JP2010171103A - クロスポイント型半導体メモリ装置及びその製造方法 - Google Patents

クロスポイント型半導体メモリ装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】1つのメモリセルの大きさが4F2を下回る大きさである構成、構造を有するクロスポイント型半導体メモリ装置を提供する。
【解決手段】クロスポイント型半導体メモリ装置は、第1の方向に延びる複数の第1の配線41A、41B;第1の配線とは垂直方向に異なる所に位置し、第1の方向とは異なる第2の方向に延びる複数の第2の配線42;及び、第1の配線と第2の配線とが重複する領域に設けられたメモリ部43から構成され、奇数番目の第1の配線41Aと、偶数番目の第1の配線41Bとは、上下方向に異なる層間絶縁層21,22上に配置されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、クロスポイント型半導体メモリ装置及びその製造方法に関する。
半導体不揮発性メモリとしてフラッシュメモリが最も一般的であり、NOR型フラッシュメモリやNAND型フラッシュメモリが、コードストレージ用途やデータストレージ用途に広く用いられている。また、近年、フラッシュメモリに代わるべき新しい不揮発性メモリとして、相変化型メモリ(Phase change RAM,PRAM)を含む抵抗変化型メモリ等が提案されている。この不揮発性メモリは、上下の電極間にメモリ部を配置した構造を有し、メモリ構造が単純であり、容易に微細化することが可能である。抵抗変化型メモリの一種である相変化型メモリは、メモリ部を構成する相変化材料がアモルファス状態と結晶状態とで電気抵抗が数桁違うことを利用してメモリとして動作させる不揮発性メモリである(例えば、特開2007−134676参照)。また、抵抗変化型メモリの一種に、メモリ部を構成する記憶材料の有する巨大磁気抵抗変化効果(CMR効果:Colossal Magneto-Resistance 効果)を利用してデータを記憶する不揮発性メモリがある(例えば、特開2003−068983参照)。あるいは又、抵抗変化型メモリの一種に、金属を含むイオン導電体からメモリ部が構成された不揮発性メモリがある(例えば、特開2005−166976や特開2005−197634参照)。更には、抵抗変化型メモリの一種に、PMC(Programmable metallization Cell)が知られている(例えば、特開2005−322942参照)。
これらの不揮発性メモリについても、集積度を上げる努力がなされており、所謂クロスポイント型半導体メモリ装置の検討がなされている。クロスポイント型半導体メモリ装置は、ビット線、ワード線、及び、ビット線とワード線の交点(クロスポイント、重複領域)に配置されたデータを記憶する記憶材料から成るメモリ部から構成されている。そして、選択されたビット線とワード線の交点に位置するメモリセルにおける蓄積データを、選択トランジスタを用いることなく、直接、読み出す。クロスポイント型半導体メモリ装置は、単純な構造であるため、大容量化が可能であるとして注目を集めている。そして、クロスポイント型半導体メモリ装置を構成するメモリ部として、上述した抵抗変化型メモリが提案されている。
クロスポイント型半導体メモリ装置におけるワード線、ビット線、メモリ部の配置例を、模式的に図26に示す。ワード線とビット線とは、それらの射影像が直交する方向に、ライン・アンド・ストライプ状に配置されている。ワード線、ビット線、及び、ワード線とビット線の交点に配置されたメモリ部から構成された1つのメモリセルの大きさの最小値は、4F2である。ここで、「F」は、クロスポイント型半導体メモリ装置の製造に用いられる製造プロセスのデザインルールで規定される最小加工寸法(製造プロセスの制約上形成し得る最小の線幅寸法及び最小の間隔寸法)を意味する。尚、最小加工寸法Fは、通常、フォトリソグラフィの解像能力で制約される寸法である。即ち、ワード線やビット線の幅、及び、配線間隔の最小値が「F」であるが故に、メモリセルの大きさの最小値は4F2となる。
特開2007−134676 特開2003−068983 特開2005−166976 特開2005−197634 特開2005−322942
しかしながら、クロスポイント型半導体メモリ装置にあっても、1つのメモリセルの大きさを4F2を下回る大きさにすることに対する強い要望がある。
従って、本発明の目的は、1つのメモリセルの大きさが4F2を下回る大きさである構成、構造を有するクロスポイント型半導体メモリ装置及びその製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置は、
(A)第1の方向に延びる複数の第1の配線、
(B)第1の配線とは異なる層に位置し、第1の方向とは異なる第2の方向に延びる複数の第2の配線、及び、
(C)第1の配線と第2の配線とが重複する領域に設けられたメモリ部、
から構成され、
奇数番目の第1の配線と、偶数番目の第1の配線とは、上下方向に異なる層間絶縁層上に配置されている。
また、上記の目的を達成するための本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法は、
(A)第1の方向に延びる複数の第1の配線、
(B)第1の配線とは異なる層に位置し、第1の方向とは異なる第2の方向に延びる複数の第2の配線、及び、
(C)第1の配線と第2の配線とが重複する領域に設けられたメモリ部、
から構成され、
奇数番目の第1の配線と、偶数番目の第1の配線とは、上下方向に異なる層間絶縁層上に配置されており、
第1の配線は、第2の配線の下方に位置し、
奇数番目の第1の配線の配置状態、及び、偶数番目の第1の配線の配置状態は、それぞれ、奇数番目若しくは偶数番目の第1の配線の配置ピッチの半分だけ、ずれているクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法であって、
(a)半導体基板に駆動トランジスタを形成した後、
(b)全面に第1の層間絶縁層を形成し、次いで、第1の層間絶縁層上に、奇数番目の駆動トランジスタと電気的に接続された奇数番目の第1の配線を形成し、その後、
(c)全面に第2の層間絶縁層を形成し、次いで、第2の層間絶縁層上に、偶数番目の駆動トランジスタと電気的に接続された偶数番目の第1の配線を形成し、その後、
(d)全面に第3の層間絶縁層を形成し、次いで、
(e)奇数番目の第1の配線の上方に位置する第2の層間絶縁層及び第3の層間絶縁層の部分に第1の開口部を形成した後、第1の開口部の側壁部に第1のサイドウオールを形成することで第1の開口部を縮径し、偶数番目の第1の配線の上方に位置する第3の層間絶縁層の部分に第2の開口部を形成した後、第2の開口部の側壁部に第2のサイドウオールを形成することで第2の開口部を縮径し、第1の開口部内を導電材料で充填することで第1の接続孔を形成し、第2の開口部内を導電材料で充填することで第2の接続孔を形成し、その後、
(f)第1の接続孔及び第2の接続孔を塞ぐように、第3の層間絶縁層の上にメモリ部及び第2の配線を形成する、
各工程から成る。
本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置あるいはその製造方法にあっては、奇数番目の第1の配線と、偶数番目の第1の配線とは、上下方向に異なる層間絶縁層上に配置されている。従って、メモリ部を、製造プロセスのデザインルールで規定される最小加工寸法Fのピッチで形成するとき、奇数番目の第1の配線のピッチP1を2Fとすることができるし、偶数番目の第1の配線のピッチP1を2Fとすることができる。即ち、第1の配線を全体として見た場合、第1の配線のピッチをFとすることができる。従って、第1の配線、メモリ部、第2の配線から構成されたメモリセルの大きさを2F2とすることが可能となり、半導体メモリ装置の高密度化を図ることができる。
