うことが想定される操作用凹部156が形成され
ている。ユーザーは、この操作用凹部156と第1ガイド部102との間をつまんでロッ
ク状態を解除して、第1エッジガイド100を用紙に合わせて平行移動させて位置決めし
、操作用凹部156と第1ガイド部102から手を離してロック状態とする。
また、本体部151には、ロック爪部157及びスライド用凸部173、174が形成
されている。ロック爪部157には、ロック爪158が設けられており、このロック爪1
58が底板20に設けられる底板側ロック歯部41と係合するときに、第1エッジガイド
100と底板20とがロック状態となり、ロック爪158と底板側ロック歯部41とが離
間すると、第1エッジガイド100と底板20とはロック解除状態となる。また、ロック
爪158と底板側ロック歯部41は、図4に示すようにロック爪158を用紙Pに向かう
一方向に摺動可能なラッチ形状になっており、これによってロック保持力を強固なものと
している。
本体部151と腕部152との本体部151と腕部153との間には、切り込み部15
4、155が形成されており、特に弾性変形がしやすいようになっている。ここで、図3
、図4中の矢印方向に「高さ」を定義すると、切り込み部154、155の切り込み高さ
は操作用凹部156の高さより高い位置となっている。
腕部152には回動用凸部171が、また、腕部153には回動用凸部172が設けら
れている。第1エッジガイド100のロック部材収容凹部140には、図4及び図5に示
すように、本体部151に設けられるスライド用凸部173、174を微小量のストロー
ク分スライド可能に収容する長孔状のスライド用収容部183、184が設け設けられる
。このスライド量dは図4に図示される通りである。スライド用収容部183、184内
で、スライド用凸部173、174が、スライド可能なスライド量dは、底板側ロック歯
部41のロック歯の間隔の略1ピッチ分程度であることが望ましい。本実施形態では、ス
ライド用収容部183、184を、長孔形状としているが、貫通孔ではない凹部形状とし
て、スライド用凸部173、174をスライド可能に収容することもできる。
図4に示すように、ロック部材150の操作用凹部156の(中心の)高さは、バネ部
材190の中心軸の高さと、ロック部材150の回動用凸部171、172の高さとの間
となるように設定されている。このような三者の高さ関係によれば、ロック時の動作順序
を回動移動(ロック)→スライド移動の順番を発生させることができる。すなわち、ロッ
ク爪158がロック動作を行う際には、ロック爪158が回動移動してきてロック位置が
決められた後に、さらに微小量のストローク分(d)、スライド移動することで、ガイド
部を用紙側に移動、当接せしめることができる。このようなスライド可能なスライド量d
は、底板側ロック歯部41のロック歯の間隔の略1ピッチ分程度としている。このスライ
ド量dは、ロック歯の間隔の1ピッチ以上、例えば1.2ピッチ分などとすることでロッ
ク部材150のロック動作において望ましい動作を行うが、スライド量dを0.8ピッチ
分や0.9ピッチ分としても、十分に実用的な動作を行い得る。
ここで、もし、ロック部材150の操作用凹部156の(中心の)高さが、ロック部材
150の回動用凸部171、172の高さに等しいと、スライド用凸部173、174を
スライドするだけで、回動用凸部171、172を回動させる力を加えられなくなる。ま
た、もし、ロック部材150の操作用凹部156の(中心の)高さが、バネ部材190の
中心軸の高さに等しいと、回動用凸部171、172を回動させることはできるが、スラ
イド用凸部173、174をスライドすることができなくなってしまう。すなわち、上述
のような三者の高さ関係とすることで本発明における理想的なロック動作を実現させるこ
とが可能となる。第1エッジガイド100の底板20裏面側に位置する主な構成としては
、第1ラック部120があり、この第1ラック部120は第1ガイド部102などと連結
している。また、第2エッジガイド200の底板20裏面側に位置する主な構成としては
、第2ラック部220があり、この第2ラック部220は第2ガイド部202などと連結
