JP2007008279A - ワイパ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイパ装置の外観性能や払拭性能を向上させる。
【解決手段】基端部がワイパシャフトに接続されるアームヘッド12および基端部がアームヘッド12の先端部に接続されたアームシャンク13を有するワイパアーム11と、中間部がアームシャンク13の先端部に回動自在に連結される連結ブロック40を有するワイパブレード30とを備えたワイパ装置10において、アームシャンク13におけるアームピース15のフック16を被覆するアームカバー20と、ワイパブレード30の連結ブロック40を被覆するブレードカバー60とを被せ着ける。ワイパアームとワイパブレードの連結ブロックとにアームカバーとブレードカバーとを別に連結したので、 ワイパアームとワイパブレードとの隙間を効果的に被覆でき、また、隙間にゴミや雪が詰まるのを防止できる。
【選択図】図2
【解決手段】基端部がワイパシャフトに接続されるアームヘッド12および基端部がアームヘッド12の先端部に接続されたアームシャンク13を有するワイパアーム11と、中間部がアームシャンク13の先端部に回動自在に連結される連結ブロック40を有するワイパブレード30とを備えたワイパ装置10において、アームシャンク13におけるアームピース15のフック16を被覆するアームカバー20と、ワイパブレード30の連結ブロック40を被覆するブレードカバー60とを被せ着ける。ワイパアームとワイパブレードの連結ブロックとにアームカバーとブレードカバーとを別に連結したので、 ワイパアームとワイパブレードとの隙間を効果的に被覆でき、また、隙間にゴミや雪が詰まるのを防止できる。
【選択図】図2
Description
本発明は、ワイパ装置に関し、例えば、自動車のウインドガラスを払拭するのに利用して有効なワイパ装置に関する。
一般に、ワイパ装置は、基端部がワイパシャフトに接続されるアームヘッドおよび基端部がアームヘッドの先端部に接続されたアームシャンクを有するワイパアームと、中間部に配置された連結部の回動軸によってアームシャンクの先端部が連結されたワイパブレードとを備えており、ワイパアームがワイパシャフトに往復回動されるのに伴って、ワイパブレードがウインドガラスを払拭するように構成されている。
従来のこの種のワイパ装置としては、ワイパアームのアームシャンクの先端部にU字形状のフックが形成されて、このフックがワイパブレードの連結部の回動軸に係合されているとともに、ワイパブレードの連結部におけるフックの先方には、安全閉塞部材が開閉自在に設けられているものがある。例えば、特許文献1参照。
従来のこの種のワイパ装置としては、ワイパアームのアームシャンクの先端部にU字形状のフックが形成されて、このフックがワイパブレードの連結部の回動軸に係合されているとともに、ワイパブレードの連結部におけるフックの先方には、安全閉塞部材が開閉自在に設けられているものがある。例えば、特許文献1参照。
しかしながら、前記したワイパ装置においては、ワイパブレードの連結部にU字形状のフックを回動軸に挿入するための挿入口部が開口されるために、外観性能が損なわれたり、U字形状のフックとワイパブレードの連結部との間に形成されたクリアランスにゴミや雪が詰まり易いために、払拭性能の低下を招来したりするという問題点がある。
本発明の目的は、外観性能や払拭性能を向上させることができるワイパ装置を提供することにある。
本発明に係るワイパ装置は、一端がワイパシャフトに接続されるアームヘッドおよび基端部が前記アームヘッドの他端に接続されるアームシャンクからなるワイパアームと、
中間部に前記アームシャンクの先端部に回動自在に連結される連結部が設けられているワイパブレードと、を備えたワイパ装置であって、
前記アームシャンクに固定されるとともに、前記先端部に固定されるアームカバーと、 前記ワイパブレードの前記連結部の先端側に固定されるブレードカバーと、
によって前記連結部が被覆されていることを特徴とする。
中間部に前記アームシャンクの先端部に回動自在に連結される連結部が設けられているワイパブレードと、を備えたワイパ装置であって、
前記アームシャンクに固定されるとともに、前記先端部に固定されるアームカバーと、 前記ワイパブレードの前記連結部の先端側に固定されるブレードカバーと、
によって前記連結部が被覆されていることを特徴とする。
