JP2010160667A - 多言語対応装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際に利用するユーザに応じて使用する言語を特定できる多言語対応装置を提供することを課題とする。
【解決手段】ネットワーク複合機1は、ユーザIDごとに表示言語を設定したユーザ情報41を保持している。ネットワーク複合機1は、ログインしたユーザのユーザIDから表示言語を決定し、表示言語を用いた操作メニューを、PC3またはタッチパネル式ディスプレイ13に表示する。ユーザ情報41から表示言語を決定できない場合、ネットワーク複合機1は、以下の処理を実行する。ユーザがPC3からログインした場合、ネットワーク複合機1は、HTTPリクエストのUser−Agentヘッダ50に記録された言語情報51に基づいて表示言語を決定する。ユーザが本体操作部からログインした場合、自装置の設置場所を示すタイムゾーンと表示言語とが対応付けられた表示言語選択テーブル45に基づいて、表示言語が決定される。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の言語に対応し、ユーザが選択した言語を用いたユーザインタフェースを出力する多言語対応装置に関する。
複数の言語に対応し、ユーザが選択した言語を用いた表示を行う多言語対応装置が、従来から存在する。たとえば、オフィスなどに設置されているネットワーク複合機は、日本語、英語などの複数の言語に対応している。ユーザは、タッチパネル式ディスプレイの表示に用いられる言語を母国語などに設定することで、ネットワーク複合機を容易に操作することができる。
また、ネットワーク複合機には、サーバ機能を有する機種がある。このようなネットワーク複合機に対して、ユーザは、PC(Personal Computer)などのクライアント端末からネットワークを介してログインすることができる。ネットワークを介してログインした場合、PCのモニタには、WEBブラウザを利用したネットワーク複合機の操作メニューが表示される。ユーザは、PCのモニタに表示された操作メニューを利用して、ネットワーク複合機の各種機能を利用することができる。
特開2005−70914号公報
特許文献1では、クライアント端末のモニタに表示される言語を、ユーザIDごとに設定できるサーバ/クライアントシステムが開示されている。特許文献1に開示されている技術を利用することにより、ネットワーク複合機にログインしたユーザは、ログインするたびに言語を選択することなく、ユーザの母国語を用いた操作メニューなどをクライアント端末のモニタに自動的に表示させることができる。
しかしながら、一つのユーザIDを複数のユーザが共用することがある。また、近年では、オフィスの社員の多国籍化が進んでいるため、一つのユーザIDを母国語の異なる複数のユーザで共用することがあり得る。特許文献1に開示されている技術を利用した場合、操作メニューには、ユーザIDに対応付けられた言語が操作メニューに一律に用いられる。このため、逆にユーザの利便性を損なうことがあった。
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、実際に利用するユーザに応じて使用する言語を特定できる多言語対応装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、複数の言語に対応し、各言語を用いたユーザインタフェースを出力する多言語対応装置であって、ユーザを特定するユーザ情報を保持し、前記ユーザ情報と入力されたログイン要求情報とに基づいてログインを受け付けるユーザ管理部と、前記ユーザ管理部がログインを受け付けた場合、前記ログイン要求情報の入力元の使用環境に基づいて生成された参照情報に基づいて、ユーザインタフェースに用いる使用言語を前記複数の言語から決定する言語決定部と、前記ログイン要求情報の入力元に基づいて決定した出力先に、前記使用言語を用いたユーザインタフェースを出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の多言語対応装置において、前記言語決定部は、前記複数の言語のうちいずれかの言語を指定する指定情報がログインしたユーザのユーザ情報に対応付けられていた場合、前記指定情報に基づいて前記使用言語を決定し、前記ログインしたユーザのユーザ情報と前記指定情報とが対応付けられていない場合、前記参照情報に基づいて前記使用言語を決定することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の多言語対応装置において、さらに、操作部、を備え、前記言語決定部は、前記ログイン要求情報が前記操作部から入力された場合、自装置の設置場所を示す情報と前記複数の言語のうちいずれかを指定する指定情報とが対応付けられた言語選択情報を、前記参照情報として用いることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の多言語対応装置において、さらに、ネットワークを介して接続する端末装置と通信する通信部、を備え、前記言語決定部は、前記ログイン要求情報が前記端末装置から送信された場合、前記ログイン要求情報に付加された言語情報を前記参照情報として用いることを特徴とする。