している。
底板20の裏面側には第1側壁部61及び第2側壁部62が形成されており、第1側壁
部61には第1エッジガイド100の第1弾性片161、第2弾性片162が、また、第
2側壁部62には第2エッジガイド200の第3弾性片263、第4弾性片264が摺設
するようになっている。以上のような側壁部及び弾性片の構成によって、第1ラック部1
20及び第2ラック部220は、ピニオン部材300の方に付勢されることとなり、ラッ
クとピニオンの噛み合いバックラッシを解消することができるようになっている。
第1案内溝31には第1エッジガイド100の第1ベース部101に形成されている第
2係合片106が摺動可能に挿通され、また、第1ラック溝32には、第1ガイド部10
2と第1ラック部120との連結部、第1係合片105が摺動可能に挿通されている。
第2案内溝33には第2エッジガイド200の第2ベース部201に形成されている第
3係合片( 不図示) が摺動可能に挿通され、また、第2ラック溝34には、第2ガイド部
202と第2ラック部220との連結部が摺動可能に挿通されている。
以上のような第1案内溝31、第1ラック溝32、第2案内溝33、第2ラック溝34
などの溝部の構成によって第1エッジガイド100及び第2エッジガイド200の移動が
スムーズに行われるようになっている。
第1エッジガイド100の裏面側の第1ラック部120及び第2エッジガイド200の
裏面側の第2ラック部220には、それぞれ第1ラック歯部121及び第2ラック歯部2
21が形成されており、これらのラック歯部はピニオン部材300のピニオンギアと対向
するようにして噛合する。ピニオン部材300はピニオン取付部材310によって底板2
0に取り付けられている。このようなラックとピニオンの構成によって、ロック部材15
0の操作によって、第1エッジガイド100と第2エッジガイド200は連動して、用紙
Pの周縁端部を両脇から挟持することができるようになっている。
次に、以上のように構成されロック部材150によるロック/ロック解除動作について
説明する。図4(A)で図示する状態と図5(A)で図示する状態、図4(B)で図示す
る状態と図5(B)で図示する状態、図4(C)で図示する状態と図5(C)で図示する
状態、図4(D)で図示する状態と図5(D)で図示する状態はそれぞれ対応している。
また、図5(A)乃至(D)においては、左から順にそれぞれ、ロック部材150の各
凸部の関係を示す図、ロック部材150の斜視図、ロック部材150とエッジガイド10
0の関係図となっている。
図4(A)、図5(A)はロック部材150のロック爪158と、底板20の底板側ロ
ック歯部41とがロックしている状態を示している。このとき、図5(A)のスライド用
凸部173、174と、回動用凸部171、172とは同軸上に存在する。
図4(B)、図5(B)は、ユーザー操作によって、ロック部材150の操作用凹部1
56がつままれるなどして、ロック爪158と底板側ロック歯部41とが離間しロック解
除状態にある場合を示している。このようなロック解除状態では、本体部151と腕部1
52、153との間の弾性変形によって、スライド用収容部183、184におけるスラ
イド用凸部173、174はA側からA’側にスライドする(図4(B))と共に、回動
用収容部181、182における回動用凸部171、172は、図4(B)に示す方向か
らみると反時計回りに回動する。図5(B)に示すように、ロック部材150のスライド
用凸部173、174と、回動用凸部171、172とはスライド量d分のずれを生じる
次に、ユーザーはロック部材150の操作用凹部156をつまんだままこれを移動し、
第1エッジガイド100を所望とする用紙Pの周縁端部に当設させつつ、操作用凹部15
6を離す、という動作を行う。このとき、まず図4(C)及び図5(C)に示すように、
ロック部材150の回動用凸部171、172が、図4(B)に示す方向からみると時計
回りに回動し、ロック爪158と、底板20の底板側ロック歯部41とが噛み合い、ロッ
ク状態となる。ここでは、スライド用収容部183、184におけるスライド用凸部17
