JP2010166127A - イコライザ - Google Patents

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Abstract

【課題】 広い帯域に亘る周波数範囲で良好な振幅補償や反射特性を得ることが可能であると共に、部品の性能ばらつきによる特性変化を軽減したイコライザを提供する。
【解決手段】 一端を入力端とし、他端を入力側開放端(A)とした入力側線路と、入力側開放端(A)から1/4波長分入力側に離間した位置(B)と対向する位置を出力側開始端(C)とし前記入力側開放端(A)と対向する位置(D)まで入力側線路と平行配置して終端を出力端とした出力側線路と、B点とC点とを抵抗器を介して減衰させる回路と、A点とD点とを抵抗器を介して減衰させる回路とを備え、A点、B点、C点、D点をそれぞれスタブを用いて高周波開放点とし、減衰回路に挟まれた入出力線路の平行領域でカップリングさせて高周波帯域内の振幅又は電力を減衰制御するようにした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、マイクロ波帯或いはミリ波帯域などの高周波領域で使用されるレーダ装置や通信機器などに搭載する増幅器やミクサ等の振幅周波数特性を改善するためのイコライザに関するものである。
レーダ装置や通信機器において、増幅器の性能向上は不可欠であり、高出力化、高効率化の観点から、近年では窒化ガリウムを用いたWBG(ワイドバンドギャップ)素子増幅器の開発が進められている。WBG素子増幅器においても広帯域化は重要な課題の一つであり、広帯域化を実現するためには増幅器等による振幅周波数特性を改善するイコライザが用いられる。
振幅周波数特性を改善する方法として、チップコンデンサやワイヤなど集中定数素子を用いたフィルタとT型及びパイ型減衰器を用いた回路が知られている。例えば、特開平11−122066号公報図1(特許文献1参照)には、低域通過フィルタ10と、受動素子で構成した周波数特性の高域利得がステップ状に増加する高域利得はね上げ回路20とで構成した等化フィルタ1が開示されている。
また、集中定数素子を用いない構成として分布定数回路であるマイクロストリップ線路でフィルタを構成するイコライザも知られている。例えば、特開2006−191355号公報図1(特許文献2参照)には、伝送線路と直列に抵抗5とキャパシタ6からなる並列回路が装荷され、この並列回路の両端に伝送線路に対して並列に抵抗7,9とインダクタ8,10からなる直列回路を装荷したイコライザが開示されている。
特開平11−122066号公報(第1図) 特開2006−191355号公報(第1図)
しかし、特許文献1に記載のものは、チップコンデンサ等を用いた場合、その自己共振周波数及び部品サイズに依存する実装条件等により高周波数化の制限を受ける。また、部品点数及び実装作業の増加によりコストが増加し、電気性能のバラツキも大きくなるという課題があった。
特許文献2に記載の分布定数回路を用いた場合、設計周波数が異なると、回路を構成するインダクタやキャパシタの形状も変化するため、イコライザを構成するフィルタと減衰器の配置の見直しが必要となり、さらに、フィルタ以外の線路による寄生成分により設計が煩雑になるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされたものであり、広い帯域に亘る周波数範囲で良好な振幅補償や反射特性を得ることが可能であると共に、部品の性能ばらつきによる特性変化を軽減したイコライザを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明のイコライザは、一端を入力端とし、他端を入力側開放端とした入力側線路と、前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置と対向する位置を出力側開始端とし前記入力側開放端と対向する位置まで前記入力側線路と平行配置して終端を出力端とした出力側線路と、一方の端子を前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置と接続し、他方の端子を前記出力側開放端と接続した第1抵抗器と、この第1抵抗器の一方の端子を第2抵抗器を介して接続し前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置を高周波開放点とする第1スタブと、前記第1抵抗器の他方の端子を第3抵抗器を介して接続し前記出力側開始端を高周波開放点とする第2スタブと、一方の端子を前記入力側開放端と接続し、他方の端子を前記入力側開放端と対向する位置の出力側線路と接続した第4抵抗器と、この第4抵抗器の一方の端子を第5抵抗器を介して接続し前記入力側開放端を高周波開放点とする第3スタブと、前記第4抵抗器の他方の端子を第6抵抗器を介して接続し前記入力側開放端と対向する位置の出力側線路を高周波開放点とする第4スタブとを備え、前記第1、第2及び第3抵抗器で形成した第1減衰器と第4、第5及び第6抵抗器で形成した第2減衰器に挟まれた入出力線路の平行領域でカップリングさせて高周波帯域内の振幅又は電力を減衰制御するものである。