図1の(A)〜(C)は、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法を説明するための第1の層間絶縁層等の模式的な一部端面図である。 図2の(A)〜(C)は、図1の(C)に引き続き、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法を説明するための第1の層間絶縁層等の模式的な一部端面図である。 図3の(A)〜(C)は、図2の(C)に引き続き、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法を説明するための第1の層間絶縁層等の模式的な一部端面図である。 図4は、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の第2の方向に沿った模式的な一部断面図である。 図5は、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の第2の方向に沿った、但し、図4とは別の断面における模式的な一部断面図である。 図6は、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の第1の方向に沿った模式的な一部断面図である。 図7は、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の第1の方向に沿った、但し、図6とは別の断面における模式的な一部断面図である。 図8の(A)及び(B)は、それぞれ、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置における奇数番目の第1の配線、及び、偶数番目の第1の配線の配置状態を模式的に示す図である。 図9の(A)及び(B)は、それぞれ、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置における第1の開口部、及び、第2の開口部の配置状態を模式的に示す図である。 図10の(A)及び(B)は、それぞれ、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置における第1の配線及び第2の配線の配置状態を模式的に示す図、並びに、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置を上から眺めた模式図である。 図11は、本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置の等価回路図である。 図12は、本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置における駆動トランジスタの配置状態を説明するための模式図である。 図13の(A)〜(C)は、実施例2のクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法を説明するための第1の層間絶縁層等の模式的な一部端面図である。 図14の(A)〜(B)は、図13の(C)に引き続き、実施例2のクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法を説明するための第1の層間絶縁層等の模式的な一部端面図である。 図15は、実施例3のクロスポイント型半導体メモリ装置の第2の方向に沿った模式的な一部断面図である。 図16は、実施例3のクロスポイント型半導体メモリ装置の第2の方向に沿った、但し、図15とは別の断面における模式的な一部断面図である。 図17は、実施例3のクロスポイント型半導体メモリ装置の第1の方向に沿った模式的な一部断面図である。 図18は、実施例3のクロスポイント型半導体メモリ装置の第1の方向に沿った、但し、図17とは別の断面における模式的な一部断面図である。 図19の(A)及び(B)は、それぞれ、実施例3のクロスポイント型半導体メモリ装置における第1の配線及び第2の配線の配置状態を模式的に示す図である。 図20の(A)及び(B)は、それぞれ、実施例3のクロスポイント型半導体メモリ装置における奇数番目の第1の配線、及び、偶数番目の第1の配線の配置状態を模式的に示す図である。 図21の(A)及び(B)は、それぞれ、実施例3のクロスポイント型半導体メモリ装置における奇数番目の第2の配線、及び、偶数番目の第2の配線の配置状態を模式的に示す図である。 図22は、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の変形例の第2の方向に沿った模式的な一部断面図である。 図23は、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の変形例の第1の方向に沿った模式的な一部断面図である。 図24は、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の変形例の第1の方向に沿った、但し、図23とは別の断面における模式的な一部断面図である。 図25の(A)及び(B)は、それぞれ、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の変形例における第2の配線及び第1の配線の配置状態を模式的に示す図である。 図26は、従来のクロスポイント型半導体メモリ装置におけるワード線、ビット線、メモリ部の配置例を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して、実施例に基づき本発明を説明するが、本発明は実施例に限定されるものではなく、実施例における種々の数値や材料は例示である。尚、説明は、以下の順序で行う。
1.本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置及び製造方法、全般に関する説明
2.実施例1(本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置及び製造方法)
3.実施例2(実施例1の変形)
4.実施例3(実施例1の別の変形、その他)
[本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置及び製造方法、全般に関する説明]
本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置あるいはその製造方法において、第1の配線は第1の方向に延び、第2の配線は第2の方向に延びているが、具体的には、第1の配線の射影像と、第2の配線の射影像とは直交していることが好ましい。尚、奇数番目の第1の配線と偶数番目の第1の配線とは、第1の配線の数え方によっては、奇数番目の第1の配線が偶数番目の第1の配線となり、偶数番目の第1の配線が奇数番目の第1の配線となる場合もあり得るが、このような場合にあっては、偶数番目の第1の配線を奇数番目の第1の配線と読み替え、奇数番目の第1の配線を偶数番目の第1の配線と読み替えればよい。同様に、奇数番目の第2の配線と偶数番目の第2の配線とは、第2の配線の数え方によっては、奇数番目の第2の配線が偶数番目の第2の配線となり、偶数番目の第2の配線が奇数番目の第2の配線となる場合もあり得るが、このような場合にあっても、偶数番目の第2の配線を奇数番目の第2の配線と読み替え、奇数番目の第2の配線を偶数番目の第2の配線と読み替えればよい。
本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法において、工程(e)は、
(e−1)奇数番目の第1の配線の上方に位置する第2の層間絶縁層及び第3の層間絶縁層に第1の開口部を形成する。
(e−2)第1の開口部の側壁部に第1のサイドウオールを形成することで、第1の開口部を縮径する。
(e−3)偶数番目の第1の配線の上方に位置する第3の層間絶縁層に第2の開口部を形成する。
(e−4)第2の開口部の側壁部に第2のサイドウオールを形成することで、第2の開口部を縮径する。
(e−5)第1の開口部内を導電材料で充填することで、第1の接続孔を形成する。
(e−6)第2の開口部内を導電材料で充填することで、第2の接続孔を形成する。
といった6つの工程から構成されているが、これらの工程の実行順序として、
(e−1)→(e−2)→(e−3)→(e−4)→(e−5)→(e−6)
(e−1)→(e−2)→(e−3)→(e−4)→(e−6)→(e−5)
(e−1)→(e−2)→(e−3)→(e−4)→(e−5)及び(e−6)
(e−3)→(e−4)→(e−1)→(e−2)→(e−5)→(e−6)
(e−3)→(e−4)→(e−1)→(e−2)→(e−6)→(e−5)
(e−3)→(e−4)→(e−1)→(e−2)→(e−5)及び(e−6)
(e−1)→(e−2)→(e−5)→(e−3)→(e−4)→(e−6)
(e−3)→(e−4)→(e−6)→(e−1)→(e−2)→(e−5)
を挙げることができる。
本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置、あるいは、本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法によって得られるクロスポイント型半導体メモリ装置(以下、これらを総称して、『本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置等』と呼ぶ)にあっては、奇数番目の第1の配線の配置状態、及び、偶数番目の第1の配線の配置状態は、それぞれ、奇数番目若しくは偶数番目の第1の配線の配置ピッチ(P1)の半分だけ、ずれている構成とすることができ、更には、奇数番目若しくは偶数番目の第1の配線の配置ピッチ(P1)は、最小加工寸法Fの2倍に相当する構成とすることができる。即ち、奇数番目の第1の配線は、幅が最小加工寸法Fに等しく、第1の配線と第1の配線との間の距離も最小加工寸法Fに等しく、偶数番目の第1の配線も、幅が最小加工寸法Fに等しく、第1の配線と第1の配線との間の距離も最小加工寸法Fに等しい構成とすることが望ましい。あるいは又、本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置等にあっては、奇数番目の第1の配線の射影像と偶数番目の第1の配線の射影像とは、重なりが無く、且つ、隙間が無い構成とすることができる。
