JP2010159339A - 一液型熱硬化性接着剤組成物 - Google Patents

一液型熱硬化性接着剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2010159339A
JP2010159339A JP2009001814A JP2009001814A JP2010159339A JP 2010159339 A JP2010159339 A JP 2010159339A JP 2009001814 A JP2009001814 A JP 2009001814A JP 2009001814 A JP2009001814 A JP 2009001814A JP 2010159339 A JP2010159339 A JP 2010159339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carboxy group
thermosetting adhesive
adhesive composition
polyol
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009001814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5294887B2 (ja
Inventor
Akihiro Imai
朗博 今井
Yoshihiro Matsumoto
吉弘 松本
Shigetoshi Sasano
茂年 笹野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Polyurethanes Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Polyurethanes Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Polyurethanes Inc filed Critical Mitsui Chemicals Polyurethanes Inc
Priority to JP2009001814A priority Critical patent/JP5294887B2/ja
Publication of JP2010159339A publication Critical patent/JP2010159339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5294887B2 publication Critical patent/JP5294887B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

【課題】良好な作業環境を確保することができ、貯蔵安定性に優れ、柔軟なフィルムに対する接着性と硬いフィルムに対する接着性とを兼ね備え、さらに、200℃未満の処理温度においても、充分な接着強度を得ることができる一液型熱硬化性接着剤組成物を提供すること。
【解決手段】一液型熱硬化性接着剤組成物として、カルボキシ基含有マクロポリオールと、1分子中に少なくとも2つのカルボジイミド基を有する化合物とを配合する。この一液型熱硬化性接着剤組成物は、貯蔵安定性に優れ、また、柔軟なフィルムに対する接着性と、硬いフィルムに対する接着性とを兼ね備え、さらに、低温硬化性にも優れる。そのため、この一液型熱硬化性接着剤組成物は、鋼板ラミネート用接着剤として好適に用いられる。
【選択図】なし

Description

本発明は、一液型熱硬化性接着剤組成物、詳しくは、鋼板ラミネート用接着剤として好適に用いられる一液型熱硬化性接着剤組成物に関する。
従来、鋼板ラミネート用接着剤として、マクロポリオールとブロックイソシアネート化合物とを配合した接着剤が種々提案されており、例えば、ポリエステル樹脂、ブロックイソシアネート、エポキシ化合物および触媒が配合された、プラスチックシートラミネート鋼板用接着剤が提案されている(例えば、特許文献1参照。)
特開2006−312678号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような、ブロックイソシアネートが配合された接着剤では、ブロックイソシアネートが脱ブロックして生成する遊離のブロック剤が、臭気を発生させ、作業環境を低下させる場合がある。また、ブロックイソシアネートを配合した接着剤において、ブロック剤を速やかに脱ブロックさせるために触媒を添加すると、接着剤の貯蔵安定性が低下する場合がある。
また、近年、ラミネートフィルムの種類が多様化する傾向にあり、従来より用いられてきた塩化ビニル系フィルムを、ポリオレフィン系フィルムや、ポリエステル系フィルムに置き換えることが奨励されている。そのため、ポリオレフィン系フィルムのような柔軟なフィルムに対する接着性と、ポリエステル系フィルムのような硬いフィルムに対する接着性とを兼ね備えた接着剤が望まれている。
さらに、近年、鋼板ラミネートの分野では、意匠性が要求されているため、例えば、エンボス模様がつぶれることなどを防止すべく、鋼板処理温度の低温化(200℃未満)が要求されており、低温下における硬化性に優れた接着剤が望まれている。
本発明の目的は、良好な作業環境を確保することができ、貯蔵安定性に優れ、柔軟なフィルムに対する接着性と硬いフィルムに対する接着性とを兼ね備え、さらに、200℃未満の処理温度においても、充分な接着強度を得ることができる一液型熱硬化性接着剤組成物を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の一液型熱硬化性接着剤組成物は、カルボキシ基含有マクロポリオールと、1分子中に少なくとも2つのカルボジイミド基を有する化合物とを含有することを特徴としている。
また、本発明の一液型熱硬化性接着剤組成物は、カルボキシ基含有マクロポリオールと、1分子中に少なくとも2つのカルボジイミド基を含有する化合物とを反応させることにより得られることが好適である。
また、本発明の一液型熱硬化性接着剤組成物では、カルボキシ基含有マクロポリオール中のカルボキシ基濃度が、0.1mmol/g未満であることが好適である。
また、本発明の一液型熱硬化性接着剤組成物は、さらに、脂環族ポリイソシアネートの誘導体を含有することが好適である。
また、本発明の一液型熱硬化性接着剤組成物では、カルボキシ基含有マクロポリオール中のカルボキシ基濃度が0.05mmol/g以上、0.1mmol/g未満であって、
且つ、下記式(1)の値が、0.15未満であることが好適である。
式(1)=(A)×(B)/(C)
(A):カルボキシ基含有マクロポリオール中のカルボキシ基濃度(mmol/g)
(B):一液型熱硬化性接着剤組成物におけるカルボジイミド化合物のモル数(mol)
(C):カルボキシ基含有マクロポリオール中のカルボキシ基のモル数(mol)
また、本発明の一液型熱硬化性接着剤組成物は、60℃で7日間保存した後の粘度の値が、初期粘度の値の120%以下であることが好適である。
また、本発明の一液型熱硬化性接着剤組成物は、200℃未満の温度で硬化させることが好適である。
また、本発明の一液型熱硬化性接着剤組成物は、鋼板ラミネート用接着剤として用いられることが好適である。
本発明の一液型熱硬化性接着剤によれば、ブロックイソシアネートを用いることなく、貯蔵安定性の向上を図ることができ、しかも、柔軟なフィルムに対する接着性と硬いフィルムに対する接着性とを兼ね備えることができ、さらには、200℃未満の処理温度において、充分な接着強度を得ることができる。
本発明の一液型熱硬化性接着剤は、主成分として、カルボキシ基含有マクロポリオールと、1分子中に少なくとも2つのカルボジイミド基を有する化合物(以下、カルボジイミド化合物と略する。)とを含有している。
カルボキシ基含有マクロポリオールは、水酸基を2つ以上有し、側鎖にカルボキシ基を有する数平均分子量400以上の化合物であって、例えば、ポリイソシアネート、ポリオール、および、カルボキシ基を含有する活性水素化合物を反応させることにより得ることができる。
