JP2010159127A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録用紙に対して効果的に気体を吹き付けることで皺の除去効果を確実に得て、更には記録用紙を搬送ベルトに吸引密着させつつ搬送する構成において、記録用紙に対して気体を吹き付けることにより得られる皺の除去効果を確実に得る。
【解決手段】記録部2の下流側に設けられた後処理部3は第1処理部11を備え、第1処理部11は用紙搬送方向に移動可能であるとともに記録用紙Pを搬送ベルト6に向けて押圧する押圧ローラー18と、記録用紙Pに対して温風を上流側方向に向けて吹き付ける温風噴射ノズル21とを備えている。用紙先端が押圧ローラー18と搬送ベルト6とによりクリップされると、温風噴射ノズル21からの温風吹き付けを受け、インクが吐出されることにより形成された皺が伸ばされる。この皺が伸ばされる領域では、記録用紙Pは搬送ベルト6から吸引密着を受けず、フリーな状態である為、効果的に皺が伸ばされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ファクシミリやプリンター等に代表される記録装置に関し、特に被記録媒体に対して気体を吹き付ける気体噴射手段を備えた記録装置に関する。
以下、記録装置の一例としてのインクジェットプリンターを例に説明する。インクジェットプリンターにおいては、特許文献1に示される様に、温風を用紙に対して噴射することにより用紙に着弾したインクを乾燥させる乾燥手段を備えたものがある。特許文献1記載の乾燥手段は、温風を用紙に対してほぼ垂直に噴射することにより用紙に着弾したインクを乾燥させる構成を備えている。
特開2002−292841号公報
ところで記録用紙はインクを吸収することにより皺が生じる場合があり、この皺が残存してしまうと記録品質を低下させることになり、好ましくない。この様な皺は、記録用紙に対して気体を強く吹き付けることにより或る程度除去される(伸ばされる)ことが期待できるが、上記特許文献1記載のプリンターをはじめとし、記録用紙に対して気体を噴射する手段を備えた従来の記録装置では必ずしも皺を効果的に除去する構成を備えていなかった。
また、記録用紙を搬送する搬送手段として、高速搬送を目的として搬送ベルトを用いる場合、記録用紙は搬送ベルトに形成された微細な吸引孔を介してベルト上に吸引密着される。従って皺がベルト上に吸引密着されていることにより、記録用紙に対して気体を吹き付けても皺の除去効果を効果的に得難い場合がある。
そこで本発明はこの様な状況に鑑み成されたものであり、その目的は、記録用紙に対して気体を吹き付ける手段を用いて皺を効果的に除去することにあり、更には記録用紙を搬送ベルトに吸引密着させつつ搬送する構成において、記録用紙に対して気体を吹き付けることにより得られる皺の除去効果を確実に得るようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る記録装置は、被記録媒体を搬送する搬送ベルトと、被記録媒体の搬送方向における先端部を前記搬送ベルトに向けて押圧する第1状態と前記押圧を解除する第2状態とを切り換え可能であるとともに、前記第1状態では前記搬送ベルトとともに被記録媒体搬送方向下流側に移動可能なクリップ手段と、前記第1状態において、被記録媒体の記録面に対し被記録媒体の搬送方向における先端側から後端側に向かって気体を吹き付ける気体噴射手段と、を備え、前記吹き付けは、被記録媒体の搬送方向下流側への移動を利用して被記録媒体の先端から後端に向かって行うことを特徴とする。
本態様によれば、クリップ手段により被記録媒体先端部分を搬送ベルトに対し押圧し、先端部分以外はフリーな状態として、下流側へと搬送しながら気体噴射手段により気体を先端側から後端側に向かって吹き付けるので、先端部分から後端部分へと皺が順に伸ばされることとなり、気体の吹き付けによる皺の除去効果を確実に得ることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記搬送ベルトを介して被記録媒体を吸着する吸着手段を有し、前記吸着手段による被記録媒体の吸着範囲は、前記気体噴射手段による気体の吹き付け位置より所定距離下流側に離れた位置から開始することを特徴とする。
