JP2010153329A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない光束で、広い範囲を均一の明るさに照らす。
【解決手段】LED110(光源)は、配光中心軸821を中心とする回転対称の配光特性を有する。反射鏡120は、配光中心軸821を中心として反射面形状曲線Cを回転した回転対称の形状である反射面121を有し、LED110が照射範囲外の方向に発した光を反射面121が反射して、照射範囲内の方向へ向かわせる。反射面形状曲線Cは、LED110から配光中心軸と略垂直の方向に始点を有し、LED110から照射範囲の輪郭へ向かう方向に終点を有し、終点に近い位置ほど反射方向変化率が小さい。
【選択図】図4

Description

この発明は、広い範囲を均一な明るさに照らす照明装置に関する。
床面などの平面を照らす非常灯などの照明装置は、所定の範囲内のいずれの場所においても、最低照度以上の明るさが求められる。一つの照明装置が照らすことができる範囲が広ければ、その分、照明装置の数を減らすことができ、設置コストや消費電力の面で有利である。このため、正面方向からの角度が大きいほど光度が大きくなる(いわゆるバットウイング状の)配光特性が求められる。
照明装置の光源としては、指向性を有さず全方位に均等な配光を有する白熱灯などの光源や、指向性を有し正面方向からの角度が大きくなるほど光度が小さくなるLEDなどの光源がある。LEDは、消費電力や寿命などの点で有利なため、近年、照明装置の光源として用いられることが多くなってきている。
実開昭50−23178号公報 特開平4−147509号公報 特開昭59−20901号公報 特開2008−84612号公報 特開2008−159562号公報
LEDのような配光特性を有する光源を照明装置の光源として用いた場合、光源の配光特性がバットウィング状の配光特性とはまったく逆であるため、理想的なバットウィング状の配光特性を得ることが難しい。
この発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、LEDのように、正面方向からの角度が大きいほど光度が小さくなる配光特性を有する光源を用いて、なるべく広い範囲を均等な明るさで照らす配光特性を有する照明装置を得ることを目的とする。
この発明にかかる照明装置は、
略円形の範囲を照射範囲とし、上記照射範囲に対して略垂直の方向から上記照射範囲内を照射する照明装置において、
所定の軸を配光中心軸とし、上記配光中心軸を中心とする回転対称の配光特性を有する光源と、
上記配光中心軸を含む平面内の所定の曲線を反射面形状曲線とし、上記配光中心軸を中心として上記反射面形状曲線を回転した回転対称の形状である反射面を有し、上記光源が上記照射範囲外の方向に発した光を上記反射面が反射して、上記照射範囲内の方向へ向かわせる反射鏡とを有する光源部を備え、
上記反射面形状曲線は、上記光源から上記配光中心軸と略垂直の方向に始点を有し、上記光源から上記照射範囲の輪郭へ向かう方向に終点を有し、上記終点に近い位置ほど反射方向変化率が小さいことを特徴とする。
この発明にかかる照明装置によれば、反射鏡の反射面が反射した光のうち、反射面形状曲線上の終点に近い位置で反射した光は、比較的集中するので、光度が高くなり、反射面形状曲線上の始点に近い位置で反射した光は、比較的分散するので、光度が低くなる。これにより、照射範囲の端に近い方向ほど、照射する光を強くする配光を実現することができるので、広い範囲を均等な明るさで照らすことができる。
実施の形態1.
実施の形態1について、図1〜図21を用いて説明する。
図1は、この実施の形態における照明装置800の外観の一例を示す斜視図である。
照明装置800は、例えば非常灯であり、天井に埋め込むなどして設置し、床面のなるべく広い範囲を最低照度以上の明るさで照らすことを目的とした照明である。
照明装置800は、四つの光源部100を有する。各光源部100は、床面からの高さが同じ位置に近接して配置されている。各光源部100は、それぞれLED(光源)を有し、更に、それぞれのLEDが発した光の配光を制御する反射鏡などを有する。光源部100の詳細については、後述する。
図2は、この実施の形態における照明装置800の使用状態の一例を示す斜視図である。
照明装置800は、床面810からの高さhの位置に、床面810に対して正対するように設置する。照明装置800は、光源から床面に降ろした垂線(以下「配光中心軸」と呼ぶ。)の足(以下「照射中心811」と呼ぶ。)を中心とする半径Rの範囲(以下「照射範囲812」と呼ぶ。)内が、所定の照度(以下「最低照度E」と呼ぶ。)以上の明るさになるよう、床面810を照らす。
照射範囲812の面積をSとすると、照射範囲812を最低照度E以上で照らすために必要な光束Lは、次の式で与えられる。
Figure 2010153329
例えば、1灯当たりの光束が60lm(ルーメン)のLEDを4灯使用した場合(合計240lm)、最低照度Eを2lx(ルクス)とすると、理論上は、R=6.18m(メートル)の照射範囲812を照らすことができる。
光源から発する光の方向が、配光中心軸となす角をψとする。ψ方向の床面810を最低照度E以上で照らすために必要な光の光度I(ψ)は、次の式で与えられる。
Figure 2010153329
一方、LEDは、通常、正面方向に最も強い光度の光を照射し、正面方向からの角度が大きいほど光度が低くなる回転対称な配光特性を有する。LEDを床面810に正対するよう配置した場合、ψ方向に照射する光の光度I(ψ)は、例えば、次の式で与えられる。
Figure 2010153329
ただし、Iは、正面方向(ψ=0)の光度。Lは、LEDが発する全光束である。
図3は、LEDが照射する光の光度I(ψ)と、必要な光度I(ψ)との関係の一例を示すグラフ図である。
横軸は、角度ψを示す、左端が配光中心軸方向(ψ=0度)を示し、右端が床面810に平行な方向(ψ=90度)を示す。縦軸は、光度を示す。
この図において、角度ψがψより小さい領域(照射範囲812の中央よりの部分)では、光度I(ψ)が光度I(ψ)を上回っていて、十分な照度が得られている。これに対し、角度ψがψからψの間の領域(照射範囲812の周辺に近い部分)では、光度I(ψ)が光度I(ψ)を下回っていて、十分な照度が得られていない。また、角度ψがψより大きい領域(照射範囲812の外の部分)にも、光が照射されている。
この実施の形態では、角度ψがψより大きい方向へ発せられた光を、角度ψがψからψの間の領域に振り向けることにより照度不足を補い、必要な照度を得る構成について説明する。
図4は、この実施の形態における光源部100の一例を示す断面図である。
この図は、光源部100を、床面810に対して垂直な平面で切断した側面視断面図である。
光源部100は、LED110、反射鏡120、基板130を有する。
LED110(光源)は、基板130上に実装され、配光中心軸821を中心とした回転対称の配光特性を有する。LED110がψ方向に発する光の光度I(ψ)は、ψが大きくなるほど小さくなり、例えば、数13のような特性である。
反射鏡120は、配光中心軸821を中心とした回転対称の形状を有する。下縁部122は、LED110の発光点から見て、配光中心軸821に対して角度ψの方向に位置する。上縁部123は、同じくLED110の発光点から見て、配光中心軸821に対して垂直の方向に位置する。反射鏡120の表面のうち、下縁部122と上縁部123との間の部分が反射面121であり、LED110が発した光を反射する。なお、上縁部123より上の部分には、LED110が発した光が届かないので、反射面である必要はない。
反射面121で反射した光は、配光中心軸821を挟んで反対側の方向へ向かう。反射面121のうち、下縁部122に最も近い部分で反射した光は、反対側の角度ψの方向へ向かう。また、上縁部123で反射した光は、反対側の角度ψの方向へ向かう。こうして、反射面121は、LED110が角度ψ〜π/2の方向に発した光を反射して、反対側の角度ψ〜ψの方向へ向かわせる。
なお、複数の光源部100は、例えば数cm程度の間隔で近接して配置され、配光中心軸821の方向が同じである。したがって、照明装置800の配光特性は、各光源部100の配光特性に、光源部100の数を乗じた特性となる。また、各光源部100の配光中心軸821は、ほぼ同じとみなすことができ、これを照明装置800の配光中心軸とする。
図5は、この実施の形態における反射面形状曲線Cの一例を示す図である。
反射面形状曲線Cとは、配光中心軸821を含む平面で、反射面121を切断したとき、切断面に表れる曲線のことである。反射面121は、配光中心軸821を中心として、反射面形状曲線Cを回転させた形状を有する。
反射面形状曲線Cを記述するため、直交座標系を設ける。LED110の発光点を原点とし、配光中心軸821をy軸とし、y軸に対して垂直にx軸を設ける。この直交座標系上において、反射面形状曲線Cは、所定の関数fを用いて、C:x=f(y)の形で記述される。また、この直交座標系における方向は、y軸方向を0度、x軸方向を90度として表わす。
反射面形状曲線Cの始点823は、反射鏡120の上縁部123に対応し、その座標は、(x,0)である。反射面形状曲線Cの終点822は、反射鏡120の下縁部122に対応し、その座標は、(x,y)である。
