JP2010170729A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料ガス又は酸化剤ガスの供給に必要なエネルギーを無くしたり低減したりすることができて消費電力低減に寄与できる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池10の燃料ガスの入口に水素ガス供給配管16を介して水素タンク15を接続する。燃料電池10の酸化剤ガスの入口に空気供給配管20を接続する。前記水素ガス供給配管16及び空気供給配管20に対し、ガス供給機構22を設け、前記水素タンク15により水素ガス供給配管16に圧送された燃料ガスによって、ガス供給機構22の第1回転羽根38を回転させ、回転軸35を介して第2回転羽根39を回転させ、大気に開放された空気供給配管20により空気(酸化剤ガス)を吸い込み燃料電池10に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システムに係り、詳しくは燃料電池の周辺機器のための消費電力を軽減することができる燃料電池システムに関する。
燃料電池は発電効率が高く、環境に優しいので、内燃機関を有する自動車に代わる燃料電池車として期待され、実用化に向けた開発が進められている。
燃料電池システムの燃料電池には、水素ガスが供給される燃料極と、空気中の酸素ガスが供給される酸化剤極と、両極間に介在された電解質膜とが備えられている。前記燃料電池には、燃料ガスを供給する燃料ガス供給配管及び酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給配管が接続されている。そして、燃料電池により水素ガスと酸素ガスとを反応させて発電するようになっている。発電に供された燃料オフガス及び酸化オフガスは、燃料オフガス排出配管及び酸化オフガス排出配管から外部に排出されるようになっている。
前記燃料ガス供給配管の上流側には、水素ガスを高圧力で封入した水素タンクが接続され、前記酸化剤ガス供給配管の上流側には空気を圧縮して酸素ガスとして燃料電池へ供給するためのコンプレッサが接続されている。
特許文献1には、水素タンクから水素ガスを燃料電池に供給するとともに、エアブロアにより空気を燃料電池に供給するようにした燃料電池システムが開示されている。
特開2008−27589号公報
ところが、従来の特許文献1の燃料電池システムは、燃料ガス供給配管の上流側に高圧力の水素タンクを接続するとともに、酸化剤ガス供給配管の上流側にコンプレッサを接続していたので、燃料ガス及び酸化剤ガスをそれぞれ供給するための専用の動力が必要となって、消費電力低減の障害になるという問題があった。
本発明の目的は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、燃料ガス又は酸化剤ガスの供給に必要なエネルギーを無くしたり低減したりすることができて消費電力低減に寄与できる燃料電池システムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、燃料電池に燃料ガス供給配管及び燃料オフガス排出配管を接続するとともに、酸化剤ガス供給配管及び酸化オフガス排出配管を接続した燃料電池システムにおいて、燃料ガス供給配管及び酸化剤ガス供給配管に、前記燃料ガス及び酸化剤ガスのうちの一方のガス圧力を利用して、他方のガスの供給を行うためのガス供給機構を設けたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記燃料ガス供給配管の上流には燃料ガスボンベが設けられ、前記ガス供給機構は、前記燃料ガス供給配管及び酸化剤ガス供給配管に設けられ、前記燃料ガスの流動圧力によって作動されるように構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1において、前記酸化剤ガス供給配管の上流側には酸化剤ガス供給源が接続され、燃料ガス供給配管の上流側には、非圧力供給方式の燃料ガス供給源が接続され、前記ガス供給機構は酸化剤ガス供給配管及び燃料ガス供給配管に設けられ、酸化剤ガスの流動圧力によって作動されるように構成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3において、前記ガス供給機構は、燃料ガス供給配管の途中に接続された第1ハウジングと、酸化剤ガス供給配管の途中に接続された第2ハウジングと、両ハウジングの内部に両端部を貫通支持された回転軸と、該回転軸の第1ハウジング内の端部に嵌合された第1回転羽根と、第2ハウジング内の回転軸の端部に嵌合された第2回転羽根とによって構成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