本態様によれば、被記録媒体を搬送ベルトに吸着させる吸着手段による吸着範囲は、前記気体噴射手段による気体の吹き付け位置より所定距離下流側に離れた位置から開始するので、気体の吹き付けにより皺が伸ばされる領域では被記録媒体は搬送ベルトに吸着されないフリー状態となっている。従ってこれにより、吸着手段による被記録媒体の吸着が気体の吹き付けによる皺の除去作用を阻害することがない。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、被記録媒体の搬送方向と直交する方向における、前記気体噴射手段による気体の吹き付け方向は、被記録媒体の中央部から側端部に向かうに従って、前記搬送方向に対して成す角度が増加する様に構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、被記録媒体の搬送方向と直交する方向(以下「被記録媒体幅方向」と言う)における気体の噴射方向が、中央部から側端部に向かうに従って、搬送方向に対して成す角度が増加する様に構成されているので、被記録材に生じた皺が幅方向中央部から側端部に向かって伸ばされることとなり、より効果的に皺を伸ばすことができる。
本発明の第4の態様は、前記クリップ手段は、自由回転可能なローラーにより構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記クリップ手段は、自由回転可能なローラーにより構成されているので、被記録媒体先端の押圧時、或いは押圧を解除する際に記録面に対して傷を付与することがない。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。図1は本発明に係る記録装置としてのインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の要部側面図、図2(A)、(B)は第1処理部11の側面図、図3は同平面図、図4は第1処理部11による皺伸ばし作用を示す説明図、図5(A)は用紙幅方向における温風噴射ノズル21からの温風噴射方向を示す平面図、図5(B)は他の実施形態に係る温風噴射ノズル21’からの温風噴射方向を示す平面図、図6は第1処理部11の動作内容を示すフローチャートである。
尚、以下では図1〜図5の左右方向を「用紙搬送方向」と言い、また同図において左方向を用紙搬送方向の「上流側」と言い、同右方向を「下流側」と言うこととする。また、用紙搬送方向と直交する方向(図3、図5において上下方向)を「用紙幅方向」と言うこととする。尚、本実施形態において記録用紙Pは上流側から下流側に向かって搬送される。
本実施形態に係るプリンター1は、用紙幅をカバーする長さに構成されたインクジェット式の記録ヘッド(記録手段)10A、10Bを備える、いわゆるラインヘッド方式を採用する高スループットインクジェットプリンターであり、インク吐出ヘッドを用紙幅方向に往復動させることなく、被記録媒体の一例としての記録用紙Pを用紙搬送方向に移動させながら記録ヘッド10A、10Bからインクを吐出して記録を実行する。
より詳しくは、プリンター1は図1に示すように用紙搬送方向の上流側から下流側に向かって記録部2と、後処理部3と、のこれらを備えている。尚、記録部2の更に上流側には図示を省略する給紙装置が設けられており、この給送装置から記録用紙Pが記録部2へと給送されるようになっている。
記録部2は、搬送手段5Aと、記録ヘッド10A、10Bとを備えている。記録ヘッド10A、10Bは、インクを吐出するインク吐出ヘッドが用紙幅方向に千鳥状に配置されて構成されており(図示せず)、各々のインク吐出ヘッドには、例えばイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックなどの各色のインクノズル(図示せず)が、記録用紙Pの搬送方向に色毎にずらして配設されている。各インクノズルには、各色用のインクタンク(図示せず)から、インク供給チューブ(図示せず)を介してインクが供給される様になっている。
そして各インク吐出ノズルから必要量のインク滴が吐出されることにより、記録用紙P上に微小なインクドットが形成される。これを各色毎に行うことにより、搬送ベルト6に吸着された記録用紙Pを一度通過させるだけで、記録を完了させることができる様になっている。
搬送手段5Aは、図示を省略するモーターにより駆動される駆動ローラー7と従動回転可能な従動ローラー8とを備えており、またこれらローラーに係回される搬送ベルト6を備えて構成されている。搬送ベルト6は、多数の吸引孔(図示せず)を有しており、吸引装置(図示せず)により前記吸引孔を介して記録用紙Pが吸着され、下流側へ確実に搬送される様になっている。
