JP2010166301A - スイッチ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング素子のサイズを増大させることなく、逆電圧によるスイッチング素子の破損を防止できるようにする。
【解決手段】オンオフ制御信号(CS)に応じて2つの端子(T1,T2)間のオンオフ状態が切り替わるスイッチ回路において、端子(T1,T2)間に接続されたデュアルゲート型スイッチング素子(11)を有したスイッチ部(10)を設ける。また、デュアルゲート型スイッチング素子(11)のオンオフ状態を制御する制御部(20)を設ける。そして、デュアルゲート型スイッチング素子(11)のゲートをオフにすることによって該デュアルゲート型スイッチング素子(11)のドレイン・ソース間に所定以上の逆電圧(0Vを含む)が印加されることとなる場合には、オンオフ制御信号(CS)にかかわらず、制御部(20)によって、そのドレイン・ソースに対応したゲートをオンにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、制御信号に応じてオンオフ状態が切り替わるスイッチ回路に関するものである。
従来より、空気調和装置の圧縮機を駆動する電動機(例えば三相モーター)等の運転状態を制御するために、周波数変換回路が用いられる。この周波数変換回路には、大きく分類すると間接方式と直接方式があり、間接方式では整流回路とインバータ回路を組み合わせて周波数変換を行い、直接方式では1つの回路で直接周波数変換を行う。
上記直接方式の周波数変換回路の一例としては、いわゆるマトリックスコンバータ回路が知られている。マトリックスコンバータ回路は、例えば三相交流電源と、三相モーターのような負荷との間に双方向スイッチが設けられ、これらの双方向スイッチの状態を制御することで所望の周波数の交流電力を得るようになっている。
マトリックスコンバータ回路に用いられる双方向スイッチには、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)等のスイッチング素子が用いられるのが一般的である。このIGBTは、逆耐圧が低く、また逆方向に電流を流せない。そのため、IGBTを双方向スイッチに用いる場合には、IGBTにダイオードを逆並列接続してこれを逆向きに直列接続するのが一般的である。また、MOSFETは、ソースとドレイン間に寄生ダイオードがあるため、一方向の電流のオンオフしか制御できないという特性があり、逆向きに直列接続して用いられる。
ところで、近年ではSiC(Silicon Carbide:炭化ケイ素)やGaN(Gallium Nitride:窒化ガリウム)のような材料を用いたワイドバンドギャップ半導体が盛んに開発されている。SiCを主材料としたワイドバンドギャップ半導体は、MOSFET構造とするよりも接合型電界効果トランジスタ(以下、JFETと略記する。JFET:Junction Field Effect Transistor)構造とした方が損失を小さくしやすいため、接合型電界効果トランジスタとしての応用が期待されている。またGaNを主材料としたワイドバンドギャップ半導体は、ヘテロ接合電界効果トランジスタ(以下、HFETと略記する。HFET: Hetero junction Field Effect Transistor)構造を採用できるため、ヘテロ接合電界効果トランジスタとしての応用が期待されている。しかも、このJFETやHFETは、逆方向に電流を流せることから上記の双方向スイッチ用のスイッチング素子としての応用が考えられる。
例えば、非特許文献1には、GaNを用いた双方向スイッチの一例として、ゲートが1つのシングルゲート型スイッチング素子を用いた双方向スイッチと、ゲートを2つ有したデュアルゲート型スイッチング素子を用いた双方向スイッチが提案されている。シングルゲート型スイッチング素子は制御すべきゲートが1つで済み、デュアルゲート型スイッチング素子は導通損失が少ないという特徴がある。
町田修,金子信男,岩上信一,柳原将貴,後藤博一,岩渕昭夫、「GaN双方向スイッチ」、平成20年電気学会全国大会、第4分冊、p.269
ところで、デュアルゲート型スイッチング素子では、入力の極性にかかわらず、ドレインと何れか一方のソースとの間に逆電圧が印加される。一般的に、スイッチング素子の逆方向の耐圧は順方向の耐圧よりも低いので、上記のように印加される逆電圧の大きさによってはスイッチング素子が破壊される可能性がある。これに対しては、非特許文献1でも述べられているように、スイッチング素子の構造として横型構造を採用して、表面電極の設計により正負両方の耐圧を持たせることも考えられる。
しかしながら、表面電極の設計により正負両方の耐圧を持たせると、ゲート・ソース間のサイズ(すなわち、スイッチング素子のサイズ)が大きくなる。このサイズの増大はブロッキングゲインの低下、コストアップ、歩留まりの低下などにも繋がることになる。
本発明は上記の問題に着目してなされたものであり、スイッチング素子のサイズを増大させることなく、逆電圧によるスイッチング素子の破損を防止することを目的としている。
上記の課題を解決するため、第1の発明は、
オンオフ制御信号(CS)に応じて2つの端子(T1,T2)間のオンオフ状態が切り替わるスイッチ回路であって、
ゲート(G1,G2)とソース(S1,S2)をそれぞれ2つずつ有しドレイン(D)を共有して同一基板上に形成されたデュアルゲート型スイッチング素子(11)、又はそれぞれがゲート(G1,G2)を有して直列接続された2つのスイッチング素子(11a,11b)を有したスイッチ部(10)と、
前記端子(T1,T2)間をオフ状態からオン状態に切り替える場合には、2つのドレイン(D)・ソース(S1,S2)のうち、逆電圧が印加されている側のドレイン(D)・ソース(S1,S2)に対応したゲート(G1,G2)を、もう一方のゲート(G1,G2)よりも先にオン状態にし、前記端子(T1,T2)間をオン状態からオフ状態に切り替える場合には、逆電圧が印加されている側のソース(S1,S2)に対応したゲート(G1,G2)を、もう一方のゲート(G1,G2)よりも遅れてオフ状態にする制御部(50)と、
を備えたことを特徴とする。
これにより、スイッチング素子(11)において順方向電圧が印加されているドレイン・ソースがある側(すなわち耐圧が高い側)がオフ状態のときに、逆電圧が印加されているドレイン・ソースがある側(すなわち耐圧が低い側)のオンオフ状態が切り替えられる。
また、第2の発明は、
