JP2010159001A - ワイパーブレード - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の規格のワイパーアームの先端のU字形フック部に適用することができるワイパーブレードを提供する。
【解決手段】ワイパーブレード本体10に設けた取付け具5を介して車両2に設けられたワイパーアーム3の先端のU字形フック部31及びこれよりも曲率半径及び厚さが大きいU字形フック部32,33のいずれにも着脱可能なワイパーブレード1であって、取付け具5は、ワイパーアーム3の先端のU字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される嵌合部材6と、嵌合部材6との間に曲率半径及び厚さが大きいU字形フック部32,33を保持して固定可能な固定部材7とを備えた構成とされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワイパーブレード本体に設けた取付け具を介して車両に設けられたワイパーアームの先端に着脱可能なワイパーブレードに関するものである。
従来から、ワイパーブレードは、サマー用やウインター用などの季節に合わせた性能を有する製品があるうえに、需要者の好みも様々なため、ワイパーブレード本体に設けた取付け具を介して車両に設けられたワイパーアームの先端のフック部に着脱可能とされ、交換が容易に行える構成とされている。
ここで、ワイパーアームの先端のフック部には、U字形のものが多く採用されており、このU字形フック部に、着脱可能なワイパーブレードの技術が多く提案されている(例えば特許文献1等を参照)。
特許第4067912号公報
しかしながら、ワイパーアームの先端のU字形フック部の規格としては、国内規格や国際規格は定められているものの、複数存在し、車両メーカーや車種などによって採用されているものが異なる。
よって、従来のワイパーブレードは、ワイパーアームの先端のU字形フック部のそれぞれの規格にのみ適用できるものであった。
こうしたことから、需要者側は、気に入ったワイパーブレードを見つけたとしても、所有している車両のワイパーアームの先端のU字形フック部の規格に合った製品しか購入することができなかった。
そのうえ、生産者側は、こうした需要者側のニーズに応えるためには、1つのワイヤーブレードについて、取付け具の部分を、複数の規格のワイパーアームの先端のU字形フック部にそれぞれ個別に合わせたものを製造しなければならず、不経済であった。
そこで、本発明は、複数の規格のワイパーアームの先端のU字形フック部に適用することができるワイパーブレードを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のワイパーブレードは、ワイパーブレード本体に設けた取付け具を介して車両に設けられたワイパーアームの先端の小U字形フック部及びこれよりも曲率半径及び厚さが大きい大U字形フック部のいずれにも着脱可能なワイパーブレードであって、前記取付け具は、前記ワイパーアームの先端の前記小U字形フック部又は前記大U字形フック部が嵌合される嵌合部材と、該嵌合部材との間に前記大U字形フック部を保持して固定可能な固定部材とを備えており、前記嵌合部材は、前記小U字形フック部の先端部近傍に設けられた係止孔に着脱可能な係止爪と前記大U字形フック部の先端部近傍の内側面が密接して嵌合可能となる段差部分とが設けられた嵌合部を有することを特徴とする。
ここで、前記嵌合部材は、前記小U字形フック部及び前記大U字形フック部の両側面を保持可能な一対の側壁部と、該一対の側壁部の間に設けられた前記嵌合部とを有し、該嵌合部は、その上側面が前記大U字形フック部の内側面が密接する形状とされ、その下側面は所定長さまでは前記小U字形フック部の内側面が密接する形状とされるとともに、前記係止爪が設けられており、前記所定長さを超えると前記段差部分が形成されており、前記固定部材は、前記嵌合部材の前記小U字形フック部又は前記大U字形フック部が嵌合される側に、下側面が前記大U字形フック部の外側面と密接して保持可能な形状の保持部を有するとよい。
また、前記嵌合部材の前記嵌合部には、前記小U字形フック部又は前記大U字形フック部が嵌合される側と対向する側に凹穴が形成されており、該嵌合部の下側面の一部に形成した可撓性を有する可撓片の下側に前記係止爪が設けられているとよい。
さらに、前記固定部材は、前記嵌合部材の前記小U字形フック部又は前記大U字形フック部が嵌合される側と対向する側に、前記ワイパーブレード本体の短手方向を軸として回転可能に連結され、その中央部には、前記小U字形フック部及び前記大U字形フック部が挿通可能な挿通口が形成され、前記嵌合部材の前記小U字形フック部又は前記大U字形フック部が嵌合される側には、一対の係合部が形成されており、前記嵌合部材は、前記一対の側壁部の前記嵌合部材の前記小U字形フック部又は前記大U字形フック部が嵌合される側に前記固定部材の前記一対の係合部が着脱可能な一対の係止片が形成されており、前記固定部材と前記嵌合部材との間に前記大U字形フック部を保持して固定可能とされているとよい。
