JP2010165513A - 押圧キートップ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】指で押圧キートップ5、6を押圧して操作する際に、この指56、やこの指の爪57がケース9に触れてもケース9が邪魔にならず、押圧キートップ5、6が操作し易い押圧キートップ構造1を提供する。
【解決手段】使用者が上部押圧キートップ5を押圧操作する際、使用者の指先54が上部押圧キートップ5に当たると同時に、使用者の指腹55が表示板7の上部に当たることがある。この場合、上部押圧キートップ5が押圧され後方に移動するに従い、表示板7は、上部支持ばね20の付勢力に抗してケース9の軸部26を中心に回動し、上部押圧キートップ5側に傾く。
使用者は上部押圧キートップ5の押圧操作を止めると、上部押圧キートップ5は上部キートップばね52の付勢力により前方へ移動し元の位置に戻り、表示板7は上部支持ばね20の付勢力によりケース9の開口部の開口面と平行状態となる元の位置に戻る。
【選択図】図1
【解決手段】使用者が上部押圧キートップ5を押圧操作する際、使用者の指先54が上部押圧キートップ5に当たると同時に、使用者の指腹55が表示板7の上部に当たることがある。この場合、上部押圧キートップ5が押圧され後方に移動するに従い、表示板7は、上部支持ばね20の付勢力に抗してケース9の軸部26を中心に回動し、上部押圧キートップ5側に傾く。
使用者は上部押圧キートップ5の押圧操作を止めると、上部押圧キートップ5は上部キートップばね52の付勢力により前方へ移動し元の位置に戻り、表示板7は上部支持ばね20の付勢力によりケース9の開口部の開口面と平行状態となる元の位置に戻る。
【選択図】図1
Description
本発明は、スイッチなどを押圧操作する押圧キートップを備えた押圧キートップ構造に関する。
従来、スイッチなどを押圧操作する押圧キートップを備えた押圧キートップ構造として、ケース上面に縦に並んだ2個の開口部を設け、この2個の開口部内にそれぞれ収容される押圧キートップを上下動自在に設置し、この2個の縦に並んだ開口部の間に位置し上記ケースの上面にスライド式スイッチである電子部品の設置部を備えた押圧キートップ構造がある(特許文献1参照)。
この押圧キートップ構造は、開口部から露出する押圧キートップを指などで押圧操作して降下させることで、その下に配置したスイッチなどの電子部品を操作できるようになっている。
この押圧キートップ構造は、開口部から露出する押圧キートップを指などで押圧操作して降下させることで、その下に配置したスイッチなどの電子部品を操作できるようになっている。
特許文献1に記載のような従来の押圧キートップ構造は、ケース上面に、縦に並んだ2個の開口部とこの2個の開口部の間に位置する電子部品設置部とを備えている。そして、この2個の開口部から押圧キートップの上面を露出させている。しかしながらこの押圧キートップ構造では、指でこれらの押圧キートップを押圧して操作する際に上記電子部品設置部の縁部(ケースの一部)に指または爪が触れてしまい、該押圧キートップが押し難く操作性が悪いという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、指で押圧キートップを押圧して操作する際に、この指やこの指の爪が上記ケースに触れても該ケースが邪魔にならず、押圧キートップが操作し易い押圧キートップ構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る押圧キートップ構造は、一面に開口部を備えたケースと、前記開口部に該開口部の開口面と直交する方向に移動可能に設けられた押圧キートップと、前記ケースの前記開口部に、前記押圧キートップと隣接するように設けられた表示板とを有する押圧キートップ構造において、前記表示板を、該表示板における前記押圧キートップと隣接する側の端部が前記直交する方向と略同じ方向に回動変位するように回動可能に、前記ケースの開口部に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、指で押圧キートップを押圧して操作する際に、この指やこの指の爪が上記ケースに設けられた上記表示板に触れても該表示板における押圧キートップと隣接する側の端部が押圧キートップと略同方向に回動変位するから、上記表示板が邪魔にならず、上記押圧キートップが操作し易くなる押圧キートップ構造を提供することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態につき、図1ないし図4を参照して説明する。
