JP2010171824A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画質補正回路における無駄な電力消費を抑制する。
【解決手段】高画質化回路による画質の高画質化が不必要である場合に画像補正処理部への供給クロックを停止すると、画像補正処理部の作動に必要なクロックが供給されないこととなり、画像補正処理部は作動を停止する。入力画像は、バイパス線路を経由したものが出力される。この様にすることによって、画像補正処理部の無駄な電力消費を抑え、高画質化回路全体の消費電力の抑制を図ることができる。
【選択図】図1−2
【解決手段】高画質化回路による画質の高画質化が不必要である場合に画像補正処理部への供給クロックを停止すると、画像補正処理部の作動に必要なクロックが供給されないこととなり、画像補正処理部は作動を停止する。入力画像は、バイパス線路を経由したものが出力される。この様にすることによって、画像補正処理部の無駄な電力消費を抑え、高画質化回路全体の消費電力の抑制を図ることができる。
【選択図】図1−2
Description
本発明は、画質補正回路の作動及び非作動を制御する画像処理装置に関する。
従来から、画像を表示する画像表示装置は、表示画像をより鮮明に美しく表示するために、画質補正処理を行った画像を表示画面に表示することが一般的である。画質補正処理は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)で構成される画質補正処理回路によって行われる。
しかしながら、上記に代表される従来技術では、ユーザ指示によって画質補正を行わないとされている場合でも、画質補正回路に通電されることから、無駄な電力消費を行うこととなる。無駄な電力消費は、画質補正回路の発熱によって画質補正回路の熱暴走を引き起こし、また、回路寿命を縮めるのみならず、さらには、近年高まりつつある環境保護に反することとなる。
開示の画像処理装置は、上記問題点(課題)を解消するためになされたものであって、画質補正回路における無駄な電力消費を抑制し、画質補正回路の熱暴走を防止し、回路寿命を延ばし、環境保護に適合することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するため、開示の画像処理装置は、発振器からの供給クロックを受け付け、供給クロックによって作動し、入力画像データの画質補正を行って出力し、供給クロックの受け付けの可否を制御することによって画質補正の作動及び非作動を制御することを一要件とする。
開示の画像処理装置によれば、画質補正回路における無駄な電力消費を抑制し、画質補正回路の熱暴走を防止し、また、回路寿命を延ばし、延いては、環境保護に適合するという効果を奏する。
以下に添付図面を参照し、開示の画像処理装置に係る実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態の一例は、高画質化回路を含む画像処理装置、及び、高画質化回路を含む画像処理回路は、車載用の画像処理装置及び画像処理回路を例として説明する。しかし、これに限定されるものではなく、画像データを入力として高画質化回路にて画質の高画質化を行って所定の表示画面に該当画像を表示制御する画像処理装置及び画像処理回路に広く適用可能である。
先ず、図1−1及び図1−2を参照して、実施形態の一例に係る画像処理装置の高画化回路の省電力化の概要を説明する。図1−1に示す様に、高画質化回路は、画像補正処理部とスルー経路と、セレクタとを有する。画像補正処理部は、入力画像の画質を補正して出力する。スルー経路は、画像補正処理部のバイパス線路である。セレクタは、画像補正処理部又はスルー経路のいずれかの入力を選択して出力する。
図1を参照すると、図示しないオシレータ(発振器)から高画質化回路へ「VCLK27」、「VCLK13D」及び「VCLK13V」の3種のクロックが供給される。これらのうち、「VCLK13V」が、画像補正処理部を作動させるために供給されるクロックである。
ここで、図1−2に示す様に、「VCLK13V」の高画質化回路への供給を停止すると画像補正処理部の作動に必要なクロックが供給されないこととなり、画像補正処理部は作動を停止する。そして、セレクタは、スルー経路からの画像を選択して出力する。
この様に、高画質化回路による画質の高画質化が不必要である場合に画像補正処理部への供給クロックを停止することによって画像補正処理部の無駄な電力消費を抑え、高画質化回路全体の消費電力の抑制を図ることができる。
[第一実施形態の一例]
先ず、図2を参照して、第一実施形態の一例に係る高画質化回路を含む画像処理装置の構成を説明する。同図に示す様に、第一実施形態の一例に係る画像処理装置D1の高画質化回路100aは、ASICやFPGA等のプログラマブルな集積回路で構成される。
