JP2010160396A - 演奏教習装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザが段階を経ながら円滑に和音の演奏練習を進めることができる演奏教習装置の提供。
【解決手段】 ユーザによる演奏操作子の操作に応じて生成される1乃至複数の演奏情報報に基づき和音情報を検出し、少なくとも該検出した和音情報に基づく和音の根音と、次に演奏操作すべき和音をユーザに対し提示するために取得された和音情報に基づく和音の根音とが一致するか否かを判定する。すなわち、検出した和音情報に基づく和音の構成音全てが取得された和音情報に基づく和音の構成音に一致しなくとも、互いの根音のみが一致するか否かを判定するだけで和音の演奏評価をユーザに対して報知するようにした。これにより、和音の構成音を全て正確に操作した場合に加え、根音のみを操作した場合であっても正しく演奏操作を行ったと判定され、ユーザは円滑に和音の演奏練習を進めることができるようになる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、ユーザに対し演奏操作子の操作指示を提示して演奏練習を行わせる演奏教習装置及びプログラムに関する。特に、和音の演奏練習に関し、ユーザが指示された和音の構成音を全て正確に操作した場合に加え、根音のみを操作した場合であっても正しく和音の演奏操作を行ったと判定して和音の演奏評価を行うようにした技術に関する。
従来から、例えば電子鍵盤楽器などの電子音楽装置が有する演奏教習機能の一つとして、和音(コード)名を順次に提示しユーザに実際に鍵盤を押鍵操作させ、ユーザが前記提示した和音を正しく押鍵操作できたか否かを都度判定する和音の演奏評価を行いながら演奏練習を進めていくことができるようにした和音教習機能が知られている。こうした技術(機能)に関連するものとしては、例えば下記に示す特許文献1に記載されている技術がその一例である。
特公平02−032635号
ところで、上記特許文献1に記載されたような従来知られた和音教習機能においては、提示された和音の構成音全てをユーザが正確に押鍵操作しないと正解と判定しない(正しく和音の演奏操作ができていないと判定される)ようになっている。しかし、和音の構成音全てについて最初から正確に押鍵操作することは一般的に敷居が高く、特に初心者にとっては何度やっても正確に押鍵操作することができないためになかなか正解することができない(正しく和音の演奏操作ができない)。そうすると、そのうちユーザはいやになってしまい和音の演奏練習を途中でやめてしまう恐れがある。そこで、ユーザが和音の演奏練習を途中で投げ出さずに楽しく続けることができるように、和音構成音の全てを正しく入力することに加えて、和音構成音の全てを正しく入力しなくとも、より簡単な押鍵操作によっても和音として正解と見做すものが望まれていたが、従来そうしたものはなかった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、和音練習時において根音のみが押鍵操作された場合にも正しく和音が入力されたものと見做して正解と判定することにより、ユーザが段階を経ながら円滑に和音の演奏練習を進めることができるようにした演奏教習装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る演奏教習装置は、演奏操作子と、和音情報を演奏順に取得する和音取得手段と、前記取得した和音情報に基づき次に演奏操作すべき和音をユーザに対し提示する提示手段と、ユーザによる前記演奏操作子の操作に応じて生成される1乃至複数の演奏情報を取得する取得手段と、前記取得した1乃至複数の演奏情報に基づき和音情報を検出する検出手段と、前記検出した和音情報と前記取得した和音情報とを比較して和音の演奏評価を判定する判定手段であって、少なくとも前記検出した和音情報に基づく和音の根音と前記取得した和音情報に基づく和音の根音とが一致するか否かを判定するものと、前記判定結果に基づく和音の演奏評価をユーザに対して報知する報知手段とを具える。
この発明によると、ユーザによる演奏操作子の操作に応じて生成される1乃至複数の演奏情報報に基づき和音情報を検出し、少なくとも該検出した和音情報に基づく和音の根音と、次に演奏操作すべき和音をユーザに対し提示するために取得された和音情報に基づく和音の根音とが一致するか否かを判定する。すなわち、検出した和音情報に基づく和音の構成音全てが取得された和音情報に基づく和音の構成音に一致しなくとも、互いの根音のみが一致するか否かのみを判定して和音の演奏評価をユーザに対して報知することができるようにした。このようにすると、和音の演奏練習に関し、ユーザが指示された和音の構成音を全て正確に操作した場合に加え、根音のみを操作した場合であっても正しく和音の演奏操作を行ったと判定することから、ユーザは段階を経ながら円滑に和音の演奏練習を進めることができるようになる。すなわち、ユーザの和音演奏の上達をはやめられる。
