JP2010170419A - 行動時間比率計算装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの行動パターンを維持しつつ、省エネのための行動指針を提示する。
【解決手段】行動時間比率計算装置100は、ユーザの行動種類を時系列で表した行動履歴データを格納する行動データベース212と、行動履歴に対応してユーザが使用する機器のエネルギー消費量を時系列で表した機器データを格納する機器データベース211と、行動履歴データと機器データとから行動種類毎の単位時間あたりのエネルギー消費量を算出する単位エネルギー算出部205と、行動履歴データをもとにユーザの行動パターンを表す特徴データを算出する特徴算出部206と、行動種類毎の単位時間あたりのエネルギー消費量と特徴データとをもとに、エネルギー消費量が予め定められた目標値となるように行動履歴における行動種類毎の時間比率候補を算出する行動時間比率算出部207と、時間比率候補を表示する行動時間比率表示部208とを具備する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ユーザにエネルギー消費量を削減するための行動指針を提示するための行動時間比率を計算する行動時間比率計算装置に関する。
京都議定書の発効により、日本は2012年までに1990年度比で6%のCO2削減が求められている。しかし、現状のCO2排出量は増加の一途を辿っている。部門別にみると、特に民生・輸送部門の状況が厳しい。この状況の中、家庭内の環境負荷低減アプローチとしては、機器自体のエネルギー効率向上、人感センサを利用した機器の自動制御、環境負荷量に基づいた情報提示によるユーザの意識向上などがある。
情報提示アプローチについては、従来、次に示すような手法が提案されている。例えば、省エネ実施期間のエネルギー消費状況から、残りの期間内で目標達成を実現するための省エネアクション案を提示するシステム(特許文献1を参照。)や、設定されたエネルギー消費目標に対し、その達成に向けて1.機器の交換案、2.省エネ手段案を提示、3.強制省エネ制御を順に実行するシステム(特許文献2を参照。)が提案されている。また、特に、ユーザの行動内容に注目したシステムとしては、各行動を環境負荷要因ととらえ、行動別の環境負荷量を提示するシステム(特許文献3を参照。)や、従来の行動パターンより外出時間が増加した場合の省エネ効果を提示し、外出行動を促進するシステム(特許文献4を参照。)などが提案されている。
特開2005−266873公報 特開2001−56804公報 特開2005−58942公報 特開2006−285343公報
しかしながら、上記特許文献1や特許文献1に示すような従来のシステムでは、家庭内で利用している機器の買い換えや、例えば、エアコンの温度設定を調整するといった一部の動作の変更を促すのみであり、このような情報提示では大幅な省エネルギーの効果は限定的なものにとどまる。何故なら、家庭内のエネルギー消費は使用機器の種類や設定状態よりも、ユーザがどのような行動を実施するかに大きく影響を受けるためである。そこで、上記特許文献3や特許文献4のように家庭内行動に着目したシステムも提案されているが、特許文献3では単に行動分類別の環境負荷量を提示して、ユーザの省エネ意識の向上を図るのみであり、特許文献4では、省エネのための外出時間の増加を促すのみであり、家庭内のエネルギー消費量を大幅に削減できるような手法とはなっていない。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、ユーザの現状の行動パターンを維持しつつ、エネルギー消費量を削減するための行動指針を提示することができる行動時間比率計算装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、ユーザの行動種類を時系列で表した行動履歴を示す行動履歴データを格納する行動データベースと、前記行動履歴に対応して前記ユーザが使用する機器のエネルギー消費量を時系列で表した機器データを格納する機器データベースと、前記行動履歴データと前記機器データとから前記行動種類毎の単位時間あたりのエネルギー消費量を算出する単位エネルギー算出部と、前記行動履歴データをもとにユーザの行動パターンを表す特徴データを算出する特徴算出部と、前記行動種類毎の単位時間あたりのエネルギー消費量と前記特徴データとをもとに、前記エネルギー消費量が予め定められた目標値となるように前記行動履歴における行動種類毎の時間比率候補を算出する行動時間比率算出部と、前記時間比率候補を表示する行動時間比率表示部とを具備する行動時間比率計算装置を提供する。
したがって本発明によれば、ユーザの現状の行動パターンを維持しつつ、エネルギー消費量を削減するための行動指針を提示することができる行動時間比率計算装置を提供することができる。