第1の発明のスイッチ回路において、
前記制御部(50)は、前記スイッチング素子(11,11a,11b)のドレイン・ソース間に逆電圧が印加されるか否かを、前記端子(T1,T2)間に印加される電圧値により判別する極性判別部(21)を備えていることを特徴とする。
これにより、端子(T1,T2)間に印加される電圧値により、何れのスイッチング素子側に逆電圧が印加されているかが判別される。例えば、電圧値が高い方の端子に接続されているスイッチング素子のドレイン・ソース間に逆電圧が印加されていると判別される。
また、第3の発明は、
オンオフ制御信号(CS)に応じて2つの端子(T1,T2)間のオンオフ状態が切り替わるスイッチ回路であって、
前記端子(T1,T2)間に接続されたスイッチング素子(11)を有したスイッチ部(10)と、
前記スイッチング素子(11)のゲートをオフ状態にすることによって該スイッチング素子(11)のドレイン・ソース間に所定以上の逆電圧(0Vを含む)が印加されることとなる場合には、前記オンオフ制御信号(CS)にかかわらず該ゲートをオン状態にする制御部(20)と、
を備えたことを特徴とする。
これにより、スイッチング素子(11)のドレイン・ソース間に逆電圧が印加された際には、その電圧が所定の電圧(0Vを含む)を超える前に該スイッチング素子(11)のゲートがオン状態にされる。そして、スイッチング素子(11)のゲートがオン状態なるとドレイン・ソース間が導通する。すなわち、ドレイン・ソース間に逆耐圧以上の電圧がかからないようにできる。しかも、表面電極の設計により逆耐圧を得られる大きさの領域を確保する必要がないので、表面電極の構造は従来のスイッチング素子と同じ構造を採用でき、スイッチング素子のサイズが増大することがない。具体的には、例えば、縦型構造のデバイスも採用できる。
また、第4の発明は、
第3の発明のスイッチ回路において、
前記スイッチ部(10)は、前記スイッチング素子(11)として、ゲート(G1,G2)とソース(S1,S2)をそれぞれ2つずつ有しドレイン(D)を共有して同一基板上に形成されたデュアルゲート型スイッチング素子(11)、又はそれぞれがゲート(G1,G2)を有して直列接続された2つのスイッチング素子(11a,11b)を有し、
前記制御部(20)は、オフ状態に切り替える前記オンオフ制御信号(CS)が入力された場合には、前記スイッチ部(10)における2つのゲート(G1,G2)のうち、オフ状態にすると前記所定以上の逆電圧が印加されることとなるドレイン・ソースに対応する方のゲートをオン状態にし、他方のゲートをオフ状態にすることを特徴とする。
これにより、オフ状態に切り替える前記オンオフ制御信号(CS)が入力された場合には、端子(T1,T2)への入力の極性にかかわらず、2つのゲートをオフ状態に制御するとドレインと何れか一方のソースとの間に逆電圧が印加される。この場合、スイッチ部(10)における2つのゲート(G1,G2)のうち、オフにすると前記所定以上の逆電圧が印加されることとなるドレイン・ソースに対応する方のゲートがオン状態に制御され、他方のゲートはオフ状態に制御される。このとき、オン状態にされたゲートに対応するソースとドレイン間は導通し、他方のソースとドレイン間はオフ状態とされる。すなわち、この発明では、何れのドレイン・ソースに対しても逆耐圧以上の逆電圧が掛からず、順方向電圧が印加されたスイッチング素子(或いはスイッチング素子内部の、順方向の電圧が印加された部分)によって端子(T1,T2)間がオフ状態とされる。
また、第5の発明は、
第3又は第4の発明のスイッチ回路において、
前記制御部(20)は、前記スイッチング素子(11)のドレイン・ソース間に前記所定以上の逆電圧が印加されるか否かを、前記端子(T1,T2)間に印加される電圧値により判別する極性判別部(21)を備えていることを特徴とする。
これにより、端子(T1,T2)間に印加される電圧値により逆電圧が印加されているか否かが判別される。例えば、ドレイン側で直列接続された2つのスイッチング素子を有している場合には、電圧値が高い方の端子に接続されているスイッチング素子のドレイン・ソース間に逆電圧が印加されていると判別される。
また、第6の発明は、
第1から第5の発明のうちの何れか1つのスイッチ回路において、
前記スイッチング素子(11,11a,11b)は、
接合型電界効果トランジスタ、
静電誘導トランジスタ、
金属半導体電界効果型トランジスタ、
ヘテロ接合電界効果トランジスタ、及び
高電子移動度トランジスタのうちの何れかであることを特徴とする。
これにより、損失が小さいスイッチング素子(11,11a,11b)を実現でき、且つスイッチング素子(11)に対して双方向に電流を流すことが可能になる。
第1の発明によれば、耐圧が低い部分のみに逆電圧が印加されることがなく、逆電圧によるスイッチング素子の破損を防止することが可能になる。そして、これには、スイッチング素子のサイズを増大させる必要がない。
また、第2の発明によれば、各ゲート(G1,G2)への電圧印加のタイミングを容易に決定できる。
また、第3の発明によれば、スイッチング素子のサイズを増大させることなく、逆電圧によるスイッチング素子の破損を防止できる。
また、第4の発明によれば、このスイッチ回路を双方向スイッチとして機能させた場合に、何れの方向の電圧に対しても、スイッチング素子(11)に対して逆耐圧以上の逆電圧がかからないようにできる。すなわち、スイッチング素子(11)のサイズを増大させることなく、逆電圧によるスイッチング素子(11)の破損防止が可能な双方向スイッチを実現できる。
また、第5の発明によれば、スイッチング素子(11)のドレイン・ソース間に前記所定の逆電圧が印加されるか否かを、前記端子(T1,T2)間に印加される電圧値により判別するので、スイッチング素子(11)に対して逆耐圧以上の逆電圧が印加されないようにできる。
また、第6の発明によれば、損失が小さなスイッチ回路を容易に実現できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。また、以下の各実施形態の説明において、一度説明した構成要素と同様の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
《発明の実施形態1》
本発明に係るスイッチ回路は、例えばマトリックスコンバータ回路に使用される。図1は、本発明の実施形態1に係るスイッチ回路(5)を用いたマトリクスコンバータ回路(1)の構成を示すブロック図である。このマトリクスコンバータ回路(1)は、三相交流電源(2)から供給された電力を所定の周波数に変換して、電動機(3)(三相モーター)に供給する。
