JP2010163244A - 保管庫及び書類管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】機械的損失を低減して書類管理の信頼性を高める保管庫を提供すること。
【解決手段】LED24を点灯させることにより書類10の所在を通知する保管庫1Aにおいて、書類10を収納するファイルケース20は、書類10に関する書類情報を記憶する接触式ICタグ23と接触式ICタグ23の第1電極22A,22Bの間に接触式ICタグ23と並列に設けられたLED24とを備え、環状の第1電極22A,22Bが貫通孔21,21に取り付けられ、ファイルケース20を綴じるバインダ30は、第1電極22A,22Bに挿通される棒状の第2電極34A,34Bを有しており、ICタグ管理制御装置50が第2電極34A,34Bと第1電極22A,22Bを介して接触式ICタグ23とLED24に接続し、接触式ICタグ23のデータ読み取りとLED24の点灯制御を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、書類を収納するファイルケースを複数保管するものであって、複数のファイルケースが複数の第1電極を備える接触式ICタグと複数の第1電極の間に接触式ICタグと並列に設けられたLEDとを有し、LEDを点灯させることにより書類の所在を通知する保管庫及び書類管理システムに関する。
個人情報書類や設計図面などの書類は、紙に打ち出されてファイルケースに収納され、保管庫で保管されている。多数の書類が保管庫に収納されている場合、書類の所在をユーザに知らせることができれば、使い勝手が良い。
従来より、書類に関する情報を記憶する非接触式ICタグをファイルケースに取り付け、保管庫に設けたデータ読み取り手段により非接触式ICタグのデータを読み取ることにより書類を管理するシステムが提案されている。
しかしながら、例えば、数枚の書類を収納するファイルケース同士が隣接すると、各ファイルケースに取り付けた非接触式ICタグの電波が干渉する。この場合、各ファイルケースの接触式ICタグからデータを正常に読み取れず、書類を正確に管理できなかった。
また、例えば、複数のファイルケースを収納箱に収納して保管庫に保管する場合、ファイルケースが収納箱内で傾く。この状態で収納箱を保管庫から取り出すと、傾いたファイルケースの非接触式ICタグと保管庫側のアンテナとが上手く交信できず、非接触式ICタグのデータを正常に読み取れないことがあった。
この問題に対して、例えば、特許文献1記載の技術では、棚の裏面空洞部分に、非接触式ICタグと垂直でも非接触式ICタグのデータを読み取ることができるアンテナを配置し、そのアンテナを棚の裏面で往復運動させることにより、ファイルケースに取り付けた非接触式ICタグのデータを非接触で読み書きできるようにしている。
また例えば、特許文献2記載の技術では、板状の磁性材料にループコイルを巻き回した少なくとも2つの基本アンテナと、隣接配置された基本アンテナの境界に配置される少なくとも1つの境界アンテナと、基本アンテナと直交するように配置された2つの側板と、基本アンテナと境界アンテナと側板とを固定する底板とを備える棚に、非接触式ICタグを取り付けたファイルケースを配列している。このような特許文献2記載の技術によれば、棚の両側にある磁束が強化されるので、各ファイルケースに取り付けた非接触式ICタグの向きにかかわらず、非接触式ICタグのデータを読み取ることができる。
しかし、特許文献1及び特許文献2記載の技術を採用する保管庫は、非接触式ICタグを取り付けたファイルケースを収納する棚の構造が特殊であるため、コスト高であり、既存の保管庫に置き換えて導入することが困難であった。しかも、近年、個人情報保護法により個人情報の管理が厳しくなり、セキュリティの高い安価な保管庫の提供が産業界から望まれている。
そこで、出願人は、特許文献3において、接触式ICタグを用いて安価に書類を管理できる保管庫を提案した。接触式ICタグは、非接触式ICタグより前に、物品の管理に使用されている。しかし、接触式ICタグは、端子の接触不良によってデータの読み取り不良が生じやすい欠点がある。そのため、非接触式ICタグを用いた物品管理が主流になっていた。これに対して、出願人は、接触式ICタグが非接触式ICタグより安価で簡単に物品管理できることに着目し、特許文献3において、接触式ICタグの接触不良を改善して書類を管理する保管庫を提案した。
すなわち、特許文献3記載の保管庫は、ファイルケースを収納する収納箱を棚に配列している。収納箱には、データ読み取り用の電極が取り付けられている。一方、ファイルケースには、接触式ICタグに接続する端子がバネ性を有するように設けられている。ファイルケースは、端子を弾性変形させてデータ読み取り用の電極を端子で挟み込むようにして、収納箱に収納される。収納箱にも、弾性変形可能な端子が設けられている。収納箱は、保管庫の棚に設けた棒状の電極を収納箱の端子で挟み込むようにして、保管庫の棚に収納される。収納箱の電極と端子は電気的に接続されている。そのため、保管庫は、保管庫の電極、収納箱の端子、収納箱の電極、ファイルケースの端子を介して、接触式ICタグからデータを取得する。