本発明は、装置の発明として構成し実施することができるのみならず、方法の発明として構成し実施することができる。また、本発明は、コンピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施することができるし、そのようなプログラムを記憶した記憶媒体の形態で実施することもできる。
この発明によれば、和音の演奏練習に関し、ユーザが指示された和音の構成音を全て正確に演奏操作した場合に加え、少なくとも根音の1音のみを演奏操作したような場合にも正しく和音を演奏操作したと判定して和音の演奏評価を行うことから、ユーザは段階を経ながら円滑に和音の演奏練習を進めることができるようになる、という効果を奏する。
また、和音を覚える際には、まず根音を覚え、その後、他の構成音を重ねて和音を理解し覚えるというステップを踏むのがよいと言われており、この点からも本発明は有用である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に従って詳細に説明する。
図1は、この発明に係る演奏教習装置を適用した電子楽器の全体構成の一実施例を示したハード構成ブロック図である。本実施例に示す電子楽器は、マイクロプロセッサユニット(CPU)1、リードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3からなるマイクロコンピュータによって制御される。CPU1は、この電子楽器全体の動作を制御するものである。このCPU1に対して、データ及びアドレスバス1Dを介してROM2、RAM3、検出回路4,5、表示回路6、音源・効果回路7、記憶装置8、通信インタフェース(I/F)9がそれぞれ接続されている。
ROM2は、CPU1により実行あるいは参照される各種制御プログラムや各種データ等を格納する。RAM3は、CPU1が所定のプログラムを実行する際に発生する各種データなどを一時的に記憶するワーキングメモリとして、あるいは現在実行中のプログラムやそれに関連するデータを一時的に記憶するメモリ等として使用される。RAM3の所定のアドレス領域がそれぞれの機能に割り当てられ、レジスタやフラグ、テーブル、テンポラリメモリなどとして利用される。
演奏操作子4Aは、楽音の音高を選択するための複数の鍵を備えた例えば鍵盤等のようなものであって、各鍵に対応してキースイッチを有しており、この演奏操作子4A(鍵盤等)はユーザ自身の手弾きによる和音演奏に使用することができるのは勿論のこと、和音の演奏練習を行う際に用いるソングデータを選択する手段などとして使用することもできる。検出回路4は、演奏操作子4Aの各鍵の押圧及び離鍵を検出することによって検出出力を生じる。
設定操作子(スイッチ等)5Aは、例えば和音の演奏練習を開始する演奏練習スイッチ、和音の演奏練習を行う際に用いるソングデータを指定するソング選択スイッチ等の各種の操作子を含んで構成される。勿論、設定操作子5Aは上記した以外にも音高、音色、効果等を選択・設定・制御するための数値データ入力用のテンキーや文字データ入力用のキーボード、あるいはディスプレイ6Aに表示されたポインタなどを操作するマウス等の各種操作子を含んでいてもよい。検出回路5は、上記設定操作子5Aの操作状態を検出し、その操作状態に応じたスイッチ情報等をデータ及びアドレスバス1Dを介してCPU1に出力する。
表示回路6は例えば液晶表示パネル(LCD)やCRT等から構成されるディスプレイ6Aに、和音の演奏練習時においてユーザに対してユーザが次に押鍵すべき和音名(和音の種類)などを提示したり、ユーザが演奏対象として提示された和音を正しく演奏操作したか否かを示す和音の演奏評価(判定結果とも呼ぶ)を表示する図示しない「和音練習画面」等の各種画面を表示するのは勿論のこと、ROM2や記憶装置8に記憶されている各種データあるいはCPU1の制御状態などを表示する。
音源・効果回路7は複数のチャンネルで楽音信号の同時発生が可能であり、データ及びアドレスバス1Dを経由して与えられた演奏情報(演奏データ)を入力し、この演奏情報に基づいて楽音を合成し楽音信号を発生する。こうした音源・効果回路7から発生される楽音信号は、アンプやスピーカなどを含むサウンドシステム7Aから発音される。音源・効果回路7とサウンドシステム7Aの構成には、従来のいかなる構成を用いてもよい。例えば、音源・効果回路7はFM、PCM、物理モデル、フォルマント合成等の各種楽音合成方式のいずれを採用してもよく、また専用のハードウェアで構成してもよいし、CPU1によるソフトウェア処理で構成してもよい。
