JP2010171666A - 固体撮像素子の駆動方法および固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子の駆動方法および固体撮像素子 Download PDF

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徹 沖野
Takehisa Kato
剛久 加藤
Takahiko Murata
隆彦 村田
Shigetaka Kasuga
繁孝 春日
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Abstract

【課題】コストを低減し、動き検出を高精度化かつ高感度化できる固体撮像素子の駆動方法および固体撮像素子を提供する。
【解決手段】本発明の固体撮像素子は、被写体の動きを検出する動き検出モードと被写体を撮像する撮像モードとを有する固体撮像素子であって、行列状に配列された複数の画素部12と、2つの画素信号の差分を求める差分回路18とを備え、各画素部12は、光電変換により画素信号を生成する受光素子10と、画素信号を記憶する記憶部11とを含み、動き検出モードにおいて、記憶部11に記憶された過去の画素信号と受光素子10からの現在の画素信号との差分を用いて動きを検出し、動きが検出されたとき動き検出モードから撮像モードに切り替え、切り替え後の撮像モードにおいて被写体を撮像し、動き検出モードにおいて動き検出に用いられる画素部12の数が、撮像モードにおいて撮像に用いられる画素部12の数より少ない。
【選択図】図1

Description

本発明は、受光素子と受光素子からの出力信号を記憶する記憶部を含む画素が2次元状に配列された固体撮像素子の駆動方法および固体撮像素子に関する。
近年、防犯意識の向上により、侵入検知器やセキュリティカメラ分野への市場の要望が高まってきている。侵入検知器としては特許文献1に示すような赤外線の変化量により人体を検出する焦電型赤外線センサが知られている。焦電型赤外線センサでは、検出エリアへの人の侵入を検知することは可能であるが、どんな人物がどのように侵入してきたかを知ることは出来ないため、防犯用デバイスの性能としては十分ではない。特許文献2で示されるような監視カメラ装置や特許文献3で示されるような人体検知装置では画像センサ(イメージセンサ)と熱線センサ(赤外線センサ)を備えており、侵入者の検知だけでなく撮像もすることが可能になっている。つまり、特許文献2や特許文献3の装置は、熱線センサ(赤外線センサ)で検出エリアの侵入検知を行っており、検知した場合、画像センサ(イメージセンサ)で検出エリアの撮像を行っている。
特開2002−81990号公報 特開2007−318674号公報 特許第3656472号公報
しかし、上記従来技術によれば、検知モードと撮像モードをそれぞれ別のデバイスで行っているため、装置としてのサイズは大きくなり、コストも高くなる。さらに、侵入者の検知用の熱線センサは動き検出の精度および感度の点で問題があり、動き検出の精度を向上させることが望ましい。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、コストを低減し、動き検出を高精度化できる固体撮像素子の駆動方法および固体撮像素子を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の固体撮像素子の駆動方法は、被写体の動きを検出する動き検出モードと被写体を撮像する撮像モードとを有する固体撮像素子の駆動方法であって、前記固体撮像素子は、行列状に配列された複数の画素部と、2つの画素信号の差分を求める差分回路とを備え、各画素部は光電変換により画素信号を生成する受光素子と画素信号を記憶する記憶部とを含み、前記駆動方法は、前記動き検出モードにおいて、受光素子からの画素信号を前記記憶部に格納する格納ステップと、前記動き検出モードにおいて、少なくとも1フレーム期間前に前記記憶部に格納された過去の画素信号と前記受光素子からの現在の画素信号との差分を用いて動きを検出する動き検出ステップと、動きが検出されたとき前記動き検出モードから前記撮像モードに切り替える切り替えステップと、切り替え後の前記撮像モードにおいて被写体を撮像する撮像ステップとを有し、前記動き検出モードにおいて動き検出に用いられる画素部の数が、前記撮像モードにおいて撮像に用いられる画素部の数より少ない。
この構成によれば、1つの固体撮像素子で動き検出と撮像とを行うのでコストを低減することができる。さらに、動き検出モードでは、画素数の少ない低解像度ゆえに高フレームレートで動作させることが可能であり、被写体の動き検出を高精度化することができる。撮像モードでは、セキュリティ用途に適した映像を高解像度で鮮明に記録させることができる。
ここで、前記動き検出ステップは、前記複数の画素部を間引きながら画素部を順に選択するステップと、選択された画素部内の前記記憶部から過去の画素信号を前記差分回路に出力するステップと、選択された画素部の受光素子から現在の画素信号を前記差分回路に出力するステップと、差分回路において過去の画素信号と現在の画素信号との差分を示す差分信号を求めるステップと、間引き選択された全ての画素部に対応する差分信号に基づいて動きを検出するステップとを含むようにしてもよい。
この構成によれば、画素が選択される毎に差分信号を得ることができ、より高速な動き検出を実現することができる。
