JP2010173344A - 車載装置および車載装置の制御方法 - Google Patents

車載装置および車載装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数の増大を回避しつつ、適切なイルミキャンセルを自動的に行うことが可能な車載装置および車載装置の制御方法を提供する。
【解決手段】車載カメラ11を備えた車両に搭載され、車両からイルミ信号SBを入力している場合に非暗所用の高輝度表示から暗所用の低輝度表示に切り替える表示制御部21Aを備える車載装置10において、車載カメラ11の映像信号に基づいて、車外が明るいか否かを判定する車外環境判定部55を備え、車外が明るいと判定された場合、表示制御部21Aは、イルミ信号SBを入力しても非暗所用の高輝度表示にするようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載装置および車載装置の制御方法に関する。
車載装置には、車両のライトが点灯された状態を示すイルミ信号(ライト点灯信号)に連動して、昼用画面表示から夜用画面表示への切り替えやキー照明の減光を行うものがある。また、この車載装置は、押下式のイルミキャンセルボタンを具備し、このボタンをユーザが操作した場合には、ライトに連動する上記暗所用表示への変更をキャンセル(つまり、イルミキャンセル)することができる。
また、車載の表示装置には、照度センサーを備え、この照度センサーにより検出した周囲の照度に応じて表示の照明を調節することにより、トンネルや陸橋下の通過の度に画面の明るさが明・暗・明・暗と、目まぐるしく変化するのを防止したり、光量変化に従って滑らかに表示輝度を変化させたりするものがある(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平7−117559号公報 特開平7−234656号公報
ところで、昼間の降雨、降雪或いは濃霧等の明るいときに対向車や歩行者に自車の存在を知らせるために車両のライトを点灯する場合がある。この場合、ライトに連動して夜用画面表示への切り替えやキー照明の減光が行われると、昼間の明るさで夜用画面表示とキー照明減光になるため、視認性が悪くなってしまう。
従来、これを回避するには、ユーザであるドライバーがイルミキャンセルボタンを手動操作しなければならず、操作が煩雑であった。
仮に、この車載装置に照度センサーを設け、検出した照度に応じて自動的にイルミキャンセルを行うようにした場合、照度センサーを設ける分だけ、部品点数が多くなってしまい、コスト低減に不利である。
また、照度センサーを使用しても、その照度センサーの性能によっては、昼間の降雨、降雪および濃霧に該当するか否かを精度良く判別できない場合がある。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、部品点数の増大を回避しつつ、適切なイルミキャンセルを自動的に行うことが可能な車載装置および車載装置の制御方法を提供することを目的としている。
上述課題を解決するため、本発明は、車載カメラを備えた車両に搭載され、暗所用の低輝度表示と非暗所用の高輝度表示とに切り替え可能な表示手段と、車両からライト点灯信号を入力している場合に表示手段を暗所用の低輝度表示に切り替える表示制御手段とを備える車載装置において、前記車載カメラの映像信号を入力する信号入力手段と、前記映像信号に基づいて、車外が明るいか否かを判定する車外環境判定処理を行う判定手段とを備え、前記表示制御手段は、前記判定手段により車外が明るいと判定された場合、前記ライト点灯信号を入力しても前記表示手段を非暗所用の高輝度表示にすることを特徴とする。
この発明によれば、車載カメラの映像信号を入力する信号入力手段と、映像信号に基づいて、車外が明るいか否かを判定する車外環境判定処理を行う判定手段とを備え、表示制御手段は、判定手段により車外が明るいと判定された場合、ライト点灯信号を入力しても表示手段を非暗所用の高輝度表示にするので、車載カメラを使用して部品点数の増大を回避しつつ、車外が明るいときにライトが点灯しても暗所用の低輝度表示に切り替わらないようにすることができ、適切なイルミキャンセルを自動的に行うことができる。
