JP2010156098A - 排水トラップ - Google Patents

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Abstract

【課題】排水性能を確保しつつ高さ寸法を小さくすることができるとともに、排水口の洗い場床側への張り出し幅を抑えることができる排水トラップを提供することを目的としている。
【解決手段】封水を溜める封水貯水部、防水床パンの排水口を臨む位置に設けられて下端が封水貯水部内に入り込む封水筒部、および、オーバーフロー堰によって封水貯水部との間が仕切られ、封水貯水部からオーバーフロー堰を越えた排水を受けて排水路に送る排水部を備え、防水床パンの排水口から流れ込む排水を受ける排水トラップにおいて、
前記封水筒部が横断面長孔形状になっていることを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、浴室の洗い場床やシャワー室の床等の防水床の排水口に流入した排水を受けるように配置される排水トラップに関する。
浴室ユニットは、建物躯体の決まった大きさの空間内に設置されるために、排水配管などの配管設備を含むユニット全体の高さ寸法は決まってしまう。
したがって、洗い場から浴室天井までの高さをできるだけ高くしようとすると、基礎床や床スラブ等の浴室ユニットの設置面から洗い場床面までの高さをできるだけ小さくすることが求められる。
また、浴室ユニットは、防水床パンとしての洗い場を構成する洗い場パンの排水口下方に、排水路の汚臭が浴室内に浸入しないように排水トラップが設けられている(たとえば、特許文献1参照)が、洗い場パン下側に配置される配管設備においては、通常、この排水トラップの下端から洗い場パンの下面までの高さ寸法が最も長い。
したがって、排水トラップの薄型化が浴室ユニットの設置面から洗い場床面までの高さを小さく押さえることができる一つの手法となる。
ところで、図21に示すように、従来の排水トラップ100は、トラップ本体200と、封水筒300とを備え、トラップ本体200の封水貯水部210に溜められた封水400に、封水筒300がその円筒形をした封水筒部310の下端部を浸漬状態とされることによって、排水路(図示せず)からの汚臭が排水口500から浴室側へ浸入することを防止するようになっているが、封水筒部310の封水400への最大浸漬長さ(封水筒部310の下端から封水400の最高水位までの高さ)は、あまり短くすると、封水400の蒸発により、短時間で封水400の水位が封水筒部310の下端より低くなってしまう、また、排水配管を水が満管で流れることにより、封水が排水配管に引き込まれて減少してしまう場合がある。
したがって、封水筒部310の封水400へ最大浸漬長さ(封水深)は、50mm以上に決められている。すなわち、排水トラップ100の高さ寸法を小さくするために封水筒部310の封水400へ最大浸漬長さ(封水深)を短くするのには限界がある。
他方、封水貯水部210の底を浅くすることによって、排水トラップ全体の高さ寸法を小さくする方法もあるが、封水貯水部210の底を浅いものとすると、封水貯水部210の底と封水筒部310との下端面との隙間600が狭くなり、抵抗が大きくなるため、排水口500から流入した排水がうまく排水路側に流れにくくなるおそれがある。
そこで、封水筒部310の径を大きくして封水貯水部210の底と封水筒部310との下端面とで形成されるリング状部分のリング周面の総面積(以下、「浸水部上端通水面積」と記す)を大きくすれば、隙間600が狭くなってもスムーズに排水路に流れるようにすることができる。
しかし、封水筒部310の径を大きくしすぎると、洗い場で発生した洗剤の泡が封水筒部310内に溜まり、うまく流れなくなるとともに、排水口500も洗い場の内側に大きく張り出さざるを得ず、排水口500の蓋がずれていたりすると、入浴者が排水口500に足を取られて転倒するおそれがある。
