JP2010161834A - 腕金交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】横向きの耐張碍子などを備えている引留具を取り付けた腕金を安全に、また、架線が電線の場合に、通電した状態であっても交換することができるようにした腕金交換装置を提供する。
【解決手段】この腕金交換装置は、電柱103に固定される固定部10と、電柱103から離間する方向と近接する方向とに移動可能に固定部10に併設された可動部20と、該可動部20の先端側に設けられて架線100を保持し、かつ、昇降又は伸縮可能とされた架線保持部30と、前記耐張碍子を保持する碍子保持部40a,40bと、前記架線保持部30と碍子保持部40a,40bとに架け渡される架橋部50と、前記固定部10と架橋部50との間に架け渡され、かつ、架線保持部30の昇降又は伸縮に合わせて昇降又は伸縮可能とされた支承部60とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電柱に固定された腕金を交換するための腕金交換装置に関し、詳しくは、横向きの耐張碍子に連結されたストラップが取り付けられた腕金を交換するための腕金交換装置に関する。
電線や電話線などの架線は、電柱に固定されている腕金に架設されている。この腕金を交換するための吊上げ式仮腕木が特許文献1に開示されている。
この吊上げ式仮腕木は、電柱に固定される固定部材と、電柱に直交して固定部材に保持される細長いアーム部材と、アーム部材に取り付けられる吊上げ部材とを備えている。吊上げ部は、電線を緊線状態のまま腕金から吊り上げるためのもので、吊り下げられた状態の吊上げベルトを巻取り・巻き戻すための巻取り部を備えている。
この吊上げ式仮腕木は、固定部材が腕金よりも上側の位置で電柱に固定され、アーム部材が腕金と平行に配置される。そして、アーム部材から吊り下げられた状態の吊上げベルトの先端に電線が巻き付けられ、吊上げベルトを巻き取ることによって、電線が張線状態のまま仮保持されて上昇し、碍子や腕金が交換される。
特開平6−153343号公報
特許文献1に開示された吊上げ式仮腕木は、吊上げベルトの先端に電線を巻き付けなければならないことから、停電作業となり、電気需用者に大きな影響を与える。さらに、特許文献1に開示された吊上げ式仮腕木は、縦向きのピン碍子を固定した腕金を交換することができるものの、図12に示すような引留具110を取り付けた腕金101を交換することができない。
図示した引留具110は、横向きの耐張碍子111a,111bが2個直列され(図示しないが、1個又は3個以上の耐張碍子が連結される場合もある。)、一方の耐張碍子111aの一端部にストラップ112が連結され、他方の耐張碍子111bの他端部に引留クランプ(図示せず)が連結され、引留クランプがカバー114に覆われている。前記ストラップ112が腕金101に取り付けられ、引留クランプが電線100を保持することによって、電線100が電柱103に固定された腕金101に架設される。
このような引留具110は、ストラップ112が腕金101から外されると、ストラップ112及び耐張碍子111a,111bが垂れ下がり、作業者が負傷することがある。したがって、このような引留具110が取り付けられた腕金101は、容易に交換することができない。
そこで、本発明は、横向きの耐張碍子などを備えている引留具が取り付けられた腕金を安全に、また、架線が電線の場合に、通電した状態であっても交換することができるようにした腕金交換装置を提供することを課題とする。
本発明に係る腕金交換装置は、電柱に固定され、かつ、1個又は複数個の横向きの耐張碍子の一端部に連結されたストラップが取り付けられた腕金を交換するための腕金交換装置であって、電柱に固定される固定部と、電柱から離間する方向と近接する方向とに移動可能に固定部に併設された可動部と、該可動部の先端側に設けられて架線を保持し、かつ、昇降又は伸縮可能とされた架線保持部と、前記耐張碍子を保持する碍子保持部と、前記架線保持部と碍子保持部とに架け渡される架橋部と、前記固定部又は可動部と架橋部との間に架け渡され、かつ、架線保持部の昇降又は伸縮に合わせて昇降又は伸縮可能とされた支承部とが備えられていることを特徴としている。
この腕金交換装置によれば、固定部が例えば交換する腕金の下側において電柱に固定され、固定部及び可動部が耐張碍子及び架線と平行に配置され、可動部の先端側に設けられた架線保持部が架線、好ましくは被覆体を剥ぎ取って露出した心線を保持し、耐張碍子を保持した碍子保持部と架線好ましくは心線を保持した架線保持部の部分(クランプ部)とに架橋部が架け渡され、固定部又は可動部と架橋部とに架け渡された支承部が架橋部を支承することによって腕金を交換することができる。