3、174はまだA’側に存在する状態となる。ここで、このような状態を「ロック第1
段階」と称することとする。
次に、図4(D)及び図5(D)に示すように、スライド用収容部183、184にお
けるスライド用凸部173、174が、A’側からA側にスライド量d分スライド移動す
る。このとき、ロック爪158と、底板20の底板側ロック歯部41とは噛み合い状態に
あるので、バネ部材190の付勢力によって、第1ガイド部102自体が用紙Pの方向に
スライド量d分移動して、エッジガイドと用紙Pとを、隙間なく位置きめロックすること
が可能となる。図4(D)及び図5(D)に示すような状態を「ロック第2段階」と称す
ることとする。以上からも分かるとおり、スライド用収容部183、184内での、スラ
イド用凸部173、174のスライド可能なスライド量dを、底板側ロック歯部41のロ
ック歯の間隔の略1ピッチ分程度とすることによって、ロック爪158と底板側ロック歯
部41との噛み合いが用紙Pをガイドするために最適なものでなかったとしても、略1ピ
ッチのスライドdによって、これを補完・修正することができるようになっている。
スライド用収容部183、184内で、スライド用凸部173、174が、スライド可
能なスライド量dは、底板側ロック歯部41のロック歯の間隔の略1ピッチ分程度として
おり、このような構成によって、蹴り込み(ロック爪158の回転軌跡上のロック歯との
干渉)によって、ロック爪が飛び込みたいロック歯に収まり得なかった(すなわち、最適
なロック爪とロック歯との噛み合いではなかった)、という問題を解消することができる
以上のように、本実施形態ではロック動作の段階として、ロック第1段階→ロック第2
段階のように変移して、ロック部材150と底板20とがロックされるようになっている
。このように回動用凸部171、172で回動動作してから、スライド用凸部173、1
74でスライド動作してロックが完了するのは、図4に示すように、ロック部材150の
操作用凹部156の(中心の)高さが、バネ部材190の中心軸の高さと、ロック部材1
50の回動用凸部171、172の高さとの間となるように設定されていることに依ると
ころが大きい。すなわち、このような三者の高さ関係によれば、ロック時の動作順序を回
動移動(ロック)→スライド移動の順番を発生させることができるのである。
図6は本発明の実施形態に係る給紙装置における第1ガイド部の下端部構造の実施形態
を示す図、図7は用紙減少時のガイド状態の変化を説明する図、図8は本発明の実施形態
に係る給紙装置における第1ガイド部の下端部構造の他の実施形態を示す図、図9は用紙
減少時の各実施形態におけるガイド状態を示す図である。図6乃至図9において、102
aは弾性部材、102bは第1の凹部、102cは第2の凹部、16は給紙ロールを示す
図6において、エッジガイド100の第1ガイド部102は、用紙ガイド面の中央部の
中間高さから下方の底面まで形成される第1の凹部(穴)102bを設けると共に、第1
の凹部(穴)102bの用紙ガイド面の底面側は、第1ガイド部102の両端に至る第2
の凹部(穴)102cを設けている。弾性部材102aは、上端で第1ガイド部102と
一体にして固定し、両側端部および下端を自由端にして、第1の凹部102bを覆い用紙
ガイド面と面一になっている。弾性部材102aは、第1ガイド部102に板状に一体成
形又は固着された板状の合成樹脂材料(例えば、ポリエチレンテレフタレート)や第1ガ
イド部102に固着された金属材料などからなり、弾性力が上方より下方を弱くなるよう
にしている。
第1の凹部102bは、弾性部材102aが下端の自由端で反りやすくするため、所望
の高さを確保する。第2の凹部102cは、例えば用紙Pが減少して数枚乃至数10枚に
なったときに用紙Pの周縁端部が弾性部材102aを押しつけて逃がす高さ、例えば数ミ
リの高さの空間を形成している。また、第1の凹部102bおよび第2の凹部102cの
奥行は、長孔状のスライド用収容部183、184に依存するスライド量dにほぼ一致す
る深さである。
本実施形態では、図4に示すようにエッジガイド100のロック位置を用紙Pのサイズ