請求項2に係る発明のイコライザは、前記第1、第2、第3及び第4スタブは、終端を高周波接地したショートスタブである請求項1に記載のものである。
請求項3に係る発明のイコライザは、前記第1、第2、第3及び第4スタブは、終端を開放したオープンスタブである請求項1に記載のものである。
請求項4に係る発明のイコライザは、一端を入力端とし、他端を入力側開放端とした入力側線路と、前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置と対向する位置を出力側開始端とし前記入力側開放端と対向する位置まで前記入力側線路と平行配置して終端を出力端とした出力側線路と、一方の端子を前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置と接続し、他方の端子を前記出力側開放端と接続した第7抵抗器と第8抵抗器とを直列に接続した直列回路と、この第7抵抗器と第8抵抗器とを直列に接続した直列回路の前記第7抵抗器と前記第8抵抗器との間から分岐し、第9抵抗器を介して接続し前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置を高周波開放点とすると共に前記出力側開始端を高周波開放点とする第5スタブと、一方の端子を前記入力側開放端と接続し、他方の端子を前記入力側開放端と対向する位置の出力側線路と接続した第10抵抗器と第11抵抗器とを直列に接続した直列回路と、この第10抵抗器と第11抵抗器とを直列接続した直列回路の前記第10抵抗器と前記第11抵抗器との間から分岐し、第12抵抗器を介して接続し前記入力側開放端を高周波開放点とすると共に前記入力側開放端と対向する位置の出力側線路を高周波開放点とする第6スタブとを備え、前記第7、第8、第9抵抗器で形成した第3減衰器と第10、第11、第12抵抗器で形成した第4減衰器に挟まれた入出力線路の平行領域でカップリングさせて高周波帯域内の振幅又は電力を減衰制御するものである。
請求項5に係る発明のイコライザは、前記第5及び第6スタブは、終端を高周波接地したショートスタブである請求項4に記載のものである。
請求項6に係る発明のイコライザは、前記第5及び第6スタブは、終端を開放したオープンスタブである請求項4に記載のものである。
請求項7に係る発明のイコライザは、一端を入力端とし、他端を入力側開放端とした入力側線路と、前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置と対向する位置を出力側開始端とし前記入力側開放端と対向する位置まで前記入力側線路と平行配置して終端を出力端とした出力側線路と、一方の端子を前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置と接続し、他方の端子を前記出力側開放端と接続した第13抵抗器と、この第13抵抗器の一方の端子を第14抵抗器を介して接続し前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置を高周波開放点とすると共に前記出力側開始端を高周波開放点とする第7スタブと、一方の端子を前記入力側開放端と接続し、他方の端子を前記入力側開放端と対向する位置の出力側線路と接続した第15抵抗器と、この第15抵抗器の他方の端子を第16抵抗器を介して接続し前記入力側開放端を高周波開放点とすると共に前記入力側開放端と対向する位置の出力側線路を高周波開放点とする第8スタブとを備え、前記第13及び第14抵抗器で形成した第5減衰器と第15及び第16抵抗器で形成した第6減衰器に挟まれた入出力線路の平行領域でカップリングさせて高周波帯域内の振幅又は電力を減衰制御するものである。
請求項8に係る発明のイコライザは、前記第7及び第8スタブは、終端を高周波接地したショートスタブである請求項7に記載のものである。
請求項9に係る発明のイコライザは、前記第7及び第8スタブは、終端を開放したオープンスタブである請求項7に記載のものである。
この発明によるイコライザを、レーダ装置や通信機器の高周波回路に適用することで、オクターブを超える広帯域な周波数範囲で良好な振幅補償及び反射特性を得られると共に部品点数の削減、製造工程及び設計工程でのコスト削減、電気性能のバラツキを軽減する効果がある。
