JP2010167531A - レンチ工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】狭隘な場所に位置しているネジ部材の締め付けを容易に行うことができ、また、手に持ってネジ部材の締め付けを行う作業員におけるグリップ性を向上させたレンチ工具を提供する。
【解決手段】本発明は、頭部に六角形状の係合溝を有するネジ部材に装着してネジ部材を締め付けるレンチ工具において、長尺の板状に形成された回転操作片の一端側に、ネジ部材における頭部の係合溝に挿入する六角ビットを固定し、この六角ビットの周囲に、ネジ部材における頭部を収容する輪郭ガイド部を設けている。また、回転操作片の他端側に、グリップ孔を設けている。さらに、輪郭ガイド部は、六角ビットの上端部よりも上方に縁部が位置する高さを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、頭部に六角形状の係合溝を有するネジ部材に装着してネジ部材を締め付けるレンチ工具において、ネジ部材における頭部の係合溝に挿入する六角ビットと、ネジ部材における頭部を収容する輪郭ガイド部を六角ビットの周囲に有するレンチ工具に関するものである。
従来において、頭部に六角形状の係合溝を有するネジ部材を、所定の位置において締め付ける場合、ネジ部材の係合溝に、六角レンチの先端部を挿入し、この六角レンチを介して、そのネジ部材の締め付けを行っていた。
六角レンチは、一般的に細長の棒状部材を略L型に折曲しており、その先端部が、ネジ部材の係合溝に挿入して係合するように形成されている。
この他、従来においては、特許文献1に開示されているように、頭部に係合溝を有する六角孔付きねじの取り付け作業の効率を高めることができる、レンチ工具100が提案されている。
このレンチ工具100は、図10に示すように、第1筒部101と第2筒部102により構成されている。
また、第1筒部101には、レンチ工具100における軸部が挿入される案内孔103が設けられている。
さらに、第2筒部102には、ねじ状部材104の頭部104aが収容される頭部保持用孔105が設けられている。この頭部保持用孔105は、ねじ状部材104の頭部104aが収容された状態で、第2筒部102を重力方向に向けても、ねじ状部材104が抜落しない程度の大きさに形成されている。
また、案内孔103と頭部保持用孔105は、同一軸心上で、互いに連通するように形成されている。
特開平8−141922号公報
しかしながら、ネジ部材の頭部における係合溝に六角レンチの先端部を挿入し、この六角レンチを介してネジ部材の締め付けを行う場合、細長の棒状部材を略L型に折曲している従来の六角レンチにおいては、狭隘な場所にこの六角レンチが入り難いことから、狭隘な場所に位置しているネジ部材の締め付けを行うことができない事態が生じていた。
また、障害物の存在によりネジ部材を目視・確認できない状態においては、六角レンチの先端部を、ネジ部材の頭部における係合溝に挿入することが困難であった。
そして、係合溝への挿入を可能にするために、六角レンチを所定の位置で切断し、六角レンチの全体を短くして使用する手法もあるが、六角レンチ自体がL型に折曲されているため、六角レンチの全体を極端に短くすることは現実的に困難である。
さらに、六角レンチが、細長の棒状部材により形成されていることから、六角レンチを手に持ってネジ部材の締め付けを行う作業員にとっては、そのグリップ性が劣ることとなり、ネジ部材の締め付け時に力が入り難くなっていた。
また、六角レンチを手に持ってネジ部材の締め付けを行う作業員におけるグリップ性が劣ることから、特に、狭い場所でのネジ部材の締め付け作業において、六角レンチを落とし易くなっていた。
この他、特許文献1に開示されているレンチ工具100を使用した場合であっても、上記した種々の問題点を何等解消するものではない。
そこで、本発明は、如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、狭隘な場所に位置しているネジ部材の締め付けを容易に行うことができ、また、手に持ってネジ部材の締め付けを行う作業員におけるグリップ性を向上させたレンチ工具を提供することを目的とする。