ここで、x:y=R:hである。ただし、(x,y)は、終点822の座標。Rは、照射範囲812の半径。hは、光源の高さである。終点822は、原点から見て、ψ方向に位置する。
反射面形状曲線Cの終点822における接線は、y軸と平行である。これにより、下縁部122において、ψ方向の光を−ψ方向へ反射する。
反射面形状曲線Cの始点823における接線の方向は、(45度−ψ/2)である。これにより、上縁部123において、90度方向の光を−ψ方向へ反射する。
LED110がψ方向に発した光を反射鏡120の反射面121で反射した光の方向を、ψの関数として−θ(ψ)と表わす。なお、「−」は、反射光が配光中心軸821を挟んで反対側の方向へ向かうことを表わしている。
LED110が発した光の方向ψが微小角度dψ異なる場合に、反射光の方向θ(ψ)が微小角度dθ異なるとき、dθ/dψの絶対値を反射方向変化率と呼ぶ。
反射面形状曲線Cの終点822における反射方向変化率は、始点823における反射方向変化率よりも小さく、始点823に近づくほど、徐々にもしくは段階的に反射方向変化率が大きくなる。これにより、終点822に近い位置で反射した光のほうが、始点823に近い位置で反射した光よりも同じ方向に集中する度合いが高くなる。
図6は、この実施の形態におけるLED110がψ〜90度の方向へ放射する光束L(ψ)と、ψ〜ψ方向へ照射すべき光束L(ψ)との関係を示す図である。
横軸は角度ψ、縦軸は光束を示す。
光束L(ψ)は、LED110が放射する光束のうち、ψ方向から90度方向までの範囲に放射する全光束の積算値を、ψの関数として表わしたものである。
光束L(ψ)は、床面を均等な照度Eで照射するため、ψ方向からψ方向までの範囲に照射すべき全光束の積算値から、LED110がその同じ範囲に放射する全光束の積算値を差し引いた差(すなわち、光束の不足分)を、ψの関数として表わしたものである。
光束L(ψ)及び光束L(ψ)は、次の式で与えられる。
Figure 2010153329
図に示したように、方向ψにおいて、少なくとも光束L(ψ)と光束L(ψ)とが等しいことが必要であり、一般には、次の関係を満たす必要がある。
Figure 2010153329
また、図に示したように、光束L(ψ)を示す曲線は、光束L(ψ)を示す曲線より、曲がり方がきつい。例えば、ψと90度との間を(1−p)対pに按分する角度ψ’と、ψとψとの間をq対(1−q)に按分する角度θとにおいて、L(ψ’)とL(θ)とが等しいとすると、pよりもqのほうが大きい。
このため、LED110がψ〜ψ’の範囲に放射した光で、θ〜ψの範囲の光量不足を補い、LED110がψ’〜90度の範囲に放射した光で、ψ〜θの範囲の光量不足を補うのが、最も効率がよい。
これを実現するためには、ψ方向の光を反射する部分に当たる終点822における反射方向変化率を小さくして、反射した光を近い方向に集め、90度方向の光を反射する部分に当たる始点823における反射方向変化率を大きくして、反射した光をそれほど近い方向に集めないようにする。始点823と終点822との中間部分においても、終点822から始点823へ向かうほど、反射方向変化率が大きくなるようにする。
反射面形状曲線Cとして、原点を焦点とする放物線を用いると、反射した光は平行になるから、反射方向変化率は、常に0である。したがって、原点を焦点とする放物線は、上記の要件を満たさない。
また、反射面形状曲線Cとして、原点を焦点とする楕円弧を用いると、反射した光はもう一つの焦点に集まる。反射方向変化率は、反射点が原点に近いほど小さく、原点から離れるほど大きくなる。もう一つの焦点に集まった光が床面810を照射するためには、もう一つの焦点がy>0の領域にある必要があるので、終点822は原点から遠い側、始点823は原点に近い側にあたる。したがって、原点を焦点とする楕円も、上記の要件を満たさない。
図7は、反射面形状曲線Cとして、円弧を用いる場合の例を示す図である。
この例において、反射面形状曲線Cは、次の式により定義される円弧である。
Figure 2010153329
反射面形状曲線Cの終点822の座標は(x,y)、始点823の座標は(x,0)、中心点824の座標は(x,y)である。
図8は、図7に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)=dθ/dψとの関係を示す図である。
横軸は角度ψ、縦軸は光度もしくは反射方向変化率を示す。
(ψ)は、ψ方向に放射されるLED110からの直接光の光度。I(ψ)は、反射鏡120によりψ方向に反射された反射光の光度。I(ψ)は、ψ方向に必要な光度を示す。ψ〜ψの範囲において、光度I(ψ)と光度I(ψ)との合計がI(ψ)を上回っているので、必要な照度が得られていることがわかる。
反射方向変化率A(ψ)は、LED110からψ方向に放射された光を反射鏡120が反射する位置における反射方向変化率である。上記の要件に反して、90度に近づくほど反射方向変化率が小さくなっている。
このため、ψ方向に反射された光のほうが、ψ方向に反射された光より狭い角度範囲に集中し、必要な光度を大幅に上回る「照らし過ぎ」状態が発生している。「照らし過ぎ」自体は、悪いことではないが、LED110が照射する全光束は一定なので、その分、他の領域が暗くなり、その結果、最低照度E以上の明るさに照らすことができる照射範囲812が狭くなる。
図9は、反射面形状曲線Cとして、楕円弧を用いる場合の例を示す図である。
この例において、反射面形状曲線Cは、次の式により定義される楕円弧である。
Figure 2010153329
反射面形状曲線Cの終点822の座標は(x,y)、始点823の座標は(x,0)、中心点824の座標は(0,y)、反射面形状曲線Cの長軸825の長さに対する短軸826の長さの比(楕円率)はaである。反射面形状曲線Cの長軸825はy軸と一致し、短軸826は終点822を通る。反射面形状曲線Cの焦点は、原点と異なる位置にある。
図10は、図9に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)との関係を示す図である。
円弧の場合と比較すると、ψが90度のときの反射方向変化率A(ψ)が大きくなっている分、ψ方向への反射光の集中が緩和され、その分、反射光I(ψ)が最大となるψがψ側に寄り、「照らし過ぎ」が緩和されて、最低照度E以上の明るさで照らすことができる照射範囲812が広くなる。
図11は、反射面形状曲線Cとして、楕円弧を用いる場合の別の例を示す図である。
この例において、反射面形状曲線Cは、次の式により定義される楕円弧である。
Figure 2010153329
反射面形状曲線Cの終点822の座標は(x,y)、始点823の座標は(x,0)、中心点824の座標は(x,y)、楕円率はaである。反射面形状曲線Cの長軸825はy軸と平行であり、短軸826は終点822を通る。
図12は、図11に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)との関係を示す図である。
長軸をy軸と一致させた場合と異なり、反射方向変化率A(ψ)は、入射光の角度ψが90度のとき最大となり、ψが小さくなるほど反射方向変化率A(ψ)も小さくなる。ψがψのとき、反射方向変化率A(ψ)は最小となり、更にψが小さくなると、反射方向変化率A(ψ)は大きくなる。
これにより、角度ψが90度に近い入射光を反射したψ方向への反射光は、比較的分散されるのに対し、角度ψがψ付近の入射光を反射したψ方向への反射光は、比較的集中する。このため、角度ψがψの入射光を反射した反射光の角度であるθの付近で、反射光の光度I(ψ)が最大となる。なお、反射光の光度I(ψ)のピークがθよりもψ側に寄っているのは、入射光の光量が、ψ〜90度の範囲において、ψで最大であり、90度に近づくほど小さくなるからである。
これにより、「照らし過ぎ」を減らすことができ、最低照度E以上の明るさで照らすことができる照射範囲812が広くなる。
なお、反射面形状曲線Cの始点823において、90度方向から入射した光を反射したときに反射光が向かう方向は、ψ方向ではなく、ψ方向よりも中心に近い(角度が小さい)方向であってもよい。
図13は、反射面形状曲線Cとして、楕円弧を用いる場合の更に別の例を示す図である。
この例において、反射面形状曲線Cは、点(x,y)を中心点824とし、長軸825がy軸に対して傾いた楕円弧である。反射面形状曲線Cの終点822の座標は(x,y)、始点823の座標は(x,0)である。
図14は、図13に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)との関係を示す図である。
楕円弧の長軸825を傾けた分、反射方向変化率A(ψ)が最小となる入射光の角度ψが小さくなり、ψに近づいている。これにより、反射光の光度I(ψ)が最大となる角度が大きくなり、ψに近づく。
これにより、「照らし過ぎ」を更に減らすことができ、最低照度E以上の明るさで照らすことができる照射範囲812が更に広くなる。
次に、反射面形状曲線Cとして、複数の曲線の組み合わせを用いる場合について説明する。
上述したように、反射面形状曲線Cとして円弧などを用いると、入射光の角度ψが大きくなるほど、反射方向変化率A(ψ)が小さくなり、「照らし過ぎ」が発生する。そこで、反射面形状曲線Cとして、複数の円弧などを組み合わせて用いることにより、入射光の角度ψが大きくなると、反射方向変化率A(ψ)が大きくなるようにして、「照らし過ぎ」を軽減して、最低照度E以上の明るさで照らすことができる照射範囲812を広くする。
