JP2010167261A - 画像診断装置及び画像診断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】PET画像とCT画像との間の位置ずれを高精度に補正することができる画像診断装置及び画像診断方法の提供。
【解決手段】検出器25は、撮影領域内から放出されるガンマ線を検出する。収集部26は、検出器25を介して複数の投影角度に関する複数のPET投影データセットを収集する。補正部83は、撮影領域に関するCT画像に基づいて複数のPET投影データセットをそれぞれ減弱補正し、複数の投影角度に関する複数の減弱補正後PET投影データセットを生成する。算出部85は、複数の減弱補正後PET投影データセットに基づいて、CT画像に関する複数のCT投影データセット収集時における撮影領域と複数のPET投影データセット収集時における撮影領域との位置ずれ度合に応じた指標を算出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、PET(Positron Emission Tomography)とX線CT(Computed Tomography)とを組み合わせて画像診断を行う画像診断装置及び画像診断方法に関する。
PETとX線CTとを組み合わせて画像診断を行う画像診断装置(以下、PET−CT装置と呼ぶことにする)がある。PET−CT装置は、PET装置とX線CT装置とを、同じ寝台を用いて一体化した装置である。PET画像の断面とCT画像の断面とは、物理的に一致するように設定される。
しかし、PET画像とCT画像とは同時には撮影されないため、被検体の体動や呼吸動により、PET画像とCT画像とにずれが生じる場合がある。また、装置設置の不正確さなどから、PET画像の断面とCT画像の断面とが物理的にずれている場合もある。
このような位置ずれをなくすために、被検体をボディラップ(body lap)などで固定して動かないようにしたり、呼吸動が少なくなるように呼吸法を工夫したりしている。例えばCTにおいては、被検体が息を浅く吐いている期間に撮影し、PETにおいては、被検体が自由に呼吸をしている期間に撮影する等(例えば、非特許文献1参照)。また、物理的な位置合せは、位置ずれ量を測定して、画像処理により画像をシフト(shift)(3次元空間での線形移動)している。
しかしながら、前述したような方法では、位置ずれの防止が十分でないことがある。
例えば、ボディラップにより体を固定しても、首から上が動く場合がある。また、位置ずれが少ない呼吸プロトコル(protocol)を採用しても、その効果が不十分な場合もある。あるいは、被検体が要求された呼吸法を実施できない場合もある。さらに、物理的に位置ずれ量を測定する補正法は、PET位置分解能が不十分(5mm程度)であること等により、正確な位置合わせを行うことができない場合もある。
このように、PET画像とCT画像との間の位置ずれを解決する方法は、種々提案されているが、効果的に機能しない場合がある。加えて、人体においては、PET画像とCT画像との間の位置ずれ量を定量的に測定する手段や指標がない。
Optical CT Breathing Protocol for Combined Thoracic PET/CT
本発明の目的は、PET画像とCT画像との間の位置ずれを高精度に補正することができる画像診断装置及び画像診断方法を提供することである。
本発明の第1局面に係る画像診断装置は、撮影領域内から放出されるガンマ線を検出する検出器と、前記検出器を介して複数の投影角度に関する複数の第1投影データセットを収集する収集部と、前記撮影領域に関する第1CT画像に基づいて前記複数の第1投影データセットをそれぞれ減弱補正し、前記複数の投影角度に関する複数の第2投影データセットを生成する補正部と、前記複数の第2投影データセットに基づいて、前記第1CT画像に関する複数の第3投影データセット収集時における前記撮影領域と前記複数の第1投影データセット収集時における前記撮影領域との位置ずれ度合に応じた指標を算出する算出部と、を具備する。
本発明の第2局面に係る画像診断方法は、撮影領域内から放出されるガンマ線を検出器により検出し、前記検出器を介して複数の投影角度に関する複数の第1投影データセットを収集部により収集し、前記複数の投影角度に関する複数の第2投影データセットを生成するために、減弱補正部により前記撮影領域に関する第1CT画像に基づいて前記複数の第1投影データセットをそれぞれ減弱補正し、前記複数の第2投影データセットに基づいて、前記第1CT画像に関する複数の第3投影データセット収集時における前記撮影領域と前記複数の第1投影データセット収集時における前記撮影領域との位置ずれ度合に応じた指標を算出部により算出する、ことを具備する。