また、洗い場床の水下からトラップの封水面までの高さ寸法を小さくして、排水トラップ全体の高さ寸法を小さくする方法もある。しかし、洗い場で発生した洗剤の泡は一旦封水面状に溜まり、少しずつ封水下に沈んで流れていく。よって、洗い場床の水下からトラップの封水面までの高さ寸法を小さくすると、泡を一時的に蓄える体積が小さくなり、泡が多いと封水下に沈んで流れていく速度が追いつかずにうまく流れなくなる。
特開2006-283517号公報
本発明は、上記事情に鑑みて、排水性能を確保しつつ高さ寸法を小さくすることができるとともに、排水口の洗い場床側への張り出し幅を抑えることができる排水トラップを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかる排水トラップは、封水を溜める封水貯水部、防水床パンの排水口を臨む位置に設けられて下端が封水貯水部内に入り込む封水筒部、および、オーバーフロー堰によって封水貯水部との間が仕切られ、封水貯水部からオーバーフロー堰を越えた排水を受けて排水路に送る排水部を備え、防水床パンの排水口から流れ込む排水を受ける排水トラップにおいて、前記封水筒部が横断面長孔形状になっていることを特徴としている。
本発明の排水トラップにおいて、横断面長孔形状とは、長方形、楕円形、長方形のコーナー部が湾曲形状になった長円形を意味し、排水性及び清掃性を考慮すると長円形が好ましい。
横断面長孔形状をした封水筒部の大きさは、泡を含む排水を、スムーズに排水する一方で、人がスポンジタワシ等を手でもって筒部内を清掃できる大きさであることが好ましい為に、短手方向が50mm程度、長手方向が100〜130mm程度の大きさとすることが好ましい。
排水口から泡流れのメカニズムを説明すると、洗い場で発生した泡は、シャワー等の散水による水の流れに導かれて、排水口に吸い込まれる。
排水口に入り、封水上にきた泡は水より軽い為に浮こうとするが、水は泡を巻き込みながら封水下に流れ、封水筒部の下端と封水トラップの底との隙間を通って排水される。
つまり、排水口に吸い込まれた泡は、時間を掛けて流れていくのであり、すぐに流れない泡は排水口蓋の下のスペースに一時的にとどまる。
したがって、排水口周囲の洗い場面〜トラップ底面までの寸法を小さくすると言うことは、排水口下に一時的に泡を蓄えるスペースを小さくすることになり、大量の泡が急に流れ込むと、一時的に前記スペースが泡で満杯になり、泡が排水口に吸い込まれなくなり、泡が流れない状態を招くおそれが生じる。
すなわち、封水下に潜り込もうとする水の流速が早いほうが、泡の浮力に逆らって泡を封水下に沈めやすくなる。つまり、泡流れ性能の向上が図れる。
因みに、排水口に流れ込む水の量をQ、封水筒部の横断面積をA、封水筒部を上から下へ流れる水の流速をVwとすると、次式が成り立つ。
Q = A x Vw
上記式から、排水口周囲の洗い場面〜トラップ底面までの寸法が同じであれば、Aを小さくする方がVwを大きくすることができ、泡流れ性能が高くなることがわかる。
但し、Aをあまりに小さくすると封水筒部内にスポンジを持った手が入りにくくなる。
よって、泡流れ性能、封水性能及び排水性能を確保しつつ封水筒部内の清掃性を向上させる為には、封水筒部の横断面積を上記のような寸法とすることが好ましい
また、本発明の排水トラップは、封水貯水部および排水路に送る排水部を有するトラップ本体と、封水貯水部内に臨む封水筒部およびこの筒部の上端から外側に張り出すフランジ部を有し、トラップ本体に着脱自在な封水筒とを備える構成としてもよい。
そして、上記排水トラップは、特に限定されないが、例えば、トラップ本体が平面視略四角形をしていて、オーバーフロー堰が封水筒の筒部の長手軸に平行に設けられているとともに、封水貯水部の側壁が前記オーバーフロー堰に向かう傾斜面に形成されていること、及び、封水貯水部の筒部の短手軸に平行な一方の側壁に沿って排水路の一部を構成する排水管部を有し、この排水管部が、防水床パン側から排水口越しに視認できる位置に、洗浄用ホースを挿入可能で開閉自在な排水管部内の清掃口を備えていることが好ましい。
