JPH05235601A - 広帯域振幅等化回路 - Google Patents

広帯域振幅等化回路

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JPH05235601A
JPH05235601A JP3078392A JP3078392A JPH05235601A JP H05235601 A JPH05235601 A JP H05235601A JP 3078392 A JP3078392 A JP 3078392A JP 3078392 A JP3078392 A JP 3078392A JP H05235601 A JPH05235601 A JP H05235601A
Authority
JP
Japan
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band
pass filter
amplitude
characteristic
directional coupler
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3078392A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Nakada
克巳 中田
Masashi Nakayama
正志 中山
Eiji Itaya
英治 板谷
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH05235601A publication Critical patent/JPH05235601A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衛星無線装置の高周波段において使用される
帯域通過形フィルタによって生ずる振幅特性を補償する
ための広帯域振幅等化回路に関し、精度の良い送信レベ
ル制御を可能とするため、高周波段に設けられる帯域通
過形フィルタによって生ずる振幅特性を補償して平坦に
する広帯域振幅等化回路を提供することを目的とする。 【構成】 帯域通過形フィルタ12に直列に接続された
主伝送路32と、該主伝送路32に結合する副伝送路3
4とを有し、該帯域通過形フィルタ12の振幅特性を補
償するような振幅特性を有するようにした方向性結合器
(36)を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線装置、特に衛星無
線装置の高周波段において使用される帯域通過形フィル
タによって生ずる振幅特性を補償するための広帯域振幅
等化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星無線装置では高出力増幅器や、通信
衛星に搭載されるトランスポンダの性能を有効に利用す
る為に精度のよい送信出力のレベル制御が要求される。
地球局や衛星より発射された電波は、その伝搬路や降雨
等によりレベル変動が生じる。この為、所定の受信レベ
ル(C/N)を得るように地球局においてその送信レベ
ルを制御している。
【0003】したがって、トランスポンダを有効利用し
て効率の良い通信を行なうためには、精度の良い受信レ
ベルの検出と、それによる精度の良い送信レベルの制御
が要求される。図7は衛星無線用の受信機の一般的な構
成を表わす図である。アンテナ10で受信された信号の
うち、割り当てられた帯域内の信号のみが帯域通過形フ
ィルタ12を通過し、低雑音増幅器14で増幅され、ミ
キサ16で中間周波数に変換され、帯域通過形フィルタ
18、等化器20を経て復調器等へ供給される。帯域通
過形フィルタ18の帯域幅は前記の割り当てられた帯域
をさらに細分して定められる1つのチャンネルの帯域幅
に設定されており、電圧制御発振器22の発振周波数を
変えることにより、受信チャンネルが切り換えられるよ
うになっている。等化器20はチャンネルの帯域幅内で
振幅等化して歪等を除去するために設けられている。
【0004】前述の送信レベル制御のための受信レベル
の検出は、レベル検出器24により等化器20の出力に
おいて検出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】帯域通過形フィルタ1
2は、使用帯域外の電波による混信をなくすために設け
られている(同様なフィルタは、送信側においても、不
要波の輻射を抑圧するために設けられている。)が、一
般に、図8(a)に示すように通過帯域内で完全に平坦
ではない特性を持っている。したがって、図8(b)に
示すように、通過帯域内に複数個設定されたチャンネル
のうち、中心周波数f0 付近のチャンネル26と周波数
f+△f付近のチャンネル28とでは図のLD に示すよ
うなレベル差を生じることとなる。換言すれば、受信レ
ベルが仮に変わらなくても、受信するチャンネルによっ
てはレベル検出器24で検出されるレベルが異なること
となり、そのため受信チャンネルによって送信レベルが
過剰となることがあり、精度の良い送信レベル制御が出
来ていないこととなる。
【0006】したがって本発明の目的は、帯域通過形フ
ィルタによって生ずる振幅特性を補償して平坦にする広
帯域振幅等化回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本構成
図である。図において、本発明の広帯域振幅等化回路
は、帯域通過形フィルタで生ずる振幅特性を補償して平
坦にする広帯域振幅等化回路であって、該帯域通過形フ
ィルタ12に直列に接続された主伝送路32と、該主伝
送路32に結合する副伝送路34とを有し、該帯域通過
形フィルタ12の振幅特性を補償するような振幅特性を
有するようにした方向性結合器36を具備することを特
徴とするものである。
【0008】
【作用】方向性結合器36は設計周波数において結合量
が最大であり、それからずれると漸減する特性を有して
いる。換言すれば主伝送路32を通過する信号の振幅特
性は設計周波数を中心に凹形の特性となり、帯域通過形
フィルタ12と逆の特性となる。したがって、この方向
性結合器36を帯域通過形フィルタ12に直列に接続す
れば、全体の振幅特性を平坦にすることができる。これ
により、チャンネルによる受信レベルの変化がなくな
り、精度の良い送信レベル制御が可能となる。
【0009】
【実施例】図2は本発明の一実施例を含む衛星無線用の
受信機の構成を表わすブロック図である。図7と同一の
構成要素については同一の参照番号を付してその説明を
省略する。図2の受信機には、帯域通過形フィルタ12
の振幅特性を補償して平坦にするため、低雑音増幅器1
4の後段にλ/4波長結合形方向性結合器36が設けら
れている。なお、方向性結合器36はミキサ16の前で
あればいずれの位置に設けても良いが、低雑音増幅器の
入力信号のレベルを維持するため、低雑音増幅器14の
後段に設けることが望ましい。
【0010】図3はこのλ/4波長結合形方向性結合器
36の概略を表わす平面図である。図3において、幅w
の主伝送路32がマイクロストリップ線路で形成されて