上記構成において、前記判定手段は、前記ライト点灯信号を入力する間、前記車外環境判定処理を行い、前記ライト点灯信号が入力されない間は、前記車外環境判定処理を中止するようにしてもよい。この構成によれば、車外環境判定処理の中止の分だけ消費電力の低減が可能である。
また、上記構成において、前記判定手段は、前記車外環境判定処理として、前記映像信号に基づいて、明るい環境下の降雨、降雪および濃霧の少なくともいずれかに相当する昼間点灯環境か否かを判定し、前記表示制御手段は、前記昼間点灯環境と判定された場合、前記イルミ信号を入力しても前記表示手段を非暗所用の高輝度表示にするようにしてもよい。この構成によれば、明るい環境下の降雨、降雪および濃霧の場合に暗所用の低輝度表示にしてしまう事態を効率よく回避できる。
また、上記構成において、前記判定手段は、前記車載カメラの映像信号中の輝度に基づいて前記昼間点灯環境か否かを判定するようにしてもよい。また、前記車載カメラは、カラー画像を撮影するカメラであり、前記判定手段は、前記車載カメラのカラー映像信号に基づいて前記昼間点灯環境か否かを判定するようにしてもよい。
また、本発明は、車載カメラを備えた車両に搭載され、暗所用の低輝度表示と非暗所用の高輝度表示とに切り替え可能な表示手段と、車両からライト点灯信号を入力している場合に表示手段を暗所用の低輝度表示に切り替える表示制御手段とを備える車載装置の制御方法において、前記車載カメラの映像信号を入力し、この映像信号に基づいて、車外が明るいか否かを判定する車外環境判定処理を行い、車外が明るいと判定された場合、前記表示制御手段は、前記ライト点灯信号を入力しても前記表示手段を非暗所用の高輝度表示にすることを特徴とする。
この発明によれば、車載カメラの映像信号を入力し、この映像信号に基づいて、車外が明るいか否かを判定する車外環境判定処理を行い、車外が明るいと判定された場合、表示制御手段は、ライト点灯信号を入力しても表示手段を非暗所用の高輝度表示にするので、車載カメラを使用して部品点数の増大を回避しつつ、車外が明るいときにライトが点灯しても暗所用の低輝度表示に切り替わらないようにすることができ、適切なイルミキャンセルを自動的に行うことができる。
本発明は、車載カメラの映像信号を入力し、この映像信号に基づいて、車外が明るいか否かを判定する車外環境判定処理を行い、車外が明るいと判定された場合、ライト点灯信号を入力しても非暗所用の高輝度表示にするので、部品点数の増大を回避しつつ、適切なイルミキャンセルを自動的に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る車載装置を示すブロック図である。
この車載装置10は、車載カメラ11を備えた乗用車や商用車等の車両に搭載され、該車両のナビゲーションを行う車載用ナビゲーション装置であり、車両のライトが点灯された状態を示すイルミ信号(ライト点灯信号)に連動して、昼用(非暗所用)の高輝度表示と夜用(暗所用)の低輝度表示とに切り替える表示輝度切替機能を具備している。
また、車載カメラ11は、車両後部に取り付けられて車両後方を撮影するバックモニタ(後方確認カメラとも言う)である。本実施形態では、この車載カメラ11が車載装置10に配線接続され、車載装置10が、車両のシフト位置がバックギヤに切り替わった場合に、このシフト位置に連動して車載カメラ11を作動し、撮影画像をモニタ表示するバックモニタ機能を具備している。以下の説明では、この車載カメラがカラー画像を撮影するカラーカメラの場合を例に説明するが、モノクロ画像を撮影するモノクロカメラであってもよい。
図1に示すように、車載装置10は、当該車載装置を制御する制御部21と、記録装置22と、記録メディア再生装置23と、表示装置24と、入力装置25と、入力装置25の一部を構成する操作キーを照明する照明装置26と、GPS(Global Positioning System)ユニット27とから概略構成されている。
