JPH088497Y2 - 多方向傾動スイッチの駆動機構 - Google Patents

多方向傾動スイッチの駆動機構

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JPH088497Y2
JPH088497Y2 JP15037189U JP15037189U JPH088497Y2 JP H088497 Y2 JPH088497 Y2 JP H088497Y2 JP 15037189 U JP15037189 U JP 15037189U JP 15037189 U JP15037189 U JP 15037189U JP H088497 Y2 JPH088497 Y2 JP H088497Y2
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強 五月女
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ナイルス部品株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車両用リモートコントロールミラースイ
ッチのごとく多方向に傾動する操作釦を備えた多方向傾
動スイッチの駆動機構の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の多方向傾動スイッチは実開昭63-6642
号公報に開示されているようにノブを4方向に揺動する
ことによりガイド板に案内されて極盤上を直線移動する
可動盤を備えており、この可動盤に設けた可動接点と前
記極盤に設けた固定接点の接触状態が前記ノブの4方向
への操作に応じて切替えるように構成していた。また、
ノブの4方向への操作時に於いてノブに節度感を与える
ための段部をケースと接触する部分のノブの周縁に設け
ていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記した従来の技術では極盤上を直線
移動する可動盤を採用した構造のために可動盤の動きが
円滑でなくノブの操作フィーリングが悪く、また節度感
も付与し難い構造であった。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、前記した問題点に対処すべく案出したも
のであり、多方向傾動スイッチの駆動機構にいわゆるユ
ニバーサルジョイントと称される駆動子を採用し、適度
な節度感を得る構造を提供することを目的としたもので
ある。そして、前記目的を達成すべく、多方向傾動する
操作釦と、該操作釦の所定方向への傾動によって揺動自
在な第1駆動子と、前記操作釦の前記所定方向と交差す
る方向への傾動によって揺動自在な第2駆動子と、前記
操作釦によって弾性的に支持した球面形状の節度子と、
該節度子が当接する擂鉢状部を有した節度盤とを備え、
前記擂鉢状部が、中心寄りに設けた第1領域と、該第1
領域に対して外側寄りに設けると共にその勾配が第1領
域の勾配に比べて比較的穏やかな第2領域と、該両領域
の境界に有すると共に節度子が通過する際に該節度子に
対して節度を与える不連続ラインとを具備したことを特
徴とする多方向傾動スイッチの駆動機構を提供する。
〔作用〕
上記した構成手段を具備するこの考案に係る多方向傾
動スイッチの駆動機構は次のように作用する。
すなわち、前記操作釦を所定方向へ傾動すると第1駆
動子が揺動し、また所定方向と交差する方向へ傾動する
と第2駆動子が揺動する。
このとき操作釦に弾性的に支持した節度子が擂鉢状部
の勾配を登るが、該勾配の不連続部を通過する際に操作
釦に対して操作力の変化が発生する。これにより操作者
が節度感を感得する。
〔実施例〕
添付図面は、この考案に係る多方向傾動スイッチの駆
動機構を用いた車両用リモートコントロールミラースイ
ッチ(以下単に「リモコンミラースイッチ」という。)
について例示したものである。特に、この実施例ではリ
モートコントロールミラーに係るスイッチ類と一緒に他
の車両用装置のリモートコントロール部を集合し、第3
図乃至第5図に示すごとくいわゆるカンガルーポケット
スイッチ1として車両の運転席近傍に隠蔽して配置する
ように構成したものを例示している。
ここに於いて、第1図は構成部品の分解斜視図、第2
図は第1図に示すものを組込んだカンガルーポケットス
イッチ1の操作面11を示した正面図、第3図は第2図の
矢視A-A線方向断面図、第4図はカンガルーポケットス
イッチ1の側面図、第5図は第4図に示すものの正面図
である。
以下、同図に基づきこの実施例を説明する。
先ず、第1図及び第3図に於いて2は操作釦であり、
該操作釦2の下部には中心部に支持穴21を有した支柱22
が一体的に設けてある。そして前記支持穴21にはバネ51
とスチールボールから成る節度子5が収納してある。
尚、節度子5はスチールボールと実質的に同等の機能を
有したものであればよく、例えば後述する擂鉢状部61に
当接する部分が球面形状に成っていればよい。
また3は第1駆動子であり、該第1駆動子3は第3図
に示すインナケース12に弾性嵌合する突起31,32と、後
述するスイッチ接片7に作用する作用部33,34を有し、
スプリングピン23によって前記操作釦2の支柱22に回動
自在に取付けてある。
また、4は第2駆動子であり、該第2駆動子4は前記
インナケース12に弾性嵌合する突起41,42と、後述する
スイッチ接片7に作用する作用部43,44を有する。
また6は節度盤であり、該節度盤6は中央に擂鉢状部
61が設けてある。該擂鉢状部61は中心寄りに設けた勾配
を比較的急に傾斜させて形成した第1領域61aと、外側
寄りに設けた勾配を比較的緩やかに傾斜させて形成した
第2領域61bとで構成してあり、該擂鉢状部61には前記
節度子5が当接してある。
したがって前記操作釦2の傾動操作によって節度子5
が擂鉢状部61内を移動するとき、節度子5は第1領域61
aと、第2領域61bが一体となった不連続ライン61cを通