記憶装置8は、例えばソングデータや伴奏スタイルデータなどの各種データの他、CPU1が実行する各種制御プログラム等を記憶する。なお、上述したROM2に制御プログラムが記憶されていない場合、この記憶装置8(例えばハードディスク)に制御プログラムを記憶させておき、それをRAM3に読み込むことにより、ROM2に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU1にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。なお、記憶装置8はハードディスク(HD)に限られず、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD‐ROM・CD‐RAM)、光磁気ディスク(MO)、あるいはDVD(Digital Versatile Disk)等の様々な形態の記憶媒体を利用する記憶装置であればどのようなものであってもよい。あるいは、フラッシュメモリなどの半導体メモリであってもよい。
通信インタフェース(I/F)9は、当該装置と図示しない外部機器(例えばサーバ装置など)との間で制御プログラムや各種データなどを送受信するためのインタフェースである。この通信インタフェース7は、例えばMIDIインタフェース,LAN,インターネット,電話回線等であってよく、また有線あるいは無線のものいずれかでなく双方を具えていてよい。
なお、上述した電子楽器において、演奏操作子4Aは鍵盤楽器の形態に限らず、弦楽器や管楽器等どのようなタイプの形態でもよい。また、上記した電子楽器は、演奏操作子4Aやディスプレイ6Aあるいは音源・効果回路7などを1つの装置本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別々に構成され、MIDIインタフェースや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するように構成されたものであってもよいことは言うまでもない。
次に、上記した電子楽器が有する和音教習機能の全体的な概要について、図2を用いて説明する。図2は、和音教習機能の一実施例を模式的に略示する機能ブロック図である。図中における矢印は、データや信号の流れを示すものである。なお、和音教習機能としては図2に示す以外の構成要素を有するが、ここでは必要最小限の構成要素を示している。
自動演奏部Eは、ユーザによる演奏練習スイッチの操作に応じて、多数のソングデータを記憶したソングデータ記憶部K(ROM2など)から所定のテンポに従ってソングデータを読み出す(取得する)。前記読み出されるソングデータは、ユーザによるソング選択スイッチ等の操作に応じて予め選択されたユーザ所望のソングデータである。ソングデータ記憶部Kに記憶されるソングデータは、メロディパートの演奏データに加え、和音進行データ、伴奏スタイル選択データを含む。
自動演奏部Eは読み出したソングデータのうち、メロディパートの演奏データ(キーオン、キーオフなどのノートイベントなど)を音源部Oへ供給する一方で、伴奏スタイル選択データに従って伴奏スタイル記憶部Y(ROM2など)に記憶されている多数の伴奏スタイルデータの中から1つの伴奏スタイルデータを特定する。また、和音進行データに基づいて一致判定部Hと表示部Dへと演奏順に和音データ(和音情報)を供給する。この際に、自動演奏部Eは、所定の短時間(例えば32分音符の音符長に相当する程度)だけ和音進行データを先読みして一致判定部Hへ和音データを供給してもよいし、上記のように所定のテンポに従う通常タイミングで和音データを読み出してから供給してもよい。
表示部Dは自動演奏部Eから受け取った和音データに基づき、ディスプレイ6A(LCDなど)に和音名(具体的には、根音+和音タイプ(メジャー、マイナー、セブンス等))を表示して次に押鍵操作すべき和音をユーザに対して提示すると共に、例えば演奏操作子4Aの近傍に設けられた各鍵を指し示す発光素子(LEDなど)を用いて、ユーザが次に押鍵操作すべき和音の根音が割り当てられている鍵の位置を提示するなどのユーザ演奏の補助を行う。
ユーザは演奏操作子4A(鍵盤等)を操作して、表示部Dにより提示された次に押鍵操作すべき和音の構成音全て、または和音の根音のみ、さらには和音の根音に加えて和音タイプ毎に決められている1乃至2つの白黒鍵の組み合わせをできる限りにおいて入力する(後述する和音検出の方式による)。その場合、ユーザは正しい音高(又は鍵の組み合わせ)に限らず、間違った音高(又は鍵の組み合わせ)を入力することも当然にありうる。こうしたユーザによる演奏操作子4A(鍵盤等)の操作に応じて、各鍵に予め割り当てられている音高のキーオン又はキーオフなどのノートイベントといった演奏情報が生成されて和音検出部Wへと供給される。なお、演奏操作子4Aは和音入力のための専用鍵域とそれ以外の鍵域とに分割してあってもよいし、和音入力専用の演奏操作子4Aが予め用意されていてもよい。また、当然のことながら和音教習機能の実行時以外においては、演奏操作子4Aを操作することで通常のメロディ演奏などを行うことが可能である。