図2に示すように、スイッチ装置2の表面には縦に並ぶ上部押圧キートップ5、下部押圧キートップ6およびこれらの間に表示板7が配置された構成となっている。本実施形態に係るスイッチ装置2は、例えば、自動車のシートヒータ(図示せず)の温度調節に用いられる。上部押圧キートップ5を押圧操作するとシート温度が高温に設定または設定解除され、下部押圧キートップ6を押圧操作するとシート温度が低温に設定または設定解除される。
以下、本発明の第1の実施形態につき、図1ないし図4を参照して説明する。
図2に示すように、スイッチ装置2の表面には縦に並ぶ上部押圧キートップ5、下部押圧キートップ6およびこれらの間に表示板7が配置された構成となっている。本実施形態に係るスイッチ装置2は、例えば、自動車のシートヒータ(図示せず)の温度調節に用いられる。上部押圧キートップ5を押圧操作するとシート温度が高温に設定または設定解除され、下部押圧キートップ6を押圧操作するとシート温度が低温に設定または設定解除される。
図3に示すように、スイッチ装置2は、押圧キートップ構造1、回路基板部3およびコネクタ部4を備える。
押圧キートップ構造1は、プラスチックからなる、ケース9、上部押圧キートップ5、下部押圧キートップ6および表示板7を主な部材として構成される。なお、表示板7はケース9の一部をなしている。
押圧キートップ構造1は、プラスチックからなる、ケース9、上部押圧キートップ5、下部押圧キートップ6および表示板7を主な部材として構成される。なお、表示板7はケース9の一部をなしている。
ケース9は、図2および図3にも示すように、四角筒形状をなすものである。
ケース9には、その内部を上下3段に仕切るように上部仕切り壁10および下部仕切り壁11が形成されている。ケース9内部には上部仕切り壁10の上方側部分(図3中、上側)にケース9に対して前後方向に摺動移動自在に上部押圧キートップ5を収容する上部収容部12が形成され、下部仕切り壁11の下方側部分にケース9に対して前後方向に摺動移動自在に下部押圧キートップ6を収容する下部収容部13が形成されている。
ケース9には、その内部を上下3段に仕切るように上部仕切り壁10および下部仕切り壁11が形成されている。ケース9内部には上部仕切り壁10の上方側部分(図3中、上側)にケース9に対して前後方向に摺動移動自在に上部押圧キートップ5を収容する上部収容部12が形成され、下部仕切り壁11の下方側部分にケース9に対して前後方向に摺動移動自在に下部押圧キートップ6を収容する下部収容部13が形成されている。
上部収容部12の内壁上面の左右方向中央部には、ケース9の前後方向に伸びる上部上溝14が形成され、上部収容部12の内壁左右両面の上下方向中央部には、ケース9の前後方向に伸びる上部左溝15、上部右溝16がそれぞれ形成されている。
下部収容部13の内壁下面の左右方向中央部には、ケース9の前後方向に伸びる下部下溝17が形成され、下部収容部13の内壁左右両面の上下方向中央部には、ケース9の前後方向に伸びる下部左溝18、下部右溝19がそれぞれ形成されている。
下部収容部13の内壁下面の左右方向中央部には、ケース9の前後方向に伸びる下部下溝17が形成され、下部収容部13の内壁左右両面の上下方向中央部には、ケース9の前後方向に伸びる下部左溝18、下部右溝19がそれぞれ形成されている。
上部仕切り壁10の左右方向中央部には、後述する表示板の上部支持ばね20が収容される上部ばね収容部21がその開口部をケース9前方に向けて前後方向に形成されており、下部仕切り壁11の左右方向中央部には、後述する表示板7の下部支持ばね22が収容される下部ばね収容部23がその開口部をケース9前方に向けて前後方向に形成されている。
ケース9の外周壁の前端面には、上下方向中央部の左右両側に一対の左側表示板取付片24と右側表示板取付片25とが方形板状に前方に延出する形態で一体形成されている。左側表示板取付片24および右側表示板取付片25には、それぞれケース9左右外側に突設する軸部26、26(図3では一方のみ図示)が一体に形成されている。
ケース9の外周壁両上下面の後方位置には、それぞれ後述するコネクタハウジング8の係合突起27、27(図4参照)が係合する係合穴28、28(図4参照)が形成されている。
上部支持ばね20および下部支持ばね22は、それぞれケース9内の上部ばね収容部21および下部ばね収容部23に収容される。両上下部ばね収容部21、23は、後述の表示板7の回動中心軸に対して対称となるように位置している。