なお、上記清掃口の開閉方式は、特に限定されないが、例えば、排水口の蓋を取り除き、あるいは、排水口の蓋を取り除いたのち、さらに封水筒を排水口側に引き上げることによって、清掃口を排水口から視認可能な状態にしたのち、清掃口に着脱自在なねじ式等の水密性を備えたキャップを着脱する方式、封水筒の封水筒部から外側に張り出すフランジ部の裏面に清掃口に水密に嵌り込む突部を設け、封水筒を排水口側に引き上げると同時に清掃口が開放され、封水筒をトラップ本体に装着すると同時に前記突部が清掃口に水密に嵌り込む方式などが挙げられる。
本発明にかかる排水トラップは、封水を溜める封水貯水部、防水床パンの排水口を臨む位置に設けられて下端が封水貯水部内に入り込む封水筒部、および、オーバーフロー堰によって封水貯水部との間が仕切られ、封水貯水部からオーバーフロー堰を越えた排水を受けて排水路に送る排水部を備え、防水床パンの排水口から流れ込む排水を受ける排水トラップにおいて、前記封水筒部が横断面長孔形状になっているので、筒部下端面と封水貯水部の底面との隙間が同じであれば、円筒に比べ浸水部上端通水面積が大きくなる。
したがって、封水筒部を円筒にした場合に比べ、封水貯水部の底を洗い場床側に近づけることができる。すなわち、排水トラップの高さ方向の寸法を小さくして浴室ユニットの設置面から洗い場床面までの高さを小さくすることができる。
また、排水口を洗い場床の端縁に沿って長穴状にすることができ、排水口の洗い場床面側への張り出し幅を少なくできるので浴室内の安全性を高めることができる。
そして、トラップ本体が平面視略四角形をしていて、トラップ本体が平面視略四角形をしていて、オーバーフロー堰が封水筒の筒部の長手軸に平行に設けられているとともに、封水貯水部の側壁が前記オーバーフロー堰に向かう傾斜面に形成されていれば、封水貯水部に溜められた封水が、封水筒の封水筒部から流れ込む排水の流れ込みに伴ってオーバーフロー堰を乗り越えてスムーズに排水部に流れ込み、排水路へ排水される。
また、封水貯水部の封水筒部の短手軸に平行な一方の側壁に沿って排水路の一部を構成する排水管部を有し、この排水管部が、防水床パン側から排水口越しに視認できる位置に、洗浄用ホースを挿入可能で開閉自在な排水管部内の清掃口を備えていれば、清掃口から高圧洗浄ホースを排水路内に挿入し、容易に排水路内を洗浄することができる。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1は、本発明にかかる排水トラップの第1の実施の形態をあらわしている。
図1に示すように、この排水トラップAは、ABS樹脂等の合成樹脂からなるトラップ本体1と、封水筒2aとを備えている。
トラップ本体1は、本体部3と、排水管部4と、防水床パン連通部5とを備え、図2に示すように、平面視略矩形をしている。
本体部3は、図3に示すように、後で詳述する封水筒2aの封水筒部21の長手軸に平行に設けられたオーバーフロー堰31を介して仕切られた封水貯水部32と、排水部33と、上蓋部34とを備えている。
封水貯水部32は、オーバーフロー堰31側が底32eからオーバーフロー堰31の上端に向かう傾斜面になっていて、図4及び図5に示すように、その他の側壁面32b〜32dが底32eから垂直に立ち上がっている。
上蓋部34は、図3に示すように、排水部33及び封水筒2aの装着部を除く部分の上面を覆うように設けられている。
排水管部4は、オーバーフロー堰31側の側壁面32aに直交する他方の側壁面32dの外壁面に沿って設けられ、排水部33側が受口41、他側が差口42となった直管状をしている。
排水管部4には、後で詳述する封水筒2aのフランジ部22の長軸方向の一端部を受ける封水筒受部43が設けられ、封水筒受部43に清掃口44が穿設されている。