このような特許文献3記載の保管庫は、バネ性を有する端子がデータ読み取り用の電極に自分のばね力によって圧接し、接触不良を改善するので、接触式ICタグからデータを正常に読み取ってファイルケースの入出庫や所在を正確に把握することができる。そして、接触式ICタグからデータを読み取る電極は、単なる棒状のものであり、既存の保管庫の棚に後付けできるので、既存の保管庫を新規保管庫に置き換える必要がない。よって、特許文献3記載の保管庫によれば、安価に物品管理することができる。
特開2007−4678号公報(段落0005,0014、図1,2参照。) 特開2007−310740号公報(段落0004,0005,0007,0018,0029、図3,4参照。) 特許第4065299号公報(段落0099〜0103、図21,22参照。)
しかしながら、特許文献3記載の保管庫は、ファイルケース側の端子を弾性変形させて収納箱の端子にかませるようにして接触させていたため、ファイルケース側の端子が経時劣化して弾性力を低下させたり、収納箱のデータ読み取り用の電極がファイルケース側の端子に押し潰されて変形するなど、機械的損失を生じることがあった。この場合、ファイル側端子と収納箱の電極とが接触不良を生じ、書類管理の信頼性を損なう虞があった。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、機械的損失を低減して書類管理の信頼性を高めることができる保管庫及び書類管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る保管庫及び書類管理システムは以下の構成を有する。
(1)本発明の一態様に係り、書類を収納するファイルケースを複数保管するものであって、前記複数のファイルケースが複数の第1電極を備える接触式ICタグと前記複数の第1電極の間に前記接触式ICタグと並列に設けられたLEDとを有し、前記LEDを点灯させることにより前記書類の所在を通知する保管庫において、前記ファイルケースを収納する複数のバインダを有すること、前記ファイルケースは、複数の貫通孔を有しており、前記第1電極が環状をなし、前記複数の貫通孔に取り付けられていること、前記バインダが、棒状をなし前記複数の第1電極に挿通される複数の第2電極を有すること、前記複数の第2電極に接続し、前記複数の第2電極と前記複数の第1電極を介して前記接触式ICタグからデータを読み取って前記書類を特定し、特定した書類を収納する前記ファイルケースの前記LEDを点灯させる制御手段を有することことを特徴とする。
(2)(1)に記載の発明において、前記複数のバインダに対応して設けられ、前記バインダをロックする複数のロック手段と、前記特定した書類を収納する前記ファイルケースが収納されている前記バインダに対応する前記ロック手段に、ロックを解除させるロック解除手段と、を有することが好ましい。
(3)(1)又は(2)に記載の発明において、前記バインダは、前記第2電極から前記ファイルケースが抜け落ちることを防止する抜け止め部材と、前記抜け止め部材との間で前記ファイルケースを一方向へ付勢し、前記第1及び前記第2電極の接触圧力を確保する付勢部材と、を有することが好ましい。
(4)(1)乃至(3)の何れか一つに記載の発明において、前記バインダは、前記LEDの点灯状態を露呈させる露呈部を有することが好ましい。
(5)本発明の一態様に係り、(1)乃至(4)の何れか一つに記載する保管庫を複数有し、前記複数の保管庫が保管する前記書類を前記接触式ICタグのデータに基づいて一括管理する書類管理システムとすることが好ましい。
上記保管庫は、書類を収納するファイルケースを複数保管するものであって、複数のファイルケースが複数の第1電極を備える接触式ICタグと複数の第1電極の間に接触式ICタグと並列に設けられたLEDとを有し、LEDを点灯させることにより書類の所在を通知する保管庫において、ファイルケースを収納する複数のバインダを有すること、ファイルケースは、複数の貫通孔を有しており、第1電極が環状をなし、複数の貫通孔に取り付けられていること、バインダが、棒状をなし複数の第1電極に挿通される複数の第2電極を有すること、複数の第2電極に接続し、複数の第2電極と複数の第1電極を介して接触式ICタグからデータを読み取って書類を特定し、特定した書類を収納するファイルケースのLEDを点灯させる制御手段を有する。このような保管庫は、バインダに設けた棒状の第2電極にファイルケースの第1電極を挿通すると、第2電極に接続する制御手段が第1及び第2電極を介して接触式ICタグとLEDに接続し、接触式ICタグのデータ読み取りやLEDの点灯制御を行えるようになる。このように、上記保管庫は、第1及び第2電極を変形させずに接触させるので、第1及び第2電極に生じる機械的損失が低減し、書類管理の信頼性を向上させることができる。