この発明の実施の形態1によるイコライザの構成図である。 この発明の実施の形態1によるイコライザのパターン構成図である。 イコライザと増幅器との関係を説明する図である。 この発明の実施の形態1によるイコライザのシミュレーショ結果を示す図であり、図4(a)は通過特性、図4(b)は反射特性を示す。 この発明の実施の形態1によるイコライザの線路長を変化させた場合のシミュレーショ結果を示す図であり、図5(a)は通過特性、図5(b)は反射特性を示す。 この発明の実施の形態2によるイコライザの構成図である。 この発明の実施の形態2によるイコライザのパターン構成図である。 この発明の実施の形態2によるイコライザのシミュレーショ結果を示す図であり、図8(a)は通過特性、図8(b)は反射特性を示す。 所要帯域内で凸型の利得特性を持った増幅器の利得周波数特性を示す図である。 この発明の実施の形態3によるイコライザの構成図である。 この発明の実施の形態3によるイコライザのパターン構成図である。 この発明の実施の形態4によるイコライザの構成図である。 この発明の実施の形態5によるイコライザの構成図である。 この発明の実施の形態6によるイコライザの構成図である。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1について図1を用いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1によるイコライザの構成図である。図1において、1は入力側のマイクロストリップ線路(入力側線路)、1aは入力側線路1の開放端、1bは入力側線路1の開放端1aから入力側に所定周波数の波長(λg)の1/4波長分離間した入力側線路の点(分岐点)、2は出力側のマイクロストリップ線路(出力側線路)、2aは出力側線路2の開始端(開放端)、2bは出力側線路2の開始端2aから出力線路に沿って所定周波数の波長(λg)の1/4波長分離間した出力側線路の点(分岐点、入力側開放端1aと対向する位置とも呼ぶ)である。
3は開放端1a、入力側線路の分岐点1b、開放端2a及び出力側線路分岐点2bの入出力線路のλg/4波長の平行線路領域でカップリングするカップラ(λg/4カップラ)である。4はパイ(π)型減衰器(第1減衰器)であり、伝送線路に対して直列接続となる直列抵抗器4aと伝送線路に対して並列接続となる並列抵抗器4b及び並列抵抗器4cからなる。5はパイ(π)型減衰器(第2減衰器)であり、伝送線路に対して直列接続となる直列抵抗器5aと伝送線路に対して並列接続となる並列抵抗器5b及び並列抵抗器5cからなる。
6は接地用のショートスタブであり、並列抵抗器4b、4c、5b、5cのそれぞれと直列にショートスタブ6a、6b、6c、6dが接続される。7は入力側線路1の入力端子(入力端)、8は出力側線路2の出力端子(出力端)である。
図2は、この発明の実施の形態1によるイコライザのパターン構成図である。図2において、9は接地用のスルーホールであり、9aはパイ(π)型減衰器4用のスルーホール、9bはパイ(π)型減衰器5用のスルーホールである。図中、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示す。なお、ショートスタブ6は配線スペースを縮小するため、スパイラル状やメアンダ状(蛇行状)に配線しても良く、接地用スルーホール9は基板裏面などの高周波グランドに接続するものであるが、高周波グランドが基板表面にある場合にはスルーホールは無くても良くそのまま基板表面の高周波グランドに接地する。
次にイコライザについて図3を用いて説明する。図3はイコライザと増幅器との関係を説明する図であり、図3(a)は、一般的な増幅器の利得周波数特性の一例を示す図である。通常、増幅器は周波数に対して平坦な利得特性が得られるように設計されるが、出力電力、歪、雑音指数等の利得以外を優先して設計する場合がある。また、WBG素子を用いた増幅器においては素子等の製造ばらつきにより、利得の周波数特性にばらつきが生じてしまう。このような場合、必ずしも平坦な利得特性が得られず、図に示すように右下がりの利得特性になってしまう場合がある。
図3(b)は増幅特性を補償するために用いるイコライザ(周波数イコライザ)の応用例を示す図である。増幅器10の出力段に、振幅周波数特性を改善するためのイコライザが用いられる。この場合、増幅器10の入力端子11から入射した高周波信号は順次増幅器入力端子11、増幅器10、イコライザの入力端子7、イコライザを通り、イコライザの出力端子8から出力される。従って、イコライザの損失の周波数特性として、増幅器10の利得の周波数特性を補償することで、全体として平坦な利得特性を得ることができる。すなわち、高周波帯域(所要帯域)内の振幅又は電力を減衰制御することで平坦もしくは所望の利得特性を得る。図中、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
次に動作について図1を用いて説明する。マイクロストリップ線路1,2の開放端でλg/4カップラ3を構成しており、開放端1a、2aと開放端1a、2aから1/4波長離れた点1b、2bを橋渡しするようにπ型減衰器4、5が配置されている。π型減衰器4は、直列抵抗器(第1抵抗器)4a、並列抵抗器4b(第2抵抗器)及び並列抵抗器(第3抵抗器)4cで構成され、並列抵抗器4b及び並列抵抗器4cにはそれぞれ直列にショートスタブ(第1スタブ)6a及びショートスタブ(第2スタブ)6bが接続される。π型減衰器5は、直列抵抗器(第4抵抗器)5a、並列抵抗器5b(第6抵抗器)及び並列抵抗器(第5抵抗器)5cで構成され、並列抵抗器5b及び並列抵抗器5cにはそれぞれ直列にショートスタブ(第4スタブ)6c及びショートスタブ(第3スタブ)6dが接続される。
