JP2010168886A - Structure of edge of eaves - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、屋根の軒先側端部の鉛直面と、この鉛直面に設けられる雨樋部材との間に、屋根裏空間と屋外とを連通する屋根裏換気用の鼻隠部材を介在してなる軒先構造に関する。 The present invention relates to an eaves tip formed by interposing a nose cover member for attic ventilation that communicates the attic space and the outdoors between a vertical surface of the eaves side end portion of the roof and a gutter member provided on the vertical surface. Concerning structure.
近年、鼻隠部材の下部の軒天井材側に複数の通気孔を設けるとともに、これら複数の通気孔から屋根裏へと通じる通気路内に、火災時に発泡して通気路を遮断する防火発泡材を設けて、屋根裏への火炎や熱の侵入を防止する軒先構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。 In recent years, a plurality of ventilation holes are provided on the eaves ceiling material side below the nose cover member, and a fireproof foam material that foams in the event of a fire and blocks the ventilation path in the ventilation path leading from the plurality of ventilation holes to the attic. An eaves-end structure that is provided to prevent intrusion of flames and heat into the attic has been proposed (see, for example, Patent Document 1).
ところが、特許文献1の軒先構造では、火災時に防火発泡材が発泡する際に、この防火発泡材が発泡する範囲が明確に定まっていないので、通気路を完全に遮断する前に、通気路を遮断する方向以外に向かって発泡する場合がある。このため、火災時において通気路をより遮断しやすい軒先構造の開発が望まれている。
また、特許文献1の軒先構造では、複数の通気孔が下方に向かって開口しているので、下方から軒先を見上げると、この換気孔自体が目に入るため外観上好ましくない。さらに、これら複数の通気孔から虫が通気路内に一旦侵入してしまうと、屋根裏までの間に虫の進行を妨げるものがないという問題もある。
However, in the eaves-end structure of
Moreover, in the eaves tip structure of
本発明の課題は、火災時において通気路を確実かつ迅速に遮断できるとともに、外観性に優れ、かつ屋根裏への虫の侵入を防ぐことが可能な軒先構造を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide an eaves structure that can reliably and quickly block an air passage in the event of a fire, has excellent appearance, and can prevent insects from entering the attic.
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図5に示すように、屋根1の軒先側端部の鉛直面2aと、この鉛直面2aに設けられる雨樋部材3との間に、屋根裏空間1aと屋外とを連通する屋根裏換気用の鼻隠部材4,40を介在してなる軒先構造において、
前記雨樋部材3の下部は、前記鉛直面2aの下端部の高さ位置よりも下方に位置しており、
前記鼻隠部材4,40は、前記鉛直面2aの長さ方向に沿って長尺に形成されるとともに、正面に前記雨樋部材3が取り付けられる固定板部6,60と、この固定板部6,60と一体形成されるとともに、該固定板部6,60を前記鉛直面2aに固定した際に、前記屋根1の軒先側端部の下面との間に、前記屋根裏空間1aと連通する空隙Aを形成するための通気部7,70とを有する鼻隠本体5,50と、
この鼻隠本体5,50の通気部7,70の空隙A内に設置されるとともに、前記鼻隠本体5,50の長さ方向に沿って長尺な中仕切り板11,110とを備えており、
前記通気部7,70は、前記雨樋部材3の下部の屋根側面との間に所定の隙間Bをあけて配置されるとともに、この隙間Bに向かって開口することによって前記空隙Aと屋外とを連通する通気孔7b,70bが長さ方向に沿って複数並設される正面板部7a,70aを備えており、
前記中仕切り板11,110は、前記正面板部7a,70aと所定の隙間Cをあけて対向配置されるとともに、長さ方向に沿って通気孔11b,110bが複数並設される対向板部11a,110aを備えており、
これら正面板部7a,70aと対向板部11a,110aとの間の隙間Cには、火災時に発泡して該隙間Cを塞ぐ防火発泡材12が設けられていることを特徴とする。
As shown in FIGS. 1 to 5, for example, the first aspect of the present invention provides an attic between the
The lower part of the
The
In addition to being installed in the air gap A of the
The
The
The gap C between the
請求項1に記載の発明によれば、前記通気部7,70は、前記雨樋部材3の下部の屋根側面との間に所定の隙間Bをあけて配置されるとともに、この隙間Bに向かって開口することによって前記空隙Aと屋外とを連通する通気孔7b,70bが長さ方向に沿って複数並設される正面板部7a,70aを備えており、前記中仕切り板11,110は、前記正面板部7a,70aと所定の隙間Cをあけて対向配置されるとともに、長さ方向に沿って通気孔11b,110bが複数並設される対向板部11a,110aを備えているので、通常時においては、前記正面板部7a,70aの通気孔7b,70bおよび対向板部11,110の通気孔11b,110bを介して、前記通気部7,70と前記雨樋部材3の下部の屋根側面との間の隙間Bと、前記通気部7,70の空隙A内との間で空気を流通させることができる。そして、前記通気部7,70の空隙Aは前記屋根裏空間1aと連通しているので、前記正面板部7a,70aの通気孔7b,70bから前記屋根裏空間1aに至る部分を通気路とすることができ、この通気路を介して、前記屋根裏空間1aと屋外との間で空気を流通させることができる。
また、前記通気部7,70の正面板部7a,70aと、前記中仕切り板11,110の対向板部11a,110aとの間の隙間Cに、火災時に発泡して該隙間Cを塞ぐ防火発泡材12が設けられているので、火災時において、前記防火発泡材12は、他の方向に向かって発泡することなく、この隙間C内だけで発泡することになり、通気路を確実かつ迅速に遮断することが可能となる。
また、前記正面板部7a,70aに複数並設される通気孔7b,70bは、前記通気部7,70と前記雨樋部材3の下部の屋根側面との間の隙間Bに向かって開口していることから、下方から軒先を見上げた際に前記通気孔7b,70bが見えにくくなるので、従来に比して外観性に優れる。
さらに、前記正面板部7a,70aと対向板部11a,110aとが互いに対向して配置されることで、前記通気部7,70内と屋外との境界部分が二重構造となるので、従来に比して、前記正面板部7a,70aの通気孔7b,70bから侵入する虫の屋根裏空間1aへの進行を妨げやすくなる。
According to the first aspect of the present invention, the
Further, fire prevention is performed in the gap C between the
A plurality of
Further, since the
請求項2に記載の発明は、例えば図1〜図5に示すように、請求項1に記載の軒先構造において、
前記鼻隠本体5,50は、前記通気部7,70の正面板部7a,70aの上端部から前方に突出する突出部8,80を備えていることを特徴とする。
The invention according to claim 2 is, for example, as shown in FIGS. 1 to 5, in the eaves structure according to
The nose cover
請求項2に記載の発明によれば、前記鼻隠本体5,50は、前記通気部7,70の正面板部7a,70aの上端部から前方に突出する突出部8,80を備えているので、前記通気部7,70と前記雨樋部材3の下部の屋根側面との間の隙間Bに吹き込む空気を、前記突出部8,80の下面に沿って、前記正面板部7a,70aの通気孔7b,70bへと誘導することができ、屋根裏空間1aの換気を確実に行うことができる。
また、下方から軒先を見上げた際に、前記通気部7,70と前記雨樋部材3の下部の屋根側面との間の隙間Bから、前記雨樋部材3を前記屋根1の軒先側端部に取り付けるための取付金具3aが見える場合に、前記突出部8,80によって、この取付金具3aを隠すことができるので、より外観性に優れる。
According to the invention described in claim 2, the nose cover
Further, when looking up at the eaves from the lower side, the
請求項3に記載の発明は、例えば図1〜図5に示すように、請求項1または2に記載の軒先構造において、
前記通気部7,70は、前記正面板部7a,70aの下端部から建物側に延出する底板部7c,70cと、この底板部7c,70cの突出端部から上方に突出する背面板部7d,70dとを備えており、
前記中仕切り板11,110は、前記対向板部11a,110aの下端部と一体形成されるとともに、前記底板部7c,70c上に載置される載置板部11c,110cと、この載置板部11c,110cの建物側端部から前記通気部7,70の背面板部7d,70dに沿って上方に突出する突出板部11d,110dとを備えており、
前記載置板部11c,110cの、前記正面板部7a,70a側の端部から該載置板部11c,110cの建物側端部の突出板部11d,110dまでの長さは、前記通気部7,70の正面板部7a,70aの裏面から背面板部7d,70dの裏面までの長さと略等しくなるように設定されていることを特徴とする。
The invention described in
The
The
The length of the
請求項3に記載の発明によれば、前記載置板部11c,110cの、前記正面板部7a,70a側の端部から該載置板部11c,110cの建物側端部の突出板部11d,110dまでの長さは、前記通気部7,70の正面板部7a,70aの裏面から背面板部7d,70dの裏面までの長さと略等しくなるように設定されているので、前記載置板部11c,110cを、前記底板部7c,70c上に載置するだけで、この載置板部11c,110cを、前記通気部7,70の正面板部7a,70aの裏面から背面板部7d,70dの裏面の間に確実に納めることができるので、前記中仕切り板11,110を、前記通気部7,70の空隙A内に容易かつ確実に設置することができる。
According to the invention of
請求項4に記載の発明は、例えば図1〜図5に示すように、請求項3に記載の軒先構造において、
前記防火発泡材12は、前記載置板部11c,110cの、前記対向板部11a,110aよりも前記通気部7,70の正面板部7a,70a側の上面に設けられていることを特徴とする。
The invention according to
The