また、前記取付け具は、リベット挿通用の孔が設けられた一対の取付け壁部を有する取付けベース部材を備えており、前記取付けベース部材は、前記ワイパーブレード本体の上面に、前記一対の取付け壁部が該ワイパーブレード本体の長手方向と略平行となるように固定して取付けられており、前記嵌合部材には、前記小U字形フック部又は前記大U字形フック部が嵌合される側に、リベット挿通用の孔が設けられており、前記取付けベース部材の前記一対の取付け壁部間に、前記嵌合部材及び前記固定部材が嵌め込まれ、前記取付けベース部材の前記一対の取付け壁部のリベット挿通用の孔と前記嵌合部材のリベット挿通用の孔とに、リベットが挿通され、前記嵌合部材及び前記固定部材が、前記ワイパーブレード本体の短辺方向を軸として回転可能に連結されているとよい。
さらに、前記取付け具は、リベット挿通用の孔及び外側面に前記ワイパーブレード本体の長手方向に略平行な断面円弧状の突起が設けられた前記取付けベース部材の前記一対の取付け壁部の内側面間よりも幅の狭い一対のスペーサー壁部を有するスペーサー部材を備えており、前記取付けベース部材の前記一対の取付け壁部の内側面には、前記断面円弧状の突起を案内する円弧状の案内溝が形成されており、前記スペーサー部材の前記一対のスペーサー壁部のリベット挿通用の孔と前記嵌合部材のリベット挿通用の孔とが、嵌め合わせると鼓形状となるように形成されており、前記取付けベース部材の前記一対の取付け壁部間に、前記スペーサー部材を介して、前記嵌合部材及び前記固定部材が嵌め込まれ、前記取付けベース部材の前記一対の取付け壁部のリベット挿通用の孔と前記スペーサー部材のリベット挿通用の孔と前記嵌合部材のリベット挿通用の孔とに、リベットが挿通され、前記嵌合部材及び前記固定部材が、前記スペーサー部材とともに、前記ワイパーブレード本体の長手方向を軸として揺転可能に連結されているとよい。
このような本発明のワイパーブレードは、ワイパーブレード本体に設けた取付け具を介して車両に設けられたワイパーアームの先端の小U字形フック部及びこれよりも曲率半径及び厚さが大きい大U字形フック部のいずれにも着脱可能なワイパーブレードである。
ここで、取付け具は、ワイパーアームの先端の小U字形フック部又は大U字形フック部が嵌合される嵌合部材と、嵌合部材との間に大U字形フック部を保持して固定可能な固定部材とを備えている。
そして、嵌合部材は、小U字形フック部の先端部近傍に設けられた係止孔に着脱可能な係止爪と大U字形フック部の先端部近傍の内側面が密接して嵌合可能となる段差部分とが設けられた嵌合部を有する構成である。
こうした構成なので、複数の規格のワイパーアームの先端のU字形フック部に適用することができる。
このため、需要者側が、気に入ったワイパーブレードを購入することができる可能性を向上させることができる。
そのうえ、生産者側は、1つのワイヤーブレードについて、取付け具の部分を、複数の規格のワイパーアームの先端のU字形のフック部のいずれにも適用できるものを製造すればよいため、経済的に需要者側のニーズに応えることができる。
ここで、嵌合部材は、小U字形フック部及び大U字形フック部の両側面を保持可能な一対の側壁部と、一対の側壁部の間に設けられた嵌合部とを有し、嵌合部は、その上側面が大U字形フック部の内側面が密接する形状とされ、その下側面は所定長さまでは小U字形フック部の内側面が密接する形状とされるとともに、係止爪が設けられており、所定長さを超えると段差部分が形成されており、固定部材は、嵌合部材の小U字形フック部又は大U字形フック部が嵌合される側に、下側面が大U字形フック部の外側面と密接して保持可能な形状の保持部を有する場合は、適用できるいずれのU字形フック部についても、ガタツキのないしっかりと位置規制された取付け状態とすることができる。
また、嵌合部材の嵌合部には、小U字形フック部又は大U字形フック部が嵌合される側と対向する側に凹穴が形成されており、嵌合部の下側面の一部に形成した可撓性を有する可撓片の下側に係止爪が設けられている場合は、大U字形フック部よりも曲率半径及び厚さが小さい小U字形フック部の係止孔に着脱可能な係止爪を、簡易且つ安価な構造とすることができる。
さらに、固定部材は、嵌合部材の小U字形フック部又は大U字形フック部が嵌合される側と対向する側に、ワイパーブレード本体の短手方向を軸として回転可能に連結され、その中央部には、小U字形フック部及び大U字形フック部が挿通可能な挿通口が形成され、嵌合部材の小U字形フック部又は大U字形フック部が嵌合される側には、一対の係合部が形成されており、嵌合部材は、一対の側壁部の嵌合部材の小U字形フック部又は大U字形フック部が嵌合される側に固定部材の一対の係合部が着脱可能な一対の係止片が形成されており、固定部材と嵌合部材との間に大U字形フック部を保持して固定可能とされている場合は、固定部材と嵌合部材との間に小U字形フック部よりも曲率半径及び厚さが大きい大U字形フック部を保持して固定可能な構造を、簡易且つ安価なものとすることができる。
また、取付け具は、リベット挿通用の孔が設けられた一対の取付け壁部を有する取付けベース部材を備えており、取付けベース部材は、ワイパーブレード本体の上面に、一対の取付け壁部がワイパーブレード本体の長手方向と略平行となるように固定して取付けられており、嵌合部材には、小U字形フック部又は大U字形フック部が嵌合される側に、リベット挿通用の孔が設けられており、取付けベース部材の一対の取付け壁部間に、嵌合部材及び固定部材が嵌め込まれ、取付けベース部材の一対の取付け壁部のリベット挿通用の孔と嵌合部材のリベット挿通用の孔とに、リベットが挿通され、嵌合部材及び固定部材が、ワイパーブレード本体の短辺方向を軸として回転可能に連結されている場合は、小U字形フック部及びこれよりも曲率半径及び厚さが大きい大U字形フック部への取り付けが容易な構造を、簡易且つ安価なものとすることができる。