本発明は、頭部に六角形状の係合溝を有するネジ部材に装着してネジ部材を締め付けるレンチ工具において、長尺の板状に形成された回転操作片の一端側に、ネジ部材における頭部の係合溝に挿入する六角ビットを固定し、この六角ビットの周囲に、ネジ部材における頭部を収容する輪郭ガイド部を設けていることで、同じく上述した課題を解決した。
また、頭部に六角形状の係合溝を有するネジ部材に装着してネジ部材を締め付けるレンチ工具において、長尺の板状に形成された回転操作片の一端側に、円形板の周縁から筒部材を立設させて形成した有底の輪郭ガイド部における筒部材の中心に、六角ビットを固定したユニット部材を、着脱可能に取り付けたことで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、回転操作片の他端側に、グリップ孔を設けていることで、同じく上述した課題を解決した。
この他、本発明は、頭部に六角形状の係合溝を有するネジ部材に装着してネジ部材を締め付けるレンチ工具において、ネジ部材における頭部の係合溝に挿入する六角ビットと、ネジ部材における頭部を収容する輪郭ガイド部を六角ビットの周囲に有するユニット部材を、ラチェット式レンチの回転軸部に着脱可能に取り付けたことで、同じく上述した課題を解決した。
また、輪郭ガイド部は、六角ビットの上端部よりも上方に縁部が位置する高さを有していることで、同じく上述した課題を解決した。
本発明は、頭部に六角形状の係合溝を有するネジ部材に装着してネジ部材を締め付けるレンチ工具において、長尺の板状に形成された回転操作片の一端側に、ネジ部材における頭部の係合溝に挿入する六角ビットを固定し、この六角ビットの周囲に、ネジ部材における頭部を収容する輪郭ガイド部を設けていることから、狭隘な場所に位置しているネジ部材の締め付けを容易に行うことができる。
すなわち、六角レンチを用いてネジ部材の締め付けを行う従来の手法においては、六角レンチが細長の棒状部材を略L型に折曲していることから、狭隘な場所においては、六角レンチを進入させることができず、その結果、狭隘な場所に位置しているネジ部材の締め付けを行うことができない事態が生じていた。
これに対し、本発明は、長尺の板状に形成された回転操作片の一端側に、ネジ部材における頭部の係合溝に挿入する六角ビットを固定していることから、狭隘な場所においても、長尺の板状に形成された回転操作片を容易に進入させて、狭隘な場所に位置しているネジ部材の締め付けを簡単に行うことができる。
また、六角ビットの周囲に、ネジ部材における頭部を収容する輪郭ガイド部を設けていることから、障害物の存在によりネジ部材を目視・確認できない状態においても、回転操作片に固定している六角ビットの先端部を、ネジ部材の頭部における係合溝に容易に挿入することができる。
具体的には、回転操作片の輪郭ガイド部を、ネジ部材の頭部に手探りで宛がい、若干押し込む。すると、ネジ部材の頭部の側面に沿って輪郭ガイド部が移動し、輪郭ガイド部により、ネジ部材の頭部全体をすっぽりと覆ったような状態となる。
そして、この輪郭ガイド部は、六角ビットの周囲に配置されていることから、輪郭ガイド部によりネジ部材の頭部全体をすっぽりと覆うことにより、六角ビットの先端部を、ネジ部材の頭部における係合溝に自然に挿入できるのである。
その為、作業員は、ネジ部材の頭部における係合溝を認識する必要がなく、回転操作片の輪郭ガイド部をネジ部材の頭部に宛がって若干押し込むだけで、回転操作片の六角ビットの先端部を、ネジ部材の係合溝に容易に挿入できるのである。
尚、作業員がネジ部材を目視できる状態においても、ネジ部材の頭部における係合溝を意識することなく、回転操作片の輪郭ガイド部をネジ部材の頭部に宛がって若干押し込むだけで、六角ビットの先端部をネジ部材の係合溝に挿入できることから、ネジ部材の締め付け作業を極めて迅速に行うことができる。
さらに、本発明は、長尺の板状に形成された回転操作片において、その一端側に六角ビットと輪郭ガイド部を有しており、作業員は、長尺の板状に形成された回転操作片を手で握ってネジ部材の締め付け作業を行うことから、作業員におけるグリップ性を向上させることができる。
その為、作業員は、回転操作片をしっかりと手で握って、ネジ部材の締め付け作業を確実に行うことができる。また、狭い場所におけるネジ部材の締め付け作業においても、回転操作片が作業員の手から不意に離れて落下するようなこともない。
また、長尺の板状に形成された回転操作片の一端側に、円形板の周縁から筒部材を立設させて形成した有底の輪郭ガイド部における筒部材の中心に、六角ビットを固定したユニット部材を、着脱可能に取り付けたことから、必要に応じてこのユニット部材を簡単に交換できる。