前記した手段によれば、ワイパアームとワイパブレードとの連結部にアームカバーとブレードカバーとを別に連結したので、 ワイパアームとワイパブレードとの連結部における隙間を効果的に被覆することができるできるので、 ワイパ装置の外観性能を向上させることができるとともに、当該隙間にゴミや雪が詰まるのを防止することにより、ワイパ装置の払拭性能を向上させることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に即して説明する。
図1に示されているように、本実施の形態に係るワイパ装置10はワイパアーム11と、アームカバー20と、ワイパブレード30と、ブレードカバー60とを備えている。
ワイパアーム11はワイパシャフト(図示せず)の一端部に固定されたアームヘッド12を備えており、ワイパシャフトがワイパモータの回転運動をリンク機構を介して往復回動運動に変換されて往復回動することにより、アームヘッド12はワイパシャフトの回動に追従して一定の範囲内で往復回動するようになっている。
アームヘッド12の先端部には、細長い樋形状に形成されたアームシャンク13の基端部が回動自在に軸支されている。アームシャンク13はワイパシャフトを含む平面内でアームヘッド12に対して回動するように構成されている。すなわち、アームシャンク13はウインドのガラス面に対して接近離脱自在に構成されている。
図示しないが、アームヘッド12とアームシャンク13との間にはスプリングが、一端がアームヘッド12に係止され、他端がアームシャンク13に係止されて張設されており、スプリングはアームヘッド12に反力をとって、アームシャンク13をウインドのガラス面に接近する方向に弾発力を常時付勢するように構成されている。
ワイパアーム11はワイパシャフト(図示せず)の一端部に固定されたアームヘッド12を備えており、ワイパシャフトがワイパモータの回転運動をリンク機構を介して往復回動運動に変換されて往復回動することにより、アームヘッド12はワイパシャフトの回動に追従して一定の範囲内で往復回動するようになっている。
アームヘッド12の先端部には、細長い樋形状に形成されたアームシャンク13の基端部が回動自在に軸支されている。アームシャンク13はワイパシャフトを含む平面内でアームヘッド12に対して回動するように構成されている。すなわち、アームシャンク13はウインドのガラス面に対して接近離脱自在に構成されている。
図示しないが、アームヘッド12とアームシャンク13との間にはスプリングが、一端がアームヘッド12に係止され、他端がアームシャンク13に係止されて張設されており、スプリングはアームヘッド12に反力をとって、アームシャンク13をウインドのガラス面に接近する方向に弾発力を常時付勢するように構成されている。
図2および図3に示されているように、アームシャンク13の先端部には段付部13aが形成されており、段付部13aにはアームシャンク13の先端部を構成するアームピース15がリベット14、14によって締結されている。
アームピース15は細長い板形状に形成されており、アームピース15における締結された基端部と反対側の先端部には、ワイパブレードを連結するためのフック16が板厚方向にU字形状に折り返されて形成されている。フック16の折り返し側端部にはロック孔17が開設されている。
アームピース15が締結されたアームシャンク13の段付部13aにおけるアームピース15の基端側の部位には、後述するアームカバー20と係合するための係合孔18が開設されている。
アームピース15は細長い板形状に形成されており、アームピース15における締結された基端部と反対側の先端部には、ワイパブレードを連結するためのフック16が板厚方向にU字形状に折り返されて形成されている。フック16の折り返し側端部にはロック孔17が開設されている。
アームピース15が締結されたアームシャンク13の段付部13aにおけるアームピース15の基端側の部位には、後述するアームカバー20と係合するための係合孔18が開設されている。
図1および図4に示されているように、アームシャンク13の先端部におけるウインドガラスと反対側の主面には、樹脂が使用されて一体成形されたアームカバー20がアームピース15およびリベット14、14を被覆するように被せ着けられている。
アームカバー20はカバー部21を具備しており、カバー部21はアームシャンク13の略樋形状に対応した大略樋形状に一体成形されている。カバー部21はアームシャンク13の先端部に形成された段付部13aにアームピース15およびリベット14、14に対応する部分の三方、つまり、アームピース15の上方とその両側方とを被覆するように被せられている。
アームシャンク13の段付部13aにアームカバー20を取り付けることにより、アームシャンク13とアームカバー20とを近接した位置に配置することができるため、アームカバー20をアームシャンク13と一体感を持たせることができる。