ショートスタブ6aのスタブ長を所定の周波数の1/4波長とすることにより、入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置を高周波開放点とする。ショートスタブ6bのスタブ長を所定の周波数の1/4波長とすることにより、出力側開始端を高周波開放点とする。ショートスタブ6dのスタブ長を所定の周波数の1/4波長とすることにより入力側開放端を高周波開放点とする。ショートスタブ6cのスタブ長を所定の周波数の1/4波長とすることにより、入力側開放端と対向する位置の出力側線路を高周波開放点とする。なお、ショートスタブ6の線路長は、イコライザとしての減衰量を微調整するため、所定の周波数は、λg/4カップラ3の線路長と厳密には一致させなくても良い。
図2において仮にπ型減衰器がない場合、入力端子(入力端)7から入力された信号のうち、4分の1波長がλg/4カップラ3の電気長に近い周波数は、低減衰でλg/4カップラ3を通過し、出力端子(出力端)8に伝送される。このとき入力端子7への反射電力は少ない。しかし、4分の1波長とλg/4カップラ3の電気長との差が大きくなるにつれ、λg/4カップラ3での反射電力は多くなり、直流を含む低周波では全反射となる。したがって、開放端1a、2aと開放端から1/4波長離れた点1b、2bとを橋渡しするようにπ型減衰器4、5を配置する。その場合、4分の1波長とλg/4カップラ3の電気長の差が大きくλg/4カップラ3で反射していた低周波数の電力は高減衰、低反射でπ型減衰器4、5を通過する。この結果、オクターブを超える広帯域で、良好な反射特性を実現できる。また、4分の1波長がλg/4カップラ3の電気長に近い周波数で接点1a、1b、2a、2bが開放端となるように並列抵抗4b、4c、5b、5cと直列にショートスタブ6a、6b、6c、6dを配置することで、4分の1波長がλg/4カップラ3の電気長に近い周波数の電力はπ型減衰器で減衰しないようにしている。
図4はAgilent Technologies社のシミュレーションソフト「Momentum」を用いて、図2に示す回路を計算したときの計算結果であり、低減衰となる周波数を18GHz付近となるように構成している。図4(a)は通過特性、図4(b)は反射特性を示す。また、図4(a)の縦軸は減衰量、横軸は周波数を示し、図4(b)の縦軸はVSWR(Voltage Standing Wave Ratio;電圧定在波比)、横軸は周波数を示す。記号201は減衰量波形、記号202はVSWR波形を示す。
このように、本実施の形態1により、オクターブを超える補償帯域の全帯域にわたって、広帯域に良好な反射特性を確保することができる。同時に、補償帯域の高周波数領域で減衰量を低減し、低周波数領域で減衰量を増加させる所望の特性を得ることができる。
図5は、λg/4カップラ3及びショートスタブ6a、6b、6c、6dの線路長のみを変更した場合の計算結果であり、図5(a)は通過特性、図5(b)は反射特性を示す。記号203、205、207は減衰量波形、記号204、206、208はVSWR波形を示す。なお、図5の基本構成は図4で説明したものと同様であるので説明を省略する。
記号203、204はλg/4カップラ3及びショートスタブ6a、6b、6c、6dの線路長を図2の約3倍にした場合の通過特性及び反射特性の計算結果である。
記号205、206はλg/4カップラ3及びショートスタブ6a、6b、6c、6dの線路長を図2の約2倍にした場合の通過特性及び反射特性の計算結果である。
記号207、208はλg/4カップラ3及びショートスタブ6a、6b、6c、6dの線路長を図2の約1/2にした場合の通過特性及び反射特性の計算結果である。
以上のように、λg/4カップラ3及びショートスタブ6a、6b、6c、6dの線路長のみを変更することで、比較的簡単に低減衰で通過させる周波数を変更することができる。したがって、回路構成、配置を大きく見直す必要はなく設計が容易になる。また、減衰量の変更についてもπ型減衰器の抵抗値を適宜選択し、λg/4カップラ3及びショートスタブ6a、6b、6c、6dの線路長を微調整することで容易に変更できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、スタブはショートスタブを用いたが、実施の形態2では、ショートスタブの代わりに所定の周波数で開放端となるオープンスタブを用いた場合について説明する。その他の構成については実施の形態1で説明したものと同一とする。
この発明の実施の形態2について図6を用いて説明する。図6は、この発明の実施の形態2によるイコライザの構成図である。図6において、61aは一端が並列抵抗器4bと接続され、他端を終端として開放したオープンスタブ(第1スタブ)、61bは一端が並列抵抗器4cと接続され、他端を終端として開放したオープンスタブ(第2スタブ)、61cは一端が並列抵抗器5bと接続され、他端を終端として開放したオープンスタブ(第4スタブ)、61dは一端が並列抵抗器5cと接続され、他端を終端として開放したオープンスタブ(第3スタブ)である。図中、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