本発明によれば、PET画像とCT画像との間の位置ずれを高精度に補正することができる画像診断装置及び画像診断方法を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る画像診断装置の外観を概略的に示す側面図。 図1の画像診断装置のシステムブロック図。 図1のシステム制御部の制御のもとに行なわれる位置ずれ補正処理の典型的な流れを示す図。 PET画像とCT画像との間の位置ずれ量が8mmの場合における円柱ファントム(phantom)の位置ずれを示す図。 PET画像とCT画像との間の位置ずれ量が16mmの場合における円柱ファントムの位置ずれを示す図。 図4の場合におけるPET画像を示す図。 図5の場合におけるPET画像を示す図。 図4の場合におけるPET投影データセットの積分値(0次モーメント)のグラフ。 図5の場合におけるPET投影データセットの積分値(0次モーメント)のグラフ。 胸部領域に関する人体ファントムを示す図。 図10の場合における、投影方向に応じたPET投影データセットの積分値(0次モーメント)の変化を示したグラフ。 第2実施形態に係る画像診断装置の構成を示す図。 図12のシステム制御部の制御のもとに行なわれる位置ずれ補正処理の典型的な流れを示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像診断装置(PET―CT装置)1の外観を概略的に示す側面図である。
図1に示すように、画像診断装置1は、X線CT(Computed Tomography)装置10と、PET(Positron Emission Tomography)装置20と寝台装置30とを有する。
X線CT装置10は、CT架台11を搭載する。PET装置20は、PET架台21を搭載する。CT架台11とPET架台21とは、所定の位置関係を保持して隣接され、分離可能に連結されている。CT架台11には、中空部12が形成されている。PET架台21には、中空部22が形成されている。中空部12の中心線と中空部22の中心線とが略一致するように、CT架台11とPET架台21とは配置されている。
このように、画像診断装置1を構成するX線CT装置10とPET装置20とは、有効視野を共通にしている。
図2は、図1の画像診断装置1のシステムブロック図である。
画像診断装置1は、CT架台11、PET架台21、寝台装置30、高電圧発生部40、機構部50、天板位置検出部60、PET位置検出部70、画像生成部80、表示部91、操作部92、及びシステム制御部93を含む。
CT架台11は、X線で撮影領域内の被検体PをCT撮影する。CT架台11は、X線管13、X線検出器14、及びCT投影データセット(data set)収集部15を含む。また、CT架台11は、前述したように、天板31上の被検体Pが送り込まれる略円筒形状を有する中空部12を有している。X線管13、X線検出器14、及びCT投影データセット収集部15は、図示されない回転リング(ring)によって、中空部12の周囲を回転可能に保持される。CT架台11は、図示されない保持部によって、中空部12の中心を通る水平軸回りにチルト(tilt)可能に保持されている。X線管13とX線検出器14とは、中空部12を挟んで向かい合うように配置される。X線管13は、高電圧発生部40からの高電圧の印加を受けてX線を発生する。X線検出器14は、被検体Pを透過したX線を検出する。X線検出器14は、検出されたX線の強度に応じた電気信号を生成する。CT投影データセット収集部15は、X線検出器14により生成された電気信号に前処理等をし、CT撮影に関する投影データセット(以下、CT投影データセットと呼ぶことにする)を生成する。このようにCT投影データセット収集部15は、CT撮影期間中、X線検出器14を介して複数の投影角度に関する複数のCT投影データセットを収集する。収集されたCT投影データセットは、画像生成部80に供給される。
PET架台21は、撮影領域内の被検体P内から放出されるガンマ(gamma)線で被検体PをPET撮影する。より詳細には、被検体Pには、薬剤(放射性同位元素)が投与されている。薬剤は、ポジトロン(positron)を放出する放射性同位元素で標識されている。薬剤から放出されたポジトロンは、電子と対消滅し、ガンマ線を発生する。PET架台21は、検出器25とPET投影データセット収集部26とを含む。PET架台21は、前述したように、天板31上の被検体Pが送り込まれる略円筒形状を有する中空部22を有している。検出器25は、中空部22の外周に円周状に配列されている。検出器25は、被検体P内から放出されるガンマ線を検出し、検出されたガンマ線の強度に応じた電気信号を生成する。PET投影データセット収集部26は、検出器25により生成された電気信号を信号処理し、PET撮影に関する投影データセット(以下、PET投影データセットと呼ぶことにする)を生成する。具体的には、PET投影データセット収集部26は、検出器25からの電気信号に位置計算処理や、エネルギー(energy)計算処理、同時計数処理、前処理等を行ない、PET投影データセットを生成する。前処理は、例えば、ランダム(random)補正や散乱線補正等を含む。このようにPET投影データセット収集部26は、PET撮影期間中、検出器25を介して複数の投影角度に関する複数のPET投影データセットを収集する。収集されたPET投影データセットは、画像生成部80に供給される。なおPET投影データセット収集部26は、PET架台21に含まれるとしたが、第1実施形態はこれに限定されない。例えば、PET投影データセット収集部26(特に同時計数処理を行なう構成要素と前処理を行なう構成要素)は、PET架台21の外部(例えば、コンピュータ(computer))に設けられても良い。
CT架台11とPET架台21とは、中空部12の中心軸と中空部22の中心軸とが同一の直線状に並ぶように配置される。従って天板31上の一方向への移動により、被検体Pを中空部12と中空部22とに連続的に通過させることができる。
寝台装置30は、被検体Pが載置される天板31を含んでいる。