に応じて隙間無く密着して合わせ、用紙Pに対してエッジガイド100をバネ部材190
により一定圧で付勢している。この付勢により、用紙Pが多いときは、エッジガイド10
0と用紙Pの間に生じる隙間に起因する不具合が解消される。ところが、用紙Pが少なく
なってくると、エッジガイド100からの付勢圧が用紙Pの給紙に対して負荷となる。そ
のために用紙Pの不送が生じたり、図7(A)に示すように少なくなった用紙Pの束にエ
ッジガイド100の付勢圧によってたわみを生じる。その結果、適正なガイド効果が得ら
れずスキューするなどの不具合が生じる。
そこで、本実施形態では、図6に示すようにエッジガイド100の用紙ガイド面に弾性
部材102a、第1の凹部102b、第2の凹部102cからなり、上部よりも下部の付
勢圧が弱くなる弾性部を有する構成により、最終紙付近の数枚〜数十枚分の高さ分は弾性
部により用紙への押圧を逃がすと共に、より弱い付勢圧で用紙をガイドすることができる
ようにしている。弾性部は、ガイドする用紙幅にわたって用紙の周縁端部を逃がす凹部1
02b、102cがエッジガイド100に設けられ、それらの上が弾性部材102aで覆
われている。
第2の凹部102cを設けることにより、底板20に積載された用紙Pの最終紙付近の
数ミリ高さ分で、図7(B)に示すように第1ガイド部102の用紙ガイド面から用紙P
の周縁端部を逃がし、第1の凹部102bおよび弾性部材102aによりその用紙Pをガ
イドしている。第2の凹部102cの奥行(段差)は、長孔状のスライド用収容部183
、184によるストローク量と略同等以上である。
用紙Pが減少してきた際の用紙端面での付勢圧は、ロック部材150に設けられたバネ
部材190による付勢力から、第1ガイド部102に設けられた弾性部材102aによる
軽い付勢圧へと徐徐に切り替わるようなオーバーラップ領域を有することになる。
用紙減少時、図6に示す実施形態では、第1ガイド部102の用紙ガイド面下方で板状
の弾性部材102aにより用紙Pの周縁端部を第1の凹部102bおよび第2の凹部10
2cに逃がした。これに対し、図8に示す実施形態は、スポンジその他発泡部材等の弾性
部材102a′を用いたものである。
用紙減少時のガイド状態は、図9(A)に示すように板状の弾性部材102aを用いた
場合と同様、図9(B)に示すように第2の凹部102cの高さになると用紙Pの周縁端
部を第1ガイド部102の用紙ガイド面から逃がすことができる。この場合にも、弾性部
材102a′の両側は、第2の凹部102cの高さまで第1ガイド部102の用紙ガイド
面が形成されているので、第2の凹部102cの高さから用紙Pの周縁端部を逃がしてい
る。
図10は本発明の実施形態に係る給紙装置を用いた画像形成装置の構成を示す図であり
、1はロータリー現像装置、2は現像器、3は感光体、4は中間転写体、5は露光装置、
6はプロセスユニット、7は1次転写装置、8は2次転写装置、9、10は給紙装置、1
1はレジロール、12は紙搬送ユニット、13は定着ユニット、14は排紙トレイ、15
は扉体、16は給紙ロール、17はリタードロール、20は底板を示す。
本実施形態の給紙装置を用いた画像形成装置は、図10に示すようにハウジングの上部
に形成された排紙トレイ14と、ハウジングの前面に開閉自在に挿着された扉体15を有
する。ハウジング内には、複数の現像器2を搭載したロータリー現像装置1、潜像が形成
され現像されてトナー像が形成される感光体3、感光体3を露光して潜像を形成する露光
装置5、無端状のベルトからなりトナー像が転写される中間転写体4、露光装置5による
潜像の形成を制御するプロセスユニット6、感光体3上のトナー像を中間転写体4に1次
転写する1次転写装置7、中間転写体4のトナー像を用紙に2次転写する2次転写装置8
、用紙を収容する給紙装置9、10、用紙上のトナー像を定着する定着ユニット13、各
駆動モータやバイアスを制御する制御ユニットなどが配設されている。また、扉体15内
には給紙装置9、10から用紙を2次転写装置8を通して定着ユニット13に搬送する紙
搬送ユニット12が配設されている。そして、各ユニットは、本体に対して着脱可能な構