次に動作について説明する。オープンスタブ61aのスタブ長を所定の周波数の1/2波長とすることにより、入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置を高周波開放点とする。オープンスタブ61bのスタブ長を所定の周波数の1/2波長とすることにより、出力側開始端を高周波開放点とする。オープンスタブ61dのスタブ長を所定の周波数の1/2波長とすることにより前記入力側開放端を高周波開放点とする。オープンスタブ61cのスタブ長を所定の周波数の1/2波長とすることにより、入力側開放端と対向する位置の出力側線路を高周波開放点とする。なお、オープンスタブ61の線路長は、イコライザとしての減衰量を微調整するため、λg/4カップラ3の線路長で設定した所定の周波数と異なっていても良い。
図7は、この発明の実施の形態2によるイコライザのパターン構成図である。図7において、なお、オープンスタブ61は配線スペースを縮小するため、スパイラル状やメアンダ状(蛇行状)に配線しても良い。
図8はAgilent Technologies社のシミュレーションソフト「Momentum」を用いて、図7に示す回路を計算したときの計算結果であり、低減衰となる周波数を18GHz付近となるように構成している。図8(a)は通過特性、図8(b)は反射特性を示す。また、図8(a)の縦軸は減衰量、横軸は周波数を示し、図8(b)の縦軸はVSWR(Voltage Standing Wave Ratio;電圧定在波比)、横軸は周波数を示す。記号209は減衰量波形、記号210はVSWR波形を示す。なお、図8の基本構成は図4と同様であるので説明を省略する。
以上のように、π型減衰器4、5の並列抵抗器4b、4c、5b、5cと直列に配置されたオープンスタブ61a、61b、61c、61dを配置することで、高減衰となる周波数は略低減衰となる周波数の半分の周波数となり、振幅補償イコライザとしての補償周波数帯域は狭くなるものの減衰量の傾きを急峻にすることが可能である。特に、この特性は所要帯域内で凸型の利得周波数特性を持った図9に示す増幅器などに対する振幅補償用のイコライザとして有効である。
実施の形態3.
実施の形態1及び2では、π型減衰器を用いた場合について説明したが、実施の形態3ではT型減衰器を用いた場合について説明する。なお、マイクロストリップ線路1,2の開放端でλg/4カップラ3を構成している点については、実施の形態1及び2と同一なので説明を省略する。
この発明の実施の形態3について図10を用いて説明する。図10はこの発明の実施の形態3によるイコライザの構成図である。図10において、41はT型減衰器(第3減衰器)であり、伝送線路に対して直列接続となる直列抵抗器41a及び41bと、伝送線路に対して並列接続となる並列抵抗器41cからなる。51はT型減衰器(第4減衰器)であり、伝送線路に対して直列接続となる直列抵抗器51a及び51bと、伝送線路に対して並列接続となる並列抵抗器51cからなる。
62aは接地用のショートスタブであり、並列抵抗器41cと直列に接続される。62bは接地用のショートスタブであり、並列抵抗器51cと直列に接続される。
図11は、この発明の実施の形態3によるイコライザのパターン構成図である。図11において、9は接地用のスルーホールであり、9aはT型減衰器41用のスルーホール、9bはT型減衰器51用のスルーホールである。図中、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示す。なお、ショートスタブ62は配線スペースを縮小するため、スパイラル状やメアンダ状(蛇行状)に配線しても良く、接地用スルーホール9は基板裏面などの高周波グランドに接続するものであるが、高周波グランドが基板表面にある場合にはスルーホールは無くても良くそのまま基板表面の高周波グランドに接地する。
次に動作について図10を用いて説明する。マイクロストリップ線路1,2の開放端でλg/4カップラ3を構成しており、開放端1a、2aと開放端1a、2aから1/4波長離れた点1b、2bを橋渡しするようにT型減衰器41、51が配置されている。T型減衰器41は、直列抵抗器(第7抵抗器)41a及び直列抵抗器(第8抵抗器)41b、並列抵抗器41c(第9抵抗器)で構成され、並列抵抗器41cには直列にショートスタブ(第5スタブ)62aが接続される。T型減衰器51は、直列抵抗器(第10抵抗器)51b及び直列抵抗器(第11抵抗器)51a、並列抵抗器51c(第12抵抗器)で構成され、並列抵抗器51cには直列にショートスタブ(第6スタブ)62bが接続される。
