JP2010167536A - アクチュエータおよびアクチュエータ連結体 - Google Patents

アクチュエータおよびアクチュエータ連結体 Download PDF

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真希子 中村
Yasushi Mizoguchi
安志 溝口
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Abstract

【課題】例えばアクチュエータが組み込まれたアクチュエータ組立体を製造する際に、当該アクチュエータをフレームから容易かつ確実に分離することができ、また、この分離したアクチュエータの位置決めを容易かつ確実に行なうことができるアクチュエータおよびアクチュエータ連結体を提供すること。
【解決手段】アクチュエータ2は、フレーム10に固定されており、板状の可動板21と、可動板21を支持する支持板22と、可動板21と支持板22とを連結し、支持板22に対し可動板21を回動可能に支持する回動軸23、24とを備えるものである。このアクチュエータ2の支持板22は、その外周部の一部に形成され、可動板21側に向かって凹没する凹部226を有している。凹部226は、フレーム10に対して、脆弱な破断部27を介して連結されており、破断部27を破断することによりフレーム10から分離される。
【選択図】図3

Description

本発明は、アクチュエータおよびアクチュエータ連結体に関する。
従来、例えば、半導体チップを製造するときには、1枚のシリコンウェハをダイシングにより格子状に切断し、その切断された複数の小片をそれぞれ半導体チップとして用いることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような製造方法では、シリコンウェハをダイシングソーで切断する際には、シリコンウェハをダイシングテープに貼り付けて固定し、この固定状態で、ダイシングソーでテープごとシリコンウェハを切断していた。
しかしながら、ダイシングソーの回転数によっては、切断された各半導体チップ(小片)の切断面に、それぞれ、バリが生じてしまう場合があった。そして、このバリが生じた半導体チップが、例えば回路基板等に組み込まれることがあった。回路基板に組み込む際に、半導体チップの前記バリが生じた面(切断面)を、いわゆる「突き当て」による位置決めをすると、このバリの分、半導体チップの位置がズレてしまい、正確な位置決めを行なうことができなかった。
特開平8−250454号公報
本発明の目的は、例えばアクチュエータが組み込まれたアクチュエータ組立体を製造する際に、当該アクチュエータをフレームから容易かつ確実に分離することができ、また、この分離したアクチュエータの位置決めを容易かつ確実に行なうことができるアクチュエータおよびアクチュエータ連結体を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のアクチュエータは、フレームに固定されており、板状の可動板と、該可動板を支持する支持板と、前記可動板と前記支持板とを連結し、該支持板に対し前記可動板を回動可能に支持する回動軸とを備えるアクチュエータであって、
前記支持板は、その外周部の一部に形成され、前記可動板側に向かって凹没する凹部を有し、
前記凹部は、前記フレームに対して、脆弱な破断部を介して連結されており、該破断部を破断することにより前記フレームから分離されることを特徴とする。
これにより、例えばアクチュエータが組み込まれたアクチュエータ組立体を製造する際に、当該アクチュエータをフレームから容易かつ確実に分離することができ、また、この分離したアクチュエータの位置決めを容易かつ確実に行なうことができる。
本発明のアクチュエータでは、前記支持板は、前記可動板をその外周方向に沿って囲む枠状をなすものであることが好ましい。
これにより、アクチュエータでは、可動板が、支持板に対し、確実に安定して回動することができる。
本発明のアクチュエータでは、前記凹部は、前記可動板を介して、対向して2つ配置されており、
前記2つの凹部に、それぞれ、前記破断部が配置されていることが好ましい。
これにより、2つの破断部において、アクチュエータがフレームから分離される前の状態で両破断部が不本意に破断して当該アクチュエータが離脱するのを防止し得る程度の、強度が確保される。
本発明のアクチュエータでは、前記各破断部は、前記支持板の前記回動軸の長手方向の両側にそれぞれ配置されていることが好ましい。
これにより、2つの破断部において、アクチュエータがフレームから分離される前の状態で両破断部が不本意に破断して当該アクチュエータが離脱するのを防止し得る程度の、強度が確保される。
本発明のアクチュエータでは、前記破断部は、前記支持板の前記回動軸の延長線上の部分には形成されていないことが好ましい。
これにより、破断部を容易かつ確実に破断することができ、よって、アクチュエータが確実に得られる。
本発明のアクチュエータでは、前記破断部は、前記支持板の前記回動軸に対して片側に偏在していることが好ましい。
これにより、破断部を容易かつ確実に破断することができ、よって、アクチュエータが確実に得られる。