このマトリクスコンバータ回路(1)は、同図に示すように、フィルタ回路(4)、及び9つのスイッチ回路(5)を備えている。フィルタ回路(4)は、三相交流電源(2)のそれぞれの相に対応したコイルとコンデンサを備えたLCフィルタである。このフィルタ回路(4)は、スイッチ回路(5)のオンオフ動作によって生じる高周波電流が三相交流電源(2)側に流れ込むのを抑制するために設けられている。
〈スイッチ回路(5)の構成〉
図2は、上記スイッチ回路(5)の構成を示すブロック図である。このスイッチ回路(5)は、同図に示すように、スイッチ部(10)、制御部(20)、及び2つのゲート駆動回路(30,31)を備えている。このスイッチ回路(5)は、入力されたオンオフ制御信号(CS)に応じて端子(T1,T2)間のオンオフ状態を切り替える。本実施形態では、オンオフ制御信号(CS)がハイレベル(以下、Hレベルと略記)の場合にスイッチ回路(5)がオン状態に切り替わり、ローレベル(以下、Lレベルと略記)の場合にオフ状態に切り替わるものとする。また、スイッチ回路(5)は双方向スイッチであり、上記端子(T1,T2)に印加される電圧の極性は任意である。すなわち、端子(T1)側を端子(T2)側よりも高電位にしてもよいし、その逆でもよい。
本実施形態のスイッチ部(10)は、スイッチング素子としてデュアルゲート型スイッチング素子(11)を備えている。このデュアルゲート型スイッチング素子(11)は、本発明のスイッチング素子の一例である。デュアルゲート型スイッチング素子(11)は、図3に構造を模式的に示すように、2つのゲート(G1,G2)と2つのソース(S1,S2)を備えている。そして、ゲート(G1)とゲート(G2)との間がドレイン(D)として機能する領域である。すなわち、デュアルゲート型スイッチング素子(11)は、ドレイン(D)を共有した2つのトランジスタが一体的に、1つの半導体基板上に形成されているとも見ることができる。この構造を等価回路で示したのが図4である。なお、本実施形態のデュアルゲート型スイッチング素子(11)は、逆方向の耐圧は順方向の耐圧よりも低いものとする。
また、本実施形態のデュアルゲート型スイッチング素子(11)には、SiCのようなワイドバンドギャップ半導体を主材料としたJFET構造を採用している。そして、本実施形態のデュアルゲート型スイッチング素子(11)は、いわゆるノーマリオン型のスイッチング素子であり、例えばゲート電圧が0Vではオン状態、−15Vではオフ状態になる。なお、ここで採用したJFETは例示である。その他にも逆方向に電流を流せ、且つ何れの電流方向においてもオンオフ制御が可能なトランジスタであれば、双方向スイッチ用のスイッチング素子として使用できる。具体的には、例えば、静電誘導トランジスタ(SIT:Static induction transistor)、金属半導体電界効果型トランジスタ(MESFET:Metal-Semiconductor Field-Effect-Transistor)、ヘテロ接合電界効果トランジスタ(HFET:Hetero junction Field Effect Transistor)、高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)等を採用することが可能である。また、いわゆるノーマリオフ型のスイッチング素子を採用してもよい。
ゲート駆動回路(30)は制御部(20)から与えられた駆動回路制御信号(SIG1)に応じゲート(G1)に対して、オン電圧(この例ではゲート(G1)・ソース(S1)間に0V)又はオフ電圧(この例ではゲート(G1)・ソース(S1)間に−15V)を印加し、ゲート駆動回路(31)は制御部(20)から与えられた駆動回路制御信号(SIG2)に応じゲート(G2)に対して、オン電圧(この例ではゲート(G2)・ソース(S2)間に0V)又はオフ電圧(この例ではゲート(G2)・ソース(S2)間に−15V)を印加する。なお、本実施形態では、それぞれのゲート駆動回路(30,31)は、駆動回路制御信号(SIG1,SIG2)がHレベルの場合にオン電圧を印加し、Lレベルの場合にオフ電圧を印加するものとする。また、以下の説明では、ゲートに対して、オン電圧を印加することを、単にゲートをオンにすると言い、オフ電圧を印加することを、ゲートをオフにすると言うことにする。
制御部(20)は、それぞれのゲート駆動回路(30,31)を制御する。より詳しくは、本実施形態の制御部(20)は、スイッチ回路(5)をオフ状態に切り替えるオンオフ制御信号(CS)が入力された場合には、デュアルゲート型スイッチング素子(11)の2つのゲート(G1,G2)のうち、オフ状態にすると該ドレイン・ソース間に所定以上の逆電圧が印加されることとなる方のゲートをオンにし、他方のゲートをオフにする。また、スイッチ回路(5)をオン状態に切り替えるオンオフ制御信号(CS)が入力された場合には、2つのゲート(G1,G2)をオンにする。
本実施形態では、デュアルゲート型スイッチング素子(11)のそれぞれのドレイン・ソース間に前記所定以上の逆電圧が印加されるか否かを、2つの端子(T1,T2)間に印加される電圧値により判別し、各ゲート(G1,G2)のオンオフ状態を図5に示すように制御する。例えば、図5に示した例では、スイッチ回路(5)をオフ状態にする場合に、ドレイン(D)・ソース(S1)に対して逆方向の電圧が印加される場合にはゲート(G1)をオン、ゲート(G2)をオフにする。
図5に示した制御を実現するため、本実施形態の制御部(20)は、図2に示すように、極性判別部(21)、2つのOR回路(22,23)、及びNOT回路(24)を備えている。
極性判別部(21)は、端子(T1,T2)間に印加される電圧値に応じ、デュアルゲート型スイッチング素子(11)のドレイン・ソース間に前記所定以上の逆電圧が印加されるか否かを判別する。より詳しくは、この極性判別部(21)は、端子(T1)の電位が端子(T2)の電位よりも高い場合にドレイン(D)・ソース(S1)に印加される電圧の極性が逆方向であると判定してHレベルの極性判定信号(SIG3)を出力し、その逆の電圧が印加されている場合にはドレイン(D)・ソース(S1)に印加される電圧の極性が順方向であると判定してLレベルの極性判定信号(SIG3)を出力する。この極性判定信号(SIG3)は、NOT回路(24)に入力され、NOT回路(24)は、極性判定信号(SIG3)の反転信号を出力する。