この発明の第1の実施形態に係る行動時間比率計算装置を備えたシステム構成例を示す図。 図1に示す行動時間比率計算装置の機能ブロック図。 行動種類と推定ルールの一例を示す図。 機能データベースのデータ構成例を示す図。 行動データベースデータ構成例を示す図。 図1に示す行動時間比率計算装置の処理手順の概要を示すフローチャート。 単位エネルギー算出処理の手順を示すフローチャート。 単位エネルギー算出例を示す図。 特徴算出処理の手順を示すフローチャート。 行動別特徴算出例を示す図。 行動間特徴算出例を示す図。 行動時間比率算出処理の手順を示すフローチャート。 行動時間比率候補の一例を示す図。 行動時間比率候補の評価関数を示す図。 マハラノビス距離の定義式を示す図。 候補変更処理の手順を示すフローチャート。 行動時間比率候補の交換処理の一例を示す図。 行動時間比率の表示例を示す図。 行動時間比率の他の表示例を示す図。 第2の実施形態における単位エネルギー算出処理の手順を示すフローチャート。 省エネオプションの選択例を示す図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る行動時間比率計算装置を備えたシステム全体の構成例を示したものである。図1において、このシステムは、行動時間比率計算装置100、電気機器群、エネルギー計測機器群、行動計測群、環境計測機器群、及びこれら機器群から情報を収集する情報収集装置、及び、インターネット等のネットワークを含む。行動時間比率計算装置100は、このネットワークを介して、情報収集装置で収集された計測データ等を受信する。
行動時間比率計算装置100は、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることで実現可能である。図1に示すように、行動時間比率計算装置100は、CPU12、入力部13、表示部14、通信部15、主記憶部16、及び外部記憶部17を備え、各部はバス11により相互に接続される。
入力部13は、キーボード、マウス等の入力デバイスを備え、入力デバイスの操作による操作信号をCPU12に出力する。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)等の表示ディスプレイからなる。
通信部15は、Ethernet(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)、等の通信手段を有し、上記ネットワークを介して、情報収集装置で収集された計測データ等を受信する。
外部記憶部17は、例えば、ハードディスクもしくはCD−R、CD−RW、DVD−RAM、DVD−Rなどの記憶媒体などから構成され、各種データや制御プログラムが記憶されている。
主記憶部16は、メモリ等により構成され、CPU12による制御の下で、外部記憶部17に記憶された制御プログラムを展開し、当該プログラムの実行時に必要なデータ、当該プログラムの実行により生じたデータ等を記憶する。
この行動時間比率計算装置100の機能ブロックを図2に示す。図2において、この行動時間比率計算装置100は、機器計測部201と、行動推定部202と、行動データベース212と、機器データベース211と、ユーザ設定入力部203と、データ選択部204と、単位エネルギー算出部205と、特徴算出部206と、行動時間比率算出部207と、行動時間比率表示部208を備える。なお、機器計測部201、行動推定部202、ユーザ設定入力部203、データ選択部204、単位エネルギー算出部205、特徴算出部206、行動時間比率算出部207、及び行動時間比率表示部208は、上記図1中の主記憶部16上でCPU12により実行される上記制御プログラムにより実現される。行動データベース212、及び機器データベース211は、外部記憶部17中に格納されるデータとして構成される。以下、この行動時間比率計算装置を家庭用として単身世帯に設置した例について説明する。
行動計測機器群は、各ユーザの識別情報や滞在位置、動作などを検出するためのもので、例えば、各ユーザに身につけられ、当該ユーザの識別情報や滞在位置を検出するためのRFID(Radio Frequency Identification)タグ、各ユーザの周辺に設置されている各種センサ(焦電センサ、超音波センサ、圧力センサ)などである。例えば、家庭の場合、住宅内の床、壁、扉などに行動計測機器群として圧力センサを設置したり、住宅内の物品に行動計測機器群としてRFIDタグを取り付けたり、さらに、扉の開閉スイッチや蛇口付近の水流量計測機などを行動計測機器群として用いて、各ユーザの滞在位置及び、動作を計測する。各ユーザの識別情報は、各ユーザが身につけているRFIDタグにより検出する。その他、動作計測機器として、ビデオカメラを使用し、映像情報を取得してもよい。
電気機器群は、上記行動計測機器群と同様に、各ユーザの滞在位置、動作などを検出するためのものである。家庭内には、LAN経由あるいは電灯線通信などによって、動作状態が取得可能な電気機器(例えば、テレビや冷蔵庫、洗濯機、照明器具など)を電気機器群として設置し、これら各種電気機器の動作状態を継続的に取得する。