本発明のアクチュエータでは、前記破断部は、押圧により容易に破断可能なものであり、
前記支持板の前記破断部が形成されている部分と前記回動軸を介して反対側の部分は、前記破断部を破断する際に前記支持板の厚さ方向に押圧される押圧部として機能することが好ましい。
これにより、破断部に応力が集中し、よって、当該破断部が容易かつ確実に破断することとなる。
本発明のアクチュエータでは、前記破断部は、ミシン目または薄肉部であることが好ましい。
これにより、破断部を容易かつ確実に破断することができ、よって、アクチュエータが確実に得られる。
本発明のアクチュエータでは、前記破断部は、前記ミシン目であり、前記回動軸と直交する方向に沿って間欠的に形成された複数の孔を有することが好ましい。
これにより、支持板を例えば押圧した際に、破断部の孔が形成されていない各部分に、それぞれ応力が確実に集中し、よって、当該各部分(破断部)をより容易に破断することができる。
本発明のアクチュエータでは、前記各孔は、それぞれ、前記回動軸と直交する方向に沿った長尺状をなすものであることが好ましい。
これにより、支持板を例えば押圧した際に、破断部の孔が形成されていない各部分に、それぞれ応力が確実に集中し、よって、当該各部分(破断部)をより容易に破断することができる。
本発明のアクチュエータでは、前記孔の長さは、隣接する前記孔同士の間の長さと同じまたはそれよりも短いことが好ましい。
これにより、破断部において、フレームから分離される前の状態で破断部が不本意に破断してアクチュエータが離脱するのを防止し得る程度の、強度が確保される。
本発明のアクチュエータでは、前記凹部は、その深さが100〜200μmであることが好ましい。
これにより、凹部では、その内側に破断部が確実に位置することとなり、よって、アクチュエータの位置決めを阻害するのが確実に防止される。
本発明のアクチュエータでは、前記可動板と前記支持板と前記回動軸とは、一体的に形成されていることが好ましい。
これにより、アクチュエータを製造する際の製造工程の簡素化を図ることができ、また、可動板と支持板と軸部材とを高精度に形成することができる。
本発明のアクチュエータ連結体は、フレームと、該フレームに固定された複数のアクチュエータを有するアクチュエータ連結体であって、
前記各アクチュエータは、それぞれ、板状の可動板と、該可動板を支持する支持板と、前記可動板と前記支持板とを連結し、該支持板に対し前記可動板を回動可能に支持する回動軸とを備え、
前記支持板は、その外周部の一部に形成され、前記可動板側に向かって凹没する凹部を有し、
前記凹部は、前記フレームに対して、脆弱な破断部を介して連結されており、該破断部を破断することにより前記フレームから分離されることを特徴とする。
これにより、例えばアクチュエータが組み込まれたアクチュエータ組立体を製造する際に、当該アクチュエータをフレームから容易かつ確実に分離することができ、また、この分離したアクチュエータの位置決めを容易かつ確実に行なうことができる。
本発明のアクチュエータ(第1実施形態)を有するアクチュエータ組立体を示す平面図である。 図1中のA−A線断面図(横断面図)である。 本発明のアクチュエータ連結体の平面図である。 図3中の一点鎖線で囲まれた領域[B]の拡大図である。 図1に示すアクチュエータ組立体の製造方法を説明するための図(図1中のA−A線断面図に対応する図)である。 図1に示すアクチュエータ組立体の製造方法を説明するための図(図1中のA−A線断面図に対応する図)である。 本発明のアクチュエータの第2実施形態を示す横断面図である。 本発明のアクチュエータの第3実施形態を示す横断面図である。 図8に示すアクチュエータの製造方法を説明するための図である。 図8に示すアクチュエータの製造方法を説明するための図である。 図1に示すアクチュエータ組立体を有する画像形成装置を示す概略図である。
以下、本発明のアクチュエータおよびアクチュエータ連結体を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のアクチュエータ(第1実施形態)を有するアクチュエータ組立体を示す平面図、図2は、図1中のA−A線断面図(横断面図)、図3は、本発明のアクチュエータ連結体の平面図、図4は、図3中の一点鎖線で囲まれた領域[B]の拡大図、図5および図6は、それぞれ、図1に示すアクチュエータ組立体の製造方法を説明するための図(図1中のA−A線断面図に対応する図)、図11は、図1に示すアクチュエータ組立体を有する画像形成装置を示す概略図である。なお、以下では、説明の都合上、各図のアクチュエータの長手方向を「x軸方向」、アクチュエータの幅方向を「y軸方向」、アクチュエータの高さ方向を「z軸方向」と言う。また、図2、図5および図6(図7〜図10も同様)中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。
図1および図2に示すように、アクチュエータ組立体1は、アクチュエータ2と、アクチュエータ2を下方から支持する支持基板4と、アクチュエータ2が備える可動板21を回動させるための駆動手段5とを有している。