本発明において、ポリイソシアネートとしては、例えば、脂肪族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、芳香族ポリイソシアネートなどのジイソシアネートが挙げられる。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、1,2−、2,3−または1,3−ブチレンジイソシアネート、2,4,4−または2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネートが挙げられる。
脂環族ポリイソシアネートとしては、例えば、3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート(イソホロンジイソシアネート、IPDI)、4,4′−、2,4′−または2,2′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートもしくはその混合物(H12MDI)、1,3−または1,4−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンもしくはその混合物(HXDI)、2,5−または2,6−ビス(イソシアナトメチル)ノルボルナンもしくはその混合物(NBDI)、1,3−シクロペンテンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル−2,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル−2,6−シクロヘキサンジイソシアネートなどの脂環族ジイソシアネートが挙げられる。
芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、例えば、1,3−または1,4−キシリレンジイソシアネートもしくはその混合物(XDI)、1,3−または1,4−テトラメチルキシリレンジイソシアネートもしくはその混合物(TMXDI)、ω,ω′−ジイソシアナト−1,4−ジエチルベンゼンなどの芳香脂肪族ジイソシアネートが挙げられる。
芳香族ポリイソシアネートとしては、例えば、4,4′−、2,4′−または2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネートもしくはその混合物(MDI)、2,4−または2,6−トリレンジイソシアネートもしくはその混合物(TDI)、4,4′−トルイジンジイソシアネート(TODI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、m−またはp−フェニレンジイソシアネートもしくはその混合物、4,4′−ジフェニルジイソシアネート、4,4′−ジフェニルエーテルジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネートが挙げられる。
また、ポリイソシアネートとしては、例えば、上記したポリイソシアネートの多量体(例えば、二量体、三量体(例えば、イソシアヌレート変性体など)、五量体、七量体など)、アロファネート変性体(例えば、ポリイソシアネートと、アルコール類との反応より生成するアロファネート変性体など)、ビウレット変性体(例えば、ポリイソシアネートと、水やアミン類との反応により生成するビウレット変性体など)、ウレア変性体(例えば、ポリイソシアネートとジアミンとの反応により生成するウレア変性体など)、オキサジアジントリオン(例えば、ポリイソシアネートと炭酸ガスとの反応により生成するオキサジアジントリオンなど)、カルボジイミド変性体(ポリイソシアネートの脱炭酸縮合反応により生成するカルボジイミド変性体など)などが挙げられる。
これらポリイソシアネートは、単独使用または2種類以上併用することができる。
ポリイソシアネートとして、好ましくは、脂環族ジイソシアネート、より好ましくは、IPDIが挙げられる。
本発明において、ポリオールとしては、例えば、低分子量ポリオール、高分子量ポリオール(マクロポリオール)などが挙げられる。
低分子量ポリオールは、水酸基を2つ以上有する数平均分子量400未満の化合物であって、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、アルカン(7〜22)ジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール、アルカン−1,2−ジオール(C17〜20)、1,3−または1,4−シクロヘキサンジメタノールおよびそれらの混合物、1,4−シクロヘキサンジオール、水素化ビスフェノールA、1,4−ジヒドロキシ−2−ブテン、2,6−ジメチル−1−オクテン−3,8−ジオール、ビスフェノールAなどの2価アルコール、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパンなどの3価アルコール、例えば、テトラメチロールメタン(ペンタエリスリトール)、ジグリセリンなどの4価アルコール、例えば、キシリトールなどの5価アルコール、例えば、ソルビトール、マンニトール、アリトール、イジトール、ダルシトール、アルトリトール、イノシトール、ジペンタエリスリトールなどの6価アルコール、例えば、ペルセイトールなどの7価アルコール、例えば、ショ糖などの8価アルコールなどが挙げられる。
高分子量ポリオールは、水酸基を2つ以上有する数平均分子量400以上の化合物であって、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリウレタンポリオール、エポキシポリオール、植物油ポリオール、ポリオレフィンポリオール、アクリルポリオール、および、ビニルモノマー変性ポリオールが挙げられる。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなどが挙げられる。
ポリプロピレングリコールとしては、例えば、上記した低分子量ポリオールまたは芳香族/脂肪族ポリアミンを開始剤とする、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドの付加重合物(2種以上のアルキレンオキサイドのランダムおよび/またはブロック共重合体を含む。)が挙げられる。
ポリテトラメチレンエーテルグリコールとしては、例えば、テトラヒドロフランのカチオン重合により得られる開環重合物や、テトラヒドロフランの重合単位に上記した2価アルコールを共重合した非晶性ポリテトラメチレンエーテルグリコールなどが挙げられる。
ポリエステルポリオールとしては、例えば、上記した低分子量ポリオール(好ましくは、2価アルコール)と多塩基酸とを、公知の条件下、反応させて得られる重縮合物が挙げられる。
多塩基酸としては、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、メチルコハク酸、グルタール酸、アジピン酸、1,1−ジメチル−1,3−ジカルボキシプロパン、3−メチル−3−エチルグルタール酸、アゼライン酸、セバチン酸、その他の飽和脂肪族ジカルボン酸(炭素数11〜13)、例えば、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、その他の不飽和脂肪族ジカルボン酸、例えば、オルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トルエンジカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸、その他の芳香族ジカルボン酸、例えば、ヘキサヒドロフタル酸、その他の脂環族ジカルボン酸、例えば、ダイマー酸、水添ダイマー酸、ヘット酸などのその他のカルボン酸、および、それらカルボン酸から誘導される酸無水物、例えば、無水シュウ酸、無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水2−アルキル(C12〜C18)コハク酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水トリメリット酸、さらには、これらのカルボン酸などから誘導される酸ハライド、例えば、シュウ酸ジクロライド、アジピン酸ジクロライド、セバチン酸ジクロライドなどが挙げられる。
