JP2010170859A - ランプユニットおよびプロジェクター - Google Patents

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要 長谷
Kunihiko Takagi
邦彦 高城
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Abstract

【課題】発光管の近傍の空気を流動させ、十分な発光管の冷却を可能とするランプユニットを提供すること。
【解決手段】ランプユニット2は、光を射出する発光部15を備える発光管11と、発光管の周囲を囲むように設けられ、発光部から射出した光を反射させて第1の方向へ進行させるとともに、第1の方向側に第1開口12aが、第1の方向と略直交する第2の方向側に第2開口12bが形成された主反射鏡12と、第1開口および第2開口の少なくとも一方を塞ぐカバー部18と、を有し、カバー部には、空気を通過させる通過口20が形成され、通過口を通過する空気が、発光部の近傍と通過口との間を案内されることで、発光部の近傍の空気が流動されることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ランプユニットおよびプロジェクター、特に、リフレクターを有する光源装置の技術に関する。
プロジェクターの光源として発光管を使用したものがある。発光管は、供給された電気エネルギーの多くが熱となり高温となる。発光管が非常に高温となると、発光管を構成する透明部材が熱により結晶化し、白濁する場合がある。この白濁等を防ぐために、発光管の冷却を行う場合がある。例えば、発光管の周囲を囲むリフレクター(反射鏡)の外側から空気を吹き付けることで、発光管を冷却する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−90875号公報
しかしながら、リフレクターの外側から空気を吹き付けても、吹き付けの対象である発光管との距離が離れているために、発光管の近傍の空気があまり流動せず、発光管を十分に冷却することができない場合がある。発光管の冷却が不十分となると、発光管が白濁してしまい、光量が低下等してしまうという問題が生じる。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、発光管の近傍の空気を流動させ、十分な発光管の冷却を可能とするランプユニット、およびそのランプユニットを有するプロジェクターを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るランプユニットは、光を射出する発光部を備える発光管と、発光管の周囲を囲むように設けられ、発光部から射出した光を反射させて第1の方向へ進行させるとともに、第1の方向側に第1開口が形成され、第1の方向と略直交する第2の方向側に第2開口が形成された主反射鏡と、第1開口および第2開口の少なくとも一方を塞ぐカバー部と、を有し、カバー部には、空気を通過させる通過口が形成され、通過口を通過する空気が、発光部の近傍と通過口との間を案内されることで、発光部の近傍の空気が流動されることを特徴とする。
通過口を通過する空気が、発光部の近傍と通過口との間を案内されることで、発光部の近傍の空気が流動されるので、発光管を十分に冷却させることができる。これにより、十分な発光管の冷却を可能とするランプユニットを得ることができる。また、第1開口および第2開口の少なくとも一方を塞ぐカバー部によって、発光管の防爆構造を得ることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、発光部の周囲の一部を第2の方向側から覆い、発光部から射出した光を発光部へ向けて反射させる副反射鏡をさらに有することが望ましい。これにより、効率良く光を射出可能なランプユニットを得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、主反射鏡は、中心軸を中心として所定の曲線を回転させることにより得られる回転曲面を、第2の方向と略垂直な平面で切断することにより得られる曲面と略同じ形状をなし、平面による曲面の切断位置は、中心軸を含む位置、または、中心軸よりも第2の方向側となる位置であり、切断による切断面が第2開口となることが望ましい。これにより、薄型で、効率良く光を射出可能なランプユニットを得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、カバー部には、発光部の近傍と通過口との間で空気を案内するユニット側風路が形成され、ユニット側風路には、発光部の近傍で空気の噴出または吸込を行う空気出入口が形成されていることが望ましい。ユニット側風路によって発光部の近傍と通過口との間で空気を案内し、空気出入口によって発光部の近傍で空気の噴出または吸込を行うので、発光部近傍の空気を確実に流動させることができる。これにより、十分な発光管の冷却を可能とするランプユニットを得ることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、空気出入口は、第2の方向と直交する向きに形成されていることが望ましい。一般的に、副反射鏡は発光部の下側または上側を覆うように設けられることが多い。この場合、第2の方向は下側方向、または上側方向となる。空気出入口は、第2の方向と直交する向きに形成されているので、横方向を向く。したがって、発光管が破裂してランプユニットを交換する際に、空気出入口が上側方向を向いて形成されている場合等に比べて、発光管の破片がユニット側風路に入りにくくすることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、通過口は、第1通過口と第2通過口とを有して構成され、ユニット側風路は、発光部の近傍と第1通過口との間で空気を案内する第1ユニット側風路と、発光部の近傍と第2通過口との間で空気を案内する第2ユニット側風路とを有して構成され、第1ユニット側風路に形成された空気出入口と第2ユニット側風路に形成された空気出入口とは、発光部を挟んで対向し、第1ユニット側風路に形成された空気出入口から空気が噴出され、第2ユニット側風路に形成された空気出入口から空気が吸込まれることが望ましい。