ショートスタブ(第5スタブ)62aのスタブ長を所定の周波数の1/4波長とすることにより、入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置を高周波開放点とすると共に出力側開始端を高周波開放点とする。ショートスタブ(第6スタブ)62bのスタブ長を所定の周波数の1/4波長とすることにより、入力側開放端を高周波開放点とすると共に入力側開放端と対向する位置の出力側線路を高周波開放点とする。なお、ショートスタブ62の線路長は、イコライザとしての減衰量を微調整するため、所定の周波数は、λg/4カップラ3の線路長と厳密には一致させなくても良い。
以上のように、λg/4カップラ3及びショートスタブ62a、62bの線路長のみを変更することで、実施の形態1同様、比較的簡単に低減衰で通過させる周波数を変更することができる。したがって、回路構成、配置を大きく見直す必要はなく設計が容易になる。また、減衰量の変更についてもπ型減衰器の抵抗値を適宜選択し、λg/4カップラ3及びショートスタブ62a、62b線路長を微調整することで容易に変更できる。また、実施の形態1で説明したショートスタブ数が半減するので省スペース化に対して効果を奏する。
実施の形態4.
実施の形態3では、スタブはショートスタブを用いたが、実施の形態4では、ショートスタブの代わりに所定の周波数で開放端となるオープンスタブを用いた場合について説明する。その他の構成については実施の形態3で説明したものと同一とする。
この発明の実施の形態4について図12を用いて説明する。図12は、この発明の実施の形態4によるイコライザの構成図である。図12において、63aは一端が並列抵抗器41cと接続され、他端を終端として開放したオープンスタブ(第5スタブ)、63bは一端が並列抵抗器51cと接続され、他端を終端として開放したオープンスタブ(第6スタブ)である。図中、図10と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
次に動作について説明する。オープンスタブ63aのスタブ長を所定の周波数の1/2波長とすることにより、入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置を高周波開放点とすると共に出力側開始端を高周波開放点とする。オープンスタブ63bのスタブ長を所定の周波数の1/2波長とすることにより入力側開放端を高周波開放点とすると共に入力側開放端と対向する位置の出力側線路を高周波開放点とする。なお、オープンスタブ63の線路長は、イコライザとしての減衰量を微調整するため、λg/4カップラ3の線路長で設定した所定の周波数と異なっていても良い。
オープンスタブ63は配線スペースを縮小するため、スパイラル状やメアンダ状(蛇行状)に配線しても良い。
実施の形態5.
実施の形態1〜4では、λg/4カップラ3の開放端にπ型又はT型減衰器を用いたが実施の形態5では、その他の減衰器を用いた場合について説明する。なお、マイクロストリップ線路1,2の開放端でλg/4カップラ3を構成している点については、実施の形態1〜4と同一なので説明を省略する。
この発明の実施の形態5について図13を用いて説明する。図13はこの発明の実施の形態5によるイコライザの構成図である。図13において、120は伝送線路に対して直列接続となる直列抵抗器、130は伝送線路に対して並列接続となる並列抵抗器である。140は伝送線路に対して直列接続となる直列抵抗器、150は伝送線路に対して並列接続となる並列抵抗器である。なお、直列抵抗器120と並列抵抗器130で構成される減衰器を第5減衰器と呼び、直列抵抗器140と並列抵抗器150で構成される減衰器を第6減衰器と呼ぶ。
64aは接地用のショートスタブであり、第5減衰器側の並列抵抗器130と直列に接続される。64bは接地用のショートスタブであり、第6減衰器側の並列抵抗器150と直列に接続される。
なお、ショートスタブ64は配線スペースを縮小するため、スパイラル状やメアンダ状(蛇行状)に配線しても良く、接地用スルーホールは基板裏面などの高周波グランドに接続するものであるが、高周波グランドが基板表面にある場合にはスルーホールは無くても良くそのまま基板表面の高周波グランドに接地する。
次に動作について図13を用いて説明する。第5減衰器は、直列抵抗器(第13抵抗器)120と並列抵抗器130(第14抵抗器)で構成され、並列抵抗器130には直列にショートスタブ(第7スタブ)64aが接続される。第6減衰器は、直列抵抗器(第15抵抗器)140と並列抵抗器150(第16抵抗器)で構成され、並列抵抗器150には直列にショートスタブ(第8スタブ)64bが接続される。
ショートスタブ(第7スタブ)64aのスタブ長を所定の周波数の1/4波長とすることにより、入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置を高周波開放点とすると共に出力側開始端を高周波開放点とする。ショートスタブ(第8スタブ)64bのスタブ長を所定の周波数の1/4波長とすることにより、入力側開放端を高周波開放点とすると共に入力側開放端と対向する位置の出力側線路を高周波開放点とする。なお、ショートスタブ64の線路長は、イコライザとしての減衰量を微調整するため、所定の周波数は、λg/4カップラ3の線路長と厳密には一致させなくても良い。
実施の形態6.