和音検出部Wは、演奏操作子4Aから入力される1乃至複数の音高のキーオン,キーオフなどのノートイベントに基づき和音(根音+和音タイプ)を検出する。和音を検出する方式には周知のように、全ての和音構成音(和音の種類によっては一部音高の省略可能)の一致に基づき和音を判定する「フィンガード方式」と、根音のみ又は根音+1乃至2つの白黒鍵の組み合わせに基づき和音を判定する「シングルフィンガー方式」とがあり、本実施形態においてはこれら両方の方式を組み合わせた所謂マルチフィンガー方式によって和音を検出する。これにより、和音検出部Wでは、ユーザが演奏操作子4Aを操作して和音構成音全てを正しく入力した場合(フィンガード方式で検出した場合)であっても、根音のみ又は根音+1乃至2つの白黒鍵を入力した場合(シングルフィンガー方式で検出した場合)のどちらでも、和音を検出することができるようになっている。検出した和音は、和音データ(和音情報)として一致判定部Hに供給される。
一致判定部Hは、和音検出部Wから供給された和音データに基づく和音(検出した和音)の「根音」と、自動演奏部Eから供給された和音データに基づく和音の「根音」とを比較し、両者が一致している場合には自動演奏部Eから供給された和音データを有効として自動伴奏部Bに供給する。他方、両者が不一致である場合には「コードキャンセル」指示を自動伴奏部Bに供給する。自動伴奏部Bでは、特定された伴奏スタイルデータ(和音による音高変換前の伴奏パートのキーオン,キーオフなどのノートイベントが含まれる)と、一致判定部Hから供給される和音データ又は「コードキャンセル」指示とに基づいて自動伴奏音を生成する又は生成しない。ここで、和音データが供給された場合には、伴奏スタイルデータ(ドラムパートと非ドラムパートからなり、非ドラムパートが和音による音高変換対象となる)中の非ドラムパートにおける各ノートイベントの音高を、和音データが指定する和音にあうように音高変換して再生するとともに、ドラムパートの音を再生する。
一方、「コードキャンセル」指示が供給された場合には、非ドラムパートを非発音として再生せずにドラムパートの音のみを再生する。あるいは「コードキャンセル」指示を供給せずに、非ドラムパートについて既に再生中であった和音の再生をそのまま維持する(つまりは前の和音に従って音高変換して再生する)ようにしたり、ユーザにより操作された間違った和音を供給し、該間違った和音に応じて非ドラムパートの発音をするようにしてもよい。また、一致判定部Hは、和音検出部Wで検出した和音「根音」と自動演奏部Eから供給された和音「根音」の比較結果に応じてユーザ操作の正解・不正解を決定し、該決定したユーザ操作の正解・不正解を表示部Dに表示させることで、和音の演奏評価をユーザに対して報知する。
音源部Oは、自動演奏部Eから供給されたメロディパートのキーオン、キーオフなどのノートイベント等、及び自動伴奏部Bから供給された伴奏パートのキーオン、キーオフなどのノートイベント等に基づいて楽音信号を生成する。なお、和音練習機能の実行時以外における演奏操作子4Aの押鍵操作、あるいは和音練習機能の実行時における和音入力の鍵域以外での演奏操作子4Aの押鍵操作に基づいて楽音信号を生成することは言うまでもない。
次に、上記した和音検出部Wの機能を実現する処理であって、ユーザによる演奏操作子4Aの操作に応じて生成される演奏情報に基づき和音を検出する「和音検出処理」について、図3を用いて説明する。図3は、「和音検出処理」の一実施例を示すフローチャートである。当該処理は、演奏練習スイッチの操作にあわせてCPU1により実行される。
ステップS1は、ユーザによる1乃至複数の演奏操作子4Aの操作に応じて各演奏操作子4Aからキーオン、キーオフなどのノートイベントを受け取ったか否かを判定する。各演奏操作子4Aのいずれからもノートイベントを受け取っていないと判定した場合には(ステップS1のNO)、ユーザによる和音の演奏操作がなされていないことから和音検出を行う必要がないので当該処理を終了する。一方、いずれかの演奏操作子4Aからノートイベントを受け取ったと判定した場合には(ステップS1のYES)、上述したフィンガード方式により和音の検出を試みる(ステップS2)。
ステップS3は、上述したフィンガード方式による和音の検出に基づき和音が成立するか否かを判定する。和音が成立すると判定した場合、つまりはユーザの押鍵操作が何らかの和音(ここでは操作対象として表示部Dにより提示された和音に限られない)を構成する構成音全てに該当する楽音についての操作であった場合には(ステップS3のYES)、検出した和音について和音データ(根音+和音タイプ)を一致判定部Hへ供給する(ステップS4)。