図2、図4(b)および(c)に示されているように、カバー部21の樋形状の内面における中間部には、抜け止め用の一対の係合部片22、22がそれぞれ内向きに突設されている。アームカバー20がアームシャンク13の先端部に被せられた状態において、両係合部片22、22のそれぞれが、アームピース15の中間部における両側のエッジに係合している。
また、カバー部21の樋形状の内面における基端部の略中心線上には、位置決め用の係合部片23が直角に突設されている。アームカバー20がアームシャンク13の先端部に被せられた状態において、位置決め用の係合部片23はアームシャンク13に開設された係合孔18に嵌入している。
抜け止め用の両係合部片22、22がアームピース15の両側のエッジにそれぞれ係合するとともに、位置決め用の係合部片23がアームシャンク13の係合孔18に嵌入することにより、アームカバー20はアームシャンク13の先端部に強固に固定された状態になっている。
アームカバー20はカバー部21を具備しており、カバー部21はアームシャンク13の略樋形状に対応した大略樋形状に一体成形されている。カバー部21はアームシャンク13の先端部に形成された段付部13aにアームピース15およびリベット14、14に対応する部分の三方、つまり、アームピース15の上方とその両側方とを被覆するように被せられている。
アームシャンク13の段付部13aにアームカバー20を取り付けることにより、アームシャンク13とアームカバー20とを近接した位置に配置することができるため、アームカバー20をアームシャンク13と一体感を持たせることができる。
図2、図4(b)および(c)に示されているように、カバー部21の樋形状の内面における中間部には、抜け止め用の一対の係合部片22、22がそれぞれ内向きに突設されている。アームカバー20がアームシャンク13の先端部に被せられた状態において、両係合部片22、22のそれぞれが、アームピース15の中間部における両側のエッジに係合している。
また、カバー部21の樋形状の内面における基端部の略中心線上には、位置決め用の係合部片23が直角に突設されている。アームカバー20がアームシャンク13の先端部に被せられた状態において、位置決め用の係合部片23はアームシャンク13に開設された係合孔18に嵌入している。
抜け止め用の両係合部片22、22がアームピース15の両側のエッジにそれぞれ係合するとともに、位置決め用の係合部片23がアームシャンク13の係合孔18に嵌入することにより、アームカバー20はアームシャンク13の先端部に強固に固定された状態になっている。
カバー部21におけるフック16に対向する部分には、フック16を被覆するフックカバー部24がフック16に対応する矩形形状に形成されており、フックカバー部24の先端部分はフック16のU字形状に対応するように弯曲されている。アームカバー20がアームシャンク13の先端部に被せ着けられた状態において、フックカバー部24はフック16をウインドガラス側と反対側から被覆した状態になっている。
フックカバー部24の先端部の両端には一対の係合部片25、25が、それぞれ側方に突出するように設けられている。
また、フックカバー部24の両係合部片25、25間の端辺は、後述する規制部片65と突合自在な規制端辺26を構成している。
カバー部21におけるフックカバー部24の両脇には、一対の逃げ部27、27がそれぞれ切り欠かれて形成されている。アームカバー20がアームシャンク13の先端部に被せ着けられた状態において、両逃げ部27、27はフック16の両脇をそれぞれ逃げた状態になっている。
フックカバー部24の先端部の両端には一対の係合部片25、25が、それぞれ側方に突出するように設けられている。
また、フックカバー部24の両係合部片25、25間の端辺は、後述する規制部片65と突合自在な規制端辺26を構成している。
カバー部21におけるフックカバー部24の両脇には、一対の逃げ部27、27がそれぞれ切り欠かれて形成されている。アームカバー20がアームシャンク13の先端部に被せ着けられた状態において、両逃げ部27、27はフック16の両脇をそれぞれ逃げた状態になっている。
図5に示されているように、ワイパブレード30はウインドガラスの表面を払拭するブレード本体31を備えている。ブレード本体31は略棒形状に形成され、払拭すべきウインドガラスの払拭部分に対応する長さを有しており、ウインドガラスの弯曲面に追従して弯曲する可撓性を発揮するように構成されている。