本発明の多言語対応装置は、ログイン要求情報の入力元の使用環境に基づいて生成された参照情報を用いて、ユーザインタフェースに用いる使用言語を決定する。これにより、本発明に係る多言語対応装置は、ログインユーザが実際に使用するる言語を容易に特定でき、ログインユーザが利用しやすいユーザインタフェースを出力することができる。
本実施の形態に係るネットワーク複合機の構成を含むネットワークシステムの構成図である。 ユーザ認証時のネットワーク複合機の動作を示すフローチャートである。 ユーザ情報の一例を示す図である。 表示言語を決定する流れを示すフローチャートである。 User−Agentヘッダの一例を示す図である。 表示言語選択テーブルの一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係るネットワーク複合機1の構成を含むネットワークシステムの構成図である。図1に示すネットワークシステムは、ネットワーク複合機1および複数のPC3、3がLAN(Local Area Network)2に接続されている構成である。このようなネットワークシステムが、たとえばオフィスなどに構築される。
ネットワーク複合機1は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能などを備えるとともに、ネットワーク機能を備えている。PC3、3は、オフィスで働く社員などのユーザが使用する端末装置である。ユーザは、PC3を操作してネットワーク複合機1に対してファクシミリ送信などを指示することができる。また、ユーザは、ネットワーク複合機1の設置場所へ移動して、コピー操作などを直接行うことができる。このように、1台のネットワーク複合機1が、複数のユーザで共用されている。
また、ネットワーク複合機1は、英語、フランス語、スペイン語に対応しており、各言語に対応した操作メニューを表示する。操作メニューに用いられる言語の決定に関する処理が、ネットワーク複合機1の特徴部分であり、以下において詳細を説明する。
次に、ネットワーク複合機1の構成について説明する。ネットワーク複合機1は、制御部11と、操作部12と、タッチパネル式ディスプレイ13と、スキャナ部14と、ファクシミリ部15と、プリンタ部16と、記憶部17と、LANインタフェース18とを備えている。
制御部11は、ネットワーク複合機1の全体制御を行う。制御部11は、ユーザ管理部111と、言語決定部112と、画面データ作成部113とを備える。
ユーザ管理部111は、ネットワーク複合機1を利用するユーザを管理する。言語決定部112は、操作メニューで使用される言語を、ユーザがログインした際に決定する。画面データ作成部113は、操作メニューなどのユーザインタフェースを表示させるための画面データを、言語決定部112が決定した言語に基づいて作成する。操作メニューは、タッチパネル式ディスプレイ13またはPC3のモニタに表示される。
操作部12は、ネットワーク複合機1に対する各種の指示を入力するハードウェアキーなどで構成される。タッチパネル式ディスプレイ13は、ネットワーク複合機1に関する情報、および各種の操作メニューを表示する。ユーザは、操作部12およびタッチパネル式ディスプレイ13(以下、本体操作部という)を利用して、ネットワーク複合機1の各種操作をすることができる。
スキャナ部14は、オートドキュメントフィーダ(図示省略)にセットされた原稿を読み取り、画像データを作成する。ファクシミリ部15は、公衆回線網を介したファクシミリ通信を実行する。プリンタ部16は、スキャナ部14が作成した画像データ、PC3から送信された印刷データなどの印刷処理を行う。
記憶部17は、ハードディスク装置、フラッシュメモリなどで構成され、ユーザ情報41、言語データ42、43、44、表示言語選択テーブル45を格納している。ユーザ情報41は、ネットワーク複合機1を利用できるユーザのユーザID、パスワードなどが記録されている。言語データ42、43、44は、操作メニューに表示されるメッセージなどの文字データであり、それぞれ英語、フランス語、スペイン語に対応している。表示言語選択テーブル45は、ネットワーク複合機1が設置されている国、地域等を示す設置情報と、操作メニューに表示される言語とを対応付けた情報である。なお、言語データ42、43、44、表示言語選択テーブル45は、制御部11が備えるROM(Read Only Memory)に格納されるようにしてもよい。