制御部21は、車載装置10全体の動作制御および各種演算を行う制御部として機能するものであり、CPU、ROMおよびRAM等からなるコンピューター構成を有している。
記録装置22は、制御部21が実行する各種制御プログラムやナビゲーション(経路案内等)に用いる地図データ等が記録される。記録メディア再生装置23は、ナビゲーションに必要な地図情報等が記録された記録メディア等を再生し、例えば、再生した地図情報を記録装置22に記録することによって、記録装置22内の地図情報等が最新の情報に更新される。
表示装置24は、制御部21の制御の下、各種情報を表示する表示手段であり、本実施形態では、タッチパネル付きの液晶表示装置が適用される。この表示装置24には、目的地や自宅位置等を設定するための設定画面や、現在位置および周辺地図等を含めた目的地までの経路案内画面等が表示され、ユーザがこの画面を見て各種情報を得、目的地や自宅位置の設定等を行うことができる。
この表示装置24に表示される画面は、制御部21の制御の下、同一内容の画面であっても、昼用(非暗所用)の高輝度表示に対応する昼用画面と、夜用(暗所用)の低輝度表示に対応した夜用画面とに切り替え可能に構成されている。
ここで、昼用画面(非暗所用画面)は、晴天時の昼間を含む明るい環境下で視認性を確保できる比較的高輝度の画面であり、夜用画面は、夜間等の暗い環境下で視認性を確保できる比較的低輝度の画面であり、画面全体の平均輝度、コントラスト、バックライトの明るさ等を変更することによって表示輝度が切り替えられる。
入力装置25は、ユーザからの各種指示を入力する手段であり、一又は複数の操作キーを有し、この操作キーの操作を制御部21に通知する。また、この入力装置25は、操作キーの他に、表示装置15に設けられたタッチパネルと、この車載装置10に無線若しくは有線で操作コマンドに対応する各種信号を送信するリモートコントローラーおよびリモートコントローラーからの信号を受信する受信部も備え、ユーザによるタッチパネル操作やリモコン操作についても制御部21に通知する。
照明装置26は、車載装置10の操作キー等を照明する手段であり、発光ダイオード等の光源を備え、制御部21の制御の下、操作キー等を照明する。この照明装置26の照明輝度は、夜用(暗所用)の低輝度と、昼用(非暗所用)の高輝度との少なくとも2段階に切り替え可能に構成されている。
GPSユニット27は、GPS衛星からのGPS電波を受信し、GPS電波に重畳されたGPS信号から現在位置(緯度・経度を示す座標)を検出するものである。すなわち、GPSユニット27は、車両の現在位置を検出する現在地検出手段として機能する。この車載装置10がナビゲーションを行う場合、制御部21は、このGPSユニット18により現在位置を検出し、この検出した現在位置を周辺地図と共に表示装置24に表示し、また、この検出した現在位置からユーザが設定した目的地までの経路を計算する。なお、このナビゲーションに関する部分は、公知の技術を広く適用可能である。
また、制御部21は、車両側からの信号入力や車載カメラ11との間の信号送受等を行う。ここで、車両側からの信号としては、車両の走行速度を示す車速信号SA、車両のライトスイッチ等に連動して車両のライト(前照灯)点灯時に出力されるイルミ信号SB、車両のシフト位置がバックギヤになったことを示すバックギヤ信号SC等が入力される、また、制御部21は、車載カメラ11に対し、車載カメラ11の駆動/停止を制御する制御信号SFを出力し、車載カメラ11からは映像信号SGを入力する。また、この車載装置10には、車両に搭載されるバッテリーからの電力(つまり、アクセサリー電源)が動作電力として供給される。
次に、表示輝度切替の構成を詳述する。
図2は、表示輝度切替の構成を示すブロック図である。
図1および図2に示すように、制御部21は、車載カメラ11の作動/停止を制御するカメラ制御部50と、車載カメラ11の映像信号SGに基づいて車外環境が明るいか否かを判定する車外環境判定部(判定部)55とを備えている。なお、図2において、表示制御部21Aは、制御部21のうち表示装置24および照明装置26の表示を制御する部分を示している。