過することと成る。
次に、8はプリント基板であり、該プリント基板8は
固定接点81が形成してあるとともに、前記第1及び第2
駆動子3及び4が有する作用部33,34,43及び44によって
押圧されるとき前記固定接点81に接触するスイッチ接片
7が4組設けてある。
このスイッチ接片7には段部7aが形成してあり、その
ため前記作用部33,34,43及び44が乗り上げるときスイッ
チ接片7が固定接点81に対してワイピングしながら接触
することと成り、接触率を高めると共に接点寿命を長く
する効果がある。
上記した各構成を備えたリモコンミラースイッチ1a
は、他の格納スイッチ1b、左右切換スイッチ1c、ヒータ
及びワイパスイッチ1d、イルミスイッチ1e及びイルミボ
リューム1fとともにカンガルーポケットスイッチ1の操
作面11に集合して配置してある。
該カンガルーポケットスイッチ1につき第4図及び第
5図によって詳述すると、上記操作面11は蓋体19の内側
に一体的に設けてあり、スイッチ本体13に出没自在に支
持してある。また、スイッチ本体13の内部には操作面11
の出没動作に遅延動作を付与するダンパ機構(図示せ
ず)が設けてあり、前面部には押圧操作によって操作面
11のロックを解除し操作面11を第4図に示す矢印Fの方
向に付勢するための押釦14を有し、後部には車体側の負
荷及び電源等に電気的接続を行なうためのコネクタ15を
有し、側面部には車体の例えばインストルメントパネル
にカンガルーポケットスイッチ1を取付けるためのブラ
ケット16が設けてある。
更に、スイッチ本体13の前面部にはスモーク処理を施
した半透明のカバー17が設けてあり、その後部にインジ
ケータ18が内蔵してある。このインジケータ18は前記操
作面11に配置したヒータ及びワイパスイッチ1dをオン作
動し、例えばアウタミラーに設けたヒータを発熱すると
き点灯し、ヒータが作動中である旨を表示するために設
けたものであり、消灯時に於いてはカバー17によって隠
されている。
そして、蓋体19を第4図に示す矢印G方向に押上げれ
ば操作面11がスイッチ本体13内に隠蔽するとともにロッ
クするように構成してある。
次に、前記した各構成から成るこの実施例の作動を説
明する。
例えば、第1図に示す矢印B又はC方向すなわち所定
方向に操作釦2を傾動すれば、第1駆動子3が矢印B′
又はC′方向に揺動する。これにより、所定方向に設け
たスイッチ接片7が作動する。このとき第2駆動子4は
作動しない。
また、第1図に示す矢印D又はE方向すなわち所定方
向と交差する方向に操作釦2を傾動すれば、第2駆動子
4が矢印D′又はE′方向に揺動する。これにより、所
定方向と交差する方向に設けたスイッチ接片7が作動す
る。このとき第1駆動子3は作動しない。
そして第1又は第2駆動子3又は4がそれぞれの方向
に揺動するとき、節度子5が擂鉢状部61の勾配を登る動
きをする。そして節度子5が勾配の不連続ライン61cを
通過する際に操作力の変化が発生し、これにより操作釦
2に節度感が生じる。そして、操作釦2の操作を止めれ
ば節度子5はバネ51の押圧力によって擂鉢状部61の勾配
を下る方向に付勢される。すなわち、操作釦2は元の位
置に自動戻りする。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案に係る多方向傾動スイ
ッチの駆動機構はいわゆるユニバーサルジョイントと称
される駆動子を採用したことにより多方向傾動スイッチ
に適度な節度感を得ることができる。またスイッチの操
作者が前記節度感を得る構造と操作釦の自動戻りを行な
う構造を1つの擂鉢状部に兼ね備えることができ、構造
が簡単かつ操作性のすぐれたスイッチを提供する等の多
くの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の好適な実施例を示す分解斜視図、第
2図は第1図に示すものを組込んだいわゆるカンガルー
ポケットスイッチの操作部の正面図、第3図は第2図の
矢視A-A線方向の拡大断面図、第4図はいわゆるカンガ
ルーポケットスイッチの右側面図、第5図は第4図に示
すスイッチの正面図である。 1……カンガルーポケットスイッチ、2……操作釦、3
……第1駆動子、4……第2駆動子、5……節度子、6
……節度盤、61……擂鉢状部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多方向傾動する操作釦(2)と、該操作釦
    (2)の所定方向への傾動によって揺動自在な第1駆動
    子(3)と、前記操作釦(2)の前記所定方向と交差す
    る方向への傾動によって揺動自在な第2駆動子(4)
    と、前記操作釦(2)によって弾性的に支持した球面形
    状の節度子(5)と、該節度子(5)が当接する擂鉢状
    部(61)を有した節度盤(6)とを備え、 前記擂鉢状部(61)が、中心寄りに設けた第1領域(61
    a)と、該第1領域(61a)に対して外側寄りに設けると
    共にその勾配が第1領域(61a)の勾配に比べて比較的
    穏やかな第2領域(61b)と、該両領域(61a,61b)の境
    界に有すると共に節度子(5)が通過する際に該節度子
    (5)に対して節度を与える不連続ライン(61c)とを
    具備したことを特徴とする多方向傾動スイッチの駆動機
    構。
JP15037189U 1989-12-27 1989-12-27 多方向傾動スイッチの駆動機構 Expired - Lifetime JPH088497Y2 (ja)

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JPH0388237U JPH0388237U (ja) 1991-09-10
JPH088497Y2 true JPH088497Y2 (ja) 1996-03-06

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