さらに、取付け具は、リベット挿通用の孔及び外側面にワイパーブレード本体の長手方向に略平行な断面円弧状の突起が設けられた取付けベース部材の一対の取付け壁部の内側面間よりも幅の狭い一対のスペーサー壁部を有するスペーサー部材を備えており、取付けベース部材の一対の取付け壁部の内側面には、断面円弧状の突起を案内する円弧状の案内溝が形成されており、スペーサー部材の一対のスペーサー壁部のリベット挿通用の孔と嵌合部材のリベット挿通用の孔とが、嵌め合わせると鼓形状となるように形成されており、取付けベース部材の一対の取付け壁部間に、スペーサー部材を介して、嵌合部材及び固定部材が嵌め込まれ、取付けベース部材の一対の取付け壁部のリベット挿通用の孔とスペーサー部材のリベット挿通用の孔と嵌合部材のリベット挿通用の孔とに、リベットが挿通され、嵌合部材及び固定部材が、スペーサー部材とともに、ワイパーブレード本体の長手方向を軸として揺転可能に連結されている場合は、フロントウインドウガラスの払拭面でのワイパーブレード本体の接触部の折り返し時における反転動作を確実なものとすることができるとともに、フロントウインドウガラスの払拭面においてワイパーブレード本体の接触部の先端が適切な払拭圧となるためのワイパーブレード本体の角度を確実なものとすることができる。
実施例のワイパーブレードを備えた車両の概略構成を示す斜視図である。 (a)〜(c)は、実施例のワイパーブレードに適用可能なワイパーアームの先端のU字形フック部を示す側面図である。 実施例のワイパーブレードの概略構成を示す斜視図である。 図3のワイパーブレードの分解斜視図である。 図3のワイパーブレードの縦断面図である。 図3のワイパーブレードに用いられるホルダー部材の拡大斜視図である。 図3のワイパーブレードの取付け具の分解斜視図である。 図7の取付け具の嵌合部材のA−A線矢視断面図である。 図3のワイパーブレードの取付け具の斜視図である。 図3のワイパーブレードが払拭面に対して左方向に移動している状態を示す一部断面図である。 図3のワイパーブレードが払拭面に対して右方向に移動している状態を示す一部断面図である。 (a)〜(d)は、図3のワイパーブレードを、ワイパーアームの先端のU字形フック部へ取り付ける段階を示す説明図である。 図3のワイパーブレードとタイプ1のU字形フック部との取付け状態を示す説明図である。 図3のワイパーブレードとタイプ2のU字形フック部との取付け状態を示す説明図である。 図3のワイパーブレードとタイプ3のU字形フック部との取付け状態を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
本実施例のワイパーブレード1は、図1に示したように、車両2に設けられたワイパーアーム3の先端へ着脱可能に設置され、図示省略のワイパーモータにより、ワイパーアーム3を矢印で示した方向に往復動させて、フロントウインドウガラス4の払拭面4aを払拭し、ワイパーアーム3が非作動時には、フロントウインドウガラス4の下辺縁部に停止状態で待機させておくものである。
本実施例のワイパーブレード1は、ワイパーアーム3の先端に設けられたU字形フック部が、図2(a)に示したタイプ1のU字形フック部31及び図2(b)に示したタイプ2のU字形フック部32並びに図2(c)に示したタイプ3のU字形フック部33の3つの規格のいずれの場合にも共通して適用することができる。
このタイプ1のU字形フック部31は、「JIS D 5710:1998の付表1におけるクリップと形状及び寸法A2」で記載されているワイパーアーム寸法規格である。
このタイプ2のU字形フック部32は、「JIS D 5710:1998の付属書表1におけるクリップと形状及び寸法(ISOタイプ)A3.2」で記載されているワイパーアーム寸法規格である。
このタイプ3のU字形フック部33は、「JIS D 5710:1998の付属書表1におけるクリップと形状及び寸法(ISOタイプ)A3.1」で記載されているワイパーアーム寸法規格である。
ここで、タイプ2のU字形フック部32は、タイプ1のU字形フック部31と比べて、幅は同寸法であるが、厚さがやや大きく、曲率半径も大きい。また、タイプ3のU字形フック部33は、タイプ2のU字形フック部32と比べて、幅及び厚さ並びに曲率半径は同寸法であるが、先端の長さがやや短い。
また、これらU字形フック部31,32,33の先端部近傍には、係止孔31a,32a,33aがそれぞれ設けられている。
このワイパーブレード1は、図3及び図4に示したように、長尺形状のブレードラバー11、ブレードラバー11の延びる方向に延び且つ弧状に湾曲するバネ板部材(バーティブラ)12、ブレードラバー11とバネ板部材12とを被覆するブレードカバー14及びブレードカバー14の両端のキャップ部材16,16とから成るワイパーブレード本体10と、ワイパーアーム3の先端のU字形フック部31又は32若しくは33を取り付けるための取付け具5とから主に構成される。