LANインタフェース18は、LAN2に接続された各コンピュータとの間で、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)などを利用してデータの送受信を行う。
以下、ネットワーク複合機1におけるユーザ認証処理、および表示言語の決定に関する処理について説明する。
図2は、ネットワーク複合機1におけるユーザ認証処理の流れを示すフローチャートである。ユーザは、ネットワーク複合機1を利用する場合、ネットワーク複合機1にログインする必要がある。これにより、ネットワーク複合機1は、未登録のユーザの利用を制限するとともに、利用しているユーザを識別するようにしている。
まず、ユーザは、ネットワーク複合機1にユーザIDとパスワードを入力する。ユーザは、本体操作部を操作してユーザIDおよびパスワードを直接入力する。また、ユーザは、PC3を操作して、PC3にユーザIDおよびパスワードを入力する。
PC3からネットワーク複合機1の各種機能を利用する場合、PC3は、ユーザの操作に応じてWEBブラウザ31を起動する。操作メニューの表示を要求するHTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエストが、ネットワーク複合機1に送信される。ネットワーク複合機1が、ユーザIDおよびパスワードの入力を要求するHTTPレスポンスをPC3に送信することで、PC3のWEBブラウザ31上に認証用データの入力画面が表示される。入力画面に入力されたユーザIDとパスワードが、HTTPリクエストに添付されてネットワーク複合機1に送信される。
ユーザID、パスワードが入力された場合(ステップS11においてYes)、ユーザ管理部111は、ユーザ情報41を用いて、入力されたユーザIDおよびパスワードの正当性を判定して、ログインを許可できるかどうかを判断する(ステップS12)。
図3は、ユーザ情報41の具体例を示す図である。ユーザ情報41には、ユーザIDおよびパスワードが登録されており、ユーザIDごとに表示言語が設定される。表示言語の設定については、ステップS13に示す処理の詳細とともに後述する。
ユーザID「userA」、「userC」、「userD」は、ユーザごとに割り当てられている。ユーザID「groupB」は、部署などの特定のグループに割り当てられており、複数のユーザが使用することを前提としている。このように、登録されたユーザIDは、一人のユーザが使用するとは限らず、複数のユーザによって使用される場合がある。
ユーザ管理部111がログインを許可した場合(ステップS12においてYes)、言語決定部112が、操作メニューに用いられる表示言語を、英語、フランス語、スペイン語のいずれかに決定する(ステップS13)。画面データ作成部113は、言語決定部112が決定した表示言語に対応する言語データを記憶部17から取得する。ステップS13に示す処理の詳細については、図3に示すユーザ情報41に設定される表示言語とともに後述する。
一方、ログインを拒否した場合(ステップS12においてNo)、ユーザ管理部111は、正しいユーザIDまたはパスワードが入力されなかった旨をユーザに通知して、図2に示す処理を終了する。
ステップS13に示す処理の後で、画面データ作成部113は、ユーザIDおよびパスワードの入力元を確認する(ステップS14)。ユーザIDおよびパスワードがPC3から入力されていた場合(ステップS14においてNo)、PC3に表示させる操作メニュー用の画面データが作成される(ステップS15)。具体的には、画面データ作成部113は、言語決定部112が決定した表示言語に対応する言語データを取得し、取得した言語データと、HTML(HyperText Markup Language)とを用いて画面データを作成する。ネットワーク複合機1は、HTMLで作成された画面データをPC3に送信する(ステップS17)。PC3は、HTMLで作成された画面データに基づいて、表示言語が使用された操作メニューをWEBブラウザ31に表示させる。
一方、ユーザIDおよびパスワードが本体操作部から入力されていた場合(ステップS14においてYes)、画面データ作成部113は、タッチパネル式ディスプレイ13に表示させる操作メニュー用の画面データを作成する(ステップS16)。ステップS16に示す処理において作成された画面データは、タッチパネル式ディスプレイ13に出力される(ステップS17)。これにより、操作メニューがタッチパネル式ディスプレイ13に表示される。
図2に示す処理が実行されることで、ユーザは、ネットワーク複合機1の各種機能を利用することができる状態となる。その後、ユーザの操作に応じて、タッチパネル式ディスプレイ13またはWEBブラウザ31に表示される操作メニューが随時変更される。新たに表示される操作メニューについても、言語決定部112が決定した表示言語が用いられる。