上部支持ばね20および下部支持ばね22は、それぞれケース9内の上部ばね収容部21および下部ばね収容部23に収容される。両上下部ばね収容部21、23は、後述の表示板7の回動中心軸に対して対称となるように位置している。
表示板7は、略方形板状に形成され、その裏面において上下方向中央部の左右両端には一対の左側方形板状片29および右側方形板状片30(図3参照)が後方に延出する形態で表示板7に一体に形成されている。左側方形板状片29および右側方形板状片30(図3参照)の中心には、左側表示板取付片24および右側表示板取付片25の軸部26、26を支承する軸受穴31、31が形成されている。表示板7は、軸部26、26が軸受穴31、31に嵌ることにより、ケース9に対して回動可能に取り付けられることになる。
表示板7は、その裏面の上部ばね収容部21および下部ばね収容部23と対向する位置に、上部ばね作用部32aおよび下部ばね作用部32bとを一体に備える(図4参照)。さらに、上部ばね作用部32aおよび下部ばね作用部32bは、その後端面にそれぞれ後方に延出する上部突出部33aおよび下部突出部33bとを一体に備える(図4参照)。
上部支持ばね20および下部支持ばね22のそれぞれの前端は、表示板7の裏面にある上部突出部33aおよび下部突出部33bに嵌合している。上部支持ばね20および下部支持ばね22の全長は同一であるため上部ばね作用部32aおよび下部ばね作用部32bにそれぞれ同一の大きさの付勢力が作用するため、通常時(図4参照)状態の表示板7はケース9の開口部の開口面と平行な状態となる。
表示板7の前面には、上部押圧キートップ5および下部押圧キートップ6がシートヒータの温度設定に用いられることを示すためのマークが形成されている(図2参照)。このマークにより使用者は上下部押圧キートップ5、6に操作される機能を判別することができる。
上部押圧キートップ5は上部キートップ部34と上部脚部35とを一体に有する構成である。上部キートップ部34は扁平略直方体をなし、上部脚部35はその縦断面が上部キートップ部34より小さい略直方体で後方に延出形成されている。
上部押圧キートップ5は上部キートップ部34と上部脚部35とを一体に有する構成である。上部キートップ部34は扁平略直方体をなし、上部脚部35はその縦断面が上部キートップ部34より小さい略直方体で後方に延出形成されている。
上部キートップ部34の前面には「Hi」の文字が形成されている(図2参照)。これは、上部押圧キートップ5を押圧操作するとシートヒータの温度が高温に設定または設定解除されることを表示している。
上部脚部35の上面の左右方向中央部には、ケース9の前後方向に伸びる上部上凸条部38が形成され、上部脚部35の左右両面の上下方向中央部には、ケース9の前後方向に伸びる上部左凸条部39、上部右凸条部40がそれぞれ形成されている。
上部脚部35の上面の左右方向中央部には、ケース9の前後方向に伸びる上部上凸条部38が形成され、上部脚部35の左右両面の上下方向中央部には、ケース9の前後方向に伸びる上部左凸条部39、上部右凸条部40がそれぞれ形成されている。
上部押圧キートップ5の上部上凸条部38、上部左凸条部39および上部右凸条部40は、それぞれケース9の上部収容部12の上部上溝14、上部左溝15および上部右溝16に対して移動可能に嵌合し、上部押圧キートップ5は上部収容部12内にケース9の前後方向に摺動移動自在に収容される。
下部キートップ部36の前面には「Lo」の文字が形成されている(図2参照)。これは、下部押圧キートップ6を押圧操作するとシートヒータの温度が低温に設定または設定解除されることを表示している。
下部脚部37の下面の左右方向中央部には、ケース9の前後方向に伸びる下部下凸条部41(図4参照)が形成され、下部脚部37の左右両面の上下方向中央部には、ケース9の前後方向に伸びる下部左凸条部42(図3参照)、下部右凸条部43がそれぞれ形成されている。
下部押圧キートップ6の下部下凸条部41(図4参照)、下部左凸条部42および下部右凸条部43は、それぞれケース9の下部収容部13の下部下溝17、下部左溝18および下部右溝19に対して移動可能に嵌合し、下部押圧キートップ6は下部収容部13内にケース9の前後方向に摺動移動自在に収容される。
図3に示すように、回路基板部3は、回路基板44、上部プッシュスイッチ45および下側プッシュスイッチ46を主な部材として構成される。