以上に説明した好ましい構成を含む本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置等において、第1の配線は、第2の配線の下方に位置し;第2の方向に沿って隣接するメモリ部は、メモリ延在部によって繋がっており;メモリ部及びメモリ延在部から成るメモリ層と第2の配線とは積層構造を有する構成とすることができる。尚、このような構成を、便宜上、『第1の態様に係るクロスポイント型半導体メモリ装置等』と呼ぶ。この場合、メモリ層が下層であり、第2の配線が上層である。
そして、第1の態様に係るクロスポイント型半導体メモリ装置等は、
各第1の配線に接続され、半導体基板に形成された駆動トランジスタを更に備えており、
駆動トランジスタを覆う第1の層間絶縁層上に、奇数番目の第1の配線が形成されており、
第1の層間絶縁層及び奇数番目の第1の配線を覆う第2の層間絶縁層上に、偶数番目の第1の配線が形成されており、
第2の層間絶縁層及び偶数番目の第1の配線を覆う第3の層間絶縁層上に、メモリ層が形成されており、
奇数番目の第1の配線とメモリ部とは、第2の層間絶縁層及び第3の層間絶縁層に設けられた第1の接続孔を介して接続されており、
偶数番目の第1の配線とメモリ部とは、第3の層間絶縁層に設けられた第2の接続孔を介して接続されている構成とすることができる。そして、このような構成にあっては、メモリ部の構成に依存して、第1の接続孔及び第2の接続孔のそれぞれは、ダイオードとしての機能を有する形態とすることもできるし、第1の接続孔及び第2の接続孔のそれぞれは、単に導電材料で埋め込まれた形態とすることもできる。尚、前者の場合、第1の接続孔及び第2の接続孔のそれぞれは、第1導電型を有する不純物を含む半導体層領域(例えば、p型不純物あるいはn型不純物を含む半導体層領域)、及び、第1導電型とは異なる第2導電型を有する不純物を含む半導体層領域(例えば、n型不純物あるいはp型不純物を含む半導体層領域)から構成されている形態とすることができる。更には、これらの形態を含むこのような構成にあっては、
駆動トランジスタは電界効果トランジスタ(FET)から成り、
駆動トランジスタのチャネル形成領域の幅は、奇数番目若しくは偶数番目の第1の配線の配置ピッチ(具体的には、例えば「2F」)の少なくとも1.5倍(具体的には、例えば、少なくとも「3F」)であり、駆動トランジスタのチャネル形成領域の幅方向は第2の方向と平行であり、
駆動トランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第1の層間絶縁層に設けられた第1の接続部を介して奇数番目の第1の配線に接続され、あるいは又、第1の層間絶縁層及び第2の層間絶縁層に設けられた第2の接続部を介して偶数番目の第1の配線に接続されており(即ち、奇数番目の駆動トランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第1の層間絶縁層に設けられた第1の接続部を介して奇数番目の第1の配線に接続され、偶数番目の駆動トランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第1の層間絶縁層及び第2の層間絶縁層に設けられた第2の接続部を介して偶数番目の第1の配線に接続されており)、
駆動トランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、電源に接続され、あるいは又、接地されている形態とすることができる。
更には、以上に説明した好ましい構成、形態を含む本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置等において、奇数番目の第2の配線と、偶数番目の第2の配線とは、上下方向に異なる層間絶縁層上に配置されている形態とすることができる。尚、このような形態を、便宜上、『第2の態様に係るクロスポイント型半導体メモリ装置等』と呼ぶ。そして、第2の態様に係るクロスポイント型半導体メモリ装置等にあっては、奇数番目の第2の配線の配置状態、及び、偶数番目の第2の配線の配置状態は、それぞれ、奇数番目若しくは偶数番目の第2の配線の配置ピッチ(P2)の半分だけ、ずれている構成とすることができ、更には、奇数番目若しくは偶数番目の第2の配線の配置ピッチ(P2)は、最小加工寸法Fの2倍に相当する構成とすることができる。即ち、奇数番目の第2の配線は、幅が最小加工寸法Fに等しく、第2の配線と第2の配線との間の距離も最小加工寸法Fに等しく、偶数番目の第2の配線も、幅が最小加工寸法Fに等しく、第2の配線と第2の配線との間の距離も最小加工寸法Fに等しい構成とすることが望ましい。あるいは又、第2の態様に係るクロスポイント型半導体メモリ装置等にあっては、奇数番目の第2の配線の射影像と偶数番目の第2の配線の射影像とは、重なりが無く、且つ、隙間が無い構成とすることができる。
以上に説明した好ましい構成を含む第2の態様に係るクロスポイント型半導体メモリ装置等において、第1の配線は、第2の配線の下方に位置し;第2の方向に沿って隣接するメモリ部は、メモリ延在部によって繋がっている構成とすることができる。尚、メモリ部及びメモリ延在部からメモリ層が構成される。
尚、以上に説明した好ましい構成を含む第2の態様に係るクロスポイント型半導体メモリ装置等にあっては、
メモリ層上に奇数番目の第2の配線が形成されており、
奇数番目の第2の配線及び第3の層間絶縁層を覆う第4の層間絶縁層上に、第2のメモリ層及び偶数番目の第2の配線が形成されており、
第2のメモリ層から構成されたメモリ部は、第4の層間絶縁層、第3の層間絶縁層及び第2の層間絶縁層に設けられた第3の接続孔を介して奇数番目の第1の配線に接続され、また、第2のメモリ層から構成されたメモリ部は、第4の層間絶縁層及び第3の層間絶縁層に設けられた第4の接続孔を介して偶数番目の第1の配線に接続されている構成とすることができる。そして、このような構成にあっては、メモリ部の構成に依存して、第3の接続孔及び第4の接続孔のそれぞれは、ダイオードとしての機能を有する構成とすることもできるし、第3の接続孔及び第4の接続孔のそれぞれは、単に導電材料で埋め込まれた構成とすることもできる。尚、前者の場合、第3の接続孔及び第4の接続孔のそれぞれは、第1導電型を有する不純物を含む半導体層領域(例えば、p型不純物あるいはn型不純物を含む半導体層領域)、及び、第1導電型とは異なる第2導電型を有する不純物を含む半導体層領域(例えば、n型不純物あるいはp型不純物を含む半導体層領域)から構成されている形態とすることができる。
ここで、第3の接続孔は、偶数番目の第2の配線を形成すべき部分と奇数番目の第1の配線との間に位置する第2の層間絶縁層、第3の層間絶縁層及び第4の層間絶縁層の部分に第3の開口部を形成した後、第3の開口部の側壁部に第3のサイドウオールを形成することで第3の開口部を縮径し、第3の開口部内を導電材料で充填することで第3の接続孔を形成するといった方法で得ることができる。また、第4の接続孔は、偶数番目の第2の配線を形成すべき部分と偶数番目の第1の配線との間に位置する第3の層間絶縁層及び第4の層間絶縁層の部分に第4の開口部を形成した後、第4の開口部の側壁部に第4のサイドウオールを形成することで第4の開口部を縮径し、第4の開口部内を導電材料で充填することで第4の接続孔を形成するといった方法で得ることができる。
以上に説明した各種の好ましい構成、形態を含む本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置等において、第1の配線、メモリ部、及び、第2の配線によって、相変化型メモリ(PRAM)が構成されている形態とすることができる。ここで、係る形態にあっては、メモリ部(メモリ層や第2のメモリ層)を、具体的には、GeSbTe、ZnSe、GaSnTe等の金属とSeやTeとの化合物であるカルコゲナイド等から構成することができる。あるいは又、巨大磁気抵抗変化効果(CMR効果)を有する材料からメモリ部(メモリ層や第2のメモリ層)を構成することができ、この場合、係る材料としてPrCaMnO3を挙げることができる。あるいは又、金属を含むイオン導電体からメモリ部(メモリ層や第2のメモリ層)を構成する場合、係る材料として、Cu、Ag、Znから選ばれるいずれかの元素と、Te、S、Seといったカルコゲナイド元素から選ばれるいずれかの元素とが含まれている導電性又は半導電性の薄膜(例えば、GeSbTe、GeTe、GeSe、GeS、SiGeTe、SiGeSbTeから成る薄膜や、これらの薄膜と、例えば、Ag、Ag合金、Cu、Cu合金、Zn、Zn合金から成る薄膜の積層構造)から構成することができるし、あるいは又、全体あるいは膜厚方向の一部分に、希土類元素のうち、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Yb、Yから選ばれる、1種類、若しくは、複数種類の希土類元素の酸化物からなる膜(希土類酸化物薄膜)や、Hf、Ta、W等の酸化膜が形成された構成とすることができる。