ここで、ブレードラバー11は、長尺形状を呈し且つ払拭面4aを傷つけることなく摺動可能な弾性部材から成り、図5に示したように、払拭面4aに接触する断面略逆三角形状の接触部11aと、バネ板部材12があてがわれる頭部11bと、接触部11aと頭部11bとを連結する首部11cと、首部11cからこの首部11cの過度な変形を防止するための払拭方向に張り出された翼部11dとを有する。
また、バネ板部材12には、その長手方向に適宜間隔を開けて、図6に示したホルダー部材13が設けられている。このホルダー部材13は、バネ板部材12を挿通する挿通空間13aと頭部11bを包囲する包囲空間13bと、首部11cが包囲空間13bから進出するのを許容する進出許容空間13cとを有する。ここでは、ホルダー部材13は、バネ板部材12の長手方向中央部15を境にして、両側に3個ずつ設けられている(図4を参照)。
さらに、ブレードラバー11は、バネ板部材12の一端部側から頭部11bを包囲空間13bに通しつつ他端部側に向って移送することにより、頭部11bがホルダー部材13,・・・によって保持され、バネ板部材12にあてがわれ、接触部11aの先端11eが長手方向に均等に分散された適切な押圧力で払拭面4aに接触可能とされている。
また、ブレードカバー14には、図4に示したように、バネ板部材12の長手方向に一端部側から他端部側へ延びる嵌合溝部14aと、取付け具5を取り付けるための長手方向中央部の取付け開口14bとが形成されている。
さらに、ワイパーブレード本体10は、ブレードラバー11を一体に保持するバネ板部材12は、ブレードカバー14の嵌合溝部14aに挿通し、両端部にキャップ部材16,16を嵌め込むことにより、長手方向中央部15を除いて被覆された構成とされる。
そして、このワイパーブレード本体10の取付け開口14bから外部に露出したバネ板部材12の長手方向中央部15に、取付け具5が装着されて、図3に示したように、ワイパーブレード1が構成されている。
この取付け具5は、図7に示したように、嵌合部材6と、固定部材7と、スペーサー部材8と、取付けベース部材9と、リベット17とから主に構成される。
ここで、この嵌合部材6は、一対の側壁部61,61と、これら一対の側壁部61,61の間に設けられた嵌合部62とから主に構成される。
これら一対の側壁部61,61の間隔は、上記したワイパーアーム3の先端のタイプ1のU字形フック部31,タイプ2のU字形フック部32,タイプ3のU字形フック部33の両側面を保持可能なように、これらのU字形フック部31,32,33の幅とほぼ同一なものとされている。
また、これら一対の側壁部61,61の外側には、上部に嵌込み溝61aがそれぞれ形成されているとともに、U字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される側と対向する側に、回転用突起61bがそれぞれ設けられている。
さらに、これら一対の側壁部61,61のU字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される側には、係止片61cがそれぞれ形成されている。
この嵌合部62は、図7及び図8に示したように、その上側面が、タイプ1のU字形フック部31よりも曲率半径及び厚さが大きいタイプ2のU字形フック部32及びタイプ3のU字形フック部33の内側面が密接する形状とされている。
また、その下側面は、所定長さまでは、タイプ1のU字形フック部31の内側面が密接する形状とされ、このタイプ1のU字形フック部31の係止孔31aに着脱可能な係止爪62aが設けられており、所定長さを超えると、曲率半径及び厚さが大きいタイプ2のU字形フック部32及びタイプ3のU字形フック部33の先端部近傍の内側面が密接して嵌合可能となる段差部分62bが形成されている。
ここで、嵌合部62には、U字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される側と対向する側に凹穴62cが形成されており、嵌合部62の下側面の一部に形成した可撓性を有する可撓片62Aの下側に係止爪62aが設けられている。
さらに、嵌合部材6のU字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される側には、一対の側壁部61,61及び嵌合部62を貫通したリベット挿通用の孔6aが設けられている。
また、この固定部材7は、嵌合部材6のU字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される側には、下側面が曲率半径及び厚さが大きいタイプ2のU字形フック部32及びタイプ3のU字形フック部33の外側面と密接して保持可能な形状とされた保持部71が設けられている。
この保持部71には、嵌合部材6の一対の側壁部61,61の係止片61c,61cと着脱可能な一対の係合部7a,7aが形成されており、この着脱を手で容易に行えるように、爪部7bも形成されている。
また、この保持部71から嵌合部材6の側壁部61,61の外側の嵌込み溝61aに嵌り込む支持部72,72が設けられている。
さらに、これら支持部72,72の嵌合部材6のU字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される側と対向する側には、嵌合部材6の一対の側壁部61,61の回転用突起61b,61bに嵌め込まれ、固定部材7をワイパーブレード本体10の短手方向を軸として回転可能に連結する回転用孔72a,72aが設けられている。