回路基板44は、長方形をなし、コネクタハウジング8の前方開口端と略同じ大きさである。回路基板44の前面にあって、左右方向中心部の上部押圧キートップ5後端面と対向する位置に上部プッシュスイッチ45が配置されており、下部押圧キートップ6後端面と対向する位置に下側プッシュスイッチ46が配置されている。回路基板44の左右方向中心から左側よりの位置に上下方向上から順に4個のスルーホール47a、47b、47c、47dが形成されている。
回路基板44は、長方形をなし、コネクタハウジング8の前方開口端と略同じ大きさである。回路基板44の前面にあって、左右方向中心部の上部押圧キートップ5後端面と対向する位置に上部プッシュスイッチ45が配置されており、下部押圧キートップ6後端面と対向する位置に下側プッシュスイッチ46が配置されている。回路基板44の左右方向中心から左側よりの位置に上下方向上から順に4個のスルーホール47a、47b、47c、47dが形成されている。
回路基板44に導体(図示せず)がプリント形成されることにより、上部プッシュスイッチ45の可動子(図示せず)とスルーホール47aとが電気的に接続され、上部プッシュスイッチ45の固定子(図示せず)とスルーホール47bとが電気的に接続される。また、回路基板44に導体(図示せず)がプリント形成されることにより、下側プッシュスイッチ46の可動子(図示せず)とスルーホール47cとが電気的に接続され、下側プッシュスイッチ46の固定子(図示せず)とスルーホール47dとが電気的に接続される。
コネクタ部4は、プラスチックからなり、図3に示すように、ケース嵌合部48と接続部49とを一体に有する構成である。ケース嵌合部48は、四角筒形をなし、ケース9の後方開口部に嵌合する形態でケース9内部に収容される。接続部49は、ケース嵌合部48より小形の四角筒形をなし、外部ケーブルや電装品等のコネクタ(図示せず)と接続される。
ケース嵌合部48と接続部49との間に仕切板50は形成されている。仕切板50にあって、4本のコンタクタピン51a、51b、51c、51dは、それぞれ4個のスルーホール47a、47b、47c、47dと対向する位置で貫通する形態でケース9の前後方向に植設されている。
図4に示すように、回路基板部3は、コネクタ部4のケース嵌合部48前面開口部を塞ぐように、ケース嵌合部48の前面開口端に接着固定される。そして、4本のコンタクタピン51a、51b、51c、51dの先端が、それぞれ4個のスルーホール47a、47b、47c、47dに挿入し電気的に接続される。
図4に示すように、回路基板部3は、コネクタ部4のケース嵌合部48前面開口部を塞ぐように、ケース嵌合部48の前面開口端に接着固定される。そして、4本のコンタクタピン51a、51b、51c、51dの先端が、それぞれ4個のスルーホール47a、47b、47c、47dに挿入し電気的に接続される。
以上により、上部プッシュスイッチ45の可動子(図示せず)とスルーホール47aとコンタクタピン51aとが電気的に接続され、上部プッシュスイッチ45の固定子(図示せず)とスルーホール47bとコンタクタピン51bとが電気的に接続される。また、下側プッシュスイッチ46の可動子(図示せず)とスルーホール47cとスルーホール47cとが電気的に接続され、下側プッシュスイッチ46の固定子(図示せず)とスルーホール47dとスルーホール47dとが電気的に接続される。
コネクタ部4は、回路基板部3が取り付けられた状態で、コネクタ部4の係合突起27、27とケース9の係合穴28、28とが係合するまでケース9の後方より挿入固定されている。ケース嵌合部48はケース9内部に収容される。
ケース9の上部収容部12内であって、上部押圧キートップ5後端面と回路基板44との間に上部キートップばね52が収容されている。上部キートップばね52の内部に上記上部プッシュスイッチ45が位置する。ケース9の下部収容部13内であって、下部押圧キートップ6後端面と回路基板44との間に下部キートップばね53が収容されている。下部キートップばね53の内部に下部プッシュスイッチ46が位置する。
次に図1、4を用いて押圧キートップ構造1を備えたスイッチ装置2の動作について説明する。
使用者が上部押圧キートップ5を押圧操作する際、使用者の指先54が上部押圧キートップ5に当たると同時に、使用者の指腹55が表示板7の上部に当たることがある。この場合、上部押圧キートップ5が押圧され後方に移動するに従い、表示板7は、上部支持ばね20の付勢力に抗してケース9の軸部26、26を中心に回動し、上部押圧キートップ5側に傾く(図1参照)。