ここで、前記格納ステップにおいて、フレーム期間毎に、選択された受光素子から現在の画素信号が前記差分回路に出力されるのと同時に当該画素信号を前記記憶部に格納するようにしてもよい。
この構成によれば、高速な動き検出を全てのフレームを対象とすることができる。
ここで、前記固体撮像素子は、さらに、隣接する少なくとも2つの画素部を単位として、当該単位内の記憶部同士を接続する接続スイッチを備え、前記動き検出ステップは、前記接続スイッチをオンにするステップと、前記複数の画素部を間引きながら画素部を順に選択するステップと、選択された画素部内の前記記憶部と前記接続スイッチを介して接続された記憶部とから過去の画素信号を前記差分回路に出力するステップと、前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部内の受光素子からの画素信号を前記差分回路に出力するステップと、前記差分回路において過去の画素信号と現在の画素信号との差分を示す差分信号を求めるステップと、選択された画素部に対応する複数の差分信号に基づいて動きを検出するステップとを含むようにしてもよい。
この構成によれば、記憶部の容量の増加によりノイズ成分が相対的に抑制され、動き検出をさらに高精度化することができ、かつ、高感度化することができる。
ここで、前記格納ステップにおいて、フレーム期間毎に、選択された受光素子から現在の画素信号が前記差分回路に出力されるのと同時に当該画素信号を前記記憶部と前記接続スイッチを介して接続された前記記憶部とに格納するようにしてもよい。
この構成によれば、高速な動き検出を全てのフレームを対象とすることができる。
ここで、前記固体撮像素子は、さらに、隣接する少なくとも2つの画素部を単位として、当該単位内の受光素子同士を接続する接続スイッチを備え、前記動き検出ステップは、前記接続スイッチをオンにするステップと、前記複数の画素部を間引きながら画素部を順に選択するステップと、選択された画素部内の前記記憶部から過去の画素信号を前記差分回路に出力するステップと、前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部内の受光素子と前記接続スイッチを介して接続された受光素子とから画素信号を前記差分回路に出力するステップと、前記差分回路において過去の画素信号と現在の画素信号との差分を示す差分信号を求めるステップと、選択された画素部に対応する複数の差分信号に基づいて動きを検出するステップとを含むようにしてもよい。
この構成によれば、受光素子の飽和信号電荷量を倍増させるので、動き検出をさらに高感度化することができる。
ここで、前記格納ステップにおいて、フレーム期間毎に、選択された画素部内の受光素子と前記接続スイッチを介して接続された受光素子とから画素信号を、選択された画素部内の前記記憶部に格納するようにしてもよい。
この構成によれば、高速な動き検出を全てのフレームを対象とすることができる。
また、本発明の固体撮像素子は、被写体の動きを検出する動き検出モードと被写体を撮像する撮像モードとを有する固体撮像素子であって、行列状に配列された複数の画素部と、2つの画素信号の差分を求める差分回路とを備え、各画素部は、光電変換により画素信号を生成する受光素子と、画素信号を記憶する記憶部とを含み、前記動き検出モードにおいて、前記記憶部に記憶された過去の画素信号と前記受光素子からの現在の画素信号との差分を用いて動きを検出し、動きが検出されたとき前記動き検出モードから前記撮像モードに切り替え、切り替え後の前記撮像モードにおいて被写体を撮像し、前記動き検出モードにおいて動き検出に用いられる画素部の数が、前記撮像モードにおいて撮像に用いられる画素部の数より少ない。
ここで、前記固体撮像素子は、さらに、動き検出モードにおいて前記複数の画素部を間引きながら画素部を順に選択する選択手段を備え、前記固体撮像素子は、選択された画素部内の前記記憶部から過去の画素信号を前記差分回路に出力し、前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部内の受光素子からの画素信号を前記記憶部に格納し、前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部の受光素子からの画素信号を前記差分回路に出力し、差分回路において過去の画素信号と現在の画素信号との差分を示す差分信号を求め、間引き選択された全ての画素部に対応する差分信号に基づいて動きを検出するようにしてもよい。
ここで、前記固体撮像素子は、さらに、隣接する少なくとも2つの画素部毎に、前記動き検出モードにおいて当該画素部内の記憶部同士を接続する接続スイッチと、前記動き検出モードにおいて前記複数の画素部を間引きながら画素部を順に選択する選択手段とを備え、前記固体撮像素子は、選択された画素部内の前記記憶部と前記接続スイッチを介して接続された記憶部とから過去の画素信号を前記差分回路に出力し、前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部内の受光素子からの画素信号を、選択された画素部内の前記記憶部と前記接続スイッチを介して接続された記憶部とに格納し、前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部内の受光素子からの画素信号を前記差分回路に出力し、前記差分回路において過去の画素信号と現在の画素信号との差分を示す差分信号を求め、選択された画素部に対応する複数の差分信号に基づいて動きを検出するようにしてもよい。