また、ポリエステルポリオールとして、例えば、上記した低分子量ポリオールを開始剤として、ヒドロキシル基含有植物油脂肪酸(例えば、リシノレイン酸を含有するひまし油脂肪酸、12−ヒドロキシステアリン酸を含有する水添ひまし油脂肪酸など)などのヒドロキシカルボン酸を、公知の条件下、縮合反応させて得られる植物油系ポリエステルポリオールなどが挙げられる。
また、ポリエステルポリオールとして、例えば、上記した低分子量ポリオール(好ましくは、2価アルコール)を開始剤として、例えば、ε−カプロラクトン、γ−バレロラクトンなどのラクトン類を開環重合して得られる、ポリカプロラクトンポリオール、ポリバレロラクトンポリオール、さらには、それらに上記した2価アルコールを共重合したラクトン系ポリエステルポリオールなどが挙げられる。
ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、上記した低分子量ポリオール(好ましくは、2価アルコール)を開始剤とするエチレンカーボネートの開環重合物や、例えば、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオールや1,6−ヘキサンジオールなどの2価アルコールと、開環重合物とを共重合した非晶性もしくは結晶性ポリカーボネートポリオールなどが挙げられる。
また、ポリウレタンポリオールは、上記により得られたポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオールおよび/またはポリカーボネートポリオールを、イソシアネート基(NCO)に対する水酸基(OH)の当量比(OH/NCO)が1を超過する割合で、上記ポリイソシアネートと反応させることによって、ポリエステルポリウレタンポリオール、ポリエーテルポリウレタンポリオール、ポリカーボネートポリウレタンポリオール、あるいは、ポリエステルポリエーテルポリウレタンポリオールなどとして得ることができる。
エポキシポリオールとしては、例えば、上記した低分子量ポリオールと、例えば、エピクロルヒドリン、β−メチルエピクロルヒドリンなどの多官能ハロヒドリンとの反応により得られるエポキシポリオールが挙げられる。
植物油ポリオールとしては、例えば、ひまし油、やし油などのヒドロキシル基含有植物油などが挙げられる。例えば、ひまし油ポリオール、または、ひまし油脂肪酸とポリプロピレンポリオールとの反応により得られるエステル変性ひまし油ポリオールなどが挙げられる。
ポリオレフィンポリオールとしては、例えば、ポリブタジエンポリオール、部分ケン価エチレン−酢酸ビニル共重合体などが挙げられる。
アクリルポリオールとしては、例えば、ヒドロキシル基含有アクリレートと、ヒドロキシル基含有アクリレートと共重合可能な共重合性ビニルモノマーとを、共重合させることによって得られる共重合体が挙げられる。
ヒドロキシル基含有アクリレートとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2,2−ジヒドロキシメチルブチル(メタ)アクリレート、ポリヒドロキシアルキルマレエート、ポリヒドロキシアルキルフマレートなどが挙げられる。好ましくは、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
共重合性ビニルモノマーとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、s−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、イソペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシルアクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレート(炭素数1〜12)、例えば、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレンなどの芳香族ビニル、例えば、(メタ)アクリロニトリルなどのシアン化ビニル、例えば、(メタ)アクリル酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸などのカルボキシル基を含むビニルモノマー、または、そのアルキルエステル、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、オリゴエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートなどのアルカンポリオールポリ(メタ)アクリレート、例えば、3−(2−イソシアネート−2−プロピル)−α−メチルスチレンなどのイソシアネート基を含むビニルモノマーなどが挙げられる。
そして、アクリルポリオールは、これらヒドロキシル基含有アクリレート、および、共重合性ビニルモノマーを、適当な溶剤および重合開始剤の存在下において共重合させることにより得ることができる。
また、アクリルポリオールには、例えば、シリコーンポリオールやフッ素ポリオールが含まれる。
シリコーンポリオールとしては、例えば、上記したアクリルポリオールの共重合において、共重合性ビニルモノマーとして、例えば、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランなどのビニル基を含むシリコーン化合物が配合されたアクリルポリオールが挙げられる。
フッ素ポリオールとしては、例えば、上記したアクリルポリオールの共重合において、共重合性ビニルモノマーとして、例えば、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレンなどのビニル基を含むフッ素化合物が配合されたアクリルポリオールが挙げられる。
ビニルモノマー変性ポリオールは、上記した高分子量ポリオールと、ビニルモノマーとの反応により得ることができる。
高分子量ポリオールとして、好ましくは、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオールおよびポリカーボネートポリオールから選択される高分子量ポリオールが挙げられる。
また、ビニルモノマーとしては、例えば、上記したアルキル(メタ)アクリレート、シアン化ビニルまたはシアン化ビニリデンなどが挙げられる。これらビニルモノマーは、単独使用または2種類以上併用することができる。また、これらのうち、好ましくは、アルキル(メタ)アクリレートが挙げられる。
そして、ビニルモノマー変性ポリオールは、これら高分子量ポリオール、および、ビニルモノマーを、例えば、ラジカル重合開始剤(例えば、過硫酸塩、有機過酸化物、アゾ系化合物など)の存在下などにおいて反応させることにより得ることができる。
これらポリオールは、単独使用または2種類以上併用することができる。
ポリオールとして、好ましくは、ポリエステルポリオールが挙げられる。
本発明において、カルボキシ基を含有する活性水素化合物(以下、カルボキシ基含有活性水素化合物と略する。)は、1分子中に、カルボキシ基と、少なくとも2つの活性水素基とを有する化合物である。
カルボキシ基含有活性水素化合物が有する活性水素基は、イソシアネート基と反応する基であって、例えば、水酸基、アミノ基、カルボキシ基、エポキシ基などが挙げられる。
カルボキシ基含有活性水素化合物としては、例えば、2,2−ジメチロール酢酸、2,2−ジメチロール乳酸、2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメチロールブタン酸、2,2−ジメチロール酪酸、2,2−ジメチロール吉草酸などのジヒドロキシカルボン酸、例えば、リジン、アルギニンなどのジアミノカルボン酸、または、それらの金属塩類やアンモニウム塩類などが挙げられる。
これらカルボキシ基含有活性水素化合物は、単独使用または2種類以上併用することができる。
カルボキシ基含有活性水素化合物として、好ましくは、ジヒドロキシカルボン酸、より好ましくは、2,2−ジメチロールプロピオン酸が挙げられる。