図3に示すように、アクチュエータ2は、製造過程で複数、フレーム10に連結、支持されている(以下これを「アクチュエータ連結体20」と言う)。そして、アクチュエータ連結体20では、アクチュエータ2をフレーム10から分離する(取り出す)ことができる。
図1および図2に示すように、アクチュエータ2は、可動板21と、可動板21を支持する支持板(支持部)22と、可動板21と支持板22とを連結、支持する軸部材(回動軸)23、24とを備えている。
可動板21は、その形状が円板状をなすものである。
この可動板21の上面には、光反射性を有する光反射部211が設けられている。光反射部211は、例えば、Al、Ni等の金属膜で構成されている。このような光反射部211を備えることにより、可動板21が回動した際に光反射部211で反射した光を対象物等に走査することができ、アクチュエータ組立体1を例えば光スキャナとして用いることができる。なお、この光反射部211は、図1の構成では平面視で円形をなしているが、これに限定されず、例えば、四角形をなしていてもよい。
図1に示すように、可動板21は、支持板22に囲まれている。この支持板22は、軸部材23、24を介して、可動板21を支持する。
支持板22は、平面視で長方形をなす板状の部材であり、可動板21をその外周方向に沿って囲む枠状(リング状)をなすものである。このような形状の支持板22は、4つの部分に分けることができる。すなわち、支持板22は、その一端側(図1中左側)に位置する一端部22aと、他端側(図1中右側)に位置する他端部22bと、一端部22aと他端部22bとの間に架設された2本の中間部22cとに分けられる。
図1に示すように、支持板22の一端部22aと可動板21との間には、軸部材23が配置され、これらを連結している。また、支持板22の他端部22bと可動板21との間には、軸部材24が配置され、これらを連結している。
軸部材23、24は、それぞれ、その形状が棒状をなし、弾性変形可能(捩り変形可能)である。また、軸部材23と軸部材24とは、同軸上に設けられている。このような軸部材23、24が設けられていることにより、アクチュエータ2では、可動板21が、支持板22に対し、軸部材23、24回り(当該可動板21の面と平行な軸回り)に確実に安定して回動することができる。
図5(図2)に示すように、以上のようなアクチュエータ2は、その母材となる基板3から、例えばエッチングにより、可動板21と、支持板22と、軸部材23、24とが一体的に形成されたものである。基板3は、Si層31、SiO層32で構成された積層構造基板である。なお、基板3としては、Si層31とSiO層32とで構成されたものに限定されず、例えば、SiO層32をSiN層に代えたものであってもよい。
このようにアクチュエータ2は1枚の基板3を加工して製造されていることにより、例えば、アクチュエータ2を製造する際の製造工程の簡素化を図ることができ、また、可動板21と、支持板22と、軸部材23、24とを高精度に形成することができる。
前述したように、アクチュエータ2は、下方から支持基板4により支持されている。この支持基板4は、板状の基台41と、その上面に設けられた枠部材42とを備えている。
基台41は、間隙(空間)43を介してアクチュエータ2と対向配置されている。この基台41は、平面視でアクチュエータ2(支持板22)よりも大きい長方形をなしている(図1、図2参照)。
枠部材42は、基台41とアクチュエータ2との間に位置し、間隙43の間隙距離を規制するものである。この枠部材42は、基台41の外周方向に沿った枠状をなしている。
また、図1に示すように、枠部材42の上面には、支持板22の一端部22aと1つ(図1中下側)の中間部22cとにそれぞれ対応する(当接する)位置に、位置決め用突部421、422が突出して形成されている。位置決め用突部421、422は、それぞれ、支持基板4にアクチュエータ2を接合する際に、アクチュエータ2の支持基板4に対する位置決めを行なうための部分である。
位置決め用突部421は、枠部材42の幅方向に沿って形成され、位置決め用突部422は、枠部材42の長手方向に沿って形成されている。また、位置決め用突部421と位置決め用突部422とは、互いに端部同士が離間している。すなわち、枠部材42の図1中左下の角部423付近では、位置決め用突部421、422がともに欠損している。
このような基台41および枠部材42の構成材料としては、特に限定されず、例えば、各種セラミックス、ガラス、シリコン等を用いることができる。
基台41と枠部材42との接合方法としては、特に限定されず、例えば、接着剤により接合(接着)してもよい。また、基台41および枠部材42の一方がガラスで構成され、他方がシリコンで構成されている場合には、陽極接合などにより接合してもよい。
次に、駆動手段5について説明する。
図2に示すように、駆動手段5は、永久磁石51と、コイル52と、電源回路53とを有している。
永久磁石51は、可動板21の下面に、例えば接着(接着剤や溶媒による接着)により接合されている。この永久磁石51は、棒磁石であり、その長手方向に磁化されている。永久磁石51は、図2に示す構成では、その左側がN極、右側がS極となっている。また、図1に示すように、永久磁石51は、その長手方向が軸部材23、24と直交するように配置されている。