高電圧発生部40は、CT架台21によるX線照射に必要な高電圧を発生する。高電圧発生部40は、高電圧発生器41とX線制御部42とを含む。高電圧発生器41は、X線管13の陰極から発生する熱電子を加速するために、陽極と陰極との間に印加するための高電圧を発生する。X線制御部42は、システム(system)制御部93からの指示に従い、X線管13における管電流、管電圧、及び照射時間等のX線照射条件を調整するように高電圧発生器41を制御する。
機構部50は、CT架台11をチルトしたり、PET架台21を移動したり、あるいは天板31を移動したりする。機構部50は、CT架台チルト機構51、天板移動機構52、PET架台移動機構53、寝台移動機構54、回転機構55、及び機構制御部56を含む。CT架台チルト機構51は、CT架台11をチルトさせる。天板移動機構52は、天板31を上下方向及び長手方向に移動させる。PET架台移動機構53は、PET架台21を被検体Pの体軸方向に移動させる。寝台移動機構54は、CT架台11によるCT撮影やPET架台21によるPET撮影のために、寝台装置30を移動させる。回転機構55は、CT架台11に設けられた回転リングを回転させる。機構制御部56は、CT架台チルト機構51、天板移動機構52、PET架台移動機構53、寝台移動機構54、及び回転機構55を制御する。
PET架台21と天板31とは、何れか一方のみを移動可能とする構成としても良い。
天板位置検出部60は、寝台装置30上の天板31の位置を検出する。天板位置検出部60は、CT用天板位置検出器61とPET用天板位置検出器62とを含む。CT用天板位置検出器61は、CT撮影のためにPET撮影位置からCT撮影位置へ移動する天板31の位置を検出する。検出された天板31の位置は、CT撮影のための寝台装置30の位置決めに利用される。PET用天板位置検出器62は、PET撮影のためにCT撮影位置からPET撮影位置へ移動する天板31の位置を検出する。検出された天板31の位置は、PET撮影のための寝台装置30の位置決めに利用される。
PET架台位置検出部70は、PET架台21の位置を検出する。PET架台位置検出部70の検出結果は、PET架台21の位置決めのために使用される。PET架台位置検出部70は、PET架台撮影位置検出器71とPET架台待機位置検出器72とを含む。PET架台撮影位置検出器71は、待機位置から撮影位置へ移動するPET架台21の位置を検出する。PET架台待機位置検出器72は、撮影位置から待機位置へ移動するPET架台21の位置を検出する。
天板位置検出部60とPET架台位置検出部70とで検出された位置信号は、サーボアンプ(servo amplifier)等で構成された機構制御部56に送られる。天板位置検出部60からの位置信号は、機構制御部56による寝台移動機構54の制御のために使用される。PET位置検出部70からの位置信号は、機構制御部56によるPET架台移動機構53の制御のために使用される。
画像生成部80は、PET投影データセットに対して本実施形態に特有な位置ずれ補正処理をする。この位置ずれ補正処理により、互いの位置ずれが補正されたPET画像のデータとCT画像のデータとが生成される。このPET画像のデータは、表示部91に供給される。また、CT投影データ取得時における撮影領域とPET投影データ取得時における撮影領域との位置ずれ度合を示す指標(以下、位置ずれ指標と呼ぶことにする)が画像生成部80により算出される。位置ずれ指標のデータは、表示部91に供給される。
具体的には、画像生成部80は、CT画像再構成部81、減弱補正部83、指標算出部85、判定部87、及びPET画像再構成部89を含む。
CT画像再構成部81は、複数の投影角度に関する複数のCT投影データセットに基づいて、所定の断面位置に関するCT画像を再構成する。CT画像のデータは、減弱補正部83と表示部91とに供給される。
減弱補正部83は、CT画像に基づいて複数の投影角度に関する複数のPET投影データセットをそれぞれ減弱補正し、複数の投影角度に関する複数の減弱補正されたPET投影データセット(以下、減弱補正後PET投影データセットと呼ぶことにする)を生成される。複数の減弱補正後PET投影データセットは、指標算出部85とPET画像再構成部89とに供給される。
指標算出部85は、複数の減弱補正後PET投影データセットに基づいて、減弱補正に利用されたCT画像に関する複数のCT投影データセット収集時における撮影領域とPET投影データセット収集時における撮影領域との間の位置ずれ指標を算出する。位置ずれ指標は、CT画像の再構成断面とPET画像の再構成断面との間の位置ずれ度合を表す。本実施形態に係る位置ずれの範疇は、再構成断面内での被検体の位置ずれと再構成断面の空間的な位置ずれとの両方を含むものとする。再構成断面内での被検体の位置ずれは、例えば、被検体の呼吸動に起因する。再構成断面の空間的な位置ずれは、例えば、CT架台11とPET架台21との位置決め精度の不良に起因する。位置ずれ指標のデータは、判定部87に供給される。
判定部87は、CT画像とPET画像との位置ずれ量が許容範囲内であるか否かを判定する。実際には判定部87は、位置ずれ指標が閾値以下であるか否かを判定する。位置ずれ指標が閾値以下でないと判定した場合、判定部87は、減弱補正に利用したCT画像の断面位置をCT画像再構成部81にシフトさせる。一方、位置ずれ指標が閾値以下であると判定した場合、判定部87は、PET画像再構成部89にPET画像を再構成させる。
