JP2010163968A - ハイブリッド車両の燃料噴射制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バルブタイミングを変化させる過渡運転時の排気性能を向上させる。
【解決手段】本発明は、クランクシャフト64に対する吸気カムシャフト77の相対位相角である変換角を変位させる可変動弁機構8を有し、吸気通路72に燃料を噴射するポート噴射式のエンジン1と、蓄電器4から供給される電力によって駆動するモータ3と、を備え、エンジン1及びモータ3のいずれか一方又は双方の駆動力で走行するハイブリッド車両の燃料噴射制御装置であって、可変動弁機構8によって変換角を変位させてエンジン1の吸気弁75及び排気弁76の開弁期間をオーバーラップさせる過渡運転時に燃料噴射を停止する燃料噴射停止手段(S7)を備えることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明はハイブリッド車両の燃料噴射制御装置に関する。
従来のエンジンの燃料噴射制御装置として、バルブタイミングを可変制御するときに、バルブタイミングが目標バルブタイミングに遅れなく制御された場合の吸気ポートの燃料壁流量変化に見合って、エンジンに供給される燃料の過渡補正量を算出するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−276431号公報
しかしながら、燃料性状差によって壁流量は変化するため、従来のエンジンの燃料噴射制御装置では、燃料性状の判定精度によっては過渡補正量が多すぎてオーバーリッチとなり、排気性能が悪化するという問題点があった。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたものであり、排気性能を向上させることを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、クランクシャフト(64)に対する吸気カムシャフト(77)の相対位相角である変換角を変位させる可変動弁機構(8)を有し、吸気通路(72)に燃料を噴射するポート噴射式のエンジン(1)と、蓄電器(4)から供給される電力によって駆動するモータ(3)と、を備え、エンジン(1)及びモータ(3)のいずれか一方又は双方の駆動力で走行するハイブリッド車両の燃料噴射制御装置であって、可変動弁機構(8)によって変換角を変位させてエンジン(1)の吸気弁(75)及び排気弁(76)の開弁期間をオーバーラップさせる過渡運転時に燃料噴射を停止する燃料噴射停止手段(S7)を備えることを特徴とする。
本発明によれば、過渡運転時に燃料噴射を停止するので、オーバーリッチになってハイドロカーボンの排出量が増加することがない。したがって、排気性能が向上する。
ハイブリッド車両のエンジンの燃料噴射制御装置の概略システム図である。 エンジンの概略構成図である。 VTCの概略システム図である。 第1実施形態によるエンジンの燃料噴射制御について説明するフローチャートである。 VTC駆動許可時間から燃料カット実施気筒数を算出するテーブルである。 VTC駆動許可時間から燃料カット継続時間を算出するテーブルである。 第1実施形態によるエンジンの燃料噴射制御の動作について説明するタイムチャートである。 第2実施形態によるエンジンの燃料噴射制御について説明するフローチャートである。 オーバーラップ量から燃料カット実施気筒数を算出するテーブルである。 オーバーラップ量から燃料カット継続時間を算出するテーブルである。 第3実施形態によるエンジンの燃料噴射制御について説明するフローチャートである。 空燃比から燃料カット継続時間を算出するテーブルである。
以下、図面等を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるハイブリッド車両のエンジンの燃料噴射制御装置の概略を示すシステム図である。
ハイブリッド車両は、エンジン1と、クラッチ2と、モータジェネレータ3と、バッテリ4と、変速機5と、を備える。
エンジン1は、ハイブリッド車両の駆動力を発生する。エンジン1の構成については図2を参照して後述する。
クラッチ2は、エンジン1の出力軸11と、モータジェネレータ3の入力軸31と、を断接する。クラッチ2を接続することで、エンジン1の駆動力をモータジェネレータ3の入力軸31に伝達し、又は、モータジェネレータ3の駆動力をエンジン1の出力軸11に伝達することができる。
モータジェネレータ3は、エンジン1によって駆動されて発電するジェネレータとしての機能と、バッテリ4の電力によってハイブリッド車両の駆動力を発生するモータとしての機能と、を有する。