また、固定部材7の中央部に保持部71と支持部72に囲まれて形成された挿通口73は、タイプ1のU字形フック部31及び曲率半径及び厚さが大きいタイプ2,3のU字形フック部32,33のいずれもが挿通可能な大きさとされている。
また、このスペーサー部材8は、嵌合部材6の幅とほぼ同一の間隔の一対のスペーサー壁部81,81と、これら一対のスペーサー壁部81,81の下部を連結する繋ぎ部82とから主に構成される。
ここで、一対のスペーサー壁部81,81の嵌合部材6のU字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される側には、リベット挿通用の孔81aがそれぞれ設けられている。
また、一対のスペーサー壁部81,81の外側面には、ワイパーブレード本体10の長手方向に略平行な断面円弧状の突起81bがそれぞれ設けられている。
さらに、この取付けベース部材9は、スペーサー部材8の幅より若干広い間隔の一対の取付け壁部91,91と、これら一対の取付け壁部91,91の横部を連結する繋ぎ部92とから主に構成される。
ここで、一対の取付け壁部91,91の嵌合部材6のU字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される側には、リベット挿通用の孔91aがそれぞれ設けられている。
なお、リベット17の先端部17aは、かしめやすいように、若干細い径とされており、この先端部17aが挿通されるリベット挿通用の孔91aは、これに合わせて、リベット17の頭部17bが接する側のリベット挿通用の孔91aよりも小さい径とされている。
また、一対の取付け壁部91,91の内側面には、スペーサー部材8の断面円弧状の突起81bが滑動可能な大きさの円弧状の案内溝91bがそれぞれ設けられている。
さらに、一対の取付け壁部91,91の下部には、バネ板部材12の長手方向中央部15に取付け具5を取付けるための内側に向いた上側挟持爪91cと下側挟持爪91d,91dとがそれぞれ設けられている。
そして、嵌合部材6の回転用突起61b,61bに固定部材7の回転用孔72a,72aを嵌め込み、嵌合部材6と固定部材7とが一体となったものを、リベット挿通孔6aとリベット挿通孔81aとが一連となるように、スペーサー部材8の一対のスペーサー壁部81,81間に嵌め込む。
続いて、嵌合部材6と固定部材7とスペーサー部材8とが一体となったものを、取付けベース部材9の一対の取付け壁部91,91間に嵌め込み、一連となったリベット挿通孔6aとリベット挿通孔81aとリベット挿通孔91aとにリベット17を挿通し、このリベット17の先端部17aをかしめると、図9に示したように、取付け具5が組み上がる。
さらに、ワイパーブレード本体10の取付け開口14bから外部に露出したバネ板部材12の長手方向中央部15を、取付けベース部材9の上側挟持爪91c,91cと下側挟持爪91d,・・・とで挟持させることにより、取付け具5が装着されて、図3に示したように、ワイパーブレード1が組み上がる。
ここで、リベット17が挿通された嵌合部材6のリベット挿通孔6aとスペーサー部材8のリベット挿通孔81aとは、図10及び図11に示したように、嵌め合わせると鼓形状となるように形成されており、スペーサー部材8の断面円弧状の突起81b,81bが、取付けベース部材9の円弧状の案内溝91b,91bに案内される。
このため、嵌合部材6と固定部材7とスペーサー部材8とを一体としたものは、取付けベース部材9内で、ワイパーブレード本体10の長手方向を軸として揺動可能とされている。
ここでの揺動角度θは、最大幅が約±4°とされており、フロントウインドウガラス4の払拭面4aでのワイパーブレード本体10のブレードラバー11の接触部11aの折り返し時における反転動作を確実なものとすることができる。
そのうえ、フロントウインドウガラス4の払拭面4aにおいてワイパーブレード本体10のブレードラバー11の接触部11aの先端11eが適切な払拭圧となるためのワイパーブレード本体10の角度を確実なものとすることができる。
また、一体となった嵌合部材6と固定部材7は、リベット17を軸として、回転可能なので、ワイパーアーム3の先端のU字形フック部31又は32若しくは33への取り付け及び取り外しがし易い角度にすることができる。
次に、本実施例のワイパーブレード1のワイパーアーム3への取付け方法について説明する。
まず、タイプ1のU字形フック部31の場合の取付け方法を、図12(a)〜図12(d)に基づいて説明する。
まずは、取付け具5において、図12(a)に示したように、固定部材7を立ち上げておく。
続いて、この固定部材7の挿通口73へ、図12(b)に示したように、その外側からU字形フック部31を挿通する。
続いて、U字形フック部31の内側面を、図12(c)に示したように、嵌合部材6の嵌合部62へ嵌め込む。
最後に、固定部材7を、一対の係合部7a,7aが、嵌合部材6の係止片61c,61cと係合するまで折り畳むと、図12(d)に示したように、本実施例のワイパーブレード1がワイパーアーム3の先端に取り付けられる。
こうして取付け具5とU字形フック部31とは、図13に示したように、U字形フック部31が、その両側面が側壁部61,61により拘束され、その上下の内側面は嵌合部62により拘束され(a−b間での位置規制)、その前後方向は嵌合部62の先端と係止孔31aに係合した係止爪62aとにより拘束されているため(c−d間での位置規制)、ガタツキのないしっかりと位置規制された取付け状態となる。