PET画像再構成部89は、判定部87により位置ずれ指標が閾値以下であると判定された場合、複数の減弱補正後投影データセットに基づいてPET画像を再構成する。再構成されたPET画像の断面位置とCT画像の断面位置との間の位置ずれ量は、許容範囲内に含まれる。従って再構成されたPET画像は、CT画像との間の位置ずれが結果的に補正されている。PET画像のデータは、表示部91に供給される。
表示部91は、液晶やCRT等のモニタ(monitor)を備える。表示部91は、画像生成部80からのCT画像とPET画像とを重ね合わせて表示する。
操作部92は、スイッチ(switch)、キーボード(keyboard)、トラックボール(trackball)、ジョイスティック(joystick)、マウス(mouse)等の入力デバイス(device)を備える。操作部92は、例えば、操作者からの指示に従って入力デバイスを介して被検体情報や撮影位置、コマンド等を入力する。被検体情報としては、例えば、年齢、性別、体格、検査部位、検査方法、過去の診断履歴等が挙げられる。撮影条件としては、例えば、撮影対象部位(対象臓器)、CT架台11のチルト位置、PET架台21の位置、天板31の位置等が挙げられる。
システム制御部93は、画像診断装置1に備えられている各部を統括して制御する。例えば、システム制御部93は、各部を制御して、第1実施形態に係る位置ずれ補正処理を実行する。
ここで、PET画像とCT画像との間の位置ずれ補正の考え方について説明する。
ノイズ(noise)が完全に除去された系において、減弱補正後PET投影データセットは、ラドン(radon)の定理「投影データセットの積分値(0次モーメント(moment))は、投影角度によらず一定である」を満足する。一方、CT画像は、X線の透過係数を画像化したものである。従って、CT画像は、適当な変換式が適用されることで、PET投影データセットの減弱補正に使用されることができる。
PET画像とCT画像との断面位置が完全に一致している場合、減弱補正後PET投影データセットは、ラドンの定理を満足する。すなわち、全投影角度について、減弱補正後PET投影データの0次モーメントは同値となる。換言すれば、投影角度に応じて減弱補正後投影データの0次モーメントが異なることはない。しかしながら、PET画像とCT画像とに位置ずれがある場合、減弱補正後PET投影データセットは、ラドンの定理を満足しない。すなわち、投影角度に応じて減弱補正後投影データセットの0次モーメントは異なる。画像診断装置1は、上述のラドンの定理を利用して、PET画像とCT画像との位置ずれを補正する。
以下、第1実施形態に係る画像診断装置1の動作について説明する。なおX線CT装置10とPET装置20との通常の撮影動作については周知であるので説明を省略する。
図3は、第1実施形態に係るシステム制御部93の制御のもとに行なわれる位置ずれ補正処理の典型的な流れを示す図である。
位置ずれ補正処理は、操作者により操作部92を介して開始要求されたことを契機として、システム制御部93により開始される。
位置ずれ補正処理が開始されるとシステム制御部93は、CT装置10を制御してCT撮影を行わせる。CT撮影中、システム制御部93は、CT投影データセット収集部15に収集処理を行なわせる(ステップS1)。ステップS1においてCT投影データセット収集部15は、複数の投影角度に関する複数のCT投影データセットを収集する(ステップS1)。収集された複数のCT投影データセットは、CT画像再構成部81と表示部91とに供給される。
ステップS1が行なわれるとシステム制御部93は、CT画像再構成部81に再構成処理を行なわせる(ステップS2)。ステップS2においてCT画像再構成部81は、複数のCT投影データセットに基づいて所定の再構成断面に関するCT画像が再構成される。再構成されたCT画像は、減弱補正部83に供給される。
ステップS2が行なわれるとシステム制御部93は、PET装置20を制御してPET撮影を行わせる。PET撮影中、システム制御部93は、PET投影データセット収集部26に収集処理を行なわせる(ステップS3)。ステップS3においてPET投影データセット収集部26は、複数の投影角度に関する複数のPET投影データセットを収集する(ステップS3)。
ステップS3が行なわれるとシステム制御部93は、PET投影データセット収集部26に前処理を行なわせる(ステップS4)。ステップS4においてPET投影データセット収集部26は、複数のPET投影データセットにランダム(random)補正や散乱線補正等の前処理を行なう。このランダム補正や散乱線補正は、ノイズの無い系を実現するために、PET投影データセットに対して行なわれる。なお、第1実施形態に係る位置ずれ補正は、PET投影データセットの0次モーメントを用いる。従って、位置ずれ補正に対する統計ノイズの影響は小さいと仮定できる。なお本実施形態において減弱補正は、前処理に含まれないものとする。前処理された複数のPET投影データセットは、減弱補正部83に供給される。
上述のCT装置10側の動作(ステップS1とステップS2)と、PET装置20側の動作(ステップS3とステップS4)とは、この順序に限られるものではない。例えば、PET装置20の動作がCT装置10側の動作よりも先に行なわれてもよい。