そして、カルボキシ基含有マクロポリオールを得るには、ポリイソシアネートと、ポリオールと、カルボキシ基含有活性水素化合物とを、ポリイソシアネートのイソシアネート基に対する、ポリオールおよびカルボキシ基含有活性水素化合物の活性水素基(ポリオールの活性水素基(水酸基)と、カルボキシ基含有活性水素化合物の活性水素基との総量)が過剰となる割合で配合して、反応させる。
より具体的には、例えば、ポリイソシアネートと、ポリオールと、カルボキシ基含有活性水素化合物とを、ポリイソシアネートのイソシアネート基(NCO)に対する、ポリオールおよびカルボキシ基含有活性水素化合物の活性水素基の当量比(活性水素基/NCO)が、例えば、1以上、好ましくは、1〜5、さらに好ましくは、1.05〜2となる割合で配合し、反応させる。
この反応においては、例えば、バルク重合、溶液重合など、公知の重合方法を用いることができる。
バルク重合では、例えば、窒素気流下において、ポリイソシアネートを撹拌しつつ、これに、ポリオールおよびカルボキシ基含有活性水素化合物を加えて、反応温度40〜150℃、さらに好ましくは50〜120℃で、好ましくは、未反応のイソシアネート基が消失するまで反応させる。
溶液重合では、有機溶媒に、ポリイソシアネート、ポリオールおよびカルボキシ基含有活性水素化合物を加えて、反応温度40〜120℃、さらに好ましくは50〜90℃で、好ましくは、未反応のイソシアネート基が消失するまで反応させる。
なお、未反応のイソシアネート基の消失は、例えば、FT−IRを用いて赤外吸収スペクトルを測定し、NCOピーク(2250cm−1付近の吸収ピーク)がないことを確認する。
有機溶媒としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、例えば、アセトニトリルなどのニトリル類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチルなどのアルキルエステル類、例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、オクタンなどの脂肪族炭化水素類、例えば、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンなどの脂環族炭化水素類、例えば、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素類、例えば、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、メチルカルビトールアセテート、エチルカルビトールアセテート、エチレングリコールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、エチル−3−エトキシプロピオネートなどのグリコールエーテルエステル類、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、例えば、塩化メチル、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、臭化メチル、ヨウ化メチレン、ジクロロエタンなどのハロゲン化脂肪族炭化水素類、例えば、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、N,N’−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホニルアミドなどの極性非プロトン類などが挙げられる。
さらに、上記重合反応においては、必要に応じて、例えば、アミン類や有機金属化合物などの公知のウレタン化触媒を添加してもよい。
アミン類としては、例えば、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、ビス−(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、N−メチルモルホリンなどの3級アミン類、例えば、テトラエチルヒドロキシルアンモニウムなどの4級アンモニウム塩、例えば、イミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾールなどのイミダゾール類などが挙げられる。
有機金属化合物としては、例えば、酢酸錫、オクチル酸錫、オレイン酸錫、ラウリル酸錫、ジブチル錫ジアセテート、ジメチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジメルカプチド、ジブチル錫マレエート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジネオデカノエート、ジオクチル錫ジメルカプチド、ジオクチル錫ジラウリレート、ジブチル錫ジクロリドなどの有機錫系化合物、例えば、オクタン酸鉛、ナフテン酸鉛などの有機鉛化合物、例えば、ナフテン酸ニッケルなどの有機ニッケル化合物、例えば、ナフテン酸コバルトなどの有機コバルト化合物、例えば、オクテン酸銅などの有機銅化合物、例えば、チタン(IV)テトラブトキシドなどの有機チタン化合物、例えば、オクチル酸ビスマス、ネオデカン酸ビスマスなどの有機ビスマス化合物などが挙げられる。
さらに、ウレタン化触媒として、例えば、炭酸カリウム、酢酸カリウム、オクチル酸カリウムなどのカリウム塩が挙げられる。
これらウレタン化触媒は、単独使用または2種類以上併用することができる。
なお、カルボキシ基含有マクロポリオールの調製は、これに限定されず、例えば、上記したジヒドロキシカルボン酸と、多塩基酸と、必要により配合されるその他の高分子量ポリオールおよび/または低分子量ポリオールとを、公知条件下、重縮合させることによって、側鎖にカルボキシ基を含有するポリエステルポリオールとして調製することもできる。
本発明において、カルボキシ基含有マクロポリオールは、そのカルボキシ基濃度(カルボキシ基含有マクロポリオール1g中のカルボキシ基のモル数)が、例えば、0.12mmol/g未満、好ましくは、0.09mmol/g未満となり、例えば、0.005mmol/g以上、好ましくは、0.05mmol/g以上となるように、調製される。
また、カルボキシ基含有マクロポリオールの粘度(25℃)は、例えば、1000〜1000000mPa・s、好ましくは、2000〜500000mPa・sであり、酸価は、例えば、0.28〜5.61mgKOH/g、好ましくは、2.8〜5.05mgKOH/gであり、水酸基価は、例えば、2.8〜224mgKOH/g、好ましくは、11.2〜112mgKOH/gである。
また、カルボキシ基含有マクロポリオールは、例えば、上記した有機溶媒に溶解させ、カルボキシ基含有マクロポリオール溶液として調製することもできる。このような場合には、カルボキシ基含有マクロポリオール溶液における、カルボキシ基含有マクロポリオールの固形分濃度は、例えば、10〜90重量%、好ましくは、20〜85重量%である。
本発明において、カルボジイミド化合物は、例えば、ポリイソシアネートに、疎水性の活性水素含有化合物を、部分的に反応させるとともに、そのポリイソシアネートを、カルボジイミド化することにより、調製することができる。
ポリイソシアネートとしては、上記したカルボキシ基含有マクロポリオールの調製におけるポリイソシアネートと同様のポリイソシアネートが挙げられ、例えば、MDI,TDI、TODI、NDIなどの芳香族ポリイソシアネート、例えば、XDI,TMXDIなどの芳香脂肪族ポリイソシアネート、例えば、IPDI、H12MDI、HXDI、NBDIなどの脂環族ポリイソシアネート、例えば、HDIなどの脂肪族ポリイソシアネートなどが挙げられる。
これらポリイソシアネートは、単独使用または2種類以上併用することができる。
ポリイソシアネートとして、好ましくは、芳香族ポリイソシアネートが挙げられ、より好ましくは、TDIが挙げられる。