高画質化回路100aは、画質補正部101aと、セレクタ102aと、セレクタ103aとを有する。また、高画質化回路100aは、図示しない表示画面の表面のタッチパネルを制御するパネルマイコン200と接続されている。
パネルマイコン200は、キーボード等の入力装置であるハードキー200aと、表示画面のスイッチ表示と連携するタッチSW(Switch、スイッチ)200bと、図示しない音響映像装置の全体制御を司るオーディオマイコン300と接続されている。
パネルマイコン200は、ハードキー200aからのユーザ操作による高画質化機能のオン又はオフの入力をオーディオマイコン300へ通知する。この通知に応じて、オーディオマイコン300は、高画質化回路の作動又は非作動を、パネルマイコン200を介して高画質化回路100aへ指示する。
オーディオマイコン300からの高画質化回路の作動又は非作動の指示は、セレクタ102a及びセレクタ103aへと入力される。オーディオマイコン300からの指示が高画質化回路の作動指示であれば、セレクタ102aは、図示しないオシレータからのクロックを受け付けて画質補正部101aへ供給する。また、セレクタ103aは、画質補正部101aからの入力画像を選択して出力する。なお、この際、画質補正のパラメータは、タッチSW200bからのユーザ操作によって設定される。
一方、オーディオマイコン300からの指示が高画質化回路の非作動指示であれば、セレクタ102aは、図示しないオシレータからのクロックを画質補正部101aへ供給停止する。また、セレクタ103aは、スルー経路(バイパス)からの入力画像を選択して出力する。
なお、図示は省略しているが、スルー経路の分岐矢印からセレクタ103aまでの間に、画質補正部101aが行う画質補正処理に要する時間だけデータ伝送を遅延させるDラッチ等を設けてもよい。
次に、図3を参照して、画像処理装置D1で実行される画質補正処理手順について説明する。同図に示す様に、先ず、オーディオマイコン300は、画質調整用画面でない通常画面を、図示しない表示装置に表示する(ステップS101)。
続いて、パネルマイコン200は、ハードキー200aの押下を検知する(ステップS102)。ここで、ハードキー200aの押下は、ユーザ操作による高画質化機能オン指示に相当する。
続いて、パネルマイコン200は、オーディオマイコン300へハードキー200aの状態(すなわち、ハードキー200aオン状態)を通知する(ステップS103)。続いて、オーディオマイコン300は、パネルマイコン200を制御して、図示しない画像表示装置の表示画面に画質調整用画面を表示制御する(ステップS104)。
続いて、パネルマイコン200は、一定時間、タッチSW200bの操作が無しであるか否かを判定する(ステップS105)。一定時間、タッチSW200bの操作が無しであると判定された場合(ステップS105肯定)、ステップS101へ移り、一定時間、タッチSW200bの操作が無しであると判定されなかった場合(ステップS105否定)、ステップS106へ移る。
ステップS106では、パネルマイコン200は、画質調整のパラメータ設定のためにタッチSW200bが押下されたことを検知する。例えば、タッチSW200bが押下される毎に、例えば画質補正処理のレベルが、“HI(高画質補正)”、“MID(中画質補正)”、“LO(低画質補正)”、“オフ(画質補正無し)”と遷移する。続いて、パネルマイコン200は、押下されたタッチSW200bの部分の座標をオーディオマイコン300へ通知する(ステップS107)。
続いて、オーディオマイコン300は、タッチSW200bを介して入力された画質調整パラメータに基づいて画質モードを決定してパネルマイコン200へ通知する(ステップS108)。
続いて、パネルマイコン200は、ステップS108で通知された画質モードへ移行するための処理内容を高画質化回路100aへ通知する(ステップS109)。続いて、パネルマイコン200は、画質補正処理機能はオンか否かを判定する(ステップS110)。
画質補正処理機能はオンであると判定された場合(ステップS110肯定)、ステップS111へ移り、画質補正処理機能はオンであると判定されなかった場合(ステップS110否定)、ステップS115へ移る。
ステップS111では、パネルマイコン200は、セレクタ103aに対して、出力画像選択を画質補正部101a側とする様に指示する。続いて、パネルマイコン200は、セレクタ102aに対して、図示しないオシレータからのクロックを画質補正部101aへ供給する様に指示する(ステップS112)。続いて、画質補正部101aは、入力画像に対し、画質補正処理を行う(ステップS113)。そして、画質補正部101aは、画質補正処理を行った画質補正画像を出力する(ステップS114)。
一方、ステップS115では、パネルマイコン200は、セレクタ103aに対して、出力画像選択をスルー経路側とする様に指示する。続いて、パネルマイコン200は、セレクタ102aに対して、図示しないオシレータからのクロックの画質補正部101aへの供給を停止する様に指示する(ステップS116)。