請求項4に記載の発明によれば、前記防火発泡材12は、前記載置板部11c,110cの、前記対向板部11a,110aよりも前記通気部7,70の正面板部7a,70a側の上面に設けられているので、火災時において、前記防火発泡材12は、前記隙間C内を上方に向かって発泡することになり、前記通気路を、より確実かつ迅速に遮断することができる。
According to invention of
請求項5に記載の発明は、例えば図1〜図5に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の軒先構造において、
前記中仕切り板11,110は、前記対向板部11a,110aの上端部と一体形成されるとともに、該対向板部11a,110aの上端部から前記鼻隠本体5,50の固定板部6,60の裏面に沿って上方に延出する延出板部11e,110eを備えており、
この延出板部11e,110eは、前記鼻隠本体5,50の固定板部6,60とともに前記屋根1の軒先側端部の鉛直面2aに固定されていることを特徴とする。
The invention according to
The
The
請求項5に記載の発明によれば、前記延出板部11e,110eは、前記鼻隠本体5,50の固定板部6,60とともに前記屋根1の軒先側端部の鉛直面2aに固定されているので、前記中仕切り板11,110を、前記鼻隠本体5,50とともに前記屋根1の軒先側端部の鉛直面2aに強固に固定できるとともに、前記通気部7,70の空隙A内に、より確実に設置することができる。
According to invention of
請求項6に記載の発明は、例えば図1〜図5に示すように、請求項1〜5のいずれか一項に記載の軒先構造において、
前記鼻隠本体5,5、50,50は、前記鉛直面2aに、この鉛直面2aの長さ方向に沿うようにして複数並設されており、
前記中仕切り板11,110は、互いに隣接する鼻隠本体5,5、50,50の通気部7,7、70,70同士の裏面に沿って取り付けられることによって、これら互いに隣接する鼻隠本体5,5、50,50同士を連結していることを特徴とする。
The invention according to claim 6 is, for example, as shown in FIGS. 1 to 5, in the eaves structure according to any one of
A plurality of the nose cover
The
請求項6に記載の発明によれば、前記中仕切り板11,110は、互いに隣接する鼻隠本体5,5、50,50の通気部7,7、70,70同士の裏面に沿って取り付けられることによって、これら互いに隣接する鼻隠本体5,5、50,50同士を連結しているので、これら互いに隣接する鼻隠本体5,5、50,50同士を確実に連結して連結強度を向上できるとともに、これら互いに隣接する鼻隠本体5,5、50,50間から雨水等が浸入することを防ぐことができる。
According to the invention described in claim 6, the
請求項7に記載の発明は、例えば図6に示すように、屋根1の軒先側端部の鉛直面2aに、屋根裏空間1aと屋外とを連通する屋根裏換気用の鼻隠部材140を取り付けてなる軒先構造において、
前記鼻隠部材140は、前記鉛直面2aの長さ方向に沿って長尺に形成される固定板部151と、この固定板部151と一体形成されるとともに、該固定板部151を前記鉛直面2aに固定した際に、前記屋根1の軒先側端部の下面との間に、前記屋根裏空間1aと連通する空隙Aを形成するための通気部152とを有する鼻隠本体150と、
この鼻隠本体150の通気部152の空隙A内に設置されるとともに、前記鼻隠本体150の長さ方向に沿って長尺な中仕切り板160と、
上部171が前記固定板部151の正面に取り付けられるとともに、下部172の屋根側面が前記通気部152との間に所定の隙間Eをあけて配置され、さらに前記鼻隠本体150の長さ方向に沿って長尺な軒先化粧部170と、を備えており、
前記通気部152は、前記軒先化粧部170との間の隙間Eに向かって開口することによって前記空隙Aと屋外とを連通する通気孔153aが長さ方向に沿って複数並設される正面板部153を有しており、
前記中仕切り板160は、前記正面板部153と所定の隙間Cをあけて対向配置されるとともに、長さ方向に沿って通気孔161aが複数並設される対向板部161を有しており、
これら正面板部153と対向板部161との間の隙間Cには、火災時に発泡して該隙間Cを塞ぐ防火発泡材180が設けられていることを特徴とする。
In the invention according to
The
A
An
The
The
The gap C between the
請求項7に記載の発明によれば、前記通気部152は、前記軒先化粧部170との間の隙間Eに向かって開口することによって前記空隙Aと屋外とを連通する通気孔153aが長さ方向に沿って複数並設される正面板部153を有しており、前記中仕切り板160は、前記正面板部153と所定の隙間Cをあけて対向配置されるとともに、長さ方向に沿って通気孔161aが複数並設される対向板部161を有しているので、通常時においては、前記正面板部153の通気孔153aおよび対向板部161の通気孔161aを介して、前記通気部152と前記軒先化粧部170の下部172の屋根側面との間の隙間Eと、前記通気部152の空隙A内との間で空気を流通させることができる。そして、前記通気部152の空隙Aは前記屋根裏空間1aと連通しているので、前記正面板部153の通気孔153aから前記屋根裏空間1aに至る部分を通気路とすることができ、この通気路を介して、前記屋根裏空間1aと屋外との間で空気を流通させることができる。
また、前記通気152の正面板部153と、前記中仕切り板160の対向板部161との間の隙間Cに、火災時に発泡して該隙間Cを塞ぐ防火発泡材180が設けられているので、火災時において、前記防火発泡材180は、他の方向に向かって発泡することなく、この隙間C内だけで発泡することになり、通気路を確実かつ迅速に遮断することが可能となる。
また、前記正面板部153に複数並設される通気孔153aは、前記通気部152と前記軒先化粧部170の下部172の屋根側面との間の隙間Eに向かって開口していることから、下方から軒先を見上げた際に前記通気孔153aが見えにくくなるので、従来に比して外観性に優れる。
さらに、前記正面板部153と対向板部161とが互いに対向して配置されることで、前記通気部152内と屋外との境界部分が二重構造となるので、従来に比して、前記正面板部153の通気孔153aから侵入する虫の屋根裏空間1aへの進行を妨げやすくなる。
また、例えば寒冷地などにおいては、雪が雨樋部材上にも厚く積もり、その重みで雨樋部材が破損してしまう場合があるが、前記固定板部151の正面に、前記軒先化粧部170を取り付けて、雨樋部材を取り付けないようにしているので、寒冷地であっても確実に対応することができる。すなわち、寒冷地であっても、火災時において通気路を確実かつ迅速に遮断できるとともに、外観性に優れ、かつ屋根裏空間1aへの虫の侵入を防ぐことが可能となる。
According to the invention described in
In addition, since a gap C between the
In addition, a plurality of
Furthermore, since the
Further, for example, in cold districts, snow may accumulate thickly on the gutter member, and the gutter member may be damaged by its weight. However, the eaves edge
本発明によれば、鼻隠部材を構成する鼻隠本体の通気部は、雨樋部材の下部の屋根側面との間に所定の隙間をあけて配置されるとともに、この隙間に向かって開口することによって該通気部内の空隙と屋外とを連通する通気孔が長さ方向に沿って複数並設される正面板部を備えており、鼻隠部材を構成する中仕切り板は、正面板部と所定の隙間をあけて対向配置されるとともに、長さ方向に沿って通気孔が複数並設される対向板部を備えているので、通常時においては、正面板部の通気孔および対向板部の通気孔を介して、通気部と雨樋部材の下部の屋根側面との間の隙間と、通気部の空隙内との間で空気を流通させることができる。そして、通気部の空隙は屋根裏空間と連通しているので、正面板部の通気孔から屋根裏空間に至る部分を通気路とすることができ、この通気路を介して、屋根裏空間と屋外との間で空気を流通させることができる。
また、通気部の正面板部と、中仕切り板の対向板部との間の隙間に、火災時に発泡して該隙間を塞ぐ防火発泡材が設けられているので、火災時において、防火発泡材は、他の方向に向かって発泡することなく、この隙間内だけで発泡することになり、通気路を確実かつ迅速に遮断することが可能となる。
また、正面板部に複数並設される通気孔は、通気部と雨樋部材の下部の屋根側面との間の隙間に向かって開口していることから、下方から軒先を見上げた際に通気孔が見えにくくなるので、従来に比して外観性に優れる。
さらに、正面板部と対向板部とが互いに対向して配置されることで、通気部内と屋外との境界部分が二重構造となるので、従来に比して、正面板部の通気孔から侵入する虫の屋根裏空間への進行を妨げやすくなる。
According to the present invention, the ventilation part of the nasal concealment body constituting the nasal concealment member is arranged with a predetermined gap between the lower side of the rain gutter member and the roof side surface, and opens toward the clearance. By providing a front plate portion in which a plurality of ventilation holes communicating the gap in the ventilation portion and the outdoors are provided along the length direction, the partition plate constituting the nose cover member includes a front plate portion and a front plate portion. Since it is provided with a counter plate portion that is arranged to face each other with a predetermined gap and that has a plurality of vent holes arranged along the length direction, the vent hole and the counter plate portion of the front plate portion are normally provided. Air can be circulated between the gap between the ventilation part and the roof side surface of the lower part of the gutter member and the inside of the gap of the ventilation part through the ventilation hole. And since the space | gap of a ventilation part is connected with the attic space, the part from the ventilation hole of a front board part to an attic space can be made into a ventilation path, and an attic space and the outdoors are via this ventilation path. Air can be circulated between them.