図15は、反射面形状曲線Cとして、三つの円弧を組み合わせた曲線を用いる場合の例を示す図である。
この例において、反射面形状曲線Cは、三つの円弧C,C,Cを接続した曲線である。隣接する円弧Cと円弧Cとの接続点827において、円弧Cと円弧Cとは、接線を共有し、滑らかに接続している。同様に、隣接する円弧Cと円弧Cとの接続点827において、円弧Cと円弧Cとは、接線を共有し、滑らかに接続している。すなわち、円弧Cの中心点824は、円弧Cと円弧Cとの接続点827と、円弧Cの中心点824とを結ぶ円弧Cの半径上にあり、円弧Cの中心点824は、円弧Cと円弧Cとの接続点827と、円弧Cの中心点824とを結ぶ円弧Cの半径上にある。また、円弧Cの半径Rは、円弧Cの半径Rより大きく、円弧Cの半径Rは、円弧Cの半径Rより大きい。
図16は、図15に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)との関係を示す図である。
各円弧C,C,Cに対応する部分では、角度ψが大きくなるほど、反射方向変化率A(ψ)が小さくなる。しかし、各円弧C,C,Cの半径が、角度ψが90度に近づくほど小さくなっているので、反射方向変化率A(ψ)は、全体として見ると、角度ψが90度に近づくほど大きくなる傾向となっている。
これにより、反射面形状曲線Cとして一つの円弧を用いる場合と比較して、「照らし過ぎ」を減らすことができ、最低照度E以上で照らすことができる照射範囲812を広くすることができる。
なお、ここでは、反射面形状曲線Cとして三つの円弧を組み合わせる場合について説明したが、組み合わせる円弧の数は、三つに限らず、二つでもよいし、四つ以上でもよい。組み合わせる円弧の数が多いほど、「照らし過ぎ」を減らすことができ、最低照度E以上で照らすことができる照射範囲812を広くすることができる。また、組み合わせる曲線は、円弧に限らず、楕円弧やその他の曲線であってもよい。
次に、反射面形状曲線Cとして、多項式曲線を用いる場合について説明する。
図17は、反射面形状曲線Cとして、多項式曲線を用いる場合の例を示す図である。
この例において、反射面形状曲線Cは、次の式により定義される多項式曲線である。
Figure 2010153329
反射面形状曲線Cとして円錐曲線を用いる場合と比較すると、定める必要のある係数の数が多いので、設計の自由度が高い。したがって、これらの係数a〜aを適切に定めることにより、「照らし過ぎ」を減らし、最低照度E以上で照らすことができる照射範囲812を広くすることができる。なお、反射面形状曲線Cを定義する多項式の次数は、4次に限らず、もっと高次でもよい。
図18は、図17に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)との関係を示す図である。
角度ψが90度付近で、反射方向変化率A(ψ)は最大となり、角度ψが小さくなるほど、反射方向変化率A(ψ)も小さくなる。
これにより、ほとんど「照らし過ぎ」がなく、角度ψ〜ψの範囲で、直接光の光度I(ψ)と反射光の光度I(ψ)との合計が、必要な光度I(ψ)をわずかに上回るという理想的な配光が実現できる。したがって、最低照度E以上で照らすことができる照射範囲812を広くすることができる。
図19は、反射面形状曲線Cとして、偶関数多項式曲線を用いる場合の例を示す図である。
この例において、反射面形状曲線Cは、次の式により定義される偶関数多項式曲線である。
Figure 2010153329
このように、反射面形状曲線Cを定義する多項式は、y=yを対称軸とする偶関数であってもよい。
図20は、図19に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)との関係を示す図である。
角度ψが90度で反射方向変化率A(ψ)が最大となり、概して、角度ψが小さくなるほど反射方向変化率A(ψ)が小さくなり、角度ψがψ付近で反射方向変化率A(ψ)が最小となる。前の例と同様、ほとんど「照らし過ぎ」をなくすことができるので、最低照度E以上で照らすことができる照射範囲812を広くすることができる。
図21は、以上説明した反射面形状曲線Cの具体例を示す図である。
なお、反射面形状曲線Cの終点822のy座標yを1として規格化している。yの実際の寸法が例えば10mmであるとすると、ここに示した各座標や半径などの数値を10倍し、単位をmmとして考えればよい。また、LED110が発する全光束は240lm、最低照度Eは2lx、LED110の発光点の床面810からの高さhは3mとする。
反射面形状曲線Cとして、中心点824の座標(−1.13,1)、半径2.66の円弧を用いた場合、最低照度E以上で照射できる照射範囲812の半径Rは、約4.58mである。
反射面形状曲線Cとして、中心点824の座標(0,1)、長径2.10、短径1.57の楕円弧を用いた場合、照射範囲812の半径Rは、約4.69mである。
反射面形状曲線Cとして、中心点824の座標(1.20,1)、長径1.28、短径0.50の楕円弧を用いた場合、照射範囲812の半径Rは、約5.10mである。
反射面形状曲線Cとして、中心点824の座標(−0.05,1.67)、長径2.61、短径1.67、長軸825の傾き18度の楕円弧を用いた場合、照射範囲812の半径Rは、約5.17mである。
反射面形状曲線Cとして、中心点824の座標(−1.52,1)、半径3.19の円弧Cと、中心点824の座標(−1.07,0.96)、半径2.74の円弧Cと、中心点824の座標(−0.61,0.86)、半径2.27の円弧Cとからなる曲線を用いた場合、照射範囲812の半径Rは、約4.71mである。
反射面形状曲線Cとして、次の式により定義される多項式曲線を用いた場合、照射範囲812の半径Rは、約5.27mである。
Figure 2010153329
反射面形状曲線Cとして、次の式により定義される多項式曲線を用いた場合、照射範囲812の半径Rは、約5.24mである。
Figure 2010153329
なお、この例において、LED110が照射範囲812の外側の方向に照射する光の方向を制御することにより、最低照度E以上の明るさで照らすことができる照射範囲812の半径Rは、理論上、約5.30mである。
この実施の形態における照明装置800は、略円形の範囲を照射範囲812とし、上記照射範囲812に対して略垂直の方向から上記照射範囲812内を照射する照明装置である。
上記照明装置800は、光源部100を備える。
上記光源部100は、光源(LED110)と、反射鏡120とを有する。
上記光源(LED110)は、所定の軸を配光中心軸821とし、上記配光中心軸821を中心とする回転対称の配光特性を有する。
上記反射鏡120は、上記配光中心軸を含む平面内の所定の曲線を反射面形状曲線Cとし、上記配光中心軸821を中心として上記反射面形状曲線Cを回転した回転対称の形状である反射面121を有し、上記光源(LED110)が上記照射範囲812外の方向に発した光を上記反射面121が反射して、上記照射範囲812内の方向へ向かわせる。
上記反射面形状曲線Cは、上記光源(LED110)から上記配光中心軸821と略垂直の方向(90度方向)に始点823を有し、上記光源(LED110)から上記照射範囲812の輪郭へ向かう方向(ψ方向)に終点822を有し、上記終点822に近い位置ほど反射方向変化率A(ψ)が小さい。
この実施の形態における照明装置800によれば、反射鏡120の反射面121が反射した光のうち、反射面形状曲線C上の終点822に近い位置で反射した光は、比較的集中するので、光度が高くなり、反射面形状曲線C上の始点823に近い位置で反射した光は、比較的分散するので、光度が低くなる。これにより、照射範囲812の端に近い方向ほど、照射する光を強くする配光を実現することができる。
この実施の形態における照明装置800において、上記反射面形状曲線Cは、反射した光が上記配光中心軸821を挟んで反対側の照射範囲へ向かう。
この実施の形態における照明装置800によれば、反射した光が配光中心軸821を挟んで反対側の照射範囲へ向かうので、配光を比較的容易に制御することができる。
この実施の形態における照明装置800において、上記反射面形状曲線Cは、上記終点822において、上記配光中心軸821と略平行である。
この実施の形態における照明装置800によれば、反射面形状曲線Cが、終点822において、配光中心軸821と略平行なので、終点822で反射した光は、配光中心軸821を挟んで反対側の照射範囲812の輪郭の方向(ψ方向)へ向かう。これにより、反射面121で反射した光のうち、最も光度が強い光を、照射範囲812の輪郭の方向へ向けることができる。
この実施の形態における照明装置800において、反射面形状曲線Cは、上記配光中心軸821上でない位置に中心を有する複数の円弧が滑らかに接合した曲線である。
この実施の形態における照明装置800によれば、反射面形状曲線Cが複数の円弧が滑らかに接合した曲線なので、反射面121の加工が比較的容易であり、照射範囲812内を概ね均等な明るさに照らす配光を実現することができ、最低照度E以上の明るさで照射できる照射範囲812を広くすることができる。
この実施の形態における照明装置800において、上記反射面形状曲線Cは、上記配光中心軸821上でない位置に焦点を有する楕円弧である。