また、図2中、インターフェース部(I/F)61は、車両側および車載カメラ11との間の信号送受を行う信号入力手段および信号出力手段として機能するものであり、例えば、車両側および車載カメラ11からの信号ケーブルを接続可能な入力端子および出力端子を備えている。なお、この図では、映像信号SGと制御信号SFの部分だけを示している。
カメラ制御部50は、車載カメラ11に制御信号SFを出力して車載カメラ11をオンオフ制御する。ここで、一般にバックモニタとして使用される車載カメラは、車両のバックランプにつながる配線から電源をとっているが、本実施形態では、この構成はとっていない。本実施形態の車載カメラ11は、車両運転時に常時電力が供給されるアクセサリー電源から動作電力が供給され、これにより、バックランプ非点灯時であってもカメラ駆動可能に構成されている。なお、車載装置10にもアクセサリー電源が供給されるため、車載装置10から車載カメラ11に電力を供給する構成にすることも可能である。この構成の場合、この車載装置10からの電力を、制御信号SFとして車載カメラ11に出力/出力停止して車載カメラ11をオンオフ制御するように構成することも可能である。
車外環境判定部55は、アナログデジタル変換回路(A/D)56と、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)57とを備えている。
アナログデジタル変換回路56は、車載カメラ11から出力された映像信号(本例ではコンポジット映像信号)SGを所定のサンプリング周期でサンプリングしてアナログ形式の信号をデジタル形式の信号に変換してデジタルシグナルプロセッサ57に出力する。
デジタルシグナルプロセッサ(判定手段)57は、デジタル形式の映像信号にデジタル処理を施す手段であり、映像信号中の輝度を検出し、この輝度に基づいて車外が明るいか否かを判定する処理(輝度検出・判定処理(車外環境判定処理))を一定の周期で行う。
すなわち、映像信号には、輝度信号、色信号および同期信号が含まれており、デジタルシグナルプロセッサ57は、この輝度信号をデジタル処理により抽出し、映像の平均輝度レベルを計算により求め、この平均輝度レベルが、車外が明るいと判断可能な予め定めた範囲内か否かを判定する。
ここで、車外が明るいと判断可能な予め定めた範囲は、車載装置10が昼用の高輝度表示を行うのに好適な車外の明るさ範囲に設定され、晴天時の明るさ、昼間の降雨、降雪および濃霧を含む範囲とされる。言い換えれば、車載装置10を夜用の低輝度表示にした状態では視認性が低くなってしまう車外の明るさ範囲に設定される。
また、車外が明るいか否かの最終決定は、一定の周期内に複数の判定結果を取得し、この複数の判定結果に基づき行う。その理由は、夜間でも道路照明等で瞬間的に明るくなる場合があり、昼間でも道路の下をくぐる際に瞬間的に暗くなる場合があるため、このような突発的な明るさの変動を除外して車外環境の天候に依存する明るさを精度良く検出するためである。なお、明るさが突発的に大きく変動した場合の情報は除外して判定することによっても誤検出を低減することができる。
表示制御部21Aは、制御部21の一部であり、車外環境判定部55により車外が明るいと判定された場合、表示装置24および照明装置26を、表示装置24に昼用画面を表示し、照明装置26の照明輝度を高輝度にして昼用の高輝度表示の状態にする。一方、表示制御部21Aは、車外環境判定部55により車外が明るくない(つまり、車外が暗い)と判定された場合には、表示装置24を夜用画面に切り替え、照明装置26の照明輝度を低輝度に切り替えて夜用の低輝度表示の状態にする。なお、車外環境判定部55が動作していない状態では、表示制御部21Aは、昼用の高輝度表示を行う。
次いで、表示輝度切替の動作を説明する。図3は、表示輝度切替処理のフローチャートである。なお、この表示輝度切替処理は、制御部21(表示制御部21A)が記録装置22に記録された表示輝度切替用の制御プログラムを実行することによって実現される。また、前提として、車両のライトが点灯していない状態(ライト非点灯状態)では、車載カメラ11および車外環境判定部55の動作は停止している。