ステップS4が行なわれるとシステム制御部93は、減弱補正部83に減弱補正処理を行なわせる(ステップS5)ステップS5において減弱補正部83は、CT画像再構成部81からのCT画像に基づいて、PET投影データセット収集部26からの複数のPET投影データセットを減弱補正する。減弱補正により複数の投影角度に関する複数の減弱補正後PET投影データセットがそれぞれ生成される。減弱補正後PET投影データセットは、指標算出部85とPET画像再構成部89とに供給される。なお、減弱補正用データは、CT画像から生成される。そのため位置ずれ補正に対する、減弱補正の統計ノイズも小さいものである。
ステップS5が行なわれるとシステム制御部93は、指標算出部85に0次モーメントの算出処理を行なわせる(ステップS6)。ステップS6において指標算出部85は、各投影角度について、減弱補正後PET投影データセットの投影値を空間位置に沿って積分し、0次モーメントを算出する。0次モーメントは、全ての投影角度について算出される。従ってステップS6において複数の投影角度に関する複数の0次モーメントがそれぞれ算出される。
ステップS6が行なわれるとシステム制御部93は、指標算出部85に位置ずれ指標の算出処理を行なわせる(ステップS7)。ステップS7において指標算出部85は、複数の0次モーメントに基づいて、ステップS5において利用されたCT画像とPET画像とに関する位置ずれ指標を算出する。このPET画像は、ステップS3において収集された複数のPET投影データセットに基づいて再構成される画像である。ステップS7の時点においては、このPET画像は再構成されていない。位置ずれ指標は、例えば、0次モーメントの変動度合を定量的に示す指標である。具体的には、位置ずれ指標は、変動度合を示す統計指標である標準偏差又は分散が好適である。以下、説明を具体的に行なうため位置ずれ指標は、標準偏差であるとする。すなわち指標算出部85は、複数の0次モーメントの標準偏差を算出する。標準偏差のデータは、判定部87に供給される。
ステップS7が行なわれるとシステム制御部93は、判定部87に判定処理を行なわせる(ステップS8)。ステップS8において判定部87は、PET画像の再構成断面とCT画像の再構成断面との間の位置ずれ量が許容範囲内であるか否かを判定するために、指標算出部85からの標準偏差が閾値以下であるか否かを判定する。換言すれば、0次モーメントが標準偏差以上の変動を示すか否かが判定される。なお閾値は、予め操作者等により操作部92を介して設定されている。標準偏差が閾値以下でないと判定された場合(0次モーメントが標準偏差以上の変動を示す場合)、PET画像の再構成断面とCT画像の再構成断面との位置ずれ量は、許容範囲外であると判定される。一方、標準偏差が閾値以下であると判定された場合(0次モーメントが標準偏差以内の変動に留まる場合)、PET画像の再構成断面とCT画像の再構成断面との位置ずれ量は、許容範囲内であると判定される。
標準偏差が閾値以下でないと判定された場合(ステップS8:NO)、システム制御部93は、CT画像再構成部81に再構成断面のシフト処理を行なわせる(ステップS9)。ステップS9においてCT画像再構成部81は、ステップS5において利用されたCT画像の再構成断面の位置をシフトする。具体的には、再構成断面を3次元的に移動したり、回転したりする。これによりCT画像再構成部81は、複数のCT投影データセットに基づいて、再構成断面の位置がシフトされたCT画像を再構成する。その後、システム制御部93はステップS5に進む。このようにして、標準偏差が閾値以下になるまでステップS5からステップS9が繰り返される。
標準偏差が閾値以下であると判定された場合(ステップS8:YES)、システム制御部93は、PET画像再構成部89に再構成処理を行なわせる(ステップS10)。ステップS10においてPET画像再構成部89は、ステップS5において生成された複数の投影角度に関する複数の減弱補正後PET投影データセットに基づいて、PET画像を再構成する。ステップS8の判定処理により、PET画像とCT画像との間の位置ずれ量は、許容範囲内に含まれる。従って再構成されたPET画像は、CT画像との間の位置ずれが結果的に補正されている。このように標準偏差を利用して位置ずれが考慮された上で、PET画像が再構成される。再構成されたPET画像のデータは、表示部91に供給される。
ステップS10が行なわれるとシステム制御部93は、表示部91にフュージョン(fusion)表示処理を行なわせる(ステップS11)。ステップS11において表示部91は、ステップS10において再構成されたPET画像と、このPET画像に略一致するCT画像とを重ね合わせて表示する。上述のように表示対象のPET画像とCT画像とは良好に位置整合している。従って医師等は、この重ね合わせ画像を観察することにより、高精度に画像診断をすることができる。
ステップS11が行なわれるとシステム制御部93は、位置ずれ補正処理を終了する。このように位置ずれ補正処理においては、CT画像の断面位置がシフトされる毎に減弱補正後PET投影データセットが生成され、0次モーメントが算出され、標準偏差が算出され、算出された標準偏差が閾値と比較される。この間、PET画像の再構成断面は不動である。すなわち位置ずれ補正処理は、PET画像の断面位置を固定したまま、CT画像の断面位置をシフトさせることにより、PET画像の断面位置とCT画像の断面位置との位置ずれを補正している。
