JP2010168018A - 内装部品のクッション材固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い位置決め精度が要求されることなくクッション材を所望の取付位置に簡単に且つ適切に固定することができるようにする。
【解決手段】車両用ドアトリム10の裏面12には、複数の取付部位16a〜16fに対応して複数の挟着部20が一体に設けられ、各々の挟着部20にクッション材14が一体的に固定される。挟着部20は、一対の係止用突起22および挟持用突起24を備えているとともに、それ等の突起22、24にはそれぞれ係止爪22p、24pが設けられており、その係止爪22p、24pの先端間に形成されるスリット状の隙間26にクッション材14が180°折り曲げられるようにして、その係止爪22p、24pを弾性変形させつつ押し込まれることにより、その折曲げ挿入部14rがそれ等の係止爪22p、24pの間で挟まれた状態で係止される。
【選択図】図1

Description

本発明は内装部品のクッション材固定構造に係り、特に、高い位置決め精度が要求されず簡単に取り付けることができる作業性に優れたクッション材固定構造に関するものである。
例えば車両用ドアトリム等の内装部品の裏面側に、吸音性、緩衝性等の所定の機能を有するクッション材を設けることが行われている。特許文献1はその一例で、クッション材に孔部やスリットが設けられ、内装部品側の係止用突起をその孔部やスリットに挿通させて係止用突起そのもの、または係止用突起に設けられた係止爪などにクッション材を係止するようになっている。
特開2003−81021号公報
しかしながら、このようにクッション材に孔部等を設けて内装部品側の係止用突起を挿通させて係止する場合、両者の相対的な位置決めを行って取付作業を行う必要があるため、必ずしも作業性が良くない。また、孔部等の位置のばらつきで、内装部品に対するクッション材の取付位置がずれたり、その位置ずれに起因してガタが発生したりする可能性がある。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、高い位置決め精度が要求されることなくクッション材を所望の取付位置に簡単に且つ適切に固定することができるようにすることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、合成樹脂製の内装部品にシート状のクッション材を固定するためのクッション材固定構造であって、(a) 前記内装部品には一対の板状の係止用突起および挟持部が設けられるとともに、その係止用突起には挟持部側へ向かって突き出すとともにその挟持部との間に開口部が形成されるように係止爪が設けられており、(b) その開口部に、前記クッション材が前記係止用突起および前記挟持部の両方または何れか一方を弾性変形させつつ押し込まれることにより、その挿入部が前記係止爪とその挟持部との間で挟まれた状態で係止されることを特徴とする。
第2発明は、第1発明の内装部品のクッション材固定構造において、前記挟持部にも、前記係止用突起に設けられた前記係止爪と略対称的にその係止用突起側へ向かって突き出す係止爪が設けられており、それ等の係止用突起および挟持部の双方の係止爪の先端間に前記開口部が形成されることを特徴とする。
第3発明は、第1発明の内装部品のクッション材固定構造において、前記挟持部は、前記内装部品の外周壁またはリブであることを特徴とする。
第4発明は、第1発明〜第3発明の何れかの内装部品のクッション材固定構造において、前記係止爪の先端には三角山形状の歯が連続して複数設けられていることを特徴とする。
このようなクッション材固定構造においては、内装部品に一対の係止用突起および挟持部が設けられるとともに係止用突起には係止爪が設けられており、その係止爪と挟持部との間に形成される開口部にクッション材が押し込まれることにより、その挿入部が係止爪と挟持部との間で挟まれた状態で係止される。したがって、例えばクッション材を内装部品の所定位置に平置きし、上記開口部の上方に位置する部分を差込み工具等によりその開口部内に押し込むだけで固定することが可能であり、高い位置決め精度が要求されることなくクッション材を所望の取付位置に簡単に且つ適切に固定することができる。
第2発明では、挟持部にも係止爪が設けられ、それ等の係止用突起および挟持部の双方の係止爪の先端間に開口部が形成されるため、それ等の係止爪の間の開口部に押し込まれた挿入部が、それ等の係止爪により両側から挟持され、一層強固に固定されて抜け止めされる。
第3発明では、挟持部が内装部品に元々備えられている外周壁またはリブであるため、係止爪を有する係止用突起を追加して設けるだけで良く、スペース的に有利で設計の自由度が高くなるとともに、内装部品の材料コストを低減できる。
第4発明では、係止爪の先端に三角山形状の歯が連続して複数設けられているため、開口部に押し込まれたクッション材に複数の歯が食い込んで、一層強固に固定されて抜け止めされる。
