JP2010159513A - ウエットシート用基材及びウエットシート - Google Patents

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【課題】肌あたりがよい上に、シートに切り分け線を有し、簡単に切り分けやすく、切り分け部分での層剥離、糸ひきがなく、切り分けた後でも形状を維持できるウエットシート用基材及びウエットシートを提供する
【解決手段】親水性繊維を50質量%以上含有する2つの外層の間に、熱結合不織布からなる内層を有し、各層が水流交絡されてなる3層のウエットシート用基材であって、層間の剥離強度が0.5〜5N/50mmであり、切り分け線を有することを特徴とするウエットシート用基材。
【選択図】なし

Description

本発明は、ウエットシート用基材及びウエットシートに関し、さらに詳細には、肌あたりがよく、切り分けて使用しやすいウエットシート用基材及びウエットシートに関するものである。
洗浄等を目的として、ウエットシート等の製品が広く用いられている。この中でも、肌を拭く人体用ウエットシートとして、親水性繊維からなるシートが提案されている。しかしながら、親水性繊維からなるシートは、液体組成物を含浸させると繊維が膨潤し、ほぐれやすくなるという問題があった。一方、肌を拭く人体用ウエットシートでは、一枚の同じシートで全身を拭くのには抵抗があり、拭く部位によってシートを変えたいというニーズがあるものの、何枚も使うのではコストがかかってしまうため、一枚のシートを使い分けたいという希望があった。しかしながら、従来のウエットシートを切って使用すると、切った後の不織布が伸びてヨレが発生してしまい拭きづらくなり、切り分け部分で糸ひきが発生し外観が悪くなる。以上のことから、肌あたりがよい上に、切り分けて使用しやすいウエットシートが求められていた。
特開2006−14944号公報 特開2003−93152号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、肌あたりがよい上に、簡単に切り分けやすく、切り分け部分での層剥離、糸ひきがなく、切り分けた後でも形状を維持できるウエットシート用基材及びウエットシートを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、親水性繊維を50%以上含有する外層の間に、液状組成物を含浸させても膨潤しにくい内層を設け、各層を水流交絡で編みこみ、層間の剥離強度が0.5〜5N/50mmである特定のシートに、切り分け線を設けることで、肌あたりがよい上に、簡単に切り分けやすく、切り分け部での層剥離、糸ひきがなく、切った後でも形状を維持できることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は下記ウエットシート用基材及びウエットシートを提供する。
[1].親水性繊維を50質量%以上含有する2つの外層の間に、熱結合不織布からなる内層を有し、各層が水流交絡されてなる3層のウエットシート用基材であって、層間の剥離強度が0.5〜5N/50mmであり、切り分け線を有することを特徴とするウエットシート用基材。
[2].熱結合不織布が、ポイントボンド不織布、エアスルー不織布又はスパンボンド不織布である[1]記載のウエットシート用基材。
[3].上記切り分け線が、切れ目部(a)と切れ目部同士間に形成された連結部(b)とからなり、(b):(a)で表される長さの比が1:4〜1:10であり、連結部(b)の長さが0.5〜3mmである[1]又は[2]記載のウエットシート用基材。
[4].目付が30〜120g/m2であることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載のウエットシート用基材。
[5].[1]〜[4]のいずれかに記載のウエットシート用基材に液状組成物を含浸させてなるウエットシート。
本発明によれば、肌あたりがよい上に、シートに切り分け線を有し、簡単に切り分けやすく、切り分け部分での層剥離、糸ひきがなく、切り分けた後でも形状を維持できるウエットシート用基材及びウエットシートを提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のウエットシート用基材は、親水性繊維を50%以上含有する2つの外層の間に、熱結合不織布からなる内層を有し、各層が水流交絡されてなる3層以上のウエットシート用基材であって、層間の剥離強度が0.5〜5N/50mmであり、切り分け線を有するものである。
[内層]
内層は熱結合不織布からなり、熱結合不織布とは、熱をかけて繊維を結合させて得られる不織布である。熱結合不織布は、伸張性が低いので、切り分け時に力が分散せず、切りやすく、切り分け後の変形も少ない。熱結合不織布としては、ポイントボンド不織布、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、エアレイド不織布等が挙げられるが、ポイントボンド不織布、エアスルー不織布、スパンボンド不織布が好ましく、外層との繊維の絡みやすさの点から、ポイントボンド不織布がより好ましい。