In addition, since a fireproof foam material is provided in the gap between the front plate portion of the ventilation portion and the opposing plate portion of the partition plate to foam and close the gap in the event of a fire, the fireproof foam material in the event of a fire Will foam only in the gap without foaming in the other direction, and the air passage can be reliably and quickly blocked.
In addition, a plurality of ventilation holes arranged in parallel on the front plate part open toward the gap between the ventilation part and the roof side surface of the lower part of the gutter member. Since the pores are difficult to see, the appearance is superior to the conventional one.
Furthermore, since the front plate portion and the opposed plate portion are arranged to face each other, the boundary portion between the inside and outside of the ventilation portion has a double structure. This makes it easier to prevent the invading insects from entering the attic space.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態の屋根1が設けられる建物は、壁や床、屋根といった建物の構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てて構築するパネル工法で構築されるが、従来の軸組工法や壁式工法の木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等の建物にも適用することができる。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
In addition, the building where the
また、このパネルとは、縦横の框材が矩形状に組み立てられるとともに、矩形枠の内部に補助桟材が縦横に組み付けられて枠体が構成され、この枠体の両面もしくは片面に、面材が貼設されたものであり、内部中空な構造となっている。さらに、その内部中空な部分には、通常、グラスウールやロックウール等の断熱材が装填されるものである。 In addition, this panel is composed of vertical and horizontal frame materials assembled in a rectangular shape, and auxiliary frames are assembled vertically and horizontally inside a rectangular frame to form a frame. On both sides or one side of this frame, Is affixed and has an internal hollow structure. Furthermore, a heat insulating material such as glass wool or rock wool is usually loaded into the hollow interior portion.
(第1の実施の形態)
本実施の形態の軒先構造は、図1〜図4に示すように、屋根1の軒先側端部の鉛直面2aと、この鉛直面2aに設けられる雨樋部材3との間に、屋根裏空間1aと屋外とを連通する屋根裏換気用の鼻隠部材4を介在してなるものであり、前記雨樋部材3の下部は、前記鉛直面2aの下端部の高さ位置よりも下方に位置している。
また、前記鼻隠部材4は、前記鉛直面2aの長さ方向に沿って長尺に形成されるとともに、正面に前記雨樋部材3が取り付けられる固定板部6と、この固定板部6と一体形成されるとともに、該固定板部6を前記鉛直面2aに固定した際に、前記屋根1の軒先側端部の下面との間に、前記屋根裏空間1aと連通する空隙Aを形成するための通気部7とを有する鼻隠本体5と、この鼻隠本体5の通気部7の空隙A内に設置されるとともに、前記鼻隠本体5の長さ方向に沿って長尺な中仕切り板11とを備えている。
また、前記通気部7は、前記雨樋部材3の下部の屋根側面との間に所定の隙間Bをあけて配置されるとともに、この隙間Bに向かって開口することによって前記空隙Aと屋外とを連通する通気孔7bが長さ方向に沿って複数並設される正面板部7aを備えている。
さらに、前記中仕切り板11は、前記正面板部7aと所定の隙間Cをあけて対向配置されるとともに、長さ方向に沿って通気孔11bが複数並設される対向板部11aを備えている。
そして、これら正面板部7aと対向板部11aとの間の隙間Cには、火災時に発泡して該隙間Cを塞ぐ防火発泡材12が設けられている。
(First embodiment)
As shown in FIGS. 1 to 4, the eaves tip structure of the present embodiment has an attic space between the
In addition, the
In addition, the
Further, the
In the gap C between the
ここで、前記屋根1は、上述のように建築用パネルで構成された屋根パネルであり、この屋根パネルは、屋根1の勾配方向に沿って配置される垂木としての框材(図示せず)および補助桟材1cと、これら框材および補助桟材1cの軒先側端面に、該框材および補助桟材1cの長さ方向と直交するようにして配置される鼻板としての框材1bと、これら框材1bと補助桟材1cの上面に貼設される野地板としての面材1dとを備えている。
Here, the
また、この屋根1は、軒先側端部が建物の外壁から所定間隔離間し、軒の出がある状態となっているため、屋根1の軒先側端部から建物の外壁まで、図示しない軒天井材が架設されるようになっている。
In addition, the
さらに、前記鼻板としての框材1bの下面には、この框材1bの長さ方向に沿って複数の切欠部Dが形成されており、この切欠部Dを介して空気が通過し、前記通気部7の空隙Aと屋根裏空間1aとを連通した状態となっている。
Furthermore, a plurality of notches D are formed along the length of the
また、前記通気部7の空隙Aは、前記切欠部Dを介して前記屋根裏空間1aと連通しているので、前記正面板部7aの通気孔7bから前記屋根裏空間1aに至る部分を通気路とすることができ、この通気路を介して、前記屋根裏空間1aと屋外との間で空気を流通させることができる。
この通気路は、前記通気孔7bの屋外側に位置する、前記通気部7と前記雨樋部材3の下部の屋根側面との間の隙間Bから、前記正面板部7aと対向板部11aとの間の隙間Cを経て、さらに、前記通気部7の空隙Aを経て、前記框材1bの下面に形成された切欠部Dまでの連続する空間を指しているものとする。
したがって、屋外からの空気は、図1に示すように、前記隙間Bから、前記通気孔7bを介して隙間Cまで達し、この隙間Cから、前記通気孔11bを介して空隙Aまで達し、この空隙Aから、前記切欠部Dを介して屋根裏空間1aへと至るようにして、この屋根裏空間1aへと流入することとなる。
Further, since the gap A of the
This ventilation path is located on the outdoor side of the
Therefore, as shown in FIG. 1, the air from the outside reaches the gap C from the gap B through the
また、図1に示すように、前記面材1dの上面には、複数の屋根材1eが葺かれており、これら複数の屋根材1eのうち最下方に位置する屋根材1eと面材1dとの間には、後述する固定板部6の上部6aが引っ掛けられる引掛部材1fが設けられている。また、前記屋根1の妻側には破風板1gが設けられている。
Further, as shown in FIG. 1, a plurality of roof materials 1e are spread on the upper surface of the
また、前記鼻板としての框材1bの軒先側端面には、屋根1の角度を考慮して形成されるとともに、屋根1の軒先側端部に鉛直面2aを形成する調整材2が設けられている。
このような調整材2によって、例えば1/1や1/1.5、1/2・・・等、様々な傾斜角度に設定された屋根でもそれぞれの軒先側端部に鉛直面2aを形成できる。なお、本実施の形態の屋根1は1/2の傾斜角度に設定されている。
In addition, an eaves side end surface of the
With such an adjusting material 2, the
前記雨樋部材3は、図1に示すように、この雨樋部材3と接続される取付金具3aおよび前記鼻隠部材4を介して、前記調整材2に取り付けられている。