ここで、前記固体撮像素子は、さらに、隣接する少なくとも2つの画素部毎に、前記動き検出モードにおいて当該画素部内の受光素子同士を接続する接続スイッチと、前記動き検出モードにおいて前記複数の画素部を間引きながら画素部を順に選択する選択手段とを備え、前記固体撮像素子は、選択された画素部内の前記記憶部から過去の画素信号を前記差分回路に出力し、前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部内の受光素子と前記接続スイッチを介して接続された受光素子とからの画素信号を、選択された画素部内の前記記憶部に格納し、前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部内の受光素子と前記接続スイッチを介して接続された受光素子とから画素信号を前記差分回路に出力し、前記差分回路において過去の画素信号と現在の画素信号との差分を示す差分信号を求め、選択された画素部に対応する複数の差分信号に基づいて動きを検出するようにしてもよい。
本発明の固体撮像素子の駆動方法および固体撮像素子によれば、動き検出モードと撮像モードを1つの素子で実現することによりコストを低減することができ、動き検出モードと撮像モードで駆動方法を変えることにより高精度、高感度での動き検出が可能となる。
以下に、図面を参照し、本発明の実施形態に係る固体撮像素子の構成及び駆動方法について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像素子の全体的な構成を示すブロック図である。本実施形態の固体撮像素子は、撮像領域13、垂直シフトレジスタ14、水平シフトレジスタ15、複数の差分回路18、複数のMOSトランジスタ19を備える。撮像領域13は、行列状に配列された複数の画素部12を含む。各画素部12は、光電変換を行うための受光素子10と、受光素子10からの画素信号を記憶する容量11(以下、記憶部11と呼ぶ。)と、画素選択用のMOSトランジスタ16とを含む。垂直シフトレジスタ14は、信号を読み出す行を順に選択する。行の選択は、動作モードによって異なる。すなわち、この固体撮像素子は、被写体の動きを検出する動き検出モードと被写体を撮像する撮像モードとを有し、14は、動き検出モードでは全行のうち例えば2行に1行を間引きながら行を選択し、撮像モードでは全行を順に選択する。水平シフトレジスタ15は、動き検出モードでは、垂直シフトレジスタ14に選択された行に属する画素のうち例えば2画素に1画素を間引きながら画素を選択し、撮像モードでは垂直シフトレジスタ14に選択された行に属する全画素を順に選択する。
垂直シフトレジスタ14によって選択された行は各画素部12に備えられたMOSトランジスタ16がON状態となり、画素部からの信号は垂直信号線17を通して差分回路18に送られる。次に水平シフトレジスタ15により信号を読み出す列が選択され、差分回路18に隣接し接続されたMOSトランジスタ19がON状態となり共通水平信号線20を通して出力される。差分回路18は、画素の列毎に設けられ、動き検出モードにおいて、タイミングが異なる2つの画素信号の差分を求める。例えば、各差分回路18は、少なくとも1フレーム期間前に記憶部11に格納された過去の画素信号と受光素子からの現在の画素信号との差分を求める。
図2は図1で示された画素部12の回路構成の一例を示している。図2に示すように画素部12は、受光素子10と、受光素子10からの画素信号を記憶する容量素子である記憶部11と、受光素子10からの信号を読み出す転送トランジスタ21と、フローティングディフュージョン22と、フローティングディフュージョン22に蓄積された電荷をリセットするリセットトランジスタ23とを備えている。受光素子10から転送された電荷とフローティングディフュージョン22の容量により発生した電圧は画素信号として、MOSトランジスタ24、25で構成されるソースフォロワとMOSトランジスタ26、16を通して垂直信号線17に送られる。また、当該画素信号は同時にMOSトランジスタ27を通して記憶部11に保持される。ある期間tで容量(記憶部)11に保持された信号電圧Vtとある期間t+nでの信号電圧Vt+nの差分が差分回路18により検出され、差分信号は共通水平信号線20から出力される。図2では記憶部11は例えばMOSキャパシタで構成されているが、画素信号を記憶できる容量素子であれば効果は損なわれない。
図3は差分回路の構成例を示す回路図である。この差分回路18は2つのMOSトランジスタ28、29と、クランプ容量30と、サンプルホールド容量31とを備える。ある期間tでMOSトランジスタ28、29がON状態になるとクランプ容量30にはある基準電圧VrとVtの差分のVr-Vtが保持される。ある期間t+nでMOSトランジスタ28がON状態、MOSトランジスタ29がOFF状態になると、Vtの値はVt+nに変化し、差分回路18の出力はクランプ容量30の容量をCA、サンプルホールド容量31の容量をCBとすると、(Vr-(Vt-Vt+n))/(CA/(CA+CB))の値が出力される。ある期間tとt+nで被写体の動きに変化がなければ、Vt=Vt+nとなり、差分信号はVrの分圧値(基準値)となるが、VtとVt+nの値が異なると差分信号は基準値とは異なる。この差分回路18を用いれば、差分信号の変化から被写体の動きを検知することができる。さらに画素の領域、数に注目し、ある期間t+n(n=1,2,3…)の出力電圧変化を知ることで、被写体の速度、動く方角、大きさ、形状を確認することもできる。また、動き検出だけでなく、通常の撮像も行うことができる。