一方、和音が成立しないと判定した場合、つまりはユーザの押鍵操作が何らの和音をも構成しない構成音以外の楽音についての操作であった場合には(ステップS3のNO)、上述したシングルフィンガー方式により再度の和音の検出を試みる(ステップS5)。ステップS6は、上述したシングルフィンガー方式による和音の検出に基づき和音が成立するか否かを判定する。和音が成立すると判定した場合、つまりは何らかの和音の根音のみ、あるいは何らかの和音の根音に加えて和音タイプを指定する1乃至2つの白黒鍵の組み合わせが押鍵操作されていた場合には(ステップS6のYES)、検出した和音について和音データ(根音+和音タイプ)を一致判定部Hへ供給する(ステップS4)。シングルフィンガー方式による和音検出の場合、従来知られているように和音タイプは押鍵された1乃至複数の鍵の組み合わせに応じて予め決められたタイプ(例えば1鍵のみの場合はその音名を根音とするメジャーとし、2鍵の場合は高い方の音名を根音とし、低い方の鍵が白鍵ならセブンス、黒鍵ならマイナーとする等)のものが設定される。一方、シングルフィンガード方式による和音の検出によっても和音が成立しないと判定した場合には(ステップS6のNO)、和音を検出することなく当該処理を終了する。
上記実施例は、次に示すような変形が可能である。すなわち、ステップS3において和音が不成立である場合に(ステップS3のNO)、ステップS5及びステップS6の処理を行う代わりに、演奏操作子4Aからのノートイベントが1音のみか否かつまりはユーザが1音のみを演奏入力したか否かを判定する。そして、演奏操作子4Aからのノートイベントが1音のみであると判定した場合には、該1音を(根音に相当するもの)として一致判定部Hに供給する(この場合、和音タイプは「なし」又は「不明」とする)。すなわち、シングルフィンガード方式によっては和音検出しなくてよい。
次に、和音検出部Wに後続する一致判定部Hの機能を実現する処理であって、提示した和音とユーザ操作に応じて和音検出した結果とを比較する「一致判定処理」について、図4を用いて説明する。図4は、「一致判定処理」の一実施例を示すフローチャートである。当該処理も、演奏練習スイッチの操作にあわせてCPU1により実行される。
ステップS11は、自動演奏部Eから和音データを受け取ったか否かを判定する。自動演奏部Eから和音データを受け取っていないと判定した場合には(ステップS11のNO)、ステップS13の処理へジャンプする。自動演奏部Eから和音データを受け取ったと判定した場合には(ステップS11のYES)、RAM3等に用意されている現在和音レジスタに受け取った和音データを登録する(ステップS12)。
ステップS13は、和音検出部Wから和音データを受け取ったか否かを判定する。和音検出部Wから和音データを受け取っていないと判定した場合には(ステップS13のNO)、当該処理を終了する。一方、和音検出部Wから和音データを受け取ったと判定した場合には(ステップS13のYES)、現在和音レジスタ内の和音「根音」と前記受け取った和音データに含まれる和音「根音」とを比較する(ステップS14)。
ステップS15は、現在和音レジスタ内の和音「根音」と前記受け取った和音データに含まれる和音「根音」との両者が一致するか否かを判定する。両者が一致すると判定した場合には(ステップS15のYES)、現在和音レジスタ内の和音(根音+和音タイプ)を自動伴奏部Bへ供給する(ステップS16)。一方、両者が一致しないと判定した場合には(ステップS15のNO)、「コードキャンセル」指示を自動伴奏部Bへ供給する(ステップS17)。なお、「コードキャンセル」指示の供給に代えて、検出した不一致の和音を供給したり、何もしない(つまりそれまでの和音を維持する)ようにしてもよい。
ここで、図2に示した和音教習機能のうち特に和音検出部W(和音検出処理)と一致判定部H(一致判定処理)の動作について、具体例を用いて説明する。図5に具体例を示す。図5においては、上から順に、自動演奏部Eから一致判定部Hへ供給される和音データ(詳しくはソングデータ内に含まれる和音進行データ)、演奏操作子4Aから和音検出部Wに供給される演奏情報(ただし、ユーザによる押鍵操作に応じて根音として生成される演奏情報のみ:図中では押鍵と表示)、一致判定部Hから自動伴奏部Bに供給される和音データ又は「コードキャンセル」指示(図中では発音Chordと表示)をそれぞれ示している。なお、ここでは演奏対象の和音の構成音を全て正しく押鍵操作した場合つまりフィンガード方式で正しく和音検出がなされた場合については、当然に両者が一致して正しく発音がなされることから説明を省略する。図5に示すように、自動演奏部Eから一致判定部Hには、例えば1小節間隔毎に「Cmaj,Fm7,G7,Cm」の順からなる和音データが演奏順に供給される。以下、この順に説明する。