また、前記取付金具3aは、止着材3bを、前記鼻隠部材4を介して前記調整材2にねじ込むことで、この調整材2に固定されている。
As shown in FIG. 1, the
The mounting
前記鼻隠部材4は、図1〜図4に示すように、前記屋根1の軒先側端部に固定される鼻隠本体5と、この鼻隠本体5の内部に設置される前記中仕切り板11とからなる。
これら鼻隠本体5および中仕切り板11は、鋼板を折曲・穴あけ加工したものであり、前記鉛直面2aの長さ方向に沿って長尺に形成されている。
As shown in FIGS. 1 to 4, the
The
前記鼻隠本体5は、上述のように、前記固定板部6と、この固定板部6に一体形成される通気部7とを備えている。
前記固定板部6は、前記鉛直面2aに固定される板材であり、この固定板部6の上部6aはフック状に形成されており、図1に示すように、前記面材1dと屋根材1eとの間に設けられた引掛部材1fに引っ掛けられている。
前記通気部7は、前記正面板部7aと、この正面板部7aの下端部から建物側に延出する底板部7cと、この底板部7cの突出端部から上方に突出する背面板部7dとを備えている。
As described above, the
The fixed plate portion 6 is a plate material fixed to the
The
また、前記正面板部7aに形成される通気孔7bは、上述のように前記隙間Bに向かって開口することによって前記空隙Aと屋外とを連通するものである。
この通気孔7bは、前記隙間Bに面する第1開口部7b1と、この第1開口部7b1に対して前記空隙A側に後退した位置で対向配置される遮蔽壁7b2と、これら第1開口部7b1および遮蔽壁7b2の左右両側にそれぞれ開口する第2開口部7b3とを備えている。したがって、この通気孔7bから入り込もうとする雨水や虫は、前記第1開口部7b1から入った後に、前記遮蔽壁7b2に当たることになる。
Further, the
The
また、この鼻隠本体5は、前記通気部7の正面板部7aの上端部から前方に突出する突出部8を備えている。なお、この突出部8は、前記雨樋部材3の下部の近傍まで突出している。
本実施の形態の突出部8は、前記通気部7の正面板部7aの上端部と、前記固定板部6の下端部とに一体形成されている。すなわち、前記通気部7は、この突出部8を介して前記固定板部6と一体形成されることになる。
The nose cover
The protruding
これによって、前記通気部7と前記雨樋部材3の下部の屋根側面との間の隙間Bに吹き込む空気を、前記突出部8の下面に沿って、前記正面板部7aの通気孔7bbへと誘導することができ、屋根裏空間1aの換気を確実に行うことができる。
また、前記突出部8,80によって、下方から軒先を見上げた際に、前記通気部7と前記雨樋部材3の下部の屋根側面との間の隙間Bから、前記取付金具3aが見えないように隠すことができる。
As a result, the air blown into the gap B between the
Further, when the eaves edge is looked up from below by the
さらに、本実施の形態の鼻隠本体5は、図1〜図4に示すように、前記通気部7の背面板部7dと一体形成されるとともに、側断面視において略L字状に折曲形成されるL字状板部9と、このL字状板部9の上端部と一体形成されるとともに、前記屋根1の傾斜方向に沿って該屋根1の下面に当接する傾斜板部10とを備えている。
前記L字状板部9の水平方向に配置される板材の上面には、図示しない軒天井材の軒先側端部が載置される。
また、前記傾斜板部10は前記屋根1の垂木としての框材および補助桟材1cに、止着材10aによって固定されている。
Further, as shown in FIGS. 1 to 4, the
On the upper surface of the plate material arranged in the horizontal direction of the L-shaped
Further, the
なお、本実施の形態の通気部7は、図1に示すように、前記固定板部6を前記鉛直面2aに固定した際に、前記屋根1の軒先側端部の下面との間に、前記屋根裏空間1aと連通する前記空隙Aを形成するものである。
すなわち、この通気部7は、前記突出部8を介して、前記調整材2に固定された固定板部6と一体形成されており、前記L字状板部9を介して、前記屋根1の下面に固定された傾斜板部10と一体形成されている。また、前記正面板部7aは、前記鉛直面2aの下端部の高さ位置よりも下方に位置する雨樋部材3の下部の屋根側面との間に前記隙間Bを形成する構成となっている。
したがって、前記通気部7は、前記屋根1の軒先側端部の下面との間に、前記正面板部7aと底板部7bと背面板部7cとで囲まれたスペースを形成できるようになっている。このスペースが前記空隙Aである。
In addition, as shown in FIG. 1, the
That is, the
Accordingly, the
さらに、本実施の形態においては、前記通気部7の下面と前記雨樋部材3の下面とが、略等しい高さ位置に配置されるように設定されている。これによって、下から軒先を見上げた際に、別部材である雨樋部材3と鼻隠部材4とが、前記隙間Bを介して連続する一部材として見えるので、これら雨樋部材3と鼻隠部材4との一体感を高めることができ、より外観性に優れるものとなる。
Furthermore, in the present embodiment, the lower surface of the
一方、前記中仕切り板11は、図1〜図4に示すように、前記対向板部11aと、この対向板部11aの下端部と一体形成されるとともに、前記通気部7の底板部7c上に載置される載置板部11cと、この載置板部11cの建物側端部から前記通気部7の背面板部7dに沿って上方に突出する突出板部11dとを備えている。
On the other hand, as shown in FIGS. 1 to 4, the
また、前記載置板部11cの、前記正面板部7a側の端部から該載置板部11cの建物側端部の突出板部11dまでの長さは、前記通気部7の正面板部7aの裏面から背面板部7dの裏面までの長さと略等しくなるように設定されている。
これによって、前記載置板部11cを、前記底板部7c上に載置するだけで、この載置板部11cを、前記通気部7の正面板部7aの裏面から背面板部7dの裏面の間に確実に納めることができるので、前記中仕切り板11を、前記通気部7の空隙A内に容易かつ確実に設置することができる。
Further, the length of the mounting
As a result, the
さらに、前記中仕切り板11は、前記対向板部11aの上端部と一体形成されるとともに、該対向板部11aの上端部から前記鼻隠本体5の固定板部6の裏面に沿って上方に延出する延出板部11eを備えている。
また、この延出板部11eは、前記鼻隠本体5の固定板部6とともに前記屋根1の軒先側端部の鉛直面2aに固定されており、前記中仕切り板11を、前記鼻隠本体5とともに前記屋根1の軒先側端部の鉛直面2aに強固に固定できるとともに、前記通気部7の空隙A内に、より確実に設置することができる。
すなわち、この延出板部11eは、前記固定板部6とともに、前記雨樋部材3を前記調整材2に固定するための止着材によって、前記調整材2に固定されている。
Further, the
The
That is, the
また、前記対向板部11aに形成される複数の通気孔11bは、この対向板部11aを表側から裏側に向かって貫通するものである。
なお、この通気孔11bを、前記通気部7の正面板部7aの通気孔7bと同様に、第1開口部や遮蔽壁を備える構成としてもよく、適宜変更可能である。また、本実施の形態のように単に孔を開けただけの構成としても、前記正面板部7aと対向板部11aとで二重構造となる部分であるから、十分に雨水の浸入や虫の侵入を防ぐことができる。
The plurality of
The
一方、前記防火発泡材12は、例えばグラファイト系材料からなり、約200度以上に熱せられると発泡し、例えば2〜3mm厚のもので約15〜20倍に膨張する。
このような防火発泡材12が、前記正面板部7aと対向板部11aとの間の隙間Cに設けられている。
On the other hand, the
Such a
なお、本実施の形態においては、前記載置板部11cの、前記対向板部11aよりも前記通気部7の正面板部7a側の上面に、この防火発泡材12が設けられており、この防火発泡材12は、火災時において、前記隙間C内を上方に向かって発泡することになる。
つまり、この防火発泡材12が発泡する際は、上方に向かって発泡するだけなので、他の方向に向かって発泡せずに、前記通気路を確実かつ迅速に遮断することができる。
In the present embodiment, the fire-
That is, when the
一方、本実施の形態の中仕切り板11は、前記鉛直面2aに、この鉛直面2aの長さ方向に沿うようにして複数並設される鼻隠本体5,5の通気部7,7同士の裏面に沿って取り付けられることによって、これら互いに隣接する鼻隠本体5,5同士を連結するジョイナーとして用いることができる。
すなわち、図2に示すように、隣接する鼻隠本体5,5同士の長さは同一の長さに設定されており、前記中仕切り板11,11は、隣接する一方の中仕切り板11の長さが長く、隣接する他方の中仕切り板11の長さが短くなるように設定されている。
これによって、互いに隣接する鼻隠本体5,5同士を確実に連結して連結強度を向上できるとともに、これら互いに隣接する鼻隠本体5,5間から雨水等が浸入することを防ぐことができる。
On the other hand, the
That is, as shown in FIG. 2, the lengths of the adjacent
Accordingly, it is possible to reliably connect the nasal cover
