JP2010168928A - インテークマニホールド取付構造及び取付方法 - Google Patents

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Yusuke Kasahara
雄介 笠原
Kazuyuki Ogiso
一幸 小木曽
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Abstract

【課題】左右バンクに挟まれてインテークマニホールドが配置されるV型エンジンにおいて、インテークマニホールドの取付けによる空間的制約をインテークマニホールドや周辺部品が受けないインテークマニホールドの取付構造及び取付方法を提供する。
【解決手段】シリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面(11)に立設された凸部(12)と、前記凸部(12)が通過できるようにフランジ外周面に開口するU字状開口部(21a)が形成されたインテークマニホールドフランジ(21)と、を備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、インテークマニホールドの取付構造及び取付方法に関する。
従来、インテークマニホールドの取付方法は、シリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面に突出して配置されたスタッドボルトにインテークマニホールドフランジに形成されたボルト孔を挿通させて位置決めをしたのちナットを締めつけてインテークマニホールドをシリンダヘッドに締結させる方法が知られている(例えば特許文献1)。
特開平11−280906
しかしながら、前述した方法はボルト孔にスタッドボルトを挿通してナットを締める空間を確保する必要がある。そのためインテークマニホールドや周辺部品の配置や形状がスタッドボルトによるインテークマニホールド取付に左右される。特に左右バンクに挟まれてインテークマニホールドが配置されるV型エンジンでは、周辺にエンジン性能向上のための必要性の高い部品が多く、インテークマニホールドが制約を受けやすい。そしてインテークマニホールドの形状を曲がりが大きい、断面積変化が小さいといった吸気効率の高い形状とすることが困難となり、結果、エンジンの出力性能が低下する。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、左右バンクに挟まれてインテークマニホールドが配置されるV型エンジンにおいて、インテークマニホールドの取付けによる制約をインテークマニホールドや周辺部品が受けないインテークマニホールドの取付構造及び取付方法を提供することを目的とする。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、左右バンクに挟まれて配置されるV型エンジンのインテークマニホールドの取付構造であって、シリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面(11)に立設された凸部(12)と、前記凸部(12)が通過できるようにフランジ外周面に開口するU字状開口部(21a)が形成されたインテークマニホールドフランジ(21)と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、シリンダヘッドに対するインテークマニホールドの位置決めを、シリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面に立設された凸部にインテークマニホールドフランジの外周面に開口するU字状開口部を通過させることとする。これによりスタッドボルトの場合のように凸部の頭部からインテークマニホールドフランジを通過させる必要はなく、インテークマニホールド取付面に並行にスライドさせて凸部の付け根に通過させることが可能である。このためインテークマニホールド取付による空間的制約が減る。よってインテークマニホールドや周辺部品の配置や形状の自由度が増す。そしてインテークマニホールドを曲がりが大きく断面積変化が小さい形状にすることができるので、吸気効率を上げることができる。
本発明の分解構造図である。 本発明のインテークマニホールドフランジを示す図である。
以下では図面等を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の分解構造図である。
インテークマニホールドの取付構造1は、シリンダヘッド10と、インテークマニホールド20と、ガスケット30と、を含む。
シリンダヘッド10は、V型6気筒エンジンのシリンダヘッドである。シリンダヘッド10は、左右バンク角を形成するインテークマニホールド取付面11を含む。インテークマニホールド取付面11には、凸部12が立設される。凸部12は円筒形状で、断面の大きさは後述するインテークマニホールドフランジ21に形成されるU字状開口部21aを通過できる程度であり、高さは左右の凸部12同士かつ凸部12とインテークマニホールド20とが干渉しない程度である。凸部12は、左右バンクの内側にクランク軸方向に隣り合う気筒の間に配置される。凸部12は片側バンクに2本、左右合わせて4本設けられる。
インテークマニホールド20は、シリンダヘッド10の左右バンクに挟まれて配置される。インテークマニホールド20は、吸気容積部であるコレクタから分岐され各気筒に対応する6本の枝管を有する。インテークマニホールド20は左右のバンクそれぞれにインテークマニホールドフランジ21を有する。そしてインテークマニホールドフランジ21とシリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面11とがガスケット30を挟んで締結される。インテークマニホールド20はコレクタから分岐する枝管を通じて吸気を各気筒へ供給する。
ここで図2を参照してインテークマニホールドフランジ21について説明する。図2は、本発明のインテークマニホールドフランジを示す図である。図2(A)は平面図であり、図2(B)はU字開口部21aを含む部分を拡大した図である。
図2(A)に示すようにインテークマニホールドフランジ21には、上述した枝管と気筒との連通口21bを間に挟むようにボルト孔21cがクランク軸方向に直列に4ヶ所形成される。さらに各連通口21bの間にはU字状開口部21aが形成される。U字状開口部21aは凸部12に対応して片側の気筒列に2ヶ所設けられる。U字状開口部21aは、クランク軸方向である開口の長さに対してクランク軸と直交する方向である奥行きが深い長半円状である。そしてインテークマニホールド20をシリンダヘッド10に取り付けるときにU字状開口部21aに凸部12が通過する。このとき図2(B)に示すようにU字状開口部21aと凸部12との関係は、長径と凸部12との隙間d1が開口端の距離である短径と凸部12との隙間d2よりも大きくなるように設定される。