この実施の形態における照明装置800によれば、反射面形状曲線Cが配光中心軸821上でない位置に焦点を有する楕円弧なので、照射範囲812内をほぼ均等な明るさに照らす配光を実現することができ、最低照度E以上の明るさで照射できる照射範囲812を広くすることができる。
この実施の形態における照明装置800において、上記反射面形状曲線Cは、四次以上の多項式曲線である。
この実施の形態における照明装置800によれば、反射面形状曲線Cが四次以上の多項式曲線なので、設計の自由度が高く、ほぼ理想に近い配光を実現することができ、最低照度E以上の明るさで照射できる照射範囲812を広くすることができる。
以上説明した照明装置800は、非常灯などとして用いるのに好適である。照明装置800は、反射鏡120を備え、広範囲にわたって均一照明を行い、目標照度を達成することができる。一つの照明装置800で、例えば床面810上半径4〜5mの範囲(照射範囲812)を均一かつ目標照度以上の明るさで照らすことができるので、照明装置800の設置する個数を少なく抑えることができる。特に、非常灯は、地震などの非常時にしか点灯しないので、天井などに設置する個数を少なく抑えることが求められる。
照明装置800は、非常灯に限らず、他の用途に用いるものであってもよい。広範囲を均一な明るさで照らすことにより、設置個数を削減し、消費電力を抑えることができるという効果は、他の用途に用いる照明装置においても共通して有用である。
光源が発する光束は、光源における消費電力に比例する。したがって、同じ範囲を照らすのに必要な光束が少なければ、照明装置800における消費電力を削減できるし、同じ光束で照らすことができる範囲が広ければ、照明装置800の数を減らせるので、全体としての消費電力を削減できる。
照明装置800は、光束を効率的に使って配光制御をしているので、より少ない光束で要求される仕様を満足することができる。
光源としてLEDを用いる場合、LED単体では、一般に、正面方向となす角度の余弦(コサイン)に比例する配光特性を有する。
例えば、1灯当たり60lmのLEDを4灯用いた照明装置800を、床面810から高さhが3mの位置に設置し、目標照度Eが2lxととして、これを実現しようとする。4灯のLEDの正面を、床面810に対して垂直な鉛直下方向に向けて配置すると、LEDが発した直接光だけで、0度方向から45度方向までの範囲は、目標照度Eを達成するが、45度方向よりも角度が大きい範囲は、目標照度Eを達成しない。
そこで、照射範囲812の境界を、例えば59度方向と定め、その境界よりも内側の方向(すなわち0度方向から59度方向まで)の範囲へ向かう直接光は、そのまま床面810を照らさせる。境界よりも外側の方向(すなわち59度方向から90度方向まで)の範囲へ向かう直接光は、余剰光束であるから、反射鏡120が反射して、反対側の45度から59度までの方向の範囲へ向かわせる。これにより、45度方向から59度方向までの範囲における光束不足を補う。
ここで、LED単体の配光特性により、角度が大きくなるほど直接光は弱くなる。また、45度方向から59度方向までの範囲における光束不足は、45度方向よりも59度方向のほうが深刻である。照明装置800は、59度方向の直接光を反対側の59度方向へ反射し、90度方向の直接光を反対側の45度方向へ反射する。すなわち、光束不足がより深刻な方向に、光度の大きい光を向かわせる。
更に、照明装置800は、90度方向の直接光を反射する反射点よりも、59度方向の直接光を反射する反射点のほうが、反射方向変化率A(59°)が小さくなる反射面形状曲線Cを用いる。これにより、59度方向付近の直接光は、近い角度範囲に集中するので、更に光度が高くなり、90度方向付近の直接光は、比較的広い角度範囲に分散するので、比較的光度が低くなる。すなわち、光束不足がより深刻な方向に、より光度の大きい光を向かわせる。
上述したように、反射方向変化率とは、所定の放射点(原点)からψ方向に放射した光が反射面形状曲線Cに当たって反射した光の方向をθとし、入射光の方向ψが微小角度dψ変化した場合に、反射光の方向θが微小角度dθ変化するとき、dθをdψで割った商(すなわち、θをψで微分した値)の絶対値のことである。反射方向変化率が0に近ければ、その付近の角度の入射光は、みな同じ方向に反射されるので、反射光の光度は大きくなる。
反射方向変化率は、曲率とは異なる概念であり、同じ曲率でも、放射点との位置関係(距離及び方向)により、反射方向変化率は異なる。
反射面形状曲線Cの微小部分を、放射点(原点)を焦点とする円錐曲線で近似した場合、その微小部分と、もう一つの焦点との間の距離は、反射方向変化率に反比例する。
反射面121の形状が回転楕円面である場合、すなわち、反射面形状曲線Cが、y軸(配光中心軸821)を長軸(あるいは短軸)とする楕円弧である場合、原点が楕円弧の焦点であるか否かに関わらず、反射方向変化率は、角度ψが大きいほど小さくなる。このため、光束不足が深刻な59度方向付近よりも、光束不足が深刻でない45度方向付近に反射光が集中して、59度方向付近の光束不足を補うことができず、照射範囲812が狭くなる。
反射面121の形状がトロダイル面(ドーナツ面もしくはラグビーボール面)である場合、すなわち、反射面形状曲線Cが、y軸(配光中心軸821)以外の点を中心点とする円弧である場合も、反射方向変化率は、角度ψが大きいほど小さくなる。やはり、光束不足が深刻でない45度方向付近は反射光が供給過多、光束不足が深刻な59度方向付近は反射光が供給不足となり、照射範囲812が狭くなる。
これに対し、反射面形状曲線Cとして、半径の異なる複数の円弧を滑らかに繋いだ形状(多段円弧)の曲線を用いた場合、段階的ではあるが、90度方向よりも59度方向のほうが、反射方向変化率を小さくすることができる。59度方向から90度方向までの範囲を、円弧の数と同じ数の範囲に分割し、例えば、59度方向から69度方向までの範囲と、69度方向から81度方向までの範囲と、81度方向から90度方向までの範囲との三つに分割する。また、光束が不足している45度方向から59度方向までの範囲も同じ数の範囲に分割し、例えば、45度方向から50度方向までの範囲と、50度方向から55度方向までの範囲と、55度方向から59度方向までの範囲との三つに分割する。反射面形状曲線Cを構成する各円弧に、分割した各範囲を割り当てる。第一の円弧Cは、59度方向から69度方向の範囲に向かう直接光を、55度方向から59度方向までの範囲に向けて反射し、第二の円弧Cは、69度方向から81度方向までの範囲に向かう直接光を、50度方向から55度方向までの範囲に向けて反射し、第三の円弧Cは、81度方向から90度方向に向かう直接光を、45度方向から50度方向までの範囲に向けて反射するよう、各円弧の中心点および半径を決定する。なお、各円弧の半径は、第一の円弧Cのほうが第二の円弧Cより大きく、第二の円弧Cのほうが第三の円弧Cより大きい。第一の円弧Cの中心点のy座標は、反射面形状曲線Cの終点822のy座標と等しい。これにより、反射面形状曲線Cの終点822において、59度方向から入射した直接光を、反対側の59度方向へ反射する。
このように、反射面形状曲線Cとして多段円弧を用いることにより、照射範囲812を広くすることができる。円弧の数が多いほど、正確に配光を制御できるので、照射範囲812が広くなる。
反射面形状曲線Cとして多段円弧を用いた場合、曲率が不連続である接続点付近で、余剰光束あるいは光束不足が生じやすい。このため、反射面形状曲線Cは、曲率が連続的に変化する曲線であるほうが好ましい。
曲率が連続的に変化する曲線の一例として、楕円弧がある。しかし、上述したように、反射面121の形状として回転楕円面は好ましくない。そこで、反射面形状曲線Cとして、長軸(及び短軸)がy軸(配光中心軸821)と一致しない楕円弧(円弧を除く)を用いる。これにより、反射面121の形状は、回転楕円面ともトロダイル面とも異なる形状となる。中心点のx座標が自由になった分、反射面形状曲線Cの設計に余裕ができ、定数を適切に定めることにより、照射範囲812を更に広くすることができる。
また、反射面形状曲線Cは、円錐曲線に限らず、他の曲線を用いてもよい。例えば、反射面形状曲線Cとして、多項式曲線を用いてもよい。反射面形状曲線Cとして、多項式曲線を用いた場合、各項の係数を適切に定めることにより、照射範囲812を更に広くすることができる。最適な配光を得るためには、設計の裕度を確保する必要があり、そのため、反射面形状曲線Cを定義する多項式は、4つ以上の項を有することが好ましい。すなわち、多項式が偶数次の項のみからなる場合は、8次以上、奇数次の項も含む場合は、4次以上であることが好ましい。
あるいは、反射面形状曲線Cは、次の式によって定義される非球面曲線であってもよい。
Figure 2010153329
この場合も、反射面形状曲線Cを定義する式は、8次以上の高次項を含むことが好ましい。
以上説明した照明装置800において、リフレクタ(反射鏡120)は、光源(LED110)を回転中心軸(配光中心軸821)上に配置する回転対称形状のリフレクタであって、半径が異なる複数個の円弧を個滑らかにつないだ断面形状(反射面形状曲線C)であり、リフレクタ開口端(下縁部122)から光源側へ順に円弧の半径が小さくなっており、リフレクタ開口端に最も近い円弧の中心の光源からの高さが、リフレクタ開口端の光源からの高さと等しい。
このリフレクタ形状により、少ない光源数、光束で、広範囲にわたって目標照度を達成できる。