疎水性の活性水素含有化合物は、イソシアネート基と反応し得る活性水素基、例えば、水酸基、アミノ基、メルカプト基、カルボキシル基などを含有する疎水性化合物であって、例えば、ブチルアルコール、ヘキシルアルコール、シクロヘキシルアルコール、ヘプタノール、オクタノール、2−エチルヘキサノール(2−エチルヘキシルアルコール)(炭素数8)、ノニルアルコール、イソノニルアルコール、デカノール(炭素数10)、ラウリルアルコール(炭素数12)、ミリスチルアルコール(炭素数14)、セチルアルコール(炭素数16)、ステアリルアルコール(炭素数18)、オレイルアルコール(炭素数18)、エイコサノール(炭素数20)、フェノールおよびその誘導体、ベンジルアルコールおよびその誘導体、フェネチルアルコールおよびその誘導体、ナフトールおよびその誘導体などのアルコール類、例えば、ブチルアミン、ヘキシルアミン、シクロヘキシルアミン、オクチルアミン、2−エチルヘキシルアミン、ノニルアミン、イソノニルアミン、デシルアミン(炭素数10)、ラウリルアミン(炭素数12)、ミリスチルアミン(炭素数14)、セチルアミン(炭素数16)、ステアリルアミン(炭素数18)、オレイルアミン(炭素数18)、エイコサミン(炭素数20)、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジブチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジオクチルアミン、アニリンおよびその誘導体、ベンジルアミンおよびその誘導体などのモノアミン類、例えば、ブチルメルカプタン、シクロヘキシルメルカプタン、オクチルメルカプタン、ノニルメルカプタン、デシルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、チオフェノールおよびその誘導体などのメルカプタン類、例えば、ブタン酸、ヘキサン酸、シクロヘキサン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ドデカン酸、安息香酸およびその誘導体などのカルボン酸類などが挙げられる。
これら疎水性の活性水素含有化合物としては、単独使用または2種類以上併用することができる。
疎水性の活性水素含有化合物として、好ましくは、アルコール類、さらに好ましくは炭素数4〜18、特に好ましくは炭素数6〜18のアルコール類が挙げられる。
そして、カルボジイミド化合物は、まず、ポリイソシアネートに、疎水性の活性水素含有化合物を、部分的に反応させた後、その疎水性の活性水素含有化合物が反応したポリイソシアネートを、カルボジイミド化するか、あるいは、まず、ポリイソシアネートをカルボジイミド化した後に、そのカルボジイミド化したポリイソシアネートの残余のイソシアネート基に、疎水性の活性水素含有化合物を反応させることにより、得ることができる。
前者の方法において、ポリイソシアネートに対して疎水性の活性水素含有化合物を部分的に反応させる割合(変性率)は、得られたカルボジイミド化合物の全体に対して、反応した疎水性の活性水素含有化合物が、例えば、5〜80重量%、好ましくは、7〜50重量%となる割合である。
また、前者の方法において、ポリイソシアネートに、疎水性の活性水素含有化合物を、部分的に反応させるには、ポリイソシアネートと、疎水性の活性水素含有化合物とを、上記した割合において、反応温度が、例えば、20〜150℃、好ましくは、70〜120℃で、反応時間が、例えば、1〜10時間、好ましくは、1〜5時間で、反応させればよい。これによって、疎水性の活性水素含有化合物がイソシアネート化合物に部分的に導入される。
前者の方法において、次いで、疎水性の活性水素含有化合物が反応したイソシアネート化合物をカルボジイミド化するには、公知の方法でよく、カルボジイミド化触媒を用いて、イソシアネート基を脱二酸化炭素反応させる。
カルボジイミド化触媒としては、特に制限されないが、好ましくは、有機リン系化合物が用いられ、触媒活性の観点から、さらに好ましくは、フォスフォレンオキシド系化合物が用いられる。
このようなフォスフォレンオキシド系化合物は、例えば、3−メチル−1−フェニル−2−フォスフォレン−1−オキシド、3−メチル−1−エチル−2−フォスフォレン−1−オキシド、1,3−ジメチル−2−フォスフォレン−1−オキシド、1−フェニル−2−フォスフォレン−1−オキシド、1−エチル−2−フォスフォレン−1−オキシド、1−メチル−2−フォスフォレン−1−オキシドおよびこれらの二重結合異性体などが挙げられる。
フォスフォレンオキシド系化合物として、好ましくは、工業的に入手の容易な、3−メチル−1−フェニル−2−フォスフォレン−1−オキシドが挙げられる。
これらカルボジイミド化触媒は、単独使用または2種類以上併用することができる。また、カルボジイミド化触媒を用いる割合は、例えば、疎水性の活性水素含有化合物が反応したイソシアネート化合物100重量部に対して、好ましくは、0.01〜20重量部、さらに好ましくは、0.05〜10重量部である。
また、カルボジイミド化は、上記したカルボジイミド化触媒を用いて、例えば、不活性ガス雰囲気下において、反応温度が、例えば、30〜200℃、好ましくは、60〜180℃で、反応時間が、例えば、1〜50時間、好ましくは、3〜40時間で、反応させる。これによって、分子末端に疎水性基を有するカルボジイミド化合物を得ることができる。
そして、このようなカルボジイミド化では、上記の反応条件を、得られたカルボジイミド化合物の平均重合度、すなわち、平均カルボジイミド基数(1分子のカルボジイミド化合物が含有するカルボジイミド基の数)が、2以上、例えば、2〜10、好ましくは、2〜5となるように制御する。
後者の方法においては、ポリイソシアネートをカルボジイミド化するには、上記と同様のカルボジイミド化触媒を用いて、上記と同様に反応させればよい。また、これによって得られたカルボジイミド化合物の平均重合度は、上記と同様に、2以上、例えば、2〜10、好ましくは、2〜5となるように制御する。
また、後者の方法において、カルボジイミド化したポリイソシアネートの残余のイソシアネート基に、疎水性の活性水素含有化合物を反応させるには、カルボジイミド化したポリイソシアネートと、疎水性の活性水素含有化合物とを、残余のイソシアネート基に対して活性水素基が過剰となる割合において、反応温度が、例えば、20〜150℃、好ましくは、70〜120℃で、反応時間が、例えば、1〜10時間、好ましくは、2〜5時間で、反応させる。これによって、分子末端に疎水性基を有するカルボジイミド化合物を得ることができる。
なお、上記した前者の方法および後者の方法のいずれにおいても、カルボジイミド化においては、有機溶媒、例えば、トルエン、キシレン、酢酸エチル、2−ブタノン、アセトンなどを反応媒体として用いることができる。
このような場合には、カルボジイミド化合物の固形分濃度は、例えば、10〜90重量%、好ましくは、20〜85重量%である。
また、得られたカルボジイミド化合物の数平均分子量は、例えば、300〜10000である。
さらに、一液型熱硬化性接着剤組成物の調製では、上記により得られたカルボキシ基含有マクロポリオール、および、上記により得られたカルボジイミド化合物とともに、任意成分として、例えば、ポリイソシアネートの誘導体などを配合することができる。
ポリイソシアネートの誘導体を配合することにより、一液型熱硬化性接着剤組成物の接着性を、より強固にすることができる。
ポリイソシアネートの誘導体としては、上記したカルボキシ基含有マクロポリオールの調製におけるポリイソシアネートと同様のポリイソシアネート(例えば、MDI,TDI、TODI、NDIなどの芳香族ポリイソシアネート、例えば、XDI,TMXDIなどの芳香脂肪族ポリイソシアネート、例えば、IPDI、H12MDI、HXDI、NBDIなどの脂環族ポリイソシアネート、例えば、HDIなどの脂肪族ポリイソシアネートなど)の誘導体、例えば、上記したポリイソシアネートの多量体、アロファネート変性体、ビウレット変性体、ウレア変性体、オキサジアジントリオンなどが挙げられる。任意成分として、好ましくは、脂肪族ポリイソシアネートの誘導体、脂環族ポリイソシアネートの誘導体が挙げられ、より好ましくは、脂環族ポリイソシアネートの誘導体が挙げられる。
そして、本発明の一液型熱硬化性接着剤組成物は、上記各成分(すなわち、必須成分として、カルボキシ基含有マクロポリオール、カルボジイミド化合物、任意成分として、ポリイソシアネートの誘導体)を配合し、例えば、0〜80℃、好ましくは、15〜40℃において、均一になるまで撹拌することにより得ることができる。
一液型熱硬化性接着剤組成物の調製における、各成分の配合割合は、カルボキシ基含有マクロポリオール100重量部に対して、カルボジイミド化合物が、例えば、0.1〜100重量部、好ましくは、1〜50重量部である。