図4Aは撮像モードにおける撮像領域13の一部を簡易的に記載した図であり、図4Bは動き検出モードにおける撮像領域13の一部を簡易的に記載した図である。図4A、図4Bにおいて、実線の画素部は選択され、破線の画素部は選択されないことを表している。図4Aのように、被写体の撮像モード時は行列状に配置された全ての画素部が選択され、高解像度で被写体を撮影する。図4Bに被写体の動き検出モード時では、図1に示す垂直シフトレジスタ14、水平シフトレジスタ15を用いて、2次元状に配置された実線の画素部を選択(間引き動作)し、選択される画素部の数を撮像モード時より少なくすることにある。図4Bでは画素を横方向、縦方向ともに1つおきに動作させ、格子状に動作する駆動方法を例として示しているが、動作させる画素のパターンはこれに限られない。被写体の撮像モード時の動作する画素の数より、被写体の動作検出モード時の動作する画素の数が少ないという条件を満たせば、どのようなパターンでもよい。
図5は、垂直シフトレジスタ14の構成例を示す回路図である。水平シフトレジスタ15の構成例も図5と同様の構成でよいので、特に区別しない場合は単にシフトレジスタと呼ぶ。ここでは、間引き動作(図4Bで示したような横方向、縦方向ともに1つおきに動作する場合)に対応するシフトレジスタの回路例を示している。図6は、シフトレジスタにおける撮像モード時のタイミングチャートを示す。図7は、シフトレジスタにおける動き検出モード時のタイミングチャートを示す。
シフトレジスタは様々な回路で構成することが可能であるが、ここではDフリップフロップ回路32を用いたシフトレジスタを示す。図5ではDフリップフロップ回路32がMOSトランジスタ33を介して接続されており、また、あるDフリップフロップをバイパスするようにMOSトランジスタ34が接続されている。撮像モード時ではMOSトランジスタ33はON状態、MOSトランジスタ34はOFF状態とする。この場合、各Dフリップフロップの出力は次段のDフリップフロップの入力に接続され、ある時刻で入力パルス(High状態)が印加されると各Dフリップフロップの出力が順にHigh状態となって、転送されていく。シフトレジスタが垂直シフトレジスタ14である場合、各出力端子を図1の各列に備えられたMOSトランジスタ19のゲートに接続することで、順に各列の出力を得ることが可能になる。動き検出モード時ではMOSトランジスタ33はOFF状態、MOSトランジスタ34はON状態とする。この場合、ある出力は次々段のDフリップフロップの入力に接続されるため、次段のDフリップフロップ回路32を飛ばしながらHigh状態のパルスが転送され、画素列を1列おきに選択する(間引く)ことが可能となる。行を選択する水平シフトレジスタ15も同様なシフトレジスタ回路でよい。
続いて、本実施の形態の固体撮像素子の駆動方法について説明する。本実施の形態における固体撮像素子の駆動方法は、大きく分けて、動き検出モードにおいて、受光素子からの画素信号を記憶部11に格納する格納ステップと、前記動き検出モードにおいて、少なくとも1フレーム期間前に記憶部11に格納された過去の画素信号と受光素子10からの現在の画素信号との差分を用いて動きを検出する動き検出ステップと、動きが検出されたとき前記動き検出モードから前記撮像モードに切り替える切り替えステップと、切り替え後の前記撮像モードにおいて被写体を撮像する撮像ステップとを有している。
上記の動き検出モードにおいて動き検出に用いられる画素部の数が前記撮像モードにおいて撮像に用いられる画素部の数より少ないことが特徴の1つである。
図8は、本実施の形態における固体撮像素子の駆動方法の一例を示すフローチャートである。同図において、上記の格納ステップはS84に対応し、動き検出ステップは特にS88に対応するが、広くはS81〜S83、S85〜S8に対応する。切り替えステップはS90に対応する。
図8は、動き検出モードにおける動作を示すフローチャートである。同図のように、まず、垂直シフトレジスタ14は、間引き対象でない最初の行に属する画素を選択する(S81)。図5のシフトレジスタの例では、間引き対象の行は偶数行、間引き対象でない行は奇数行になる。行の間引き選択により、フレームレートを高速化することができる。
さらに、選択された画素内の記憶部11から過去の画素信号を差分回路18に出力し(S82)、選択された画素内の受光素子10から現在の画素信号を差分回路18に出力し(S83)、これと同時に、選択された画素内の受光素子10からの現在の画素信号を記憶部11に格納することにより更新する(S84)。更新された画素信号は、次のフレーム期間で差分信号を得るために利用される。
さらに、差分回路18において過去の画素信号と現在の画素信号との差分を示す差分信号を求める(S85)。求められた複数の差分信号は、選択された行内で水平シフトレジスタ15により間引き選択され、順に共通水平信号線20に出力される。図5のシフトレジスタの例では、間引き対象の画素は偶数番目の差分信号であり、奇数番目の差分信号が順に出力される。垂直シフトレジスタ14は、現在選択されている行が間引き選択の最後の行でなければ、間引き対象でない次の行を選択し(S86、S87)、ステップS82に戻る。垂直シフトレジスタ14による画素の間引き選択により列走査期間を短縮しフレームレートを高速化することができる。