発光部を挟んで対向する空気出入口の一方から空気が噴出され、他方から空気が吸い込まれるので、発光部の周囲の空気を速く流動させることができる。発光部の周囲で空気を速く流動させることで、発光管の冷却効率を高めることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、通過口は、第1通過口と第2通過口とを有して構成され、ユニット側風路は、発光部の近傍と第1通過口との間で空気を案内する第1ユニット側風路と、発光部の近傍と第2通過口との間で空気を案内する第2ユニット側風路とを有して構成され、第1ユニット側風路に形成された空気出入口と第2ユニット側風路に形成された空気出入口とは、発光部を挟んで対向し、第1ユニット側風路および第2ユニット側風路に形成された空気出入口から空気が噴出されることが望ましい。
発光部を挟んで対向する空気出入口の両方から空気が噴出されるので、噴出された空気の衝突により発光部の周囲で乱流が発生する。発光部の周囲に乱流を発生させることで、発光部の周囲の境界層を壊して、発光管の冷却効率を高めることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、ランプユニットは、プロジェクターに着脱可能とされ、通過口には、プロジェクター側に設けられて発光部の近傍と通過口との間で空気を案内する案内風路が貫通可能であり、案内風路の貫通方向と、ランプユニットの着脱方向とが略一致することが望ましい。案内風路の貫通方向と、ランプユニットの着脱方向とが略一致するので、案内風路に邪魔されずにランプユニットの着脱を円滑に行うことができる。また、通過口に案内風路を貫通させるだけで、容易にランプユニットの位置決めを行うことができる。
さらに、本発明に係るプロジェクターは、光を射出する発光部を備える発光管と、発光管の周囲を囲むように設けられ、発光部から射出した光を反射させて第1の方向へ進行させるとともに、第1の方向側に第1開口が形成され、第1の方向と略直交する第2の方向側に第2開口が形成された主反射鏡と、発光部の周囲の一部を第2の方向側から覆い、発光部から射出した光を発光部へ向けて反射させる副反射鏡と、空気を通過させる通過口が形成されて第1開口および第2開口の少なくとも一方を塞ぐカバー部と、を備えるランプユニットと、ランプユニットから射出した光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、カバー部を介した主反射鏡の反対側に配設されて内部に空気を通過可能とされた装置側風路と、発光部の近傍と通過口との間で空気を案内し、発光部の近傍で空気の噴出または吸込を行う空気出入口が形成された案内風路と、を有することを特徴とする。
案内風路によって発光部の近傍と通過口との間で空気を案内し、空気出入口によって発光部の近傍で空気の噴出または吸込を行うので、発光部近傍の空気を確実に流動させることができる。これにより、十分な発光管の冷却を可能とするプロジェクターを得ることができる。なお、案内風路はランプユニットが備えていてもよいし、プロジェクターの本体が備えていてもよい。また、第1開口および第2開口の少なくとも一方を塞ぐカバー部によって、発光管の防爆構造を得ることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、通過口は、第1通過口と第2通過口とを有して構成され、案内風路は、発光部の近傍と第1通過口との間で空気を案内する第1案内風路と、発光部の近傍と第2通過口との間で空気を案内する第2案内風路とを有して構成され、第1案内風路に形成された空気出入口と第2案内風路に形成された空気出入口とは、発光部を挟んで対向し、第1案内風路に形成された空気出入口から空気が噴出され、第2案内風路に形成された空気出入口から空気が吸込まれることが望ましい。
発光部を挟んで対向する空気出入口の一方から空気が噴出され、他方から空気が吸い込まれるので、発光部の周囲の空気を速く流動させることができる。発光部の周囲で空気を速く流動させることで、発光管の冷却効率を高めることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、通過口は、第1通過口と第2通過口とを有して構成され、案内風路は、発光部の近傍と第1通過口との間で空気を案内する第1案内風路と、発光部の近傍と第2通過口との間で空気を案内する第2案内風路とを有して構成され、第1案内風路に形成された空気出入口と第2案内風路に形成された空気出入口とは、発光部を挟んで対向し、第1案内風路および第2案内風路に形成された空気出入口から空気が噴出されることが望ましい。
発光部を挟んで対向する空気出入口の両方から空気が噴出されるので、噴出された空気の衝突により発光部の周囲で乱流が発生する。発光部の周囲に乱流を発生させることで、発光部の周囲で境界層を壊して、発光管の冷却効率を高めることができる。
さらに、本発明に係るプロジェクターは、光を射出する発光部を備える発光管と、発光管の周囲を囲むように設けられ、発光部から射出した光を反射させて第1の方向へ進行させるとともに、第1の方向側に第1開口が形成され、第1の方向と略直交する第2の方向側に第2開口が形成された主反射鏡と、発光部の周囲の一部を第2の方向側から覆い、発光部から射出した光を発光部へ向けて反射させる副反射鏡と、空気を通過させる通過口が形成されて第1開口および第2開口の少なくとも一方を塞ぐカバー部と、を備えるランプユニットの発光部から射出される光を用いて画像を表示させるプロジェクターであって、ランプユニットから射出した光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、カバー部を介した主反射鏡の反対側に配設されて内部に空気を通過可能とされた装置側風路と、装置側風路に形成され、主反射鏡とカバー部とに囲まれた内部空間と装置側風路との間の通過口を介した空気の通過を可能とする連通口と、を有し、連通口を通過する空気が、発光部の近傍と通過口との間を案内されることで、発光部の近傍の空気が流動されることを特徴とする。