本発明が適用された車両用ドアトリムの一例を示す概略図で、(a) は意匠面側、(b) は裏面側、(c) は(b) におけるIC−IC断面の拡大図である。 図1の車両用ドアトリムの裏面にクッション材を固定するために設けられた挟着部を示す斜視図である。 図2の挟着部にクッション材を係止して固定する際の作業手順を説明する図で、図1の(c) に対応する断面図である。 本発明の他の実施例を説明する図で、図1の(c) に対応する断面図である。 本発明の更に別の実施例を説明する図で、図2に対応する斜視図である。 本発明の更に別の実施例を説明する図で、図3に対応する断面図である。
本発明は、ドアトリムやラゲージサイドトリム、ピラートリム、各部の内装パネル等の車両用内装部品の裏面に吸音性、緩衝性等の所定の機能を有するクッション材を固定する場合に好適に適用されるが、車両用以外の内装部品にクッション材を固定する場合にも適用され得る。クッション材は、フェルトや軟質ポリウレタンフォーム等の折り曲げ変形可能な柔軟性を有するシート状乃至軟質板状のものである。
クッション材は、例えば複数箇所の取付部位にそれぞれ本発明のクッション材固定構造が適用されて、その複数箇所で内装部品に固定されるが、1箇所の取付部位だけで本発明のクッション材固定構造によりクッション材が内装部品に固定されるものでも良い。
一対の板状の係止用突起および挟持部は、例えば平面視において一直線状を成すものが互いに略平行に設けられるが、ハの字状に傾斜させて設けることもできるし、平面視において凸円弧形状或いは凹円弧形状を成していても良いなど、少なくとも係止爪の先端と挟持部との間に開口部が形成される種々の態様が可能である。開口部は、係止用突起と挟持部との間にクッション材を押入できるのであれば、係止用突起と挟持部の先端同士が接する状態であっても良く、接しない場合には、例えば細長いスリット状の開口部の幅寸法(離間寸法)を略一定としたり、スリットの一端から他端へ向かうに従って幅寸法を漸減或いは漸増させたりするなど、種々の態様が可能である。
平面視において円形、多角形、或いは菱形等を成すように、係止用突起および挟持部を複数対設けることも可能で、開口部の形状は円形や多角形、菱形など細長いスリット以外にも種々の形状を採用できる。1つの係止用突起に対して挟持部を複数設けたり、1つの挟持部に対して係止用突起を複数設けたりすることもできる。
一対の係止用突起および挟持部は、例えば射出成形等により内装部品と一体成形されるが、別体に構成されてインサート成形や接着、溶着等により内装部品に一体的に固定されるものでも良い。係止爪は係止用突起や挟持部と一体に構成することが望ましく、突起全体として例えば略直角に曲げられたL字形状を成すように構成される。内装部品は例えば平板状部分を有し、係止用突起や挟持部はその平板状部分に対して略垂直に立ち上がるように設けられるが、平板状部分から離間するに従って他方の突起側へ接近するように斜めに傾斜させて立設することもできる。
第3発明では、挟持部が内装部品に元々備えられている外周壁またはリブであるが、第1発明の実施に際してはクッション材取付用の専用の板状の挟持部(係止爪無し)を設けるようにしても良い。
第4発明では、係止爪の先端に三角形状の歯が連続して複数設けられるが、他の発明の実施の際には、1個の三角形状の歯が設けられるだけであっても良いし、そのような三角形状の歯を備えていなくても良い。
クッション材が開口部に押し込まれる際には、その開口部が押し拡げられるように一対の係止用突起および挟持部の両方或いは何れか一方が弾性変形させられ、その弾性復元力でクッション材が係止爪と挟持部との間で挟持される。係止爪が設けられているものについては、その係止爪のみが弾性変形させられても良いし、内装部品から立ち上がる部分が弾性変形させられても良いし、その両方が弾性変形させられても良い。
係止爪は、単に他方の突起側へ内装部品と略平行に突き出すだけでも良いが、中間部分から先端側を内装部品側へ斜めに傾斜させるようにすれば、クッション材を開口部に押し込む際の作業が容易になるとともに、クッション材に抜出し方向の力が作用した場合に係止爪に引っ掛かり易くなり、そのクッション材の抜出しが一層効果的に防止されて強固に固定される。
クッション材の材質によっては、クッション材が開口部内に押し込まれる際に、クッション材の他の部分を開口部に向かって引き込む方向のテンション(張力)が発生し、クッション材が位置ずれする可能性がある。このため、その押込み部位の近傍に切込みや開口を予め設けておき、開口部内に押し込まれる際にその切込みや開口が開くことによりテンションを緩和し、クッション材の位置ずれが抑制されるようにすることが望ましい。切込みや開口は、押込み部位の周辺の複数箇所に設けることもできるが1箇所だけでも良い。なお、この切込みや開口は、押込み部位の周辺に設けられれば良く、必ずしも高い位置精度が要求されるものではない。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が適用された車両用ドアトリム10を示す概略図で、(a) は意匠面側すなわち車両の室内側を示す正面図、(b) は反対の裏面側を示す背面図、(c) は(b) におけるIC−IC断面の拡大図である。この車両用ドアトリム10は内装部品に相当するもので、合成樹脂材料にて一体成形されており、ドアの内部(車室の外側)に位置する裏面12にはクッション材14が固定されている。クッション材14は、吸音性或いは緩衝性を有するフェルト等の柔軟性を有するシート状の部材で、本実施例では周囲の6箇所の取付部位16a〜16fにおいて、それぞれ車両用ドアトリム10に一体に設けられた挟着部20に係止されて一体的に固定されるようになっている。