このように第1実施形態に係る位置ずれ補正処理によれば、自動的にPET画像とCT画像との位置ずれを補正することができる。すなわち、操作者の手動操作が必要ない。従って、本位置ずれ補正処理は、操作者による負担がなく容易にPET画像とCT画像との位置ずれを補正することができる。また、本位置ずれ処理は、操作者の手を介さないので、位置ずれ補正における操作者の主観を除外することができる。これに伴い、本位置ずれ補正処理は、手動操作に比して安定した位置ずれ補正精度を提供することができる。また、本位置ずれ補正処理に利用される位置ずれ指標は、PET画像やCT画像を画像処理することに算出されものではなく、PET投影データセットに対して数学的に厳密に成立するラドンの定理に基づいて算出される。従って本位置ずれ指標は、PET投影データセット収集時における撮影領域とCT投影データセット収集時における撮影領域との間の位置ずれ度合を客観的に正しく表している。
上述の位置ずれ補正処理のステップS8において判定部87は、標準偏差と閾値とを比較するとした。しかしながら、位置ずれ補正処理は、これに限定されない。例えば、標準偏差が最小値であるか否かを判定するとしてもよい。
また上述の位置ずれ補正処理においてシステム制御部93は、閾値以下の標準偏差に関する減弱補正後PET投影データセットに基づいてPET画像を再構成するとした。しかしながら、位置ずれ補正処理はこれに限定されない。例えばシステム制御部93は、複数の再構成断面に関する複数の標準偏差を算出し、算出された複数の標準偏差のうちの最小値に関する減弱補正後PET投影データセットに基づいてPET画像を再構成してもよい。これにより、PET画像とCT画像との間の位置ずれ量を最小にすることができる。
ここで、円柱形状のファントムを例とした、CT画像とPET画像との間の位置ずれについて説明する。
20cm径の円柱容器に均一に放射性同位元素(RI:radio isotope)が分布した円柱ファントムを例に挙げる。なおここでは、ノイズの無い数値シミュレーションの結果を示す。
円柱ファントムでは、RIが分布する領域と減弱体(水相当:0.096cm-1)とが分布する領域は同じであり、20cm径の円である。図4は、PET画像とCT画像との間の位置ずれ量が8mmの場合における円柱ファントムの位置ずれを示す図である。図4のA1は位置ずれなし、B1はX方向に8mm、C1はY方向に8mm、D1はX方向とY方向とに8mmずれた例を示している。図5は、PET画像とCT画像との間の位置ずれ量が16mmの場合における円柱ファントムの位置ずれを示す図である。図5のA1は位置ずれなし、B1はX方向に16mm、C1はY方向に16mm、D1はX方向とY方向とに16mmずれた例を示している。
図6は、図4の場合におけるPET画像を示す図である。図6のA1は、PET画像とCT画像との間の位置ずれが無い場合におけるPET画像を示す。図6のB1は、PET画像とCT画像とがX方向に8mmずれた場合におけるPET画像を示す。図6のC1は、PET画像とCT画像とがY方向に8mmずれた場合におけるPET画像を示す。図6のD1は、PET画像とCT画像とがX方向とY方向とに8mmずれた場合におけるPET画像を示す。また、図7は、図5の場合におけるPET画像を示す図である。図7のA1は、PET画像とCT画像との間の位置ずれが無い場合におけるPET画像を示す。図7のB1は、PET画像とCT画像とがX方向に16mmずれた場合におけるPET画像を示す。図7のC1は、PET画像とCT画像とがY方向に16mmずれた場合におけるPET画像を示す。図7のD1は、PET画像とCT画像とがX方向とY方向とに16mmずれた場合におけるPET画像を示す。図6と図7とに示すように、PET画像とCT画像との位置ずれにより、均一なRI分布が崩れている。
図8は、図4の場合における投影方向に応じた0次モーメントのグラフである。図9は、図5の場合における投影方向に応じた0次モーメントのグラフである。図8と図9とに示すように、PET画像とCT画像との間の位置ずれにより、投影方向により0次モーメントが一定でなくなっている。
投影方向による0次モーメントの変動を標準偏差で表すと、例えば、以下のようになる。
(X,Y)=(0,0) :0.07%
(X,Y)=(8,0) :0.35%
(X,Y)=(0,8) :0.35%
(X,Y)=(8,8) :0.64%
(X,Y)=(16,0) :1.11%
(X,Y)=(0,16) :1.08%
(X,Y)=(16,16):1.91%
ここで(X,Y)は、位置ずれ量をmm単位で示している。
PET画像とCT画像と間の位置ずれを補正する場合、例えば、0次モーメントの標準偏差が最小になるX,Yのシフト量を探せばよい。
このように、PET画像とCT画像との間の位置ずれ度合を示す指標としては、例えば、標準偏差を使用することができる。したがって、標準偏差が最小となる方向に位置を補正すれば、PET画像とCT画像と間の位置ずれは、解消される、若しくは最小となる。
次に、人体ファントムを例とした、CT画像とPET画像との間の位置ずれについて説明する。
ここでは、呼吸によりPET画像とCT画像とが位置ずれする可能性の高い胸部(肺)領域を例に挙げて説明する。図10は、胸部領域に関する人体ファントム101を示す図である。図10に示すように、人体ファントム101内の肋骨部分には、12mm×12mmのRI分布(腫傷)102が想定されている。
図11は、図10の場合における、投影方向に応じたPET投影データセットの積分値(0次モーメント)の変化を示したグラフである。図11に示すように、PET画像とCT画像との間の位置ずれにより、投影方向により0次モーメントが一定でなくなっている。投影方向による0次モーメントの変動を標準偏差で表すと、例えば、以下のようになる。