すなわち、ブレード本体31は可撓性を発揮するように構成された保持部材32と、保持部材32に保持されたブレードラバー33と、保持部材32をブレードラバー33を露出させた状態で被覆する保持部材カバー34とを備えている。そして、ブレード本体31はアームヘッド12とアームシャンク13との間に張設されたスプリング(図示せず)によって、ウインドガラスへ押圧力を付勢するようになっている。
すなわち、ブレード本体31は可撓性を発揮するように構成された保持部材32と、保持部材32に保持されたブレードラバー33と、保持部材32をブレードラバー33を露出させた状態で被覆する保持部材カバー34とを備えている。そして、ブレード本体31はアームヘッド12とアームシャンク13との間に張設されたスプリング(図示せず)によって、ウインドガラスへ押圧力を付勢するようになっている。
図5に示されているように、ワイパブレード30はアームシャンク13の先端部に回動自在に連結される連結部としての連結ブロック40を備えており、連結ブロック40はブレード本体31の長手方向の中央部に配されて固定されている。連結ブロック40の外観形状はワイパブレード30全体としての一体感を創出するように、ブレード本体31の外観形状に対応している。
図2および図5に示されているように、連結ブロック40の中央部にはロック部材46を収容する収容溝41が形成されており、収容溝41の一対の側壁が構成する支持壁42、42には一対の支持孔43、43がそれぞれ開設されている。両支持孔43、43には回動軸44が挿通されて両支持壁42、42間に軸架されるようになっている。
なお、実際上は、回動軸44は連結ブロック40がモールド成形される際に、連結ブロック40に一体的にインサート成形される。
両支持壁42、42の内面のそれぞれには、一対の縦溝45、45が互いに対向して没設されている。
図2および図5に示されているように、連結ブロック40の中央部にはロック部材46を収容する収容溝41が形成されており、収容溝41の一対の側壁が構成する支持壁42、42には一対の支持孔43、43がそれぞれ開設されている。両支持孔43、43には回動軸44が挿通されて両支持壁42、42間に軸架されるようになっている。
なお、実際上は、回動軸44は連結ブロック40がモールド成形される際に、連結ブロック40に一体的にインサート成形される。
両支持壁42、42の内面のそれぞれには、一対の縦溝45、45が互いに対向して没設されている。
ロック部材46は弾性力を発揮する樹脂が使用されて一体成形されており、収容溝41に対応した大略H型鋼形状に形成されている。H型鋼形状の横部片47aの一端部には挿入口48が開設されているとともに、挿入口48に軸部49が隣接して形成されている。軸部49の挿入口48に接する外周面は、アームピース15のフック16のU字形状の内周面に対応した半円柱形状に形成されている。
図2に示されているように、軸部49における収容溝41の底面側の部分には、嵌入口50が略R字形状に開設されている。この嵌入口50に連結ブロック40が成形される際に一体的にモールド成形された回動軸44が嵌入されることにより、ロック部材46は軸部49の軸線を中心に収容溝41内において回動自在に支持された状態になる。
ロック部材46の横部片47aにおける収容溝41の底面側にはレバー51が、その固定端が軸部49に接続されて突設されている。レバー51の自由端部には撮み部52が形成されており、中間部の収容溝41の底面側主面にはロック凸部53が突設されている。ロック凸部53はアームピース15のフック16のロック孔17に嵌入するように構成されている。
ロック部材46の両側面には一対の突起54、54がそれぞれ突設されており、両突起54、54は連結ブロック40の両支持壁42、42の内面にそれぞれ没設された一対の縦溝45、45に係合するように設定されている。両突起54、54が両縦溝45、45に係合することにより、ロック部材46が回動軸44に対して必要以上に回動するのを防止するようになっている。
ロック部材46のH型鋼形状の一対の縦部片47b、47bにおける挿入口48側端辺には、一対の係合凹部55、55がそれぞれ没設されており、両係合凹部55、55はアームカバー20のフックカバー部24に突設された一対の係合部片25、25と係合するように構成されている。
図2に示されているように、軸部49における収容溝41の底面側の部分には、嵌入口50が略R字形状に開設されている。この嵌入口50に連結ブロック40が成形される際に一体的にモールド成形された回動軸44が嵌入されることにより、ロック部材46は軸部49の軸線を中心に収容溝41内において回動自在に支持された状態になる。