使用者が上部押圧キートップ5を押圧操作する際、使用者の指先54が上部押圧キートップ5に当たると同時に、使用者の指腹55が表示板7の上部に当たることがある。この場合、上部押圧キートップ5が押圧され後方に移動するに従い、表示板7は、上部支持ばね20の付勢力に抗してケース9の軸部26、26を中心に回動し、上部押圧キートップ5側に傾く(図1参照)。
そして、上部押圧キートップ5は、上部キートップばね52の付勢力に抗して押圧され後方へ移動し、上部プッシュスイッチ45をオンする。
使用者は上部押圧キートップ5の押圧操作を止めると、上部押圧キートップ5は上部キートップばね52の付勢力により前方へ移動し元の位置に戻り、表示板7は上部支持ばね20の付勢力によりケース9の開口部の開口面と平行状態となる元の位置に戻る。上部プッシュスイッチ45はオフとなる。
使用者は上部押圧キートップ5の押圧操作を止めると、上部押圧キートップ5は上部キートップばね52の付勢力により前方へ移動し元の位置に戻り、表示板7は上部支持ばね20の付勢力によりケース9の開口部の開口面と平行状態となる元の位置に戻る。上部プッシュスイッチ45はオフとなる。
図示はしないが、使用者が下部押圧キートップ6を押圧操作する際、使用者の指先54が下部押圧キートップ6に当たると同時に、使用者の指先端56または爪57が表示板7の下部に当たることがある。この場合に、下部押圧キートップ6が押圧され後方に移動するに従い、表示板7は、下部支持ばね22の付勢力に抗してケース9の軸部26、26を中心に回動し、下部押圧キートップ6側に傾く。
そして、下部押圧キートップ6は、下部プッシュスイッチ46をオンする。
使用者は下部押圧キートップ6の押圧操作を止めると、下部押圧キートップ6は下部キートップばね53の付勢力により前方へ移動し元の位置に戻り、表示板7は下部支持ばね22の付勢力によりケース9の開口部の開口面と平行状態となる元の位置に戻る。下部プッシュスイッチ46はオフとなる。
このように本実施形態に係る押圧キートップ構造1は、表示板7を、表示板7における上部押圧キートップ5または下部押圧キートップ6と隣接する側の端部がケース9開口部の開口面と直交する方向と略同じ方向に回動変位するように回動可能に、ケース9の開口部に設けた。
使用者は下部押圧キートップ6の押圧操作を止めると、下部押圧キートップ6は下部キートップばね53の付勢力により前方へ移動し元の位置に戻り、表示板7は下部支持ばね22の付勢力によりケース9の開口部の開口面と平行状態となる元の位置に戻る。下部プッシュスイッチ46はオフとなる。
このように本実施形態に係る押圧キートップ構造1は、表示板7を、表示板7における上部押圧キートップ5または下部押圧キートップ6と隣接する側の端部がケース9開口部の開口面と直交する方向と略同じ方向に回動変位するように回動可能に、ケース9の開口部に設けた。
この構成によれば、指で上部押圧キートップ5または下部押圧キートップ6を押圧操作する際に、この指やこの指の爪がケース9の一部である表示板7に触れても表示板7における押圧された上部押圧キートップ5または下部押圧キートップ6と隣接する側の端部が押圧された上部押圧キートップ5または下部押圧キートップ6と略同方向に回動変位するから、表示板7が邪魔にならず、上部押圧キートップ5または下部押圧キートップ6が操作し易くなる押圧キートップ構造1を提供することができる。
さらに、上部押圧キートップ5と下部押圧キートップ6とは離間して設けられ、表示板7は上部押圧キートップ5と下部押圧キートップ6との間に位置する。これにより、表示板7は二つの異なる出力形態を操作する上部押圧キートップ5および下部押圧キートップ6の機能を表示することができる。
さらに、表示板7は、その裏側からその回動中心軸に対して対称に位置する2個の上部支持ばね20および下部支持ばね22で支持され、通常時(図4参照)はケース9の開口部の開口面と平行な状態になっている。上部押圧キートップ5または下部押圧キートップ6が押圧操作された際、表示板7は上部押圧キートップ5または下部押圧キートップ6の押圧操作された側に傾く。そして、使用者が押圧操作を止めると、表示板7は上部支持ばね20または下部支持ばね22の付勢力によって、ケース9の開口部の開口面と平行状態である元の状態に戻ることができる。