まず第1に、自動演奏部Eから「Cmaj」が供給された場合について説明する。ユーザが「C」の1音のみについて押鍵操作した場合(ユーザが和音根音のみの練習をする場合は、この「1音のみ」の状態である)には、「Cメジャー」(ここでは自動演奏部Eから供給される和音と区別するために表記を変えている、以下同じ)が和音検出される。この場合、供給された「Cmaj」の根音と検出された「Cメジャー」の根音は共に「C」であることから両者は一致すると判定され、自動伴奏部Bに自動演奏部Eから供給された「Cmaj」が供給される。一方、ユーザが「C」の他に1乃至2つの白黒鍵を押鍵操作した場合(ユーザがシングルフィンガー方式を意図して和音練習をする場合は、この状態である)には、白黒鍵の組み合わせにより「Cメジャー」の他に「Cマイナー」や「Cセブンス」さらには「Cマイナーセブンス」などが和音検出されうる。こうした場合であっても、供給された「Cmaj」の根音と検出された上記いずれかの和音の根音は共に「C」であることから両者は一致すると判定され、自動伴奏部Bに自動演奏部Eから供給された「Cmaj」が供給される。すなわち、上記したどちらの操作態様によってもユーザ操作が正解と判定され(例えば点数加算して計1点とする)、自動伴奏部Bは「Cmaj」により音高変換した伴奏パートを発音する。
第2に自動演奏部Eから「Fm7」が供給された場合について説明する。ユーザが「F」の1音のみについて押鍵操作した場合には、「Fメジャー」が和音検出される。この場合、供給された「Fm7」の根音と検出された「Fメジャー」の根音は共に「F」であることから両者は一致すると判定され、自動伴奏部Bに自動演奏部Eから供給された「Fm7」が供給される。一方、ユーザが「F」の他に1乃至2つの白黒鍵を操作した場合には、「Fメジャー」の他に「Fマイナー」や「Fセブンス」さらには「Fマイナーセブンス」などが和音検出されうる。こうした場合であっても、供給された「Fm7」の根音と検出された上記いずれかの和音の根音は共に「F」であることから両者は一致すると判定され、自動伴奏部Bに自動演奏部Eから供給された「Fm7」が供給される。すなわち、上記したどちらの操作態様によってもユーザ操作が正解と判定され(点数加算され計2点となる)、自動伴奏部Bは「Fm7」により音高変換した伴奏パートを発音する。
第3に自動演奏部Eから「G7」が供給された場合について説明する。ユーザが「A」の1音のみについて押鍵操作した場合には、「Aメジャー」が和音検出される。この場合、供給された「G7」の根音と検出された「Aメジャー」の根音は異なることから両者は一致しないと判定され、自動伴奏部Bに「コードキャンセル」指示が供給される。同様に、ユーザが「A」の他に1乃至2つの白黒鍵を操作した場合には、「Aメジャー」の他に「Aマイナー」や「Aセブンス」さらには「Aマイナーセブンス」などが和音検出されうるが、供給された「G7」の根音とこれらの根音も異なることから両者は一致しないと判定されて、自動伴奏部Bに「コードキャンセル」指示が供給される。すなわち、ユーザ操作は不正解と判定され(点数加算されない)、自動伴奏部Bは伴奏パートの発音を止める。伴奏パートを無音とすると、ユーザに対して明確に和音の操作間違いを提示することができ有利である。または、自動伴奏部Bは1つ前に供給された和音「Fm7」をそのまま発音コードとして用いて伴奏パートを発音するようにしてもよい。あるいは、ユーザにより操作された間違った和音「Aメジャー」を自動伴奏部Bに供給して、これを発音コードとして用いて伴奏パートを発音するようにしてもよい。
第4に自動演奏部Eから「Cm」が供給された場合については、例えば上記した第2の場合と類似であって、上記した第2の場合の説明において「Fm7」を「Cm」、「F」を「C」、「マイナーセブンス」を「マイナー」にそれぞれ読み替えればよい。この場合、ユーザ操作が正解と判定され(点数加算され計3点となる)、自動伴奏部Bは「Cm」により音高変換した伴奏パートを発音する。
ところで、上述した実施例においては、例えばソングデータ内の和音が「Cm7(Cマイナーセブンス)」(和音構成音=ドミ♭ソシ♭)であってこれが演奏対象とされ、ユーザにより「ド(C)」のみが1音入力された場合にはシングルフィンガー方式に従って「Cメジャー」を和音検出し、「ドミソ」が入力された場合にはフィンガード方式に従って同様に「Cメジャー」を和音検出する。すなわち、「ド」のみ又は「ドミソ」が入力されたどちらの場合であっても、和音検出部Wは同じように「Cメジャー」を和音検出する。しかし、「ド」のみが1音入力されたときに演奏対象の「Cm7」の根音入力として「正解」と判定するのはよいが、他方「ドミソ」のように複数音が入力されたときには例え検出した和音のうちの1音が演奏対象の「Cm7」の根音であったとしても「Cm7」を構成する和音構成音(ドミ♭ソシ♭)とは異なるので「不正解」と判定するのがよい。上述した実施例において、この点については考慮されていない。