なお、図13では、取付け具5のU字形フック部31への取付け状態を分かり易く説明するために、取付け具5の嵌合部材6と固定部材7のみを記載した。
また、ワイパーブレード1を取り外すときは、爪部7bを掴んで一対の係合部7a,7aと係止片61c,61cとの係合を解除し、固定部材7を立ち上げ、可撓片62Aを凹穴62c内で上方に撓ませることにより、係止爪62aと係止孔31aとの係合を解除して、挿通口73からU字形フック部31を抜き取ればよい。
次に、タイプ2のU字形フック部32の場合の取付け方法については、図12(a)〜図12(d)に示したタイプ1のU字形フック部31の場合の取付け方法とほぼ同様なので、説明を省略する。
こうして取付け具5とU字形フック部32とは、図14に示したように、U字形フック部32が、その両側面が側壁部61,61により拘束され、その上下の内側面は嵌合部62及び段差部分62bにより拘束され(e−f間での位置規制)、その前後方向は嵌合部62と固定部材7の保持部71とに挟持されて拘束されているため(g−h間での位置規制)、ガタツキのないしっかりと位置規制された取付け状態となる。
なお、図14では、取付け具5のU字形フック部32への取付け状態を分かり易く説明するために、取付け具5の嵌合部材6と固定部材7のみを記載した。
また、ワイパーブレード1を取り外すときは、爪部7bを掴んで一対の係合部7a,7aと係止片61c,61cとの係合を解除し、固定部材7を立ち上げ、挿通口73からU字形フック部32を抜き取ればよい。
すなわち、タイプ2のU字形フック部32の取付けでは、係止孔32aは用いない。
次に、タイプ3のU字形フック部33の場合の取付け方法についても、図12(a)〜図12(d)に示したタイプ1のU字形フック部31の場合の取付け方法とほぼ同様なので、説明を省略する。
こうして取付け具5とU字形フック部33とは、図15に示したように、U字形フック部33が、その両側面が側壁部61,61により拘束され(e−f間での位置規制)、その上下の内側面は嵌合部62及び段差部分62bにより拘束され、その前後方向は嵌合部62と固定部材7の保持部71とに挟持されて拘束されているため(g−h間での位置規制)、ガタツキのないしっかりと位置規制された取付け状態となる。
なお、図15では、取付け具5のU字形フック部33への取付け状態を分かり易く説明するために、取付け具5の嵌合部材6と固定部材7のみを記載した。
また、ワイパーブレード1を取り外すときは、爪部7bを掴んで一対の係合部7a,7aと係止片61c,61cとの係合を解除し、固定部材7を立ち上げ、挿通口73からU字形フック部33を抜き取ればよい。
すなわち、タイプ3のU字形フック部33の取付けでは、タイプ2のU字形フック部32と同様に、係止孔33aは用いない。
次に、本実施例のワイパーブレード1の作用効果について説明する。
このような本実施例のワイパーブレード1は、ワイパーブレード本体10に設けた取付け具5を介して車両2に設けられたワイパーアーム3の先端のU字形フック部31及びこれよりも曲率半径及び厚さが大きいU字形フック部32,33に着脱可能なワイパーブレードである。
ここで、取付け具5は、ワイパーアーム3の先端のU字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される嵌合部材6と、嵌合部材6との間に曲率半径及び厚さが大きいU字形フック部32又は33を保持して固定可能な固定部材7とを備えている。
そして、嵌合部材6は、U字形フック部31の先端部近傍に設けられた係止孔31aに着脱可能な係止爪62aと曲率半径及び厚さが大きいU字形フック部32,33の先端部近傍の内側面が密接して嵌合可能となる段差部分62bとが設けられた嵌合部62を有する構成である。
こうした構成なので、上記した3つの規格のワイパーアーム3の先端のタイプ1のU字形フック部31及びタイプ2のU字形フック部32並びにタイプ3のU字形フック部33のいずれにも適用することができる。
このため、需要者側が、気に入ったワイパーブレード1を購入することができる可能性を向上させることができる。
そのうえ、生産者側は、1つのワイヤーブレード1について、取付け具5の部分を、3つの規格のワイパーアーム3の先端のU字形のフック部31,32,33のいずれにも適用できるものを製造すればよいため、経済的に需要者側のニーズに応えることができる。
ここで、嵌合部材6は、U字形フック部31,32,33の両側面を保持可能な一対の側壁部61,61と、これらの間に設けられた嵌合部62とを有し、嵌合部62は、その上側面が曲率半径及び厚さが大きいU字形フック部32,33の内側面が密接する形状とされ、その下側面は所定長さまでは曲率半径及び厚さが小さいU字形フック部31の内側面が密接する形状とされるとともに、係止爪62aが設けられており、所定長さを超えると段差部分62bが形成されている。
そのうえ、固定部材7は、嵌合部材6のU字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される側に、下側面が曲率半径及び厚さが大きいU字形フック部32,33の外側面と密接して保持可能な形状の保持部71を有する。
このため、上記したように、適用できるいずれのU字形フック部31,32,33についても、ガタツキのないしっかりと位置規制された取付け状態とすることができる。