これに伴って、前記中仕切り板11の載置板部11cの、前記対向板部11aよりも前記通気部7の正面板部7a側の上面に設けられた防火発泡材12も、長さ方向に沿って隣接する一方の防火発泡材12の長さが長く、隣接する他方の防火発泡材12の長さが短くなるように設定されている。
これによって、火災時における火炎や熱が、前記互いに隣接する鼻隠本体5,5間から内部へと侵入することを防ぐことができる。
Along with this, the
Accordingly, it is possible to prevent the flame and heat at the time of a fire from entering between the adjacent nose cover
本実施の形態によれば、前記通気部7は、前記雨樋部材3の下部の屋根側面との間に所定の隙間Bをあけて配置されるとともに、この隙間Bに向かって開口することによって前記空隙Aと屋外とを連通する通気孔7bが長さ方向に沿って複数並設される正面板部7aを備えており、前記中仕切り板11は、前記正面板部7aと所定の隙間Cをあけて対向配置されるとともに、長さ方向に沿って通気孔11bが複数並設される対向板部11aを備えているので、通常時においては、前記正面板部7aの通気孔7bおよび対向板部11の通気孔11bを介して、前記通気部7と前記雨樋部材3の下部の屋根側面との間の隙間Bと、前記通気部7の空隙A内との間で空気を流通させることができる。そして、前記通気部7の空隙Aは前記屋根裏空間1aと連通しているので、前記正面板部7aの通気孔7bから前記屋根裏空間1aに至る部分を通気路とすることができ、この通気路を介して、前記屋根裏空間1aと屋外との間で空気を流通させることができる。
また、前記通気部7の正面板部7aと、前記中仕切り板11の対向板部11aとの間の隙間Cに、火災時に発泡して該隙間Cを塞ぐ防火発泡材12が設けられているので、火災時において、前記防火発泡材12は、他の方向に向かって発泡することなく、この隙間C内だけで発泡することになり、通気路を確実かつ迅速に遮断することが可能となる。
また、前記正面板部7aに複数並設される通気孔7bは、前記通気部7と前記雨樋部材3の下部の屋根側面との間の隙間Bに向かって開口していることから、下方から軒先を見上げた際に前記通気孔7bが見えにくくなるので、従来に比して外観性に優れる。
さらに、前記正面板部7aと対向板部11aとが互いに対向して配置されることで、前記通気部7内と屋外との境界部分が二重構造となるので、従来に比して、前記正面板部7aの通気孔7bから侵入する虫の屋根裏空間1aへの進行を妨げやすくなる。
According to the present embodiment, the
Further, a
Further, a plurality of
Furthermore, since the
(第2の実施の形態)
次に、図面を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1の実施の形態とは異なる構成部分のみについて説明する。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. For convenience of explanation, only components that are different from the above-described first embodiment will be described.
本実施の形態の屋根1は、図5に示すように、軒先側端部が建物の外壁13から離間せずに、軒の出がない状態となっている。
すなわち、屋根1の軒先側端部の鉛直面2aと、この鉛直面2aに設けられる雨樋部材3との間に介在する鼻隠部材40が前記外壁13に近接している。
As shown in FIG. 5, the
That is, the nose cover member 40 interposed between the
本実施の形態の鼻隠部材40は、前記鉛直面2aの長さ方向に沿って長尺に形成されるとともに、正面に前記雨樋部材3が取り付けられる固定板部60と、この固定板部60と一体形成されるとともに、該固定板部60を前記鉛直面2aに固定した際に、前記屋根1の軒先側端部の下面との間に、前記屋根裏空間1aと連通する空隙Aを形成するための通気部70とを有する鼻隠本体50と、
この鼻隠本体50の通気部70の空隙A内に設置されるとともに、前記鼻隠本体50の長さ方向に沿って長尺な中仕切り板110とを備えている。
The nose cover member 40 of the present embodiment is formed long along the length direction of the
The nasal concealed
また、前記通気部70は、前記雨樋部材3の下部の屋根側面との間に所定の隙間Bをあけて配置されるとともに、この隙間Bに向かって開口することによって前記空隙Aと屋外とを連通する通気孔70bが長さ方向に沿って複数並設される正面板部70aと、この正面板部70aの下端部から建物側に延出する底板部70cと、この底板部70cの突出端部から上方に突出する背面板部70dとを備えている。
この通気部70は、前記背面板部70dの上端部が前記屋根1に到達しない高さに設定されている。
In addition, the
The
さらに、前記中仕切り板110は、前記正面板部70aと所定の隙間Cをあけて対向配置されるとともに、長さ方向に沿って通気孔110bが複数並設される対向板部110aと、この対向板部110aの下端部と一体形成されるとともに、前記底板部70c上に載置される載置板部110cと、この載置板部110cの建物側端部から前記通気部70の背面板部70dに沿って上方に突出する突出板部110dとを備えている。
Further, the
そして、これら正面板部70aと対向板部110aとの間の隙間Cには、火災時に発泡して該隙間Cを塞ぐ防火発泡材12が設けられている。つまり、前記載置板部110cの、前記対向板部110aよりも前記通気部70の正面板部70a側の上面に、この防火発泡材12が設けられている。
In the gap C between the
なお、前記外壁13は、上述のように建築用パネルで構成された壁パネルであり、この壁パネルは、横方向の框材1aと、縦方向の框材(図示せず)および補助桟材1bと、これら框材1bと補助桟材1cの表裏面に貼設される面材1dとを備えている。
また、屋外側に貼設される面材1bの屋外側の表面には、この面材1bの屋外側表面から所定間隔離間するようにして外壁材13cが取り付けられている。
さらに、この外壁13の上端部には、前記屋根1の傾斜角度に合わせて形成された勾配調整材13eが取り付けられている。
In addition, the said
Moreover, the
Further, a
また、前記屋外側に貼設された面材1bの屋外側表面には、前記外壁13の幅方向に沿って長尺な下地材14が設けられている。この下地材14の下端部は、前記外壁13の上端部と、前記面材1bの外壁側表面との間に挟まれており、前記外壁13の上端部近傍に固定されている。
In addition, a
また、この下地材14には、前記鼻隠部材40の通気部70の背面板部70dが嵌め込まれる受け金具15が、止着材15aによって取付固定されている。
この受け金具15は、前記下地材14に固定されるとともに、前記鼻隠部材40側に向かって開口する凹状部15bを備えており、この凹状部15bの内側面の上面側から下面側までの間隔の長さは、前記通気部70の背面板部70dの高さ寸法と略等しくなるように設定されている。
In addition, a receiving
The receiving metal fitting 15 is fixed to the
すなわち、本実施の形態の通気部70は、図5に示すように、前記受け金具15および下地材14を介して、前記外壁13および勾配調整材13eと連続している。
したがって、本実施の形態の通気部70は、前記屋根1の軒先側端部の下面との間に、前記外壁13と下地材14と受け金具15とを介して、前記正面板部70aと、前記底板部70cと、前記背面板部70dと、前記受け金具15とで囲まれたスペースを形成できるようになっている。このスペースが前記空隙Aである。
That is, the
Therefore, the
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同じ効果を得ることができるだけでなく、軒の出がない状態であっても、前記屋根裏空間1aと屋外との間で空気を確実に流通させることができるるとともに、火災時においても、前記防火発泡材12によって通気路を確実かつ迅速に遮断することが可能となる。
According to the present embodiment, not only can the same effect as in the first embodiment be obtained, but also air can be reliably transmitted between the
(第3の実施の形態)
次に、図面を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1および第2の実施の形態とは異なる構成部分のみについて説明する。
ところで、例えば寒冷地などにおいては、雪が雨樋部材上にも厚く積もり、その重みで雨樋部材が破損してしまう場合がある。本実施の形態の軒先構造は、このような問題を解決し得るものである。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. For convenience of explanation, only components that are different from the first and second embodiments described above will be described.