再び図1に戻る。
ガスケット30は、シリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面11とインテークマニホールドフランジ21との間に挟持され、両者間をシールする。ガスケット30はインテークマニホールドフランジ21と同様の形状で、図示を省略するがU字状開口部30aと連通口30bとボルト孔30cとを有する。
次に本発明の取付方法について説明する。
まずシリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面11に立設された凸部12にガスケット30のU字状開口部30aを通過させて、シリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面11とガスケット30とを接面させる。凸部12にU字状開口部30aを通過させる方法は、図1に示すバンクの外側から内側に向かってインテークマニホールド取付面11に並行にスライドさせればよい。次にガスケット30と同様にインテークマニホールドフランジ21のU字状開口部21aを凸部12に通過させる。そしてシリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面11とインテークマニホールドフランジ21とでガスケット30を挟持する。これによりシリンダヘッド10に対してインテークマニホールド20の位置決めが完了する。位置決めの後、インテークマニホールドフランジ21のボルト孔21cにボルトを挿入し締結してシリンダヘッド10にインテークマニホールド20を取り付ける。
本実施形態によれば、シリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面11に立設された凸部12にインテークマニホールドフランジ21の外周面に開口するU字状開口部21aを通過させることで位置決めする。インテークマニホールドフランジ21にはボルト孔ではなく外周面に開口するU字状開口部21aが設けられるので、凸部12の頭部からインテークマニホールドフランジ21を通過させる必要はなくインテークマニホールド取付面11に並行にスライドさせて凸部12の付け根に通過させることが可能である。これにより従来のようにボルト孔にスタッドボルトを挿通してナットを締める空間を確保する必要がなくなり、インテークマニホールド10や周辺部品の配置や形状の自由度が増す。そしてインテークマニホールド10を曲がりが大きく断面積変化が小さい形状にすることができるので、吸気効率が上がる。さらにスタッドボルトによる位置決めはボルトとナットとの2部品が必要であったが、本発明は追加部品が不要であり作業効率が良い。
またこのとき図1で示す上下・左右方向は左右バンクによってある程度位置決めされるが、クランク軸方向は本発明の構成の他に位置決めするものがない。そこでクランク軸方向の位置決めを確実にしたい。このためU字状開口部21aをクランク軸方向である開口の長さに対してクランク軸と直交する方向である奥行きが深い長半円状とした。さらにU字状開口部21aと凸部12との隙間の関係を、長径と凸部12との隙間d1が開口端の距離である短径と凸部12との隙間d2よりも大きくなるようにしたので、インテークマニホールドフランジ21はクランク軸方向にずれにくい。よってクランク軸方向の位置決めに高い効果を得ることができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれることが明白である。例えば、凸部形状は円筒状としたが、U字状開口部と凸部との隙間の関係が満足していればこの形状に限定されない。例えば断面の形状は、正方形でも開口を底辺とした三角形でもよい。また凸部をU字状開口部に通過させる方法は、実施形態ではシリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面に並行にスライドして凸部の付け根にU字状開口部を通過させるとしたが、これに限らない。例えばシリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面に対してインテークマニホールドフランジ面を斜めに通過させることも可能であり方法は周辺部品との兼ね合いで多様に考えられる。
10 シリンダヘッド
11 シリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面
12 凸部
20 インテークマニホールド
21 インテークマニホールドフランジ
21aU字状開口部
30 ガスケット

Claims (4)

  1. 左右バンクに挟まれて配置されるV型エンジンのインテークマニホールドの取付構造であって、
    シリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面に立設された凸部と、
    前記凸部が通過できるようにフランジ外周面に開口するU字状開口部が形成されたインテークマニホールドフランジと、
    を備えることを特徴とするV型エンジンのインテークマニホールド取付構造。
  2. 前記U字状開口部は、クランク軸方向である開口の長さに対してクランク軸と直交する方向である奥行きが深い長半円状である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のV型エンジンのインテークマニホールド取付構造。
  3. 前記U字状開口部は、長径と前記凸部との隙間が、開口端である短径と前記凸部との隙間よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項2に記載のV型エンジンのインテークマニホールド取付構造。
  4. 左右バンクに挟まれて配置されるV型エンジンのインテークマニホールドの取付方法であって、
    シリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面に立設された凸部に対して、インテークマニホールドフランジに形成されフランジ外周面に開口するU字状開口部を通過させて、インテークマニホールドのフランジ面をシリンダヘッド側のインテークマニホールド取付面に接面させる位置決め工程を備える、
    ことを特徴とするV型エンジンのインテークマニホールド取付方法。
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