バッテリ4は、モータジェネレータ3によって発電された電力を蓄電する一方で、モータジェネレータ3に電力を供給して駆動する。電力の蓄電及び供給は、それぞれインバータ41を介して行われる。
変速機5は、エンジン1及びモータジェネレータ3の駆動力を車両走行状況に応じた駆動力にして、プロペラシャフト51に出力する。プロペラシャフト51に出力された駆動力が、デファレンシャルギア52及びドライブシャフト53を介して左右の駆動輪54に伝達され、車両を駆動する。
ハイブリッド車両は上記のように構成されて、エンジン1又はモータジェネレータ3のいずれか一方又は双方の動力を用いて走行することができる。すなわち、エンジン1走行、モータ走行及びハイブリッド(エンジン+モータ)走行の3つの走行モードから最適な走行モードを運転状態に応じて選択し、走行することができる。
図2は、エンジン1の概略構成図である。
エンジン1は、シリンダブロック6と、シリンダブロック6の頂部を覆うシリンダヘッド7とを備える。
シリンダブロック6には、複数のシリンダ61が形成される。シリンダ61には、ピストン62が摺動自在に嵌合する。ピストン62は、コンロッド63によってクランクシャフト64に連結される。
シリンダヘッド7には、燃焼室71の頂壁に開口する吸気通路72及び排気通路73の一部が形成され、燃焼室71の頂壁中心に点火栓74が設けられる。また、シリンダヘッド7には、吸気通路72の開口を開閉する一対の吸気弁75と、排気通路73の開口を開閉する一対の排気弁76とが設けられる。図2では図面の煩雑を防止するため、一方の吸気弁及び排気弁のみを記載してある。さらに、シリンダヘッド7には、一端部に吸気弁の開閉時期を任意に時期に設定できる可変動弁機構(Variable valve Timing Control;以下「VTC」という)8(図示せず)を備えた吸気カムシャフト77と、排気弁76を開閉駆動する排気カムシャフト78とが設けられる。VTC8の構成については、図3を参照して後述する。
吸気通路72には、上流から順にエアフローセンサ721と、スロットル弁722と、吸気コレクタ723と、燃料噴射弁724とが設けられる。
エアフローセンサ721は、エンジン1に吸入される新気の体積を検出する。
スロットル弁722は、アクセル操作に対して独立にその開度を変更することができる電子制御式のスロットル弁であり、エンジン1の吸入空気量を調節する。
吸気コレクタ723は、シリンダ内に吸入される空気を蓄える。
燃料噴射弁724は、運転状態に応じて燃料を噴射する。
排気通路73には、空燃比を検出する空燃比センサ731が設けられる。
コントローラ10は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。
コントローラ10には、上述したセンサ信号のほかにも、エンジン1の運転状態を検出する各種センサからの信号が入力される。コントローラ10は、検出した運転状態に応じて要求トルクを算出し、要求トルクが実現されるようにエンジン1及びモータジェネレータ3のトルクを制御する。
図3は、VTC8の概略システム図である。
VTC8は、吸気弁75を開閉する吸気カムシャフト77の一端部に設けられる。
吸気カムシャフト77は、その一端部に設けられたカムシャフト駆動用スプロケット81を介して、図示しないベルトやチェーンでエンジン1のクランクシャフト64と連係され、クランクシャフト64に連動して軸周りに回転する。吸気カムシャフト77には、吸気カムシャフト77と一体となって回転する数枚のベーン82が接続される。ベーン82は、カムシャフト駆動用スプロケット81の内部に同軸的に配置され、所定の回転角の範囲で相対的に回転可能となっている。
カムシャフト駆動用スプロケット81は、内部に油圧室を有する。この油圧室は、ベーン82によって進角油圧室83と遅角油圧室84とに区切られる。
進角油圧室83は進角油路85を介して、遅角油圧室84は遅角油路86を介して、それぞれ通路切り換え用のソレノイドバルブ80に接続される。ソレノイドバルブ80には、進角油路85及び遅角油路86のほかに、オイルパン87の作動油を供給するオイル供給路88と、オイルパン87に作動油を戻すドレン通路89と、が接続される。オイル供給路88の途中にはオイルパン87の作動油を圧送するオイルポンプ90が設けられる。
コントローラ10には、クランク角センサ101及びカム角センサ102からの信号が入力される。クランク角センサ101は、クランクシャフト64の角度信号を出力するとともに、クランクシャフト64の基準回転位置で基準クランク位置信号を出力する。カム角センサ102は、吸気カムシャフト77の基準回転位置で基準カム位置信号を出力する。