また上記保管庫は、複数のバインダに対応して設けられ、バインダをロックする複数のロック手段と、特定した書類を収納するファイルケースが収納されているバインダに対応するロック手段に、ロックを解除させるロック解除手段と、を有する。このような保管庫は、検索している書類が収納されているファイルケースを収納するバインダのみの持ち出しを許可するので、書類が不当に持ち出されることを防止できる。
また上記保管庫は、バインダが、第2電極からファイルケースが抜け落ちることを防止する抜け止め部材と、抜け止め部材との間でファイルケースを一方向へ付勢し、第1及び第2電極の接触圧力を確保する付勢部材と、を有する。このような保管庫は、第2電極に複数のファイルケースを挿通した場合でも、ファイルケースが抜け止め部材により脱落しないようにバインダ内に保持され、その場合に、付勢部材が複数のファイルケースを一方向に付勢して接触圧力を確保するので、各ファイルケースの接触式ICタグのデータ読み取りやLEDの点灯制御を正常に行うことができる。
また上記保管庫は、バインダがLEDの点灯状態を露呈させる露呈部を有するので、ファイルケースがバインダに綴じられて外部から直接見えないような場合でも、LEDの発光状態をユーザに知らせることができる。
上記保管庫を複数有し、複数の保管庫が保管する書類を接触式ICタグのデータに基づいて一括管理する書類管理システムによれば、複数の保管庫が散在する場合でも、書類の所在を一元管理することができる。
本発明の実施形態に係り、開閉扉を閉じた状態の保管庫の外観斜視図である。 ファイルとバインダの概略構成図である。 バインダが配列された棚板の外観斜視図である。 保管庫に設けられたファイル管理構造の概略を説明する図である。 ICタグ管理制御装置の電気ブロック図である。 上位管理システムの電気ブロック図である。 書類管理システムの概略構成を示す図である。 棚ユニットの外観斜視図である。
次に、本発明に係る保管庫の一実施形態について図面を参照して説明する。
<書類管理システムの全体構成>
図7は、書類管理システム81の概略構成図である。
保管庫1A,1B,1C…は、所望のファイルケース20を検索して所在を通知する機能を有する。保管庫1A,1B,1Cは、ネットワーク83を介して上位管理システム82に接続され、書類管理システム81を構築している。保管庫1A,1B,1C…のファイル管理構造は同様なので、以下、保管庫1Aを例に挙げて説明する。
<ファイル管理構造の概略説明>
図3は、バインダ30が配列された棚板8の外観斜視図である。図4は、保管庫1Aに設けられたファイル管理構造の概略を示す図である。
保管庫1Aは、書類10をファイルケース20に入れて収納している。ファイルケース20は、収納する書類10に関する書類情報を記憶する接触式ICタグ23を備える。ファイルケース20は、接触式ICタグ23に接続する2つの第1電極22A,22Bにバインダ30の第2電極34A,34Bが挿通されて、バインダ30に綴じられている。ICタグ管理制御装置50は、第2電極34A,34Bに接続され、接触式ICタグ23のデータを読み取って所望の書類10の所在を管理する。バインダ30は、ロック手段40を介して保管庫1Aの棚板8に連結されて不正に持ち出せないようにされている。そして、ファイルケース20には、第1電極22A,22Bの間に接触式ICタグ23と並列にLED24が設けられ、LED24の点灯により所望の書類10の所在を外部に知らせるようになっている。
<保管庫の構成>
図1は、本発明の実施形態に係り、開閉扉4を閉じた状態の保管庫1Aの外観斜視図である。
保管庫1Aは、収納ボックス2の開口部に開閉扉4が回動自在に取り付けられ、電子錠5により施錠されるようになっている。開閉扉4には、認証装置6が取り付けられている。認証装置6は、書類10の持ち出しを指示する持ち出しボタン6aと書類10の返却を指示する返却ボタン6bと非接触式ICカードからデータを読み取るデータ読み取り部を備え、非接触式ICカードから読み取った個人識別情報に基づいて個人認証を行い、その個人認証結果を制御装置7に送信する。制御装置7は、個人認証が成功した場合に、電子錠5を解錠して開閉扉4の開閉を許可する。
<書類の構成>
図2は、ファイルケース20とバインダ30の概略構成図である。
ファイルケース20は、絶縁性材料で形成されている。ファイルケース20は、ファイルケース20は、2個の第1電極22A,22Bを備える接触式ICタグ23が取り付けられている。ファイルケース20は、書類10の収納の邪魔にならないように2個の貫通孔21が形成され、各貫通孔21の開口部に第1電極22A,22Bがそれぞれ取り付けられている。接触式ICタグ23は、周知のように、CPUやROM、RAMなどを備える。接触式ICタグ23は、当該ファイルケース20に収納されている書類10に関する「書類情報」(書類10を識別する情報、書類内容に関する情報、書類の分類情報などを含む)と、接触式ICタグ23を識別する「ICタグ情報」が記憶されている。LED24は、第1電極22A,22Bの間に接触式ICタグ23と並列に設けられ、第1電極22A,22Bに流れる電流を利用して点灯するようにている。LED24は、ファイルケース20をバインダ30に綴じたときに、バインダ30の背表紙33に対向する位置に設けられている。