そこで、こうした点を解決するために、検出した和音タイプ(上記例ではメジャー)と提示された和音タイプ(上記例ではマイナーセブンス)とが異なっている場合については原則「不正解」とするが、こうした場合であっても「メジャー」コードを「シングルフィンガー方式」で検出したときには和音タイプが異なっていても根音入力として「正解」と見做すとよい。そこで、上記した点を考慮した「一致判定処理」を図6に示す。図6は、「一致判定処理」のさらに別の実施例を示すフローチャートである。ただし、ここでは図4に示した実施例と同じ処理については同じステップ番号を付してあり、図4と異なる処理については追加的に異なるステップ番号を付してある(ステップS21〜S23)。以下では、追加した異なる処理についてのみ説明する。
ステップS15において、現在和音レジスタ内の和音「根音」と受け取った和音データに含まれる和音「根音」との両者が一致すると判定した場合(ステップS15のYES)、現在和音レジスタ内の和音タイプと受け取った和音タイプとを比較する(ステップS21)。ステップS22は、現在和音レジスタ内の和音タイプと受け取った和音タイプとの両者が一致するか否かを判定する。現在和音レジスタ内の和音タイプと受け取った和音タイプとの両者が一致すると判定した場合には(ステップS21のYES)、ステップS16の処理へ行く。
一方、現在和音レジスタ内の和音タイプと受け取った和音タイプとの両者が一致しないと判定した場合には(ステップS22のNO)、和音タイプが「メジャー」かつ和音を検出したときの方式がシングルフィンガー方式であるか否かを判定する。ここで、和音を検出したときの方式がシングルフィンガー方式であるか否かについては、例えば上述した図3のステップS6において和音が成立すると判定したときに方式フラグに「1」を立てておき、本ステップS22の処理の際に前記方式フラグによって判定するようにすればよい。検出した和音タイプが「メジャー」かつ和音を検出したときの方式がシングルフィンガー方式であると判定した場合には(ステップS23のYES)ステップS16の処理へ行く一方、和音タイプが「メジャー」かつ和音を検出したときの方式がシングルフィンガー方式でないと判定した場合には(ステップS23のNO)ステップS17の処理へ行く。すなわち、ここでは、シングルフィンガー方式で和音を検出した場合であっても、2音以上の白黒鍵の組み合わせにより「マイナー」「セブンス」などの和音タイプを検出可能であるので、和音タイプが「メジャー」のときのみを正解と見做すようにしている。
また、上述の図6に示した実施例においても、和音を検出した際の入力音数が1音のみである場合、シングルフィンガー方式で「メジャー」を検出したことになる(フィンガード方式では1音での和音特定はできない)。すなわち、1音のみで和音検出をしたことをもって「根音入力」と見做すことができる。そうした場合、図6のステップS23の処理を、「和音検出時の入力音は1音のみか否かを判定する」処理に置き替えて、和音検出時の入力音が1音のみである場合にステップS16の処理を、和音検出時の入力音が1音のみでない場合にステップS17の処理をそれぞれ実行するように変形するようにしてもよい。
以上のようにして、本発明に係る演奏教習装置を適用した電子楽器においては、和音教習機能として、ユーザによる演奏操作子4Aの操作に応じて入力される演奏情報に基づき和音を検出することができた場合には、該検出された和音構成音のうち少なくとも和音根音が正しければ正解と見做して、自動演奏部Eからの和音に基づいた自動伴奏音を生成するようにした。すなわち、ユーザが指示された和音の構成音を全て正確に演奏操作した場合に加え、少なくとも根音の1音のみを演奏操作したような場合にも正しく和音を演奏操作したと判定して和音の演奏評価を行うことから、ユーザは段階を経ながら円滑に和音の演奏練習を進めることができるようになる。
なお、上述したような本実施形態の和音教習機能は1つの独立した機能として電子楽器等に具備させてもよいし、一連の練習ステップのうちの1つに位置づけて具備させるようにしてもよい。
なお、上述した実施例において、「シングルフィンガー方式」と「フィンガード方式」の処理順序はどちらが先であってもよい。
なお、「シングルフィンガー方式」としては、2音以上のときに白黒鍵の組み合わせにより和音タイプを決定する方式としたが、白黒鍵の組み合わせに関わらず鍵数に応じて和音タイプを決定する方式など、上記説明した方式と異なる方式を採用してもよい。また、「シングルフィンガー方式」は1音のみを検出して一律に「メジャー」として検出する方式でもよいし、調やスケールを指定するとともに1音のみを検出して該1音を根音とするダイアトニックコードとして検出する方式でもよい。
なお、ソングデータ中にメロディパートの演奏データ、和音進行データ、伴奏スタイル指定データが含まれた例を示したが、ソングデータ中には和音進行データのみを持ち、伴奏スタイルはユーザが別途指定するとともに、メロディパートの演奏データはユーザ演奏に応じて適宜に生成され入力されるものであってもよい。
なお、和音の一致結果に応じて採点をして結果を表示するようにしてよい。その際には、根音のみ一致と全和音構成音一致とで得点を異ならせるとよい。また、一致判定結果のみを表示してもよい(例えば「根音一致」、「和音一致」など)。