連通口を通過する空気が、発光部の近傍と通過口との間を案内されることで、発光部の近傍の空気が流動されるので、発光部を十分に冷却させることができる。これにより、ランプユニットが備える発光管の十分な冷却をすることができるプロジェクターを得ることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、連通口に形成されて通過口を貫通し、発光部の近傍と通過口との間で空気を案内する案内風路をさらに有し、案内風路には、発光部の近傍で空気の噴出または吸込を行う空気出入口が形成されていることが望ましい。案内風路によって発光部の近傍と通過口との間で空気を案内し、空気出入口によって発光部の近傍で空気の噴出または吸込を行うので、発光部近傍の空気を確実に流動させることができる。これにより、十分な発光管の冷却を可能とするプロジェクターを得ることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、通過口は、第1通過口と第2通過口とを有して構成され、連通口は、第1連通口と第2連通口とを有して構成され、案内風路は、第1連通口に形成されて発光部の近傍と第1通過口との間で空気を案内する第1案内風路と、第2連通口に形成されて発光部の近傍と第2通過口との間で空気を案内する第2案内風路とを有して構成され、第1案内風路に形成された空気出入口と第2案内風路に形成された空気出入口とは、発光部を挟んで対向し、第1案内風路に形成された空気出入口から空気が噴出され、第2案内風路に形成された空気出入口から空気が吸込まれることが望ましい。
発光部を挟んで対向する空気出入口の一方から空気が噴出され、他方から空気が吸い込まれるので、発光部の周囲の空気を速く流動させることができる。発光部の周囲で空気を速く流動させることで、発光管の冷却効率を高めることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、通過口は、第1通過口と第2通過口とを有して構成され、連通口は、第1連通口と第2連通口とを有して構成され、案内風路は、第1連通口に形成されて発光部の近傍と第1通過口との間で空気を案内する第1案内風路と、第2連通口に形成されて発光部の近傍と第2通過口との間で空気を案内する第2案内風路とを有して構成され、第1案内風路に形成された空気出入口と第2案内風路に形成された空気出入口とは、発光部を挟んで対向し、第1案内風路および第2案内風路に形成された空気出入口から空気が噴出されることが望ましい。
発光部を挟んで対向する空気出入口の両方から空気が噴出されるので、噴出された空気の衝突により発光部の周囲で乱流が発生する。発光部の周囲に乱流を発生させることで、発光部の周囲で境界層を壊して、発光管の冷却効率を高めることができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るプロジェクター1の概略構成を示す。プロジェクター1は、不図示のスクリーンへ光を投写し、スクリーンで反射する光を観察することで画像を鑑賞するフロント投写型のプロジェクターである。プロジェクター1は、ランプユニット2、装置側風路4、送風ファン6、光学エンジン8を有して大略構成される。なお、本願の実施例の説明において、ランプユニット2から光学エンジン8に向かう軸をZ軸とする。Z軸と直交し互いに垂直に交わる軸をX軸及びY軸とする。また、各軸の矢印方向を正の方向とし、その逆方向を負の方向とする。ランプユニット2は、発光管11、主反射鏡12、副反射鏡13、透過カバー(カバー部)14、下面カバー(カバー部)18、を有して構成される。ランプユニット2は、赤色(R)光、緑色(G)光、青色(B)光を含む光を射出する。ランプユニット2は、プロジェクター1の取付部1aに着脱可能に取り付けられる。なお、その着脱方向は矢印Pに示す方向となる。
図2は、本発明の実施例1に係るランプユニット2の概略構成を示す外観斜視図である。図2は、透過カバー14を取り除いた状態でランプユニット2を示す。図3は、ランプユニット2の分解斜視図である。図3には、装置側風路4も示す。
発光管11は、例えば、超高圧水銀ランプである。発光管11の内部は、例えば石英部材を用いて封止されている。発光部15は、発光管11のうち第1封止部16及び第2封止部17に挟まれた球状部分であって、光を射出する。発光部15の内部には、一対の電極が配置される放電空間が形成されている。第1封止部16は、発光管11のうち、発光部15に対してZ軸に沿った正の方向側(第1の方向側、以下、前側という。)に設けられた円筒形状の部分である。第2封止部17は、発光管11のうち、発光部15に対してZ軸に沿った負の方向側(以下、後側という。)に設けられた円筒形状の部分である。
主反射鏡12は、発光部15から射出した光を反射させ、前側へ進行させる。主反射鏡12は、中心軸AXを中心として楕円を回転させることにより得られる回転楕円面を、中心軸AXを含む平面で切断することにより得られる曲面と略同じ形状をなしている。主反射鏡12の前側は、第1開口12aとなる。主反射鏡12の、Y軸に沿った負の方向側(第2の方向側、以下、下側という。)は、平面に切断された切断面が第2開口12bとなる。第1開口12aが形成されることで、発光部15から射出した光は主反射鏡12に遮られずに前側に向かう。