項において、前記燃料オフガス排出配管には、気液分離器が設けられ、該気液分離器には分離された燃料ガスを前記燃料ガス供給配管に還元するための燃料ガス循環配管が接続され、前記ガス供給機構は、前記燃料ガス供給配管、酸化剤ガス供給配管及び燃料ガス循環配管に設けられていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、燃料電池に燃料ガス供給配管及び燃料オフガス排出配管を接続するとともに、酸化剤ガス供給配管及び酸化オフガス排出配管を接続した燃料電池システムにおいて、燃料オフガス排出配管及び酸化オフガス排出配管に、前記燃料オフガス及び酸化オフガスのうちの一方のガス排出圧力を利用して、他方のガスの排出を行うためのオフガス排出機構を設けたことを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6において、前記燃料オフガス排出配管には、気液分離器が設けられ、該気液分離器には分離された燃料ガスを前記燃料ガス供給配管に還元するための燃料ガス循環配管が接続され、前記オフガス排出機構は、前記燃料オフガス排出配管、酸化オフガス排出配管及び燃料ガス循環配管に設けられていることを要旨とする。
(作用)
請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明は、ガス供給機構によって、燃料ガス及び酸化剤ガスのうち一方のガスの供給圧力を利用して、他方のガスの供給が行われる。このため、燃料ガス及び酸化剤ガスのいずれか一方のガスの供給に必要なエネルギーを無くしたり低減したりすることができる。
請求項6又は7に記載の発明は、オフガス排出機構によって、燃料オフガス及び酸化オフガスのうちの一方のオフガスの排出圧力を利用して、他方のオフガスの排出が行われる。このため、オフガス排出機構によって燃料ガス又は酸化剤ガスが燃料電池に吸引され、結果的に燃料ガス及び酸化剤ガスのうち一方のガスの供給に必要なエネルギーを無くしたり低減したりすることができる。
本発明によれば、燃料ガス又は酸化剤ガスの供給に必要なエネルギーを無くしたり低減したりすることができて消費電力低減に寄与することができる。
この発明の燃料電池システムを具体化した1実施形態の略体回路図。 ガス供給機構の断面図。 この発明の燃料電池システムの別の実施形態を示す部分略体回路図。 この発明の燃料電池システムの別の実施形態を示す部分略体回路図。 この発明の燃料電池システムの別の実施形態を示す部分略体回路図。 この発明の燃料電池システムの別の実施形態を示すガス供給機構の横断面図。 (a)は図6の1−1線断面図、(b)は図6の2−2線断面図。
以下、本発明を具体化した燃料電池システムの一実施形態を図1及び図2に従って説明する。
この実施形態の燃料電池システムは、図1に示すように、燃料電池10と、燃料ガス供給系14と、酸化剤ガス供給系19とを備えている。前記燃料電池10は、燃料ガスである水素ガスと、酸化剤ガスである酸素ガスとを反応させることによって、発電を行うものであって、固体電解質膜11の片面に接合され、水素ガスが供給される燃料極12と、固体電解質膜11の他面に接合され、酸素を含む空気が供給される酸化剤極13とを備えている。これらの固体電解質膜11及び両極12,13により発電セルが構成されている。燃料電池10は多数の発電セルが積層されたスタック構造となっているが、図1では単一の発電セルのみを簡略化して表している。
前記燃料ガス供給系14は、前記燃料電池10の燃料極12に供給する水素ガスを蓄えるための高圧の水素タンク15と、水素ガスを前記燃料電池10の燃料極12内に供給するための水素ガス供給配管16と、該配管16に接続され、かつ水素ガスに水蒸気を供給して加湿する加湿器17と、水素ガスの供給圧力を調整する圧力調整弁18とによって構成されている。前記圧力調整弁18は、開度が調整されることによって、水素タンク15から燃料電池10の燃料極12側に供給される水素ガスの供給量を制御し、水素ガスの供給量を制御することにより、燃料電池10の燃料極12側の燃料ガスの圧力についても制御する構成となっている。
前記酸化剤ガス供給系19は、空気を前記酸化剤極13内に供給するために大気に開放された空気供給配管20と、該空気供給配管20に接続され、かつ空気に水蒸気を供給して加湿する加湿器21とにより構成されている。
前記水素ガス供給配管16と空気供給配管20には、後に詳述するガス供給機構22が接続されている。