また、一液型熱硬化性接着剤組成物に、ポリイソシアネートの誘導体を配合する場合には、ポリイソシアネートの誘導体の配合割合は、カルボキシ基含有マクロポリオール100重量部に対して、例えば、5重量部以下、好ましくは、2重量部以下、通常、0.1重量部以上である。
また、本発明の一液型熱硬化性接着剤組成物は、例えば、カルボキシ基含有マクロポリオールとカルボジイミド化合物とを配合し、反応させることにより得ることもできる。
このような反応においては、例えば、上記したバルク重合、上記した溶液重合など、公知の重合方法を用いることができる。
上記各成分を反応させる場合には、カルボキシ基含有マクロポリオールとカルボジイミド化合物とを、カルボキシ基含有マクロポリオールのカルボキシ基(COOH)に対する、カルボジイミド化合物のカルボジイミド基(N=C=N)の当量比(N=C=N/COOH)が、例えば、0.3〜100、好ましくは、0.5〜50となる割合で配合する。
このような反応における反応条件は、反応温度が、例えば、40〜100℃、好ましくは、50〜80℃であり、反応時間が、例えば、1〜24時間、好ましくは、2〜12時間である。
また、一液型熱硬化性接着剤組成物をカルボキシ基含有マクロポリオールとカルボジイミド化合物との反応により得る場合には、例えば、上記カルボキシ基含有マクロポリオールとカルボジイミド化合物とを反応させたものに、任意成分として、上記したポリイソシアネートの誘導体を、上記した配合割合で配合することができる。
上記カルボキシ基含有マクロポリオールとカルボジイミド化合物とを反応させたものに、ポリイソシアネートの誘導体を配合することにより、一液型熱硬化性接着剤組成物の接着性を、より強固にすることができる。
そして、本発明の一液型熱硬化性接着剤組成物は、下記式(1)の値が、例えば、0.15未満、好ましくは、0.14未満となるように、調製される。下記式(1)の値が、0.15以上である場合には、一液型熱硬化性接着剤組成物の貯蔵安定性が低下する場合がある。
式(1)=(A)×(B)/(C)
(A):カルボキシ基含有マクロポリオール中のカルボキシ基濃度(mmol/g)
(B):一液型熱硬化性接着剤組成物におけるカルボジイミド化合物のモル数(mol)
(C):カルボキシ基含有マクロポリオール中のカルボキシ基のモル数(mol)
なお、一液型熱硬化性接着剤組成物には、本発明の優れた効果を阻害しない範囲において、必要に応じて、例えば、防錆剤(防錆顔料)、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、シランカップリング剤、エポキシ樹脂、触媒、塗工性改良剤、レベリング剤、核剤、滑剤、離型剤、消泡剤、可塑剤、界面活性剤、顔料、染料、有機または無機微粒子、防黴剤、難燃剤、充填剤などの添加剤を、適宜添加することができる。
これら添加剤は、例えば、カルボキシ基含有マクロポリオールの調製時に添加してもよく、また、カルボジイミド化合物の調製時に添加してもよく、あるいは、各成分の混合時に添加してもよく、さらには、一液型熱硬化性接着剤組成物の調製後に添加してもよい。
そして、このようにして得られる一液型熱硬化性接着剤組成物は、原料成分としてブロックイソシアネートを使用していないため、臭気の発生を抑制することができ、作業環境を良好に保つことができる。
また、このようにして得られる一液型熱硬化性接着剤組成物は、貯蔵安定性に優れており、具体的には、60℃において7日間保存した後の粘度の値が、初期粘度の値に対して、例えば、120%以下、好ましくは、115%以下である。
また、このようにして得られる一液型熱硬化性接着剤組成物は、ポリオレフィン系フィルムのような柔軟なフィルムに対する接着性と、ポリエステル系フィルムのような硬いフィルムに対する接着性とを兼ね備えている。
さらに、このようにして得られる一液型熱硬化性接着剤組成物は、低温硬化性に優れ、例えば、200℃未満、好ましくは、180℃以下の処理温度で硬化させることができる。
そのため、本発明の一液型熱硬化性接着剤は、例えば、鋼板ラミネート用接着剤として、好適に用いることができる。
より具体的には、本発明の一液型熱硬化性接着剤は、例えば、建築分野(例えば、外装、内装、設備など)、電気機器分野(例えば、家電、厨房設備、空調など)、輸送器機分野(例えば、船舶、自動車など)、家具分野、雑貨分野などの各種産業分野において使用される、例えば、壁材、扉材、外板、パネル、化粧板、ケース、カバーなどの鋼板に、各種フィルムを貼着し、意匠性を付与するために、好適に用いることができる。
以下に、実施例および比較例を挙げて、本発明を詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
調製例1(ポリエステルポリオールAの調製)
イソフタル酸330.68g、エチレングリコール71.38g、ネオペンチルグリコール353.31gを、窒素気流下において、180〜220℃でエステル化反応させた。次いで、所定量の水を留出し、その後、セバシン酸402.57gを加え、さらに、180〜220℃でエステル化反応し、数平均分子量約2,500のポリエステルポリオールAを得た。
調製例2(カルボジイミド化合物Bの調製)
トリレンジイソシアネート(三井化学ポリウレタン社製、コスモネートT−80)435.5gに、2−エチルヘキシルアルコール162.8gを、液温が90℃を越えないように滴下混合し、次いで、1時間反応させた。
その後、さらに、酢酸エチル258.3g、および、3−メチル−1−フェニル−2−フォスフォレン−1−オキシド4.4gを加えて、窒素気流下において、80℃で20時間攪拌して、反応させた。反応終了後、赤外吸収スペクトル測定により、吸収波長2000〜2300cm−1のイソシアネート基のピークが消失したことを確認して、固形分70重量%のカルボジイミド化合物Bを得た。カルボジイミド化合物Bは、1分子中に平均約3つのカルボジイミド基を含有しており、また、その分子量は、787であった。
合成例1(カルボキシ基含有マクロポリオールCの合成)
ポリエステルポリオールA 474.36g、ジメチロールプロピオン酸1.37g、3−イシシアナトメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート38.68gを、窒素気流下において、110〜120℃下で攪拌し、ウレタン化反応させた。赤外吸収スペクトル測定により、NCOピークが消失したことを確認した後、酢酸エチル514.41gを添加し、完全に溶解させて、固形分50重量%のカルボキシ基含有マクロポリオールCを合成した。
合成例2〜7
表1に示す配合処方にて各成分を配合した以外は、合成例1と同様にして、カルボキシ基含有マクロポリオールD〜H、および、ポリエステルポリウレタンポリオールIを調製した。
各合成例の配合処方を表1に示す。
Figure 2010159339
また、各カルボキシ基含有マクロポリオール、および、ポリエステルポリウレタンポリオールのカルボキシ基濃度、25℃における粘度(JIS K 7117に準拠してSB型粘度計により測定)、および、酸価(固形分換算、JIS K 6901に準拠して測定)を測定した。その結果を表1に示す。
なお、カルボキシ基濃度は、下記式(2)により算出した。
カルボキシ基濃度[mmol/g]=1000ラ{(カルボキシ基含有活性水素化合物の配合重量[g])/(カルボキシル基含有活性水素化合物の分子量[g/mol])}/(カルボキシ基含有マクロポリオール成分の固形分重量[g]) (2)
実施例1
カルボキシ基含有マクロポリオールC 1000重量部に、カルボジイミド化合物B 5.7重量部を加え、50〜70℃で3時間攪拌し、カルボキシ基含有マクロポリオール中と、カルボジイミド化合物とを反応させ、一液型熱硬化性接着剤組成物を得た。
実施例2〜37および比較例1〜11
表2〜7に示す配合処方にて各成分を配合した以外は、実施例1と同様にして、各実施例および各比較例の一液型熱硬化性接着剤組成物を得た。
なお、実施例20および21の一液型熱硬化性接着剤組成物は、カルボキシ基含有マクロポリオールとカルボジイミド化合物とを反応させず、室温で均一に混合撹拌することにより製造した。