このため、上部押圧キートップ5または下部押圧キートップ6を操作しない通常時では、常に、表示板7はケース9の開口部の開口面と平行状態にあり、表示板7はその表面に形成されたマークにより上部押圧キートップ5および下部押圧キートップ6の機能を表示することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態につき、主に図5、6を参照して説明する。図5は本実施形態に係る押圧キートップ構造61を備えたスイッチ装置62の通常時状態の縦断左側面拡大図を示し、図6は本実施形態に係る押圧キートップ構造61を備えたスイッチ装置62の動作時状態の縦断左側面拡大図を示している。なお、上記第1の実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態に係る構成は、表示板63の動作に関わる構成が第1の実施形態と異なる。
本発明の第2の実施形態につき、主に図5、6を参照して説明する。図5は本実施形態に係る押圧キートップ構造61を備えたスイッチ装置62の通常時状態の縦断左側面拡大図を示し、図6は本実施形態に係る押圧キートップ構造61を備えたスイッチ装置62の動作時状態の縦断左側面拡大図を示している。なお、上記第1の実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態に係る構成は、表示板63の動作に関わる構成が第1の実施形態と異なる。
図5に示すように、スイッチ装置62は、押圧キートップ構造61、回路基板部3およびコネクタ部4を備える。
押圧キートップ構造1は、プラスチックからなる、ケース9、上部押圧キートップ5、下部押圧キートップ6および表示板63を主な部材として構成される。なお、表示板63はケース9の一部をなしている。
押圧キートップ構造1は、プラスチックからなる、ケース9、上部押圧キートップ5、下部押圧キートップ6および表示板63を主な部材として構成される。なお、表示板63はケース9の一部をなしている。
表示板63は、略方形板状に形成され、その裏面において上下方向中央部の左右両端に一対の左側方形板状片29および右側方形板状片30(図3参照)が後方に延出する形態で表示板63に一体に形成されている。左側方形板状片29および右側方形板状片30(図3参照)の中心には、左側表示板取付片24(図3参照)および右側表示板取付片25の軸部26、26を支承する軸受穴31、31が形成されている。表示板63は、軸部26、26が軸受穴31、31に回動可能に嵌ることにより、ケース9に対して回動可能に取り付けられることになる。
表示板63の中央部の裏側には、ロッド64を取付けて一体化しており、このロッド64は先端部にばね穴65を有している。回路基板44は、表示板63側の面の中央部に谷底が位置する後方に凸となる節度谷66を有する。
ロッド64のばね穴65には、ばね67と球状の節度ピース68とを収容して、節度ピース68がばね67の付勢力で節度谷66に圧接するようにしており、これらによって表示板63の回動に節度を付与する節度機構を構成している。通常時(図5参照)状態の表示板63は、節度ピース68が節度谷66の谷底にばね67の付勢力により当接しているため、ケース9の開口部の開口面と平行な状態となる。
ロッド64のばね穴65には、ばね67と球状の節度ピース68とを収容して、節度ピース68がばね67の付勢力で節度谷66に圧接するようにしており、これらによって表示板63の回動に節度を付与する節度機構を構成している。通常時(図5参照)状態の表示板63は、節度ピース68が節度谷66の谷底にばね67の付勢力により当接しているため、ケース9の開口部の開口面と平行な状態となる。
次に図5、6を用いて押圧キートップ構造61を備えたスイッチ装置62の動作について説明する。
使用者が下部押圧キートップ6を押圧操作する際、使用者の指先54が下部押圧キートップ6に当たると同時に、使用者の指先端56または爪57が表示板63の下部に当たることがある。この場合、下部押圧キートップ6が押圧され後方に移動するに従い、節度ピース68は、ばね67の付勢力に抗して節度谷66を図5において前方に登らせつつ、表示板63をケース9の軸部26、26を中心に回動させ、下部押圧キートップ6側に傾く(図6参照)。
使用者が下部押圧キートップ6を押圧操作する際、使用者の指先54が下部押圧キートップ6に当たると同時に、使用者の指先端56または爪57が表示板63の下部に当たることがある。この場合、下部押圧キートップ6が押圧され後方に移動するに従い、節度ピース68は、ばね67の付勢力に抗して節度谷66を図5において前方に登らせつつ、表示板63をケース9の軸部26、26を中心に回動させ、下部押圧キートップ6側に傾く(図6参照)。