内層の材質としては特に限定されず、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリエチレン(PE)、ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート芯鞘繊維等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、ポリプロピレンが製造適性とコストの点から好適である。
内層の厚さは特に限定されないが、0.2〜0.5mmが好ましく、0.3〜0.4mmがより好ましい。なお、本発明において、厚みの測定は、試験片(500×500mm)対して、ダイヤルゲージを用いて幅方向に3点の厚さを測定し、その平均値を用いる(測定圧力300N/m2、測定子面積15cm2、機器FS−60DS、メーカー(株)大栄科学精器製作所)で測定する。坪量は25〜35g/m2が好ましく、27〜33g/m2がより好ましい。
[外層]
外層は親水性繊維を50質量%以上、好ましくは70質量%以上含有する。外層は対象に接する層であり、例えば身体用ウエットシート用基材の場合は肌接触面となり、十分な肌あたりのよさと保液性が求められる。親水性繊維が50質量%未満だと、肌あたりと保液性が悪くなる。親水性繊維としては特に限定されないが、レーヨン、コットン、パルプ、麻等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。この中でも、肌あたりの点から、レーヨンが好ましい。
親水性繊維以外の繊維は特に限定されず、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート芯鞘繊維等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
外層はその間に内層挟み二つ(第1の外層及び第2の外層)あるが、両者の材質、親水性繊維等は同じであっても相違してもよい。
外層の厚さは特に限定されないが、0.1〜0.25mmが好ましく、0.15〜0.2mmがより好ましい。坪量は15〜25g/m2が好ましく、18〜22g/m2がより好ましい。
[接合]
本発明のウエットシート用基材は、外層の間に、熱圧着不織布からなる内層を有するもので、3層のウエットシート用基材である。本発明においては、各層を水流交絡(スパンレース)で接合し、ウエットシート用基材をスパンレース不織布とすることが重要であり、各層を水流交絡で接合することで、接合部に空隙が多く、シートが硬くならず肌あたりがよく、かつ切り分けやすいシートを得ることができる。これに対し、ケミカルボンド、サーマルボンド、ニードルパンチ等で接合すると、接合部が密着しすぎてシートが硬くなる。
層間の剥離強度は0.5〜5N/50mmであり、1〜4N/50mmが好ましい。0.5N/50mm未満だと、切り分けた場合に外層と内層とが剥がれてずれてしまう。また、糸ひきが生じやすくなり、拭き取り時に層が剥がれて肌あたりが悪くなる。一方、5N/50mmを超えると、シートが硬くなり、肌あたりが悪くなり、シートにスジが入り見た目が悪くなる。製造時のシートにあたる水圧を調整することで、上記剥離強度を得ることができる。なお、剥離強度の測定法は、含浸前のウエットシート用基材から、繊維の方向に長さ20mm、幅50mmの試験片を切り出し、試験片の両表面にガムテープを貼る。第1の外層のガムテーム貼付部を試験機器(機器名称:テンシロン引張り測定機、会社名:ヤマト科学)のチャックに挟み、さらに第2の外層のガムテープ貼付部を第2の外層と内層を合わせてもう一方のチャックに挟む。速度100mm/minで引っ張り、外層と内層との剥離強度の最大値を測定する。同じ操作を試験片3枚について行い、試験結果の平均値を剥離強度とする。剥離強度の値が大きいほど、層間剥離が発生し難いことを示す。
[切り分け線]
本発明のウエットシート用基材は、切れ目部(a)と切れ目部同士間に形成された連結部(b)とが交互に形成された切り分け線を有し、切り分けて使用することができる。切り分け線は、(b):(a)で表される長さの比が1:4〜1:10が好ましく、より好ましくは1:5〜1:7である。(b)1に対する(a)が4未満の場合、切るのに力が必要となるおそれがあり、10を超えると切れ目部が長すぎてすぐに切れやすく、見た目及び糸引きを生じるおそれがある。連結部(b)の長さは0.5〜3mmが好ましく、0.8〜2mmがより好ましい。0.5mm未満だと生産時に切れてしまうおそれがあり、3mmを超えると切るのに力が必要となったり、糸引きを生じるおそれがある。