図2は、車両用ドアトリム10のうち上記挟着部20が設けられた部分を取り出して部分的に示す斜視図で、この挟着部20は、車両用ドアトリム10の平板状部分10fに略垂直に立設された互いに略平行な一対の板状の係止用突起22および挟持用突起24を備えている。本実施例では、平板状部分10fに対して垂直な方向から見た平面視において、それ等の係止用突起22および挟持用突起24は互いに平行に設けられているとともに、図1の(c) に示す直角断面において、平板状部分10fから離間する先端側程互いに接近するように僅かに内向きに傾斜させられている。挟持用突起24は挟持部に相当する。
上記係止用突起22および挟持用突起24は略L字形状を成しており、それぞれ平板状部分10fと略平行に互いに相手側の突起24、22側へ向かって突き出すように略直角に折り曲げられた係止爪22p、24pが略対称的に設けられている。そして、それ等の係止爪22p、24pの先端間には、幅寸法が略一定の細長いスリット状の隙間26が形成されており、そのスリット状の隙間26に、クッション材14が180°折り曲げられるようにして、係止用突起22および挟持用突起24を弾性変形させつつ押し込まれることにより、その折曲げ挿入部(回曲部分)14rが両側の係止爪22p、24pによって挟まれた状態で係止されている。折曲げ挿入部14rは挿入部に相当し、隙間26は開口部に相当する。
図3は、上記挟着部20によってクッション材14が挟持されるように、そのクッション材14を固定する際の手順を説明する図で、先ず(a) に示すように裏面12が上方を向くように裏向きとされた車両用ドアトリム10の所定位置にクッション材14を平置きする。そして、スリット状の隙間26に対応する板状(ナイフ状)の差込み具28を用いて、隙間26の真上に位置する押込み部14sを(b) に示すように隙間26内に押し込む。クッション材14がスリット状の隙間26に押し込まれる際には、その隙間26が押し拡げられるように主に係止爪22p、24pが下方へ弾性変形させられ、折曲げ挿入部14rが平板状部分10fおよび係止用突起22、挟持用突起24によって囲まれた略矩形の空間内に挿入される。また、それ等の係止爪22p、24pの弾性復元力で、その折曲げ挿入部14rが一対の係止爪22p、24pの間で挟まれ、(c) に示すように差込み具28を上方へ抜き出しても、クッション材14の折曲げ挿入部14rはそれ等の係止爪22p、24pによって抜出し不能に係止される。
上記差込み具28は、作業者が目視による手作業で操作してクッション材14を隙間26内に押し込むようにしても良いが、車両用ドアトリム10が予め定められた所定位置に位置決めして載置される組付テーブルの上方に、エアシリンダや送りねじ機構等の駆動装置により上下動させられる可動ブロックの所定位置、すなわち隙間26の真上の部分に差込み具28を予め固定し、その可動ブロックを下降させてクッション材14を隙間26内に押し込むようにしても良い。前記取付部位16a〜16fに対応する6箇所にそれぞれ差込み具28を装着しておくことにより、6箇所の取付部位16a〜16fで同時にクッション材14を隙間26内に押し込んで挟着部20に固定することができる。
このように、本実施例の車両用ドアトリム10の裏面12には、複数の取付部位16a〜16fに対応して複数の挟着部20が一体に設けられ、その複数の取付部位16a〜16fにおいてクッション材14が一体的に固定されるようになっている。その場合に、挟着部20は、一対の板状の係止用突起22および挟持用突起24を備えているとともに、それ等の突起22、24にはそれぞれ略直角に曲げられた係止爪22p、24pが対称的に設けられており、その係止爪22p、24pの先端間に形成されるスリット状の隙間26にクッション材14が180°折り曲げられるようにして、その係止爪22p、24pを弾性変形させつつ押し込まれることにより、その折曲げ挿入部14rがそれ等の係止爪22p、24pの間で挟まれた状態で係止される。したがって、図3に示すようにクッション材14を車両用ドアトリム10の所定位置に平置きし、スリット状の隙間26の上方に位置する押込み部14sを差込み具28により隙間26内に押し込むだけで固定することが可能であり、高い位置決め精度が要求されることなくクッション材14を所定の取付位置に簡単に且つ適切に固定することができる。