円弧の数は、三個以上であることが好ましい。
この構成数により、目標半径、目標照度などの仕様が満足し易くなる。
あるいは、リフレクタ(反射鏡120)は、光源(LED110)を回転中心軸(配光中心軸821)上に配置する回転対称形状のリフレクタであって、断面形状(反射面形状曲線C)が楕円円弧であり、楕円円弧の長軸とリフレクタの回転中心軸とは平行になっており、楕円円弧の中心の光源からの高さが、リフレクタ開口端の光源からの高さと等しい。
このリフレクタ形状により、設計裕度が広がり、仕様を満足し易くすることができる。
あるいは、リフレクタ(反射鏡120)は、光源(LED110)を回転中心軸(配光中心軸821)上に配置する回転対称形状のリフレクタであって、断面形状(反射面形状曲線C)が8次以上の高次項を含む偶関数多項式であり、また断面形状において開口端から光源側へ順に局所的な曲率半径が小さくなっており、前記多項式における対称軸の光源からの高さが、リフレクタ開口端の光源からの高さと等しい。
このリフレクタ形状により、より高い仕様であっても、限られた光束で目標を達成することができる。
以上説明したリフレクタ(反射鏡120)は、光源(LED110)から放射される各光線が反射される方向とその方向への光束(光量)とを同時に制御可能であり、なおかつ、安価簡便な回転対称形状なので、より少ない光束を十分効率的に使い、広範囲にわたって目標照度を達成する照明装置を得ることができる。
これにより、照明装置800は、安価簡便な配光制御手段によって、より少ない光束(消費電力)で、例えば床面上半径5m前後の広範囲にわたって目標照度を達成できる。
実施の形態2.
実施の形態2について、図22〜図24を用いて説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図22は、この実施の形態における光源部100の反射面形状曲線Cの一例を示す図である。
反射面形状曲線Cは、楕円弧Cと線分Cとを滑らかに接合した曲線である。
楕円弧Cは、中心点824がy軸以外の位置にあり、長軸825がy軸と平行である。なお、長軸825は、y軸と平行でなくてもよい。
線分Cは、楕円弧Cと線分Cとの接続点827における楕円弧Cの接線の一部であり、y軸に対して、所定の角度(以下「テーパー角α」と呼ぶ。)を有する。テーパー角αは、3度以下であることが好ましく、例えば2度程度である。線分Cは、y座標が大きくなるほどx座標も大きくなる。
この実施の形態における反射面形状曲線Cは、終点822において下に向かって開いた形状である点が、実施の形態1と異なる。これにより、鋳造や型抜きなどによって反射鏡120を形成する際、鋳型などを外しやすくなり、加工性に優れる。
反射面形状曲線Cの始点823がx軸上に位置し、始点823において反射した光が、反対側のψ方向へ向かう点は、実施の形態1と同様である。
反射面形状曲線Cの終点822が、原点から見てψ方向に位置する点も、実施の形態1と同様であるが、テーパー角αがあることにより、終点822において反射した光は、反対側の(ψ−2α)方向へ向かう。
また、楕円弧Cと線分Cとの接続点827を、原点から見て(ψ+2α)方向に位置するようにとる。これにより、接続点827において反射した光は、テーパー角αにより、反対側のψ方向へ向かう。
したがって、角度ψ−2α〜ψの範囲には、LED110からの直接光に加えて、楕円弧Cにおいて反射した反射光が照射され、更に、線分Cにおいて反射した反射光も照射される。
図23は、図22に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)との関係を示す図である。
このように、楕円弧Cにおける反射光だけでは光度が不足するψ方向付近において、線分Cにおける反射光が加わることにより、必要な光度を確保することができる。
これにより、ψ方向から(ψ−2α)方向にかけての範囲では、「照らし過ぎ」をほとんどなくすことができ、最低照度E以上で照らすことができる照射範囲812を広くすることができる。
図24は、以上説明した反射面形状曲線Cの具体例を示す図である。
なお、反射面形状曲線Cの終点822のy座標yを、1として規格化している。また、LED110が発する全光束は240lm、最低照度Eは2lx、LED110の発光点の床面810からの高さhは3mとする。
反射面形状曲線Cとして、中心点824の座標(0.89,1.02)、長径1.72、短径0.95の楕円弧Cと、y軸に対するテーパー角αが2度の線分Cとからなる曲線を用いた場合、照射範囲812の半径Rは、約5.15mである。
この実施の形態における照明装置800において、上記反射面形状曲線Cは、上記終点822において、上記配光中心軸821となす角度(テーパー角α)が3度以下である。
この実施の形態における照明装置800によれば、反射面形状曲線Cが終点822において配光中心軸821となす角度が3度以下なので、反射鏡120の加工性に優れる。
また、反射面形状曲線Cが終点822付近(線分C)において直線状なので、直線状の部分(線分C)で反射した光が照射範囲812の境界付近に向かい、最低照度E以上で照らすことができる照射範囲812を広くすることができる。
なお、反射面形状曲線Cは、上記のほか、楕円弧、多項式曲線、複数の曲線を滑らかに接合した曲線、その他の曲線であってもよい。また、反射鏡120の下縁部122に、アール形状や面取りがあってもよい。
以上説明した照明装置800において、リフレクタ(反射鏡120)の形状は、開口端(下縁部122)でLED110の中心軸(配光中心軸821)と平行ではなく、開口端(下縁部122)に近い側でリフレクタ径が広がるようにわずかに傾斜させ、テーパーとした形状である。これにより、リフレクタをアルミニウムなどの鋳造によって製作する場合、鋳造時の離型がよい。
例えば、線分Cを設けず、反射面形状曲線Cに、楕円弧を用いるとすると、反射面形状曲線Cの中心点のy座標を、反射面形状曲線Cの終点822のy座標より大きくする。反射面形状曲線Cの中心点のy座標と、反射面形状曲線Cの終点822のy座標との比は、例えば、1.12程度であり、1.0倍超1.2倍以下の範囲内であることが好ましい。
リフレクタ(反射鏡120)の形状は、開口端(下縁部122)で、例えば2度の傾斜を持つ。
リフレクタ(反射鏡120)は、例えば、63度方向から90度方向までの範囲へ向かう直接光を、45度方向から59度方向までの範囲へ向けて反射する。59度方向から63度方向へ向かう直接光は、リフレクタが反射せず、余剰光束としてそのままの方向へ向かわせる。その場合、テーパー角αが大きくなると、余剰光束の量も増えるので、テーパー角αは、3度以下であることが好ましい。
また、上述したように、反射面形状曲線Cとして、楕円弧の先に滑らかに接合する線分を設け、59度方向から63度方向までの範囲へ向かう直接光を、リフレクタ(反射鏡120)が、照射範囲812内へ向けて反射する構成とすれば、余剰光束を減らすことができる。
反射面形状曲線Cとして、多段円弧を用いる場合も、開口端(下縁部122)に最も近く半径が最も大きいの円弧Cの中心点のy座標を、反射面形状曲線Cの終点822のy座標yより大きくし、1.0倍超1.2倍以下の範囲とする。
反射面形状曲線Cとして、偶関数多項式により定義される曲線を用いる場合も、対称軸のy座標を、反射面形状曲線Cの終点822のy座標yより大きくし、1.0倍超1.2倍以下の範囲とする。
反射面形状曲線Cとして他の曲線を用いる場合も含め、リフレクタ(反射鏡120)の形状は、開口端(下縁部122)で、LED110の中心軸(配光中心軸821)と平行ではなく、開口端(下縁部122)に近い側でリフレクタ径が広がるようにわずかに傾斜させる。これにより、リフレクタ(反射鏡120)の製造を容易にすることができる。
また、リフレクタ(反射鏡120)の形状は、開口端(下縁部122)より外側に微小なアールがついていてもよいし、面取りがついていてもよい。面取り角は45度でなくてもよい。
以上説明した照明装置800において、リフレクタ(反射鏡120)は、光源を回転中心軸上に配置する回転対称形状のリフレクタであって、半径が異なる複数個の円弧を滑らかにつないだ断面形状であり、リフレクタ開口端から光源側へ順に円弧の半径が小さくなっており、リフレクタ開口端に最も近い円弧の中心の光源からの高さが、リフレクタ開口端の光源からの高さの1.0倍超1.2倍以下の範囲内であり、開口部に向ってリフレクタ径が広がる形状である。
あるいは、リフレクタ(反射鏡120)は、光源を回転中心軸上に配置する回転対称形状のリフレクタであって、断面形状が楕円円弧であり、楕円円弧の長軸とリフレクタの回転中心軸とは平行になっており、楕円円弧の中心の光源からの高さが、リフレクタ開口端の光源からの高さの1.0倍超1.2倍以下の範囲内であり、開口部に向ってリフレクタ径が広がる形状である。
あるいは、リフレクタ(反射鏡120)は、光源を回転中心軸上に配置する回転対称形状のリフレクタであって、断面形状が8次以上の高次項を含む偶関数多項式であり、また断面形状において開口端から光源側へ順に局所的な曲率半径が小さくなっており、前記多項式における対称軸の光源からの高さが、リフレクタ開口端の光源からの高さの1.0倍超1.2倍以下の範囲内であり、開口部に向ってリフレクタ径が広がる形状である。
以上説明した照明装置800によれば、リフレクタ(反射鏡120)の製造を容易にすることができる。
実施の形態3.