By the way, in cold districts, for example, snow may accumulate thickly on the gutter member, and the gutter member may be damaged by the weight. The eaves-end structure of the present embodiment can solve such a problem.
本実施の形態の軒先構造は、図6に示すように、屋根1の軒先側端部の鉛直面2aに、屋根裏空間1aと屋外とを連通する屋根裏換気用の鼻隠部材140を取り付けてなる。
この鼻隠部材140は、前記鉛直面2aの長さ方向に沿って長尺に形成される固定板部151と、この固定板部151と一体形成されるとともに、該固定板部151を前記鉛直面2aに固定した際に、前記屋根1の軒先側端部の下面との間に、前記屋根裏空間1aと連通する空隙Aを形成するための通気部152とを有する鼻隠本体150と、
この鼻隠本体150の通気部152の空隙A内に設置される中仕切り板160と、
上部171が前記固定板部151の正面に取り付けられるとともに、下部172の屋根側面が前記通気部152との間に所定の隙間Eをあけて配置される軒先化粧部170と、を備えている。
As shown in FIG. 6, the eaves tip structure of the present embodiment is formed by attaching a
The
A
An
また、前記通気部152は、前記軒先化粧部170との間の隙間Eに向かって開口することによって前記空隙Aと屋外とを連通する通気孔153aが長さ方向に沿って複数並設される正面板部153を有している。
また、前記中仕切り板160は、前記正面板部153と所定の隙間Cをあけて対向配置されるとともに、長さ方向に沿って通気孔161aが複数並設される対向板部161を有している。
さらに、これら正面板部153と対向板部161との間の隙間Cには、火災時に発泡して該隙間Cを塞ぐ防火発泡材180が設けられている。
In addition, the
Further, the
Further, in the gap C between the
前記軒先化粧部170は、前記上部171と下部172とからなり、上部171は、前記固定板部151の長さ方向に沿って長尺かつ平板状に形成されている。
また、下部172は前記上部171と一体形成されており、前記上部171の下端部から斜めに前方に向かって延出する傾斜板部172aと、この傾斜板部172aの下端部から垂直下方に延出する垂直板部172bと、この垂直板部172bの下端部から建物側に向かって水平に延出する水平板部172cと、この水平板部172cの建物側端部から垂直上方に延出する建物側垂直板部172dと、この建物側垂直板部172dの上端部から斜め上方に延出して、前記通気部152の一部の上面に載置される載置板部172eとを有している。
The eaves
The
なお、前記載置板部172eが載置される通気部152の一部は、前記通気部152の正面板部153の上端部から前方に突出する突出部154である。
また、前記水平板部172cの下面と、前記通気部152の下面とは、略等しい高さに位置しており、前記通気部152と軒先化粧部170とに一体感を持たせることができ、外観性に優れる。
A part of the
Further, the lower surface of the
本実施の形態によれば、第1および第2の実施の形態と同じ効果を得ることができるだけでなく、前記固定板部151の正面に、前記軒先化粧部170を取り付けて、雨樋部材を取り付けないようにしているので、例えば寒冷地であっても確実に対応することができる。すなわち、寒冷地であっても、火災時において通気路を確実かつ迅速に遮断できるとともに、外観性に優れ、かつ屋根裏空間1aへの虫の侵入を防ぐことが可能となる。
According to the present embodiment, not only can the same effect as the first and second embodiments be obtained, but also the eaves edge
(軒先構造に採用される軒天井材付近の形態)
次に、図面を参照して本発明の軒先構造に採用される軒天井材付近の形態について説明する。なお、この軒天井材付近の形態の説明においては、説明の便宜上、第1の実施の形態で使用された符号を用いるとともに、第1の実施の形態と異なる構成部分に新たな符号を与えるものとし、その第1の実施の形態と異なる構成部分について説明する。
(Form near eaves ceiling material used for eaves structure)
Next, the form near the eaves ceiling material employed in the eaves tip structure of the present invention will be described with reference to the drawings. In the description of the form in the vicinity of the eaves ceiling material, for convenience of explanation, the reference numerals used in the first embodiment are used, and new reference numerals are given to components that are different from the first embodiment. The components different from those of the first embodiment will be described.
前記屋根1は、軒先側端部が建物の外壁13から所定間隔離間し、軒の出がある状態となっている。このため、図7〜図13に示すように、屋根1の軒先側端部から建物の外壁13まで軒天井材16,17,23,24が架設されている。
図7〜図10に示す軒天井材16,17は、屋根1の軒先側端部から建物の外壁13まで水平に架設され、図11〜図13に示す軒天井材23,24は、屋根1の軒先側端部から建物の外壁13まで、屋根1の勾配に沿って傾斜するようにして架設されている。
また、これら軒天井材16,17,23,24が設けられる軒先構造は、屋根1の軒先側端部の鉛直面2aと、この鉛直面2aに設けられる雨樋部材3との間に、屋根裏空間1aと屋外とを連通する屋根裏換気用の鼻隠部材4を介在してなるものである。
なお、このような軒天井材16,17,23,24は、屋根1の軒先側端部の鉛直面2aに、屋根裏空間1aと屋外とを連通する屋根裏換気用の鼻隠部材140を取り付けてなる軒先構造にも採用できるものとする。
The
The
In addition, the eaves end structure provided with the
In addition, such
まず、図7および図8に示す軒天井材16は、屋根1の垂木(例えば前記補助桟材1c)の軒先側端部に取り付けられる吊木18と、この吊木18の下端部と同じ高さに位置する外壁13とにそれぞれ固定された野縁19,19の下面に固定されている。
この時、前記軒天井材16の屋外側端部は、前記鼻隠本体5のL字状板部9の上面に載置されている。
なお、前記吊木18や野縁19、軒天井材16の固定は、釘等の止着材が用いられている。
また、前記野縁19は、一本一本バラの状態で用いてもよいし、予め格子枠状に組んだ状態で用いても良いものとする。
First, the
At this time, the outdoor side end portion of the
A fixing material such as a nail is used to fix the hanging
Further, the field edges 19 may be used in a state of being separated one by one, or may be used in a state of being assembled in a lattice frame shape in advance.