エネルギー計測機器群は、家庭内で消費されたエネルギー量を計測するものである。例えば、分電盤の主幹及び、分岐ブレーカに取り付けた電流計や、電気機器(例えば、テレビや冷蔵庫、洗濯機、照明器具)などのコンセントに同様に取り付けた電流計である。これらの電流計も上記電気機器と同様に電灯線通信、もしくは無線LAN経由によってエネルギー消費量を継続的に取得する。
環境計測機器群は、家庭内の日時、天候、日照、温度、湿度といった環境状況を検出するためのもので、例えば、温湿度計や照度計、電波時計などを利用する。これらの機器もネットワークを利用した情報取得が可能な機器を環境計測機器群として設置する。天候や日照情報はWWW経由でサーバーにアクセスし、取得する。
機器計測部201は、上記4つの機器群の全ての機器に対して定期的にポーリングを行い、計測可能な全ての情報を取得する。ここで、例えば電気機器の電源ON/OFFなど、情報によっては機器がネットワーク全体にブロードキャストする場合もあるので、機器計測部201ではネットワークに流れるパケットを監視し、上記機器群が送信したと判定された場合、そのデータも取得する。取得したデータは、ユーザの行動推定に利用可能なデータ(例えば、焦電センサや電気機器のON/OFFデータ、消費電力量データ)を行動推定部202に送信するとともに、全ての計測データを機器データベース211に記録する。
行動推定部202は、機器計測部201から送信される計測データに基づいて、各ユーザを識別するとともに、各ユーザが実施している行動種類を推定する。各ユーザの識別には、当該ユーザが身につけているRFIDタグからの情報や映像情報などを利用する。行動種類は、ユーザの滞在位置や、その周囲に設置されているセンサ反応や各種電気機器の動作状態、もしくは消費電力量データを組み合わせて推定する。
行動推定部202で推定される行動種類は、例えば、「睡眠」、「食事」、「料理」、「入浴」、「トイレ」、「掃除」、「身支度」、「TV視聴」、「PC操作」、「ゲーム」、「くつろぎ」などである。各行動種類の推定のために、システムには予め行動種類に対応する推定ルールを示したテーブルが用意されており、行動推定部202は、機器計測部201から送信されてくる一定期間内の計測データをこの推定ルールと比較し、推定ルールを満たした場合にその期間のユーザの行動種類を確定する。
図3に、行動推定部202により推定される行動種類と、各行動種類の推定に用いる推定ルールの例を示している。図3によると、例えば寝室のベッドに行動計測機器群の機器として設置された圧力センサに10分以上の反応があり、かつ、部屋の照明が消灯していれば、行動種類として「睡眠」を推定する、などである。この行動種類の推定処理は、例えば1秒間隔など、一定間隔毎に実行され、推定結果、及び滞在位置情報は行動データベース212に記録される。なお、本実施形態では、計測データに基づいて行動推定を行っているが、ユーザが手作業で過去の行動内容を行動データベース212に入力しても良い。
機器データベース211には、機器計測部201から送信された、家庭内に設置された機器群から計測される全てのデータが記録される。機器データベース211に記録されるデータ例を図4に示す。例えば、図4に示すように、分電盤の主幹、及び分岐ブレーカの消費電力量(Wh/min)、温度、エアコン、照明のデータが1分間隔で記録される。
行動データベース212には行動推定部202から送信された、ユーザプロファイル、滞在場所、行動種類の推定データが記録される。図5に、行動データベース212に記録されるデータ例を示す。図5示すように、例えば、ユーザID、滞在場所、行動推定結果が1分間隔で記録される。滞在場所、行動推定結果の値は、1分間内の秒数を示しており、0〜60の値をとるものとする。
次に、このように構成された行動時間比率計算装置100の動作について説明する。行動時間比率計算装置100は、上述した機器データベース211及び行動データベース212に記録されたデータをもとに、ユーザに提示する行動時間比率を計算する。図6は、行動時間比率計算装置100の処理手順の概要を示したフローチャートである。
ユーザ設定入力部203は、計算実行前にユーザにより入力された計算の設定情報を読み込む(ステップS1)。データ選択部204は、上記読み込まれたユーザ設定情報に基づいて、計算に使用する機器データベース211及び行動データベース212のデータ範囲を選択する(ステップS2)。データ選択部204は、上記ステップS2で選択されたデータ範囲の機器データ、行動データを機器データベース211及び行動データベース212から読み込み、現状の行動時間比率と、消費電力量の集計結果とを算出する。この算出された現状の行動時間比率と、消費電力量の集計結果とが行動時間比率表示部208により表示部14に提示される(ステップS3)。ユーザは、この提示された結果に対して、ユーザ設定を変更するか否かを選択でき、再設定する場合は、ステップS1に手順を戻す。また、この段階でエネルギー消費目標値が設定されていない場合も、ステップS1に手順を戻す。