このような永久磁石51としては、特に限定されず、例えば、ネオジウム磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、アルニコ磁石などを用いることができる。
コイル52は、導電性を有する材料(例えば銅)で構成された線状体を、枠部材42の内周部(間隙43内)に、その周方向に沿って巻回して形成されたものである。図1に示すように、平面視で、コイル52は、その内側に永久磁石51が位置するように設けられている。これにより、コイル52への通電により発生する磁界を永久磁石51に効率的に作用させることができ、よって、省電力化を図りつつ、可動板21を確実に回動させることができる。なお、コイル52を構成する線状体は、その外周部が絶縁性を有する被覆部材(チューブ)で覆われている。
電源回路53は、コイル52に電気的に接続され、コイル52に交流電圧を印加するものである。コイル52に交流電圧を印加した際には、コイル52の周りにz軸方向の磁力を有する磁界が発生し、かつ、その磁界の向きが周期的に切り替わる。すなわち、コイル52の上側がN極、下側がS極となる第1の状態と、コイル52の上側がS極、下側がN極となる第2の状態とが、交互に切り換わる。
第1の状態では、永久磁石51のS極が上方へ、N極が下方へそれぞれ磁気的に引き付けられ、よって、可動板21が軸部材23(軸部材24(x軸))を中心として反時計回りに回動する。
第2の状態では、永久磁石51のN極が上方へ、S極が下方へそれぞれ磁気的に引き付けられ、よって、可動板21が軸部材23(軸部材24)を中心として時計回りに回動する。
このような第1の状態と第2の状態とを交互に繰り返すことにより、可動板21を軸部材23回りに回動させることができる。
なお、本実施形態では、電源回路53によりコイル52へ交流電圧を印加するものについて説明したが、可動板21を回動させることができれば、これに限定されず、例えば、電源回路53によりコイル52へ直流電源を間欠的に印加するように構成されていてもよい。
さて、前述したように、アクチュエータ連結体20では、アクチュエータ2は、フレーム10から分離することにより得られるものである。
図3に示すように、フレーム10は、アクチュエータ2を製造する際に、多数のアクチュエータ2を一括して連結、支持する部材である。このフレーム10は、図3中左右方向(x軸方向)に延在する第1のランナー101と、第1のランナー101に接続され、図3中上下方向(y軸方向)に延在する複数の第2のランナー102とで構成されている。このようなフレーム10により、多数のアクチュエータ2を行列状に配置することができる。これにより、省スペースで多数のアクチュエータ2を配置することができる(多数個取り)。そして、多数のアクチュエータ2は、同じ構成であるため、後述する各アクチュエータ2の破断部27は、それぞれ、当該アクチュエータ2に対して同じ位置に配置される。また、多数のアクチュエータ2をフレーム10から分離する際にアクチュエータ2を1つずつ順に(例えば図3中では右下から順に)分離することができ、その分離作業を容易に行なうことができる。
多数のアクチュエータ2は、それぞれ、同じ構成であるため、以下1つ(図3中の左側最上段)のアクチュエータ2について代表的に説明する。
図1(図3、図4も同様)に示すように、アクチュエータ2では、支持板22の一端部22aおよび他端部22bにそれぞれ、可動板21側に向かって凹没する凹部226が形成されている。すなわち、アクチュエータ2では、支持板22に、可動板21を介して対向する2つの位置にそれぞれ、可動板21側に向かって凹没する凹部226が形成されている。この各凹部226は、それぞれ、平面視で、軸部材23(軸部材24も同様)の長手方向と直交する方向に沿った長尺状をなす。
図3、図4に示すように、アクチュエータ2は、フレーム10から分離される前の状態では、2本の第2のランナー102の間に位置している。また、アクチュエータ2は、支持板22の一端部22a(外周部)の凹部226(一部)と一端側の第2のランナー102の途中とが連結され、支持板22の他端部22b(外周部)の凹部226(一部)と他端側の第2のランナー102の途中とが連結されている。そして、一端側および他端側の各連結部(凹部226)には、それぞれ、ミシン目で構成され、脆弱で破断が容易な(破断可能な)破断部27が形成されて(配置されて)いる。各破断部27をそれぞれ破断した際に、アクチュエータ2がフレーム10(第2のランナー102)から分離される(図3中の右側最下段のアクチュエータ2参照)。
アクチュエータ組立体1を製造する際には、この分離されたアクチュエータ2を支持基板4に接合する。このとき、アクチュエータ2の支持板22の一端部22aの外側(凹部226が形成されている側)の辺223を、支持基板4の枠部材42の位置決め用突部421に当接させ(突き当て)、アクチュエータ2の支持板22の中間部22cの外側(図1中下側)の辺227を、支持基板4の枠部材42の位置決め用突部422に当接させる(突き当てる)。そして、この当接状態(図1参照)で、アクチュエータ2と支持基板4とを接合する。