また、本実施例では、一対の係止用突起22および挟持用突起24の両方にそれぞれ係止爪22p、24pが設けられ、その両方の突起22、24の係止爪22p、24pの先端間にスリット状の隙間26が形成されるため、それ等の係止爪22p、24pの間の隙間26に押し込まれた折曲げ挿入部14rが、それ等の係止爪22p、24pにより両側から挟持され、例えば図4の(a) 、(b) に示すように片方だけに係止される場合に比較して強固に固定されて抜け止めされる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の実施例において前記実施例と実質的に共通する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図4の(a) 、(b) は、何れも係止用突起22に設けられた係止爪22pに係止される場合で、(a) の挟着部30は、前記挟持用突起24を設ける代りに車両用ドアトリム10に元々備えられているリブ32を利用し、そのリブ32と係止爪22pとの間のスリット状の隙間34内にクッション材14が押し込まれることにより、その押し込まれた折曲げ挿入部14rを係止爪22pに係止させて抜け止めするものである。また、図4の(b) の挟着部40は、車両用ドアトリム10に元々備えられている外周壁42を利用し、その外周壁42と係止爪22pとの間のスリット状の隙間44内にクッション材14の端末部14eが押し込まれることにより、その押し込まれた端末部14eを係止爪22pに係止させて抜け止めするものである。上記リブ32、外周壁42は挟持部に相当し、端末部14eは挿入部に相当する。
これ等の実施例では、車両用ドアトリム10に元々備えられているリブ32或いは外周壁42が挟持部として用いられるため、係止爪22pを有する係止用突起22を追加して設けるだけで良く、スペース的に有利で設計の自由度が高くなるとともに、車両用ドアトリム10の材料コストが低減される。
図5は前記図2に相当する図で、挟着部50を示す斜視図である。この挟着部50は、前記係止用突起22および挟持用突起24の係止爪22p、24pの先端に、それぞれ三角山形状の歯54が連続して複数設けられている。この場合には、スリット状の隙間26に押し込まれたクッション材14に複数の歯54が食い込むことにより、折曲げ挿入部14rが一層強固に固定されて抜け止めされる。
図6は前記図3に対応する断面図で、この挟着部60は、係止用突起22および挟持用突起24の係止爪22p、24pの中間部分より先が、それぞれ平板状部分10f側へ向かって斜めに傾斜させられている。この場合には、クッション材14をスリット状の隙間62に押し込む際の作業が容易になるとともに、クッション材14の折曲げ挿入部14rに抜出し方向の力が作用した場合に係止爪22p、24pに引っ掛かり易くなり、その折曲げ挿入部14rの抜出しが一層効果的に防止されて強固に固定される。
上記図6の実施例ではまた、クッション材14の押込み部14sの近傍に切込み64が予め設けられており、その押込み部14sが隙間62内に押し込まれる際にその切込み64が開くことにより、クッション材14の他の部分を隙間62に向かって引き込む方向のテンション(張力)が緩和され、クッション材14の位置ずれが抑制される。本実施例では、押込み部14sの両側に隙間62と略平行な方向に一対の切込み64が設けられ、図6の(c) に示すクッション材14の装着状態では、切込み64が開いて開口状態となっており、その開口より内側の中間部分が折曲げ挿入部14rとして押し込まれて係止爪22p、24pによって係止されている。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:車両用ドアトリム(内装部品) 14:クッション材 14r:折曲げ挿入部(挿入部) 14e:端末部(挿入部) 22:係止用突起 22p:係止爪 24:挟持用突起(挟持部) 24p:係止爪 26、34、44、62:隙間(開口部) 32:リブ(挟持部) 42:外周壁(挟持部) 54:歯

Claims (4)

  1. 合成樹脂製の内装部品にシート状のクッション材を固定するためのクッション材固定構造であって、
    前記内装部品には一対の板状の係止用突起および挟持部が設けられるとともに、該係止用突起には該挟持部側へ向かって突き出すとともに該挟持部との間に開口部が形成されるように係止爪が設けられており、
    該開口部に、前記クッション材が前記係止用突起および前記挟持部の両方または何れか一方を弾性変形させつつ押し込まれることにより、その挿入部が前記係止爪と該挟持部との間で挟まれた状態で係止される
    ことを特徴とする内装部品のクッション材固定構造。
  2. 前記挟持部にも、前記係止用突起に設けられた前記係止爪と略対称的に該係止用突起側へ向かって突き出す係止爪が設けられており、該係止用突起および該挟持部の双方の係止爪の先端間に前記開口部が形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の内装部品のクッション材固定構造。
  3. 前記挟持部は、前記内装部品の外周壁またはリブである
    ことを特徴とする請求項1に記載の内装部品のクッション材固定構造。
  4. 前記係止爪の先端には三角山形状の歯が連続して複数設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の内装部品のクッション材固定構造。
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