前記燃料電池10の燃料極12側の出口と前記加湿器17の上流側の水素ガス供給配管16との間には、ガス循環系23が接続されている。このガス循環系23を構成するガス循環配管24の中間には、主に水素ガスと浸透水を分離する気液分離器25が接続されている。この気液分離器25の下流側のガス循環配管24には、燃料循環ポンプ26が接続されている。前記燃料電池10の燃料極12側の出口から排出された燃料オフガスに含まれる未反応の水素ガスと、発電時に酸化剤極13側で生成された生成水が前記固体電解質膜11を浸透して燃料極12に移動された浸透水とを前記気液分離器25によって分離し、分離された水素ガスを前記燃料循環ポンプ26により燃料極12側の水素ガス供給配管16へ還流するようになっている。
前記燃料電池10の酸化剤極13側の出口には、酸化オフガスを排出する酸化オフガス配管27の基端が接続され、該配管27の中間部には、水素ガスの希釈装置28が接続されている。前記気液分離器25の出口には、水素ガスの大半が分離された燃料オフガスを前記希釈装置28の入口に導くための燃料オフガス配管29が接続されている。前記配管29は前記希釈装置28に接続されている。該配管29には電磁式の開閉弁30が接続されている。前記希釈装置28よりも下流側の酸化オフガス配管27には、電磁式の開閉弁31が接続されている。
図1に示す前記圧力調整弁18、加湿器17,21、燃料循環ポンプ26、開閉弁30,31等の動作は、図示しないがコンピュータを備えた制御コントローラからの制御信号に基づいてそれぞれ制御されるようになっている。
次に、図2に基づいて、ガス供給機構22について説明する。この実施形態では、ガス供給機構22として、自動車のエンジンに用いられるターボチャージャー(過給器)の構造を採用している。
図2に示すように、前記水素ガス供給配管16の途中にはアルミニウム合金製の第1ハウジング32が接続され、前記空気供給配管20の途中にはアルミニウム合金製の第2ハウジング33が接続されている。前記第1及び第2ハウジング32,33は金属製の連結部材34によって連結されている。前記第1及び第2ハウジング32,33の対向する壁面には回転軸35の上端部がベアリング36及びシールリング37を介して回転可能に支持されている。前記回転軸35の第1ハウジング32側の端部には、例えばアルミニウム合金等の軽量金属よりなる第1回転羽根38が連結され、回転軸35の第2ハウジング33側の端部には、同じく例えばアルミニウム合金等の軽量金属よりなる第2回転羽根39が連結されている。
従って、前記水素ガス供給配管16内を流れる水素ガスの流動圧力によって、前記第1回転羽根38が回転されると、回転軸35を介して、第2回転羽根39が回転され、大気に開放された空気供給配管20内の酸化剤ガス(空気)が燃料電池10に供給されるようになっている。
次に、前記のように構成した燃料電池システムの動作について説明する。
図1において、制御コントローラ(図示略)からの制御信号によって、前記開閉弁30,31が開放された状態において、燃料電池システムが起動されると、水素タンク15から水素ガスが水素ガス供給配管16を介して、加湿器17に供給され、加湿器17によって加湿された水素ガスが燃料電池10の燃料極12側に供給される。前記水素ガスの燃料電池10への供給によって、図2に示すガス供給機構22の第1回転羽根38が水素ガスの流動圧力により回転され、回転軸35を介して第2回転羽根39が回転される。この第2回転羽根39の回転により、大気に開放された空気供給配管20に空気が吸い込まれ、この空気が加湿器21に送られ、燃料電池10の酸化剤極13に空気(酸素)が供給される。このように、水素ガスの供給圧力を利用して、酸化剤ガス(空気)が燃料電池10に供給される。
空気供給配管20内の酸化剤ガスが加湿器21に供給され、加湿器21によって空気が加湿された後、燃料電池10の酸化剤極13側に供給される。又、燃料極12内にスタックされた発電セルによって水素ガスと空気中に含まれる酸素ガスとが反応して、発電が行われる。発電された電力は、図示しないインバータによって、直流から交流に変換され、例えば、自動車の走行用モータ等の駆動に用いられる。
燃料電池10による発電中は、燃料電池10の燃料極12側の出口から前記ガス循環配管24に窒素ガス、水素ガス等の燃料オフガス及び浸透水が排出される。一方、酸化剤極13側の出口から酸素ガス、窒素ガス等を含む酸化オフガス及び生成水が酸化オフガス配管27に排出される。前記気液分離器25によって分離された水素ガスは、燃料循環ポンプ26によってガス循環配管24を通して水素ガス供給配管16に還流され、発電に利用される。
前記気液分離器25によって大半の水素ガスが分離された燃料オフガスと浸透水は、配管29を通して図1に示す希釈装置28の希釈室内に供給される。希釈室内に導かれた燃料オフガスは該希釈室内で拡散されて滞留されるので、水素ガスと水素ガス以外の窒素ガス等の他のガスとの混合が促進され、水素ガスが他のガスによって希釈される。希釈された燃料オフガスは酸化オフガス配管27内の酸化オフガスと混合されて、水素ガスが酸化オフガスによりさらに希釈されて、水素濃度が基準値以下となって大気に排出される。