実施の形態5では、スタブはショートスタブを用いたが、実施の形態6では、ショートスタブの代わりに所定の周波数で開放端となるオープンスタブを用いた場合について説明する。その他の構成については実施の形態5で説明したものと同一とする。
この発明の実施の形態6について図14を用いて説明する。図14は、この発明の実施の形態6によるイコライザの構成図である。図14において、65aは一端が並列抵抗器130と直列接続され、他端を終端として開放したオープンスタブ、65bは一端が並列抵抗器150と直列接続され、他端を終端として開放したオープンスタブである。図中、図13と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
次に動作について説明する。オープンスタブ65aのスタブ長を所定の周波数の1/2波長とすることにより、入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置を高周波開放点とすると共に出力側開始端を高周波開放点とする。オープンスタブ65bのスタブ長を所定の周波数の1/2波長とすることにより入力側開放端を高周波開放点とすると共に入力側開放端と対向する位置の出力側線路を高周波開放点とする。なお、オープンスタブ65の線路長は、イコライザとしての減衰量を微調整するため、λg/4カップラ3の線路長で設定した所定の周波数と異なっていても良い。
1・・マイクロストリップ線路(入力側線路)
1a・・開放端(入力側開放端)
1b・・入力側に1/4波長分離間した入力側線路の点(分岐点)
2・・マイクロストリップ線路(出力側線路)
2a・・出力側線路の開始端(開放端)
2b・・開始端から1/4波長分離間した出力側線路の点(入力側開放端と対向する位置)
3・・カップラ(λg/4カップラ)
4・・π型減衰器(第1減衰器)
4a・・第1抵抗器 4b・・第2抵抗器 4c・・第3抵抗器
5・・π型減衰器(第2減衰器)
5a・・第4抵抗器 5b・・第6抵抗器 5c・・第5抵抗器
6・・ショートスタブ
6a・・第1スタブ 6b・・第2スタブ 6c・・第4スタブ 6d・・第3スタブ
7・・入力端子(入力端)
8・・出力端子(出力端)
9・・接地用のスルーホール
10・・増幅器 11・・増幅器の入力端子
41・・T型減衰器(第3減衰器)
41a・・第7抵抗器 41b・・第8抵抗器 41c・・第9抵抗器
51・・T型減衰器(第4減衰器)
51a・・第11抵抗器 51b・・第10抵抗器 51c・・第12抵抗器
61・・オープンスタブ
61a・・第1スタブ 61b・・第2スタブ
61c・・第4スタブ 61d・・第3スタブ
62・・ショートスタブ 62a・・第5スタブ 62b・・第6スタブ
63・・オープンスタブ 63a・・第5スタブ 63b・・第6スタブ
64・・ショートスタブ 64a・・第7スタブ 64b・・第8スタブ
65・・オープンスタブ 65a・・第7スタブ 65b・・第8スタブ
120・・直列抵抗器(第13抵抗器) 130・・並列抵抗器(第14抵抗器)
140・・直列抵抗器(第15抵抗器) 150・・並列抵抗器(第16抵抗器)

Claims (9)

  1. 一端を入力端とし、他端を入力側開放端とした入力側線路と、前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置と対向する位置を出力側開始端とし前記入力側開放端と対向する位置まで前記入力側線路と平行配置して終端を出力端とした出力側線路と、一方の端子を前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置と接続し、他方の端子を前記出力側開放端と接続した第1抵抗器と、この第1抵抗器の一方の端子を第2抵抗器を介して接続し前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置を高周波開放点とする第1スタブと、前記第1抵抗器の他方の端子を第3抵抗器を介して接続し前記出力側開始端を高周波開放点とする第2スタブと、一方の端子を前記入力側開放端と接続し、他方の端子を前記入力側開放端と対向する位置の出力側線路と接続した第4抵抗器と、この第4抵抗器の一方の端子を第5抵抗器を介して接続し前記入力側開放端を高周波開放点とする第3スタブと、前記第4抵抗器の他方の端子を第6抵抗器を介して接続し前記入力側開放端と対向する位置の出力側線路を高周波開放点とする第4スタブとを備え、前記第1、第2及び第3抵抗器で形成した第1減衰器と第4、第5及び第6抵抗器で形成した第2減衰器に挟まれた入出力線路の平行領域でカップリングさせて高周波帯域内の振幅又は電力を減衰制御するイコライザ。