その為、異なるサイズの六角ビットと有底の輪郭ガイド部を有するユニット部材を複数用意しておくことにより、大きさの異なるネジ部材の頭部に合致するユニット部材を回転操作片に適宜取り付けて、ネジ部材の締め付け作業を円滑に行うことができる。
また、回転操作片の他端側に、グリップ孔を設けていることから、作業員がこのグリップ孔に、例えば、中指を入れた状態で回転操作片を手で握り、輪郭ガイド部によりネジ部材の頭部全体をすっぽりと覆って手首を動かすという作業員の楽な動作を繰り返し行うことにより、ネジ部材の締め付け作業を円滑に行うことができる。
この他、本発明は、ネジ部材における頭部の係合溝に挿入する六角ビットと、ネジ部材における頭部を収容する輪郭ガイド部を六角ビットの周囲に有するユニット部材を、ラチェット式レンチの回転軸部に着脱可能に取り付けたことから、輪郭ガイド部によりネジ部材の頭部全体をすっぽりと覆った状態を維持しながら、作業員が手首を動かすという作業員にとって楽な動作により、ネジ部材の締め付け作業を簡単に行うことができる。
また、輪郭ガイド部は、六角ビットの上端部よりも上方に縁部が位置する高さを有していることから、狭隘な場所でネジ部材を目視・確認できない状態においても、回転操作片の輪郭ガイド部をネジ部材の頭部に手探りで宛がい、若干押し込むことにより、六角ビットの先端部を、ネジ部材の頭部における係合溝に自然に挿入することができる。
このように、本発明に係るレンチ工具を使用してネジ部材の締め付け作業を行うことにより、作業員が疲労することなく、作業時間を大幅に短縮して、全体の作業効率を飛躍的に向上できるものとなる。
頭部に六角形状の係合溝を有するネジ部材に装着して、ネジ部材の締め付けを行うレンチ工具の使用状態を示す概略の分解斜視図である。 回転操作片の端部に、六角ビットと輪郭ガイド部を固定するレンチ工具の構成を示す分解斜視図である。 回転操作片の端部に、六角ビットと輪郭ガイド部を固定したレンチ工具の構成を示す斜視図である。 サイズの異なる複数のユニット部材のいずれかを選択して、回転操作片に好ましいユニット部材を取り付けるレンチ工具の構成を示す分解斜視図である。 レンチ工具の使用状態を示す斜視図である。 ラチェット式レンチを利用したレンチ工具の構成を示すもので、(a)はユニット部材を、輪郭ガイド部とビット本体により形成しているレンチ工具の分解斜視図、(b)はそのユニット部材を取り付けたレンチ工具の斜視図である。 ラチェット式レンチを利用したレンチ工具の構成を示すもので、(a)はユニット部材を、回転操作伝達部の端部に輪郭ガイド部と六角ビットを取り付けて形成しているレンチ工具の分解斜視図、(b)はそのユニット部材をレンチ工具の長手方向に沿って取り付けたレンチ工具の斜視図である。 ラチェット式レンチの長手方向に直交するように、回転操作伝達部を固定したレンチ工具の構成を示す斜視図である。 ラチェット式レンチの長手方向に直交するように、回転操作伝達部を固定したレンチ工具の使用状態を示す斜視図である。 従来のレンチ工具の構成例を示す側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係るレンチ工具は、図1に示すように、頭部Tに六角形状の係合溝Mを有するネジ部材Nに装着して、ネジ部材Nの締め付けを行うものである。
レンチ工具は、図2・図3に示すように、長尺の薄板状に形成された回転操作片1を備えている。この回転操作片1の一端側の端部は、略半円状に形成されている。また、図2に示すように、回転操作片1の略半円状部分の中央には、雌ネジ部1aが設けられている。
回転操作片1の雌ネジ部1aには、六角形の柱状に形成された六角ビット2が取り付けられている。この六角ビット2は、ネジ部材Nの頭部Tの係合溝Mに挿入されて、係合溝Mに係合するものである。
六角ビット2は、図2に示すように、その下端部に、雄ネジ部2aを突設状に設けている。この六角ビット2の雄ネジ部2aを回転操作片1の雌ネジ部1aに捩じ込んで、必要に応じて溶接等で固着することにより、回転操作片1に六角ビット2を固定するのである。
尚、回転操作片1の略半円状部分の中央に所定の孔を設け、その孔に、六角ビット2の下端部に突設状に設けた所定の突起部を挿入して、必要に応じて溶接等で固着することにより、回転操作片1に六角ビット2を固定しても良い。