次に、表示言語を決定する処理(ステップS13)について説明する。図4は、表示言語を決定するネットワーク複合機1の動作を示すフローチャートである。
ログインが許可された後、言語決定部112は、ユーザ情報41を参照して、ログインユーザのユーザIDに対応付けられた表示言語が設定されているかどうかを確認する(ステップS131)。
上述したように、ユーザ情報41(図3参照)には、ユーザID「UserA」、「UserB」、「UserC」は、それぞれがユーザと一対一で対応している。これらのユーザIDを使用するユーザは、英語、フランス語、スペイン語のいずれかを表示言語として、ユーザIDに対応付けて設定することができる。表示言語は、ネットワーク複合機1の操作メニューに用いられる言語である。
一方、ユーザID「groupB」に対応する表示言語は、「未設定」と設定されている。「groupB」が、母国語の異なる複数のユーザが利用することを前提に登録されたユーザIDであり、表示言語を一つの言語に特定することができないためである。
このため、ネットワーク複合機1は、表示言語の設定の有無に応じて、以下に示す処理を実行する。言語決定部112は、ログインしたユーザのユーザIDが「userA」であった場合、表示言語として英語が設定されていることを確認する(ステップS131においてYes)。そして、表示言語が英語であることを画面データ作成部113に通知する(ステップS132)。ログインしたユーザのユーザIDが「userC」、「userD」であった場合も、同様にして、表示言語がそれぞれフランス語、スペイン語であることが画面データ作成部113に通知される。これにより、ログインユーザが予め設定した表示言語を用いた画面データが作成される。
一方、ログインしたユーザのユーザIDが「groupB」であった場合、ユーザ情報41から表示言語を決定することができない(ステップS131においてNo)。この場合、言語決定部112は、ログインユーザがユーザIDおよびパスワードを入力した入力元を確認する(ステップS133)。
ユーザIDおよびパスワードがPC3から入力されていた場合(ステップS133においてNo)、言語決定部112は、ログインユーザが入力したユーザIDおよびパスワードが添付されているHTTPリクエストから、User−Agentヘッダ50を取得する(ステップS134)。
言語決定部112は、User−Agentヘッダ50に記述されている言語情報51に基づいて表示言語を決定する(ステップS135)。図5は、User−Agentヘッダ50の一例を示す図である。User−Agentヘッダ50には、HTTPリクエストの送信元(PC3)におけるオペレーティングシステムの名前、PC3で使用されている言語を示す言語情報51、ブラウザの種類などが記載されている。言語決定部112は、図5に示すUser−Agentヘッダ50を取得した場合、英語を示す「en−US」と記載された言語情報51に基づいて、表示言語を英語に決定する。言語決定部112は、決定した表示言語を、画面データ作成部113に通知する(ステップS138)。
HTTPリクエストの送信元のPC3は、ログインユーザが使用している端末装置である。このため、PC3の言語環境を示す言語情報51で特定される言語は、ログインユーザに馴染みのある言語であると考えられる。ユーザがPC3からログインした場合、User−Agentヘッダ50を用いて表示言語を決定することで、ユーザが使用しやすい操作メニューをPC3に表示させることができる。
ステップS133の説明に戻る。ユーザIDおよびパスワードが本体操作部から入力されていた場合(ステップS133においてYes)、言語決定部112は、ネットワーク複合機1の設置情報として、予めネットワーク複合機1に設定されているタイムゾーンを取得する(ステップS136)。設置情報とは、ネットワーク複合機1が使用される国、地域を示す情報である。タイムゾーンの他に、ファクシミリ部15に登録されるファクシミリ番号に含まれる国番号、ネットワーク複合機1に予め登録された使用する国名、地域名などを設置情報として用いてもよい。
言語決定部112は、設置情報と表示言語選択テーブル45とを用いて表示言語を決定し(ステップS137)、表示言語を画面データ作成部113に通知する(ステップS138)。表示言語選択テーブル45は、ネットワーク複合機1に予め設定されている。
図6は、表示言語選択テーブル45を示す図である。表示言語選択テーブル45では、タイムゾーンと、各タイムゾーンが適用される国、地域において使用頻度の高い言語とが対応付けられている。設置情報として、UTC(Coordinated Universal Time:協定世界時)+1:00のタイムゾーンが設定されていた場合、言語決定部112は、フランス語を表示言語に決定する。設置情報として、UTC+1:00、およびUTC−3:00ではないタイムゾーンが設定されていた場合、言語決定部112は、英語を表示言語に決定する。