発光管11は、中心軸AX上に配置されている。主反射鏡12は、所望の形状に成形された基材の表面に高反射性部材、例えば誘電体多層膜や金属部材を蒸着させることにより構成されている。高反射性部材は、可視領域の波長の光について高い反射率である部材を用いる。回転楕円面を切断した形状の主反射鏡12を用いることにより、回転楕円面が切断されていない一般的な反射鏡を用いたものよりも、薄型なランプユニット2とすることができる。なお、主反射鏡12は、回転楕円面を切断することにより得られる曲面と略同じ形状に限られない。例えば、放物線などの所定の曲線を回転させることにより得られる回転曲面を切断することにより得られる曲面と略同じ形状や、自由曲面形状などとしても良い。また、回転楕円面等の回転面を切断する平面の位置は、中心軸AXを含む位置でもよいし、中心軸AXよりも下側となる位置であってもよい。
副反射鏡13は、発光部15から射出した光を発光部15へ向けて反射させる。副反射鏡13は、発光部15の周囲の一部を下側から覆う。副反射鏡13と発光部15との間には、隙間が設けられている。副反射鏡13は、所望の形状に成形された基材の表面に高反射性部材、例えば誘電体多層膜や金属部材を蒸着させることにより構成されている。高反射性部材は、可視領域の波長の光について高い反射率である部材を用いる。主反射鏡12と副反射鏡13とを設けることにより、発光部15から射出した光を光学エンジン8へ効率良く進行させることが可能となる。
透過カバー14は、第1開口12aを塞ぐ。透過カバー14は、透光性の材料で形成され、発光部15から射出した光や主反射鏡12で反射された光を透過させる。下面カバー18は、第2開口12bを塞ぐ。このように、第1開口12aを透過カバー14で塞ぎ、第2開口12bを下面カバー18で塞ぐことで、透過カバー14と下面カバー18とが協働して、防爆カバーとして機能する。発光管11が何らかの理由により破裂した場合でも、透過カバー14と下面カバー18とが防爆カバーとして機能することで、破片の飛散を低減することができる。なお、下面カバー18には、モールドやセラミックス等の耐熱性の材料を用いる。
図4は、ランプユニット2および装置側風路4を前側から観た正面断面図である。下面カバー18には、空気を通過させる通過口20が形成されている。通過口20からはランプユニット内部に向けて延びるようにユニット側風路(案内風路)21が形成されている。ユニット側風路21には、空気の出入りが可能なユニット側空気出入口(空気出入口)21aが形成されている。ユニット側空気出入口21aは、発光管11の発光部15の近傍に、X軸に沿った負の方向を向き(第1の方向および第2の方向と直交する向き)に形成されている。ユニット側空気出入口21aがX軸に沿った負の方向を向き、つまり、横向きに形成されているため、発光管11が破裂した場合に、破片がランプユニット2外に落下しにくい。また、ランプユニット2を交換する際にも破片がランプユニット2外に落下しにくい。したがって、ユニット側風路21にユニット側空気出入口21aを形成しても、防爆機能が低下しにくい。また、ランプユニット2を取付部1aから取り外した場合に、発光管11の破片がプロジェクター1内へ落下しにくくなるので、ランプユニット2の交換が容易になり、メンテナンス性が向上する。
装置側風路4は、プロジェクター1内に設設され、内部に空気を通過可能とされている。装置側風路4は、送風ファン6によって送り込まれた空気を案内する。装置側風路4は、取付部1aに取り付けられた状態のランプユニット2に対して、下面カバー18を介して主反射鏡12の反対側に配設される。これにより、装置側風路4は、主反射鏡12の元となる回転曲面が切断された部分に配置されることとなる。装置側風路4には、主反射鏡12と透過カバー14と下面カバー18とに囲まれた内部空間と、装置側風路4との間の通過口20を介した空気の通過を可能にする連通口4cが形成されている。連通口4cには、通過口20を貫通する貫通部(案内風路)4aが形成されている。貫通部4aも、内部に空気を通過可能とされている。貫通部4aには、ユニット側風路21のユニット側空気出入口21aに向けた空気の噴出を可能とする装置側空気出入口4bが形成されている。ランプユニット2の通過口20に対する貫通部4aの貫通方向は、図1の矢印Pに示す方向となっている。ランプユニット2の着脱方向と、貫通部4aの貫通方向が一致するので、ランプユニット2の着脱に貫通部4aが邪魔にならない。また、通過口20に貫通部4aを貫通させてランプユニット2を取り付けることができるので、ランプユニット2の位置決めが容易になる。装置側風路4は、主反射鏡12の元となる回転曲面が切断されて削除された部分に配置されるので、空いたスペースを有効に活用して、プロジェクター1本体の小型化に寄与することができる。
送風ファン6は、装置側風路4に接続されて、装置側風路4の内部に空気を送り込む。ここで、送風ファン6から送り込まれた空気の流れを説明する。送風機6から送り込まれた空気は、装置側風路4を通過して、貫通部4aに流入する。なお、空気は、貫通部4aに流入することで、ランプユニット2の通過口20を通過したことにもなる。貫通部4aに流入した空気は、貫通部4aに案内されて、装置側空気出入口4bからユニット側空気出入口21aに向けて噴出される。なお、空気は、貫通部4aに案内されることで、ユニット側風路21に案内されたことにもなる。ユニット側空気出入口21aに向けて噴出された空気は、ユニット側空気噴出口21aから噴出し、発光管11の発光部15に吹き付けられる。
送風ファン6から送り込まれた空気は、発光部15に直接吹き付けられるので、発光部15近傍の空気を確実に流動させることができる。これにより、発光管11を十分に冷却することができる。また、ユニット側風路21は、下面カバー18に形成され、通過口20から発光部15の近傍に向けて延びているので、発光部15から射出された光がランプユニット2の外部に放出される妨げになりにくい。図4からも分かるように、発光部15からユニット側風路21に向けて射出された光は、ユニット側風路21に到達する前に、副反射鏡13によって反射される。副反射鏡13で反射された光は、さらに主反射鏡12で反射されて前側に進行されるので、ユニット側風路21に妨げられずに、ランプユニット2外に放出される。