単位エネルギー算出部205は、上記ステップS2で選択されたデータ範囲の機器データ、行動データを機器データベース211及び行動データベース212から読み込み、行動種類別の単位時間あたりの消費電力量(単位エネルギー)を算出する(ステップS4)。また、特徴算出部206は、上記ステップS2で選択されたデータ範囲の行動データを行動データベース212から読み込み、ユーザの現状の行動パターンの特徴データを算出する(ステップS5)。そして、行動時間比率算出部207は、上記ステップS4で算出した単位エネルギーと、上記ステップS5で算出した行動パターンの特徴データとを用いて、ユーザに提示する行動時間比率を算出する(ステップS6)。行動時間比率表示部208は、上記ステップS6で算出された行動時間比率を表示部14に出力する(ステップS7)。以上の処理を実行後、ユーザが処理の再実行を選択した場合には、手順はステップS1に戻り、再びステップS1〜S7までの処理が再実行される。ユーザによる再実行指示がない場合は計算を終了する。ステップS1〜S7の処理の詳細について以下に説明する。
(ステップS1:ユーザ設定読み込み処理)
ユーザ設定入力部203は、例えば、ユーザから、想定状況、エネルギー消費目標値、行動パターンの維持度、行動比率固定行動、出力結果に対する評価、という5項目の設定情報を受け付ける。入力される設定情報について、想定状況とは、ユーザが行動時間比率の出力を希望する時期の想定情報である。具体的には、季節や、朝や夜といった時間帯、行動パターンが大きく異なると考えられる、平日もしくは休日といった情報である。なお、平日、休日の判定は、システムが予め保持している標準カレンダーを使用するが、ユーザが指定するようにしてもよい。ここで、過去に長期不在や来客といった、普段の行動パターンが実施できなかった日を計算に使用しないように指定することもできる。
エネルギー消費目標値は、ユーザが希望するエネルギー消費量の目標値である。設定方法は、現状から10%削減といったように相対的に指定しても良いし、6000Whといったように絶対値を指定しても良い。行動パターン維持度は、ユーザに出力される行動時間比率がどの程度、現状の行動パターンの特徴を維持するかという度合いがユーザから入力される。この度合いは、例えば「大」「中」「小」のような3段階でも良いし、0〜100のようにより多段階でも良い。
行動比率固定行動は、行動時間比率を計算する際に、現状の行動時間比率を変更しない行動を設定する。本実施形態では、行動種類として外出を含めているが、ユーザによっては外出行動時間の調整が難しい場合もあるので、ここでは外出行動時間は固定して計算を行う。出力に対する評価は、2回目以上の処理に対して必要に応じて入力される。入力内容は、例えば、出力された行動時間比率に対する「良い」「悪い」の2評価でも良いし、それぞれの行動種類に対して評価するようにしても良い。本実施形態では、2値評価を使用する。
このようなユーザ設定情報は、ユーザ設定入力部203からデータ選択部204へ送信される。なお、本実施形態では、データの選択範囲を過去1ヶ月間の普段の生活時、時間帯は夜間21:00〜翌5:00と設定されたと想定する。さらに、その場合の対象時間の1日平均の消費エネルギーは6400.57Whであり。それに対して、ユーザはエネルギー消費目標値を5760Wh、現状の行動パターン重視度を「中」と設定したと想定する。
(ステップS2:データ選択処理)
ユーザ設定入力部203から受け付けた想定状況データには、季節や時間帯や平日や休日といった、機器データベース211及び行動データベース212内のデータ範囲を規定する情報が含まれており、データ選択部204は、該情報に基づいてデータ範囲を選択する。データ範囲の選択後、当該データを機器データベース211、及び行動データベース212から読み込み、行動時間比率、及び全体の消費電力量を集計し、集計結果を行動時間比率表示部208に送信する。
(ステップS3:現状の行動時間比率出力処理)
行動時間比率表示部208は、データ選択部204から送信された行動時間比率及び全体の消費電力量の集計結果を表示部14に出力する。ユーザは、表示部14の出力された内容を確認した後、処理を実行するか、ユーザ設定を入力し直すかを選択する。最終的にデータ選択部204で選択された範囲のデータは、ユーザ設定入力部203で受け付けたユーザ設定情報と合わせて、単位エネルギー算出部205及び特徴算出部206に送信される。
(ステップS4:単位エネルギー算出処理)