(X,Y)=(0,0) : 0.91%
(X,Y)=(12,0) : 8.36%
(X,Y)=(0,12) :15.80%
(X,Y)=(12,12):16.60%
ここで(X,Y)は、位置ずれ量をmm単位で示している。
PET画像とCT画像と間の位置ずれを補正する場合、例えば、0次モーメントの標準偏差が最小になるX,Yのシフト量を探せばよい。
また、PET画像とCT画像との位置ずれ度合を示す指標としては、例えば、標準偏差を使用することができる。
このように、第1実施形態によれば、投影方向による0次モーメントの変動を最小にするPET画像とCT画像との位置関係を得ることで、両者の位置ずれが最小になるように補正することができる。
かくして第1実施形態に係る画像診断装置と画像診断方法とは、PET画像とCT画像との間の位置ずれを高精度に補正することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお以下の説明において、第1実施形態と略同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合にのみ重複説明する。
図12は、第2実施形態に係る画像診断装置2のシステムブロック図である。図12に示すように、画像診断装置2の画像生成部800は、CT画像再構成部81、減弱補正部83、指標算出部85、及びPET画像再構成部89を有している。図2と比較すればわかるように、第2実施形態に係る画像生成部800は、第1実施形態に係る画像生成部80に含まれていた判定部87を実装していない。
CT画像再構成部81は、CT画像を再構成する。CT画像のデータは、減弱補正部83と表示部91とに供給される。減弱補正部83は、CT画像に基づいて複数の投影角度に関する複数の減弱補正後PET投影データセットを生成する。生成された減弱補正後PET投影データセットは、指標算出部85とPET画像再構成部89とに供給される。指標算出部85は、複数の減弱補正後PET投影データセットをそれぞれ積分し、複数の投影角度に関する複数の0次モーメントを算出する。そして指標算出部85は、複数の0次モーメントに基づいて位置ずれ指標(例えば、標準偏差)を算出する。算出された位置ずれ指標のデータは、表示部91に供給される。PET画像再構成部89は、複数の減弱補正後PET投影データセットに基づいてPET画像を再構成する。PET画像のデータは、表示部91に供給される。
表示部91は、CT画像とPET画像とを重ね合わせて表示する。また、表示部91は、位置ずれ指標を表示する。
前述した第1の実施形態では、投影角度(投影方向)による0次モーメントの変動を最小にするPET画像とCT画像の位置関係を得て、両者の位置ずれが許容範囲内に収まる断面位置を求めていた。第2の実施形態では、0次モーメントの変動をPET画像とCT画像との間の位置ずれを示す指標として使用するようにしている。
図13は、第1実施形態に係るシステム制御部93の制御のもとに行なわれる位置ずれ補正処理の典型的な流れを示す図である。図13のステップS21からS27までの処理と、図3のステップS1からS7までの処理と同様である。従ってS27までの説明は省略する。
ステップS27において標準偏差が計算されるとシステム制御部93は、PET画像再構成部89に再構成処理を行なわせる(ステップS28)。ステップS28においてPET画像再構成部89は、ステップS25において生成された複数の減弱補正後PET投影データセットに基づいてPET画像を再構成する。再構成されたPET画像のデータは、表示部91に供給される。
ステップS28が行なわれるとシステム制御部93は、表示部91にフュージョン表示処理を行なわせる(ステップS29)。ステップS29において表示部91は、ステップS22において再構成されたCT画像とステップS28において再構成されたPET画像とを重ね合わせて表示する。
ステップS29が行なわれるとシステム制御部93は、表示部91に位置ずれ指標の表示処理を行なわせる(ステップS30)。ステップS30において表示部91は、ステップS27において算出された位置ずれ指標、例えば、標準偏差を表示する。この標準偏差は、ステップS29で表示されたPET画像とCT画像との間の位置ずれ度合を示す指標として表示される。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
以上本発明によれば、PET画像とCT画像との間の位置ずれを高精度に補正することができる画像診断装置及び画像診断方法の提供を実現することができる。
1…画像診断装置、11…CT架台、13…X線管、14…X線検出器、15…CT投影データセット収集部、21…PET架台、25…検出器、26…PET投影データセット収集部、30…寝台、31…天板、40…高電圧発生部、41…高電圧発生器、42…X線制御部、50…機構部、51…CT架台チルト機構、52…天板移動機構、53…PET架台移動機構、54…寝台移動機構、55…回転機構、56…機構制御部、60…天板位置検出部、61…CT用天板位置検出器、62…PET用天板位置検出器、70…PET位置検出部、71…PET架台撮影位置検出器、72…PET架台待機位置検出器、80…画像生成部、81…CT画像再構成部、83…減弱補正部、85…指標算出部、87…判定部、89…PET画像再構成部、91…表示部、92…操作部、93…システム制御部

Claims (18)

  1. 撮影領域内から放出されるガンマ線を検出する検出器と、