ロック部材46の横部片47aにおける収容溝41の底面側にはレバー51が、その固定端が軸部49に接続されて突設されている。レバー51の自由端部には撮み部52が形成されており、中間部の収容溝41の底面側主面にはロック凸部53が突設されている。ロック凸部53はアームピース15のフック16のロック孔17に嵌入するように構成されている。
ロック部材46の両側面には一対の突起54、54がそれぞれ突設されており、両突起54、54は連結ブロック40の両支持壁42、42の内面にそれぞれ没設された一対の縦溝45、45に係合するように設定されている。両突起54、54が両縦溝45、45に係合することにより、ロック部材46が回動軸44に対して必要以上に回動するのを防止するようになっている。
ロック部材46のH型鋼形状の一対の縦部片47b、47bにおける挿入口48側端辺には、一対の係合凹部55、55がそれぞれ没設されており、両係合凹部55、55はアームカバー20のフックカバー部24に突設された一対の係合部片25、25と係合するように構成されている。
ワイパブレード30はアームシャンク13の先端部であるアームピース15に、次のようにして取り付けられる。
アームピース15の先端部にU字形状に形成されたフック16が、連結ブロック40のロック部材46の軸部49に挿入口48側から挿入される。フック16が軸部49に挿入されて行くに従って、レバー51はそれ自体の弾性力によって撓み、フック16が奥まで挿入されると、レバー51はそれ自体の弾性力によって復元する。レバー51が復元すると、ロック凸部53がフック16のロック孔17に嵌入する。このロック凸部53とロック孔17との嵌入により、フック16は連結ブロック40にロックされた状態になる。
アームピース15の先端部にU字形状に形成されたフック16が、連結ブロック40のロック部材46の軸部49に挿入口48側から挿入される。フック16が軸部49に挿入されて行くに従って、レバー51はそれ自体の弾性力によって撓み、フック16が奥まで挿入されると、レバー51はそれ自体の弾性力によって復元する。レバー51が復元すると、ロック凸部53がフック16のロック孔17に嵌入する。このロック凸部53とロック孔17との嵌入により、フック16は連結ブロック40にロックされた状態になる。
以上のようにして、ワイパブレード30がアームシャンク13の先端部に連結されると、ワイパブレード30は回動軸44を中心にして回動自在に支承された状態になる。
ワイパブレード30の回動範囲はロック部材46が連結ブロック40の収容溝41に略平行に収まった姿勢から、図5(b)に想像線で示された傾斜角の範囲内になる。
また、アームシャンク13の先端部に予め固定されたアームカバー20は、ワイパブレード30の連結ブロック40の収容溝41側の主面を被覆した状態になる。つまり、アームカバー20はアームシャンク13とワイパブレード30との連結部分を隙間なく、一体感をもって被覆した状態になっている。
さらに、アームカバー20のフックカバー部24に突設された両係合部片25、25が、ロック部材46の挿入口48側の端辺に没設された両係合凹部55、55と係合することにより、アームカバー20のフックカバー部24はロック部材46に結合された状態になるために、ロック部材46から浮き上がるのを防止された状態になる。
ワイパブレード30の回動範囲はロック部材46が連結ブロック40の収容溝41に略平行に収まった姿勢から、図5(b)に想像線で示された傾斜角の範囲内になる。
また、アームシャンク13の先端部に予め固定されたアームカバー20は、ワイパブレード30の連結ブロック40の収容溝41側の主面を被覆した状態になる。つまり、アームカバー20はアームシャンク13とワイパブレード30との連結部分を隙間なく、一体感をもって被覆した状態になっている。
さらに、アームカバー20のフックカバー部24に突設された両係合部片25、25が、ロック部材46の挿入口48側の端辺に没設された両係合凹部55、55と係合することにより、アームカバー20のフックカバー部24はロック部材46に結合された状態になるために、ロック部材46から浮き上がるのを防止された状態になる。
連結ブロック40における収容溝41の底面と隣接する部位には、ブレードカバー固定部56が形成されており、ブレードカバー固定部56の底面には係合孔57が略長方形形状に開設されている。係合孔57の一対の長辺側側面には一対の係合凸部58、58がそれぞれ内向きに突設されており、係合孔57の収容溝41側の端面の中央部には、押し開き凸部59が反対方向に突設されている。
ブレードカバー60は樹脂が使用されて、図2および図6に示されているように、略フード形状に一体成形されており、空気抵抗を抑制するために、ブレードカバー60の外観形状は流線型形状に形成されている。