ところで、フレーム10から分離されたアクチュエータ2では、各破断部27がそれぞれ凹部226内(内側)に位置している(図3中の右側最下段のアクチュエータ2参照)。このため、当接状態では、支持板22の一端部22aの破断部27が、支持基板4の枠部材42の位置決め用突部421に当接するのが確実に防止される。これにより、例えばバリが生じ得る破断部27が当接せずに、支持板22の一端部22aの辺223が、支持基板4の枠部材42の位置決め用突部421に確実に当接し、よって、アクチュエータ2の支持基板4に対する位置決め(アライメント)を容易かつ確実に行なうことができる。
また、前述したように、可動板21を介して対向する2つの凹部226にそれぞれ破断部27が配置されている。すなわち、各破断部27は、支持板22の回動軸23、24の長手方向の両側にそれぞれ配置されている。これにより、これら2つの破断部27において、フレーム10から分離される前の状態で両破断部27が不本意に破断してアクチュエータ2が離脱するのを防止し得る程度の、強度が確保される。
また、図4に示すように、各凹部226は、それぞれ、その深さD1が100〜200μmであるのが好ましく、150〜200μmであるのがより好ましい。これにより、各凹部226では、その内側に破断部27が確実に位置することとなり、よって、アクチュエータ2の支持基板4に対する位置決めを阻害する、すなわち、破断部27が位置決め用突部421に当接するのが確実に防止される。
支持板22の両側に位置する(形成された)凹部226での各破断部27は、互いに同じ構成であるため、以下、一端側の破断部27について代表的に説明する。
前述したように、この破断部27(凹部226)は、支持板22の一端部22aに位置している。そして、破断部27は、一端部22aの軸部材23に対して片側(図1中下側)の部分に偏在している。すなわち、破断部27は、一端部22aの軸部材23の延長線上の部分には形成されていない(図1参照)。従って、一端部22aは、破断部27が形成されている部分(以下この部分を「破断部形成部224」と言う)と、軸部材23を介して破断部形成部224と反対側の、破断部27が形成されていない部分(以下この部分を「破断部非形成部225」と言う)とに分けることができる。
破断部27を破断するときには、例えば指先で、破断部非形成部225をその厚さ方向(図3の紙面奥側に向かって)に押圧する。この押圧により、破断部27に応力が集中し、よって、当該破断部27が容易かつ確実に破断することとなる。これにより、アクチュエータ2を製造する際に当該アクチュエータ2をフレーム10から容易かつ確実に分離することができ、よって、アクチュエータ2を確実に得ることができる。このように、破断部27は、押圧と言う簡単な操作で破断され、また、破断部27を破断した際の破断片(破断くず)が生じるのも防止される。
また、分離されたアクチュエータ2では、振動特性に影響しない部分(可動板21に対してできる限り遠位となる部分)、すなわち、支持基板4に接合される支持板22に破断部27が形成されている。
また、一端部22aでは、破断部非形成部225が、破断部27を破断する際に押圧される押圧部として機能する部分であると言うことができる。
また、破断部27は、辺223に沿った長さ(全長)L1が、その辺223(一端部22aの幅)の長さL2の10〜40%であるのが好ましく、20〜40%であるのがより好ましい。これにより、破断部27に対する押圧による破断操作をより容易に行なうことができる。
前述したように、破断部27は、ミシン目で構成されている。このため、破断部27には、辺223に沿って(軸部材23と直交する方向に沿って)間欠的に形成された複数(図示の構成では2つ)の孔271が形成されている。各孔271は、それぞれ、一端部22a(支持板22)を厚さ方向に貫通するものである。また、各孔271は、それぞれ、辺223に沿った(平面視で)長尺状をなすものである。
このような孔271が形成されていることにより、一端部22aの破断部非形成部225を押圧した際に、破断部27の孔271が形成されていない各部分272に、それぞれ応力が確実に集中し、よって、当該各部分272(破断部27)をより容易に破断することができる。
また、図4に示すように、孔271の長さL3は、隣接する孔271同士の間(部分272)の長さL4よりも短い。これにより、破断部27において、フレーム10から分離される前の状態で破断部27が不本意に破断してアクチュエータ2が離脱するのを防止し得る程度の、強度が確保される。なお、長さL3は、10〜100μmであるのが好ましく、30〜40μmであるのがより好ましい。また、長さL3は、長さL4よりも短いのに限定されず、長さL4と同じであってもよい。
また、孔271の形成数は、2つに限定されず、例えば、3つ以上であってもよい。
以上のようなアクチュエータ組立体1(アクチュエータ2(アクチュエータ連結体20))は、例えば、次のようにして製造することができる。この製造方法について、図5、図6を参照しつつ説明する。
[1] まず、図5(a)に示すように、アクチュエータ連結体20(アクチュエータ2)の母材となる基板3を用意する。