<バインダの構成>
バインダ30は、表表紙31と裏表紙32と背表紙33とを有する。裏表紙32には、ファイルケース20の貫通孔21に挿通される棒状の第2電極34A,34Bが立設されている。第2電極34A,34Bには、ファイルケース20を抜け止めするための抜け止め部材35が着脱可能に装着される。圧縮ばね36(付勢部材の一例)は、抜け止め部材35側に向かって伸長するように裏表紙32に固定され、第1及び第2電極22A,22B,34A,34Bの接触圧力を確保する。裏表紙32には、バインダ30に綴じられたファイルケース20のLED24を露出させる窓37(露呈部の一例)が形成され、LED24の点灯状態を外部に露呈するようにされている。第2電極34A,34Bに接続する配線38は、バインダ30の外部に取り出されている。配線38の先端部は、電子キー部材41の第3電極42A,42Bに接続され、第2電極34A,34Bを第3電極42A,42Bに一対一で接続している。
<ロック手段の構成>
図3に示すように、ロック手段40は、電子キー部材41と鍵付錠前装置45とで構成され、バインダ30を棚板8に連結してロックするものである。鍵付錠前装置45は、電子キー部材41の第3電極42A,42Bが挿入される挿入孔46を有し、その挿入孔46の内部に係合部材47が設けられている。係合部材47は、挿入孔46内に進退可能に設けられている。電子キー部材41は、係合部材47に係合する係合凹部43が第3電極42Bに設けられている。電子キー部材41は、配線38を介して第2電極34A,34Bに接続しているので、係合部材47が係合凹部43に係合して電子キー部材41をロックしている限り、バインダ30は保管庫1Aから持ち出せない。尚、配線38は、棚板8の外にバインダ30を引き出せない長さに調整され、電子キー部材41をロックしたままバインダ30を開いてファイルケース20を持ち出せないようにしている。
図4に示すように、鍵付錠前装置45は、配線48を介して制御装置7のICタグ管理制御装置50(ロック解除手段の一例)に接続され、係合部材47のロック解除動作を制御される。
図4に示すように、鍵付錠前装置45は、挿入孔46の内部に、電子キー部材41の第3電極42A,42Bに接続する第4電極49A,49Bが配設されている。第4電極49A,49Bは、配線48を介してICタグ管理制御装置50に接続されている。ICタグ管理制御装置50は、第4電極49A,49B、第3電極42A,42B、第2電極34A,34B、第1電極22A,22Bを介して接触式ICタグ23とLED24に接続し、接触式ICタグ23のデータ読み取りやLED24の点滅制御を行う電気回路が構成される。
<接触式ICタグ管理制御装置の構成>
図5は、ICタグ管理制御装置50の電気ブロック図である。
ICタグ管理制御装置50は、周知のマイクロコンピュータであって、CPU51とROM52とRAM53とHDD54と通信インターフェース55とを備える。通信インターフェース55には、上位管理システム82、認証装置6、第4電極49A,49B、係合部材47が接続している。
HDD54には、書類管理データベース56と書類管理プログラム57が格納されている。書類管理データベース56は、保管庫1Aが管理している書類10の保管状態を蓄積して記憶するものである。書類管理データベース56は、例えば、鍵付錠前装置45を識別する「錠前識別情報」に書類情報を関連付けて記憶し、保管庫1A内のどの位置に何の書類10が保管されているかを記憶している。また、書類管理データベース56は、書類情報に個人識別情報と持出日時と返却日時を関連付けて記憶し、どの書類10が誰によっていつ持ち出されて誰によっていつ返却されたか(使用履歴)を記憶している。書類管理プログラム57は、制御装置7が認証装置6から個人認証結果を入力したときをトリガとして起動され、ユーザが所望する書類10を検索して、その所在をLED24の点灯により知らせるように構成されている。
<上位管理システム>
図7は、上位管理システム82の電気ブロック図である。
上位管理システム82は、周知のコンピュータであって、CPU61とROM62とRAM63とHDD64と通信インターフェース65とを備える。HDD64には、保管庫1A,1B,1C…の書類管理状態(書類10の初期配置や、どの書類10がどの保管庫1A,1B,1C…の何処に収納されているかという保管状態や、誰がいつどの書類10を持ち出していつ返却したかという使用履歴など)を集計して記憶する集計データベース66と、ICタグ情報と書類10の名称とを紐付けして、各ファイルケース20毎に収納する書類10を規定する書類紐付けデータベース67が格納されている。通信インターフェース65には、保管庫1A,1B,1C…のICタグ管理制御装置50…がそれぞれ接続され、各ICタグ管理制御装置50に記憶されたデータをネットワーク83を介して取得する。