このように、ユーザ情報41およびUser−Agentヘッダ50を用いて表示言語を決定できない場合、言語決定部112は、ネットワーク複合機1の設置情報に基づいて表示言語を決定する。つまり、ネットワーク複合機1は、自装置の使用環境に基づいて表示言語を決定する。これにより、操作メニューには、ネットワーク複合機1の設置場所で日常的に用いられる言語が用いられるため、ログインユーザが内容を理解できない操作メニューが表示されることを防止できる。
以上説明したように、本実施の形態に係るネットワーク複合機1は、ログインユーザのユーザIDと表示言語とが対応付けられたユーザ情報41に基づいて操作メニューの表示言語を決定する。また、ユーザ情報41を用いて表示言語を決定できない場合、ネットワーク複合機1は、ユーザIDの入力元によって異なるデータを参照する。
具体的には、ユーザがPC3からログインした場合、PC3の使用環境を示すUser−Agentヘッダ50に基づいて表示言語が決定される。ユーザが本体操作部からログインした場合、ネットワーク複合機1の設置情報と表示言語選択テーブル45とに基づいて表示言語が決定される。このように、ネットワーク複合機1は、ユーザ情報41を用いて表示言語を決定できない場合、ユーザIDおよびパスワードの入力元の使用環境に基づいて表示言語を決定することにより、ログインユーザが利用しやすい操作メニューを出力することができる。
なお、本実施の形態において、ユーザがPC3からログインし、かつ、ユーザ情報41から表示言語を決定できない場合、User−Agentヘッダ50に基づいて表示言語が決定される(ステップS134、S135)場合について説明した。しかし、User−Agentヘッダ50を取得できない場合、あるいはUser−Agentヘッダ50から言語情報51を取得できない場合、ネットワーク複合機1は、ステップS136、ステップS137に示す処理を実行して表示言語を決定してもよい。あるいは、ネットワーク複合機1は、HTTPレスポンスのAccept−Languageヘッダに記載された情報を用いて表示言語を決定してもよい。
1 ネットワーク複合機
3 パーソナルコンピュータ(PC)
11 制御部
12 操作部
13 タッチパネル式ディスプレイ
17 記憶部
41 ユーザ情報
42、43、44 言語データ
45 表示言語選択テーブル
111 ユーザ管理部
112 言語決定部
113 画面データ作成部

Claims (4)

  1. 複数の言語に対応し、各言語を用いたユーザインタフェースを出力する多言語対応装置であって、
    ユーザを特定するユーザ情報を保持し、前記ユーザ情報と入力されたログイン要求情報とに基づいてログインを受け付けるユーザ管理部と、
    前記ユーザ管理部がログインを受け付けた場合、前記ログイン要求情報の入力元の使用環境に基づいて生成された参照情報に基づいて、ユーザインタフェースに用いる使用言語を前記複数の言語から決定する言語決定部と、
    前記ログイン要求情報の入力元に基づいて決定した出力先に、前記使用言語を用いたユーザインタフェースを出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする多言語対応装置。
  2. 請求項1に記載の多言語対応装置において、
    前記言語決定部は、前記複数の言語のうちいずれかの言語を指定する指定情報がログインしたユーザのユーザ情報に対応付けられていた場合、前記指定情報に基づいて前記使用言語を決定し、前記ログインしたユーザのユーザ情報と前記指定情報とが対応付けられていない場合、前記参照情報に基づいて前記使用言語を決定することを特徴とする多言語対応装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の多言語対応装置において、さらに、
    操作部、
    を備え、
    前記言語決定部は、前記ログイン要求情報が前記操作部から入力された場合、自装置の設置場所を示す情報と前記複数の言語のうちいずれかを指定する指定情報とが対応付けられた言語選択情報を、前記参照情報として用いることを特徴とする多言語対応装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の多言語対応装置において、さらに、
    ネットワークを介して接続する端末装置と通信する通信部、
    を備え、
    前記言語決定部は、前記ログイン要求情報が前記端末装置から送信された場合、前記ログイン要求情報に付加された言語情報を前記参照情報として用いることを特徴とする多言語対応装置。
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