本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置等において、第1の配線、第2の配線を構成する材料として、例えば、タングステン(W)、TiN、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、TiW、WN、シリサイドを例示することができる。尚、配線を例えばタングステン(W)から構成する場合、その下に、Ti層やTiN層から成る密着層を形成してもよい。一方、配線を下層導電材料層及び上層導電材料層の積層構造から構成する場合、下層導電材料層をシリコン層(例えば、多結晶シリコン層やアモルファスシリコン層)から構成し、上層導電材料層を、ニッケルシリサイド層、ニッケル・白金シリサイド層、コバルトシリサイド層、チタンシリサイド層から構成とすることができる。また、層間絶縁層(第1の層間絶縁層、第2の層間絶縁層、第3の層間絶縁層、第4の層間絶縁層)を構成する材料として、SiO2、NSG(ノンドープ・シリケート・ガラス)、BPSG(ホウ素・リン・シリケート・ガラス)、PSG等のSiOX系材料、SiN、SiON等のSiNY系材料、低誘電率絶縁材料(例えば、SiOC、SiOF、フルオロカーボン)を例示することができる。サイドウオールを構成する材料も、これらの絶縁材料から構成すればよいが、層間絶縁層とはエッチング選択比のある材料を選択する必要がある。
実施例1は、本発明のクロスポイント型半導体メモリ装置及びその製造方法に関し、具体的には、第1の態様に係るクロスポイント型半導体メモリ装置等に関する。実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の第2の方向に沿った模式的な一部断面図を図4及び図5に示し、第1の方向に沿った模式的な一部断面図を図6及び図7に示す。また、奇数番目の第1の配線、偶数番目の第1の配線及び第2の配線の配置状態を模式的に図10の(A)に示し、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置を上から眺めた模式図を図10の(B)に示す。更には、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の等価回路図を図11に示し、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置における駆動トランジスタの配置状態を説明するための模式図を図12に示す。尚、図4は、図10の(A)の矢印A−Aに沿った模式的な一部断面図であり、図5は、図10の(A)の矢印B−Bに沿った模式的な一部断面図であり、図6は、図10の(A)の矢印C−Cに沿った模式的な一部断面図であり、図7は、図10の(A)の矢印D−Dに沿った模式的な一部断面図である。また、図10の(A)及び(B)において、奇数番目の第1の配線、偶数番目の第1の配線及び第2の配線を明示するために、これらの配線に斜線を付した。更には、図10の(B)において、メモリ部を明示するために、メモリ部に相当する箇所の外縁を円形で示した。図12においては、8本の奇数番目の第1の配線、8本の偶数番目の第1の配線、16本の第2の配線(即ち16×16個のメモリセル)を示している。ここで、第2の方向に延びるゲート電極91A(後述する)に斜線を付している。尚、クロスポイント型半導体メモリ装置において、複数のメモリセルが設けられている領域を、メモリセルアレイ領域と呼ぶ場合がある。
実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置は、
(A)第1の方向に延びる複数の第1の配線(所謂ワード線)41A,41B、
(B)第1の配線41A,41Bとは異なる層(具体的には、素子断面あるいはメモリ部断面垂直方向に異なる層)に位置し、第1の方向とは異なる第2の方向に延びる複数の第2の配線(所謂ビット線)42、及び、
(C)第1の配線41A,41Bと第2の配線42とが重複する領域に設けられたメモリ部43、
から構成されており、
奇数番目の第1の配線41Aと、偶数番目の第1の配線41Bとは、上下方向に異なる層間絶縁層21,22上に配置されている。
尚、1つのメモリセル(メモリ素子)は、1本の第1の配線41A,41B、1本の第2の配線42、及び、これらの1本の第1の配線41A,41Bと1本の第2の配線42によって挟まれたメモリ部43から構成されている。
ここで、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置、あるいは、後述する実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法によって得られるクロスポイント型半導体メモリ装置(以下、これらを総称して、『実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置等』と呼ぶ)にあっては、奇数番目の第1の配線41Aの配置状態、及び、偶数番目の第1の配線41Bの配置状態は、それぞれ、奇数番目若しくは偶数番目の第1の配線の配置ピッチ(P1)の半分だけ、ずれている。尚、奇数番目若しくは偶数番目の第1の配線41A,41Bの配置ピッチP1は、最小加工寸法Fの2倍に相当する。即ち、ライン・アンド・ストライプ状に配置された奇数番目の第1の配線41Aは、幅が最小加工寸法Fに等しく、第1の配線41Aと第1の配線41Aとの間の距離も最小加工寸法Fに等しい。また、ライン・アンド・ストライプ状に配置された偶数番目の第1の配線41Bも、幅が最小加工寸法Fに等しく、第1の配線41Bと第1の配線41Bとの間の距離も最小加工寸法Fに等しい。あるいは又、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置等にあっては、奇数番目の第1の配線41Aの射影像と偶数番目の第1の配線41Bの射影像とは、重なりが無く、且つ、隙間が無い(図10の(A)参照)。また、ライン・アンド・ストライプ状に配置された第2の配線42は、幅が最小加工寸法Fに等しく、第2の配線42と第2の配線42との間の距離も最小加工寸法Fに等しい。ここで、第1の配線41A,41Bの射影像と、第2の配線42の射影像とは、直交している。
また、実施例1にあっては、第1の配線41A,41Bは、第2の配線42の下方に位置している。そして、第2の方向に沿って隣接するメモリ部43は、メモリ延在部44によって繋がっている。更には、メモリ部43及びメモリ延在部44から成るメモリ層45と第2の配線42とは積層構造を有する。尚、メモリ層45が下層であり、第2の配線42が上層である。
更には、各第1の配線41A,41Bに接続され、半導体基板11に形成された駆動トランジスタ91、及び、各第2の配線42に接続され、半導体基板11に形成された周辺回路用トランジスタ92を備えている。尚、周辺回路用トランジスタ92は、図示しない周辺回路部に設けられている。そして、駆動トランジスタ91を覆う第1の層間絶縁層21上に、奇数番目の第1の配線41Aが形成されており、第1の層間絶縁層21及び奇数番目の第1の配線41Aを覆う第2の層間絶縁層22上に、偶数番目の第1の配線41Bが形成されており、第2の層間絶縁層22及び偶数番目の第1の配線41Bを覆う第3の層間絶縁層23上にメモリ層45が形成されている。ここで、奇数番目の第1の配線41Aとメモリ部43とは、第2の層間絶縁層22及び第3の層間絶縁層23に設けられた第1の接続孔71を介して接続されており、偶数番目の第1の配線41Bとメモリ部43とは、第3の層間絶縁層23に設けられた第2の接続孔72を介して接続されている。そして、第1の接続孔71及び第2の接続孔72のそれぞれは、ダイオードとしての機能を有する。具体的には、第1の接続孔71及び第2の接続孔72のそれぞれは、第1導電型を有する不純物を含む半導体層領域(具体的には、p型不純物を含む半導体層領域82A)、及び、第1導電型とは異なる第2導電型を有する不純物を含む半導体層領域(具体的には、n型不純物を含む半導体層領域81A)から構成されている。ここで、第1の接続孔71及び第2の接続孔72のそれぞれが、ダイオードとしての機能を有していない場合、図11に示す、駆動トランジスタ91A及び周辺回路用駆動トランジスタ92Aをオン状態として、メモリセルMC1を選択したとき、例えば、メモリセルMC2,MC3,MC4といった経路を介して電流が流れてしまうことを防止することができなくなる。