また、予め支持基板4も用意しておく。この支持基板4には、コイル52が設置されている。
[2] 次いで、図5(b)に示すように、基板3のSi層上に、各アクチュエータ2(可動板21と支持部22と軸部材23、24)と、フレーム10との平面視形状に対応する形状をなすレジストマスクM1を形成する。
[3] 次いで、レジストマスクM1を介して、Si層31をエッチングする。その後、レジストマスクM1を除去する。これにより、図5(c)に示すように、アクチュエータ2(可動板21と支持部22と軸部材23、24とが一体的に形成されたもの)とフレーム10とが一体的に形成されたSi層31が得られる。
また、このとき、破断部27も形成される。このように、可動板21と支持部22と軸部材23、24とを形成するのと同時に破断部27も形成することができるので、アクチュエータ連結体20を製造する際の製造コストを抑制することができる。
なお、Si層31をエッチングするとき、SiO層32は、エッチングのストップ層として機能する。このようなエッチング方法としては、例えば、プラズマエッチング、リアクティブイオンエッチング、ビームエッチング、光アシストエッチング等の物理的エッチング法、ウェットエッチング等の化学的エッチング法等のうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
[4] 次いで、図5(d)に示すように、SiO層32の、各アクチュエータ2とフレーム10との平面視形状に対応する部分と、各アクチュエータ2の可動板21の永久磁石51が設置されない部分とを除いた部分を除去する。これにより、各アクチュエータ2とフレーム10との平面視形状に対応する部分と、各アクチュエータ2の可動板21の永久磁石51が設置されない部分とを除いた部分とが形成されたSiO層32を得ることができる。
その後、前述したように、各アクチュエータ2の破断部27を破断して、当該アクチュエータ2をフレーム10から取り外す。
[5] 次いで、図6(e)に示すように、可動板21の上面に、金属膜を形成し、光反射部211を形成する。このような金属膜の形成方法としては、真空蒸着、スパッタリング(低温スパッタリング)、イオンプレーティング等の乾式メッキ法、電解メッキ、無電解メッキ等の湿式メッキ法、溶射法、金属箔の接合等が挙げられる。
また、さらに、可動板21の下面に永久磁石51を接着(接着剤や溶媒による接着)により接合する。
以上より、光反射部211と永久磁石51とが配置されたアクチュエータ2が得られる。
[6] 次いで、図6(f)に示すように、このアクチュエータ2を、予め用意しておいた支持基板4に、接着(接着剤や溶媒による接着)により接合する。このとき、前述したように、アクチュエータ2の支持板22を支持基板4(枠部材42)の位置決め用突部421、422に当接して、位置決めした状態で接合する。
その後、支持基板4に設置されているコイル52と電源回路53とを接続する。これにより、アクチュエータ組立体1が得られる。
以上のような構成のアクチュエータ組立体1は、例えば、画像形成装置に内蔵する(適用する)ことができる。ここでは、その一例として、アクチュエータ組立体1をイメージング用ディスプレイの光スキャナとして用いた場合を説明する(図11参照)。なお、スクリーンSの長手方向を「横方向」といい、長手方向に直角な方向を「縦方向」という。また、アクチュエータ組立体1(アクチュエータ2)におけるx軸がスクリーンSの横方向と平行であり、y軸がスクリーンSの縦方向と平行である。
プロジェクタ9は、レーザーなどの光を照出する光源装置91と、複数のダイクロイックミラー92、92、92と、アクチュエータ組立体1(アクチュエータ2)とを有している。
光源装置91は、赤色光を照出する赤色光源装置911と、青色光を照出する青色光源装置912と、緑色光を照出する緑色光源装置913とを備えている。
各ダイクロイックミラー92は、赤色光源装置911、青色光源装置912、緑色光源装置913のそれぞれから照出された光を合成する光学素子である。
このようなプロジェクタ9は、図示しないホストコンピュータからの画像情報に基づいて、光源装置91(赤色光源装置911、青色光源装置912、緑色光源装置913)から照出された光をダイクロイックミラー92で合成し、この合成された光がアクチュエータ組立体1によって2次元走査され、スクリーンS上でカラー画像を形成するように構成されている。
2次元走査の際、可動板21のy軸回りの回動により光反射部211で反射した光がスクリーンSの横方向に走査(主走査)される。一方、可動板21のx軸回りの回動により光反射部211で反射した光がスクリーンSの縦方向に走査(副走査)される。
なお、図11中では、ダイクロイックミラー92で合成された光をアクチュエータ組立体1によって2次元的に走査した後、その光を固定ミラーMで反射させてからスクリーンSに画像を形成するように構成されているが、固定ミラーMを省略し、アクチュエータ組立体1によって2次元的に走査された光を直接スクリーンSに照射してもよい。
また、アクチュエータ組立体1(アクチュエータ2)が適用可能な画像形成装置としては、プロジェクタ9の他、プリンタも挙げられる。
<第2実施形態>