搬送手段5Aにおいて搬送ベルト6の内側にはプラテンヒータ9を備えており、このプラテンヒータ9により記録用紙Pが加熱され、後のインク乾燥のより一層の促進を図るようになっている。
次に記録部2の下流側に設けられた後処理部3は、搬送手段5B、及び用紙搬送方向上流側から下流側に向かって第1処理部11と第2処理部27とを備えている。第1処理部11は、送風ファン(図示せず)とヒータ(図示せず)とを備えており、外気がヒータにより加熱されて成る気体としての温風を温風噴射ノズル21から記録用紙Pに対して噴射し、後の第2処理部27による本乾燥の前の予備乾燥を行うとともに、記録用紙Pに形成された皺の除去(皺伸ばし)を行う(詳細は後述)。
第2処理部27は、送風ファン(図示せず)とヒータ(図示せず)とを備えており、外気がヒータにより加熱されて成る温風を記録用紙Pに対して噴射し、インクの乾燥を促進する。尚、搬送手段5Bについては、上述した記録部2を構成する搬送手段5Aに対してプラテンヒータ9を備えないほかは同一構成であるので、その説明は省略する。
続いて図2以降を参照し、第1処理部11について詳説する。第1処理部11は、大略的には、記録用紙Pの先端部を搬送ベルト6に向けて押圧する第1状態と前記押圧を解除する第2状態とを切り換え可能であるとともに、前記第1状態では搬送ベルト6とともに用紙搬送方向下流側に移動可能なクリップ手段としての押圧ローラー18と、押圧ローラー18により搬送ベルト6に押圧された記録用紙Pの記録面に対し、先端側から後端側に向かって気体(温風)を吹き付け、記録用紙Pの下流側への移動を利用して前記吹き付けを用紙先端から後端に向かって行う気体噴射手段(温風噴射ノズル21)とを備えている。
以下、更に詳説する。図1に示すように搬送手段5Bの入口には記録用紙Pの通過(先端及び後端の通過)を検出する第1センサー22が設けられており、この第1センサー22から所定距離離れた下流側には同様に記録用紙Pの通過(先端及び後端の通過)を検出する第2センサー23が設けられている。
搬送ベルト6の両側には、図2に示すように用紙搬送方向に延びるガイドレール14が設けられており、このガイドレール14に、ベース部15が用紙搬送方向にスライド自在に設けられている。ベース部15からは、規制板16、16が用紙搬送方向に所定間隔を空けて下方に延びており、その間には押圧ローラー軸18aが上下方向に移動可能に遊挿されている。
押圧ローラー軸18aは用紙幅方向に延びる軸体であり、押圧ローラー18の回転軸を構成する。押圧ローラー18は用紙幅方向に延びる自由回転体であり、押圧ローラー軸18aが規制板16、16の間に遊挿されることで自由回転可能に、且つ上下方向に変位可能に設けられている。また、ベース部15と押圧ローラー軸18aの軸端部との間には圧縮ばね17が設けられており、これにより押圧ローラー18は搬送ベルト6に向けて付勢された状態となっている。
押圧ローラー軸18aの軸端部にはワイヤー13が接続されており、ワイヤー13はワイヤー巻取部12により巻き取られる様になっている。尚、図3において符号24はワイヤー巻取部12の駆動源を構成する巻取モーターを示しており、巻取モーター24の回転によりワイヤー巻取部12が稼働し、ワイヤー13が巻き取られる様になっている。
また、ワイヤー巻取部12は図示を省略するクラッチによりワイヤー13を保持するロック状態とワイヤー13の放出を許容する非ロック状態とを切り換え可能となっており、ロック状態ではワイヤー13を保持し、押圧ローラー18の用紙搬送方向への移動が禁止される。また、非ロック状態ではワイヤー13の放出を許容するので、押圧ローラー18の用紙搬送方向への移動が許容される。
尚、押圧ローラー軸18aの軸端部においてワイヤー13が接続される接続部(図示せず)は押圧ローラー軸18aに対して相対的に回転可能となっており、押圧ローラー軸18aの回転に伴ってワイヤー13が押圧ローラー軸18aに巻き取られない様に構成されている。
次に押圧ローラー18の移動可能範囲(図3において符号A1で示す)の下流側には、押圧ローラー18の両端部にレリースカム19が設けられている。レリースカム19は、図2に示す様に揺動支点19aを中心に揺動可能に設けられているとともに、図示を省略する付勢手段により図2(A)の姿勢をとるよう付勢されている。一方、レリースカム19の上部にはソレノイド20が接続されており、ソレノイド20の動作により図2(A)から図2(B)への変化に示す様に前記付勢手段の付勢力に抗して回動するようになっている。