駆動トランジスタ91は電界効果トランジスタ(FET)から成り、駆動トランジスタ91のチャネル形成領域91Dの幅は、例えば、奇数番目若しくは偶数番目の第1の配線41A,41Bの配置ピッチP1の1.5倍(=3F)であり、駆動トランジスタ91のチャネル形成領域91Dの幅方向は第2の方向と平行である。そして、駆動トランジスタ91の一方のソース/ドレイン領域91Bは、第1の層間絶縁層21に設けられた第1の接続部31を介して奇数番目の第1の配線41Aに接続され、あるいは又、第1の層間絶縁層21及び第2の層間絶縁層22に設けられた第2の接続部32を介して偶数番目の第1の配線41Bに接続されている。更には、駆動トランジスタ91の他方のソース/ドレイン領域91Cは、実施例1にあっては、接地されている。ここで、接地線との接続はメモリセルアレイ領域の周辺部で行われており、図示していない。尚、参照番号91Eはゲート絶縁膜である。このようにチャネル形成領域91Dの幅を配置ピッチP1の1.5倍とすることで、駆動トランジスタの駆動能力の増加を図ることができる。また、駆動トランジスタがメモリセルの下方に設けられているので、即ち、駆動トランジスタがメモリセルアレイ領域に設けられているので、周辺回路部の占有面積を減少させることができる。このような駆動トランジスタ91の配置を可能にするために、図12に示すように、駆動トランジスタの配列を複数のグループA,B,C,Dに分けて、それぞれのグループでは配置ピッチ4F毎に駆動トランジスタ91を配置し、アレイ全体ではこれらのグループを4回繰り返すことで、全第1の配線に対して駆動トランジスタ91を配置できる。
尚、図12においては、チャネル形成領域91Dが占める領域を「×」印で示し、第1の接続部31をアルファベット「A」を囲む丸印で示し、第2の接続部32をアルファベット「B」を囲む丸印で示している。そして、接続部は、4本の第1の配線毎に、1本の第2の配線分、ずらして設けられている。即ち、(16本の第1の配線)×(4本の第2の配線)毎に、4つの駆動トランジスタ91が設けられている。
実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置等において、メモリセルは、相変化型メモリ(PRAM)から構成されている。即ち、実施例1にあっては、メモリ部を構成する相変化材料がアモルファス状態と結晶状態とで電気抵抗が数桁違うことを利用して、不揮発性メモリとして動作させる。具体的には、メモリ部に短時間、パルス状の大電流(例えば、200マイクロアンペア,20ナノ秒)を流した後、急冷すると、メモリ部を構成する相変化材料はアモルファス状態となり、高抵抗を示す。一方、メモリ部に比較的長時間、パルス状の小電流(例えば、100マイクロアンペア,100ナノ秒)を流した後、徐冷すると、メモリ部を構成する相変化材料は結晶状態となり、低抵抗を示す。メモリ部43あるいはメモリ層45をカルコゲナイド系材料から構成したが、これに限定するものではなく、例えば、巨大磁気抵抗変化効果(CMR効果)を有する材料から構成することもできる。
例えば、メモリセルMC1に記憶されたデータ(具体的には、メモリセルMC1を構成するメモリ部の抵抗値)を読み出す場合、メモリセルMC1に接続された周辺回路用トランジスタ92Aをオン状態とし、第2の配線42に所定の電圧Vbを印加し、他の周辺回路用トランジスタ92をオフ状態とする。更には、メモリセルMC1に接続された駆動トランジスタ91Aをオン状態とし、他の駆動トランジスタ91をオフ状態とする。こうして、周辺回路用駆動トランジスタ92から駆動トランジスタ91へと電流を流す。その結果、周辺回路用駆動トランジスタ92A、メモリセルMC1を構成するメモリ部43、ダイオード、駆動トランジスタ91Aを経由して、電流が流れ、メモリ部43の抵抗値が高抵抗か低抵抗かを知ることができ、記憶された情報を読み出すことができる。メモリセルMC1への情報の書き込みも、流す電流の値、パルス値を適切に選択して、実質的に同様の方法とすればよい。
尚、図示していないが、1本の第1の配線41A,41Bのそれぞれに2つ以上の駆動トランジスタ91を接続し、1本の第2の配線42に2つ以上の周辺回路用トランジスタ92を接続することで、第1の配線41A,41B、第2の配線42の電位を急速に接地電位とする構成としてもよい。
以下、第1の層間絶縁層等の模式的な一部端面図である図1の(A)〜(C)、図2の(A)〜(C)、図3の(A)〜(C)、図4〜図7、各種配線や開口部等の配置を模式的に示す図8の(A)〜(B)、図9の(A)〜(B)、図10の(A)〜(B)を参照して、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法を説明する。尚、図1の(A)〜(C)、図2の(A)〜(C)、図3の(A)〜(C)、あるいは、後述する図13の(A)〜(C)、図14の(A)〜(B)において、第1の接続部31及び第2の接続部32は、実際には、第2の配線等と同じ断面内に位置してはいないが、便宜上、同じ端面図内で示している。
ここで、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法によって得られるクロスポイント型半導体メモリ装置にあっては、第1の配線41A,41Bは、第2の配線42の下方に位置し、奇数番目の第1の配線41Aの配置状態、及び、偶数番目の第1の配線41Bの配置状態は、それぞれ、奇数番目若しくは偶数番目の第1の配線の配置ピッチ(P1)の半分だけ、ずれている。また、第2の方向に沿って隣接するメモリ部43は、メモリ延在部44によって繋がっており、メモリ部43上(メモリ部43の上方を含む)に第2の配線42が形成されている。
[工程−100]
先ず、シリコン半導体基板から成る半導体基板11に、駆動トランジスタ(FET)91及び周辺回路用トランジスタ(FET)92を含む周辺回路を構成するトランジスタを、周知の方法で形成する。尚、駆動トランジスタ91は、図4〜図7及び図12に模式図を示すように、ゲート電極91A、ソース/ドレイン領域91B,91Cから構成されている。ここで、参照番号12は素子分離領域である。
[工程−110]
その後、SiO2から成る第1の層間絶縁層21をCVD法に基づき全面に形成し、化学的機械的研磨法(CMP法)等に基づき第1の層間絶縁層21を平坦化する。次いで、第1の層間絶縁層21上に、奇数番目の駆動トランジスタ91と電気的に接続された奇数番目の第1の配線41Aを形成する。具体的には、例えば、奇数番目の駆動トランジスタ91の一方のソース/ドレイン領域91Bの上方に位置する第1の層間絶縁層21の部分に、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術に基づき開口を形成した後、係る開口を導電材料で埋め込むことで第1の接続部31を形成する。次いで、第1の接続部31上を含む第1の層間絶縁層21上に、スパッタリング法に基づき、Ti層やTiN層から成る密着層(図示せず)及びタングステン(W)から成る導電材料層を成膜した後、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術に基づき係る導電材料層及び密着層をパターニングすることで、第1の方向(図面の紙面垂直方向)に延びる奇数番目の第1の配線41Aを形成する。こうして、図1の(A)及び図8の(A)に示す構造を得ることができる。尚、図8の(A)においては、奇数番目の第1の配線41Aを明示するために、奇数番目の第1の配線41Aに斜線を付した。
[工程−120]
その後、SiO2から成る第2の層間絶縁層22をCVD法に基づき全面に形成し、次いで、第2の層間絶縁層22上に、偶数番目の駆動トランジスタ91と電気的に接続された偶数番目の第1の配線41Bを形成する。具体的には、例えば、偶数番目の駆動トランジスタ91の一方のソース/ドレイン領域91Bの上方に位置する第1の層間絶縁層21及び第2の層間絶縁層22の部分に、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術に基づき開口を形成した後、係る開口を導電材料で埋め込むことで第2の接続部32を形成する。次いで、第2の接続部32上を含む第2の層間絶縁層22上に、スパッタリング法に基づき、Ti層やTiN層から成る密着層(図示せず)及びタングステン(W)から成る導電材料層を成膜した後、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術に基づき係る導電材料層及び密着層をパターニングすることで、第1の方向に延びる偶数番目の第1の配線41Bを形成する。こうして、図1の(B)及び図8の(B)に示す構造を得ることができる。尚、図8の(B)においては、偶数番目の第1の配線41Bを明示するために、偶数番目の第1の配線41Bに斜線を付した。
[工程−130]
その後、SiO2から成る第3の層間絶縁層23をCVD法に基づき全面に形成する(図1の(C)参照)。
[工程−140]
次に、奇数番目の第1の配線41Aの上方に位置する第2の層間絶縁層22及び第3の層間絶縁層23の部分に第1の開口部51を形成した後、第1の開口部51の側壁部に第1のサイドウオール61を形成することで第1の開口部51を縮径し、偶数番目の第1の配線41Bの上方に位置する第3の層間絶縁層23の部分に第2の開口部52を形成した後、第2の開口部52の側壁部に第2のサイドウオール62を形成することで第2の開口部52を縮径し、第1の開口部51内を導電材料で充填することで第1の接続孔71を形成し、第2の開口部52内を導電材料で充填することで第2の接続孔72を形成する。即ち、この[工程−140]は、
(e−1)奇数番目の第1の配線41Aの上方に位置する第2の層間絶縁層22及び第3の層間絶縁層23に第1の開口部51を形成する。
(e−2)第1の開口部51の側壁部に第1のサイドウオール61を形成することで、第1の開口部51を縮径する。