単位エネルギー算出処理について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。単位エネルギー算出部205は、行動データベース212から対象時刻の行動データを読み込む(ステップS41)。ここで、対象時刻の初期値は、データ選択部204から受け付けたデータ範囲の初期時刻である。読み込んだ行動データから、行動種類別に実施時間の集計を行う。また、読み込まれるデータは図5に示したように、1分間の秒数であるので、該当時刻1分間の行動別実施比率(%)も合わせて算出する。
さらに、単位エネルギー算出部205は、機器データベース211から上記行動データに対応する時刻の基幹ブレーカの消費電力値(Wh)を読み込む(ステップS42)。単位エネルギー算出部205は、上記ステップS41で読み込んだ行動データにステップS42で読み込んだ消費エネルギーを実施時間の比率で割り当てる(ステップS44)。例えば対象時刻が2008年1月24日23:57の場合、図5をみるとテレビが60秒、PC利用が31秒発生していたことがわかる。このときの主幹ブレーカの消費電力値は、図4をみると44Wh/minであるので、この時刻のテレビに割り当てられる消費エネルギーは44×{60÷(60+31)}=29.01Wh/min、同様にPC利用に割り当てられる消費エネルギーは44×{31÷(60+31)}=14.99Wh/minとなる。
単位エネルギー算出部205は、このように算出された消費エネルギーを行動種類別に集計する。以上のステップS41〜S44までの処理をデータ対象範囲全ての時刻に対して実行されるまで繰り返す。本処理が終了すると、単位エネルギー算出部205は、行動種類ごとに集計された消費エネルギーを行動実施時間で除算する。これによって行動種類別の単位時間当りの消費エネルギー(単位エネルギー)が算出される(ステップS45)。図8に単位エネルギーの算出例を示す。図8では、横軸に行動種類、縦軸に単位エネルギー(Wh/h)を示している。算出された単位エネルギーデータは行動時間比率算出部207に送信される。
(ステップS5:特徴算出処理)
特徴算出処理について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。まず、特徴算出部206は、行動データベース212からデータ選択部204において受け付けた範囲のデータを読み込み、読み込んだデータについて行動種類別に実施時間を集計する(ステップS51)。ここで、行動データベース212の行動時間は行動種類の重複を許しているので例えば、1分間にテレビとPC利用をともに60秒実施しているというデータも含まれている。このようなケースについて、例えば上記の場合は、テレビとPC利用各々の実施時間比重として捉え、集計する行動時間はそれぞれ60×(30÷(60+60))=30秒と計算して加算する。また、本実施形態では、行動パターンの特徴データの算出を日単位で算出することとするため、各行動時間は日別に集計を行う。
特徴算出部206は、上記ステップS51で集計した行動時間データから行動種類別の特徴データ(以下、行動別特徴データと称する。)を算出する(ステップS52)。本実施形態では、行動別特徴データとして、1日の平均実施時間を利用する。図10は、行動別特徴データの一例であり、上記ステップS51で日ごとに集計された行動時間データを一定期間で平均した結果である。ここで、特徴算出部206は、データ選択部204から行動時間比率の出力結果に対するユーザ評価情報を受け付けているか否かを判定する。この判定において、ユーザ評価情報を受け付けている場合はステップS53が実行され、受け付けていない場合はステップS54が実行される。
ステップS53では、上記ステップS52で算出した行動別特徴データに対し、ユーザ設定入力部203で受け付けられた評価データに基づいて、補正が行われる。この補正手順は、まず、行動時間比率表示部208により算出された行動時間比率データと、データ選択部204で算出された過去の行動時間比率データとを比較し、行動別に実施時間の増減方向を記録しておく。そして、例えば、ユーザ評価が「良い」という評価であれば、先に求めた行動実施時間の増減方向と同じ方向で行動別特徴データ、つまり行動種類別の平均行動実施時間の値を10%加算する。ユーザ評価が「悪い」という評価であれば、同様に増減方向とは逆の方向で10%加算する。本処理を実行することによって、ユーザの行動パターン変化に対する希望を加味して、行動時間比率を出力することが可能になる。ここで、本実施形態では、全体の出力結果に対して「良い」「悪い」を評価したが、行動種類別にユーザ評価を受け付けるようにしても良い。
さらに、特徴算出部206は、ステップS51で集計した行動データを利用して、行動種類間の特徴データ(以下、行動間特徴データと称する。)の算出する(ステップS54)。本実施形態では、行動間特徴データとして、行動種類別の実施時間の分散共分散データを利用する。図10に示した行動実施時間データを利用して分散共分散の値を算出した例を、図11に示す。