OR回路(22)は、オンオフ制御信号(CS)と極性判定信号(SIG3)とを入力とし、上記の駆動回路制御信号(SIG1)を出力する。また、OR回路(23)は、オンオフ制御信号(CS)と、極性判定信号(SIG3)の反転信号(NOT回路(24)の出力)とを入力とし、上記の駆動回路制御信号(SIG2)を出力する。
《スイッチ回路(5)の動作》
次に、スイッチ回路(5)のオン状態及びオフ状態の動作について説明する。
(1)スイッチ回路(5)をオン状態にする場合
スイッチ回路(5)をオン状態にする場合には、Hレベルのオンオフ制御信号(CS)を制御部(20)に入力する。制御部(20)では、このオンオフ制御信号(CS)が2つのOR回路(22,23)にそれぞれ入力される。これにより、2つのOR回路(22,23)がそれぞれ出力する駆動回路制御信号(SIG1,SIG2)は、極性判別部(21)の出力する極性判定信号(SIG3)にかかわらず、何れもHレベルとなる。その結果、2つのゲート駆動回路(30,31)は、それぞれが対応したゲート(G1,G2)をオンにする。これにより、端子(T1,T2)間が導通してスイッチ回路(5)がオン状態になる。
(2)スイッチ回路(5)をオフ状態にする場合
スイッチ回路(5)をオフ状態にする場合には、Lレベルのオンオフ制御信号(CS)を制御部(20)に入力する。
〈端子(T1)の電位が端子(T2)よりも高い場合〉
例えば、端子(T1)の電位が端子(T2)よりも高い場合には、ドレイン(D)とソース(S1)の間には逆方向の電圧が印加され、ドレイン(D)とソース(S2)の間には順方向の電圧が印加される。このときは、制御部(20)の極性判別部(21)がHレベルの極性判定信号(SIG3)を出力する。
このHレベルの極性判定信号(SIG3)は、OR回路(22)に入力され、その結果、OR回路(22)が出力する駆動回路制御信号(SIG1)は、オンオフ制御信号(CS)のレベルにかかわりなくHレベルとなる。駆動回路制御信号(SIG1)がHレベルになると、この駆動回路制御信号(SIG1)が入力されたゲート駆動回路(30)は、ゲート(G1)をオンにする。すなわち、制御部(20)は、オフ状態にしたならば所定以上の逆電圧(この例では0V以上の逆電圧)が印加されることとなるゲート(G1)をオンに制御する。
一方、極性判定信号(SIG3)の反転信号(NOT回路(24)の出力)はLレベルであるので、OR回路(23)の2つの入力は何れもLレベルとなり、OR回路(23)は、Lレベルの駆動回路制御信号(SIG2)を出力する。駆動回路制御信号(SIG2)がLレベルになると、この駆動回路制御信号(SIG2)が入力されたゲート駆動回路(31)は、ゲート(G2)をオフにする。ゲート(G2)がオフになることによって、ドレイン(D)とソース(S2)との間はオフ状態となり、デュアルゲート型スイッチング素子(11)全体としてはオフ状態であるとみなすことができる。すなわち、端子(T1,T2)間がオフ状態になる。このとき、上記のように、ゲート(G1)がオンに制御されているので、ドレイン(D)とソース(S1)の間は導通し、ドレイン(D)とソース(S1)の間には逆耐圧以上の電圧がかからないようにできる。すなわち、デュアルゲート型スイッチング素子(11)の破損が防止される。
〈端子(T1)の電位が端子(T2)よりも低い場合〉
また、端子(T1)の電位が端子(T2)よりも低い場合には、ドレイン(D)とソース(S1)の間には順方向の電圧が印加され、ドレイン(D)とソース(S2)の間には逆方向の電圧が印加される。このときは、制御部(20)の極性判別部(21)がLレベルの極性判定信号(SIG3)を出力する。
これにより、OR回路(22)への2つの入力は何れもLレベルとなり、その結果、OR回路(22)が出力する駆動回路制御信号(SIG1)がLレベルとなる。駆動回路制御信号(SIG1)がLレベルになると、ゲート駆動回路(30)は、ゲート(G1)をオフにする。ゲート(G1)がオフになることによって、ドレイン(D)とソース(S1)との間はオフ状態となり、デュアルゲート型スイッチング素子(11)全体としてはオフ状態であるとみなすことができる。すなわち、端子(T1,T2)間がオフ状態になる。
このとき、OR回路(23)には、極性判定信号(SIG3)の反転信号(NOT回路(24)の出力)であるHレベルの信号が入力されるので、オンオフ制御信号(CS)のレベルにかかわりなくOR回路(23)が出力する駆動回路制御信号(SIG2)はHレベルになる。これにより、ゲート駆動回路(31)はゲート(G2)をオンにする。すなわち、制御部(20)は、オフにしたならば所定以上の逆電圧(この例では0V以上の逆電圧)が印加されることとなるゲート(G2)をオンに制御し、他方のゲート(G1)をオフに制御する。このようにゲート(G2)がオンに制御されることにより、ドレイン(D)とソース(S2)との間は導通し、ドレイン(D)とソース(S2)との間には逆耐圧以上の電圧がかからないようにできる。すなわち、デュアルゲート型スイッチング素子(11)の破損が防止される。
以上のように、本実施形態によれば、それぞれの端子(T1,T2)に印加される電圧の極性にかかわらず、デュアルゲート型スイッチング素子(11)のそれぞれのドレイン・ソース間に逆耐圧以上の電圧がかからないようにでき、逆方向の電圧によってスイッチング素子が破損されることがない。しかも、表面電極の設計により逆耐圧を得られる大きさの領域を確保する必要がないので、表面電極の構造は従来のスイッチング素子と同じ構造を採用でき、ブロッキングゲインが低下したり、スイッチング素子のサイズが増大することがない。具体的には、例えば、縦型構造のデバイスも採用できる。
また、一般的にスイッチ回路には導通損失が低いことが求められるが、本実施形態ではスイッチング素子としてデュアルゲート型スイッチング素子(11)を採用しているので、このスイッチ回路(5)は導通損失が少ないという特徴がある。
《発明の実施形態2》
図6は、本発明の実施形態2に係るスイッチ回路(6)の構成を示すブロック図である。このスイッチ回路(6)は、オンオフ切り替えの論理が実施形態1のスイッチ回路(5)とは逆であり、オンオフ制御信号(CS)がHレベルの場合にスイッチ回路(6)はオフ状態に切り替わり、Lレベルの場合にオン状態に切り替わるようになっている。
このスイッチ回路(6)は、実施形態1で説明したスイッチ回路(5)の制御部(20)を制御部(40)に置き換えるとともに、ゲート駆動回路(30,31)に対して変更を加えたものである。