そして、高画質化回路100aへの入力画像は、スルー経路を通って出力される(ステップS117)。この処理が終了すると、ステップS105へ移る。
以上のステップS110、及び、ステップS115〜ステップS117の処理を行うことによって、画質補正部101aによる画質補正がオフである場合に、画質補正部101aへの供給クロックを停止することによって画質補正部101aの無駄な電力消費を抑え、高画質化回路100a、延いては画像処理装置D1の消費電力の抑制を図ることができる。
[第二実施形態の一例]
次に、図4を参照して、第二実施形態の一例に係る高画質化回路を含む画像処理装置の構成を説明する。第二実施形態の一例に係る画像処理装置D2に係る説明は、第一実施形態の一例に係る画像処理装置D1との差分のみについて行う。
次に、図4を参照して、第二実施形態の一例に係る高画質化回路を含む画像処理装置の構成を説明する。第二実施形態の一例に係る画像処理装置D2に係る説明は、第一実施形態の一例に係る画像処理装置D1との差分のみについて行う。
画像処理装置D2のオーディオマイコン300には、温度検知部300a及び消費電力監視部300bが接続されている。温度検知部300aは、画像処理装置D2内の温度や画像処理装置D2が含む各種集積回路の温度を検知する。消費電力監視部300bは、画像処理装置D2によって消費される電力を監視する。
そして、オーディオマイコン300は、温度検知部300aによって検知された温度が画像処理装置D2の作動許容範囲を超えた場合、又は、画像処理装置D2によって消費される電力が画像処理装置D2の作動許容範囲を超えた場合、ユーザ操作による高画質化機能のオン又はオフに関わらず、画質補正部101aへのクロック供給を停止する様に制御する。
図5は、画像処理装置D2で実行される画質補正処理手順を示すフローチャートであるが、図3に示した画像処理装置D1で実行される画質補正処理手順とは、ステップS110の判定処理に代えてステップS210の判定処理が行われる点が異なるのみで、その他は同一処理のため同一ステップ番号を付与している。
ステップS210では、オーディオマイコン300は、例えば、温度検知部300aによって検知された温度が画像処理装置D2の作動許容範囲を超えたか否か、又は、例えば、画像処理装置D2によって消費される電力が画像処理装置D2の作動許容範囲を超えたか否かを判定する。そして、温度検知部300aによって検知された温度が画像処理装置D2の作動許容範囲内かつ画像処理装置D2によって消費される電力が画像処理装置D2の作動許容範囲内である場合は、画質補正処理機能がオンであるか否かを判定する。
また、ステップS210では、オーディオマイコン300は、タッチSW200bが押下され画質補正処理のレベルが、“HI(高画質補正)”、“MID(中画質補正)”、“LO(低画質補正)”、“オフ(画質補正無し)”と遷移し、“オフ(画質補正無し)”の状態となってから一定時間入力操作がなされなかった場合、画質調整がキャンセルされたとみなして画質補正部101aへのクロック供給停止と判定する。
すなわち、ステップS210では、複数の判定条件に基づいて、画質補正部101aへクロックを供給するか否かを総合的に判断する。ステップS210の判定が肯定の場合、ステップS111へ移り、ステップS210の判定が否定の場合、ステップS115へ移る。
以上のステップS210、及び、ステップS115〜ステップS117の処理を行うことによって、画質補正部101aによる画質補正処理が終了して一定時間経過した(すなわち、画質補正処理のレベルが、“HI(高画質補正)”、“MID(中画質補正)”、“LO(低画質補正)”、“オフ(画質補正無し)”と遷移し、“オフ(画質補正無し)”の状態となってから一定時間入力操作がなされなかった)とき、画像処理装置D2の温度又は消費電力が作動許容範囲を超えた場合、画質補正部101aへのクロック供給を停止することによって、画質補正部101aの電力消費を抑制し、熱暴走等を回避し、回路保護を図り、回路寿命を延ばすことができる。
[第三実施形態の一例]
次に、図6を参照して、第三実施形態の一例に係る高画質化回路を含む画像処理装置の構成を説明する。第三実施形態の一例に係る画像処理装置D3及び高画質化回路100cに係る説明は、第一実施形態の一例に係る画像処理装置D1及び高画質化回路100aとの差分のみについて行う。
次に、図6を参照して、第三実施形態の一例に係る高画質化回路を含む画像処理装置の構成を説明する。第三実施形態の一例に係る画像処理装置D3及び高画質化回路100cに係る説明は、第一実施形態の一例に係る画像処理装置D1及び高画質化回路100aとの差分のみについて行う。
図6に示す様に、高画質化回路100cは、高画質化処理部101c及び画像解析部104cを有する。図7に高画質化回路100cの詳細構成を示す様に、高画質化処理部101cは、画質補正部101a、輪郭補正部101c2、色彩制御部101c3、コントラスト及びブライトネス調整部101c4を含む。