すなわち、この状態から可動部を電柱側に近接させ、ストラップを介して架線から腕金に加えられているテンションをこの腕金交換装置に転換し、腕金にテンションが加えられないようにする。次に、ストラップを腕金から外し、架線保持部及び支承部を上昇又は伸長させることにより、ストラップが腕金に対峙しないようにする。このような状態において腕金を交換する。
そして、腕金を交換した後、架線保持部及び支承部を下降又は縮退させ、ストラップを交換された腕金と対峙させ、交換された腕金に取り付ける。最後に、架線保持部が架線を保持せず、かつ、碍子保持部が耐張碍子を保持しない状態とし、固定部を電柱から外す。
また、前記本発明に係る腕金交換装置において、前記架橋部は、複数の碍子保持部をそれぞれ任意の位置で支持可能とされていることが好ましい。
この腕金交換装置によれば、耐張碍子が複数直線状に直列されている場合において、碍子保持部が架橋部の任意の位置で支持されることにより、各碍子保持部が長さの異なる種々の耐張碍子を保持することができる。そして、各耐張碍子が各碍子保持部に保持されることにより、可動部が電柱側に近接したときにおいても、各耐張碍子は、直線状に直列された状態を維持する。
本発明によれば、横向きの耐張碍子に連結されたストラップが腕金に取り付けられている場合であっても、この腕金を安全に交換することができ、しかも、架線が電線の場合おいて、間接活線工具を使用して作業することができるため、停電となることがなく、電気需用者に不便を掛けないようにすることができる。
本発明に係る腕金交換装置の一実施形態を示す正面図である。 本発明に係る腕金交換装置の一実施形態を示す平面図である。 本発明に係る腕金交換装置の一実施形態を示し、(a)は図1のA−A線断面図、(b)は図1のB−B線断面図である。 本発明に係る腕金交換装置によって腕金を交換する第1の段階を示す正面図である。 本発明に係る腕金交換装置によって腕金を交換する第2の段階を示す正面図である。 本発明に係る腕金交換装置によって腕金を交換する第3の段階を示す正面図である。 本発明に係る腕金交換装置によって腕金を交換する第4の段階を示す正面図である。 本発明に係る腕金交換装置によって腕金を交換する第6の段階を示す正面図である。 本発明に係る腕金交換装置によって腕金を交換する第7の段階を示す正面図である。 本発明に係る腕金交換装置によって腕金を交換する第8の段階を示す正面図である。 本発明に係る腕金交換装置によって腕金を交換する最終の段階を示す正面図である。 架線が引留具によって腕金に仮設された状態を示す正面図である。
本発明に係る腕金交換装置の一実施形態について図1ないし図11を参照しながら説明する。この腕金交換装置は、図12において説明した引留具110によって架線100を架設した腕金101を交換するためのものとして使用する。
すなわち、この引留具110は、2個の直線状に直列された耐張碍子111a,111bと、電柱103に近い側の耐張碍子(以下、「第1の耐張碍子」という。)111aの一端部に連結されたストラップ112と、電柱103から離れた側の耐張碍子(以下、「第2の耐張碍子」という。)111bの他端部に連結された引留クランプ(図示せず)と、引留クランプを覆うカバー114とを備えている。
また、耐張碍子111a,111bは、図示しないが1個のみの場合や3個以上直列される場合もあり、そして、主として磁器によって成形され、部分的に金属製芯体(採番せず)が露出している。
また、ストラップ112は、先端に貫通穴(図示せず)が設けられ、この貫通穴と腕金101に設けられた貫通穴とにボルト115などが挿通され、ナット116が締結されることによってストラップ112が腕金101に取り付けられる。そして、引留クランプが架線100を保持することから、ストラップ112を介して架線100から腕金101にテンションが加えられている。
このような引留具110は、腕金101の両側に配置され、架線100を架設する。なお、架線100は、図2において2本並列された場合が図示されているが、1本又は3本並列される場合があることはいうまでもない。