切り分け線は直線でも、波線でも特に限定されず、ウエットシート用基材に対して一定方向でも十文字に入っていてもよいが、切り分け線の方向は、切れやすさと製造性の点から、繊維の方向に平行に入れることが好ましい。また、ウエットシート用基材の切り分け線の数は特に限定されず、1本又は複数本でもよく、用途により適宜選定される。
[ウエットシート用基材]
ウエットシート用基材の大きさは特に限定されず、用途に応じて適宜選定することができる。ウエットシート用基材は、縦80〜250mm、横130〜300mmの範囲にするとよく、厚さは0.3〜2mmが好ましく、0.5〜1mmがより好ましい。厚さが0.3mm未満であると、使っている時に丸まり使いづらい場合があり、2mmを超えると、厚すぎて使いづらくなるおそれがある。なお、ウエットシート用基材の厚みは、試験片(500×500mm)対して、ダイヤルゲージを用いて幅方向に3点の厚さを測定し、その平均値を用いる(測定圧力300N/m2、測定子面積15cm2、機器FS−60DS、(株)大栄科学精器製作所)で測定する。
ウエットシート用基材の目付は30〜120g/m2が好ましく、40〜90g/m2がより好ましい。目付が30g/m2未満だと伸びて切りにくくなり、糸引きを生じ、肌あたりが悪くなるおそれがある。120g/m2を超えると厚すぎて切りにくくなり、肌あたりが悪くなるおそれがある。
[ウエットシート用基材の製造方法]
ウエットシート用基材は、親水性繊維を50質量%以上含有する2つの外層の間に、熱圧着不織布からなる内層を挟み、水流交絡(スパンレース)で接合することにより得られる。具体的には上記2つの外層の間に内層を挟み、これを多孔質支持体、例えば、100メッシュ以下のネット上に設置し、高圧柱状水流を噴射し、打撃により繊維を移動させ、繊維同士を3次元的に絡み合わせて製造する。ウエットシート用基材の剥離強度は、製造時にシートにあたる水圧で調整する。具体的には、水流ノズルの口径やシートと水流ノズル間距離を適宜選定し、シートにあたる水圧を高(1×107〜1.5×107N/m2)、中(5×106〜1×107N/m2)、低(3×106〜5×106N/m2)のエネルギー基準に調整する。
得られたスパンレース不織布を用途に応じて切り出し、これに切り分け線を入れることでウエットシート用基材を得ることができる。切り分け線を入れる方法は特に指定はないが、製造効率上、ロール上の切り刃等で入れることが好ましい。
[ウエットシート]
本発明のウエットシートは、上記ウエットシート用基材に液状組成物を含浸させてなるものである。液状組成物の含浸率は、ウエットシート用基材1質量部(乾燥質量)に対して、1〜5質量部が好ましい。
液状組成物はウエットシートの用途に応じて適宜選定することができるが、例えば、アルコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の界面活性剤、保湿剤、植物抽出物等の香粧品成分、イソプロピルメチルフェノール等の殺菌剤、無水ケイ酸等の消臭剤、エチルパラベン等の防腐剤、キレート剤、色素、香料、酸化防止剤、pH調整剤、薬効成分等が挙げられる。これら各成分の前記液状組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができる。また、本発明の液状組成物の定義には、水等の25℃で液体である成分単品も含まれる。
ウエットシートの形態例としては特に限定されず、化粧料、医薬品、医薬部外品、雑貨等に適用することができるが、身体用ウエットシートとして好適であり、化粧水含浸シート、腋や体幹部等に使用する身体用デオドラント用シート等に用いることができる。特に、身体用デオドラント用シートにする場合、液状組成物にトレハロース及び/又はパラフェノールスルホン酸亜鉛を配合することが好ましい。
ウエットシートは、気密性の包装材料で包装して保存・流通させるのが水分の蒸発等を防ぐ上で好ましい。気密性包装材料としては、セロファン、防湿セロファン、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、リニア低密度ポリエチレン、ナイロン、ポリエステル、塩化ビニリデン、塩化ビニル、アイオノマー、ポリビニルアルコール、ポリメチルペンテン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・エチルアクリレート共重合体、ポリスチレン、アルミ箔、これらのフィルムにアルミニウムを蒸着させたもの、これらのフィルムとアルミ箔をラミネートしたもの等が挙げられる。これらの中では、アルミ箔ラミネートフィルム、アルミニウム蒸着フィルムが好ましい。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において特に明記のない場合は、組成の「%」は質量%を示し、表中の各成分の量は純分換算した量である。
[実施例1〜18、比較例1〜6]