まず、表示制御部21Aは、イルミ信号SBを入力している状態(ライト点灯状態)か否かを判定し(ステップS1)、入力していない場合(ステップS1:NO)、所定の割り込み周期で再度ステップS1の処理を行う。これにより、表示制御部21Aは、イルミ信号SBを入力したか否かを継続的に監視する。
車両のライトが点灯してイルミ信号SBが出力されると、表示制御部21Aは、イルミ信号SBの入力を検出し(ステップS1:YES)、カメラ制御部50により車載カメラ11を駆動開始させると共に、車外環境判定部55により車外環境判定処理を実行開始させる(ステップS2)。
この場合、車載カメラ11が撮影を開始するが、表示制御部21Aは、車載カメラ11の撮影画像は表示装置24に表示させず、表示装置24には、それまでの画面を継続表示する。つまり、この場合の車載カメラ11の撮影画像は車外環境判定のためにだけ使用され、車両のシフト位置がバックギヤの場合にだけ車載カメラ11の撮影画像が表示装置24に表示されるようになっている。
車外環境判定部55は、車載カメラ11が撮影を開始して映像信号SGを入力すると、この映像信号SGに基づいて車外が明るいか否かを判定する(ステップS3)。
そして、車外が明るくない(車外が暗い)と判定された場合(ステップS3:NO)、表示制御部21Aは、夜用の低輝度表示にする(ステップS4)。これにより、車外が暗いときにライトを点灯させると、車載装置10が夜用の低輝度表示に自動的に切り替わる。
一方、車外が明るいと判定された場合(ステップS3:YES)、表示制御部21Aは、昼用の高輝度表示を行う(ステップS5)。つまり、車外が明るいときにライトが点灯した場合には、車載装置10が夜用の低輝度表示に切り替わらず、昼用の高輝度表示に保持される。
本構成では、この車外が明るいと判断される範囲に、昼間の降雨、降雪および濃霧のときの明るさを含んでいる。これらの天候状態は、昼間でも対向車や歩行者に自車の存在を知らせるために車両のライトを点灯する可能性がある昼間点灯環境に相当している。従って、本構成では、このような昼間点灯環境のときにライトを付けた場合に、車載装置10が夜用の低輝度表示に切り替わってしまうのを回避でき、昼用の高輝度表示にすることができる。
続いて、表示制御部21Aは、イルミ信号SBが入力されなくなった(ライト消灯状態)か否かを判定し(ステップS6)、イルミ信号SBが入力状態の場合(ステップS6:NO)、ステップS3の処理へ移行して、再び車外環境判定処理により車外が明るいか否かを判定し、その判定結果に基づき車載装置10の表示制御を行う。これにより、イルミ信号SBが入力した状態が継続すれば、車外が明るいか否かが一定の周期毎に判定されてその判定結果に応じた表示輝度制御が継続実施される。
一方、イルミ信号SBが入力されなくなった場合(ステップS6:YES)、表示制御部21Aは、カメラ制御部50により車載カメラ11の駆動を停止させると共に、車外環境判定部55の動作を停止させる(ステップS7)。このステップS7の処理では、車載装置10が夜用の低輝度表示の状態の場合には、昼用の高輝度表示に切り替える処理も行われる。これによって、ライトが消灯されている場合には、車載装置10が昼用の高輝度表示の状態とされる。
以上説明したように、本実施形態に係る車載装置10は、車載カメラ11の映像信号SGを入力するインターフェース部(I/F)61と、映像信号SGに基づいて、車外が明るいか否かを判定する車外環境判定処理を行う車外環境判定部55とを備え、車外が明るいと判定された場合には、イルミ信号SBを入力しても昼用の高輝度表示にするので、車外が明るいときにライトが点灯しても夜用の低輝度表示に切り替わらないようにすることができ、適切なイルミキャンセルを自動的に行うことができる。また、昨今の車両には、車載カメラ11を備える場合が多く、本構成の車載装置10がこの車載カメラ11を用いて車外の明るさを検出するため、明るさ検出専用の照度センサーを設ける場合に比して、部品点数の増大を回避することができる。従って、部品点数の増大を回避しつつ、適切なイルミキャンセルを自動的に行うことが可能である。