また、図2・図3に示すように、回転操作片1における六角ビット2の周囲には、輪郭ガイド部3を固定している。この輪郭ガイド部3は、六角ビット2を囲繞するように配置されており、輪郭ガイド部3の中心に六角ビット2が位置している。
輪郭ガイド部3は、ネジ部材Nの頭部Tを収容できる径を有する筒状に形成されている。また、輪郭ガイド部3は、六角ビット2の上端部よりも、上方に縁部が位置する高さを有している。
この様に、六角ビット2の周囲において、ネジ部材Nの頭部Tを収容できる径を有し、また、六角ビット2の上端部よりも上方に縁部が位置するような高さを有する輪郭ガイド部3が配置されていることにより、狭隘な場所でネジ部材Nを目視・確認できない状態においても、回転操作片1の輪郭ガイド部3をネジ部材Nの頭部Tに手探りで宛がい、若干押し込むことにより、六角ビット2の先端部を、ネジ部材Nの頭部Tにおける係合溝Mに自然に挿入できるのである。
さらに、回転操作片1の他端側には、例えば、円形状等のグリップ孔4を設けている。このグリップ孔4には、図5に示すように、例えば、作業員が中指を入れた状態で、回転操作片1を手で握り易くするものである。
また、図4に示すように、複数の異なるサイズの六角ビット2と有底の輪郭ガイド部3cがそれぞれ一体となって複数のユニット部材Uを構成し、大きさの異なるネジ部材Nの頭部Tとその係合溝Mに対応できるように、複数のユニット部材Uのいずれかを選択して、回転操作片1の一端側の片面に好ましいサイズのユニット部材Uを取り付けるようにしても良い。
このユニット部材Uは、図4に示すように、円形板3aの周縁から筒部材3bを立設させて形成した有底の輪郭ガイド部3cの円形板3aに、六角ビット2を固定している。
具体的には、有底の輪郭ガイド部3cの円形板3aの中央に、所定の雌ネジ部が設けられている。そして、この雌ネジ部に、六角ビット2の下端に突設状に設けた雄ネジ部2aを捩じ込んで、有底の輪郭ガイド部3cの円形板3aから六角ビット2の雄ネジ部2aが突出した状態で、有底の輪郭ガイド部3cの円形板3aに六角ビット2が固定されている。
次に、以上のように構成されたレンチ工具について、使用の一例を説明する。
例えば、障害物の存在により目視・確認できない位置にネジ部材Nが取り付けられている場合、回転操作片1を手で握って、回転操作片1を所定の位置に進入させる。
そして、図5に示すように、ネジ部材Nの頭部Tに輪郭ガイド部3を手探りで宛がい、若干押し込むようにするだけで、ネジ部材Nの頭部Tの側面に沿って輪郭ガイド3部が移動し、輪郭ガイド部3内の六角ビット2が、ネジ部材Nの頭部Tにおける係合溝Mに自然に挿入される。
この状態で、作業員が手首を動かしてネジ部材Nを回転させ、ネジ部材Nの頭部Tから輪郭ガイド部3を一旦外して、再度、ネジ部材Nの頭部Tに輪郭ガイド部3を宛がって手首を動かす動作を繰り返し行うことにより、ネジ部材Nの締め付けを行う。
また、異なるサイズの六角ビット2と有底の輪郭ガイド部3cを有するユニット部材Uを複数用意しているときは、大きさの異なるネジ部材Nの頭部Tに合致するユニット部材Uを回転操作片1に適宜取り付けて、ネジ部材Nの締め付けを行う。
この他、図6乃至図9には、ラチェット式レンチPを利用したレンチ工具の構成例が示されている。
このレンチ工具は、ネジ部材Nにおける頭部Tの係合溝Mに挿入する六角ビット2と、ネジ部材Nにおける頭部Tを収容する輪郭ガイド部3を六角ビット2の周囲に有するユニット部材Uを、ラチェット式レンチPの回転軸部12に着脱可能に取り付けている。このラチェット式レンチPの回転軸部12は、一方向ピッチに回転可能となるように形成されている。
ラチェット式レンチPの回転軸部12に取り付けるユニット部材Uは、図6(a)に示すように、輪郭ガイド部3と、六角ビット2を有するビット本体14により構成されている。
輪郭ガイド部3は、有底の円筒体によって形成され、底部の中央には、ビット本体14が有している六角ビット2を挿入するための六角孔部15が設けられている。
また、ビット本体14は、円柱状に形成した基部11の下端面に、ラチェット式レンチPの回転軸部12を挿入する角穴状の挿着部13が設けられている。さらに、基部11の上端面には、ネジ部材Nにおける頭部Tの係合溝Mに挿入して係合させる六角ビット2を突設状に設けている。