そして、下部押圧キートップ6は、下部キートップばね53の付勢力に抗して押圧され後方へ移動し、下部プッシュスイッチ46をオンする。
使用者は下部押圧キートップ6の押圧操作を止めると、下部押圧キートップ6は下部キートップばね53の付勢力により前方へ移動し元の位置に戻り、表示板63は、ばね67の付勢力により節度ピース68が節度谷66の谷底に戻るため、ケース9の開口部の開口面と平行状態となる元の位置に戻る。下部プッシュスイッチ46がオフとなる。
使用者は下部押圧キートップ6の押圧操作を止めると、下部押圧キートップ6は下部キートップばね53の付勢力により前方へ移動し元の位置に戻り、表示板63は、ばね67の付勢力により節度ピース68が節度谷66の谷底に戻るため、ケース9の開口部の開口面と平行状態となる元の位置に戻る。下部プッシュスイッチ46がオフとなる。
図示はしないが、使用者が上部押圧キートップ5を押圧操作する際、使用者の指先54が上部押圧キートップ5に当たると同時に、使用者の指腹55が表示板63の上部に当たることがある。この場合、上部押圧キートップ5が押圧され後方に移動するに従い、節度ピース68は、ばね67の付勢力に抗して節度谷66を図5において前方に登らせつつ、表示板63をケース9の軸部26、26を中心に回動させ、上部押圧キートップ5側に傾く。
そして、上部押圧キートップ5は、上部キートップばね52の付勢力に抗して押圧され後方へ移動し、上部プッシュスイッチ45をオンする。
使用者は上部押圧キートップ5の押圧操作を止めると、上部押圧キートップ5は上部キートップばね52の付勢力により前方へ移動し元の位置に戻り、表示板63は、ばね67の付勢力により節度ピース68が節度谷66の谷底に戻るため、ケース9の開口部の開口面と平行状態となる元の位置に戻る。下部プッシュスイッチ46はオフとなる。
使用者は上部押圧キートップ5の押圧操作を止めると、上部押圧キートップ5は上部キートップばね52の付勢力により前方へ移動し元の位置に戻り、表示板63は、ばね67の付勢力により節度ピース68が節度谷66の谷底に戻るため、ケース9の開口部の開口面と平行状態となる元の位置に戻る。下部プッシュスイッチ46はオフとなる。
このように本実施形態に係る押圧キートップ構造61は、表示板63はその裏側にばね穴65を一体に備え、ケース9内部には節度谷66を備え、ばね穴65には、ばね67と球状の節度ピース68とを収容し、節度ピース68がばね67の付勢力で節度谷66に圧接するようにし、表示板63の回動に節度を付与し、通常時はケース9の開口部の開口面と平行な状態になる。
このため、上部押圧キートップ5または下部押圧キートップ6が押圧操作された際、表示板63は上部押圧キートップ5または下部押圧キートップ6の押圧操作された側に傾く。そして、使用者が押圧操作を止めると、表示板63は、ばね67の付勢力によって節度ピース68は節度谷66の谷底に当接され、ケース9の開口部の開口面と平行状態である元の状態に戻ることができる。
このため、上部押圧キートップ5または下部押圧キートップ6を操作しない通常時では、常に、表示板63はケース9の開口部の開口面と平行状態にあり、表示板63はその表面に形成されたマークにより上部押圧キートップ5および下部押圧キートップ6の機能を表示することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記し且つ図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
本発明は上記し且つ図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
上記各実施形態では、上部押圧キートップ5、表示板7(63)、下部押圧キートップ6が上下に並ぶ構成を例示したが、これらは前後に並ぶ構成でもよい。
また、上記各実施形態において、本発明が、自動車のシートヒータの温度調節に用いられる押圧キートップ構造に適用される例を示した。しかし、これに限ることはなく、本発明は、例えば、カーエアコンの温度調整、シートのポジションまたは姿勢の調整、サイドミラーの角度調整、カーナビの操作などに用いられる押圧キートップ構造に適用することができる。
また、上記各実施形態において、本発明が、自動車のシートヒータの温度調節に用いられる押圧キートップ構造に適用される例を示した。しかし、これに限ることはなく、本発明は、例えば、カーエアコンの温度調整、シートのポジションまたは姿勢の調整、サイドミラーの角度調整、カーナビの操作などに用いられる押圧キートップ構造に適用することができる。