現在選択されている行が間引き選択の最後の行であれば、間引き選択された全ての画素部に対応する差分信号に基づいて差分画像を生成し差分画像から動きを検出し(S88)、動きがあるかどうかを判定し(S89)、動きがあると判定された場合は動き検出モードから撮像モードに切り替える。撮像モードでは、間引くことなく全画素部を選択して高解像度の撮像を行う。
以上説明してきたように本実施の形態の固体撮像素子によれば、1つの固体撮像素子で動き検出と撮像とを行うのでコストを低減することができる。さらに、動き検出モードでは、画素数の少ない低解像度ゆえに高フレームレートで動作させることが可能であり、被写体の動き検出を高精度化することができる。撮像モードでは、セキュリティ用途に適した映像を高解像度で鮮明に記録させることができる。
この構成であれば、被写体の撮像モード時は、セキュリティ用途として活用し、被写体の映像を鮮明に記録させることが必要なため、全画素動作する駆動で高解像度撮像を行い、被写体の動き検出時は動作する画素の数を減らし、解像度を落として、高フレームレートで動作させることが可能であり、被写体の動きを高精度で検知することできる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る固体撮像素子の全体的な構成は本発明の第1の実施形態と同様なため、省略する。図9Aは撮像モードにおける撮像領域13の一部を簡易的に記載した図であり、図9Bは動き検出モードにおける撮像領域13の一部を簡易的に記載した図である。第2の実施形態における固体撮像素子の駆動方法の特徴は図9Bに示すように、動きを検出するモード時は隣接する複数の画素部12を検出モードの1つの検出画素として、検出画素内の1つの受光素子10に対して、少なくとも2つ以上の検出画素内の記憶部11を共有(あるいは併合)することにある。図9Bでは検出モードの1つの検出画素を2行2列の画素部12から構成しているが、検出画素のパターンはこれに限られない。たとえば横方向1列分の画素部12から構成したり、縦方向1列分の画素部12から構成した領域を検出画素とすることも可能で、隣接する複数の画素部12という条件を満たした場合は様々なパターンが考えられる。また、検出画素内の1つの受光素子10に対して少なくとも1つ以上の検出画素内の記憶部11を共有するパターンにおいても、一例として、2行2列の画素部12から構成された検出画素内で検出画素内の1つの受光素子10において、隣の画素部12の記憶部11のみを共有しているが、例えば、2行2列の画素部12から構成された検出画素においては、検出画素内の1つの受光素子10に対して、残りの3つの記憶部11を共有することも可能である。
次に図10を用いて本発明の第2の実施形態に係る固体撮像素子の駆動方法を説明する。図10は隣接する画素部12を検出画素とし、検出画素内の1つの受光素子10に対して、隣の記憶部11を共有している場合を一例として示している。第1の実施形態で示した画素部12の回路構成に加えて、MOSトランジスタ35が接続スイッチとして追加されている。MOSトランジスタ35は、隣接する少なくとも2つの画素部12を単位(検出画素)として、当該単位内の記憶部11同士を接続する接続スイッチとして機能する。MOSトランジスタ35がオンのとき、互いに接続された記憶部11は、並列接続されるので容量の大きい1個の記憶部として機能する。
被写体の撮像モード時はMOSトランジスタ35はOFF状態で全画素動作する駆動方法で高解像度撮像を行う。
動き検出モード時はシフトレジスタにより動作する画素を選択する。また、MOSトランジスタ35はON状態となり、受光素子10からの信号はMOSトランジスタ27を通して受光素子10と同じ画素部に備えられた容量(記憶部)11とMOSトランジスタ35を通して検出画素内の隣接する画素部12に備えられた容量(記憶部)11に保持される。この際、隣接する画素部12のMOSトランジスタ27はOFF状態とする。この構成であれば、記憶されるMOSキャパシタの容量が画素に1つの記憶部11を有する構成と比較して、大きくなり、kTCノイズ(リセットノイズ)が抑制され、高精度で動きを検出することが可能となる。
続いて、本実施の形態の固体撮像素子の駆動方法の一例について説明する。この固体撮像素子の駆動方法は、図8のフローチャートと同様であるが、動き検出モードにおいてMOSトランジスタ35がオンである点が異なっている。そのため、本実施の形態における固体撮像素子の駆動方法は、(1)MOSトランジスタ35(接続スイッチ)をオンにするステップと、(2)複数の画素部12を間引きながら画素部12を順に選択するステップと、(3)選択された画素部12内の記憶部11とMOSトランジスタ35を介して接続された記憶部11とから過去の画素信号を差分回路18に出力するステップと、(4)過去の画素信号が出力された後、選択された画素部12内の受光素子10からの画素信号を差分回路18に出力するステップと、(5)選択された受光素子10から現在の画素信号が差分回路18に出力されるのと同時に画素信号を記憶部11とMOSトランジスタ35(接続スイッチ)を介して接続された記憶部11とに格納する格納ステップと、(6)差分回路18において過去の画素信号と現在の画素信号との差分を示す差分信号を求めるステップと、(7)選択された画素部12に対応する複数の差分信号に基づいて動きを検出するステップとを含む。