清掃口44は、後で詳述する封水筒2aのフランジ裏面に設けられた弾性突起23が弾性嵌合することによって水密状態に閉じられるとともに、排水口71側へ封水筒2aを取り外すことによって、弾性突起23の嵌合が解除されて開放状態となり、図6に鎖線でしめすように排水口71側から排水管部4内に高圧洗浄用ホースHを挿通できるようになっている。
防水床パン連通部5は、本体部3の封水貯水部32の上蓋部34が無い開口部上に配置され、下端が接着または融着によって本体部3に水密に固着されているとともに、封水筒2aの外周形状と同じか少し大きな長円形の筒状部51を有している。
筒状部51は、その下端側に後で詳述する封水筒2aのフランジ部22を下側から受けるように筒状部51の他の部分より内側に突出する段部52を備えている。
また、防水床パン連通部5の上端部には筒状部51の外側に向かって延出するフランジ部53を備えている。
フランジ部53は、その筒状部51に長手軸に平行な両端縁から本体部3方向に係止リブ54がフランジ部53に直交するように設けられている。
封水筒2aは、封水筒部21とフランジ部22とを備えている。封水筒部21は、内壁面側が、長軸が130mm、短軸が50mmの長円形をしている。
フランジ部22は、封水筒部21の長手軸方向に大きく張り出す長円形をしていて、長軸側の一端部の封水筒受部43に受けられる部分に清掃口44に水密に嵌り込むゴム製の弾性突起23を備えている。
そして、封水筒2aは、封水筒部21が封水貯水部32内に臨み、防水床パン連通部5の段部52及び排水管部4の封水筒受部43にフランジ部22が受けられた状態で、清掃口44を水密に閉じるとともに、封水筒部21の下端面と封水貯水部32の底32eとの間に8mmの隙間Sが生じるように装着されるようになっている。
そして、この排水トラップAは、以下のようにして浴室ユニットの防水床パンに装着される。
すなわち、図7に示すように、浴槽側の端縁部の中央に長円形の排水口71を有する洗い場床を構成する防水床パン7aの下面に排水口71を臨むように排水トラップ固定用のアダプター8を固定する。
すなわち、アダプター8は、排水口71と略同じ長円形の開口81を中央部に有するとともに、防水床パン連通部5のフランジ部53及び係止リブ54と対称形状のフランジ部82及び係止リブ83を備え、フランジ部82が排水トラップA側を向くとともに、開口81と排水口71が一致するようにビス84で防水床パン7aの下面に固定される。
次に、図8及び図9に示すように、パッキン85,86を介してフランジ部53とフランジ部82を突き合わせた状態で、図9〜図11に示すように、断面略C字形をした係合部材87を係止リブ54及び係止リブ83にスライド嵌合させて排水トラップAを防水床パン7aに支持固定する。
そして、浴槽パン7bに設けられた浴槽排水用排水トラップZから延出する排水配管P1を差口42に接続する。
また、図6に示すように、下水管への排水路となる排水配管P3を受口41に接続する。
この排水トラップAは、上記のように、封水筒2aの封水筒部21の横断面形状を長円形としたので、円形の筒部の径を拡大し、浸水部上端通水断面積を大きくしようとした場合に比べ、筒部の横断面積、すなわち、排水流入部通水断面積の拡大を抑えることにより、排水の下向きの流速の低下を抑える。それにより浮力を持った泡が沈み込みやすく、浸水部上端を超え易い。よって、泡流れ性を確保しやすくなる。
また、上記実施の形態のように、封水筒部21を長軸130mm、短軸50mmの長円形とすることによって、封水筒部21の内部にスポンジ等を持って手を入れて掃除することができる形状にしたとしても円形のまま寸法を拡大するより、排水流入部通水断面積の拡大をできるだけ抑えながら図3に示す浸水部上端21aと、トラップ本体3の底32eとの間の浸水部上端通水断面積を拡大し、排水性能を向上させることができる。なお、図3中、Wは、封水である。
すなわち、図12に示すように、封水トラップAの高さ寸法h1を小さくすることができ、結果として、浴室ユニットの設置面Fから洗い場床面までの高さh2を小さくすることができる。