成であり、メンテナンス時等には一体的に取り外して修理または交換を行うことが可能な
構成になっている。
像担持体である感光体3は、薄肉円筒状の導電性基材と、その表面に形成された感光層
とを有する。その感光体3の外周には、回転方向に沿って感光体3を一様に帯電するため
の帯電装置(図示せず)、感光体3上に潜像を形成するための露光装置5、潜像を現像す
るためのロータリー現像装置1、感光体3上のトナー像が転写される中間転写体4、及び
中間転写体4にトナー像を1次転写する1次転写装置7、1次転写後の感光体3の表面を
クリーニングするクリーナ(図示せず)などが配設されている。そして、感光体3上に露
光装置5により形成された潜像をロータリー現像装置1により現像してトナー像を形成し
、形成されたトナー像を1次転写装置7により中間転写体4上に転写して、さらに2次転
写装置8により用紙に転写する。
上記構成の画像形成装置によるフルカラーの画像形成では、露光装置5にプロセスユニ
ット6からの画像形成信号が入力されると、制御ユニットによる駆動モータやバイアスの
制御にしたがい、感光体3、ロータリー現像装置1、中間転写体4が回転駆動される。そ
して、感光体3は、外周面が帯電装置によって一様に帯電され、ロータリー現像装置1は
、第1色、例えばイエローYのトナー像を形成するため、現像色切り換え動作により、イ
エローY用の現像器2がロータリー現像装置1の回転中心と感光体3の回転中心とを結ぶ
直線上からさらに越えて回転移動し、ロータリー現像装置1の回転移動する方向の下流側
で現像ロール又は現像ロールの両端に配設されたコロ(以下、同じ)が感光体3に当接し
て停止する。現像器2の現像ロールが回転駆動されると同時に、まず、感光体3の表面に
露光装置5によって第1色、イエローYの画像情報に応じた選択的な露光がなされ、感光
体3上にイエローYの潜像が形成される。そのイエローYの潜像は、現像器2によって現
像されて感光体3上にトナー像が形成される。
ロータリー現像装置1は、現像器2によりイエローYの潜像の後端が現像され現像が終
了すると、直ちに、つまりそのトナー像の後端が1次転写装置7に達する以前に、次の第
2色、例えばブラックKのトナー像を形成するための現像色切り換え動作を開始する。こ
の現像色切り換え動作により、ブラックK用の現像器2の現像ロールは、ロータリー現像
装置1の回転中心と感光体3の回転中心とを結ぶ直線上からさらに越えて回転移動し、ロ
ータリー現像装置1の回転移動する方向の下流側で感光体3に当接して停止する。
この間、1次転写装置7には、トナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加され、
感光体3上に形成されたトナー像は、1次転写装置7で中間転写体4上に転写される。2
次転写装置8は、中間転写体4から離間されている。
第2色の現像色切り換え動作が終了して、ブラックK用の現像器2の現像ロールが感光
体3に当接して停止すると、感光体3の表面に露光装置5によって第2色、ブラックKの
画像情報に応じた選択的な露光がなされ、感光体3上にブラックKの潜像が形成される。
このような一連の処理が画像形成信号の第2色目、第3色目、第4色目に対応して繰り返
して実行されることにより、各画像形成信号の内容に応じたイエローY、ブラックK、シ
アンC、マゼンタMからなる4色のトナー像が感光体3から順次中間転写体4上において
重ね合わされて転写され、フルカラー画像が形成される。
そして、フルカラー画像が2次転写装置8に達するタイミングで、給紙装置9、10の
用紙が搬送通路から給紙ロール16、レジロール11を通して2次転写装置8に搬送され
、2次転写装置8が中間転写体4に押圧されるとともに2次転写電圧が印加されて、中間
転写体4上の4色のフルカラートナー像が2次転写装置8で用紙上に転写される。このよ
うにしてフルカラートナー像が転写された用紙は紙搬送ユニット12により定着ユニット
13まで搬送されると、定着ユニット13により用紙上のフルカラートナー像が加熱加圧
されて定着され、排紙トレイ14に排紙される。
以上のように本実施形態では、用紙をガイドする最終紙付近の数ミリ高さでエッジガイ