    前記検出器を介して複数の投影角度に関する複数の第1投影データセットを収集する収集部と、
    前記撮影領域に関する第1CT画像に基づいて前記複数の第1投影データセットをそれぞれ減弱補正し、前記複数の投影角度に関する複数の第2投影データセットを生成する補正部と、
    前記複数の第2投影データセットに基づいて、前記第1CT画像に関する複数の第3投影データセット収集時における前記撮影領域と前記複数の第1投影データセット収集時における前記撮影領域との位置ずれ度合に応じた指標を算出する算出部と、
    を具備する画像診断装置。
  2. 前記算出部は、前記複数の第2投影データセットをそれぞれ積分して前記複数の投影角度に関する複数の積分値を算出し、前記複数の積分値に基づいて前記指標を算出する、請求項1記載の画像診断装置。
  3. 前記指標は、前記複数の積分値の変動度合に応じて変化する、請求項2記載の画像診断装置。
  4. 前記指標は、前記複数の積分値の標準偏差又は分散である、請求項2記載の画像診断装置。
  5. 前記複数の第2投影データセットに基づいて前記第1PET画像を再構成するPET画像再構成部と、
    前記第1PET画像と前記第1CT画像とを重ね合わせて表示する表示部と、
    をさらに備える請求項1記載の画像診断装置。
  6. X線を発生するX線管と、
    前記X線管から発生されたX線を検出するX線検出器と、
    前記X線検出器からの出力に由来する前記複数の第3投影データセットに基づいて前記第1CT画像を再構成するCT画像再構成部と、をさらに備える、
    請求項1記載の画像診断装置。
  7. 前記CT画像再構成部は、前記指標が閾値以下の場合、所定位置及び所定方向にシフトされた断面位置に関する第2CT画像を前記X線検出器からの出力に基づいて再構成し、
    前記補正部は、前記第2CT画像に基づいて前記複数の第1投影データセットをそれぞれ減弱補正し、前記複数の投影角度に関する複数の第4投影データセットをそれぞれ生成し、
    前記算出部は、前記複数の第4投影データセットに基づいて、前記指標を算出する、
    請求項6記載の画像診断装置。
  8. 前記指標が閾値以上の場合、前記複数の第3投影データセットに基づいて第2PET画像を再構成するPET画像再構成部と、
    前記第2PET画像と前記第2CT画像とを重ね合わせて表示する表示部と、をさらに備える、
    請求項6記載の画像診断装置。
  9. 前記指標を表示する表示部をさらに備える、請求項1記載の画像診断装置。
  10. 撮影領域内から放出されるガンマ線を検出器により検出し、
    前記検出器を介して複数の投影角度に関する複数の第1投影データセットを収集部により収集し、
    前記複数の投影角度に関する複数の第2投影データセットを生成するために、減弱補正部により前記撮影領域に関する第1CT画像に基づいて前記複数の第1投影データセットをそれぞれ減弱補正し、
    前記複数の第2投影データセットに基づいて、前記第1CT画像に関する複数の第3投影データセット収集時における前記撮影領域と前記複数の第1投影データセット収集時における前記撮影領域との位置ずれ度合に応じた指標を算出部により算出する、
    ことを具備する画像診断方法。
  11. 前記算出することにおいては、前記複数の投影角度に関する複数の積分値を算出するために、前記複数の第2投影データセットがそれぞれ積分され、前記複数の積分値に基づいて前記指標が算出される、請求項10記載の画像診断方法。
  12. 前記指標は、前記複数の積分値の変動度合に応じて変化する、請求項11記載の画像診断方法。
  13. 前記指標は、前記複数の積分値の標準偏差又は分散である、請求項11記載の画像診断方法。
  14. 前記複数の第2投影データセットに基づいて前記第1PET画像を再構成部により再構成し、
    前記第1PET画像と前記第1CT画像とを表示部により重ね合わせて表示する、
    ことをさらに備える請求項10記載の画像診断方法。
  15. X線をX線管により発生し、
    前記X線管から発生され前記被検体を透過したX線をX線検出器により検出し、
    前記X線検出器からの出力に基づいて前記第1CT画像を再構成部により再構成する、
    ことをさらに具備する請求項10記載の画像診断方法。
  16. 前記指標が閾値以下の場合、所定位置及び所定方向にシフトされた断面位置に関する第2CT画像を前記X線検出器からの出力に基づいて前記再構成部により再構成し、
    前記複数の投影角度に関する複数の第4投影データセットをそれぞれ生成するために、前記第2CT画像に基づいて前記複数の第1投影データセットを減弱補正部によりそれぞれ減弱補正し、
    前記複数の第4投影データセットに基づいて、指標を算出部により算出する、
    ことをさらに具備する請求項15記載の画像診断方法。
  17. 前記指標が閾値以上の場合、前記複数の第4投影データセットに基づいて第2PET画像を再構成部により再構成し、
    前記第2PET画像と前記第2CT画像とを重ね合わせて表示部により表示する、
    ことをさらに具備する請求項16記載の画像診断方法。
  18. 前記指標を表示部により表示する、ことをさらに具備する請求項10記載の画像診断方法。
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