また、車載カメラ11の広いダイナミックレンジ(再現できる明るさのダイナミックレンジ)を利用する分、車外の明るさを精度良く検出することができる。
しかも、本構成では、車外が明るいと判断する範囲が、明るい環境下の降雨、降雪および濃霧の明るさ範囲を含むため、昼間でも対向車や歩行者に自車の存在を知らせるために車両のライトを点灯する可能性がある昼間点灯環境か否かを判定することができる。
このように本構成では、車載カメラ11の広いダイナミックレンジを利用して上記昼間点灯環境か否かを精度良く判定できるので、昼間のライト点灯時に夜用の低輝度表示にしてしまう事態を効率よく回避できる。
また、本構成では、イルミ信号SBを入力する間だけ、車載カメラと判定部とを動作させるので、これらの動作時間を減らすことができ、部品の長寿命化と消費電力低減が可能である。
<第2実施形態>
第2実施形態では、車載カメラ11がカラー画像を撮影するカラーカメラであり、この車載カメラ11のカラー映像信号SGAに基づいて車外が昼間点灯環境か否かを判定するものである。図4は、表示輝度切替の構成を示すブロック図である。この実施形態では、デジタルシグナルプロセッサ57Aが、カラー映像信号SGAの輝度や色等の情報に基づいて、「昼間の降雨」か否かを判定する雨判定処理と、「昼間の降雪」か否かを判定する雪判定処理と、「昼間の霧」か否かを判定する霧判定処理とを個別に行う。
これらの雨・雪、霧判定処理は、公知の画像処理技術を広く適用することができる。例えば、雨判定処理には、特開平11−326541号公報に記載された技術(車載カメラ前方のガラスの降雨を検出するために車線(白線)を検出し、車線のボケ度合いを求め、求めたボケ度合いと視界良好時のボケ度合いとを比較して降雨を判定する)、特開2000−355260号公報に記載された技術(車載カメラにより撮像した画像のオプティカルフローを算出し、算出したオプティカルフローがカメラに近い領域で急に現れた場合は含水物が付着したと判定する)、特開2007−228448公報に記載された技術(降雨状態や霧の有無およびレンズについた水滴といった撮像環境を撮像画像の歪みとボケ度合いにより認識する)を適用することができる。
また、雪判定処理には、特開2001−88636号公報に記載された技術(画像データ中の輝度変化から雪検出)を適用でき、霧判定処理には、特開2003−132458号公報に記載の技術(画像の輝度ヒストグラム中の最大輝度値と最大度数(最大画素数)の輝度値との差から霧検出)を適用することができる。
すなわち、本実施形態の表示制御部21Aは、イルミ信号SBを入力している状態になると、動画のカラー映像信号SGAに基づいて、「昼間の降雨」、「昼間の降雪」、「昼間の霧」の少なくともいずれかに該当するか否かを判定し、いずれにも該当しない場合は、夜用の低輝度表示に切り替え、いずれかに該当する場合には、夜用の低輝度表示に切り替えずに昼用の高輝度表示に保持する。
このように、カラー映像信号SGAに基づいて昼間点灯環境(「昼間の降雨」、「昼間の降雪」、「昼間の霧」)か否かを個別に判定すれば、各環境の判定精度が向上する。しかも、映像信号中の色情報を利用できる分、各環境の判定精度をより向上させることが可能である。例えば、雨を検出するために車線(白線)を検出する場合には、車線の検出精度が向上し、また、雪、霧は、色をほぼ特定できるので、輝度情報だけで検出する場合よりもその検出精度を向上させることが可能になる。
従って、本実施形態では、第1実施形態の効果に加えて、昼間点灯環境の際に夜用の低輝度表示にしてしまう事態をより精度良く回避することができる。
なお、上述した実施形態は、あくまで本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述の実施形態では、バックモニタ用の車載カメラ11を使用する場合を例に説明したが、これに限らず、ドライブレコーダ等の車外を撮影する車載カメラを広く使用することができる。また、車載装置10がバックモニタ機能を具備する場合を説明したが、バックモニタ機能を具備しなくてもよい。