また、アームカバー20との連続感を創出させるために、図1に示されているように、ブレードカバー60の外観形状はアームカバー20の外観形状に対応されている。
また、アームカバー20との連続感を創出させるために、図1に示されているように、ブレードカバー60の外観形状はアームカバー20の外観形状に対応されている。
ブレードカバー60の天井壁におけるアームカバー20との連結側端部には、フックカバー部24を逃げる逃げ部61が略正方形形状に大きく切り欠かれており、ブレードカバー60がワイパブレード30の連結ブロック40に取り付けられた状態において、逃げ部61はフックカバー部24を逃げるように嵌合している。
ブレードカバー60の一対の側壁には一対の回転軸カバー部62、62がそれぞれ形成されており、両回転軸カバー部62、62の外面には滑り止め部63、63がそれぞれ形成されている。ブレードカバー60がワイパブレード30の連結ブロック40に取り付けられた状態において、両回転軸カバー部62、62は回転軸44の両端部をそれぞれ被覆した状態になっている。
ブレードカバー60の一対の側壁には一対の回転軸カバー部62、62がそれぞれ形成されており、両回転軸カバー部62、62の外面には滑り止め部63、63がそれぞれ形成されている。ブレードカバー60がワイパブレード30の連結ブロック40に取り付けられた状態において、両回転軸カバー部62、62は回転軸44の両端部をそれぞれ被覆した状態になっている。
ブレードカバー60の内面における略中央部には、一対の係合部片64、64がそれぞれ突設されており、両係合部片64、64のそれぞれには下側係合突起64aと上側係合突起64bとが突設されている。両係合部片64、64は連結ブロック40の係合孔57内に突設された一対の係合凸部58、58に収容溝41と反対側から挿入されてそれぞれ係合するようになっているとともに、両係合部片64、64の下側係合突起64a、64aと上側係合突起64b、64bとが両係合凸部58、58とを把持するようになっている。
両係合部片64、64が両係合凸部58、58に係合すると、両係合部片64、64の間には係合孔57の収容溝41側の端面の中央部に突設された押し開き凸部59が嵌入した状態になるために、両係合部片64、64の両係合凸部58、58との係合は保持された状態になる。
これにより、ブレードカバー60はワイパブレード30の連結ブロック40に脱落を防止された状態で、被せ着けられた状態になる。
両係合部片64、64が両係合凸部58、58に係合すると、両係合部片64、64の間には係合孔57の収容溝41側の端面の中央部に突設された押し開き凸部59が嵌入した状態になるために、両係合部片64、64の両係合凸部58、58との係合は保持された状態になる。
これにより、ブレードカバー60はワイパブレード30の連結ブロック40に脱落を防止された状態で、被せ着けられた状態になる。
ところで、ワイパブレード30の保守点検作業等の際に、ワイパブレード30をアームシャンク13の先端部から取り外す場合には、ブレードカバー60を連結ブロック40から取り外す必要がある。
このような場合には、ブレードカバー60の両滑り止め部63、63を摘まみながら(内側方向に押しながら)、両滑り止め部63、63をアームカバー20と反対方向に押すと、ブレードカバー60を連結ブロック40から取り外すことができる。
すなわち、ブレードカバー60の両滑り止め部63、63を内方向に押すと、両係合部片64、64の間が開くために、両滑り止め部63、63をアームカバー20と反対方向に押すことにより、両係合部片64、64の両係合凸部58、58との係合を解除させることができる。
このような場合には、ブレードカバー60の両滑り止め部63、63を摘まみながら(内側方向に押しながら)、両滑り止め部63、63をアームカバー20と反対方向に押すと、ブレードカバー60を連結ブロック40から取り外すことができる。
すなわち、ブレードカバー60の両滑り止め部63、63を内方向に押すと、両係合部片64、64の間が開くために、両滑り止め部63、63をアームカバー20と反対方向に押すことにより、両係合部片64、64の両係合凸部58、58との係合を解除させることができる。
ブレードカバー60の内部における係合部片64、64の上端部には、規制部片65がフックカバー部24の方向に突設されている。
ここで、図7はフックカバー部24の規制端辺26とブレードカバー60の規制部片65との位置関係を示している。