コントローラ10は、上記センサ101,102によって検出されたクランクシャフト64と吸気カムシャフト77との基準回転位置のずれ角に基づいて、クランクシャフト64に対する吸気カムシャフト77の相対位相角(以下「変換角」という)を算出する。そして、変換角が、エンジン1の運転状態に基づいて設定される目標変換角に追従するように、ソレノイドバルブ80への通電量をフィードバック制御し、進角油圧室83及び遅角油圧室84への油圧を適宜変更、保持する。これにより、VTC8は、吸気弁75のバルブタイミング(開閉時期)を連続的に変化させている。
コントローラ10は、エンジン始動時には吸気弁75のバルブタイミングが最遅角状態となるようにVTC8を制御し、エンジン1の始動を容易にしている。そして、エンジン始動後は吸気弁75のバルブタイミングを進角させて吸排気弁の開期間をオーバーラップさせる(以下、吸排気弁の開期間をオーバーラップさせた状態のことを「オーバーラップ状態」という)。
最遅角状態のときは、基本的にエンジン水温も低く、壁流量も増加するので、予め壁流分の燃料を増量して燃料噴射を実施する。
一方で、オーバーラップ状態のときは、吸気通路側への燃焼ガスの吹き返しによって噴射燃料の霧化が促進されるので、最遅角状態のときと比較して壁流量を減少させることができる。そのため、冷機時における燃料増量が減少するのでハイドロカーボンの排出量が減少し、排気性能を向上させることができる。
しかしながら、吸気弁75のバルブタイミングを最遅角状態からオーバーラップ状態に移行する過渡運転時は、増量させた壁流分の燃料の一部又は全部が霧化し、一時的に空燃比がリッチになることがある。そのため、ハイドロカーボンの排出量が増大して排気性能が悪化するという問題点がある。
この問題点の解決手段としては、壁流量が変化する過渡運転時の壁流量を推定し、それに応じて燃料噴射量を減量制御することが考えられる。しかし、壁流量は燃料性状(重軽質)によって変化するため、燃料噴射量の減量制御で対応すると、燃料性状の判定精度によっては十分な効果が得られない可能性がある。
そこで本実施形態では、吸気弁75のバルブタイミングを始動時に設定された最遅角状態からオーバーラップ状態に移行する過渡運転時は、燃料カットを実施する。以下、このエンジン1の燃料噴射制御について説明する。
図4は、本実施形態によるエンジンの燃料噴射制御について説明するフローチャートである。コントローラ10は、このルーチンを所定の演算周期(例えば10ミリ秒)で繰り返し実行する。
ステップS1において、コントローラ10は、冷機始動か否かを判定する。具体的には、エンジン水温が所定温度より低いか否かを判定する。コントローラ10は、エンジン水温が所定温度よりも低ければ冷機始動と判定してステップS2に処理を移行する。一方で、エンジン水温が所定温度よりも高ければ今回の処理を終了する。
ステップS2において、コントローラ10は、エンジン1を始動してからの経過時間を算出する。
ステップS3において、コントローラ10は、エンジン水温に基づいて、VTC8を駆動するために必要な油圧の立ち上がり時間、すなわちVTC8を駆動できるようになるまでの時間(以下「VTC駆動許可時間」という)を算出する。エンジン水温が高いときほど、VTC駆動許可時間は短くなる。
ステップS4において、コントローラ10は、油圧が立ち上がり、VTC8を駆動できるようになったか否かを判定する。具体的には、エンジン1を始動してからの経過時間がVTC駆動許可時間よりも大きくなったか否かを判定する。コントローラ10は、エンジン1を始動してからの経過時間がVTC駆動許可時間よりも大きければVTC8を駆動できると判断してステップS5に処理を移行する。一方で、エンジン1を始動してからの経過時間がVTC駆動許可時間よりも小さければ今回の処理を終了する。
ステップS5において、コントローラ10は、図5のテーブルを参照し、VTC駆動許可時間に基づいて燃料カットを実施する気筒数を算出する。図5は、VTC駆動許可時間から燃料カットを実施する気筒数を算出するテーブルであり、VTC駆動許可時間が長くなるほど、燃料カットを実施する気筒数は増加する。
ステップS6において、コントローラ10は、図6のテーブルを参照し、VTC駆動許可時間に基づいて燃料カットの継続時間を算出する。図6は、VTC駆動許可時間から燃料カットの継続時間を算出するテーブルであり、VTC駆動許可時間が長くなるほど、燃料カットの継続時間は増加する。