<動作説明>
続いて、本実施形態の保管庫1Aの動作について説明する。
例えば、顧客毎に作成した書類10は、内容別にファイルケース20に収納されている。ファイルケース20は、第1電極22A,22Bに第2電極34A,34Bを挿通され、抜け止め部材35を第2電極34A,34Bに取り付けることにより、バインダ30に抜き落ちないように綴じられている。バインダ30には、1又は2以上のファイルケース20が綴じられる。1又は2以上のファイルケース20は、バインダ30内で倒れないように、圧縮ばね36によって抜け止め部材35に押し付けられ、第1電極22A,22Bを第2電極34A,34Bに所定の接触圧力で接触させて接触不良を回避している。
棚板8に配列されたバインダ30は、対応する位置にある鍵付錠前装置45の挿入孔46に電子キー部材41が挿入され、係合凹部43に係合部材47を係合されてロックされており、勝手に棚板8から持ち出せないようにされている。しかも、電子キー部材41とバインダ30とを接続する配線38がバインダ30を棚板8から引き出せない長さを有するため、電子キー部材41をロックした状態で、バインダ30を棚板8から引き出してファイルケース20を取り出すこともできない。
保管庫1Aは、開閉扉4を電子錠5で施錠して開閉を制限した状態で待機している。この待機中に、保管庫1AのICタグ管理制御装置50は、接触式ICタグ23から「書類情報」や「ICタグ情報」を読み取るための「ICタグデータ読み取り指令」を各鍵付錠前装置45に一定時間毎に供給し、ファイルケース20(書類10)の有無を検出している。
ICタグ管理制御装置50は、配線48に数百msecの間隔で数msecずつ電流を供給することにより、ICタグ読み取り指令を全ての鍵付錠前装置45に出力する。電子キー部材41が正常に挿し込まれた鍵付錠前装置45では、ICタグ管理制御装置50から供給された電流が、第4電極49Aに入力し、電子キー部材41の第3電極42Aからバインダ30の第2電極34A、ファイルケース20の第1電極22A、接触式ICタグ23、ファイルケース20の第1電極22B、バインダ30の第2電極34B、電子キー部材41の第3電極42B、鍵付錠前装置45の第4電極49Bを介してICタグ管理制御装置50へと流れる。
ICタグ管理制御装置50は、接触式ICタグ23に電流を流してアクセスし、書類情報とICタグ情報を読み取れた場合には、書類情報に対応する書類10が保管庫1Aにあると判断する。そして、書類情報とICタグ情報を読み取った鍵付錠前装置45を特定することにより、書類10が保管庫1Aの何処にあるかを認識できる。ここで、バインダ30に複数のファイルケース20が綴じられている場合でも、それらのファイルケース20は、第1電極22A,22Bを第2電極34A,34Bを介して第3電極42A,42Bにそれぞれ接触させ、接触式ICタグ23のデータをICタグ管理制御装置50に読み取られるので、ICタグ管理制御装置50は、各ファイルケース20や各書類10の所在を漏れなく認識できる。ICタグ管理制御装置50は、書類情報とICタグ情報と錠前識別情報とを関連付けて書類管理データベース56に記憶し、ファイルケース20や書類10をバインダ単位で管理できる。
尚、この場合、LED24は、第1〜第3電極22A,22B,34A,34B,42A,42Bを介して第4電極49A,49Bに接続し、第1電極22A,22Bに流れる電流によって点灯する。しかし、LED24に電流が流れる時間は、数msecと短いため、人の目にはLED24が消灯しているように見える。
ところで、ユーザには、例えば、当該ユーザを識別するための「個人識別情報」と当該ユーザがアクセスできる書類10の書類情報に対応する「アクセス権」とを記憶した非接触式ICカードが付与されている。
ユーザがICカードを保管庫1Aの認証装置6にかざすと、認証装置6は、ICカードから個人識別情報とアクセス権を読み取って個人認証を行い、その認証結果を個人識別情報とアクセス権と共にICタグ管理制御装置50に送信する。
ICタグ管理制御装置50は、個人認証の結果を受信したときをトリガとして書類管理プログラム57を起動して実行する。ICタグ管理制御装置50は、先ず、認証装置6から入力した個人識別情報とアクセス権をRAM53に記憶する。そして、認証装置6から入力した個人認証結果に基づいて、個人認証に成功したか否かを判断する。個人認証に失敗したと判断した場合には、電子錠5を解錠せずに、処理を終了する。