(e−3)偶数番目の第1の配線41Bの上方に位置する第3の層間絶縁層23に第2の開口部52を形成する。
(e−4)第2の開口部52の側壁部に第2のサイドウオール62を形成することで、第2の開口部52を縮径する。
(e−5)第1の開口部51内を導電材料で充填することで、第1の接続孔71を形成する。
(e−6)第2の開口部52内を導電材料で充填することで、第2の接続孔72を形成する。
といった6つの工程から構成されているが、これらの工程の実行順序として、実施例1にあっては、
(e−1)→(e−2)→(e−3)→(e−4)→(e−5)及び(e−6)
を採用している。
[工程−140A]
即ち、先ず、奇数番目の第1の配線41Aの上方に位置する第2の層間絶縁層22及び第3の層間絶縁層23の部分に第1の開口部51を形成した後、第1の開口部51の側壁部に第1のサイドウオール61を形成することで、第1の開口部51を縮径する。具体的には、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術に基づき、奇数番目の第1の配線41Aの上方に位置する第2の層間絶縁層22及び第3の層間絶縁層23の部分に第1の開口部51を形成する(図2の(A)参照)。その後、第1の開口部51を含む全面に、CVD法に基づきSiNから成るサイドウオール層を形成し、係るサイドウオール層をエッチバックする。こうして、図2の(B)及び図9の(A)に示す構造を得ることができる。
[工程−140B]
その後、偶数番目の第1の配線41Bの上方に位置する第3の層間絶縁層23の部分に第2の開口部52を形成した後、第2の開口部52の側壁部に第2のサイドウオール62を形成することで、第2の開口部52を縮径する。具体的には、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術に基づき、偶数番目の第1の配線41Bの上方に位置する第3の層間絶縁層23の部分に第2の開口部52を形成する(図2の(C)参照)。その後、第1の開口部51及び第2の開口部52を含む全面に、CVD法に基づきSiNから成るサイドウオール層を形成し、係るサイドウオール層をエッチバックする。こうして、図3の(A)及び図9の(B)に示す構造を得ることができる。
[工程−140C]
次いで、第1の開口部51内を導電材料で充填することで第1の接続孔71を形成し、第2の開口部52内を導電材料で充填することで第2の接続孔72を形成する。具体的には、全面にn型不純物を含有するポリシリコン層をCVD法にて形成し、係るポリシリコン層をエッチバックする(図3の(B)参照)。その後、全面にp型不純物を含有するポリシリコン層をCVD法にて形成し、係るポリシリコン層をエッチバックする(図3の(C)参照)。こうして、第1の接続孔71及び第2の接続孔72のそれぞれが、p型不純物を含む半導体層領域82A、及び、n型不純物を含む半導体層領域81Aから構成された構造を得ることができる。尚、イオン注入法に基づきポリシリコン層中に不純物を導入することで、p型不純物を含む半導体層領域82A、及び、n型不純物を含む半導体層領域81Aを得ることもできる。
[工程−150]
その後、第1の接続孔71及び第2の接続孔72を塞ぐように、第3の層間絶縁層23の上にメモリ部43(具体的には、メモリ層45)及び第2の配線42を形成する。より具体的には、スパッタリング法に基づき、第1の接続孔71及び第2の接続孔72の頂面を含む第3の層間絶縁層23の上に、メモリ層45、Ti層やTiN層から成る密着層(図示せず)及びタングステン(W)から成る導電材料層を、順次、形成し、次いで、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術に基づき、導電材料層、密着層、及び、メモリ層45をパターニングする。こうして、図4〜図7及び図10の(B)に示す第2の配線42とメモリ層45の積層構造を得ることができる。
実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置あるいはその製造方法にあっては、奇数番目の第1の配線41Aと、偶数番目の第1の配線41Bとは、上下方向に異なる層間絶縁層21,22上に配置されている。従って、メモリ部43を、製造プロセスのデザインルールで規定される最小加工寸法Fのピッチで形成するとき、奇数番目の第1の配線41AのピッチP1を2Fとすることができるし、偶数番目の第1の配線41BのピッチP1を2Fとすることができる。即ち、第1の配線を全体として見た場合、第1の配線のピッチをFとすることができる。従って、第1の配線、メモリ部、第2の配線から構成されたメモリセルの大きさを2F2とすることが可能となり、半導体メモリ装置の高密度化を図ることができる。
また、メモリ部43には、接続孔71,72内に設けられたダイオードが直列に接続されており、これにより不要な電流の流れを制限することができる。また、ダイオードは接続孔71,72内に形成されているので、メモリセルの面積を増大させること無く、ダイオードを配置することが可能である。しかも、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置は、比較的一般に採用されているセルフアラインコンタクトの形成方法と類似の方法を用いているので、製造が容易である。更には、メモリセルアレイ領域に、駆動トランジスタ91を複数のメモリセルに跨って配置することができるので、大きな駆動能力を有する駆動トランジスタ91を効率良く配置することができるし、クロスポイント型半導体メモリ装置全体の面積縮小を実現することができる。しかも、駆動トランジスタ91を、第1の配線41A,41Bを接地するための一種のスイッチとして使用すれば、駆動トランジスタ91の他方のソース/ドレイン領域91Cを各駆動トランジスタ91の共通の接地電位とすることが可能になり、メモリセルアレイ領域内のトランジスタ配線を大きく簡略化することができ、レイアウトが容易となる。
実施例2は、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法の変形である。実施例1にあっては、[工程−140]において、
(e−1)→(e−2)→(e−3)→(e−4)→(e−5)及び(e−6)
といった実行手順を採用した。一方、実施例2にあっては、
(e−1)→(e−2)→(e−5)→(e−3)→(e−4)→(e−6)
といった実行手順を採用する。
以下、第1の層間絶縁層等の模式的な一部端面図である図13の(A)〜(C)、図14の(A)〜(B)を参照して、実施例2のクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法を説明する。
[工程−200]
先ず、実施例1の[工程−100]と同様にして、半導体基板11に、駆動トランジスタ(FET)91及び周辺回路用トランジスタ(FET)92を、周知の方法で形成する。
[工程−210]
その後、実施例1の[工程−110]と同様にして、SiO2から成る第1の層間絶縁層21をCVD法に基づき全面に形成し、次いで、第1の層間絶縁層21上に、奇数番目の駆動トランジスタ91と電気的に接続された奇数番目の第1の配線41Aを形成する。次いで、実施例1の[工程−120]と同様にして、SiO2から成る第2の層間絶縁層22をCVD法に基づき全面に形成し、次いで、第2の層間絶縁層22上に、偶数番目の駆動トランジスタ91と電気的に接続された偶数番目の第1の配線41Bを形成する。そして、実施例1の[工程−130]と同様にして、SiO2から成る第3の層間絶縁層23をCVD法に基づき全面に形成する。
[工程−220]
次に、実施例1の[工程−140A]と同様にして、奇数番目の第1の配線41Aの上方に位置する第2の層間絶縁層22及び第3の層間絶縁層23の部分に第1の開口部51を形成した後、第1の開口部51の側壁部に第1のサイドウオール61を形成することで、第1の開口部51を縮径する(図13の(A)参照)。次いで、実施例1の[工程−140C]と同様にして、第1の開口部51内を導電材料(p型不純物を含む半導体層領域82B、及び、n型不純物を含む半導体層領域81B)で充填する。こうして、図13の(B)に示す構造を得ることができる。
[工程−230]
その後、偶数番目の第1の配線41Bの上方に位置する第3の層間絶縁層23の部分に第2の開口部52を形成した後、第2の開口部52の側壁部に第2のサイドウオール62を形成することで、第2の開口部52を縮径する。具体的には、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術に基づき、偶数番目の第1の配線41Bの上方に位置する第3の層間絶縁層23の部分に第2の開口部52を形成する(図13の(C)参照)。その後、第1の開口部51及び第2の開口部52を含む全面に、CVD法に基づきSiNから成るサイドウオール層を形成し、係るサイドウオール層をエッチバックする。こうして、図14の(A)に示す構造を得ることができる。次いで、実施例1の[工程−140C]と同様にして、第2の開口部52内を導電材料(p型不純物を含む半導体層領域82C、及び、n型不純物を含む半導体層領域81C)で充填する。こうして、図14の(B)に示す構造を得ることができる。