そして、本実施形態にける腕金交換装置は、図1ないし図3に示すように、電柱103に固定される固定部10と、この固定部10の先端側に併設された可動部20と、可動部20の先端側に設けられた架線保持部30と、第1、第2の耐張碍子111a,111bをそれぞれ保持する碍子保持部40a,40bと、架線保持部30と碍子保持部40a,40bとに架け渡される架橋部50と、固定部10と架橋部50との間に架け渡される支承部60とを備えている。
固定部10は、腕金101の下方において電柱103に仮固定された仮腕金102に固定される。仮腕金102は、腕金101と平行に配置されている。そして、固定部10は、基端側に仮腕金102を上下から挟む一対のストラップ部11,11を設けたものであり、先端側が引留具110と同一方向に向けられ、水平姿勢とされている。なお、固定部10の先端側は、角筒状に形成されている。
また、可動部20は、固定部10を外嵌する角筒体で、電柱103から離間(伸長)する方向と近接(縮退)する方向とに移動できるようにされている。可動部20を移動させるため、例えば、角筒状の固定部10内にボールネジ21(図3参照)などをセットしてもよい。そして、可動部20が伸長した状態において、可動部20の先端側に設けられた架線保持部30が引留クランプを覆っているカバー114付近の架線100の下方に位置するように可動部20及び/又は固定部10の長さが設定されている。
また、架線保持部30は、前記可動部20の先端側、好ましくは先端部に突設された柱状部31と、この柱状部31に沿って昇降動可能とされた昇降部32とが組み合わされ、昇降部32が昇降することによって架線保持部30が全体として伸縮するようにされている。
そのため、架線保持部30は、例えば、柱状部31が角柱状に形成され、昇降部32が柱状部31を外嵌する角筒状に形成されている。ただし、架線保持部30は、柱状部31が角筒状に形成され、昇降部32が柱状部31内に挿入される角柱状に形成されてもよい。
いずれにしても、柱状部31には、少なくとも1か所に係止孔31aが形成され、昇降部32には、複数の係止孔32aが形成され、両係止孔31a,32aにピン34が挿通されることにより、昇降部32が所定の位置を維持することができるようにされている。ただし、架線保持部30は、係止孔31a,32aとピン34ではなく、柱状部31の外周と昇降部32の内周とにそれぞれ雄ネジと雌ネジを形成することによって、昇降部32が所定の位置を維持すようにすることもできる。
そして、昇降部32の上端には、架線100を保持するクランプ部33が設けられている。このクランプ部33は、架線100(好ましくは後記のように心線100a)を両側から挟む挾持部33aと、挾持部33aの一方側から架線100を押圧させ、又は挾持部33aの間隔を接離させる蝶ボルトなどの締付具33bを備えている。さらに、クランプ部33には、前記架橋部50の一端部を係止する突起のような係止部33cが設けられている。
また、碍子保持部40a,40bは、図3の部分拡大図にも示すように、耐張碍子111a,111bの金属製芯体を囲む一対の半円状のホルダー41,41がヒンジによって開閉自在とされ、閉じたホルダー41,41がピンなどの係止具42によって開かないようにされている。また、一方のホルダー41から外向きに軸43が突設されている。ここで、第1の耐張碍子111aを囲む碍子保持部40aを第1の碍子保持部40aといい、第2の耐張碍子111bを囲む碍子保持部40bを第2の碍子保持部40bという。
また、架橋部50は、第1の耐張碍子111a、第2の耐張碍子111b、引留めクランプを覆うカバー114、及び架線保持部30のクランプ部33に沿う長さのバー状の部材であり、第1の架橋部51と第2の架橋部52とが別体とならないように直列され、伸縮自在とされている。すなわち、架橋部50は、第2の架橋部52が筒状とされ、第1の架橋部51の先端側が第2の架橋部52内に挿入される。ただし、架橋部50は、第1の架橋部51を筒状とし、第2の架橋部52が第1の架橋部51内に挿入されるようにしてもよい。
いずれにしても、少なくとも、第1の耐張碍子111aと第2の耐張碍子111bに沿う第1の架橋部51には、第1、第2の碍子保持部40a,40bの軸43,43が係入する溝51aが形成されている。
第1の碍子保持部40aの軸43が第1の架橋部51の溝51a内に係入することにより、架橋部50がほぼ鉛直姿勢と水平姿勢とに姿勢が変えられるようにされている。また、第2の碍子保持部40bの軸43は、第1の架橋部51の溝51a内に抜き挿しできるようにされている。
そして、第2の架橋部52の先端部には、前記架線保持部30の突起のような係止部33cに係止される切欠き又は小孔のような係止部52aが設けられている。