また、上述の実施形態では、車載装置10が車載用ナビゲーション装置の場合を例に説明したが、これに限らず、記録メディアから音楽情報を読み取って再生する車載オーディオ装置等でもよく、要は、車両のライト点灯と連動して高輝度表示と低輝度表示とに切り替える機能を具備する車載装置に広く適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る車載装置を示すブロック図である。 表示輝度切替の構成を示すブロック図である。 表示輝度切替処理のフローチャートである。 第2実施形態に係る車載装置の表示輝度切替の構成を示すブロック図である。
10 車載装置
11 車載カメラ
21 制御部
21A 表示制御部(表示制御手段)
22 記録装置
23 記録メディア再生装置
24 表示装置(表示手段)
25 入力装置
26 照明装置(表示手段)
27 GPSユニット
50 カメラ制御部
55 車外環境判定部(判定手段)
61 インターフェース部(信号入力手段)

Claims (6)

  1. 車載カメラを備えた車両に搭載され、暗所用の低輝度表示と非暗所用の高輝度表示とに切り替え可能な表示手段と、車両からライト点灯信号を入力している場合に表示手段を暗所用の低輝度表示に切り替える表示制御手段とを備える車載装置において、
    前記車載カメラの映像信号を入力する信号入力手段と、
    前記映像信号に基づいて、車外が明るいか否かを判定する車外環境判定処理を行う判定手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記判定手段により車外が明るいと判定された場合、前記ライト点灯信号を入力しても前記表示手段を非暗所用の高輝度表示にすることを特徴とする車載装置。
  2. 前記判定手段は、前記ライト点灯信号を入力する間、前記車外環境判定処理を行い、前記ライト点灯信号が入力されない間は、前記車外環境判定処理を中止することを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記判定手段は、前記車外環境判定処理として、前記映像信号に基づいて、明るい環境下の降雨、降雪および濃霧の少なくともいずれかに相当する昼間点灯環境か否かを判定し、
    前記表示制御手段は、前記昼間点灯環境と判定された場合、前記イルミ信号を入力しても前記表示手段を非暗所用の高輝度表示にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の車載装置。
  4. 前記判定手段は、前記車載カメラの映像信号中の輝度に基づいて前記昼間点灯環境か否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の車載装置。
  5. 前記車載カメラは、カラー画像を撮影するカメラであり、
    前記判定手段は、前記車載カメラのカラー映像信号に基づいて前記昼間点灯環境か否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の車載装置。
  6. 車載カメラを備えた車両に搭載され、暗所用の低輝度表示と非暗所用の高輝度表示とに切り替え可能な表示手段と、車両からライト点灯信号を入力している場合に表示手段を暗所用の低輝度表示に切り替える表示制御手段とを備える車載装置の制御方法において、
    前記車載カメラの映像信号を入力し、この映像信号に基づいて、車外が明るいか否かを判定する車外環境判定処理を行い、
    車外が明るいと判定された場合、前記表示制御手段は、前記ライト点灯信号を入力しても前記表示手段を非暗所用の高輝度表示にすることを特徴とする車載装置の制御方法。
JP2009015156A 2009-01-27 2009-01-27 車載装置および車載装置の制御方法 Pending JP2010173344A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017065609A (ja) * 2015-10-01 2017-04-06 豊田合成株式会社 車室内用照明装置

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