また、図8に示す軒天井材16の上面には断熱材20が設けられている。このように断熱材20を前記軒天井材16の上面に設けることによって、例えば軒天井材16の下方で火災が発生した際に、前記断熱材20によって火災の熱を断熱して、この火災の熱によって軒裏の温度が高温になることを確実に防ぐことができるので、前記軒天井材16付近の防火性能を向上させることができる。
なお、前記断熱材20は、間隔をおいて隣り合う野縁19,19の間と、前記軒天井材16と前記傾斜板部10との間にそれぞれ設けられている。
Moreover, the
In addition, the said
また、建物によっては軒の出が比較的長い場合がある。このような場合は、図9および図10に示すように、屋根1の軒先側端部から建物の外壁13までの長さに合わせた軒天井材17が用いられている。
ここで、このように屋根1の軒先側端部から建物の外壁13までの長さに合わせた軒天井材17を用いると、長さが長いために中間部分が撓む場合があることから、このような軒天井材17の撓みを確実に防ぎたいという要望がある。
Some buildings have a relatively long eaves. In such a case, as shown in FIG. 9 and FIG. 10, an
Here, when the
そこで、図9に示すように、前記軒天井材17の中間に位置する部分に野縁19が追加設置されるとともに、この野縁19を吊り下げるための補助吊木21が、前記屋根1の垂木に取り付けられている。
すなわち、この補助吊木21は前記吊木18よりも長さが長く設定され、この補助吊木21の下端部には前記追加した野縁19が固定されており、この補助吊木21に固定された野縁19と、前記屋根1の軒先側端部付近の野縁19と、前記外壁13に固定される野縁19とに対して前記軒天井材17が固定されている。
これによって、前記軒天井材17が軒の出に合わせて比較的長い場合であっても、その撓みを確実に防ぐことができる。
Therefore, as shown in FIG. 9, a
That is, the
Thereby, even if the
また、図9に示す方法とは別の方法で軒天井材17の撓みを防止してもよい。
すなわち、図10に示すように、前記軒天井材17の中間部分に野縁19が追加設置されるとともに、この野縁19と、前記屋根1の軒先側端部付近に位置する野縁19と、前外壁13に固定される野縁19とに、これら野縁19,19,19に直交する補強用野縁22が架設固定されている。
この補強用野縁22は、前記屋根1の軒先側端部付近に位置する野縁19から、前記外壁13に固定される野縁19までの長さに設定されており、前記各野縁19,19,19の上面に載置されて、釘等の止着材によって固定されている。
このように各野縁19,19,19に補強用野縁22を固定して野縁19の補強を行ったうえで、前記軒天井材17が、前記各野縁19,19,19の下面に固定されるので、前記軒天井材17が軒の出に合わせて比較的長い場合であっても、その撓みを確実に防ぐことができる。
Moreover, you may prevent the bending of the
That is, as shown in FIG. 10, a
The reinforcing
In this way, after reinforcing the
また、図9および図10に示すように、間隔をおいて隣り合う野縁19,19,19間と、前記軒天井材17と前記傾斜板部10との間に、断熱材20がそれぞれ設けられている。
Further, as shown in FIGS. 9 and 10,
なお、以上の説明において、前記外壁13に野縁19を固定する際に、この野縁19は、前記外壁13の外壁材13dの表面から止着材によって固定されているが、これに限るものではない。つまり、外壁材13dの裏側に設けられる胴縁材13fに前記野縁19を固定し、この野縁19に対して前記軒天井材16,17を固定してから、前記外壁材13dを、上端部を前記軒天井材16,17の下面に当接するようにして前記胴縁材13fに取り付けるようにしてもよい。
すなわち、前者の場合は、外壁材13dに対して野縁19を当接させてから固定するので、外壁材勝ちの納まりとなっており、後者の場合は、胴縁材13fに固定された野縁19の下面に軒天井材16,17を固定し、その軒天井材16,17の下面に前記外壁材13dの上端部が当接するので、軒天井材勝ちの納まりとなっている。そして、前記外壁13に対して野縁19を固定する際は、前者の納まりを採用してもよいし、後者の納まりを採用してもよい。
In the above description, when the
That is, in the former case, since the
一方、図11〜図13に示す軒天井材23,24は、屋根1の垂木と直交するとともに、この垂木の軒先側端部付近と外壁13側とにそれぞれ設けられる軒天下地材25,25(,25)に対して固定されている。
また、これら軒天下地材25,25(,25)間には、前記屋根1の軒先側端部付近から、前記外壁13までの長さに設定された添木26が、前記軒天下地材25,25(,25)の上面に載置されるようにして架設固定されている。すなわち、前記軒天下地材25,25(,25)は、前記垂木の下面と、前記添木26の下面とに固定されていることになる。
この時、前記軒天井材23,24の屋外側端部は、前記鼻隠本体5のL字状板部9の上方に位置している。
なお、前記軒天下地材25や、軒天井材23,24、添木26の固定は、釘等の止着材が用いられている。
On the other hand, the
In addition, between the
At this time, the outdoor side end portions of the
Note that a fixing material such as a nail is used to fix the eaves
また、前記添木26は、前記屋根1の垂木の側面に当接されるとともに、この垂木に固定されており、このような添木26の下面と前記垂木の下面とに前記軒天下地材25,25(,25)が固定され、さらに、これら軒天下地材25,25(,25)の下面に前記軒天井材23,24が固定されているので、この軒天井材23,24を確実かつ十分に固定できる。
なお、このように添木26は、前記屋根1の垂木の側面に当接されるとともに、この垂木に固定されているとしたが、これに限られるものではなく、前記垂木の側面から所定の間隔をあけて配置されることで、前記軒天下地材25,25(,25)の補強用として用いられてもよい。
The
Although the
また、図12に示す軒天井材23の上面には断熱材27が設けられている。このように断熱材27を前記軒天井材23の上面に設けることによって、例えば軒天井材23の下方で火災が発生した際に、前記断熱材27によって火災の熱を断熱して、この火災の熱によって軒裏の温度が高温になることを確実に防ぐことができるので、前記軒天井材23付近の防火性能を向上させることができる。
なお、前記断熱材27は、間隔をおいて隣り合う軒天下地材25,25の間と、前記軒天井材23と前記傾斜板部10との間にそれぞれ設けられている。また、この断熱材27の厚みは、前記軒天下地材25の厚みと略等しくなるように設定されている。
Further, a
In addition, the said
また、建物によっては軒の出が比較的長い場合がある。このような場合は、図13に示すように、屋根1の軒先側端部から建物の外壁13までの長さに合わせた軒天井材24が用いられている。
ここで、このように屋根1の軒先側端部から建物の外壁13までの長さに合わせた軒天井材24を用いると、長さが長いために中間部分が撓む場合があることから、このような軒天井材24の撓みを確実に防ぎたいという要望がある。
Some buildings have a relatively long eaves. In such a case, as shown in FIG. 13, the
Here, when using the
そこで、図13に示すように、前記軒天井材24の中間に位置する部分に軒天下地材25が追加設置されており、前記軒天井材24は、この追加された軒天下地材25と、前記屋根1の軒先側端部付近の軒天下地材25と、前記外壁13付近の軒天下地材25とに固定されている。
これによって、前記軒天井材24が軒の出に合わせて比較的長い場合であっても、その撓みを確実に防ぐことができる。
Therefore, as shown in FIG. 13, an
Accordingly, even when the
また、図13に示すように、間隔をおいて隣り合う軒天下地材25,25,25間と、前記軒天井材24と前記傾斜板部10との間に、断熱材27がそれぞれ設けられている。
Further, as shown in FIG. 13, a
(鼻隠本体同士の連結構造) (Connecting structure between the nose cover bodies)
次に、図面を参照して本発明の軒先構造に採用される鼻隠本体5,5同士の連結構造について説明する。なお、この鼻隠本体5,5同士の連結構造の説明においては、説明の便宜上、第1の実施の形態で使用された符号を用いるとともに、第1の実施の形態と異なる構成部分に新たな符号を与えるものとし、その第1の実施の形態と異なる構成部分について説明する。
Next, the connection structure of the nose cover
前記鼻隠部材4は、前記鉛直面2aの長さ方向に沿って設けられるものであり、前記鉛直面2aの長さが長ければ、鼻隠本体5を長さ方向に沿って複数連結させて、前記鉛直面2aの長さに対応させる必要がある。
すなわち、前記複数の鼻隠本体5,5間には、図14(a),(b)に示すように、これら複数の鼻隠本体5,5を連結するためのジョイナー28が設けられている。
The
That is, as shown in FIGS. 14A and 14B, a
このジョイナー28は、前記鼻隠本体5の内側に差し込まれるようにして用いられており、隣り合う鼻隠本体5,5の双方の内側に差し込まれることで、これら隣り合う鼻隠本体5,5同士を連結している。
また、このジョイナー28は、前記鼻隠本体5の固定板部6の裏面に沿う第1垂直板部28aと、
この第1垂直板部28aの下端部に一体形成されるとともに前記固定板部6と正面板部7aとの間の傾斜部分の裏面に沿う傾斜板部28bと、
この傾斜板部28bの下端部に一体形成されるとともに前記正面板部7aの裏面に沿う第2垂直板部28cと、
この第2垂直板部28cの下端部に一体形成されるとともに前記底板部7cの上面に沿う第1水平板部28dと、
この第1水平板部28dの建物側端部に一体形成されるとともに前記背面板部7dの裏面に沿う第3垂直板部28eと、
この第3垂直板部28eの上端部に一体形成されるとともに前記L字状板部9の水平部分の下面に沿う第2水平板部28fと、
この第2水平板部28fの軒先側端部に一体形成されるとともに前記L字状板部9の垂直部分の裏面に沿う第4垂直板部28gと、を備えている。
このようにジョイナー28は、前記鼻隠本体5の内側に差し込まれた際に、この鼻隠本体5の内側に沿って設けられる構成となっているため、隣り合う鼻隠本体5,5同士を連結できるようになっている。
The
Further, the
An
A second
A first
A third
A second
And a fourth
Thus, since the
なお、隣り合う鼻隠本体5,5同士を連結する際には、このようなジョイナー28による方法と、第1の実施の形態に記載された中仕切り板11を用いる方法とがあり、いずれの方法を用いるかは適宜選択すればよい。
In addition, when connecting adjacent
A 空隙
B 隙間
C 隙間
D 切欠部
1 屋根
2a 鉛直面
3 雨樋部材
4 鼻隠部材
5 鼻隠本体
6 固定板部
7 通気部
7a 正面板部
7b 通気孔
11 中仕切り板
11a 対向板部
11b 通気孔
12 防火発泡材
A gap B gap C
Claims (7)
前記雨樋部材の下部は、前記鉛直面の下端部の高さ位置よりも下方に位置しており、
前記鼻隠部材は、前記鉛直面の長さ方向に沿って長尺に形成されるとともに、正面に前記雨樋部材が取り付けられる固定板部と、この固定板部と一体形成されるとともに、該固定板部を前記鉛直面に固定した際に、前記屋根の軒先側端部の下面との間に、前記屋根裏空間と連通する空隙を形成するための通気部とを有する鼻隠本体と、
この鼻隠本体の通気部の空隙内に設置されるとともに、前記鼻隠本体の長さ方向に沿って長尺な中仕切り板とを備えており、
前記通気部は、前記雨樋部材の下部の屋根側面との間に所定の隙間をあけて配置されるとともに、この隙間に向かって開口することによって前記空隙と屋外とを連通する通気孔が長さ方向に沿って複数並設される正面板部を備えており、
前記中仕切り板は、前記正面板部と所定の隙間をあけて対向配置されるとともに、長さ方向に沿って通気孔が複数並設される対向板部を備えており、
これら正面板部と対向板部との間の隙間には、火災時に発泡して該隙間を塞ぐ防火発泡材が設けられていることを特徴とする軒先構造。 In the eaves tip structure formed by interposing a nose cover member for attic ventilation that communicates the attic space and the outdoors between the vertical surface of the eaves side end portion of the roof and the gutter member provided on this vertical surface,
The lower part of the gutter member is located below the height position of the lower end of the vertical surface,
The nose cover member is formed in a long shape along the length direction of the vertical surface, and a fixing plate portion to which the rain gutter member is attached on the front surface, is integrally formed with the fixing plate portion, and When fixing the fixed plate portion to the vertical surface, a nasal concealment body having a ventilation portion for forming a gap communicating with the attic space between the lower surface of the eaves side end portion of the roof,
It is installed in the air gap of the ventilation part of the nasal concealed main body, and has a long partition plate along the length direction of the nasal concealed main body,
The ventilation portion is disposed with a predetermined gap between the bottom of the gutter member and the roof side surface, and a ventilation hole that communicates the gap and the outside by opening toward the gap is long. It is equipped with a front plate part arranged in parallel along the direction,
The partition plate is disposed to face the front plate portion with a predetermined gap, and includes a facing plate portion in which a plurality of ventilation holes are arranged in parallel along the length direction.