次に光学エンジン8について説明する。凹レンズ78は、ランプユニット2から射出した光を平行化させる。第1インテグレーターレンズ61及び第2インテグレーターレンズ62は、アレイ状に配列された複数のレンズ素子を有する。第1インテグレーターレンズ61は、凹レンズ78からの光束を複数に分割する。第1インテグレーターレンズ61の各レンズ素子は、凹レンズ78からの光束を第2インテグレーターレンズ62のレンズ素子近傍にて集光させる。第2インテグレーターレンズ62のレンズ素子は、第1インテグレーターレンズ61のレンズ素子の像を空間光変調装置上に形成する。
2つのインテグレーターレンズ61、62を経た光は、偏光変換素子63にて特定の振動方向の直線偏光に変換される。重畳レンズ64は、第1インテグレーターレンズ61の各レンズ素子の像を空間光変調装置上で重畳させる。第1インテグレーターレンズ61、第2インテグレーターレンズ62及び重畳レンズ64は、ランプユニット2からの光の強度分布を空間光変調装置上にて均一化させる。重畳レンズ64からの光は、第1ダイクロイックミラー65に入射する。第1ダイクロイックミラー65は、R光を反射し、G光及びB光を透過させる。第1ダイクロイックミラー65へ入射したR光は、第1ダイクロイックミラー65、反射ミラー66でそれぞれ光路が折り曲げられ、R光用フィールドレンズ67Rへ入射する。R光用フィールドレンズ67Rは、反射ミラー66からのR光を平行化し、R光用空間光変調装置68Rへ入射させる。
R光用空間光変調装置68Rは、R光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。R光用空間光変調装置68Rに設けられた不図示の液晶パネルは、2つの透明基板の間に、光を画像信号に応じて変調するための液晶層を封入している。R光用空間光変調装置68Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム69へ入射する。
第1ダイクロイックミラー65を透過したG光及びB光は、第2ダイクロイックミラー70へ入射する。第2ダイクロイックミラー70は、G光を反射し、B光を透過させる。第2ダイクロイックミラー70へ入射したG光は、第2ダイクロイックミラー70で光路が折り曲げられ、G光用フィールドレンズ67Gへ入射する。G光用フィールドレンズ67Gは、第2ダイクロイックミラー70からのG光を平行化し、G光用空間光変調装置68Gへ入射させる。G光用空間光変調装置68Gは、G光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。G光用空間光変調装置68Gで変調されたG光は、クロスダイクロイックプリズム69のうちR光が入射する面とは異なる面へ入射する。
第2ダイクロイックミラー70を透過したB光は、リレーレンズ71を透過した後、反射ミラー72での反射により光路が折り曲げられる。反射ミラー72からのB光は、さらにリレーレンズ73を透過した後、反射ミラー74での反射により光路が折り曲げられ、B光用フィールドレンズ67Bへ入射する。R光の光路及びG光の光路よりもB光の光路が長いことから、空間光変調装置における照明倍率を他の色光と等しくするために、B光の光路には、リレーレンズ71、73を用いるリレー光学系が採用されている。
B光用フィールドレンズ67Bは、反射ミラー74からのB光を平行化し、B光用空間光変調装置68Bへ入射させる。B光用空間光変調装置68Bは、B光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。B光用空間光変調装置68Bで変調されたB光は、クロスダイクロイックプリズム69のうちR光が入射する面、G光が入射する面とは異なる面へ入射する。
クロスダイクロイックプリズム69は、互いに略直交する2つのダイクロイック膜75、76を有する。第1ダイクロイック膜75は、R光を反射し、G光及びB光を透過させる。第2ダイクロイック膜76は、B光を反射し、R光及びG光を透過させる。クロスダイクロイックプリズム69は、それぞれ異なる方向から入射したR光、G光及びB光を合成し、投写レンズ77の方向へ射出する。投写レンズ77は、クロスダイクロイックプリズム69で合成された光をスクリーンの方向へ投写する。
プロジェクター1は、上記のランプユニット2を用いることで、発光管11の十分な冷却を可能とし、発光管11の劣化を低減できる。これにより、高い信頼性のプロジェクター1を得られるという効果を奏する。
プロジェクター1は、空間光変調装置として透過型液晶表示装置を用いる場合に限られない。空間光変調装置としては、反射型液晶表示装置(Liquid Crystal On Silicon;LCOS)、DMD(Digital Micromirror Device)、GLV(Grating Light Valve)等を用いても良い。プロジェクター1は、色光ごとに空間光変調装置を備える構成に限られない。プロジェクター1は、一の空間光変調装置により2つ又は3つ以上の色光を変調する構成としても良い。プロジェクター1は、空間光変調装置を用いる場合に限られない。プロジェクター1は、画像情報を持たせたスライドを用いるスライドプロジェクタであっても良い。プロジェクター1は、スクリーンの一方の面に光を供給し、スクリーンの他方の面から射出される光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるリアプロジェクタであっても良い。本発明に係るランプユニットは、プロジェクター1に用いるものに限られない。ランプユニットは、例えば、懐中電灯等の照明機器や、自動車のヘッドライト等に適用しても良い。