ド100の用紙ガイド面に凹部102b、102cを設けると共に、凹部102bには用
紙をガイドする弾性部材102aからなる弾性部を有するので、少量の用紙残量に適した
ガイドの付勢圧が得られる。この弾性部は、エッジガイド100の用紙ガイド面の下方に
有する例で示したが、用紙ガイド面の全面を弾性部で構成してもよい。しかも、最終紙付
近の数枚〜数十枚分の高さ分はガイドに凹部を設け用紙への押圧を逃がすと共に、より弱
い付勢圧で用紙をガイドする弾性部材を設けることにより、用紙残量に応じたガイド付勢
圧が得られる。その結果、ガイドの付勢圧が強すぎて用紙の給紙に対して負荷となり、不
送したり、少なくなった用紙束がガイドの付勢圧によってたわみを生じ、適正なガイド効
果が得られずスキューするなどの不具合を解消することができる。
また、ロック部材150の支点(回動用凸部、スライド用凸部)を複数設け、その一方
を回転用支点(回動用凸部:スライド不可)の状態に拘束し、他方の支点(スライド用凸
部)をスライド可能な支点にしておき、さらに双方の支点の相対的な位置関係は互いに弾
性変形によって変化する構成とすることにより、ロック動作のための回動移動の際には、
回転用支点(回動用凸部)は固定され円滑かつ確実にロックがなされるとともに、ロック
が完了した後にスライド移動が許可される構造が可能となる。さらに、前記弾性変形が復
帰する力によりロック部材150のスライド移動を確実に行わせることができる。
そして、以上のような構成の給紙装置によれば、ロック歯のピッチに影響することなく
、エッジガイド(100、200)を用紙サイズに応じて隙間なく位置きめロックするこ
とが可能となり、これまで問題であったガイドと用紙の隙間に起因するスキュー(用紙の
斜行)を解消することができる。また、本発明の給紙装置は、比較的少ない部品点数で構
成することが可能であり、スキュー対策をローコストかつ省スペースで実現することがで
きる。
また、本発明の給紙装置によれば、ロック爪が回転移動する軌跡が相手のロック歯に蹴
りこむ長さによって発生するガタも解消できる。
また、本発明の給紙装置によれば、位置きめされたエッジガイドを用紙と沿わせること
が可能となるため、サイドガイドの内側に幅寄せ部材をつけたもの(特開2000−19
1146号公報、特開2002−338063号公報)などと異なり、ガイドの位置精度
、保持力が高く、印字精度(スキューなど)の高い用紙ガイドが可能となる。
以上のような構成を有する、ロック部材150を備えている第1エッジガイド100の
裏面側の第1ラック部120と第2エッジガイド200の裏面側の第2ラック部220と
は、それぞれのラッチ歯部でピニオン部材300と対向するようにして噛合している。こ
のようなラックとピニオンの構成によって、上記のようなロック部材150の操作によっ
て、第1エッジガイド100と第2エッジガイド200は連動して、用紙Pの周縁部を両
脇から挟持することができるようになっている。
したがって、本発明の給紙装置によれば、上記のようなラック&ピニオンで左右のガイ
ドが連動して用紙に密着するため、用紙のセンター位置精度の高い用紙ガイドが可能とな
る。
また、本発明の実施形態では用紙の幅方向を第1エッジガイド100及び第2エッジガ
イド200で規制・ガイドする例について説明したが、本発明の構成は、用紙の幅方向だ
けでなく、用紙の後端のみをガイドする構成にも適用することもできる。このような本実
施形態の用紙の後端ガイドを用いれば、1ロールピックアップ方式での給紙でも、位置合
わせ分解能が低かったり、後端ガイドのロック力不足が生じたり、というようなことがな
いので、用紙が後退してしまい、給紙不良するといった問題が解消できる。
本発明は、電子写真方式の複写機、電子写真方式のファクシミリ、電子写真方式のプリ
ンタ、電子写真方式の複合機、インクジェット方式の複写機、インクジェット方式のファ
クシミリ、インクジェット方式のプリンタ、インクジェット方式の複合機などの画像形成
装置に用いる給紙装置に適用することが可能である。電子写真方式やインクジェット方式
の印刷技術の詳細については説明しないが、いずれの方式においても従来周知の技術を用
いることができる。