実施の形態3について、図25〜図27を用いて説明する。
なお、実施の形態1または実施の形態2と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図25は、この実施の形態における光源部100の一例を示す断面図である。
この図は、光源部100を、床面810に対して垂直な平面で切断した側面視断面図である。
光源部100は、LED110、反射鏡120、基板130に加えて、カバー140を有する。
カバー140は、例えば、ガラス板などで形成された透明な板である。カバー140は、LED110及び反射鏡120を覆い、埃などの侵入を防ぐ。カバー140は、屈折部141を有する。カバー140は、屈折部141を除いて、均等な厚さを有する。
屈折部141は、LED110の正面に当たる位置にあり、配光中心軸821を中心とした回転対称な形状を有する。例えば、屈折部141は、頂点がアール形状に処理された円錐状の窪みである。屈折部141の形状は、このほか、例えば、球面状・円錐状・非球面レンズ状などであってもよい。また、カバー140の厚みを薄くするため、屈折部141は、フレネルレンズ状であってもよい。また、屈折部141は、窪みではなく、膨らみであってもよい。
屈折部141は、LED110が発して反射面121で反射した反射光が通らない位置に設ける。したがって、屈折部141の影響を受けるのは、LED110が発した直接光だけであり、反射面121で反射した反射光は、屈折部141の影響を受けない。なお、この制約は、屈折部141の形状を設計する際、反射光のことを考慮する必要をなくし、設計を容易にするためのものであり、屈折部141は、反射光が通る位置に設けてもよい。
屈折部141は、LED110が発した光のうち、−ψ方向からψ方向までの範囲(以下「屈折範囲813」と呼ぶ。)に向かう光を屈折させて、光量が不足している方向へ向かわせる。
図3に示したように、LED110が発した光のうち、0度方向からψ方向までの範囲へ向かう光の光度I(ψ)は、必要な光度I(ψ)よりも大きい。この実施の形態では、この余った光を、光度が不足している方向に振り向ける。
図26は、この実施の形態における光源部100におけるLED110が発した直接光の方向と、その光が最終的に照射する方向との関係の一例を示す図である。
この例において、屈折範囲813である−ψ方向からψ方向までの範囲へ向かう光は、屈折部141で屈折して、−ψ方向からψ方向までの範囲へ向かう。
屈折範囲813外であるψ方向からψ方向までの範囲へ向かう直接光は、屈折部141の影響を受けず、そのまま同じ方向へ向かう。また、照射範囲812外であるψ方向から90度方向までの範囲へ向かう直接光は、反射面121で反射して、(反対側の)ψ方向からψ方向までの範囲へ向かう反射光となり、カバー140を通る際には、屈折部141の影響を受けないので、そのまま同じ方向へ向かう。
図27は、この実施の形態における照明装置800の配光特性の一例を示す図である。
(ψ)は、すべての光源部100がψ方向に発した直接光の光度の合計を示す。I(ψ)は、照射範囲812を最低照度E以上で照らすためにψ方向に発する必要がある光の光度を示す。I(ψ)は、屈折部141により屈折してψ方向へ向かう屈折光の光度を示す。I(ψ)は、反射鏡120により反射してψ方向へ向かう反射光の光度を示す。
0度方向からψ方向までの範囲では、屈折により光度が弱められ、余剰光束が少なくなっている。ψ方向からψ方向までの範囲では、直接光I(ψ)と屈折光I(ψ)とが重なって、光度が強くなり、更に、ψ方向からψ方向までの範囲では、それに反射光I(ψ)が加わって、更に光度が強くなる。
このように、屈折部141により、屈折範囲813における余剰な光束を、光束が不足している方向へ向かわせることにより、光度不足を補い、最低照度E以上の明るさで照らすことができる照射範囲812を広げることができる。
この実施の形態における照明装置800において、上記光源部100は、更に、屈折部141を有する。
上記屈折部141は、上記照射範囲812の一部であり上記配光中心軸821を中心とする略円形の範囲を屈折範囲813とし、上記光源(LED110)が上記屈折範囲813内の方向に発した光を屈折して、上記照射範囲812内の方向へ向かわせる。
この実施の形態における照明装置800によれば、屈折部141が、屈折範囲813内の余剰光束を屈折して、照射範囲812内へ向かわせるので、光束が不足している範囲の光束を補うことができ、最低照度E以上の明るさで照らすことができる照射範囲812を広げることができる。
以上説明した照明装置800は、45度以下の角度領域において目標の配光分布I(ψ)と比べて余った光束を使って、さらに設計裕度を広げ、より少ないLEDの灯数、光束(ワット数)で仕様を満足する、あるいは同じ光束ならより高い仕様(例えばより広範囲、より高い目標照度)を満足する。
リフレクタ(反射鏡120)に、カバーガラス(カバー140)を被せる。カバーガラスは、LED110側の面上に凹レンズ(屈折部141)を有する。凹レンズは、リフレクタ(反射鏡120)からの反射光線が通過しないカバーガラスの中央部分に設ける。LED110からの放射角ψが小さい角度の光は、前記凹レンズによって大きな放射角へと広げられる。
凹レンズ(屈折部141)は、例えば、0度方向から35度方向までの範囲へ向かう直接光を屈折して、0度方向60度方向までの範囲へ向かわせる。これにより、0度方向から35度方向までの範囲へ向かう余剰光束を有効利用することができる。
屈折部141の形状は、凹レンズ状に限らず、断面がV字の円錐状の窪みであってもよい。あるいは、断面が台形の円錐台状の窪みであってもよいし、先端部分を丸めた円錐状の窪みであってもよい。
以上説明した照明装置800は、光源(LED110)側の面上のリフレクタ(反射鏡120)からの反射光線が通過しない中央部分に、凹レンズ(屈折部141)を有するカバーガラス(カバー140)を、リフレクタ開口部端面上に備える。
この凹レンズ(屈折部141)により、光源(LED110)からの放射角が小さな角度領域(屈折範囲813)の余っている光束も有効利用することができる。
屈折部141の形状は、断面がV字の円錐状の窪み(屈折部141)であってもよい。
この円錐状の窪み(屈折部141)により、光源(LED110)からの放射角が小さな角度領域(屈折範囲813)の余っている光束も有効利用することができる。
あるいは、屈折部141の形状は、断面のV字の先端部分を丸めた円錐状の窪み、もしくは断面がV字ではなく、台形の窪みであってもよい。
実施の形態4.