一方、ICタグ管理制御装置50は、個人認証に成功したと判断した場合には、貸出ボタン6aか返却ボタン6bの操作をユーザに促す。ユーザが貸出ボタン6aを操作すると、ICタグ管理制御装置50は、ICタグデータ読み取り指令を各鍵付錠前装置45に出力し、各接触式ICタグ23から書類情報とICタグ識別情報を取得してRAM53に記憶する。そして、RAM53に記憶したアクセス権を書類情報に照合して、ユーザがアクセスできる書類10があるか否かを判断する。アクセスできる書類10がないと判断した場合には、電子錠5を解錠せずに処理を終了する。この場合、認証装置6に表示手段を設け、書類10がないことをユーザに知らせると良い。
一方、ICタグ管理制御装置50は、アクセスできる書類10があると判断した場合には、アクセスできる書類10が収納されているバインダを特定し、そのバインダに対応する鍵付錠前装置45だけにLED24を点灯させるLED点灯指令を出力する。ICタグ管理制御装置50は、特定した鍵付錠前装置45に配線48を介して数百msecの間隔で数百msecずつ電流を供給することにより、LED点灯指令を鍵付錠前装置45に出力する。電流供給時間が長いため、人の目には、残像効果により、LED24が連続点灯しているように見える。このLED24の点灯状態は、バインダ30の窓37により外から視認できる。
また、ICタグ管理制御装置50は、特定した鍵付錠前装置45に配線48を介してロック解除指令を出力する。ロック解除指令を入力した鍵付錠前装置45は、係合部材47と係合凹部43との係合を解除し、電子キー部材41のロックを解除する。例えば、係合部材47がソレノイドやモータを駆動源とする場合には、ソレノイドやモータに電流を供給してロックを解除する。
そして、ICタグ管理制御装置50は、電子錠5を解錠する。
ユーザは、電子錠5が解錠されると、開閉扉4を開き、LED24が点灯しているバインダ30を探す。そして、LED24が点灯しているバインダ30の電子キー部材41を挿入孔46から抜き、バインダ30を棚板8から引き出す。そして、ユーザは、抜け止め部材35を第2電極34A,34Bから取り外して、使用したい書類10が入っているファイルケース20を取り出し、残りのファイルケース20を第2電極34A,34Bに挿通して抜け止め部材35を再装着する。そして、バインダ30を元の位置に戻して電子キー部材41を挿入孔46に挿し込む。ユーザが、異なるバインダ30から書類10を取り出す場合には、この動作を他のバインダ30についても行う。
ICタグ管理制御装置50は、制限時間(例えば、3分)を経過したら、特定した鍵付錠前装置45にロック指令を出力して、電子キー部材41をロックする。例えば、係合部材47がモータやソレノイドを駆動源とする場合には、ソレノイドやモータやの電流供給を停止し、係合部材47を係合凹部43に係合させる。これにより、バインダ30の持ち出しが禁止される。
そして、ICタグ管理制御装置50は、ICタグデータ読み取り指令を全ての鍵付錠前装置45に出力し、書類情報とICタグ識別情報を取得する。そして、書類情報とICタグ識別情報と錠前識別情報と個人識別情報とを関連付けて書類管理データベース56に蓄積して記憶する。よって、書類管理データベース56を参照すれば、誰がいつどの書類10を持ち出したかをバインダ単位で追跡でき、また、どの書類10が保管庫1Aの何処にあるかをリアルタイムに管理できる。
これに対して、ユーザが、返却ボタン6bを操作した場合には、ICタグ管理制御装置50は、書類管理データベース56を参照して、当該ユーザが直前に持ち出した書類10を収納していたバインダ30を特定し、特定したバインダ30に対応する鍵付錠前装置45だけにロック解除指令とLED点灯指令を出力する。そして、電子錠5を解錠する。これにより、ユーザが、開閉扉5を開いてLED24が点灯しているバインダ30を取り出し、持ち出した書類10をバインダ30に綴じて元の位置に返却する。ICタグ管理制御装置50は、制限時間が経過した以降の処理は、持ち出し時と同様であるので説明を省略する。よって、保管庫1Aは、書類管理データベース56を参照すれば、誰がいつどの書類10を返却したかをバインダ単位で追跡でき、また、どの書類10が保管庫1Aの何処にあるかをリアルタイムに管理できる。
上記のようにして、書類管理データベース56に蓄積された書類10の使用履歴は、上位管理システム82が、一定時間毎に、ネットワーク83を介して保管庫1A,1B,1C…の各ICタグ管理制御装置50にアクセスし、書類管理データベース56から書類10の保管状態を取得する。そして、取得した保管状態を集計して集計データベース66に蓄積して記憶し、ICタグ管理制御装置50のデータをそれぞれ消去する。よって、上位管理システム82は、集計データベース66を参照すれば、どの保管庫の何処に何の書類10が保管されているかや、誰がどの書類10を持ち出したか、誰がどの書類10を返却したかなどの使用履歴等を一括して把握できる。