以上、種々の実施形態について説明したが、それぞれの実施形態の構成要素を適宜組み
合わせて構成した発明についても本発明の範疇に含まれるものである。
10…給紙装置、20…底板、31…第1案内溝、32…第1ラック溝、33…第2案内
溝、34…第2ラック溝、41…底板側ロック歯部、61…第1側壁部、62…第2側壁
部、100…第1エッジガイド、101…第1ベース部、102…第1ガイド部、105
…第1係合片、106…第2係合片、120…第1ラック部、102a…弾性部材、10
2b…第1の凹部、102c…第2の凹部、121…第1ラック歯部、140…ロック部
材収容凹部、150…ロック部材、151…本体部、152、153…腕部、154、1
55…切り込み部、156…操作用凹部、157…ロック爪部、158…ロック爪、16
1…第1弾性片、162…第2弾性片、171、172…回動用凸部、173、174…
スライド用凸部、181、182…回動用収容部、183、184…スライド用収容部、
190…バネ部材、200…第2エッジガイド、201…第2ベース部、202…第2ガ
イド部、205…第3係合片、220…第2ラック部、221…第2ラック歯部、263
…第3弾性片、264…第4弾性片、300…ピニオン部材、310…ピニオン取付部材

Claims (8)

  1. エッジガイドをスライドさせ用紙サイズに合わせてロックし、前記エッジガイドの用紙ガ
    イド面により用紙の周縁端部に付勢圧をかけて用紙をガイドする用紙ガイド機構を備え、
    前記ガイド面に上部より下部の付勢圧が弱くなる弾性部を有していることを特徴とする給
    紙装置。
  2. 前記弾性部は、ガイドする用紙幅にわたって用紙の周縁端部を逃がす凹部が前記エッジガ
    イドに設けられ前記凹部が弾性部材で覆われていることを特徴とする請求項1に記載の給
    紙装置。
  3. 前記弾性部材は、上部が固定端であり、下部が自由端であることを特徴とする請求項2に
    記載の給紙装置。
  4. 前記弾性部材は、板状部材であることを特徴とする請求項2乃至3のいずれかに記載の給
    紙装置。
  5. 前記弾性部は、前記用紙ガイド面の一部であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の給紙装置。
  6. 前記用紙ガイド機構は、
    前記エッジガイドと、
    底板に前記エッジガイド移動方向にわたって設けられる底板側ロック歯部と、
    前記エッジガイドに設けられるロック部材収容凹部と、
    該ロック部材収容凹部に取り付けられ前記底板側ロック歯部と係合するロック爪を有する
    ロック部材と
    を有すると共に、
    前記ロック部材は、スライド用凸部及び回動用凸部を有し、エッジガイドは、前記ロック
    部材の前記スライド用凸部を受け入れて前記ロック部材を前記エッジガイドの移動方向に
    スライド移動可能に保持するスライド用収容部と、前記ロック部材の前記回動用凸部を受
    け入れて前記ロック部材を前記エッジガイドに対して回動移動可能に保持する回動用収容
    部とを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の給紙装置。
  7. 前記ロック部材は、操作用凹部を有し、
    前記ロック部材の前記スライド用凸部及び前記回動用凸部と、前記エッジガイドの前記ス
    ライド用収容部及び前記回動用収容部とは、
    前記操作用凹部の押圧によって前記ロック部材のロック爪と前記底板側ロック歯部との係
    合を離間させ、前記操作用凹部の押圧解除によって前記ロック部材を前記エッジガイドに
    対して回動移動させた後、前記ロック部材を前記エッジガイドの移動方向にスライド移動
    させる配置関係としたことを特徴とする請求項6に記載の給紙装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の給紙装置を用いた画像形成装置。
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