実施の形態4について、説明する。
なお、実施の形態1乃至実施の形態3のいずれかと共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
照明装置800は、複数(例えば四つ)の光源部100を有する。複数の光源部100のうちのいくつか(例えば二つ)は、実施の形態3で説明した屈折部141を有するカバー140を有し、残りの光源部100は、屈折部141を有しないカバー140を有する。なお、残りの光源部100は、カバー140を有しない構成であってもよい。
照射範囲812のうち、屈折範囲813内は、屈折部141を有しない光源部100からの直接光と、屈折部141を有する光源部100からの屈折光により照らされる。
図3に示したように、LED110が発した光のうち、0度方向付近へ向かう光の光度I(ψ)は、必要な光度I(ψ)の倍よりも大きい。したがって、複数の光源部100のうち半数が、屈折部141を有する光源部100であったとして、例えば屈折部141が断面形状V字状の円錐状の窪みである場合のように、屈折部141を有する光源部100から屈折範囲813内に照射される光がなかったとしても、屈折部141を有しない光源部100から照射される光だけで、屈折範囲813内を十分な明るさに照射することができる。
このため、屈折部141を有する光源部100の配光設計の自由度が高くなり、最低照度E以上の明るさで照らすことができる照射範囲812を広げることができる。
また、複数の光源部100のうちの一部にのみ、屈折部141を設ければよいので、照明装置800の製造過程において、屈折部141を設ける工程を少なくすることができ、照明装置800の製造コストを削減することができる。
この実施の形態における照明装置800は、上記光源部100を複数有する。
複数の上記光源部100のうち一部の光源部100は、上記屈折部141を有しない。
この実施の形態における照明装置800によれば、最低照度E以上の明るさで照らすことができる照射範囲812を広げることができるとともに、照明装置800の製造コストを削減することができる。
以上説明した照明装置800は、LED110側の面上の中央部分に凹レンズ(屈折部141)を有するカバーガラス(カバー140)を、複数灯あるLED110のうちの一部(例えば4灯中2灯)に設けるので、放射角ψが小さな角度領域においても、目標照度を達成することができる。
例えば、屈折部141の形状が、断面がV字の円錐状である場合、0度方向付近に極端に光度が低い領域が発生する。以上説明した照明装置800によれば、屈折部141を有しないカバーガラス(カバー140)を設けたLED110(もしくは、カバーガラスを設けていないLED110)からの直接光が、その領域を照らすので、目標照度を達成することができる。
以上説明した照明装置800は、光源(LED110)を複数灯備えた照明装置であって、光源は、個別にリフレクタ(反射鏡120)のみを備えた光源部100、もしくは、屈折部141を有しないカバーガラス(カバー140)とリフレクタとを備えた光源部100と、屈折部141を有するカバーガラス(カバー140)とリフレクタとを備えた光源部100とを組み合わせることにより構成する。
これにより、1灯あたりの光束が十分でない光源においても、複数灯の集合体とすることで十分な光束を得ることができる。
また、異なる配光分布の光源部100を組み合せることで、少ない光源数、光束で、より理想的な配光分布を得ることができる。
実施の形態5.
実施の形態5について、図28〜図32を用いて説明する。
なお、実施の形態1乃至実施の形態4のいずれかと共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図28は、この実施の形態における光源部100の一例を示す断面図である。
この図は、光源部100を、床面810に対して垂直な平面で切断した側面視断面図である。
光源部100は、LED110、反射鏡120、基板130、カバー140に加えて、更に、副反射鏡150を有する。カバー140は、屈折部141を有していない。
副反射鏡150は、カバー140の内側、LED110の正面に当たる位置にあり、配光中心軸821を中心とした回転対称な形状を有する。例えば、副反射鏡150は、LED110の側に頂点を有する円錐形状である。副反射鏡150の頂点は、平らであってもよいし、アール形状であってもよい。
副反射鏡150は、LED110が発して反射面121で反射した反射光が通らない位置に設ける。
副反射鏡150は、LED110に向いた側に副反射面151を有する。副反射面151は、配光中心軸821を中心として、所定の曲線(以下「副反射面形状曲線C’」と呼ぶ。)を回転させた形状である。副反射面151は、LED110が0度方向からψ方向までの範囲(以下「非照射範囲814」と呼ぶ。)へ向けて発した直接光を反射して、ψ’方向からψ’方向までの範囲へ向かわせる。なお、ψ’は、必ずしもψと一致しなくてもよいし、ψ’は、必ずしもψと一致しなくてもよい。
図29は、この実施の形態における光源部100におけるLED110が発した直接光の方向と、その光が最終的に照射する方向との関係の一例を示す図である。
非照射範囲814へ向かう直接光は、副反射鏡150で反射して、ψ’方向からψ’方向までの範囲へ向かう。非照射範囲814外であるψ方向からψ方向までの範囲へ向かう直接光は、そのまま同じ方向へ向かう。また、照射範囲812外であるψ方向から90度方向の範囲へ向かう直接光は、反射鏡120で反射して、反対側のψ方向からψ方向までの範囲へ向かう。なお、反射鏡120で反射した反射光は、副反射鏡150には当たらず、副反射鏡150で反射した反射光は、反射鏡120には当たらない。
照明装置800は、実施の形態4と同様、光源部100を複数(例えば四つ)有する。光源部100のうちいくつか(例えば二つ)は、以上説明した光源部であって、副反射鏡150を有する。残りの光源部100は、実施の形態1乃至実施の形態3のいずれかで説明した光源部であって、副反射鏡150を有しない。
副反射鏡150を有する光源部100は、照射範囲812内である非照射範囲814を照らさない。そこで、一部の光源部100には、副反射鏡150を設けず、非照射範囲814を照らす。これにより、非照射範囲814は、副反射鏡150を有しない光源部100が発した光により、最低照度E以上で照らされ、副反射鏡150を有する光源部100の副反射面151によって反射された余剰光束は、光束が不足している範囲へ振り分けられる。
図30は、この実施の形態における反射面形状曲線C及び副反射面形状曲線C’の例を示す図である。
なお、この例では、反射面形状曲線Cとして、楕円弧を用いているが、他の曲線であってもかまわない。
副反射面形状曲線C’は、例えば、始点833と終点832とを結ぶ線分である。始点833は、y軸上に位置する。終点832は、原点から見てψ方向に位置する。なお、副反射面形状曲線C’は、線分ではなく、例えば円弧・楕円弧・多項式曲線などの曲線であってもよい。
図31は、図30に示した反射面形状曲線Cと副反射面形状曲線C’とを用いた場合における照明装置800の配光特性を示す図である。
この例において、照明装置800は、偶数個の光源部100を有し、そのうちの半数は、副反射鏡150を有し、残りの半数は、副反射鏡150を有しない。
(ψ)は、すべての光源部100がψ方向に発した直接光の光度の合計を示す。I(ψ)は、照射範囲812を最低照度E以上で照らすためにψ方向に発する必要がある光の光度を示す。I(ψ)は、反射鏡120による反射光の光度を示す。I’(ψ)は、副反射鏡150による反射光の光度を示す。
非照射範囲814である0度方向からψ方向までの範囲には、副反射鏡150を有しない半数の光源部100が発した直接光が照射される。照射範囲812のうち、非照射範囲814外であるψ方向からψ方向までの範囲には、すべての光源部100が発した直接光が照射される。また、ψ方向からψ方向までの範囲には、反射鏡120による反射光が照射される。ψ’方向からψ’方向までの範囲には、副反射鏡150による反射光が照射される。
これらの光が合成されることにより、必要な光度を確保することができ、最低照度E以上で照らすことができる照射範囲812を広くすることができる。
図32は、以上説明した反射面形状曲線C及び副反射面形状曲線C’の具体例を示す図である。
なお、反射面形状曲線Cの終点822のy座標yを、1として規格化している。また、LED110が発する全光束は240lm、最低照度Eは2lx、LED110の発光点の床面810からの高さhは3mとする。
反射面形状曲線Cとして、中心点824の座標(0.89,1.02)、長径1.72、短径0.95の楕円弧を用い、副反射面形状曲線C’として、始点833の座標(0,0.202)、終点832の座標(0.675,1)の線分を用いた場合、照射範囲812の半径Rは、約5.44mである。
この実施の形態における照明装置800において、上記光源部100は、更に、副反射鏡150を有する。
副反射鏡150は、上記照射範囲812の一部であり上記配光中心軸821を中心とする略円形の範囲を非照射範囲814とし、所定の曲線を副反射面形状曲線C’とし、上記配光中心軸821を中心として上記副反射面形状曲線C’を回転した回転対称の形状である副反射面151を有し、上記光源(LED110)が上記非照射範囲814の方向に発した光を上記副反射面151が反射して、上記照射範囲812内の上記非照射範囲814以外の方向へ向かわせる。
この実施の形態における照明装置800によれば、副反射鏡150が、非照射範囲814内の光束を反射して、非照射範囲814以外の照射範囲812内へ向かわせるので、光束が不足している範囲の光束を補うことができ、最低照度E以上の明るさで照らすことができる照射範囲812を広げることができる。
この実施の形態における照明装置800は、上記光源部100を複数有する。
複数の上記光源部100のうち一部の光源部100は、上記副反射鏡150を有しない。
この実施の形態における照明装置800によれば、副反射鏡150を有しない光源部100が、副反射鏡150を有する光源部100の非照射範囲814を照らすので、非照射範囲814内も、最低照度E以上の明るさで照らすことができる。