図7(a)に示されているように、ブレードカバー60がワイパブレード30の連結ブロック40に取り付けられた状態においては、規制部片65はフックカバー部24の規制端辺26に所定の間隔を置いて対向している。
そして、ロック部材46が連結ブロック40の収容溝41に収まった姿勢から、回動軸45を中心としてワイパアーム11とワイパブレード30とが相対的に回動すると、図7(b)に示されているように、フックカバー部24の規制端辺26がブレードカバー60の規制部片65に突き当たることにより、ワイパブレード30の回動範囲は所定の範囲に規制されることになる。
この際、連結ブロック40の係合孔57内において、一対の係合凸部58、58および押し開き凸部59がブレードカバー60の一対の係合部片64、64の下側係合突起64a、64aと上側係合突起64b、64bとの間に挟み込まれているので、ブレードカバー60に加わる回動方向の荷重は上側係合突起64b、64bを介して連結ブロック40によって受けられることになる。
ここで、図7はフックカバー部24の規制端辺26とブレードカバー60の規制部片65との位置関係を示している。
図7(a)に示されているように、ブレードカバー60がワイパブレード30の連結ブロック40に取り付けられた状態においては、規制部片65はフックカバー部24の規制端辺26に所定の間隔を置いて対向している。
そして、ロック部材46が連結ブロック40の収容溝41に収まった姿勢から、回動軸45を中心としてワイパアーム11とワイパブレード30とが相対的に回動すると、図7(b)に示されているように、フックカバー部24の規制端辺26がブレードカバー60の規制部片65に突き当たることにより、ワイパブレード30の回動範囲は所定の範囲に規制されることになる。
この際、連結ブロック40の係合孔57内において、一対の係合凸部58、58および押し開き凸部59がブレードカバー60の一対の係合部片64、64の下側係合突起64a、64aと上側係合突起64b、64bとの間に挟み込まれているので、ブレードカバー60に加わる回動方向の荷重は上側係合突起64b、64bを介して連結ブロック40によって受けられることになる。
前記実施の形態によれば、次の効果が得られる。
(1)ワイパアームとワイパブレードとの連結部にアームカバーとブレードカバーとを別に連結することにより、アームカバーとワイパブレードとの連結部における隙間を効果的に被覆することができるので、ワイパ装置の外観性能を向上させることができる。
(2)ワイパアームとワイパブレードとの連結部にアームカバーとブレードカバーとを別に連結することにより、ワイパアームとワイパブレードと隙間にゴミや雪が詰まるのを防止することができるので、ワイパ装置の払拭性能を向上させることができる。
(3)ブレードカバーの規制端辺におけるフックカバー部の対向部位に規制部片を突設することにより、ロック部材が連結ブロックの収容溝に収まった姿勢から回動された時に、フックカバー部の規制端辺と規制部片とを突合させることができるので、ワイパブレードの回動範囲を所定の範囲に規制することができる。
(4)アームカバーのフックカバー部に係合部片を突設するとともに、連結ブロックのロック部材に係合凹部を没設することにより、係合部片と係合凹部との係合によってアームカバーのフックカバー部をロック部材に結合させることができるので、アームカバーがロック部材すなわち連結ブロックから浮き上がるのを防止することができる。
(5)ブレードカバーの内部に一対の係合部片を突設するとともに、連結ブロックの係合孔内に一対の係合凸部を突設することにより、両係合部片と両係合凸部との係合によってブレードカバーをワイパブレードの連結ブロックに脱落を防止した状態で被せ着けることができる。しかも、ワイパブレードの保守点検作業等の際には、両係合部片と両係合凸部との係合を強制的に解除させることにより、ブレードカバーを連結ブロックから取り外すことができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々に変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、アームシャンクとワイパブレードとの連結部の構造としては、U字形状のフックと連結ブロックに回動自在に軸架されたロック部材との連結構造を適用するに限らず、他のクリップ方式の連結構造を適用することができる。
また、本発明に係るワイパ装置は、運転席側に配置されるものに限らず、助手席側に配置されるものにも適用することができる。この場合、配置に対応してワイパ装置の左右の向きの仕様は適宜に相違することになる。