表1〜4記載の内層不織布を表に記載の方法で作製した。2つの外層繊維ウエッブの間に、内層を挟み、高圧水流の水圧を調整して当て、スパンレース不織布の基材シートを作製した。得られた基材シート(寸法:160mm×100mm、100mmが繊維方向)を、切り羽のついたロールで繊維の方向に切り分け線を1つ設けた(切り分け線は、160mmを2分割する80mm間隔で設ける)。その後以下の含浸液(液状組成物)を、基材シートの乾燥質量1質量部に対して、3質量部となるようスプレー噴霧し、ウエットシートを得た。得られたウエットシートについて、下記評価を行った。結果を表中に併記する。
<含浸液1:化粧液>
各成分を下記手順でパドル式攪拌機を用いて混合し、含浸液1を得た。
エタノール20%に、エチルパラベン0.1%、香料0.1%、1,3−ブチレングリコール1%、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO.)0.8%を入れ混合した。この混合物を精製水70%に入れ、さらに無水ケイ酸2%を添加し、さらに、水酸化ナトリウムを添加しpH7に調整し、最後に精製水(バランス)を加えて全体量を100%とし、混合した。
<含浸液2:身体用デオドラント液>
各成分を下記手順でパドル式攪拌機を用いて混合し、含浸液2を得た。
エタノール20%に、イソプロピルメチルフェノール0.1%、香料0.1%、1,3−ブチレングリコール1%、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO.)0.8%を入れ混合した。この混合物とトレハロース3%、パラフェノールスルホン酸亜鉛0.3%を精製水74.7%に入れて、混合した。なお、混合はパドル式攪拌機を用いて混合した。
[剥離強度測定法]
含浸前で切り分け線を含まない部分の基材シートから繊維の方向に長さ20mm、幅50mmの試験片を切り出し、試験片の両表面にガムテープを貼った。第1の外層のガムテーム貼付部を試験機器(機器名称:テンシロン引張り測定機、会社名:ヤマト科学)のチャックに挟み、さらに第2の外層のガムテープ貼付部を第2の外層と内層を合わせてもう一方のチャックに挟んだ。速度100mm/minで引っ張り、外層と内層との剥離強度の最大値を測定した。同じ操作を試験片3枚について行い、試験結果の平均値を剥離強度した。また、上層と下層との組成が異なる場合は、上記測定法と同様にしてそれぞれの剥離強度を測定した。
[切りやすさ]
専門パネル10名が、ウエットシートの切り分け線を引き裂く際の切りやすさを、官能評価した。結果を下記評価基準に基づき示す。
<評価基準>
◎:専門パネル10名全員がよいと回答
○:専門パネル10名のうち、7〜9名がよいと回答
△:専門パネル10名のうち、4〜6名がよいと回答
×:専門パネル10名のうち、3名以下がよいと回答
[見た目のよさ]
専門パネル10名が、ウエットシートの切り分け線の外観、切り分け線を引き裂いた後のシートの変形のなさ、切り分け部分の糸引きのなさ、層の剥がれのなさを、総合的に見た目のよさとして官能評価した。結果を下記評価基準に基づき示す。
<評価基準>
◎:専門パネル10名全員がよいと回答
○:専門パネル10名のうち、7〜9名がよいと回答
△:専門パネル10名のうち、4〜6名がよいと回答
×:専門パネル10名のうち、3名以下がよいと回答
[肌あたりのよさ]
専門パネル10名が、ウエットシートで前腕内側部を5往復擦った後、肌あたりのよさを官能評価した。結果を下記の評価基準に基づき示す。
<評価基準>
◎:専門パネル10名全員がよいと回答
○:専門パネル10名のうち、7〜9名がよいと回答
△:専門パネル10名のうち、4〜6名がよいと回答
×:専門パネル10名のうち、3名以下がよいと回答
Figure 2010159513
Figure 2010159513
Figure 2010159513
Figure 2010159513

Claims (5)

  1. 親水性繊維を50質量%以上含有する2つの外層の間に、熱結合不織布からなる内層を有し、各層が水流交絡されてなる3層のウエットシート用基材であって、層間の剥離強度が0.5〜5N/50mmであり、切り分け線を有することを特徴とするウエットシート用基材。
  2. 熱結合不織布が、ポイントボンド不織布、エアスルー不織布又はスパンボンド不織布である請求項1記載のウエットシート用基材。
  3. 上記切り分け線が、切れ目部(a)と切れ目部同士間に形成された連結部(b)とからなり、(b):(a)で表される長さの比が1:4〜1:10であり、連結部(b)の長さが0.5〜3mmである請求項1又は2記載のウエットシート用基材。
  4. 目付が30〜120g/m2であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のウエットシート用基材。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載のウエットシート用基材に液状組成物を含浸させてなるウエットシート。
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