このように、上記ステップS52で算出した行動別特徴データ、及びステップS54で算出した行動間特徴データに対して、特徴算出部206は、データ選択部204で受け付けたユーザの現状の行動パターン維持度に基づいて補正を行う(ステップS55)。補正方法は、一定の確率でランダムな行動種類間において、行動別特徴データである行動平均時間、及び行動間特徴データである分散共分散の値の交換を行う。交換処理の発生比率は、ユーザが入力した行動パターン維持度に対応して、例えば、設定水準が「大」「中」「小」の場合であれば、「大」の場合は50%の確率で2回実行、「中」の場合は50%の確率で1回実行、「小」の場合は処理を実行しないといったルールをシステム内部に記録しておく。ここで、総務省 統計局が実施している社会生活基本調査では、生活者の活動は生きるために必要不可欠な「1次活動」、社会的な義務である「2次活動」、及びそれ以外の余暇などの「3次活動」に分類されている。このような行動の特性を加味し、1次活動や2次活動は特性が他行動と交換されることは現実的ではないと考え、上記ステップS55の特徴補正処理は「テレビ」「PC利用」「ゲーム」「読書」「休憩」「電話」行動に対してのみ適用することとする。ステップS55の処理を実行することによって、現状ほとんど実施していなかった行動が長時間実施されるような行動時間比率案もユーザに提示され、ユーザはより多くの候補から消費エネルギーの低減向けた行動指針を検討できるようになる。特徴算出部206は、以上の処理を実行後、行動別特徴データ、及び行動間特徴データを行動時間比率算出部207に送信する。
(ステップS6:行動時間比率算出処理)
本実施形態における行動時間比率は、生物の進化の仕組みを応用した遺伝的アルゴリズムを利用して算出される。図12は、行動時間比率算出部207の処理手順を示すフローチャートである。まず、行動時間比率算出部207は、ユーザに提示する行動時間比率の初期候補を生成する(ステップS61)。生成された初期候補の一例を図13に示す。行動時間比率候補は行動種類数分の配列として定義され、各要素は0〜999までの整数値を用いてランダムで初期化する。各値は行動時間の比重と考える。例えば、ステップS61では、この行動時間比率候補が200候補生成されるものとする。行動時間比率算出部207は、上記ステップS61で生成した行動時間比率候補の評価を図14に示すような評価関数を用いて評価する(ステップS62)。
図14に示すように、この評価式は、Δe(x)と、Dm(x)という2つの項で構成されている。Δe(x)は、行動時間比率候補に対し、行動別の行動時間(比重から時間に変換した値)と単位エネルギー算出部205で算出された単位エネルギーとを掛け合わせて計算した消費エネルギー計算値と、ユーザが設定した目標消費エネルギーとの差分の絶対値として定義される。ここで、エネルギー消費目標値はユーザによって設定された値であるが、一般的に目標を下回る分には問題になることは少ないが、上回る場合は目標が未達成ということになるので、システム内部のエネルギー消費目標値はユーザの設定値よりも5〜10Wh程度低く設定しておく。
また、Dm(x)は、ユーザの現状の行動パターンと、生成した行動時間比率候補との乖離度を表す項であり、乖離度としてはマハラノビス距離を使用する。マハラノビス距離の定義式を図15に示す。図15の定義式において、μにあたる行動別特徴データ(行動種類別の平均時間)とΣにあたる行動間特徴データ(行動種類時間の分散共分散行列)は、特徴算出部206から供給されるので、ステップS62では、Σの逆行列Σ−1を算出し、Δe(x)と同様に行動時間比率候補の行動種類別の行動時間をxとしてDm(x)を算出する。また、Dm(x)には重みαを掛け合せた後にΔe(x)と足し合わせる。αは行動時間比率を評価する際の、現状の行動パターン維持度と言い換えることができ、重みを増加させることによって、より現状の行動パターン傾向と類似した候補ほど評価が高くなる。本実施形態では、αを現状の行動パターン維持の希望度合いとして、ユーザによる入力値を利用する。ただし、αの値が大きくなりすぎるとエネルギー消費目標を満たさない候補が高評価を得て、最終的に目標を達成できない場合があるため、αの設定可能範囲は限られている。このため、本実施形態ではユーザの現状の行動パターン維持希望度が「大」「中」「小」の3段階として、この場合のαの値は大の場合は1500、中の場合は500、小の場合は0と設定する。ステップS62の候補評価処理はステップS61で生成した全ての行動時間比率候補に対し実行する。
行動時間比率算出部207は、ステップS62で算出した行動時間比率候補の評価値に基づいて、行動時間比率候補の変更を行う(ステップS63)。本実施形態では、ステップS62の処理実行後、評価の最も高い候補(評価関数値が最小を示した候補)の値が10以上の場合はステップS63を実行し、10未満の場合は処理を終了するものとする。さらに、評価値が10以下となった行動時間比率が提示数を超えた場合は全体の処理を終了し、超えていない場合はステップS61に戻る。なお、本実施形態では提示数は1と設定しているため、手順がステップS61に戻ることはない。行動時間比率算出部207は、処理終了時には高評価だと判定した行動時間比率候補を行動時間比率表示部208に送信する。