図7は、本発明のアクチュエータの第2実施形態を示す横断面図である。
以下、この図を参照して本発明のアクチュエータおよびアクチュエータ連結体の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、破断部の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図7に示すアクチュエータ連結体20Aでは、アクチュエータ2Aが、薄肉脆弱部(薄肉部)で構成された破断部27Aを介して、フレーム10と連結されている。この破断部27Aは、辺223に沿って溝273が形成されており、その溝273によって、基板3の厚さが溝273の底部274に向かって漸減した部分となっている。
このような構成の破断部27Aが形成されていることにより、アクチュエータ2Aを製造する際に破断部27Aを破断してフレーム10から容易かつ確実に分離することができ、よって、アクチュエータ2Aが確実に得られる。
<第3実施形態>
図8は、本発明のアクチュエータの第3実施形態を示す横断面図、図9および図10は、それぞれ、図8に示すアクチュエータの製造方法を説明するための図である。
以下、この図を参照して本発明のアクチュエータおよびアクチュエータ連結体の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、アクチュエータの母材となる基板の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図8に示すアクチュエータ2B(アクチュエータ連結体20)は、その母材となる基板3Bから形成されたものである。この基板3Bは、Si層31と、Si層31の下面に形成されたSiO層32(第1のSiO層)と、Si層31の上面に形成されたSiO層33(第2のSiO層)とで構成された積層構造基板である。
このような構成のアクチュエータ2Bは、次のようにして製造することができる。この製造方法について、図9、図10を参照しつつ説明する。
[1’] まず、図9(a)に示すように、アクチュエータ2Bの母材となる基板3Bを用意する。
[2’] 次いで、図9(b)に示すように、基板3BのSiO層32および33上にそれぞれレジストマスクM2およびM3を形成する。この形成順番は、SiO層32および33のうち、どちらを先にしてもよいが、SiO層33側を先にするのが好ましい。また、レジストマスクM3は、次工程でSiO層32にエッチングを施す際、そのエッチングから、SiO層33を保護する保護膜として機能するものである。
[3’] 次いで、図9(c)に示すように、レジストマスクM2に対して、パターニングを施す。これにより、レジストマスクM2が所望の(アクチュエータ2Bに対応した)形状をなす。そして、図9(d)に示すように、このレジストマスクM2を介して、例えば前述したようなエッチング方法により、SiO層32をエッチングする。その後、図9(e)に示すように、例えば硫酸による洗浄やアッシング等により、レジストマスクM2およびM3を一括して除去する。
[4’] 次いで、図10(f)に示すように、SiO層32に対し、SiO層32ごと、レジストマスクM4を形成する。このレジストマスクM4は、次工程でSiO層33にエッチングを施す際、そのエッチングから、SiO層32を保護する保護膜として機能するものである。
また、SiO層32に対してもレジストマスクM5を形成する。
[5’] 次いで、図10(g)に示すように、レジストマスクM5に対して、パターニングを施す。これにより、レジストマスクM5が所望の(アクチュエータ2Bに対応した)形状をなす。そして、図10(h)に示すように、このレジストマスクM5を介して、例えば前述したようなエッチング方法により、SiO層33をエッチングする。その後、図10(i)に示すように、レジストマスクM4およびM5を一括して除去する。
[6’] 次いで、図10(j)に示すように、Si層31に対し、SiO層32および33をマスクとして、例えばその両面側からエッチングを施す。これにより、前述した第1実施形態と同様に、アクチュエータ2B(可動板21と支持部22と軸部材23、24とが一体的に形成されたもの)とフレーム10とが一体的に形成されたSi層31が得られる。
以降の工程は、前述した第1実施形態で記載した製造方法の工程[5]以降の工程とほぼ同じである。
以上、本発明のアクチュエータおよびアクチュエータ連結体を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、アクチュエータおよびアクチュエータ連結体を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のアクチュエータおよびアクチュエータ連結体は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
例えば、破断部が、ミシン目と破断部とを組み合わせたような構成のものであってもよい。
また、破断部を破断する際の押圧は、指先による押圧に限定されず、例えば、機械(器具)による押圧でもよい。
また、破断部は、押圧により破断されるのに限定されず、折り曲げにより破断されてもよい。