以上説明した照明装置800において、一部の光源部100は、サブリフレクタ(副反射鏡150)を有する。サブリフレクタは、断面がΛ字の円錐突起状であり、反射鏡120からの反射光線が通過しないカバーガラス(カバー140)の中央部分に設ける。サブリフレクタは、例えば、0度方向から25度方向までの範囲へ向かう直接光を、70度方向から45度方向までの範囲へ向けて反射する勾配及び高さを有する。サブリフレクタが反射した反射光は、リフレクタ(反射鏡120)には入射せず、そのまま床面810を照射する。
これにより、0度方向から25度方向までの範囲の余剰光束を有効に利用することができる。
サブリフレクタ(副反射鏡150)は、例えば、カバーガラス(カバー140)に円錐突起を一体形成し、アルミニウムなどの反射膜を、この突起部分にだけ蒸着することにより、作成する。あるいは、別途作成した円錐形のリフレクタをカバーガラスに接着などにより接合して作成してもよい。
また、この例におけるカバーガラス(カバー140)は、サブリフレクタ(副反射鏡150)の位置を固定するためのものであり、他の構造で置き換えてもよい。例えば、比較的細い板金などを用いて、サブリフレクタ(副反射鏡150)をLED110と向かい合う中空位置に配置してもよい。その場合、カバーガラス(カバー140)は、なくてもよい。
以上説明した照明装置800は、サブリフレクタ(副反射鏡150)を備える。サブリフレクタは、リフレクタ(反射鏡120)開口部近傍の、リフレクタからの反射光線が通過しない開口部中央部分に設けたサブリフレクタであり、サブリフレクタからの反射光線はリフレクタには入射せず、断面がΛ字の円錐突起状である。
このサブリフレクタ(副反射鏡150)により、光源(LED110)からの放射角が小さな角度領域(非照射領域814)の余っている光束も有効利用することができる。
サブリフレクタ(副反射鏡150)の形状は、断面のΛ字の先端部分を丸めた円錐突起状、もしくは、断面のΛ字の先端部分をカットした断面が台形であってもよい。
以上説明した照明装置800は、光源(LED110)を複数灯備えた照明装置であって、光源は個別にリフレクタ(反射鏡120)のみ、もしくは、リフレクタとサブリフレクタ(副反射鏡150)とを備えた光源部100を構成する。
これにより、1灯あたりの光束が十分でない光源においても、複数灯の集合体とすることで十分な光束を得ることができる。
また、異なる配光分布の光源部100を組み合せることで、少ない光源数、光束で、より理想的な配光分布を得ることができる。
実施の形態1における照明装置800の外観の一例を示す斜視図。 実施の形態1における照明装置800の使用状態の一例を示す斜視図。 LEDが照射する光の光度I(ψ)と、必要な光度I(ψ)との関係の一例を示すグラフ図。 実施の形態1における光源部100の一例を示す断面図。 実施の形態1における反射面形状曲線Cの一例を示す図。 実施の形態1におけるLED110がψ〜90度の方向へ放射する光束L(ψ)と、ψ〜ψ方向へ照射すべき光束L(ψ)との関係を示す図。 反射面形状曲線Cとして、円弧を用いる場合の例を示す図。 図7に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)との関係を示す図。 反射面形状曲線Cとして、楕円弧を用いる場合の例を示す図。 図9に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)との関係を示す図。 反射面形状曲線Cとして、楕円弧を用いる場合の別の例を示す図。 図11に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)との関係を示す図。 反射面形状曲線Cとして、楕円弧を用いる場合の更に別の例を示す図。 図13に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)との関係を示す図。 反射面形状曲線Cとして、三つの円弧を組み合わせた曲線を用いる場合の例を示す図。 図15に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)との関係を示す図。 反射面形状曲線Cとして、多項式曲線を用いる場合の例を示す図。 図17に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)との関係を示す図。 反射面形状曲線Cとして、偶関数多項式曲線を用いる場合の例を示す図。 図19に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)との関係を示す図。 反射面形状曲線Cの具体例を示す図。 実施の形態2における光源部100の反射面形状曲線Cの一例を示す図。 図22に示した反射面形状曲線Cを用いた場合における光源部100の配光特性と反射方向変化率A(ψ)との関係を示す図。 反射面形状曲線Cの具体例を示す図。 実施の形態3における光源部100の一例を示す断面図。 実施の形態3における光源部100におけるLED110が発した直接光の方向と、その光が最終的に照射する方向との関係の一例を示す図。 実施の形態3における照明装置800の配光特性の一例を示す図。 実施の形態5における光源部100の一例を示す断面図。 実施の形態5における光源部100におけるLED110が発した直接光の方向と、その光が最終的に照射する方向との関係の一例を示す図。 実施の形態5における反射面形状曲線C及び副反射面形状曲線C’の例を示す図。 図30に示した反射面形状曲線Cと副反射面形状曲線C’とを用いた場合における照明装置800の配光特性を示す図。 反射面形状曲線C及び副反射面形状曲線C’の具体例を示す図。
符号の説明
100 光源部、110 LED(光源)、120 反射鏡、121 反射面、122 下縁部、123 上縁部、130 基板、140 カバー、141 屈折部、150 副反射鏡、151 副反射面、800 照明装置、810 床面、811 照射中心、812 照射範囲、813 屈折範囲、814 非照射範囲、821 配光中心軸、822,832 終点、823,833 始点、824 中心点、825 長軸、826 短軸、827 接続点、C 反射面形状曲線、C’ 副反射面形状曲線。

Claims (10)

  1. 略円形の範囲を照射範囲とし、上記照射範囲に対して略垂直の方向から上記照射範囲内を照射する照明装置において、
    所定の軸を配光中心軸とし、上記配光中心軸を中心とする回転対称の配光特性を有する光源と、
    上記配光中心軸を含む平面内の所定の曲線を反射面形状曲線とし、上記配光中心軸を中心として上記反射面形状曲線を回転した回転対称の形状である反射面を有し、上記光源が上記照射範囲外の方向に発した光を上記反射面が反射して、上記照射範囲内の方向へ向かわせる反射鏡とを有する光源部を備え、
    上記反射面形状曲線は、上記光源から上記配光中心軸と略垂直の方向に始点を有し、上記光源から上記照射範囲の輪郭へ向かう方向に終点を有し、上記終点に近い位置ほど反射方向変化率が小さいことを特徴とする照明装置。
  2. 略円形の範囲を照射範囲とし、上記照射範囲に対して略垂直の方向から上記照射範囲内を照射する照明装置において、
    所定の軸を配光中心軸とし、上記配光中心軸を中心とする回転対称の配光特性を有する光源と、
    上記配光中心軸を含む平面内の所定の曲線を反射面形状曲線とし、上記配光中心軸を中心として上記反射面形状曲線を回転した回転対称の形状である反射面を有し、上記光源が上記照射範囲外の方向に発した光を上記反射面が反射して、上記照射範囲内の方向へ向かわせる反射鏡とを有する光源部を備え、
    上記反射面形状曲線は、上記光源から上記配光中心軸と略垂直の方向に始点を有し、上記光源から上記照射範囲の輪郭へ向かう方向に終点を有し、上記終点に近い位置ほど曲率半径が大きいことを特徴とする照明装置。
  3. 上記反射面形状曲線は、反射した光が上記配光中心軸を挟んで反対側の照射範囲へ向かうことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明装置。
  4. 上記反射面形状曲線は、上記終点において、上記配光中心軸と略平行、もしくは、上記配光中心軸となす角度が3度以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の照明装置。
  5. 上記反射面形状曲線は、上記配光中心軸上でない位置に中心を有する複数の円弧が滑らかに接合した曲線と、上記配光中心軸上でない位置に焦点を有する楕円弧と、四次以上の多項式曲線とのうちから選択した曲線であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の照明装置。
  6. 上記照明装置は、上記光源部を複数有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の照明装置。
  7. 上記光源部は、更に、
    上記照射範囲の一部であり上記配光中心軸を中心とする略円形の範囲を屈折範囲とし、上記光源が上記屈折範囲内の方向に発した光を屈折して、上記照射範囲内の方向へ向かわせる屈折部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の照明装置。
  8. 上記照明装置は、上記屈折部を有する光源部と、上記屈折部を有しない光源部とを有することを特徴とする請求項7に記載の照明装置。
  9. 上記光源部は、更に、
    上記照射範囲の一部であり上記配光中心軸を中心とする略円形の範囲を非照射範囲とし、所定の曲線を副反射面形状曲線とし、上記配光中心軸を中心として上記副反射面形状曲線を回転した回転対称の形状である副反射面を有し、上記光源が上記非照射範囲の方向に発した光を上記副反射面が反射して、上記照射範囲内の上記非照射範囲以外の方向へ向かわせる副反射鏡を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の照明装置。
  10. 上記照明装置は、上記副反射鏡を有する光源部と、上記副反射鏡を有しない光源部とを有することを特徴とする請求項9に記載の照明装置。
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