そしてレリースカム19が図2(A)の姿勢にある状態で、押圧ローラー18がレリースカム19の受け面19bに当接した際、ソレノイド20を駆動してレリースカム19を揺動させると、図2(B)に示す様に押圧ローラー18が圧縮ばね17の押圧力に抗して上方に変位、即ち搬送ベルト6から離間するようになっている(第1状態から第2状態への切り換わり)。
以上の構成において、押圧ローラー18は、通常その移動可能範の上流側位置で、ワイヤー13により移動禁止状態に置かれており、搬送ベルト6の動作に伴って用紙搬送方向に移動することなく従動回転している。この状態でワイヤー13による移動禁止状態が解除されると、押圧ローラー18は圧縮ばね17により搬送ベルト6に向けて付勢されているので、回転を停止して搬送ベルト6とともに下流側に移動する。そしてレリースカム19に当接した後は、それ以上の下流側への移動が止められる。
次に、押圧ローラー18の移動可能範囲の上流側には、温風噴射ノズル21が設けられている。温風噴射ノズル21は、押圧ローラー18の移動可能範囲の中に設けられており、押圧ローラー18と干渉しないよう、搬送ベルト6に対し所定間隔を開けて上方に配置されている。この温風噴射ノズル21からは、上述の通り温風が搬送ベルト6(記録用紙P)に向けて噴射され、その噴射方向は、用紙先端側から後端側に向かうよう、即ち用紙搬送方向上流側に向かう様設定されている。
尚、搬送手段5Bは図示を省略する吸引手段により記録用紙Pを搬送ベルト6に吸引密着させるが、その吸引範囲は、図3において符号A2で示す様に温風噴射ノズル21による温風吹き付け位置より所定距離下流側に離れた位置から開始するよう設定されている。
以下、図6を参照しながら第1処理部11における処理内容を説明する。ステップS101の初期化とは、押圧ローラー18を移動可能範囲A1の上流側に配置する処理であり、この状態で第1センサー22が用紙無→有状態への変化を検出するか否か、即ち用紙先端の通過を検出するか否かを監視する(ステップS102)。
用紙先端の通過を検出した場合(ステップS102肯定枝)、所定時間のカウントを行い(ステップS103)、ワイヤー巻取部12のロック状態(ワイヤー13を保持する状態)を維持するクラッチをOFFにし(ステップS104)、ワイヤー13の放出を許容する。ここでステップS103で所定時間のカウントを行うのは、用紙先端が押圧ローラー18と搬送ベルト6とによりニップされるのを待つ為である(図2(A)の状態)。
ワイヤー13の放出が許容されると、押圧ローラー18は用紙先端を搬送ベルト6との間でニップしたまま、搬送ベルト6及び記録用紙Pとともに、下流側に移動する。即ち、用紙先端が押圧ローラー18と搬送ベルト6とによりクリップされ、このクリップされた状態のまま下流側へと搬送される。
押圧ローラー18が離間位置(レリースカム19の位置)に到達すると(ステップS105の肯定枝)、ソレノイド20をONしてレリースカム19を揺動させ、押圧ローラー18を上方に変位させる、即ち第1状態から第2状態へ切り換える(ステップS106:図2(B)の状態)。これにより、用紙先端が押圧ローラー18と搬送ベルト6とによりクリップされた状態が解除される。
尚、押圧ローラー18が離間位置に到達する迄の間においては、用紙先端は搬送ベルト6による吸引密着範囲に入るので、用紙先端が押圧ローラー18と搬送ベルト6とによりクリップされた状態が解除される際には、用紙先端は搬送ベルト6に吸引密着された状態となっている。尚、図3において符号A3は、用紙先端が押圧ローラー18と搬送ベルト6とによりクリップされ、且つ、搬送ベルト6により吸引される範囲を示している。
次いで、第2センサー23が用紙無→有→無への変化、即ち用紙後端の通過を検出するか否かを監視し(ステップS107)、用紙後端の通過を検出した場合(ステップS107肯定枝)、ソレノイド20をOFFしてレリースカム19を図2(A)の状態に戻し、次いでワイヤー巻取部12を駆動する巻取モーターを所定量回転させ(ステップS109)、押圧ローラー19を上流側の初期位置(図2(A)の位置)に戻す。そしてワイヤー巻取部12のロック状態(ワイヤー13を保持する状態)を維持するクラッチをONにし(ステップS110)、ワイヤー13を保持し、押圧ローラー18を上流側の位置に保持する。以上を、印刷ジョブが終了するまで繰り返し実行する(ステップS111)。