また、支承部60は、一端部(図面において上端部)に前記第1の架橋部51の溝51aに係入する軸61が突設され、他端部(図面において下端部)から中間部又は他端部から一端部の全長に亘って多数の突起又は小孔(以下、「小孔」という。)62,62,…が設けられている。そして、固定部10には、この支承部60の小孔62,62,…と係合する小孔又は突起からなる係合部12が設けられている。
なお、支承部60は、一端部の軸61が第1の架橋部51の溝51a内に係入することにより、吊り下げられた状態とされるとともに、架橋部50が水平姿勢となったときに、他端部側の小孔62が固定部10の係合部12に係合することによって、架橋部50を支承し、かつ、架橋部50が水平姿勢で電柱103側に接離することができるようにされている。
この腕金交換装置は、以上のように構成され、次に腕金101を交換する方法について説明する。なお、下記の作業は、間接活線工具を使用することができる。
まず、図4に示すように、引留具110の引留クランプを覆っているカバー114付近の架線100の被覆体を剥ぎ取り、心線100aを露出させておく。
次に、図5に示すように、第1と第2の碍子保持部40a,40bのホルダー41,41が第1、第2の耐張碍子111a,111bの金属製芯体を囲み、係止具42によって閉じた状態が維持されるようにする。各碍子保持部40a,40bのホルダー41,41が仮に耐張碍子111a,111bの磁器の部分を囲むと、磁器の部分がホルダー41,41に締め付けられすぎて破損することがあり得るが、ホルダー41,41が金属製芯体を囲むことにより、耐張碍子111a,111bが破損しないようにすることができる。
そして、この状態においては、架橋部50が第1の碍子保持部40aの軸43から吊り下げられ、支承部60が第1の架橋部51の溝51aの下端から吊り下げられている。なお、架橋部50が吊り下げられた状態とされても、第2の架橋部52が第1の架橋部51から脱落しないようにされている。
次に、図6に示すように、電柱103に仮腕金102を固定し、この仮腕金102に固定部10のストラップ部11,11を固定する。そして、固定部10の先端側に併設された可動部20を電柱103から離間する方向に移動させ、可動部20の先端側に突設された架線保持部30が架線100の露出している心線100aの下方に位置するようにする。なお、図6に示す作業を図5に示す作業に先行してもよい。
次に、図7に示すように、架線保持部30の昇降部32を上昇させ、クランプ部33の挾持部33aが架線100の心線100aを挟み、締付具33bによって、挾持部33aが架線100の心線100aを把持する状態とする。また、昇降部32がこの位置を維持するように、昇降部32に形成された係止孔32aと柱状部31に形成された係止孔32aとにピン34を挿入する。
次に、図1に示すように、架橋部50を水平姿勢とし、架橋部50の係止部52aを昇降部32のクランプ部33に設けられた係止部33cに係止させる。また、支承部60の他端部側の小孔62を固定部10の係合部12に係合させ、架橋部50が支承部60によって支承された状態とする。さらに、第2の碍子保持部40bの軸43を第1の架橋部51の溝51a内に係入させる。
次に、図8に示すように、可動部20を電柱103の方へ例えば1〜2cm程度近接させることにより、架線100を電柱103側に引き寄せ、架線100からストラップ112を介して腕金101に加えられているテンションを架線保持部30に転換する。架線保持部30のクランプ部33に設けられた挾持部33aが、仮に架線100の被覆体を把持していると、被覆体と心線100aとが滑り、架線100を電柱103側に引き寄せられないこともあり得るが、挾持部33aが心線100aを把持していることから、架線100は確実に電柱103側に引き寄せられる。
そして、第2の碍子保持部40bの軸43が架橋部50の溝51a内に係入し、また、支承部60が固定部10に係合されていることから、第1と第2の耐張碍子111a,111bは、傾斜姿勢となることなく、初期の水平姿勢を維持しつつ、可動部20及び第2の架橋部52を電柱103の方へ近接させることができる。
次に、図9に示すように、引留具110のストラップ112を腕金101から外す。前記のようにストラップ112と腕金101との間にテンションが加えられていないことから、ストラップ112を腕金101に固定しているボルト115を容易に外すことができる。