また、アクチュエータは、Si層とSi層の下面に形成されたSiO層との積層体をなすものであるが、これに限定されず、Si層の上面にさらにSiO層が形成された積層体をなすものであってもよい。
また、支持板は、可動板をその周方向に沿って囲むような枠状(リング状またコ字状)をなすものに限定されず、例えば、可動板を介して2つ設置されたものであってもよい。
また、アクチュエータは、その母材となる積層構造基板からエッチングにより製造されるものであり、そのエッチングは、積層構造基板に対しその両面側から行なうこともできるし、片面側からも行なうことができる。
1……アクチュエータ組立体 2、2A、2B……アクチュエータ 21……可動板 211……光反射部 22……支持板(支持部) 22a……一端部 22b……他端部 22c……中間部 223……辺 224……破断部形成部 225……破断部非形成部 226……凹部 227……辺 23、24……軸部材(回動軸) 27、27A……破断部 271……孔 272……部分 273……溝 274……底部 3、3B……基板 31……Si層 32……SiO層 33……SiO層 4……支持基板 41……基台 42……枠部材 421、422……位置決め用突部 423……角部 43……間隙(空間) 5……駆動手段 51……永久磁石 52……コイル 53……電源回路 9……プロジェクタ(画像形成装置) 91……光源装置 911……赤色光源装置 912……青色光源装置 913……緑色光源装置 92……ダイクロイックミラー 10……フレーム 101……第1のランナー 102……第2のランナー 20、20A……アクチュエータ連結体 D1……深さ L1、L2、L3、L4……長さ M1、M2、M3、M4、M5……レジストマスク M……固定ミラー S……スクリーン

Claims (14)

  1. フレームに固定されており、板状の可動板と、該可動板を支持する支持板と、前記可動板と前記支持板とを連結し、該支持板に対し前記可動板を回動可能に支持する回動軸とを備えるアクチュエータであって、
    前記支持板は、その外周部の一部に形成され、前記可動板側に向かって凹没する凹部を有し、
    前記凹部は、前記フレームに対して、脆弱な破断部を介して連結されており、該破断部を破断することにより前記フレームから分離されることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記支持板は、前記可動板をその外周方向に沿って囲む枠状をなすものである請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記凹部は、前記可動板を介して、対向して2つ配置されており、
    前記2つの凹部に、それぞれ、前記破断部が配置されている請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記各破断部は、前記支持板の前記回動軸の長手方向の両側にそれぞれ配置されている請求項3に記載のアクチュエータ。
  5. 前記破断部は、前記支持板の前記回動軸の延長線上の部分には形成されていない請求項1ないし4のいずれかに記載のアクチュエータ。
  6. 前記破断部は、前記支持板の前記回動軸に対して片側に偏在している請求項1ないし5のいずれかに記載のアクチュエータ。
  7. 前記破断部は、押圧により容易に破断可能なものであり、
    前記支持板の前記破断部が形成されている部分と前記回動軸を介して反対側の部分は、前記破断部を破断する際に前記支持板の厚さ方向に押圧される押圧部として機能する請求項6に記載のアクチュエータ。
  8. 前記破断部は、ミシン目または薄肉部である請求項1ないし7のいずれかに記載のアクチュエータ。
  9. 前記破断部は、前記ミシン目であり、前記回動軸と直交する方向に沿って間欠的に形成された複数の孔を有する請求項8に記載のアクチュエータ。
  10. 前記各孔は、それぞれ、前記回動軸と直交する方向に沿った長尺状をなすものである請求項9に記載のアクチュエータ。
  11. 前記孔の長さは、隣接する前記孔同士の間の長さと同じまたはそれよりも短い請求項10に記載のアクチュエータ。
  12. 前記凹部は、その深さが100〜200μmである請求項1ないし11のいずれかに記載のアクチュエータ。
  13. 前記可動板と前記支持板と前記回動軸とは、一体的に形成されている請求項1ないし12のいずれかに記載のアクチュエータ。
  14. フレームと、該フレームに固定された複数のアクチュエータを有するアクチュエータ連結体であって、
    前記各アクチュエータは、それぞれ、板状の可動板と、該可動板を支持する支持板と、前記可動板と前記支持板とを連結し、該支持板に対し前記可動板を回動可能に支持する回動軸とを備え、
    前記支持板は、その外周部の一部に形成され、前記可動板側に向かって凹没する凹部を有し、
    前記凹部は、前記フレームに対して、脆弱な破断部を介して連結されており、該破断部を破断することにより前記フレームから分離されることを特徴とするアクチュエータ連結体。
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