おり、長さlの部分がそれと結合するように平行に形成
された幅wの副伝送路34が同様にマイクロストリップ
線路で形成されている。長さlは、帯域通過形フィルタ
12の中心周波数f0 の信号の波長をλo 、ストリップ
ライン上での波長をλ g とするとき、l=λg /4であ
る。この方向性結合器36の結合量はマイクロストリッ
プ線路32,34の幅wとそれらの間隙の幅sを調節す
ることにより調節することができ、シミュレーションに
より予め予測することが可能である。副伝送路34の一
端は終端抵抗Z0 で無反射終端されており、他端からは
結合出力を取り出すことができる。この結合出力は受信
レベルのモニタ等に利用することができるが、それが不
要な場合は他端と同様に終端抵抗Z0 で終端しても良
い。
【0011】図4は図3の方向性結合器の−間およ
び−間の結合量の伝送特性を表わす図である。図4
のように結合量は中心周波数f0 において最大となり、
0から離調するに従い結合量は小さくなる。図5は図
2に示された方向性結合器36の作用を説明するための
図である。図5(a)は図8に示された帯域通過形フィ
ルタ12の特性を表わしており、f0付近のチャンネル
とf±△f付近のチャンネルとではレベル差LD を生ず
ることが示されている。図5(b)に示すように方向性
結合器36の−間(図3)の結合量の伝送特性をf
0 とf0 ±△fとでLD のレベル差を生じるように調整
すると、帯域通過形フィルタ12と方向性結合器36と
を合成した伝送特性は図5(c)に示すように通過帯域
内で平坦な特性となる。
【0012】なお、方向性結合器は、上記に説明したマ
イクロストリップ線路によるもの以外に、導波管で形成
された主伝送路と副伝送路とを結合穴で結合させた周知
の導波管形の方向性結合器を使用することも勿論可能で
ある。図6は本発明の第2の実施例を表わす図であり、
ODU(OutDoor Unit;室外装置)40の
ミキサ42において周波数f1 がf2 へブロックコンバ
ージョンされた後IDU(InDoor Unit;室
内装置)44へ導かれる方式の受信機に適用した例を表
わす。
【0013】ブロックコンバージョンされるので、OD
U 40の帯域通過形フィルタ48とIDU44の帯域
通過形フィルタ12の通過帯域はともに±△fである。
この場合、広域等化のための方向性結合器は、帯域通過
形フィルタ48の特性補償用の50と帯域通過形フィル
タ12の特性補償用の36とで2つ設けても良いが、両
者を総合した特性のものをいずれかの位置に1つだけ設
けても良い。
【0014】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
広帯域の振幅の等化がマイクロ波またはミリ波帯におい
て可能となり、高精度の受信レベル検知およびそれによ
る高精度の送信レベル制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を表わすブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例を表わすブロック図であ
る。
【図3】図2の方向性結合器36の概略平面図である。
【図4】方向性結合器36の結合特性を表わす図であ
る。
【図5】方向性結合器36の作用を説明するための図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施例を表わす図である。
【図7】従来の衛星無線用受信機の構成を表わすブロッ
ク図である。
【図8】帯域通過形フィルタ12の特性を表わす図であ
る。
【符号の説明】
12…帯域通過形フィルタ 32…主伝送路 34…副伝送路 36…方向性結合器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯域通過形フィルタで生ずる振幅特性を
    補償して平坦にする広帯域振幅等化回路であって、 該帯域通過形フィルタ(12)に直列に接続された主伝
    送路(32)と、該主伝送路(32)に結合する副伝送
    路(34)とを有し、該帯域通過形フィルタ(12)の
    振幅特性を補償するような振幅特性を有するようにした
    方向性結合器(36)を具備することを特徴とする広帯
    域振幅等化回路。
  2. 【請求項2】 前記帯域通過形フィルタは周波数変換器
    の前方および後方に配置された通過周波数帯の異なる第
    1および第2の帯域通過形フィルタを含み、前記方向性
    結合器は該第1および第2の帯域通過形フィルタを総合
    した振幅特性を補償するような振幅特性を有する請求項
    1記載の広帯域振幅等化回路。
JP3078392A 1992-02-18 1992-02-18 広帯域振幅等化回路 Withdrawn JPH05235601A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3078392A JPH05235601A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 広帯域振幅等化回路

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JP3078392A JPH05235601A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 広帯域振幅等化回路

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JPH05235601A true JPH05235601A (ja) 1993-09-10

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JP3078392A Withdrawn JPH05235601A (ja) 1992-02-18 1992-02-18 広帯域振幅等化回路

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JP (1) JPH05235601A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10200500A (ja) * 1997-01-16 1998-07-31 Fujitsu Ten Ltd マルチキャリア変調方式の受信装置
JP2010166127A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Mitsubishi Electric Corp イコライザ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10200500A (ja) * 1997-01-16 1998-07-31 Fujitsu Ten Ltd マルチキャリア変調方式の受信装置
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Effective date: 19990518