集計データベース66は、保管庫1Aに全ての書類10を最初に収納したときの書類10やバインダ30の位置を記憶し、これを書類10の初期配置として記憶している。そのため、例えば、保管庫1A,1B,1C…から取得した保管状態が初期配置と異なる場合には、その旨を、管理責任者に通知する。このとき、管理責任者に保管場所が誤っている書類10の所在と、その書類10の正しい保管位置を通知すれば、管理責任者は、書類10を入れ替える手間を軽減できる。
ところで、保管庫1Aは、例えば、第三者が、配線38を切断して不正にバインダ30を持ち出したり、電子キー部材40がロックされたバインダ30を無理矢理引き出してファイルケース20を不正に持ち出すことがある。そのため、書類管理データベース56は、個人認証結果を入力してから電子錠5が施錠されるまでの間も、アクセス権がない書類10を綴じるバインダ30に対応する鍵付錠前装置45にICタグデータ読み取り指令を出力する。これにより、書類管理データベース56は、例えば、配線38が切断されたり、不正にファイルケース20が持ち出された時点で、アクセス権を有しない書類10の書類情報を取得できなくなるため、それにより、書類10が不正に持ち出されたことを検知する。この場合、書類管理データベース56は、警報等により異常を報知すると共に、上位管理システム82に異常を通知するなどして、管理責任者に異常を通知する。また、異常が発生した時刻、持ち出された書類10の書類情報、持ち出されたファイルケース20のICタグ識別情報をHDD54に記憶し、異常を記録するようにしている。
<作用効果>
以上説明したように、本実施形態の保管庫1Aは、書類10を収納するファイルケース20を複数保管するものであって、複数のファイルケース20が2個の第1電極22A,22Bを備える接触式ICタグ23と第1電極22A,22Bの間に接触式ICタグ23と並列に設けられたLED24とを有し、LED24を点灯させることにより書類10の所在を通知する保管庫1Aにおいて、ファイルケース20を収納する複数のバインダ30を有すること、ファイルケース20は、2個の貫通孔21,21を有しており、第1電極22A,22Bが環状をなし、貫通孔21,21に取り付けられていること、バインダ30が、棒状をなし第1電極22A,22Bに挿通される2個の第2電極34A,34Bを有すること、第2電極34A,34Bに接続し、第2電極34A,34Bと第1電極22A,22Bを介して接触式ICタグ23からデータを読み取って書類を特定し、特定した書類10を収納するファイルケース20のLED24を点灯させるICタグ管理制御装置50を有する。このような保管庫1Aは、バインダ30に設けた棒状の第2電極34A,34Bにファイルケース20の第1電極22A,22Bを挿通すると、第2電極34A,34Bに接続するICタグ管理制御装置50が第1及び第2電極22A,22B,34A,34Bを介して接触式ICタグ23とLED24に接続し、接触式ICタグ23のデータ読み取りやLED24の点灯制御を行えるようになる。このように、上記保管庫1Aは、第1及び第2電極22A,22B,34A,34Bを変形させずに接触させるので、第1及び第2電極22A,22B,34A,34Bに生じる機械的損失が低減し、書類管理の信頼性を向上させることができる。
また上記保管庫1Aは、複数のバインダ30に対応して設けられ、バインダ30をロックする複数のロック手段40と、アクセス権がある書類10を収納するファイルケース20が収納されているバインダ30に対応するロック手段40に、ロックを解除させるICタグ管理制御装置50と、を有する。このような保管庫1Aは、検索している書類10が収納されているファイルケース20を収納するバインダ30のみの持ち出しを許可するので、書類10が不当に持ち出されることを防止できる。
また上記保管庫1Aは、バインダ30が、第2電極34A,34Bからファイルケース20が抜け落ちることを防止する抜け止め部材35と、抜け止め部材35との間でファイルケース20を一方向へ付勢し、第1及び第2電極22A,22B,34A,34Bの接触圧力を確保する圧縮ばね36と、を有する。このような保管庫1Aは、第2電極34A,34Bに複数のファイルケース20を挿通した場合でも、ファイルケース20が抜け止め部材35により脱落しないようにバインダ30内に保持され、その場合に、圧縮ばね36が複数のファイルケース20を一方向に付勢して接触圧力を確保するので、第1及び第2電極22A,22B,34A,34Bの接触不良を回避して、各ファイルケース20の接触式ICタグ23のデータ読み取りやLED24の点灯制御を正常に行うことができる。
また上記保管庫1Aは、バインダ30がLED24の点灯状態を露呈させる窓37を有するので、ファイルケース20がバインダ30に綴じられて外部から直接見えないような場合でも、LED24の発光状態をユーザに知らせることができる。