上記実施形態の燃料電池システムによれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、前記燃料ガス供給系14の水素ガス供給配管16及び酸化剤ガス供給系19の空気供給配管20にガス供給機構22を設けた。このため、水素タンク15から水素ガス供給配管16を介して燃料極12に供給される水素ガスの流動圧力を利用して、空気供給配管20から空気(酸化剤ガス)を燃料電池10に供給することができ、空気供給配管20の上流側に酸化剤ガス供給源としてのコンプレッサ(ポンプ、エアブロア等)を接続して空気(酸化剤ガス)を燃料電池10に供給する必要がなくなる。従って、空気(酸化剤ガス)の供給に必要なエネルギーを低減することができるとともに、周辺機器の小型化を図り、省スペース化を図ることができる。
(2)上記実施形態では、ガス供給機構22として、図2に示すように、従来周知のターボチャージャーと同様の構造を用いたので、ガス供給機構22の製造を容易に行い、コストを低減することができる。
(3)上記実施形態では、ガス供給機構22の第1及び第2ハウジング32,33、第1及び第2回転羽根38,39の材料として、アルミニウム合金を用いたので、ガス供給機構22を軽量化することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・図3に示すように、前記ガス循環系23のガス循環配管24に設けた燃料循環ポンプ26を省略するとともに、前記ガス循環配管24の途中に第3ハウジング46を接続する。この第3ハウジング46の内部に、前記ガス供給機構22の回転軸35によって回転される第3回転羽根47を設けるようにしてもよい。この場合には燃料循環ポンプ26が省略できるので、部品点数を低減し、製造を容易に行い、省スペース化を図ることができる。
・図4に示すように、前記ガス循環配管24(燃料オフガス配管29でもある)及び酸化オフガス配管27側に対し、前記ガス供給機構22と同様に構成したオフガス排出機構22Aを設けても良い。
上記の実施形態においては、水素タンク15の圧力によって、燃料電池10からガス循環配管24に流入された燃料オフガスの排出圧力を利用して、第1ハウジング32内の第1回転羽根38が回転されて、回転軸35及び第2回転羽根39が回転されるため、酸化オフガス配管27内を流れる酸化オフガスの排出が第2回転羽根39によって強制的に行われる。このため、空気供給配管20の上流側に酸化剤ガスを供給するコンプレッサ等が無くても、強制的に排出される酸化オフガスの排出力を利用して、酸化剤ガスが空気供給配管20を通して燃料電池10内に吸い込まれる。このため、結果的に、燃料電池10の上流側の空気供給配管20による酸化剤ガスの供給に必要な専用の供給機構を無くすことができる。
・図5に示すように、前記燃料循環ポンプ26を省略し、前記ガス循環配管24、酸化オフガス配管27側に前記オフガス排出機構22Aを配設する。このオフガス排出機構22Aは、前記連結部材34を延長するとともに、この連結部材34に第3ハウジング46を設け、該第3ハウジング46内に収容された第3回転羽根47に前記回転軸35の延長部を連結する。そして、前記第1ハウジング32内の第1回転羽根38が回転されると、第2回転羽根39及び第3回転羽根47が同期回転され、前記第3回転羽根47によって水素ガスがガス循環配管24を通して水素ガス供給配管16に供給される。この実施形態においては、燃料循環ポンプ26が省略できるので、部品点数を低減し、製造を容易に行い、省スペース化を図ることができる。
・図6に示すように、水素ガス供給配管16と空気供給配管20を互いに結合させるとともに、前記回転軸35を水素ガス供給配管16及び空気供給配管20に貫通させて、ベアリング36及びシールリング37により回転可能に支持し、該回転軸35の外周面に第1回転羽根38、第2回転羽根39を嵌合固定する。図7(a)及び図7(b)に示すように、前記水素ガス供給配管16、空気供給配管20の内部に整流板40を配設する。そして、前記水素ガス供給配管16内の水素ガスの流動圧力によって前記第1回転羽根38が回転されると、回転軸35を介して空気供給配管20内の第2回転羽根39が回転され、空気供給配管20内の酸化剤ガスが第2回転羽根39によって燃料電池10側に供給される。
上記の実施形態においては、ガス供給機構22として、図2に示すような過給器と同様の構成を採用するのと比較して、第1及び第2ハウジング32,33、連結部材34を省略することができ、このためガス供給機構22の小型化を図ることができる。