  2. 前記第1、第2、第3及び第4スタブは、終端を高周波接地したショートスタブである請求項1に記載のイコライザ。
  3. 前記第1、第2、第3及び第4スタブは、終端を開放したオープンスタブである請求項1に記載のイコライザ。
  4. 一端を入力端とし、他端を入力側開放端とした入力側線路と、前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置と対向する位置を出力側開始端とし前記入力側開放端と対向する位置まで前記入力側線路と平行配置して終端を出力端とした出力側線路と、一方の端子を前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置と接続し、他方の端子を前記出力側開放端と接続した第7抵抗器と第8抵抗器とを直列に接続した直列回路と、この第7抵抗器と第8抵抗器とを直列に接続した直列回路の前記第7抵抗器と前記第8抵抗器との間から分岐し、第9抵抗器を介して接続し前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置を高周波開放点とすると共に前記出力側開始端を高周波開放点とする第5スタブと、一方の端子を前記入力側開放端と接続し、他方の端子を前記入力側開放端と対向する位置の出力側線路と接続した第10抵抗器と第11抵抗器とを直列に接続した直列回路と、この第10抵抗器と第11抵抗器とを直列接続した直列回路の前記第10抵抗器と前記第11抵抗器との間から分岐し、第12抵抗器を介して接続し前記入力側開放端を高周波開放点とすると共に前記入力側開放端と対向する位置の出力側線路を高周波開放点とする第6スタブとを備え、前記第7、第8、第9抵抗器で形成した第3減衰器と第10、第11、第12抵抗器で形成した第4減衰器に挟まれた入出力線路の平行領域でカップリングさせて高周波帯域内の振幅又は電力を減衰制御するイコライザ。
  5. 前記第5及び第6スタブは、終端を高周波接地したショートスタブである請求項4に記載のイコライザ。
  6. 前記第5及び第6スタブは、終端を開放したオープンスタブである請求項4に記載のイコライザ。
  7. 一端を入力端とし、他端を入力側開放端とした入力側線路と、前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置と対向する位置を出力側開始端とし前記入力側開放端と対向する位置まで前記入力側線路と平行配置して終端を出力端とした出力側線路と、一方の端子を前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置と接続し、他方の端子を前記出力側開放端と接続した第13抵抗器と、この第13抵抗器の一方の端子を第14抵抗器を介して接続し前記入力側開放端から所定周波数の1/4波長分入力側に離間した位置を高周波開放点とすると共に前記出力側開始端を高周波開放点とする第7スタブと、一方の端子を前記入力側開放端と接続し、他方の端子を前記入力側開放端と対向する位置の出力側線路と接続した第15抵抗器と、この第15抵抗器の他方の端子を第16抵抗器を介して接続し前記入力側開放端を高周波開放点とすると共に前記入力側開放端と対向する位置の出力側線路を高周波開放点とする第8スタブとを備え、前記第13及び第14抵抗器で形成した第5減衰器と第15及び第16抵抗器で形成した第6減衰器に挟まれた入出力線路の平行領域でカップリングさせて高周波帯域内の振幅又は電力を減衰制御するイコライザ。
  8. 前記第7及び第8スタブは、終端を高周波接地したショートスタブである請求項7に記載のイコライザ。
  9. 前記第7及び第8スタブは、終端を開放したオープンスタブである請求項7に記載のイコライザ。
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