本実施形態では、それぞれのゲート駆動回路(30,31)は、実施形態1とは逆の論理で動作する。具体的には、本実施形態のゲート駆動回路(30,31)は、駆動回路制御信号(SIG1,SIG2)がLレベルの場合に対応するゲートにオン電圧を印加し、Hレベルの場合にオフ電圧を印加する。
また、制御部(40)は、極性判別部(41)、フォトカプラ(42,43)、AND回路(44,45)、及び電源(46,47)を備えている。
極性判別部(41)は、端子(T1)の電位が端子(T2)の電位よりも高い場合にドレイン(D)・ソース(S1)に印加される極性が逆方向であると判定して、Lレベルの極性判定信号(SIG4)をAND回路(44)に出力するとともに、Hレベルの極性判定信号(SIG5)をAND回路(45)に出力する。また、端子(T1,T2)間にその逆の電圧が印加されている場合には、極性判別部(41)は、ドレイン(D)・ソース(S1)に印加される電圧の極性が順方向であると判定して、Hレベルの極性判定信号(SIG4)をAND回路(44)に出力するとともに、Lレベルの極性判定信号(SIG5)をAND回路(45)に出力する。
具体的にこの極性判別部(41)は、抵抗(R1)と、2つのツェナーダイオード(D1,D2)とを備えている。これらのツェナーダイオード(D1,D2)は、抵抗(R1)を介してアノード側が互いに接続されている。また、ツェナーダイオード(D1)のカソードは端子(T1)に接続され、ツェナーダイオード(D2)のカソードは端子(T2)に接続されている。また、このツェナーダイオード(D1)は、アノードから上記極性判定信号(SIG4)を出力し、ツェナーダイオード(D2)は、アノードから上記極性判定信号(SIG5)を出力するようになっている。
これらのツェナーダイオード(D1,D2)には、逆方向に導通した際の電位が、AND回路(44,45)のLレベルの閾値電圧以下となり、かつスイッチング素子の逆耐圧を超えない値のツェナー電圧を有しているものを採用する。具体的には、制御部(40)の電源電圧と同程度のツェナー電圧を有しているものを採用する。なお、本実施形態では、これらのツェナーダイオード(D1,D2)のツェナー電圧は5Vとする。
AND回路(44)は、一方の入力がツェナーダイオード(D1)のアノードと接続されて極性判定信号(SIG4)が入力され、もう一方の入力にはフォトカプラ(42)を介してオンオフ制御信号(CS)が入力されている。このAND回路(44)の出力は、駆動回路制御信号(SIG1)としてゲート駆動回路(30)に与えられている。
また、AND回路(45)は、一方の入力がツェナーダイオード(D2)のアノードと接続されて極性判定信号(SIG5)が入力され、もう一方の入力にはフォトカプラ(43)を介してオンオフ制御信号(CS)が入力されている。このAND回路(45)の出力は、駆動回路制御信号(SIG2)としてゲート駆動回路(31)に与えられている。
電源(46)はゲート駆動回路(30)の電源であり、電源(47)はゲート駆動回路(31)の電源である。AND回路(44,45)とフォトカプラ(42,43)の電源は図示していないが、本実施形態では5Vとする(電源(46,47)を使用してもよい)。
上記の極性判別部(41)では、例えば端子(T1)の電位が端子(T2)よりも高くなって、ツェナーダイオード(D1)に印加される電圧がツェナー電圧を超えると、ツェナーダイオード(D1)がブレークダウンしてツェナーダイオード(D1)の両端の電圧がツェナー電圧(この例では5V)になる。このとき、ツェナーダイオード(D1)のアノード側の電位、すなわち極性判定信号(SIG4)のレベルはLレベルとなる。また、ツェナーダイオード(D2)に対しては、順方向の電圧が印加されるので、ツェナーダイオード(D2)のアノード側の電位、すなわち極性判定信号(SIG5)のレベルは、Hレベル(ほぼ電源の電位)となる。つまり、極性判別部(41)は、端子(T1)の電圧がツェナー電圧を超えた場合に、Lレベルの極性判定信号(SIG4)と、Hレベルの極性判定信号(SIG5)を出力する。また、逆に、端子(T2)の電圧がツェナー電圧を超えた場合に、極性判別部(41)は、Hレベルの極性判定信号(SIG4)と、Lレベルの極性判定信号(SIG5)を出力する。
《スイッチ回路(6)の動作》
次に、スイッチ回路(6)の動作について説明する。
(1)スイッチ回路(6)をオン状態にする場合
スイッチ回路(6)をオン状態にする場合には、Lレベルのオンオフ制御信号(CS)を制御部(40)に入力する。これにより、制御部(40)の2つのAND回路(44,45)がそれぞれ出力する駆動回路制御信号(SIG1,SIG2)は、極性判別部(41)が出力する極性判定信号(SIG4,SIG5)のレベルにかかわらずLレベルになる。その結果、2つのゲート駆動回路(30,31)は、それぞれが対応したゲート(G1,G2)をオンにする。これにより、端子(T1,T2)間が導通してスイッチ回路(6)がオン状態になる。
(2)スイッチ回路(6)をオフにする場合
スイッチ回路(6)をオフ状態にする場合には、Hレベルのオンオフ制御信号(CS)を制御部(40)に入力する。
〈端子(T1)の電位が端子(T2)よりも高い場合〉
例えば、端子(T1)の電位が端子(T2)よりも高い場合には、ドレイン(D)とソース(S1)の間には逆方向の電圧が印加され、ドレイン(D)とソース(S2)の間には順方向の電圧が印加される。このとき、端子(T1)の電圧がツェナー電圧を超えると、極性判別部(41)は、Lレベルの極性判定信号(SIG4)と、Hレベルの極性判定信号(SIG5)を出力する。
これにより、AND回路(44)の一方の入力はLレベルとなり、オンオフ制御信号(CS)のレベルにかかわりなく、AND回路(44)が出力する駆動回路制御信号(SIG1)がLレベルとなる。駆動回路制御信号(SIG1)がLレベルになると、この駆動回路制御信号(SIG1)が入力されたゲート駆動回路(30)は、ゲート(G1)をオンにする。すなわち、制御部(40)は、オフ状態にしたならば所定以上の逆電圧(この例ではツェナー電圧の5V以上の逆電圧)が印加されることとなるゲート(G1)をオンに制御する。このように、0Vより大きな値(この例では5V)で制御を行うことで、ノイズマージンを大きくすることが可能になる。