また、ユニット側空気出入口21a、装置側空気出入口4bは、発光管11の発光部15に空気を吹き付けることができる位置に形成されているが、副反射鏡13に空気を吹き付けることができる位置に形成されていてもよい。副反射鏡13に空気が吹き付けられて冷却されることで、対流や輻射により発光部15を冷却することができ、発光管11の劣化を低減することが可能となる。また、送風ファン6が空気を送り込む方向を逆方向とすることで、ユニット側空気出入口21aから空気を吸い込むように構成してもよい。この場合も、発光部15近傍の空気がユニット側空気出入口21aから吸い込まれることで、発光部15近傍の空気を流動させて、発光部15を十分に冷却させることができる。また、ユニット側空気出入口21aから噴出された空気のランプユニット2外への排出を円滑にするために、下面カバー18をメッシュ構造としてもよい。
図5は、本実施例1の変形例1に係るランプユニット2の分解斜視図である。図6は本変形例1に係るランプユニット2および装置側風路4を前側から見た正面断面図である。上述した構成と同様の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本変形例1では、通過口20として第1通過口22と第2通過口24とが、下面カバー18に形成されている。また、ユニット側風路21として第1ユニット側風路(第1案内風路)23と第2ユニット側風路(第2案内風路)25の2つの風路が、下面カバー18に形成されている。第1ユニット側風路23と第2ユニット側風路25のそれぞれに、ユニット側空気出入口23a,25aが形成されている。ユニット側空気出入口23aとユニット側空気出入口25aとは、発光部15を挟んで互いに対向し、第2の方向に直交する向きで、空気を発光部15に吹き付けるように形成されている。
また、本変形例1では、装置側風路4として、第1装置側風路27と第2装置側風路29とがプロジェクター1内に配設されている。第1装置側風路27および第2装置側風路29には、主反射鏡12と透過カバー14と下面カバー18とに囲まれた内部空間と、装置側風路27,29との間の通過口22,24を介した空気の通過を可能にする第1連通口27cと第2連通口29cとが形成されている。第1連通口27cおよび第2連通口29cには、それぞれ貫通部(第1案内風路、第2案内風路)27a,29aが形成されている。ランプユニット2が取付部1aに取り付けられると、貫通部27aが第1通過口22に貫通し、貫通部29aが第2通過口24に貫通する。
第1装置側風路27と第2装置側風路29とには、図示しない送風ファンから空気が送り込まれる。したがって、図6に示すように発光部15を挟むユニット側空気出入口23a,25aの両方から空気が噴出される。発光部15には両側から空気が吹き付けられることで、発光部15の周囲に乱流が発生し、境界層が破壊される。これにより、発光部15の冷却効率を高めることができる。
なお、第1装置側風路27と第2装置側風路29とは、別々に構成されている場合に限られず、1本にまとめられた風路として構成され、1本にまとめられた風路に2つの貫通部が形成されて構成されてもよい。
図7は、本実施例1の変形例2に係るランプユニット2および装置側風路4を前側から見た正面断面図である。本変形例2に係るランプユニットは、変形例1で説明したランプユニット2と同様の構成となる。
本変形例2では、第1装置側風路27に接続された送風ファン(図示せず。)から第1装置側風路27の内部に空気が送り込まれる。一方、第2装置側風路29に接続された送風ファン(図示せず。)は、第2装置側風路29の内部から空気を吸い込む。図5に示すようにユニット側空気出入口23aから噴出された空気は、発光部15の周囲を通ってユニット側空気出入口25aに吸い込まれる。これにより、発光部15の近傍での空気の流動が円滑になり、発光部15の周囲を通過する空気の速度が速くなるので、発光部15の冷却効率をより一層高めることができる。
図8は、本実施例1の変形例3に係るランプユニット2を上側から見た平面断面図である。図9は、本変形例3に係るランプユニット2が備える透過カバー14を前側から見た正面図である。上述した構成と同様の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本変形例3では、透過カバー14に通過口20およびユニット側風路(案内風路)14aが形成されている。これにより、装置側風路に設けられる貫通部は、ランプユニット2の前側から通過口20を貫通可能となる。したがって、ランプユニット2の着脱方向が前後方向となるプロジェクターに対しても、本発明を適用し、発光部15に近傍の空気を流動させて、発光部15を十分に冷却することができるようになる。
図10は、本発明の実施例2に係るプロジェクターが備える装置側風路およびランプユニットを前側から見た正面断面図である。実施例1と同様の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。本実施例2では、装置側風路104に連通口104aが形成されているが、貫通部は形成されていない。連通口104aの周囲を囲むようにシール材105が配置されている。シール材105にはゴム等の弾性材料が用いられ、ランプユニット2の下面カバー18と装置側風路104を密着させる。これにより、装置側風路104の内部に送り込まれた空気が、装置側風路104と下面カバー18との間から漏れずに、ユニット側風路21の内部を案内されて発光部15に吹き付けられる。なお、シール材105は、下面カバー18側に設けられていてもよい。
このように、装置側風路104に貫通部が形成されていないので、貫通部の貫通を利用した位置決めは行えなくなるものの、装置側風路104の構造を簡素化することができる。また、ランプユニット2の取付時に、ランプユニット2と貫通部が衝突して貫通部が破損してしまうという問題も生じない。なお、ユニット側空気出入口21aから空気を吸い込むように構成してもよい。