保管庫1A,1B,1C…が保管する書類10を接触式ICタグ23のデータに基づいて一括管理する書類管理システム81によれば、保管庫1A,1B,1C…が散在する場合でも、書類10の所在を一元管理することができる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施形態では、バインダ30にLED24を露出させるための窓37を形成したが、バインダ30の全体又は一部が光を透過する材料で製作して露呈部の一例とし、LED24の点灯状態を外部に知らせるようにしても良い。
(2)例えば、3個以上の貫通孔21をファイルケース20に設けて第1電極を配置し、第1電極の一対一で接続する第2〜第3電極をバインダ30、電子キー部材41、鍵付錠前装置45に設けても良い。
(3)例えば、上記実施形態では、保管庫1Aの棚板8に鍵付錠前装置45を直接取り付けた。これに対して、図8に示すように、保管庫1Aの棚に着脱可能な棚ユニット8Aに鍵付錠前装置45を取り付け、各棚ユニット8AをICタグ管理制御装置50に接続しても良い。このような保管庫は、既存の保管庫の棚を棚ユニット8Aに交換すれば、安価に書類管理システム81を採用できる。
(4)例えば、上記実施形態では、ICタグ管理制御装置50が書類10の検索やLED24の点灯制御、ロック手段40の制御を行ったが、これらを上位管理システム82に一括して行わせても良い。
(5)例えば、上記実施形態では、非接触式ICカードに個人認証情報とアクセス権を記憶させたが、ICタグを備えるICキーなどのデジタルキーに個人認証装置とアクセス権を記憶しても良い。また、認証装置6は、個人認証情報として、指紋や静脈、顔などの生体情報を使用しても良い。
(6)例えば、上位管理システム82やネットワーク83に書類検索用のパソコンやユーザのパソコンを接続しても良い。この場合、ユーザは、パソコンに探したい書類10のキーワード(書類識別情報、名称、内容など)を入力し、書類10を検索する。上位管理システム82は、入力されたキーワードを集計データベース66や書類紐付けデータベース67に照合し、ユーザが所望する書類10がどの保管庫の何処にあるかを特定し、その結果をパソコンに出力する。よって、ユーザは、パソコン画面上で書類10の保管位置を予め確かめることができ、保管庫1Aへ行ったものの書類10がないような不具合を回避できる。
1A 保管庫
8 棚板
8A 棚ユニット
10 書類
20 ファイルケース
21 貫通孔
22A,22B 第1電極
23 接触式ICタグ
24 LED
30 バインダ
34A,34B 第2電極
35 抜け止め部材
36 圧縮ばね(付勢部材の一例)
50 ICタグ管理制御装置(制御手段の一例)
40 ロック手段

Claims (5)

  1. 書類を収納するファイルケースを複数保管するものであって、前記複数のファイルケースが複数の第1電極を備える接触式ICタグと前記複数の第1電極の間に前記接触式ICタグと並列に設けられたLEDとを有し、前記LEDを点灯させることにより前記書類の所在を通知する保管庫において、
    前記ファイルケースを収納する複数のバインダを有すること、
    前記ファイルケースは、複数の貫通孔を有しており、前記第1電極が環状をなし、前記複数の貫通孔に取り付けられていること、
    前記バインダが、棒状をなし前記複数の第1電極に挿通される複数の第2電極を有すること、
    前記複数の第2電極に接続し、前記複数の第2電極と前記複数の第1電極を介して前記接触式ICタグからデータを読み取って前記書類を特定し、特定した書類を収納する前記ファイルケースの前記LEDを点灯させる制御手段を有すること
    を特徴とする保管庫。
  2. 請求項1に記載する保管庫において、
    前記複数のバインダに対応して設けられ、前記バインダをロックする複数のロック手段と、
    前記特定した書類を収納する前記ファイルケースが収納されている前記バインダに対応する前記ロック手段に、ロックを解除させるロック解除手段と、を有する
    ことを特徴とする保管庫。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する保管庫において、
    前記バインダは、
    前記第2電極から前記ファイルケースが抜け落ちることを防止する抜け止め部材と、
    前記抜け止め部材との間で前記ファイルケースを一方向へ付勢し、前記第1及び前記第2電極の接触圧力を確保する付勢部材と、を有する
    ことを特徴とする保管庫。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載する保管庫において、
    前記バインダは、前記LEDの点灯状態を露呈させる露呈部を有する
    ことを特徴とする保管庫。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載する保管庫を複数有し、前記複数の保管庫が保管する前記書類を前記接触式ICタグのデータに基づいて一括管理することを特徴とする書類管理システム。
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