そして、図6(b)に示すように、ラチェット式レンチPの回転軸部12を、ビット本体14の基部11に設けている挿着部13に挿入して、ラチェット式レンチPの回転軸部12にビット本体14を取り付ける。また、ビット本体14の六角ビット2を、輪郭ガイド部3の底部の六角孔部15に挿入して、輪郭ガイド部3の内部に六角ビット2を配置した状態で、ビット本体14に輪郭ガイド部3を固定するのである。
また、図7乃至図9に示すように、ユニット部材Uを、回転操作伝達部21の端部に、輪郭ガイド部3と六角ビット2を取り付けて構成しても良い。
回転操作伝達部21は、図7(a)に示すように、所定の長さを有する矩形の薄板状に形成されており、回転操作伝達部21の基端部には、角穴部22が設けられている。この角穴部22は、ラチェット式レンチPの回転軸部12を挿入する部分である。
また、回転操作伝達部21の先端部は、略半円状に形成されている。この回転操作伝達部21の略半円状部分には、六角ビット2と輪郭ガイド部3が固定されている。
そして、図7(b)に示すように、ラチェット式レンチPの回転軸部12を、回転操作伝達部21の角穴部22を挿入して、ラチェット式レンチPの回転軸部12に回転操作伝達部21を取り付ける。
尚、図7(b)に示すレンチ工具は、ラチェット式レンチPの長手方向に沿うように回転操作伝達部21を固定しているが、必要に応じて、図8に示すように、ラチェット式レンチPの長手方向に直交するように回転操作伝達部21を固定しても良い。
ラチェット式レンチPの長手方向に直交するように回転操作伝達部21を固定しているレンチ工具の使用する際には、例えば、図9に示すように、ボルト等の種々の障害物が存在する場合に、ラチェット式レンチPを手で握って、ボルト等の障害物の近くにラチェット式レンチPの先端部を進入させる。
そして、図9に示すように、回転操作伝達部21を介して、ボルト等の障害物を避けながら、ネジ部材Nの頭部Tに輪郭ガイド部3を宛がい、若干押し込んで、ネジ部材Nの頭部Tの係合溝Mに輪郭ガイド部3内の六角ビット2を挿入して係合させる。
この状態で、作業員が手首を連続的に動かして、ネジ部材Nの締め付けを行うのである。
本発明に係るレンチ工具は、ネジ部材の頭部に形成されている六角形状の係合溝に挿入してネジ部材の締め付けを行う以外に、例えば、六角ビットを取り外してナットの締め付け工具として使用する等、種々の締め付け工具として、幅広く利用することができる。
100…レンチ工具
101…第1筒部
101…第2筒部
103…案内孔
104…ねじ状部材
104a…頭部
105…頭部保持用孔

N…ネジ部材
T…頭部
M…係合溝
U…ユニット部材
P…ラチェット式レンチ

1…回転操作片
1a…雌ネジ部
2…六角ビット
2a…雄ネジ部
3…輪郭ガイド部
4…グリップ孔
3a…円形板
3b…筒部材
3c…有底の輪郭ガイド部
12…回転軸部
13…挿着部
14…ビット本体
15…六角孔部
21…回転操作伝達部
22…角穴部

Claims (5)

  1. 頭部に六角形状の係合溝を有するネジ部材に装着してネジ部材を締め付けるレンチ工具において、長尺の板状に形成された回転操作片の一端側に、ネジ部材における頭部の係合溝に挿入する六角ビットを固定し、この六角ビットの周囲に、ネジ部材における頭部を収容する輪郭ガイド部を設けていることを特徴とするレンチ工具。
  2. 頭部に六角形状の係合溝を有するネジ部材に装着してネジ部材を締め付けるレンチ工具において、長尺の板状に形成された回転操作片の一端側に、円形板の周縁から筒部材を立設させて形成した有底の輪郭ガイド部における筒部材の中心に、六角ビットを固定したユニット部材を、着脱可能に取り付けたレンチ工具。
  3. 回転操作片の他端側に、グリップ孔を設けている請求項1または2に記載のレンチ工具。
  4. 頭部に六角形状の係合溝を有するネジ部材に装着してネジ部材を締め付けるレンチ工具において、ネジ部材における頭部の係合溝に挿入する六角ビットと、ネジ部材における頭部を収容する輪郭ガイド部を六角ビットの周囲に有するユニット部材を、ラチェット式レンチの回転軸部に着脱可能に取り付けたレンチ工具。
  5. 輪郭ガイド部は、六角ビットの上端部よりも上方に縁部が位置する高さを有している請求項1または2、請求項4のいずれかに記載のレンチ工具。
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