これによれば、MOSトランジスタ35により複数の記憶部11(容量素子)が並列に接続されて容量が増加するので、動き検出モードにおいてより高精度にすることができる。さらに、高速な動き検出を全てのフレームを対象とすることができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る固体撮像素子の全体的な構成は本発明の第1の実施形態と同様なため、省略する。図11Aは撮像モードにおける撮像領域13の一部を簡易的に記載した図であり、図11Bは動き検出モードにおける撮像領域13の一部を簡易的に記載した図である。第3の実施形態における固体撮像素子の駆動方法の特徴は、動きを検出するモード時は隣接する複数の画素部12を検出モードの1つの検出画素として、検出画素内の1つの受光素子に対して、少なくとも1つ以上の受光素子10を共有(あるいは併合)することにある。図11Bでは検出モードの1つの検出画素を2行2列の画素部12から構成しているが、検出画素のパターンはこれに限られない。たとえば横方向1列分の画素部12から構成したり、縦方向1列分の画素部12から構成した領域を検出画素とすることも可能で、隣接する複数の画素部12という条件を満たした場合は様々なパターンが考えられる。また、検出画素内の1つの受光素子10に対して少なくとも2つ以上の受光素子10を共有するパターンにおいても、一例として、2行2列の画素部12から構成された検出画素内で検出画素内の1つの受光素子10において、隣の画素部12の受光素子10のみを共有しているが、例えば、2行2列の画素部12から構成された検出画素においては、検出画素内の1つの受光素子10に対して、残りの3つの受光素子10を共有することも可能である。
次に図12を用いて本発明の第3の実施形態に係る固体撮像素子の駆動方法を説明する。図12は隣接する画素を検出画素とし、検出画素内の1つの受光素子10に対して、隣の受光素子10を共有している場合を一例として示している。第1の実施形態で示した画素部の回路構成に加えて、MOSトランジスタ36が追加されている。MOSトランジスタ36は、隣接する少なくとも2つの画素部12を単位(検出画素)として、当該単位内の受光素子10同士を接続する接続スイッチとして機能する。MOSトランジスタ36がオンのとき、互いに接続された受光素子10は、並列接続されるので飽和容量の大きい1個の受光素子として機能する。
被写体の撮像モード時はMOSトランジスタ36はOFF状態で全画素動作する駆動方法で高解像度撮像を行う。
動き検出モード時はシフトレジスタにより動作する画素部12を選択する。また、MOSトランジスタ36はON状態となり、ある画素部12の受光素子10と検出画素内の隣接する受光素子10からの信号はMOSトランジスタ27を通して容量(記憶部)11に保持、また出力される。この際検出画素内の隣接する画素部12の転送トランジスタ21はOFF状態とする。この構成であれば、信号量が共有する受光素子の分大きくなるので、動体の検出を高感度で行うことができる。
続いて、本実施の形態における固体撮像素子の駆動方法の一例について説明する。この固体撮像素子の駆動方法は、図8のフローチャートと同様であるが、動き検出モードにおいてMOSトランジスタ36がオンである点が異なっている。そのため、本実施の形態における固体撮像素子の駆動方法は、(1)MOSトランジスタ36(接続スイッチ)をオンにするステップと、(2)複数の画素部12を間引きながら画素部12を順に選択するステップと、(3)選択された画素部12内の記憶部11から過去の画素信号を差分回路18に出力するステップと、(4)過去の画素信号が出力された後、選択された画素部12内の受光素子10とMOSトランジスタ36を介して接続された受光素子10とから画素信号を差分回路18に出力するステップと、(5)フレーム期間毎に、選択された画素部12内の受光素子10とMOSトランジスタ36を介して接続された受光素子10とから画素信号を、選択された画素部12内の記憶部11に格納する格納ステップと、(6)差分回路18において過去の画素信号と現在の画素信号との差分を示す差分信号を求めるステップと、(7)選択された画素部12に対応する複数の差分信号に基づいて動きを検出するステップとを含む。
これによれば、MOSトランジスタ36によって複数の受光素子が接続されることにより飽和信号電荷量を増加させるので、動き検出モードにおいてさらに高感度化することができる。また、高速な動き検出を全てのフレームを対象とすることができる。
なお、上記各実施形態において、各画素部12が記憶部11を複数備える構成としてもよい。例えば各画素部12が2つの記憶部11を備える場合には、受光素子10から記憶部11への画素信号の格納を全画素一斉にする、いわゆるグローバルシャッター動作が可能になる。2つの記憶部11は、現在の画素信号と、過去の画素信号を記憶し、2つの記憶部11から差分回路18への画素信号の出力動作は各実施の形態と同様に行単位に行えばよい。
各実施形態では、間引き動作として、動き検出モードにおいて行方向および列方向に1/2に間引く例を示したが、複数の間引き動作を場面や用途や時刻に応じて切り替えてもよい。
以上説明したように、本発明は、1つの素子で撮像と動き検出が可能であり、撮像モードと動き検出モード時で駆動方法を変え、高精度・高感度で動き検出を行うことができるため、現状のイメージセンサデバイスを基礎に高機能化が簡易に行え、セキュリティカメラへの応用に有用である。