ここで、ステップS63の候補変更処理の詳細について、図16に示すフローチャートを参照して説明する。なお、最適化の手順は一般的な遺伝的アルゴリズムの手順に従っている。
ステップS631では、評価された行動時間比率候補の中から、高評価の候補を選択し、一定の倍数で候補をコピーした上で、新たな行動比率候補として利用する。具体的には200の候補の中から、評価値の上位1〜10位の候補はそれぞれ10倍にする。同様に上位11〜20位の候補はそれぞれ5倍にする。上位21〜30位の候補はそれぞれ3倍にする。上位31〜50位の候補は1倍にする。この段階で新たな行動比率候補は200候補となるので、この200候補を以下の処理に利用し、評価値は51位〜200位の候補はこの段階で破棄する。この処理によって、評価値が高くない行動時間比率候補を以後の候補から外し、候補全体の評価値の平均を上げることが可能になる。
ステップS632では、行動時間候補同士の内容を一定の確率で交換する。200の行動時間比率候補の中からランダムで2つの候補を取り出し、取り出した候補について、2点の内容交換点をランダムで選択し、交換点を基準に行動時間比率の内容を交換する。交換処理の一例を図17に示す。この処理によって、平均的に評価値の高い行動時間比率候補内で、新たな候補パターンを生成することが可能になる。
ステップS633では、行動比率候補の内容を一定の確率で補正する。補正の手順は200の候補の中から5%の割合で行動時間比率の内容を補正する候補を選びだし、選ばれた候補が保持している行動時間比率データ内のいずれかの要素を0〜999の値で初期化する。この処理によって現在の候補群には存在していない新たなパターンを候補の中に導入することが可能になる。なお、本実施形態では、行動時間比率候補の最適化に遺伝的アルゴリズムを適用したが、上記ステップS62で説明した評価関数の最小化には、例えば、局所探索や焼きなまし方やタブーサーチなどの他の手法を利用しても良い。
(S7:行動時間比率出力処理)
行動時間比率表示部208は、データ選択部204及び行動時間比率算出部207から送信される、行動時間比率候補、及び行動時間比率候補から計算されるエネルギー消費量をグラフィカルにユーザに対して提示する。提示にあたっては、データ選択部204から受信した行動時間比率データは、現状パターンとして画面上部に出力し、行動時間比率算出部207から受信した行動時間比率データは、候補パターンとして画面下部に出力する。行動時間比率表示部208の表示例を図18に示す。図18では、現状パターンと比較して、ゲーム時間が大幅に短縮され、その一方で、睡眠、及び学業時間が増加した行動時間比率候補が提示されている。ここで、候補パターンの入浴時間が現状パターンと同等なのは、以前よりゲーム時間は日によって行動時間が大きく変動しているが、入浴時間は毎日一定の時間実施されており、その傾向がマハラノビス距離算出時に反映されているためである。
図18は、現状の行動パターン維持度を「中」と設定した例であるが、現状の行動パターン維持度を「小」と設定した場合の出力例を図19に示す。図19によれば、現状の行動パターン維持度を「小」に設定した場合は、行動パターン維持度を「中」とした場合よりも現状の行動パターンの傾向を考慮しないため、目標エネルギーは達成しているが、入浴時間が現状の傾向と比較して大幅に増加した行動パターンが出力されている。なお、表示形式は、行動時間比率を円グラフで表示しても良いし、現状パターンと候補パターンの行動時間比率と消費エネルギーデータを分離して比較表示してもよく、本実施形態の出力形式に限定するものではない。
以上述べたように、上記第1の実施形態では、家庭や職場など特定の生活空間で活動するユーザの行動パターンを推定し、同時に、分電盤や個別電力計を用いて消費電力量を計測し、計測した行動履歴と消費電力量から単位時間あたりの消費電力量を算出する。そして、上記計測した行動履歴から、行動種類別の平均行動時間及び、行動種類間の分散共分散距離を算出し、これらの算出値に基づいて、ユーザが実施する行動時間比率を調整した場合の、ユーザが予め設定したエネルギー消費目標値からの差分と、現状の行動パターンからの乖離度を加算して評価し、評価値が最小になる行動時間比率調整案を提示するようにしている。
したがって、上記第1の実施形態によれば、ユーザの現状の行動パターンを維持しつつ、家庭や職場など特定の生活空間でのエネルギー消費量を削減するための行動指針を提示可能な行動時間比率計算装置を実現することができる。
(第2の実施形態)
この発明の第2の実施形態は、例えばエアコンの買い換えや、エアコンの設定温度を変更するといった、ユーザが想定する省エネ行動を加味した上で、消費エネルギー目標を達成可能な行動時間比率を提示可能にしたものである。なお、この第2の実施形態は、上記第1の実施形態の構成と同様なため、上記図1、図2、及び図6を用いて説明する。また、図20に、第2の実施形態における単位エネルギー算出処理の手順を示す。