また、上記各実施形態では、2個の押圧キートップ5、6を備える押圧キートップ構造1(61)を例示したが、これに限ることはなく、本発明は、1個の押圧キートップとこれに上下または前後に隣接する表示板を備える押圧キートップ構造に適用することができる。
また、上記各実施形態では、2個の押圧キートップ5、6を備える押圧キートップ構造1(61)を例示したが、これに限ることはなく、本発明は、3個以上の押圧キートップとこれらに上下または前後に隣接する1個以上の表示板を備える押圧キートップ構造に適用することができる。
また、上記各実施形態では、2個の押圧キートップ5、6を備える押圧キートップ構造1(61)を例示したが、これに限ることはなく、本発明は、3個以上の押圧キートップとこれらに上下または前後に隣接する1個以上の表示板を備える押圧キートップ構造に適用することができる。
図面中、1は押圧キートップ構造、2はスイッチ装置、5は上部押圧キートップ(押圧キートップ)、6は下部押圧キートップ(押圧キートップ)、7は表示板、9はケース、20は上部支持ばね(ばね)、22は下部支持ばね(ばね)、44は回路基板、61は押圧キートップ構造、62はスイッチ装置、63は表示板、65はばね穴、66は節度谷、67はばね、68は節度ピース。
Claims (4)
- 一面に開口部を備えたケースと、
前記開口部に該開口部の開口面と直交する方向に移動可能に設けられた押圧キートップと、
前記ケースの前記開口部に、前記押圧キートップと隣接するように設けられた表示板とを有する押圧キートップ構造において、
前記表示板を、該表示板における前記押圧キートップと隣接する側の端部が前記直交する方向と略同じ方向に回動変位するように回動可能に、前記ケースの開口部に設けたことを特徴とする押圧キートップ構造。 - 前記押圧キートップは、複数離間して設けられ、前記表示板は前記複数の押圧キートップ間に位置することを特徴とする請求項1に記載の押圧キートップ構造。
- 前記表示板は、その裏側からその回動中心軸に対して対称に位置する2個のばねで支持され、通常時は前記ケースの開口部の開口面と平行な状態になることを特徴とする請求項1または2に記載の押圧キートップ構造。
- 前記表示板はその裏側にばね穴を一体に備え、
前記ケース内部には節度谷を備え、
前記ばね穴には、ばねと球状の節度ピースとを収容し、
前記節度ピースが前記ばねの付勢力で前記節度谷に圧接するようにし、
前記表示板の回動に節度を付与し、通常時は前記ケースの開口部の開口面と平行な状態になることを特徴とする請求項1または2に記載の押圧キートップ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009005661A JP2010165513A (ja) | 2009-01-14 | 2009-01-14 | 押圧キートップ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010165513A true JP2010165513A (ja) | 2010-07-29 |
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ID=42581530
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JP (1) | JP2010165513A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105513852A (zh) * | 2014-10-10 | 2016-04-20 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 输入装置 |
-
2009
- 2009-01-14 JP JP2009005661A patent/JP2010165513A/ja active Pending
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CN105513852B (zh) * | 2014-10-10 | 2017-10-17 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 输入装置 |
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