一方、極性判定信号(SIG5)はHレベルなので、AND回路(45)の2つの入力は何れもHレベルとなる。その結果、AND回路(44)が出力する駆動回路制御信号(SIG2)がHレベルとなる。Hレベルの駆動回路制御信号(SIG2)が入力されたゲート駆動回路(31)はゲート(G2)をオフにする。ゲート(G2)がオフになることによって、ドレイン(D)とソース(S2)との間はオフ状態となり、デュアルゲート型スイッチング素子(11)全体としてはオフ状態であるとみなすことができる。すなわち、端子(T1,T2)間がオフ状態になる。このとき、上記のように、ゲート(G1)がオンに制御されているので、このスイッチ回路(6)でも、ドレイン(D)とソース(S1)の間には逆耐圧以上の電圧がかからないようにできる。すなわち、デュアルゲート型スイッチング素子(11)の破損が防止される。
〈端子(T1)の電位が端子(T2)よりも低い場合〉
また、端子(T1)の電位が端子(T2)よりも低い場合には、ドレイン(D)とソース(S1)の間には順方向の電圧が印加され、ドレイン(D)とソース(S2)の間には逆方向の電圧が印加される。このときは、端子(T2)の電圧がツェナー電圧を超えると、極性判別部(41)は、Hレベルの極性判定信号(SIG4)と、Lレベルの極性判定信号(SIG5)を出力する。
これにより、AND回路(44)への2つの入力は何れもHレベルとなり、その結果、AND回路(44)が出力する駆動回路制御信号(SIG1)がHレベルとなる。駆動回路制御信号(SIG1)がHレベルになると、ゲート駆動回路(30)は、ゲート(G1)をオフにする。ゲート(G1)がオフになることによって、ドレイン(D)とソース(S1)との間はオフ状態となり、デュアルゲート型スイッチング素子(11)全体としてはオフ状態であるとみなすことができる。すなわち、端子(T1,T2)間がオフ状態になる。
このとき、AND回路(45)にはLレベルの極性判定信号(SIG5)が入力されるので、オンオフ制御信号(CS)のレベルにかかわりなくAND回路(45)が出力する駆動回路制御信号(SIG2)はLレベルになる。これにより、ゲート駆動回路(31)はゲート(G2)をオンにする。すなわち、制御部(40)は、オフにしたならば所定以上の逆電圧(この例ではツェナー電圧の5V以上の逆電圧)が印加されることとなるゲート(G2)をオンに制御し、他方のゲート(G1)をオフに制御する。このようにゲート(G2)がオンに制御されることにより、ドレイン(D)とソース(S2)との間には逆耐圧以上の電圧がかからないようにできる。すなわち、デュアルゲート型スイッチング素子(11)の破損が防止される。
以上のように、本実施形態においてもやはり、それぞれの端子(T1,T2)に印加される電圧の極性にかかわらず、それぞれのドレイン・ソース間に逆耐圧以上の電圧がかからないようにできる。すなわち、逆方向の電圧によってスイッチング素子が破損されることがない。しかも、表面電極の設計により正負両方の耐圧を持たせる必要がないので、ブロッキングゲインが低下したり、スイッチング素子のサイズが増大することがない。具体的には、例えば、縦型構造のデバイスも採用できる。
また、スイッチング素子としてデュアルゲート型スイッチング素子(11)を採用しているので、このスイッチ回路(5)には導通損失が少ないという特徴がある。
《発明の実施形態3》
図7は、本発明の実施形態3に係るスイッチ回路(7)の構成を示すブロック図である。このスイッチ回路(7)は、実施形態1のスイッチ回路(5)の制御部(20)を制御部(50)に変更したものである。具体的には、スイッチ回路(7)の制御部(50)は、図7に示すように、極性判別部(21)と遅延制御部(25)とを備えている。なお、極性判別部(21)は、実施形態1のものと同じ構成である。
遅延制御部(25)は、極性判定信号(SIG3)とオンオフ制御信号(CS)とが入力され、2つの駆動回路制御信号(SIG1,SIG2)を出力する。詳しくは、本実施形態の遅延制御部(25)は、端子(T1,T2)間をオフ状態からオン状態に切り替える場合には、デュアルゲート型スイッチング素子(11)の2つのドレイン(D)・ソース(S1,S2)のうち、逆電圧が印加されている側のドレイン・ソースに対応したゲートに対して、もう一方のゲートよりも先にオン電圧が印加されるように駆動回路制御信号(SIG1,SIG2)を出力する。より具体的には、オンオフ制御信号(CS)がHレベルに立ち上がると、直ちに逆電圧側のゲート駆動回路(30,31)にHレベルの駆動回路制御信号(SIG1,SIG2)を出力し、その後、所定時間だけ遅延してもう一方のゲート駆動回路(30,31)にHレベルの駆動回路制御信号(SIG1,SIG2)を出力する。例えば、ドレイン(D)とソース(S1)の間に逆電圧が印加されている場合には、図8に示すように、駆動回路制御信号(SIG2)よりも先に駆動回路制御信号(SIG1)をHレベルに立ち上げる。なお、この所定時間の遅延は、デュアルゲート型スイッチング素子(11)のスイッチング遅れを考慮して設定する。すなわち、スイッチング遅れ以上の時間に遅延時間を設定し、先にオン電圧が印加された側が確実にオンになった後に、後続の駆動回路制御信号が立ち上がるようにする。
また、端子(T1,T2)間をオン状態からオフ状態に切り替える場合には、2つのドレイン(D)・ソース(S1,S2)のうち、逆電圧が印加されている側のドレイン・ソースに対応したゲートに対して、もう一方のゲートよりも遅れてオフ電圧が印加されるように、駆動回路制御信号(SIG1,SIG2)を出力する。より具体的には、オンオフ制御信号(CS)がLレベルに立ち下がると、直ちに順電圧側のゲート駆動回路(30,31)にLレベルの駆動回路制御信号(SIG1,SIG2)を出力し、その後、所定時間だけ遅延してもう一方のゲート駆動回路(30,31)にLレベルの駆動回路制御信号(SIG1,SIG2)を出力する。例えば、ドレイン(D)とソース(S1)の間に逆電圧が印加されている場合には、図8に示すように、駆動回路制御信号(SIG1)よりも先に駆動回路制御信号(SIG2)をLレベルに立ち下げる。
《スイッチ回路(7)の動作》
次に、スイッチ回路(7)の動作について説明する。
(1)端子(T1)の電位が端子(T2)よりも高い場合
〈スイッチ回路(7)をオフ状態からオン状態にする場合〉
図8は、端子(T1)の方が端子(T2)よりも電圧が高い場合、すなわち、ドレイン(D)とソース(S1)の間に逆電圧が印加され、ドレイン(D)とソース(S2)の間に順方向電圧が印加されている場合の遅延制御部(25)の動作を示すタイミングチャートである。