本実施形態では、上記図6のステップS1(ユーザ設定読み込み処理)において処理を補足し、ステップS4(単位エネルギー算出処理)において、図20に示すようにステップS43(消費エネルギー補正処理)を追加したものである。
(ステップS1:ユーザ設定読み込み処理)
ユーザ設定入力部203は、上記第1の実施形態で説明した5項目の設定情報に加え、省エネルギー方針として、省エネオプションという設定情報を受け付ける。ユーザは、表示部14に提示される省エネオプションリストの中から所望の省エネオプションを選択する。省エネオプションとは、例えば、エアコンの買い替え、冷蔵庫の買い替え、エアコンの温度設定変更、照明の消し忘れを無くす等である。省エネオプションの選択例を図21に示す。この省エネオプションリストは、例えば外部記憶部17に保存されており、ユーザ設定入力部203は、システム設置環境の状態から実施可能な省エネオプションを選択して提示する。
(ステップS43:消費エネルギー補正処理)
単位エネルギー算出部205は、ユーザの省エネルギー方針に合わせて、行動への消費エネルギーの割り当て方法を変える。例えば、ユーザが「今後、居間の省エネエアコンに買い換える」オプションを選択時には居間エアコンの消費エネルギーを行動に割り付ける際の割付量を10%減少させるといった処理を実行する。これによりユーザが想定している省エネルギー方針を反映させた場合の行動時間比率候補が出力される。これにより、ユーザは設定したエネルギー消費目標を達成するために、行動比率を調整するか、もしくは機器を買い換えるかといったように、多面的に今後の行動比率調整方針を検討することができる。
以上述べたように、上記第2の実施形態によれば、例えばエアコンの買い換えや、エアコンの設定温度を変更するといった、ユーザが想定する省エネルギー行動を加味した上で、消費エネルギー目標を達成可能な行動時間比率を提示可能になる。この仕組みを追加することで、ユーザは行動時間比率の変更と省エネ行動の実施とのバランスを含めて、エネルギー消費目標達成のための省エネ指針を得ることができる。
なお、本発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
100…行動時間比率計算装置、11…バス、12…CPU、13…入力部、14…表示部、15…通信部、16…主記憶部、17…外部記憶部、201…機器計測部、202…行動推定部、203…ユーザ設定入力部、205…データ選択部、206…特徴算出部、207…行動時間比率算出部、208…行動時間比率表示部、211…機器データベース、212…行動データベース。

Claims (5)

  1. ユーザの行動種類を時系列で表した行動履歴を示す行動履歴データを格納する行動データベースと、
    前記行動履歴に対応して前記ユーザが使用する機器のエネルギー消費量を時系列で表した機器データを格納する機器データベースと、
    前記行動履歴データと前記機器データとから前記行動種類毎の単位時間あたりのエネルギー消費量を算出する単位エネルギー算出部と、
    前記行動履歴データをもとにユーザの行動パターンを表す特徴データを算出する特徴算出部と、
    前記行動種類毎の単位時間あたりのエネルギー消費量と前記特徴データとをもとに、前記エネルギー消費量が予め定められた目標値となるように前記行動履歴における行動種類毎の時間比率候補を算出する行動時間比率算出部と、
    前記時間比率候補を表示する行動時間比率表示部と、
    を具備することを特徴とする行動時間比率計算装置。
  2. 前記特徴データは、前記行動種類別の平均実施時間、及び前記行動種類別の実施時間の分散共分散を含むことを特徴とする請求項1記載の行動時間比率計算装置。
  3. 前記時間比率算出部は、前記時間比率候補を、前記単位時間あたりのエネルギー消費量から求められるエネルギー消費量と前記目標値との差分と、前記特徴データをもとに算出されるマハラノビス距離とにより評価することを特徴とする請求項1記載の行動時間比率計算装置。
  4. 前記ユーザの現状の行動パターンを維持する度合いを入力するユーザ設定入力部をさらに具備し、
    前記特徴算出部は、前記ユーザ設定入力部で入力された度合いに応じて、前記特徴データを補正することを特徴とする請求項1記載の行動時間比率計算装置。
  5. 前記ユーザにより設定される省エネルギー方針を入力するユーザ設定入力部をさらに具備し、
    前記単位エネルギー算出部は、前記ユーザ設定入力部で入力された省エネルギー方針に応じて、前記単位時間あたりのエネルギー消費量を補正することを特徴とする請求項1記載の行動時間比率計算装置。
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