また、嵌合部材6の嵌合部62には、U字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される側と対向する側に凹穴62cが形成されており、嵌合部62の下側面の一部に形成した可撓性を有する可撓片62Aの下側に係止爪62aが設けられているので、曲率半径及び厚さが小さいタイプ1のU字形フック部31の係止孔31aに着脱可能な係止爪62aを、簡易且つ安価な構造とすることができる。
さらに、固定部材7は、嵌合部材6のU字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される側と対向する側に、ワイパーブレード本体10の短手方向を軸として回転可能に連結され、その中央部には、U字形フック部31及び32並びに33が挿通可能な挿通口73が形成され、嵌合部材6のU字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される側には、一対の係合部7a,7aが形成されている。
そして、嵌合部材6は、一対の側壁部61,61の嵌合部材6のU字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される側に固定部材7の一対の係合部7a,7aが着脱可能な一対の係止片61c,61cが形成されており、固定部材7と嵌合部材6との間に曲率半径及び厚さが大きいU字形フック部32,33を保持して固定可能とされている。
このため、固定部材7と嵌合部材6との間に曲率半径及び厚さが大きいタイプ2,3のU字形フック部32,33を保持して固定可能な構造を、簡易且つ安価なものとすることができる。
また、取付け具5は、リベット挿通用の孔91aが設けられた一対の取付け壁部91,91を有する取付けベース部材9を備えており、取付けベース部材9は、ワイパーブレード本体10の上面に、一対の取付け壁部91,91がワイパーブレード本体10の長手方向と略平行となるように固定して取付けられている。
そして、嵌合部材6には、U字形フック部31又は32若しくは33が嵌合される側に、リベット挿通用の孔6aが設けられており、取付けベース部材9の一対の取付け壁部91,91間に、嵌合部材6及び固定部材7が嵌め込まれ、取付けベース部材9の一対の取付け壁部91,91のリベット挿通用の孔91a,91aと嵌合部材6のリベット挿通用の孔6aとに、リベット17が挿通され、嵌合部材6及び固定部材7が、ワイパーブレード本体10の短辺方向を軸として回転可能に連結されている。
このため、ワイパーブレード1のワイパーアーム3の先端のU字形フック部31又は32若しくは33への取り付けが容易な構造を、簡易且つ安価なものとすることができる。
さらに、取付け具5は、リベット挿通用の孔81a及び外側面にワイパーブレード本体10と略平行な断面円弧状の突起81bがそれぞれ設けられた取付けベース部材9の一対の取付け壁部91,91の内側面間よりも幅の狭い一対のスペーサー壁部81,81を有するスペーサー部材8を備えており、取付けベース部材9の一対の取付け壁部91,91の内側面には、断面円弧状の突起81b,81bを案内する円弧状の案内溝91b,91bが形成されており、スペーサー部材8の一対のスペーサー壁部81,81のリベット挿通用の孔81a,81aと嵌合部材6のリベット挿通用の孔6aとが、嵌め合わせると鼓形状となるように形成されている。
そして、取付けベース部材9の一対の取付け壁部91,91間に、スペーサー部材8を介して、嵌合部材6及び固定部材7が嵌め込まれ、取付けベース部材9の一対の取付け壁部91,91のリベット挿通用の孔91a,91aとスペーサー部材8のリベット挿通用の孔81a,81aと嵌合部材6のリベット挿通用の孔6aとに、リベット17が挿通され、嵌合部材6及び固定部材7が、スペーサー部材8とともに、ワイパーブレード本体10の長手方向を軸として揺転可能に連結されている。
このため、フロントウインドウガラス4の払拭面4aでのワイパーブレード本体10のブレードラバー11の接触部11aの折り返し時における反転動作を確実なものとすることができる。
そのうえ、フロントウインドウガラス4の払拭面4aにおいてワイパーブレード本体10のブレードラバー11の接触部11aの先端11eが適切な払拭圧となるためのワイパーブレード本体10の角度を確実なものとすることができる。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記した実施例では、ワイパーブレード本体10としてフラット式のものを用いて実施したが、これに限定されず、トーナメント式のものなどを用いて実施してもよい。
また、上記した実施例では、ワイパーブレード本体10としてブレードカバー14を設けたウインター用のものを用いて実施したが、これに限定されず、ブレードカバーを設けないサマー用のものなどを用いて実施してもよい。
1 ワイパーブレード
10 ワイパーブレード本体
2 車両
3 ワイパーアーム
31 タイプ1のU字形フック部(小U字形フック部)
31a 係止孔
32 タイプ2のU字形フック部(大U字形フック部)
32a 係止孔
33 タイプ3のU字形フック部(大U字形フック部)
33a 係止孔
5 取付け具
6 嵌合部材
6a リベット挿通用の孔
61 側壁部
61c 係止片
62 嵌合部