さらに、封水貯水部32の排水部33側の側壁面32aが傾斜面になっているので、封水筒2aの封水筒部21から流れ込む排水の流れ込みに伴ってオーバーフロー堰31を乗り越えてスムーズに排水部33に流れ込み、排水路へ排水される。
しかも、図13に示すように、排水口71も長円形にすることができるので、洗い場床72側への排水口71の張り出しを少なくすることができて、浴室内の安全性を高めることができる。
また、封水筒2aを取り除くと、清掃口44が露出し、この清掃口44から高圧洗浄用ホースHを差し入れて容易に排水路内を清掃することができる。
そして、従来の封水筒の筒部が円筒形である排水トラップの場合のように、上からねじ込んでトラップを固定する方式に変えて、排水トラップAを防水床パン7aの下面側からの作業で取り付けるようになっているので、排水口71を小さくすることができる。
図14及び図15は、本発明にかかる排水トラップの第2の実施の形態をあらわしている。
図14及び図15に示すように、この排水トラップBは、清掃口45がねじ穴になっていて、この清掃口45が、封水筒(図示せず)とは別体になってパッキン付きのねじ蓋46をねじ込むことによって水密に閉じられ、封水筒を取り除けば、ねじ蓋46を開閉できるようになっている以外は、上記排水トラップAと同様になっている。
図16及び図17は、本発明にかかる排水トラップの第3の実施の形態をあらわしている。
図16及び図17に示すように、この排水トラップCは、封水筒2aのフランジ部22を段部52で受けさせるのではなく、フランジ部22の周縁部が嵌り込む嵌合溝56aを備えたゴム製の封水筒固定部材56を段部52に代えて筒状部51の下端部に設け、封水筒2aのフランジ部22を封水筒固定部材56の上方から押し込み、封水筒固定部材56を弾性変形させながら嵌合溝56aにフランジ部22の周縁部を嵌め込み、封水筒2aの位置を安定させるようにした以外は、上記排水トラップAと同様になっている。
図18〜図20は、本発明にかかる排水トラップの第4の実施の形態をあらわしている。
図18〜図20に示すように、この排水トラップDは、以下の構造になっている以外は、上記排水トラップBと同様になっている。
すなわち、トラップ本体1aのオーバーフロー堰31と、オーバーフロー堰31に平行な本体部3aの側壁32aとの間に、本体部3aの底32e間に隙間Sを備えた仕切り壁29を形成されている。
そして、この仕切り壁29と本体部3aの側壁32a,32c,32dとによって
平面視長方形の封水筒部28が形成されている。
また、排水管部4が、防水床パン7a側から排水口71越しに直接視認できる位置に、洗浄用ホースを挿入可能でキャップ46によって開閉自在な清掃口45が設けられている。
因みに、封水筒部の横断面形状を、上記第1の実施の形態のように長軸130mm、短軸50mmの長円形とした場合、直径50mmの円形とした場合、直径100mmの円形とした場合のそれぞれについて、隙間Sを8mm、16mmとしたときの横断面積及び浸水部上端通水面積をそれぞれ求めた結果を表1に比較して示す。
Figure 2010156098
さらに、封水筒部を上記第4の実施の形態のように、仕切り壁とトラップ本体の壁面との間で形成したときの、仕切り壁を長軸130mm、短軸50mmの長円形の長軸中心線で分けた片側のみとした場合、直径50mmの円形の半分とした場合、直径100mmの半円形とした場合のそれぞれについて、隙間Sを8mm、16mmとしたときの横断面積及び浸水部上端通水面積をそれぞれ求めた結果を表2に比較して示す。
Figure 2010156098
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形態では、浴槽排水用排水トラップと排水管部で連通させるようになっていたが、シャワー室などに用いられる場合などのように本発明の排水トラップが単独で用いられる場合には、排水管部は無くても構わない。