・図6及び図7に示すガス供給機構22を、燃料オフガス配管29及び酸化オフガス配管27側にオフガス排出機構22Aとして適用してもよい。
・図示しないが、図1、図4、図5及び図6に示す各実施形態において、空気供給配管20の上流側に酸化剤ガス供給源としてのコンプレッサ、エアブロア又はエアポンプ等の酸化剤ガス供給手段を接続するとともに、水素タンク15に代えて、非圧力供給方式の燃料ガス供給源(例えば水素吸蔵合金を収容した容器)に変更したタイプの燃料電池システムに具体化してもよい。この実施形態においては、コンプレッサ等による酸化剤ガスの供給圧力によってガス供給機構22あるいはオフガス排出機構22Aが作動されて、燃料ガス(水素ガス)が燃料電池10に供給される。
・前記第1〜第3回転羽根38,39,47の材料として、ポリプロピレン樹脂、芳香族ナイロン、ポリアミド系樹脂等を用いてもよい。この実施形態においては、第1〜第3回転羽根38,39,47を成形装置を用いて容易に製造することができるとともに、各羽根の軽量化を図ることができる。
・前記空気供給配管20の上流側にコンプレッサを接続した燃料電池システムにおいて、前記ガス供給機構22又はオフガス排出機構22Aを配設してもよい。このコンプレッサとガス供給機構22又はオフガス排出機構22Aを併用する場合には、前記コンプレッサの容量を小容量化することができるとともに、コンプレッサの消費エネルギーの低減を図ることができる。
10…燃料電池、22…ガス供給機構、22A…オフガス排出機構、25…気液分離器、32…第1ハウジング、33…第2ハウジング、35…回転軸、38…第1回転羽根、39…第2回転羽根、47…第3回転羽根。

Claims (7)

  1. 燃料電池に燃料ガス供給配管及び燃料オフガス排出配管を接続するとともに、酸化剤ガス供給配管及び酸化オフガス排出配管を接続した燃料電池システムにおいて、
    燃料ガス供給配管及び酸化剤ガス供給配管に、前記燃料ガス及び酸化剤ガスのうちの一方のガス圧力を利用して、他方のガスの供給を行うためのガス供給機構を設けたことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1において、前記燃料ガス供給配管の上流には燃料ガスボンベが設けられ、前記ガス供給機構は、前記燃料ガス供給配管及び酸化剤ガス供給配管に設けられ、前記燃料ガスの流動圧力によって作動されるように構成されていることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項1において、前記酸化剤ガス供給配管の上流側には酸化剤ガス供給源が接続され、燃料ガス供給配管の上流側には、非圧力供給方式の燃料ガス供給源が接続され、前記ガス供給機構は酸化剤ガス供給配管及び燃料ガス供給配管に設けられ、酸化剤ガスの流動圧力によって作動されるように構成されていることを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項2又は3において、前記ガス供給機構は、燃料ガス供給配管の途中に接続された第1ハウジングと、酸化剤ガス供給配管の途中に接続された第2ハウジングと、両ハウジングの内部に両端部を貫通支持された回転軸と、該回転軸の第1ハウジング内の端部に嵌合された第1回転羽根と、第2ハウジング内の回転軸の端部に嵌合された第2回転羽根とによって構成されていることを特徴とする燃料電池システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、前記燃料オフガス排出配管には、気液分離器が設けられ、該気液分離器には分離された燃料ガスを前記燃料ガス供給配管に還元するための燃料ガス循環配管が接続され、前記ガス供給機構は、前記燃料ガス供給配管、酸化剤ガス供給配管及び燃料ガス循環配管に設けられていることを特徴とする燃料電池システム。
  6. 燃料電池に燃料ガス供給配管及び燃料オフガス排出配管を接続するとともに、酸化剤ガス供給配管及び酸化オフガス排出配管を接続した燃料電池システムにおいて、
    燃料オフガス排出配管及び酸化オフガス排出配管に、前記燃料オフガス及び酸化オフガスのうちの一方のガス排出圧力を利用して、他方のガスの排出を行うためのオフガス排出機構を設けたことを特徴とする燃料電池システム。
  7. 請求項6において、前記燃料オフガス排出配管には、気液分離器が設けられ、該気液分離器には分離された燃料ガスを前記燃料ガス供給配管に還元するための燃料ガス循環配管が接続され、前記オフガス排出機構は、前記燃料オフガス排出配管、酸化オフガス排出配管及び燃料ガス循環配管に設けられていることを特徴とする燃料電池システム。
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