また、実施例36および37の一液型熱硬化性接着剤組成物は、実施例1と同様にカルボキシ基含有マクロポリオールとカルボジイミド化合物とを反応させた後、脂環族ポリイソシアネートの誘導体を室温で添加して、均一に混合撹拌することにより製造した。
各実施例の配合処方を、表2〜7に示す。
Figure 2010159339
Figure 2010159339
Figure 2010159339
Figure 2010159339
Figure 2010159339
Figure 2010159339
なお、表2〜7中の略号の詳細を下記に示す。
マクロポリオールC〜H:カルボキシ基含有マクロポリオール、固形分50重量%
マクロポリオールI:ポリエステルポリウレタンポリオール、固形分50重量%
カルボジイミド化合物B:分子量787、1分子中にカルボジイミド基を3つ含有、固形分70重量%
ブロックイソシアネート:タケネートB830(三井化学ポリウレタン社製、TDIアダクトのブロック体、NV(固形分濃度)55重量%)
脂環族ポリイソシアネートの誘導体: VESTANAT T1890/100(デグサ社製、イソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体)
触媒:ジオクチルチンジラウレート
評価
<貯蔵安定性>
各実施例および各比較例の一液型熱硬化性接着剤組成物を、ガラス瓶に入れ、JIS K 7117に準拠して、SB型粘度計により、25℃の粘度を測定した。さらに、この一液型熱硬化性接着剤組成物を60℃で7日間保存した後、同様に25℃の粘度を測定した。また、保存後の粘度の値を、保存前の粘度の値で除した値をパーセンテージで表し、一液型熱硬化性接着剤組成物の粘度の増加の指標とした。その結果を表2〜7に示す。
なお、実施例20および21の一液型熱硬化性接着剤組成物(カルボキシ基含有マクロポリオールとカルボジイミド化合物とを反応させずに調製した一液型熱硬化性接着剤組成物)では、60℃において3〜5時間経過すると、カルボキシ基含有マクロポリオールとカルボジイミド化合物とが反応するため、貯蔵安定性の評価を実施しなかった。
<接着強度>
各実施例および各比較例の一液型熱硬化性接着剤組成物を、有機溶媒乾燥後の塗布量が5g/mになるように、鋼板(日本テストパネル社製、パーカライジング製パルボンド3100で処理した化成品皮膜処理板(JIS G 3141対応))に塗布し、有機溶媒を乾燥させた後、180℃で90秒間加熱し、直ちにPETフィルムの未処理面(東レフィルム加工社製、P−60、40ミクロン)、あるいは、CPPフィルム(東レフィルム加工社製、トレファンNO ZK−99、60ミクロン)の処理面と貼り合せた。続いて、熱ロールにて圧着(ロール温度90℃、線圧7N/cm、スピード1mm/min)した後、水の入ったバケツに30秒間浸し、その後、60℃で30分間乾燥し、ラミネート鋼板を得た。このラミネート鋼板の剥離試験(インテスコ社製、インテスコ精密万能材料試験機201B型、25℃下、試験片幅25mm、引張速度50mm/min)を行い、剥離強度を測定した。その結果を表2〜7に示す。
なお、表2〜7中、IFとは、破壊モードが界面剥離であった(フィルムと接着剤層との間、もしくは、接着剤層と鋼板との間で剥離した)ことを示している。

Claims (8)

  1. カルボキシ基含有マクロポリオールと、
    1分子中に少なくとも2つのカルボジイミド基を有する化合物と
    を含有することを特徴とする一液型熱硬化性接着剤組成物。
  2. カルボキシ基含有マクロポリオールと、
    1分子中に少なくとも2つのカルボジイミド基を含有する化合物と
    を反応させることにより得られることを特徴とする、請求項1に記載の一液型熱硬化性接着剤組成物。
  3. カルボキシ基含有マクロポリオール中のカルボキシ基濃度が、0.1mmol/g未満であることを特徴とする、請求項1または2に記載の一液型熱硬化性接着剤組成物。
  4. さらに、脂環族ポリイソシアネートの誘導体を含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の一液型熱硬化性接着剤組成物。
  5. カルボキシ基含有マクロポリオール中のカルボキシ基濃度が0.05mmol/g以上、0.1mmol/g未満であって、
    且つ、下記式(1)の値が、0.15未満であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の一液型熱硬化性接着剤組成物。
    式(1)=(A)×(B)/(C)
    (A):カルボキシ基含有マクロポリオール中のカルボキシ基濃度(mmol/g)
    (B):一液型熱硬化性接着剤組成物におけるカルボジイミド化合物のモル数(mol)
    (C):カルボキシ基含有マクロポリオール中のカルボキシ基のモル数(mol)
  6. 60℃で7日間保存した後の粘度の値が、初期粘度の値の120%以下であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の一液型熱硬化性接着剤組成物。
  7. 200℃未満の温度で硬化させることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の一液型熱硬化性接着剤組成物。
  8. 鋼板ラミネート用接着剤として用いられることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の一液型熱硬化性接着剤組成物。
JP2009001814A 2009-01-07 2009-01-07 一液型熱硬化性接着剤組成物 Active JP5294887B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009001814A JP5294887B2 (ja) 2009-01-07 2009-01-07 一液型熱硬化性接着剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009001814A JP5294887B2 (ja) 2009-01-07 2009-01-07 一液型熱硬化性接着剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010159339A true JP2010159339A (ja) 2010-07-22
JP5294887B2 JP5294887B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=42576749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009001814A Active JP5294887B2 (ja) 2009-01-07 2009-01-07 一液型熱硬化性接着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5294887B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10011677B2 (en) 2016-01-05 2018-07-03 Mitsui Chemicals, Inc. Polycarbodiimide composition, method for producing polycarbodiimide composition, aqueous dispersion composition, solution composition, resin composition, and cured resin
WO2018128032A1 (ja) * 2017-01-05 2018-07-12 三井化学株式会社 二液硬化型接着剤組成物、ラミネートフィルムおよびその製造方法
JP2020007480A (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 三井化学株式会社 二液硬化型接着剤組成物、ラミネートフィルムおよびその製造方法