[工程−240]
その後、実施例1の[工程−150]と同様にして、第1の接続孔71及び第2の接続孔72を塞ぐように、第3の層間絶縁層23の上にメモリ層45及び第2の配線42を形成する。
実施例3も実施例1の変形であるが、実施例3は、第2の態様に係るクロスポイント型半導体メモリ装置に関する。実施例3のクロスポイント型半導体メモリ装置の第2の方向に沿った模式的な一部断面図を、図15及び図16に示す。また、第1の方向に沿った模式的な一部断面図を、図17及び図18に示す。更には、実施例3のクロスポイント型半導体メモリ装置における第1の配線及び第2の配線の配置状態を模式的に図19の(A)及び(B)に示し、奇数番目の第1の配線及び偶数番目の第1の配線の配置状態を模式的に図20の(A)及び(B)に示し、奇数番目の第2の配線及び偶数番目の第2の配線の配置状態を模式的に図21の(A)及び(B)に示す。尚、図15は、図19の(B)の矢印A−Aに沿った模式的な一部断面図であり、図16は、図19の(B)の矢印B−Bに沿った模式的な一部断面図であり、図17は、図19の(A)の矢印C−Cに沿った模式的な一部断面図であり、図18は、図19の(A)の矢印D−Dに沿った模式的な一部断面図である。
実施例3のクロスポイント型半導体メモリ装置等において、奇数番目の第2の配線42Aと、偶数番目の第2の配線42Bとは、上下方向に異なる層間絶縁層24,25上に配置されている。そして、奇数番目の第2の配線42Aの配置状態、及び、偶数番目の第2の配線42Bの配置状態は、それぞれ、奇数番目若しくは偶数番目の第2の配線42A,42Bの配置ピッチ(P2)の半分だけ、ずれている。尚、奇数番目若しくは偶数番目の第2の配線42A,42Bの配置ピッチP2は、最小加工寸法Fの2倍に相当する。ライン・アンド・ストライプ状に配置された奇数番目の第2の配線42Aは、幅が最小加工寸法Fに等しく、第2の配線42Aと第2の配線42Aとの間の距離も最小加工寸法Fに等しい。また、ライン・アンド・ストライプ状に配置された偶数番目の第2の配線42Bも、幅が最小加工寸法Fに等しく、第2の配線42Bと第2の配線42Bとの間の距離も最小加工寸法Fに等しい。あるいは又、実施例3のクロスポイント型半導体メモリ装置等にあっては、奇数番目の第2の配線42Aの射影像と偶数番目の第2の配線42Bの射影像とは、重なりが無く、且つ、隙間が無い(図19の(B)参照)。ここで、第1の配線41A,41Bの射影像と、第2の配線42A,42Bの射影像とは、直交している。
尚、実施例3にあっても、第1の配線41A,41Bは、第2の配線42A,42Bの下方に位置している。そして、第2の方向に沿って隣接するメモリ部43は、メモリ延在部44によって繋がっている。
また、実施例3のクロスポイント型半導体メモリ装置等にあっては、メモリ層45A上に奇数番目の第2の配線42Aが形成されており、奇数番目の第2の配線42A及び第3の層間絶縁層23を覆う第4の層間絶縁層24上に、第2のメモリ層45B及び偶数番目の第2の配線42Bが形成されている。そして、第2のメモリ層から構成されたメモリ部は、第4の層間絶縁層24、第3の層間絶縁層23及び第2の層間絶縁層22に設けられた第3の接続孔73を介して奇数番目の第1の配線41Aに接続されている。また、第2のメモリ層45Bから構成されたメモリ部は、第4の層間絶縁層24及び第3の層間絶縁層23に設けられた第4の接続孔74を介して偶数番目の第1の配線41Bに接続されている。尚、第3の接続孔73及び第4の接続孔74は、ダイオードとしての機能を有する。具体的には、第3の接続孔73及び第4の接続孔74は、第1導電型を有する不純物を含む半導体層領域(例えば、p型不純物を含む半導体層領域82D)、及び、第1導電型とは異なる第2導電型を有する不純物を含む半導体層領域(例えば、n型不純物を含む半導体層領域81D)から構成されている。
ここで、第3の接続孔73は、偶数番目の第2の配線42Aを形成すべき部分と奇数番目の第1の配線41Aとの間に位置する第2の層間絶縁層22、第3の層間絶縁層23及び第4の層間絶縁層24の部分に第3の開口部を形成した後、第3の開口部の側壁部に第3のサイドウオール63を形成することで第3の開口部を縮径し、第3の開口部内を導電材料82D,81Dで充填することで得ることができる。また、第4の接続孔74は、偶数番目の第2の配線42Bを形成すべき部分と偶数番目の第1の配線41Bとの間に位置する第3の層間絶縁層23及び第4の層間絶縁層24の部分に第4の開口部を形成した後、第4の開口部の側壁部に第4のサイドウオール64を形成することで第4の開口部を縮径し、第4の開口部内を導電材料82D,81Dで充填することで得ることができる。
[工程−300]
先ず、実施例1の[工程−100]〜[工程−140]を実行した後、第1の接続孔71及び第2の接続孔72を塞ぐように、第3の層間絶縁層23の全面にメモリ部43(具体的には、メモリ層45)を形成する。より具体的には、スパッタリング法に基づき、第1の接続孔71及び第2の接続孔72の頂面を含む第3の層間絶縁層23の上に、メモリ層45を形成する。その後、メモリ層45上に、ライン・アンド・ストライプ状に配置された奇数番目の第2の配線42A及びメモリ層45Aを、実施例1の[工程−150]と同様にして形成する。
[工程−310]
次いで、SiO2から成る第4の層間絶縁層24をCVD法に基づき全面に形成した後、偶数番目の第2の配線42Bを形成すべき部分と奇数番目の第1の配線41Aとの間に位置する第2の層間絶縁層22、第3の層間絶縁層23及び第4の層間絶縁層24の部分に第3の開口部を形成する。そして、第3の開口部の側壁部に第3のサイドウオール63を形成することで、第3の開口部を縮径する。次いで、偶数番目の第2の配線42Bを形成すべき部分と偶数番目の第1の配線41Bとの間に位置する第3の層間絶縁層23及び第4の層間絶縁層24の部分に第4の開口部を形成する。そして、第4の開口部の側壁部に第4のサイドウオール64を形成することで、第4の開口部を縮径する。尚、この工程は、実質的に、実施例1の[工程−140A]及び[工程−140B]と同様とすることができる。その後、第3の開口部及び第4の開口部内を導電材料82D,81Dで充填することで、第3の接続孔73及び第4の接続孔74を得ることができる。
[工程−320]
次いで、第3の接続孔73及び第4の接続孔74を塞ぐように、第4の層間絶縁層24の上に偶数番目の第2の配線42Bを形成する。より具体的には、スパッタリング法に基づき、第3の接続孔73及び第4の接続孔74の頂面を含む第4の層間絶縁層24の上に、第2のメモリ層45B、Ti層やTiN層から成る密着層(図示せず)及びタングステン(W)から成る導電材料層を、順次、形成し、次いで、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術に基づき、導電材料層、密着層、及び、第2のメモリ層45Bをパターニングする。こうして、図15〜図19に示す第2の配線42Bと第2のメモリ層45Bの積層構造を得ることができる。
実施例3のクロスポイント型半導体メモリ装置あるいはその製造方法にあっては、奇数番目の第2の配線42Aと、偶数番目の第2の配線42Bとは、上下方向に異なる層間絶縁層23,24上(より具体的には、メモリ層45A及び第2のメモリ層45B上)に配置されている。従って、メモリ部43を、製造プロセスのデザインルールで規定される最小加工寸法Fのピッチで形成するとき、奇数番目の第2の配線42AのピッチP2を2Fとすることができるし、偶数番目の第2の配線42BのピッチP2を2Fとすることができる。即ち、第2の配線を全体として見た場合、第2の配線のピッチをFとすることができる。従って、第1の配線、メモリ部、第2の配線から構成されたメモリセルの大きさをF2とすることが可能となり、半導体メモリ装置の一層の高密度化を図ることができる。
以上、本発明を好ましい実施例に基づき説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例において説明したクロスポイント型半導体メモリ装置の構成、構造、使用した材料等は例示であり、適宜、変更することができる。実施例にあっては、メモリ部43が開口部51,53の頂面上に形成されている構造を示したが、メモリ部43が開口部51,53の上部に侵入している構造であってもよい。ダイオードを構成するp型不純物を含む半導体層領域82及びn型不純物を含む半導体層領域81の上下を逆にしてもよい。但し、この場合には、電流の流れる方向を、実施例にて説明した方向とは逆の方向とする必要がある。即ち、駆動トランジスタ91から周辺回路用トランジスタ92へと電流を流す必要がある。