また、高画質化回路100cは、画質補正部101aへのクロック供給を制御するセレクタ102a、輪郭補正部101c2へのクロック供給を制御するセレクタ102c2、色彩制御部101c3へのクロック供給を制御するセレクタ102c3、コントラスト及びブライトネス調整部101c4へのクロック供給を制御するセレクタ102c4を含む。
画像解析部104cは、入力画像のヒストグラム解析を行うヒストグラム解析部104c1を有する。入力画像のヒストグラム解析は、画像の画素の濃度値又は画素値の出現頻度をヒストグラム化する処理である。ヒストグラム解析部104c1は、解析後の入力画像をスルー経路へ出力する。そして、スルー経路を介して、画質補正部101a、輪郭補正部101c2、色彩制御部101c3、コントラスト及びブライトネス調整部101c4は、入力画像を取り込む。
また、ヒストグラム解析部104c1は、ヒストグラム解析結果に応じて画質補正部101a及び/又は輪郭補正部101c2及び/又は色彩制御部101c3及び/又はコントラスト及び/又はブライトネス調整部101c4に画像補正を行わせるためのセレクタ102a、セレクタ102c2、セレクタ102c3及びセレクタ102c4のクロック供給又は供給停止の制御を行う。
なお、例えば、図10に示す様に、高い濃度値の分布が多いヒストグラムの画像は、DTV(Digital TeleVision)での電波強度低下等を要因とする暗い画像であるので、高画質化処理部101cの全ての機能ブロックへのクロック供給を停止する。これは、高画質化処理の効果が得られないためである。
同様に図10に示す様に、中程度の濃度値の分布が多いヒストグラムの画像は、明度の適正な画像であるので、例えば、画質補正部101aによる画質補正の必要がないため、画質補正部101aへのみクロック供給を停止する。
また、ヒストグラム解析部104c1は、各補正後の画像の出力を制御するセレクタ103a、セレクタ103c2、セレクタ103c3及びセレクタ103c4のクロック供給又は供給停止の制御を行う。
以上の構成によって、高画質化回路100cは、入力画像のヒストグラム解析結果に応じた画像補正を行う機能ブロックのみに作動クロックを供給し、かつ、画像補正を行った機能ブロックのみから補正画像を取得する様に制御可能になる。よって、高画質化処理部101cの作動をきめ細やかに制御して、入力画像の高画質化と、画像処理装置D3の消費電力の抑制との両立を図ることができる。
次に、図8を参照して、画像処理装置D3で実行される画質補正処理手順について説明する。同図に示す様に、先ず、画像解析部104cのヒストグラム解析部104c1は、画像の入力を受け付ける(ステップS301)。
続いて、ヒストグラム解析部104c1は、入力画像の画像解析を行う(ステップS302)。続いて、ヒストグラム解析部104c1は、画質補正処理が必要であるか否かを判定する(ステップS303)。画質補正処理が必要であると判定された場合(ステップS303肯定)、ステップS304へ移り、画質補正処理が必要であると判定されなかった場合(ステップS303否定)、ステップS305へ移る。
ステップS304では、画質補正部101aは、画質補正処理を行う。この処理によって、入力画像は、明度の適正な画像へと画質が補正される。一方、ステップS305では、ヒストグラム解析部104c1は、セレクタ103aにスルー経路を出力先として選択させる制御を行う。続いて、ヒストグラム解析部104c1は、セレクタ102aに画質補正部101aへのクロック供給を停止させる様に制御する(ステップS306)。ステップS304又はステップS306の処理が終了すると、ステップS307へ移る。
ステップS307では、ヒストグラム解析部104c1は、輪郭補正処理が必要であるか否かを判定する。輪郭補正処理が必要であると判定された場合(ステップS307肯定)、ステップS308へ移り、輪郭補正処理が必要であると判定されなかった場合(ステップS307否定)、ステップS309へ移る。
ステップS308では、輪郭補正部101c2は、輪郭補正処理を行う。この処理によって、入力画像は、輪郭が鮮明でくっきりとした画像へと補正される。一方、ステップS309では、ヒストグラム解析部104c1は、セレクタ103c2にスルー経路を出力先として選択させる制御を行う。続いて、ヒストグラム解析部104c1は、セレクタ102c2に輪郭補正部101c2へのクロック供給を停止させる様に制御する(ステップS310)。ステップS308又はステップS310の処理が終了すると、ステップS311へ移る。
ステップS311では、ヒストグラム解析部104c1は、色彩制御処理が必要であるか否かを判定する。色彩制御処理が必要であると判定された場合(ステップS311肯定)、ステップS312へ移り、色彩制御処理が必要であると判定されなかった場合(ステップS311否定)、ステップS313へ移る。