US11390751B2 (en) 2017-02-16 2022-07-19 Mitsui Chemicals, Inc. Polycarbodiimide composition, method for producing a polycarbodiimide composition, water-dispersed composition, solution composition, resin composition, and cured resin

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08100121A (ja) * 1994-09-29 1996-04-16 Toppan Printing Co Ltd 熱硬化性樹脂組成物
WO2008069298A1 (ja) * 2006-12-08 2008-06-12 Toyo Ink Mfg. Co., Ltd. 接着剤組成物、その製造方法及び接着剤組成物を用いた積層体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08100121A (ja) * 1994-09-29 1996-04-16 Toppan Printing Co Ltd 熱硬化性樹脂組成物
WO2008069298A1 (ja) * 2006-12-08 2008-06-12 Toyo Ink Mfg. Co., Ltd. 接着剤組成物、その製造方法及び接着剤組成物を用いた積層体

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10011677B2 (en) 2016-01-05 2018-07-03 Mitsui Chemicals, Inc. Polycarbodiimide composition, method for producing polycarbodiimide composition, aqueous dispersion composition, solution composition, resin composition, and cured resin
WO2018128032A1 (ja) * 2017-01-05 2018-07-12 三井化学株式会社 二液硬化型接着剤組成物、ラミネートフィルムおよびその製造方法
CN110062798A (zh) * 2017-01-05 2019-07-26 三井化学株式会社 二液固化型粘接剂组合物、层压膜及其制造方法
JPWO2018128032A1 (ja) * 2017-01-05 2019-11-07 三井化学株式会社 二液硬化型接着剤組成物、ラミネートフィルムおよびその製造方法
US11390751B2 (en) 2017-02-16 2022-07-19 Mitsui Chemicals, Inc. Polycarbodiimide composition, method for producing a polycarbodiimide composition, water-dispersed composition, solution composition, resin composition, and cured resin
JP2020007480A (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 三井化学株式会社 二液硬化型接着剤組成物、ラミネートフィルムおよびその製造方法
JP7125871B2 (ja) 2018-07-11 2022-08-25 三井化学株式会社 二液硬化型接着剤組成物、ラミネートフィルムおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5294887B2 (ja) 2013-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5663478B2 (ja) 芳香族ポリエステル、それを含むポリオールブレンド、及びそれから得られる製品
EP3543273B1 (en) Thermoplastic polyurethane resin for foaming and production method thereof, and molded article
RU2471815C2 (ru) Свободные от растворителя самоотверждающиеся полиуретановые дисперсии
JP5566360B2 (ja) ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンからのイソシアヌラート組成物および第三級アミン触媒を含むポリウレタンコーティング組成物
CN110167988B (zh) 增韧的氨基甲酸酯丙烯酸酯组合物
MXPA05013361A (es) Metodo continuo para fabricar un isocianato solido bloqueado acido-funcional.
JP5657990B2 (ja) ラミネート用接着剤
JP6926522B2 (ja) ポリウレタン樹脂形成性組成物
WO2011000585A1 (de) Zusammensetzungen auf der basis von diisocyanaten aus nachwachsenden rohstoffen
JP5294887B2 (ja) 一液型熱硬化性接着剤組成物
WO2006104111A1 (ja) 改質された水性樹脂組成物
JP6025507B2 (ja) ブロックイソシアネート、塗料組成物、および、ブロックイソシアネートの製造方法
JP5596363B2 (ja) カルボニル基含有ウレタンウレア樹脂の水分散体
JP6068932B2 (ja) ブロックイソシアネート、水分散液、塗料組成物、および、ブロックイソシアネートの製造方法
JP6754449B2 (ja) 二液硬化型接着剤組成物、ラミネートフィルムおよびその製造方法
WO2002077054A1 (fr) Prepolymere d'isocyanate a extremite bloquee presentant un noyau d'oxadiazine, procede de production du prepolymere, et composition destinee a un materiau de revetement de surface
JP2008248018A (ja) 反応型ホットメルト接着剤組成物
JP7106389B2 (ja) 複層膜の製造方法、および、複層膜
JP2011157414A (ja) アルミニウム化合物及びアルミニウム以外の金属化合物からなるブロック剤解離触媒及びその用途
JP2011137090A (ja) ブロック剤低温解離用触媒及びそれを含有する水性一液熱硬化性組成物
JP7135642B2 (ja) 無溶剤系反応硬化性ポリウレタン樹脂組成物、該樹脂組成物を用いた成形体、及びコーティング剤
JP2013001835A (ja) プライマー組成物
JP2010229224A (ja) 水性ポリウレタン分散体及びそれを用いた水性塗料
CA3086625A1 (en) Two-component coating compositions
JP7375034B2 (ja) 構造用ポリウレタン接着剤

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20101125

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130219

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130403

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130408

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5294887

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250