62A 可撓片
62a 係止爪
62b 段差部分
62c 凹穴
7 固定部材
71 保持部
73 挿通口
7a 係合部
8 スペーサー部材
81 スペーサー壁部
81a リベット挿通用の孔
81b 断面円弧状の突起
9 取付けベース部材
91 取付け壁部
91a リベット挿通用の孔
91b 円弧状の案内溝
17 リベット

Claims (6)

  1. ワイパーブレード本体に設けた取付け具を介して車両に設けられたワイパーアームの先端の小U字形フック部及びこれよりも曲率半径及び厚さが大きい大U字形フック部のいずれにも着脱可能なワイパーブレードであって、
    前記取付け具は、前記ワイパーアームの先端の前記小U字形フック部又は前記大U字形フック部が嵌合される嵌合部材と、該嵌合部材との間に前記大U字形フック部を保持して固定可能な固定部材とを備えており、
    前記嵌合部材は、前記小U字形フック部の先端部近傍に設けられた係止孔に着脱可能な係止爪と前記大U字形フック部の先端部近傍の内側面が密接して嵌合可能となる段差部分とが設けられた嵌合部を有することを特徴とするワイパーブレード。
  2. 前記嵌合部材は、前記小U字形フック部及び前記大U字形フック部の両側面を保持可能な一対の側壁部と、該一対の側壁部の間に設けられた前記嵌合部とを有し、該嵌合部は、その上側面が前記大U字形フック部の内側面が密接する形状とされ、その下側面は所定長さまでは前記小U字形フック部の内側面が密接する形状とされるとともに、前記係止爪が設けられており、前記所定長さを超えると前記段差部分が形成されており、
    前記固定部材は、前記嵌合部材の前記小U字形フック部又は前記大U字形フック部が嵌合される側に、下側面が前記大U字形フック部の外側面と密接して保持可能な形状の保持部を有することを特徴とする請求項1に記載のワイパーブレード。
  3. 前記嵌合部材の前記嵌合部には、前記小U字形フック部又は前記大U字形フック部が嵌合される側と対向する側に凹穴が形成されており、該嵌合部の下側面の一部に形成した可撓性を有する可撓片の下側に前記係止爪が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のワイパーブレード。
  4. 前記固定部材は、前記嵌合部材の前記小U字形フック部又は前記大U字形フック部が嵌合される側と対向する側に、前記ワイパーブレード本体の短手方向を軸として回転可能に連結され、その中央部には、前記小U字形フック部及び前記大U字形フック部が挿通可能な挿通口が形成され、前記嵌合部材の前記小U字形フック部又は前記大U字形フック部が嵌合される側には、一対の係合部が形成されており、
    前記嵌合部材は、前記一対の側壁部の前記嵌合部材の前記小U字形フック部又は前記大U字形フック部が嵌合される側に前記固定部材の前記一対の係合部が着脱可能な一対の係止片が形成されており、
    前記固定部材と前記嵌合部材との間に前記大U字形フック部を保持して固定可能とされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のワイパーブレード。
  5. 前記取付け具は、リベット挿通用の孔が設けられた一対の取付け壁部を有する取付けベース部材を備えており、
    前記取付けベース部材は、前記ワイパーブレード本体の上面に、前記一対の取付け壁部が該ワイパーブレード本体の長手方向と略平行となるように固定して取付けられており、
    前記嵌合部材には、前記小U字形フック部又は前記大U字形フック部が嵌合される側に、リベット挿通用の孔が設けられており、
    前記取付けベース部材の前記一対の取付け壁部間に、前記嵌合部材及び前記固定部材が嵌め込まれ、前記取付けベース部材の前記一対の取付け壁部のリベット挿通用の孔と前記嵌合部材のリベット挿通用の孔とに、リベットが挿通され、前記嵌合部材及び前記固定部材が、前記ワイパーブレード本体の短辺方向を軸として回転可能に連結されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のワイパーブレード。
  6. 前記取付け具は、リベット挿通用の孔及び外側面に前記ワイパーブレード本体の長手方向に略平行な断面円弧状の突起が設けられた前記取付けベース部材の前記一対の取付け壁部の内側面間よりも幅の狭い一対のスペーサー壁部を有するスペーサー部材を備えており、
    前記取付けベース部材の前記一対の取付け壁部の内側面には、前記断面円弧状の突起を案内する円弧状の案内溝が形成されており、
    前記スペーサー部材の前記一対のスペーサー壁部のリベット挿通用の孔と前記嵌合部材のリベット挿通用の孔とが、嵌め合わせると鼓形状となるように形成されており、
    前記取付けベース部材の前記一対の取付け壁部間に、前記スペーサー部材を介して、前記嵌合部材及び前記固定部材が嵌め込まれ、前記取付けベース部材の前記一対の取付け壁部のリベット挿通用の孔と前記スペーサー部材のリベット挿通用の孔と前記嵌合部材のリベット挿通用の孔とに、リベットが挿通され、前記嵌合部材及び前記固定部材が、前記スペーサー部材とともに、前記ワイパーブレード本体の長手方向を軸として揺転可能に連結されていることを特徴とする請求項5に記載のワイパーブレード。
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