ステップS312では、色彩制御部101c3は、色彩制御処理を行う。この処理によって、入力画像は、色彩が適正で鮮やかな画像へと補正される。一方、ステップS313では、ヒストグラム解析部104c1は、セレクタ103c3にスルー経路を出力先として選択させる制御を行う。続いて、ヒストグラム解析部104c1は、セレクタ102c3に色彩制御部101c3へのクロック供給を停止させる様に制御する(ステップS314)。ステップS312又はステップS314の処理が終了すると、ステップS315へ移る。
ステップS315では、ヒストグラム解析部104c1は、コントラスト及びブライトネス調整処理が必要であるか否かを判定する。コントラスト及びブライトネス調整処理が必要であると判定された場合(ステップS315肯定)、ステップS316へ移り、コントラスト及びブライトネス調整処理が必要であると判定されなかった場合(ステップS315否定)、ステップS317へ移る。
ステップS316では、コントラスト/ブライトネス調整部101c4は、コントラスト及びブライトネス調整処理を行う。この処理によって、入力画像は、コントラスト及び輝度が適正な画像へと補正される。
一方、ステップS317では、ヒストグラム解析部104c1は、セレクタ103c4にスルー経路を出力先として選択させる制御を行う。続いて、ヒストグラム解析部104c1は、セレクタ102c4にコントラスト/ブライトネス調整部101c4へのクロック供給を停止させる様に制御する(ステップS318)。ステップS316又はステップS318の処理が終了すると、ステップS319へ移る。
ステップS319では、高画質化回路100cは、ヒストグラム解析結果に応じて適切な補正を行った入力画像を出力する。この処理が終了すると、画像処理装置D3で実行される画質補正処理は終了する。
なお、輪郭補正部101c2による輪郭補正処理は処理時間を要するため、スルー経路で伝送される入力画像と、輪郭補正部101c2によって輪郭補正された入力画像との同期を取るために、図9に示す様に、スルー経路の輪郭補正部101c2への分岐点からセレクタ103c2の間の線路上にDラッチ等の遅延回路105を設けることとしてもよい。
以上、本発明の実施形態の一例を説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内で、更に種々の異なる実施形態で実施されてもよいものである。また、実施形態の一例に記載した効果は、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態の一例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、或いは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記実施形態の一例で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散及び/又は統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて任意の単位で機能的または物理的に分散及び/又は統合して構成することができる。
上記に開示の実施形態の一例によれば、以下の技術が開示される。
(1)発振器からのクロックを入力するクロック入力部と、前記クロック入力部によって入力された前記クロックによって作動し、入力画像データの画質補正を行って出力する画質補正部とを有し、前記クロック入力部は、前記クロックの前記画質補正部に対する出力の可否を制御することによって前記画質補正部の作動及び非作動を制御することを特徴とする画像処理装置。
(2)ユーザによる画質補正の要否の設定を入力する設定受付部を有し、前記クロック入力部は、前記ユーザによる画質補正の要否の設定に応じて前記クロックの前記画質補正部に対する出力の可否を制御することを特徴とする(1)記載の画像処理装置。
(3)装置全体の制御を司るとともに前記画質補正の要否を通知する制御部を有し、前記クロック入力部は、前記制御部からの前記画質補正部による画質補正の要否の通知に応じて前記クロックの前記画質補正部に対する出力の可否を制御することを特徴とする(1)又は(2)記載の画像処理装置。
(4)前記クロック入力部は、前記ユーザによる画質補正の要否の設定に関わらず、前記制御部からの前記画質補正部による画質補正の要否の通知に応じて前記クロックの前記画質補正部に対する出力の可否を制御することを特徴とする(3)記載の画像処理装置。
(5)前記入力画像データの特性を解析する解析部を有し、前記クロック入力部は、前記解析部による前記入力画像データの特性の解析結果に応じて前記クロックの前記画質補正部に対する出力の可否を制御することを特徴とする(1)〜(4)のいずれか一項記載の画像処理装置。