ドレイン(D)とソース(S1)の間に逆電圧が印加されている場合には、極性判別部(21)は、図8に示すように、Hレベルの極性判定信号(SIG3)を出力する。ここで、オンオフ制御信号(CS)がHレベルに立ち上がると、遅延制御部(25)は、駆動回路制御信号(SIG1)を直ちにHレベルに立ち上げる。駆動回路制御信号(SIG1)がHレベルになると、ゲート駆動回路(30)は、ゲート(G1)にオン電圧を印加する。これにより、デュアルゲート型スイッチング素子(11)のドレイン(D)・ソース(S1)間がオン状態になる。ただし、このタイミングでは、スイッチ回路(7)全体としてはオフ状態である。
その後、所定時間遅延して、遅延制御部(25)は駆動回路制御信号(SIG2)をHレベルに立ち上げる。駆動回路制御信号(SIG2)がHレベルになると、ゲート駆動回路(31)は、ゲート(G2)にオン電圧を印加する。これにより、デュアルゲート型スイッチング素子(11)のドレイン(D)・ソース(S2)間がオン状態になる。すなわち、スイッチ回路(7)全体としてもオン状態になる。
〈スイッチ回路(7)をオン状態からオフ状態にする場合〉
スイッチ回路(7)をオン状態からオフ状態にする場合には、オンオフ制御信号(CS)をLレベルに立ち下げる。オンオフ制御信号(CS)がLレベルになると、遅延制御部(25)は、駆動回路制御信号(SIG2)を直ちにLレベルに立ち下げる。駆動回路制御信号(SIG2)がLレベルになると、ゲート駆動回路(31)は、ゲート(G2)にオフ電圧を印加する。これにより、デュアルゲート型スイッチング素子(11)のドレイン(D)・ソース(S2)間がオフ状態になる。このタイミングで、スイッチ回路(7)全体としてもオフ状態となる。
その後、所定時間遅延して、遅延制御部(25)は駆動回路制御信号(SIG1)をLレベルに立ち下げる。駆動回路制御信号(SIG1)がLレベルになると、ゲート駆動回路(30)は、ゲート(G1)にオフ電圧を印加する。これにより、デュアルゲート型スイッチング素子(11)のドレイン(D)・ソース(S1)間もオフ状態になる。
(2)端子(T1)の電位が端子(T2)よりも低い場合
図9は、端子(T2)の方が端子(T1)よりも電圧が高い場合、すなわち、ドレイン(D)とソース(S2)の間に逆電圧が印加され、ドレイン(D)とソース(S1)の間に順方向電圧が印加されている場合の遅延制御部(25)の動作を示すタイミングチャートである。ドレイン(D)とソース(S1)の間に逆電圧が印加されている場合には、図9に示すように、極性判別部(21)は、Lレベルの極性判定信号(SIG3)を出力する。
〈スイッチ回路(7)をオフ状態からオン状態にする場合〉
ここで、オンオフ制御信号(CS)をHレベルに立ち上げると、遅延制御部(25)は、駆動回路制御信号(SIG2)を直ちにHレベルに立ち上げる。駆動回路制御信号(SIG2)がHレベルになると、ゲート駆動回路(31)は、ゲート(G2)にオン電圧を印加する。これにより、デュアルゲート型スイッチング素子(11)のドレイン(D)・ソース(S2)間がオン状態になる。ただし、このタイミングでは、スイッチ回路(7)全体としてはオフ状態である。
その後、所定時間遅延して、遅延制御部(25)は駆動回路制御信号(SIG1)をHレベルに立ち上げる。駆動回路制御信号(SIG1)がHレベルになると、ゲート駆動回路(30)は、ゲート(G1)にオン電圧を印加する。これにより、デュアルゲート型スイッチング素子(11)のドレイン(D)・ソース(S1)間がオン状態になる。すなわち、スイッチ回路(7)全体としてもオン状態になる。
〈スイッチ回路(7)をオン状態からオフ状態にする場合〉
スイッチ回路(7)をオン状態からオフ状態にする場合には、オンオフ制御信号(CS)をLレベルに立ち下げる。オンオフ制御信号(CS)がLレベルになると、遅延制御部(25)は、駆動回路制御信号(SIG1)を直ちにLレベルに立ち下げる。駆動回路制御信号(SIG1)がLレベルになると、ゲート駆動回路(30)は、ゲート(G1)にオフ電圧を印加する。これにより、デュアルゲート型スイッチング素子(11)のドレイン(D)・ソース(S1)間がオフ状態になる。このタイミングで、スイッチ回路(7)全体としてもオフ状態となる。
その後、所定時間遅延して、遅延制御部(25)は駆動回路制御信号(SIG2)をLレベルに立ち下げる。駆動回路制御信号(SIG2)がLレベルになると、ゲート駆動回路(31)は、ゲート(G2)にオフ電圧を印加する。これにより、デュアルゲート型スイッチング素子(11)のドレイン(D)・ソース(S2)間もオフ状態になる。
以上のように、本実施形態では、デュアルゲート型スイッチング素子(11)の耐圧が高い部分(順方向電圧が印加されているドレイン・ソースがある側)がオフ状態のときに、耐圧が低い部分(逆電圧が印加されているドレイン・ソースがある側)のオンオフ状態を切り替えるようにした。そのため、デュアルゲート型スイッチング素子(11)の耐圧が低い部分のみに逆電圧が印加されることがなく、逆電圧によるスイッチング素子の破損を防止することが可能になる。しかも、これには、スイッチング素子のサイズを増大させる必要がない。
《その他の実施形態》
〈1〉実施形態1では、端子(T1,T2)間に印加される電圧の極性に応じてデュアルゲート型スイッチング素子(11)を制御したが、このようなスイッチング素子は一般的にはある程度の逆電圧は印加可能なので、逆耐圧より小さな逆電圧の印加は許容して、ある閾値を超えた時点で、逆電圧となる側のゲートを、制御部によってオンに制御してもよい。このようにすることで、ノイズマージンを設けることが可能になる。
〈2〉スイッチ部(10)に使用するスイッチング素子は、上記のデュアルゲート型スイッチング素子(11)には限定されない。例えば、図10に示すように、第1スイッチング素子(11a)と第2スイッチング素子(11b)を、直列接続してスイッチ部(10)を実現してもよい。この例では第1及び第2スイッチング素子(11a,11b)は何れも、ゲートを1つのみ備え、この1つのゲートによってオンオフ状態が制御されるスイッチング素子である。このスイッチング素子も、逆方向の耐圧は順方向の耐圧よりも低いのが一般的であるが、制御部(20)等の制御により、それぞれのスイッチング素子(11a,11b)のドレイン・ソース間に逆耐圧以上の電圧がかからないようにできる。すなわち、それぞれのスイッチング素子(11a,11b)の破損が防止される。第1及び第2スイッチング素子(11a,11b)で構成したスイッチ部(10)は、実施形態1、2、3の何れに対しても適用できる。なお、図10のように第1及び第2スイッチング素子(11a,11b)をドレイン側で直列接続する代わりに、ソース側で直列接続してもよい。