ステップS7において、コントローラ10は、燃料カットを実施しながらVTC8の変換角を所定の冷機時目標変換角に制御する。
図7は、本実施形態によるエンジン1の燃料噴射制御の動作について説明するタイムチャートである。なお、フローチャートとの対応を明確にするため、フローチャートのステップ番号を併記して説明する。
時刻t1で、エンジン1が始動されると、冷機始動か否かが判定される(S1)。本タイムチャートは冷機始動の場合を示しており(S1でYes)、エンジン1を始動してからの経過時間が算出され(S2)、エンジン水温に基づいてVTC駆動許可時間が算出される(S3)。なお、冷機時のエンジン回転速度は、モータによって所定のファストアイドル回転速度に制御される(図7(C))。つまり、エンジントルクの不足分をモータトルクによって補い、エンジン回転速度をファストアイドル回転速度に維持している。
時刻t2で、始動してからの経過時間がVTC駆動許可時間に達すると(S4でYes)、VTC駆動許可時間に基づいて、燃料カットを実施する気筒数と時間とを算出する(S5,S6)。そして、燃料カットを実施しながら、VTC8の変換角を冷機時目標変換角へと制御する(図7(B)(D);S7)。
これにより、VTC8の変換角を冷機時目標変換角へと制御している間の空燃比がリッチになることがないので(図7(A))、ハイドロカーボンの排出量を抑えることができる。また、ファストアイドル中はモータによってエンジン回転速度を制御しているので(図7(C))、燃料カットを実施してもトルク変動によるショックが発生せず、運転性を悪化させることもない。
時刻t3で、燃料カット継続時間が経過すると燃料カットを停止する(図7(D))。
以上説明した本実施形態によれば、冷機時に吸気弁75のバルブタイミングを最遅角状態からオーバーラップ状態に移行させる過渡運転時に、燃料カットを実施することとした。つまり、燃料カットを実施しながら、VTC8の変換角を冷機時目標変換角へと制御することとした。そのため、VTC8の変換角を冷機時目標変換角へと制御している間の空燃比がリッチになることがない。よって、ハイドロカーボンの排出量を抑えることができ、排気性能を向上させることができる。
また、VTC駆動許可時間が長いとき、つまり壁流量が多いと考えられるときは、燃料カットを実施する気筒数及び時間を多くする。これにより、空燃比の変動をより抑制することができる。
さらに、ファストアイドル中はモータによってエンジン回転速度を制御しているので、燃料カットを実施してもトルク変動によるショックが発生せず、運転性を悪化させることもない。
(第2実施形態)
次に、図8を参照して本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、オーバーラップ量に基づいて燃料カットを実施する気筒数及び時間を算出する点で、第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。なお、以下に示す各実施形態では前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を用いて重複する説明を適宜省略する。
図8は、本実施形態によるエンジン1の燃料噴射制御について説明するフローチャートである。コントローラ10は、このルーチンを所定の演算周期(例えば10ミリ秒)で繰り返し実行する。
ステップS21において、コントローラ10は、冷機時目標変換角に基づいて吸排気弁の開期間のオーバーラップ量を算出する。
ステップS22において、コントローラ10は、図9のテーブルを参照し、オーバーラップ量に基づいて燃料カットを実施する気筒数を算出する。図9は、オーバーラップ量から燃料カットを実施する気筒数を算出するテーブルであり、オーバーラップ量が大きくなるほど、燃料カットを実施する気筒数は増加する。
ステップS23において、コントローラ10は、図10のテーブルを参照し、オーバーラップ量に基づいて燃料カットの継続時間を算出する。図10は、オーバーラップ量から燃料カットの継続時間を算出するテーブルであり、オーバーラップ量が大きくなるほど、燃料カットの継続時間は増加する。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様に効果が得られるとともに、冷機時目標変換角を可変にした場合でも空燃比の変動を抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、図11を参照して本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、空燃比センサの検出値によって燃料カット継続時間を算出する点で、第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