なお、演奏対象の和音表示として、LCDに和音名(根音+タイプ)を、演奏操作子近傍に配設された発光素子(LED等)で和音「根音」を表示するようにしたが、いずれか一方でもよい。また、演奏操作子近傍に配設された発光素子で全和音構成音を表示してもよい。また、LCD内に演奏操作子を模した表示部を用意し、そこで演奏対象の和音「根音」ないし和音構成音を表示するようにしてもよい。
なお、自動演奏部から和音データを受け取ったが、その後、和音検出部から和音データを受け取らなかった(つまりユーザが和音を押鍵しなかった)ときは、自動演奏部からの和音で自動伴奏を再生してもよい。
なお、本発明に係る演奏教習装置は上記したような電子楽器の形態に限らず、パーソナルコンピュータ、カラオケ装置やゲーム装置、あるいは携帯電話等の携帯型通信端末、自動演奏ピアノなど、どのような形態の電子音楽装置・機器に適用してもよい。例えば、携帯型通信端末を利用する場合、端末のみで所定の機能が完結している場合に限らず、上述した機能をサーバ側に持たせ、端末とサーバとからなるシステム全体として上記機能を実現するようにしてよい。
この発明に係る演奏教習装置を適用した電子楽器の全体構成の一実施例を示したハード構成ブロック図である。 和音教習機能の一実施例を模式的に略示する機能ブロック図である。 和音検出処理の一実施例を示すフローチャートである。 一致判定処理の一実施例を示すフローチャートである。 和音検出部と一致判定部の各動作について説明するための具体例を示す概念図である。 一致判定処理のさらに別の実施例を示すフローチャートである。
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4,5…検出回路、4A…演奏操作子、5A…設定操作子、6…表示回路、6A…ディスプレイ、7…音源・効果回路、7A…サウンドシステム、8…記憶装置、9…通信インタフェース、1D…データ及びアドレスバス、B…自動伴奏部、D…表示部、E…自動演奏部、H…一致判定部、K…ソングデータ記憶部、O…音源部、W…和音検出部、Y…伴奏スタイル記憶部

Claims (5)

  1. 演奏操作子と、
    和音情報を演奏順に取得する和音取得手段と、
    前記取得した和音情報に基づき次に演奏操作すべき和音をユーザに対し提示する提示手段と、
    ユーザによる前記演奏操作子の操作に応じて生成される1乃至複数の演奏情報を取得する取得手段と、
    前記取得した1乃至複数の演奏情報に基づき和音情報を検出する検出手段と、
    前記検出した和音情報と前記取得した和音情報とを比較して和音の演奏評価を判定する判定手段であって、少なくとも前記検出した和音情報に基づく和音の根音と前記取得した和音情報に基づく和音の根音とが一致するか否かを判定するものと、
    前記判定結果に基づく和音の演奏評価をユーザに対して報知する報知手段と
    を具える演奏教習装置。
  2. 前記検出手段は、前記取得した演奏情報が1音のみである場合に該取得した1音を和音の根音とする和音情報を検出することを特徴とする請求項1に記載の演奏教習装置。
  3. 前記判定手段は、前記検出した和音情報に基づく和音のタイプと前記取得した和音情報に基づく和音のタイプとが一致するか否かを判定し、前記タイプが異なりかつ前記取得した演奏情報が1音のみである場合に限り、前記検出した和音情報に基づく和音の根音と前記取得した和音情報に基づく和音の根音とが一致すると判定することを特徴とする請求項1に記載の演奏教習装置。
  4. 自動伴奏を行う自動伴奏手段をさらに有してなり、
    前記報知手段は、前記検出した和音情報に基づく和音の根音と前記取得した和音情報に基づく和音の根音とが一致すると判定された場合に、前記取得した和音情報を前記自動伴奏手段に供給し、前記自動伴奏装置に前記供給した和音情報に従って自動伴奏音を生成させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の演奏教習装置。
  5. コンピュータに、
    和音情報を演奏順に取得する手順と、
    前記取得した和音情報に基づき次に演奏操作すべき和音をユーザに対し提示する手順と、
    ユーザによる演奏操作子の操作に応じて生成される1乃至複数の演奏情報を取得する手順と、
    前記取得した1乃至複数の演奏情報に基づき和音情報を検出する手順と、
    前記検出した和音情報と前記取得した和音情報とを比較して和音の演奏評価を判定する手順であって、少なくとも前記検出した和音情報に基づく和音の根音と前記取得した和音情報に基づく和音の根音とが一致するか否かを判定するものと、
    前記判定結果に基づく和音の演奏評価をユーザに対して報知する手順と
    を実行させるためのプログラム。
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