次に、図10に示すように、架橋部50を上昇させる。そのため、架線保持部30の昇降部32と柱状部31とを仮固定しているピン34を一旦、引き抜き、昇降部32を上昇させ、その上昇した位置の昇降部32と柱状部31の各係止孔32a,31aにピン34を挿通することにより、昇降部32を上昇した位置に仮固定する。
そして、支承部60の他端部(下端部)の小孔62と固定部10の係合部12との係合を外し、支承部60を上昇させ、その上昇した位置の支承部60の小孔62と固定部10の係合部12とを係合させる。このようにすることにより、引留具110を上昇させ、引留具110が腕金101と対峙しないようにする。
次に、図11に示すように、腕金101の他方側に腕金交換装置をセットし、前記と同様の作業をすることにより、腕金101の他方側に配置されている引留具110を上昇させ、この引留具110が腕金101と対峙しないようにする。
このように、腕金101が引留具110のストラップ112に取り付けられていない状態とすることにより、腕金101を交換することができる。
腕金101を交換した後は、前記と逆の操作を行う。すなわち、架線保持部30の昇降部32及び支承部60を下降し、引留具110のストラップ112を交換された腕金101に取り付ける。そして、可動部20を伸長させ、架線保持部30のクランプ部33が架線100の心線100aを把持しない状態とし、第1、第2の碍子保持部40a,40bが第1、第2の耐張碍子111a,111bを保持しない状態とする。
そして、固定部10のストラップ部11,11を仮腕金102から外し、仮腕金102を電柱103から外し、仮腕金102も電柱103から外す。最後に、架線100の露出している心線100aを絶縁テープなどの被覆体によって被覆することにより、一連の作業が終了する。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定することなく、種々変更することができる。例えば、支承部60の他端部(下端部)は、固定部10でなく、可動部20に着脱するようにしてもよい。この場合、架橋部50は、第1の架橋部50と第2の架橋部50に分離されず、第1の碍子保持部40aの軸43と第2の碍子保持部40bの軸43がともに、溝51a内に係入される。
また、架線保持部30は、柱状部31と昇降部32ではなく、リンク機構などによってクランプ部33を昇降させるようにすることもできる。
また、前記の腕金101の交換方法は、一方の腕金交換装置を一方の引留具110に沿うように固定し、この引留具110のストラップ112を腕金101から外した後、他方の腕金交換装置を他方の引留具110に沿うように固定して、この引留具110のストラップ112を腕金101から外したが、両方の腕金交換装置を各引留具110に沿うように腕金101に固定した後、各ストラップ112,112を腕金101から連続して外すようにしてもよい。
また、前記の腕金101の交換方法は、腕金交換装置を腕金101の下方に配置したが、腕金101の上方に配置してもよい。この場合、腕金交換装置の固定部10を腕金101の上側で電柱103に固定し、架線保持部30及び支承部60を下向きとして、伸長・縮退させる。
また、本発明の腕金交換装置は、停電とすることなく、腕金101を交換することができるが、状況に応じて、停電として腕金101を交換してもよい。
10………固定部
20………可動部
30………架線保持部
40a……碍子保持部
40b……碍子保持部
50………架橋部
60………支承部
100……架線
101……腕金
103……電柱
111a…耐張碍子
111b…耐張碍子
112……ストラップ

Claims (2)

  1. 電柱に固定され、かつ、1個又は複数個の横向きの耐張碍子の一端部に連結されたストラップが取り付けられた腕金を交換するための腕金交換装置であって、
    電柱に固定される固定部と、電柱から離間する方向と近接する方向とに移動可能に固定部に併設された可動部と、該可動部の先端側に設けられて架線を保持し、かつ、昇降又は伸縮可能とされた架線保持部と、前記耐張碍子を保持する碍子保持部と、前記架線保持部と碍子保持部とに架け渡される架橋部と、前記固定部又は可動部と架橋部との間に架け渡され、かつ、架線保持部の昇降又は伸縮に合わせて昇降又は伸縮可能とされた支承部とが備えられていることを特徴とする腕金交換装置。
  2. 前記架橋部は、複数の碍子保持部をそれぞれ任意の位置で支持可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の腕金交換装置。
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