第1の実施形態に係る固体撮像素子の全体的な構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画素部の回路構成の一例を示す回路図である。 第1の実施形態に係る差分回路の一例示す回路図である。 第1の実施形態に係る撮像モードにおける固体撮像素子の駆動方法の説明図である。 第1の実施形態に係る動き検出モードにおける固体撮像素子の駆動方法の説明図である。 第1の実施形態に係るシフトレジスタ回路構成の一例を示す回路図である。 第1の実施形態に係る固体撮像素子の撮像モード時のシフトレジスタ駆動のタイミングチャート図である。 第1の実施形態に係る固体撮像素子の動き検出モード時のシフトレジスタ駆動のタイミングチャート図である。 第1の実施形態に係る固体撮像素子の駆動方法の一例を示すフローチャート図である。 第2の実施形態に係る撮像モードにおける固体撮像素子の駆動方法の説明図である。 第2の実施形態に係る動き検出モードにおける固体撮像素子の駆動方法の説明図である。 第2の実施形態に係る固体撮像素子の画素部の回路構成の一例を示した回路図である。 第3の実施形態に係る撮像モードにおける固体撮像素子の駆動方法の説明図である。 第3の実施形態に係る動き検出モードにおける固体撮像素子の駆動方法の説明図である。 第3の実施形態に係る固体撮像素子の画素部の回路構成の一例を示した回路図である。
10 受光素子
11 容量(記憶部)
12 画素部
13 撮像領域
14 垂直シフトレジスタ
15 水平シフトレジスタ
16 MOSトランジスタ
17 垂直信号線
18 差分回路
19 MOSトランジスタ
20 共通水平信号線
21 転送トランジスタ
22 フローティングディフュージョン
23 リセットトランジスタ
24 MOSトランジスタ
25 MOSトランジスタ
26 MOSトランジスタ
27 MOSトランジスタ
28 MOSトランジスタ
29 MOSトランジスタ
30 クランプ容量
31 サンプルホールド容量
32 Dフリップフロップ回路
33 MOSトランジスタ
34 MOSトランジスタ
35 MOSトランジスタ
36 MOSトランジスタ

Claims (11)

  1. 被写体の動きを検出する動き検出モードと被写体を撮像する撮像モードとを有する固体撮像素子の駆動方法であって、
    前記固体撮像素子は、行列状に配列された複数の画素部と、2つの画素信号の差分を求める差分回路とを備え、各画素部は光電変換により画素信号を生成する受光素子と画素信号を記憶する記憶部とを含み、
    前記駆動方法は、
    前記動き検出モードにおいて、受光素子からの画素信号を前記記憶部に格納する格納ステップと、
    前記動き検出モードにおいて、少なくとも1フレーム期間前に前記記憶部に格納された過去の画素信号と前記受光素子からの現在の画素信号との差分を用いて動きを検出する動き検出ステップと、
    動きが検出されたとき前記動き検出モードから前記撮像モードに切り替える切り替えステップと、
    切り替え後の前記撮像モードにおいて被写体を撮像する撮像ステップと
    を有し、
    前記動き検出モードにおいて動き検出に用いられる画素部の数が、前記撮像モードにおいて撮像に用いられる画素部の数より少ない
    固体撮像素子の駆動方法。
  2. 前記動き検出ステップは、
    前記複数の画素部を間引きながら画素部を順に選択するステップと、
    選択された画素部内の前記記憶部から過去の画素信号を前記差分回路に出力するステップと、
    選択された画素部の受光素子から現在の画素信号を前記差分回路に出力するステップと、
    差分回路において過去の画素信号と現在の画素信号との差分を示す差分信号を求めるステップと、
    間引き選択された全ての画素部に対応する差分信号に基づいて動きを検出するステップとを含む請求項1に記載の固体撮像素子の駆動方法。
  3. 前記格納ステップにおいて、フレーム期間毎に、選択された受光素子から現在の画素信号が前記差分回路に出力されるのと同時に当該画素信号を前記記憶部に格納する
    請求項2に記載の固体撮像素子の駆動方法。
  4. 前記固体撮像素子は、さらに、隣接する少なくとも2つの画素部を単位として、当該単位内の記憶部同士を接続する接続スイッチを備え、
    前記動き検出ステップは、
    前記接続スイッチをオンにするステップと、
    前記複数の画素部を間引きながら画素部を順に選択するステップと、
    選択された画素部内の前記記憶部と前記接続スイッチを介して接続された記憶部とから過去の画素信号を前記差分回路に出力するステップと、
    前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部内の受光素子からの画素信号を前記差分回路に出力するステップと、
    前記差分回路において過去の画素信号と現在の画素信号との差分を示す差分信号を求めるステップと、
    選択された画素部に対応する複数の差分信号に基づいて動きを検出するステップと
    を含む請求項1に記載の固体撮像素子の駆動方法。
  5. 前記格納ステップにおいて、フレーム期間毎に、選択された受光素子から現在の画素信号が前記差分回路に出力されるのと同時に当該画素信号を前記記憶部と前記接続スイッチを介して接続された前記記憶部とに格納する