図11は、本発明の実施例3に係るプロジェクターが備える装置側風路およびランプユニットを前側から見た正面断面図である。実施例1と同様の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。本実施例3では、下面カバー108に通過口20が形成されているが、ユニット側風路は形成されていない。ランプユニット2が取り付けられた状態において、装置側風路4に形成された貫通部4aは通過口20を貫通する。これにより、貫通部4aに形成された装置側空気出入口4bが発光部15の近傍に位置する。装置側風路4の内部に送り込まれた空気は、貫通部4aの内部を運搬され、装置側空気出入口4bから噴出して発光部15に直接吹き付けられる。
このように、下面カバー108にユニット側風路が形成されていないので、ランプユニット2の構造を簡素化することができる。また、装置側風路4の貫通部4aを通過口20に貫通させることで、ランプユニット2の取付時の位置決めを容易とすることができる。なお、装置側空気出入口4bから空気を吸い込むように構成してもよい。
以上のように、本発明に係るランプユニットは、プロジェクターに用いる場合に適している。
本発明の実施例1に係るプロジェクターの概略構成を示す図。 ランプユニットの概略構成を示す外観斜視図。 ランプユニットの分解斜視図。 ランプユニットおよび装置側風路を前側から観た正面断面図。 本実施例1の変形例1に係るランプユニットの分解斜視図。 変形例1に係るランプユニットおよび装置側風路を前側から見た正面断面図。 変形例2に係るランプユニットおよび装置側風路を前側から見た正面断面図。 変形例3に係るランプユニットを上側から見た平面断面図。 変形例3に係るランプユニットが備える透過カバーを前側から見た正面図。 本発明の実施例2に係るプロジェクターが備える装置側風路およびランプユニットを前側から見た正面断面図。 本発明の実施例3に係るプロジェクターが備える装置側風路およびランプユニットを前側から見た正面断面図。
1 プロジェクター、2 ランプユニット、4 装置側風路、4a 貫通部、4b 装置側空気出入口、4c 連通口、6 送風ファン、8 光学エンジン、11 発光管、12 主反射鏡、12a 第1開口、12b 第2開口、13 副反射鏡、14 透過カバー(カバー部)、14a ユニット側風路、15 発光部、16 第1封止部、17 第2封止部、18 下面カバー(カバー部)、20 通過口、21 ユニット側風路、21a ユニット側空気出入口(空気出入口)、22 第1通過口、23 第1ユニット側風路、24 第2通過口、25 第2ユニット側風路、27 第1装置側風路、27a 貫通部、27c 第1連通口、29 第2装置側風路、29a 貫通部、29c 第2連通口、104 装置側風路、104a 連通口、105 シール材、108 下面カバー

Claims (15)

  1. 光を射出する発光部を備える発光管と、
    前記発光管の周囲を囲むように設けられ、前記発光部から射出した光を反射させて第1の方向へ進行させるとともに、前記第1の方向側に第1開口が形成され、前記第1の方向と略直交する第2の方向側に第2開口が形成された主反射鏡と、
    前記第1開口および前記第2開口の少なくとも一方を塞ぐカバー部と、を有し、
    前記カバー部には、空気を通過させる通過口が形成され、
    前記通過口を通過する空気が、前記発光部の近傍と前記通過口との間を案内されることで、前記発光部の近傍の空気が流動されることを特徴とするランプユニット。
  2. 前記発光部の周囲の一部を前記第2の方向側から覆い、前記発光部から射出した光を前記発光部へ向けて反射させる副反射鏡をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のランプユニット。
  3. 前記主反射鏡は、中心軸を中心として所定の曲線を回転させることにより得られる回転曲面を、前記第2の方向と略垂直な平面で切断することにより得られる曲面と略同じ形状をなし、
    前記平面による前記曲面の切断位置は、前記中心軸を含む位置、または、前記中心軸よりも第2の方向側となる位置であり、
    前記切断による切断面が前記第2開口となることを特徴とする請求項1または2に記載のランプユニット。
  4. 前記カバー部には、前記発光部の近傍と前記通過口との間で空気を案内するユニット側風路が形成され、
    前記ユニット側風路には、前記発光部の近傍で空気の噴出または吸込を行う空気出入口が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のランプユニット。
  5. 前記空気出入口は、前記第2の方向と直交する向きに形成されていることを特徴とする請求項4に記載のランプユニット。
  6. 前記通過口は、第1通過口と第2通過口とを有して構成され、
    前記ユニット側風路は、前記発光部の近傍と前記第1通過口との間で空気を案内する第1ユニット側風路と、前記発光部の近傍と前記第2通過口との間で空気を案内する第2ユニット側風路とを有して構成され、
    前記第1ユニット側風路に形成された空気出入口と前記第2ユニット側風路に形成された空気出入口とは、前記発光部を挟んで対向し、
    前記第1ユニット側風路に形成された空気出入口から空気が噴出され、
    前記第2ユニット側風路に形成された空気出入口から空気が吸込まれることを特徴とする請求項4または5に記載のランプユニット。
  7. 前記通過口は、第1通過口と第2通過口とを有して構成され、
    前記ユニット側風路は、前記発光部の近傍と前記第1通過口との間で空気を案内する第1ユニット側風路と、前記発光部の近傍と前記第2通過口との間で空気を案内する第2ユニット側風路とを有して構成され、
    前記第1ユニット側風路に形成された空気出入口と前記第2ユニット側風路に形成された空気出入口とは、前記発光部を挟んで対向し、
    前記第1ユニット側風路および前記第2ユニット側風路に形成された空気出入口から空気が噴出されることを特徴とする請求項4または5に記載のランプユニット。
  8. 前記ランプユニットは、プロジェクターに着脱可能とされ、
    前記通過口には、前記プロジェクター側に設けられて発光部の近傍と通過口との間で空気を案内する案内風路が貫通可能であり、