An eaves tip structure in which a gap between the front plate portion and the counter plate portion is provided with a fireproof foam material that foams and closes the gap in the event of a fire.
前記鼻隠本体は、前記通気部の正面板部の上端部から前方に突出する突出部を備えていることを特徴とする軒先構造。 In the eaves structure according to claim 1,
The nose cover main body is provided with a projecting portion projecting forward from an upper end portion of a front plate portion of the ventilation portion.
前記通気部は、前記正面板部の下端部から建物側に延出する底板部と、この底板部の突出端部から上方に突出する背面板部とを備えており、
前記中仕切り板は、前記対向板部の下端部と一体形成されるとともに、前記底板部上に載置される載置板部と、この載置板部の建物側端部から前記通気部の背面板部に沿って上方に突出する突出板部とを備えており、
前記載置板部の、前記正面板部側の端部から該載置板部の建物側端部の突出板部までの長さは、前記通気部の正面板部の裏面から背面板部の裏面までの長さと略等しくなるように設定されていることを特徴とする軒先構造。 In the eaves structure according to claim 1 or 2,
The ventilation portion includes a bottom plate portion extending from the lower end portion of the front plate portion to the building side, and a back plate portion protruding upward from a protruding end portion of the bottom plate portion,
The partition plate is integrally formed with a lower end portion of the opposing plate portion, and a placement plate portion placed on the bottom plate portion, and a building-side end portion of the placement plate portion from the ventilation side of the ventilation portion. And a protruding plate portion protruding upward along the back plate portion,
The length of the mounting plate portion from the end portion on the front plate portion side to the protruding plate portion on the building side end portion of the mounting plate portion is from the back surface of the front plate portion of the ventilation portion to the back plate portion. An eaves tip structure that is set to be substantially equal to the length to the back surface.
前記防火発泡材は、前記載置板部の、前記対向板部よりも前記通気部の正面板部側の上面に設けられていることを特徴とする軒先構造。 In the eaves structure according to claim 3,
The eaves-end structure, wherein the fire-proof foam material is provided on the upper surface of the mounting plate portion on the front plate portion side of the ventilation portion with respect to the counter plate portion.
前記中仕切り板は、前記対向板部の上端部と一体形成されるとともに、該対向板部の上端部から前記鼻隠本体の固定板部の裏面に沿って上方に延出する延出板部を備えており、
この延出板部は、前記鼻隠本体の固定板部とともに前記屋根の軒先側端部の鉛直面に固定されていることを特徴とする軒先構造。 In the eaves structure as described in any one of Claims 1-4,
The partition plate is integrally formed with the upper end portion of the counter plate portion, and extends upward from the upper end portion of the counter plate portion along the back surface of the fixed plate portion of the nose cover main body. With
The eaves plate structure is fixed to a vertical surface of the eaves edge side end portion of the roof together with the fixed plate portion of the nose cover main body.
前記鼻隠本体は、前記鉛直面に、この鉛直面の長さ方向に沿うようにして複数並設されており、
前記中仕切り板は、互いに隣接する鼻隠本体の通気部同士の裏面に沿って取り付けられることによって、これら互いに隣接する鼻隠本体同士を連結していることを特徴とする軒先構造。 In the eaves structure as described in any one of Claims 1-5,
A plurality of the nose cover main body is arranged in parallel on the vertical surface so as to extend along the length direction of the vertical surface,
The eaves-part structure characterized in that the partition plates are attached along the back surfaces of the ventilation portions of the nasal concealed main bodies adjacent to each other, thereby connecting the nasal concealed main bodies adjacent to each other.
前記鼻隠部材は、前記鉛直面の長さ方向に沿って長尺に形成される固定板部と、この固定板部と一体形成されるとともに、該固定板部を前記鉛直面に固定した際に、前記屋根の軒先側端部の下面との間に、前記屋根裏空間と連通する空隙を形成するための通気部とを有する鼻隠本体と、
この鼻隠本体の通気部の空隙内に設置されるとともに、前記鼻隠本体の長さ方向に沿って長尺な中仕切り板と、
上部が前記固定板部の正面に取り付けられるとともに、下部の屋根側面が前記通気部との間に所定の隙間をあけて配置され、さらに前記鼻隠本体の長さ方向に沿って長尺な軒先化粧部と、を備えており、
前記通気部は、前記軒先化粧部との間の隙間に向かって開口することによって前記空隙と屋外とを連通する通気孔が長さ方向に沿って複数並設される正面板部を有しており、
前記中仕切り板は、前記正面板部と所定の隙間をあけて対向配置されるとともに、長さ方向に沿って通気孔が複数並設される対向板部を有しており、
これら正面板部と対向板部との間の隙間には、火災時に発泡して該隙間を塞ぐ防火発泡材が設けられていることを特徴とする軒先構造。 In the eaves end structure where the nose cover member for attic ventilation that connects the attic space and the outdoors is attached to the vertical surface of the end of the eaves side of the roof,
The nose cover member is formed integrally with the fixed plate portion that is elongated along the length direction of the vertical surface, and when the fixed plate portion is fixed to the vertical surface. And a nose mask body having a ventilation portion for forming a gap communicating with the attic space between the lower surface of the eaves side end portion of the roof,
While being installed in the air gap of the ventilation part of the nasal mask body, a long partition plate along the length direction of the nasal mask body,
An upper part is attached to the front surface of the fixed plate part, and a lower roof side surface is disposed with a predetermined gap between the ventilation part and a long eaves along the length direction of the nose cover body. And a makeup part,
The ventilation portion has a front plate portion in which a plurality of ventilation holes that communicate with the gap and the outside are provided in parallel along the length direction by opening toward the gap between the eaves-end decorative portion. And
The partition plate is opposed to the front plate portion with a predetermined gap, and has a counter plate portion in which a plurality of vent holes are arranged in parallel along the length direction.
An eaves tip structure in which a gap between the front plate portion and the counter plate portion is provided with a fireproof foam material that foams and closes the gap in the event of a fire.
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