    請求項4に記載の固体撮像素子の駆動方法。
  6. 前記固体撮像素子は、さらに、隣接する少なくとも2つの画素部を単位として、当該単位内の受光素子同士を接続する接続スイッチを備え、
    前記動き検出ステップは、
    前記接続スイッチをオンにするステップと、
    前記複数の画素部を間引きながら画素部を順に選択するステップと、
    選択された画素部内の前記記憶部から過去の画素信号を前記差分回路に出力するステップと、
    前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部内の受光素子と前記接続スイッチを介して接続された受光素子とから画素信号を前記差分回路に出力するステップと、
    前記差分回路において過去の画素信号と現在の画素信号との差分を示す差分信号を求めるステップと、
    選択された画素部に対応する複数の差分信号に基づいて動きを検出するステップと
    を含む請求項1に記載の固体撮像素子の駆動方法。
  7. 前記格納ステップにおいて、フレーム期間毎に、選択された画素部内の受光素子と前記接続スイッチを介して接続された受光素子とから画素信号を、選択された画素部内の前記記憶部に格納する
    請求項6に記載の固体撮像素子の駆動方法。
  8. 被写体の動きを検出する動き検出モードと被写体を撮像する撮像モードとを有する固体撮像素子であって、
    行列状に配列された複数の画素部と、
    2つの画素信号の差分を求める差分回路とを備え、
    各画素部は、
    光電変換により画素信号を生成する受光素子と、
    画素信号を記憶する記憶部とを含み、
    前記動き検出モードにおいて、前記記憶部に記憶された過去の画素信号と前記受光素子からの現在の画素信号との差分を用いて動きを検出し、動きが検出されたとき前記動き検出モードから前記撮像モードに切り替え、切り替え後の前記撮像モードにおいて被写体を撮像し、
    前記動き検出モードにおいて動き検出に用いられる画素部の数が、前記撮像モードにおいて撮像に用いられる画素部の数より少ない
    固体撮像素子。
  9. 前記固体撮像素子は、さらに、動き検出モードにおいて前記複数の画素部を間引きながら画素部を順に選択する選択手段を備え、
    前記固体撮像素子は、
    選択された画素部内の前記記憶部から過去の画素信号を前記差分回路に出力し、
    前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部内の受光素子からの画素信号を前記記憶部に格納し、
    前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部の受光素子からの画素信号を前記差分回路に出力し、
    差分回路において過去の画素信号と現在の画素信号との差分を示す差分信号を求め、
    間引き選択された全ての画素部に対応する差分信号に基づいて動きを検出する
    請求項8に記載の固体撮像素子。
  10. 前記固体撮像素子は、さらに、
    隣接する少なくとも2つの画素部毎に、前記動き検出モードにおいて当該画素部内の記憶部同士を接続する接続スイッチと、
    前記動き検出モードにおいて前記複数の画素部を間引きながら画素部を順に選択する選択手段とを備え、
    前記固体撮像素子は、
    選択された画素部内の前記記憶部と前記接続スイッチを介して接続された記憶部とから過去の画素信号を前記差分回路に出力し、
    前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部内の受光素子からの画素信号を、選択された画素部内の前記記憶部と前記接続スイッチを介して接続された記憶部とに格納し、
    前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部内の受光素子からの画素信号を前記差分回路に出力し、
    前記差分回路において過去の画素信号と現在の画素信号との差分を示す差分信号を求め、
    選択された画素部に対応する複数の差分信号に基づいて動きを検出する
    請求項8に記載の固体撮像素子。
  11. 前記固体撮像素子は、さらに、
    隣接する少なくとも2つの画素部毎に、前記動き検出モードにおいて当該画素部内の受光素子同士を接続する接続スイッチと、
    前記動き検出モードにおいて前記複数の画素部を間引きながら画素部を順に選択する選択手段とを備え、
    前記固体撮像素子は、
    選択された画素部内の前記記憶部から過去の画素信号を前記差分回路に出力し、
    前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部内の受光素子と前記接続スイッチを介して接続された受光素子とからの画素信号を、選択された画素部内の前記記憶部に格納し、
    前記過去の画素信号が出力された後、選択された画素部内の受光素子と前記接続スイッチを介して接続された受光素子とから画素信号を前記差分回路に出力し、
    前記差分回路において過去の画素信号と現在の画素信号との差分を示す差分信号を求め、
    選択された画素部に対応する複数の差分信号に基づいて動きを検出する
    請求項8に記載の固体撮像素子。
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