    前記案内風路の貫通方向と、前記ランプユニットの着脱方向とが略一致することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のランプユニット。
  9. 光を射出する発光部を備える発光管と、前記発光管の周囲を囲むように設けられ、前記発光部から射出した光を反射させて第1の方向へ進行させるとともに、前記第1の方向側に第1開口が形成され、前記第1の方向と略直交する第2の方向側に第2開口が形成された主反射鏡と、前記発光部の周囲の一部を前記第2の方向側から覆い、前記発光部から射出した光を前記発光部へ向けて反射させる副反射鏡と、空気を通過させる通過口が形成されて前記第1開口および前記第2開口の少なくとも一方を塞ぐカバー部と、を備えるランプユニットと、
    前記ランプユニットから射出した光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、
    前記カバー部を介した前記主反射鏡の反対側に配設されて内部に空気を通過可能とされた装置側風路と、
    前記発光部の近傍と前記通過口との間で空気を案内し、前記発光部の近傍で空気の噴出または吸込を行う空気出入口が形成された案内風路と、を有することを特徴とするプロジェクター。
  10. 前記通過口は、第1通過口と第2通過口とを有して構成され、
    前記案内風路は、前記発光部の近傍と前記第1通過口との間で空気を案内する第1案内風路と、前記発光部の近傍と前記第2通過口との間で空気を案内する第2案内風路とを有して構成され、
    前記第1案内風路に形成された空気出入口と前記第2案内風路に形成された空気出入口とは、前記発光部を挟んで対向し、
    前記第1案内風路に形成された空気出入口から空気が噴出され、
    前記第2案内風路に形成された空気出入口から空気が吸込まれることを特徴とする請求項9に記載のプロジェクター。
  11. 前記通過口は、第1通過口と第2通過口とを有して構成され、
    前記案内風路は、前記発光部の近傍と前記第1通過口との間で空気を案内する第1案内風路と、前記発光部の近傍と前記第2通過口との間で空気を案内する第2案内風路とを有して構成され、
    前記第1案内風路に形成された空気出入口と前記第2案内風路に形成された空気出入口とは、前記発光部を挟んで対向し、
    前記第1案内風路および前記第2案内風路に形成された空気出入口から空気が噴出されることを特徴とする請求項9に記載のプロジェクター。
  12. 光を射出する発光部を備える発光管と、
    前記発光管の周囲を囲むように設けられ、前記発光部から射出した光を反射させて第1の方向へ進行させるとともに、前記第1の方向側に第1開口が形成され、前記第1の方向と略直交する第2の方向側に第2開口が形成された主反射鏡と、
    前記発光部の周囲の一部を前記第2の方向側から覆い、前記発光部から射出した光を前記発光部へ向けて反射させる副反射鏡と、
    空気を通過させる通過口が形成されて前記第1開口および前記第2開口の少なくとも一方を塞ぐカバー部と、を備えるランプユニットの前記発光部から射出される光を用いて画像を表示させるプロジェクターであって、
    前記ランプユニットから射出した光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、
    前記カバー部を介した前記主反射鏡の反対側に配設されて内部に空気を通過可能とされた装置側風路と、
    前記装置側風路に形成され、前記主反射鏡と前記カバー部とに囲まれた内部空間と前記装置側風路との間の前記通過口を介した空気の通過を可能とする連通口と、を有し、
    前記連通口を通過する空気が、前記発光部の近傍と前記通過口との間を案内されることで、前記発光部の近傍の空気が流動されることを特徴とするプロジェクター。
  13. 前記連通口に形成されて前記通過口を貫通し、前記発光部の近傍と前記通過口との間で空気を案内する案内風路をさらに有し、
    前記案内風路には、前記発光部の近傍で空気の噴出または吸込を行う空気出入口が形成されていることを特徴とする請求項12に記載のプロジェクター。
  14. 前記通過口は、第1通過口と第2通過口とを有して構成され、
    前記連通口は、第1連通口と第2連通口とを有して構成され、
    前記案内風路は、前記第1連通口に形成されて前記発光部の近傍と前記第1通過口との間で空気を案内する第1案内風路と、前記第2連通口に形成されて前記発光部の近傍と前記第2通過口との間で空気を案内する第2案内風路とを有して構成され、
    前記第1案内風路に形成された空気出入口と前記第2案内風路に形成された空気出入口とは、前記発光部を挟んで対向し、
    前記第1案内風路に形成された空気出入口から空気が噴出され、
    前記第2案内風路に形成された空気出入口から空気が吸込まれることを特徴とする請求項13に記載のプロジェクター。
  15. 前記通過口は、第1通過口と第2通過口とを有して構成され、
    前記連通口は、第1連通口と第2連通口とを有して構成され、
    前記案内風路は、前記第1連通口に形成されて前記発光部の近傍と前記第1通過口との間で空気を案内する第1案内風路と、前記第2連通口に形成されて前記発光部の近傍と前記第2通過口との間で空気を案内する第2案内風路とを有して構成され、
    前記第1案内風路に形成された空気出入口と前記第2案内風路に形成された空気出入口とは、前記発光部を挟んで対向し、
    前記第1案内風路および前記第2案内風路に形成された空気出入口から空気が噴出されることを特徴とする請求項13に記載のプロジェクター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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