(6)前記解析部は、前記入力画像データの複数の特性を解析して該当特性の補正の要否を判定し、前記解析部によって補正が必要であると判定された該当特性に対応する前記入力画像データの特性補正を行う複数の特性補正部とを有し、前記クロック入力部は、前記解析部によって補正が必要であると判定された該当特性に対応する前記特性補正部への前記クロックの前記画質補正部に対する出力の可否を制御することによって該当特性補正部の作動及び非作動を制御することを特徴とする(5)記載の画像処理装置。
(7)前記解析部は、前記入力画像データの輪郭補正の要否を判定し、前記特性補正部は、前記解析部によって輪郭補正が必要であると判定された場合に前記入力画像データの輪郭補正を行う輪郭補正部を含み、前記輪郭補正部のバイパス線路上に遅延処理部が設けられたことを特徴とする(6)記載の画像処理装置。
(8)発振器からのクロックを入力するクロック入力部と、前記クロック入力部によって入力された前記クロックによって作動し、入力画像データの画質補正を行って出力する画質補正部とを有し、前記クロック入力部は、前記クロックの前記画質補正部に対する出力の可否を制御することによって前記画質補正部の作動及び非作動を制御することを特徴とする画像処理回路。
(9)前記入力画像データの特性を解析する解析部を有し、前記クロック入力部は、前記解析部による前記入力画像データの特性の解析結果に応じて前記クロックの前記画質補正部に対する出力の可否を制御することを特徴とする(8)記載の画像処理回路。
開示の画像処理装置、画像処理回路及び画像処理方法は、車載用の画像処理装置が有する画質補正回路における無駄な電力消費を抑制し、画質補正回路の熱暴走を防止し、回路寿命を延ばし、環境保護を図りたい場合に有用である。
100a、100c 高画質化回路
101a 画質補正部
101c 高画質化処理部
101c2 輪郭補正部
101c3 色彩制御部
101c4 コントラスト/ブライトネス調整部
102a、102c2、102c3、102c4、103a、103c2、103c3、103c4 セレクタ
104c 画像解析部
104c1 ヒストグラム解析部
200a ハードキー
200b タッチSW
200 パネルマイコン
300 オーディオマイコン
300a 温度検知部
300b 消費電力監視部
D1、D2、D3 画像処理装置
101a 画質補正部
101c 高画質化処理部
101c2 輪郭補正部
101c3 色彩制御部
101c4 コントラスト/ブライトネス調整部
102a、102c2、102c3、102c4、103a、103c2、103c3、103c4 セレクタ
104c 画像解析部
104c1 ヒストグラム解析部
200a ハードキー
200b タッチSW
200 パネルマイコン
300 オーディオマイコン
300a 温度検知部
300b 消費電力監視部
D1、D2、D3 画像処理装置
Claims (4)
- 発振器からのクロックを入力するクロック入力部と、
前記クロック入力部によって入力された前記クロックによって作動し、入力画像データの画質補正を行って出力する画質補正部と
を有し、
前記クロック入力部は、前記クロックの前記画質補正部に対する出力の可否を制御することによって前記画質補正部の作動及び非作動を制御する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 装置全体の制御を司るとともに前記画質補正の要否を通知する制御部を有し、
前記クロック入力部は、前記制御部からの前記画質補正部による画質補正の要否の通知に応じて前記クロックの前記画質補正部に対する出力の可否を制御することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記入力画像データの特性を解析する解析部を有し、
前記クロック入力部は、前記解析部による前記入力画像データの特性の解析結果に応じて前記クロックの前記画質補正部に対する出力の可否を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。 - 画像処理装置が行う画像処理方法であって、
発振器からのクロックを入力するクロック入力ステップと、
前記クロック入力ステップによって入力された前記クロックによって作動し、入力画像データの画質補正を行って出力する画質補正ステップと
前記入力画像データの特性を解析する解析ステップと
を含み、
前記クロック入力ステップは、前記解析ステップによる前記入力画像データの特性の解析結果に応じて前記クロックの前記画質補正ステップに対する出力の可否を制御することを特徴とする画像処理方法。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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-
2009
- 2009-01-23 JP JP2009013602A patent/JP2010171824A/ja not_active Withdrawn
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