図11は、本実施形態によるエンジン1の燃料噴射制御について説明するフローチャートである。コントローラ10は、このルーチンを所定の演算周期(例えば10ミリ秒)で繰り返し実行する。
ステップS31において、コントローラ10は、図12のテーブルを参照し、検出した空燃比に基づいて燃料カットの継続時間を算出する。図12は、空燃比から燃料カットの継続時間を算出するテーブルであり、空燃比がリッチなときほど、燃料カットの継続時間は増加する。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様に効果が得られるとともに、実際の空燃比を検出して燃料カットの継続時間を算出するので、より空燃比の変動を抑制することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
上記第1実施形態では、VTC駆動許可時間をエンジン水温に基づいて算出していたが、VTC8が駆動し始めたのをカム角センサ102等によって検出し、エンジン始動からVTCの駆動開始までの時間をVTC駆動許可時間としてもよい。
また上記第2実施形態では、目標変換角から目標オーバーラップ量を算出し、その目標オーバーラップ量に基づいて燃料カット気筒数及び時間を算出していたが、目標変換角に基づいて燃料カット気筒数及び時間を算出してもよい。
1 エンジン
3 モータジェネレータ(モータ)
4 バッテリ(蓄電器)
8 可変動弁機構
64 クランクシャフト
72 吸気通路
75 吸気弁
76 排気弁
77 吸気カムシャフト
S3 駆動許可時間算出手段
S5 燃料噴射停止気筒数算出手段
S6 燃料噴射停止時間算出手段
S7 燃料噴射停止手段
S22 燃料噴射停止気筒数算出手段
S23 燃料噴射停止時間算出手段
S31 燃料噴射停止時間算出手段

Claims (5)

  1. クランクシャフトに対する吸気カムシャフトの相対位相角である変換角を変位させる可変動弁機構を有し、吸気通路に燃料を噴射するポート噴射式のエンジンと、
    蓄電器から供給される電力によって駆動するモータと、
    を備え、
    前記エンジン及び前記モータのいずれか一方又は双方の駆動力で走行するハイブリッド車両の燃料噴射制御装置であって、
    前記可変動弁機構によって前記変換角を変位させて前記エンジンの吸気弁及び排気弁の開弁期間をオーバーラップさせる過渡運転時に燃料噴射を停止する燃料噴射停止手段を備える
    ことを特徴とするハイブリッド車両の燃料噴射制御装置。
  2. 前記燃料噴射停止手段は、
    前記エンジンを始動させてから前記可変動弁機構を駆動できるようになるまでの駆動許可時間を算出する駆動許可時間算出手段と、
    前記駆動許可時間に基づいて、燃料噴射を停止する気筒数を算出する燃料噴射停止気筒数算出手段と、
    前記駆動許可時間に基づいて、燃料噴射を停止する時間を算出する燃料噴射停止時間算出手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の燃料噴射制御装置。
  3. 前記燃料噴射停止気筒数算出手段は、前記駆動許可時間が長いときほど、燃料噴射を停止する気筒数を増やし、
    前記燃料噴射停止時間算出手段は、前記駆動許可時間が長いときほど、燃料噴射を停止する時間を長くする
    ことを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド車両の燃料噴射制御装置。
  4. 前記燃料噴射停止手段は、
    目標変換角に応じて燃料噴射を停止する気筒数を算出する燃料噴射停止気筒数算出手段と、
    前記目標変換角に応じて燃料噴射を停止する時間を算出する燃料噴射停止時間算出手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の燃料噴射制御装置。
  5. 前記燃料噴射停止気筒数算出手段は、前記目標変換角に基づいて定まるオーバーラップ量が大きいときほど、燃料噴射を停止する気筒数を増やし、
    前記燃料噴射停止時間算出手段は、前記オーバーラップ量が大きいときほど、燃料噴射を停止する時間を長くする
    ことを特徴とする請求項4に記載のハイブリッド車両の燃料噴射制御装置。
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