以上の過程において、記録用紙Pとしては、図4に示すように先端が押圧ローラー18と搬送ベルト6とによりクリップされると、温風噴射ノズル21から矢印で示す方向の温風吹き付けを受ける。図4において符号Gは記録用紙Pにインクが吐出されることにより形成された皺を示しており、温風噴射ノズル21から吹き付けられる温風によりこの皺が伸ばされる。
ここで、記録用紙Pは先端が押圧ローラー18と搬送ベルト6とによりクリップされ、且つこのクリップされた先端以外がフリーな状態のまま、下流側へと搬送されるので、先端部分から後端部分へと順に皺が伸ばされ(図4の破線矢印)、温風の吹き付けによる皺の除去効果を確実に得ることができる。
また、温風噴射ノズル21から温風の吹き付けを受ける領域(皺が伸ばされる領域)では搬送ベルト6からの吸引密着力を受けないので、搬送ベルト6による記録用紙Pの吸引密着作用が温風吹き付けによる皺の除去作用を阻害することがない。
尚、温風噴射ノズル21からの温風噴射(吹き付け)方向は、用紙幅方向では図5(A)の白矢印で示すように全域に渡って用紙搬送方向と平行に設定されているが、図5(B)に示すように用紙幅方向中央部から側端部に向かうに従って、用紙搬送方向に対して成す角度(符号αで示す)が増加する様に構成することもできる。この様に構成することで、記録用紙Pに生じた皺が用紙幅方向中央部から側端部に向かって伸ばされることとなり、より効果的に皺を伸ばすことができる。
以上説明した実施形態は一例であり、これに限られないことは言うまでもない。例えば、本実施形態では記録用紙P先端をクリップする手段として押圧ローラー18を用いたが、これに限られず、先端をクリップし当該クリップ状態を維持しながら搬送ベルト6とともに下流側に移動可能な手段であればどのようなクリップ手段であっても構わない。
本発明に係るプリンターの要部側面図。 (A)、(B)は第1処理部の側面図、 第1処理部の平面図。 第1処理部による皺伸ばし作用を示す説明図。 (A)は用紙幅方向における温風噴射方向を示す平面図、(B)は同温風噴射方向の他の実施形態を示す図。 第1処理部の動作内容を示すフローチャート。
1 インクジェットプリンター、2 記録部、3 後処理部、5A、5B 搬送手段、6 搬送ベルト、7 駆動ローラー、8 従動ローラー、9 プラテンヒータ、10A、10B 記録ヘッド、11 第1処理部、12 ワイヤー巻取部、13 ワイヤー、14 ガイドレール、15 ベース部、16 規制板、17 圧縮ばね、18 押圧ローラー、19 レリースカム、20 ソレノイド、21 温風噴射ノズル、22 第1センサー、23 第2センサー、24 巻取りモーター、27 第2処理部、P 記録用紙

Claims (4)

  1. 被記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
    被記録媒体の搬送方向における先端部を前記搬送ベルトに向けて押圧する第1状態と前記押圧を解除する第2状態とを切り換え可能であるとともに、前記第1状態では前記搬送ベルトとともに被記録媒体搬送方向下流側に移動可能なクリップ手段と、
    前記第1状態において、被記録媒体の記録面に対し被記録媒体の搬送方向における先端側から後端側に向かって気体を吹き付ける気体噴射手段と、を備え、
    前記吹き付けは、被記録媒体の搬送方向下流側への移動を利用して被記録媒体の先端から後端に向かって行うことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記搬送ベルトを介して被記録媒体を吸着する吸着手段を有し、
    前記吸着手段による被記録媒体の吸着範囲は、前記気体噴射手段による気体の吹き付け位置より所定距離下流側に離れた位置から開始する、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の記録装置において、被記録媒体の搬送方向と直交する方向における、前記気体噴射手段による気体の吹き付け方向は、被記録媒体の中央部から側端部に向かうに従って、前記搬送方向に対して成す角度が増加する様に構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置において、前記クリップ手段は、自由回転可能なローラーにより構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
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