また、実施例にあっては、第1の配線を第2の配線の下方に位置させたが、第1の配線を第2の配線の上方に位置させてもよい。このようなクロスポイント型半導体メモリ装置の第2の方向に沿った模式的な一部断面図を図22に示し、第1の方向に沿った模式的な一部断面図を図23及び図24に示す。また、第2の配線の配置状態を模式的に図25の(A)に示し、奇数番目の第1の配線、偶数番目の第1の配線の配置状態を模式的に図25の(B)に示す。尚、図22は、図25の(A)の矢印A−Aに沿った模式的な一部断面図であり、図23は、図25の(B)の矢印B−Bに沿った模式的な一部断面図であり、図24は、図25の(B)の矢印C−Cに沿った模式的な一部断面図である。また、図25の(A)及び(B)において、奇数番目の第1の配線、偶数番目の第1の配線及び第2の配線を明示するために、これらの配線に斜線を付した。更には、図25の(B)において、メモリ部を明示するために、メモリ部に相当する箇所の外縁を円形で示した。このようなクロスポイント型半導体メモリ装置にあっては、奇数番目の第1の配線141A、偶数番目の第1の配線141Bを、実質的に、実施例3のクロスポイント型半導体メモリ装置における奇数番目の第2の配線42A、偶数番目の第2の配線42Bと同様とすればよい。また、第2の配線142とメモリ部43とは、実質的に、実施例3のクロスポイント型半導体メモリ装置における第1の接続孔71及び第3の接続孔73によって接続すればよい。更には、第2の層間絶縁層22上に形成された第2の配線42と駆動トランジスタ91とは、実質的に、実施例1のクロスポイント型半導体メモリ装置における第1の接続部31によって接続すればよい。
11・・・半導体基板、21,22,23,24・・・層間絶縁層、31,32・・・接続部、41A,41B・・・第1の配線(所謂ワード線)、42,42A,42B・・・第2の配線(所謂ビット線)、43・・・メモリ部、44・・・メモリ延在部、45・・・メモリ層、51・・・第1の開口部、52・・・第2の開口部、53・・・第3の開口部、61・・・第1のサイドウオール、62・・・第2のサイドウオール、63・・・第3のサイドウオール、64・・・第4のサイドウオール、71・・・第1の接続孔、71・・・第2の接続孔、73・・・第3の接続孔、74・・・第4の接続孔、81A,81B,81C,81D・・・n型不純物を含む半導体層領域、82A,82B,82C,82D・・・p型不純物を含む半導体層領域、91・・・駆動トランジスタ、91A・・・ゲート電極、91B,91C・・・ソース/ドレイン領域、91D・・・チャネル形成領域、91E・・・ゲート絶縁膜、92・・・周辺回路用駆動トランジスタ

Claims (16)

  1. (A)第1の方向に延びる複数の第1の配線、
    (B)第1の配線とは異なる層に位置し、第1の方向とは異なる第2の方向に延びる複数の第2の配線、及び、
    (C)第1の配線と第2の配線とが重複する領域に設けられたメモリ部、
    から構成され、
    奇数番目の第1の配線と、偶数番目の第1の配線とは、上下方向に異なる層間絶縁層上に配置されているクロスポイント型半導体メモリ装置。
  2. 奇数番目の第1の配線の配置状態、及び、偶数番目の第1の配線の配置状態は、それぞれ、奇数番目若しくは偶数番目の第1の配線の配置ピッチの半分だけ、ずれている請求項1に記載のクロスポイント型半導体メモリ装置。
  3. 奇数番目若しくは偶数番目の第1の配線の配置ピッチは、最小加工寸法の2倍に相当する請求項2に記載のクロスポイント型半導体メモリ装置。
  4. 奇数番目の第1の配線の射影像と偶数番目の第1の配線の射影像とは、重なりが無く、且つ、隙間が無い請求項1に記載のクロスポイント型半導体メモリ装置。
  5. 第1の配線は、第2の配線の下方に位置し、
    第2の方向に沿って隣接するメモリ部は、メモリ延在部によって繋がっており、
    メモリ部及びメモリ延在部から成るメモリ層と第2の配線とは積層構造を有する請求項2に記載のクロスポイント型半導体メモリ装置。
  6. 各第1の配線に接続され、半導体基板に形成された駆動トランジスタを更に備えており、
    駆動トランジスタを覆う第1の層間絶縁層上に、奇数番目の第1の配線が形成されており、
    第1の層間絶縁層及び奇数番目の第1の配線を覆う第2の層間絶縁層上に、偶数番目の第1の配線が形成されており、
    第2の層間絶縁層及び偶数番目の第1の配線を覆う第3の層間絶縁層上に、メモリ層が形成されており、
    奇数番目の第1の配線とメモリ部とは、第2の層間絶縁層及び第3の層間絶縁層に設けられた第1の接続孔を介して接続されており、
    偶数番目の第1の配線とメモリ部とは、第3の層間絶縁層に設けられた第2の接続孔を介して接続されている請求項5に記載のクロスポイント型半導体メモリ装置。
  7. 第1の接続孔及び第2の接続孔のそれぞれは、ダイオードとしての機能を有する請求項6に記載のクロスポイント型半導体メモリ装置。
  8. 第1の接続孔及び第2の接続孔のそれぞれは、第1導電型を有する不純物を含む半導体層領域、及び、第1導電型とは異なる第2導電型を有する不純物を含む半導体層領域から構成されている請求項7に記載のクロスポイント型半導体メモリ装置。
  9. 駆動トランジスタは電界効果トランジスタから成り、
    駆動トランジスタのチャネル形成領域の幅は、奇数番目若しくは偶数番目の第1の配線の配置ピッチの少なくとも1.5倍であり、駆動トランジスタのチャネル形成領域の幅方向は第2の方向と平行であり、
    駆動トランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第1の層間絶縁層に設けられた接続部を介して奇数番目の第1の配線に接続され、あるいは又、第1の層間絶縁層及び第2の層間絶縁層に設けられた接続部を介して偶数番目の第1の配線に接続されており、
    駆動トランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、電源に接続され、あるいは又、接地されている請求項6に記載のクロスポイント型半導体メモリ装置。
  10. 奇数番目の第2の配線と、偶数番目の第2の配線とは、上下方向に異なる層間絶縁層上に配置されている請求項1に記載のクロスポイント型半導体メモリ装置。
  11. 奇数番目の第2の配線の配置状態、及び、偶数番目の第2の配線の配置状態は、それぞれ、奇数番目若しくは偶数番目の第2の配線の配置ピッチの半分だけ、ずれている請求項10に記載のクロスポイント型半導体メモリ装置。
  12. 奇数番目若しくは偶数番目の第2の配線の配置ピッチは、最小加工寸法の2倍に相当する請求項11に記載のクロスポイント型半導体メモリ装置。
  13. 奇数番目の第2の配線の射影像と偶数番目の第2の配線の射影像とは、重なりが無く、且つ、隙間が無い請求項10に記載のクロスポイント型半導体メモリ装置。
  14. 第1の配線は、第2の配線の下方に位置し、
    第2の方向に沿って隣接するメモリ部は、メモリ延在部によって繋がっている請求項10に記載のクロスポイント型半導体メモリ装置。
  15. 第1の配線、メモリ部、及び、第2の配線によって、相変化型メモリが構成されている請求項1に記載のクロスポイント型半導体メモリ装置。
  16. (A)第1の方向に延びる複数の第1の配線、
    (B)第1の配線とは異なる層に位置し、第1の方向とは異なる第2の方向に延びる複数の第2の配線、及び、
    (C)第1の配線と第2の配線とが重複する領域に設けられたメモリ部、
    から構成され、
    奇数番目の第1の配線と、偶数番目の第1の配線とは、上下方向に異なる層間絶縁層上に配置されており、
    第1の配線は、第2の配線の下方に位置し、
    奇数番目の第1の配線の配置状態、及び、偶数番目の第1の配線の配置状態は、それぞれ、奇数番目若しくは偶数番目の第1の配線の配置ピッチの半分だけ、ずれているクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法であって、
    (a)半導体基板に駆動トランジスタを形成した後、
    (b)全面に第1の層間絶縁層を形成し、次いで、第1の層間絶縁層上に、奇数番目の駆動トランジスタと電気的に接続された奇数番目の第1の配線を形成し、その後、
    (c)全面に第2の層間絶縁層を形成し、次いで、第2の層間絶縁層上に、偶数番目の駆動トランジスタと電気的に接続された偶数番目の第1の配線を形成し、その後、
    (d)全面に第3の層間絶縁層を形成し、次いで、
    (e)奇数番目の第1の配線の上方に位置する第2の層間絶縁層及び第3の層間絶縁層の部分に第1の開口部を形成した後、第1の開口部の側壁部に第1のサイドウオールを形成することで第1の開口部を縮径し、偶数番目の第1の配線の上方に位置する第3の層間絶縁層の部分に第2の開口部を形成した後、第2の開口部の側壁部に第2のサイドウオールを形成することで第2の開口部を縮径し、第1の開口部内を導電材料で充填することで第1の接続孔を形成し、第2の開口部内を導電材料で充填することで第2の接続孔を形成し、その後、
    (f)第1の接続孔及び第2の接続孔を塞ぐように、第3の層間絶縁層の上にメモリ部及び第2の配線を形成する、
    各工程から成るクロスポイント型半導体メモリ装置の製造方法。
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