〈3〉また、実施形態1、2のそれぞれで説明したゲートの制御は、一方向のみの電流を許容するいわゆる単方向スイッチに対して適用してもよい。
例えば、このゲートの制御を単方向スイッチに適用するには、1つのスイッチング素子でスイッチ部(10)を形成する。このスイッチング素子は、例えばドレインを端子(T1)に接続し、ソースを端子(T2)に接続する。また、ゲート駆動回路(30)を1つ設け、そのゲート駆動回路(30)でスイッチング素子のゲートを駆動する。そして、端子(T1,T2)間(すなわちスイッチング素子のドレイン・ソース間)に逆電圧が印加された場合に、制御部(20)等によって、ゲートをオンにする。このようにすることで、このスイッチング素子の破損を防止できる。つまり、この形態は、単方向スイッチの安全機構としても適用できる。
〈4〉なお、上記の各実施形態で説明した、それぞれの信号のレベル(Hレベル、Lレベル)とその意味(例えばスイッチのオンオフ)との関係は例示であり、上記の例に限定されない。同様に、OR回路やNOT回路等の論理回路の組み合わせも例示であり、所望の制御信号を出力できれば上記の例に限定されない。
本発明は、制御信号に応じてオンオフ状態が切り替わるスイッチ回路として有用である。
本発明の実施形態1に係るスイッチ回路(5)を用いたマトリクスコンバータ回路(1)の構成を示すブロック図である。 スイッチ回路(5)の構成を示すブロック図である。 デュアルゲート型スイッチング素子(11)の構造を模式的に示す図である。 デュアルゲート型スイッチング素子(11)の等価回路を示す図である。 制御部(20)が行う各ゲート(G1,G2)のオンオフ制御を説明する図である。 本発明の実施形態2に係るスイッチ回路(6)の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3に係るスイッチ回路(7)の構成を示すブロック図である。 ドレイン(D)・ソース(S1)側に逆電圧が印加されている場合の遅延制御部(25)の動作を示すタイミングチャートである。 ドレイン(D)・ソース(S2)側に逆電圧が印加されている場合の遅延制御部(25)の動作を示すタイミングチャートである。 スイッチング素子を2つ用いたスイッチ部(10)を示す図である。
5,6,7 スイッチ回路
10 スイッチ部
11 デュアルゲート型スイッチング素子(スイッチング素子)
11a 第1スイッチング素子
11b 第2スイッチング素子
20,40 制御部
21,41 極性判別部
CS オンオフ制御信号
T1,T2 端子

Claims (6)

  1. オンオフ制御信号(CS)に応じて2つの端子(T1,T2)間のオンオフ状態が切り替わるスイッチ回路であって、
    ゲート(G1,G2)とソース(S1,S2)をそれぞれ2つずつ有しドレイン(D)を共有して同一基板上に形成されたデュアルゲート型スイッチング素子(11)、又はそれぞれがゲート(G1,G2)を有して直列接続された2つのスイッチング素子(11a,11b)を有したスイッチ部(10)と、
    前記端子(T1,T2)間をオフ状態からオン状態に切り替える場合には、2つのドレイン(D)・ソース(S1,S2)のうち、逆電圧が印加されている側のドレイン(D)・ソース(S1,S2)に対応したゲート(G1,G2)を、もう一方のゲート(G1,G2)よりも先にオン状態にし、前記端子(T1,T2)間をオン状態からオフ状態に切り替える場合には、逆電圧が印加されている側のソース(S1,S2)に対応したゲート(G1,G2)を、もう一方のゲート(G1,G2)よりも遅れてオフ状態にする制御部(50)と、
    を備えたことを特徴とするスイッチ回路。
  2. 請求項1のスイッチ回路において、
    前記制御部(50)は、前記スイッチング素子(11,11a,11b)のドレイン・ソース間に逆電圧が印加されるか否かを、前記端子(T1,T2)間に印加される電圧値により判別する極性判別部(21)を備えていることを特徴とするスイッチ回路。
  3. オンオフ制御信号(CS)に応じて2つの端子(T1,T2)間のオンオフ状態が切り替わるスイッチ回路であって、
    前記端子(T1,T2)間に接続されたスイッチング素子(11)を有したスイッチ部(10)と、
    前記スイッチング素子(11)のゲートをオフ状態にすることによって該スイッチング素子(11)のドレイン・ソース間に所定以上の逆電圧(0Vを含む)が印加されることとなる場合には、前記オンオフ制御信号(CS)にかかわらず該ゲートをオン状態にする制御部(20)と、
    を備えたことを特徴とするスイッチ回路。
  4. 請求項3のスイッチ回路において、
    前記スイッチ部(10)は、前記スイッチング素子(11)として、ゲート(G1,G2)とソース(S1,S2)をそれぞれ2つずつ有しドレイン(D)を共有して同一基板上に形成されたデュアルゲート型スイッチング素子(11)、又はそれぞれがゲート(G1,G2)を有して直列接続された2つのスイッチング素子(11a,11b)を有し、
    前記制御部(20)は、オフ状態に切り替える前記オンオフ制御信号(CS)が入力された場合には、前記スイッチ部(10)における2つのゲート(G1,G2)のうち、オフ状態にすると前記所定以上の逆電圧が印加されることとなるドレイン・ソースに対応する方のゲートをオン状態に制御し、他方のゲートをオフ状態に制御することを特徴とするスイッチ回路。
  5. 請求項3又は請求項4のスイッチ回路において、
    前記制御部(20)は、前記スイッチング素子(11)のドレイン・ソース間に前記所定以上の逆電圧が印加されるか否かを、前記端子(T1,T2)間に印加される電圧値により判別する極性判別部(21)を備えていることを特徴とするスイッチ回路。
  6. 請求項1から請求項5のうちの何れか1つのスイッチ回路において、
    前記スイッチング素子(11,11a,11b)は、
    接合型電界効果トランジスタ、
    静電誘導トランジスタ、
    金属半導体電界効果型トランジスタ、
    ヘテロ接合電界効果トランジスタ、及び
    高電子移動度トランジスタのうちの何れかであることを特徴とするスイッチ回路。
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