10…ワイパ装置、11…ワイパアーム、12…アームヘッド、13…アームシャンク、14…リベット、15…アームピース、16…フック、17…ロック孔、18…係合孔、20…アームカバー、21…カバー部、22…抜け止め用の係合部片、23…位置決め用の係合部片、24…フックカバー部、25…係合部片、26…規制端辺、27…逃げ部、30…ワイパブレード、31…ブレード本体、32…保持部材、33…ブレードラバー、34…保持部材カバー、40…連結ブロック(連結部)、41…収容溝、42…支持壁、43…支持孔、44…回動軸、45…縦溝、46…ロック部材、47a…横部片、47b…縦部片、48…挿入口、49…軸部、50…嵌入口、51…レバー、52…撮み部、53…ロック凸部、54…突起、55…係合凹部、56…ブレードカバー固定部、57…係合孔、58…係合凸部、59…押し開き凸部、60…ブレードカバー、61…逃げ部、62…回転軸カバー部、63…滑り止め部、64…係合部片、64a…下側係合突起、64b…上側係合突起、65…規制部片。
Claims (4)
- 一端がワイパシャフトに接続されるアームヘッドおよび基端部が前記アームヘッドの他端に接続されるアームシャンクからなるワイパアームと、
中間部に前記アームシャンクの先端部に回動自在に連結される連結部が設けられているワイパブレードと、を備えたワイパ装置であって、
前記アームシャンクに固定されるとともに、前記先端部に固定されるアームカバーと、 前記ワイパブレードの前記連結部の先端側に固定されるブレードカバーと、
によって前記連結部が被覆されていることを特徴とするワイパ装置。 - 前記アームシャンクの先端部はU字形状を有するフックを備え、前記アームカバーの先端には前記フックを被覆するフックカバー部が一体に設けられているとともに、前記ブレードカバーには前記フックカバー部と当接することにより、前記アームシャンクに対する相対的な前記ワイパブレードの回動範囲を制限する規制部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のワイパ装置。
- 前記フックカバー部は、前記連結部の一部と係合する係合部を備えていることを特徴とする請求項2に記載のワイパ装置。
- 前記ブレードカバーには、前記連結部に形成された係合凸部に前記フックと反対側から係合する係合部片が形成されていることを特徴とする請求項1、2または3に記載のワイパ装置。
Priority Applications (1)
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JP2005190194A JP2007008279A (ja) | 2005-06-29 | 2005-06-29 | ワイパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007008279A true JP2007008279A (ja) | 2007-01-18 |
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Family Applications (1)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2008213549A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Mitsuba Corp | ワイパブレード |
JP2008230471A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Nippon Wiper Blade Co Ltd | アームピースカバー |
JP2009208656A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Mitsuba Corp | ワイパアーム |
KR101163613B1 (ko) | 2009-04-07 | 2012-07-09 | 지엠 글로벌 테크놀러지 오퍼레이션스 엘엘씨 | 덮개형 윈드실드 와이퍼 |
-
2005
- 2005-06-29 JP JP2005190194A patent/JP2007008279A/ja not_active Abandoned
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080612 |
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A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20090129 |