本発明にかかる排水トラップの第1の実施の形態をあらわす斜視図である。 図1の排水トラップを浴槽排水用排水トラップと接続した状態の平面図である。 図1の排水トラップを防水床パンに取り付けた状態の排水口の長手方向の中間部で排水孔の長手軸に直交する面で切り欠いた状態を断面であらわす斜視図である。 図1の排水トラップを防水床パンに取り付けた状態の排水口の短手方向の浴槽よりの部分を排水口の長手軸に平行な面で切断した状態であって、封水筒を排水口側に取り外した状態を断面で斜視図である。 図1の排水トラップを防水床パンに取り付けた状態の排水口の短手方向の中間部で排水口の長手軸に平行な面で切断した状態を断面であらわす斜視図である。 図1の排水トラップを浴室ユニットに組み付けた状態であって、その排水管部部分を排水管部の管軸に平行な面で切断した状態を断面であらわす斜視図である。 図1の排水トラップの防水床パンへの装着方法を説明する図であって、そのアダプターを防水床パンに取り付けた状態をあらわす斜視図である。 図7の後工程をあらわす斜視図である。 図8の後工程をあらわす斜視図である。 図1の排水トラップを防水床パンに取り付けた状態をあらわす斜視図である。 図1の排水トラップを防水床パンに取り付けた状態の要部断面図である。 浴室ユニットの設置面と、排水トラップ及び防水床パンとの配置を説明する一部切欠断面側面図である。 防水床パンの排水口部分を上方から見た斜視図である。 本発明にかかる排水トラップの第2の実施の形態であって、その清掃口部分のねじ蓋を外した状態をあらわす斜視図である。 図14の排水トラップの清掃口をねじ蓋で閉じた状態をあらわす斜視図である。 本発明にかかる排水トラップの第3の実施の形態であって、その封水筒を排水口側に取り外して清掃口を開放した状態をあらわす斜視図である。 図16の排水トラップの封水筒を取り付けた状態をあらわす斜視図である。 本発明にかかる排水トラップの第4の実施の形態の平面図である。 図18のX−X線断面図である。 図18の排水トラップを防水床パンに取り付けた状態の切欠断面斜視図である。 従来の排水トラップを説明する断面図である。
符号の説明
A,B,C,D 排水トラップ
1,1a トラップ本体
2a,2b 封水筒
21,28 封水筒部
22 フランジ部
3,3a 本体部
31 オーバーフロー堰
32 封水貯水部
33 排水部
32a 側壁
32c 側壁
32d 側壁
4 排水管部
44,45 清掃口
7a 防水床パン
71 排水口
H 洗浄用ホース

Claims (4)

  1. 封水を溜める封水貯水部、防水床パンの排水口を臨む位置に設けられて下端が封水貯水部内に入り込む封水筒部、および、オーバーフロー堰によって封水貯水部との間が仕切られ、封水貯水部からオーバーフロー堰を越えた排水を受けて排水路に送る排水部を備え、防水床パンの排水口から流れ込む排水を受ける排水トラップにおいて、
    前記封水筒部が横断面長孔形状になっていることを特徴とする排水トラップ。
  2. 封水貯水部および排水路に送る排水部を有するトラップ本体と、
    封水貯水部内に臨む封水筒部およびこの筒部の上端から外側に張り出すフランジ部を有し、トラップ本体に着脱自在な封水筒とを備える請求項1に記載の排水トラップ。
  3. トラップ本体が平面視略四角形をしていて、オーバーフロー堰が封水筒の筒部の長手軸に平行に設けられているとともに、封水貯水部の側壁が前記オーバーフロー堰に向かう傾斜面に形成されている請求項2に記載の排水トラップ。
  4. 封水貯水部の筒部の短手軸に平行な一方の側壁に沿って排水路の一部を構成する排水管部を有し、この排水管部が、防水床パン側から排水口越しに視認できる位置に、洗浄用ホースを挿入可能で開閉自在な排水管部内の清掃口を備えている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の排水トラップ。
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